2003年6月27日(金)
「ウホッ、いいお琴」「バラライカ」




 民族楽器の違いくらいフツー解るだろ? 

 前日またまた徹夜だったんで、朝8時くらいからグッスリ眠ってたら、11時ごろドリーに叩き起こされる。試写に行くためなんだが、午後3時半の予定だから1時前に起きりゃ充分間に合うのに、ドリーの勘違いで2時間以上も早く起こされる。おかげでぜんぜん寝足りねぇじゃねぇか!!

 ポッカリ時間が空いてしまったので、かねてからの懸案であった大泉学園の東映アニメーションギャラリーに行く。前回(『白蛇伝』の展示が好評で、期間延長のため)見る事が出来なかった『わんぱく王子の大蛇退治』の展示見学だ。現地に到着したのが午後1時前だったが、実際にギャラリーが開くのが1時半という事で、しばしの間、近くのショッピングセンターで暇つぶし。
 1時半になって再びギャラリーに行くと、前回の気のよさそうなおじさんとは対照的に、結構あたりのキツそうなおばさんが応対。この人、口は悪いんだけど結構サービス精神旺盛で、見に来た俺らに何かとサービスしてくれる。「これ、残り物だけど、いる?」と言ってくれたのが『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』のウチワだったりとか。
 肝心の展示の方は、前回のような圧倒的な展示物の数はのぞめなかったものの、それこそまさに蔵出し状態で貴重な原画やらセル画(残念なのは宣伝用ばかりで、実際に使用された物は少ない)が豊富に展示されている。こういった貴重なアニメーション関係の資料なんてなかなか見る機会に恵まれないので、常設ギャラリーがあるのは非常に有り難い。コピー誌ながらそれなりに資料性の高いパンフも貰えて、記帳すれば次回の展示案内もアナウンスしてくれ(おばさん談)、入場料タダ(予約制)ってのは嬉しいよな。あとはオプションで実際の製作現場とかも見学させてくれれば嬉しいんだけどね。

 その後、銀座まで出てドリーと別れ、ヘラルド試写室へ。『ファム・ファタール』の最終試写。
 宣伝担当の方に先日の秘宝記事でお世話になった件で挨拶した後に試写室に入ると、最終試写という事もあって既に満席寸前。おかげで自分のすぐ側にマイク水野がいるという、ある意味映画よりもスリリングな展開が!!
 気になる本編の方だが、デ・パルマ以外の何物でもないっていうか、デ・パルマじゃないと成立しない映画。話は無茶苦茶なのにデ・パルマの芸だけで2時間弱見せる辺り、既に伝統芸能の域に達してるよなぁ。一番心配なのはマイク先生が、次のシベ超でこれと同じネタ使うんじゃないかってトコだな、うん。あとバンデラス、いろんな意味で特濃過ぎ。

 試写終了後、ドリーと合流して日比谷の東宝本社へ。今度は『ドラゴンヘッド』の試写。こちらはまだまだ試写スケジュールが残ってるにもかかわらず、何故かぎっちりの満席状態。金曜夜だからか?
 前評判じゃ色々と悪い噂も聞いていたが、実際に見てみると……東宝、マジでこんなヤバい映画を全国ロードショー公開するつもりか? なんせ登場人物の9割がガイキチとロボトミー処理された人間ばっか。来るトコから抗議がくればどうなるかワカランようなヤバ過ぎの映画をよく東宝が許したもんだ。全編通してまともな人間が妻夫木とSAYAKAだけってのが一番ヤバイ。
(そういやSAYAKA専任の演技指導で塩屋俊の名前がクレジットされてたが、海外で賞獲ったおはぎ映画に主演してた奴が、今さら演技指導受けなきゃならんってのもある意味ヤな話だな)
 とりあえず(いろんな意味で)70年代東宝特撮スピリットを体現してるだけに見に行って損はないよ。いつまで公開できるかわからないようなヤバさも含めて70年代を引きずってるんで、公開されたら(っていうか運良く公開されたら)早い内に観に行っとけ。

 試写終了後、飯食ってさっさと帰宅。プロ野球は遂に巨人の自力優勝が消滅。横浜は対阪神戦で37年ぶりの同一カード14連敗。着実にセ・リーグの灯が消えつつありますな。こんな状況でもドリーは「最終的に笑うのは広島だから」って言ってるけど。広島もあと2、3試合で終わりじゃ!!
(球団としては10年くらい前に終わってるが)





2003年6月23日(月) 雨降ってジ・アニメージ




 なんか血祭さんちの庭から出てきたらしいよ(もちろんセル付き)。

 ネタがないんで、コンビニでバイトしてた頃の話。
 夜中の2時過ぎに松葉杖をついた女性がトイレを借りにきた。まぁ、トイレを仮に来る客なんていつもの事なんで、ちゃんと用を足せるのかな?と思いつつ、そのままトイレを貸して自分は事務所で休憩をとっていたのよ。

