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緑の地球ネットワーク(GEN)は、中国山西省大同市の黄土高原で緑化協力をつづけているNGOです。
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大同での緑化協力 |
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2005年10月の報告
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12樹種、17万本、55haを植林しました
ことし植えたのは、これだけになります。こまかくみると、モンゴリマツ(樟子松)40,000本、アブラマツ(油松)60,000本と、そのあいだに灌木のムレスズメ(檸条)25,000本、イタチハギ(紫穂槐)10,000本を植えました。ムラサキモメンヅル(沙打旺)10,000本などの牧草も試みました。針葉樹はほかに、トショウ(杜松)を5,000本。そしてこの地方に自生する広葉樹は、霊丘植物園で育苗したものを中心に、リョウトウナラ(遼東櫟)1,000本、トネリコ(白蝋)1,000本。一般的な樹種として、新疆ポプラ5,000本。花木や観賞木は、野生のアンズ(山杏)10,000本。ホザキナナカマド(珍珠梅)1,000本などです。 過去に植えたものも順調に育っています。02年に植えたモンゴリマツは、一部ウサギにかじられてだめになってしまったものもありますが、大方70cmほどになりました。カササギの森の土壌は岩肌のようで、土は15cmほどの厚さしかありません。他の場所に比べて成長は遅く、植えて1年目は3cmほどしか伸びませんが、成長は年々早くなり、4年目のものは今年20cmほど伸びました。 最初の3年で336haを植えていますので、これで391haほどになりました。全体の敷地は600ha弱で、なかには植樹困難な場所もあり、開始当初の植樹計画は、今年でほぼ完了しました。 しかしここ2年の間に、かなりの面積に広がっていた野生のヤナギハグミ(沙棘)が枯れてしまいました。深刻な旱魃、虫害などの影響もありますが、それだけでは説明できない要素もあります。その一方、従来生えていたところの周縁に新しく芽生えるものもあります。そのような性質をもつのかもしれません。 来年以降は、まとまった面積の植栽は基本的に終わっていますので、主に2つのことに力を入れます。ひとつは若い苗木の管理と保護です。灌水、病虫害の予防、除草などです。2つ目はこれまで植えられていなかった樹種の育苗と植栽を試みます。中心となるのは大同の南部の霊丘県で自然に育っているものです。代表的なものにニンジンボク(荊条)、灌木性のトネリコ(白蝋)などがあります。
天候に悩まされました 2005年も天候に悩まされました。春先は春の訪れが遅く、4月10日前後まで土の凍結が融けませんでした。植え穴を掘れず、作業が遅れました。4月中旬になると急に温度が上がりはじめ、昨年同様、緑化にとって慌ただしい春となりました。芽が動きだしてから植えるのでは、活着率が悪くなるからです。アンズの開花も平年より2週間ほど遅れました。 ノウサギとの戦い ノウサギがいまではカササギの森の最大の敵です。毎年たくさんの苗木がかじられてだめになってしまいます。以前は主に忌避剤(ブタなどの血や内蔵)を苗木に塗ったりして対抗してきました。しかしマツは1ha3,300本にもなりますから、使える範囲も限られます。今年の冬は、上記の他に、新たにウサギ捕りのわなや動物園のケモノの糞尿の散布などを試みることにしています。 ウズラの親子連れ 今年の夏、カササギの森と、隣接する采涼山の造林地で、たくさんのウズラの親子が見られました。つがいの後ろを6〜8羽のひな鳥が元気に走り回っていました。キジやヤマドリ、リスも増えています。このような小動物がもっと増えれば、タカやフクロウなどの猛禽類が戻り、ウサギの害も減らすことができます。またなによりも生態系が回復し、豊かな森になることでしょう。 ニワトリはお休み 今年の春、環境林センターに次ぐ第2の苗圃として、白登山苗圃の立ち上げ作業がありました。カササギの森からもスタッフが応援に行ったため、手薄になってしまいました。昨年、多いときで200羽を飼っていたニワトリは、今年は世話をする人がいなかったために飼えませんでした。来年は、200羽をカササギの森に放す予定でいます。害虫駆除に効果があります。 洪水の後…… カササギの森は2003年7月25日に洪水に見舞われました。土石流が発生し、カササギの森の下流の村では4名が亡くなるという惨事でした。カササギの森の谷底の貯水槽は、跡形もなくなり、ポプラの大木も根こそぎ流されました。
2004年度、みなさんからいただいたご協力は74ha分です。国土緑化推進機構・緑の募金、日本経団連自然保護基金の助成をうけています。また松下電工(株)照明事業分社施設照明事業部から30ha分、(株)小学館から20ha分の協力をいただいています。 |
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報告概要 |