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TAB Gerardの歴史は、1947年にパリの Pernety 通り
に Roger Gerard 氏が「Trains Avions Bateaux (列車
飛行機 船)」という名の店を開いたことに始まります。以来
50年以上にわたって、フランスの機関車模型を作り続けて
きました。現在は南仏 Avignon 付近のLes Taillades にあ
る Gerard 氏の工房で生産されており、 CC6500、
CC21000、CC72000の3形式がラインナップされていま
す。しかし手作り的な色合いが濃く、量産ができないため
生産数は極めて少なく、フランスにおいても限られた模型
店でわずかに見かける程度です。
過去の製品はダイキャスト製ボディーでしたが、現在で
はダイキャストのフレームにプラボディの構成です。若干
のオーバースケールではあるものの、仕上がりは素晴らし
く、確実な設計により、細かなパーツも十分な強度で取り
付けられた堅牢な模型で、手にしたときの満足感はプラ製
品の域を超えています。
駆動装置に関しては、クラウンギアを利用した独特の機
構で、牽引力のある力強い走りを見せてくれます。2000年
ごろまでは、自家製モーターによる片台車3軸駆動、さら
にギア比の切り替えが可能(過去は3段変速、その後2段
変速)という他に類を見ない機軸を備えていました。しか
し、以後の製品では Buhler 製モーターとなったのと同時
に、両台車4軸駆動に変更され、特徴あるギア比切替機
能が省略されてしまったのは、やや悔やまれるところで
す。しかし同時にCC72000の屋根上ファン駆動方式が改
良されるなど、メカニズムへのこだわりは健在です。
鉄道模型といえば、ドイツやスイス、そして日本の優れた
製品が思い出されますが、フランスにも職人気質あふれる
素晴らしい模型があるのです。
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