 しばらくすると、いつのまにかトイレから出てきた女性が呼ぶ声が。女性の言うことには、トイレで大事にしていた水晶ネックレスの玉をなくしたらしく、

女性「すいません、トイレで水晶玉をなくしたんですけど…」
自分「そうですか。で、どういう状況でなくしたんですか?」
女性「それが…トイレの中に○○(聞き取り不能)って文字が出てきたんで、読んでたら消えたんです
自分「へ?
女性「中国の○○(名前失念)って術、ご存じですか?手品みたいなもんですが、○○さんと○○さんと○○さんと…(以下しばらく人名続く)が術を使って、私の水晶を盗んでいったんです!!
自分「はぁ?」
女性「ちゃんと盗んだ時の状況を書き留めといていただけますか。○○と○○と○○と…」

 仕方なく名前を適当にレシートの裏に書き留めていたが、あまりにも大量の名前を出すもんだから、つい「そこまで言うんだったら、一旦警察に届けを出してはどうですか?」というと、

女性「いや、警察は今、休みなので……(意味不明)」

 と、どうも警察には行きたくなさそうなご様子。
 その後ちょっと落ち着いたのか、急に女性は買い物を始め、レジにいくつか商品を持ってきた。言ってる事はアレでも、ちゃんと買い物をする意志があるならお客さんとして扱わないといけないんで、持ってきた商品をスキャンしてると、

女性「すいませんが領収書をいただけませんか?」

 現在、フツーのチェーン系コンビニなら、たいがい領収書といえばレジから印刷するタイプのもので、法律的にも全く問題なく、従来の手書き領収書を常備してるところはほとんど皆無。当然、自分も普通に出力して渡したんだけど……

女性「こんな領収書、税務署が受け取ってくれないので手書きでお願いします」

 もちろん手書きの領収書など置いてないし、(繰り返し言うが)レジ出力の領収書も法的には全く問題がない。その旨を何度も伝えても、女性は何故か「税務署が受け取ってくれない」「手書きの領収書じゃないと駄目だ」の一点張り。何を言ってもまるで聞いちゃくれず、「(バイト先チェーンの)本社に直接電話するから、本社の電話番号と住所を教えろ」と言い出したり、あまりに人の言う事を無視して喋り続けるので、勢いこちらの声が大きくなると「恫喝してるんですか?」とまで言い出す始末。そらあんたが聞いてくれないからだろ!!

 そのうち、一向に引かない女性は店内に居座り、先程買った食い物を食べさせてくれと言い出すが、店内で食事されても困るので、やめるようにお願いしても、既に女性は聞く耳持たず、強引に食事をとろうとする始末。仕方がないので買い物袋を引っ張って防ごうとしたら、袋の持ち手の部分が破けてしまい、使い物にならなくなってしまった。ところが袋を取り替えようとすると、

女性「何するんですか、いま私に暴行を働きましたね。これはれっきとした暴行です、器物破損です、袋を奪い取ろうとしたから窃盗です!! 警察に言いますよ!!」

 あんた、さっき警察は休みだから連絡してもムダだって言ったじゃないの。それでもそんな事すら忘れて、女性は「警察を呼べ」の一点張りなので、仕方なく警察を呼ぶ事にする。まぁ、ここで呼ぶモン呼んで状況はっきりさせといた方がいいだろうしね。

 110番通報後しばらくして、二人組の警官がやって来た。女性は早速これまでの事説明し始めたんだが、

警官「まず、何があったか説明してもらえますか」
女性「この店に来て、トイレに入ってたら、水晶が盗まれたんです」
警官「盗まれた。と言いますと?」
女性「トイレに入っていたら、何者かが入ってきて、水晶を盗んでいったんです」
警官「入ってきたって、誰がですか?」
女性「多分、アマノさん(=自分)だと思います」
警官「アマノさん、一緒にトイレに入ったんですか?」
自分「そんな事するワケないでしょ」
女性「いや、多分アマノさんが手品のような物を使い、かまいたちみたいに私のネックレスを切って盗んだんだと思います。アマノさんはこちらが領収書をくれと言ってもくれず(アンタが受け取らなかっただけじゃねぇか!!)、更には私に暴力まで振るってきたんです!! 私は暴行と窃盗でアマノさんを訴えます!!

 万事がこの調子。さすがに警官もどう扱っていいか困り果て、詳しい内容を署の方で聞こうと持ちかけるが、

女性「あなた方、本当に日本語わかります?(ちなみに領収書の件で揉めた時、自分も同じ事言われた)あなた方、本当に警察ですか? 警察の方呼んで下さい

 とまで言い出す始末。全然警察が自分の言い分を聞いてくれないとみるや、外の公衆電話で自ら110番通報しだすが、当然、警察側も現地に警官まで派遣してるので、まともに相手にされるワケもない。
 そうこうしてる内に、こちらが呼んだバイト先のオーナーも駆けつけてきたんだが、むろん女性の言い分は自分や警官に話した内容と全く一緒。

 その後も警官やオーナーの説得は続き、被害に遭ったのならまず警察に行って話をしましょうと言い続けてるんだが、女性の方はそれを拒否し、そのくせ「私はアマノさんを訴えます」の一点張り。警察行かないと被害届も出せないっての。

