便覽十七年出版濟
平成疑問かなづかひ―假名遣標準化計劃
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この項目は、既に出版濟のデータを加工したものです。書籍と電子データと性格の差を考へ、かなり異る部分があります。
申し譯ありませんが、jisコードにない漢字は暫時「〓」で表現してゐます。文字鏡を活用すればよい話ですので、いづれ實現させます。
記號の代用に御注意ください。
「∞」…「以下の項目を參照」
「∴」…「例文」
「゚」…漢音
「。」…呉音
「:」…漢音・呉音共通
「'」…慣用音
「"」…唐音
- ああ【唖唖】〔表音〕
- 鳥の鳴き聲。「嘔唖(おうあ)」はまた鳴り物の喧しいこと。∴嘔唖嘲〓(たうたつ)聽をなしがたし(白居易・琵琶行)。
- ああ【於乎=嗚呼=烏乎=噫=嗟=惡=吁】〔表音・同源〕
- 「於(を)」「乎(こ)」「嗚(を)」「呼(こ)」「噫(い)」「嗟(さ)」「惡(を)」「吁(く)」、いづれも「ああ」といふ音の描寫。「呼(こ)」などの原音は「フ」に近く、「嗚呼」は「ウーフー」であった。∞おいて(於=于)∴〜玉杯に花受けて。∴〜いへばかういふ。
| 【あい】 |
あい | ai | 14藹:靄:\15娃゚哇゚鞋'\15隘゚\19哀:\19愛:曖:靉:\19挨゚埃:欸:\ |
- あいかふ【愛甲郡】アイコウ〔地名〕
- 神奈川縣(相模國)の郡名。『類聚三代格』承和二(八三五)年に「鮎河(あゆかは)」。現在「愛川町」あり。←「甲(かふ)」。
- あいきゃぅ【愛敬】アイキョウ
- また「愛嬌(あいけう)」とも。
- あいさつ【挨拶】
- 字音語だが「挨」も「拶」も他に用ゐる事の少ない漢字であり、また「相」や「逢」への連想が働くためか「あひさつ」と誤りやすい。∴〜を交はす。
- あいそ【愛想】
- 「想(しゃぅ/さぅ[慣]そ)」。おあいそ。∴〜がつきる
- あいだい【欸乃=曖迺】〔表音〕
- 船頭の舟唄。
- あいち【愛知】〔地名〕
- 縣名。愛知縣(尾張國)の郡名。『神代紀』に「吾湯市(あゆち)」、『景行紀』五十一年に「年魚市郡(あゆち)」。∞あゆち(年魚市)。
- あいなめ【鮎魚女・鮎並】〔動物〕
- あいにく【生憎】〔恆5〕
- ←あやにく。「あひにく」ではない。∴お〜さま。
- あいのかぜ【】
- 日本海沿岸で春から夏にかけて吹く、穏やかな東風。平成十二年とやま國體「あいの風夢のせて」。∴あゆの風いたく吹くらし(萬葉集四〇一七)。
- あいほ【秋穗】アイオ〔地名〕
- 山口縣吉敷郡の町名。
- あいまいもこ【曖昧模糊】〔聯綿〕
- 「-ai」「-o」の疉韻字。
| あう | au |
38奧(奥):襖:墺:懊:澳:\38鏖:\ |
|---|
| あぅ | ang |
42央。怏。殃。秧。鞅。+43泱:鴦:\45罌゚嚶゚櫻(桜)゚鸚゚\45鶯(鴬)゚\ |
|---|
- あぅあぅ【怏々】オウオウ〔疉字〕
- ∴〜として樂しまぬ。
- あうむ【阿吽】
- 舊假名あうん「吽」は梵語の音譯字。學研大漢和などでは「うん」。∴〜の呼吸。
- あぅむ【鸚鵡】オウム〔動物〕
- ∴〜反し。
- あえる【肖】〔近16〕
- あやかる意の動詞。「あへもの」の意ではない。∞あへる(和)。
- アオザイ【襖】
- 越南の民族衣裳。「ザイ」は長い意味の越南固有語。「∞あを(襖)」
- あか【阿伽=閼伽】〔同源〕
- 「阿伽・閼伽(あか)」は「aqua(水)」と同源。しかしながら「あくゎ」ではない。「閼(あつ/あち[慣]あ)。∴〜棚
- あかせうびん【赤翡翠】アカショウビン〔動物〕
- ←少微(せうび)。
- あがた【縣】〔地名〕
- 宮崎縣(日向國臼杵郡)延岡市の古稱。『和名抄』に「英多(あがた)郷」。←「英(アガ)←(イャング)」。∴縣居(賀茂眞淵)
- あかほ【赤穗】アコウ〔地名〕
- 兵庫縣(播磨國赤穗郡)の市名。長野縣駒ヶ根市の「赤穗(あかほ)〒399-4117」は「赤須」と「上穗(うはぶ)」の合成地名で「アカホ」と讀む。∴〜義士。
- あかをだひ【赤魚鯛】アコウダイ〔動物〕
- ←赤+魚(うを)+鯛。
- あかんべえ【赤ん目】
- 「べゑ(兵衞)」ならず。∞べっかんこう。
- あきうど【商人】アキュウド〔近10〕
- あきなひ【商】アキナイ
- 時に縁起をかついで「商内」と書く場合あり、これでは假名遣が合はぬ。∴〜が少ない。
- あきふ【秋保】アキウ〔地名〕
- 宮城縣、仙臺近郊の温泉地。(〒982-0241)
- あきらか【章=晶=昌】〔同源〕
- 「章」「晶」「昌」は共に「しゃぅ」。
- あきらか【杲=晧=皓=皋・晃=煌】〔同源〕
- 「杲(かう)」「晧(かう)」「皓(かう)」「皋(かう)」「晃晃=煌煌(くゎぅくゎぅ)」。
| 【あく】 |
あく | ak | 【04幄:齷:握:渥:】\43惡(悪):\45軛゚阨゚\ |
- あくせく【齷齪】〔聯綿〕
- 「-ak」の疉韻字。
- アグネス・チャン【陳美齡】〔外來〕
- 香港の歌手名。「チャン」→「陳(ちん)」
- あぐひ【阿久比】アグイ〔地名〕
- 愛知縣(尾張國知多郡)の町名。『和名抄』に「英比(あぐひ)郷」。←「英(えぃ/やぅ)←(イャング)」。
- あさ【朝=晁=〓】〔同源〕
- 「朝(てう)」「晁(てう)」「〓(てう)」。「晁衡」は「阿部仲麻呂」の唐稱。
- あざうの【薊野】アゾウノ〔地名〕
- 土讚線驛名。
- あさうわん【淺茅灣】アソウワン〔地名〕
- 對馬の地名。同地の「淺茅山」は「あさぢやま」である。
- あさがほ【朝顏】アサガオ〔近07〕
- ∴〜に釣瓶取られてもらひ水。
- あざける【調・嘲】〔同源〕
- 「調弄=嘲弄(てうろぅ)」∴人の失敗を〜。
- あさぢふ【淺茅生】アサジウ
- ∴〜の宿。∞あさうわん(淺茅灣)
- あさふ【麻生】アソウ〔姓名〕
- 地名でも「アソウ」が多いが、「アザブ」「アソ」などもあり。神奈川縣麻生區(アサオク)。和歌山縣那賀郡那賀生の「麻生津中(〒649-6615)」は「をふづなか」とすべきか。
- あざむく【瞞・謾】〔同源〕
- 「瞞着=謾着(まんちゃく)」∴花も〜美人。
- あしい【惡】〔近13〕
- あしかが【足利】〔地名〕
- 栃木縣(下野國足利郡)の市名。∴〜尊氏。
- あしなえ【蹇】
- 「足萎え」とされるが「なへぐ」に由來するとの説あり。∞なえる(萎)。
- あじむ【安心院】〔地名〕
- 大分縣(豐後國宇佐郡)の町名。←「心(しむ)」。
- あしゅら【阿修羅】〔佛教〕
- ←梵語「アスラ」。「修(しう/しゅ)」。呉音「しゅ」であるため漢音を「しゅう」に誤りやすい。「しゅぅ」とは「スング」のやうな音であり、「シュ」とは源流が全く異る。∞しゅたら(修多羅)。∴修羅の巷か向陽寺(橘中佐)
- あしらひ【待遇】アシライ〔近11〕
- ∴客の〜がうまい。
- あじろ【網代】
- ∴〜垣。
- あすなろ【翌檜】〔植物〕
- 語源として「明日は檜にならう」「あすひ」などの説あり。「あすはひのき」とも。現代假名遣では「あすわひのき」となる。∴『〜物語』(井上靖)
- あせみづく【汗】アセミズク
- ∴〜になってはたらく。
- あだ【仇=讐=讎】〔同源〕
- 「仇(きう)」。「讐・讎(しう)」は異體字。∴親の恩を〜やおろそかに思はない。∴江戸の〜を長崎で討つ。
- あたご【愛宕】〔地名〕
- 京都市の地名。『三代』貞觀二(八六〇)年に「愛當護山」。また東京都港區など全國にあり。→「宕(たぅ)←タング」。∞おたぎ(愛宕)。∴〜の山に入る月を(鐵道唱歌)
- あだたら【安達太良】〔地名〕
- 福島縣二本松市の火山。安達太良檀弓(あだたらまゆみ)とは、古代の眞弓。←「良(らぅ)」。∴あれが阿多多羅山(高村光太郎)
- あたばぅ【】アタボウ
- 當たり前のべら坊。→「坊(ばぅ)」
- あたひ【價・値】アタイ〔近12〕
- ∴春宵一刻〜千金。
- あたる【丁=貞=當】〔同源〕
- 「丁(てぃ/ちゃぅ)」「貞(てぃ)」「當(たぅ)」
- あぢ【味】アジ〔近01・02・恆6〕
- ∴大〜。
- あぢ【鰺】アジ〔近01・02・恆6〕
- あぢきない【味】アジキナイ〔恆6〕
- あぢけない【味】アジケナイ〔恆6〕
- あぢさゐ【紫陽花】アジサイ〔近01・11・12・恆5・6〕
- あぢははない【味】アヂワワナイ
- 書いても喋っても落ちつきの惡い言葉である。「アヂアワナイ」のやうに發音する場合が多いか。∞いははれた(祝)。
- あぢふ【味經】アジウ〔地名〕
- 大阪府(攝津國東成郡)天王寺區味原(あぢはら〒543-0023)町の古名。『孝徳紀』白雉元(六五〇)年に「味經宮」。『萬葉集九二八』に「味經の原」。
| 【あつ】 |
あつ | at | 29遏゚\29閼゚\30斡'\32軋゚\59壓(圧)'[アフ]\ |
- あづき【小豆】アズキ〔近02・恆7〕
- 「豆(づ)」とは無縁か。
- あづく【預】アズク〔近03*〕
- あづける【預】アズケル〔恆7〕
- あづさ【梓】アズサ〔恆7〕
- ∴〜二號。∴かへらじとかねて思へば〜弓(楠木正行)。
- あづま【東】アズマ〔恆7〕
- 日本武尊(やまとたけるのみこと)の弟橘姫を偲ぶ「あづまはや(わが妻よ)」の傳説は有名。京成電鐵には「東あずま」なる驛名あり。∴〜男に京女。
- あづまや【東屋・四阿】アズマヤ
- 吹きはなちの小さな建物。「四阿山(あづまやさん)」は群馬縣の地名。∞亭(ちん)。
- あつまる【糾=鳩】〔同源〕
- 「糾合=鳩合(きうがふ)」
- あつまる【聚=湊=輳=簇=藪=叢】〔同源〕
- 「聚(しゅう/じゅ)」「湊(そう)」「輳(そう)」「簇(そう)」「藪(そう)」「叢(そぅ)」。∴「簇生(そうせぃ)」「叢生(そぅせぃ)」。
- あづみ【安曇】アズミ〔地名〕
- 長野縣(信濃國)の郡名。付近の穗高山は「阿曇族」の祖先神「穗高見命」に由來する。←「曇(どむ)」。∴〜野(松本盆地)
- あつめる【收集=蒐輯】〔同源〕
- 「收集=蒐輯(しうしふ)」。同じ「あつめる」意味であっても「輯(しふ)」「蒐(しう)・聚(しゅう)」「衆(しゅぅ)」は「シップ」「シュ」「シュング」のやうに本來まったく異った音であった。字音假名遣でも「聚」と「衆」の相違までは表現し得てゐない。∴「群聚(ぐんしゅう)」「群衆(ぐんしゅぅ)」「群集(ぐんしふ)」
- あてるゐ【阿弖流爲】アテルイ〔姓名〕
- 蝦夷の長。坂上田村麻呂と對峙したと傳へる。
- あと【蹤=踪】〔同源〕
- 「蹤」「踪」は共に「しょう/しゅ」。「從(しょぅ/しゅ)」「宗(そぅ/そ)」。
- あな【孔=腔=空】〔同源〕
- 「孔(こぅ)」「腔(かぅ/こぅ)」「空(くぅ)」。「窟窿(くつりゅぅ)」は「孔(こぅ)」の緩讀といふ。
- あな【窩=〓】〔同源〕
- 「窩(くゎ)」「〓(くゎ)」
- あない【案内】
- ∴物申す、〜乞ふ。
- あなじかぜ【】
- 冬に吹く北西の季節風。「し」は風の古語といふ。「あなぜ風」とも。∞やまじ風。
- あなふ【賀名生】アノウ〔地名〕
- 奈良縣(大和國吉野郡)西吉野村の地名。古名「穴生」。後醍醐帝の行宮所在地。
- あなふ【穴太】アノウ〔地名〕
- 大津市(近江國滋賀郡)の地名(〒520-0114)。「穴太積」は城郭の石垣積みの手法。『記成務』に「志賀高穴穗(しがのたかあなほの)宮」。
- あなふじ【穴太寺・穴穗寺】アナオジ〔地名〕
- 京都府龜岡市の寺名。「あなう」「あなお」「あのう」「あのお」「あなおう」など表記が安定しない。∴かかる世に生れあふ身のあなうやと思はで頼め十聲一聲(西國札所二十一番御詠歌)
- あは【阿波・安房】アワ〔地名〕
- 舊國名。→「房(はぅ)」。∞あはぢ(淡路)。
- あは【粟】アワ〔近04・恆1〕
- ∴濡れ手に〜。
- あはい【淡=澹】アワイ〔恆1・同源〕
- 「恬淡=恬澹(てむたむ)」は疉韻字。「澹泊=淡薄(たむぱく)」。∴〜思ひ出。
- あはう【阿呆】アホウ
- 「呆」は宛字。「呆(ばう)」は「某(ぼう)」の古字といふが、假名遣は合はない。「阿房(あはぅ)」とも。∴踊る〜に見る〜。
- あはうどり【信天翁】アホウドリ〔動物〕
- ←阿呆鳥。
- あはす【合】アワス〔近04〕
- あはせる【并=併=竝】アワセル〔同源〕
- 「并=併=竝(へぃ)」∴「平行=竝行=并行(へぃかぅ)」。
- あはぢ【淡路國】アワジ〔地名〕
