自作?カムその後 その後このカム仕様で慣らしを兼ねて厚木の某店まで馬力測定に行きました。
結果は前年に比べて約2PSアップ、ピークパワーも1000rpmアップの7000rpm前後となっており回転についてはほぼ目論み通りの結果となりました。但し4000rpmから下では前回より明確に落ち込んでいます。(フィーリングではあまり気になりませんが)
この仕様で二度程サーキット走行もしましたが、頭打ち感はすっかり解消されて、タコメーターを注意していないとオーバレブの恐れが有るほどです。(一度オーバーレブでバルブを曲げてしまいました)
但しカム本体及びロッカーアームの摩耗はやはり速く約3000km程走った所でタペット音の悪化で限度と判断してばらしてみた所、ロッカーアーム側がえぐれる様に摩耗して完全にダメでした。レース用として数レース毎にメンテするくらいの使い方でないと自作のカムは厳しい様です。
取りあえず今はノーマルカムに戻していますが、また中古のカムを手に入れたらやってみようか?と思います。
カム廻りからの異音でヘッドを開けて見るとカムが虫食いになっていました。(今回で二回目)
どちらもオイルフィルターを純正から社外品に交換した直後だったのでこのフィルターが怪しいと睨んで透過性能の実験をしてみました。
使用したフィルターはH純正品、二輪部品メーカーでは有名なD社ブランド、二輪用品販売店大手のN社ブランドの三種類です。
テストは写真の様にフィルターの穴にボトルを差し、横倒しにした状態で50ccのオイルを注入し、逆立ちさせてボトルからオイルが見えなくなるまでの時間を測定、透過時間の安定する二回目以降を判定したものです。
結果
二日目 三回目
H 3分35秒 3分48秒
D 1分10秒 1分17秒
N 1分15秒 1分17秒
社外品は抵抗が大きいのでは?と考えていたので、逆の結果でした。
某所で聞いた所、濾過性能が同等でも濾紙の繊維が細いか濾紙の面積が大きければ抵抗が少ない場合が有るとの事だったので、濾紙の表面の繊維を剥いで顕微鏡で比べて見ました。(濾紙の面積は見た所、同等でした)
濾紙の表面だけですが、繊維のサイズ(太さ)は見て分かる様な差は有りませんでした。
結果を総合すると、やっぱり社外品はメッシュがスカスカの可能性が高いです。抵抗が少ない分オイルの流量が多くなる可能性が有りますが、細かい金属片などが濾過されずにヘッドへ廻った為に摩耗が促進された疑いがあります。
自分としては今後純正品を使います。
ノーマルカムでは高回転が頭打ちなので、WBのカム(All Around)と強化バルブスプリングをセットで発注しました。R&Jインポートさんお世話になりました。
そして着いたカムを見ると、手持ちのGB50のノーマルカムとは形状が違って取りつけ出来そうにありません、結局カムは返品してしまいました。(USA仕様のGB500と国内仕様との違いみたいです)

でここからが本題なのですが、ノーマルカムのベース円を削って形を整えれば、作動角が広がって高回転型になりそうと言うことが分かりました。
そこで意を決してノーマルカムを削ってみました。
今回はまだ初めてなので、遠慮をしてベース円の径で0.7mmくらいの削り代です。カム山の方も削っているので、リフトは殆ど増えていません。組み付ける時にピストンとバルブのクリアランスを測ってみたのですが、まだ1mm以上はあったのでもう少し削れそうです。
強化バルブスプリング このスプリングの取り説によると許容バルブリフト8.9mm以下、ピストンとバルブのクリアランスは0.8mm以上取れとあります。
リフトが何mmになっているか次回実測してみます。
取り付けてからまだ本格的に走ってませんが、若干高回転の落ち込みが少くなった様な気がします。