 結局その女性は、何言っても埒があかないと判断したのか、「これは証拠として保管して下さい」と買い物袋(中には生物とかもあるのに)を渡し、警察に名前を言う事もなく去ってしまった。被害者(と一方的に主張する女性)が一切素性を名乗らない以上、事件として調べる訳にもいかないので、最終的には警官やオーナーに自分が慰められてこの件はお開きという事になってしまった。ちなみに証拠物件は結局取りに来る事はなかった……と、思う。

 いや、コンビニの店員やってて、季節の変わり目とかにおかしい人がくるなんて事はよくあったけど、さすがに警察沙汰にまでなったのはこの時が初めてだったな。ゼネプロ時代に“この手の人々”相手に楽しんでた岡田斗司夫師匠の気持ち、ちょっと理解できたような気はする。

 



2003年6月20日(金)
♪チッチチッチオッパ〜イ、ボインボイ〜ン




 アニメ『金色のガッシュベル!』挿入歌『ちちをもげ』(作詞雷句 誠・大和屋 暁、作曲樫原伸彦)より。大和屋、親父が『殺しのブルース』で、お前はこれかよ。

 今日は築地の聖路加タワーへ。もちろん目的はソニー試写室で『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』だ。

 試写会場に到着すると、やはりというか何というか、チラホラと知り合いの姿が。先日ドリーから試写スケジュールを確認していたジャンクハンター吉田氏が来ていたので、共に関わってる映画秘宝の某企画の進捗状況について確認。さらに秘宝で何度かお世話になっているカメラマンのワイルドマグナム江木氏も試写に来ていたのでご挨拶。江木さん、このHPをよく見に来られてるらしく、ドリーの萬画『フランダースの犬』がお気に入りとの事。さらに最近俺が日記を書いてない事についても散々突っ込まれる。すんません、これからは心を入れ替えて毎日日記書きます……って、一体この台詞、何人に対して、何回言ったんだろう?>俺

 肝心の映画の感想だが、まぁ詳しくは「上か下か」で採り上げるだろうから詳しい説明は避けるが、相変わらず観客がこの映画に何を求めてるかを完璧に理解してるとしか言いようのない出来。まさに中野貴雄国際秘宝監督の言う通り、全ての人類の歴史がチャリエンを作るために存在してると言っても過言ではないだろう。それにしてもマックG、前作撮って手慣れたのか、前作以上に小ネタがビンビン来てたな。あと吉田氏と意見が一致したのが字幕のまずさ。某御大をはじめとした字幕問題がこれだけいろいろ言われてるのに、あんな迷翻訳ぶりでいいのか?>ソニー

 試写終了後、吉田氏らと別れ、ドリーと合流するためしばらく銀座方面をブラブラ。夕方にドリーと飯田橋で合流し、秋田書店へ。チャンピオンの映画コーナー担当氏が交代するため、顔合わせをかねて打ち合わせを行うという事だったんで、こちらも別のヤボ用を兼ねて同行する事になる。
 その新担当(東京のドリー担当編集では珍しく女性)氏、偶然にもチャンピオンのゲームレビューで自分の前任(いわゆる初心者系ゲームレビュー担当)だったことを知りビックリ! その後は今後の映画コーナーについてドリーと詳細な打ち合わせが続くが、今後インタビューしたい人の話題になると、ドリーと担当女史のシュミ丸出しな人物名ばっかり上がりまくり。お前ら公共の紙面を私物化すんじゃねぇ(笑)

 打ち合わせ終了後、秋田書店を後にして銀座へ。東映本社で『バトル・ロワイアルII』の初号試写を観に行く。
 通常、初号試写は試写室などでひっそりと行うものだが、深作組の場合、スタッフ・キャストを大々的に集めて劇場で行うのが慣例だそうな。おかげで丸の内東映は立錐の余地がないくらい人が集まってやんの。当然の事ながら、秘宝系編集・ライターはほとんど集結、昼間会った吉田氏も来てたな。その他、出演者も結構来ており、劇場の前でコメットさんの中の人(=前田亜季)を発見して興奮していると、ドリーも「おい、あそこに加藤夏希がいたぞ」と指摘。

 夜9時過ぎという遅めの時間に開演。妙にテンションの高い健太監督の挨拶の後、上映が開始されたが……なんか出来の悪い富野アニメ見せられてるような感じの映画でしたな。リキちゃんの暴走も三池や宮坂武志辺りと比べると持て余し気味だし、一番印象に残ってるのが津川雅彦の総理大臣。津川ってああいう人間的にちっちゃいちっちゃい人物を演じさせると非常に素晴らしいよな。ドリーはお気に入りらしいが、『ガメラ3』のラストに登場する津川なんか、逆に立派すぎて俺的に全然ダメ。

 試写終了後、知り合いに軽く挨拶した後、終電に飛び乗るようにして帰宅。ドリーに録画をお願いした『タモリ倶楽部』の叶井俊太郎特集を、晩飯食いながら見る。タモリ相手でも、俺等相手でも全くテンションかわんねぇな、このシト。





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