ああ
【於戲=嗚呼=烏乎=噫=嗟=惡=吁】〔表音・同源〕於・戲・嗚・呼・噫・嗟・惡・吁、いづれも「ああ」といふ音の描寫。戲・呼などの原音は「ヒ」「フ」に近く、「於戲」「嗚呼」はオーヒー・ウーフーのやうな音であった。⇒於て。∴〜玉杯に花受けて。
| 【あい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| あい | (ai) | 【あい】 | …14藹カゴ靄カゴ\15娃カ哇カ鞋慣\15隘カ\19哀カゴ\19愛カゴ曖カゴ靉カゴ\19挨カ埃カゴ欸カゴ\ | |
あいかふ【愛甲郡】アイコウ〔地名〕
神奈川縣(相模國)の郡名。『類聚三代格』承和二(八三五)年に鮎河。現在愛川町あり。←甲。『地2690』
あいきゃぅ
【愛敬】アイキョウまた宛字で愛嬌とするが、假名遣は異る。
あいさつ【挨拶】
字音語だが「挨」も「拶」も他に用ゐる事の少ない漢字であり、また相や逢への連想が働くためか「あひさつ」と誤りやすい。∴〜を交はす。
あいそ【愛想】
想、慣用音そ。おあいそ。∴〜がつきる。
あいち
【愛知】〔地名〕縣名。愛知縣(尾張國)の郡名。『神代紀』に吾湯市、『景行紀』五十一年に「⇒年魚市郡」。
あいなめ【鮎魚女・鮎並】〔動物〕
細い鱗の觸感が鮎に似るためといふ。
あいにく【生憎】〔恆5〕
←「あやにく」。相憎ではない。∴お〜さま。
あいのかぜ
【】日本海沿岸で春から夏にかけて吹く、穏やかな東風。∴あいの風夢のせて(平成十二年とやま國民體育大會)。∴あゆの風いたく吹くらし(萬葉集四〇一七)。
あいほ【秋穗】アイオ〔地名〕
山口縣吉敷郡の町名。
あいまいもこ【曖昧模糊】〔聯綿〕
「-ai」「-o」の疉韻字。
| [あう] | (au) | …38奧(奥)カゴ襖カゴ墺カゴ懊カゴ澳カゴ\38鏖カゴ\ |
|---|
| [あぅ] | (ang) | …42央ゴ怏ゴ殃ゴ秧ゴ鞅ゴ+43泱カゴ鴦カゴ\45罌カ嚶カ櫻(桜)カ鸚カ\45鶯(鴬)カ\ |
|---|
あうむ【阿吽】旧あうん
梵語ahhumの音譯字。阿は口を開く最初の音、吽は最後に口を閉ぢて出す音。∴〜の呼吸。
あえる
【肖】〔近16〕あやかる意の動詞。「あへもの」の意ではない。肖は小+肉からなる形聲文字。⇒和へる。
アオザイ
【襖ザイ】越南の民族衣裳。「ザイ」は長い意味の越南固有語。⇒襖。
あか【阿伽・閼伽・遏迦】〔同源〕
aqua(水)と同源とし、また新潟縣の阿賀野川は水量豐富の意とするのはいづれも俗説。閼・遏を「あ」と讀むのは慣用音。∴〜棚。
あがた【縣】〔地名〕
宮崎縣(日向國臼杵郡)延岡市の古稱。『和名抄』に英多郷。←英(iang)。∴縣居(賀茂眞淵)
あかほ【赤穗】アコウ〔地名〕
兵庫縣(播磨國赤穗郡)の市名。長野縣駒ヶ根市の赤穗(〒399-4117)は赤須と上穗の合成地名で「アカホ」と讀む。∴〜義士。
あかをだひ【赤魚鯛】アコウダイ〔動物〕
←赤+魚+鯛。これを阿侯鯛とするのは宛字。
あかんべえ
【赤ん目】赤ん兵衞、にあらず。⇒べっかんこう。
あきうど【商人】アキュウド〔近10〕
あきなひ【商】アキナイ
時に縁起をかついで商内と書く場合あり、これでは假名遣が合はぬ。∴〜が少ない。
あきふ【秋保】アキウ〔地名〕
宮城縣、仙臺近郊の温泉地(〒982-0241)。『日國』は「あきう」とする。
あきらか【章=晶=昌】〔同源〕
章・晶・昌。
あきらか【杲=晧=皓=皋・晃=煌】〔同源〕
杲・晧・皓・皋・晃晃=煌煌。
| 【あく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| あく | (ak) | 【あく】 | …04幄カゴ齷カゴ握カゴ渥カゴ\43惡(悪)カゴ\45軛カ阨カ\ | |
あぐひ【阿久比】アグイ〔地名〕
愛知縣(尾張國知多郡)の町名。『和名抄』に英比郷。←英(iang)。
あさ【朝=晁=
】〔同源〕
朝・晁・。晁衡は阿部仲麻呂の唐稱。∴日本ノ晁衡帝都ヲ辭シ、征帆一片蓬壺ヲ遶ル。
あさうわん
【淺茅灣】アソウワン〔地名〕對馬の地名。同地に淺茅山あり。
あさがほ【朝顏】アサガオ〔近07〕
∴〜に釣瓶取られてもらひ水。
あざける
【嘲】〔同源〕調弄=嘲弄。∴人の失敗を〜。
あさぢふ【淺茅生】アサジウ
∴〜の宿。⇒淺茅灣。
あさふ【麻生】アソウ〔姓名〕
アソウと讀む場合が多いが、アザブ・アソなどもあり。神奈川縣川崎市麻生區。和歌山縣那賀郡那賀生「麻生津中(〒649-6615)」は「をふづなか」とすべきか。
あざむく【瞞】〔同源〕
瞞着=謾着。∴花も〜美人。
あしい【惡】〔近13〕
あしなえ【蹇】
←足萎え。「なへぐ」に由來するとの説あり、『日國』は「あしなへ」。⇒萎える。
あじむ【安心院】〔地名〕
大分縣(豐後國宇佐郡)の町名。←心。
あしゅら
【阿修羅】〔佛教〕←梵語「アスラ」。修。呉音「しゅ」であるため漢音を「しゅう」に誤りやすい。「しゅぅ」とはスング(sung)のやうな音であり、「シュ」とは源流が全く異る。⇒修多羅。∴修羅の巷か向陽寺(橘中佐)。
あしらひ【待遇】アシライ〔近11〕
∴客の〜がうまい。
あじろ【網代】
∴〜垣。
あすなろ【翌檜】〔植物〕
あすはひのき。「明日は檜にならう→あすならう」の語源は俗解とされる。『枕册子』三十八段にあり。∴『〜物語』(井上靖)
あせみづく【汗水漬】アセミズク
「づ」は水と漬く、どちらの假名が殘ったものか不明。∴〜になってはたらく。
あだ【仇・讐】〔同源〕
仇・讐。讎は讐の異體字。∴親の恩を〜やおろそかに思はない。∴江戸の〜を長崎で討つ。
あたご
【愛宕】〔地名〕京都市の地名。『三代』貞觀二(八六〇)年に愛當護山。東京都港區など全國に分布。→宕(tang)。⇒愛宕。∴〜の山に入る月を(鐵道唱歌)。
あたばぅ【】アタボウ
當たり前のべら坊。坊。
あたひ【價・値】アタイ〔近12〕
∴春宵一刻〜千金。
あたる【當】〔同源〕
丁・貞・當。
あぢ【味】アジ〔近01・02・恆6〕
∴大〜。
あぢ【鰺】アジ〔近01・02・恆6〕
味良い魚の意といふ。
あぢきない【味】アジキナイ〔恆6〕
あぢけない【味】アジケナイ〔恆6〕
あぢさゐ【紫陽花】アジサイ〔近01・11・12・恆5・6〕
語源に諸説あるが、「ゐ」は藍に由來する點は一致する。
あぢははない
【味】アヂワワナイ書いても喋っても落ちつきの惡い言葉である。「アヂアワナイ」のやうに發音する場合が多いか。「味あふ」は誤。⇒危う。⇒祝はれた。
あぢふ【味經】アジウ〔地名〕
大阪府(攝津國東成郡)天王寺區味原(〒543-0023)町の古名。『孝徳紀』白雉元(六五〇)年に「味經宮」。『萬葉集九二八』に「味經の原」。
| 【あつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| あつ | (at) | 【あつ】 | …29遏カ\29閼カ\30斡慣\32軋カ\59壓(圧)慣[アフ]\ | |
あづき【小豆】アズキ〔近02・恆7・音訓〕
字音豆とは無縁か。
あづく【預】アズク〔近03*〕
あづける【預】アズケル〔恆7〕
あづさ【梓】アズサ〔恆7〕
∴かへらじとかねて思へば〜弓(楠木正行)。∴〜二號。
あづま【東】アズマ〔恆7〕
弟橘姫を偲ぶ日本武尊の「あづまはや(わが妻よ)」の傳説は有名。京成電鐵の驛名「東あずま」は重言となる。∴〜男に京女。
あづまや
【東屋・四阿】アズマヤ吹きはなちの小さな建物。四阿山は群馬縣の地名。⇒亭。
あつまる【糾=鳩】〔同源〕
糾合=鳩合。
あつまる【聚=湊=輳=簇=藪=叢】〔同源〕
聚・湊・輳・簇・藪・叢。∴簇生=叢生。
あづみ
【安曇】アズミ〔地名〕長野縣(信濃國)の郡名。←曇。安曇川町は滋賀縣高島郡の町名。⇒惠曇。∴〜野(松本盆地)。
あつめる
【蒐輯】〔同源〕收集=蒐輯。同じ「あつめる」意味であっても輯(sip)・蒐(syu)・聚(syu)・衆(siong)のやうに、本來まったく異った音であった。字音假名遣でも聚と衆の相違までは表現し得てゐない。∴群聚=群衆=群集。
あてるゐ【阿弖流爲】アテルイ〔姓名〕
蝦夷の長。坂上田村麻呂と對峙したと傳へる。
あと【蹤=踪】〔同源〕
蹤・踪。從・宗。
あな【孔=腔=空】〔同源〕
孔・腔・空。窟窿は孔の緩讀といふ。口腔は「こうこぅ」の醫學的慣用讀み。腔腸動物は「くぅちゃぅ」としない。
あな【窩=
】〔同源〕
窩・。
あなじかぜ
【】冬に吹く北西の季節風。「し」は風の古語といふ。あなぜ風とも。⇒やまじ風。⇒つむじかぜ。
あなふ【賀名生】アノウ〔地名〕
奈良縣(大和國吉野郡)西吉野村の地名。古名穴生。後醍醐帝の行宮所在地。
あなふ【穴太】アノウ〔地名〕
大津市(近江國滋賀郡)の地名(〒520-0114)。穴太積み、は城郭の石垣積みの手法。『記成務』に志賀高穴穗宮。
あなふじ【穴太寺・穴穗寺】アナオジ〔地名〕
京都府龜岡市の寺名。あなう・あなお・あのう・あのお・あなおう、など表記が安定しない。∴かかる世に生れあふ身のあな憂やと思はで頼め十聲一聲(西國札所二十一番御詠歌)。
あは【安房】アワ〔地名〕
舊國名。→房。阿波國と同讀。⇒淡路。
あは【粟】アワ〔近04・恆1〕
∴濡れ手に〜。∴うらめしき里の名なれや君に我あはず(粟津)の原のあはで歸れば(兼盛集)。
あはい
【淡】アワイ〔恆1・同源〕恬淡=恬澹は疉韻字。淡薄=澹泊。∴〜思ひ出。
あはう【阿呆】アホウ
阿房とも。「呆」は宛字。呆は某の古字といふが、假名遣は合はない。∴踊る〜に見る〜。
あはうどり【信天翁】アホウドリ〔動物〕
←阿呆鳥。
あはす【合】アワス〔近04〕
あはせる
【併】アワセル〔同源〕并・併・竝。⇒竝ぶ。∴平行=竝行=并行。
あはぢ
【淡路國】アワジ〔地名〕舊國名。阿波への通り道にあたるための稱。⇒淡。⇒阿波。∴淡路島かよふ千鳥の鳴く聲に(源兼昌)。
あはゆき
【淡雪】アワユキ〔近04・恆1〕降ってもすぐ消える春の雪。⇒泡雪。
あはら【湶】アワラ〔地名〕
富山縣高岡市(〒933-0911)。濕地、深泥の田の意味。岐阜縣に分布する地名阿原も同樣の由來といふ。蘆原温泉(〒933-0911)は福井縣の地名。平成十六年芦原町など合併し福井縣あわら市成立。
あはれ
【】アワレ〔近05〕∴〜ともいふべき人は思ほへで(謙徳公)。∴もののあはれ。
あはれむ【憫=愍=旻】アワレム〔同源〕
憐憫・憐愍・旻、いづれもあはれむ意。
あひだ【間】アイダ〔近11〕
∴缺席仕り候〜御屆に及び候。
あひのつちやま【間の土山】アイノツチヤマ
『鈴鹿馬子歌』で「坂下」「土山」は東海道の宿場、「間」は「まもなく」説と「間の宿」説とあり、∴坂は照る照る鈴鹿は曇る、〜雨が降る。
あひば【饗庭】アイバ〔姓名〕
←饗。
あひら
【姶良】アイラ〔地名〕鹿兒島縣(大隅國)の郡名。『和名抄』に姶羅郡。但し後世には郡域に大きな異同あり。←姶ふ、は訓讀みから。
あひら【吾平】アイラ〔地名〕
鹿兒島縣肝屬郡の町名。もと姶良郡に屬す。日本書記吾平山上陵は鵜草葺不合尊の御陵。⇒愛媛。
あひる【家鴨】〔動物〕
足+廣か。「アイル」とは讀まない。
| [あふ] | (ap) | …58凹カ\59押カ鴨カ\ |
|---|
あふ
【粟生】アオ〔地名〕京都府長岡京市(〒617-0811)。←粟+生。「あふる」が「アオル」となるのと同じ音變化。生は地名に多い。⇒蒲生、⇒芝生、⇒丹生、⇒羽生、⇒柳生、⇒桐生など。
あふ【合・會・逢】アウ〔近10・同源〕
逅・遘・覯いづれも完全な同音ではなく、子音が「k-」「h-」で異る。邂逅は「k-」の雙聲ではない。∴稀覯本。∴あふは別れのはじめとて。∴この話は理窟に合はない。
あふ【奧武】オウ〔地名〕
沖繩の本島南端など各處にあり。いづれも葬禮の島で、青が語源といはれる。奧+武で「あふ」だらうが、奧一字を「あを」に宛てたものかもしれない。⇒襖。
あふぎ【扇】オウギ〔近08・09〕
あふぐ
【仰】アオグ〔近08・09・恆2〕「⇒仰せ」と混同して「おふぐ」などと誤りやすい。仰木(〒520-0247)は大津市の地名。∴〜今日こそ樂しけれ(紀元節)。
あふぐ【煽】アオグ〔近08・恆2〕
∴扇で〜。
あふこ【朸】オウコ〔近09〕
和歌ではしばしば會期(逢ふ機會)と掛け言葉にする。∴〜なきこそわびしかりけれ(古今集)。
あふさかやま【逢坂山】オウサカヤマ〔恆2〕
大津市(近江國滋賀郡)の地名。上代の關所。∴知るも知らぬもあふさかの關(蝉丸)。
あふせ【逢瀬】オウセ
あふち【樗・楝】オウチ〔近09・08〕
栴檀の古名。
あふとつ
【凹凸】オウトツ〔同源〕⇒凸凹。
あふのく【仰】アオノク〔近08〕
あふひ【葵】アオイ〔近08*・09・恆2〕
「我こそや見ぬ人戀ふる病すれあふひならでは止む藥なし(拾遺集)」は、葵が藥に用ゐられる事と「逢ふ日」をかけてゐる。∴〜の御紋。
あふまがとき【逢魔が時】オウマガトキ
大禍時とも。現代假名遣でも「おうまがとき」「おおまがとき」の二種は確定しがたい。
あふみ
【近江】オウミ〔近09〕舊國名。←淡+海。『記神代』に近淡海國造。漢語風表現の江州は「がぅ」と濁る。⇒遠江。∴〜商人。
あふむく【仰】アオムク〔近08〕
∴あふむけば君がゐる。
あふり【泥障】アオリ〔近08・09〕
馬具。泥障作(〒031-0115)は青森縣三戸郡の地名。
あふる
【溢】「アオル」とは讀まない。「⇒屠る>」も同樣。但し「煽る」は「アオル」と讀む。
あふる【煽・呷】アオル〔近08・恆2〕
∴不景氣のあふりを受けて倒産した。
あふれる【溢】〔恆2〕
アオレルとは讀まない。⇒溢。∴會場は聽衆であふれた。
あへぐ【喘】アエグ〔近16〕
∴喘ぎながら山を登る。
あへて【敢】アエテ〔近15〕
∴あへなく敗退。∴あへて苦言を呈する。
あへる
【和】アエル⇒肖える。∴あさつきを酢味噌で〜。
あまえる
【甘】〔恆4〕←文語は甘ゆ。∴友人の厚意に甘える。
あまかは【天川】アマカワ〔地名〕
澳門の日本における古名。阿媽港の音譯といふ。→港。∴〜舟。
あまっさへ【剩】アマツサエ
←餘り+さへ(助詞)。アマッサエと發音すべきところ、久しい前からアマツサエと言ひ慣らはしてゐる。∴反省の色なく、〜薄笑ひさへ浮べてゐる。
あまづら【甘葛】アマズラ〔植物〕
←甘+つら(つるくさ)。
あまは【天羽】アモウ〔姓名〕
「あまは」でアモウと讀むのは不規則的である。湯桶讀みで天+羽かもしれない。天羽田(〒299-0126)は千葉縣市原市の地名。
あまみ【奄美】〔地名〕
→奄。
あまゆ【甘】〔近19〕
文語下二段動詞。⇒甘える。
あまる【冗=剩】〔同源〕
∴冗員=剩員。
あまんじる【甘】〔恆8-1〕
∴非難を甘んじて受ける。
| [あむ] | (am) | (旧あん) | …54暗カ闇カ諳カ58黯カ\54菴カ庵カ56罨慣\58餡唐\ |
|---|
あむたむ【暗澹】旧あんたん
⇒暗い。
あむばい【鹽梅】旧あんばい
按排・案配は宛字。
あめのうづめ【天鈿女命】アメノウズメ〔姓名〕
あめんばぅ【水黽】アメンボウ〔動物〕
←飴ん坊。水面で小蟲を捕へる時、水飴の臭ひがするためといふ。
アモイ【厦門】〔外來〕
→厦。福建音由來と思はれる。現地音は「エームイ」のやうな發音である。
あやふう
【危う】アヤウウ←「あやふく」のウ音便。「あやふふ」ではない。⇒味ははない。⇒祝はれた。
あやふや【不審】
アヤウヤとは讀まない。
あやまる【訛=譌】〔同源〕
訛・譌。
あゆち
【年魚市】〔地名〕⇒愛知の古名。名古屋市昭和區に阿由知通(〒466-0027)。∴たづ鳴きわたる年魚市潟。
あらせいとう【紫羅欄花】〔植物〕
油齋燈つまり燈明の意といふ。
あらぬ【有らぬ】
「あらん」參照。
あらはす【現・表・著】アラワス〔近05〕
顯現は「ken」の雙聲疉韻字。∴名は體をあらはす。
あらひぐま【浣熊】アライグマ〔動物〕
←洗ひ+熊。
あらふ
【洗=洒】アラウ〔同源〕洗・洒。「洗」は「せん」「せい」兩音あり。∴洗衣。莖も葉もみな緑なる深芹は洗ふ根のみや白く見ゆらん(拾遺集384・輔相)は、歌中に「荒船の御社」を隱題として詠み込んでゐる。荒船神社は群馬縣甘樂郡とも、筑前國ともいふ。
あらふ【濯=滌】アラウ〔同源〕
濯・滌兩字の原音はかなり近い。洗淨は洗滌の書替へ字。條の連想から洗滌と讀み誤り、更に淨に置換へたもの。
あらふ【沐浴】アラウ〔同源〕
沐浴は「-ok」の疉韻字。
あらふ【浣=澣=灌=盥】アラウ〔同源〕
浣衣=澣衣。灌漑は「k-」の雙聲字。盥の訓はまた「たらひ」。∴浣腸=灌腸。
あらむ【有らむ】
「あらん」參照。
あらん【有らん】
←あら+ぬ(否定)。←あら+む(意思推量)。前者は「あらぬ事を言ふ、あらぬ疑ひをかける、あらぬ方を向く」など、後者は「あらむ限りの力、御配慮あらむ事を」など。
あり【有】〔近21〕
文語ラ變動詞
あるいは【或】旧あるひは〔近13*・恆5〕
←ある+い(名詞接尾語)+は(助詞)。從來「あるひは」と書かれることが多かった。
あるじ【主人】〔近01〕
アレワイサノサ【】〔表音〕
江戸俚謠『お江戸日本橋』。俗曲『深川』。∴行列揃へて〜。
アレワエーエトソーリャ【】〔表音〕
宮城縣方言『大漁唄ひ込み』。∴〜大漁ダエ。
あわ【泡】〔近04・05・恆1〕
あわただし【遽】〔近04〕
急遽を急拠(據)と書くのは誤。
あわつ【惶】〔近04・05〕
∴あわてる乞食はもらひが少ない。
あわてる【慌・周章・蒼惶=蒼黄】〔恆1・聯綿・同源〕
周章は「s-」の雙聲字。蒼惶・蒼黄は「-ang」の疉韻字。∴周章狼狽。
あわゆき
【泡雪】〔恆1〕降ったばかりで固ってゐない新しい雪。平安時代には⇒淡雪の意に解されるやうになったといふ。
あゐ【安威】アイ〔地名〕
大阪府(攝津國島下郡)茨木市の地名。(〒567-0001)。『延喜式』に阿爲神社。『雄略紀』に藍原。威・爲。
あゐ【藍】アイ〔近11・12・恆5〕
青の轉か。∴青は〜より出でて〜より青し。
あを
【襖】アオ〔近07〕字音は襖だが、⇒芭蕉を「ばせを」とするやうに、「あを」と書いた例も多い。⇒アオザイ。⇒奧武。⇒素襖。
あを【青=蒼=蒼茫】アオ〔近07・恆3・同源・聯綿〕
青=蒼。蒼茫は「-ang」の疉韻。∴〜菜に鹽。
あを【白馬】アオ
←青。鹿島神宮の白馬祭はオウメ祭と發音する。∴〜節會。
あをがひ【螺鈿】アオガイ〔近07〕
あをし【青】アオシ〔近08〕
あをま【青馬】オウマ〔地名〕
千葉縣香取郡東庄町。〒289-0615。
あをみ
【青海】オウミ〔地名・姓名〕山口縣長戸市青海島ほか、同じ地名は各地にあり。履中天皇の皇女飯豐青皇女をまた青海皇女と申上げる。近江國や大三島などと混同しやすい。青海(〒135-0064)は東京都江東區の地名。
あをみ【碧海】アオミ〔地名〕
愛知縣(三河國)の郡名。現稱「へきかい」郡。「あをみ」をどう讀むべきか未詳。「オウミ」かもしれない。⇒邑美。
あをめ【青梅市】オウメ〔地名〕
東京都(武藏國多摩郡)の市名。「あ+うめ」ではない。∴〜棉。
| 【あん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| あむ | (am) | 【あん】(旧あん) | …54暗カ闇カ諳カ58黯カ\54菴カ庵カ56罨慣\58餡唐\ | |
| あん | (an) | 【あん】 | …29安カゴ按カゴ案カゴ鞍カゴ鮟カゴ+31晏カゴ\44杏唐[カゥ]\44行唐[カゥ]\ | |
あんかぅ
【鮟鱇】アンコウ〔動物〕赤魚の轉か。鱇は國字であるが、康の形聲文字と見なす。ただし辭書によっては「こう」とするものもある。兵庫縣篠山市の安口(〒669-2505)は舊名「鮟鱇」。「ハダカス」は鮟鱇に似た魚で、これを簡略化して安口と書いたといふ。⇒提燈〜。
あんず
【杏・杏子】〔近03*・植物〕杏・子いづれも唐音。→杏。⇒銀杏。
あんぢょう【】アンジョウ〔表音〕
←味+良う。關西方言。∴〜しとくれやす。
あんどん【行燈】
行は唐音。行(hang)・燈(tong)。∴晝〜(大石内藏助)。
アンニョンハシムニカ【安寧】
朝鮮語挨拶語。→寧(ning)。
あんめえ【】〔表音〕
←あるまい。⇒ええぢゃないか。
| 【い】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| い | (i) | 【い】 | …05易カゴ\05椅カゴ猗カゴ倚カゴ\05移カゴ\05u恚カゴ\05縊カゴ\06伊カゴ\06夷カゴ姨カゴ痍カゴ\06u惟カ唯カ\06u遺カ\06彝(彜)カゴ\06懿カゴ\06肄カゴ\07以カゴ苡カゴ\07意カゴ\07異カゴ\07已カゴ\07怡カゴ貽カゴ\07矣カゴ\07醫(医)カゴ\08衣カ依カ\ | |
| ゐ | (ui) | 【い】 | …05u委カゴ萎カゴ逶カゴ痿慣\05u爲(為)カゴ\06u位カゴ\06u維カ帷カゴ\08u威カゴ\08u尉カゴ慰カゴ\08u畏カ\08u胃カゴ謂カゴ渭カゴ蝟カゴ\08u彙カゴ\08u韋カゴ偉カゴ緯カゴ葦カゴ違カゴ圍(囗囲)カ幃カゴ\ | |
| ▼遺(い/ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい) ▼隹(すい/すい) 惟唯(い/ゆい)、唯々諾々、 維(ゐ/ゆい)、維摩 帷(ゐ/ゐ) ▼恚い←圭くゑいの形聲系列は大きく二系統に分れる 詳細は【けい】の解説掲載箇所參照のこと。 | ||||
い【以】〔表音〕
平假名「い」の原字
い【意】〔表音〕
變體假名「」の原字。
い【移】〔表音〕
變體假名「」の原字。
イ【伊】〔表音〕
片假名「イ」の原字
いいえ【】〔恆5〕
いいちこ【】
焼酎の商品名。「〜ちこ」は大分縣北部方言で強調の意。「良い+ちこ」で、假名遣は「いいちこ」と考へられる。
| [いう] | (iu) | …50右カ佑カ祐カ\50酉カ\50楢カ猷カ猶(犹)カ蕕カ\50又(有)カ友カ\50尤カ疣カ肬カ\50憂カ優カ\50有カ侑カ宥カ囿カ\50由カ蚰カ釉カ鼬カ柚カ\50誘カ莠カ\50遊カ游カ蝣カ\50郵カ\50攸カ52悠カゴ\52幽カゴ\52黝カゴ\ |
|---|
いういう【
】ユウユウ〔表音〕
鹿の鳴き聲。幼。「ゆぅ」はyong、「いふ」はyipのやうな發音であり、鹿の鳴き聲としては不適當であらう。∴鹿鳴〜(詩經)。
いういうじてき【悠悠自適=優游〜=油油〜】ユウユウジテキ〔同源〕
悠・優・游・油。
いうしう【憂愁】ユウシュウ
⇒憂愁。
いうぜん【猶然=悠然】ユウゼン〔同源〕
猶・悠。裕然とも書くが、假名遣は異る。
いうて
【言うて】ユウテ〔表音〕「言ふ」のウ音便。「言ふ」は現代假名遣でも「ゆう」とはならないが、京都方言の描寫では「ゆうて」と書かれる場合が多い。⇒ちうて。
いうわ【宥和】ユウワ
また融和とも書くが、假名遣は異る。意味も完全には一致しない。
いえ【否】〔恆4〕
いえ【癒】〔近15〕
イエライシャン【夜來香】〔植物〕
→香(hiang)。
いえる
【癒】〔恆4〕⇒癒ゆ。∴病が〜。
いか
【伊香】〔地名〕滋賀縣(近江國)の郡名。古く「いかご」と讀む。←香(hiang)。郡内の小湖余吾湖は、琵琶湖の大江に對して伊香小江といはれた。⇒鳰。
いかさま【如何樣】
∴〜、得心がいった。
いかづち【雷】イカヅチ〔恆7〕
いかなご
【玉筋魚】〔動物〕生態不明のため、如何魚子といふ。⇒小女子。
いがひ
【貽貝】イガイ〔動物〕貽。⇒貽鮓。
いかもの【如何物】
∴〜食ひ
いがらっぽい【】
えがらっぽい。
いかり【五十里】〔地名〕
栃木縣鹽谷郡(〒321-2615)。
いかる
【斑鳩・鵤】〔動物〕鳥名。奈良縣生駒郡斑鳩町は奈良縣(大和國平群郡)の町名。
いかる【忿懣】〔同源〕
忿懣=憤懣=煩悶。
いかん【如何=何如=何若=曷若】〔同源〕
←「いか(疑問詞)+に(助詞)」の撥音便。行か+ぬ(打消)は「してはいかぬ」、行か+む(意志)なら「いざ行かむ」。如・若・何・曷。∴〜せん走るに走れない。
| 【いき】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ゐき | (uik) | 【いき】 | …48u域ゴ\ | |
いぎたない【寢汚】〔近13〕
∴いぎたなく睡り込んでしまつた。
いきづく【息】〔恆7〕
∴傳統がいきづいてゐる。
いきどほり【憤】イキドオリ〔近08・09〕
←息+通る。∴激しいいきどほり。
いきほひ【勢】イキオイ〔近08・11〕
←息+覆ふ。∴勝った者がいきほひ天下をとる。
イギリス【英吉利】〔外來〕
→英(ing)。
| 【いく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| いく | (ik) | 【いく】 | …01育カゴ\01毓カゴ\ | |
| ゐく | (uik) | 【いく】 | …01郁カゴ\ | |
いくさぶね
【艨艟・艨衝】〔聯綿〕艨艟・艨衝は「-ong」の聯綿字。
いくぢない【意氣地】イクジナイ〔恆6〕
∴男のくせに〜。
いくは【的】〔地名〕イクワ
佐賀縣神埼郡神埼町の地名(〒842-0123)。また古代姓。平安京大内裏の郁芳門は的氏の造立にちなむ命名といふ。
いけしゃあしゃあ【洒々】
「いけ」は接頭語。「洒」は音「しゃ」。∴いけぞんざい。∴いけすかない。
いごっそう【】〔表音〕
土佐方言。異骨相は宛字。
いこま
【生駒山】〔地名〕奈良縣(大和國平群郡)と大阪府(河内國河内郡)の間。『神武天皇即位前記』に膽駒山。⇒熊の膽。
いさかは
【率川】イサカワ〔地名〕奈良市(大和國添上郡)の地名。『記開化』に春日伊邪河宮。これと「⇒率る」との關係は未詳。
いさき【伊佐幾】〔動物〕
←磯+魚。
いざなぎ【伊邪那岐・伊弉諾】〔姓名〕
神名。伊・弉・諾。∴〜景氣。
いざなみ【伊邪那美・伊弉冉】〔姓名〕
神名。伊・弉・冉。
いさは
【膽澤】イサワ〔地名〕岩手縣の郡名。古代に坂上田村麻呂の膽澤城あり。⇒熊の膽。
いさはや【諫早】〔地名〕
長崎縣(肥前國高來郡)の市名。古名は伊佐早村。いま伊佐早城あり。
いさりび【漁火】
いさを【功・勳】イサオ〔近07・08・恆3〕
いしじ【石地】
沖繩方言で家の礎石。沖繩縣戦蹟國定公園「平和の礎」はこの意であらう。
いしずゑ【礎】イシズエ〔近03・14〕
∴國の〜。
いしゃぅ
【衣裳】イショウ衣裝は書換字。裳・裝。「衣」は上半身、「裳」は下半身につけるもの。⇒裝束。
いすか【交喙】〔動物〕
∴〜の嘴。
いずし
【貽鮓】なれずし。貽。⇒貽貝。
いすのき【蚊母樹・柞】〔植物〕
古名ゆし。
イスパニア【西班牙】〔外來〕
→班・牙。
いすみ【夷隅】〔地名〕
千葉縣(上總國)の郡名。『安閑紀』元年に「伊甚國造」。←甚。平成十七年「いすみ市」成立。
いぜん【以前】
⇒已に。
いそ【磯】〔同源〕
磯・礒。
いたい
【疼・痛】〔聯綿〕痛・疼・恫。疼痛は「-ong」の疉韻字。∴古傷が〜。
いたうづ【到津】イトウヅ〔地名・音訓〕
北九州市(豐後國企救郡)小倉北區(〒803-0845・0846)。『續記』天正十二(七四〇)年に板櫃。後世、訓の「いたる」と音「たう」を混同したものか。
いたく
【依託・倚託】もたせかけること。依・倚。⇒委託。
いたこ【潮來】〔地名〕
茨城縣(常陸國行方郡)の町名。『常陸風土記』に伊多久・板來驛。「潮來」は徳川光圀の命名といふ。潮の至り來る意。∴〜花嫁さん(花村菊江)。
いただき【巓=天】〔同源〕
巓・天。∴富士山の〜。
いたづら【戲】イタズラ〔恆7〕
∴壁に〜書をする。
いたどり【虎杖】〔植物〕
←痛み取り。
いたはる【勞】イタワル〔近04〕
∴老人を〜。
いたみ【伊丹】〔地名〕
兵庫縣(攝津國川邊郡)の市名。『山槐記』治承四(一一八〇)年に「伊多美」。但し丹の音は「たん」であり、「たむ」ではない。後世の命名か。
| 【いち】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| いち | (it) | 【いち】 | …21一(弌)ゴ\21壹(壱)ゴ\ | |
いち【一=壹】〔同源〕
一・壹。
いちおぅ
【一應】⇒一往が本來だが、現在は一應が多い。
いちきくしきの【市來串木野】〔地名〕
平成十七年、鹿兒島縣串木野市と日置郡市來町が合併し「いちき串木野市」成立。
いぢける【萎縮】イジケル〔近01*・恆6〕
いちじく【無花果】〔植物〕
←一熟。またペルシャ語由來の音譯映日果からとも。現代假名遣にある「同音の連呼」法則は無花果・著しい・縣知事などに限り例外とされる。
いちじるしい【著】
←非常+明白。
いちづ【一途・一圖】イチヅ
「一圖」は宛字だが、假名遣は一致する。途・圖。
いちは【一把】イチワ
三把はサンワ、三羽はサンバと讀む傾向あり。音訓の相違ゆゑか。∴菜っ葉を〜買ふ。
いちひがし
【櫟・赤檮】イチイガシ〔植物〕ぶな科常緑高木。建材などに用ゐ、木質が赤いため甚+緋が語源といふ。萬葉集などにも登場するが、これは後世に誤って⇒一位と呼ばれた樹木の事ともいふ。漢和字典では「櫟」の訓を「くぬぎ」とするが、地名では「いちひ」と讀む事が多い。山口縣宇部市櫟原(〒754-1314)など。
いぢめる【虐待・苛】イジメル〔近01*・恆6〕
いちゃう
【公孫樹】イチョウ〔植物〕『大言海』に「鴨脚の字の中國宋代の音」とあるのが定説。從來蝶や一葉と解釋され「いてふ」が多かった。⇒銀杏。⇒泥鰌。
いぢらしい【】イジラシイ〔近01*・恆6〕
∴子供ながらに働いてゐる姿がいぢらしい。
いぢる【弄】イジル〔近01*・恆6〕
「じ」も可
イチロー【鈴木一朗】〔姓名〕
正しい假名遣は一朗であらうが、固有名詞は改め難い。
いちわぅ
【一往】イチオウ⇒一應。
いちゐ
【一位・水松】イチイ〔恆5〕一位科常緑高木。あららぎ。建材などに用ゐ、特に笏の材料である事から、位階にちなみ一位と呼ぶ。岐阜縣大野郡久々野町の位山を産地とする。木質が⇒櫟同樣に赤く、また果肉は食用となるため、萬葉集所出の「いちひ」は一説にこちらであるともいふ。⇒五位鷺。
| 【いつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| いつ | (it) | 【いつ】 | …21一(弌)カ\21溢カ鎰カ\21逸カ\21乙カ\21佚カ軼カ\22u聿カ\22u鴪カ\22u鷸カ\ | |
いづ【伊豆】イズ〔地名〕
東海道の舊國名。現在の伊豆半島。温泉が「出づ」ゆゑの名といふ。←豆。横井也有の歌「いついかで逢ふ道あらむつひに身の逢はでは如何生き甲斐もなし」は隱題として、伊豆・伊賀・近江・陸奧・美濃・阿波・出羽・加賀・壹岐・甲斐の各國を詠み込んでゐる。
いづ【出】イズ〔恆8-1〕
「家貧しくて孝子出づ」は「いづ」であって「でず」ではない。∴『生れ出づる惱み』(有島武郎)。
いつくしま
【嚴島神社】〔地名〕廣島縣(安藝國佐伯郡)宮島の神社。市杵島姫命を祭る。『日後記』弘仁二(八一一)年に伊都伎嶋社。齋き祀る意。⇒嚴原。⇒嚴木。
いづくんぞ【焉・安】イズクンゾ〔同源〕
焉・安。「いづくにぞ」の撥音便。
いづこ【】イズコ〔近03〕
∴〜も同じ秋の夕暮(良暹法師)。∴尋ね人〜にありや。
いづし【出石】イズシ〔地名〕
兵庫縣(但馬國)の郡名。いま出石城・出石神社などあり。
いづはら
【嚴原】イズハラ〔地名〕長崎縣(對馬國)下縣郡の町名。←齋き祀る意。⇒嚴島。
いつはる【僞=詭・佯=陽】イツワル〔同源〕
僞・詭・佯狂=陽狂。∴身分を〜。
いづみ【泉】イズミ〔近02・恆7〕
∴みかの原わきて流るる〜川(中納言兼輔)
いづみ【和泉】イズミ〔地名〕
畿内の舊國名。『欽明紀』十四年に「泉郡」。「和」は冗字。出水郡は鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。『應神紀』に日向の泉の長媛とあり、當時は薩摩大隅ともに日向國であった。
いづめこ【飯詰子】〔表音〕
山形縣鶴岡市の玩具。育兒用の籠。飯詰は農具「ふご」の古語。
いづも
【出雲】イズモ〔恆7〕舊國名。←出づ+雲、「出ず」では、雲が出ないといふ逆の意味となる。⇒杵築。∴〜八重垣妻籠みに(須佐之男命)。
いづれ【何】イズレ〔近03・恆7〕
∴〜が菖蒲杜若。∴〜にしても。∴わが友、いづれにかある。
