うたと朗読
遠い空の下の故郷 〜ハンセン病療養所に生きて〜

うたと朗読「遠い空の下の故郷」

  作・木村 快
  音楽・岡田京子
  朗読・木下美智子、真知尚子
  演奏・吉野由美子

 わたしたちたちは、2001年から熊本と鹿児島のハンセン病療養所に暮らす方々と交流を重ねています。そこで暮らす人たちの生きてきた道のりを知ったときには、大変衝撃を受けました。

彼女たちの想像もつかないほどの過酷な人生を聞く中で、一番感じたことは人間が本来持っている強さと愛情です。 故郷の自然や家族に対する愛は、辛い時こそ強くもとめるものなのかもしれません。

 遠く離れたふるさとを思ううたを交えて二人の女性の歩いてきた道のりを朗読にしました。

公演日開演公演地会場
7月11日(金)19:00長野県白馬村貞麟寺(ていりんじ)
7月23日(水)14:30東京都小金井市東京学芸大学

学芸大学公演は、一般の方もご覧頂けます。詳細は多摩川エコモーション(外部リンク)をご覧ください。


 

友人たちの歩いた道のりを伝えたい

木村 快

 わたしは以前、ある雑誌の依頼でハンセン病元患者を紹介する連載をしたことがきっかけで、熊本・鹿児島の療養所に多くの友人ができました。
 わたしの本業は芝居の台本を書くことですが、芝居の台本は人間を書く仕事ですから、仕事の性格上、学者や弁護士とは違った次元で人の運・不運、社会正義といった問題について考えさせられます。どんな差別も同じですが、差別を本当になくすには道徳的な判断だけでなく、差別がどうして起こったのか、なぜ気づかずに過ごしてきたのかを、わたしたち自身の問題として考えてみることが必要です。
 ハンセン病の問題を考えることは障害者や社会的弱者の問題を考えることとまったく同じで、共に生きるという21世紀のノーマライゼーションのあり方を探っていく道だと思います。