朝方まで仕事をしていたため、起床はちょうど正午。今日は編集者と打ち合せする手筈だったが先方と連絡がとれず、とりあえず『タイタンの戦い』と、人に言えないDVDを買うために新宿へと出る。
DVDショップでは『タイタンの戦い』がなかなか見つからず、ちょいと困る。同時期にリリースされたWHVタイトルの『エクソシスト2』や『インナースペース』は腐るほどあるのだが。そうして幾件もショップを物色していると他のタイトルに目移りして、『タイタン』購入の優先順位が微妙に下がってくる。
同行したテリーが「中村屋でインドカリーが食いたい」とのことで、新宿中村屋へ行き、夕食をすませて帰る。
西武新宿線に向かう途中、歌舞伎町で軽い人垣に遮られたので「何?」と見るや、みのもんたがロケ撮影中。たぶん『貧乏脱出』の収録じゃないのかなぁ。仕事柄タレントには免疫があるが、さすがにみのは“超絶みのオーラ”をビンビン放ちまくっていて、それに煽られ笑いがこみあげてくる。それにしても黒すぎだよ、みの。
帰ってから、ビデオに予約録画していた富野由悠季の新作『OVERMAN
キングゲイナー』第1話を観る。
相変わらず“いちげんさんお断り”なトミノ・ダイアログの応酬に面喰らうが、いきなり核心に入ってくる展開は気持ちがいい。異世界モノって映画にせよテレビドラマにせよ、観客に世界設定を知ってもらわねばならないから、最初はどうしても説明的な演出やセリフが入ってぎこちなさを感じる。例えば我々が日常会話で、炊飯器や歯ブラシを何の目的で使用するとか、性能をいちいち解説したりしないワケで。このもどかしい手続きをどう処理するかがクリエイターの手腕だけど、受け手を見下さないミエ切りに徹するのもひとつのテ。押井の『攻殻機動隊』なんてその良例だし。
そういう意味合いにおいて、リドリー・スコットが『ブレードランナー』のボイスオーバーを全編カットし『最終版』を作った意図もよくわかる。けど加藤幹郎あたりが指摘しているとおり、あのボイスオーバーはフィルム・ノワールの定型として不可欠要素であり、それを外したことでジャンル破綻を来しているのだが。
そんなこと言ってると『ブレードランナー』が突発的に観たくなり、LDを引っぱり出す。『最終版』しかDVDが出てない現状を憂いつつね。
あ、DVDって、結局『タイタンの戦い』買ってくるの忘れた!