いづろ【石燈籠】イズロ〔地名〕
鹿兒島市の地名。
いと【怡土】〔地名〕
福島縣(筑前國)絲島郡の舊郡名。『魏志』倭人傳の伊都國に比定される。『仲哀紀』に伊覩縣。明治二十九年「絲島郡」。古代に「怡土城」あり國史跡。→怡・伊・絲。⇒貽貝。
いといがは
【絲魚川】〔地名〕新潟縣(越後國頸城郡)。『能因歌枕』に「いとひ川」。『本間市川文書』至徳四(一三八七)年に絲井川。現在の「絲魚川」となったのは戰國期以降。假名遣は「いとひ」の方が正しいか?「いを」は魚の古稱。∴いとひがは結びも知らぬ心にはあわならぬともあらじとぞ思ふ(宇津保物語)。
いとま【間=閑=暇】〔同源〕
間・閑・暇。∴〜乞ひをする。
いなさ【引佐】〔地名〕
靜岡縣(遠江國)の郡名。→引。
いなせ【鯔背】
∴〜な若い衆
いなづま【稻妻】イナズマ〔恆7〕
いなば【因幡國】〔地名〕
山陰道の舊國名。法美郡稻羽郷の稻葉山にちなむ。→因。百人一首の「たちわかれいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かばいまかへりこむ」は往なば、と掛詞になってゐる。
いなみの【印南野】〔地名〕
兵庫縣加古郡稲美町の原野。現在の印南郡は元「いなみ」と讀んだ。萬葉集に多出。『播磨國風土記』の地名説話に入浪郡。→南。
いなみぼし【牛宿】
二十八宿の一。稻見星。
いにしへ【古】イニシエ〔近15〕
∴〜の奈良の都。
いぬ【往】〔近21〕
文語ナ變動詞。∴早ういね(關西方言)。
いぬぼうざき
【犬吠埼】〔地名〕千葉縣。←吠ゆ。字音吠に由來するものではないと思はれる。⇒ゑのころぐさ。
いぬゐ【乾】イヌイ〔近11〕
←戌+亥。
いの【伊野】〔地名〕
高知縣吾川郡の町名。平成十六年「いの町」に町名變更。
いは
【岩】イワ〔近04〕岩、巖、癌、共に「がむ/げむ」。⇒巖。⇒癌。
いはきし【石城】イワキシ〔地名〕
昭和四十一年に平市などが合併して誕生したひらがな市名。舊郡名石城による。
いははれた
【祝】イワワレタ書いても喋っても落ちつきの惡い言葉である。⇒危う。⇒味ははない。
いはふ
【祝】イワウ〔近04・同源〕呪・祝。⇒呪ひ。
いはほ
【巖】イワオ〔同源〕巖・岩・嵒。岩窟=巖窟。⇒岩。∴さざれ石の〜となりて苔のむすまで(國歌)。
いばゆ【嘶】〔近19〕
文語下二段動詞。
いばら【茨=
藜】〔同源〕
「うばら」とも。茨は特に「はまびし」の一種。これを藜とも書くのは緩讀。∴わが行く道は〜道。
いび【揖斐】〔地名〕
岐阜縣揖斐川町(美濃國大野郡)。『和名抄』に「楢斐郷」。←揖・楢。
いひし【飯石】イイシ〔地名〕
島根縣(出雲國)の郡名。「い+いし」ではない。
いひわけ【言分・言譯】イイワケ〔近04・恆1〕
∴君の言ひ分は〜がましい。
| [いふ] | (ip) | …53揖カゴ\53邑カ悒カ\ |
|---|
いぶかる【訝る】
∴〜やうな眼付。
いぶき
【伊吹】〔地名・植物〕滋賀岐阜縣境の山名。膽吹山とも。この地の⇒伊福部氏は製鐵にたづさはったと傳へる。←息+吹き。∴かくとだにえやはいぶきのさしも草(藤原實方)。
いふきべ
【伊福部】イオキベ〔姓名〕古代姓。景行天皇の皇子五百木入彦の裔といふ。⇒伊吹山付近で製鐵を業とした。「ふ」を「オ」と讀むのは「煽ぐ」など「あふ」形がほとんどであり、假名遣の法則上めづらしい。中世には⇒五百旗頭などと變化。⇒凡河内。
いぶすき【指宿】〔地名〕
鹿兒島縣(薩摩國)の郡名、また市名。『和名抄』に揖宿郡。→揖。
いぶり
【膽振】〔地名〕『日本書記』に膽振。⇒熊の膽。
いへ【家】イエ〔近14〕
⇒家船。
いへづと【家苞】イエヅト
土産。
いほ
【五百】イオ〔近08〕⇒八百屋。
いほきべ
【五百旗頭】イオキベ〔姓名〕珍姓。⇒伊福部。∴五百旗頭眞(政治学者)。
いほり【庵】イオリ〔近07〕
∴雨雲の雷の上に〜せるかも(柿本人麻呂)。
います
【坐・在】「ゐる」の尊敬語。「ゐます」ではない。⇒居る。∴飛鳥坐神社。∴如何に〜父母。
いまは【今】
∴〜の際。
| [いむ] | (im) | (旧いん) | …53陰カ蔭カ\53音カ\53恁唐婬カゴ淫カゴ霪カゴ\53飮(飲)カ\ |
|---|
イムジン【臨津】〔外來〕
朝鮮の河川名。北朝鮮の讀み方では「リムジン」とも。→臨。
いむぼう【陰謀】インボウ
隱謀と書く場合もあるが、假名遣が異る。∴柳生一族の〜。
いもあらひ【一口】イモアライ〔地名〕
京都府久世郡久御山町の地名(〒613-0026)。東京にも一口坂あり。巨椋池から淀川への出口は一つとなるため「一口」と書くといふ。「いも」とは疱瘡(天然痘)のこと。いも拂ひ、または忌み拂ひの意といふ。
いもうと【妹】〔近10・恆2〕
「いもひと」のウ音便。
いやだに【祖谷溪】〔地名〕
徳島縣三好郡の地名。祖+谷ではなくて、「祖」一字で「いや」と讀み、「谷」は冗字といふ。
いゆ
【癒】〔近19〕文語下二段動詞。⇒癒える。
いらっしゃいませ【】
←入らせられませ。
いらっしゃる【】〔恆5〕
←入らせられる。「ゐらっしゃる」ではない。
いりえ【入江】〔近16〕
いりおもて
【西表島】〔地名〕沖繩の島名。⇒南風。∴〜山猫。
いる【射】〔近21〕
文語上一段動詞。
いる【鑄】〔近21〕
文語上一段動詞。
いわぅ【已往=以往】イオウ
⇒已に。
いわけなし【稚】〔近05・04*〕
いわし
【鰯】〔近04・05・恆1〕⇒弱い魚の意。∴〜の頭も信心。
いゐ【伊威】イイ〔聯綿〕
「-i」の疉韻字。
| 【いん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| いむ | (im) | 【いん】(旧いん) | …53陰カ蔭カ\53音カ\53恁唐婬カゴ淫カゴ霪カゴ\53飮(飲)カ\ | |
| いん | (in) | 【いん】 | …21印カゴ\21因カゴ氤カゴ姻カゴ33咽慣[エン.エツ]\21引カゴ蚓カゴ\21胤カゴ酳カゴ\21寅カゴ\21堙カゴ+33湮慣\22u允カゴ\22u尹カゴ\25殷カ慇カ\25隱(隠)カ\ | |
| ゐん | (uin) | 【いん】 | …21u贇カ\24u員カ韻(韵均)慣22u殞カゴ21u隕カゴ\34u院慣\ | |
| ▼穩(をん)、隱(おん/いん) | ||||
いんぎん【慇懃】〔聯綿〕
「-in」の疉韻字。⇒慇懃。∴〜無禮。
いんこ【鸚哥・鶯哥】〔動物・同源〕
唐音。→鸚・鶯(iang)。
いんしん【殷賑】〔聯綿〕
「-in」の疉韻字。⇒殷賑。
いんだら【因陀羅】〔姓名〕
藥師十二神將の一。印度の雷霆神インドラの漢譯。→因。
インド
【印度】〔同源〕⇒天竺。⇒支那。
| 【う】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| う | (o) | 【う】 | …10羽カゴ\10雨カゴ\10于カゴ芋カゴ宇カゴ迂カゴ盂カゴ紆カゴ\10傴カゴ\10禹カゴ齲慣\11烏唐\11胡唐\50右ゴ佑ゴ祐ゴ[イウ]\50有ゴ侑ゴu[イウ]\ | |
う【宇】〔表音〕
平假名「う」片假名「ウ」の原字。
う【得】〔近18〕
文語下二段動詞。∴詐欺又は強迫に因る意思表示は之を取消すことを得。
| 【うい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| うい | (oi) | 【うい】(旧うゐ) | …18u茴唐[クワイ]\ | |
ういらぅ【外郎】ウイロウ
藥の一種。また名古屋の蒸し菓子。うい、は外の唐音。
うう【飢・饑】〔近18・09〕
文語下二段動詞。⇒飢る。
うう【植】〔近18・09〕
文語下二段動詞。⇒植る。
ウーロンちゃ【烏龍茶】
龍(liong)。
ヴェトナム【越南】〔外來〕
→越・南。⇒ベトナム。
ウォン
【元】韓國通貨單位。→元。⇒圓。
うぐひ【鰄】ウグイ〔動物〕
魚名。
うぐひす【鶯】ウグイス〔近11〕
∴千里〜啼いて緑紅に映ず(杜牧・江南春)
うけら【朮】〔近06〕
うける
【承=丞】〔同源〕丞は「たすける」「うけつぐ」意で、承の近義。また承の形聲音符は丞。⇒判官。
うざぅむざぅ【有象無象】ウゾウムゾウ
本來は佛教語の有相無相。
うさんくさい【胡散臭い】
胡は胡の唐音。∴彼の態度は〜。
うじ【蛆】〔近01〕
∴男やもめに〜が湧く
うしなふ
【失・逸・軼・佚】ウシナウ〔同源〕失。逸・軼・佚。散逸=散佚。∴私にはもう〜ものはない。
うしほ【潮】ウシオ〔近07〕
∴〜豐けき海原に(紀元二千六百年)。
うじゃうじゃ【】〔表音〕
うず【髻華】〔近02・03〕
髮飾り。⇒珍彦。∴くまかしが葉を〜に插せその子(古事記)。
うずうず
【】〔表音〕「うづく」との關連性は未詳。∴しゃべりたくて〜してゐる。
うずくまる【蹲】旧うづくまる〔近03*・恆7〕
從來は「うづくまる」が通行。恆7も「うづくまる」。∴老婆がうずくまってゐた。
うすひ【碓氷峠】ウスイ〔地名〕
群馬長野境の峠。『萬葉集四四〇七』に宇須比の坂。
うすゐ【碓井】ウスイ〔植物〕
米國原産の豌豆。「紀州うすい」は、もと明治時代に大阪の碓井で栽培されたための名。
うぢ【宇治】ウジ〔地名〕
京都府(山城國宇治郡)の地名。『神功攝政』元年に菟道で初見。八十氏川とも。百人一首の「世を宇治山と人はいふなり(喜撰法師)」は「憂し」を掛詞にしてゐるが、假名遣は合はない。
うぢ【氏】ウジ〔近01・02・恆6〕
∴〜より育ち。
うぢうぢ【】ウジウジ〔近01*〕
うちは【團扇】ウチワ
←打ち羽。
うちわ【内輪】〔恆1〕
| 【うつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| うつ | (ot) | 【うつ】 | …24u鬱(欝)カ\24u熨カ+08u蔚慣\ | |
うづ【渦】ウズ〔近02*・恆7〕
うづく【疼】ウズク〔恆7〕
∴古傷が〜。⇒痛い。
うつくしい
【窈窕】〔同源〕窈窕は「-eu」の疉韻字。また幽と同源とされる。⇒嬋妍。
うっさぅ【鬱蒼】ウッソウ
鬱葱と書く場合もあるが、假名遣は異る。
うったうしい【鬱陶】ウットウシイ
正しい讀み方は「うつえう」で、子音を同じくする雙聲の語。「陶陶」も「えうえう」。∴借金取りと對應するのが〜。
うつは【器】ウツワ〔近04〕
うづひこ
【葦津珍彦】ウズヒコ〔姓名〕珍は珍しく貴い意の古語。⇒髻華。∴葦津珍彦。∴珍の御寶。
うっぷるひ【十六島】ウップルイ〔地名・植物〕
島根縣平田市(〒691-0042)。『出雲國風土記』に於豆振、ただし原文は「彌豆島」「彌豆椎」のごとき字體。産物の海苔を「打ち振ひ」作るゆゑに「うっぷるひ」の名ありといふが、これは後世の附會か。また海苔の名ともなってゐる。十六善神を祀るため「十六島」と書く。
うづまさ【太秦】ウズマサ〔地名〕
京都府(山城國葛野郡)右京區の地名。『雄略紀』十五年、秦氏に禹豆麻佐の姓を賜ふ。∴〜映畫村
うづめる【埋】ウズメル〔近03・恆7〕
∴襟卷に顏を〜。
うづら
【鶉】ウズラ〔恆7〕∴〜鳴くなり深草の里。⇒治部煮。
うでづく【腕盡】ウデズク
←腕+盡す。∴〜でとってみせる。
うとう【善知鳥】〔動物〕
←海+鴇か。謠曲では烏頭とも。烏・頭。∴陸奧の外の濱なる呼子鳥鳴くなる聲はうとうやすかた(藤原定家)。
うとんじる【疎】〔恆8-1〕
∴彼は最近私を〜やうになった。
うなづく【頷】ウナズク〔恆7〕
←項+つく。
うなて【雲梯】〔地名〕
奈良縣橿原市雲梯(大和國高市郡)(〒634-0834)。←雲。『萬葉集一三四四』に卯名手の社。
うなゐご【髻髮兒】ウナイゴ〔近11・12〕
∴うなゐをとめ。
うねうね
【蜿蜒】〔聯綿〕蜿蜒は「-en」の疉韻語。うねうね長く續くさま。
うはき【浮氣】ウワキ
←上氣。浮氣(〒524-0033)は滋賀縣守山市の地名。∴〜がばれる。
うはさ【噂】ウワサ〔近04*〕
∴〜をすれば影とやら。
うはずる【上擦】ウワズル〔恆7〕
恆7には「うはづる」。∴聲が〜。
うはづる【上吊】ウワヅル
うへ【上】ウエ〔近14〕
∴この〜何を望まむ。
うべ【宇部】〔地名〕
山口縣(長門國厚狹郡)の市名。『散木奇歌集』に「むべ」。
うまい【熟寢】〔近12・13〕
←寢。
うまかひ
【藤原宇合】ウマカイ〔姓名〕⇒藤。
| [うむ] | (om) | (旧うん) | …53吽慣\ |
|---|
うむ【】〔表音〕
了解承諾
うめ【梅・楳】〔植物〕
楳は梅の別體。ただし某・謀など假名遣は必ずしも調和しない。古典では「むめ」とする場合あり、假名遣による使ひ分けではない。
うめがえ【梅枝】〔近16〕
∴〜の手水鉢。
うめきう
【梅胡瓜】ウメキュウ酒肴。⇒胡瓜。
ウラジオストック
【浦鹽斯徳】〔外來〕ロシア沿海州の地名。略して浦鹽とも。外國地名に訓を宛てる例は珍しい。原音「ウラディ・ヴォストーク」は偶然ながら「うらじほ」に近い。
うらわ
【浦曲・浦和】〔近04・恆1〕⇒酒匂。
うりづん【】ウリズン
沖縄方言で初夏の意。。『おもろさうし』に「おれづむ」「おれづも」など。
うる【售】〔同源〕
售はもと讎の俗字。
うるはし
【麗】ウルワシ〔近04*・同源〕彬彬・斌斌は共に麗しい意。∴山籠れる大和し〜。
うれふ
【憂愁】ウリョウ〔同源〕憂愁は「-iu」の疉韻字。攸にも愁ふ意あり。
うるほひ【潤】ウルオイ〔近08〕
∴閏月。
うろん【胡亂】
胡・亂ともに唐音。∴あそこに〜な風體の男がゐる。
うわはん【】〔表音〕
人形玩具。踊りの囃し言葉。岡山縣川上郡。
うわる【植】〔近04・恆1〕
⇒植る。
うゐ【有爲】
「うゐのおくやまけふこえて」。→爲。∴〜轉變。
うゑる
【飢=餓】ウエル〔近14・恆1・4・同源〕ワ行下一段動詞。饑は飢と同字。⇒餌。
うゑる【植】ウエル〔近14・恆1・4〕
ワ行下一段動詞。∴田植ゑ。
うを【魚】ウオ〔近07・08・恆3〕
⇒魚返善雄を。⇒絲魚川。∴〜心あれば水心。∴水清ければ〜住まず。
| 【うん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| うむ | (om) | 【うん】(旧うん) | …53吽慣\ | |
| うん | (on) | 【うん】 | …24u云カゴ芸カゴ紜カゴ耘カゴ雲カゴ繧慣\24u運カゴ暈カゴ\24u慍カゴ蘊カゴ薀カゴ27u饂慣\ | |
| ▼通常の漢字音に「うむ」形は存在しない。吽は梵語の音譯字。 | ||||
うんか【浮塵子】〔動物〕
←雲霞。
うんぜん【雲仙】〔地名〕
長崎縣(肥前國高來郡)島原半島の山。古名温泉嶽。
うんぬん【云々】旧うんうん〔疉字〕
「ぬん」は連聲による變音。∴そんなことを〜すべきではない。
| 【え】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| え | (ia) | 【え】 | …08衣ゴ依ゴ\15u哇ゴ[ワ]\ | |
| ゑ | (uia) | 【え】 | …12u慧ゴ\12u惠(恵)ゴ\14u會(会)ゴ繪(絵)ゴ\15u畫(画)ゴ\18u囘(回)ゴ\20u穢ゴ\41u哇ゴ\ | |
え【衣】〔表音〕
平假名「え」の原字。衣は呉音。
え【枝】〔近16〕
え【柄】〔近16・同源〕
秉は柄と同義。「禾」と「手(ヨ)」の會意文字。
| 【えい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| えい | (iai) | 【えい】 | …12殪カ\12翳カ\13曳(曵)カゴ洩カ\13u鋭カゴ\13u睿カ叡カ\13裔カゴ\ | |
| えぃ | (iang) | 【えい】 | …44影カ\44霙カ映(暎)カ英カ瑛カ\46嬰カ纓カ瓔(珱)カ\46盈カ楹カ\46u營(営)カ塋カ47u瑩カ\46u潁カ頴(穎)カ\46贏カ瀛カ\46郢カ\ | |
| ゑい | (uiai) | 【えい】 | …13u衞(衛)カ\ | |
| ゑぃ | (uiang) | 【えい】 | …44u永カ泳カ詠カ咏カ\44u榮(栄)カ蠑カ\ | |
| ▼瑩營(営)塋(えぃ/やぅ) 瑩榮(栄)蠑(ゑぃ/ゐゃぅ) 煢螢(けぃ/ぎゃぅ) 勞(らう/らう) 瑩は「えぃ」「ゑぃ」の二音あり、現代北京音は「えぃ」の系統。 | ||||
えい【】〔表音〕
氣合ひ。
えい【頴娃】〔地名〕
鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。→頴・娃。『續紀』文武四(七〇〇)年に衣評。衣君とは隼人の一族。明治三十年に指宿郡に合併。いま頴娃町あり。上代の語は母音が連續しないため、木國→紀伊國のやうな漢字二文字化によるものと思はれる。海邊の江から來たものか。
エイミー・イップ【葉子媚】〔外來〕
→葉←イェップ。
| [えう] | (iau) | …35幺カゴ窈カゴ52幼慣37拗ゴ\35杳カゴ\36窯(窰)カゴ\36要カゴ腰カゴ\36夭カゴ妖カゴ殀カゴ\36姚カゴ\36搖(揺)カゴ謠(謡)カゴ鷂カゴ遥カゴ徭カゴ瑶カゴ窰カゴ\36燿カゴ曜カゴ耀カゴ\36邀カゴ\ |
|---|
えう
【杳】ヨウ⇒遙か。∴行方は〜として知れない。
えうげき【要撃・邀撃】ヨウゲキ
⇒迎へる。
えうてう【窈窕】ヨウチョウ〔聯綿〕
「-eu」の疉韻字。⇒窈窕。
えうなし【要なし】ヨウナシ
古語。
ええ【】〔表音〕
應答、反問「はい→あい→ええ」。
ええぢゃないか
【】エエジャナイカ〔表音〕幕末の熱狂的お蔭參り。「えいぢゃないか」ではない。⇒背。
ええと【感動詞】〔表音〕
摘語摸索の語。
| 【えき】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| えき | (iak) | 【えき】 | …46易カ蜴カ\46液カ掖カ腋カ\46u疫カ役カ\46益カ\46亦カ奕カ\46懌カ繹カ驛(駅)カ\ | |
えき【浴】〔地名〕
山口縣には谷状の濕地を稱して「えき」とする地多し。人名でも浴田などあり。
えきへぼし【胃宿】エキエボシ
二十八宿の一。語源未詳。
えげつない【】
えこぢ【依怙地】エコジ
∴依怙贔屓。
えごのき【賣子の木】〔植物〕
果皮のあくが強いため、「エゴい木」といふ。
えごま
【荏胡麻】〔植物〕えせ【似而非】
えたじま【江田島】〔地名〕
廣島縣(安藝國安藝郡)の町名。海軍兵學校の所在地。「えだじま」とは濁らない。『安藝野坂文書』嘉禎四(一二三八)年に「安藝御莊衣多嶋」。→江・衣。
エヂプト【埃及】エジプト〔外來〕
→及。
エヂャナイカ【】〔表音〕
和歌山縣『串本節』。
| 【えつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| えつ | (iat) | 【えつ】 | …26謁カ\33咽カ\34u悦カ閲カ\ | |
| ゑつ | (uiat) | 【えつ】 | …26u戉カ越カ鉞カ\26u曰カ\26u粤カ\ | |
えづい【】〔表音〕
嘔吐との關係は未詳。
えと【干支】
←兄+弟。十干十二支。
えとろふ
【擇捉】〔地名〕北方領土の島名。擇び+捉らむ、との宛字。⇒齒舞。
えにし
【縁】「えにし」は字音縁に由來する。⇒枸櫞酸。
エニシダ【金雀枝】
スペイン語由來。
えのき【榎】〔植物〕
←枝の多い木。
えのだけ
【可愛岳】〔地名〕宮崎縣(日向國)西臼杵郡。可愛(埃)之山陵は邇邇藝命(瓊瓊杵尊)の陵。近時「かあいだけ」とも稱す。可愛川は廣島縣江ノ川上流。⇒可愛い。
えばら【荏原】〔地名〕
東京都(武藏國)の郡名。舊荏原區は今の品川區の西半分。⇒荏胡麻。
えひ【
】エイ〔動物〕
鰭は酒肴の一。⇒鰈。
えびす
【夷・惠比須】旧ゑびす〔地名〕近畿・中國・四國では地名に戎・蛭子の漢字を用ゐる事が多い。廣島縣では胡が多い。惠比壽は東京都澀谷區の地名。「ヱビスビール」の工場があったことによる。惠に引きずられて、從來の假名遣は「ゑびす」が多かった。⇒ハナヱ・モリ(森英惠)。⇒蝦夷。
えびす【蕃=蠻】〔同源〕
蕃はまた番と略す場合がある。∴蕃社の獄。∴南蠻北狄。
えびすめ【夷布】
昆布の異稱。蝦夷地(北海道)で取れるため。
えびの
【】〔地名〕鹿兒島縣。ひらがな市名「えびの市」は「えびの高原」に由來する。宛てるべき漢字は未詳だが「海老」「蝦」などか。
えひめ
【愛媛】〔地名〕『神代記』に「愛比賣」。おそらく兄媛の意。同樣に愛知・愛田などの地名は多し。⇒可愛岳。⇒姶良。
| [えふ] | (iap) | …56葉(頁)カゴ\56曄カゴ\56靨カゴ\ |
|---|
えぶね
【家船】長崎や瀬戸内の漂泊漁民。⇒蜑民。
えぼし【烏帽子】旧ゑぼし
從前「ゑぼし」が通行。字音烏とは無關係。從來帽子は誤って「ばうし」とされた。∴亭主の好きな赤〜。
えみし
【蝦夷】蝦+夷。⇒夷。∴蘇我蝦夷。
| [えむ] | (iam) | (旧えん) | …56厭カゴ魘カゴ黶カゴ\56奄カゴ掩カゴ俺カゴ閹カゴ+60淹カゴ\56炎カゴ\56簷カゴ\56艷(艶)カゴ\56閻カゴ焔カゴ\56鹽(塩)カゴ\ |
|---|
えむご
【掩護】旧えんご書替字で援護とするが、本來は別の語。「掩」は「おほふ」、「援」は「たすける」で意味も合はず、假名遣も異る。∴掩護射撃。∴厚生省援護局。
えむぶ【閻浮】旧えんぶ〔佛教〕
須彌山南方の島名。閻浮提。南瞻部州、とも。→閻・瞻。∴〜檀金。
えむま【閻魔】旧えんま〔佛教〕
夜魔天。→閻。
えり【襟・衿】〔同源〕
襟・衿・衽。∴〜を正す
エリカ【erica】〔植物〕
歐州などに分布する花。ヒース。和語ではない。∴〜の花散る時(西田佐知子)。
える【得】〔恆4〕
文語動詞の終止形「う」。∴得手に帆を揚げる
| 【えん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| えむ | (iam) | 【えん】(旧えん) | …56厭カゴ魘カゴ黶カゴ\56奄カゴ掩カゴ俺カゴ閹カゴ+60淹カゴ\56炎カゴ\56簷カゴ\56艷(艶)カゴ\56閻カゴ焔カゴ\56鹽(塩)カゴ\ | |
| えん | (ian) | 【えん】 | …26偃カ+34堰カゴ33宴カゴ\33咽カゴ\33煙(烟)カゴ\33燕カゴ嚥カゴ臙カゴ讌カゴ\34延カゴ筵カゴ莚カゴ蜒カゴ涎カゴ\34u沿カゴ鉛カゴ\34演カゴ\34u鳶カゴ\34u悁カゴ捐カゴ\34u掾カゴ縁カゴ\34衍カゴ\34焉カゴ嫣カゴ\ | |
| ゑん | (uian) | 【えん】 | …26u鴛カ怨カ苑カ宛カ婉カ鋺カ蜿カ30u豌慣\26u垣カ\26u寃カ冤カ\26u爰カ+34u援カゴ媛カゴ34u湲カゴ\26u袁カ園(薗)カ遠カ轅カ猿カ\33u淵(渕渊)カゴ\34u圓(円)カゴ\34u圜カゴ\34u娟カゴ\ | |
えんえき【衍繹=演繹】
⇒衍ばす。
えんげ【咽下=嚥下】
⇒咽む。
えんこ【】
座ることの幼児語。
えんじ【臙脂】〔同源〕
臙脂・脂。→燕・因。
えんのをづぬ【役小角】エンノオズヌ〔姓名〕
「えん」は役の漢音に由來するものか。
えんぶり【】
←柄振り。農具名。また青森縣八戸地方の祭。
えんれい【延齡】〔植物〕
北海道の花。國鐵時代の急行列車名に平假名で「えんれい」あり。
| 【お】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| お | (o) | 【お】 | …09於ゴ淤ゴ\ | |
| を | (uo) | 【お】 | …11烏カ嗚カ塢カ\11於カ\11汚カ\11乎ゴ\11惡(悪)カ\40u和唐[クワ]\ | |
| ▼惡(あく/あく)わるい (を/う)にくむ、いづくんぞ ▼於(よ/お)おける、おいて (を/う)ああ(感嘆詞) 淤(よ/お) | ||||
お【於】〔表音〕
平假名「お」の原字。
おい
【老】〔近06・12・13〕⇒老ゆ。⇒大江山。∴老いては子に從へ。
おいしい【美味】〔恆5〕
おいそのもり【老蘇の森】〔地名〕
歌枕の地。滋賀縣(近江國蒲生郡)安土町(〒521-133_)。奧石神社の森。∴老蘇森の下草に(太平記)。
おいて
【於・于】〔恆5・同源〕「おきて」のイ音便。於・于。「於」は「おいて」の意で「お」、「ああ」と嘆く場合には「を」と假名遣が分れる。⇒於戲。∴おいてをや。
おいの【狼】〔地名〕
東北地方に「狼」をオイノ・オイヌと讀む地名が分布する。大犬樣の意といふ。青森縣弘前市狼森(〒036-8132)など多敷。
おいらせ【奧入瀬】〔地名〕
十和田湖から東流し、八戸市の北へそそぐ川名。平成十七年「おいらせ町」成立。西津輕郡には「追良瀬川」および五能線「追良瀬」驛があり、同じ由來かもしれないが、假名遣は「おひらせ」とせざるを得ぬ。∴住まば日の本、遊ばば十和田、歩けや奧入瀬三里半(大町桂月)。
おいらん【花魁】
「おいらの姐さん」の極端な省略といふ。
おいる【老】〔恆5〕
ヤ行上一段動詞。⇒老ゆ。
| 【おう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| あう | (au) | 【おう】 | …38奧(奥)カゴ襖カゴ墺カゴ懊カゴ澳カゴ\38鏖カゴ\ | |
| あぅ | (ang) | 【おう】 | …42央ゴ怏ゴ殃ゴ秧ゴ鞅ゴ+43泱カゴ鴦カゴ\45罌カ嚶カ櫻(桜)カ鸚カ\45鶯(鴬)カ\ | |
| あふ | (ap) | 【おう】 | …58凹カ\59押カ鴨カ\ | |
| おう | (ou) | 【おう】 | …51鴎カ嘔カ歐(欧)カ毆(殴)カ甌カ謳カ\ | |
| おぅ | (ong) | 【おう】 | …48鷹ゴ應(応)ゴ\ | |
| おふ | (op) | 【おう】 | …53邑ゴ\ | |
| わぅ | (uang) | 【おう】 | …42u往(徃)カゴ\42u王カゴ旺カゴ枉カゴ43u汪カゴ\43u黄ゴ44u横ゴ\43u皇ゴ凰ゴ\45u泓カゴ\ | |
| をぅ | (uong) | 【おう】 | …01翁カ蓊カ鶲カ\ | |
| ▼奧(奥)については「おく(奧)」の項を參照のこと。 | ||||
おう【】〔表音〕
擬聲語ゆゑ歴史的假名遣でも「おお」などとして差し支へない。
おう【意宇】〔地名〕
島根縣(出雲國)の郡名。『齊明紀』五(六五九)年に於友郡。明治二十九年合併して八束郡。→於。飫宇の海とは、『萬葉集』で中海のこと。
おうい【感動詞】〔表音〕
片假名では「オーイ」とする事あり。∴〜中村君。
おうて
【負】←負ひ+て(助詞)のウ音便。「おふて」ではない。⇒笈摺。∴笈を負うて。
おうな
【嫗】⇒翁。
おぅやぅ【鷹揚】オウヨウ
大樣とも書くが、本來は別語。現代假名遣でも鷹揚・大樣である。
おうやぅとぅ
【歐陽通】オウヨウトウ〔姓名・音訓〕歐陽詢(唐の能筆家)の子。地名人名は漢音優先であるため、通で「とぅ」と讀む。訓は⇒通り。「歐陽」は二字姓。⇒歐陽菲菲ーフィー。
オーヤンフィーフィー
【歐陽菲菲】〔外來〕臺灣の歌手名。歐陽は二字姓。⇒歐陽通。
おがくづ【大鋸屑】
大鋸は室町時代の鋸の一種。小さい屑でも小ではない。
おかんじゃけ【】〔表音〕
玩具。靜岡市。
おき【隱岐國】〔地名〕
舊國名。←沖の國。→隱。
おきつぐ【田沼意次】〔姓名〕
おきな
【翁】〔近06〕男・女・乙女から聯想して「をきな」とするのは誤。⇒嫗。
おきながたらしひめ
【息長足姫】〔姓名〕神功皇后の御名。
おきび【熾火】
←おこし火。
おきゃん【お侠】
嬌または侠の唐音とするも斯樣の音なし。唐音風に發音したものか。
おきわすれ【置忘】〔恆1〕
| 【おく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| おく | (ok) | 【おく】 | …48億ゴ憶ゴ臆ゴ檍ゴ\ | |
| をく | (uok) | 【おく】 | …01屋カゴ\3801奧(奥)慣[アウ]\ | |
| ▼屋(をく)、幄齷握渥(あく) | ||||
おく【奧】〔近06・音訓〕
「おく」は訓、漢音あう・呉音あう・慣用音をく。「奧手」は「おくて」。「奧義」は「あうぎ」または「をくぎ」。∴〜津城所。
おく【邑久】〔地名〕
岡山縣(備前國)の郡名。邑久町・牛窗町の海を大伯海。萬葉歌人大伯皇女は大津皇子の姉。
おくら【山上憶良】〔姓名〕
→憶・良。
オクラ【okra】
野菜名。アフリカ語由來。和語ではない。
おぐらいけ【巨椋池】〔地名〕
もと「おほくらの入江」。宇治川下流の低濕地。同所に近鐵の驛名小倉とあるのは後世の地名か。京都府葛野郡の小倉山とは無關係。
おくる【送・贈】〔同源〕
送・贈。餽贈=饋贈。
おくんち【御九日】
九月九日の祭り。長崎のものが著名。
おけさ【】〔表音〕
新潟縣民謠。∴佐渡おけさ。
おこさ【】〔表音〕
おこさ節。秋田縣民謠。
おこじょ【】〔動物〕
おごじょ
【】〔方言〕娘の意。字音孃に由來するものか。⇒娘。∴薩摩〜。
おこたる【懈怠】〔近06・同源〕
懈・怠。懈怠は「-ai」の疉韻字かもしれない。
おこなふ【行】オコナウ〔近10〕
おごのり【於期海苔】〔植物〕
おこは【強飯】オコワ
強飯の女房言葉。
おごる【奢】〔同源〕
奢侈は「s-」の雙聲字。
おさかべ
【刑部】〔姓名〕←忍坂部。⇒忍坂は奈良縣櫻井市の地名。⇒忍路。
おさへる
【抑・押】オサエル〔近07・同源〕押・凹・壓。壓は「あふ」の促音化した慣用音。⇒凹凸。
おさらぎ【大佛】〔姓名〕
←おほさらぎ。「さらき」とは神佛へ供へ物をする皿の意か。鎌倉市の古地名にもあり。∴大佛次郎(小説家)。
おさんどん【】
お爨どん・お三どん兩説あり。
おし
【唖】〔近06〕⇒唖。
おしあひ【押合】オシアイ〔近06〕
∴〜へしあひ。
おじぎさう【含羞草】オジギソウ〔植物〕
←お辭儀。辭儀はまた時宜とすることあり。
おしね【晩稻】
←晩+稻。近06には「をしね」。また和歌山縣日高郡南部川村(〒645-0022)の地名にもあり。
おしまひ
【仕舞】オシマイ「⇒終り」と混同しやすい。
おじや【】
粥。「お〜」の女房言葉。「じや」は粥を煮る時の擬音語といふ。
おしょろ
【忍路】〔地名〕北海道小樽市。⇒刑部。
おしろい【白粉】
「おしろひ」ならず。
おす【】
挨拶言葉。「お早うございます」の極端な省略。
おせえ【遲】〔表音〕
「おせい」ではない。⇒ええぢゃないか。
おせっかひ【お節介】オセッカイ
←切匙(味噌こそぎ篦)。字音介に由來するものではない。
おそい【晩】〔同源〕
晩・晏。
おそれる
【兇=恐】〔同源〕兇・恐。
おそれる【虞】〔同源〕
惧・懼・虞。∴危惧=危懼=危虞。
おそれる【懾=慴】〔同源〕
懾伏・慴伏。また悚伏とも書き、意味は近似するが假名遣は異る。
おたぎ
【愛宕】〔地名〕京都市(山城國)の郡名。←宕(tang)。⇒愛宕。
おちいる
【陷】〔同源〕∴坎穽=陥穽。
おぢおぢ
【怖々】オジオジ〔近01〕→おどおど。⇒怖々。⇒怖ぢる。
おちゃっぴい【】
←お茶挽き。
おちゃのこさいさい【お茶の子さいさい】〔表音〕
「さいさい」は囃し言葉。
おぢゃる【】オジャル
←お出でである。⇒〜丸。
おぢゃん【】オジャン〔表音〕
鎭火の際に「じゃん」と半鐘を打った事から。
おちょこ【豬口】
→口。
おぢる
【怖】オヂル〔恆6・8-1〕⇒怖々。
| 【おつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| おつ | (ot) | 【おつ】 | …21乙ゴ\ | |
| をつ | (uot) | 【おつ】 | …27u榲カ膃カ\ | |
おづおづ
【怖々】オズオズ〔近01〕→おどおど。⇒怖々。⇒怖ぢる。
おっかない【】
おっくふ【億劫】オックウ
億・劫。極めて長い時間が經ってもやる氣が出ない事から。
おっさか
【忍坂】〔地名〕奈良縣(大和國城上郡)櫻井市の地名(〒633-0005)。『隅田八幡宮銘文』癸未(五〇三)年に意紫沙加宮。意を「お」と讀むのは、呉音以前のものと考へれらる。⇒刑部。
おっちょこちょい【】
おてまへ【點前】オテマエ
おてもやん【】〔表音〕
熊本縣民謠。
おてんたうさま【天道】オテントウサマ
道。
おてんば【お轉婆】
おと【音】〔近06〕
おとうと【弟】〔近10・恆2〕
「おとひと」のウ音便。⇒乙姫。
おどおど【】
⇒怖々。