- 舊國名。「あは(阿波)への通り道にあたるための稱。∞あはい(淡)。∞あは(阿波)∴淡路島かよふ千鳥の鳴く聲に(源兼昌)。
- あはゆき【淡雪】アワユキ〔近04・恆1〕
- ∞あわゆき(泡雪)。
- あはら【湶】アワラ〔地名〕
- 富山縣高岡市の地名。濕地、深泥の田の意味。「蘆原(あはら)温泉(〒933-0911)」は福井縣の地名。平成十六年「あわら市」成立。
- あはれ【】アワレ〔近05〕
- ∴〜ともいふべき人は思ほへで(謙徳公)。∴もののあはれ。
- あはれむ【憫=愍=旻】アワレム〔同源〕
- 「憐憫=憐愍(れんびん)」「旻(びん)」それぞれあはれむ意。
- あひだ【間】アイダ〔近11〕
- ∴缺席仕り候〜御屆に及び候。
- あひのつちやま【間の土山】アイノツチヤマ
- 『鈴鹿馬子歌』。「坂下」「土山」は東海道の宿場、「間」は「まもなく」説と「間の宿」説とあり、∴坂は照る照る鈴鹿は曇る、〜雨が降る。
- あひば【饗庭】アイバ〔姓名〕
- ←あへ(饗)。
- あひら【姶良】アイラ〔地名〕
- 鹿兒島縣(大隅國)の郡名。『和名抄』に「姶羅郡」。但し後世には郡域に大きな異同あり。←「姶(あふ)」は訓。
- あひら【吾平】アイラ〔地名〕
- 鹿兒島縣肝屬郡の町名。もと姶良(あひら)郡に屬す。日本書記に「吾平山上陵」。
- あひる【家鴨】〔動物〕
- 「アイル」とは讀まない。
- あふ【粟生】アオ〔地名〕
- 京都府長岡京市(〒617-0811)。←あは(粟)+ふ(生)。「あふる」が「アオル」となるのと同じ音變化。「ふ(生)」は地名に多い。「∞がまふ(蒲生)」「∞しばふ(芝生)」「∞にふ(丹生)」「∞はにふ(羽生)」「∞やぎふ(柳生)」「∞きりふ(桐生)」など。
- あふ【合】アウ〔近10〕
- ∴この話は理窟に合はない。
- あふ【奧武島】オウ〔地名〕
- 沖繩本島南端の島名。語源は「青」といはれる。「あう(奧)」+「ぶ(武)」で「あふ」か、または「あう(奧)」のみか未詳。近世に漢字を宛てたものか。
- あふ【邂逅=遘=覯】アウ〔同源〕
- 「逅」「遘」「覯」はすべて「こう」だが、子音が「k-」「h-」で異る。「邂逅(かいこう)」は「k-」の雙聲ではない。∴稀覯本∴あふは別れのはじめとて。
- あふぎ【扇】オウギ〔近08・09〕
- あふぐ【仰】アオグ〔近08・09・恆2〕
- 「∞おほせ(仰)」と混同して「おふぐ」などと誤りやすい。「あふぎ(仰木〒520-0247)」は大津市の地名。∴〜今日こそ樂しけれ(紀元節)。
- あふぐ【扇・煽】アオグ〔近08・恆2〕
- ∴扇で〜。
- あふこ【朸】オウコ〔近09〕
- 「あふご(會期)」と掛け言葉にする事あり。∴〜なきこそわびしかりけれ。
- あふさかやま【逢坂山】オウサカヤマ〔恆2〕
- 大津市(近江國滋賀郡)の地名。上代の關所。∴知るも知らぬもあふさかの關(蝉丸)。
- あふせ【逢瀬】オウセ
- あふち【樗・楝】オウチ〔近09・08〕
- 栴檀の古名。
- あふとつ【凹凸】オウトツ〔同源〕
- 「凹」は「壓(あふ)」「押(あふ)」、「凸」は「突(とつ)」と同源といはれる。∞おさへる(抑)
- あふのく【仰】アオノク〔近08〕
- あふひ【葵】アオイ〔近08*・09・恆2〕
- ∴〜の御紋。
- あふまがとき【逢魔が時】オウマガトキ
- 「大禍時」なら「おほまがとき」。現代假名遣にあっても「おうまがとき」「おおまがとき」の二種は確定しがたい。
- あふみ【近江】オウミ〔近09〕
- 舊國名。←「淡(あは)+海(うみ)」。『記神代』に「近淡海(ちかつあはうみ)國造」。∞とほたふみ(遠江)。∴〜商人。
- あふむく【仰】アオムク〔近08〕
- ∴あふむけば君がゐる。
- あふり【泥障】アオリ〔近08・09〕
- 馬具。「あふづくり(泥障作)」は青森縣三戸郡の地名。(〒031-0115)
- あふる【溢】
- 「アオル」とは讀まない。同樣の例に「∞ほふる(屠)」、但し「∞あふる(煽)」は「アオル」と讀む。
- あふる【煽・呷】アオル〔近08・恆2〕
- ∴不景氣のあふりを受けて倒産した。
- あふれる【溢】〔恆2〕
- 「アオレル」とは讀まない。∞あふる(溢)。∴會場は聽衆であふれた。
- あへぐ【喘】アエグ〔近16〕
- ∴喘ぎながら山を登る。
- あへて【敢】アエテ〔近15〕
- ∴あへなく敗退。∴あへて苦言を呈する。
- あへる【和】アエル
- ∞あえる。∴あさつきを酢味噌で〜。
- あへん【阿片=鴉片】〔同源〕
- 「阿(あ)」「鴉(あ/え)」
- あまえる【甘】〔恆4〕
- ←文語「あまゆ(甘)」∴友人の厚意に甘える。
- あまっさへ【剩】アマツサエ
- ←あまり(餘)+さへ(助詞)。「アマッサエ」と發音すべきところ、久しい前から「アマツサエ」と言ひ慣らはしてゐる。∴反省の色なく、〜薄笑ひさへ浮べてゐる。
- あまづら【甘葛】アマズラ〔植物〕
- ←「あま(甘)+つら(蔓つるくさ)」。
- あまは【天羽】アモウ〔姓名〕
- 「あまは」で「アモウ」と讀むのは不規則的である。湯桶讀みで「あま+羽(う)」かもしれない。「天羽田」は千葉縣市原市の地名(〒299-0126)。
- あまみ【奄美】〔地名〕
- →「奄(えむ)」
- あまゆ【甘】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞あまえる(甘)。
- あまる【冗=剩】〔同源〕
- ∴「冗員=剩員(じょぅゐん)」。
- あまんじる【甘】〔恆8-1〕
- ∴非難を甘んじて受ける。
| あむ | am(舊假あん |
54暗゚闇゚諳゚58黯゚\54菴゚庵゚56罨'\58餡"\ |
|---|
- あむたむ【暗澹】舊假名あんたん〔聯綿〕
- 「-am」の疉韻字。∴〜たる思ひ。
- あむばい【鹽梅・按排・案配】
- 舊假名あんばい「按排・案配(あんばい)」は宛字。
- あめのうづめ【天鈿女命】アメノウズメ〔姓名〕
- あめんばぅ【水黽】アメンボウ〔動物〕
- ←飴ん坊。
- アモイ【厦門】〔外來〕
- →「厦(カ)」。福建音由來と思はれる。現地音は「エームイ」のやうな發音である。
- あやふう【危う】アヤウウ
- ←「あやふく」のウ音便。「あやふふ」ではない。
- あやふや【不審】
- 「アヤウヤ」とは讀まない。
- あやまる【訛=譌】〔同源〕
- 「訛」「譌」は共に「くゎ」
- あゆち【年魚市】〔地名〕
- 「∞愛知」の古名。名古屋市昭和區に「阿由知通(あゆちとほり)(〒466-0027)」。∴たづ鳴きわたる年魚市潟。
- あらい【疏=疎=粗=麁】〔同源〕
- 「疎(そ)」はもと「疏(そ)」の俗字。「粗(そ)」「麁(そ)」。
- あらち【愛發】〔地名〕
- 福井縣(越前國敦賀郡)敦賀市。愛發關は鈴鹿、不破と共に古代三關の一。『萬二三三一』には「有乳(あらち)山」。
- あらぬ【有らぬ】
- 「あらん」參照。
- あらはす【現・表・著】アラワス〔近05〕
- ∴名は體をあらはす。
- あらはれる【顯=現】アラワレル〔同源〕
- 「顯現(けんげん)」は「ken」の雙聲疉韻字。
- あらひぐま【浣熊】アライグマ〔動物〕
- ←洗ひ+熊。
- あらふ【洗=洒】アラウ〔同源〕
- 「洗」「洒」共に「さい」。「洗」は「せん」「せい」兩音あり。∴せいえ(洗衣)。
- あらふ【濯=滌】アラウ〔同源〕
- 「濯(たく)」「滌(てき)」、兩字の原音はかなり近い。「洗淨(せんじゃぅ)」は「洗滌(せんでき)」の書替へ字。「條(でう)」の連想から「洗滌(せんでう)」と讀み誤り、更に「淨(じゃぅ)」に置換へたもの。
- あらふ【沐浴】アラウ〔同源〕
- 「沐浴(もくよく)」は「-ok」の疉韻字。
- あらふ【浣=澣=灌=盥】アラウ〔同源〕
- 「浣衣=澣衣(くゎんい)」。「灌漑(くゎんがい)」は「k-」の雙聲字。「盥(くゎん)」の訓はまた「たらひ」。∴「浣腸=灌腸(くゎんちゃぅ)」。
- あらむ【有らむ】
- 「あらん」參照。
- あらん【有らん】
- ←あら+ぬ(否定)。←あら+む(意思推量)。前者は「あらぬ事を言ふ、あらぬ疑ひをかける、あらぬ方を向く」など、後者は「あらむ限りの力、御配慮あらむ事を」など。
- あり【有】〔近21〕
- 文語ラ變動詞
- あるいは【或】舊假名あるひは〔近13*・恆5〕
- ←ある+い(名詞接尾語)+は(助詞)。從來「あるひは」と書かれることが多かった。
- あるじ【主人】〔近01〕
- アレワイサノサ【】〔表音〕
- 江戸俚謠『お江戸日本橋』。俗曲『深川』。∴行列揃へて〜。
- アレワエーエトソーリャ【】〔表音〕
- 宮城縣方言『大漁唄ひ込み』。∴〜大漁ダエ。
- あわ【泡】〔近04・05・恆1〕
- あわただし【遽】〔近04〕
- あわつ【惶】〔近04・05〕
- ∴あわてる乞食はもらひが少ない。
- あわてる【慌・周章・蒼惶=蒼黄】〔恆1・聯綿・同源〕
- 「周章(しうしょぅ)」は「s-」の雙聲字。「蒼惶(さぅくゎぅ)」「蒼黄(さぅくゎぅ)」は「-ang」の疉韻字。∴周章狼狽。
- あわゆき【泡雪】〔恆1〕
- ∞あはゆき(淡雪)
- あゐ【安威】アイ〔地名〕
- 大阪府(攝津國島下郡)茨木市の地名。(〒567-0001)。『延喜式』に「阿爲神社」。『雄略紀』に「藍原」。「威(ゐ)」「爲(ゐ)」。
- あゐ【藍】アイ〔近11・12・恆5〕
- ∴青は〜より出でて〜より青し。
- あを【襖】アオ〔近07〕
- 「襖」は音「あう」。「∞ばせう(芭蕉)」を「ばせを」とするやうに、「あを」と書いた例も多い。∞アオザイ。∞すあを(素襖)。
- あを【青=蒼=蒼茫】アオ〔近07・恆3・同源・聯綿〕
- 「青(せぃ/しゃぅ)」=「蒼(さぅ)」。「蒼茫(さぅばぅ)」は「-ang」の疉韻。∴〜菜に鹽。
- あを【白馬】アオ
- ←青。∴〜節會。
- あをがひ【螺鈿】アオガイ〔近07〕
- あをし【青】アオシ〔近08〕
- あをだいしゃぅ【青大將】アオダイショウ〔動物〕
- あをま【青馬】オウマ〔地名〕
- 千葉縣香取郡東庄町。〒289-0615。
- あをみ【青海】オウミ〔地名・姓名〕
- 山口縣長戸市青海島ほか、同じ地名は全國にあり。履中天皇の皇女「いひとよのあをのわぅぢょ(飯豐青皇女)」をまた「あをみ(青海)皇女」と申上げる。「あふみ(近江國)」「おほみ(大三)島」などと混同しやすい。東京都の埋立地にある地名は「アオミ」と讀む。
- あをみ【碧海】アオミ〔地名〕
- 愛知縣(三河國)の郡名。現在は「へきかい」郡。「あをみ」をどう讀むべきか未詳。「オウミ」かもしれない。∞おふみ(邑美)。
- あをめ【青梅市】オウメ〔地名〕
- 東京都(武藏國多摩郡)の市名。「あ+うめ」ではない。∴〜棉。
| 【あん】 |
あむ | am(舊假あん) | 54暗゚闇゚諳゚58黯゚\54菴゚庵゚56罨'\58餡"\ |
あん | an | 29安:按:案:鞍:鮟:+31晏:\44杏"[カゥ]\44行"[カゥ]\ |
- あんかぅ【鮟鱇】アンコウ〔動物〕
- 鱇は國字であり本來の音讀みではないが、「康」の形聲文字と見れば「かぅ」。辭書によっては「こう」とするものもある。∞ちゃうちん(提燈)∴提燈〜。
- あんくゎ【行火】アンカ
- あんず【杏・杏子】〔近03*・植物〕
- 「あん(杏)」「子(ず)」いづれも唐音。→「杏(きゃぅ)」。∞ぎんなん(銀杏)。
- あんぢょう【】アンジョウ〔表音〕
- ←味(あぢ)+良う。關西方言。∴〜しとくれやす
- あんどん【行燈】
- 「行(あん)」は唐音。→「行(かぅ/ぎゃぅ)」「燈(とぅ)←トング」。∴晝〜(大石内藏助)。
- アンニョンハシムニカ【安寧】
- 朝鮮語挨拶語、→「寧(ねぃ)←ニング」
- あんめえ【】〔表音〕
- ←あるまい。アイ→エエとなる關東方言。
| 【い】 |
い | i | 05易:\05椅:猗:倚:\05移:\05u恚:\05縊:\06伊:\06夷:姨:痍:\【06u惟゚唯゚】\【06u遺゚】\06彝(彜):\06懿:\06肄:\07以:苡:\07意:\07異:\07已:\07怡:貽:\07矣:\07醫(医):\08衣゚依゚\ |
ゐ | ui | 05u委:萎:逶:痿'\05u爲(為):\06u位:\【06u維゚帷:】\08u威:\08u尉:慰:\08u畏゚\08u胃:謂:渭:蝟:\08u彙:\08u韋:偉:緯:葦:違:圍(囗囲)゚幃:\ |
