2005年10月31日(月)
真の韓流スターに会う




 銀座の某ホテルにて『力道山』主演のソル・ギョングにインタビュー。

 半ば個人的希求によって実現したインタビュー。某とかとか、しけたツラばかりの韓流スターのなかで、本当の“男の顔”を持ったメソッドアクターだ。力道山を演じるために25キロ増やし、今は見事に元の体型に戻ってるので、その脅威の痩身術を伝授してほしいというと、

食べなければ自然に痩せます。そしてとにかく走ること

 いや、それが出来ないからみんな苦労してるんですと返すと、日本語で一言、

それじゃダメ


 終了後、三田線で神保町に移動して秘宝編集部へ。本日を最後に長年秘宝を支えてきた編集の郡さんが部を去るので、文銭堂で買ったあんみつを餞別に。今は亡き林由美香のグラビア撮影の場押さえのために、一緒に浅草のボーリング場に行って支配人と交渉し、せっかくだからとゲームして夜の浅草寺を徘徊したのがいい思い出。

「映画館で会うこともあるかもしれませんね。私に気がつかなくても、尾崎さんは100メートル先でも判別可能ですから


 ミもフタもない別れの言葉を交わし、しばし仕事の話をして場を後に、19時40分より丸の内プラゼールにて『レジェンド・オブ・ゾロ』完成披露試写。

 まさかこんなもんに続きなど出来るワケがないと気を緩めていたら、フェイント攻撃のようにやってきた『マスク・オブ・ゾロ』の続編。いや、別にダメとは思わなかったし、作品を重ねるごとに“お姉ちゃん度”が増すゼタ=ジョーンズたんは良かったよ。 けど誰か止めるヤツいなかったのか、あの微妙な『スパイキッズ』化を。


 終了後、仕事の手を休めてわざわざ参じたギンティ小林君と、あまりここには載せられない感想を交わし、会場で待ち合わせた週チャン・チャーミー氏と原稿のスチール資料などを互いに受け渡して帰宅。






2005年10月30日(
こんなに大きくなってまぁ……




 表題通り、六本木に日曜出勤。本日は『最終兵器彼女』取材で主演の前田亜季にインタビュー。

 亜季ちゃんとは2005年6月28日(う、日記が欠けとる…)、「大進撃放送BONZO!」の『リンダ リンダ リンダ』特集の収録で一度顔を合わせているので、さしたる緊張もなく、たぶん顔は憶えていてくれてるだろうという希望的思いのもと再会の機を得たワケだが、控え室に入ってきた彼女は開口一番、

わぁ、お久しぶりです! ビックリしたぁ!

 いやいや、美少女に個体認識されているのは悪くない。そりゃインパクトを残す風貌なのは自覚しているけど、このさいそれは置いといて。

 しかし現在ホームステイでアメリカ暮しの彼女、乗り継ぎ15時間のフライトで帰国し、そのまま『サイカノ』の舞台挨拶へ。そして翌日には8媒体のインタビューと撮影をこなし、その翌朝にはボストンに帰るという強行スケジュール。なのに疲れが全く表情と動作に出ていない。若さこそ最終兵器だよなぁ。

 窪塚(弟)とのキスシーンにも触れたけど、

アハハハ! いやぁ、もうそんな歳なんだなって感じですね

 童顔と演技の傾向から、見た目まんまなロリ子さんの印象があるだろうが、意外と性格サバサバしてる姉御気質なのだ。


 そういえば前田姉妹は会う記者会うマスコミに例外なく「こんなに大きくなって」と言われるらしいが、当然ながらそのトラップに自分もハマる。ウウッ、

こんなに大きくなって(以下タイトル)





2005年10月29日(土)
ラリって…じゃなくて頭痛くて



 うちの賃貸住宅がリフォームを始めた。まぁ、ペンキ塗装などにはいい時期だと思うけど、シンナー臭が周囲に立ちこめ、ラリって仕事にならない。新築のような外観になるのは住居者としては気持ちいいけど、こめかみのところを万力で締め付けるような頭痛には閉口。早く終わらねぇかと切に願う。






