Hakamo

2008/09/04 α Version公開

Hakamo[ハカモ]は手札の評価・宣言をし、それをトリックテイキングによって実現する競技です。
宣言者のパートナーとしてのあいのりや、最多カード獲得者予想など、他者の手札の評価も必要となる競技です。

Informo!
トリックテイキングをご存知ない方はこちらを参照ください
テーブルゲーム用語の基礎知識(月刊テーブルゲーム北海道):トリックテイキング編
  第1回  第2回  第3回

人数: 4人限定

0.1. ゲームの目的
  配られた手札でトリックテイキングを行った結果によるゲームヴァリュー(GV)を予告し、それによる競りで点数を競う

0.2. 本競技の特殊用語
★hakami[ハカミ]/Hakamisto[ハカミスト]
  トリックテイキングの結果、4人の内で最高枚数かつ13枚以上のカードを取ること。
  hakamiを達成したプレイヤーのことをHakamisto[ハカミスト]と呼ぶ。
※二人以上が同数で条件を満たしたときは、全員がHakamistoとなる。

★malhakama[マルハカマ]
  そのディールでHakamistoがでない状態のこと。
※キャンセル・matiなどで全員が12枚以下のカードしか取れなかった場合は、Hakamistoは存在しない。

★mati[マティ]/Matatisto[マティスト]
  ルールにより、カードをプレイできない状況に追い込まれること。
  matiを起こしたプレイヤーをMatatisto[マタティスト]と呼ぶ。


0.3. この競技で使用する追加用具
  スコア記録表(任意)

1.0. 初期セットアップ
  最初のディーラーから時計回りにPJxマーカーを"Or"→"Su"→"Ok"→"No"の順番で配る。

1.1. ディールセットアップ
  ディーラーは各プレイヤーに手札を 9枚ずつ配る。
  残ったカード( 2枚)は伏せて場の中央に置く。この 2枚をKasxetoj[カシェットィ]と呼ぶ

2.0. ゲーム手順
各ディールは以下の7フェイスに別れる
  1)Deklaristo決定のための競り
  2)Deklaristoの Kasxetoj 交換
  3)Kunulo募集
  4)Hakamiに関する宣言
  5)トリックテイク
  6)GV計算
  7)得点授受

2.1. Deklaristo[デクラリスト]決定のための競り
  ディーラーから時計回りに、そのディールのGVがいくつになるかを予想し、ビッドを行う。
  ビッドの最低値は13。
  ビッドを受けた他プレイヤーは競り上げる(最低 1以上高い数値をビッドする)かパスするかを選択する。
  パスしたプレイヤーはこれから先、この競りに参加できない。
  最後まで残ったプレイヤーがDeklaristoとなる

  4人全員がパスした場合はディーラーを変えずに、手札を配り直す。

2.2. Deklaristo の Kasxetoj 交換
  DeklaristoはKasxetojを見る前に、それと手札の交換を行うか否かを選択する。

  交換する場合は、DeclarerはKasxetojの2枚のカードを手札に加え、11枚となった手札の中から、2枚を選んでテーブル中
央に置く。置くカードは表向きにするか裏向きにするかをそれぞれ選択できる。ただし、Cのみは裏向きで置かないといけな
い。
  これが新たなKasxetojとなる。
  
Kasxetojがこのゲームの切り札と特殊オーダーを決定する。

Kasxetojの上側に置いたカードが、このディールの切り札を決定する
表向き数札・X・Vそのカードの色が切り札
Jx各トリックのリードカラー以外で、先に出た色が切り札
裏向き
切り札なし
                
Kasxetojの下側に置いたカードが、このディールの特殊オーダーを決定する。
表向き数札・X・Vその色のカードがinversa指定となる
Jx切り札がAJx・PJxより強くなる
裏向き
特殊な強弱ルールは適用しない。

  Kasxetojの交換を行わなかった場合は、Kasxetojの両方のカードが裏向きで置かれたものとして扱う。
  つまり、切り札・特殊オーダー共になしとして扱う。

2.3. Kunulo募集
Deklaristoはこのディールを共に戦うKunulo[クヌーロ](パートナー)を募集することができる。
最初からKunuloを募集しない場合は、ソロゲームでトリックテイキングを行う。

募集する場合は、Deklaristoの左隣から時計回りにビッドを行う。
  ビットの最高値は、Declealerの宣言(落札)値の半分で、最低値は 1。
  ビットを受けた他プレイヤーは安いポイント(少なくとも 1低い値)をビットするかパスするかを選択する。
  パスしたプレイヤーはこれから先、この競りに参加できない。
  最後まで残ったプレイヤーがKunuloとなる

