新年ご挨拶
 
日本学校薬剤師会会長  
  杉下順一郎   
   新年あけましておめでとうございます。
   旧年は会務につきましてご協力賜りましてありがとうございます。
   本年も宜しくお願い申し上げます。

会務も順調に進捗しておりまして感謝いたしております。
T 昨年実施致しました会務の中で主な事業

1.文部科学省では学校薬剤師の学校保健に関わる改訂が種々行われるとともに、
   その他、学校保健に関連する新しい情報が寄せられているおりから正確な情報
   を速やかに提供するためにメールマガジンを発刊、11月1日に第1号を発行
   致しました。
   今後、月1回逐次送信するとともに、緊急性のある場合には適時送信したく存
   じます。
   会員各位におかれましてはHPにアクセスの方法等が記載されておりますので是
   非ご利用していただきたく希望致します。
 
2.資質向上講習会は各県学校薬剤師会の要望に従って役員を派遣して実施してお
   りまして大変好評を得ております。
   学校薬剤師必携が刊行されまして学校薬剤師の職務、今日的な問題、各学校保
   健団体との連携のありかたなどを120枚余りのPPで詳しく作られております
   ので現役学校薬剤師や新人学校薬剤師の講習会に是非役立てて頂きたく存じま
   す。
   また、日本学校薬剤師会が独自に実施する事業として学校環境衛生講習会は「
   飲酒」をテーマにして行政、業界、教育界より貴重なご講演をいただいており、
   出席会員から好評を得ております。その成果は講習録として頒布しております
   ので本会事務局にお申し出下さい。その他、本会が後援などをしております研
   究協議会、研究大会も盛況裡に終了することが出来ましたこと皆様方のご協力 
   に感謝申し上げます。

U 薬の正しい使い方に対する日本学校薬剤師会での取り組みについて
  この件につきましては長年種々努力をいたしてまいりました。
  即ち
  @ 本会は河村健夫文部科学大臣に要望書の提出を平成16年2月25日に行い
    ました。
   主たる内容
   1、学習指導要領に明記していただきたい。
   2、教材を作成するなど環境整備をしていただきたい。
   3、学校薬剤師が学校において指導できるようにしていただきたい。
   ということであります。
   (財)学校保健会では平成17年に文部科学省の補助事業として3年にわたる
   委員会で対応を致しました。その成果として
   18年中学校:薬の正しい使い方、
   19年:くすりってなあに:19年指導者用版の作成
   がなされ、全国の小中学校に配布されて学校現場に具体的な内容を提供致しま
   した。
   中央教育審議会では17年7月に中間審議報告として「健やかな体を育む教育
   の在り方に関する専門部会の審議の状況」すべての子どもたちが身に付けてい
   るべきミニマムとは?の中で、保健の分野における目的の具体的な内容の1つ
   として「医薬品の有効性や副作用を理解し、正しく医薬品を使うことができ
   る。」をあげています。その後の経過について平成19年11月7日に審議経
   過報告とPBが求められています。本会と致しまして、各都道府県学校薬剤師会
   に通知するとともにHP、メールマガジンで情報提供したところです。
   この、初等教育分科会社会教育課部会「教育課程部会におけるこれまでの審議
   のまとめ」の中では科目「保健」*1 については、個人生活及び社会生活におけ
   る健康・安全に関する内容を重視する観点から、指導内容を改善する。その
   際、様々な保健活動や対策などについて内容の配列を再構成し、医薬品に関す
   る内容について改善する。
   また、生涯を通じて自らの健康を適切に管理し改善していく思考力・判断力な
   どの資質や能力を育成する観点から、小学校、中学校の内容を踏まえた系統性
   のある指導ができるよう健康の概念や課題に関する内容を明確にし、指導の在
   り方を改善する。となされております。
  また、さらに

 A 子どもの心身の健康を守り安全・安心を確保するために学校全体としての取
    り組みを進めるための方策につい中央教育審議会スポーツ・青少年分科会
    学校健康・安全部会・・審議経過報告は

  ア、校長のリーダーシップの下、学校計画に基づき組織体制の整備を図り、
     保健教育と保健管理に取り組むことが必要である。
   イ、学校環境衛生の維持・管理及び改善等について「学校環境衛生の基準」
     の位置づけをより一層明確にするために法制度の整備を検討する必要が
     ある。
   ウ、専門知識に基づいた効果的な保健指導が重要である。

 などと今後の学校薬剤師に期待される項目が記述されています。

V.日本学校薬剤師会のとりくむ課題

 @ 組織の在り方の検討として事務所、職員の健康的な配慮が大切な事柄です。
    このことから、また、事務の拡大、事業の発展、会議室の土曜日、日曜日使
    用可能な事務所を千代田区神田岩本町に移設を致しました。

 A 日本薬剤師会などとの関係、薬学会、日本保健薬局協会などの法人団体など
    との連携を一層深める必要性がありますので引き続いて行ってまいります。

 B 他団体との学校保健に関わる団体との連携の在り方として財団法人日本校保
    健会、日本学校歯科医会や協賛団体との連携も今後とも深めていかなければ
    なりません。

今年も会員先生がたのご多幸とご健勝をお祈り致しますと同時に、資質の向上に努
めて参ります所存ですので宜しくご協力のほど願いもうしあげます。