2005年10月28日(金)
うへぇ、君までも…




 月末に連続して入っているインタビューのため、観ておくべき試写をつぶす。まずはソニーピクチャーズ試写室にて『力道山』。

 説明の必要はないだろう。戦後日本最大の国民的ヒーローだったプロレスラー、力道山の伝記映画。既に本作は韓国版DVDで観ているのだが、日本版は12分の未公開シーンを追加した特別編集版。でも新たに挿入されたシーンのほとんどが韓国版DVDの映像特典「未公開シーン」に収録されているので、それほど有り難みはない。しかしリキパレス構想を吉町に語る場面など、物語の重要な伏線になる部分も追加されてるんで、作品としては長尺の日本版がいい。
 力道山を演じるソル・ギョングの見事な日本語演技が見ものだけど、やはり聞き取りにくいところは日本でアフレコし直しているそうな。ただしそれが本人による再吹き込みなのか、国内の声優さんを使ったのかは不明(恐らく後者)。


 終了後には遅めの昼食をとり、東映試写室にて『最終兵器彼女』。DLPをVHSに落としたものをプロジェクターで観賞(英語字幕入り)。

 OVAでは巻数を重ねてる高橋しん原作の実写化。『NANA』が宮崎あおい映画だった程度に前田亜季映画。彼女のキスシーンがあるんだけど、奇しくも同じ映画祭上映の『カミュなんて知らない』で姉の愛もキスシーンを披露していて、未だ2人に子役としての認識しか持ち合わせてないオレとしては……うーんうーん。こちらは少し尺が長くて間延びし、窪塚(弟)が明らかにミスキャストな印象。


 終了後、角川から東映宣伝部に移られた担当Tさんと話。明後日のインタビューの話やら映画の売り方の方向性やらちょこちょこと。





2005年10月27日(木)
斉藤由貴至上主義



 午前中は某誌の下案ラフ切り。はい今日の仕事コレで終わり。


 後はインタビュー取材の録音用に購入したiPodに音楽を補充。すると、あると思っていた音源が手元に無いことに気がつき、昼食を兼ねて買いに行く。

 購入したのは『斉藤由貴BEST』。2003年6月29日付の日記で「斉藤由貴CD−BOX」を買う買わないでテリーさんと大モメし、ならベスト買えばいいやと言いながら、それすら入手することなく2年以上も放置。その間に彼女のシングルA面だけを集めたのが出たという経緯。


 帰宅後にさっそく聴く。ああ退行退行、いい感じで自分がダメになっていく。






2005年10月26日(水)
宇宙版『ジュマンジ』以外にどう言えと?



 ひたすら降り続く雨。こんな日に外なんか出ると溶ける体質なので、大人しく家に隠ると決意……いや、そうもいかないので試写に出る。15時30分にスペースFS汐留で『ザスーラ』完成披露試写。雨なのと13時からの回があったので、人もまばら。

『ジュマンジ』『ポーラー・エクスプレス』の絵本作家クリス・バン・オールスバーグの原作によるSFアドベンチャー。古い宇宙ボードゲーム《ザスーラ》で遊んでいた兄弟が家ごと宇宙空間に投げ出され、カードの指令どおりに冒険をするという『ジュマンジ』の落ち穂拾いスペース版。泣かせどころまで『ジュマンジ』と同じでどうするよ。


 映画が終わり、今度は松竹試写室に移動して『イノセント・ボイス 12歳の戦場』……を観るつもりが、雨に負けて帰る。


 帰宅後、某出版社のF氏と電話で打ち合わせ。微妙に仕事の話。






2005年10月25日(火)
今となっては全然思い出せない



 これを記しているのが11月も半ばに差し掛かった頃なので、メールのやり取りやmixiに記している裏日記、iCalのスケジュールを紐解いてもこの日、何をして過ごしたのかが全く思い出せない。

 ただ実家の父親から電話がかかってきて、日本シリーズでの阪神の不甲斐ない敗北をグチられた憶えはハッキリと。





2005年10月24日(月)
本当に怖いんだから




 そういや昨日の『カミュなんて知らない』を観ていたときのこと、目の前に中国人らしき男が2人で観ていたのだが、終わって席を立つ際に感想を中国語でまくしたて、

「ヒナノ、コワイ」

 と言葉を締めていた。そこだけ日本語でハッキリ分かる言い方で。いや、何が怖いのかは映画を観れば分かる。


 そんな東京国際映画祭に本日も行ったのだが、観ようと思った作品は全てチケットが入手できず。午前中は週チャンのカラーページの文字稿チェックと活版原稿、そして幻冬舎の新創刊誌『Goethe(ゲーテ)』の原稿を早急にあげて万全の体勢だったのに、何のために六本木まで出向いたのやら。






2005年10月23日(
上戸彩コスプレ感謝祭




 に行ってきた。森ビルはえらく賑やかだったが、映画祭か何かだったんだろうか?