おとぎばふこ【御伽婢子・御伽這子】オトギボウコ
人形の一種。また書名。婢。
おとくに【乙訓】〔地名〕
京都府(山城國)の郡名。長岡京の舊地。→訓。
おどける【道化】
字音は道化だが、恐らく宛字によるもの。
おどける【諧謔】〔同源〕
諧謔・詼謔はそれぞれ假名遣が異る。
おとしめる【貶】〔近06〕
おとす
【落】〔近06〕⇒落度。
おどす
【威=畏】〔近06・同源〕威・畏。⇒縅。
おとづれる【訪】オトズレル〔近03・恆7〕
←音+連る。
おとひめ
【乙姫】←「弟姫」。⇒乙女。
おとる【劣】〔近06〕
おとろふ【衰】オトロウ〔近06*〕
おに【鬼】〔近06〕
字音隱に由來する。陰とは無關係。
おのおの【各】〔近06〕
∴〜馬は飼ひたるや(武田節)。
おのごろ【
馭盧】〔地名〕
→。
おのづから【自】オノズカラ〔恆7〕
おばこ【】〔表音〕
∴庄内〜。
おはす【】オワス〔近05〕
∴釋迦牟尼は美男に〜。
おはやう【】オハヨウ〔近18〕
「お早くございます」のウ音便。
おひ【追】オイ〔近06〕
おび【飫肥】〔地名〕
日向國宮崎郡(日南市)の地名。舊幕時代に飫肥藩あり。←飫。∴〜杉。
おびえる
【怯】〔恆4〕⇒怯ゆ。
おびきよせる【誘き寄せる】
「をびき」との説あり。
おひずる
【笈摺】オイズル⇒負うて。⇒背負子。笈ヶ岳は石川縣の山名。
おひゃぅ【大鮃】オヒョウ〔動物〕
大きな鮃の意。
おびやかす【劫=脅】〔同源〕
劫迫・脅迫。
おびゆ
【怯】〔近19〕文語下二段動詞。⇒怯える。
おひわけ【追分】オイワケ〔近04〕
∴越後〜。
| [おふ] | (op) | …53邑ゴ\ |
|---|
おふし
【唖】オウシ〔近09〕⇒唖。
おふみ
【邑美】オウミ〔地名〕鳥取縣(因幡國)の郡名。今は鳥取市。『正倉院文書』神龜三(七二六)年に「海郡」。⇒碧海。
おほい【多】オオイ〔近07〕
「多し」「多き」のイ音便。平安後期の多政方は朝廷樂家。十市郡飫富郷(今の田原本町)を出身地とする。
おほいた【大分】オオイタ〔地名〕
もと豐後國の郡名。後に縣名。景行天皇が行幸され、廣大肥沃のため碩田と名づけ給うた。
おほいに
【大】〔恆5〕「おほきに」のイ音便。⇒おほきに。
おほうすのみこと
【大碓命】オオウスノミコト〔姓名〕⇒小碓命と。
おほえやま
【大江山・大枝山】オオエヤマ〔地名〕京都府右京區大枝町。小式部内侍の「大江山生野の道の遠ければまだふみも見ず天の橋立」の歌で著名。丹波へぬける山陰街道の峠道「老の坂」は大枝の宛字といふ。
おほえやま【大江山】オオエヤマ〔地名〕
京都府加佐郡大江町の千丈ヶ岳。源頼光が⇒酒呑童子じを退治したといふ傳説の山。
おぼえる
【覺】〔近15・恆4〕⇒覺ゆ。
おほきい【大】オオキイ〔近07〕
おほきに
【】オオキニ〔表音〕關西方言。←大きに。⇒大いに。
おほぎまち【正親町天皇】オオギマチ〔姓名〕
←正親司(大君)。
おほぎゃぅ【大仰】オオギョウ
關西方言。大形・大業・大行など樣々な書き方あり。
おほけのみこと
【意富祁命・億計王】オオケノミコト〔姓名〕仁賢天皇(第二十四代)の御名。億。⇒袁祁命(顯宗天皇)。
おほしかふち
【凡河内】オオシコウチ古代姓。姓「河内」は通常「⇒かうち」。⇒伊福部。∴〜躬恆(百人一首)。
おほせ
【仰】オオセ〔近08〕「⇒仰ぐ」と混同して「あふせ」と誤りやすい。⇒爲果せる。
おほち【大内】オオチ〔地名〕
香川縣(讚岐國)の郡名。『和名抄』には「おふち」の訓注あり、古形とすべきか。⇒凡河内。
おほぢ
【祖・祖父】オオジ〔近01・06〕←大+父。⇒小父。大君ヶ畑(〒522-0321)は滋賀縣大上郡多賀町の地名。
おほぢ【大路】オオジ
←大+路。⇒小路と混同して「おうぢ」などと誤りやすい。
おほて【大手】オオテ
王手とは異る言葉だが、しばしば混同される。∴〜搦手。
おぼねだし【生保内東風】
秋田で海に向かって吹く、暖く乾いた強風。田澤湖町生保内(〒014-1201)から。
おほばこ【車前草】オオバコ〔植物〕
大葉子。
おほばんぶるまひ【大盤振舞】オオバンブルマイ
語源は「わうばん(飯)振舞」。現代假名遣でも大盤・
飯の差ができる。
おほひ【大炊】オオイ
「大飯」の轉。假名遣は「おほ+い(ひ)」ではない。「大炊帝」は淳仁天皇の稱。「大飯」は福井縣(若狹國)の郡名。平成十八年「おおい町」成立。
おほひ【被】オオイ〔近09〕
おほふ【覆】オオウ〔近07〕
おほみわ
【大神神社】オオミワ〔地名〕奈良縣磯城郡の神社。←三輪。『記崇神』に意富美和之大神。⇒神酒。
おほむかふ【大向】オオムコウ
一説に連用形「むかひ」のウ音便で「おほむかう」ともいふ。
おほやけ【公】オオヤケ〔近08〕
おぼゆ
【覺】〔近19〕文語下二段動詞。⇒覺える。
おほゐがは【大堰川】オオイガワ〔地名〕
京都市の川。淀川に合流。川に堰を設けて流れを調節した。『古今集』は大井河とするも、靜岡縣の大井川とは別。
| [おむ] | (om) | (旧おん) | …53音ゴ\ |
|---|
おむど【音頭】オンド旧おんど
→頭。
おめえ【御前】〔表音〕
「おめへ」ではない。⇒ええぢゃないか。
おめでたう
【御目出度】オメデトウ〔近10〕字音度による宛字。難有度なども同樣。∴明けまして〜ございます。
おも【面】〔近06〕
おもい【重】〔近06〕
おもと【萬年青】〔植物〕
←宇佐の御許山。大本の意とも。
おもはく【思はく】オモワク
思惑は宛字。∴〜が外れる。
おもほゆ【思】オモオユ〔近19〕
文語下二段動詞。
おもろさうし【】オモロソウシ
神言を口に唱へる意味の動詞「思ふ」の變化形といふ。
おもんじる【重】〔恆8-1〕
おもんみる【惟】〔近21〕
文語上一段動詞。思ひ+みる。
おやぢ【親父】オヤジ
親仁と書く場合あり、假名遣は異る。∴地震雷火事〜。
オヤマカ【】〔表音〕
俗曲『ぎっちょんちょん』。
おゆ
【老】〔近18〕文語上二段動詞。⇒老い。
オランダ【荷蘭・和蘭陀】〔外來〕
→荷。和の慣用音は「を」。しかし「ヲランダ」ではない。
おり【澱】〔近06*〕
⇒淀。
おりもの【織物】〔近06〕
おりる【下】〔近07〕
おれ
【俺】「⇒我」の連想から「をれ」とするのは誤り。
おろか【愚】〔近06〕
オロロンバイ【】〔表音〕
熊本縣。『五木の子守唄』。
おゐど【御居處】オイド
おゑしき【御會式】オエシキ〔近14〕
| 【おん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| おむ | (om) | 【おん】(旧おん) | …53音ゴ\ | |
| おん | (on) | 【おん】 | …25隱(隠)ゴ\28恩カゴ\ | |
| をん | (uon) | 【おん】 | …26u怨ゴ苑ゴ\26u遠ゴ\27u温カゴ瘟カゴ鰛(鰮)カゴ24u褞慣\27u穩(穏)カゴ\ | |
| ▼穩(をん)、隱(いん/おん) | ||||
| 【か】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| か | (ka/ha) | 【か】 | …15佳慣[カイ]\39可カゴh河カ珂カゴh呵カゴ柯カゴ舸カゴh訶カゴ軻カゴh何カh荷カh苛カ哥カゴ歌カゴ\39個(个)カゴ箇カゴ\41h下カ\41加カ嘉カ架カ茄慣迦カ枷カ珈カ痂カ笳カ跏カ40伽慣\41h夏カ廈(厦)カ\41家カ稼カ嫁カ\41h蝦カh瑕カh鰕カh暇カ假(仮)カh霞カ葭カh遐カ\41h罅カ\41h谺カ\41賈カ價(価)カ\ | |
| くゎ | (kua/hua) | 【か】 | …15u卦慣[クワイ]\40u果カゴ菓カゴ課カゴh夥カ顆カゴ裹カゴ41uh踝カ\40uh火カゴ\40uh禾カ科カゴ蝌カゴ\40u過カゴ渦慣h禍カ堝カゴ窩カ41u蝸カ\40u戈カゴ41u找カ\40u譌カ\41u瓜カ\41u寡カ\41uh華カh崋カh樺カh譁(嘩)カ\41uh匕カh化カh花カ40uh貨カゴh靴カ訛カ囮慣\ | |
| ▼佳(か)圭(くゑい)の形聲系列は二系統に分れる 詳細は【けい】の解説掲載箇所參照のこと。 ▼寡(くゎ)、夏(か) | ||||
か【加】〔表音〕
平假名「か」、片假名「カ」の原字。
か【可】〔表音〕
變體假名「」の原字。
か【蚊】〔動物〕
か【閑】〔表音〕
變體假名「」の原字。閑。
か【香】〔音訓〕
香は字音。「か」「かをり」は訓。
か【呵】〔表音〕
「呵凍」は凍ったものに「ハアハア」と息を吹きかけて溶かすこと。日本漢字音ではカ行であるが、原音は「ハ」のやうな發音であった。⇒呵呵大笑。
| 【が】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| が | (ga/ha) | 【が】 | …39我カゴ俄カゴ峨(峩)カゴ蛾カゴ餓カゴ哦カゴ娥カゴ莪カゴ鵝カゴ鵞カゴ\40伽慣39h賀ゴ41駕慣\41牙カ芽カ雅カ呀カ訝カ\41衙カ\ | |
| ぐゎ | (gua/hua) | 【が】 | …15uh畫(画)カ\40u臥カゴ\41u瓦カ\ | |
| 【かい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| かい | (kai/hai) | 【かい】 | …14丐カゴ\15解(觧)カh蟹(蠏)カ廨カ懈カh邂カ\15拐カ\15街カ\16介カ芥カ价カ疥カ界(堺畍)カ1516堺カ\16戒カh械カ誡カ\16皆カ階カ偕カ揩カ楷カh諧カ\16h薤カ\19h亥カ16h骸カ\19改カゴ\19h海カゴ\19開カゴ\19凱カゴ\19h醢カゴ\ | |
| くゎい | (kuai/huai) | 【かい】 | …14u會(会)カ獪カh繪(絵)カ膾カ薈慣檜(桧)カ\15u挂カ掛カ褂カ\16u怪(恠)カ\16u乖カ\16u壞(壊)カh懷(懐)カ\17u快カ\18u塊カ魁カ傀カh槐カ瑰カ嵬慣隗慣\18uh悔カh晦カh誨カ\18uh灰カ恢カ詼カ\18uh潰カ\18uh囘(回)カh廻カh徊カh茴カh蛔カh迴カ\20uh喙カ\ | |
| ▼遺(い・ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい) ▼海(かい)、悔晦誨(くゎい) | ||||
かい【櫂=棹=橈】〔近12*・13・恆5・同源〕
「かき」のイ音便。櫂・棹・橈。
| 【がい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| がい | (gai/hai) | 【がい】 | …14h害ゴ\14蓋(盖葢)慣\15街慣崖(崕)カ啀カ睚カ涯カ\19h亥ゴ劾ゴ咳慣該慣垓慣h孩ゴ16h骸慣h駭慣\19慨慣概慣漑慣\19鎧慣凱慣剴カ皚カゴ\19愾慣\19礙(碍)カ\20乂カ+14艾カゴ\ | |
| ぐゎい | (guai/huai) | 【がい】 | …14u外カ\18u磑カ\ | |
| ▼街崖(がい)圭(くゑい)の形聲系列は二系統あり、 詳細は【けい】の解説掲載箇所參照のこと。 ▼鎧凱剴皚(がい)、磑(ぐゎい) | ||||
かいけ【皆生】〔地名〕
鳥取縣米子市の温泉地。
かいこう【邂逅】
⇒合ふ。
かいぞへ【介添】〔恆5〕
「かきぞへ」のイ音便。字音介ではない。
かいだに【栢谷】〔地名〕
岡山市。栢は國訓。(〒701-1149)。
かいつぶり
【鳰】〔動物〕『大言海』は掻きつ潛りつの意とする。⇒鳰。
かいて【書】〔近13〕
かいと【垣内】〔地名〕
主として近畿に分布する地名。垣などで圍った集落に由來する。垣外・貝津・開都・街道・海道などとも。
かいなで【掻い撫で】〔恆5〕
「かきなで」のイ音便
かいにょ【垣入】
礪波平野に見られる屋敷森に圍まれた農家。
かいまき【掻卷】〔恆5〕
「かきまき」のイ音便。
かいまみる【垣間】〔恆5〕
垣間見る、のイ音便。
カイマン【caiman】
鰐の一種。和語ではない。
かいらぎ【梅花皮】
蝶鮫の魚皮で刀劍の裝飾、また井戸茶碗の見どころの一。梅花皮岳は山形新潟の縣境にあり。
かいわい【界隈】
| [かう] | (kau/hau) | …37交カ佼カ校カ絞カ郊カ咬カ狡カ纐慣蛟カ鵁カh效(効)カ35皎カ\37h孝カ酵カh哮カ\37攪(撹)カ\37h爻カh肴カh淆カ\37磽カ\37膠カ\38h好カゴ\38浩カh晧カh皓カ誥カゴ靠カゴ37窖カ\38高カゴ膏カゴ槁カゴ犒カゴ稾(稿)カゴh蒿カゴ37敲カh嚆カ\38h耗カゴ\38攷カゴ考カゴ栲カゴ37巧カ\38杲カゴ\38h昊カ\38槹カゴ\38皋(皐)カゴ\38睾カゴ\38羔カゴ\ |
|---|
| [かぅ] | (kang\hang) | …04h巷カ港カ\04江カh項カ扛カ杠カ矼カ缸カ肛カ槓カ腔カ\04講カ\04降カ絳カ\42仰慣43昂慣\42向ゴ\42h香ゴ\43岡カゴ綱カゴ鋼カゴ崗カゴ\43康カゴ糠カゴ慷カゴ鱇44庚カ\43亢カゴ抗カゴh杭カh航カ伉カゴh吭カ頏カゴ44坑カ\4442h亨カゴ\4443h行カ44h衡カh絎カ\44h杏カ\44更カ梗カ哽カ+45硬慣\44羹カ羮カ\45h幸カh倖カ\45耕(畊)カ\45耿カ\45鏗カ\ |
|---|
| [がう] | (gau/hau) | …38拷慣h號(号)ゴ\38囂カゴ\38敖カゴ傲カゴ嗷カゴ熬カゴ螯カゴ遨カゴ鼇カゴ\38h毫ゴh豪ゴh壕ゴh濠ゴ\ |
|---|
| [がぅ] | (gang\hang) | …42強ゴ\42h郷慣\43剛慣\ |
|---|
かうがい【笄】コウガイ〔近10・12・13・恆2・5〕
髮掻き、のウ音便。
かぅがい【慷慨】コウガイ〔聯綿〕
「k-」の雙聲字。∴悲憤〜。
かうがうしい【神々】コウゴウシイ〔恆2〕
「かみかみし」のウ音便
かぅかつ【鏗戛】コウカツ
⇒錚鎗。
かうかん【浩瀚】コウカン
⇒浩瀚。
かうくゎつ【狡猾】コウカツ
⇒狡猾。
かぅさぅ【鏗鏘】コウソウ
⇒錚鎗。
かうし【格子】コウシ〔近10・恆2〕
←格+子のウ音便。格天井は「がう」と濁る。∴〜縞。∴〜戸をくぐりぬけ。
かうじ【柑子】コウジ〔植物〕
←柑+子のウ音便。
かうして
【】コウシテ〔恆2〕斯くして、のウ音便。ただし「どうして」は「だうして」ではない。⇒然うして。
かぅしゃぅ【
翔】コウショウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。
がぅじゃぅ【強情=剛情】ゴウジョウ〔同源〕
強・剛。
かうずか【好事家】コウズカ
事は唐音。
かうぞ【楮】コウゾ〔恆2〕
←紙+麻のウ音便。
かうだ
【紫合】コウダ〔姓名〕丹羽基二氏の説によると、死講(紫合)の迎田の訛であり、紫+合し、をかけた佳字であるといふ。地名の紫合も同樣の起源。
かうだう【革堂】コウドウ〔地名〕
京都市上京區。革のウ音便。西國十九番行願寺。
がうたむ【剛膽・豪膽】ゴウタン旧がうたん〔同源〕
剛(gang)・豪(gau)。二字は字音假名遣は同じだが、元音は全く異る。
かうち
【河内】コウチ〔近10〕⇒凡河内。
かうぢ【麹】コウジ〔近01*・恆2・6〕
←黴+立ち、のウ音便。∴〜菌。∴千代田區〜町。
がぅつくばり【強突張】ゴウツクバリ
「業突張」なら「ごふ〜」。
かうと【】コウト
∴〜考へる。
かうのとの
【長官の殿】コウノトノ←頭・督・守。⇒小督。
かうばし【香】コウバシ〔近10・10・恆2〕
「香+細し」のウ音便。香の字音由來ではない。
かうぶり【冠・被】コウブリ〔近10〕
「かがふり」のウ音便。∴昔男初〜して(伊勢物語)。
かぅふん【昂奮・亢奮】コウフン
⇒興奮。
かうべ【首】コウベ〔近10・恆2〕
上部または髮部のウ音便。∴首を囘らす。∴稔るほど〜を垂れる稻穗かな。
かうべ【神戸】コウベ〔恆2〕
「かみへ」のウ音便。地名としては「がうど」「がうと」「かんべ」が多く、「かうべ」は例外的。他に西多摩郡檜原村「かのと」、靜岡縣吉田町「かんど」、愛知縣武豐町明神戸、鳥取縣日南町神戸上、岡山縣津山市「じんご」などあり。
かぅみ
【廣瀬香美】コウミ〔姓名〕歌手名。コオミ・コウミの兩發音が聞き取れ、表音的にはいづれの假名で表現すべきか不明。⇒香美。
かうむる【被・蒙】コウムル〔近10・恆2〕
∴蒙御免。
かうもり【蝙蝠】コウモリ〔近10・恆2・聯綿〕
「かはほり」のウ音便。蝙蝠は「p-」の雙聲字。∴〜傘
カオシュン【高雄】〔外來〕
臺灣の地名。現地音「ターカウ」に高雄を宛てたもの。「カオシュン」はこれの北京語讀み。→高・雄(hiong)。
カオリナイト【kaolinite】
陶土成分の名。景徳鎭の地名高嶺の轉。→高。
カオルン【九龍・Kowloon】〔外來〕
香港の地名。廣東音に由來すると思はれるが、假名書きなら「カウロン」と描寫した方が近いか。→九・龍。
かかたいせう
【呵呵大笑】カカタイショウ〔表音〕「呵」の原音は「ハ」のやうであった。笑ひ聲は「はは」であって、「かか」となるのはいかにもをかしからう。⇒呵。
かかづらふ【】カカズラウ〔恆7〕
かがと【香登】〔地名〕
岡山縣(備前國和氣郡)備前市の地名(〒705-0012)。→香(hiang)・登。
かかはる
【關・渉】カカワル〔同源〕關・干。干渉を關渉とも書くが、假名遣は異る。渉は川+歩からなる會意文字。少とは無縁。「干」は「をかす」意。
かがひ【歌燿】カガイ
| 【かく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| かく | (kak/hak) | 【かく】 | …04確カゴ43h鶴カ\04角カゴ埆カゴ桷カゴ\04殼(殻)カ愨カ\3704較慣[カウ]\37+04覺(覚)慣\37攪(撹)慣[カウ]\43各カゴ恪カゴ閣カゴ擱カゴ44格カ挌カ骼カ客カ喀カ咯カ\43h壑カゴ\44h赫カh嚇カ\45uh核カ\45革カ\45h覈カ\45鬲カ隔カ膈カ\ | |
| くゎく | (kuak/huak) | 【かく】 | …42u矍ゴ攫ゴ钁カ43u蠖慣h穫カ45uh獲カ\43u郭カゴ椁カゴ廓カゴ槨カゴ\43u擴(拡)カゴ\43uh霍カゴh癨カゴ\45uh畫(画)カh劃カ\45u馘カ掴カ幗カ\ | |
かく【爪=掻】〔同源〕
爪・掻。
| 【がく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| がく | (gak/hak) | 【がく】 | …04岳カゴ\04學ゴ(斈ゴ学ゴh)\04嶽カゴ\04樂(楽)カゴ\43咢カゴ鰐カゴ顎カゴ愕カゴ萼カゴ蕚カゴ諤カゴ鄂カゴ齶カゴ\43h壑慣\44額カ\ | |
かぐやま【香山】〔地名〕
大和三山の一。今は香具山が一般的だが、萬葉集などでは香山。→香(hiang)。
かけづりまはる【驅】カケズリマワル
「擦る」との關連性は未詳。
かけづる【】カケズル〔恆7〕
かけひ
【筧】人名の場合、カケヒ・カケイの兩讀あり。⇒樋。
かける【缺=闕=虧】〔同源〕
欠は缺の略字としても使はれるが、本來は別字別音。欠缺・闕・虧。
かげろふ
【陽炎・蜻蛉】カゲロウ〔恆2〕動詞「かぎろふ」から。以前はウ音便の「かげろう」とも考へられた。⇒蜻蛉。∴『蜻蛉日記』。
かこむ
【圍=囲】〔同源〕囲は日本獨自の略字。和語井からの連想と考へられる。
かさねぎ【襲=褶】〔同源〕
襲・褶。
かざみ【汗衫】
→衫。
かじか【】〔動物〕
←河+鹿。鰍澤は山梨縣南巨摩郡の地名。
かしこい
【怜悧】〔同源〕怜悧は「r-」の雙聲字。
かしはて【膳夫】カシワテ〔地名〕
奈良縣橿原市。
カシュー【cashew】〔植物〕
漆の代用品。またカシューナッツは食用。加州などの漢字に由来するものではない。
かじる【】〔近02*〕
かず【數】〔近02*・03〕
かすが【春日】〔地名〕
奈良市の地名。←神+住む+所。埼玉縣春日部は粕壁とも。
かずこ【和子】カズコ〔姓名〕
「數」から。「一子」を宛てる場合もあり。
かずのみや【和宮】〔姓名〕
∴皇女〜。
かずへ【主計】カズエ〔地名〕
←かぞへる。金澤市(〒920-0908)など。
かずを【一夫・一雄・一男・和朗・和夫・和雄・和男】カズオ〔姓名〕
「和生」を宛てる場合もあり、「生ふ」から「かずふ」とは考へにくい。園生なども同樣。「一朗」で「かずを」と讀ませる事は少ない。
かたい【艱難】〔同源〕
艱難は「-an」の疉韻字。∴〜汝を玉にする。
がたい【】
體格のよいこと。「がかい」と圖體の混交語といふ。
かたじけない【忝】〔近01〕
忝は天の形聲文字といふが、字音が合はない。
かたづ【固唾】カタズ〔恆7〕
固い+唾。∴〜を呑んで見守る。
かたは【片輪】カタワ〔恆1〕
片輪は宛字。本來は片端。
かたへ【片方】カタエ〔近15〕
かたむ【荷擔・加擔】旧かたん
荷・加。兩者とも假名遣は一致する。
かたゐ【乞食】カタイ〔近11・12〕
∴異土の〜となるとても。
かぢ【梶・舵】カジ〔近01・02・恆6〕
∴主〜いっぱい
かぢ【鍛冶】カジ〔近01*・02・恆6〕
←金打ち。治と偶然に假名遣が似るが、冶とは別字。∴村の〜屋。
かぢき【梶木】カジキ〔動物〕
丈夫な顎で船の舵を突きとほす意といふ。
| 【かつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| かつ | (kat/hat) | 【かつ】 | …29h曷カ喝カh褐カh蝎カ葛カ鞨カ+34渇慣26h蠍慣羯慣\31轄カh瞎カ29割カ\32戛(戞)カ\32h黠カ\ | |
| くゎつ | (kuat/huat) | 【かつ】 | …30u括カ筈カ聒カ蛞カ活カ闊(濶)カ31u刮カ\30uh豁カ\32u滑カh猾カ\ | |
かつ【勝】
勝と捷(かつ・はやい)は近義だが、假名遣が全く異る。∴戰勝≠戰捷。
| 【がつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぐゎつ | (guat/huat) | 【がつ】 | …26u月慣\ | |
かっか【】〔表音〕
火の燃える樣。「くゎっくゎ」ならず。
かっかう
【恰好】カッコウ〔聯綿〕「かふかう」の促音化。子音は「k-h-」と續くため雙聲字ではない。格好は書換へ字。⇒<恰好いい。∴無〜。
かづける【被】カズケル〔恆7〕
∴鉢かづき姫(御伽草子)。
かっこいい
【恰好】←かっかういい。⇒恰好。
かづさ
【上總】カズサ〔地名〕舊國名。←上+つ+總。字音の總に由來するものではない。⇒下總。
かったゐ【癩】カッタイ
←乞食。∴〜の瘡うらみ
かっちう【甲冑】
→甲。蟹は甲の音變といふ説もあるが肯ひ難い。
かつて【曾】
カッテと讀むのは誤り。
かっぱぅ【割烹】カッポウ
∴〜着
かつを【鰹】カツオ〔近07・恆3〕
←堅い+魚。鰹は別種の魚だが、樫と同樣に國訓で宛てたもの。⇒強い。∴目には青葉山杜鵑初〜。
かて【糧】〔同源〕
粮は糧の異體字。ただし食料。
がてう【鵝鳥】ガチョウ〔動物〕
鵝はガーガーのやうな鳴き聲に由來する。
かどはかす【勾引】カドワカス
←勾ふ。
かなさな【金鑽神社】〔地名〕
埼玉縣兒玉郡神川村の神社。武藏二宮。←鑽。金は訓であり、湯桶讀み。
かなしい【悲】〔近13〕
かなづ【奏】カナズ〔恆8-1〕
←かなでる。∴奏樂堂。
かなふ
【加納】カノウ〔姓名〕苗字の一。また地名も全国に分布。⇒狩野。
かなへ【鼎】カナエ〔近16〕
∴〜の輕重を問ふ。∴鼎談。
かなへる
【叶】カナエル〔同源〕協和=叶和。
かならず【必】〔近03〕
かなり【可成】
「可成」は宛字。
かね【金】〔音訓〕
「かね」は字音「きむ/こむ」に由來するものではない。
カネボウ【鐘紡】
會社名。鐘ヶ淵紡績、の略稱。カネバウであるべきだが、固有名詞は改め難い。
かねる
【兼】〔音訓〕「かぬ(かねる)」は訓、「けむ」は音。⇒鎌。
かのう
【狩野】〔姓名〕苗字の一。⇒加納。∴〜芳崖。
かのえ【庚】〔近16〕
金の兄。
かのぢょ【彼女】カノジョ
かは【川】カワ〔近04〕
かは【皮】カワ〔近04〕
かはせみ【翡翠】カワセミ〔動物〕
「川せみ」の他に「山せみ」あり、「せみ」は古名「そに」の轉。赤翡翠は少微の宛字か。
かば【河馬】〔動物〕
がは【側】ガワ
時計の側面など「金がは」と表現する。
かはいい
【可愛】カワイイ〔恆5〕←かはゆし(和語)。可愛は宛字。廣島縣廿日市市可愛(〒738-0016)など、固有名詞はカアイと讀む。⇒可愛岳。
かはいがる【愛】カワイガル〔近04*〕
かはいさう【可哀さう】カワイソウ
可哀相は宛字だが、假名遣は一致する。
かはうそ
【獺】カワウソ〔恆2〕恆3は⇒川獺だが、古形とすべきであらう。獺。
かはし【合志】カワシ〔地名〕
熊本縣の郡名。今はゴウシと読む。『持統紀』十(六九六)年に皮石郡。←合。
かはづ【蛙】カワズ〔恆7〕
⇒楓。
かはひ
【河合】カワイ〔姓名〕苗字の一。重箱讀みの河+合ではなからう。川會は兵庫縣美方郡村岡町の地名(〒667-1366)。⇒河井。
かはら【瓦】カワラ〔近05〕
梵語カッパーラの音譯。土器は瓦+笥。
かはら【香春】カワラ〔地名〕
福岡縣(豐後國田川郡)の町名。『豐前國風土記逸文』に鹿春郡。
かはる【變】カワル〔近05〕
かはわ
【川匂】カワワ〔地名〕神奈川縣中郡二宮町(〒259-0125)。川匂神社は相模國二宮。また、河曲は三重縣(伊勢國)の郡名。⇒酒匂川と同類か。⇒浦和。
かはゐ
【河井】カワイ〔姓名〕苗字の一。⇒河合。
かはをそ
【川獺】カワウソ〔恆3〕⇒川獺。
かひ【貝】カイ〔近11〕
かひ【甲斐】カイ〔近11*〕
舊國名。←峽。宮崎縣延岡市には大峽町の地名あり。∴甲斐甲斐しい。
かひこ【蠶】カイコ〔近11〕
蠶の略字蚕は天を形聲音符にするといふが、「さむ」と「てん」は音がかなり異る。
かひで
【鷄冠井】カイデ〔地名〕京都府向日市(山城國乙訓郡)(〒617-0004)。長岡京大内裏跡。『石清水八幡宮文書』延久四(一〇七二)年に「蝦手井」。松永貞徳の門人に鷄冠井令徳あり。⇒楓。
| [かふ] | (kap/hap) | …54合カh盒カ哈カ閤カ鴿カ蛤カ+58h洽カ58恰カ袷カ\55h盍カh闔カ54溘カゴ\59甲カh匣カh狎カ胛カ58岬カ55閘カゴ\ |
|---|
かふ【賈】カウ〔同源〕
沽・賈。∴沽券にかかはる。
| [がふ] | (gap/hap) | …54合慣\ |
|---|
かふか【甲賀】コウカ〔地名〕
滋賀縣(近江國)の郡名。『敏達紀』に豪族鹿深臣あり。←甲。∴〜者。〜衆。
かべ【河邊】〔地名・音訓〕
東京都青梅市の地名(〒198-0036)。河は字音か訓か未詳。
かへで
【楓・鷄冠木】カエデ〔植物〕←蛙+手。⇒紅葉。⇒鶏冠井。
かへりみる
【顧・省】カエリミル〔近21・16〕文語上一段動詞。省は生+目からなる形聲文字。少+目ではない。
かへる
【蛙】カエル〔近15〕かへる【孵化】カエル〔近16〕
かへる【歸・囘】カエル〔近15・同源〕
歸・囘。⇒囘る。∴北囘歸線。
がへんず【肯んず】ガエンズ
かほ【顏】カオ〔近07〕
かほる【薫・香】
ハ行の類推を誤った假名遣。⇒香る。∴シクラメンのかほり。
かま
【鎌】〔音訓〕訓「かま」は字音鎌から來たとする説あり。⇒兼ねる。
かまきり【螳螂】カマキリ〔聯綿・同源〕
蟷螂とも。「-ang」の疉韻字。∴〜の斧。
がまずみ【】〔植物〕
かまど【窯】〔同源〕
窰は窯の異體字。搖遥などは「えう」。羔。羹。∴民の窯は賑はひにけり。
がまふ
【蒲生】ガモウ〔地名・姓名〕∴〜氏郷。
かみ
【香美】〔地名〕高知縣(土佐國)の郡名。明治以前はカガミと讀む。古代の「鏡作部」に由來するといふ。→香(hiang)。⇒香美。
かみ【紙】
紙は簡の字音に由來するといはれる。「-n」であるが「かに」とはならなかった。⇒文。⇒手紙。
カミオカンデ【】
スーパーカミオカンデは岐阜縣吉城郡神岡町の鑛山跡に設けられたニュートリノ觀測装置。「カミヲカンデ」とすべきだが、固有名詞は改め難い。
かみかうち
【上高地】カミコウチ〔地名〕長野縣南安曇村の景勝地。本來は神河内であり、上高地は近年の稱。偶然にも假名遣は一致する。
かみくづ【紙屑】カミクズ〔近02〕
| [かむ] | (kam/ham) | (旧かん) | …54勘カ堪カ戡カ\54h函(凾)カh涵カ\54坎カ\55敢カゴ橄カゴ瞰カゴ\55甘カゴ柑カゴ坩カゴ疳カゴh蚶カゴ56拑慣箝慣鉗慣59嵌カ\55h歛カゴ\58h咸カ緘カh鹹カ54感カh憾カh撼カ轗カ55h喊カゴ\58歉カ\58h陷(陥)カ\59監カh艦カ鑑(鑒)カh檻カ\59h銜カ\ |
|---|
かむ
【咀嚼・咬・噛】〔同源〕咀嚼は「s-」の雙聲字。咬・噛。
| [がむ] | (gam/ham) | (旧がん) | …54h含慣h頷慣\54龕慣\58嵒カ59癌カ\59岩カ\59巖(巌)カ\ |
|---|
がむ
【癌】旧がん癌・岩・巖ともに「がむ/げむ」。⇒岩。
かむか【坎
=轗軻】旧かんか〔同源〕
世に入れられないさま。「k-」の雙聲字。坎・。欠は缺の略字としても使はれるが、本來は別字。
がむくつ【岩窟=巖窟】旧がんくつ
⇒巖。
かむこう【拑口=緘口】旧かんこう
⇒緘む。
カムサハムニダ【感謝】
朝鮮語挨拶言葉、→感。
かむじる【感】旧かんじる〔恆8-1〕
感。
かむすう【函數】旧かんすう
書替へ字で關數とするが、假名遣は合はない。
かむせぃ【坎穽=陥穽】旧かんせい
⇒陷る。
かむだかい【甲高・疳高】旧かんだかい
「かむ」は甲の「-p」から「-m」へと音變したもの。疳高い、と假名遣は一致する。疳症はまた癇性とするが、假名遣は合はない。
かむづまる【神座】カンズマル
←神+鎭まる。かんづまる。
かむなび【神南備・甘南備】〔地名〕
。神南備は神の鎭る山。大阪府富田林市甘南備(〒584-0054)→甘。
かむぱん【甲板】旧かんぱん
「かむ」は甲の「-p」から「-m」へと音變したもの。ただし船員用語としては甲板とも。
かむらむ【橄欖】旧かんらん〔聯綿〕
「-am」の疉韻字。
カムランわん【金蘭灣】〔地名〕
ベトナムの地名。金。
かむゐ【神居=神威】カムイ〔地名〕
「かむゐ」はアイヌ語で神の意。旭川は神居古譚(〒078-0185)。積丹岬西方に神威岬、その南方は古宇郡神惠内村などの漢字を宛てる。
かめいど【龜戸】〔地名〕
東京都(下總國葛飾郡)江東區の地名。地名の由來を「龜井戸」なる井戸に結びつける説もあり、それなら「かめゐど」であらうか。平成十五年、香取神社に「龜の井」復活。元は付近の梅屋敷にあり。假名遣未詳。∴龜戸天神のうそ替へ。
かも【鴨】〔表音〕
字音雁によるといふ説もあるが、韻尾は合はない。鴨はアーップといふ鳴き聲から。
かもゐ【鴨居】カモイ〔近11・恆5〕
かや【加悦町】〔地名〕
京都府、大江山附近。悦。
かや【茅=茆】〔同源〕
茅屋=茆屋。
かや【高陽院】〔地名〕
桓武天皇皇子賀陽親王の邸宅。高・陽。
かよひ【通】カヨイ〔近12〕
がらがら【】〔表音〕
からす【烏=鴉】〔同源・表音〕
烏・鴉。いづれも鳴き聲の描寫に由來する。
がらんどう【】
副詞「がらんと」から。字音伽藍堂ではない。
かりうど【狩人】カリュウド〔恆2〕
「かりびと」のウ音便。
かりとる
【芟】〔同源〕芟除はまた刪除とも書くが、假名遣は異る。
かるら【迦樓羅】〔佛教〕
鳥神。藥師十二神將の一。インドネシアガルーダ航空の名はこれに因む。→迦・樓。
かれひ
【鰈・王餘魚】カレイ〔動物〕←唐+。
かれる【枯・渇】〔同源〕
枯渇・涸竭。
かろんじる【輕】〔恆8-1〕
カワイヤノー【】〔表音〕
鳥取縣『貝殼節』。
かわく【乾】〔近04・05・恆1〕
←氣+湧く。
かをる
【香・薫】カオル〔近07・08・恆3・同源〕「かほる」「かほり」と誤る例多し。「シクラメンのかほり」など。馥郁は「-k」の疉韻字。
| 【かん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| かむ | (kam/ham) | 【かん】(旧かん) | …54勘カ堪カ戡カ\54h函(凾)カh涵カ\54坎カ\55敢カゴ橄カゴ瞰カゴ\55甘カゴ柑カゴ坩カゴ疳カゴh蚶カゴ56拑慣箝慣鉗慣59嵌カ\55h歛カゴ\58h咸カ緘カh鹹カ54感カh憾カh撼カ轗カ55h喊カゴ\58歉カ\58h陷(陥)カ\59監カh艦カ鑑(鑒)カh檻カ\59h銜カ\ | |
