透過原稿ユニット物色のため日本橋へ。帰りに輸入DVDショップのSaleへ立ち寄り、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』クライテリオンDVDを購入。アマゾンにオーダーかけ損ねてそのまんまにしておいたのだが、現物に触れたら衝動買いの虫がモゾモゾと。それよりも、ポイントで貰ったこっちのほうが俺ポイント高し。
小うるせぇ理屈をヌかすな、やっぱ男はジョン・ランボーよ!
ゴールドスミス80年代ベストスコアが唸り、『黒水仙』『赤い靴』の絵師ジャック・カーディフがアカプルコをベトナムに変える。スライもスクリプト・ドクターの本領を発揮し、キャメロンの『ランボー2/ザ・ミッション』をジャカジャカ改竄したあげくの国威発揚ミリタリー・ショウ。国内版は日本で独自マスターをおこしただけに、画質は北米版よりも優れていた。けど今回のアルチザン・ニューリマスター版も相当に気合いが入ってる。ジョージ・コスマトスの音声解説もキャラに似合わず、テクニカルに言及しまくっているし。
最後に流れるフランク・スタローンの歌に心シビれない男なんて、そんな奴ぁニセ者だ。ちなみにオレさま臭ただようフランクのオフィシャル・ウェブはこっち。フランクの映画主題歌を網羅したアルバムが欲しくなり、たまらずタワーとかHMVに駆けるが、これがどこにもねえんだな。
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』は何が感心って、映画の製作時すでにクライテリオン・リリースがコントラクトされてる事実。特典ディスクのインデックスに隠れたイースターエッグ、チャス・テネンバウム(ベン・スティラー)が歯を磨く冒頭シーンの撮影風景が出てきて、ベン開口一番、
"WELCOME TO THE CRITERION SPECIAL EDITION DVD.OF THE ROYAL
TENENBAUMS!!"
かって『フロム・ヘル』のヒューズ兄弟が『ダーク・ストリート』を監督するさい、
"LaserDisc is putting on the market from the Criterion Collection"
という条項を加えさせ、『パルプ・フィクション』のマスタリングが気に入らなかったタランティーノが、クライテリオンからLD再リリースさせたりと、今や完全に業界ステイタスとなった。『キング・コング』や『市民ケーン』あたりのプレス黎明期から買い続けている自分にとっちゃ隔世の感ありだなぁ。