▼遺(い/ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい)
▼隹(すい/すい) 音符の字は大部分が「うい」だが
維帷の二字だけは「ゐ」となる
惟唯 (い/ゆい)
維 (ゐ/ゆい)
帷 (ゐ/ゐ )
▼恚い←圭くゑいの形聲系列は大きく二系統に分れる
詳細は「けい・圭(くゑい)」の掲載箇所參照の事 |
- い【以】〔表音〕
- 平假名「い」の原字
- い【意】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。
- い【移】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。
- イ【伊】〔表音〕
- 片假名「イ」の原字
- いいえ【】〔恆5〕
- いいちこ【】
- 焼酎の商品名。「〜ちこ」は大分縣北部方言で強調の意。「良い+ちこ」で、假名遣は「いいちこ」と考へられる。
| いう | iu |
50右゚佑゚祐゚\50酉゚\50楢゚猷゚猶(犹)゚蕕゚\50又(有)゚友゚\50尤゚疣゚肬゚\50憂゚優゚\50有゚侑゚宥゚囿゚\50由゚蚰゚釉゚鼬゚柚゚\50誘゚莠゚\50遊゚游゚蝣゚\50郵゚\50攸゚52悠:\52幽:\52黝:\ |
|---|
- いういう【〓〓】ユウユウ〔表音〕
- 鹿の鳴き聲。∴鹿鳴〜(詩經)。
- いういうじてき【悠悠自適=優游〜=油油〜】ユウユウジテキ〔同源〕
- 「悠」「優」「游」「油」共に「いう」
- いうしう【憂愁】ユウシュウ
- ∞「うれへる(憂愁・攸)」。
- いうぜん【猶然=悠然】ユウゼン〔同源〕
- 「猶」「悠」は共に「いう」。「裕然(ゆうぜん)」とも書くが、假名遣は異る。
- いうぜんぎく【友禪菊】ユウゼンギク〔植物〕
- いうて【言うて】ユウテ〔表音〕
- 「言ふ」のウ音便。「言ふ」は現代假名遣でも「ゆう」とはならないが、京都方言の描寫では「ゆうて」と書かれる場合が多い。∞ちうて。
- いうよ【猶豫・猶預・猶與】ユウヨ〔聯綿〕
- 「y-」の雙聲字。
- いうわ【宥和】ユウワ
- また「融和(ゆぅわ)」とも書くが、假名遣は異る。意味も完全には一致しない。
- いえ【否】〔恆4〕
- いえ【癒】〔近15〕
- イエライシャン【夜來香】〔植物〕
- →「香(かぅ)←ヒャング」。
- いえる【癒】〔恆4〕
- ∞いゆ(癒)∴病が〜。
- いか【伊香】〔地名〕
- 滋賀縣(近江國)の郡名。古く「いかご」と讀む。←「香(かご)←キャング←ヒャング」。
- いかさま【如何樣】
- ∴〜、得心がいった。
- いかづち【雷】イカヅチ〔恆7〕
- いかなご【玉筋魚】〔動物〕
- ∞こをなご(小女子)
- いがひ【貽貝】イガイ〔動物〕
- 「貽」は音「い」。∞いずし(貽)
- いかもの【如何物】
- ∴〜食ひ
- いがらし【五十嵐】〔姓名〕
- いがらっぽい【】
- えがらっぽい。
- いかり【五十里】〔地名〕
- 栃木縣鹽谷郡。(〒321-2615)
- いかる【斑鳩・鵤】〔動物〕
- いかる【忿懣=憤=煩悶】〔同源〕
- 「忿懣(ふんまん)」=「憤(ふん)」=「煩悶(はんもん)」∞ふんまん(忿懣=憤懣)。
- いかるが【斑鳩】〔地名〕
- 奈良縣(大和國平群郡)の町名。
- いかん【如何=何如=何若=曷若】〔同源〕
- ←「いか(疑問詞)+に(助詞)」の撥音便。行か+ぬ(打消)は「してはいかぬ」、行か+む(意志)なら「いざ行かむ」。「如(じょ)」「若(じゃく)」「何(か)」「曷(かつ)」∴〜せん走るに走れない。
- いぎたない【寢汚】〔近13〕
- ∴いぎたなく睡り込んでしまつた。
- いきづく【息】〔恆7〕
- ∴傳統がいきづいてゐる。
- いきどほり【憤】イキドオリ〔近08・09〕
- ←息+とほる(通)。∴激しいいきどほり。
- いきほひ【勢】イキオイ〔近08・11〕
- ←息+おほふ(覆)。∴勝つた者がいきほひ天下をとる。
- イギリス【英吉利】〔外來〕
- →「英(えぃ)←イング」
| 【いく】 |
いく | ik | 01育:\01毓:\ |
ゐく | uik | 01郁:\ |
- いくさぶね【艨艟・艨衝】〔聯綿〕
- 「艨艟(もぅどぅ)」「艨衝(もぅしょぅ)」は「-ong」の聯綿字。
- いくぢない【意氣地】イクジナイ〔恆6〕
- ∴男のくせに〜。
- いくは【的】イクワ〔地名〕
- 佐賀縣神埼郡の地名(〒842-0123)。また古代姓。平安京大内裏の「郁芳(いくはぅ)門」は「的(いくは)氏」の造立にちなむ命名といふ。
- いけしゃあしゃあ【洒々】
- 「いけ」は接頭語。「洒」は音「しゃ」。∴いけぞんざい。∴いけすかない。
- いごっそう【】〔表音〕
- 土佐方言。
- いこま【生駒山】〔地名〕
- 奈良縣(大和國平群郡)と大阪府(河内國河内郡)の間。『神武天皇即位前記』に「膽駒山」。∞くまのい(熊の膽)。
- いさかは【率川】イサカワ〔地名〕
- 奈良市(大和國添上郡)の地名。『記開化』に「春日伊邪河宮」。これと「∞ひきゐる(率)」との關係は未詳。
- いさき【伊佐幾】〔動物〕
- いさぎよい【潔=屑】〔同源〕
- 「潔(けつ)」「屑(せつ)」∴引き際が〜。
- いざなぎ【伊邪那岐・伊弉諾】〔姓名〕
- 神名。「伊(い)」「弉(ざぅ)」「諾(だく/なく)」
- いざなみ【伊邪那美・伊弉冉】〔姓名〕
- 神名。「伊(い)」「弉(ざぅ)」「冉(ぜむ/ねむ)」
- いさは【膽澤】イサワ〔地名〕
- 岩手縣の郡名。古代に坂上田村麻呂の「膽澤城」あり。『和名抄』に「ヰサハ」とあり、假名遣が合はない。∞くまのい(熊の膽)
- いさはや【諫早】〔地名〕
- 長崎縣(肥前國高來郡)の市名。古名は「伊佐早村」。「伊佐早城」あり。
- いさりび【漁火】
- いさを【功・勳】イサオ〔近07・08・恆3〕
- いしじ【礎】
- 沖繩縣戦蹟國定公園「平和の礎(いしじ)」。語義ならびに假名遣は未詳。
- いしずゑ【礎】イシズエ〔近03・14〕
- ∴國の〜。
- いしゃぅ【衣裳・衣裝】イショウ
- 「裳(しゃぅ/じゃぅ)」「裝(さぅ/しゃぅ)」。「衣」は上半身、「裳」は下半身につけるもの。
- いすか【交喙】〔動物〕
- いずし【貽鮓】
- なれずし。「貽(い)」。∞いがひ(貽貝)
- いすず【五十鈴川】〔地名〕
- 伊勢神宮社前の御裳濯(みもすそ)川。
- イスパニア【西班牙】〔外來〕
- →「班(はん)」「牙(が)」
- いすみ【夷隅】〔地名〕
- 千葉縣(上總國)の郡名。『安閑紀』元年に「伊甚國造」。←「甚(じむ)」。平成十七年「いすみ市」成立
- いぜん【已前=以前】
- ∞「すでに(已・以)」。
- いそ【磯=礒】〔同源〕
- 「磯(き)」「礒(ぎ)」
- いたい【疼・痛】〔聯綿〕
- 「疼痛(とぅつぅ)」は「-ong」の疉韻字。
- いたうづ【到津】イトウヅ〔地名〕
- 北九州市(豐後國企救郡)小倉北區(〒803-0845・0846)。『續記』天正十二(七四〇)年に「板櫃(いたびつ)」。後世、訓の「いたる」と音「たう」を混同したものか。
- いたく【依託・倚託】
- もたせかけること。「依=倚(い)」。∞ゐたく(委託)
- いたこ【潮來】〔地名〕
- 茨城縣(常陸國行方郡)の町名。『常陸風土記』に「板來村。板來驛」、「潮來」は徳川光圀の命名といふ。潮の至り來る意。∴『〜花嫁さん』(花村菊江)
- いただき【巓=天】〔同源〕
- 「巓(てん)」「天(てん)」∴富士山の〜。
- いたづら【戲】イタズラ〔恆7〕
- ∴壁に〜書をする。
- いたはる【勞】イタワル〔近04〕
- ∴老人を〜。
- いたみ【伊丹】〔地名〕
- 兵庫縣(攝津國川邊郡)の市名。『山槐記』治承四(一一八〇)年に「伊多美」。但し丹の音は「たん」であり、「たむ」ではない。後世の命名か。
- いたむ【痛=恫=疼】〔同源〕
- 「痛(つぅ)」「恫(とぅ)」「疼(とぅ)」∴古傷が〜。
| 【いち】 |
いち | it | 21一(弌)。\21壹(壱)。\ |
- いち【一=壹】〔同源〕
- 「一」「壹」共に「いつ/いち」。
- いちおぅ【一應】
- ∞いちわぅ(一往)
- いぢける【萎縮】イジケル〔近01*・恆6〕
- いちじく【無花果】〔植物〕
- ←いちじゅく(一熟)。
- いちじるしい【著】
- ←いと(非常)+しるし(明白)。
- いちづ【一途・一圖】イチヅ
- 「一圖」は宛字だが、假名遣は一致する。「途(と/づ)」「圖(と/づ)」。
- いちは【一把】イチワ
- ∴菜っ葉を〜買ふ。
- いぢめる【虐待・苛】イヂメル〔近01*・恆6〕
- 「じ」も可
- いぢらしい【】イジラシイ〔近01*・恆6〕
- ∴子供ながらに働いてゐる姿がいぢらしい。
- いぢる【弄】イジル〔近01*・恆6〕
- 「じ」も可
- イチロー【鈴木一朗】〔姓名〕
- 正しい假名遣は「いちらぅ(一朗)」であらうが、固有名詞は改め難い。
- いちわぅ【一往・一應】イチオウ
- 「一往(いちわぅ)」が本來だが、現在は「一應(いちおぅ)」が多い。∞いちおぅ(一應)
- いちゐ【水松】イチイ〔恆5〕
- ←「一位(いちゐ)」。
- いちゐばら【櫟原】イチイバラ〔地名〕
- 山口縣宇部市の地名(〒754-1314)。←「いちゐ(一位)」。「櫟」の訓は通常「くぬぎ」だが、地名では「いちゐ」と讀む事が多い。
| 【いつ】 |
いつ | it | 21一(弌)゚\21溢゚鎰゚\21逸゚\21乙゚\21佚゚軼゚\22u聿゚\22u鴪゚\22u鷸゚\ |
- いづ【伊豆】イズ〔地名〕
- 東海道の舊國名。現在の伊豆半島。温泉が「出づ」ゆゑの名といふ。←「豆(とう、づ)」。
- いづ【出】イズ〔恆8-1〕
- 「家貧しくて孝子出づ」は「孝子いづ」であって「でず」ではない。∴『生れ出づる惱み』(有島武郎)
- いつくしま【嚴島神社】〔地名〕
- 廣島縣(安藝國佐伯郡)宮島の神社。『日後記』弘仁二(八一一)年に「伊都伎嶋社」、いつ(齋)き祀る意。∞いづはら(嚴原)。∞きうらぎ(嚴木)。
- いづくんぞ【焉・安】イズクンゾ〔同源〕
- 「焉(えん)」「安(あん)」。「いづくにぞ」の撥音便。
- いづこ【】イズコ〔近03〕
- ∴〜も同じ秋の夕暮(良暹法師)∴尋ね人〜にありや。
- いづし【出石】イズシ〔地名〕
- 兵庫縣(但馬國)の郡名。「出石城」「出石神社」などあり。
- いづなつかひ【飯綱使】イヅナツカイ
- 飯綱權現。
- いづはら【嚴原】イズハラ〔地名〕
- 長崎縣(對馬國)下縣郡の町名。←いつ(齋)き祀る意。∞いつくしま(嚴島)。
- いつはる【僞=詭・佯=陽】イツワル〔同源〕
- 「僞(ぐゐ)」「詭(くゐ)」「佯狂=陽狂(やぅくゐゃぅ)」∴身分を〜。
- いづみ【泉】イズミ〔近02・恆7〕
- ∴みかの原わきて流るる〜川(中納言兼輔)
- いづみ【和泉】イズミ〔地名〕
- 畿内の舊國名。『欽明紀』十四年に「泉郡」。「和」は好字にするための冗字。「出水郡」は鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。『應神紀』に「日向の泉(いづみ)の長媛」。
- いづめこ【飯詰子】〔表音〕
- 山形縣鶴岡市の玩具(人形)。育兒用の籠。「いづめ(飯詰)」は「ふご」の古語。
- いづも【出雲】イズモ〔恆7〕
- 舊國名。←いづ(出)+くも(雲)、「出ず」では、雲が出ないといふ逆の意味となる。∞きづき(杵築)。∴〜八重垣妻籠みに(須佐之男命)
- いづれ【何】イズレ〔近03・恆7〕
- ∴〜が菖蒲杜若。∴〜にしても。∴わが友、いづれにかある。
- いづろ【石燈籠】イズロ〔地名〕
- 鹿兒島市の地名。
- いと【怡土】〔地名〕
- 福島縣(筑前國)絲島郡の舊郡名。『魏志』倭人傳「伊都國」に比定される。『仲哀紀』に「伊覩縣(いとのあがた)」。明治二十九年「絲島郡」。古代に「怡土城」あり國史跡。→「怡(い)」「伊(い)」「絲(いと)」。
- いといがは【絲魚川】〔地名〕
- 新潟縣(越後國頸城郡)。『能因歌枕』に「いとひ川」。『本間市川文書』至徳四(一三八七)年に「絲井川」。現在の「絲魚川」となったのは戰國期以降。假名遣は「いとひ」の方が正しいか?「いを」は「うを(魚)」の古稱。
- いとま【間=閑=暇】〔同源〕
- 「間(かん)」「閑(かん)」「暇(か)」∴〜乞ひをする。