| かん | (kan/han) | 【かん】 | …29乾カゴ幹カゴh翰カh瀚カh韓カ\29侃カゴ\29h寒カ\29干カゴ刊(刋)カゴ汗カ竿カゴ肝カゴ奸カゴh扞カ杆(桿)カゴh罕カゴh鼾カゴh旱カh悍カh捍カ稈カゴh駻カ+31骭カゴ\29h漢カゴ32艱カ\29看カゴ\29栞カゴ\29h邯カ\31姦カ\31菅カ\32間カ簡カh嫺カh癇カ31澗カ\32h閑カh嫻カ\32柬カ揀カ31諫(諌)カ\44羹唐羮唐[カゥ]\59甲慣[カフ]\ | |
| くゎん | (kuan/huan) | 【かん】 | …30uh完カ冠カゴh浣(澣)カ+31u莞カゴh皖カ\30u官カゴ棺カゴ管カゴ館(舘)カゴ\30u寛カゴ\30uh桓カ\30u款カゴ\30uh緩カ32u湲カ\30u貫カゴ31u慣カ\30uh奐カゴh換カh喚カゴh渙カゴh煥カゴ\30uh歡(歓)カゴ罐(缶)カゴ懽カゴ觀(観)カゴh讙カゴ鑵カゴh驩カゴ灌(潅)カゴ26u勸(勧)慣34u顴慣\31uh環カh寰カh鐶カh鬟カ圜カ34u還慣\31u串カh患カ\31u丱カ關(関)カ\31uh宦カ\32u鰥カ\34u卷(巻)慣\ | |
| ▼甘柑拑箝鉗坩疳蚶嵌(かむ)、邯(かん) 「邯鄲」は河南省の地名。韻を合せたものか。 學研漢和大字典では拑箝鉗のみ「慣用音かん」 ▼菅[漢]かん[慣]くゎん(菅家を參照) 官棺管館(舘)くゎん ▼澣(くゎん)、幹(かん)となるが、「澣」は浣の異體字。 | ||||
| 【がん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| がむ | (gam/ham) | 【がん】(旧がん) | …54h含慣h頷慣\54龕慣\58嵒カ59癌カ\59岩カ\59巖(巌)カ\ | |
| がん | (gan/han) | 【がん】 | …29岸カゴ\31雁カ贋カ\31顏(顔)カ\31鳫カ鴈カ\32眼カ\ | |
| ぐゎん | (guan/huan) | 【がん】 | …26u願ゴ\26u元慣30u玩カゴ翫カゴ31u頑カ\30uh丸ゴ\ | |
がんがぜ【雁甲羸】〔動物〕
雁・甲・羸。羸を「ぜ」と讀む理由は不明。
かんがみる【鑑】〔近21〕
文語上一段動詞。鏡・かがみるの轉。字音鑑に由來するものではない。
かんけ【菅家・菅原道實】旧くゎんけ〔姓名〕
百人一首などでは「くゎんけ」とする。官・管などからの聯想であらうが、廣韻などの韻書に基づく字音假名遣は菅である。
カンサイ【山本寛齋】〔姓名〕
假名遣は寛齋が正しいが、個人名は改め難い。
かんじき【
橇】
ガンジス【恆河】〔外來〕
→恆(hong)。字音假名遣とうまく合はない。
かんじん【肝腎】
書替へ字で肝心とするが、臟器の場所も假名遣も異る。
かんせふ【干渉】カンショウ
⇒關る。
カンチロリン【】〔表音〕
俗曲『かんちろりん』。
カントン【廣東】〔外來〕
北京語なら「クヮントン」、廣東語なら「クヲントン」が近いか。→廣(kuang)・東(tong)。⇒香港。
かんなん【艱難】〔聯綿〕
「-an」の疉韻字。∴〜辛苦。
がんばる【頑張】
←我に張る、頑張る、は宛字。∴前畑頑張れ。
カンフー【功夫】
→功(kong)。功を「カン」と發音する地域は少なく、音の由來不詳。
| 【き】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| き | (ki/hi) | 【き】 | …05企カゴ\05伎カ岐カ跂カゴ\05奇(竒)カゴ寄カゴ騎カ崎(嵜)カゴ埼カ碕カゴ剞カゴ掎カゴ畸カゴ綺カゴ\05u規カゴ窺カゴ槻カゴ\05h曦カゴ\05枳カゴ\05羈カゴ羇(覊)カゴ\06器(噐)カゴ\06棄(弃)カゴ\06u季カゴ悸カ\06祁カ\06冀カゴ驥カゴ\06几カゴ机カゴ飢カゴ肌カゴ\06h屓カゴ\06u癸カゴ揆カ葵カ\06耆カ\06覬カゴ\06u龜(亀)カゴ\07h喜カh嬉カゴh僖カゴh憙カゴh熹カゴh禧カ\07己カ忌カ紀カ記カ起カ杞カ\07其カ基カ期カ棋(棊)カ箕カゴ朞カ淇カ祺カ騏カ麒カ旗カ\07h煕(熈)カゴ姫カゴ\08h希カh稀カh唏カh晞カh欷カ\08幾カ畿カ磯カ機カ譏カ饑カ\08既カ曁カ\08毅慣\08汽カ氣(気)カ\08祈カ圻カ\08旡カ\ | |
| くゐ | (kui/hui) | 【き】(旧き) | …05u危慣詭カゴ跪カ\05uh毀カゴh燬カゴ\05uh麾カゴ\05u虧カゴ\06u喟カゴ\06u逵カ\06u馗カ軌カゴ\08uh揮カh輝カh暉カゴ\08uh徽カ\08u貴カゴ06u簣カ饋カ匱カ櫃カ\08u鬼カゴ06u愧カゴ餽カ\08uh卉カ\08u歸(帰皈)カ\ | |
| ▼遺(い・ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい) | ||||
| 【ぎ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぎ | (gi/hi) | 【ぎ】 | …05伎ゴ妓ゴ技ゴ\05宜カゴ誼カゴ\05祇ゴ\05義カゴ儀カゴ蟻カゴ議カゴ礒カゴ艤カゴh羲慣h犧(犠)慣\05h戲(戯)慣\06u葵ゴ\07欺慣\07疑カゴ擬カ\08沂カ\ | |
| ぐゐ | (gui/hui) | 【ぎ】(旧ぎ) | …05u僞(偽)カゴ\08u魏カ巍カゴ\ | |
きい
【紀伊】〔地名〕舊國名。『古事記』に「木國」「紀國」。「紀伊」とはこれを好字化ならびに二字とするためにつけ、長音化したもの。書店名は紀伊國屋。⇒閉伊。
キーセン【妓生】
→生(siang)。
キールン【基隆】〔外來〕
臺灣の地名。→隆(long)。
| [きう] | (kiu/hiu) | …5052鬮カゴ\50臼カ舅カ舊(旧)カ\50丘カ蚯カ邱カ\50久カ灸カ玖カ柩カ疚カ\50h休カh貅カ52h烋カゴ\50h朽カ\50求カ救カ球カ毬カ裘カ逑カ\50九カ仇カ究カ鳩カ\50咎カ\50h嗅カ\50廏(廐厩)カ\52糾(糺)カゴ赳カゴ\52樛カゴ\ |
|---|
きう【九=玖】〔同源〕
「玖」は書類の改竄を防ぐための書き方。九・玖。
きう【鳩】キュウ〔表音〕
鳩は鳩の鳴き聲。本來「きゅぅ」はkiong、「きふ」はkipのやうな音であったので、クークーと鳴く鳩の聲として適當ではなからう。
| [ぎう] | (giu/hiu) | …50牛カ\ |
|---|
きうさぅ【鏐鏘】キュウソウ
⇒玲瓏。
きうせん
【求仙・九仙】キュウセン〔動物〕⇒倍良の一種。雌は體に九つの線がある事によるといふ。→求・九。
きうらぎ
【嚴木】キュウラギ〔地名〕←清ら+木。佐賀縣東松浦郡の町名。⇒嚴島。
きうり
【胡瓜】キュウリ〔恆2〕←黄+瓜。⇒うめきう。⇒もろきう。
きえる
【消】〔近15・恆4〕⇒消ゆ。
ぎえん【義捐】
義援は書替字。捐(すてる)と援(たすける)では、假名遣・意味ともに異る。∴〜金。
きかふ【城飼】キコウ〔地名〕
靜岡縣(遠江國)の郡名。『藤原宮木簡』に紀甲郡。
ききゃぅ【桔梗】キキョウ〔植物〕
古名「きちかぅ」。∴秋近う野はな(桔梗の花)りにけり白露のおける草葉も色かはりゆく(紀友則・古今集)。
| 【きく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| きく | (kik/hik) | 【きく】 | …01菊カゴ掬カゴ鞠カゴ麹カゴ\01鞫カゴ\ | |
きく【崎嶇】〔聯綿〕
「k-」の雙聲字。
きぐ【危惧=危懼=危虞】
⇒虞れる。
きくきゅぅ【鞠躬】〔聯綿〕
「k-」の雙聲字。∴〜如。
きこえる【聞】〔近15・恆4〕
きこゆ【聞】〔近19〕
文語下二段動詞。
きさい【私市】〔地名〕
武藏國埼玉郡の地名。私部の語は后に由來する。近世には騎西の私市藩あり。同様の地名は京都大阪にも。
きじ【雉】〔近01〕
「きぎし」の短縮。∴〜も鳴かずば撃たれまい
きしゃぅ
【記章】キショウ⇒徽章も近義だが假名遣は異る。
きしゃぅ【氣性】キショウ
また氣象とする場合あり、假名遣は偶然に一致する。∴よい御〜だ。
きず
【疵・創傷=瘡】〔近02・03・同源・聯綿〕創・瘡・傷。創傷は「-ang」の疉韻字。∴毛を吹いて〜を求める。∴ダンナハイケナイワタシハテキズ。
きすぎ【來生】〔姓名〕
苗字。生と讀むのは原音シャング(siang)に由來するものと思はれる。「來生たかを」は歌手名。
| 【きち】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| きち | (kit/hit) | 【きち】 | …21吉ゴ\22u橘ゴ\ | |
| 【きつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| きつ | (kit/hit) | 【きつ】 | …21吉カ詰カ佶カ拮カ\22u橘カ\25乞カ吃カ訖カ屹慣\47喫慣[ケキ]\ | |
きづき
【杵築】〔地名〕島根縣簸川郡。出雲大社(杵築宮)の所在地。⇒出雲。
きづく
【築】キズク〔近03・恆7〕元は假名遣が同じであったものが、現代假名遣で書き分けるやうになった稀有な例が「築く」と「氣づく」。⇒築地。
ぎっしゃ
【牛車】牛の促音化。「ぎゅっしゃ」ではない。⇒十。
きっと【急度・屹度】
「きと」の強調。屹度・急度は宛字。
きづな【絆】キズナ〔近02〕
きづま【氣褄】キズマ〔恆7〕
←氣詰り。∴〜を合はす(氣にいるやう調子を合はせる)。
きぬ【衣・絹】
「きぬ」は字音絹に由來するといふ。
きぬがは【鬼怒川】〔地名〕
栃木縣の川。また温泉地。『常陸風土記』に毛野川、平安時代に衣川、江戸期に至り「鬼怒川」と稱す。「鬼」は音「くゐ」だが、鎌倉時代以降は「き」と「くゐ」の區別は消滅。『地3496』。
きぬた【砧=碪】〔同源〕
「衣板」の轉。砧・碪。占。甚。∴白妙の衣うつ〜の音も(源氏・夕顏)。
きのえ【甲】〔近16〕
木の兄、の意。十干の第一。
きのふ【昨日】キノウ〔近09・恆2〕
きばぅ【希望】キボウ
⇒冀ふ。
きはまる【極】キワマル〔近05〕
∴進退〜。
きはむ【規範】旧きはん
また軌範とも書くが、假名遣は異る。
きはめる【究・窮】キワメル〔同源〕
窮理・究理は類義だが假名遣が異る。
きひれ【給黎】キイレ〔地名〕
鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。明治三十年に「喜入村」を揖宿郡に編入。←給。恐らく喜入村は給黎に由來するが、假名遣が合はず、後世に宛てた漢字と思はれる。
| [きふ] | (kip/hip) | …53及カh吸カ汲カ笈カ級カ\53急カ\53泣カ\53給カh翕カ歙カ\ |
|---|
ぎぼし【擬寶珠】
葱+帽子の意といふ。長く寶・帽とされてきたが、「ほう・ぼう」が正しい。ぎぼうしゅ。
きほひ【競】キオイ〔近11〕
きほひ【氣負】キオイ〔近11〕
競ふ、の連用形の名詞用法。「負ふ」から、「きおふ」とする説もあり。∴〜があるのは若さの特徴だ。
きみ【君】
「きみ」は字音君に由來する。君は「-n」だが「きに」とはならない。
| [きむ] | (kim/him) | (旧きん) | …53禁カ襟カ噤カ\53金カ錦カ欽カ\53今カ琴カ衿カ衾カ禽カ檎カ擒カ\ |
|---|
きむ【金武】旧きん〔地名〕
沖繩縣國頭部の町名。金+武の二字で「きむ」か、または金一字によるものか未詳。
| [ぎむ] | (gim/him) | (旧ぎん) | …53吟カ\53崟カ\ |
|---|
キム・イルソン【金日成】〔外來〕
北朝鮮主席。→金・成(siang)。
ぎむしょぅ【吟誦】旧ぎんしょぅ
吟唱・吟嘯と書く場合あり、それぞれ假名遣が異ると共に、字義も少し異る。誦へる、唱ふ、嘯く。
きむじる【禁】旧きんじる〔恆8-1〕
きむぴらごばぅ
【金平牛蒡】キンピラゴボウ旧きんぴらごばぅ「金平」は坂田金時(金太郎)の子。金比羅とは無關係。牛は呉音。⇒琴平。
キム・ヨンサム【金泳三】〔外來〕
韓國大統領。→金・泳(iang)・三。
| 【きゃ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| きゃ | (kia/hia) | 【きゃ】 | …40伽カ\42脚唐[キャク]\ | |
| [きゃぅ] | (kiang/hiang) | …42享カ+44h亨カゴ\42強カ繦カ襁カ\42h郷カh響カh饗カ44h嚮カ卿ゴ\42h香カ\42僵カ薑カ彊(強)カ疆カ\42姜カ\42羌カ\44h杏慣\44京(亰)ゴ\44驚ゴ\44梗ゴ\44竟ゴ鏡ゴ競(竸)慣境ゴ\47h馨ゴ\47經(経)ゴ\ |
|---|
| [ぎゃぅ] | (giang/hiang) | …42仰カ\4344h行慣\47h形ゴ\ |
|---|
ぎゃぅぎゃぅし【行々子・仰々子】[動物・同源]ギョウギョウシ
→行・仰。
ぎゃぅぎゃぅしい【仰々】ギョウギョウシイ
また業々しい、とも書くが、假名遣は異る。
ぎゃぅさん【仰山】ギョウサン〔表音〕
京都方言。本來は仰讚(おほげさ)か。∴〜な酒飮みと聞いたが。
きゃぅじつ【嚮日=向日】キョウジツ
⇒嚮に。「嚮」の音符は卿。向ではない。
きゃぅゐき【疆域=境域】キョウイキ
⇒境。
| 【きゃく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| きゃく | (kiak/hiak) | 【きゃく】 | …42却(卻)カ脚カ\44客ゴ\ | |
| 【ぎゃく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぎゃく | (giak/hiak) | 【ぎゃく】 | …42虐カゴ瘧カh謔慣\44逆ゴ\ | |
きゆ
【消】〔近19〕文語下二段動詞。⇒消える。
| 【きゅう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| きう | (kiu/hiu) | 【きゅう】 | …5052鬮カゴ\50臼カ舅カ舊(旧)カ\50丘カ蚯カ邱カ\50久カ灸カ玖カ柩カ疚カ\50h休カh貅カ52h烋カゴ\50h朽カ\50求カ救カ球カ毬カ裘カ逑カ\50九カ仇カ究カ鳩カ\50咎カ\50h嗅カ\50廏(廐厩)カ\52糾(糺)カゴ赳カゴ\52樛カゴ\ | |
| きふ | (kip/hip) | 【きゅう】 | …53及カh吸カ汲カ笈カ級カ\53急カ\53泣カ\53給カh翕カ歙カ\ | |
| きゅぅ | (kiong/hiong) | 【きゅう】 | …01宮カ\01弓カ穹カ躬カ窮カ\ | |
| 【ぎゅう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぎう | (giu/hiu) | 【ぎゅう】 | …50牛カ\ | |
きゅぅりゅぅ【穹窿】
⇒穹窿。
| 【きょ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| きょ | (kio/hio) | 【きょ】 | …09\09去カ\09居カ鋸カ据カ裾カ倨カ踞カ\09巨カ拒カ渠カ距カ炬カ秬カ苣カ鉅カ\09虚カh嘘カ墟カh歔カ\09車カ\09據(拠)カ醵カ遽カ\09擧(挙舉)カ欅カ\09筥カh許カ | |
| 【ぎょ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぎょ | (gio/hio) | 【ぎょ】 | …09\09魚カ漁カ\09御カ禦カ\09圄カ\09圉カ馭カ | |
きよい
【清淨】〔聯綿〕清淨は雙聲疉韻字。∴六根清淨。
| 【きょう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| きゃぅ | (kiang/hiang) | 【きょう】 | …42享カ+44h亨カゴ\42強カ繦カ襁カ\42h郷カh響カh饗カ44h嚮カ卿ゴ\42h香カ\42僵カ薑カ彊(強)カ疆カ\42姜カ\42羌カ\44h杏慣\44京(亰)ゴ\44驚ゴ\44梗ゴ\44竟ゴ鏡ゴ競(竸)慣境ゴ\47h馨ゴ\47經(経)ゴ\ | |
| きょぅ | (kiong/hiong) | 【きょう】 | …03共カ供カ恭カ拱カ蛬カ\03h凶カh兇カh匈カh胸カh恟カh洶カ\03恐カ蛩カ鞏カ04跫慣\03廾カ48h興カ\48兢カゴ\48矜カゴ\ | |
| くゐゃぅ | (kiuang/hiuang) | 【きょう】(旧きゃぅ) | …42u匡カ框カ筐(筺)カ\42u狂カ誑カ\44uh兄ゴ42uh況(况)カ\ | |
| けう | (kiau/hiau) | 【きょう】 | …35叫カゴ\35梟カゴ\35竅カゴ徼ゴ\36喬カ轎カ橋カ僑カ矯カゴ蕎カゴ嬌カゴ驕カゴ\37教ゴ\37餃ゴ\ | |
| けふ | (kiap/hiap) | 【きょう】 | …58夾ゴh峽(峡)慣h狹(狭)慣筴ゴh陜慣57h挾(挟)カh侠カ頬カゴ篋カゴ莢カゴ\60怯カ\60h脇カh脅カ57h協(叶)カ\ | |
| 【ぎょう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぎゃぅ | (giang/hiang) | 【ぎょう】 | …42仰カ\4344h行慣\47h形ゴ\ | |
| ぎょぅ | (giong/hiong) | 【ぎょう】 | …48凝カゴ\ | |
| げう | (giau/hiau) | 【ぎょう】 | …35尭カゴ嶢カゴ僥慣h曉(暁)慣澆慣驍慣36翹ゴ蟯慣\ | |
| げふ | (giap/hiap) | 【ぎょう】 | …60業カ\ | |
きょぅおう【供應】
⇒享す。
ぎょうざ
【餃子】規範的な字音は餃であり、假名遣は「げうざ」とすべきか。「子」の唐音は「す」。⇒燒賣。
きょおこ
【遠山景織子】女優名。⇒氣疎い。
きょき【歔欷】
⇒歔欷く。
| 【きょく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| きょく | (kiok/hiok) | 【きょく】 | …03h旭カ\03局カ跼カ\03曲カ髷カ\48亟カ極カ\48棘カ蕀カ\ | |
| くゐょく | (kiuok/hiuok) | 【きょく】(旧きょく) | …48uh洫カ\ | |
| 【ぎょく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぎょく | (giok/hiok) | 【ぎょく】 | …03玉カ\48嶷カ\ | |
キョンシー【彊死】
漢土の幽靈。香港映畫で多用。→彊(kiang)。香港をホンコンと讀むやうに、廣東音では「a」がしばしば「o」になる。
きらひ【嫌】キライ〔近12〕
きりふ
【桐生】キリュウ〔地名〕きる【着】〔近21〕
文語上一段動詞。着は著の異體字。ただし「きる、きせる」意に限る。「いちじるしい、あらはす」時は「著」。
| 【きん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| きむ | (kim/him) | 【きん】(旧きん) | …53禁カ襟カ噤カ\53金カ錦カ欽カ\53今カ琴カ衿カ衾カ禽カ檎カ擒カ\ | |
| きん | (kin/hin) | 【きん】 | …21巾カ\21緊カゴ\21h釁カ\22u均カゴ鈞カゴ\25斤カ芹カ近カh忻カ釿カh欣カ26h掀慣\25筋カ\25菫カ懃カ勤カ謹カ槿カ21瑾カ僅カ覲カ饉カ\48+21矜慣[キョゥ]\ | |
| くゐん | (kuin/huin) | 【きん】(旧きん) | …21u22u窘カ\22u菌カ麕カ21u箘(箟)カ\ | |
| 【ぎん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぎむ | (gim/him) | 【ぎん】(旧ぎん) | …53吟カ\53崟カ\ | |
| ぎん | (gin/hin) | 【ぎん】 | …21銀カ+25垠カ25齦カ\21憖カゴ\ | |
キンカジュー【kinkajou】〔外來〕
中南米の哺乳類。和語由來ではない。
ぎんなん
【銀杏】〔植物〕「ぎんあん」の連聲。杏は唐音。⇒杏。⇒公孫樹。
| 【く】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| く | (ko/ho) | 【く】 | …01宮ゴ[キュゥ]\01工ゴ功ゴh紅慣貢ゴ箜ゴ[コゥ]\03供ゴ[キョゥ]\03廾ゴ[キョゥ]\10倶カゴ惧カ\10句カゴ駒カゴ劬カh煦カゴ+51枸カゴ51狗ゴh佝ゴ[コウ]\10矩カゴ\10區(区)カゴ躯カゴ驅(駆駈)カゴ嶇カゴ\10吁カゴ\10瞿カゴ懼カ衢カ\10窶カ\11苦ゴ\11庫慣\50久ゴ玖ゴ[キウ]\50九ゴ鳩ゴ[キウ]\51口ゴ[コウ]\51垢ゴ[コウ]\51h吼ゴ[コウ]\ | |
く【來】〔近21〕
文語カ變動詞。
| 【ぐ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぐ | (go/ho) | 【ぐ】 | …10具ゴ惧ゴ颶ゴ\10愚カゴ\10虞カゴ+11麌カゴ\49uh弘ゴ[コゥ]\ | |
ぐあひ
【具合】グアイ「ぐはひ」との説あり。現代假名遣は「ぐあい」だが、實際にはグワイのやうに讀む。⇒澤庵をタクワンと讀む如し。⇒羽合。
くい
【悔】〔近12・12・13〕⇒悔ゆ。
くいる【悔】〔恆5〕
ヤ行上一段動詞
| 【くう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| くぅ | (kong/hong) | 【くう】 | …01空ゴ\ | |
| 【ぐう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぐう | (gou/hou) | 【ぐう】 | …10禺慣嵎慣寓慣遇慣隅慣[グ]51偶慣藕慣\ | |
| ぐぅ | (gong/hong) | 【ぐう】 | …01宮慣\ | |
クーニャン【姑娘】
→娘(niang)。
くえる
【壞・潰】←くゆ。古語だが、方言や地名に殘る場合あり。⇒潰る。
くえんさん
【枸櫞酸】⇒縁。
くごこと【箜篌琴】
→篌。
くさ【草・艸・莽】〔同源〕
草・艸・莽(mang)。草莽は疉韻のやぅであるが、元音は全く異る。∴〜の根を分けて搜す。
くさつ【草津】〔地名〕
群馬縣(上野國吾妻郡)の町名。温泉地として著名。←臭水。→水。∴〜よいとこ一度はおいで(草津節)。
くじ【籤】〔近01*〕
∴阿彌陀〜。∴籤に取る。
くじく【挫】〔近01〕
∴強きをくじく。
ぐじゃぐじゃ【】
くず【葛】〔近03・音訓〕
國栖は奈良縣吉野郡の地名。古來より葛の産地として著名。字音葛によるものではない。葛餠を久壽餠と書く場合あり、假名遣は一致する。∴〜餡。∴戀しくは訪ね來てみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉(蘆屋道滿大内鑑)。
くずは【楠葉】〔地名〕
大阪府枚方市。『記崇神』に久須婆の度。「樟葉宮」は繼體天皇の宮都。
くだ【管=
】〔同源〕
管・。
ください【】〔恆5〕
くちずさむ【口遊】
「すさむ」は心のおもむくままの事をする意の動詞。「手すさび」など。
くぢゅう【久住・久重】クジュウ〔地名・同源〕
九州の山名。主峰は「久住山」だが、山群としては「久重山」と書く。住・重(tiong)は漢字の原音としては相當に隔たるが、偶然にも假名遣は同じ。古名救覃山または朽網山。←覃。九重・久住兩町があるため、「阿蘇くじゅう國立公園」は平假名書きとなった。
くぢら
【鯨】クジラ〔近01*・02・恆6〕「鯨」は「くぢら」「くじら」兩説あり。戰前の習慣としては「くぢら」が多い。⇒目くじら。⇒ゴジラ。∴〜尺。
| 【くつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| くつ | (kot/hot) | 【くつ】 | …24u屈カ掘カ崛カ倔カ+27u堀慣27u窟慣\ | |
くづ
【屑】クズ〔恆7〕くづ【圷】クズ〔地名〕
通常は圷と讀み、川沿ひなどの低地を意味する。⇒塙の逆。栃木縣那須郡にこれを「くづ」と讀む地名あり。
くつがへす【覆】クツガエス〔近14〕
くっきゃぅ【屈強】クッキョウ〔同源〕
元は究竟から。屈彊と書くこともあり、強と彊は同字。⇒強い。
ぐづぐづ【愚圖々々】グズグズ〔恆8-2〕
愚圖は宛字だが、假名遣は合ふ。圖。∴『愚圖の大忙し』(山本夏彦)
くづりゅうがは【九頭龍川】クズリュウガワ〔地名〕
福井縣の川。室町期以前は崩川といった。頭。
くづれる【崩】クズレル〔恆7〕
「頽れる」は崩れるやうに坐り込む意。
くつわ【轡】〔近04*・05・恆1〕
口輪の意、または口割の意とも。∴〜をはめる。〜蟲(がちゃがちゃ)。〜を竝べる。〜形。(○の中に十)
くどむ【瞿曇】旧くどん〔佛教〕
釋迦の姓ゴータマの音譯。→曇。
くは【鍬】クワ〔近04〕
くはだつ【企】クワダツ〔近04*〕
くはふるに【加】クオウルニ
くひな【水鷄】クイナ〔動物〕
クマーラ・ジーヴァ【鳩摩羅什】〔外來〕
西域僧。多くの佛典を漢譯。→鳩・什。
くまがい【熊谷】クマガイ〔地名〕
←曲+谷、と考へれば「くまがひ」だが。「くまがやつ」なら「くまがい」であらう。「くまがや」とも讀むから後者か。∴〜次郎直實。
くまのい
【熊の膽】〔音訓〕「い」は「きも」の意。膽の訓。字音胃とは異る。⇒生駒、⇒膽澤、⇒膽振。
くめ【粂】〔音訓〕
粂は久と米の合字。久は呉音。漢音は「きう」。杢(木+工)や麿(麻+呂)も同樣の原理による合字。∴〜仙人。
くもゐ【雲居】クモイ〔近11〕
宛字で雲井とも。假名遣は一致する。∴〜はるか。
くゆ
【悔】〔近18〕文語上二段動詞。⇒悔い。
くら【藏=倉】〔同源〕
藏・倉。
くらい
【暗】〔同源〕暗・闇・陰。暗澹は「-am」の疉韻字。冒・霧・蒙・夢・冥・盲。すべてが「くらい」といふ訓を持つわけではないが意味として共通する。
くらき【久良】〔地名〕
神奈川縣(武藏國)の郡名。今の横濱市。←良←らき(lang)。
くらふ
【啖=啗=
】クラウ〔同源〕健啖=健啗。敢。
くらゐ【位】クライ〔近11・12・恆5・音訓〕
字音位によるものではない。∴〜人身を極める。〜倒れ。〜負け。
くる【來】〔近22〕
口語カ變動詞。
くるわ【廓・郭】〔近04・05・恆1〕
曲輪の意か。
くるわくるわ【來】
くれなゐ【紅】クレナイ〔近11・12・恆5・同源〕
←呉+藍。絳と紅は近い音ではない。∴〜は園生に植ゑても隱れなし。
くろうと
【玄人】〔近10・恆2〕「くろひと」のウ音便。⇒素人。∴〜筋(相場を專業とする者)。
くろしほ【黒潮】クロシオ〔近07〕
グロリア・イップ【葉蘊儀】〔外來〕
香港の女優名。→葉←イェップ。葉公・摩訶加葉の如く、名乗り字は葉と讀むのが正しい。しかし現在の北京音や廣東音はいづれも葉の系統。
| [くゎ] | (kua/hua) | …15u卦慣[クワイ]\40u果カゴ菓カゴ課カゴh夥カ顆カゴ裹カゴ41uh踝カ\40uh火カゴ\40uh禾カ科カゴ蝌カゴ\40u過カゴ渦慣h禍カ堝カゴ窩カ41u蝸カ\40u戈カゴ41u找カ\40u譌カ\41u瓜カ\41u寡カ\41uh華カh崋カh樺カh譁(嘩)カ\41uh匕カh化カh花カ40uh貨カゴh靴カ訛カ囮慣\ |
|---|
| [ぐゎ] | (gua/hua) | …15uh畫(画)カ\40u臥カゴ\41u瓦カ\ |
|---|
| [くゎい] | (kuai/huai) | …14u會(会)カ獪カh繪(絵)カ膾カ薈慣檜(桧)カ\15u挂カ掛カ褂カ\16u怪(恠)カ\16u乖カ\16u壞(壊)カh懷(懐)カ\17u快カ\18u塊カ魁カ傀カh槐カ瑰カ嵬慣隗慣\18uh悔カh晦カh誨カ\18uh灰カ恢カ詼カ\18uh潰カ\18uh囘(回)カh廻カh徊カh茴カh蛔カh迴カ\20uh喙カ\ |
|---|
| [ぐゎい] | (guai/huai) | …14u外カ\18u磑カ\ |
|---|
くゎいくゎつ【快闊=快豁】カイカツ
⇒闊い。
くゎいくゑつ【壞決=潰決】カイケツ旧くゎいけつ
⇒潰る。
くゎいしむ【快心・會心】カイシン旧くゎいしん
快心・會心、いづれも假名遣は一致する。
くゎいせき【懷石・會席】カイセキ
懷石・會席、それぞれ異る言葉だが、同一視される事あり、假名遣も偶然に一致する。
くゎいふく【恢復・囘復・快復】カイフク
假名遣は一致するが、「快復」は意味が病氣の平瘉に限られる。
くゎいめつ【潰滅=壞滅】カイメツ
⇒潰る。
| [くゎぅ] | (kuang/huang) | …43uh黄カh簧カ廣(広)カゴ壙カゴ曠(昿)カゴ44uh黌カ鑛(鉱)カゴ礦(砿)カ絋カゴ\43u光カゴ恍カゴ洸カゴ絖カゴ胱カゴh晃カh滉カ\43uh皇カh凰カh徨カh惶カh湟カh煌カh篁カh遑カh隍カ44uh鍠カ\43uh荒カゴh慌カゴ\43uh肓カゴ\45uh紘カh宏カh浤カ\ |
|---|
| [ぐゎぅ] | (guang/huang) | …45uh轟(軣)慣\ |
|---|
くゎうこつ【恍惚=慌惚=
惚】コウコツ〔同源・聯綿〕
「h-」の雙聲字。恍慌。∴『〜の人』(有吉佐和子)。
くゎぅたぅ【荒唐】コウトウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。∴〜無稽。
ぐゎかい【瓦解】ガカイ
瓦壞と書く場合もあるが、假名遣は異る。
| [くゎく] | (kuak/huak) | …42u矍ゴ攫ゴ钁カ43u蠖慣h穫カ45uh獲カ\43u郭カゴ椁カゴ廓カゴ槨カゴ\43u擴(拡)カゴ\43uh霍カゴh癨カゴ\45uh畫(画)カh劃カ\45u馘カ掴カ幗カ\ |
|---|
くゎくだい【廓大=擴大】カクダイ
⇒擴げる。
ぐゎごぅじ【元興寺】ガゴウジ〔地名〕
奈良縣の古寺の名、鬼がゐたといふ傳説から、中世には「ガゴウジ」または「ガゴジ」で鬼の異名となる。
くゎし【華氏】カシ
華氏温度。獨逸人ファーレンハイト(Fahrenheit・華倫海)氏の考案にかかる。→華。
くゎじうじ【勸修寺】カジュウジ〔地名〕
京都山科の寺院名。「くゎんじゅじ」の轉。
| [くゎつ] | (kuat/huat) | …30u括カ筈カ聒カ蛞カ活カ闊(濶)カ31u刮カ\30uh豁カ\32u滑カh猾カ\ |
|---|
| [ぐゎつ] | (guat/huat) | …26u月慣\ |
|---|
くゎっこぅ【郭公】カッコウ〔動物〕
クヮッコンのやうな鳴き聲の表音。郭・公。
くゎったつ【闊達=豁達】カッタツ
⇒闊い。
くゎっと【】カット〔表音〕
刮目または日照の樣子。刮との關係は未詳。
くゎりん【花梨・花櫚】カリン〔植物〕
くわゐ【慈姑】クワイ〔近04*・05・11・12・恆1・5・植物〕
| [くゎん] | (kuan/huan) | …30uh完カ冠カゴh浣(澣)カ+31u莞カゴh皖カ\30u官カゴ棺カゴ管カゴ館(舘)カゴ\30u寛カゴ\30uh桓カ\30u款カゴ\30uh緩カ32u湲カ\30u貫カゴ31u慣カ\30uh奐カゴh換カh喚カゴh渙カゴh煥カゴ\30uh歡(歓)カゴ罐(缶)カゴ懽カゴ觀(観)カゴh讙カゴ鑵カゴh驩カゴ灌(潅)カゴ26u勸(勧)慣34u顴慣\31uh環カh寰カh鐶カh鬟カ圜カ34u還慣\31u串カh患カ\31u丱カ關(関)カ\31uh宦カ\32u鰥カ\34u卷(巻)慣\ |
|---|
くゎん【貫】カン
鮨の單位。貫の字が使はれるが確證はなし。卷かもしれない。
くゎん【罐】カン
「罐」の字音は「くゎん」だが、「can」の音寫とすれば「かん」でよいのかもしれない。「缶」は「罐」の略字として使はれるが、本来は音「ふう/ふ」。
| [ぐゎん] | (guan/huan) | …26u願ゴ\26u元慣30u玩カゴ翫カゴ31u頑カ\30uh丸ゴ\ |
|---|
くゎんがい【灌漑】カンガイ
⇒浣ふ。
クヮンジュ【光州】〔外來〕
朝鮮の地名。→光(kuang)・州。
くゎんじん【勸進】カンジン〔表音〕
