今日はドリーに同行し、インタビュー取材のお手伝い。相手はオレが今まで参加した中でも最大級の大物、星仔ことチャウ・シンチーデスヨあーた!!
午前11時前に集合場所である六本木ヒルズに到着。ヴァージンシネマズの前でチャンピオン編集部の杉田女史と合流の予定だったが、なかなか姿を見せないため、階段下まで戻ってみると……このクソ暑い中、ちょこんとウンコ座りして我々を待っていらした。バカ正直に入り口前で待機していた俺とドリー、朝から責任のなすりあいをする。
何とか全員そろい、会見場のあるグランドハイアットへ。前のインタビューが押してるという事もあり、控え室で宣伝担当のドラゴンキッカーの方々や、ドリーと久々の再会となるソニー・ピクチャーズ関西支社の面々とご挨拶&雑談。それにしても、ここの日記を読んでる人って結構いたのね。遅ればせながらこうやって更新してるんで、ご安心を(笑)。
午前11時過ぎ、ついに会見場へと案内され、あとは星仔が来るのを待つのみ。これまで数多くのVIP(『デッドコースター』の監督&そのオタク息子など)をインタビューしてきて百戦錬磨のはずのドリーも.心なしか緊張の面もち。
そして遂に星仔登場!! スクリーンに映る姿そのものな、とても四十路とは思えぬファニーフェイスを前に、我々の緊張度も一気に最高潮!
インタビュー時の星仔は、映画とは打って変わって寡黙で、なおかつしっかりと言葉の一つ一つを選び語りかけてくる。その姿は一見「インタビュー嫌いなんかワレ!!」と思うが、これがまた“哲学者”っぽい雰囲気を醸し出し……なんて見るのは、あまりにミーハー的か?
そんな星仔ですが、こちらのツボだったのが以下の二点。
少年マンガ誌のインタビューらしく、コミック好きの星仔に「好きな日本のマンガは?」と聞いたところ、
「独身寮が舞台になっててね……」
と、今ひとつタイトルを思い出せない様子だったので、実際に登場キャラを書いてもらう事になったんだが、そこに描かれたのが白鳥沢レイ子!! そう、星仔が好きな漫画って、『ツルモク独身寮』だったんですね。残念なのは星仔直筆のレイ子像(サラッと描いたにしちゃ、すげぇクリソツ)を持ち帰りたかったんだが、通訳さんの重要資料に描いちゃったもんだから持ち帰り不可能。部屋に飾りたかったのになぁ……。
もう一点は過去の星仔出演監督作品で、どの女優が好きかという話題になり、
杉田嬢「ヴィッキー・チャオですね」
ドリー「セシリア(チャン)が好き」
俺「実はカレン・モクが好きなんですよ〜」
星仔「そうか、実は僕もカレンが一番好きなんだよ!!」
いや、こんなところで女の趣味が一致するなんてねぇ。
こうして1時間近く、みっちり星仔の新作『カンフーハッスル』と、功夫に対する想いを聞かせていただき、インタビューは無事終了。その後は杉田嬢の誘いで昼食のため、(実は初めて足を踏み入れる)麻布十番へ。
…それにしても、ここでの杉田嬢の言動は、さすが週刊マンガ誌編集という最前線を戦う猛者だけあって「アニキ、抱いてくれ!」と叫びたくなるような男っぷり炸裂。そらドリーがメロメロになるのも納得ですわな。
そんな杉田のアニキと麻布十番で別れ、手土産持って神保町の洋泉社へ。映画秘宝編集部員のほとんどが外周りで不在のなか、一人デスクワーク中だった大矢さんと雑談&なぜか「萌え」関連でいろいろ講釈するハメに。ついでにちょっとだけ仕事関連のお話も。
編集部を出た後は、次のスケジュールまで時間が空いてたので秋葉原へと移動。ラジオ会館でホビーなど品定めしていると、アッという間に時間がすぎる。おかげで行く予定だった牛丼の「サンボ」をあきらめ、新橋へと移動。あそこの牛丼食いたかったのにな。あと遅ればせながら「ピンキーストリート」にハマりそうな自分がコワい。
新橋を訪れたのは、TCC試写室で『くりいむレモン』を観るため。
そらぁモロ直撃世代の我々、ご意見番として駆けつけずにおられんだろ!! 今回の原作になった『媚・妹・Baby』を俺はリリース直後に見て、何度もあの透過光のお世話になったしなぁ。
会場入りすると、我々より圧倒的に上の世代が多く、あまりアニメ版世代とおぼしき顔を見かけない。これってやはり監督目当てなんだろうか? それともロマンポルノ郷愁世代が匂いを嗅ぎつけてやってきたって事?
(ドリーいわく「この日この時間の試写、他に大した作品がなかった」らしい)
して本編の感想だが、作品全体を覆ってる妙な貧乏臭さ込みで、退廃的ラブストーリーとしてはアリだと思うけど、これを「はい『くりいむレモン』です」って出されるのは複雑。
ヒロシ君は単なる引きこもりで、幼少時に亜美ちゃんのパンツめくったりしないし、亜美役の村石千春も、乳首こそ見せないぶん下着姿やオナニーシーンがエロエロなものの、ときおり見せるオバさん顔が興冷め。設定変えてるっていっても、原作の亜美ちゃんは中学生。しかもビデ倫チェックが入らなければ小学生(!)だったワケなんだからさ。
あと原作は予想外の“亜美サーガ”へと進んでいき、もっとドラマチックで淫媚な世界だったと思うんだが、映画はずいぶん淡々としてたのが違和感を覚えた原因かなぁ。まぁ、萌え系を製作者が勘違いしてトンデモ作品に転化した『ときめきメモリアル』に比べりゃ、ドラマ的に破綻してないだけマシか。
個人的には高校教師役の小沢和義の怪演が、心にビンビン響いたけどね。