2004年9月29日(水)
そうか、鉄人も最終回だったな




 前日まで10日連続の深夜仕事(それも肉体労働系)というハードな状況が続く中、昼過ぎに久々の都心へと試写で外出。


 まずは一本目。ファレリー兄弟の最新作『ふたりにクギづけ』をTCC試写室にて。

 既にご存じの方も多いと思うが、本作はマット・デイモングレッグ・キニアの、単体でも暑苦しい2人がよりによってシャム双生児役。暑苦しさも2倍ならヤバさも2倍という設定で、いつもの如くいつもの通りのファレリー映画だ。
 そのせいかどうかは知らんが、本来の配給元20世紀FOXが国内配給をアートポートに譲るという、いろいろ裏事情を詮索したくなるような措置が取られている。まぁ、さすがのFOXもオナニーやデブ女ならともかく、奇形物の公開には躊躇したんでしょうな。劇中でも2人を見た人々が「Freaks!!」って連呼してるし。

 本編はいつも通り差別ネタのオンパレード。奇形差別や知的障害者差別、そしてシェール差別など盛り沢山だが、それらそれなりにリスペクトした上でギャグにしているので、卑しさや下品さを感じないのもファレリー兄弟らしいところ。ジミーちゃん&グレ公のミラクルカンフー阿修羅な変な見せ場もある。
 またエンディング部分はストーリーとは直接絡むシーンじゃないけど、ハンカチを3枚は用意してから観よう! 無事に12月の公開を迎えられればの話だけど。


 試写終了後は神保町に向かう。台風接近で雨足が強まる中、某書店で『マリア様がみてる』の最新刊『特別でないただの一日』を発売日前にゲット。これで神保町に来た目的の8割は達成する。って、俺の目標も低い山だなぁ


 キッチン南海で遅い昼食を済ませ、洋泉社へと移動。ドリーが秘宝編集部を訪問するというので同行したが、このところいろいろあり、自分としては何となく居心地が悪い感じ。
 そんななか田野辺編集長に手招きされ、何かと思いつつ行ってみると、なんと仕事の依頼。それもガチンコ兄弟ならではな内容。乞うご期待!

 しばし秘宝編集部で過ごした後、ドリーと別れて六本木へ移動。ところが電車内でマリみてに夢中になったお陰で、半蔵門線を青山一丁目で乗り換えるはずが表参道までオーバーラン。あわてて引き返したが、次の試写会場に到着したのが開始時間ちょうどだよ!


 というわけで、本日の試写二本目はアスミックエース試写室にて話題の『SAW ソウ』。

 …これが監督デビュー作って、かなり末恐ろしいぞジェームズ・ウォン。尋常じゃない物語なのに破綻がなく、かなり異常なラストなのにきっちり辻褄を合わせてる。『ユージュアル・サスペクト』に近い構成だが、衝撃度といい整合性といい、こっちの方がかなり上。クエイ兄弟を思わせるダークな世界観(実際、監督はファンらしい)、いかにもインディペンデントなアンチクライマックスぶりと、久々に全編を通してピリピリした空気を感じる快作。最後の最後までハラハラ出来るサスペンスを欲する方には、絶対にお薦めの一本ですな。


 試写終了後は更に雨足が強くなる中、そのまま帰宅。
 帰って見た『ギャラクシーエンジェル』最終回は、何かしらんけど妙に萌えてしまった。正直なところ今シリーズは微妙な回が多かったが、最終回できっちりGAらしいスッ飛ばしぶり&投げっぱなしぶりを堪能できて、個人的にはこれだけで満足。でも、さすがにもう第5シーズンとかは難しいだろうなぁ……。






2004年9月14日(火)
『イウォーク・アドベンチャー』は観てないけど
『エンドア』は劇場で観たんだよ俺




 今日はドリーの取材に同行し、江戸川橋まで『スター・ウォーズ』DVDトリロジーBOX発売を記念したスーパープレミアムイベントを見に行く。

 会場となるフォーシーズンズホテル椿山荘に到着すると、イベントの開始は午後からとあってか、まだ人はまばら。ゲストよりも関係者の方が多いといった感じ。
 まぁSW関連のイベントだけあって、いちおうトルーパー兵やボバ・フェットがウロウロしてたり、関連メーカーの展示とかあったんで、それらを見てまわる。XBOX用のゲーム体験コーナーとかあったけど、これって普通のシューティングゲームとどう違うの? いや、ゲーム下手な俺がプレーしても違いが分からないのは承知してるけど。あと、コトブキヤのSWフィギュアはカッコいいねぇ。特にベイダー卿。1万もするから買わないけど。