- イナウ【】〔表音〕
- アイヌの祭神。また北海道の玩具。
- いなさ【引佐】〔地名〕
- 靜岡縣(遠江國)の郡名。→「引(いん)」。
- いなせ【鯔背】
- ∴〜な若い衆
- いなづま【稻妻】イナズマ〔恆7〕
- いなば【因幡國】〔地名〕
- 山陰道の舊國名。法美郡稻羽郷の稻葉山にちなむ。→「因(いん)」。
- いなみの【印南野】〔地名〕
- 兵庫縣加古郡稲美町の原野。現在の「印南(いんなみ)郡」は元「いなみ」と讀んだ。萬葉集に多出。→「南(なむ)」。
- いなみぼし【牛宿】
- 二十八宿の一。稻見星。
- いにしへ【古】イニシエ〔近15〕
- ∴〜の奈良の都。
- いぬ【往】〔近21〕
- 文語ナ變動詞。∴早ういね(關西方言)
- いぬぼうざき【犬吠埼】〔地名〕
- 千葉縣。←ほゆ(吠)。字音「吠(ばい)」に由來するものではないと思はれる。∞えのころぐさ
- いぬゐ【乾】イヌイ〔近11〕
- 「戌(いぬ)+亥(ゐ)」
- いの【伊野】〔地名〕
- 高知縣吾川郡の町名。平成十六年「いの町」に町名變更。
- いは【岩】イワ〔近04〕
- 「岩」「巖」「癌」共に「がむ/げむ」。∞いはは(巖)。∞がむ(癌)
- いはきし【】イワキシ〔地名〕
- ひらがなの市名。「磐城」もしくは「岩城」によるものと思はれる。
- いはな【岩魚】イワナ〔動物〕
- いははれた【祝】イワワレタ
- 書いても喋っても落ちつきの惡い言葉である。∞あぢははない(味)。
- いはふ【呪=祝】イワウ〔近04・同源〕
- 「呪(じゅ)」「祝(しゅく・しう)」。∞まじなひ(呪=咒)。
- いはほ【巖=嵒】イワオ〔同源〕
- 「巖(がむ)」「嵒(がむ)」。「岩窟=巖窟(がむくつ)」∞いは(岩)。∴さざれ石の〜となりて苔のむすまで(國歌)
- いばゆ【嘶】〔近19〕
- 文語下二段動詞
- いばらいばら【茨=〓藜】〔同源〕
- 「茨(し)」は特に「はまびし」の一種。これを「〓藜(しつれい)」とも書くのは緩讀。∴わが行く道は〜道。
- いび【揖斐】〔地名〕
- 岐阜縣揖斐川町(美濃國大野郡)。『和名抄』に「楢斐郷」←「揖(いふ)」「楢(いう)」。
- いひし【飯石】イイシ〔地名〕
- 島根縣(出雲國)の郡名。「い+いし」ではあるまい。
- いひわけ【言分・言譯】イイワケ〔近04・恆1〕
- ∴君の言ひ分は〜がましい。
- いぶかる【訝る】
- ∴〜やうな眼付。
- いぶき【伊吹】〔地名・植物〕
- 滋賀岐阜縣境の山名。「膽吹山」とも。この地の∞伊福部(いふきべ)氏は製鐵にたづさはったと傳へる。←「息」+「吹き」。
- いふきべ【伊福部】イオキベ〔姓名〕
- 古代姓。景行天皇の皇子「五百木入彦」の裔といふ。∞伊吹山付近で製鐵を業とした。「ふ」を「オ」と讀むのは「あふぐ(煽)」など「あふ」形がほとんどであり、假名遣の法則上めづらしい。中世には「∞いほきべ(五百旗頭)」などと變化。∞おほしかふち(凡河内)
- いぶすき【指宿】〔地名〕
- 鹿兒島縣(薩摩國)の郡名、また市名。『和名抄』に「揖宿郡」→「揖(いふ)」。
- いぶり【膽振】〔地名〕
- 『日本書記』に「膽振〓(いぶりのさへ)」。∞くまのい(熊の膽)。
- いへ【家】イエ〔近14〕
- いへづと【家苞】イエヅト
- 土産。
- いほ【五百】イオ〔近08〕
- ∞やほや(八百屋)
- いほきべ【五百旗頭】イオキベ〔姓名〕
- 珍姓。∞いふきべ(伊福部)。∴五百旗頭眞(まこと)(政治学者)
- いほり【庵】イオリ〔近07〕
- ∴雨雲の雷の上に〜せるかも(柿本人麻呂)。
- いましめる【敕=飭】〔同源〕
- 「勅戒=飭戒(ちょくかい)」∴今後の行動をいましめる。
- います【在・坐】
- 「ゐる」の尊敬語。「ゐます」ではない。∞ゐる(居)。∴飛鳥坐(あすかにいます)神社∴如何に〜父母。
- いまは【今】イマワ
- ∴〜の際。
| いむ | im(舊假いん |
53陰゚蔭゚\53音゚\53恁"婬:淫:霪:\53飮(飲)゚\ |
|---|
- イムジン【臨津】〔外來〕
- 朝鮮の河川名。北朝鮮では「リムジン」とも。→「臨(りむ)」。
- いむぼう【陰謀】インボウ
- 「隱謀(いんぼう)」と書く場合もあるが、假名遣が異る。∴柳生一族の〜。
- いもあらひ【一口】イモアライ〔地名〕
- 京都府久世郡久御山町の地名(〒613-0026)。東京にも「一口坂」あり。巨椋池から淀川への出口は一つとなるため「一口」と書くといふ。「いも」とは「疱瘡(天然痘)」のこと。「いも拂ひ」の意といふ。
- いもうと【妹】〔近10・恆2〕
- 「いもひと」のウ音便。
- いやしい【卑・鄙】〔同源〕
- 「卑」「鄙」共に「ひ」
- いやだに【祖谷溪】〔地名〕
- 徳島縣三好郡の地名。い(祖)+や(谷)ではなくて、「祖」だけで「いや」と讀む、「谷」は冗字。
- いゆ【瘉】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞いえる(癒)
- いらぅざき【石廊崎】イロウザキ〔地名〕
- 伊豆半島南端の地名(〒415-0156)。
- いらくさ【苛草】〔植物〕
- いらっしゃいませ【】
- ←入らせられませ。
- いらっしゃる【】〔恆5〕
- ←入らせられる。「ゐらっしゃる」ではない。
- いりえ【入江】〔近16〕
- いりおもて【西表島】〔地名〕
- 沖繩の島名。∞はえ(南風)∴〜山猫。
- いる【射】〔近21〕
- 文語上一段動詞
- いる【鑄】〔近21〕
- 文語上一段動詞
- いわぅ【已往=以往】イオウ
- ∞「すでに(已・以)」。
- いわけなし【稚】〔近05・04*〕
- いわし【鰯】〔近04・05・恆1〕
- 「弱(よわし)」との關聯はないと思はれる。∴〜の頭も信心。
- いゐ【伊威】イイ〔聯綿〕
- 「-i」の疉韻字。
| 【いん】 |
いむ | im(舊假いん) | 53陰゚蔭゚\53音゚\53恁"婬:淫:霪:\53飮(飲)゚\ |
いん | in | 21印:\21因:氤:姻:33咽'[エン.エツ]\21引:蚓:\21胤:酳:\21寅:\21堙:+33湮'\22u允:\22u尹:\25殷゚慇゚\【25隱(隠)゚】\ |
ゐん | uin | 21u贇゚\24u員゚韻(韵均)'22u殞:21u隕:\34u院'\ |
▼穩(をん)、隱(おん/いん) |
- いんいちがいち【一一が一】
- 九九の一つ
- いんぎん【慇懃】〔聯綿〕
- 「-in」の疉韻字。∞「ねんごろ(慇懃)」。∴〜無禮。
- いんこ【鸚哥・鶯哥】〔動物・同源〕
- 唐音。→「鸚(あぅ/やぅ)」「鶯(あぅ)」←イング
- いんしん【殷賑】〔聯綿〕
- 「-in」の疉韻字。∞にぎはひ(殷賑)。
- いんだら【因陀羅】〔姓名〕
- 藥師十二神將の一。「インドラ」は印度の雷霆神。→「いん(因)」。
- インド【印度】〔同源〕
- インドを表す漢字は「印度」が一般的だが「身毒」「信毒」「申屠」「身豆」「乾毒」「賢豆」「天篤」「∞天竺(てんとく・てんぢく)」など多數に及ぶ。∞しな(支那)
| 【う】 |
う | o | 10羽:\10雨:\10于:芋:宇:迂:盂:紆:\10傴:\10禹:齲'\11烏"\11胡"\50右。佑。祐。[イウ]\50有。侑。u[イウ]\ |
- う【宇】〔表音〕
- 平假名「う」片假名「ウ」の原字。
- う【得】〔近18〕
- 文語下二段動詞。∴詐欺又は強迫に因る意思表示は之を取消すことを得。
- ういらぅ【外郎】ウイロウ
- 藥の一種。また名古屋の蒸し菓子。「外(ぐゎい/ぐゑ[唐]うい)」。
- うう【飢・饑】〔近18・09〕
- 文語下二段動詞。∞うゑる(飢)
- うう【植】〔近18・09〕
- 文語下二段動詞。∞うゑる(植)
- ウーロンちゃ【烏龍茶】
- 「龍(りゅぅ)←ロング」。
- ヴェトナム【越南】〔外來〕
- →「越(ゑつ)」「南(なむ)」∞ベトナム。
- ウォン【元】
- 韓國通貨單位、→「元(ぐゎん)」。∞ゑん(圓)。
- うぐひ【鰄】ウグイ〔動物〕
- 「鰄川(うぐひがは)」は北海道檜山郡江差町(〒043-0012)の地名。
- うぐひす【鶯】ウグイス〔近11〕
- ∴千里〜啼いて緑紅に映ず(杜牧・江南春)
- うけら【朮】〔近06〕
- うける【承=丞】〔同源〕
- 「丞(しょぅ)」は「たすける」「うけつぐ」意で、「承(しょぅ)」の近義。また「承」の形聲音符は「丞」。∞じょう(判官)
- うざぅむざぅ【有象無象】ウゾウムゾウ
- 「有相無相(うざぅむざぅ)」と書く場合あり、假名遣は一致する。
- うさんくさい【胡散臭い】
- 「う」は「胡(こ)」の唐音。∴彼の態度は〜。
- うじ【蛆】〔近01〕
- ∴男やもめに〜が湧く
- うしなふ【失・逸・軼・佚】ウシナウ〔同源〕
- 「失」は「しつ」。「逸」「軼」「佚」共に「いつ」。「散逸=散佚(さんいつ)」。∴私にはもう〜ものはない。
- うしほ【潮】ウシオ〔近07〕
- ∴〜豐けき海原に(紀元二千六百年)
- うじゃうじゃ【】〔表音〕
- うず【髻華】〔近02・03〕
- 髮飾り。∞うづひこ(葦津珍彦)∴くまかしが葉を〜に插せその子(古事記)
- うずうず【】〔表音〕
- 「うづく」との關連性は未詳。∴しゃべりたくて〜してゐる。
- うずくまる【蹲】舊假名うづくまる〔近03*・恆7〕
- 從來は「うづくまる」が通行。恆7も「うづくまる」。∴老婆がうずくまってゐた。
- うすひ【碓冰峠】ウスイ〔地名〕
- 群馬長野境の峠。『萬葉集四四〇七』に「宇須比の坂」。
- うぢ【宇治】ウジ〔地名〕
- 京都府(山城國宇治郡)の地名。『神功攝政』元年に「菟道(うぢ)」で初見。∴朝ぼらけ〜の川霧たえだえに(權中納言定頼)
- うぢ【氏】ウジ〔近01・02・恆6〕
- ∴〜より育ち
- うぢうぢ【】ウジウジ〔近01*〕
- うちは【團扇】ウチワ
- ←「打ち羽」
- うちわ【内輪】〔恆1〕
| 【うつ】 |
うつ | ot | 24u鬱(欝)゚\24u熨゚+08u蔚'\ |
- うづ【渦】ウズ〔近02*・恆7〕
- うづく【疼】ウズク〔恆7〕
- ∴古傷が〜。∞いたむ(疼)。
- うつくしい【妍・娟】〔同源〕
- 「妍・娟」は同義だが假名遣が異る。「嬋妍(せんけん)」≠「嬋娟(せんくゑん)」。∞たをやか(嬋妍)。
- うつくしい【窈窕】〔同源〕
- 「窈窕(えうてう)」は「-eu」の疉韻字。また「幽(いう)」と同源とされる。
- うっさぅ【鬱蒼】ウッソウ
- 「鬱葱(うっそぅ)」と書く場合もあるが、假名遣は異る。
- うったうしい【鬱陶】ウットウシイ
- 正しい讀み方は「うつえう」で、子音を同じくする雙聲の語。「陶陶」も「えうえう」。∴借金取りと對應するのが〜。
- うつは【器】ウツワ〔近04〕
- うづひこ【葦津珍彦】ウズヒコ〔姓名〕
- 「うづ(珍)」は珍しく貴い意の古語。∞うず(髻華)。∴珍(うづ)の御寶。
- うっぷるひ【十六島】ウップルイ〔地名・植物〕
- 島根縣平田市の地名(〒691-0042)。十六善神を祀るため「十六島」と書く。産物の海苔を「打ち振ひ」作るゆゑに「うっぷるひ」と呼ぶ。また海苔の名ともなってゐる。
- うづまさ【太秦】ウズマサ〔地名〕
- 京都府(山城國葛野郡)右京區の地名。『雄略紀』十五年、秦氏に「禹豆麻佐」の姓を賜ふ。∴〜映畫村
- うづめる【埋】ウズメル〔近03・恆7〕
- ∴襟卷に顏を〜。
- うづら【鶉】ウズラ〔恆7〕
- ∴〜鳴くなり深草の里。∞じぶに(治部煮)
- うつる【移徙】〔同源〕
- 「移徙(いし)」は「-i」の疉韻字。「徙(し)」は「止(し)」を音符とする形聲文字。「徒(と)」は「土(と)」からなる別字。
- うでづく【腕盡】ウデズク
- ←腕+つくす(盡)。∴〜でとってみせる。
- うとう【善知鳥】〔動物〕
- ←「うみ(海)+とき(鴇)」か。謠曲では「烏頭」とも。「烏(を/う)」「頭(とう)」。
- うとんじる【疎】〔恆8-1〕
- ∴彼は最近私を〜やうになった。
- うなづく【頷】ウナズク〔恆7〕
- ←「うなじ(項)+つく」
- うなて【雲梯】〔地名〕
- 奈良縣橿原市雲梯(大和國高市郡)(〒634-0834)。←「雲(うん)」『萬葉集一三四四』に「卯名手の社」。
- うなゐご【髻髮兒】ウナイゴ〔近11・12〕
- ∴うなゐをとめ。
- うねうね【蜿蜒】〔聯綿〕