 ……とまぁ、実のところは『ブラザーズ・グリム記者会見に参じたワケで。監督のテリー・ギリアムには昨日会って、存分とは言わないまでもワンオンワンで話をしたので無理して向かうこともなかったのだが、目的はただひとつ、赤ずきんの扮装して花束ゲストにやってくる、ナマの上戸彩を拝みに来たのだ。

 とりあえず馬車で会場入りする2人のマスコミ用絵づくりをやり過ごし、会場の左側最前列に陣取る。すると壇上に上がってきたギリアムがオレを見るなり、

「ボンゾ! ボンゾ!」

 とひたすら連呼、あちゃー、思いっきり憶えられてやんの。でもオヤジ、上戸彩をこっちに目線くれるようにナビゲートしてくれた。ところが残念なことにシャッターチャンスを逃してやんのオレ、ああ、死ね自分!!


ブレブレの捨てカット。この直後、ギリアムと上戸はオレに
目線をよこすが、肝心のショットを押さえられなかった……。

 上戸はオカッパ頭が微妙(というか、むしろ変)だったけど、かぶりものが似合うのは天性というか、普通に可愛かったよ。意外や足の細さに驚いたね。


 会見終了後、プレスルームに移動して腹ごしらえ。ヴァージンTOHOシネマズ六本木は現在、第18回東京国際映画祭の会期中。

「首にぶら下げたパスは飾りじゃないんだから、映画も観ないと」

 と自分に言い聞かせる。ところがめぼしい作品はほとんどチケットが取れず、仕方がないのでコンペ上映前の試写が流れていた柳町光男の新作『カミュなんて知らない』を観賞。

 ゼミ課題の映画制作をめぐる大学生ドラマ。劇中の連中と同じ日々をオレも送ったので、もう気恥ずかしさ大爆発! 前田愛が前田愛史上いちばんいい具合に撮れてると思うのだが、『NANA』の宮崎あおい級にビッチなメス役で、ファンに薦めたくもあり拒絶したくもあり。


 終了後、ロビーでミルクマン斉藤氏と再会。まぁこれも風物詩だが、本人は「今年はチケット取れねぇよ!」とボヤいていた。






2005年10月22日(土)
ギリアム大尊師に会う




 本日は渋谷の東芝エンタテインメント本社にて『ブラザーズ・グリム』のプロモーションで来日中のテリー・ギリアム監督にインタビュー。

 映画の公開が11月3日ということもあり、新聞や週刊誌くらいでしか紙媒体でのフォローが出来ないということなので、しからば電波でのオンエア用を打診した次第。軽い緊張、そりゃギリアムだもん。神様を目前にしているようなもんだ。

 わずか15分のインタビュー時間をアセアセこなし、原則的に仕事絡みでサインは もらわない主義だけど、さすがに今回ばかりは禁を破ってモンティのDVDボックスに書き込んでもらう。




ここの面にはいずれエリックに、裏側にはジョンに、そしてこっちは自分が死んだとき天国でグレアムに

 と言ったら少しウケた。

 当日の模様は10月29日(土)放送の 『大進撃放送BONZO!』を観ていただけると嬉しい。たぶんモンドでも遅れて再放送があると思うが。


 終了後、いどPらと夕食を食べ、アンナミラーズでお茶。阪神対千葉ロッテの日本シリーズの途中経過を携帯で追い、同時に隣席で展開されている某ア●ウ●●のスリリングな勧誘ショーにも耳目を傾け、コーヒーを注ぎに来るアンミラ嬢に気もそぞろ。インタビューより忙しい。





