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Patのコンサートも良かったが、WOMADelaidというワールドミュージックフェスティヴァルも素晴らしかった。世界中から民族音楽がらみのグループが参加している、とても大きな音楽祭。3人が手をつないでやっと届くような大きな木があちこちにある大きな公園内に6つのステージがあり、3ステージずつ1時間交代でライヴが昼12時から約12時間、3日間にわたって行われるのだ。日本からは和太鼓の林英哲さんが出演していた。オーストラリアはもちろん、イギリス、スコットランドやら、インド、スリランカ、ブラジルやら・・、とても興味深い音楽が目白押しでCoopers-Beerを飲みつつ、或いは美味しいエスニックフードを食べつつ、気に入ったステージを、芝生の上でくつろいで聴く。或いは踊りながら聴く。昼間は35度あり暑いが、日が沈むとぐっと温度が下がって、20度を切るほど寒くなる。トレーナーでも寒いくらい。一日中いても、飽きる事はない。素晴らしい音楽、昼と夜、真夏と秋、聴くにも寛ぐにも充分なスペース、各国の食べ物、うまいビール・・・があるのだから。 何千人いるのだろう、観客はすごい数だが、ごみがほとんど落ちていないのには驚いた。それに、これだけの人数が集まると、興奮と共に殺気立った感じがあるものだが、そこには無い。皆愉しむのが上手、とはいえふしぎ−。余裕を感じる。木々の効果か・・。 “木”といえば・・、そこここにユーカリの木があり、独特の匂いが公園中に満ちている。ユーカリは食べると毒で、唯一コアラはそれを解毒する事ができる動物だそうだ。ただものでは無いとは思っていたけど、やるな。ユーカリは嫌な匂いではないが、確かに殺菌・殺虫作用のありそうな匂いなのだ。事実、芝生の上に座っていて、ハエは名物のようなものなのでいるけれども(覚悟したほどの数ではなく)、他の、蚊・蟻・バッタ・蝶などを全く見なかったのは不思議な事だった。 ***** 驚いたのは、日本語を話せる人が多いこと。Andyのお姉さん、大学の先生、町のタイ料理のウエイターなど、たびたび日本語が聞けて、ほっとする。最も日本語達者なAndyが一緒なので、最初から日本語にゆるゆると甘んじての滞在だったのだが・・。 オーストラリアはアジアの一部なのだとAndyは言う。なるほど。アジア人は溶け込んでいて、アジア料理の店も多くとてもうまい。 ***** アデレード州立大学は、美しい学校だった。ジャズ科も充実している。環境がとても整っているので、勉強しようと思うものには、落ち着いて集中出来そうだ。私が高校卒業の時もし知っていたら、留学したかったなあ、と思う。 ***** 時差がほとんど無く、夜寝ている間に着いてしまうのは、まるでブルートレインのような感じ。しかし季節は逆なので、実に不思議。寒から暖への移動は心弾む。帰りは覚悟がいるけれど、もし半年後なら心弾む帰国となるのだ!留学、永住など、人気が高いけど、確かにお勧めだ。 ***** どこの国へ行っても、日本について、いろんなことに気付き、いろんなことを考える。今回もとてもたくさんの事を感じ、考えた。日本は島国だからこそ、日本人は億劫がらずにぜひとも海外に行くべきだ。出来れば暮らしてみた方がいいのだろう。無理なら一所になるべく長く居て、観光名所だけでなく、住む人の暮らしぶりに触れられるといい。現地の人とお友達になれるとなお良い。 “豊か”というのは、いろんな意味があるけど、果たして日本は?どう感じるかな。 私は今後も、機会があればもっともっと外国に行きたいと思う。日本を離れると、自分の精神的背骨が、矯正されるのだ。ボキボキと音をたてる。うー、背中が痛い。もう、行き時だな。 |
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高田ひろ子 2006.05.28 |