遂にこの日がやって来ました。そう、ガチンコ兄弟(として)初のTV出演、『衛星中立放送パンドレッタプラス』の収録日デスヨ!!
緊張してガチガチの状態のままスタジオ入り。かなり予定時刻ギリギリで、俺らが遅刻したかと思いきや、楽屋にはいるとまだ誰もいない状態。しばらくして共演のてらさわホーク氏、製作会社OTCのスタッフらが続々と楽屋入りしてくる。なんだ、俺らが一番乗りだったのね。
やや遅れて秘宝編集部の大矢氏も到着。先日取材に行ったちょっとすごいスジ関係の話題や、大矢氏の営業話等の世間話を少々。「何でこんな事まで?」と思うような仕事に手を出しまくる大矢氏の話を聞いてると、
「あんた、一体どこへ行こうとしてるんだよ?」
と突っ込みたくなる衝動に何度も襲われるが、そこをグッと我慢して聞いてると、隣の楽屋に人影が。おたっきぃ佐々木だよオイ!!
どうやら同じ番組の別コーナーに出演のために呼ばれたようだが、その他続々と現れるメンツがまた豪華。おた佐々の他は漫画家のとり・みき先生に、同業の大センパイ三留まゆみ女史と、なんやかんやで自分が小中学校の頃から見続けてきた面々だけに黙って見過ごす訳にはいかず、こちらのスタジオ入り前のわずかな時間を使ってご挨拶。とても(良くも悪くも)お歳を感じさせない三留さんの可愛らしさもさることながら(きっと悪魔と契約してるにちがいない。ファントム・フリークだしね)、なによりも感動したのがとり氏。
こちらが名刺を差し出し挨拶すると、
「(秘宝ベストテンで)『パトレイバー』に投票してくれてありがとうございます」
の一言が。俺らの事を知ってるんか、とり先生!!
いやはや、思えば小学生の頃より『バラの進さま』からゆうきまさみとの一連の合作シリーズまでの漫画作品。そして各エッセイや『吹替映画大辞典』に至るまで、多少時間差はあったり見逃してる作品もボロボロ出てくるけど、ほぼリアルタイムで代表作の殆どを読み、確実に影響を受けてる数少ない漫画家の一人に名前を覚えてもらっていたという事実だけでもう俺、生きてて良かったと実感。これで思い残す事は……いっぱいあるけどね。
愛読していた少年チャンピオンから仕事をいただく身になった折りもおり、その当時の看板作家にこのような形で声をかけていただくなんて、小学生の頃には絶対想像出来なかった事だよな。こういう事をドリーに言うと、またこいつ、
「これもみんな俺様のおかげだな。俺がいなけりゃ、いまごろお前は冷たい土の下か、鉄格子の向こう側だ」
と、いつもの話が始まるのがアレだが。
こうしてとり&三留両氏と挨拶を交わし(おた佐々はサッサと消えちまったお陰で挨拶出来なかったが)、急いでスタジオ入り。収録スタジオの扉をあけた瞬間、そこは乙女の花園というか何というか、メイン出演のザ・ビューティーズ(以下TB)がスタジオ内に溢れんばかりに女の色香をまき散らしてる状態!!
最近すっかりその手の耐性が失われつつある俺には毒以外の何物でもなく、お陰でますます緊張感が高まって、足がガタガタ震えてロクに立ってもいられない。まぁ、その震えも地獄女史姿で妙にテンション高い中野貴雄監督の姿を見て、ちょっと収まったけどね。
今回我々が参加するのは、往年のNHK『連想ゲーム』を完コピするコーナー。もちろんパンドレッタだけに、ヒーロー物や映画ネタなどの問題がメインで、俺とドリーはそれぞれ中野チーム、大矢チームに別れて戦うという設定。どうやら事前の説明によると、我々の役目は『フィーリングカップル5対5』における5番目(つまりボケ役)らしい。
与えられた役目は全うすべく頑張ったんだが……いや、俺らがボケる以前に、TBの皆様が次々と想像以上の天然ボケ回答を連発しまくってくれるもんだから、俺等全く出番ナシ!! とりあえずこれ以上は番組内容に触れてしまうので、詳細及び勝敗は実際に番組を見るように。放映は約一ヶ月後との事です。
それにしても、CS番組に集団で出てるから……とタカをくくっていたが、実際にTBの面々を生で見ると、さすがにちゃんとした芸能事務所に所属してるお姉ちゃんたちだけあって、そこらへんの女の子と比べても明らかに容姿は上。そんな彼女らがミニスカワンピでそんなに広くないスタジオをうろつき回るもんだから、目のやり場に困るっつーの!! ゲームの時なんか、対戦相手と向かい合って座る形になるんだが、意識しようがしまいが、自然に視線の中にスカートと太股の間の“魔の三角地帯”が見えそうになる事態が連発。仕方なく視線を変えても、別の娘のが飛び込んでくるわ、他の娘はストッキングの位置直しをしてて、その姿がまたヤケになまめかしかったりと、ある意味“生殺し”な状態が延々と続くのには心身共に消耗しますわ。
