多摩川クラブ 中本賢
多摩川ノート
| 身近な自然というのは、実に地域環境を忠実に表現しています。そうして見ると、山深い山河は自然が豊か・・・とは限りませんし、逆に見向きもされない街の川が自然ゼロとも限りません。 これまで川の環境、さしずめ街の川「多摩川」に暮らす”生き物”をテーマに観察を続けてきました。人との関わりの強い多摩川では、流域市民の暮らしぶりが、そのまま川の生き物たちへ反映されています。経済成長期、そして近年の環境意識の変化による環境改善・・・著しい環境の変化の中、逞しき小さな命たちは、懸命に適応を試み今日を生きています。多摩川に暮らす、そんな名も無き「雑魚」たちの今を探ってみました。 |
集中観察・レポート
| これまで行った、観察結果報告の一覧です。多摩川における環境観察及び、魚の生態観察などが収められています。記載されている内容は、すべて個人の興味に基づき行った観察です。これから始める方の、テーマ選びなどの参考にご利用下さい。 |
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※尚、記載する調査には、一部管轄団等の許可を受ける必要のある観察も含まれております。魚類観察を始める場合、所轄漁協組合及び行政機関の「取り決め」などを調べて行うと安心できますヨ・・・。 |
多摩川アユの観察
| タイトル | 観察テーマ | 観察地域 | 観察期間 | 観察内容 |
| 00'「多摩川のアユの産卵 水域及び産卵生態観察」 |
多摩川アユ 産卵生態 |
多摩川中流域 | 2000年11月 | ※多摩川アユの産卵生態を、産卵水域の解明と共に行っています |
| 02'「アユの産卵観察」 | 多摩川アユ 産卵生態 |
多摩川中流域 | 2002年11月 | ※産卵生態を水中から観察し作成した報告書です。 |
| 04'「 アユの発眼放流」 | 多摩川アユ 種苗作り |
川崎漁協 管理生け簀 |
2004年10月 | ※地元のアユで地元のアユを・・・多摩川で試みた次世代の増殖チャレンジです。 |
| 05'「アユの発眼放流」 | 多摩川アユ 種苗作り |
川崎漁協 管理生け簀 |
2005年10月 | ※卵での放流、更なる孵化率の向上と、地域との関わりを目指した報告書です。 |
| 06'多摩川アユ 「産卵環境観察」 |
多摩川アユ 産卵生態 |
多摩川中流域 | 2006年11月 | ※6年ぶりの産卵地探し。現場観察により、新たな現状が分かりました。 |
| 06'多摩川アユ 「卵数観察」 |
多摩川アユ 卵数の観察 |
多摩川中流域 | 2006年12月 | ※産卵アユのお腹には、約五万個の卵が入っていると言われています。多摩川アユの標準サイズのメスで、実際に数えてみました。 |
| 07'多摩川アユ 「仔アユの耐塩水観察」 |
多摩川アユ 産卵生態 |
自 宅 | 2007年12月 | ※孵化後、仔鮎はどのように海水へと入るのか・・・耐塩水のテストから想像します。 |
| 「多摩川のアユは、 何処で産卵しているのか」 第二章 第三章 第四章 第五章 |
多摩川アユ 産卵生態 |
多摩川中流域 | 1996年〜 2006年 |
※1995年、二子多摩川の瀬で初めて「アユ」の産卵を見ました。ヘドロの間に露出した石に卵を産んでいます・・・。忘れられない光景。多くの方々の努力によって、アユも多摩川も、目まぐるしい環境再生を続けています。 感謝の気持ちを込めながら、これまでのアユ観察の10年をまとめました。 |
他の生物の観察
| タイトル | 観察テーマ | 観察地域 | 観察期間 | 観察内容 |
| 01'「マルタウグイの 産卵観察」 |
マルタの 産卵生態観察 |
川崎 多摩区 |
2001年3月 | ※多摩川では初の生態調査です。産卵生 態や産卵水域についての調査結果です。 |
| 01'「オイカワの産卵観察」 | オイカワの 産卵生態観察 |
狛江市 多摩川 |
2001年7月 | ※親しみやすいオイカワの、産卵生態から見る意外な一面が覗けます。 |
| 01'「メダカにおける潮汐 リズムと、産卵数の関係」 |
産卵と 潮汐リズムの観察 |
自宅 | 2001年6月 | ※メダカを使った、産卵と潮の満ち干きを観察しました。 |
| 01'「多摩川源流部にお けるイワナの産卵観察」 |
イワナの 産卵観察 |
山梨県 丹波山村 |
2001年11月 | ※多摩川にイワナ・・・?体長60センチの源流イワナ産卵レポート。 |
| 06'「鯉の産卵観察」 | コイの 産卵生態観察 |
川崎 多摩区 |
2006年5月 | ※支流「三沢川」。三面コンクリートの川で、鯉は逞しく生きている。 |
| 06'「マルタウグイの 孵化観察」 |
マルタの 「卵」発生観察 |
自宅 | 2006年4月 | ※初の「卵」観察です。未だ解明されていない、マルタウグイの卵数・孵化生態などを観察します。 |
| 2010' 「カワラバッタ生息地の観察」 |
希少種のバッタ 再生の環境観察 |
多摩川中流域 河川敷き |
2009年 6〜12月 |
※都市部では絶滅されたとするカワラバッタ。相次ぐ生息確認から、多摩川の抱える「問題点」と、保護活動の在り方を考えます。 |
| 2010' 人工海浜の「アサリ」観察 |
人工砂浜に帰省 するアサリを観察 |
川崎区東扇島 かわさきの浜 |