- 「蜿蜒(ゑんえん)」は「-en」の疉韻語。うねうね長く續くさま。
- うはき【浮氣】ウワキ
- ←上氣。「ふけ(浮氣)」は滋賀縣守山市の地名。〒524-0033。∴〜がばれる。
- うはさ【噂】ウワサ〔近04*〕
- ∴〜をすれば影とやら。
- うはずる【上擦】ウワズル〔恆7〕
- 恆7には「うはづる」∴聲が〜。
- うはづる【上吊】ウワヅル
- うへ【上】ウエ〔近14〕
- ∴この〜何を望まむ。
- うべ【宇部】〔地名〕
- 山口縣(長門國厚狹郡)の市名。『散木奇歌集』に「むべ」。
- うまい【熟寢】〔近12・13〕
- ←「寢(いねる)」
- うまかひ【藤原宇合】ウマカイ〔姓名〕
- ∞ふぢ(藤)。
- うむ【】〔表音〕
- 了解承諾
- うめ【梅=楳】〔同源〕
- 「楳(ばい)」は「梅(ばい)」の別體。「煤」も「ばい」だが「某」「謀」は「ぼう」。古典では「むめ」とする場合あり、これは假名遣による使ひ分けではない。
- うめがえ【梅枝】〔近16〕
- ∴〜の手水鉢(てうづばち)。
- うめきう【梅胡瓜】ウメキュウ
- 酒肴。∞きうり(胡瓜)。
- ウラジオストック【浦鹽斯徳】〔外來〕
- ロシア沿海州の地名。略して「浦鹽」とも。外國地名に訓を宛てる例は珍しい。原音「ウラディ・ヴォストーク」は偶然ながら「うらじほ」に近い。
- うらわ【浦曲・浦和】〔近04・恆1〕
- ∞さかわ(酒匂)
- うりずん【】
- 沖縄方言で初夏の意。假名遣未詳。
- うる【售=讎】〔同源〕
- 「售(しう)」は「讎(しう)」の俗字に由來する。
- うるはし【麗・彬彬=斌斌】ウルワシ〔近04*・同源〕
- 「彬彬」「斌斌」ともに「ひんひん」∴山籠れる大和し〜。
- うるほひ【潤】ウルオイ〔近08〕
- うれへる【憂愁・攸】ウレエル〔同源〕
- 「憂愁(いうしう)」は「-iu」の疉韻字。「攸(いう)」。
- うろん【胡亂】
- 「う」「ろん」共に唐音。∴あそこに〜な風體の男がゐる。
- うわ【宇和】〔地名〕
- 愛媛縣(伊豫國)の郡名。現在は宇和島市。
- うわはん【】〔表音〕
- 人形玩具。踊りの囃し言葉。岡山縣川上郡。
- うわる【植】〔近04・恆1〕
- ∞うゑる(植)
- うゐ【有爲】
- 「うゐのおくやまけふこえて」。→「爲(ゐ)」。∴〜轉變。
- うゑる【飢=餓】ウエル〔近14・恆1・4・同源〕
- ワ行下一段動詞。「飢」「饑」共に「き」。
- うゑる【植】ウエル〔近14・恆1・4〕
- ワ行下一段動詞。∴田植ゑ
- うを【魚】ウオ〔近07・08・恆3〕
- ∞をがへりよしを(魚返善雄)∞いといがは(絲魚川)∴〜心あれば水心。∴水清ければ〜住まず。
| 【うん】 |
うむ | om(舊假うん) | 53吽'\ |
うん | on | 24u云:芸:紜:耘:雲:繧'\24u運:暈:\24u慍:蘊:薀:27u饂'\ |
▼通常の漢字音に「うむ」形は存在しない。
「吽」は梵語の音譯字。 |
- うんか【浮塵子】〔動物〕
- ←「雲霞(うんか)」。
- うんぜん【雲仙】〔地名〕
- 長崎縣(肥前國高來郡)島原半島の山。古名「温泉(をんせん)嶽」。
- うんぬん【云々】舊假名うんうん〔疉字〕
- 連聲。∴そんなことを〜すべきではない。
| 【え】 |
え | ia | 08衣。依。[イ]\15u哇。[ワ]\ |
ゑ | uia | 12u慧。[クヱイ]\12u惠(恵)。[クヱイ]\14u會(会)。繪(絵)。[クワイ]\15u畫(画)。[グワ.クワク]\18u囘(回)。[クワイ]\20u穢。[ワイ]\41u哇。\ |
- え【衣】〔表音〕
- 平假名「え」の原字。「え」は呉音。
- え【枝】〔近16〕
- え【柄=秉】〔近16・同源〕
- 「柄」「秉」は共に「へぃ」
| 【えい】 |
えい | iai | 12殪゚\12翳゚\13曳(曵):洩゚\13u鋭:\13u睿゚叡゚\13裔:\ |
えぃ | iang | 44影゚\44霙゚映(暎)゚英゚瑛゚\46嬰゚纓゚瓔(珱)゚\46盈゚楹゚\【46u營(営)゚塋゚47u瑩゚】\46u潁゚頴(穎)゚\46贏゚瀛゚\46郢゚\ |
ゑい | uiai | 13u衞(衛)゚\ |
ゑぃ | uiang | 44u永゚泳゚詠゚咏゚\【44u榮(栄)゚蠑゚】\ |
▼瑩營(営)塋(えぃ/やぅ )
瑩榮(栄)蠑(ゑぃ/ゐゃぅ)
煢螢 (けぃ/ぎゃぅ)
勞 (らう/らう )
瑩は同義で「えぃ」「ゑぃ」の二系統あり、
現代北京音は「えぃ」の系統。 |
- えい【】〔表音〕
- 氣合ひ。
- えい【頴娃】〔地名〕
- 鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。→「頴(エイ)」「娃(アイ)」。『續紀』文武四(七〇〇)年に「衣評(えのこほり)」。「えのきみ(衣君)」とは隼人の一族。明治三十年に指宿郡に合併。いま頴娃町あり。
- エイミー・イップ【葉子媚】〔外來〕
- →「葉(えふ)←エップ」
| えう | iau |
35幺:窈:52幼'37拗。\35杳:\36窯(窰):\36要:腰:\36夭:妖:殀:\36姚:\36搖(揺):謠(謡):鷂:遥:徭:瑶:窰:\36燿:曜:耀:\36邀:\ |
|---|
- えう【杳】ヨウ
- ∞はるか(杳=遥)。∴行方は〜として知れない。
- えうげき【要撃・邀撃】ヨウゲキ
- ∞「むかへる(要=邀)」。
- えうてう【窈窕】ヨウチョウ〔聯綿〕
- 「-eu」の疉韻字。
- えうなし【要なし】ヨウナシ
- (古語)。
- ええ【】〔表音〕
- 應答、反問「はい→あい→ええ」。
- ええと【感動詞】〔表音〕
- 摘語摸索の語。
| 【えき】 |
えき | iak | 46易゚蜴゚\46液゚掖゚腋゚\46u疫゚役゚\46益゚\46亦゚奕゚\46懌゚繹゚驛(駅)゚\ |
- えき【浴】〔地名〕
- 山口縣には谷状の濕地を稱して「えき」とする地多し。人名でも「浴田(えきた)」などあり。
- えきへぼし【胃宿】エキエボシ
- 二十八宿の一。語源未詳。
- えげつない【】
- えこぢ【依怙地】エコジ
- ∴えこひいき(依怙贔屓)。
- えごのき【賣子の木】〔植物〕
- 假名遣の由來未詳。
- えごま【荏胡麻】〔植物〕
- えせ【似而非】
- えたじま【江田島】〔地名〕
- 廣島縣(安藝國安藝郡)の町名。海軍兵學校の所在地。「えだじま」とは濁らない。『安藝野坂文書』嘉禎四(一二三八)年に「安藝御莊衣多嶋」。→「江(え)」「衣(え)」。
- エヂプト【埃及】エジプト〔外來〕
- →「及(きふ)」
- エヂャナイカ【】〔表音〕
- 和歌山縣『串本節』。
| 【えつ】 |
えつ | iat | 26謁゚\33咽゚\34u悦゚閲゚\ |
ゑつ | uiat | 26u戉゚越゚鉞゚\26u曰゚\26u粤゚\ |
- えづい【】〔表音〕
- ゑづく(嘔吐)との關係は未詳。
- えと【干支】
- ←兄(え)+弟(と)。十干十二支。
- えとろふ【擇捉】〔地名〕
- 北方領土の島名。「擇(えらび)+捉(とらむ)」との宛字。∞はぼまひ(齒舞)。
- えにし【縁】
- 「えにし」は字音「縁(えん)」に由來する。∞くえんさん(枸櫞酸)。
- えのき【榎】〔植物〕
- えのころぐさ【狗尾草】〔植物〕
- 「えぬ」は犬(いぬ)の古名。鳴き聲の描寫から。
- えばら【荏原】〔地名〕
- 東京都(武藏國)の郡名。舊荏原區は品川區の西半分。∞えごま(荏胡麻)。
- えひ【〓】エイ〔動物〕
- 「えひひれ(〓鰭)」は酒肴の一。
- えびす【夷】舊假名ゑびす〔地名〕
- →えみし。「惠比壽」は宛字。「惠(ゑ)」に引きづられて、從來は「ゑびす」も多かった。「ヱビスビール」は商品名。「えびすめ」は昆布の異稱。蝦夷地で取れるための名といふ。∞ハナヱ・モリ(森英惠)。∞えみし(蝦夷)。
- えびす【蕃=蠻】〔同源〕
- 「蕃(ばん)」はまた「番」と略す場合がある。∴蕃社の獄。∴南蠻北狄。
- えびね【海老根】〔植物〕
- えびの【】〔地名〕
- 鹿兒島縣。ひらがな市名「えびの市」は「えびの高原」に由來する。宛てるべき漢字は未詳だが「海老」「蝦」などか。
- えひめ【愛媛】〔地名〕
- 『神代記』に「愛比賣」。おそらく「兄媛」の意。同樣に「えち(愛知)」「えた(愛田)」などの地名は多し。「えのたけ(可愛岳)」は宮崎縣延岡市。「えのかは(可愛川)」は廣島縣江ノ川上流。
- えぼし【烏帽子】
- 舊假名ゑぼし從前「ゑぼし」が通行。字音「を(烏)」とは無關係。「帽子」は「ぼうし」、從來は誤って「ばうし」とされた。∴亭主の好きな赤烏帽子
- えみし【蝦夷】
- →「夷(い)」。∴蘇我蝦夷。
| えむ | iam(舊假えん |
56厭:魘:黶:\56奄:掩:俺:閹:+60淹:\56炎:\56簷:\56艷(艶):\56閻:焔:\56鹽(塩):\ |
|---|
- えむご【掩護】
- 舊假名えんご書替字で「援護(ゑんご)」とするが、本來は別の語。「掩」は「おほふ」、「援」は「たすける」で意味も合はず、假名遣も異る。∴掩護射撃。∴厚生省援護局。
- えむぶ【閻浮】舊假名えんぶ〔佛教〕
- 須彌山南方の島名。「閻浮提(えむぶだい)」。「南瞻部(なむせむぶ)州」とも。→「えむ(閻)」「せむ(瞻)」。∴〜檀金(えむぶだんごむ)
- えむま【閻魔】舊假名えんま〔佛教〕
- 「夜魔(やま)天」。→「閻(えむ)」。
- えり【襟=衿=衽】〔同源〕
- 「襟(きむ)」「衿(きむ)」「衽(じむ)」∴〜を正す
- エリカ【erica】〔植物〕
- 歐州などに分布する花。ヒース。和語ではない。∴〜の花散る時(西田佐知子)。
- える【得】〔恆4〕
- 文語動詞の終止形「う」。∴得手に帆を揚げる
| 【えん】 |
えむ | iam(舊假えん) | 56厭:魘:黶:\56奄:掩:俺:閹:+60淹:\56炎:\56簷:\56艷(艶):\56閻:焔:\56鹽(塩):\ |
えん | ian | 26偃゚+34堰:33宴:\33咽:\33煙(烟):\33燕:嚥:臙:讌:\34延:筵:莚:蜒:涎:\34u沿:鉛:\34演:\34u鳶:\34u悁:捐:\34u掾:縁:\34衍:\34焉:嫣:\ |
ゑん | uian | 26u鴛゚怨゚苑゚宛゚婉゚鋺゚蜿゚30u豌'\26u垣゚\26u寃゚冤゚\26u爰゚+34u援:媛:34u湲:\26u袁゚園(薗)゚遠゚轅゚猿゚\33u淵(渕渊):\34u圓(円):\34u圜:\34u娟:\ |
- えんえき【衍繹=演繹】
- ∞「のべる(衍=演)」。
- えんげ【咽下=嚥下】
- ∞「のむ(咽=嚥)」。
- えんこ【】
- 座ることの幼児語。
- えんじ【臙脂=〓脂】〔同源〕
- 「臙脂」「〓脂」共に「えんじ」。→「燕(えん)」「因(いん)」
- えんのをづぬ【役小角】エンノオズヌ〔姓名〕
- 「えん」は「役(えき/やく)」の漢音によるものか。
- えんぶり【】
- 青森縣八戸地方の祭。「えんぶり」は農具。「柄振り(えぶり)」から。
- えんれい【延齡】〔植物〕
- 北海道の花。國鐵時代の急行列車名に平假名で「えんれい」あり。
| 【お】 |
お | o | 【09於。淤。】\ |
を | uo | 11烏゚嗚゚塢゚\【11於゚】\11汚゚\11乎。\11惡(悪)゚\40u和"[クワ]\ |
▼惡 (あく/あく) わるい
(を/う) にくむ、いづくんぞ
▼於(よ/お) おける、おいて
(を/う) ああ
淤(よ/お)
於を「ああ」の意味で使ふ場面は少なく、
「お」である筈だが通常は「を」とされる。
平假名「お」の原字ゆゑ「お」とすべきか。 |
- お【於】〔表音〕
- 平假名「お」の原字。
- おい【老】〔近06・12・13〕
- ∞おゆ(老)∴老いては子に從へ
- おいしい【美味】〔恆5〕
- おいそのもり【老蘇の森】〔地名〕
- 滋賀縣(近江國蒲生郡)安土町の地名(〒521-1332・1334)。歌枕の地。『延喜式』に「奧石(おいそ)神社」あり。∴老蘇森の下草に(太平記)。
- おいて【於=于】〔恆5・同源〕
- 「おきて」のイ音便。「於(お)」「于(う)」。「於」は「おいて」の意で「お」、「ああ」と嘆く場合には「を」と假名遣が分れる。∞ああ∴おいてをや。
- おいの【狼】〔地名〕
- 東北地方に「狼」を「オイノ」「オイヌ」と讀む地名が分布する。「お犬さま」の意といふ。青森縣弘前市狼森(オイノモリ)(〒036-8132)など多敷。