2005年10月21日(金)
そろそろハーたんも……





 朝起きるも、仕事する気せず。ベッドで芋虫のようにウダウダ。ロスのグローブで購入した米「シネフェックス」の最新103号に目を通す。

 今号は『アイランド』に『チャーリーとチョコレート工場』『ハービー』『宇宙戦争』『バットマン ビギンズ』『ステルス』と、なんとも雑多な感じ。技術に大きな変革もないせいか、最近は1作品にまるまる特集を費やすことも少ない。ただどこのイフェクツ・ファシリティがどの場面をどのショット数こなしたのかの詳細データが載るようになった。「アメリカン・シネマトグラファー」誌でも詳しいライティングマップが載るようになったし、デジタルシネマの台頭により、ビハインドに興味を持つムービーメーカーが増えたことに起因するのだろう……と適当に。


 昼に外出し、高田馬場にて知人と会い、2時間ばかしお茶など。そして別れて移動し、夕方6時より某所にて某作品内覧試写。おいおい、なんかちょっと妙にエバーグリーンな感じしない? オレ素直に面白いと思ったよ。

 終了後、恵比須に立ち寄りOTCのいどPや堀Dらと、明日のインタビュー収録の打ち合わせ。途中テリーから電話があり、開口一番、

…で試写、結局のところロ●は死んだの?

 無言で通話を切って座に戻り、終電で帰宅。





2005年10月20日(木)
ニック・パークに会う




 今日は早起き。10時に新宿某ホテルに向かい『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』スーパーバイジングアニメーターのロイド・プライス、そして監督のニック・パークにインタビュー。

 もちろん、監督に開口一番聞いたのはアードマンのアトリエ火災のこと。下の写真のように映画のプロモーションで持ち出して難を逃れたものもあるので、大変だったけどそう悲観してもいない様子。

 監督は前作の『チキンラン』が『大脱走』なら、今回は『キング・コング』とハリーハウゼンにたっぷりオマージュを捧げていることを強調。言わなくても画面から滲み出てますって。



映画で実際に使われた人形たち。思ったよりも小さい。
材質の粘土は少し固めだが、湿度が高いとグニャグニャに軟化するらしい。



 正午までに取材仕事を消化し、そのまま直帰。駅の芳林堂書店で津堅信之『アニメーション学入門』(平凡社新書)、天野ミチヒロ『放送禁止映像大全』(三才ブックス)、そしてダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード ビジュアル愛蔵版』(角川書店)を購入。『ダ・ヴィンチ〜』はもう願ったり叶ったりというか、劇中に登場する場所や美術品が図版掲載されている。読み止めしたまま人に貸してたんで、再読するにはこれ幸いといった感じ。


 帰宅後に少し横になり、起きて原稿。週チャンのカラー原稿を仕上げ、その日のうちにメールで編集部に送信。『放送禁止映像大全』を読むが、現在観られない作品をザッとカタログ式に並べただけで、極めてビギナー向け。






2005年10月19日(水)
お茶の子博士との対話




 午前中は起こしなど小仕事を済ませ、午後は新宿某所へ。本日は『ブラック・ジャック/ふたりの黒い医者手塚眞監督にインタビュー。

 オレにとって眞氏は“お茶の子博士”であり、『ねらわれた学園』での怪演や『星くず兄弟の伝説』なところのオンタイム認識だが、今回が『ブラック・ジャック』ってこともあって、あまり聞かれてないアニメ体験など突いてみるワケだ。
 すると当然オヤジさん(手塚治虫)の作品話が出てくるが、意外にも『アトム』でもなければ『おんぼろフィルム』でもなく、『クレオパトラ』や『千夜一夜物語』のいわゆる“アニメラマ”が影響としては大きいらしい。さりとて今回の『BJ』が、そういう類の作品になるというワケではないが、

尾崎さんと僕、どっかでお会いしてませんか?

