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Kitamura
*舟越桂さんが期待の作家を選んで応援するという贅沢な企画展にて*
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木原 千春 展 2001年7月24日〜8月26日
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木原千春さんと始めて会ったのは、誰かの展覧会場だった。アーティストの O JUN に紹介された。当時木原さんは17〜18歳だった。緊張した面持ちだった。
O JUN は「この子、スゴイよ」というようなことを言った。そう言われても私は彼女について何も知らないから、生返事しかできなかったように記憶している。
数ヶ月後、その O JUN と仲間展のような展覧会が高井戸であったのを見に出かけた。そこで初めて木原さんの絵を見た。 紙にクレヨンで、昆虫などを大きく描いたものだった。感性の導くままに、紙にかじりつくようなその絵は、強烈な色彩と形、そして構図が際立っていた。彼女の絵に理論があるかどうかは知らないが、誰にも描けなかった美が私の目の前にあると思った。高校を中退し、美大にも行かず絵を描いているという。そして2〜3回の個展を経験してきた。もうそろそろ沢山の人々に見てもらうべきだと思う。あの絵の個性と力強さは貴重な存在だと思う。これから迷いも出てくると思うけど、自分を信じて存分に「絵」を描いてほしい。芸術は創られるのではなく、生まれてくるのだとまた思えてきた。 2001年 舟越 桂
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