ロズウェルに墜落したUFOの宇宙人を米軍が解剖?!

宇宙人解剖フィルム

1947年6月1日、1994年8月28日/アメリカ/ニューメキシコ州ロズウェル、テキサス州ダラス

テレビで公開された衝撃の映像

20世紀末に物議をかもしたこのフィルムは、1995年8月28日にイギリスの映像実業家レイ・サンティリ(Ray Santilli)によってテレビで公開されたものだ。サンティリによれば、このフィルムは1994年にアメリカの元従軍カメラマンから10万ドルで買い取ったもので、1947年6月1日にアメリカのニューメキシコ州ロズウェルに墜落したUFOから発見された宇宙人の遺体を、7月にテキサス州ダラスのフォートワース基地内で解剖したときの映像だという。

映像は大きく分けて3つの場面に分かれている。

  1. テントフッテージ
    テントのようなところに横たわる死体の映像。画質が非常に悪い。
  2. 死体解剖(YouTubeの映像)
    解剖フィルムの本編。小さな部屋の中で防護服を着た二人の解剖医が宇宙人を解剖している。
  3. 残骸(YouTubeの映像だが、筆者の調査不足で、本当にこれがそうなのかはまだ確認取れていない)
    6本指の手型のパネルなどが写っている。

この他、トルーマン大統領が写っているフィルムがあると言われているが、存在は確認されていない。

 

なお、有名なロズウェル事件は1947年という点では一緒だが、一般的に語られている発生日は7月2〜3日頃 で、新聞発表されたのが7月8日である。

フォートワースにあるカースウェル空軍基地


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解剖場所はフォートワース基地と言われているが、現在の地図だとカースウェル空軍基地とある。名称の違いの理由はまだ調べていないが、場所としてはおそらく間違いはないだろう。

投げかけられるダウト

テレビで放送されて世界的に話題を集めた宇宙人解剖フィルムであったが、

  • 解剖医のハサミの持ち方がおかしい点
  • 宇宙人の内臓にカメラが寄るとピンボケになってしまうなど撮影が稚拙な点
  • 重大な記録となる映像なのにカラーフィルムを使わず、カメラも1台で、スチルカメラも使われていない点
  • サンティリが検証に非協力的な点

などなど、この他にも数多くの点から真贋について疑いの目が向けられていた。

ロズウェル事件を調査したUFO研究家で核物理学者のスタントン・フリードマンからしても、ロズウェル事件自体は肯定しつつも、このフィルムについては疑っていた。

父からロズウェル事件で回収された物体を見せられたというジェシー・マーセル・Jr.も、UFOの残骸映像を見て「このようなものは見ていない」と述べている。

映像制作者達が次々と告白

2006年に入り、サンティリ自らがプロデュースしたパロディ映画「Alien Autopsy」の公開に合わせるようにして、サンティリをはじめとした人々が、このフィルムが自らの手による作り物であることを告白し始めた。

グレイタイプの宇宙人の模型を作ったのも、その映画の特殊効果担当であるイギリスの彫刻家ジョン・ハンフリーズであった。

映画の中に登場するサンティリは、オリジナルのフィルムがあったものの、劣化が激しくて見るに耐えないものであったため、やむを得ず作った再現フィルムであったとしている。

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テントフッテージ図1:テントフッテージ

 


図2:死体解剖

 


図3:内臓のアップ
なぜかアップになるとピンボケする。重要な映像の撮影の際にありえないミスだ。

 

UFOの残骸と言われる映像
図4:UFOの残骸と言われる映像
6本指の手型はUFOのコントロールパネルと言われている。

 

映像を作ったレイ・サンティリ
図5:この映像を作り、公開したレイ・サンティリ

 

サンティリがプロデュースしたパロディ映画

 

本件の検証はこの本に非常に詳しい。

参考資料(敬称略)

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