 と訊かれ、いやいや初対面ですよとカワしたけど、そりゃTVに顔を出してたりもするし、一度見たら忘れられない風体なので既視も否定は出来ないが。

『ヘルハウス』やっとDVDが出ましたよねぇ

 と、変にお約束な話もしたりして。


 終了後、打ち合わせを兼ねてチャーミーとお茶。週チャンは編集長が代わり、新体制になっていろいろバタバタ大変だという話を。


 その後、洋泉社に向かい、映画秘宝編集部の編集会議に参加。出たばかりの今月号の編集後記でも触れてあるとおり、T野辺編集長がドクターストップで現場を離れるので、新体制で今後のことなどを。いやいや、こっちはこっちで大変なのだ。





2005年10月18日(火)
これがピーターのキング・コング!!




 なにやら『めぞん一刻』がTVドラマ化されるらしい。
 もう大人なので管理人さんを誰が演じようが真剣に論じたりはしないが、四谷西村雅彦ってケースだけは、ありふれすぎてるから阻止したいのが本音。


 綴っているほうも理解に苦しむ掴みだが、今日は午後イチで東宝本社に赴き『ブラック・ジャック/ふたりの黒い医者絵コンテ閲覧とレビューページに付随する諸々の打ち合わせ。うーん、作監は杉野昭夫か。現時点での進行を聞いたが、恐ろしくてここでは書けない。24時間TVの手塚伝説かと思った


 1時間ほどお邪魔ののち東宝本社を出て、そのままスペースFS汐留へと移動。本日は『キング・コング30分のフッテージ上映

 今日ここで披露された映像は、前半は現在公開されている予告編のロングバージョンと、後半はアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)を助けようとしたコングとV―REXというビデオチェーン店みたいな名前の恐竜3体との死闘シーン。ところどころプレビズを挟み込んだ未完成のままのフッテージだが、えらいことになってるよ。予告編じゃ「ただのゴリラじゃねぇか」と思っていたコングのキャラクターも意外やよく出ているしさ。あ、スクリーンサイズはシネスコだったよ。
 音楽がハワード・ショアからジェームズ・ニュートン・ハワードに急きょ変更というアクシデントもあったが、これは当たるだろうなぁ。しかし、ランニングタイムが3時間予定という話にも驚いたなぁ。『ロード・オブ・ザ・リング』級に強気だ。


 終了後、始終同行していた週チャン・チャーミー氏と別れ、オレは再び東宝本社に戻り『ブラック・ジャック』同時上映の短編アニメ『ドクター・ピノコの森の冒険』を視聴。まだ音編のないバージョンだが、そのまま手塚治虫記念館で上映されてもおかしくない内容と出来。


 帰宅途中でファントム・フィルムのE氏よりTEL。プログラム原稿の締め切りが20時デッドとのことで、大慌てて家に帰り仕上げてメールで送信。ギリギリの仕事は心臓に悪いよ!! 変な理屈だが、出版社じゃないところの依頼は本当の締め切りデッドラインを教えてくるから油断ならない。






2005年10月17日(月)
チャンピオン関係




 午前中はプログラム原稿とインタビュー起こしにかかりっきり。午後は東京MX−TVスタジオにて『大進撃放送BONZO!』の収録。

 今日の出番は『七人のマッハ!!!!!!!』特集。ムエタイチャンプのランバーソムデートM−16を招いて蹴りの実演を披露するという「モーレツ!しごき教室」みたいな趣向。もちろんテリーさんが実験台になるワケだが、とにかくパンチが重いともらす。ウエイトが軽いので見た目ほど痛くはないと思っていたら、瞬発力の衝撃が相当にくるそうだ。


 コーナー収録の終了後、ビューティーズの楽屋で小島祥子としばし話。現在発売中の「週刊少年チャンピオン」46号の巻頭グラビアに載ったので、お仲間さん記念ということでパチリ。彼女は実物だと年相応にアダルトな感じだけど、グラビア写りはやたら子供っぽいという従来と逆のケース。


まぁマスコミ仕事をしていれば、こうしたシンクロもあるもので。
後ろにいるのは里中裕奈。



電車の中吊り広告に載るのが夢だったんですよ。でも少年誌って中吊りがあまりないんですよね

 とは本人の弁。拙のチャンピオン連載時にグラビアが載ったビューティーズといえば山本早織佐藤寛子がいるけど、山本はその当時は面識がなかったし、佐藤は絡んだことをこれっぱかしも覚えてないしなぁ。