もと社寺建立の寄付を募る意だが、ひいて乞食を表す。熊本縣『五木の子守唄』の「おどまくゎんじんくゎんじん」はこの意といふ。九州では「くゎん」の讀みを保存する地域が多かった。勸進縒りとは紙縒りの事。∴辨慶の〜帳。
くゎんたい【歡待=款待】カンタイ
⇒歡こぶ。
ぐゎんぢゃぅ【頑丈】ガンジョウ
岩乘・岩疉・岩丈・頑丈など、さまざまな表記あり、今は「頑丈」が一般的。
くゎんなふ【桑納】カンノウ〔地名〕
千葉縣八千代市の地名(〒276-0006)。「くはんなふ」とすべきか。
| [くゐ] | (kui/hui) | (旧き) | …05u危慣詭カゴ跪カ\05uh毀カゴh燬カゴ\05uh麾カゴ\05u虧カゴ\06u喟カゴ\06u逵カ\06u馗カ軌カゴ\08uh揮カh輝カh暉カゴ\08uh徽カ\08u貴カゴ06u簣カ饋カ匱カ櫃カ\08u鬼カゴ06u愧カゴ餽カ\08uh卉カ\08u歸(帰皈)カ\ |
|---|
| [ぐゐ] | (gui/hui) | (旧ぎ) | …05u僞(偽)カゴ\08u魏カ巍カゴ\ |
|---|
くゐしゃぅ
【徽章】キショウ⇒記章も近義だが假名遣は異る。
くゐそん【毀損】旧きそん
棄損は書替へ字。毀つ、と棄るでは意味も假名遣も異る。∴名譽〜。
| [くゐゃぅ] | (kiuang/hiuang) | (旧きゃぅ) | …42u匡カ框カ筐(筺)カ\42u狂カ誑カ\44uh兄ゴ42uh況(况)カ\ |
|---|
| [くゐょく] | (kiuok/hiuok) | (旧きょく) | …48uh洫カ\ |
|---|
| [くゐん] | (kuin/huin) | (旧きん) | …21u22u窘カ\22u菌カ麕カ21u箘(箟)カ\ |
|---|
| [くゑ] | (kuia/huia) | (旧け) | …12u圭ゴ[クヱイ]15u挂ゴ卦ゴ掛ゴ褂ゴ[クワイ]\41uh華ゴ\41uh匕ゴh化ゴ\ |
|---|
| [ぐゑ] | (guia/huia) | (旧げ) | …14u外ゴ[グワイ]\ |
|---|
| [くゑい] | (kuiai/huiai) | (旧けい) | …12u圭カ珪カ桂カh畦カ鮭カ奎カ袿カ閨カ罫カ15u挂慣\12uh慧カ\12uh惠(恵)カ\12uh攜(携)カ\ |
|---|
| [くゑぃ] | (kuiang/huiang) | (旧けい) | …44uh兄カ\47u冂カ冏カ絅カh迥カ炯(烱)カ\ |
|---|
| [くゑき] | (kuiak/huiak) | (旧けき) | …47u闃カ\ |
|---|
| [ぐゑき] | (guiak/huiak) | (旧げき) | …47u闃慣\47u鵙(鴃)慣\ |
|---|
くゑ
【九繪】クエ[動物]魚名。老成すると體の縞模樣が汚くなるため垢穢の名がついたといふ。九繪はその美稱。諸子はその老成魚で、朦朧魚または耄碌魚の意といふ。
くゑしゃぅ【化粧=化妝】ケショウ旧けしゃぅ
⇒粧ひ。⇒氣配。
| [くゑつ] | (kuiat/huiat) | (旧けつ) | …26u闕カ厥カ獗カ蹶カ\33u決(决)カ訣カ抉カ\33uh穴カ\33uh血カ\33u譎カ\ |
|---|
くゑつ【尻】旧けつ〔音訓〕
俗にケツと呼ぶのは穴からの借音。
| [ぐゑつ] | (guiat/huiat) | (旧げつ) | …26u月カ\ |
|---|
くゑる
【蹴】ケル〔近21〕文語下一段動詞。⇒蹴る。∴馬の子や牛の子に蹴ゑさせてん(梁塵祕抄)。∴當麻蹶速。
| [くゑん] | (kuian/huian) | (旧けん) | …26uh喧カh暄カh諠カ\33uh絢カゴ\33u犬カゴ\33uh縣(県)カh懸カ\33u羂カゴ涓カゴ鵑カゴ\33uh鉉カ\34u拳カ眷カゴ倦カ捲カゴ26u圈(圏)カ券(劵)カ綣カ\34u權(権)カ\ |
|---|
| [ぐゑん] | (guian/huian) | (旧げん) | …26u元カ芫カ阮カ\26u原カ源カ愿カ\32uh幻ゴ\33uh玄ゴh眩ゴh衒ゴ\34u拳ゴ\ |
|---|
グヱン【阮朝】〔外來〕
越南の王朝名。阮。
くゑんくゎ【讙譁=喧嘩】ケンカ旧けんくゎ〔同源〕
「讙譁」「喧嘩」は「h-」の雙聲字。∴火事と〜は江戸の華。
ぐゑんのぅ【玄翁】ゲンノウ旧げんをう
玄翁の連聲。玄翁和尚が用ゐた鐵製の大型の槌で、那須野の殺生石を割ったといふ。玄能は宛字。
| 【くん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| くん | (kon/hon) | 【くん】 | …24u君カゴ裙カ\24uh訓カゴ\24uh熏カゴh薫カゴh勳(勲)カゴh醺カゴh燻カゴ\24uh葷カゴ\ | |
| 【ぐん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぐん | (gon/hon) | 【ぐん】 | …24u軍慣\24u羣(群)ゴ郡ゴ\ | |
くんづほぐれつ【組んづ解れつ】クンズホグレツ
組みつ解れつ。「つ」は完了の助動詞。
| 【け】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| くゑ | (kuia/huia) | 【け】(旧け) | …12u圭ゴ[クヱイ]15u挂ゴ卦ゴ掛ゴ褂ゴ[クワイ]\41uh華ゴ\41uh匕ゴh化ゴ\ | |
| け | (kia/hia) | 【け】 | …08h稀ゴ[キ]\08旡ゴ[キ]\08氣(気)ゴ[キ]\15懈ゴ[カイ]\16芥ゴ[カイ]\33uh懸慣[クヱン]\41家ゴ\41袈ゴ\41假(仮)ゴ\ | |
| 【げ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぐゑ | (guia/huia) | 【げ】(旧げ) | …14u外ゴ[グワイ]\ | |
| げ | (gia/hia) | 【げ】 | …13偈ゴ[ケイ]\15解(觧)ゴ[カイ]\19礙(碍)ゴ[ガイ]\41h下ゴ\41h夏ゴ\41牙ゴ\ | |
| 【けい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| くゑい | (kuiai/huiai) | 【けい】(旧けい) | …12u圭カ珪カ桂カh畦カ鮭カ奎カ袿カ閨カ罫カ15u挂慣\12uh慧カ\12uh惠(恵)カ\12uh攜(携)カ\ | |
| くゑぃ | (kuiang/huiang) | 【けい】(旧けぃ) | …44uh兄カ\47u冂カ冏カ絅カh迥カ炯(烱)カ\ | |
| けい | (kiai/hiai) | 【けい】 | …12啓カ綮カ\12契カh禊カ\12h系カ係カ\12繋カ\12計カ\12詣慣稽カ\12h兮カ盻カ\12h奚カ溪(渓谿)カh蹊カ鷄(鶏)カ\12笄カ\12繼(継)カ\12薊カ\12h醯カ\13憩(憇)カ\13掲カ\ | |
| けぃ | (kiang/hiang) | 【けい】 | …44京(亰)カ勍カ景カ憬カ\44競(竸)カ境カ\44卿カ\44慶カ\44敬カ警カ檠カ\46u頃カ傾カ\46勁カ痙カ輕(軽)カ頸(頚)カ47徑(径)カ經(経)カ逕カ剄カh脛カ45莖(茎)慣\46uh夐カ瓊カ\47h馨カ磬カ謦カ\47h形カh刑カh型カ44荊カ\47uh螢(蛍)カ46u煢カ\ | |
| ▼圭(くゑい)の形聲系列は大きく二系統に分れる 圭珪桂畦奎袿閨掛挂卦褂罫窪蛙鮭娃哇は [呉]ゑ・くゑ・くゑい・くゎい [漢]わ・わい・くゑい・くゎい 佳街鞋硅崖(崕)啀睚涯は (がい/げ)などとなる 恚は例外的に(い/い[慣]けい)であり、 封(ほぅ/ふぅ)幇(はぅ)は圭と無關係である。 蛙は(わ/ゑ)の他に[慣]あの音となる。 以下の三字は意味によい二系統の兩方に跨る。 鮭(くゑい/くゑ)ふぐ、さけ (かい/げ)肴 娃(あい/え)美しい (わ/ゑ)嬰兒 哇(あい/え)吐く (わ/ゑ)吐く | ||||
| 【げい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| げい | (giai/hiai) | 【げい】 | …12倪カ猊(貎)カ睨カ霓カ鯢カ麑カ\13藝(芸)カ囈カ\ | |
| げぃ | (giang/hiang) | 【げい】 | …44迎カ\44鯨慣黥慣\ | |
けぃうん【卿雲=慶雲】〔同源〕
卿・慶。
けぃてぃ【逕庭】
⇒逕庭。
| [けう] | (kiau/hiau) | …35叫カゴ\35梟カゴ\35竅カゴ徼ゴ\36喬カ轎カ橋カ僑カ矯カゴ蕎カゴ嬌カゴ驕カゴ\37教ゴ\37餃ゴ\ |
|---|
| [げう] | (giau/hiau) | …35尭カゴ嶢カゴ僥慣h曉(暁)慣澆慣驍慣36翹ゴ蟯慣\ |
|---|
けうとい
【氣疎い】うとましい。ケウトイ・キョウトイ、兩様の發音あり。『ぼっけえ、きょおてえ』は岩井志麻子の著。⇒木強者。⇒景織子。
けうゆぅ【梟雄】キョウユウ〔同源〕
驍雄と同義。「けうゆぅ」は疉韻のやうに見えるが、原音は「ケウヨング」のやうな音で、韻は踏んでゐない。もし韻を踏むなら「けういう」または「きょぅゆぅ」となる。
けうら【清ら】キョウラ〔音訓〕
古語。「きよらか」の轉。字音由來に非ず。
ケーソン【開城】〔外來〕
朝鮮の地名。→開・城(siang)。
けえる【歸】〔表音〕
「けへる」ではない。⇒ええぢゃないか。
けが【怪我】
漢字の怪我は宛字。∴〜の功名。〜の高名。
けがれる
【汚】〔同源〕汚穢は「w-」の雙聲字。
| 【けき】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| くゑき | (kuiak/huiak) | 【けき】(旧けき) | …47u闃カ\ | |
| 【げき】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぐゑき | (guiak/huiak) | 【げき】(旧げき) | …47u闃慣\47u鵙(鴃)慣\ | |
| げき | (giak/hiak) | 【げき】 | …44劇慣\44戟慣\44隙慣\44屐慣\44郤慣\47撃慣\47激慣h檄慣\47h覡慣\47h鬩慣\47鷁カ\ | |
げぢげぢ【】ゲジゲジ〔恆8-2〕
∴〜眉毛。
けぢめ【別・區別】ケジメ〔近01・恆6〕
締めるわけではないので「けじめ」とはならぬ。∴けぢめ見せる心なんありける(勢語)。
ケチャップ【ketchup】
一説に茄汁の南方音に由來するといふ。
| 【けつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| くゑつ | (kuiat/huiat) | 【けつ】(旧けつ) | …26u闕カ厥カ獗カ蹶カ\33u決(决)カ訣カ抉カ\33uh穴カ\33uh血カ\33u譎カ\ | |
| けつ | (kiat/hiat) | 【けつ】 | …2634訐カ\26h歇カ+34碣カ竭カ\33h頁カ\33挈カ潔カ\33h纈カh襭カ結カ\34桀カ傑カ\34u缺(欠)カ\ | |
| 【げつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぐゑつ | (guiat/huiat) | 【げつ】(旧げつ) | …26u月カ\ | |
| げつ | (giat/hiat) | 【げつ】 | …34孑慣\ | |
けづくろひ【毛繕】ケズクロイ〔近11〕
けっこう【結構】
∴日光を見ずして結構と言ふなかれ。∴〜毛だらけ猫灰だらけ。
けったいな【希代】
關西方言。希代の促音化。∴〜な話。
けづる【削・刊=刪】ケズル〔近02・恆7・同源〕
刊・刪。∴しのぎを〜。
げとう【夏油】〔地名〕
岩手縣北上市の温泉地。アイヌ語由來の地名といふ。
けなげ【健氣】
→健。異なりげ、の略とも。∴〜者。
けはしい【險】ケワシイ〔近05・同源〕
崔嵬は「-ai」の疉韻字。またの緩讀といふ。∴〜しき山道のありさまを(源・早蕨)。
けはひ
【氣配・化粧】ケハイ・ケショウ〔恆1〕氣配は古語「けはひ」の宛字。本來ならケワイと讀む筈のところ、漢字音に引かれてケハイと讀む。ただし鎌倉の「化粧坂」は「ケワイザカ」。同樣の地名は福島縣田村郡三春町化粧坂(〒963-7754)は「ケハイザカ」。⇒粧ひ。
けひ【飼飯】ケイ〔地名〕
兵庫縣三原郡慶野松原の古稱。現稱の慶野は假名遣が合はない。〒656-0306。
けひ【氣比神宮】〔地名〕
福井縣(越前國敦賀郡)敦賀市の神社。「ケイ」とは讀まぬ。
| [けふ] | (kiap/hiap) | …58夾ゴh峽(峡)慣h狹(狭)慣筴ゴh陜慣57h挾(挟)カh侠カ頬カゴ篋カゴ莢カゴ\60怯カ\60h脇カh脅カ57h協(叶)カ\ |
|---|
けふ【今日】キョウ〔近09・恆2〕
←この日。∴今日日。
| [げふ] | (giap/hiap) | …60業カ\ |
|---|
けふわ【協和=叶和】キョウワ
⇒叶へる。
けみ【檢見】
稻の毛を見る意。字音の檢ゆゑの「けみ」ではない。
けみす【閲】〔音訓〕
閲と讀むのは、檢からの借音。∴交戰スデニ四歳ヲ閲シ。
| [けむ] | (kiam/hiam) | (旧けん) | …56嶮慣驗(験)慣h險(険)カゴ檢(検)カゴ儉(倹)カ瞼カゴ58鹸ゴ6061劍カ(剣カ剱カ劒カ劔カ)\56黔カ\57兼カゴ謙カゴh嫌カ慊カゴ蒹カゴ+58歉カゴ\ |
|---|
| [げむ] | (giam/hiam) | (旧げん) | …56驗(験)カゴ\57h嫌ゴ\58減ゴ\60嚴(厳)カ儼カ\ |
|---|
げむ【驗】旧げん
←縁起の倒置「ぎえん」からとも。∴〜をかつぐ。〜が良い。
けむくぢゃら【毛むくぢゃら】ケムクジャラ〔表音〕
尨犬を根幹とした擬態語。
けむどんばこ【儉飩箱】旧けんどんばこ
慳貪とも。「儉約饂飩」の略といふ。
けむのん【劍呑】旧けんのん
「劍難」の轉。「劍呑」「險呑」は宛字。字音呑と「のむ」の混同によるものか。
けむぶん【檢分】旧けんぶん
また見分とも書くが、假名遣が一致しない。
けむまく【劍幕】旧けんまく
もと險惡の連聲變化で「けむまく」となったもの。また見幕・權幕とも書くが、假名遣は一致しない。
けむり【煙=烟】〔同源〕
煙・烟・因。
ける
【蹴】〔近21〕文語下一段動詞。古く「くゑる」であったが、現在一般には「ける」。相撲の祖「當麻蹶速」は「たいまのくゑはや」。「くゑる」は字音蹶から來たとの説もあり。⇒蹴る。
| 【けん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| くゑん | (kuian/huian) | 【けん】(旧けん) | …26uh喧カh暄カh諠カ\33uh絢カゴ\33u犬カゴ\33uh縣(県)カh懸カ\33u羂カゴ涓カゴ鵑カゴ\33uh鉉カ\34u拳カ眷カゴ倦カ捲カゴ26u圈(圏)カ券(劵)カ綣カ\34u權(権)カ\ | |
| けむ | (kiam/hiam) | 【けん】(旧けん) | …56嶮慣驗(験)慣h險(険)カゴ檢(検)カゴ儉(倹)カ瞼カゴ58鹸ゴ6061劍カ(剣カ剱カ劒カ劔カ)\56黔カ\57兼カゴ謙カゴh嫌カ慊カゴ蒹カゴ+58歉カゴ\ | |
| けん | (kian/hian) | 【けん】 | …26建カ健カ腱カ+34鍵カ\26h憲カ\26h軒カ\26獻(献)カ\32間ゴ繝ゴ\33牽カゴh痃カ\33研慣妍慣\33肩カゴ\33見カゴ硯慣\33h賢カ堅カゴ32慳ゴ\33繭カゴ\33h顯(顕)カゴ\34乾カ\34件カ\34遣カゴ譴カゴ\34u惓カ\34愆カゴ\34搴カゴ謇カゴ騫カゴ26蹇カゴ\34u狷カゴ絹カゴ\34甄カゴ\34虔カ\ | |
| ▼惓(けん)、拳眷圈券綣倦捲(くゑん) ▼悁捐(えん)、狷絹(けん)、羂涓鵑娟(くゑん) | ||||
| 【げん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぐゑん | (guian/huian) | 【げん】(旧げん) | …26u元カ芫カ阮カ\26u原カ源カ愿カ\32uh幻ゴ\33uh玄ゴh眩ゴh衒ゴ\34u拳ゴ\ | |
| げむ | (giam/hiam) | 【げん】(旧げん) | …56驗(験)カゴ\57h嫌ゴ\58減ゴ\60嚴(厳)カ儼カ\ | |
| げん | (gian/hian) | 【げん】 | …26言カ\32h限ゴ眼ゴ\33h弦ゴh絃ゴh舷ゴ\33h現ゴ\34彦カゴ諺カゴ\ | |
けんぐゑいじ【建花寺】旧けんげいじ〔地名〕
福岡縣飯塚市。花。〒820-0049。
ケンゾー【高田賢三】〔姓名〕
正しい假名遣は「ケンザゥ」だらうが、個人名は變へ難い。
けんたむ【健啖=健啗】旧けんたん
⇒啖ふ。
げんのしょぅこ【現證據】〔植物〕
驗の證據、の説もあり。藥效確かな意といふ。
| 【こ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| こ | (ko/ho) | 【こ】 | …07己ゴ杞ゴ[キ]\09去ゴ\09虚ゴ\09據(拠)ゴ\09炬慣\11h乎カh呼カ\11古カ姑カ枯カ鈷カ估カh怙カ沽カ罟カ蛄カ詁カ辜カ鴣カ故カh胡カh糊カh湖カh瑚カh葫カh蝴カh餬カ固カ錮カ凅カ痼カ39個(个)唐箇唐[カ]43h涸慣[カク]\11庫カ\11h弧カh狐カ呱カ觚カ孤カ菰カ\11h戸カ雇カ顧カh扈カh滬カ\11股カ\11h虎(乕)カh琥カ\11鼓(皷)カ瞽カ\11h冱(冴)カ\11h壺(壷)カ\11h滸カ\11蠱カ\11賈カ\41u夸慣誇慣+11u跨慣11u袴カh瓠カ胯カ刳カ\ | |
| 【ご】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ご | (go/ho) | 【ご】 | …07期ゴ碁ゴ\09御ゴ\11h胡ゴh瑚ゴh醐ゴ\11五カゴ伍カゴ吾カ悟カ梧カ唔カ寤カ晤カ牾カ+09齬カゴ09圄ゴ語ゴ\11h互ゴh冱(冴)ゴh沍ゴ\11午カゴ忤カ\11呉カ娯カ誤カ蜈カ\11h護ゴ\51h後慣\51h后慣\51h篌慣\53檎慣[キム]\ | |
こい【濃】〔近12・13〕
∴濃口醤油
| 【こう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| かう | (kau/hau) | 【こう】 | …37交カ佼カ校カ絞カ郊カ咬カ狡カ纐慣蛟カ鵁カh效(効)カ35皎カ\37h孝カ酵カh哮カ\37攪(撹)カ\37h爻カh肴カh淆カ\37磽カ\37膠カ\38h好カゴ\38浩カh晧カh皓カ誥カゴ靠カゴ37窖カ\38高カゴ膏カゴ槁カゴ犒カゴ稾(稿)カゴh蒿カゴ37敲カh嚆カ\38h耗カゴ\38攷カゴ考カゴ栲カゴ37巧カ\38杲カゴ\38h昊カ\38槹カゴ\38皋(皐)カゴ\38睾カゴ\38羔カゴ\ | |
| かぅ | (kang/hang) | 【こう】 | …04h巷カ港カ\04江カh項カ扛カ杠カ矼カ缸カ肛カ槓カ腔カ\04講カ\04降カ絳カ\42仰慣43昂慣\42向ゴ\42h香ゴ\43岡カゴ綱カゴ鋼カゴ崗カゴ\43康カゴ糠カゴ慷カゴ鱇44庚カ\43亢カゴ抗カゴh杭カh航カ伉カゴh吭カ頏カゴ44坑カ\4442h亨カゴ\4443h行カ44h衡カh絎カ\44h杏カ\44更カ梗カ哽カ+45硬慣\44羹カ羮カ\45h幸カh倖カ\45耕(畊)カ\45耿カ\45鏗カ\ | |
| かふ | (kap/hap) | 【こう】 | …54合カh盒カ哈カ閤カ鴿カ蛤カ+58h洽カ58恰カ袷カ\55h盍カh闔カ54溘カゴ\59甲カh匣カh狎カ胛カ58岬カ55閘カゴ\ | |
| くゎぅ | (kuang/huang) | 【こう】 | …43uh黄カh簧カ廣(広)カゴ壙カゴ曠(昿)カゴ44uh黌カ鑛(鉱)カゴ礦(砿)カ絋カゴ\43u光カゴ恍カゴ洸カゴ絖カゴ胱カゴh晃カh滉カ\43uh皇カh凰カh徨カh惶カh湟カh煌カh篁カh遑カh隍カ44uh鍠カ\43uh荒カゴh慌カゴ\43uh肓カゴ\45uh紘カh宏カh浤カ\ | |
| こう | (kou/hou) | 【こう】 | …熕慣\51h後カ\51h侯カh候カh喉カh猴カh篌カ\51勾(句)カ\51h厚カ\51口カ釦カ扣カ\51h后カ垢カ詬カh逅(遘)カ\51拘カh佝カ鉤(鈎)カ\51叩カ\51冓カ構カ遘カ溝カ購カ媾カ搆カ覯カ\51h吼(吽)カ\51寇(冦)カ\ | |
| こぅ | (kong/hong) | 【こう】 | …01公カ蚣カ\01孔カ\01工カ功カ攻カh紅カh汞カh訌カh鴻カ貢カ控カ倥カ+04虹カゴ\01h洪カh哄カh鬨(閧)カ\04講ゴ\04降ゴ絳ゴ\48h興ゴ\49uh弘カ\49肯カゴ\49u肱カゴ\49u亙(亘)カゴ恆(恒)カゴ\49嫦カ\49uh薨カゴ\ | |
| ▼工を音符とする形聲文字は、大きく二系統に分れる。 ・工虹功攻紅汞訌鴻貢箜(こぅ/く) 空控倥(こぅ/くぅ) 虹(こぅ/ぐ、ぐぅ)通常はこちら。 (かぅ/こぅ) ・江項扛杠矼缸肛槓腔(かぅ/こぅ)漢音優先 跫(かぅ/こぅ[慣]きょぅ) ▼共を音符とする形聲文字は、大きく二系統に分れる。 ・共供拱蛬(きょぅ/く) 洪哄(こぅ/ぐ) 鬨(閧)(こぅ/く)「鬨」は通常こちらか。 ・鬨(閧)巷(かぅ/ごぅ) 港(かぅ/こぅ) ▼降絳(かぅ/こぅ) 降(かぅ/ごぅ) 佛教語では降伏でなく、呉音の降伏となる。降三世明王なども同樣。 ▼冓構遘溝購媾搆覯(こう) 講(かぅ/こぅ) 冓と講(kang)は元來全く異った發音であった。 | ||||
| 【ごう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| がう | (gau/hau) | 【ごう】 | …38拷慣h號(号)ゴ\38囂カゴ\38敖カゴ傲カゴ嗷カゴ熬カゴ螯カゴ遨カゴ鼇カゴ\38h毫ゴh豪ゴh壕ゴh濠ゴ\ | |
| がぅ | (gang/hang) | 【ごう】 | …42強ゴ\42h郷慣\43剛慣\ | |
| がふ | (gap/hap) | 【ごう】 | …54合慣\ | |
| ぐゎぅ | (guang/huang) | 【ごう】 | …45uh轟(軣)慣\ | |
| ごふ | (gop/hop) | 【ごう】 | …54合ゴh盒ゴ哈ゴ\60業ゴ\60劫(刧)慣\ | |
| ▼合を音符とする形聲文字は大きく四つの系統に分れる。いづれも佛教語以外は、漢音を優先。 ・合盒洽(かふ/ごふ)合は慣用音。 哈閤鴿蛤(かふ/こふ) 答(荅)搭鞳(たふ/とふ) ・塔(たふ/たふ) ・恰袷(かふ/けふ) 洽(かふ/げふ)地名「洽水」に限り(かふ/ごふ) 袷(かふ/けふ)あはせ (けふ/こふ)次、ひかへ ・給翕歙(きふ/こふ) 拾(しふ/じふ) | ||||
こぅが【嫦娥・
娥】コウガ
月世界の女神。嫦の正字は「」。漢の文帝の敬避により「嫦」となる。亘と常では形聲音符がうまく合はないが、後に「じゃぅが」とも。∴〜計畫(宇宙探査計畫)。
こうがふ【媾合】コウゴウ〔同源〕
また交合と書くが、假名遣は異る。
こうず【困ず】
←困のウ音便。
こうぢ
【小路】コウジ〔近01・02・10・恆2〕「こみち」のウ音便。京都では小路、愛媛縣西條市は巷、岩手縣では街と書くことが多い。大阪や神戸では小路と讀む。⇒大路と混同して「こほぢ」などと誤りやすい。∴〜隱れ。〜名。
こぅぢょ【控除】コウジョ
⇒控る。
こうっと【】〔表音〕
呼び掛け。「かうっと」かもしれない。
こぅのいけ【鴻池】〔姓名〕
鴻。
こぅのす【鴻巣】〔地名〕
埼玉縣の市名。鴻。
こぅふん【興奮】
⇒興奮。
こうや【紺屋】〔近10〕
紺屋のウ音便。∴〜の白袴。∴〜のあさって。
こぅや【空也上人】〔姓名〕
また弘也とも。空・弘。
ごうらぎ【椌木】〔地名〕
仙臺市。東北方言で木の空洞をゴーラといふ。假名遣未詳。〒984-0044。
こうりゃん【高梁】〔植物〕
高・梁(liang)。
こえる
【越】〔近15・恆4〕⇒越ゆ。
こえる【肥】〔近15・恆4〕
⇒肥ゆ。
ゴー・チョクトン【呉直棟】〔外來〕
シンガポール首相名。→棟(tong)。
こが【久我】〔姓名〕
久我家は源顯房を祖とする。久を「こ」とするのは、呉音以前のものか。我は「ぐゎ」ではない。
ごかい【沙蠶】〔動物〕
『大言海』は小飼と解釋してゐる。
こがう
【小督】コゴウ〔姓名〕⇒長官の殿。∴想夫戀。
コカコーラ【可口可樂】
→可。
こがす【焼=焦】〔同源〕
焼眉=焦眉。∴焦眉の急。
こきふ【呼吸】コキュウ
⇒吸ふ。
| 【こく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| こく | (kok/hok) | 【こく】 | …01谷カゴ\01哭カゴ\01h斛カh槲カ\01轂カゴ穀カゴ\02告カゴ梏カゴh鵠カ酷カゴ\46石慣[セキ]\49克カゴ剋(尅)カゴ\49刻カゴ\49h黒カゴ\49u國カゴ(圀カゴ囗カゴ国カゴ)\ | |
| 【ごく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ごく | (gok/hok) | 【ごく】 | …03獄ゴ\48極ゴ\ | |
こくせんやかっせん【國姓爺合戰】
→姓(sing)。
こくゐでん【弘徽殿】旧こきでん
内裏後宮の一。→弘。∴〜の女御。
ここ【之・此・茲・斯】〔同源〕
之・此・茲・斯。
こごえる【凍】〔近15・恆4〕
ここに【攸=由】〔同源〕
發語の助詞。攸。由。
こごゆ【凍】〔近19〕
文語下二段動詞。
こころみる【試】〔近21〕
文語上一段動詞。
ございます【御座】〔近13*・恆5〕
←「御座ります」のイ音便。宛字「御座居ます」では「ござゐます」となり、好ましくない。⇒御座えやす。
こし
【越】〔地名〕新潟縣郡名。『舊事本紀』に高志國造。後に北陸一帶を表す地名となる。高と假名遣が合はないが、高麗などしばしば「こ」に宛てる。⇒越後。
ゴジラ
【】想像上の怪獸名。ゴリラと鯨の合成名といふ説あり。
ごしんぞ【御新造】
造。
こずゑ【梢】コズエ〔近03・14・15〕
←木+末。
ごぜえやす
【御座】〔表音〕←ござります。⇒ええぢゃないか。
ごぞんじ【御存じ】
←存ず。御存知は宛字。假名遣は合はない。
コチャヘ【】コチャエ〔表音〕
江戸俚謠『お江戸日本橋』。
こぢる【】コジル〔恆6〕
「じ」も可
こぢんまり【小】
小+ちんまり。
| 【こつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| こつ | (kot/hot) | 【こつ】 | …25乞ゴ\27u骨カ榾カ鶻カ\27u兀慣\27uh笏カh忽カh惚カ\ | |
ごっつぉう【御馳走】ゴッツォオ
走。∴ごっつぁんです。
こっとひ【特牛】コットイ〔地名〕
山陰本線の驛名。特牛は大きな牡牛の古語。千葉市の犢橋なども同樣の語源。
ことごとく【悉・盡】〔同源〕
悉・盡。
ごとし【如=若】〔同源〕
如・若。
ことぢ【琴柱】コトジ〔近01〕
柱。
ことば【詞=辭】〔同源〕
詞・辭。
ことひら
【琴平】〔地名〕香川縣(讚岐國那珂郡)の町名。金毘羅宮門前町。明治元年に「金刀比羅宮」となり、明治二十二年には町名が「琴平町」となる。刀と假名遣が合はないが、⇒刀自などしばしば「と」に宛てる。⇒金平牛蒡ぅ。
ことわけ【理由】〔恆1〕
ことわざ【諺】〔近04・05・恆1〕
ことわり【理】〔近04・05〕
「事割り」の意。∴理に過ぐ。理無し。
ことわる【斷】〔近04・恆1〕
∴斷り書き
このわた【海鼠腸】〔近04・恆1〕
「なまこ」の「はらわた」の鹽づけ。
このゑ
【近衞】コノエ近・衞はいづれも呉音。「近の衞」の略ではない。⇒行衞。
こはいかに【此は如何に】
此+は(助詞)+如何+に。童謠『浦島太郎』の一節「歸りてみればこはいかに」はしばしば「怖い蟹」と誤解された。
こはう【怖】コオウ
「怖く」のウ音便。∴〜ござります。
こはし【毅】コワシ〔姓名〕
名乘字。∴井上〜。
こはし【恐】コワシ〔近05〕
こはす
【壞】コワス〔近05〕⇒潰える。
こひ【鯉】コイ〔近12〕
∴〜の瀧登り。
こひし【戀】コイシ〔近12〕
「戀」の字憶え歌は、「糸し糸しと言ふ心」。『徒然草』第六十二段の歌は「ふたつもじ(こ)牛の角もじ(い)すぐなもじ(し)ゆがみもじ(く)とぞ君はおぼゆる」と解釋されてゐる。
こひねがふ
【希=冀=覬=庶幾=尚】コイネガウ〔同源〕希・冀・覬・庶幾・尚。希望はまた冀望と書く。∴行く先長きことを〜ふも(源・幻)。
| [ごふ] | (gop/hop) | …54合ゴh盒ゴ哈ゴ\60業ゴ\60劫(刧)慣\ |
|---|
ごふつくばり【業突張】ゴウツクバリ
強突張とも書くが、假名遣は異る。
こふのとり【鸛】コウノトリ〔動物〕
音の由來未詳。
こほげ【郡家】コウゲ〔地名〕
鳥取縣などに分布する地名。
こほり【氷】コオリ〔近08〕
「冰」は「氷」の正字であるが、戰前の實態としてはさほど使はれなかった。高野豆腐はまた「こほり豆腐」とも。
こほろぎ
【蟋蟀】コオロギ〔聯綿〕コホロと鳴く聲によるといふ。蟋蟀は「s-」「-ut」の聯綿字。
こま
【高麗】〔地名〕朝鮮の古稱。高と假名遣が合はないが、しばしば「こ」に宛てる。⇒刀自。∴〜ねずみ。
こまい
【氷下魚】〔動物〕⇒氷魚。體の小さい意。
ごまかす【】
「誤魔化す」は宛字。
| [こむ] | (kom/hom) | (旧こん) | …53金ゴ欽ゴ\53今ゴ\54紺ゴ\ |
|---|
| [ごむ] | (gom/hom) | (旧ごん) | …60嚴(厳)ゴ\ |
|---|
こむ【込】〔音訓〕
「混む」と書く時あり。字音混に由来するものではない。
こむぱる【金春】旧こんぱる
金春大夫をまた今春大夫とも。金・今。
こや【崑陽】〔地名〕
兵庫縣。伊丹市(攝津國川邊郡)崑陽池(〒664-0015)。←陽。
こゆ
【越】〔近19〕文語下二段動詞。⇒越える。
こゆ【肥】〔近19〕
文語下二段動詞。⇒肥える。
こゆるぎ【小餘綾・小動】〔地名〕
〒神奈川縣/高座郡寒川町(253-0102)⇒餘綾。
ごらうず【御覽ず】ゴロウズ
「ごらむず」のウ音便。覽。
これ【惟=伊】〔同源〕
惟・伊。名乘り字で「これ」「ただ」などに使ふ。∴惟喬親王。惟任光秀。藤原伊尹。
これ【諸=之於=之乎】〔同源〕
諸は、之於・之乎の急讀。「君子求諸己、小人求諸人(論語)」は「君子求之於己、小人求之於人」と解釋できる。
これはこれは【】
感動詞
ころもがへ【更衣】コロモガエ〔近15〕
こわいろ【聲色】〔近04・恆1〕
聲+色。
ごわす【】〔表音〕
九州方言。
こわだか【聲高】〔近04〕
⇒聲。
こわね【聲音】〔近04・05〕
ごゐさぎ
【五位鷺】ゴイサギ〔動物〕醍醐天皇から五位を賜ったといふ故事にちなむ。⇒一位。
こゑ
【聲】コエ〔近14・15・恆4〕こをなご
【小女子】コウナゴ〔動物〕⇒玉筋魚の異名。假名遣未詳。⇒雜魚。
こをり【桑折】コオリ〔地名〕
福島縣(陸奧國伊達郡)の町名。
| 【こん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| こむ | (kom/hom) | 【こん】(旧こん) | …53金ゴ欽ゴ\53今ゴ\54紺ゴ\ | |
| こん | (kon/hon) | 【こん】 | …26建ゴ\26獻(献)ゴ\27u困カゴ梱カゴ悃カゴ\27u坤(巛)カゴ\27uh昏カゴh婚カゴ\27u昆カゴh混カ崑カゴ棍カ焜カ鯤カゴ菎カゴ\27uh魂カ\27u壼カゴ\27uh渾カ褌カゴh琿カ鶤カゴ諢慣\27uh溷カ\27u袞カゴ滾カゴ\27u鯀カゴ\28艮カゴh恨カ跟カゴh很カ根カゴh痕カ狠カ墾カゴ懇カゴ\ | |
| 【ごん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ごむ | (gom/hom) | 【ごん】(旧ごん) | …60嚴(厳)ゴ\ | |
| ごん | (gon/hon) | 【ごん】 | …25勤ゴ\25h欣慣\26言ゴ\34u權(権)ゴ\ | |
