実は今、私の中に生命体がいる!
SFでも例え話でもない。そう“ニンシン”しているのです。高田ひろ子は本当に女だったのかとか、色んな声が聞こえてきそう。1000年代最後に生まれ出てくる。と言うことは、ただ今、最早、臨月。おなかの中でぐにゅぐにゅと動いている。横っ腹、肋骨のすぐ下などに足と思われる物が目に見えるほど飛び出たりもする。母性本能と言うよりももっと生物の不思議さに感動している。もう3kgにそろそろなろうとしているが、痛くないのだもの。ほんの小さい“おでき”が夜も眠らせてくれなかったりするというのに。彼にとっては(そう、男の子です)私のおなかが唯一の世界で、私にとってはいつでもどこでも一人じゃないというのも、この数カ月の楽しみだ。もしかして人生で最も幸せな、特別な日々かもしれないとも思う。おなかの中で、私がピアノを弾いて音楽をつくっているのを楽しんでくれていると、本当にいいなあ。 今は前かがみになると少し苦しいけどピアノを弾くのは問題ない。でももういつ出て来てもおかしくないので、仕事はおやすみしている。休んでいると、またこれが無性に自分のカルテットとか、よい音楽を作れる仲間と演奏したくなるものだ。来年2月か3月、再開する予定です。
高田ひろ子
1999.12.12

このページでは、高田ひろ子からのメッセージを不定期(目標月1回)に掲載しています。

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