で、そんなときにドリーが何してるかというと、自分のチームメイトの娘たちに「ド〜リポンッ。」とか勝手にあだ名付けられて、鼻の下伸ばしてやんの。
約2時間の収録時間を終え、スタッフやTB、このあとも収録が続く大矢&てらさわ氏に挨拶して我々は楽屋へ戻り、帰り支度をしていたのだが、そこにやって来た番組プロデューサーの井戸氏としばし歓談。井戸氏は関西出身という事で、話題は自然とそちらの方面が中心になるが、以前は関西の演劇やミュージックシーンに関わっていたというだけあり、我々以上に濃い関西ローカル知識がポンポン飛び出してくる。さすがこういう業界に以前から身を置いてるだけあって、情報の一つ一つがマニアックで聞いてるこちらのタメになるような話ばかり。更に話題は今後の事に触れ、いろいろこの番組とかに関わる機会が得られた。まぁ、せっかく出来た縁ですから、今後ともよろしくお願いします。って誰に言ってるんだ?>俺
スタジオを出たのが午後5時頃。それまで食事らしい食事をとってなかった事もあり、神保町まで移動してカレーの「まんてん」で遅い昼食をとる。ここに来るのは初めてというドリーに食感を聞いたところ、
「俺の作るカレーと全く一緒じゃねえか!!」
との回答。確かにドリーが作るのって、ここのヤツに味も中身も近いんだよな。といってもドリーの場合、市販のルーに味を足し前する典型的な“お母んカレー”だが。
食事が終わり、しばし神保町をブラブラ。アレ系な書店で、以前から一冊欲しかったアレ系な漫画単行本を一冊購入。最近お気に入りな作家の一人だが、余りにその内容が内容で、親兄弟知人仕事関係者にばれたら確実に縁を切られそうなのでここでは細かい内容は書けません。あしからず。
その後、近くで手土産を買い、校了前で修羅場の「映画秘宝」編集部に顔を出す。
案の定、編集部員はほぼ全員出揃って編集作業中。TV収録を終えた大矢氏もあとから飛び込んできて慌ただしく編集作業に突入するなど、かなり混乱した様子。ちょうど数日前に入稿した自分の原稿を修正したとの事で、編集部の松崎氏に修正原稿を見せてもらうが……なんかもう、俺って死んだ方がいいような気がしてきたな。お陰でしばらくの間、自己嫌悪状態が続く。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、秘宝編集部を出たあとはドリーの勝手な希望で秋葉原へ。所用を済ませ、さてどうするかという段階になった時、
「じゃんがららあめんで晩飯を食おう」
と、恐れていたドリーお得意の理不尽な提案が。あんた、さっき飯食ったばっかやん!!
しかたなく、じゃんがらはドリー単独で行ってもらう事にして、俺は一人でブラブラ。そういえば以前、コスプレ喫茶「メイリッシュ」に行こうとして行けなかった(2002年10月16日の日記参照)件もあり、あの後ちゃんと場所を確認していたので行ってみる事にする。
んで、今度はちゃんと店のあるビルの一階まで行けたのだが……二階の店内に連なる階段に、香ばしい匂いを放つ(って俺もだけど)入店待ちの行列が延々と続いているのを見て戦意喪失。仕方なく立ち食いそばでも食おうと秋葉原を更にブラブラしていたら、もう一件コスプレ喫茶を発見!!こちらは並ばずに入れそうだったので、迷わず入店。これが正解で、ちょうどこの店(「キュアメイドカフェ」)では土日限定でゲーム『Piaキャロットへようこそ』とのタイアップ企画をやっていたようで、通常のメイドさんに加え、同名ゲームのコスプレ姿のウェイトレスもいるというある意味“当たり”な状態。メニューの料金も比較的良心的(その分、量が…)なだけあって、ここで軽く食事&休憩をとる事にする。
しばらくして、じゃんがらで食事を終えたドリーから電話があり、ここの事を話すと“お姉ちゃん好き”の食指が動いたらしく、今すぐ向かうとの事。ここで合流し、しばしお茶などしながらコスプレ店員を愛でていると、さすがに昨日4時間程度しか寝てなくて、昼間のあれやこれやで疲れたこともあり、だんだん瞼が重くなる。仕方なく店を出て、帰宅の徒につくが、お陰で帰りの電車では爆睡、ドリーがいなけりゃ今頃秩父あたりまで行ってるところだったとさ、チャンチャン。