■第9回■
チャーリーズ・エンジェル
フルスロットル


(C)2003 Sony Pictures Entertainment(Japan)Inc. All Rights Reserved.

 ナタリー(キャメロン・ディアス)、ディラン(ドリュー・バリモア)、アレックス(ルーシー・リュー)ら“チャーリーズ・エンジェル”の新たな任務は、FBIの証人保護プログラムのリストが収まった指輪の奪回。指輪の持ち主を特定すべく活動を開始したが、彼女らの前にディランとワケありな元殺人犯や、先輩に当たる“伝説のエンジェル”マディソン(デミ・ムーア)らが立ちはだかる……。
 

 前作から1年半、早くもあのエンジェル達が帰ってきた!! 監督のMcGをはじめとしたメインのスタッフ・キャストはそのままに、170億円にまで膨れあがった制作費と、伝説のエンジェル役のデミ・ムーアをはじめとして、ロバート・パトリックやジョン・クリースといった豊富なゲスト陣。さらには誰もがビックリする豪華カメオ出演を新たに引き連れ、前作以上にアクションもお色気もフルスロットルの大活躍!!



■監督■
マックジー
■製作■
ドリュー・バリモア
レナード・ゴールドバーグ
ナンシー・ジュヴォネン
■脚本■
ジョン・オーガスト
コーマック・ウィバーリー
マリアンヌ・ウィバーリー
サイモン・キンバーグ
■撮影■
ラッセル・カーペンター


■出演■
キャメロン・ディアス
ドリュー・バリモア
ルーシー・リュー
デミ・ムーア
バーニー・マック
ロバート・パトリック




ソニー・ピクチャーズ配給
アメリカ/106min
2003年6月28日(土)
丸の内ピカデリーほか全国松竹・東急系にてロードショー

公式サイト=http://www.charliesangels.jp


  


 いろいろ新しい事やってるように見えて、前作と何にも変わってないや。でも大金かけてお姉ちゃんがケツ振ったりカンフーやったりコスプレしたりする、殿方向けのお好きな映画としてますます研ぎ澄まされたというか。いちおうエンジェル達のアイデンティティーに踏み込んで、試練の章という続編の体裁は保っているが。
 しかし何だあの字幕は。某登場人物(敢えて名を秘す)の本名を「ケツ」って訳しちゃイカンだろ。せっかく「○○の好きな車は?」「“アス”トンマーチン」ってネタ(しかもその後のカットでボスレーがアストンマーチンに乗って出てくるのに)を「好きな食べ物は?」「“シリ”アル」なんて訳したら意味ねえよ。assくらい今時の日本人だったら誰でも知ってるって(そうか?)。

  


 明るくブレインデッドな相変わらずの外見だけど、エンジェルとしての輝きや友情の陰りをちらつかせる、『トイ・ストーリー』と同じ悲哀が秘められた続編。その映し鏡がデミであり、拳銃というのは悪魔に魂を売った契約印みたいなもんで。
 ただアクション主体でプロット二の次にしたもんだから、悪役としての立ち位置がよく分からないんだよな。とどのつまり「船を降りたらタダのオッさんやで」を嘆く『ジェネレーションズ』のカークみたいなもんでしょ。
 いずれにせよ、観るのは男の義務。「こんな映画を真顔で論じてるヤツなんて…」の被膜まとっちゃった勝ち組だよ。バカを必死で理論武装しなきゃいけない『マトリックス』が惨めに思えて仕方がないなぁ。


注・本レビューはあくまでドリー、テリーの個人的嗜好に基づくものです。
どのような嗜好かは、当ウェブでみっちり学習してくださいね。



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