 撮りはワンコーナーのみだったが、別枠の仕事の話があったので遅めの帰宅。






2005年10月16日(
映画秘宝とオレの話



 寝たり起きたりをくり返しているうちに、すでに夕方。あわてて新宿へ。本日はロフトプラスワンで行われる「映画秘宝10周年記念大宴会!」に足を運ぶ。

 まぁ我々も末席ながらお世話になってるんで、ちょっと顔を出しておこうか程度のはずが、今年も司会進行のファビュラス・バーカー・ボーイズ(ウェイン町山&ガース柳下)のお二方に挟まれトークという展開。原稿がキューキュー状態だったので早々に退場したけど、会場にいらした皆さん、お耳汚しで恐縮です。


 壇上では触れなかったけど、自分と映画秘宝との関わりをここに回顧しておこう。
 6年前になるだろうか、まだ大阪にいた頃「フィギュア王」の当時編集長だったNさんが、同誌でコラム連載を持っていた町山さんに「ドリーを秘宝で使わない?」と紹介していただいたのが実質上の縁になる。
 その際に町山さんより、
「ペンネームを本名に戻したほうがいいよ」
 とサジェストを受け、同時に本名での執筆活動を開始したのだ。後に秘宝のT野辺編集長から町山さんが本名にこだわる理由(自著を経歴として組み込む場合、著者名義は本名を原則にしておかないとダメで、特にビザ申請などの局面でその重要性を知る)を教えてもらい その進言の重みに気付かされた次第。それまでオレの中で「バカの町山くん」として「包茎のヤブちゃん」と並ぶ「宝島」2大編集キャラの認識こそ強かった同氏が、かくの経緯で頭の上がらない存在になってしまった(かねてより映画評論の先輩として瞠目はしていたけど)。


 あれから現在に至り、いち読者として接していた雑誌に、まさか執筆の側として関わろうとは夢にも思わなかった。国内で新作紹介レビュー以外の、映画ジャーナリズム誌として長文論考を載せてくれる雑誌は秘宝をおいて他にはない現状、今後ますますの繁栄を切に願う次第だ。





2005年10月15日(土)
ドラマ破壊者の面目躍如



 早朝なのか深夜なのか分からない時間に起床。夕べやりかけて寝たスケジュール打ち込みをすませる。これまで試写日程や打ち合わせやしめきりなどのソレをPDAに入れていたが、iCalに変えてiPodと同期させる方式をとる。


 打ち込みを終えて朝食を買いに行き、ついでにゲオで『ソウ』をレンタル。『ソウ2』プログラム原稿のために復習が必要となったたため、ハァ。


 帰宅後はサンドイッチをほうばりながら『ウルトラマンマックス』を視聴。三池崇史の監督作、今日はその第2回目。
 前回の『DOA2』みたいなエピソードとは打って代わり、今回は帰マンの『地球いただきます』をリメイクしたような回。ボケ倒しの妙技はさすがはドラマ破壊者。シリーズのいいカンフル剤になれば結構なことで。


 午後から仕事。ところが思うように進まず。途中でOTCの堀Dと電話で『BONZO!』収録の打ち合わせあったりも、目の前の難事から逃れるように洗濯したり雑用と称して外出したり。あれよという間に深夜。






2005年10月14日(金)
本当に久々の試写固め




 ロスへの渡航以来、しばらく体を冒していた時差ボケもようやく治まり、普通の時間に寝起きが出来るようになる。


 そんな感じで8時には外出、10時より某所にて来年3月公開の某作品の内覧。

 放題決定に助力が欲しいとのことで、とりあえず観に行く。というか本作、3年くらい前から松竹とギャガの新作ラインナップに載っていた作品で、いろいろ事情があって公開が立ち遅れていたのだ。物見高さが勝っての観賞も、『バーチュオシティ』や『タイムコップ』と立ち位置どっこいなハイアムズ映画……あら、バレたかしら。


 終了後、東京国際映画祭の事務局に行ってプレスパスを受け取り、映画美学校第一試写室にて『インサイド・ディープ・スロート』の最終試写を観る。

 製作費2万5千ドルにして総収6億ドルという、ポルノ映画の革命的作品『ディープ・スロート』のバックステージを掘り下げる証言集。ニクソン政権のわいせつ取締法案やフェミニズムの台頭、そして(ホームビデオの出現を機に)ポルノが映画から産業になっていくジャンルのうねりの中で、いかに本作が重要な拠点となったかを紐解いていく。『ブギーナイツ』と同工異曲な感じもあるが、見応えは充分。