他 3名がKunuloに申し出なかった(ビッドでパスをした)場合には、以下のどちらかを選ぶ

a. ソロゲームにする
b. 投了する
  2.4. 〜 2.6. を行わず、 2.7.の精算を行う。

2.4. Hakamiに関する宣言
Deklaristoはオープニングリードの前に、以下の宣言のどれかをする。
Hakamisto予想指名
プレイヤー一人を指名して、その人がHakamistoになることを予告する。
malhakama予想宣言
このディールがmalhakamiになることを予告する。
何も宣言しない

2.5. トリックテイク
9トリック(後述によりそれに満たないことがありうる)のマスト・フォロー・トリックテイキングを行う。
オープニングリードはDeklaristo。

トリックの勝者は、そのトリックのキャンセルされなかったカードを獲得(自分の前へ裏向きに置く)し、次のトリックのリー
ドを行う。

2.5.1. カードの序列
  各カードの序列は以下の通り
  PJx > AJx > 切り札の平札 > リードの平札 > その他の色の平札

  各色間の序列
  X > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 = V > 4 > 3 > 2 > 1
  inversa指定されている場合は、以下のとおりになる。
  X > 1 > 2 > 3 > 4 > 5 = V > 6 > 7 > 8 > 9

2.5.2. カードの特殊なルール
 C・Jx・X・Vには以下の特殊ルールが存在する。
C
Kasxetojの表向きにされているカードと同じカードとして扱う。
 2枚とも表向きにされている場合は、プレイ時にどちらとして使用するか宣言する。
 2枚とも裏向きの場合は、プレイに使えないカードとなる。
PJx
リードに使うことができない
AJx
リードに使うことができない
X
各色最高のカードとして扱う。
inversa指定されていても、1より強いカードとなる。
V
各色の5と同ランクとなる。
獲得枚数計算のとき、このカードは 2枚分として計算する。

2.5.3. キャンセル
  一つのトリックで同じ強さのカードが2枚以上出た場合、それらのカードは全てキャンセルされ、トリックに勝つことがで
きない。また、勝者の手に入ることもない。
  ここで言う「同じ強さ」とは、以下を指す
  ・同色の5とV
  ・AJx同士
  ・PJx同士
  ・ディスカードで、同数のカード (たとえ片方がinversa状態でも、同数値ならば適用される)
    
  全てのカードがキャンセルされた場合は、トリックテイキングを打ち切り、ディールスコアの確認を行う

2.5.4. mati
  ルール上、手札から出せるカードがなくなってしまった場合(リードプレイヤーなのに手札がJxしかない、Kasxetojが2枚と
も裏向きで手札がCのみ)、"matatis[マタティス]"を宣言し、手札を全て公開して捨て札にする。この捨て札はだれのものに
もならない
  Matistoはこのディール、これから先のトリックテイキングには参加できない。
  リードプレイヤーがMatistoになった場合はトリックテイキングを打ち切る。

2.6. ディールスコアの確認
トリックテイキングが終わったら、Hakamistoの有無とその獲得枚数を確認し、そのディールのスコアを算出する

2.6.1. Hakamistoがいた場合
Hakamisto予想指名が外れた
GV = 0
malhakama予想宣言をした
Hakami宣言時、何も宣言しなかった
GV = Hakamistoの獲得カード枚数*
Hakamisto予想指名が的中した
自分を指名した
GV = Hakamistoの獲得カード枚数* + 2
他プレイヤーを指名した
GV = Hakamistoの獲得カード枚数* + 4
これに以下のボーナスを追加する
Kasxetoj の交換をしなかった
GV +2
Matistoがいる
一人
GV +2
二人
GV +4
三人
GV +8
四人
GV+16
*Vは2枚分として換算する

2.6.2. malhakamaの場合
malhakama予告宣言がなかった場合
GV = 0
malhakama予告宣言があった場合
GV = 16
これに以下のボーナスを追加する
Kasxetoj の交換をしなかった
GV +2
Matistoがいる
一人
GV +2
二人
GV +4
三人
GV +8
四人
GV+16
  
2.7. 得点の計算
  GVがDeklearistoの宣言値以上なら、Deklaristo(とKunulo)の勝ち。宣言値未満なら、負けとなる。

  得点はDeklaristoとKunuloにのみ計上される
  詳細は以下の通り
Deklaristoの得失点
Kunutoの得失点
Kunutoがいる
勝ち
+ビット宣言値-パートナー応札値
+パートナー応札値
負け
-ビット宣言値+パートナー応札値
-パートナー応札値
Kunutoがいない
勝ち
+ビット宣言値
負け
-ビット宣言値
投了した
-ビット宣言値 × 0.5(端数切り捨て)


3.0. 公式戦として行う場合
 1マッチ 8ディール(一人 2回ディーラーが回る)行い、合計点数を競う。



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