- おいらせ【奧入瀬川】〔地名〕
- 十和田湖から八戸市へそそぐ。ところが西津輕郡に「追良瀬川」があり、同じ由來と思はれるが、假名遣は「おひらせ」とせざるを得ぬ。平成十七年「おいらせ町」成立
- おいらん【花魁】
- 「おいらの姐さん」の極端な省略といふ。
- おいる【老】〔恆5〕
- ヤ行上一段動詞。∞おゆ(老)
| 【おう】 |
あう | au | 38奧(奥):襖:墺:懊:澳:\38鏖:\ |
あぅ | ang | 42央。怏。殃。秧。鞅。+43泱:鴦:\45罌゚嚶゚櫻(桜)゚鸚゚\45鶯(鴬)゚\ |
あふ | ap | 58凹゚\59押゚鴨゚\ |
おう | ou | 51鴎゚嘔゚歐(欧)゚毆(殴)゚甌゚謳゚\ |
おぅ | ong | 48鷹。應(応)。\ |
おふ | op | 53邑。\ |
わぅ | uang | 42u往(徃):\42u王:旺:枉:43u汪:\43u黄。44u横。\43u皇。凰。\45u泓:\ |
をぅ | uong | 01翁゚蓊゚鶲゚\ |
▼奧(奥)については「おく・奧」を參照の事。 |
- おう【】〔表音〕
- 擬聲語ゆゑ歴史的假名遣でも「おお」などとして差し支へない。
- おう【意宇】〔地名〕
- 島根縣(出雲國)の郡名。『齊明紀』五(六五九)年に「於友郡」。明治二十九年合併して八束郡。→「於(お)」。
- おうい【感動詞】〔表音〕
- 片假名では「オーイ」とする事あり。∴〜中村君
- おうて【負】
- ←「おひ(負)+て(助詞)」のウ音便。「おふて」ではない。∞おひずる(笈)∴笈を負うて
- おうな【嫗】
- ∞「おきな(翁)」
- おぅやぅ【鷹揚】オウヨウ
- 「大樣(おほやぅ)」とも書くが、本來は別語。現代假名遣でも「鷹揚(おうよう)」「大樣(おおよう)」である。
- おうやぅとぅ【歐陽通】オウヨウトウ〔姓名・音訓〕
- 歐陽詢(唐の能筆家)の子。地名人名は漢音優先であるため、「通(とぅ/つぅ)」で「とぅ」と讀む。訓は「∞とほる(通)」。「歐陽」は二字姓。∞オーヤンフィーフィー(歐陽菲菲)。
- オーヤンフィーフィー【歐陽菲菲】〔外來〕
- 臺灣の歌手名。「歐(おう)」「陽(やぅ)」。「歐陽」は二字姓。∞おうやぅとぅ(歐陽通)。
- おがくづ【大鋸屑】
- 「大鋸(おほが)」は室町時代の鋸の一種。屑は小さいものであるが「小(を)」からくるものではない。
- おかちん【お搗ちん】
- おかんじゃけ【】〔表音〕
- 玩具。靜岡市。
- おき【隱岐國】〔地名〕
- 舊國名。←「沖」の意。→「隱(おん)」
- おきつぐ【田沼意次】〔姓名〕
- おきな【翁】〔近06〕
- 「をとこ、をんな、をとめ」から聯想して「をきな」とするのは誤。∞「おうな(嫗)」
- おきながたらしひめ【息長足姫】〔姓名〕
- 神功皇后の御名。また「おきなが」は滋賀縣(近江國坂田郡)の地名。
- おきび【熾火】
- ←おこし火。
- おきゃん【お侠】
- 「嬌(けう)」または「侠(けふ)」の唐音とするも斯樣の音なし。唐音風に發音したものか。
- おきわすれ【置忘】〔恆1〕
| 【おく】 |
おく | ok | 48億。憶。臆。檍。\ |
をく | uok | 【01屋:】\38 01奧(奥)'[アウ]\ |
▼屋(をく)、幄齷握渥(あく)
▼奧 (あう/あう[慣]をく) 奧
(ゐく/をく) 山や川の深く入込んだ所
奧義 は「あうぎ」または「をくぎ」となる
しかし國語假名遣では一般に「おく」 |
- おく【奧】〔近06・音訓〕
- 多くの漢和字典に「奧」の字音は「あう/あう[慣]をく」とある。訓「おく」との關係未詳。∴〜津城所。
- おくて【晩稻】〔地名〕
- 鳥取市。(〒680-0904)←奧手。
- おくら【山上憶良】〔姓名〕
- →「憶(おく)」「良(らぅ)」
- オクラ【okra】
- 野菜名。和語ではない。
- おぐらいけ【巨椋池】〔地名〕
- もと「おほくらの入江」宇治川下流の低濕地。京都府葛野郡の小倉(をぐら)山とは無關係。
- おくりな【謚=諡】
- 「謚(し)」「諡(し)」→「益(えき)」
- おくる【送=贈・餽=饋】〔同源〕
- 「送」「贈」は共に「そぅ」。「餽贈=饋贈(くゐぞぅ)」。
- おくんち【御九日】
- 九月九日の祭り。長崎のものが著名。
- おけさ【】〔表音〕
- 新潟縣民謠。∴佐渡おけさ。
- おこさ【】〔表音〕
- おこさ節。秋田縣民謠。
- おこじょ【】〔動物〕
- おこたる【懈・怠】〔近06・同源〕
- 「懈(かい/け)」「怠(たい)」「懈怠(けたい)」は「-ai」の疉韻字かもしれない。
- おこなふ【行】オコナウ〔近10〕
- おごのり【於期海苔】〔植物〕
- おこは【強飯】オコワ
- 「強飯(こはめし)」の女房言葉。
- おごる【奢侈】〔同源〕
- 「奢侈(しゃし)」は「s-」の雙聲字。
- おさかべ【刑部】〔姓名〕
- ←おしさか(忍坂)部。「∞忍坂(おっさか)」は奈良縣櫻井市の地名。∞おしょろ(忍路)
- おさへる【抑・押=凹=壓】オサエル〔近07・同源〕
- 「押(あふ)」「凹(あふ)」「壓(あふ)」。∞あふとつ(凹凸)
- おさらぎ【大佛】〔姓名〕
- ←おほさらぎ。「さらき」とは神佛へ供へ物をする皿の意か。鎌倉市の古地名にもあり。∴大佛次郎(小説家)。
- おさんどん【】
- 「お爨どん」なら「おさん」、「お三どん」なら「おさむ」、兩説あり。
- おし【唖】〔近06〕
- ∞おふし(唖)。
- おしあひ【押合】オシアイ〔近06〕
- ∴〜へしあひ。
- おじぎさう【含羞草】オジギソウ〔植物〕
- ←お辭儀。「辭儀(じぎ)」はまた「時宜(じぎ)」とすることあり。
- おしね【晩稻】
- →おそ(晩)+いね(稻)。近&!06には「をしね」。また和歌山縣日高郡の地名にもあり。
- おしまひ【仕舞】オシマイ
- 「∞をはり(終)」と混同しやすい。
- おじや【】
- 粥。「お〜」の女房言葉。「じや」は粥を煮る時の擬音語といふ。
- おしょろ【忍路】〔地名〕
- 北海道小樽市。∞おさかべ(刑部)
- おしろい【白粉】
- 「おしろひ」ならず。
- おす【】
- 挨拶言葉。「お早うございます」の極端な省略。
- おせえ【遲】〔表音〕
- オイ→エエ。關東方言。
- おせっかひ【お節介】オセッカイ
- ←切匙(味噌こそぎ篦)。字音「(介)かい」にあらず。
- おそい【晩=晏】〔同源〕
- 「晩(ばん)」「晏(あん)」
- おそれる【兇=恐】〔同源〕
- 「兇」「恐」は共に「きょぅ」
- おそれる【惧=懼=虞】〔同源〕
- 「惧」「懼」は共に「く/ぐ」、「虞(ぐ)」。∴「危惧=危懼=危虞(きぐ)」
- おそれる【懾=慴】〔同源〕
- 「懾伏=慴伏(せふふく)」。また「悚伏(しょぅふく)」とも書き、意味は近似するが假名遣は異る。
- おたぎ【愛宕】〔地名〕
- 京都市(山城國)の郡名。←「宕(たぎ)←(タング)」。∞「あたご(愛宕)」。
- おちいる【坎=陷】〔同源〕
- ∴坎穽=陥穽(かむせぃ)。
- おぢおぢ【怖々】オジオジ〔近01〕
- ∞おづおづ(怖々)。
- おちゃっぴい【】
- ←お茶挽き。
- おちゃのこさいさい【お茶の子さいさい】〔表音〕
- 「さいさい」は囃し言葉。
- おぢゃる【】オジャル
- ←お出でである。∞〜丸。
- おぢゃん【】オジャン〔表音〕
- 鎭火の際に「じゃん」と半鐘を打った事から。
- おちょこ【豬口】
- →「口(こう)」
- おぢる【怖】オヂル〔恆6・8-1〕
| 【おつ】 |
おつ | ot | 21乙。\ |
をつ | uot | 27u榲゚膃゚\ |
- おづおづ【怖々】オズオズ〔近01〕
- ∞「おぢおぢ(怖々)」
- おっかない【】
- おっくふ【億劫】オックウ
- 「億(おく)」「劫(こふ)」
- おっさか【忍坂】〔地名〕
- 奈良縣(大和國城上郡)櫻井市の地名(〒633-0005)。『隅田八幡宮銘文』癸未(五〇三)年に「意紫沙加宮」。「意(い)」を「お」と讀むのは、呉音以前のものと考へれらる。∞「おさかべ(刑部)」。
- おっちょこちょい【】
- おっとせい【膃肭臍】〔動物〕
- アイヌ語「onnep」起源。「膃(をつ)」は宛字。
- おてまへ【點前】オテマエ
- おてもやん【】〔表音〕
- 熊本縣民謠。
- おでん【お田】
- ←田樂。
- おてんたうさま【天道】オテントウサマ
- おてんば【お轉婆】
- おと【音】〔近06〕
- おとうと【弟】〔近10・恆2〕
- 「おとひと」のウ音便。∞おとひめ(乙姫)。
- おとぎばふこ【御伽婢子・御伽這子】オトギボウコ
- 人形の一種。また書名。「婢」は音ひ。
- おとくに【乙訓】〔地名〕
- 京都府(山城國)の郡名。長岡京の舊地。→「訓(くん)」。
- おどける【道化】
- 「道(だう)」「化(くゑ)」だが、「道化」は恐らく宛字。
- おどける【諧謔=詼謔】〔同源〕
- 「諧謔(かいぎゃく)」「詼謔(くゎいぎゃく)」はそれぞれ假名遣が異る。
- おとしめる【貶】〔近06〕
- おとす【落】〔近06〕
- ∞おちど(落度)。
- おどす【威=畏】〔近06・同源〕
- 「威」「畏」は共に「ゐ」。∞をどし(縅)
- おとづれる【訪】オトズレル〔近03・恆7〕
- ←「音+つれる(連)」。
- おとひめ【乙姫】
- ←「弟姫」。∞をとめ(乙女)。
- おとる【劣】〔近06〕
- おとろふ【衰】オトロウ〔近06*〕
- おに【鬼】〔近06〕
- 「隱」の字音「おん」に由來する。「陰」は「おむ」であり、鬼とは無關係。
- おのおの【各】〔近06〕
- ∴〜馬は飼ひたるや(武田節)。
- おのごろ【〓馭盧】〔地名〕
- →「〓(いん)」
- おのづから【自】オノズカラ〔恆7〕
- おばこ【】〔表音〕
- ∴庄内〜。
- おはす【】オワス〔近05〕
- ∴釋迦牟尼は美男に〜。
- おはやう【】オハヨウ〔近18〕
- 「お早くございます」の略。
- おひ【追】オイ〔近06〕
- おび【飫肥】〔地名〕
- 日向國宮崎郡(日南市)の地名。舊幕時代に飫肥藩あり。←「飫(よ/お)」。∴〜杉。
- おびえる【怯】〔恆4〕
- ∞おびゆ(怯)
- おびきよせる【誘き寄せる】
- 「をびき」との説あり。
- おひずる【笈】オイズル
- ∞おうて(負)。∞しょひこ(背負子)。「笈ヶ岳」は石川縣の山名。
- おひゃぅ【大鮃】オヒョウ〔動物〕
- 魚名。字音「鮃(へぃ/ひゃぅ)」にちなむものか。
- おびやかす【劫=脅】〔同源〕
- 「劫迫=脅迫(けふはく)」
- おびゆ【怯】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞おびえる(怯)
- おひわけ【追分】オイワケ〔近04〕
- ∴越後〜。
- おふし【唖】オウシ〔近09〕
- ∞おし(唖)。
- おふち【大内】オオチ〔地名〕
- 香川縣(讚岐國)の郡名。『和名抄』に「おふち」の訓注。「おほち」ではない。∞おほしかふち(凡河内)。
- おふみ【邑美】オウミ〔地名〕
- 鳥取縣(因幡國)の郡名。今は鳥取市。『正倉院文書』神龜三(七二六)年に「海郡」。∞あをみ(碧海)。
- おほい【多】オオイ〔近07〕
- 「多し」「多き」のイ音便。
- おほいた【大分】オオイタ〔地名〕
- もと豐後國の郡名。後に縣名。景行天皇が行幸され、廣大肥沃のため「おほきだ(碩田)」と名づけ給うた。
- おほいに【大】〔恆5〕
- 「おほきに」のイ音便。∞おほきに。
- おほうすのみこと【大碓命】オオウスノミコト〔姓名〕
- ∞小碓命(をうすのみこと)
- おぼえる【覺】〔近15・恆4〕
- ∞おぼゆ(覺)
- おほきい【大】オオキイ〔近07〕
- おほきに【】オオキニ〔表音〕
- 關西方言。←大きに。∞おほいに(大)
- おほぎまち【正親町天皇】オオギマチ〔姓名〕
- ←おほぎみつかさ(正親司)。
- おほぎゃぅ【大仰】オオギョウ
- 關西方言。「大形(おほぎゃぅ)」「大業(おほげふ)」「大行(おほぎゃぅ)」など樣々な書き方あり。
- おほけのみこと【意富祁命・億計王】オオケノミコト〔姓名〕
- 仁賢天皇(第二十四代)の御名。「億(おく)」。∞をけのみこと(袁祁命)顯宗天皇。
- おほしかふち【凡河内】オオシコウチ
