ご紹介 |
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個人的な出会い |
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| RCを知る前に、ご他聞に漏れず“い・け・な・い ルージュマジック”で清志郎を知った。俺は当時小学校6年生だった。ロックのロの字も知らない時、厚化粧にギラギラの衣装で床を転げ回り、歌いながら服を脱ぎ、メンバー(坂本龍一)の顔を舐め回す。気持ち悪かった。大嫌いだった。オカマだと思った。テレビを見ながら露骨に嫌悪感を抱いていた。しかし田舎の少年の頭には、“いまわのきよしろう”という奇妙な名前とともに、強烈に刻みつけられることとなった。 それから半年ほど後、姉が一枚のシングルレコードを買ってきた。シンセの機械的なリフレインから始まるイントロと、ハードな曲調、ちょっと調子っ外れなヴォーカル、何を取ってもまさに髪の毛が逆立つほどの衝撃だった。それは“サマーツアー”だった。B面の“ノイローゼ・ダンシング”のファンをなじるような歌詞も怖かった。RCサクセションというバンドも初めて知った。あの清志郎という男のバンドだということも。 俺にとってそれは本物のロックとの出会いだった。通常言われているような解釈とは全然違うが、こういう音楽を自分の中では“ハードロック”だと思っていた。そしてそれを好きになってしまったら、自分が変わってしまうんじゃないか? 不良になってしまうんじゃないかと思い、とても怖かった。しかし、タブー視すればするほど逆に興味は強くなり、家族の目を盗んではそのレコードを聞いた。 バンド名を知ってから、時々テレビやラジオに出演しているのを“意識して”見るようになった。ラジオで流れていて印象深かった“雨あがりの夜空に”が、同じくRCの曲だと知る。「この人達、ハードな歌だけじゃないんだ…」と思った。でもあの独特の声はオカマっぽくて、まだ好きになれなかった。 その後も、断片的な情報ではあったが、RCの事を知れば知るほど興味がわいてきた。そして三菱自動車のCMに清志郎が出た頃、よく覚えていないが、とうとう「雨あがり」か「ベイビー!逃げるんだ。」のシングルを買ったような気がする。一度タブーを冒した後は、もう堰を切ったようにRCにはまっていった。過去のシングル盤を注文までして買い漁った。少ないおこずかいを工面して買った、初めてのLPレコード「FEEL SO BAD」を最初に、LPの方も集めだした。どのレコードを買っても、どの曲を聞いてもハズレがなく、毎度新鮮な驚きと感動をおぼえた。清志郎の声色も、この頃はもう全然気にならなくなっていた。この感動を共有したくて、当然友達にも勧めまくったのだが、誰にもわかってもらえなかった。おかげで、青少年期にだいぶ性格がひねくれたと思う(笑) それからもう20年近く時は経過した。今でもインターネット経由以外では、ほとんどRCファンにお目にかかる機会もないのが残念だが、いつか、RCを知らない若いヤツらが何かのきっかけでRCについて知りたくなった時、また、古くからのファンが昔を思い出したい時に、このサイトを役立ててもらえればうれしい。俺が初めてRCを聞いた時と同じような衝撃や感動に出会うきっかけ、思い出すきっかけの一助になれば満足である。 |