
アメリカの月刊誌に“ American Cinematographer ”というのがあります。
これは米映画撮影監督協会(ASC)の機関誌で、最近製作されたハリウッド映画についての詳細な撮影テクニカル・レポートなどが掲載されており、業界人や撮影技術者、濃い映画マニアが重宝する一冊なんです。
そんな「アメシネ」が今年の3月号で創刊80周年を迎え、これを記念して【史上最も優れた撮影の映画】が同誌上にて発表されました。1894年〜1949年のモノクローム主体期と、1950年〜1997年のカラー映画主体期のふたつのカテゴリーから、それぞれ優秀な撮影作品を読者投票で10本ずつ選ぶというこの企画。物語や演出、音楽などの複合芸術である映画の「撮影」というポイントに重きを置いて選ばれた、栄えある20本は以下のとおり。
★1894年〜1949年★【1】市民ケーン
【2】風と共に去りぬ
【3】サンライズ
【4】メトロポリス
【5】オズの魔法使
【6】偉大なるアンバーソン家の人々
【7】カサブランカ
【8】戦艦ポチョムキン
【9】第三の男
【10】国民の創生
★1950年〜1997年★
【1】アラビアのロレンス
【2】ゴッドファーザー
【3】2001年宇宙の旅
【4】天国の日々
【5】シンドラーのリスト
【6】地獄の黙示録
【7】暗殺の森
【8】レイジング・ブル
【9】ブレードランナー
【10】黒い罠それぞれが「革命的な撮影技法」や「美しいトーンのモノクローム」「目が覚めるように色鮮やかなテクニカラー」「絵画を彷彿とさせる典麗なヴィジュアル」など、映画撮影のエポック・メイキングとなった作品ばかり。どれもビデオレンタルショップで容易にソフトを貸りることが出来るので、みなさん是非とも御確認を・・・と言いたいところなんだけど、今回ばっかりは劇場でフィルムで観てナンボだからなぁ、トホホ。
(初出誌:ワールドフォトプレス「フィギュア王」1999年5月号)
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