 試写室を後にし、某社の編集氏と打ち合わせの予定が、先方の都合で日延べに。仕方が無いので松竹試写室に舞い戻り、『銀色の髪のアギト』を観る。

 映画は特に記すことのない『ナウシカ』の落ち穂拾い。主要キャラクターの声に俳優を起用している作品だが、宮崎あおいや大杉漣、古手川祐子なんかは安心して聴いてられるんだけど、遠藤憲一はやっぱナレーションに起用を絞るべきだよ

 そういえば映画を観ている最中、携帯着信をビンビン響かせる失態。終了後に詫びたものの、皆さんくれぐれも切り忘れには御注意を。連絡は週チャン編集・チャーミーからで、月曜日以降のスケジュール調整。来週は『BONZO!』収録に締め切りの波状攻撃、インタビュー取材とムダにせわしない。


 それから神保町に移動し、秘宝編集部に。いろいろとギブ要請を受ける。終了後は神保町交差点のスタバで友人Mと待ち合わせ、「出雲そば本家」でわりごそばを食らう。地元より割高なことより、上品な感じに違和感を覚える。


 帰ってスケジュール打ち込みと請求書整理をしていたらドッと眠気が押し寄せ、抵抗できぬままに寝る。






2005年10月13日(木)
それはそれは待ちかねたのだが……




 昼に起床。週チャンの文字稿がファックスで流れてきていたのでチェック。そのまま同じく週チャンのカラー原稿に着手。これに無意味に手こずる。


 原稿が上がると同時に、着替えも身清めもそっちのけで六本木へ。アスミック・エース試写室にて『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』を観る。

 もう、どれだけ待ったか分からぬウォレ・グロの長編。これを観るのは何ごとよりも優先されるべき事項だが、来週ニック・パークにインタビューをするので、今日中に観ておかなければならない必然もあり。う〜ん、確かに完成度は高いが、『チキンラン』に比べると腹八分目な印象。

 試写前後、宣伝チームのT氏に帰国報告やら『カラー・ミー・キューブリック』はどうなったのだとか、あるいは『ミュンヘン』の動向を聞く。


 帰りにあおい書店で『江戸川乱歩全集 第24巻 悪人志願』(光文社文庫)を購入。ああ、東京上京と同時に買い続けた乱歩も残すところ3冊。今年も残すところフタツキ、ちょっと焦燥感が……。






2005年10月12日(水)
キリキリキリキリ




 半ボケ状態で郵便受けに行くと、ごっそりと郵便ブツ。その中から週チャン最新号を取り出して見ると、巻頭グラビアが小島祥子で驚く。なんつっても『BONZO!』の共演者ですからして。


 帰国から2日も経つのに、今ごろになってL.A.土産の腑分け。『オーディション北米版DVDなんぞ観る。これはチャイニーズシアターの隣にあったヴァージンメガストアで購入したもの。レジ打ちをしていた兄ちゃんが隣の同僚に、

「おまえさ、ミイケのこの映画知ってる? かなりクレイジーなホラーだぞ

 と熱く語りかけていた。そういや『ソウ2』のバウズマン監督も『オーディション』の恐ろしさを力説していたなぁ。ちなみにそいつの名前はショーンと名札に記されてあったので、現地に行った人はネタ振ってみてはいかがだろう。


 ところで北米盤『オーディション』DVDは、本編収録だけだった日本版と違って、三池崇史監督によるイントロダクションやインタビュー、イーライ・ロスロブ・ゾンビジョン・ランディスといったメンツが『オーディション』の魅力について語るプロモーションビデオなど、気合いのコンテンツが素晴らしい。本編は国内版と違ってスクイーズ&5.1ch仕様だが、これは元のマスターがそれほどでもないので、非スクイーズだった国内版と画質的には大差なし。


