時計

ただいま修理中!No.2

2002/10/15

リズム時計
2003/8/2

ウランガラスの時計
(SEIKOSHA)

2004/1/25〜3/1
八角型振り子時計
(昭和9年1月5日 Meizi Clock社製)


MAJESTY
8角型10インチ時計(31days)


2004.3.1 MAJESTY 8角型10インチ時計(31days)
比較的新しい8角型時計の修理をしました。無垢の木材(底板は合板)を使用し木目の奇麗な10インチサイズの大きな時計で、とても見栄えがします。この時計は、近くのリサイクルショップで見つけた物で、「動作不良、ジャンク品」と書かれていました。早速、動作テストをしてみると、振り子はすぐ止まってしまい動きませんでした。また、鐘の音が響かない状態でした。

外観は奇麗で傷はほとんどありません。しかし、振り子を振ってみると、すぐ止まってしまいます。購入したときから、ゼンマイは一杯巻いてある状態でした。

機械部分を外してみると破損欠落している部品は無く、状態は奇麗でしっかりしています。しかし、油ぎれ状態で動きが鈍くなっていることがわかりました。そこで、各部分に注油してしばらく機械だけで動かしました。鐘の音は鐘を打つハンマーが当たったままで離れない状態でしたので修正しました。

機械の地板には製造した会社の名前が「TAKEDA CLOCK MFG. NO JWEYELS MADE IN JAPAN 」と刻印があります。鐘の音は比較的小さく気にならない程度の上品な音です。
油ぎれが故障の原因であることが判明したので、しっかりと注油した後にケースに組み込み動作テストをしました。
現在良好に時を刻んでいますので、しばらくの間調整を行います。

2004.1.25 八角型振り子時計(昭和9年1月5日 Meizi Clock社製)
八角型振り子で時計の修理をしました。汚れていて奇麗なものではありませんが、欠けや欠品などはなく状態でした。昭和9年1月に月光堂時計店で購入されたらしく、裏に日付が記入されていました。

中の機械部分を覗いてみると明治時計製のオリジナルのようです。
文字盤に関しては、オリジナルかどうかはっきりとしませんが、年代相応の風格があります。

Meizi Clock &Co.のトレードマークがついています。
<振り子部屋に書かれている文書>

The clock manufactured by our company is the superior quality, because it is made of the fine  and firm machine and the decorative design is new and delicate.
Therefore the public admires and uses our clock.
But the public cautioned against fradulent(fraudulent) imitations of this trade mark.

我社が製造した、この掛け時計は品質に優れている。それは、洗練された変わらぬ機械装置によって生産され、装飾デザインは新しく繊細である。それ故、我が社の掛け時計を賞賛し使用してくださる。
しかしながら、人々はこの商標の詐欺的模造に対して注意を払った。

時計の進み遅れを調べてみたところ、振り子の位置を一番上に上げても遅れる現象がみられました。内部の機械部分の不具合があるのかと思い、いろいろ調べてみましたが正常でした。もしかしたら、振り子は、この時計の物ではなく、他のものに取り替えられている可能性があるかもしれないと考え、振り子位置を更に上げて調整してみました。その結果、正確に時を刻みはじめました。しかし、さらに調整していくと、機械部分がなめらかに動くようになったためか、本来の振り子の状態でも正確に動くようになってきました。今後、木製の部分と金属部分を奇麗にしてから、時間をかけて細かい調整をしていきます。
 追記
時計の修理をしていて時々、各時間に鳴る鐘のなる速さが早くなってしまうことが良くあります。鐘を鳴らす速さは、羽が回ることによる空気抵抗を利用していることが多く、その羽が軸の部分で滑ってしまい、有効に空気抵抗がかからないために起こることがあります。羽をしっかり固定するとゆっくりとした速さで鐘を打つようになることがあります。注油するときは必要な部分だけに行い。油がかかってはいけない所へ注油しないように注意したほうがいいですね。私も気を付けないでやってしまい、何度か失敗しました。

2003.8.2
ウランガラスの置き時計(SEIKOSHA)

6月のがらくた日記に紹介したウランガラス製の置き時計の修理が終わりました。もともとはヒゲゼンマイが途中で繋いであり、安定に動作しませんでした。そこでヒゲゼンマイを交換することにしました。これが、思っていたよりもすご〜く大変な作業で何個もヒゲゼンマイを潰してしまいました。この作業、一発勝負のよなところがあり、一度間違えたりヒゲゼンマイが変形してしまうと、もう元には戻りません(素人がやったので)。5個ほど失敗した頃にようやくやり方がわかってきて6個目になって成功しました。ヒゲゼンマイを固定する位置が数ミリずれると緩急針を中央の位置付近で合わせられなくなったり、大きくずれてしまい緩急針では合わせられなくったりと大変でした。この作業に何時間かけたことでしょう?ラジオの修理の方がまだ楽かもしれません。もう少し調整するともっと正確になるでしょうか?

2002.10.15
少し昔の掛け時計(日にち曜日付きリズム時計)



職場の友達から修理を頼まれていた時計。1965年頃の時計でしょう。分解して掃除、軸受け部分に注油(私の場合はシリコンを使うことが多いです。)付けすぎたり、付けてはいけない所に付かないように気を受けてやりました。鐘は各時間と30分の時になります。日付、曜日は24時間で1回動くようになっていましたが、何故か6時に日付と曜日が変わるようになっていました。一般的に夜の12時に変わるのが使いやすいと思い、夜の11時30分から12時30分に変わるように調整しました。左写真のカタツムリのような形でできた金属の板が回転して日付や曜日が変わるように設計されています。これを外して位置を調整しました。赤と青で色分けされている板はゼンマイがどれくらい巻かれているのかを知るためのものです。左側のゼンマイをいっぱいに巻くと文字盤の窓から青色だけが見えます。ゼンマイが解けてくると赤色が現れてゼンマイを巻く時期を知らせてくれます。鐘を鳴らすゼンマイは右側です。鐘の鳴る速さ調節は小さく簡単なガバナー(速度調節機構)で行っています。昔の時計に比べ、鐘の鳴る速さが少し早いように感じられます。もう少し鐘の鳴るスピードを遅くしたかったのですが、できませんでした。(もしかしたら、緩んでいるでいるところがあり調整が必要だったかもしれません)昔のものは金属の羽を回して空気の抵抗でスピードを調整していたように思います?。内部の清掃調整が済んだので、今度はケースの掃除です。いつものように、無水アルコールや万能くんで汚れを落とし磨き込みました。振り子窓の左右にある銀色の金具が片方(向かって左)なくなっていたので、ステンレスのテープを貼って見栄えを良くしました。時間の進み遅れを確かめて、振り子に位置を調整するために現在動かしています。