緑の地球ネットワーク

緑の地球ネットワーク(GEN)は、中国山西省大同市の黄土高原で緑化協力をつづけているNGOです。
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大同での緑化協力

地球環境林

見えてきた成果〜采涼山プロジェクト

 采涼山地球環境林プロジェクトは、1999年にはじまりました。草もまばらな荒れ地に、溝を切って整地をし、モンゴリマツ、アブラマツを植え、ムレスズメやヤナギハグミを混植します。成功は困難だといわれましたが、聚楽郷の党書記(当時)、張春さんが熱心に緑化に取り組みました。
 100年に一度といわれた大干ばつの2001年にも、70%をこえる高い活着率をたもち(通常の年は90%前後)、初期に植えたものは人の背丈をこえるまでに生長しました。いまでは黄土丘陵緑化の成功モデルとなり、中国全土から緑化関係者が見学に訪れます。
 ここではマツによる山地・丘陵地緑化の成功例としてご紹介しますが、まだ10年そこそこの若い林です。これからも、さまざまな困難があることでしょう。黄土高原緑化のみちのりは、まだ先が長いのです。


何もないところから始まりました

98年夏。整地作業

99年4月、サントリー労組のツアーを迎えて起工式

99年8月。GENのツアーを歓迎


初期の生長はゆっくりですが……

右)00年春のワーキングツアー
左)02年7月。草が茂ってきた。青い花はヒエンソウ

04年8月。キノコ発見

03年8月。大同事務所の侯喜技術顧問(06年4月没)が、ちょっとかしこまって「ここまで伸びました」

左)01年春のワーキングツアー
右)04年8月。地面が緑で覆われた


5年をすぎるとぐんぐん伸びます

左)05年7月。人の背丈まで伸びました
右)06年8月。運転手の小郭、マツに追い越される

左)06年7月。遠くの方まで、点々とマツの緑。
右)06年8月。マツの間に人が見え隠れ


専門家調査団による菌根菌チェック

 采涼山地球環境林の成功には、菌根菌利用の育苗が大きな役割を果たしています。環境林センターでの導入時に小川眞顧問に指導していただき、その後苗圃でのマツ育苗に実用化。采涼山に植えられたのは導入直後のマツ苗です。

 99年、01年の旱魃にもよく耐え、2mを優に越すほどに育ったマツたち。シーズンにはキノコがたくさんでるそうです。08年秋の調査団は残念ながらキノコの最盛期にはひと足遅かったのですが、マツの根元を掘ってみると、菌根を確認することができました。

マツの間に混植したヤナギハグミやムレスズメもよく育っている。

左)初期に植えたところで説明を聞く。
下)白いところが菌根。植物の根と共生し、水やミネラルの吸収を助ける働きをする。

マツの根元を掘り返し根を調べる小川顧問。

 みんなで根の状態を観察する。



このページには、GENで撮影したもののほかに、藤原國雄さん、今村藤三郎さん撮影の写真をつかいました。

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