 そんな三池がメガホンをとった『ウルトラマンマックス』も視聴。渡米中、HDDレコーダーに撮り忘れたのをテリーがビデオに残していて、危うく未見を逃れた。
 おお、手垢にまみれたようなストーリーだけど、シリーズ中ベストともいえる名編ではないか。ちょっとウッときたよ。






2005年10月11日(火)
時差ボケのまま仕事




 泥のように眠り、気がつけば夜の7時。一日ムダにしたような、帳尻が合ったような。

 帰国後、たまった原稿を片づけねば。というワケでまずは『ダイアモンド・イン・パラダイス』をサンプルビデオで視聴。

『レッド・ドラゴン』のブレット・ラトナー最新作。もともと『イントゥ・ザ・ブルー』のジョン・ストックウェル監督が撮っていたのを引き継いだワケだが、いま手がけている『X―メン3』も他の監督のピンチヒッターだし、お前は敗戦処理ピッチャーか
 内容はピアース・ブロスナンウディ・ハレルソン度を越した友情関係に鳥肌が立つサスペンス。作品は嫌悪感を覚えるほど酷くはないが、けっこう展開はユルい。


 観賞後、さっそく原稿にタッチ。半ボケ状態だったので、気が付いたら書き上げていたという感触。便秘が転じて下痢になったりと、身体の調子もよろしくないなぁ。 





2005年10月9日〜10日(月)
聖林・渡航の記【5】 機内上映を観つぶす



 朝9時にホテルをチェックアウトしてLAXへ。アメリカ時間13時05分発のJAL061便で帰国。そして機内では恒例というか、ひたすら気力と肉体と時間の許す限り機内上映を観倒す。以下観たもの順。


■『宇宙戦争
 オープニングからトライポット登場、光線ビュンビュン皆殺しまでを視聴。しかしどう考えてもギャグにしかならない、古色騒然としたデザインのトライポットが何故あんなに恐ろしく感じられるのか。スピの手腕にほとほと感心する。


■『クラッシュ』。
 クローネンバーグのバラード原作ものに非ず、日本ではムービーアイ配給でお正月第2弾で公開予定の作品。人種差別と貧民問題を劇中に絡めた群像劇で、悪くもないが別に心にも残らない。偶然とか心変わりにドラマが頼り過ぎ。


■『宇宙戦争
 機内食を食らいながら、今度はトライポッドの最初の襲撃からハドソン川のくだりまで。しかしどう考えてもギャグにしか(以下略)


■『奥様は魔女』。
 ニコール・キッドマン演じる魔法使いが、奇しくも『奥様は魔女』のリメイクに出演することになるというメタ映画。死滅したかと思われたノーラ・エフロン系作品、死滅どころか腐ったまんまでやんの。NHK−BSとかでおなじみ『アクターズ・スタジオ』の引用があったり、その類いの小ネタは面白いんだが。


■『恋する神父
 グォン・サンウ演じる神学生が実地教育先のじゃじゃ馬娘に恋する映画。その娘を演じるハ・ジウォンの可愛いこと! 『ボイス』も『セックス・イズ・ゼロ』も観てるのに何をいまさらって感じだが、どっちにしても映画でメシ食ってるヤツの感想じゃないわな。デオ・グラシアス……。


■『宇宙戦争
 地中よりトライポッドが出てくるところから、ピーナッツバターのくだりまで。半ば飽きぎみに。


■『ハービー/機会じかけのキューピッド』。
「おまえ、まだ観てなかったの!?」と言われそうだが、まぁそういうことで。しかもかかっていたのは日本語吹き替え版。リンジー・ローハンの声を土屋アンナが演じていたが、やはり土屋アンナはどう聞いても土屋アンナ以外の何者でもない。「失敗や敗北にくじけるな。人生はやり直しが利くんだ」という教条映画だが、観終わってみればリンジーの巨乳しか印象に残らない


 これだけ消化して、ほどなく日本へ到着。20分遅れの日本時間16時50分。入国手続きをし、お世話になった皆さんとロビーで別れて京成ライナーへ。そこで気が抜けたか、車内でイッキに眠気が襲ってきた。
 睡魔と格闘しながら家にたどりつき、日本らしいものを食いたくなったので車で近くのラーメン屋に駆け込む。カーステから流れてきたNACK5の「鬼玉」に帰国を実感しながら。










BACK | | MAIN