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私のCDの一つの窓口として大きく貢献してくださっている、「Disc Union」が私のCD「a song for someone」を、「1990年代、Best50アルバム」の一つに選んでくれた。何とうれしいことだろうか! 10年で50枚、ということは1年あたり5枚ということになる。そのうちの1枚なんて! このCDの録音は、ドラムスの小野江さんがフランスに移住してしまうため、エンジニアの猪狩さんが言い出しっぺになってくれて、急遽、場所をみつけ、メンバーの揃うたった一日で、大忙しで録ったもの。音楽というものは、音を出した瞬間に、過去のものになってしまい、ちょっと待ってとやり直すことができないし、又、何日もかけようが一日で録ろうが、4人それぞれが皆満足できるというのもとても難しい。(なんせ生で聴いてもらうのが一番なのだから。)だけど皆、この一日しかないという思いもあり、ミュージシャンとしても人間的にもいいヤツらなので、とてもよい集中力をもって、一曲一曲演奏してくれた。それでも録音直後は、精一杯のことをやったとはいえ、気になる部分もあって、とてもとても客観的になどなれなかった。そんなとき、「Disc Union」の生島さんや山本さん、Jazz喫茶A&Fの大西さんなどがとても高く評価してくださって、私は飛び上がって喜び、同時に胸をなでおろしたのだった。 あれから早三年が過ぎ、今回のこのニュースは、カルテットのライヴが年数回しかできないことや、集客の問題などで悶々としている私を、とても勇気づけてくれている。 どうもありがとう! |
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高田ひろ子 2000.12.17 |
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相変わらずBaenzは包み込むようなやさしいベースを弾いていた。スイスでは彼は最も売れているベーシストの一人だが、今年、アメリカ人のsaxのジョー・ロバーノとツアーをして、“僕は井の中の蛙だった”と言っていた。何しろすごいパワーだと。20分平気でソロを吹きまくるそうだ。“それがなんやねん”と彼が関西弁で言う訳はないが、素晴らしい耳と技術を持ちながら、それでいて、そぎ落としたというか凝縮したというか、音、一つ一つが音楽的であることを信条としていて、“淡泊で濃い”そこが彼の美しい所で、私の尊敬する所なのだが、そこのところはどうか変わらずいて欲しいと思う。 同じように“淡泊で濃い!(と私は思うのだが)”翠さんは マイペースで美しい唄を歌っていた。今回初めてBaenzのバラードに翠さんが詞をつけて歌うという試みをしたのだが、翠さん曰く、“あるべくしてあった言葉がついた”そうだが、とてもよい詞で、私もBaenzも大喜び。ただし彼には今のところ“響き”しか伝わっていないが。訳詞を口頭でやってみたけど、それは私の英語力では伝えきれなかった。 日本語は、母音がある一定のリズムに決定づけてしまうけれども、とてもきれいな独特な響きを持つ事を改めて感じた。私の曲にもつけてもらおうかな。 |
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高田ひろ子 2000.12.17 |