- 古代姓。姓「河内」は通常「∞かうち」とされる。∞いふきべ(伊福部)∴〜躬恆(おほしかふちのみつね)。
- おほせ【仰】オオセ〔近08〕
- 「∞あふぐ(仰)」と混同して「あふせ」と誤りやすい。∞しおほせる(爲果)。
- おほぢ【祖・祖父】オオジ〔近01・06〕
- ←「大+ちち(父)」。∞をぢ(小父)「大君ヶ畑(おぢがはた)(〒522-0321)」は滋賀縣大上郡多賀町の地名。
- おほぢ【大路】オオジ
- ←大(おほ)+路(みち)。「∞こうぢ(小路)」と混同して「おうぢ」などと誤りやすい。
- おほて【大手】オオテ
- 「わぅて(王手)」とは異る言葉だが、しばしば混同される。∴〜搦手。
- おぼねだし【生保内東風】
- 秋田で海に向かって吹く、暖く乾いた強風。田澤湖町生保内(オボナイ)(〒014-1201)から。
- おほばこ【車前草】オオバコ〔植物〕
- 大葉子。
- おほばんぶるまひ【大盤振舞】
- オオバンブルマイ語源は「わうばん(〓飯)振舞」。現代假名遣でも「おおばん(大盤)」「おうばん(〓飯)」の差ができる。
- おほひ【大炊】オオイ
- 「大飯」の轉。假名遣は「おほ+い(ひ)」ではない。「大炊帝」は淳仁天皇の稱。「大飯」は福井縣(若狹國)の郡名。
- おほひ【被】オオイ〔近09〕
- おほふ【覆】オオウ〔近07〕
- おほみわ【大神神社】オオミワ〔地名〕
- 奈良縣磯城郡の神社。←三輪(みわ)。『記崇神』に「意富美和(おふみわ)之大神」∞みわ(神酒)。
- おほむかふ【大向】オオムコウ
- 一説に連用形「むかひ」のウ音便で「おほむかう」ともいふ。
- おほやけ【公】オオヤケ〔近08〕
- おぼゆ【覺】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞おぼえる(覺)
- おほゐがは【大堰川】オオイガワ〔地名〕
- 京都市の川。淀川に合流。『古今集』は「大井河」とするも、靜岡縣の「大井川」とは別。
- おむど【音頭】オンド
- →「頭(とう/づ)」。
- おめえ【御前】〔表音〕
- 「おめへ」ではない。アヒ→エエ。
- おめでたう【御目出度】オメデトウ〔近10〕
- 「度(たく)」は宛字。「難有度(ありがたう)」なども同樣。∴明けまして〜ございます。
- おも【面】〔近06〕
- おもい【重】〔近06〕
- おもと【萬年青】〔植物〕
- ←宇佐の御許山。
- おもはく【思はく】オモワク
- 「思惑」は宛字。「おもわく」ではない。∴〜が外れる。
- おもほゆ【思】オモオユ〔近19〕
- 文語下二段動詞
- おもんじる【重】〔恆8-1〕
- おもんみる【惟】〔近21〕
- 文語上一段動詞。「思ひ+みる」
- おやぢ【親父】オヤジ
- 「親仁(おやじ)」と書く場合あり、假名遣は異る。∴地震雷火事〜。
- オヤマカ【】〔表音〕
- 俗曲『ぎっちょんちょん』。
- おゆ【老】〔近18〕
- 文語上二段動詞。∞おい(老)
- オランダ【荷蘭・和蘭陀】〔外來〕
- →「荷(か)」「和(わ、を)」。
- おり【澱】〔近06*〕
- ∞よど(淀・澱)
- おりもの【織物】〔近06〕
- おりる【下】〔近07〕
- おろか【愚】〔近06〕
- オロロンバイ【】〔表音〕
- 熊本縣。『五木の子守唄』。
- おゐど【御居處】オイド
- おゑしき【御會式】オエシキ〔近14〕
| 【おん】 |
おむ | om(舊假おん) | 53音。\ |
おん | on | 【25隱(隠)。】\28恩:\ |
をん | uon | 26u怨。苑。\26u遠。\27u温:瘟:鰛(鰮):24u褞'\【27u穩(穏):】\ |
▼穩(をん)、隱(いん/おん) |
| 【か】 |
か | ka/ha | 15佳'[カイ]\39可:h河゚珂:h呵:柯:舸:h訶:軻:h何゚h荷゚h苛゚哥:歌:\39個(个):箇:\41h下゚\41加゚嘉゚架゚茄'迦゚枷゚珈゚痂゚笳゚跏゚40伽'\41h夏゚廈(厦)゚\41家゚稼゚嫁゚\41h蝦゚h瑕゚h鰕゚h暇゚假(仮)゚h霞゚葭゚h遐゚\41h罅゚\41h谺゚\41賈゚價(価)゚\ |
くゎ | kua/hua | 15u卦'[クワイ]\40u果:菓:課:h夥゚顆:裹:41uh踝゚\40uh火:\40uh禾゚科:蝌:\40u過:渦'h禍゚堝:窩゚41u蝸゚\40u戈:41u找゚\40u譌゚\41u瓜゚\41u寡゚\41uh華゚h崋゚h樺゚h譁(嘩)゚\41uh匕゚h化゚h花゚40uh貨:h靴゚訛゚囮'\ |
▼佳(か)圭(くゑい)の形聲系列は二系統に分れる
詳細は「けい・圭(くゑい)」の掲載箇所參照の事
▼寡(くゎ)、夏(か) |
- か【加】〔表音〕
- 平假名「か」、片假名「カ」の原字。
- か【可】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。
- か【蚊】〔動物〕
- か【閑】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「閑(かん)」
- か【香】〔音訓〕
- 「香(かぅ)」は字音。「か」「かをり」は訓。
- か【呵】〔表音〕
- 「呵凍」は凍ったものに「ハアハア」と息を吹きかけて溶かすこと。日本漢字音ではカ行であるが、原音は「ハ」のやうな發音であった。∞「かかたいせう(呵呵大笑)」。
| 【が】 |
が | ga/ha | 39我:俄:峨(峩):蛾:餓:哦:娥:莪:鵝:鵞:\40伽'39h賀。41駕'\41牙゚芽゚雅゚呀゚訝゚\41衙゚\ |
ぐゎ | gua/hua | 15uh畫(画)゚\40u臥:\41u瓦゚\ |
| 【かい】 |
かい | kai/hai | 14丐:\15解(觧)゚h蟹(蠏)゚廨゚懈゚h邂゚\15拐゚\15街゚\16介゚芥゚价゚疥゚界(堺畍)゚15 16堺゚\16戒゚h械゚誡゚\16皆゚階゚偕゚揩゚楷゚h諧゚\16h薤゚\19h亥゚16h骸゚\19改:\【19h海:】\19開:\19凱:\19h醢:\ |
くゎい | kuai/huai | 14u會(会)゚獪゚h繪(絵)゚膾゚薈'檜(桧)゚\【15u挂゚掛゚褂゚】\16u怪(恠)゚\16u乖゚\16u壞(壊)゚h懷(懐)゚\17u快゚\18u塊゚魁゚傀゚h槐゚瑰゚嵬'隗'\【18uh悔゚h晦゚h誨゚】\18uh灰゚恢゚詼゚\18uh潰゚\18uh囘(回)゚h廻゚h徊゚h茴゚h蛔゚h迴゚\20uh喙゚\ |
▼遺(い・ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい)
▼海(かい)、悔晦誨(くゎい) |
- かい【櫂=棹=橈】〔近12*・13・恆5・同源〕
- 「かき」のイ音便。「櫂(たう)」「棹(たう)」「橈(だう)」
| 【がい】 |
がい | gai/hai | 14h害。\14蓋(盖葢)'\【15街'崖(崕)゚啀゚睚゚涯゚】\19h亥。劾。咳'該'垓'h孩。16h骸'h駭'\19慨'概'漑'\【19鎧'凱'剴゚皚:】\19愾'\19礙(碍)゚\20乂゚+14艾:\ |
ぐゎい | guai/huai | 14u外゚\【18u磑゚】\ |
▼街崖(がい) 圭(くゑい)の形聲系列は二系統あり、
詳細は「けい−圭(くゑい)」の掲載箇所參照の事
▼鎧凱剴皚(がい)、磑(ぐゎい) |
- かいけ【皆生】〔地名〕
- 鳥取縣米子市の温泉地。
- かいこう【邂逅】
- ∞「あふ(邂逅=遘=覯)」。
- かいぞへ【介添】〔恆5〕
- 「かきぞへ」のイ音便。「介(かい/け)」であるが、字音ではないとされる。
- かいだに【栢谷】〔地名〕
- 岡山市。「かや(栢)」は國訓。(〒701-1149)
- かいつぶり【鳰】〔動物〕
- ∞にほ(鳰)。
- かいて【書】〔近13〕
- かいなで【掻い撫で】〔恆5〕
- 「かきなで」のイ音便
- かいまき【掻卷】〔恆5〕
- 「かきまき」のイ音便
- かいまみる【垣間】〔恆5〕
- 「かきまみる(垣間見)」のイ音便
- カイマン【caiman】
- 鰐の一種。和語ではない。
- かいめん【海綿】〔動物〕
- かいらうどぅけつ【偕老同穴】カイロウドウケツ〔動物〕
- かいわい【界隈】
| かう | kau/hau |
37交゚佼゚校゚絞゚郊゚咬゚狡゚纐'蛟゚鵁゚h效(効)゚35皎゚\37h孝゚酵゚h哮゚\37攪(撹)゚\37h爻゚h肴゚h淆゚\37磽゚\37膠゚\38h好:\38浩゚h晧゚h皓゚誥:靠:37窖゚\38高:膏:槁:犒:稾(稿):h蒿:37敲゚h嚆゚\38h耗:\38攷:考:栲:37巧゚\38杲:\38h昊゚\38槹:\38皋(皐):\38睾:\38羔:\ |
|---|
| かぅ | kang\hang |
【04h巷゚港゚】\【04江゚h項゚扛゚杠゚矼゚缸゚肛゚槓゚腔゚】\【04講゚】\【04降゚絳゚】\42仰'43昂'\42向。\42h香。\43岡:綱:鋼:崗:\43康:糠:慷:鱇44庚゚\43亢:抗:h杭゚h航゚伉:h吭゚頏:44坑゚\44 42h亨:\44 43h行゚44h衡゚h絎゚\44h杏゚\44更゚梗゚哽゚+45硬'\44羹゚羮゚\45h幸゚h倖゚\45耕(畊)゚\45耿゚\45鏗゚\ |
|---|
| がう | gau/hau |
38拷'h號(号)。\38囂:\38敖:傲:嗷:熬:螯:遨:鼇:\38h毫。h豪。h壕。h濠。\ |
|---|
| がぅ | gang\hang |
42強。\42h郷'\43剛'\ |
|---|
- かうがい【笄】コウガイ〔近10・12・13・恆2・5〕
- 「かみかき(髮掻)」のウ音便。
- かぅがい【慷慨】コウガイ〔聯綿〕
- 「k-」の雙聲字。∴悲憤〜。
- かうがうしい【神々】コウゴウシイ〔恆2〕
- 「かみかみし」のウ音便
- かぅかつ【鏗戛】
- コウカツ∞「さぅさぅ(錚鎗=錚〓)」
- かうかん【浩瀚】コウカン
- ∞「ひろい(浩瀚)」。
- かうくゎつ【狡猾】コウカツ
- ∞「ずるい(狡猾・巧黠)」。
- かぅさぅ【鏗鏘】
- コウソウ∞「さぅさぅ(錚鎗=錚〓)」
- かうし【格子】コウシ〔近10・恆2〕
- ←「かく(格)し+(子)」のウ音便。∴〜縞。∴〜戸をくぐりぬけ。
- かうじ【柑子】コウジ〔植物〕
- ←「かむ(柑)+し(子)」のウ音便。
- かうして【】コウシテ〔恆2〕
- 「かくして(斯)」のウ音便。∞さうして(然)
- かぅしゃぅ【〓翔】コウショウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。
- がぅじゃぅ【強情=剛情】ゴウジョウ〔同源〕
- 「強(きゃぅ/がぅ)」「剛(かぅ)」
- かうずか【好事家】コウズカ
- 「事(ず)」は唐音。
- かうぞ【楮】コウゾ〔恆2〕
- ←「かみ(紙)+そ(麻)」のウ音便。また岡山縣勝田郡に「楮(かうぞ)」の地名あり。(〒707-0202)
- かうだ【紫合】コウダ〔姓名〕
- 丹羽基二氏の説によると、死講(しこう=紫合)の迎田(むかうだ)の訛であり、し(紫)あはし(合)をかけた佳字であるといふ。地名の「ゆうだ(紫合)」も同樣の起源。
- かうだう【革堂】コウドウ〔地名〕
- 京都市上京區←「革(かは」のウ音便。西國十九番行願寺。
- がうたむ【剛膽・豪膽】ゴウタン舊假名がうたん〔同源〕
- 「剛(がぅ)←ガング」「豪(がう)←ガウ」二字は字音假名遣は同じだが、元音は全く異る。
- かうち【河内】コウチ〔近10〕
- ∞おほしかふち(凡河内)
- かうぢ【麹】コウジ〔近01*・恆2・6〕
- ←「かび(黴)+たち(立)」のウ音便。∴〜菌。∴千代田區〜町。
- がぅつくばり【強突張】ゴウツクバリ
- 「業突張」なら「ごふ〜」。
- かうと【】コウト
- ∴〜考へる。
- かうのとの【長官の殿】コウノトノ
- ←「かみ(頭・督・守)」。∞こがう(小督)。
- かうばし【香】コウバシ〔近10・10・恆2〕
- 「かぐはし」のウ音便。「香(きゃぅ/かぅ)」であるが字音由來ではない。「香+くはし(細)」。
- かうぶり【冠・被】コウブリ〔近10〕
- 「かがふり」のウ音便。∴昔男初〜して(伊勢物語)。
- かぅふん【昂奮・亢奮】コウフン
- ∞「たかぶる(興奮)」。
- かうべ【首】コウベ〔近10・恆2〕
- 「上部(かみへ)」または「髮部(かみへ)」のウ音便。∴首を囘らす。∴稔るほど〜を垂れる稻穗かな。
- かうべ【神戸】コウベ〔恆2〕
