新年おめでとうございます
 

日本学校薬剤師会会長  杉下 順一郎    
 


 平成19年の新年をつつがなくお迎えされたこととお慶び申し上げます。平成18年の会務事業は順調に推移致しておりまして、ご協力に深く感謝申し上げます。また、昨年11月の臨時総会におきましては、会員の先生方にはご心配をお掛けいたしまして誠に申し訳なく思います。この件につきましては 平成18年11月5日(日)赤坂プリンスホテルにて日本学校薬剤師会(以下日学薬という。また、日本薬剤師会は日薬という。)臨時総会が開催されました。主旨は日学薬の社団法人化問題であります。臨時総会の執行部提案理由は

 1. 日薬が文書で通知した事務移管について、独立した日学薬の事務を日薬が会務
    として行うことは適当ではないとされたこと。

 2.文部科学省、日本学校保健会など学校保健関係団体の支援、協力が得られていたこと。
     このことは将来的に文部科学省の認可団体となり、パイプが直となり、情報の伝達が
     速やかになる。

 3.日学薬が人格のある文部科学省認可団体とするものであり、各都道府県段階の法人化
   を要請しているのではないこと。そして、会費などの値上げは実施しない。また、日薬の
   学薬部会と日学薬はお互いに連絡をとり、それぞれの会の役割分担と独自性を尊重する。 

との3点に要約されます。  
  日薬が日学薬を独立した団体とされた件につき、その対応として、独自の事務局の設置、事務員の雇用、会務の運営などを約束通り実施してまいりましたが、問題は任意団体であるが故に文部科学省の主管課をはじめ国、地方公共団体の支援、情報の共有、契約などの履行が確立できない事態となっている状況であります。
近年の情報化社会にあって会員への迅速な資料の伝達は不可欠な事柄であり、さらに子どもたちへの健康づくりへの貢献に少なからず影響をも懸念される状況にあります。
今回、臨時総会ではこの法人化問題について理解が得られず否決されましたが、従来から承認されました会務は事業計画通り引き続いて遂行致します。
日学薬としては法人化問題について2年間にわたり全国会長会、総会、ブロック会などで逐一説明をしてきたところでありますが、法人化の趣旨の周知が十分ではなかったこと及び日薬との意見の疎通が欠けていたとの指摘に対しましては、謙虚に受け止め反省しております。
今後も種々の機会を捉えて説明不足の点を払拭して話し合いを十分に行いお互いに知恵を出し合い日本学校薬剤師会組織の健全な発展ができるように努める所存であります。
 日学薬の活動は将来を担う子どもたちの健全な健康づくりに寄与し、その精神は社会的にも、学校から家庭へさらに地域へと広がる側面や役割があるので、学校保健の活性化は他の学校保健団体とも協調して進めることが必要であり、日学薬の組織強化は日薬の更なる発展の一助になるものと確信するものであります。以上のような観点に立って、承認されました事業計画に基づき事業を遂行し、日学薬が充実・発展するように努めます。
 今年度につきましては、
 1.学校薬剤師必携を刊行いたしましたので、その普及活動を行っていきたいと思います。
   この必携は学校薬剤師の歴史から始まり、活動の方法、各学校保健関係者との連携の
   在り方及び参考資料と致しまして、関係法令集の抜粋が主な構成となっております。
    できれば平成19年度に予算化をし、各県に役員がお伺い致しまして、出前講座を致した
    く考えております。

 2.学校環境衛生の基準について、ビデオとDVDを協賛企業と東映のご協力によりまして作成   も致しました。これは、照度、騒音、飲料水、空気検査、プール及び学校給食の6項目につ
   いて、検査方法、検査記録、などをビジュアルな方法で分かり易く解説してありますので、
   次年度新任の先生や、研修会、学校保健関係者に十分参考となりますので積極的に活用
   していただきたく存じます。

 3.中学校に文部科学省から「くすりの正しい使い方」のパンフレットが3部配付されました。
   1部は学校薬剤師に配布されるとのことです。本会においても各都道府県学校薬剤師会
    には参考として送付致しますが、内容は薬の歴史、くすりの種類、服用方法、血中濃度、
    副作用など、分かり易く多岐にわたって専門用語をできるだけ使わずに解説してあります
    ので、特別活動や総合的学習の時間、薬物乱用防止教育にも役立てて活用していただ
    きますようお願い申し上げます。

 また、本年は7月に参議院選挙が行われます。
  本会では藤井基之先生の後援会を作り、後援会名簿を提出致しましてその成果が得られておりますが、学薬専用のカラーのパンフの活用によりまして、なお一層のご協力をお願い致します。

  以上のように今年度の日本学校薬剤師会の行う事業の計画の一端を申し述べましたが、総会、ブロック会で提案されました件につきましては執行部で十分検討を加えて活動の糧にして行きたいと存じますので本年も何卒宜しくご支援のほどお願い申し上げます。