緑の地球ネットワーク

緑の地球ネットワーク(GEN)は、中国山西省大同市の黄土高原で緑化協力をつづけているNGOです。
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大同での緑化協力

カササギの森

 GENの緑化プロジェクトは、多くの場合1年きりの事業です。地球環境林の場合は、広大な土地に数年がかりで植えていくこともありますが、小学校付属果樹園だと、何年かぶりにツアーに参加した人が「前回行った村に行きたい」と希望しても、そこでの植樹はもう終わっているので作業もなく、植樹作業をしたいほかの参加者のことを考えると、なかなか「前に私が植えたあそこはどうなっているかな」なんて見に行くことは困難でした。

 また、現地に行ったことのない会員からも、「漠然と緑化基金に協力するだけでなく、どこか具体的な場所、この森の緑化に自分たちが協力しているという実感のもてる場所がほしい」という声もありました。

 さらに、大同事務所のスタッフも、あちこちの村を見たり日本に研修に来たりするうちに意欲がでてきて、「自分たちの裁量で自由に植えられる造林地がほしい」という希望がでてきました。

カササギの森 そういった声にこたえて、『カササギの森』プロジェクトが2000年秋にはじまりました。大同県聚楽郷で600haの土地の50年間の使用権を取得しました。そのうち約300haに植樹可能です。谷筋にはポプラ、シンジュなど、丘陵部分にはマツやイブキなど。アンズなどの果樹も植えられますし、従来の地球環境林では実施できなかった、先に草を生やして土壌をつくり、それから木を植えるといった方法を試すこともできます。長期にわたってのアプローチを考えるうえでの実験林場的な役割を果たすことが期待されています。

 ワーキングツアーで毎回『カササギの森』に立ち寄ることにすれば、ツアーのリピーターにも「私が前回植えた木がちゃんと育っている」とか、「残念ながら枯れちゃってるから補植しよう」とか、育林の成績に一喜一憂できる「おなじみの造林地」ができます。なかなか現地に足を運べない協力者にも、写真で成育状況を報告すれば、少しでも緑化の現場を身近に感じてもらえるでしょう。

 また、この『カササギの森』周辺には、GENの緑化プロジェクトや中国の独自の緑化プロジェクト地が集中しているので、北京在住者対象のツアーや短期のスタディツアーを実施したいとも考えています。これが実現すれば、ますます多くの人に大同の現状を見てもらうことができるようになります。

かささぎ 『カササギの森』という名前は、現地で親しまれている鳥、カササギにちなんでつけられました。カササギ(学名・Pica pica、中国名・喜鵲)はカラスの仲間で、カラスよりひとまわり小さく、黒と白のコントラストがあざやかです。

 七夕の夜、カササギが翼を連ねて天の川に橋をかけるという伝説から、中国ではこの鳥は男女の仲をとりもつとされています。「空を飛ぶもので食べないのは飛行機だけ」という中国人でもカササギは絶対食べませんから、大切にされていることがよくわかります。そのためか人を恐れず、人家の近くでもポプラなどに直径1mもある大きな巣をかけ、愛嬌をふりまいています。そんなカササギやリスたちが遊ぶ森づくりに、あなたも参加しませんか!

参加するには

 2001年春から植えはじめた“カササギの森”は、植栽可能な場所にはほぼ植え終わりました。
 当初、1haあたり5万円(苗木代、労賃、5年間の管理費などの諸経費を含む)という費用を設定してご寄付をいただいてきましたが、その後、物価上昇や植える苗木のサイズ変更などもあり、今後継続するには費用の大幅な見直しが必要になっています。
 みなさまからたくさんの協力をいただいているプロジェクトなので、新しい造林地を確保して続けたいと考えています。
 場所と費用の目処がつきましたら、再度協力者を募集いたします。その節はよろしくお願いいたします。

計算してみました……CO2固定

 5万円で植えられる1haのモンゴリマツは、14年間で約10.2tの二酸化炭素を固定します。その後も固定量は増加。
 一方、乗用車1台が生産から廃棄までに排出する二酸化炭素は約10.2t(走行距離8,000km/年×7年で計算)。
 『カササギの森』に参加すれば、自分が出した温暖化ガスの一部分の吸収固定に協力したことになります。

報告概要(新しいページが開きます)


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