2008年11月 | ※2005年から準備、2010年の潮干狩り解禁直後までの二枚貝調査の記録。人工物が天然を身にまとうプロセスを観察しましタッ! |
環境観察
| タイトル | 観察テーマ | 観察地域 | 観察期間 | 観察内容 |
| 銚子川ユラユラ観察 | 汽水域の 環境観察 |
三重県海山町 銚子川下流部 |
1996年10月〜 1998年11月 |
※川と海との「境目」汽水域。川の中に進入する海水と淡水が織り成す、不思議な世界を観察しました。 |
| 魚道設置のお願い | 丸子 調布堰の陳情 |
東京都大田区 調布堰右岸 |
2001年4月 | ※多摩川下流にある堰堤にて環境調査。魚道設置の要望です。 |
| 多摩川ユラユラ事情 | 汽水域の 環境観察 |
三重県海山町 銚子川下流部 |
1998年9月 | ※銚子川で見た、汽水のメカニズム。果たして多摩川ではどうなのか・・・。手書きの報告書をデーター変換して公開です。 |
| 水に浮く種 2009 | ハマダイコンの 分布環境 |
下流域・右岸 河川敷き |
2009年06月 | ※ハマダイコンの種は、海から川を遡上して分布しています。分布最上流端をつきとめ、環境を観察します。 |
| 水に浮く種 U | ハマダイコンから 見えた江戸の海 |
皇居 | 2010年06月 | ※皇居に咲いていた「ハマダイコン」の花・・・。東京の一等地へ、水に浮くタネはどのように侵入したのでしょう・・・。遥か四百年の江戸の地を想像します。 |
| 魚はなぜ川を 移動するのか? 第二章 第三章 第四章 第五章 |
川魚の移動 理由と キッカケ |
調布市 上河原堰下 |
2000〜2009年 04月 |
※十年間続けた「春の遡上観察」。上河原堰の魚道改修を受けて終了。手元に残った膨大な資料から、多摩川中流域での魚の移動についてのレポートです。 |
| 上河原堰は、 遡上魚を温かく 迎えてくれるだろうか? 第一章 第二章 |
堰の改築工事 現場の検証 |
調布市 上河原堰 |
2011年2〜4月 | ※魚道の新設が決まって、はや一年。多摩川の遡上シーズンを目前に、堰下流側の流路を検証。遡上魚への影響を調べてみました。 |
| 日本の自然 共存への間合い 第一章 第二章 第三章 第四章 |
日本人の 自然利用と 災害対策 |
愛媛県・静岡 ほか |
2011〜 | ※自然災害の多い日本で、かつて日本人はどのような自然利用をして暮らし、どのような災害への対策を行ってきたのか、現地を訪れ検証しました。 ドラマや旅番組で訪れた場所で、撮影の隙に取材しり、改めて検証してみたり・・・誰にも頼まれてもいない自己満足のレポートです。 |
| 海の川・川の海 隠岐・ガサガサ |
海の孤島で ガサガサ |
島根県・隠岐 | 2011年10月 | ※日本海の「対馬海流」に乗った?隠岐島でガサガサ、大陸からの淡水魚が・・・居るのか居ないのか? 妄想けたたましい思い入れで調査しました。 |
遡上観察
| タイトル | 観察テーマ | 観察地域 | 観察期間 | 観察内容 |
| 00'春の遡上観察 #01 |
「春の遡上観察」 | 東京都 調布市 | 2000年4月1日 〜5月11日 |
※春、多摩川中流域の遡上環境を観察します。定点観測2000年度分です。 |
| 01'春の遡上観察 #02 |
「春の遡上観察」 | 東京都 調布市 | 2001年3月23日 〜5月7日 |
※定点観測、2001年度分です。 |
| 02'春の遡上観察 #03 |
「春の遡上観察」 | 東京都 調布市 | 2002年3月19日 〜5月2日 |
※定点観測、2002年度分です。 |
| 03'春の遡上観察 #04 |
「春の遡上観察」 | 東京都 調布市 | 2003年3月19日 〜5月2日 |
※定点観察、2003年度分です。 |
| 04'春の遡上観察 #05 |
「春の遡上観察」 | 東京都 調布市 | 2004年3月21日 〜5月3日 |
※定点観察、2004年度分です。 |
| 05'春の遡上観察 #06 |
「春の遡上観察」 | 東京都 調布市 | 2005年3月20日 〜4月31日 |
※定点観察、2005年度分です。 |
| 06'春の遡上観察 #07 |
「春の遡上観察」 | 東京都 調布市 | 2006年4月1日 〜4月30日 |
※定点観察、2006年度分です。 |
| 07'春の遡上観察 #08 |
「春の遡上観察」 | 東京都 調布市 | 2007年3月21日 〜4月21日 |
※定点観察、2007年度分です。 |
| 08'春の遡上観察 #09 |
「春の遡上観察」 | 東京都 調布市 | 2008年4月01日 〜4月30日 |
※定点観察、2008年度分です。 |
| 09'春の遡上観察 #10 |
「春の遡上観察」 | 東京都 調布市 | 2009年4月01日 〜4月30日 |
※とうとう、魚道改築が決定ッ!嬉しくて泣きました・・・。役目を終えて、最後の定点観察、2009年度分の報告です。 |
Video・ノート
| 多摩川で行っている「集中観察」。個人的に興味を感じたものだけを、深く掘り下げて観察してみる。・・・これが、どこを切っても「面白い」。人間の生活の中ある「自然」と「野生」、どれも普通で無いのが「多摩川らしさ」かも知れない。 勢い余ったテーマは映像にても記録を残しました。大きいサイズなので、全編・・・とまでは行きませんが、ダイジェストでご覧下さい。 |