まぁ、日本人からすれば、『オジャパメン』の歌い出しは充分インパクトあったからな。
徹夜作業で頭フラフラの中、ドリーに叩き起こされて朝9時過ぎに六本木へ。今日はあのエメ公ローランド・エメリッヒ監督の最新作『デイ・アフター・トゥモロー』の記者会見兼フッテージ上映が行われるのだ。
開場の六本木ヒルズに着くと、早朝にもかかわらずマスコミ&興行関係者が大量に訪れており、かなりの盛況ぶりを見せている。まぁ、今回は単なるフッテージ上映ではなく、20世紀FOXにおける今後のラインナップのプレゼンテーションも兼ねてるのだから仕方ないだろう。本国のお偉いさんも大挙して訪れてるらしく、最初の会場となるヴァージン・シネマズ六本木(といいつつ実際は東宝のチェーンなんだけど)に入ると、資料とともに同時通訳用のイヤホンを渡される。こんなの持つの初めてだ俺!!
午前9時半、ついにプレゼンテーションが開始。まずはFOXの会長によるスピーチで始まり、続いて重役の挨拶と続き、日本支社の社長によるラインナップ紹介。
ここで衝撃的だったのが秋公開の『I Robot』。さすがにフィルムは完成しておらず、簡単なスチールのみでの説明だったけど、なんかどう見ても『バッドボーイズ』やんけこれ!! そう突っ込まれる事を見越してか、説明では「えーアシモフの原作を原案に、オリジナルのストーリーを……」とかヌカしてたけど、あまりにも原作とかけ離れ過ぎだよ。まぁ監督がアレックス・プロヤスだから、車がムダに爆発するような映画にはならない……とは思う。ちなみにウィル・スミス(主演)はロボットじゃないぞ!!
続いて紹介されたのが、皆様お待ちかねの『AVP』こと『エイリアンVSプレデター』の未編集版予告編ですよ!!
いや、今回のプレゼンテーションで一番感動したのがコレだよ。エイリアンとプレデターが戦うっていう、明らかにバカ丸出しなプロジェクトと、監督がポール“悪いけどトマスじゃないよ”アンダーソンって事で、全然気に留めてもなかったんだけど、ビジュアル見たらもー全然!!
冒頭でいきなり登場するランス・ヘンリクセン(ウェイランド氏役?)からして、『エイリアン2』至上主義者の俺的にはグッと来るものがあったけど、氷の中に閉ざされた遺跡“儀式の部屋”、エイリアンに捕われ、次々卵を産みつけられる探索隊、その中を光学迷彩で暗躍するプレデター、そして遂に二大巨頭の激突……スゲぇよ、スゴ過ぎるよ! これが本国では夏休み公開、日本では正月映画って遅過ぎやしねぇか? 日米同時公開が当たり前の今、これも同時公開にしてくれよ!! まぁ、公開されたら公開されたで、今回見たフッテージ以上のビジュアルがなかったりする可能性が高いが。
そしてこれらのプレゼンテーションが終了し、遂にエメやんが姿を見せた! プロデューサーのマーク・ゴードンと共に登場し、今回公開するフッテージの紹介をしてくれたが、エメやんは少々おむずかりな御様子。おまえ日本嫌いなのか?
そして公開されたフッテージはというと、さすがにFOXが社運を賭けるだけのことある、特にNYを大津波が襲うシチュエーションは、津波がこれまでの(例を挙げれば『アビス完全版』のピタッと止まる奴とか)ビッグウェイブ型ではなく本当にリアリティのある波の出方で、自由の女神とかが飲まれる様は迫力十分ですよ!! LAの竜巻シーンや、氷河期到来のシーンなど、こういうデザスターシーンの数々はかつて幼稚園〜小学校の頃、『ノストラダムスの大予言』や『復活の日』とかの終末映画で感じた戦慄がよみがえってくるようで、ちょっと期待が高まったね。
それにしても、エメやんの映画の予告編って、なんでいつも、
空を不安に見上げる群集(おおむねN.Y.)
↓
異変発生!!
↓
ひっくり返る車、車、車
って記号が必ずあるんだろ? それがおまえの作家性か?
フッテージ上映後は簡単な質問タイムが用意され、自分も質問しましたよ!!「バジェットはどれくらいですか?」って聞いたらゴードンが、
「だいたい500万ドルくらいかなぁ、ハッハッハ」
だって。驚きだなぁ、あれが5〜6億円で撮れるのかよ!! デニス・クエイドとかのギャラ抜いたら2〜3億くらいじゃん。それじゃ日本のゴジラすら撮れないぞ!!(←ジョークも解ってないバカ)
プレゼンテーション終了後、今度は記者会見のあるグランドハイアットに移動。途中バッタリ会った少年チャンピオン杉田嬢と、しばし立ち話。
杉田さん、ドリーにそそのかされて興行関係者向け立食会に執着していたようだけど、こいつの思考に合わせると女性としてダメになるぞ。あとドリー日記じゃ、俺が杉田さんに色目使ってるようなこと書いてたけど、バレンタインのチョコもらってドギマギしてたのは誰だよオイ!!
他に会場ではドリーと昨夏イギリス取材に同行した横森文さん、ならびにカーペンター主義者の鏡こと鷲巣義明氏と名刺交換など。
午後12時半、遅れてエメ&ゴードンの記者会見開始。
冒頭はもちろん、この手の記者会見お約束のタレントによる花束贈呈。司会のクロちゃんが、
「環境問題のお話という事で、それにお詳しい方がいらしております」
とかいうから、てっきり高木美保お姉様が!!と思ってドキドキしてたのに、やって来たのは鶴田真由じゃねぇかよクソッ!(いや、クソって言うには華やかすぎるけどさ)
記者会見としては大スターが来てるワケでもないので、先日のウー&ベン記者会見並みにまったりとしたもの。途中、マイクの調子が悪いのか、通訳の戸田先生が半ギレ状態だったのと、「何で今回、ミニチュア使ってるんですか?」と、VFXがフルCGなのにも関わらず、頓珍漢な質問を飛ばしたやつがいる以外は特に特筆すべき物もなく、無事終了。
立食コーナーが開いたので、2人して食いに行く。さすがに自分はこういう場で何度も醜態を晒してるので、腹八分目で抑えたんだが、ドリーは帰るまでの間いっさい手をとめる事なく、新しい料理が出てくるたびに真っ先に向かって行ってたぞ!
食後、帰宅する前にメール確認をおこなっていたら、OTCの野口君からメールが。先日の日記を見て「パンドレッタの大阪収録のテープを改めて送ります」との事。そこまで手を煩わすのは申し訳ないので、恵比寿まで地下鉄ですぐの六本木にいた事もあり、こちらからOTCに伺う事にする。
OTCに訪問後、大阪テープをダビングしてもらいつつ雑談。野口君の六本木残酷物語などいろいろ聞いてると、打ち合わせのため外出中だった小林Dも戻ってきたので引き続き雑談。小林D、パンドレッタ終了後は180度方向転換したお堅い番組を担当する事になったそうで、OTCとはしばしのお別れとなる模様。こういう話を聞くと、本当に“終わった感”が強くなってくるなぁ。
結局小一時間ほどOTCでお世話になり、帰宅。完徹して身体がボロボロ、グッスリと眠りたいという欲求で頭の中が一杯なんだが……今日も仕事で徹夜なんだよ俺!!
(*)消防車(ソバンチャ):韓国のアイドルグループ。以前ダウンタウンが『ごっつええ感じ』でネタにした『オジャパメン』はこのグループのヒット曲。