こんかう【混淆=溷淆】コンコウ
⇒溷る。
こんず【混】〔近03〕
ごんだうくぢら
【五島鯨】ゴンドウクジラ〔動物〕⇒巨頭鯨の表記もあり。五島列島にちなむといふ。
こんだく【溷濁=混濁=渾濁】
⇒「にごる(溷=混=渾)」。
ごんどうくじら
【巨頭鯨】〔動物〕⇒五島鯨の表記もあり。「鯨」は「⇒くぢら」「くじら」兩説あり。
こんとん
【渾沌=混沌=溷敦】〔聯綿・同源〕「-on」の疉韻字。渾・混・溷・沌・敦。⇒溷る。
こんにゃく【蒟蒻=菎蒻】〔植物・同源〕
「くにゃく」の變。∴〜問答。
こんめい【昏迷・混迷】
昏い、と混るでは假名遣が一致するものの、字義は異る。
こんろん【崑崙】〔地名・聯綿〕
西域の靈山。「-on」の疉韻字。
| 【さ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| さ | (sa) | 【さ】 | …39左カゴ佐カゴ嵯(嵳)カ瑳カゴ搓カゴ磋カゴ蹉カゴ1541差慣41嗟ゴ槎カ\40唆カゴ梭カゴ\40鎖カゴ瑣カゴ\41些ゴ\41叉カ15釵慣[サイ]\41査カ渣カ\41砂カ紗カ沙カ裟カ鯊カ+40莎カゴ39娑カゴ\41詐カ鮓カ39作カゴ\41茶唐\41嗄カ\ | |
| 【ざ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ざ | (za) | 【ざ】 | …40坐ゴ挫慣座ゴ蓙慣\ | |
| 【さい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| さい | (sai) | 【さい】 | …12妻ゴ\12犀ゴ\12細ゴ19顋(腮)カゴ\12西ゴ+15洒カゴ\12切ゴ\12齊(斉)慣濟(済)ゴ16齋(斎)カ儕カ\13歳ゴ\13祭ゴ際ゴ14蔡カゴ\14最カゴ\15債カ\15灑カ\16殺カ\17砦カ15柴カ\18倅(伜)カゴ淬カゴ碎(砕)カゴ\18崔カゴ催カ摧カ\19再カゴ\19塞カゴ賽カゴ17寨カ\19宰カゴ縡カゴ07滓慣[シ]\19才カ財(戝)カ16豺(犲)カ\19栽カゴ裁カ載カゴ哉カゴ\19災(巛)カゴ\19采カゴ綵カゴ採カゴ彩カゴ菜カゴ\19猜カゴ\ | |
| 【ざい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ざい | (zai) | 【ざい】 | …12劑(剤)ゴ\18罪ゴ\19在ゴ\19材ゴ財(戝)ゴ\ | |
さいう【左右】サユウ〔聯綿〕
「いう」は漢字の原音からさう隔たってゐない。「いふ」はイップ、「ゆぅ」はユングのやうな音であった。⇒左右。
さいかち【皀莢】〔植物〕
『大言海』は皀角子の轉とする。
さいぐさ
【三枝】〔姓名〕←「さきくさ」の音便。「⇒さえぐさ」とも、枝が三つ又に分れた福草といふが實態は不明。∴この殿はむべも富みけりさきくさのみつばよつばに殿つくりせり(『古今集』假名序)。
サイゴン
【西貢】〔外來〕越南の都市名。現在の⇒胡志明市。→貢(kong)。
さいさき
【幸先】「さひさき」ではない。⇒幸ひ。
さいづち【小槌】〔近12*・13〕
∴〜頭。
さいて【指】〔近13〕
さいなむ【叱責】〔恆5〕
「さきなむ」のイ音便。
さいなら【】
←さやぅなら。
さいのかみ
【塞の神】〔音訓〕←⇒遮る。字音塞による宛字。「幸の神」の音便といふ説もあり。「さいのかみ」といふ地名は多いが、ことごとく「賽、塞、幸、齊、妻、才」などの字を宛てる。鳥取縣境港市佐斐神町(〒684-0055)などハ行に宛てる例は珍しい。栃木縣眞岡市道祖土(〒321-4315)もハ行ではない。
さいはい【采配】〔恆5〕
恆5ではイ音便とするが、字音采かと思はれる。∴〜を振る。
さいはて【最果】
∴〜の町。
さいはひ
【幸】サイワイ〔近04・11・12・13・恆1・5〕咲き+延ふ、のイ音便。⇒幸先。
| [さう] | (sau) | …37巣カ樔カ勦カ+36剿慣\37爪カ抓カ笊カ\38操カゴ藻カゴ燥カゴ噪カゴ懆カゴ澡カゴ躁カゴ譟カゴ\38早カゴ草カゴ\38曹カ槽カ漕カ糟カゴ遭カゴ\38蚤カゴ掻カゴ騷(騒)カゴ\38嫂カゴ艘カゴ\38棗カゴ\38竈(竃)カゴ\38艸カゴ\50帚慣箒慣38掃カゴ\ |
|---|
| [さぅ] | (sang) | …04雙(双)カ\04窗(窓)カ\42粧(妝)カ\42爽カ\42相ゴ想ゴ箱ゴ霜カ孀カ\42剏カ\42壯(壮)カ莊(荘庄)カ裝(装)カ\43桑カゴ\43倉カゴ蒼カゴ滄カゴ艙カゴ42創カ愴カ瘡カ槍ゴ搶ゴ蹌ゴ44鎗カ\43喪カゴ\43葬カゴ\45爭(争)カ崢カ箏(筝)カ諍カ錚カ\ |
|---|
さう
【】ソウ〔恆2〕∴草加越谷千住の先よ。∴化けさうな傘貸す寺の時雨かな。
さう【左右】ソウ
←左右の略。∴津田左右吉。
| [ざう] | (zau) | …38造ゴ慥慣\ |
|---|
| [ざぅ] | (zang) | …42象ゴ像ゴ\43藏(蔵)ゴ贓(賍)慣臟(臓)ゴ\ |
|---|
さうかぅ【糟糠】ソウコウ
字音假名遣だけでは疉韻字のやうに見えるが、糟は「-au」、糠は「-ang」と韻が全く異る。元來は「サオカング」のやうな發音であった。∴〜ノ妻ハ堂ヨリ下サズ。⇒草莽。
さうかえ【】ソウカエ
さうきふ
【早急】ソウキュウ「さうきふ」「⇒さっきふ」兩讀あり。
さぅくゎぅ【蒼惶】ソウコウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。
さぅさぅ
【錚鎗=錚
】ソウソウ〔聯綿〕金屬の鳴る音の形容。「-ang」の疉韻字でサングサングのやうな發音であった。同樣の語には鏗鏘・鏗戛などがある。玉の鳴る語は⇒玲瓏など。
さうざうしい
【騷々】ソウゾウシイ〔恆2・音訓〕和語「さわさわし」のウ音便と言はれてきたが、字音怱々に由來するとの説あり、假名遣は「そぅぞぅし」か。騷。
さうし【冊子・草紙】ソウシ
冊・草。∴枕草子。∴おもうさうし。
さうして
【然】ソウシテ〔恆2〕∴〜誰も居なくなつた。⇒かうして。
さぅしゃぅ【創傷】ソウショウ
⇒瘡。
さぅしょぅ【
】ソウショウ
⇒玲瓏。
さうぜう【騷擾】サウジョウ〔聯綿〕
「-au」の疉韻字。∴〜罪。
さぅそつ【倉卒=草率=怱卒】ソウソツ
倉卒・草率・怱卒、と假名遣は少しづつ異る。手紙文末尾の早々・怱々なども同樣。
さうづ【早水・寒水・澤水】ソウズ〔地名〕
九州に分布する地名。
さぅづかばば【葬頭河婆】ソウズカババ〔佛教〕
奪衣婆の別稱。葬頭河は三途の川の轉。「しゃうつかばば」とも。
さぅばぅ【蒼茫】ソウボウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。蒼莽とも。∴〜たる大平原。
さうまぅ
【草莽】ソウモウ〔聯綿〕「草」も「莽」も「くさ」の意。「-au」の疉韻字に見えるが、原音は「サウマング」のやうに全く異る音であった。∴〜の臣。
さぅめぃ【滄溟】ソウメイ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。∴〜の彼方へ飛去る。
さうめん【索麺・素麺】ソウメン
元は「索麺」。素は宛字。∴〜流し。
さぅもん
【桑門】ソウモン沙門と同じ、僧侶の意。→桑。ただし⇒僧と語源は異る。
さぅらぅ【愴
】ソウロウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。かなしむ意。
さうらふ
【候】ソウロウ旧さふらふ〔近10〕「さぶらふ」のウ音便。從前は「さふらふ」とされた。⇒士。⇒居候。∴一筆申上候。
ざうり【草履】ゾウリ
草。∴藤吉郎は〜取から出世
さえ
【才】←才。
さえ【冴・冱】〔近15〕
⇒冱える。⇒冱ゆ。
さえぎる
【遮】旧さへぎる〔近16*〕先+切る、から「さいぎる」「さえぎる」と變化。從來「さへぎる」とされてきたが近年訂正。近16*は「さへぎる」。⇒塞の神。
さえぐさ
【三枝】〔地名・姓名〕←さきくさ。⇒さいぐさ、とも。
さえる
【冱・冴】〔恆4・同源〕冴は冱の異體字。。⇒冱ゆ。∴〜ゆく、〜わたる、〜まさる。
さかえ
【榮】〔近15・恆4〕⇒榮ゆ。⇒榮螺。
さかづき【杯】サカズキ〔近02〕
酒+杯。
さかひ
【界】サカイ〔近12〕堺市は大坂府の市名。
さかひ【疆=境】サカイ〔同源〕
疆・境。疆の字は土に彊を加へた形聲文字。⇒強い。∴疆域=境域。∴邊疆=邊境。⇒〜やさかひ。
さがみ【相模】〔地名〕
舊國名。→相。∴さねさし〜の小野に燃ゆる火の(弟橘媛)。
さかもり【宴=讌】〔同源〕
宴・讌。宴席はまた筵席とも。筵は「むしろ」の意。
さかゆ
【榮】〔近19〕文語下二段動詞。⇒榮え。∴榮ゆる御世に遇へらく思へば。
さがら【相良】〔地名〕
遠江國榛原郡の町名。舊幕時代に相良藩あり。←相(sang)。
さかわ
【酒匂】〔地名〕神奈川縣の川名、由來に諸説あり、荻生徂徠『南留別志』にワダとは曲る意、サカワダを略して酒匂川とする。『箱根縁起』に酒輪とあり。滿潮時に海水の逆流する「さかさがは」ともいふ。逆+勾ともいふ。同樣の地名に⇒川匂、⇒浦和、⇒島曲もあり。『地2673』
さぎちゃぅ【三毬杖=左義長】サギチョウ〔同源〕
杖・長。
さきに
【嚮・向・曩】〔同源〕嚮日=向日。曩日は先ごろの意。⇒向日。
さきんじる【先】〔恆8-1〕
| 【さく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| さく | (sak) | 【さく】 | …04朔カゴ槊カゴ45愬カ\15扠(搾)慣[サイ]\42削ゴ\4344索カゴ\43作カゴ昨カ柞カ筰カ+11酢慣[ソ]44炸カ窄カ45咋カ\43錯カゴ11醋慣[ソ]\43鑿カゴ\45策カ\45册(冊)カ柵カ\45嘖カ簀カ\ | |
さく
【咲=笑】〔同源〕咲は笑の本字。⇒笑ふ。
ざくろ【石榴・若榴】〔植物〕
石・若。
さくゎん
【主典】サカン佐官の音による。官職により「史・外記・録・屬・令史・疏・志・典・目・主帳・書吏」などとも書く。地名で「目」を「さくゎん」と讀む例が見られる。⇒目尾。⇒判官。
さけぶ【叫・號】〔同源〕
叫・號。⇒號泣。
ささえ【小筒・筒】〔近16〕
さざえ
【榮螺】〔近16・恆4〕⇒榮え。∴〜の壺燒。サザエさん。
ささふ【佐々布】サソウ〔地名〕
島根縣八束郡宍道町(〒699-0406)
ささへ【支】ササエ〔近10・14〕
∴前に聳え後方に支ふ(箱根八里)。
さじ【匙】〔近01〕
茶+匙。∴〜加減。〜を投げる。
さしおさへ【差押】サシオサエ〔近16〕
さじき【棧敷】
假床の轉。∴天井〜。
させほ
【佐世保】〔地名〕長崎県の市名。サセオとは讀まない。⇒佐保。
| 【さつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| さつ | (sat) | 【さつ】 | …29薩カ\29撒カ\30拶カ\30撮カ\31刷カ\31刹カ1632殺慣\32察カ29擦カ\32扎カ札カ紮カ\45册(冊)慣[サク]\54颯慣[サフ]\58箚慣[タフ]\ | |
| 【ざつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ざつ | (zat) | 【ざつ】 | …54雜(雑襍)慣[サフ]\ | |
さつき【皋=皐】〔同源〕
皐は皋の異體字。「さ」は「さばへ」「さみだれ」などの「さ」と同じく「五月」の意といふ。
さっきふ
【早急】サッキュウ「⇒さうきふ」「さっきふ」兩讀あり。
さづける【授】サズケル〔近02・恆7〕
さっそく【早速】
早+速。
ざったふ【雜沓】ザットウ
また雜鬧とも書くが、假名遣は合はない。沓は「かさねる」「くつ」の意。鬧は「みだれる」「さわがしい」意。「雜踏」は書替へ字。
サトウハチロー【佐藤八朗】〔姓名〕
八朗が正しい假名遣だが、固有名詞は改め難い。
さなだ【眞田】〔姓名〕
苗字の一。→眞。∴〜幸村。〜十勇士。
さなへ【早苗】
→早。∴〜歌。〜月。
さはたり【澤渡温泉】サワタリ〔地名〕
群馬縣吾妻郡。「さ」+「わたり」ではない。
さはら【早良親王】サワラ〔姓名・地名〕
また福岡縣(筑前國)の郡名。昭和五十七年に福岡市西區から早良區を分立。
さはら【鰆・椹】サワラ〔動物・植物〕
體形が細いため狹+腹といふ。
さはる【觸】サワル〔近04〕
さひか【雜賀】サイカ〔地名〕
和歌山市(紀伊國海部郡)。『萬葉集九一七』に左日鹿野。←雜。
さひき
【佐伯】サイキ〔地名・姓名〕大分縣(豐後國海部郡)の市名。廣島縣「佐伯郡」は「⇒さへき」。
さびしい【蕭條】〔同源〕
蕭條は「-eu」の疉韻字。寂寞(呉音じゃくまく)は「-ak」の疉韻字。∴蕭條として石に日の入る枯野かな(蕪村)。
| [さふ] | (sap) | …54匝カ\54卅カ\54颯カ\58插(挿)カ歃カ\ |
|---|
| [ざふ] | (zap) | …54雜(雑襍)慣\ |
|---|
さふさ【匝瑳郡】ソウサ〔地名〕
千葉縣(下總國)の郡名。「狹布佐郷」。←匝の呉音は「そふ」だが、「そふさ」ではない。
さぶらぅ
【三郎】サブロウ〔姓名〕三→さぶ。
さぶろくじふはち
【三六十八】サブロクジュウハチ九九の一つ。「さむろくじふはち」とも。三→さぶ。
さへ【】サエ〔近20〕
助詞。「添へ」の轉といふ。
さへき
【佐伯】サエキ〔地名・姓名〕廣島縣(安藝國)の郡名。大分縣「佐伯市」は「⇒さひき」。
さへづる【囀】サエズル〔近15・恆7〕
さほ
【佐保】〔地名〕奈良市(大和國添上郡)の地名。(〒630-8105)。「サオ」ではない。⇒佐世保。
ざま【座間】〔地名〕
神奈川縣(相模國)の市名。古の伊參郷。→參。
さまよふ【尚羊=相羊=翔羊=倡佯】サマヨウ〔同源・聯綿〕
襄洋も同義。尚羊などはいづれも「-ang」の疉韻字。尚・相・翔・倡。彷徨・彷佯は「-ang」、徘徊・裴囘は「-ai」の疉韻字。∴山野を尚羊ふ。
| [さむ] | (sam) | (旧さん) | …54參(参)カゴ慘(惨)カ驂カ\54蠶(蚕)カ\55三(參参)カゴ\55槧カ\58杉カ59衫カ\59纔カ巉カ讒カ\59芟カ\ |
|---|
さむ【三=參】旧さん〔同源〕
三・參。「參」は數字の誤記を防ぐための書き方。十三(〒532-0024)は大阪市淀川區の地名。⇒三六十八はち。⇒三郎。
サムスン【三星】
韓国の企業名。→三。
| [ざむ] | (zam) | (旧ざん) | …54慘(惨)慣\58斬慣嶄慣55暫ゴ56慙(慚)ゴ塹慣\59懺(懴)慣\ |
|---|
さむたむ【慘憺】旧さんたん〔聯綿〕
「-am」の疉韻字。「慘胆」は非。「憺」の旁と旦では音が隔たる。∴苦心〜。
さむぢょ【芟除】サンジョ旧さんぢょ
⇒芟。
さむみ
【三位】サンミ旧さんみ→三。位が「み」となるのは「む」に引きずられた連聲の現象。⇒散位。∴〜一體。
さむらひ
【士・侍】サムライ〔近12・同源〕「さぶらふ」の連用形の名詞化。士・侍。⇒候ふ。
さもにたり
【髣髴】〔同源〕髣髴・彷彿は「f-」の雙聲字。⇒魴。
さゆ
【冴】〔近19〕文語下二段動詞。⇒冱え。
さよ【佐用】〔地名〕
兵庫縣(播磨國)の郡名、町名。『播磨風土記』に「讚容里」。『天智天皇即位前紀』に「狹夜郡」。昭和三十年に町名を「さよ」から「さよう」に變更。→用。松浦佐用姫は福岡の傳説で別地名。
さらら【讚良】〔地名〕
大阪府(河内國)の郡名。『欽明紀』に更荒郡。
さる【猿=
】〔同源〕
猿・。
さるをがせ【猿麻
】サルオガセ〔植物〕
ざわぅ【藏王】ザオウ〔地名〕
東北地方の山名。藏。∴〜權現。
さわぐ【騷・噪・鬧】〔近04・05・恆1・音訓・同源〕
字音騷に由來するとの説もあり。騷・躁・鬧。
さわさわ【】〔恆1〕
葉ずれ。⇒騒々しい。
ざわざわ【】〔表音〕
さわやか【爽】〔近04*・05・音訓〕
字音爽に由來するとの説あり。
さを【竿・櫂・棹・橈】サオ〔近07・08・恆3・同源〕
櫂・棹・橈。∴〜さす。〜になれ、鉤になれ。
| 【さん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| さむ | (sam) | 【さん】(旧さん) | …54參(参)カゴ慘(惨)カ驂カ\54蠶(蚕)カ\55三(參参)カゴ\55槧カ\58杉カ59衫カ\59纔カ巉カ讒カ\59芟カ\ | |
| さん | (san) | 【さん】 | …29傘カゴ\29散カゴ繖カゴ撒慣33霰慣\29珊カゴ跚カゴ31刪カ\29餐カゴ粲カゴ燦カゴ\29戔カ32盞カ3132棧(桟)カ\29贊(賛)カゴ讚(讃)カゴ30攅カ鑽(鑚)カゴ\30算カゴ纂カゴ31簒カ\30酸カゴ\30蒜カゴ\30爨カゴ\30纉カゴ\31潸カ\31閂カ\32山カ+31汕カ\32産カ\ | |
| 【ざん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ざむ | (zam) | 【ざん】(旧ざん) | …54慘(惨)慣\58斬慣嶄慣55暫ゴ56慙(慚)ゴ塹慣\59懺(懴)慣\ | |
| ざん | (zan) | 【ざん】 | …29殘(残)ゴ\30竄慣\ | |
さんいつ【散逸=散佚】
⇒失ふ。
さんえ【】〔表音〕
(呼びかけの終助詞)。∴もし〜さんえ。
さんせう
【山椒】サンショウ〔植物〕山椒魚は特別天然記念物の動物。山椒大夫とは山莊の訛といふ。⇒椒。
さんぢょ【刪除】サンジョ
⇒芟。
さんに
【散位】位を「に」と讀むのは散に引きずられた連聲の現象。⇒三位。∴〜寮。
サンピンちゃ【香片茶】
沖繩方言でジャスミン茶の意。戰後、臺灣を通じて北京語香片が傳來したものか。
サンフランシスコ【桑港】〔外來〕
→桑(sang)。
さんゑ【産穢】サンエ〔近14〕
| 【し】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| し | (si) | 【し】 | …05此カゴ紫カゴ雌カゴ呰カゴ疵カ眥(眦)カ貲カゴ觜カゴ嘴慣\05匙カ\05支カゴ翅カゴ肢カゴ枝カゴ\05斯カゴ廝(厮)カゴ撕カゴ\05氏カゴ紙(帋)カゴ\05賜カゴ\05只カゴ咫カゴ\05弛カゴ施カ\05侈カゴ\05卮カゴ巵カゴ\05啻カゴ\05揣慣\05朿カゴ刺カゴ\05豕カゴ\06四カゴ泗カゴ駟カゴ\06師カゴ獅カゴ\06旨カゴ指カゴ脂カゴ嗜カ\06死カゴ屍カゴ\06私カゴ\06至カゴ鵄カゴ\06次カゴ茨カ姿カゴ資カゴ恣カゴ瓷カ咨カゴ諮カゴ\06示カ視カ\06自カ\06矢カゴ\06尸カゴ\06屎カゴ\06摯カゴ鷙カゴ\06祗カゴ砥カゴ鴟カゴ\06肆カゴ\06謚カ\06諡カ\07使カゴ\07司カゴ伺カゴ嗣カ詞カ飼カ笥カゴ祠カ\07史カゴ駛カゴ\07士カ仕カ志カゴ誌カゴ痣カゴ\07始カゴ\07子カゴ孜カゴ仔カゴ\07市カ柿カ06姉カゴ\07思カゴ偲カゴ\07止カゴ齒(歯)カゴ址カゴ沚カゴ趾カゴ阯カゴ祉慣05徙カゴ\07詩カゴ畤カゴ塒カ\07試カゴ\07之カゴ芝カゴ\07巳カ祀カ\07孳カゴ\07幟カゴ熾カゴ\07廁(厠)カゴ\07滓カゴ梓カゴ\07竢カ\07絲(糸)カゴ\07耜カ\07蚩カゴ嗤カゴ\07錙カゴ輜カゴ緇カゴ\ | |
し【四】〔同源〕
。四と讀むのは訓「よ」「よつ」を漢字音風に訛ったもの。肆は數字の誤りを防ぐ書き方だが、日本ではあまり使はれない。∴〜の五の言ふでない。
| 【じ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じ | (zi) | 【じ】 | …05r爾(尓)カz璽慣\05r兒(児)カ\06z示ゴ\06z自ゴ\06r二(弍)カ貳(貮弐)カz次慣\07z仕ゴ\07z事(亊)ゴ\07z似ゴ\07z字ゴ\07z寺ゴ侍ゴ恃ゴ時ゴ蒔ゴ\07r而カ轜カ\07r耳カ餌カ珥カ\07z茲ゴ慈ゴ滋慣磁ゴ\07z辭(辞)ゴ\ | |
| ぢ | (di) | 【じ】 | …06d地ゴ\06n尼カ怩カ\06n膩カ\07d持ゴ痔ゴ峙ゴ\07d治ゴ\09d除慣[チョ]\ | |
| ▼寺侍恃時蒔(じ)、持痔峙(ぢ)、(形聲音符は之) 待(たい)、等(とぅ)、特(とく)、も同じ形聲文字 ▼恥の形聲音符は耳。 ▼膩(ぢ)、貳(じ)。 ▼「余」の形聲音符字はサ行とタ行に大きく分れる。 詳細は「じょ・除(ぢょ)」の項目を參照の事、 | ||||
じ【】〔恆8-2〕
助動詞。∴顧みはせじ(海征かば)。
しあく
【鹽飽】シワク〔地名〕香川縣丸龜市(〒763-0024)。「しはく」ではない。
しあはせ【幸】シアワセ〔近05〕
∴幾久しくお幸せに
しあひ【鹽間】シワイ〔地名〕
高知縣須崎市(〒785-0166)。「しはい」ではない。
| 【しい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しい | (si) | 【しい】 | …07弑慣\ | |
| ▼弑は漢音呉音ともに「し」。「しい」は慣用音。 | ||||
しいか
【詩歌】〔近13〕詩の長音化。⇒四時。∴〜管絃に巧み。
しいじ
【四時】〔近13〕四の長音化。⇒詩歌。∴〜の錯行するが如し(中庸)。
しいしい【爲爲】
する爲の連用形「し」を重ねた形、見い見い。∴遠慮〜
しいす【弑】
「しい」は音讀み。通常の漢字音に「いい」といふ音形は無い。本來の音弑をのばしたもの。
| [しう] | (siu) | …50囚カ泅カ\50周カ週カ\50州カ洲カ酬カ\50秀カ銹カ\50秋(龝穐)カ萩カ啾カ楸カ鞦カ愁慣甃慣+35湫慣36鍬慣\50繍(綉)カ\50臭カ\50舟カ\50酋カ遒(逎)カ鰌カ\50醜カ蒐慣\50祝カ\50袖カ岫カ\50鷲カ就カ01蹴慣[シュク]\50售カ讎(讐)カ\50收(収)カ\50羞カ\50脩カ修カ\50驟慣\ |
|---|
| [じう] | (ziu) | …50r柔カ蹂カ鞣カ\50z獸(獣)慣\ |
|---|
しうしう【啾啾】シュウシュウ〔表音〕
動物や亡靈のなく聲。「しう」は本來の音からあまり隔たらない。「しゅぅ」では本來シュング、「しふ」ではシップのやうな音となり、なき聲としてはふさはしくなからう。∴鬼哭〜。
しうしふ【收集=蒐輯】シュウシュウ
⇒蒐輯。
しうと【舅】シュウト〔恆2〕
「しひと」のウ音便。∴頑固な〜に仕へる。
しうまい
【燒賣】シュウマイ「しう」は燒の近世音からと思はれる。商標では「シウマイ」とも。⇒餃子。
しおほせる
【爲果】シオオセル⇒仰せ、と同源。「⇒しをはす」と誤りやすい。∴大仕事を爲果せる。
しかへし【仕返】シカエシ〔近16〕
∴後の〜が怖い
しがらき【信樂】〔地名〕
滋賀縣(近江國甲賀郡)の町名。紫香楽宮は聖武天皇の宮。「しが」から「sing→しゃぅ」の假名遣が想像されるが、「信」は「しん」。∴〜燒の狸の置物。
| 【しき】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しき | (sik) | 【しき】 | …48式ゴ\48織ゴ識ゴ\48色ゴ\ | |
| 【じき】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じき | (zik) | 【じき】 | …48z食ゴ\ | |
| ぢき | (dik) | 【じき】 | …48d直ゴ\ | |
しきゐ【閾・敷居】シキイ〔近11〕
專門用語で閾値を「しきい値」と改める事がある。∴御無沙汰で〜が高い
| 【じく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じく | (zik) | 【じく】 | …01r衄(衂)カ\ | |
| ぢく | (dik) | 【じく】 | …01d竺慣\01d軸ゴ舳ゴ\01n忸カ衄(衂)カ\ | |
| ▼衄(衂)の漢音は「じく、ぢく」の二音あり、同義。形聲音符丑ゆゑ「ぢく」とすべきか。現代北京語は「ぢく」の系統。 | ||||
じくじく【】〔恆8-2〕
滲む。∴傷口が〜膿む
しくじる【】
∴入試を〜。
しくゐ【指揮=指麾】シキ旧しき〔同源〕
揮・麾。
しげる【字=滋】〔同源〕
字・滋。
しげる【繁・蕃】〔同源〕
繁・蕃。蕃は慣用音。
しげる【懋=茂】〔同源〕
懋・茂。
しげる【鬱=蔚】〔同源〕
鬱・蔚。
じご【爾後=自後】
⇒自り。
しさふ
【宍粟】シソウ〔地名〕兵庫縣(播磨國)の郡名。『藤原宮木簡』に宍粟評。←宍+粟。宍は肉の異體字。⇒宍道湖。
ししいでん【紫宸殿】
宸のイ音便。
ししう【刺繍=刺綉】シシュウ
⇒繍。
しじま【無言】〔近01〕
∴朝の〜
しじみ【蜆】〔近01〕
∴〜の味噌汁
じじゅうでん【仁壽殿】
壽の延音。
しすゐ【酒々井】シスイ〔地名〕
千葉縣の市名。『常總軍記』に「出水」とあり、「しすい」かもしれない、「井」を宛てた時には既に「い」と「ゐ」の區別は無かったものと思はれる。「水」は江戸時代以降「すゐ」と誤る事が多かったが、そこまで意識した假名遣ではあるまい。姓に酒酒井あり。
したがふ【順・循・遵・徇】シタガウ〔同源〕
順・循・遵・徇いづれも「じゅん」。∴源順。
| 【しち】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しち | (sit) | 【しち】 | …21七ゴ\21質(貭)ゴ\ | |
しち【七=
】〔同源〕
「」は漆の異體字。數字の誤記を防ぐための書き方だが、日本ではあまり使はれない。∴お七夜。
しちまった
【】關東方言。關西なら「⇒してしもた」。∴祕密を洩〜。
| 【しつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しつ | (sit) | 【しつ】 | …21七カ叱カ\21失カ\21悉カ蟋カ\21漆カ膝カ\21疾カ嫉カ\21質(貭)カ\21桎カ室カ\21隲カ\23櫛カ\23瑟カ\53執慣[シフ]\53濕(湿)慣[シフ]\ | |
| 【じつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じつ | (zit) | 【じつ】 | …21r日カ衵カ\21z實(実)慣\ | |
| ぢつ | (dit) | 【じつ】 | …21n昵カ\21n衵カ\ | |
| ▼日(じつ/にち) 衵(ぢつ/にち)、婦人の肌着 (じつ/にち)、柔かい普段着 「あこめ」は國訓であるが、恐らくは「ぢつ」相當 | ||||
しづえ【下枝】シズエ〔近16〕
∴梅の〜
しづか【靜】シズカ〔近02・恆7〕
∴しづごころなく花の散るらむ。∴靜御前。
しづがだけ【賤ヶ岳】シズガダケ〔地名〕
滋賀縣伊香郡。∴〜の七本鎗。
じっきんせう
【十訓抄】ジッキンショウ「じふきんせう」ではない。十が促音化した場合は「じつ」となる。これは現代假名遣でも同樣。⇒十。⇒十分。
しづく【雫】シズク〔近02〕
雫石は岩手縣岩手郡の町名。航空事故で知られる。∴一〜の雨も降らぬ
しっくい
【漆喰】石灰の唐音。「漆喰」は宛字。「しっくひ」ではない。∴〜壁。
じっこん
【入魂】また⇒昵懇とも書くが、假名遣は一致しない。
しつしゅつ【蟋蟀】
⇒蟋蟀。
じって【十手】
「じゅって」ではない。⇒十。
じっと【熟】旧ぢっと〔近01*・恆8-2〕
「ぢ」も可。∴ぢっと我手を見る(石川啄木)。
しづめ【鎭】シズメ〔近03〕
∴靖國神社は國の〜。
しづり
【倭文】シズリ〔地名〕上古の倭文部・倭文織部から。現在も「倭文」で「しとり」または「しづり」の姓あり、また「倭文神社」も各地にあり。綾に比べて卑賤の者が用ゐたゆゑ「倭文の苧環」が「賤の苧環」と解されるやうになったといふ。∴倭文機に思ひ亂れて秋の夜の(後撰集)。
しづをか【靜岡】シズオカ〔地名〕
縣名。駿府の賤機山にちなんで明治二年に命名。「賤機」とは「倭文機」であるといふ。
してしもた
【】〔表音〕關西方言。關東なら「⇒しちまった」。∴失敗してまうた
じとじと【】〔恆8-2〕
∴〜とした濕氣
しな
【支那】秦の變化。China・晨旦も同樣。⇒印度。
しなひ【竹刀】シナイ
←しなふ割竹。∴〜で劍術稽古
しぬ【死】〔近21〕
文語ナ變動詞。∴〜の生きるのと大騷ぎ
しのだけ【箘=箟=
】〔同源〕
箘・昆・君。
しのぶ
【信夫】〔地名〕福島縣(陸奧國)の郡名。←信。⇒捩摺。⇒秩父。∴折口信夫(釋迢空)。
しはさむじふに【四八三十二】シワサンジュウニ
九九の一つ。現代假名遣では「しは」か「しわ」か一定しない。
しはす【師走】シワス〔近04〕
十二月は物事を「しをはす」事に由來するといふ。∴〜坊主。
しばふ
【芝生】シボウシバウ〔地名〕一般名詞としては「シバフ」だが、地名の場合は「シボウ」「シバウ」と讀むものが多い。∴隣の〜。
しばゐ【芝居】シバイ〔近11・恆5〕
∴一人〜。
しひ【椎】シイ〔近12・植物〕
『平家物語』の「上るべきたよりなき身は木のもとにしひ(椎・四位)を拾ひて世を渡るかな(源三位頼政)」の歌は、アハワ行の假名遣混同の例として著名。∴椎本(源氏)。
しひたげる【虐】シイタゲル〔近12〕
∴虐げられた人達
しひら【
】シイラ〔動物〕
體の大きさにくらべて魚肉が取れないため、籾殼ばかりで中に實のない秕に譬へたものといふ。多くの辭書では「しいら」とする。
| [しふ] | (sip) | …53執カゴ\53拾カ\53習カ褶カ\53襲カ\53輯カ葺カゴ緝カゴ楫カ\53集カ\ |
|---|
しぶ【澀】〔音訓〕
正字は「澀」だが、戰前の印刷物でも略字の「澁」はよく用ゐられた。漢音呉音しふ、慣用音じふ。訓讀みの「しぶ」は音由來との説がある。∴〜みがかった中年男。∴澁々金を拂ふ。
| [じふ] | (zip) | …53z拾ゴ\53z十ゴ什ゴ汁慣r廿カ\53z澀(澁渋)慣\ |
|---|
じふ
【十=拾】ジュウ十・拾。拾は數字の誤記を防ぐための書き方。捨とは別字。十錢、十手などを「じゅっ」とするのは誤。南朝四百八十寺など、「じっ」「しむ(sim)」は何れも「じふ(zip)」の音變。⇒十。⇒十訓抄。⇒牛車。∴寒山拾得。拾得物。
じふしまつ【十姉妹】ジュウシマツ〔動物〕
妹の音變。
じふにさう【十二社】ジュウニソウ〔地名〕
新宿區の地名。東京都廳の西にある熊野神社に、十二社の權現を勸請し、一社の内に相殿に祀った事にちなむと『遊歴雜記』にあり。十二雙、十二叢とも。鎌倉にも十二所なる地名あり、『地名2740』に同じく熊野神を祀ったものといふ。『地名2842』には、新宿の地名も「十二所」と記す。
じふぶん
【十分】ジュウブン充足からの類推で充分とも書くが、假名遣は一致しない。「十二分」はこの強調形だが、「充二分」とはしない。時間の長さは十分。∴もう〜頂きました。
しほ【機會】シオ〔近08〕
∴來客を〜に席を外す。
しほ【鹽】シオ〔近07〕
鹽は鹵(しほ)+監からなる字。略字の「塩」は草體で古くから使はれ、戰前の印刷物でも散見する。「シオサイト」は汐留貨物驛跡地の再開發都市名。⇒浦鹽斯徳ック。⇒鹽飽。∴手〜にかける。∴敵に〜を送る。
しまうて【了】シモウテ
了ひ+て(助詞)。關東であれば促音の「しまって」が多い。
しまわ
【島曲】〔近04〕⇒酒匂。∴〜に波が寄せる。
しみづ
【清水】シミズ〔姓名・地名〕姓では「しみづ」が一般的だが、地名では「きよみづ」「⇒しゃぅず」などあり。
しみる【浸・染・沁・滲】〔同源・音訓〕
浸・染・沁・滲。訓の「しむ、しみる」が漢字音由來かどうか不明。∴齒にしみわたる白玉の。
| [しむ] | (sim) | (旧しん) | …53侵カゴ浸カゴ寢(寝)カゴ駸カゴ\53審カゴ瀋カゴ\53心カゴ芯カゴ沁カゴ\53森カゴ\53深カゴ\53針カゴ\53岑カ\53忱カ\53怎カゴ\53斟カゴ\53滲カゴ蔘カゴ\53蕈カ\53譖(譛僣僭)カゴ簪カゴ\53讖カゴ\53鍼カゴ箴カゴ\ |
|---|
| [じむ] | (zim) | (旧じん) | …53r壬カ衽(袵)カ荏カ\53z尋ゴ潯ゴ54d蕁慣\53z甚ゴ54糂慣\53r稔カ\ |
|---|
しむげむ【森嚴】旧しんげん〔聯綿〕
「-im」の疉韻字。∴態度〜なるも温情慈父の如し。
しむしふ【侵襲】シンシュウ旧しんしふ〔聯綿〕
「-im・-ip」の疉韻字。
