| とうさんの介護お日誌(12)
3月4日 日曜日 晴れ   
今日は千重子さん 幸子さんが見舞いに来て下さった。昨日は恵美と健人が来てくれた。かあさんはご機嫌のようだ。
2・3日前から「カステラ」と「おしるこ」を少量だが食べるようになった。血糖値が上がるものばかりだが 少量だから差し支えないと言うことで 注入食の後に食べさせるようにしている。
おいしい?と聞くと うなずいているので 味はちゃんと分かっているのだと思う。少しずつ形あるものを食べられるようになればと思う。
だんだんと暖かくなり 今日なんかは4月頃の気温だ。"暖かくなってきたら車椅子で散歩しよう"とかあさんに語りかける。"だから そのために少しずつ身体を自分で動かそうと言う気持ち・意欲を持たないとね"
と言うと うんうんとうなずく。
少しずつでも自分で歩けるようになれば とうさんと手をつないで歩こうと言うと ニッコリしてうなずいた。早くそうなればと祈る。
3月15日 木曜日 晴れ
昨日 担当医から"在宅医療"についての打診があった。医療病院ではあまり長期の入院は限界があるので"在宅医療"に切り替えると言うことだ。具体的に何時からと言うことではないが その方向で考えてくれと言うことだ。
"在宅"に切り替えて 一番不安に思うことは 現在の病院医療のレベルが保たれるのかと言うことだが それに関連した幾つかの質問と言うか 確認事項について 詳しい説明をしてもらえるようナースを通じて担当医に文書を出しておいた。"在宅"のスケデュールが決まれば 介護ベッドその他準備も必要になってくる。
かあさんにそのことを話すと最初は「いやだ」と言うコトバが返ってきた。恐らくかあさんも病院を出ることに不安を感じたのだろう。家に帰れば ずっと
とうさんと一緒に居られるし とうさんと一緒に以前に撮りためた旅行や祭りや健人の運動会や その他沢山の懐かしいビデオなんかも一緒に見られるよなど いろいろ話してやると やっと安心したのか"分かりました"と言う返事が返ってきた。恐らくこの病院の桜が開花して それが散る4月頃になると思うが そろそろ準備を始めなくてはと思う。
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