年も押し詰まってるのにいろんな事があり、かなりイッパイイッパイな状況が続く今日この頃。すっかり最近は死にそうになってます。でも秘宝の例の企画とかあるんで、そろそろいろんな意味でスパートかけないといけないんだけどね。
いやもう、マジで死にそうです。とりあえずはリハビリがてら日記など。
この日は待ちに待った樋口“オレ様ちゃん”真嗣監督の超大作『ローレライ』のマスコミ試写初日である。
午後3時前に東宝本社に到着。試写待ちの列が出来つつある時だったので、並んでると遅れてドリーが到着。2人して3時の入場を待ってると、
「何、この列? オレも並ぼうか」
って感じで飛び出てきたのが、樋口監督御本人!! ドリーとは既知の間柄だし、こちらもパンドレッタで一度だけご一緒させてもらった顔見知りなので軽く挨拶。
ようやく前の試写が終わって入場。早めに席を確保し、ドリーと共に外へ出る。秘宝企画の関係で宣伝部の人と話したあと、客室にいた監督と軽く雑談。ドリーがGFWの件で感想を求めると、「いや〜…あっはっはっは」と笑って誤魔化される。大人だなぁ。
席に戻り、なぜか隣に座っていた開田裕治・あや夫妻に御挨拶などしていたら、“ガチンコ兄弟三人目の女”ことドリー担当・チャーミー杉田女史が現れてビックリ! いや、チミもすっかりガチンコ兄弟に染められつつあるね。ということでテリー・チャーミー・ドリーの並びで試写を拝見することに。正直、デヴに挟まれて映画を見るハメになった彼女が不憫……。
で、感想。
いや泣いたなぁ。比喩的な話じゃなくて、マジで。
とにかく潜水艦映画の王道を行くような緊迫感と男臭さに溢れかえり、樋口氏のビジュアリストとしてのイマジネーションを存分に発揮した、素晴らしいほどスリリングかつスタイリッシュに盛り上がる戦闘シーンに泣きっぱなしデスヨ。とにかく戦争映画らしい適度な重さと熱さ、緊迫感が入り乱れての2時間強、全くだれることなくクライマックスの大艦隊相手に伊507が一艘で挑む戦闘シーンまで、いっさい目が離せない。
キャストも役所や國村隼といった演技が保証されてる連中はもちろん、実直な副官役を好演したギバちゃん(柳葉敏郎)や妙に陰湿な悪役演技が光る石黒賢、予想以上に軍人らしい軍人を演じ、男気っぷりのあがったピエール瀧などなど(妻夫木に関しては正直微妙だったけど)近年まれに見る充実ぶり。ややVFXのCG臭さが鼻についたり、ヒロインがドイツ系なのに綾波っぽかったり(アスカじゃねぇのか…って、こりゃ俺の個人的希望か)と、不満な点も無くはないが、そんなもん微々たるもんで、樋口監督は日本映画史上でも稀有な“男泣き戦争アクション大作”を本作で見事に実現したといっていいだろう。いや、久しぶりに邦画で映画らしい映画を見たっていう満足感で、お腹いっぱいになりましたよ。
あと監督&原作者絡みで押井や庵野といった、錚々たる面々がスタッフに加わっていたが(ドリーによると、“出演者として”御禿様こと富野カントクもクレジットされていたとのこと。一体、何のシーンに出てたんだ?)、最大のサプライズは特撮スタッフとして沸田洋氏の名前がクレジットされていた点。東映特撮の看板である氏がこういう形で東宝作品に顔を出すなんて今まで無かったことで、それだけで妙に新鮮だった。
試写終了後、ドリーや開田夫妻らと共に樋口監督に挨拶。もちろん皆の口から出るのは絶賛の言葉だけだったのは言うまでもない。俺、樋口さんが急に偉い人になった気がして、サインなんか貰っちゃった。あと監督の横でドリーがどっかで見たような兄ちゃんと談笑してたんで、あとで誰って聞いたら原作者の福井晴敏氏でした。戦国自衛隊のロケ取材時にも会ったはずなんだけど……よくも悪くも大物オーラ、漂ってないなぁ。
試写室を出て開田夫妻やチャーミーと別れ、神保町へ。朝から何も食ってなかったんでまずは白山通りの「まんてん」に寄り、大盛りカツカレーに揚げシューマイのトッピングで昼夕食を兼用。
食後は秘宝編集部に異動し、編集の馬飼野さんと恒例の千本ノック企画の打ち合わせやら、ちょうど来社していたジャンクハンター吉田氏と談笑したりいろいろ。しまった、吉田氏が来てたんだったらあの件を聞いときゃよかった!!
「吉田さんって、男色ディーノのデビュー戦の対戦相手だったって本当ですか?」