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空港にはAndyが迎えに来てくれていた。(初めての国で、その国で育ち、しかも日本語を話せる人がそばにいるのはなんと心強い事よ!) さて、どんな国だろうと好奇心いっぱいで車に乗り込む。Adelaid空港は建て替えられたばかりのぴっかぴか。駐車場の料金は、場内の精算所で精算し、そのチケットを出口の機会に差し入れるとゲートが開くというシステム。しかし、その精算所は広い駐車場内に1箇所しかない。留める場所によっては、ながーい距離を歩くか、車で行って路上駐車し車から降りて清算しなくてはならない。こういう意味不明な事がオーストラリアには時々あると、Andyも不思議がる。もちろんすぐに改められるだろうが。この空港自体、半年前にオープンの予定だったそうだ。しかし不備が見つかり延期になったらしい。日本ではありえない、おおらかさだ。 滞在させてもらうAndyのお姉さん(Jenさん)の家に向かう。市の中心部はかなりの広さの公園に囲まれている。その周りが住宅エリア。人口はおよそ100万人、広島市と同じくらいだそうだ。その公園のすぐ外側にJenさんの家がある。日本では邸宅と呼べる広さの家々が並んでいる。皆、落ち着いた石造りなのには驚いた。それもスイス・ベルンの旧市街と同じ、砂岩を使っている家が圧倒的に多い。Jenさんの家も砂岩。筑80年位だそうだ。古い家にすむ事が、ステータスなのだそうだ。新しい国なのに、ヨーロッパ的!日本では、築20年はもうぼろ屋の域なのはいったいなぜだ?!木だってきちっと作れば神社仏閣のように長持ちするはず!近所の建築途中の家を見ると驚くほどぺらんぺらんで何年持つのかしらと思ってしまうほど。作っては壊すどっかの国の悪い所ばかりまねをしている。Jenさんの家は、3〜40p角くらいの岩のブロックを積んで作ってある。35度の夏にも、内側は影響を受けない。土地は広いので、壁の厚さを節約する必要などない。それに地震がないのはいいね。骨組がどうなっているのか定かではないが、石を積んで家を作るなんて、原始的で、最高!それに、いろんな意味で合理的、そして美しいなんて! 土地はいくらでもあるので、ほとんどの家は平屋。町は広がっていく。でも、Adelaidの町は端から端まで車で10分くらいだそう。とにかく、何かしら、余裕を感じる。狭い土地を必死で獲得する事に躍起になる必要が無いのだから。鉄道はメインの大陸横断鉄道と、トラム(路面電車)が1系統だけ。道路が広く整っている。驚いたのは、街中の駐車事情。路肩に設けてある駐車枠がたとえいっぱいでも、その辺を一回りすると必ずどこかが空いている、というような、信じられないほどのいいバランスを保っている。渋滞や駐車場を探す時間など浪費する必要も無いし、ストレスも少ない 余裕があり、豊かな感じ。それが率直な感想。おおらかさは豊かさから来ているのね。 物価は安くはない。でも東京やスイスほど高くはない。 特筆すべきは、ビールがうまかったこと。英国風のエールビールの、“Coopers Sparkling”という赤いラベルのビールは特にうまかった。なんとはなく、○ド・○イザーのようなビールを想像していた。ごめんなさい、許してください。Coopersには缶はない。なぜって?まずいから!きちんとしたビールを造っていて、その味を人々が好み、瓶詰めにこだわるなんて、大雑把な国ではない事は推して知るべし!食べ物もコーヒーもかなり旨かった。もちろん外国資本のチェーン店も無いではない。でも、数は少ないし、日本みたいに混んでいない。なんと素晴らしい! 続きは又。 |
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高田ひろ子 2006.04.01 |