AOU 2002 
アミューズメント エキスポ

 春の気配を感じる穏やかな陽気だった2月23日に、千葉県の幕張メッセにて
今年も「AOUショー」が行なわれました。今年の後半あたりから登場するであろう、
数々のゲームを見てきましたので、その模様をお送りしたいと思います。

 

多くの企業が参加

 

たくさんの人で賑わいました


<ナムコ>

 イベントではおなじみの巨大パックマンが見守るナムコブース。今回の目玉となったのは、
なんといっても「ソウルキャリバーU」。格闘ゲームファンの目を釘付けにしていた。
その他、ビデオゲームではフジテレビの全面協力で開発された野球ゲーム「熱チュー! プロ野球
2002」、体感ゲームでは「ゴルゴ13」のようなスコープ付きライフルの筐体「エイリアンスナイパー」
実際に剣を振り回す体感アクション「魔斬」、シリーズ最新作「太鼓の達人3」などが登場。
 また、漫才のツッコミ役となって人形にツッコミを入れる新感覚なゲーム「ナイス☆ツッコミ」は、
その斬新さから、なかなかの注目を集めていた。さすがに1人でやるのは恥ずかしかったので、
残念ながらプレイしなかったが・・。

 今回のナムコブースで唯一プレイできたのが、「タレットタワー」。プレイヤーは塔の砲台となり、
迫り来る戦闘機やミサイルを打ち落としていかなければならない。大型の体感ゲームだが、この筐体が
なかなか面白い形状をしていた。砲台の動きに合わせて、座席が360度グルグル回るのだ。
遠心力で体が振り回されるので、乗り物に弱い人はプレイできないだろう。
 ゲームはシンプルな3Dシューティングゲームだが、砲台のコントロールが難しく、座席もグルグル
回るため、見た目はただの3Dゲームでも、結構難しく感じられた。

 

大人気だったソウルキャリバーU

 

タレットタワーの筐体

<コナミ>

 相変わらず「音ゲー」シリーズの人気がすごかったコナミ。今回は、全体的に体感ゲームと、
対戦ゲームの出展が目立っていた。体感ゲームでは、ゴルフやテニスのスポーツゲームなど、
通信対戦ものでは、麻雀ゲーム「麻雀格闘倶楽部」や、メダルゲームの「モンスターゲートU」などが
注目を集めていた。個人的には、キーボード入力で犬とコミュニケーションをとる「dogstation」
気になった。
 今回のコナミブースは、出展していたゲームは多かったものの、目玉商品がなく全体的に
小粒揃いな印象を受けた。

 

コナミのゲームは撮影不可でした・・

 

<タイトー>

 今回の会場では、やたら盛りあがってたタイトーブース。今回の目玉は、実際にラケットを持って
対戦する卓球ゲーム「ライジンピンポン」。卓球のゲームなのに、ヒップホップ系のグラフィックで
会場ではDJまで登場し、なかなかのクールぶりを見せていた。友達やカップルでやったら、
結構盛りあがりそうなゲームだ。
 その他は、漫画「はじめの一歩」のパンチングマシーン第2弾「ハードパンチャーはじめの一歩2
〜王者への挑戦〜」などが注目作。

 

DJが登場し、クールなステージが!

 

 

<バンプレスト>


 今回のショーでは、最も人気を得ていたであろう「ガンダム・パイロット・アカデミー(GPA)」
出展していたバンプレストブース。参考出展で、5分程度しかプレイできなかったにも関わらず、
常に1時間以上の待ち時間を作るほどの人気ぶりだった。
 この「GPA」は、4人乗りの大型アトラクション。ディズニーランドの「スターツアーズ」のような
感じのものと言えばわかりやすいだろうか? しかし、そうしたアトラクションと異なり、
この「GPA」では、ガンダムを操縦する人と、武器で攻撃する人がいるので、体感ゲーム的な
要素も含まれている。
 グラフィックはフルCGで、ガンダムの世界観(ジャブロー?)が細かく描かれていて、
登場していたモビルスーツも、非常にリアルだった。
 先に書いたとおり、まだ触りの部分しかできていなかったので、今後完成したら、
どのようなゲームになっているのか、今から楽しみである。できれば、友達同士で乗って、
「ガンダムごっこ」などしてみたいものである。(本当にしてたら、ただのアブない人だ。)

 

 

開催時間中、ずっと長蛇の列!

