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緑の地球ネットワーク(GEN)は、中国山西省大同市の黄土高原で緑化協力をつづけているNGOです。
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緑の地球ネットワーク あゆみ
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発足 1992年1月、緑の地球ネットワーク準備会がスタートしました。中国との民間交流活動にたずさわっていた人や、環境問題に関心がある人などがあつまり、中国の環境問題はこれから大変なことになる、なにか協力ができないだろうかと動き出したのです。 専門家の参加 しかし、最初のプロジェクトは失敗でした。いま考えると、土と水の条件がもっとも困難な黄土丘陵で、植樹方法も適切ではなかった、畑だった場所に植えた、など失敗の原因は明らかなのですが、当時はそんなことはわかりません。壊滅状態の植林地をまえに、途方にくれました。植物の専門家に指導をしてもらうしかありません。 緑色地球網絡大同事務所の設立 国際協力で重要なのが、現地のカウンターパートです。GENのカウンターパートは大同市青年連合会でした。共産主義青年団(共青団)を中心にした青年組織です。人事異動がはげしく、担当者がかわっても引き継ぎがなされません。これではたまらないと、GENの協力活動を専門にする事務所の設立を要請し、94年7月、緑色地球網絡大同事務所が設置されました。 ナショナルトラスト・チコロナイの開始 94年12月、北海道二風谷で、アイヌの人たちと協力して、二風谷周辺の山林を買い取り、自然の林にもどそうと、ナショナルトラスト・チコロナイをはじめました。チコロナイとは、アイヌ語で「私たちの沢」という意味。北海道の本来の自然を取り戻し、伝統的なアイヌの自然と調和した暮らしぶりに学ぼうとワーキングツアーなどもおこないました。 阪神淡路大震災 95年1月17日の阪神淡路大震災の後、大同事務所から、「村の人たちが心配して、救援物資が必要なら送ると言っている」というファックスがとどきました。水道・ガスの復旧は阪神間の広い範囲で遅れていましたが、電気は早くから通じていました。考えてみれば、もともと水道もガスもない大同の農村と同じ状態です。いいえ、水を汲むのに天秤棒でバケツをかついで1時間も2時間も歩く村とくらべればまだましなぐらいです。「大丈夫だから心配しないで」そう答えながら、村人たちの気遣いに胸が熱くなりました。 環境林センターの設立 95年は、大同市南郊区で「環境林センター」の建設をはじめた年でもあります。大阪府、京都府、兵庫県をあわせた面積にも匹敵する大同市全域に点在する協力地を統括し、苗木生産、見本園、実験研修施設など重要な役割をもつ「環境林センター」は、この緑化協力活動の拠点となりました。 霊丘自然植物園の設立 植物園の建設は、立花代表からの宿題でした。98年、太行山中で気候と土壌の条件が比較的いい霊丘県で調べてみると、落葉広葉樹の自然林があちこちで見つかったのです。山奥の村からさらに歩いて2〜3時間もかかる、放牧もはいれない山のなかに、リョウトウナラ、シナノキ、カエデ、トネリコ、ハシバミなどの自然林がある。このことは、GENの緑化協力に大きな影響をあたえました。かねてからの課題だった樹種の多様化に、大きな可能性がひらけたのです。 チコロナイ独立、GEN特定非営利活動法人になる 98年12月、特定非営利活動促進法が施行され、GENも特定非営利活動法人(以下NPO法人)になる準備をはじめました。同時に、資産登録の事情などもあって、山林を買い取るナショナルトラスト運動に取り組むチコロナイは独立を決めました。99年6月には大阪府の認証がでて、GENはNPO法人となりました。 カササギの森の設立 落葉広葉樹の自然林を発見したり、訪日研修で見聞をひろめたりするうち、大同の技術者に、「自分たちの裁量で自由にいろいろ試せる林場がほしい」という意欲がでてきました。「ツアーのたびに訪れて自分が植えた木がどうなっているか見たい」「大同には行けないけれど、漠然と緑化基金でなく、ここに協力しているという実感がもてる森がほしい」そんな会員の希望をあわせてかなえることができる、実験林場「カササギの森」の建設を決め、2000年の末から1haあたりの5年間の経費5万円を一口にした募金をはじめました。01年春から植えはじめ、順調にひろがっています。 カウンターパートの交替 2003年、カウンターパートを大同市青年連合会から大同市総工会に交替しました。それにともない、緑色地球網絡大同事務所は大同市総工会の管轄下にはいり、環境林センター、霊丘自然植物園、カササギの森もすべて移管しました。 白登苗圃の設立 植樹につかうマツ苗は従来大同県にある国営苗圃の一画を借りて生産していました。環境林センターの苗畑ではアンズなど広葉樹の苗をつくっていますが、土壌の性質があわず、針葉樹はうまく育たないのです。 認定特定非営利活動法人に 2005年6月、国税庁の認定をうけて寄附控除をうけられる認定特定非営利活動法人になりました。 かけはしの森の設立 環境林センターや白登苗圃でつくる苗木や花卉、野菜などを売って得られる収入では、環境林センターや霊丘自然植物園、カササギの森などの運営維持費はまかなえません。これまで50カ所ほどの小学校付属果樹園をつくってきましたが、そのノウハウを生かし、また新しい品種や技術などを試してみることもできる自前の果樹園をつくることにしました。やがて収入が得られるようになれば、他施設の運営維持に役立てることもできます。 |