 そんな事してるうちにプレスならびにライター関係者が案内役に呼ばれ、ホテルルームへと移動。今回のDVDの画質・音質面向上を実感するため、ルーカスフィルムとTHXの関係者による解説付きで作品を拝見する。
 いや、さすがチリひとつ残さぬよう丁寧にレストアしただけあって、画質はまるで最近の映画みたいなレベルにまで上がってる。上がってるんだけどねぇ……
 個人的にSWのソフトというと、一番最初に出たLDのCAVスペシャル盤みたいな、時代色込みの淡さが好きなんだよね(それでも当時は高画質だった)。けど高校んときドリーに見せてもらったのが最初で最後だから、かなり脳の中でバイアスかかってて説得力ないけどさ。

 その後は午後のイベントまで、会場に用意された軽食を食らいつつ休憩。久々にいいモノを腹に詰め胃が受け付けなかったのか、腹を満たしては便意をもよおしの繰り返し。食ったぶん出てくるって、俺の食道は直通か?


 そうしているうちに、午後からようやくイベント開始。イベントといっても、ルーカス・フィルムの関係者による今回のDVDの内容説明がメインなんだが、これがまた凄いのだ!

 今回のトリロジーDVDの映像特典として、三部作のメイキングドキュメンタリー『夢の帝国』が収録されているんだが、現存するビハインド映像や、関係者の証言あわせて2時間半という、それ一本だけでソフト化できそうな密度の濃い長編! しかもルーカスと喧嘩別れしたはずのゲイリー・カーツがインタビューを受けてたり、貴重なキャストのオーディション中の映像も登場。ソロ役を受けるカート・ラッセル(万一受かってれば、スネークがソロやインディに!?)やウィリアム・カットの姿が見られたりと(こっちは同時オーディションの『キャリー』に出てたから納得)、まさにメイキングとしては決定版の一本といえる。

 さらにはSWが世界中の映像クリエイターに与えた影響を検証する『フォースと共に:スターウォーズが遺したもの』には、盟友スピルバーグを筆頭にリドリー・スコットやジェームズ・キャメロン、それにピーター・ジャクソン、ローランド・エメリッヒ&ディーン・デブリン、さらにはジョン・シングルトン、ジョン・ラセターといった、文字通りハリウッドの“キング・オブ・ザ・ワールド”が続々登場! これだけのためにBOX買っても充分おつりがくるってもんだ。

 DVDプレゼンと質疑応答が終了し、今回のメインイベンターであるC3PO役、アンソニー・ダニエルズの独演会が始まる。

 うーん、さすがにこういったイベントやコンベンション慣れしてるだけあって、実に流暢な喋りと身振り手振りで「スターウォーズと僕」について語ってくれる。けど、おかげで後の質問コーナーで訊く事が全然無くなっちゃったよ。それでもこういうところに参加した手前、無い知恵を働かせて質問してみる。

「R2と3POはキャラ造形はクロサワムービーからインスパイアされてますが、実際ルーカスに黒澤の作品を見せてもらったりとかしたんですか?」

 彼は「もちろん“ Hidden Fortress ”は観たよ」と回答。こちらが特に『隠し砦の三悪人』と名言したワケでもないのに、こう切り返されると少し嬉しい。

 イベント終了後、お土産をいただき会場をあとにしたんだが……おいおい、これオレまでもらっちゃっていいのか? 

 さっそく帰宅後、お土産の方をチェックさせてもらったんだが……やはり画質音質特典ともに、今回のトリロジーBOXは買いだと言っておく。一部で話題になってる“本編のさらなる部分変更”についてはネタバレになるので詳しい事は書かない(ネットで既に明かされてるが)。けどこれで旧版ソフトを手放せなくなったのも確か。

 しかし、こうして改めて『新たなる希望』や『帝国の逆襲』を見直すと、やっぱり俺らの世代には深く刷り込まれたシリーズなのを痛感する。某熊ちゃん祭りは除くけど。

 熊ちゃんといえば、お土産で一緒に入ってたたペッツ、ドリーはトルーパー、ボバ、レイア姫とバラバラだったのに対し、俺のは何故か3つとも熊ちゃん……何かの呪いか、それとも嫌がらせか?










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