しむじむ【深甚】旧しんじん〔聯綿〕
「-im」の疉韻字。∴〜なる敬意を表す
しむしゅ【占守島】〔地名・音訓〕
北方領土の一島。占は恐らく訓由來。字音「せむ」ではあるまい。
しむじょあげ【
薯揚】シンジョアゲ旧しんじょあげ
「しむじょうあげ」とも。
じむぜむ【任冉=荏染】旧じんぜん〔同源・聯綿〕
任冉・荏染ともに「-im」の疉韻字。
じむべぃ
【甚平】旧じんべぃ甚+兵衞とも考へられ、假名遣未詳。陣兵羽織といふ説もあり。甚兵衛鮫は魚名。⇒助平。∴夏は粋な〜姿。
しむりむ【森林】旧しんりん〔聯綿〕
「-im」の疉韻字。
じめじめ【】〔恆8-2〕
∴〜した濕地帶。
しめぢ【占地・濕地】シメジ〔恆6〕
∴匂ひ松茸、味濕地。
しもふさ
【下總】シモウサ〔地名〕舊國名。←下+つ+總。⇒上總。
| 【しゃ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しゃ | (sia) | 【しゃ】 | …34這慣[ゲン]\41卸カゴ\41叉ゴ\41砂ゴ紗ゴ沙ゴ鯊ゴ39娑慣\41射カ謝カ\41赦カゴ\41斜カ\41社カ\41者カゴ奢カゴ偖カゴ赭カゴ09煮慣\41車カゴ\41遮カゴ蔗カゴ鷓カゴ\41寫(冩写)カゴ瀉カ\41灑(洒)ゴ\41炙カゴ\41舍(舎)カゴ捨カゴ\41藉カ\ | |
| 【じゃ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じゃ | (zia) | 【じゃ】 | …41z蛇ゴ[ダ]\41z邪ゴ\41z闍ゴ\41z麝ゴ\ | |
しゃあしゃあ【洒々】〔疉字〕
洒の長音化。∴不義理をしたのに洒々と出しやばる
じゃあじゃあ【】〔表音〕
水流。∴〜湯を浴びる。
| [しゃぅ] | (siang) | …42傷カゴ殤カゴ觴カゴ\42匠カ\42商カゴ\42尚カ嘗(甞)カ掌カゴ裳カ賞カゴ償カ敞カゴ廠(厰)カゴ\42昌カゴ唱カゴ娼カゴ菖カゴ倡カゴ猖カゴ46晶ゴ\42祥カ詳カ庠カ翔カ\42章カゴ彰カゴ樟カゴ障カゴ璋カゴ嶂カゴ瘴カゴ\42象カ\42上カ\42相カ湘カ廂カ\42牀慣床ゴ莊(荘庄)ゴ裝(装)ゴ將(将)カ蒋カ醤カ奬(奨)カ漿カ獎カ鏘カ\42薔カ檣カ牆(墻)カ\42餉カゴ\44生ゴ笙ゴ+47猩ゴ星ゴ46姓ゴ性ゴ\4644省ゴ\46井(丼)ゴ\46正ゴ鉦ゴ政ゴ\46聲(声)ゴ\47青ゴ46清ゴ精ゴ\ |
|---|
| [じゃぅ] | (ziang) | …42z嘗(甞)ゴ常ゴ\42z上ゴ\42z状ゴ43奘(弉)慣\42z襄慣驤慣r壤(壌)カ攘カ穰(穣)カ禳カ讓(譲)カ\46z情ゴ靜(静)ゴ\46z成ゴ城ゴ盛ゴ晟ゴ\46z淨(浄)ゴ\ |
|---|
じゃう【錠】ジョウ
字音は錠であるが、鎖→さう→じゃう、の變化を辿ったものといはれる。「錠劑」の意味なら「ぢゃぅ」。∴〜を下す。
しゃうが【生姜=生薑】ショウガ〔植物・同源〕
姜・薑。「しゃぅかぅ」の轉か。⇒薑。∴豚の〜燒
しゃぅがい
【障碍・障礙】ショウガイ「碍」は礙の異體字。障害は書替へ字だが、假名遣は一致する。
しゃぅかいせき【蒋介石】ショウカイセキ〔姓名〕
英文ChiangKai-shekは浙江音にもとづく。蒋・介。
じゃうご【漏斗】ジョウゴ
←上戸。∴樽から酒を〜で壜に移す。
しゃぅさん
【賞讚】ショウサン〔同源〕また稱讚とも書くが、假名遣が異る。⇒ほめる(頌=稱=賞)。∴熱演を賞讚する。
しゃぅじ【東海林】ショウジ〔地名〕
←庄司。∴東海林太郎(歌手)。
しゃぅじゃぅ【清淨】ショウジョウ
⇒清淨。
しゃぅず
【清水】ショウズ〔地名・音訓〕全國數ヶ所にあり。音讀み「清+水」か、訓の「清+水」か不明。⇒清水。
じゃぅず
【上手】ジョウズ〔近03〕∴話〜は聞き〜、上手の手から水が洩れる
しゃぅぞく
【裝束】ショウゾク古語に「さぅぞく」とも。⇒衣裳。∴白〜。
しゃぅぶ【菖蒲】ショウブ〔植物〕
。尚武に通じるとされる。∴六日の〜十日の菊。
しゃぅへき【牆壁=障壁】ショウヘキ〔同源〕
牆と障では意味が異るが、假名遣は一致する。
しやぅもない【仕樣】ショウモナイ
「シヨウ」「ショウ」兩樣に發音する。∴〜話ばかり聞かされる。
しゃが【射干・著我・莎我】〔植物〕
干・我。
じゃがいも【】〔植物〕
「じゃがたら」はインドネシアのジャカルタの古名。∴肉じゃが。
しゃがれごゑ【嗄聲】シャガレゴエ
←皺+枯れ。∴老人の〜が聞えた。
| 【しゃく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しゃく | (siak) | 【しゃく】 | …癪慣\27笏[コツ]\42勺カ灼カゴ酌カゴ妁カゴ芍カ杓カ\42爵カ嚼カ\42斫カゴ\42綽カゴ\42鑠カゴ爍カゴ\46尺ゴ\46昔ゴ借ゴ\46赤ゴ\46釋(釈)ゴ\47錫ゴ\ | |
しゃく【笏】〔音訓〕
「笏」は漢音「こつ」。これが骨に通ずるのを忌み、尺の音を借りたといふ。∴神主が〜を捧げて拜禮。
| 【じゃく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じゃく | (ziak) | 【じゃく】 | …42r若カ惹カ\42r弱カ\42z雀慣\42z鵲慣\47z寂ゴ\ | |
| ぢゃく | (diak) | 【じゃく】 | …42d著(着)ゴ\ | |
しゃくゎのを
【目尾】シャカノオ〔地名〕福岡縣飯塚市(〒820-0062)。「目」は律令の⇒主典。
じゃけん【邪慳】〔佛教〕
邪見の轉。邪險とも書くが、假名遣が異ってしまふ。
しゃこ【蝦古】〔動物〕
ハ(ha)→ヒャ(hia)→シャ(xia)となるのは北京語の特徴。→蝦。
じゃこ
【雜魚】←雜喉。⇒小女子。∴縮緬〜。
しゃし【奢侈】〔聯綿〕
「s-」の雙聲字。∴〜に耽る
じゃじゃうま【】〔恆8-2〕
『ぢやぢや馬馴らし』は坪内逍遥譯。他はすべて『じゃじゃ馬ならし』
ジャッキー・チェン【成龍】〔外來〕
香港の俳優。「チェン」は本名の「陳港生」から。→陳。
じゃのめがさ【蛇の目傘】
「蛇」には「じゃ」「だ」兩讀あり、意味に相違はない。「だ」であっても「ぢゃ」とはならない。∴蛇の目でお迎へ嬉しいな(童謠)。
ジャパン【日本】〔地名〕
「日本」の福建または廣東音に由來する。日の子音は漢音ザ行・呉音ナ行であり、「ヂャパン」とはならない。
じゃぶじゃぶ【】〔表音〕
水流。∴金が〜入つて來る。
シャム【暹羅】〔外來〕
タイ國の舊稱。シャムロとも。暹國と羅國の二國からなるといふ。
ジャンク【戎克】
戎←ジャン。舟の一種であり、「がらくた」とは別語。戎は十の形肇文字ではない。
じゃんくゑん【石拳】
←兩拳。兩。
じゃんじゃん【】〔表音〕
鐘。∴〜宣傳する、半鐘が〜鳴る。
シャンハイ【上海】〔外來〕
→上(siang)・海。
| 【しゅ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しゅ | (sio) | 【しゅ】 | …01棕(椶)慣[ソゥ]\03種ゴ腫ゴ[ショゥ]\03從(従)ゴ[ショゥ]\03橦ゴ[ショゥ]04撞慣[タゥ]\10主カ麈カ\10取カ趣カ諏カ娵カ01衆ゴ[シュゥ]\10朱カ殊カ珠カ侏カ茱カ銖カ株慣\10須カ鬚カ\10繻カ\50守ゴ狩ゴ[シウ]\50手ゴ[シウ]\50酒ゴ[シウ]\50首ゴ[シウ]\50修ゴ[シウ]\ | |
| 【じゅ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じゅ | (zio) | 【じゅ】 | …03z從(従从)ゴ[ショゥ]\03z頌ゴ[ショゥ]\10z樹ゴ\10z需慣r儒カ嬬カ濡カ孺カ襦カ\10z戍慣\10z聚慣\50z受慣授ゴ綬ゴ[シウ]\50z呪(咒)慣[シウ]\50z就ゴ[シウ]\50z壽(寿)ゴ[シウ]\ | |
| 【しゅう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しう | (siu) | 【しゅう】 | …50囚カ泅カ\50周カ週カ\50州カ洲カ酬カ\50秀カ銹カ\50秋(龝穐)カ萩カ啾カ楸カ鞦カ愁慣甃慣+35湫慣36鍬慣\50繍(綉)カ\50臭カ\50舟カ\50酋カ遒(逎)カ鰌カ\50醜カ蒐慣\50祝カ\50袖カ岫カ\50鷲カ就カ01蹴慣[シュク]\50售カ讎(讐)カ\50收(収)カ\50羞カ\50脩カ修カ\50驟慣\ | |
| しふ | (sip) | 【しゅう】 | …53執カゴ\53拾カ\53習カ褶カ\53襲カ\53輯カ葺カゴ緝カゴ楫カ\53集カ\ | |
| しゅう | (sio) | 【しゅう】 | …10聚慣[シュ]\ | |
| しゅぅ | (siong) | 【しゅう】 | …01終カ柊カ螽カ\01衆カ\01嵩カ\01菘カ\02宗慣\ | |
| 【じゅう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じう | (ziu) | 【じゅう】 | …50r柔カ蹂カ鞣カ\50z獸(獣)慣\ | |
| じふ | (zip) | 【じゅう】 | …53z拾ゴ\53z十ゴ什ゴ汁慣r廿カ\53z澀(渋澁)慣\ | |
| じゅぅ | (ziong) | 【じゅう】 | …01z充慣銃慣\01r戎カ絨カ\03z從(従从)慣縱(縦従從)慣\ | |
| ぢう | (diu) | 【じゅう】 | …50n狃カ\50n糅カ\ | |
| ぢゅう | (dio) | 【じゅう】 | …10d住ゴ\51d頭唐\ | |
| ぢゅぅ | (diong) | 【じゅう】 | …03d重ゴ\ | |
| ▼丶駐註(ちゅう/ちゅう) 柱住(ちゅう/ぢゅう) 主麈注(しゅ/す)(注は慣用音) 往の形聲音符は主ではない。 | ||||
じゅぅたむ【絨毯】旧じゅぅたん
絨緞とも書くが、假名遣は一致しない。絨の形聲音符は十ではない。
| 【しゅく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しゅく | (siok) | 【しゅく】 | …01叔カ淑カ菽カゴ俶カゴ\01夙カ\01宿カ縮カ蓿カ\01祝カゴ\01槭カ蹙カ\01倏カゴ\01肅(粛)カ\ | |
| 【じゅく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じゅく | (ziok) | 【じゅく】 | …01z孰ゴ塾ゴ熟ゴ\ | |
しゅくぐゎん【宿願=夙願】シュクガン〔同源〕
宿・夙。
じゅごん【儒艮】〔動物〕
マレー語起源の漢譯語といふ。
しゅじゅ【侏儒】〔聯綿〕
「-u」の雙聲字。∴『侏儒の言葉』(芥川龍之介)。
じゅず【數珠】〔近02〕
←數+珠。∴苛高の〜を押揉む。
しゅぜんじ【修禪寺・修善寺】〔地名〕
伊豆の寺名。温泉地としても著名。寺名は「修禪寺」。町名は「修善寺町」。禪・善。∴『修善寺物語』。
しゅたら
【修多羅】〔佛教〕「スートラ」は經典の意。「しゅ」は修の呉音。このため漢音「しゅう」と考へやすいが、「しゅう」は本來「スング」のやうな音であった。⇒阿修羅。⇒道修町。∴〜の聲も川風も(蝉丸)。
| 【しゅつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しゅつ | (siot) | 【しゅつ】 | …22出カ\22蟀ゴ\ | |
| 【じゅつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じゅつ | (ziot) | 【じゅつ】 | …22z恤慣\22z戌慣\22z朮ゴ術ゴ述ゴ\ | |
ジュディ・オング【翁倩玉】〔姓名〕
臺灣の歌手名。→翁(ong)。
しゅてんどぅじ
【酒呑童子・酒顛童子】〔姓名〕呑・顛。⇒大江山。
| 【しゅん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しゅん | (sion) | 【しゅん】 | …22俊カゴ峻カゴ竣カゴ駿カゴ悛カゴ浚カゴ逡カゴ\22春カゴ惷カゴ蠢カゴ\22舜カゴ瞬カゴ蕣カゴ\22旬カ徇カ洵カゴ詢カゴ\22隼カゴ\22濬カゴ\22諄カゴ\22雋カゴ儁カゴ\ | |
しゅん【舜=俊】〔同源〕
「帝舜」「帝俊」は古代の帝王の稱。
しゅん【旬】
旬。∴〜の野菜。
| 【じゅん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じゅん | (zion) | 【じゅん】 | …22r閏カ潤カ\22z准慣準(凖)慣\22z旬ゴ殉ゴ徇ゴ恂慣洵ゴ筍(笋)慣荀慣詢慣\22z盾ゴ循ゴ楯ゴ\22z純ゴ\22z巡ゴ\22z遵慣\22z順ゴ馴ゴ\22z隼慣\22z蓴ゴ\22z鶉ゴ諄慣淳ゴ醇ゴ\ | |
しゅんじゅん【逡巡=蹲循】
⇒逡巡。
じゅんじょ【純如=淳如】
⇒純。
| 【しょ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しょ | (sio) | 【しょ】 | …09且カ砠カ苴カ雎カ\09杵カゴ\09黍カゴ\09初カ\09所ゴ\09庶カゴ41蔗慣\09署カ薯カ暑カゴ渚カゴ緒カ曙カ諸カゴ藷カゴ\09書カゴ\09恕カゴ\09處(処)カゴ\09墅(野)カ\09嶼カ\09胥カ\09蔬ゴ\ | |
| 【じょ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じょ | (zio) | 【じょ】 | …09z助ゴ鋤ゴ耡ゴ\09z序ゴ抒ゴ\09z徐ゴ敍(敘叙)ゴ\09r汝カ如カ洳カ茹カz恕慣絮慣\09z舒慣\ | |
| ぢょ | (dio) | 【じょ】 | …09n女カ\09d除ゴ\ | |
| ▼女(ぢょ)汝如洳茹恕絮(じょ)奴努怒孥弩駑呶帑(ど) ▼余を形聲音符にする字はサ行とタ行に分れる。特に舒徐敍(じょ)と除(ぢょ)に注意。 余餘畭(よ/よ) ・畭舍(舎)捨(しゃ/しゃ) 斜(しゃ/じゃ) 舒(しょ/しょ[慣]じょ) 徐敍(叙敘)蜍(しょ/じょ) ・除(ちょ/ぢょ[慣]ぢ)掃除、除目 茶(荼)(た/ぢゃ[慣]だ、ちゃ[唐]さ) 荼(と/ど) 途塗(と/づ、ど) | ||||
ジョイ・ウォン【王祖賢】〔外來〕
香港の女優。廣東語は王がウォンとなる。北京語であればワン。
| 【しょう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しゃぅ | (siang) | 【しょう】 | …42傷カゴ殤カゴ觴カゴ\42匠カ\42商カゴ\42尚カ嘗(甞)カ掌カゴ裳カ賞カゴ償カ敞カゴ廠(厰)カゴ\42昌カゴ唱カゴ娼カゴ菖カゴ倡カゴ猖カゴ46晶ゴ\42祥カ詳カ庠カ翔カ\42章カゴ彰カゴ樟カゴ障カゴ璋カゴ嶂カゴ瘴カゴ\42象カ\42上カ\42相カ湘カ廂カ\42牀慣床ゴ莊(荘庄)ゴ裝(装)ゴ將(将)カ蒋カ醤カ奬(奨)カ漿カ獎カ鏘カ\42薔カ檣カ牆(墻)カ\42餉カゴ\44生ゴ笙ゴ+47猩ゴ星ゴ46姓ゴ性ゴ\4644省ゴ\46井(丼)ゴ\46正ゴ鉦ゴ政ゴ\46聲(声)ゴ\47青ゴ46清ゴ精ゴ\ | |
| しょぅ | (siong) | 【しょう】 | …03衝カ鍾カ踵カ\03訟カ頌カ松(枩)カ淞カ鬆カ\03從(従从)カ慫カ聳カ蹤(踪)カ\03悚カ竦カ\03橦カ鐘カ憧カ\03舂カ\03誦カ\48勝カゴ\48升カゴ昇カゴ陞カゴ\48承カ拯カゴ\48症カゴ\48稱(称)カゴ\48證(証)カゴ\ | |
| せう | (siau) | 【しょう】 | …35嘯カゴ瀟カゴ簫カゴ蕭カゴ\36召カゴ招カゴ沼カゴ紹カ詔カゴ劭カ邵カ韶カ昭カゴ照カゴ\36小カゴ少カゴ37抄ゴ炒ゴ鈔ゴ36肖カゴ宵カゴ消カゴ硝カゴ峭カゴ悄カゴ誚カ逍カゴ銷カゴ霄カゴ+37鞘カゴ哨カゴ鮹カゴ37稍ゴ梢ゴ\36焦カゴ樵カ礁カゴ蕉カゴ憔カ鷦カゴ\36笑(咲)カゴ\36愀カゴ\36椒カゴ\36燒(焼)カゴ\ | |
| せふ | (siap) | 【しょう】 | …56妾カゴ+58霎カゴ\56捷カ睫カゴ\56渉カ\56囁カゴ顳慣懾カゴ\57燮カゴ\57浹カゴ\ | |
| ▼正証鉦政(せぃ/しゃぅ)、症(しょぅ) 証は證(しょぅ/しょぅ)の略字として用ゐられるが、本來は「いさめただす」意の別字。 ▼聶を音符とする形聲文字はサ行とタ行に分れる。 聶躡鑷(でふ/ねふ) 顳(ぜふ/ねふ[慣]せふ) 囁懾攝(摂)(せふ/せふ) 但し攝(摂)は促音化して慣用音せつとなる。 | ||||
| 【じょう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じゃぅ | (ziang) | 【じょう】 | …42z嘗(甞)ゴ常ゴ\42z上ゴ\42z状ゴ43奘(弉)慣\42z襄慣驤慣r壤(壌)カ攘カ穰(穣)カ禳カ讓(譲)カ\46z情ゴ靜(静)ゴ\46z成ゴ城ゴ盛ゴ晟ゴ\46z淨(浄)ゴ\ | |
| じょぅ | (ziong) | 【じょう】 | …03r冗カ\03r茸カ\48z丞ゴ烝慣蒸慣\48z乘(乗)ゴ剩(剰)ゴ\48r仍カ\48z繩(縄)ゴ\ | |
| ぜう | (ziau) | 【じょう】 | …36r擾カ\36r繞カ蕘カ遶カ饒カ\ | |
| ぢゃぅ | (diang) | 【じょう】 | …42d丈ゴ杖ゴ仗ゴ\42d場(塲)ゴ\42n娘カ\42n釀(醸)カ孃(嬢)カ\47d定ゴ錠ゴ34諚慣\ | |
| でう | (diau) | 【じょう】 | …35n嫋カ\35n嬲カ\35d條(条)ゴ38d絛慣\ | |
| でふ | (diap) | 【じょう】 | …56n聶カ躡カ鑷カ\57d疉(畳疂疊)ゴ\ | |
| ▼襄驤壤(壌)攘穰(穣)禳讓(譲)(じゃぅ/にゃぅ) 釀(醸)孃(嬢)(ぢゃぅ/にゃぅ) 曩嚢(だぅ/なぅ) 漢音のザ行ダ行共に、呉音のナ行となる事あり 假名遣判別の役にはたたない ▼聶を音符とする形聲文字はサ行とタ行に分れる。 聶躡鑷(でふ/ねふ) 顳(ぜふ/ねふ[慣]せふ) 囁懾攝(摂)(せふ/せふ) (但し攝(摂)は促音化して[慣]せつとなる) | ||||
じょぅ
【判官】丞の音による。官職により「祐・弁・進・允・佑・忠・尉・監・掾・主政・從」などとも書く。特に尉は廣く使はれる。⇒判官。⇒尉鶲。⇒承る。⇒主典。∴檢非違使〜源九郎義經。
しょぅさん【稱讚】ショウサン〔同源〕
賞讚も類義字だが假名遣が異る。∴功績を〜する。
じょぅびたき
【尉鶲】〔動物〕⇒判官。
しょぅよぅ
【從容=慫慂】ショウヨウ〔聯綿〕「-ong」の疉韻字。容・慂。∴〜として死地に趨く。
じょうろ【如雨露】
ポルトガル語。∴〜で花に水を遣る。
しょかん【書翰=書簡=書柬】
⇒簡。
| 【しょく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しょく | (siok) | 【しょく】 | …01謖慣48稷カ\03蜀カ燭カ觸(触)カ囑(嘱)カ矚カ\03贖カ\48拭カ軾カ\48殖カ埴カ植カ\48織カ職カ\48色慣\48食カ蝕カ飾(餝)カ\48喞カ\48嗇慣穡慣\48寔カ\48昃慣\ | |
| 【じょく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じょく | (ziok) | 【じょく】 | …03r辱カ溽カ縟カ蓐カ褥カ\ | |
| ぢょく | (diok) | 【じょく】 | …04d濁慣\ | |
しょげる【悄氣】
悄。∴まさかの落選で悄氣てゐる
しょっちゅう【】
←初中後。∴遲刻は〜。
じょっぱり【】〔表音〕
(津輕方言)「意地っ張り」の轉なら「ぢょっぱり」、「強情っ張り」なら「じょっぱり」か。
しょひこ
【背負子】ショイコ⇒笈摺。∴背負ひ籠一杯の山菜。
ションガイナ【】〔表音〕
仕方ないな、の意。端歌『梅は咲いたか』。
じょんがら【】〔表音〕
青森縣。津輕じょんがら節。
しょんべん【小便】
←小便。∴連小便。
じらい【爾來=自來】
⇒自り。
じらす
【】〔近01〕⇒じれる。∴散々焦らした揚句縁談を斷る。
しらぬひ【不知火】シラヌイ〔地名〕
熊本縣飽託郡。
しらを【白魚】シラオ〔近07〕
∴〜のやぅな指。
じりじり【】〔恆8-2〕
∴夏の太陽が〜と照りつける。
じりひん【じり貧】
∴〜かどか貧か(東條英機)。
しりへ【後方】シリエ
←尻+方。∴前に聳え後方にささふ(箱根八里)。
しりべし【後志】〔地名〕
北海道の支廳名。後の訓讀みを宛てたものと思はれる。「しりえ」ではないことがわかる。
しるし
【標】〔同源〕表的=標的。⇒中峠。∴千成瓢箪の馬標。
しるし【證=徴】〔同源〕
證・徴。
じれったい【】〔近01*〕
∴なぜ反論しないのか、じれったい。
じれる
【焦】⇒じらす。
しろい【白】〔近12・13〕
∴白い白い花が咲いたよ(枳殼の花)。
しろい【皓=皎=
=
=
】〔同源〕
皓・皎・・
・
。∴明眸皓齒。
しろうと
【素人】〔恆2〕「しろひと」のウ音便。⇒玄人。∴素人の哀しさ、そこまで及ばない。
じろじろ【】〔恆8-2〕
∴足の爪先までじろじろ見る。
しろたへ【白妙】シロタエ〔近14〕
∴白妙の袖の別れ(定家)。
じろり【】
∴じろりと横目で睨む。
しわ【皺】〔近04・05・恆1〕
∴嗄れ聲。∴顏に皺を寄せる。
しわい【吝】〔近04*・恆1〕
∴あの〜婆さんが金を出すとは。
しわけ【仕分】〔恆1〕
∴複式帳簿の基本は仕譯帳。
しわざ【仕業】〔近04・恆1〕
∴いみじき好き者の仕業や(伊勢物語)。
じわじわ【】〔恆8-2〕
じわり。∴〜と首位に迫る。
しわる【】〔近04*〕
∴枝が〜。
しをしを【】シオシオ
∴志空しく〜と立去る。
しをに【紫苑】シオニ〔近08〕
苑→をに。⇒紫苑。
しをはす
【爲終す】シオワス「⇒しおほせる」と誤りやすい。
しをらし【可憐】シオラシ〔近08*〕
∴〜いことを言ふ。
しをり【栞】シオリ〔近07*・08〕
←枝+折り。∴本に〜を夾む。
しをれる【萎】シオレル〔近07*・08・恆3〕
∴吹くからに秋の草木のしをるれば(文屋康秀)。
しをん
【紫苑】シオン〔近08〕古稱「しをに」。苑。∴『紫苑物語』(石川淳)。∴春〜。
| 【しん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| しむ | (sim) | 【しん】(旧しん) | …53侵カゴ浸カゴ寢(寝)カゴ駸カゴ\53審カゴ瀋カゴ\53心カゴ芯カゴ沁カゴ\53森カゴ\53深カゴ\53針カゴ\53岑カ\53忱カ\53怎カゴ\53斟カゴ\53滲カゴ蔘カゴ\53蕈カ\53譖(譛僣僭)カゴ簪カゴ\53讖カゴ\53鍼カゴ箴カゴ\ | |
| しん | (sin) | 【しん】 | …21信カゴ\21新カゴ薪カゴ親カゴ襯カゴ\21申カゴ伸カゴ紳カゴ呻カゴ神カ\21秦カ23榛カゴ臻カゴ蓁カゴ\21臣カ\21診カゴ疹カゴ畛カゴ袗カゴ軫カゴ\21身カゴ\21辛カゴ\21進カゴ\21辰カ娠カゴ振カゴ震カゴ賑カゴ宸カ晨カ蜃カ+22唇慣22脣慣\21津カゴ\21哂カゴ\21晉(晋)カゴ縉カゴ\21眞(真)カゴ愼(慎)カ瞋カゴ嗔カゴ槙カゴ\21齔カゴ\46請唐[セィ]\ | |
| ▼審瀋(しむ)、釆番(はん) ▼彡(せむ)衫杉參慘驂(さむ)滲蔘(しむ) 診疹畛袗軫(しん) 珍趁(ちん) | ||||
| 【じん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| じむ | (zim) | 【じん】(旧じん) | …53r壬カ衽(袵)カ荏カ\53z尋ゴ潯ゴ54d蕁慣\53z甚ゴ54糂慣\53r稔カ\ | |
| じん | (zin) | 【じん】 | …21z神ゴ\21z臣ゴ腎ゴ\21r人(儿)カ\21r仁カ\21r刃(刄)カ仞カ仭カ靱(靭)カ\21z訊慣迅慣\21z盡(尽)ゴ儘(侭)ゴ燼ゴ贐ゴ\ | |
| ぢむ | (dim) | 【じん】(旧ぢん) | …53d沈ゴ\ | |
| ぢん | (din) | 【じん】 | …21d塵ゴ\21d陣ゴ\ | |
| ▼壬衽(袵)荏(じむ)、賃(ちむ) ▼沈(ちむ/ぢむ)沈香 (しむ/しむ)沈徳潛、沈約 遼寧省瀋陽(もと奉天)を沈陽と書くことあり。 | ||||
シンガポール【新加波】〔外來〕
→加。「星嘉波」は舊譯。略稱「星州」。
じんぐぅくゎうごう【神功皇后】ジングウコウゴウ〔姓名〕
功。∴〜三韓征伐の伝承。⇒息長足姫しひめ。
シンシャンウィグル【新疆維吾爾】〔外來〕
→疆=境(kiang)・維。「新疆」とは新しい領土の意。⇒境。
しんじる
【信】〔恆8-1〕∴信じて疑はない。
しんぢこ
【宍道湖】シンジコ〔地名〕宍は「肉」の異體字。←宍+道+湖。⇒宍粟。∴〜の蜆。
しんぢまへ【死】シンジマエ
死んでしまへ。∴豆腐に頭打附けて〜。
しんぢゅう【心中】シンジュウ〔恆6〕
∴曽根崎〜(近松)。
しんぼう【辛抱】
辛棒とも。抱・棒。偶然に字音假名遣は共通するが、原音は相當に隔たる。∴〜強い性格
しんまい【新米】
←新前。語源を尊重すれば「しんまひ」か。∴新米のくせに生意氣だ
じんもん【訊問】
尋問は書き換へ字。訊は上の者が下に問ふ意、尋は研究する意。
| 【す】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| す | (so) | 【す】 | …07子唐\10主ゴ\10諏ゴ\10須ゴ\10雛カ\10數(数)カ\11素ゴ\50守ゴ[シウ]\ | |
す【爲】〔近21〕
文語サ變動詞。∴すべからく…すべし。
| 【ず】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ず | (zo) | 【ず】 | …07z事(亊)唐\ | |
| づ | (do) | 【ず】 | …10d廚(厨)ゴ\11d杜ゴ\11d圖(図)ゴ\51d豆ゴ逗ゴ頭ゴ荳ゴ\ | |
ず【】〔近19〕
變格動詞、應ず、講ず、混ず。∴候ずるにて候
ず【】〔恆8-2〕
助動詞
すあを
【素襖】スオウ素袍とも。本來の字音は襖だが、「⇒あを」とも。⇒芭蕉も同樣。∴登城には〜を着用。
| 【すい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| すい | (soi) | 【すい】(旧すゐ) | …05吹カゴ炊カゴ\05垂(埀)カ睡カ捶カゴ陲カ錘慣\05惴カゴ\06出カゴ\06帥カゴ\06水カゴ\06翠(翆)カゴ悴(忰)カ瘁カ粹(粋)カゴ醉(酔)カゴ萃カ膵慣\06衰カゴ榱カゴ\06遂カ燧カ邃カゴ隧カ\06彗カ\06穗(穂)カ\06綏カゴ\06騅カゴ錐カゴ誰カ推カゴ椎カゴ雖カゴ\ | |
| 【ずい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ずい | (zoi) | 【ずい】(旧ずゐ) | …05z瑞ゴ\05z隋ゴ髓(髄)慣隨(随)ゴ\06r蘂(蕊蕋)カ\ | |
| ▼隋髓隨(ずい)、惰橢楕墮(だ)、 ▼瑞(ずい)、湍端(たん)、 | ||||
すいくゎ【西瓜】スイカ〔植物〕
西+瓜。∴〜割。
ずいずいずっころばし【】〔表音〕
∴〜胡麻味噌ずい。
ずいと【】〔恆8-2〕
「づ」も可∴隅から隅まで〜(口上)。
| 【すう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| すう | (sou) | 【すう】 | …10數(数)慣[ス.サク]\10樞(枢)慣[シュ]\10芻(蒭)慣雛慣趨慣50鄒カ\50陬カ\ | |
| すぅ | (song) | 【すう】 | …01崇慣\01嵩ゴ\ | |
すう【据】〔近18・09〕
文語下二段動詞。⇒坐る。⇒据る。
ずうんと【】
←ずっと。∴〜金をはづむ。
すえ
【末江】〔地名〕福岡縣京都郡犀川町(〒824-0204)の地名。「末」は「すゑ」。「江」は「え」なれど本來ヤ行。「すゑ+え」だが假名遣は恐らく「すえ」。
すえる【饐】〔近15・恆4〕
∴古飯の饐えた臭ひ。
ずかずか【】〔恆8-2〕
「づ」も可。∴〜と上り込む。
ずかりと【】
謠曲の發聲表現の一種。
すくない
【尠=鮮】〔同源〕鮮少=尠少。尠の偏は甚だが「せむ」とはならない。∴巧言令色鮮いかな仁(論語)。
すくも【宿毛】〔地名〕
高知縣(土佐國幡多郡)の市名。→毛。
すぐれる【俊=儁】〔同源〕
∴英雋=英俊。俊乂=儁乂。
すげえ【凄】〔表音〕オイ
「すげい」ではない。⇒ええぢゃないか。
すけそぅだら【介宗鱈】〔動物〕
介黨とも。
すけべぃ
【助平】スケベエ助兵衞とも。⇒甚平。∴〜根性が禍ひする。
すごろく【雙六】
→雙(sang)。∴兵隊〜。
すさのを【素戔嗚尊・須佐之男命】スサノオ〔姓名〕
神名。→戔・嗚。
ずしずし【】〔恆8-2〕
ずしんと【】〔恆8-2〕
「づ」も可。∴〜地響を立てて倒れた。
すず【錫】〔近03〕
∴ブリキは鐵板に〜鍍金する。
すず【鈴】〔近03〕
∴猫の首に〜を着ける。
ずす【誦】〔近03〕
←誦。∴誦じ給ふ。
すずき
【鱸】〔近03〕⇒。∴夕食は〜の洗ひ。
すずし【生絹】〔近03〕
∴〜の單衣。
すずしい【涼】〔近03・同源〕
清涼は「-ang」の疉韻字。清・涼。∴清涼殿。∴涼しげな眼をした若者。
すずしろ【大根】〔近03〕
∴芹、薺・御形、はこべら、佛座・菘・蘿蔔(春の七草)。
すずな【菘】〔近03〕
すすむ【晉・進】〔同源〕
晉・進。∴進むを知りて却くを知らず。
すずめ【雀】〔近03〕
∴〜百まで踊り忘れず。
すすめる【薦・饌】〔同源〕
薦・饌。神にすすめる意。∴酒を〜。
すずり【研=硯】〔近03・同源〕
研・硯。∴日くらし〜に向ひて(徒然草)。
すすりなく
【歔欷】⇒戯欷。
すする【啜=
】〔同源〕
啜・。いづれも「チャプチャプ」と物をすする際の擬音であった。
すずろ【漫】〔近03〕
∴頭中將の〜なる空言(枕草子)。
ずたずた【】〔恆8-2〕
「つだつだ」の轉で「づたづた」とする説もあり。∴〜に切り裂く。
すぢ【筋】スジ〔近01・02・恆6〕
∴青〜揚羽。∴あの子役はなかなか〜が良い。
ずっと【】〔近03・恆8-2〕
∴電卓の方が〜簡單だ。
ずつない【】〔表音〕
←術ない(關西方言)。
すでに
【已】〔同源〕已往=以往。已前=以前。巳・己・已の三字は混同しやすい。憶え歌に「巳は上に、おのれ己下につき、すでに已・已半ばにぞつく」とある。
ずどん【】〔表音〕
∴〜と一發。
すなはち【即】スナワチ〔近04*〕
∴レバ則(すなはちの書分け)
すなほ
【純=淳】スナオ〔同源〕∴純如=淳如。∴芳醇=芳純。
ずぬける【】
ずばぬける、「頭拔ける」は宛字。頭とは假名遣が合はない。∴〜て才能があった。
すは
【感動詞】スワ〔表音〕←そ+は(助詞)。∴〜鎌倉。
すは【諏訪】スワ〔近04〕
長野縣(信濃國)の郡名。訪。古事記に科野國州羽。∴〜湖のお神渡。
ずはいがに
【】ズワイガニ〔動物〕←⇒梢。
すはぅ【周防】スオウ〔地名〕
舊國名。周・防。古名「すは」。⇒諏訪と同源ともいふ。
すはぅ【蘇芳】スオウ〔植物〕
∴〜色。∴〜の机。
ずはえ
【條・梢】ズワエ〔近03*・16〕⇒ずはいがに。
ずばずば【】〔恆8-2〕
∴思ったことを〜言ふ。
すひかづら【忍冬】スイカズラ〔植物〕
←吸ひ+蔓。∴幽靈の消えた先は忍冬の生ひ茂る忍冬。
すふ
【吸=
】スウ〔同源〕吸・。呼吸」日本漢字音ではカ行に譯されたが、元々は「フーヒプ」のやうな音で、呼吸の擬音。呼吸はまた嘘吸とも。⇒歔欷。
ずぶずぶ【】〔恆8-2〕
すべる【總・綜】〔同源〕
總合=綜合。∴兵を統べる
ずぼら【】〔恆8-2〕
∴あんなずぼらな男とは附合ふな。
ずぼんぼ【】〔表音〕
淺草神社の玩具。また獅子舞の囃し言葉。
すまひ【住ひ】スマイ
住居は宛字にして、假名遣が合はない。∴お〜はどちらですか
すまふ【相撲】スモウ
以前は動詞「すまふ」の名詞形「すまひ」のウ音便で「すまう」とされたが、近年は終止・連體形による名詞形「すまふ」とされる。滋賀縣長濱町の相撲町(〒526-0017)などは「すまひちゃぅ」でよからう。∴お〜さん。
すみのえ
