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Kitamura
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塚本悦雄展 2002年8月20日〜9月15日
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タコの彫刻、羊のちぢれ毛、イカのトルソ、蚊、塚本はいったい何を作りたいのだろう? 変わった形やリズムに気付きおもしろいと思える感性を持っているのだと思う。……で彼の中では、それを単純に再現しているのかもしれない。ただ彼はそれを独特の大きさや、切り口で再現してみせてくれる。私たちは今までに見たことのない、あるものの姿を目にすることとなる。そうしてこの世界にはなんと多種多様な、おもしろい姿が存在しているのかを、彼の目を通して私たちは気付くのかもしれない。 彼は口下手かもしれない。彼の作品についてたずねると、いろいろな言葉が出てくるのだが、しばらくするとこちらがその言葉を整理できていないことに気付く。彼の中でも同じで、「また、うまく言えなかった」と思っているのかもしれない。しかしここは大事なポイントだと思う。本人も見る者も、明解な言葉をもつことができないでいる作られた物、でもそのために、その物の価値を下げては決していけないのではないかと、今でも心のどこかで思っている。できれば、言葉でも見る者を自分の領域に連れてくるのを助けることはした方がよいとは思う。ただそれができなかったとしても、作られたものが小さくなりはしないと思う。逆に何も作らずに、言葉だけの理論で芸術が成立しないのと同じだと思える。理論は自作を守るためにではなく、次の展開のヒントに役立てたい。 それでも、たずねられたらいっしょうけんめいに言葉ででも伝えようとする彼の姿勢が、ぼくは、とてもうれしく、好きだ。 2002年 舟越 桂
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