 

<セガ>

 相変わらず巨大なブースで、ビデオゲームから大型体感ゲーム、メダルゲームと
様々なジャンルのゲームを展示していたセガ。今回も数多くの新作が発表されていた。
 まず、注目だったのはガンシューティングの新作、「THE MAZE OF THE KING(仮)」
映画「ハムナプトラ」を思わせるようなピラミッドを舞台としており、これまでのガンシューティングもの
とは違った雰囲気が楽しめそうであった。また、ランダムマップシステムというものを採用しており、
プレイ毎ごとステージが変化するそうである。
 また、体感ゲームとしては初となるサーフィンもの「SOUL SURFER」。実際にサーフボードに乗って、
様々な大波にチャレンジできる。グラフィックもとてもきれいだった。
 またガンシューティングだった「ルパン三世」がタイピングゲームとして再登場。要するに「ザ・ハウス・オブ・
ザ・デッド2」が「タイピング・オブ・デッド」になったのと同じ要領。またビデオゲームの新作では、「ムサビイの
チョコマーカー」が登場。これだけ実際にプレイできたが、なんとなくPSの「サイ」を思わせるようなアクション
パズルゲームであった。ルールが把握できないうちにゲームが始まってしまい、結局よくわからなかったので、
ゲーセンに出たら、改めてプレイしてみたいと思う。

 

 

今度のルパンはタイピング!

 

アクションパズルの「チョコマーカー」

 

 

撃ちまくれ!「メイズ オブ キング」

 

大型スクリーンで「ソウルサーファー」が!

 また、新タイプのゲームとしては、トレーディングカードを使用して遊ぶサッカーゲーム、
「ワールドクラブ チャンピオンフットボール セリエA2001−2002」も注目であった。
これはICを組み込んだカードを使用して、サッカーの試合を楽しむものらしく、
平たく言えば、「ダービーオーナーズクラブ」のサッカー版ということになるのだろうか?
カードの選手は試合や練習で強くすることもできるようだ。
 トレーデュングカードとビデオゲームが融合した新しい遊びに形になりそうである。

 

カードを使った新感覚サッカーゲーム

 

 

 さて、セガブースでは、もうひとつ面白いものが発表されていた。それは、セガとナムコ、そして
任天堂の3社により開発された「トライフォース」というグラフィックボードだ。これは任天堂の
「ゲームキューブ(GC)」のアーキテクチャが応用されたもので、GCの持つ描写能力を余すところなく
発揮しようという優れもの。実際にサッカーのデモCGが流れていたが、その映像は非常にリアルなもの
になっていた。今後、このツールで開発されたアーケードゲームは、GCに移植されることになるのだろう。
ソフト不足といわれるGCにとっては、強力な武器になることは間違いない。
今後、どのようなゲームが開発されるのか、今から楽しみである。

 

トライフォース本体。GCの面影が・・。

 

わかりにくいけど、サッカーのCGです。

 

<終わりに>
 アーケードゲームの祭典と言えば、春のAOUショー、秋のAMショーというのが、
ゲームファンの間では常識であろう。AMショーは何度が足を運んだことがあるが、
このAOUショーは、実は今回が初めてであった。

 昨秋のAMショーでも思ったが、アーケードゲームは「これはスゴイ」と思わせるようなものが
最近はすごく少なくったような気がする。ゲームの質事態は全体的に上がっており、
「クソゲー」と言われるものは少なくなってはいるが、かといって面白いゲームが増えたかと言えば、
決してそうではないだろう。確かに「GPA」(バンプレスト)や「ワールドクラブ」(セガ)など、
大型筐体では目立ったものもあったが、ビデオゲーム(レバーとボタンで操作するゲーム)そのものが
少なくなってしまったのが、残念でならない。
 しかし、そんな中、セガ・ナムコ・任天堂が共同開発した「トライフォース」という存在は、
今後、再びビデオゲームが注目されるきっかけになればと思う。すでに、あの「F−ZERO」が
アーケードゲームとして蘇ることが決まったそうで、とても楽しみである。