【住吉】〔地名〕住之江の宛字から「すみよし」とも讀むやうになった。⇒日吉。∴〜の岸に寄る波よるさへや(藤原敏行朝臣)。はや住之江に著きにけり(高砂)。
すむ
【逗=住=駐】〔同源〕逗=住=駐。投宿をまた逗宿とする。
すむ【棲=栖】〔同源〕
棲=栖。兩棲類を兩生類と書き替へた場合、假名遣は偶然一致するが、棲と生の原音は全く異る。∴水底に棲む魚。
ずら【靜岡方言】〔表音〕
∴蛙が鳴くんで雨ずらよ(茶切り節)。
ずらかる【】
∴まんまと〜。
ずらりと【】〔恆8-2〕
∴〜竝ぶ。
する【爲】〔近22〕
口語サ變動詞
ずるい
【狡猾・巧黠】〔近03*・同源〕狡猾≒巧黠。∴狡賢い。
ずるずる【】〔恆8-2〕
∴その儘ずるずると居坐る。∴ずるずるべつたりに世帶を持つ。
するどい
【鋭】〔同源〕銛鋭=尖鋭。∴鋭い切っ先、眼附きの鋭い男。
スワトウ【汕頭】〔外來〕
福建省の地名。「汕」が「スワ」となるのは福建音。→頭。∴〜刺繍。
すわる
【坐】〔近04・恆1〕⇒据る。∴お坐り下さい。
すゑ【周淮】スエ〔地名〕
千葉縣(上總國)の郡名。『舊事本紀』に須惠國造。←淮・惠。
すゑ【須惠・陶】スエ〔近14〕
青黒い素燒。須惠器。→惠。∴陶晴賢(戰國武將)。
すゑ【末】スエ〔近14・15・恆4〕
⇒末江。∴〜は博士か大臣か。∴末廣がり。
すゑもの【陶器】スエモノ〔近14〕
すゑる
【据】スエル〔近14・恆1・4〕ワ行下一段動詞。⇒坐る。⇒机。∴肚を据ゑる。灸を据ゑる。
| 【すん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| すん | (son) | 【すん】 | …27寸ゴ\ | |
スンガリー【松花江】〔外來〕
松(sung)。花。
ずんぐり【】〔恆8-2〕
∴〜した體形。
ずんずん【】〔恆8-2〕
∴仕事がが〜捗る。
| 【せ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| せ | (sia) | 【せ】 | …05施ゴ\13世(丗)ゴ[セイ]\ | |
| 【ぜ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぜ | (zia) | 【ぜ】 | …05是ゴ\ | |
| 【せい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| せい | (siai) | 【せい】 | …12犀カ\12凄カ棲カ悽カ淒カ萋カ\12西カ栖カ\12嘶カ\12壻(婿聟)カ\12韲(齏)カ\12齊(斉)カ齎カ擠カ濟(済)カ臍カ躋カ霽カ\13歳カ\13世(丗)カ\13制カ製カ掣カ\13勢カ\13逝カ誓カ\ | |
| せぃ | (siang) | 【せい】 | …44生カ甥カ+46牲カ46姓カ性カ旌カ47星カ醒カ惺カ腥カ4744猩カ\4644省カ\46井(丼)カ穽カ\46成カ盛カ誠カ晟カ筬カ\46正カ征カ政カ整カ\46聖カ\46聲(声)カ\47青カ46蜻カ46情カ晴カ清カ精カ請カ靖カ睛カ菁カ靜(静)カ42錆慣\ | |
せい
【背】現代假名遣で「え」の長音は、主として和語「ええ」字音「えい」となる。しかしながら「せい」は明らかに和語背の長音であるにもかかはらず「せえ」とはなってゐない。⇒姉さん。∴〜の丈。五月五日の〜比べ。
| 【ぜい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぜい | (ziai) | 【ぜい】 | …13脆慣\13毳慣\13筮慣噬ゴ\13蛻慣説慣税慣\13贅慣\ | |
セイウチ【海象】〔動物〕
ロシア語由來か。
せいご
【
】〔動物〕⇒鱸の幼名。
ぜいご【】
鰺類の側線上にある鱗。ぜんご。
せいそく【棲息=栖息】
⇒棲む。
せいの
【齊】物を持上げる時などの掛け聲。←一齊。⇒よいとまけ。⇒邪許。
せぃろ【蒸籠】
籠。「せぃろぅ」とも。∴〜蕎麥
せぃろか【聖路加病院】
病院名。「聖ルカ」の音譯。→加。⇒聖。
ぜいろく【贅六】
∴上方〜。
| [せう] | (siau) | …35嘯カゴ瀟カゴ簫カゴ蕭カゴ\36召カゴ招カゴ沼カゴ紹カ詔カゴ劭カ邵カ韶カ昭カゴ照カゴ\36小カゴ少カゴ37抄ゴ炒ゴ鈔ゴ36肖カゴ宵カゴ消カゴ硝カゴ峭カゴ悄カゴ誚カ逍カゴ銷カゴ霄カゴ+37鞘カゴ哨カゴ鮹カゴ37稍ゴ梢ゴ\36焦カゴ樵カ礁カゴ蕉カゴ憔カ鷦カゴ\36笑(咲)カゴ\36愀カゴ\36椒カゴ\36燒(焼)カゴ\ |
|---|
| [ぜう] | (ziau) | …36r擾カ\36r繞カ蕘カ遶カ饒カ\ |
|---|
せうえう【逍遥】ショウヨウ〔聯綿〕
「-eu」の疉韻字。⇒從容。
せうさう【焦燥】ショウソウ〔聯綿〕
「s-」「-au」。∴〜感に驅られる。
せうそこ【消息】ショウソコ
→消。∴〜なし。
せうでう【蕭條】ショウジョウ〔聯綿〕
「-eu」の疉韻字。ものさびしい意。蕭寥とも。∴〜たる秋の枯野。∴〜として石に日の入る枯野かな(蕪村)
| 【せき】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| せき | (siak) | 【せき】 | …45責慣46蹟(迹)カ磧カ0546積慣47績カ勣カ\46隻カ\46席カ蓆カ蹠カ\46斥カ\46昔カ惜カ籍カ藉カ\46石カ跖カ碩カ\46脊カ瘠カ蹐カ鶺カ\46赤カ螫カ\46跡カ\46夕カ汐カ\47寂カ\47戚カ\47析カ蜥カ晰カ淅カ皙カ\47裼カ\ | |
| 【せく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| せく | (siak) | 【せく】 | …04齪慣\ | |
せすぢ【背筋】セスジ
∴〜を伸ばす。〜が寒くなる。⇒背。
| 【せち】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| せち | (siat) | 【せち】 | …33節ゴ\ | |
せちゑ【節會】セチエ〔近14〕
∴白馬の〜。
| 【せつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| せつ | (siat) | 【せつ】 | …13説慣\32殺ゴ31刹慣\33屑カ\33切カ\33節カ\33截カ\33楔カ\33竊(窃)カ\34洩カ絏カ\34拙カ\34折カ浙カ晢カ\34設カ\34雪カ\34泄カ紲カ\34渫カ緤カ\34薛カ\34褻カ\56接慣[セフ]\56攝(摂)慣[セフ]\ | |
| 【ぜつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぜつ | (ziat) | 【ぜつ】 | …34絶ゴ\34舌ゴ\ | |
ぜに【錢】
「ぜに」は錢の字音に由來する。∴惡錢身に着かず。∴錢形平次捕物帳。
| [せふ] | (siap) | …56妾カゴ+58霎カゴ\56捷カ睫カゴ\56渉カ\56囁カゴ顳慣懾カゴ\57燮カゴ\57浹カゴ\ |
|---|
せふ
【少輔】ショウ少輔が詰って「ショウ」または「ショウユウ」と讀むこともあり。假名遣は「せう」であるとの説も。⇒治部煮。∴治部〜石田三成。
せふふく【懾伏=慴伏】ショウフク
⇒「おそれる(懾=慴)」。
せふれふ【捷獵】ショウリョウ〔聯綿〕
「-ep」の疉韻字。あひ續くさま。
せふれふ【渉獵】ショウリョウ〔聯綿〕
「-ep」の疉韻字。∴萬卷の書を〜する。
せまい【阨=隘】〔同源〕
∴阨巷=隘巷。
せまる【逼迫・薄】〔聯綿・同源〕
逼迫は「h-」の雙聲字。「ひつ」は逼の慣用音。∴死が旦夕に迫る
せみ【蝉】〔音訓〕
鳴き聲の擬音語。蝉は訓、字音は「せん」。「せむ」から「せみ」といった音變ではない。∴岩にしみ入る〜の聲(芭蕉)。
| [せむ] | (siam) | (旧せん) | …56占カゴ\56尖カゴ\56染慣\56閃カゴ\56僉カゴ簽カゴ\56暹カゴ\56殲(殱)カゴ籤(籖)カゴ孅カゴ纖(繊纎)カゴ\56潛(濳潜)カ57僭(僣)カゴ\56蟾カゴ瞻カゴ贍カ\56銛カゴ\56陝カゴ\59芟ゴ\ |
|---|
| [ぜむ] | (ziam) | (旧ぜん) | …56漸ゴ\56冉カ苒カ髯カ\ |
|---|
せむえい【銛鋭=尖鋭】旧せんえい
⇒鋭い。
せむらむ【僭濫】旧せんらん〔聯綿〕
「-am」の疉韻字。
せゐ【所爲】セイ〔近11*・恆5〕
字音所爲から。∴氣の〜か身體が重い。
| 【せん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| せむ | (siam) | 【せん】(旧せん) | …56占カゴ\56尖カゴ\56染慣\56閃カゴ\56僉カゴ簽カゴ\56暹カゴ\56殲(殱)カゴ籤(籖)カゴ孅カゴ纖(繊纎)カゴ\56潛(濳潜)カ57僭(僣)カゴ\56蟾カゴ瞻カゴ贍カ\56銛カゴ\56陝カゴ\59芟ゴ\ | |
| せん | (sian) | 【せん】 | …32疝ゴ34仙カゴ\33茜カゴ\33先カゴ銑カゴ筅カゴ跣カゴ洗カゴ\33千カゴ阡カゴ仟カゴ\33薦カゴ\33倩カゴ\33燹カゴ\33荐カゴ\34串カゴ\34蝉カ嬋カ戰(戦)カゴ闡カゴ\34宣カゴ愃カゴ\34川(巛)カゴ釧カゴ\34扇カゴ煽カゴ\34栓カゴ詮カゴ痊カゴ筌カゴ銓カゴ\34泉カ線(綫)カゴ腺慣\34煎カゴ剪カゴ翦カゴ箭カゴ\34旋カ\34穿カゴ\34羨慣\34舛カゴ\34船(舩)カ\34選カゴ饌カ+31撰カゴ\34鮮カゴ癬カゴ蘚カゴ\34亘カ\34僊カゴ遷カゴ韆カゴ\34吮カ\34專(専)カゴ磚カゴ甎カゴ\34尠カゴ\34孱カ潺カ\34旃カゴ栴カゴ\34淺(浅)カゴ踐(践)カ錢(銭)カゴ賤(賎)カ餞カ33濺カゴ牋カゴ箋カゴ\34鐫カゴ\34顫カゴ氈カゴ羶カゴ擅カ\ | |
せん【線=綫】〔同源〕
「綫」は「線」の異體字。戔・泉。
| 【ぜん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぜむ | (ziam) | 【ぜん】(旧ぜん) | …56漸ゴ\56冉カ苒カ髯カ\ | |
| ぜん | (zian) | 【ぜん】 | …33前ゴ\34蝉ゴ禪(禅)ゴ\34善(譱)ゴ繕ゴ膳ゴ\34然カ\34全ゴ\34喘慣\34涎ゴ\34蠕カ\56漸慣[ゼム]\ | |
せんかぅ【銓衡】センコウ
選考は銓衡(hang)の書替へ字。偶然に假名遣は一致するが、元の音は相當に隔たる。∴役員〜委員會。
せんきゃぅ【仙境・仙郷】センキョウ
熟語としては同義かつ假名遣も一致するが、境と郷は同じ意味とは言へない。
せんきょ【薦居・荐居】〔同源〕
敷物を敷いたテントで生活する意。薦・荐。
せんけん【嬋妍】
⇒嬋妍。
せんざんかふ【穿山甲】センザンコウ〔動物〕
せんせう【鮮少=尠少】センショウ
⇒尠い。
せんだん【栴檀】〔植物〕
∴〜は雙葉より芳し。
せんぢゅ【千住】センジュ〔地名〕
東京都足立區(武藏國足立郡)の地名。古名「千壽」。住と壽は假名遣が合はない。∴〜大橋。
せんでう【洗滌】センジョウ
⇒濯ふ。
セント
【聖】→聖(siang)。⇒聖。
ぜんまい【薇・撥條】〔恆5〕
錢卷のイ音便。∴蕨〜の山菜料理。∴〜仕掛の柱時計。
| 【そ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| そ | (so) | 【そ】 | …09岨ゴ狙ゴ咀慣沮ゴ疽ゴ齟慣阻カ俎(爼)カ詛カ11祖カゴ租カ粗カ組カ徂カ\09疏カ蔬カ梳カ\09疎カ楚カ礎カ\09鼠(鼡)慣\11塑カ愬カ溯(遡)カ\11措カ\11素カ\11蘇(蘓)カ酥カ\11訴カ泝カ\11甦カ\11胙カ祚カ\11麁カ\49曾(曽)ゴ[ソゥ]45噌慣[サゥ]\ | |
| ▼曾僧層贈甑(そぅ)、噌([漢]さぅ[慣]そ)、 | ||||
そ【曾】〔表音〕
平假名「そ」の原字。曾。∴未曾有の難局
| 【そう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| さう | (sau) | 【そう】 | …37巣カ樔カ勦カ+36剿慣\37爪カ抓カ笊カ\38操カゴ藻カゴ燥カゴ噪カゴ懆カゴ澡カゴ躁カゴ譟カゴ\38早カゴ草カゴ\38曹カ槽カ漕カ糟カゴ遭カゴ\38蚤カゴ掻カゴ騷(騒)カゴ\38嫂カゴ艘カゴ\38棗カゴ\38竈(竃)カゴ\38艸カゴ\50帚慣箒慣38掃カゴ\ | |
| さぅ | (sang) | 【そう】 | …04雙(双)カ\04窗(窓)カ\42粧(妝)カ\42爽カ\42相ゴ想ゴ箱ゴ霜カ孀カ\42剏カ\42壯(壮)カ莊(荘庄)カ裝(装)カ\43桑カゴ\43倉カゴ蒼カゴ滄カゴ艙カゴ42創カ愴カ瘡カ槍ゴ搶ゴ蹌ゴ44鎗カ\43喪カゴ\43葬カゴ\45爭(争)カ崢カ箏(筝)カ諍カ錚カ\ | |
| さふ | (sap) | 【そう】 | …54匝カ\54卅カ\54颯カ\58插(挿)カ歃カ\ | |
| そう | (sou) | 【そう】 | …51奏カ湊カ輳カ\51走(赱)カ\51叟カ50搜(捜)カ痩カ溲カ\51嗾カ簇カ\51掫カ\51漱カ嗽カ\51籔(薮藪)カ\ | |
| そぅ | (song) | 【そう】 | …01叢カ\01送カ\01匆カ怱カ葱カ偬カ惣カ總(総)カ聰(聡)カ\02宗カ綜カ淙カ01粽カ\02宋カ\49曾(曽)カゴ僧カゴ層カ贈カ48甑ゴ\ | |
| ▼「匆」の音符字で、窗(窓)だけ音が異なる。 匆怱葱偬惣總(総)聰(聡)(そぅ/す) 窗(窓)(さぅ/そぅ)漢音優先 惣も怱の形聲文字。忽(こつ)は別字。 ▼雙(双)(さぅ/そぅ)漢音優先 ▼竈さう、繩じょぅ、蝿よう ▼叟搜(捜)痩溲そう、嫂艘さう ▼卅(さふ/そふ) ▼匝(さふ/そふ) ▼颯(さふ/そふ[慣]さつ) ▼曾僧層贈甑(そぅ)、噌([漢]さぅ[慣]そ) ▼淙(そぅ/ず、ずぅ)一般にはこちらか (さぅ/ぞぅ) 宗が音符の形聲字は概ね「そ」「そぅ」「しゅぅ」。 | ||||
そぅ
【僧】〔佛教〕「僧伽」は梵語「サンガ」の音譯。僧(song)とは假名遣が合はない。⇒和尚。⇒桑門。∴俊寛僧都。
| 【ぞう】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ざう | (zau) | 【ぞう】 | …38造ゴ慥慣\ | |
| ざぅ | (zang) | 【ぞう】 | …42象ゴ像ゴ\43藏(蔵)ゴ贓(賍)慣臟(臓)ゴ\ | |
| ざふ | (zap) | 【ぞう】 | …54雜(雑襍)慣\ | |
| ぞぅ | (zong) | 【ぞう】 | …49増慣憎慣贈ゴ\ | |
| ▼雜(雑襍)(さふ/ぞふ[慣]ざつ、ざふ)通常は呉音「ぞふ」ではなく、慣用音「ざふ」であるとされる。 | ||||
ぞぅがむ【象嵌】ゾウガン旧ぞぅがん
書き替へて象眼とする場合あり、戰前の假名遣としては偶然に一致するが、原音は全く異る。
そぅしょ【叢書】
書替へ字で雙書とするが、假名遣が異り、また意味上も不適切。叢は「くさむら」、雙は「ふたつ」の意。
そうらん【】〔表音〕
北海道民謠。∴『そうらん節』。
そうれ【】
∴〜御覽。
そお
【囎唹】〔地名〕鹿兒島縣(大隅國)の郡名。熊襲の襲から來たものか。『筑前國風土記逸文』に「球磨囎唹」とあり、明らかに「肥前國球磨郡」と「大隅國囎唹郡」を示す。「阿蘇」の「蘇」は上代特殊假名遣で甲乙異る。現在は「曾於郡」。古地名などで母音「お」が連續するものは珍しい。⇒寶飯。
ソーダ【曹達】
音譯漢字。曹と假名遣は合はない。
そがふ【十河】ソゴウ〔姓名〕
十河氏は香川縣の名族。高松市には十河城あり。上代の蘇甲郷。香川縣高松市十川(761-043_)。「そごう百貨店」はもと十合。
| 【そく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| そく | (sok) | 【そく】 | …03燭ゴ\03束ゴ01速カゴ\03足ゴ促ゴ04捉ゴ\48即ゴ喞ゴ\48息ゴ熄ゴ\48仄カ\49塞カゴ\49則カゴ48側カ測カ惻カ\ | |
| 【ぞく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぞく | (zok) | 【ぞく】 | …01族ゴ蔟慣鏃慣\03粟慣\03俗ゴ\03屬(属)ゴ\03續(続)ゴ\49賊(戝)ゴ\ | |
そくひ【續飯】ソクイ
そっくひ糊。∴〜で手紙の封をする。
そけえら【其處】〔表音〕
「そこいら」の關東方言。
そこひ【内障】
「そこい」とは讀まぬ。∴眼が〜で見るのが不自由。
そさぅ【粗相】ソソウ
∴これは〜を致しました。
そしゃく【咀嚼】
⇒咀嚼。
そそぐ【灌漑】〔同源〕
灌漑は「-k」の雙聲字。∴墓碑に水を灌ぐ
| 【そつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| そつ | (sot) | 【そつ】 | …22帥カ\22率カ\27卒(卆)カ猝カ\ | |
そつじ【卒爾=卒而】
⇒自り。
そとば
【卒塔婆】〔佛教〕梵語ストゥーパ(供養塔)の音譯。塔は卒塔婆の略稱。能の「卒都婆小町」はソトワコマチと讀む。塔と都とは假名遣が必ずしも一致しない。⇒塔頭。
その【園・苑】〔同源〕
園=苑。∴竹の園生。
そはそは【】ソワソワ
∴〜にやにや(銀座かんかん娘)。
そばへ【戲・日照雨】ソバエ
動詞「そばふ(戲れる)」の連用形から、通り雨、狐の嫁入りのこと。
そびえる
【聳】〔近15・恆4〕⇒聳ゆ。∴肩を聳やかす。
そひぼし【房宿】ソイボシ
二十八宿の一。添ひ星。
そびゆ
【聳】〔近19〕文語下二段動詞。⇒聳える。∴雲に聳える高千穗の(紀元節)。
そへる【添=沾】ソエル〔同源〕
添は本來沾の俗字。
そむく【背・倍】〔同源〕
背=倍。∴教へに〜。
そもさん【什麼生・作麼生】〔佛教〕
禪語。→生(siang)。
そもそもまた【抑亦=噫亦】〔同源〕
抑・噫・亦。
そら
【穹窿】〔同源〕穹窿は疉韻字。
そらんじる【空】〔恆8-1〕
∴契冲は六歳にして百人一首を諳んじた。
| 【そん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| そん | (son) | 【そん】 | …27存カ拵カ栫カ\27孫カゴ遜カゴ\27尊カゴ樽カゴ鱒カ蹲カ\27損カゴ\27村(邨)カゴ忖カゴ\27巽カゴ\ | |
| 【ぞん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ぞん | (zon) | 【ぞん】 | …27存ゴ\ | |
そんぢょそこら【】ソンジョソコラ
←その定そこら。∴〜の品とは譯が違ふ。
| 【た】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| た | (ta) | 【た】 | …14太慣汰慣[タイ]\39他カゴ\39多(夛)カゴ\39它カゴ詑カ佗カ\40唾カゴ\40躱カゴ\41咤カ\41岔カゴ\41荼カ\ | |
た【堂】〔表音〕
變體假名「」の原字。堂。二千圓札の裏面に見える。
た【當】〔表音〕
變體假名「」の原字。當。
| 【だ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| だ | (da) | 【だ】 | …14兌慣[タイ]\39舵(柁)ゴ陀ゴ沱ゴ駝ゴ鴕ゴ+41蛇慣\39駄ゴ\39騨ゴ\39那カ娜カ梛カ\40唾慣\40妥慣\40惰ゴ橢(楕)慣墮(堕)ゴ\40懦カ\40朶慣\41拏カ\41拿カ\44打唐[ティ]\ | |
| 【たい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| たい | (tai) | 【たい】 | …12替ゴ\12體(体軆躰)ゴ\14太カゴ汰カゴ\14泰カゴ\14大カ\14帶(帯)カゴ13滯(滞)慣\18堆カゴ\18退カゴ腿カゴ27褪慣[トン]\18隊カ\18對(対)カゴ\18鐓カ\18頽カ\19耐慣\19待カ\19態カゴ\19戴カゴ\19逮カ靆カ\19代カ岱カ袋カ貸カゴ黛カ玳カ\19台カゴ怠カ胎カゴ苔カ殆カ抬カ紿カ詒カ颱カゴ駘カ\19臺(台)カ擡カ\ | |
| 【だい】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| だい | (dai) | 【だい】 | …12醍ゴ題ゴ\12弟ゴ第ゴ悌ゴ\14大ゴ\14奈カ\18内カ\18餒カ\19代ゴ\19乃カ\19臺(台)ゴ\ | |
たい
【平】〔地名〕北海道から奧羽に廣く分布する地名で、山中にある濕地の意。「十和田八幡平國立公園」など「平」、また「⇒尾岱沼」など岱を宛てる場合が多い。他に岩手縣下閉伊郡新里村腹帶(〒028-2103)、秋田縣能代市母體(〒016-0152)、山形縣尾花澤市母袋(〒999-4331)など多彩。
たいざ【間人】〔地名〕
京都府竹野郡丹後町(〒627-0201)。穴穗部間人皇后(用明天皇の后)がこの地に戰亂を避け、後に退座されたゆゑの名といふが疑はしい。間人蟹は間人港水揚げの松葉蟹の稱。
だいだい【橙】〔植物〕
←代々。
たいふ【大夫】タユウ
「タユウ」と讀むときは多く藝能や遊里における稱號に限る。元來は「タイフ」と讀み、周代の官職名。特に「ダイブ」とするのは「大輔」との混同を避けるため。一般に字音假名遣は漢字一字ごとに境界があり、「たい+ふ」が「タユウ」となるやうな例は珍しい。∴高尾〜。
たいま【當麻】〔地名〕
奈良縣(大和國葛下郡)の町名。「たぎま」とも。『記履中』に當岐麻道。「tang→タギ→タイ」の變化。→當。∴〜の中將姫。∴當麻蹶速。
たいまつ【松明】〔近12・13・恆5〕
「焚き松」のイ音便。
| [たう] | (tau) | …37啅カ棹カ罩カ38悼カ35掉慣\37櫂カ\38刀カゴ叨カゴ到カゴ倒カゴ\38套カゴ\38島(嶋嶌)カゴ搗カゴ\38桃カ逃(迯)カ\38討カゴ\38陶カ淘カ掏カ綯カ\38道カ\38檮(梼)カ濤(涛)カ祷カゴ擣カゴ\38盜(盗)カ\38稻(稲)カ滔カゴ蹈カ韜カゴ\38纛カ\38饕カゴ\ |
|---|
| [たぅ] | (tang) | …43唐カ塘カ糖カ\43宕カ\43湯カゴ蕩カ盪カ\43棠カ黨(党)カゴ儻カゴ螳カ當(当)カゴ礑カゴ蟷カゴ襠カゴ鐺カゴ档カゴ\45橙カ\ |
|---|
たう【薹】トウ
字音薹によるとも、頭の變化ともいふ。∴蕗の〜。〜がたつ。
| [だう] | (dau) | …37撓カ橈カ鐃カ\37閙カ鬧カ\38萄ゴ\38道ゴ導ゴ\ |
|---|
| [だぅ] | (dang) | …43堂ゴ螳ゴ44瞠慣\43曩カ\44獰慣\ |
|---|
たうげ
【峠】トウゲ〔近10*・恆2〕手向のウ音便であるされてきたが、中國地方の方言⇒乢との關係も指摘されてゐる。山形縣東田川郡羽黒町(〒997-0211)や岐阜縣惠那郡山岡町(〒509-7603)には手向の地名あり。
だうさ【礬水】ドウサ
墨のにじみ止め。陶砂から。∴〜引きの紙。
たうた【淘汰】トウタ
⇒淘汰る。
たぅたぅ
【丁々】トウトウ〔疉字〕伐採の擬音。元來はng韻尾でトートーではなくタンタン(tangtang)のやうな音であった。⇒彭々。∴伐木丁丁トシテ山更ニ幽カナリ(杜甫・題張氏隱居詩)。
たうてい【到底】トウテイ
たうとぶ【上・尚】トウトブ〔同源〕
上・尚。∴尚武。
たぅばる【桃原】トウバル〔地名〕
沖繩縣に分布する地名。當原と書くことあり。桃・當。假名遣は偶然に一致するが、原音は相當異なる。
たうもろこし【玉蜀黍】トウモロコシ〔植物・音訓〕
「たう」は唐の字音ではなく玉の轉といふが未詳。諸越は唐黍の略。
たえる
【絶】〔近15・恆4〕文語は絶ゆ。⇒堪る、と誤りやすい。∴世の中にたえて櫻のなかりせば(業平)。
タオイズム【道】〔外來〕
道教の英語表現。→道。
たかすゑ
【孝標】タカスエ〔姓名〕菅原孝標女は『⇒夜半の寢覺』の著者。
たがひ【違】タガイ〔近11〕
たがひちがひ。
たかぶる
【興奮】興奮はまた昂奮・亢奮とも書く。激高は激昂の書替へ字。ただし昂揚は以前より高揚とも書いた。
| 【たく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| たく | (tak) | 【たく】 | …04卓カゴ倬カゴ\04濯カ\04琢カゴ啄カゴ\43托カゴ託カゴ44宅カ\43拓カゴ\43度カ\44拆カ43柝カゴ\44澤(沢)カ擇(択)カ43鐸カ\44磔カ\45謫カ\ | |
| 【だく】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| だく | (dak) | 【だく】 | …04濁ゴ\43諾カ\ | |
たくあむ
【澤庵】旧たくあんもと貯へ漬。タクワンと讀むことあり、⇒具合をグワイと讀む如し。⇒羽合。
たくはへ【貯】タクワエ〔近05・14〕
たぐひ【類】タグイ〔近11〕
たけふ【武生】〔地名〕
福井縣(越前國敦賀郡)の市名。もと越前の國府所在地。∴武生の國府にうつろひ給ふとも(源氏・浮舟)。
たじたじ【】〔恆8-2〕
←たぢろぐ。「たぢたぢ」も可。
たすける
【幇・
・
】〔同源〕幇・封・邦。⇒幇。
たたうがみ【疉紙】タトウガミ〔近10・10〕
「たたみがみ」のイ音便。
たたく
【叩=扣=敲】〔同源〕叩・扣・敲。口と高は假名遣が異る。⇒扣へる。
たたずまひ【樣子】〔近03〕
たたずむ【佇】〔近03〕
たたへ【湛】タタエ〔近15〕
たたむ【摺=疉】〔同源〕
摺・疉。
たぢひ【丹比】タジヒ〔地名〕
大阪府(河内國)の郡名。丹が「たぢ」となるのは、同じ舌音(-n→-t)の變化。「たじ」ではない。∴丹比瑞齒別命(反正天皇)。
たぢま【但馬】タジマ〔地名〕
舊國名。「-an→-at」の變化。『記垂仁』に多遲麻國。『日本書紀』に但遲間・田道間。『和名抄』に太知馬。
たぢまもり
【田道間守】タジマモリ〔姓名〕田島ではない。古事記には多遲摩毛理。⇒非時香菓くのみ。
| 【たつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| たつ | (tat) | 【たつ】 | …29達(逹)カ撻カ燵慣闥カ韃カ\ | |
たづ【田鶴】タズ〔動物〕
田+鶴。∴〜鳴きわたる
| 【だつ】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| だつ | (dat) | 【だつ】 | …29怛慣妲慣\29獺慣\30奪ゴ\30脱ゴ\ | |
たづき【方便】タズキ〔恆7〕
たづさはる【携】タズサワル〔近03・14・恆7〕
たっちゅう
【塔頭】〔佛教〕寺院内の小支院。→塔。頭を「ちゅう」と讀むのは唐音。⇒饅頭の如し。⇒卒塔婆。
たづな【手綱】〔恆7〕
たづねる【尋】タズネル〔近03〕
∴母をたづねて三千里
たて【經・縱・竪・豎】〔同源〕
經・縱・竪・豎。∴經度と緯度。∴ビルマの豎琴。
たてはき【帶刀】タテワキ〔姓名〕
たどん
【炭團】團は唐音。⇒團栗。
たには【丹波】タニワ〔地名〕
京都府(丹後國)の郡名。現在の中郡。←丹。
たはけ【白癡】タワケ
たはし【束子】タワシ〔近04*〕
束に由來する。近04*には「たわし」とあり。
たはむれ【戲】タワムレ〔近05〕
たはら【俵】タワラ〔近04*〕
たひ【鯛】タイ〔近12〕
←平ら。「めでたい」にかけて祝事に用ゐるが、假名遣は合はない。
たひら【平】タイラ〔近12〕
「たいら」では平と對應しない。⇒平。
| [たふ] | (tap) | …54沓カ踏カ鞜カ\54答カ荅カ鞳カ搭カ55塔カゴ\54納慣\55搨カゴ榻カゴ\55譫カ\ |
|---|
| [だふ] | (dap) | …54衲カ\ |
|---|
たふし【答志】トウシ〔地名〕
三重縣(志摩國)の郡名。今は合併して志摩郡。答志島には歌枕手節崎あり。
たふとい【尊・貴】トウトイ〔近09・恆2〕
∴あらたふと青葉若葉の日の光(芭蕉)
たぶのき
【椨】〔植物〕木質堅固で重壓に堪ふ木の意といふ。
たふのみね
【多武峰】トウノミネ〔地名〕奈良縣(大和國十市郡)櫻井市。『齊明紀』に田身嶺。「談山神社」の名は、字音談による。
たふふ【榻布・荅布・答布】トウフ〔同源〕
肌目荒い厚布。榻・荅・答。
たふれる
【倒】タオレル〔近08・09・恆2・音訓〕字音倒に由來するものではない。⇒顛倒=轉倒。∴京のきだふれ、大阪の喰だふれ。⇒放る。
たへこ
【妙子】タエコ〔姓名〕女性名。「たえこ」とすると「絶子」を聯想して不吉ではあるまいか。
たへる
【堪・任・禁】タエル〔恆4・同源〕文語は「たふ」。⇒絶ゆ・⇒絶える、と誤りやすい。堪・任・禁。地名人名で任はよく用ゐられる。惟任(明智)光秀は戰國武將。⇒松任谷由實は歌手。今任原は福岡縣田川郡の地名。⇒椨。∴堪ヘガタキヲ堪ヘ。
たましひ【魂】タマシイ〔近12〕
たまづさ【玉梓】タマズサ
←玉+梓。
たまをのほし【鬼宿】タマオノホシ
二十八宿の一。魂緒の星。
たみ【萌黎・氓隸】〔同源〕
萌黎=氓隸。
| [たむ] | (tam) | (旧たん) | …54堪慣+58湛カ\54探カ\54耽カ眈カ\54壜(罎)カ\54覃カ潭カ譚カ鐔カ\55淡カ啖カ毯カゴ痰カ餤カ\55啗カ\55擔(担)カゴ憺カ檐カゴ澹カ膽(胆)カゴ\58站カ\ |
|---|
| [だむ] | (dam) | (旧だん) | …54男カ\55談ゴ\ |
|---|
たむでき【耽溺・湛溺】旧たんでき
⇒耽ける。
たむぱく【澹泊=淡薄】旧たんぱく
⇒淡い。
ためらふ
【躊躇】タメラウ〔聯綿〕躊躇は「t-」の雙聲字。
ためらふ【逡巡=蹲循】タメラウ〔聯綿・同源〕
逡巡=蹲循は「-un」の雙聲字。∴何時までも〜して埒があかない。∴孤疑〜。
たゆ
【絶】〔近19〕文語下二段動詞。⇒絶える。⇒耐へる。⇒妙子。
たらひ【盥】タライ
←手+洗ひ。
たらを【太良尾】タロウ〔地名〕
アオ→オウ。
たわ【乢・嵶】
中國地方で⇒峠の稱。
だわ【】
たわいない
【他愛】〔近04*・恆1・5〕他愛は宛字。恆5ではイ音便とするが、戲とは無關係か。⇒羽合。
たわむ
【撓】〔近04・05・恆1〕⇒撓む。
たわやか
【嬋妍】〔近04〕⇒たをやか。⇒うつくしい。
たわやめ
【手弱女】〔近04〕⇒たをやめ。
たわわに
【】〔恆1〕たをやか
【嬋妍】タオヤカ〔近07・恆3〕嬋妍≠嬋娟。⇒たわやか。⇒うつくしい。
たをやめ
【手弱女】タオヤメ〔近07・08〕⇒たわやめ。
| 【たん】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| たむ | (tam) | 【たん】(旧たん) | …54堪慣+58湛カ\54探カ\54耽カ眈カ\54壜(罎)カ\54覃カ潭カ譚カ鐔カ\55淡カ啖カ毯カゴ痰カ餤カ\55啗カ\55擔(担)カゴ憺カ檐カゴ澹カ膽(胆)カゴ\58站カ\ | |
| たん | (tan) | 【たん】 | …26反慣\29丹カゴ\29旦カゴ但カ坦カゴ疸カゴ靼慣亶カゴ壇カ檀カ+32袒カ\29歎(嘆)カゴ攤カゴ\29炭カゴ\29蛋カ\29誕カ蜑カ\29單(単)カゴ憚カ箪カゴ殫カゴ襌(褝)カゴ鄲カゴ\30短カゴ\30鍛カゴ緞カ\30彖カゴ\30湍カゴ端カゴ\31赧慣\32綻カ\ | |
たん【反】〔音訓〕
呉服採寸の反は端の借音。また田畑の面積反は段からの借音。
| 【だん】 | ||||
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| だむ | (dam) | 【だん】(旧だん) | …54男カ\55談ゴ\ | |
| だん | (dan) | 【だん】 | …29壇ゴ檀ゴ\29彈(弾)ゴ\30暖カ煖カ\30段ゴ椴ゴ\30團(団)ゴ\30斷(断)ゴ\ | |
ダンチョネ【】〔表音〕
斷腸ネ、に由來するといふ。
たんねえ【不足】〔表音〕
「たんねい」ではない。⇒ええぢゃないか。
だんべい【】ダンベエ〔表音〕
方言。←「であるべし」。
たんみん
【蜑民・蛋民】〔同源〕蜑・蛋