2005年11月15日(火)
対極にある映画




 締め切りの多重波もなんとか超え、今日は取りこぼしている試写を観る気でいたが、細々した雑用に時間をとられ、13時からの『ホテル・ルワンダ』を観られず。


 仕方がないので後続の試写を観る。16時よりスペースSF汐留にて『男たちの大和/YAMATO』マスコミ完成披露試写。

 実は今年の正月映画で『キング・コング』以上に期待していた作品。そこに『ローレライ』の前身だった『戦艦大和の最後』を夢想するというか、オレは戦艦大和版『U・ボート』を観たかったワケよ。
 でもいろんな客層に目配せしなきゃいけないから、内地と戦地を行き交う安手なメロドラマも興行戦略で、『プライベート・ライアン』や『タイタニック』と同工異曲なブックエンド形式も邪気のない引用と解釈しよう。演出も現代的なメンタリティと当時の戦時状況とに齟齬があろうと、フルスケールの艦橋を造りそれを活かせば、カメラポジションが限られるのは自明の理だとしても、それらは受け手としておおよそが想像できたことで、逐一腹を立てるほどもう年若くもない。
 でもそうした要素をバッサリ切れば、『戦艦大和の最後』に成り得たんじゃないかコレ……と思うと悔しさが沸き上がる。全く無いものを望んでいるワケじゃなくて、その可能性が画面の端々に見えていただけに口惜しい。
 あ。でも東映が25億の大作をフィルムではなく、HD撮影に踏み切ったところのアグレッシブさにはエールを贈りたい。関係ないが、長渕の主題歌がビヨンドの「遥かなる夢」にクリソツで著しくオリジナリティに欠けてる感じ。


 終了後、いくつかの留守番電話に折り返し連絡を入れ、そのまま池袋に移動。友人Mと落ち合いテアトル池袋にて『惑星大怪獣ネガドン』を観る。

 映画の神は細部に宿る。お約束に始まりお約束に終わるドラマは付随的なものでしかないが、画のディテールへの病的なまでのこだわりに作り手のリテラシーを感じる。全編を60年代的ライブ特撮の記号だけで構成することも可能だったろうに(『トイ・ストーリー2』の劇中TVショー「ウッディのラウンドアップ」みたく)、随所にCGならではのカメラムーブや力学シミュレーションを駆使し、そこが懐古的な部分をグッと引き立てるし、巨大物体が市街で対峙するフォトリアルな描写においても抜群の効力を発揮している。

 しかし、劇場は五分くらいの入りだったにも関わらず、みんな前方センターに集中して座りたがるから、妙なギューギュー感。











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