講演会で使用しているレジュメ「最悪なNG例です」(※集英社 入社志望書)の
補足説明をします.
ここ最近では、東京大学、京都大学、神戸大学、早稲田大学、明治学院大学、立教大学、法政大学、日本大学(法学部、経済学部、理工学部)、金沢大学、広島大学、高知大学、島根大学等での就職講演会で使用しています. 講演会受講者はご参考ください.
■項目@のNG理由
消極理由であること.
「漫画家になれなかったので、編集を希望します」という言い方では、もっと積極的な理由の志望者に負けてしまう.
しかも、やりたい仕事がただ漫画の編集をしたいだけでは、具体性も低い.
→ 積極理由で固める. やりたい仕事はとことん具体的に(明確に)言えるようにしておく.
■項目AのNG理由
一行目にインパクトがないこと.
一行目は、アピール見出しにするべき、平凡な一行目では中身まで読んでもらえない.
努力の成果を客観的に表す事例が書かれていないこと(他者との差別化ができていない)
努力の成果(達成度の高さ/高評価であること)を表す事例が書かれていないので、自己満足、あるいは、ただ作ってみただけの低次元のレベルに思われる危険がある.
※アピール見出しの広告的セオリーを活用した本格的作成方法は、劇的内定術2005:第9章「エントリーシート質問誘導術」,
または、劇的自己分析自己PR2005:第5章「アピールセオリー20類型」をご参考ください.
■項目BのNG理由
この項目の設問の意図は、何だと思いますか? この設問意図が見抜けないと、的外れなことを書いてしまいます。
この設問意図は、最近の出来事を題材として、売れる本の企画ができるかどうかのチェックです。最低数万部、できれば10万部以上は売れる本の企画ができるような発想の持ち主かどうかをこの設問を通してチェックしているのです。
ところが、これを書いた方は、まったく売れそうもないことを書いてしまいました。仮に売れたとしても2000部か3000部程度しか売れないでしょう。大企業になればなるほど、損益分岐点は高いです。この程度しか売れないのでは赤字です。これでは高い評価を得るのは難しいです。
■項目CのNG理由
他社の書籍が書かれていること
このような項目の欄に他社の商品を書くと、他社の志望者が、ついでに当社を受けている印象を与えてしまう危険が高い.
他社の書籍をあえて書く場合は、非常に強い(説得力の強い)根拠が必要.
強い根拠が書かれていないので、他社を志望する受験者が、ついでに当社を受けているという(面接官に対して非常に失礼な)印象を与えてしまう.
■項目DのNG理由
なんのアピールにもなっていないこと.
たとえ趣味の欄であっても、その人物を採用するメリットを感じさせることを書くべき. これでは「ただの楽器愛好家」と思われるだけで、この人物に編集の仕事をやらせてみたい、とは思われない. この文章から感じられることとして、楽器が卓越した腕前であるわけでもなく、楽器の練習を必死にやったのでもなく、何かの目標に頑張ったのでもなく、さらに、「近々、ストリートライブをしようと思っています」では、まだ何もやっていないわけで、行動力のアピールとしても中途半端.
■項目EのNG理由
一行目が、平凡かつ抽象的表現で、インパクトがない (一行目で興味を失われると、その後は読んでもらえない)
ただ「忍耐力」とか、「一度やると決めたことは最後までやり抜く精神力」といったフレーズが書いてあるだけでは、本当にこの受験者が「忍耐力」あると信じることはできない. このような抽象的表現を、一番大切な一行目に書くのは、エントリーシートにおいては自殺行為.一行目には、説得力の強い実例を盛り込むべき. この場合だったら、厳しい練習の具体例を盛り込めば、非常によくなる.
劇的内定術著者:坂本直文
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