- 「かみへ」のウ音便。地名としては「がうど」「がうと」「かんべ」が多く、「かうべ」は例外的。他に西多摩郡檜原村「かのと」、靜岡縣吉田町「かんど」、愛知縣武豐町「みゃぅじんど(明神戸)」、鳥取縣日南町「かどのかみ(神戸上)」、岡山縣津山市「じんご」などあり。
- かぅみ【廣瀬香美】コウミ〔姓名〕
- 歌手名。「コオミ」「コウミ」の兩發音が聞き取れ、表音的にはいづれの假名で表現すべきか不明。∞かみ(香美)。
- かうむる【被・蒙】コウムル〔近10・恆2〕
- ∴蒙御免。
- かうもり【蝙蝠】コウモリ〔近10・恆2・聯綿〕
- 「かはほり」のウ音便。「蝙蝠(へんふく)」は「p-」の雙聲字。∴〜傘
- カオシュン【高雄】〔外來〕
- 臺灣の地名。現地音「ターカウ」に「たかを(高雄)」を宛てたもの。「カオシュン」はこれの北京語讀み。→「高(かう)」「雄(ゆぅ)←ヒュング」
- カオリナイト【kaolinite】
- 陶土成分の名。景徳鎭の地名「高嶺(カオリン)」の轉。→「高(かう)」
- カオルン【九龍・Kowloon】〔外來〕
- 香港の地名。廣東音に由來すると思はれるが、假名書きなら「カウロン」と描寫した方が近いか。→「九(きう)」「龍(りょぅ/りゅう)」
- かかたいせう【呵呵大笑】カカタイショウ〔表音〕
- 「呵」の原音は「ハ」のやうであった。笑ひ聲は「はは」であって、「かか」となるのはいかにもをかしからう。∞か(呵)。
- かかづらふ【】カカズラウ〔恆7〕
- かがと【香登】〔地名〕
- 岡山縣(備前國和氣郡)備前市の地名(〒705-0012)。→「香(かぅ)←キャング←ヒャング」。「登(とぅ)」。
- かかはる【關・干】カカワル〔同源〕
- 「關(くゎん)」「干(かん)」。「干渉(かんせふ)」を「關渉(くゎんせふ)」とも書くが、假名遣は異る。∴統帥權干犯。
- かがひ【歌燿】カガイ
| 【かく】 |
かく | kak/hak | 04確:43h鶴゚\04角:埆:桷:\04殼(殻)゚愨゚\37 04較'[カウ]\37+04覺(覚)'\37攪(撹)'[カウ]\43各:恪:閣:擱:44格゚挌゚骼゚客゚喀゚咯゚\43h壑:\44h赫゚h嚇゚\45uh核゚\45革゚\45h覈゚\45鬲゚隔゚膈゚\ |
くゎく | kuak/huak | 42u矍。攫。钁゚43u蠖'h穫゚45uh獲゚\43u郭:椁:廓:槨:\43u擴(拡):\43uh霍:h癨:\45uh畫(画)゚h劃゚\45u馘゚掴゚幗゚\ |
- かく【爪=掻】〔同源〕
- 「爪」「掻」は共に「さう」
| 【がく】 |
がく | gak/hak | 04岳:\04學。(斈。学。h)\04嶽:\04樂(楽):\43咢:鰐:顎:愕:萼:蕚:諤:鄂:齶:\43h壑'\44額゚\ |
- かぐやま【香山】〔地名〕
- 大和三山の一。今は「香具山」が一般的だが、萬葉集などでは「香山」。→「香(かぅ)←キャング」。
- かけづりまはる【驅】カケズリマワル
- 「擦る」との關連性は未詳。
- かけづる【】カケズル〔恆7〕
- かけひ【筧】
- 人名の場合「カケヒ」「カケイ」兩讀あり。∞とひ(樋)。
- かける【缺=闕=虧】〔同源〕
- 「欠(けむ)」は「缺(けつ)」の略字としても使はれるが、本來は別字別音。「欠缺(けむけつ)」「闕(くゑつ)」「虧(くゐ)」。
- かげろふ【陽炎・蜻蛉】カゲロウ〔恆2〕
- 以前はウ音便の「かげろう」とも考へられた。∞とんぼ(蜻蛉)。∴『蜻蛉日記』
- かこむ【圍=囲】〔同源〕
- 「囲(ゐ)」は日本獨自の略字。和語「井(ゐ)」からの連想と考へられる。
- かさねぎ【襲=褶】〔同源〕
- 「襲(しふ)」「褶(しふ)」
- かざみ【汗衫】
- →「衫(さむ)」
- かじか【】〔動物〕
- ←河+鹿。「かじかざは(鰍澤)」は山梨縣南巨摩郡の地名。
- かしこい【怜悧】〔同源〕
- 「怜悧(れぃり)」は「r-」の雙聲字。
- かしはて【膳夫】カシワテ〔地名〕
- 奈良縣橿原市。
- カシュー【cashew】〔植物〕
- 漆の代用品。またカシューナッツは食用。「加州」などの漢字に由来するものではない。
- かじる【】〔近02*〕
- かず【數】〔近02*・03〕
- かすが【春日】〔地名〕
- 奈良市の地名。←神+住む+か(所)。埼玉縣「春日部」は「かすかべ」。近世には「粕壁」とも。
- かずこ【和子】カズコ〔姓名〕
- 「數」から。「一子」を宛てる場合もあり。
- かずのみや【和宮】〔姓名〕
- ∴皇女〜。
- かずへ【主計】カズエ〔地名〕
- ←かぞへる。金澤市(〒920-0908)など。
- かずを【一夫・一雄・一男・和朗・和夫・和雄・和男】カズオ〔姓名〕
- 「和生」を宛てる場合もあり、「生(おふ)」から「かずふ」とは考へにくい。「一朗」で「かずを」と讀ませる事は少ない。∞そのふ(園生)
- かたい【艱難】〔同源〕
- 「艱難(かんなん)」は「-an」の疉韻字。∴〜汝を玉にする。
- がたい【】
- 體格のよいこと。「がかい」と「圖體(づうたい)」の混交語といふ。
- かたじけない【忝】〔近01〕
- 「忝(てむ)」は「天(てん)」の形聲文字といふが、字音が合はない。
- かたづ【固唾】カタズ〔恆7〕
- 「固い+つば(唾)」。∴〜を呑んで見守る。
- かたは【片輪】カタワ〔恆1〕
- 「かたわ(片輪)」は宛字。本來は「片端」。
- かたへ【片方】カタエ〔近15〕
- かたむ【荷擔・加擔】
- 舊假名かたん「荷(か)」「加(か)」。兩者とも假名遣は一致する。
- かたゐ【乞食】カタイ〔近11・12〕
- ∴異土の〜となるとても。
- かぢ【梶・舵】カジ〔近01・02・恆6〕
- ∴主〜いっぱい
- かぢ【鍛冶】カジ〔近01*・02・恆6〕
- ←「かぬち(金+打ち)」。「治(ち/ぢ)」と偶然に假名遣が共通するが、「冶(や)」とは別字。∴村の〜屋
- かぢき【梶木】カジキ〔動物〕
| 【かつ】 |
かつ | kat/hat | 29h曷゚喝゚h褐゚h蝎゚葛゚鞨゚+34渇'26h蠍'羯'\【31轄゚h瞎゚29割゚】\32戛(戞)゚\32h黠゚\ |
くゎつ | kuat/huat | 30u括゚筈゚聒゚蛞゚活゚闊(濶)゚31u刮゚\【30uh豁゚】\32u滑゚h猾゚\ |
- かつ【勝・捷】
- 「勝(しょぅ)」と「捷(せふ、はやい)」は近義だが、假名遣が全く異る。∴「戰勝(せんしょぅ)≠戰捷(せんせふ)」
- かっか【】〔表音〕
- 火の燃える樣。「くゎっくゎ」ならず。
- かっかう【恰好】カッコウ〔聯綿〕
- 「かふかう」の促音化。子音は「k-h-」と續くため雙聲字ではない。「格好(かくかう)」は書換へ字。∞かっこいい(恰好)∴無〜。
- かづける【被】カズケル〔恆7〕
- ∴鉢かづき姫(御伽草子)。
- かっこいい【恰好】
- ←かっかういい。∞かっかう(恰好)。
- かっこぅ【郭公】〔動物〕
- 「カッコン」のやうな鳴き聲の表音。「郭(かく)」+「公(こぅ)」。
- かづさ【上總】カズサ〔地名〕
- 舊國名。←「上(かみ)+つ+總(ふさ)」。音の「總(そぅ)」に由來するものではない。∞しもふさ(下總)。
- かったゐ【癩】カッタイ
- ←かたゐ(乞食)。∴〜の瘡うらみ
- かっちう【甲冑】
- →「甲(かふ)」
- かつて【曾】
- 「カッテ」と讀むのは誤りといはれる。
- かっぱぅ【割烹】カッポウ
- ∴〜着
- かつを【鰹】カツオ〔近07・恆3〕
- ←「堅い+うを(魚)」∴目には青葉山杜鵑初〜。
- かて【糧=粮】〔同源〕
- 「粮(りゃぅ)」は「糧」の異體字。「量」「良」は共に「りゃぅ」。ただし「食料」は「しょくれう」
- がてう【鵝鳥】ガチョウ〔動物〕
- 「鵝(が)」は「ガーガー」のやうな鳴き聲に由來する。
- かどはかす【勾引】カドワカス
- ←かどふ(勾)。
- かなさな【金鑽神社】〔地名〕
- 埼玉縣兒玉郡神川村の神社。武藏二宮。←「鑽(さん)」。「かな(金)」は訓であり、湯桶讀み。
- かなしい【悲】〔近13〕
- かなづ【奏】カナズ〔恆8-1〕
- ←かなでる。∴奏樂堂。
- かなふ【加納】カノウ〔姓名〕
- 苗字の一。また地名も全国に分布。∞かのう(狩野)
- かなへ【鼎】カナエ〔近16〕
- ∴〜の輕重を問ふ。∴鼎談。
- かなへる【叶=協】カナエル〔同源〕
- 「協和=叶和(けふわ)」
- かならず【必】〔近03〕
- かなり【可成】
- 「可成」は宛字。
- かね【金】〔音訓〕
- 「かね」は字音「きむ/こむ」に由來するものではない。
- カネボウ【鐘紡】
- 會社名。鐘ヶ淵紡績の略稱。「カネバウ」であるべきだが、固有名詞は改め難い。
- かのう【狩野】〔姓名〕
- 苗字の一。∞かなふ(加納)∴〜芳崖。
- かのえ【庚】〔近16〕
- 「金のえ(兄)」
- かのぢょ【彼女】カノジョ
- かは【川】カワ〔近04〕
- かは【皮】カワ〔近04〕
- かば【河馬】〔動物〕
- がは【側】ガワ
- 時計の側面など「金がは」と表現する。
- かはいい【可愛】カワイイ〔恆5〕
- ←かはゆし(和語)、「可愛」は宛字。
- かはいがる【愛】カワイガル〔近04*〕
- かはいさう【可哀】カワイソウ
- 「可哀相」は宛字。
- かはうそ【獺】カワウソ〔恆2〕
- ∞かはをそ(川獺)
- かはし【合志】カワシ〔地名〕
- 熊本縣の郡名。今は「ゴウシ」と読む。『持統紀』十(六九六)年に「皮石(かはし)郡」←「合(かふ)」。
- かはづ【蛙】カワズ〔恆7〕
- ∞かへで(楓)
- かはひ【河合】カワイ〔姓名〕
- 苗字の一。重箱讀みの「河(か)+合(あひ)」ではなからう。「川會(かはひ)」は兵庫縣美方郡村岡町の地名(〒667-1366)。∞かはゐ(河井)。
- かはら【瓦】カワラ〔近05〕
- 梵語「カッパーラ」の音譯。
- かはら【香春】カワラ〔地名〕
- 福岡縣(豐後國田川郡)の町名。『豐前國風土記逸文』に「鹿春(かはる)郡」。
- かはる【變】カワル〔近05〕
- かはわ【川匂】カワワ〔地名〕
- 神奈川縣中郡二宮町(〒259-0125)。また、「河曲(かはわ)」は三重縣(伊勢國)の郡名。∞「さかわ(酒匂)川」と同類か。∞うらわ(浦和)。
- かはゐ【河井】カワイ〔姓名〕
- 苗字の一。∞かはひ(河合)。
- かはをそ【川獺】カワウソ〔恆3〕
- ∞をそ(獺)。∞かはうそ(川獺)
- かひ【貝】カイ〔近11〕
- かひ【甲斐】カイ〔近11*〕
- 舊國名。「かひ(峽)」から。宮崎縣延岡市には「おほかひ(大峽町)」の地名あり。∴甲斐甲斐しい
- かひこ【蠶】カイコ〔近11〕
- 略字「蚕」は「天(てん)」を形聲音符にするといふが、「蠶(さむ)」とは音がかなり異る。
- かひで【鷄冠井】カイデ〔地名〕
- 京都府向日市(山城國乙訓郡)(〒617-0004)。長岡京大内裏跡。『石清水八幡宮文書』延久四(一〇七二)年に「蝦手井」。松永貞徳の門人に鷄冠井(かへでゐ)令徳あり。∞かへで(楓)
| かふ | kap/hap |
54合゚h盒゚哈゚閤゚鴿゚蛤゚+58h洽゚58恰゚袷゚\55h盍゚h闔゚54溘:\59甲゚h匣゚h狎゚胛゚58岬゚55閘:\ |
|---|
- かふ【沽=賈】カウ〔同源〕
- 「沽(こ)」「賈(か・こ)」。∴沽券にかかはる。
- かふか【甲賀】コウカ〔地名〕
- 滋賀縣(近江國)の郡名。『敏達紀』に豪族「鹿深(かふか)臣」あり。←「甲(かふ)」。∴〜者。〜衆。
- かべ【河邊】〔地名・音訓〕
- 東京都青梅市の地名。「か(河)」は字音か訓か未詳。(〒198-0036)
- かへで【楓】カエデ〔植物〕
- ←「かへる(蛙)+手」。∞もみぢ(紅葉)∞かひで(鶏冠井)。
- かへりみる【顧】カエリミル〔近21・16〕
- 文語上一段動詞
- かへる【蛙】カエル〔近15〕
- かへる【孵化】カエル〔近16〕
- かへる【歸・囘】カエル〔近15・同源〕
- 「歸(くゐ)」「囘(くゎい)」∴囘歸線。
- がへんず【肯んず】ガエンズ
- かほ【顏】カオ〔近07〕
- かほる【薫・香】
- ハ行の類推を誤った假名遣。∞かをる(薫・香・馥郁)∴シクラメンのかほり。
- かま【鎌】〔音訓〕
- 「かま」は訓、「けむ」は音。「かま」は音「けむ」から來たとする説あり。
- かまきり【螳螂・蟷螂】カマキリ〔聯綿・同源〕
- 「螳螂・蟷螂(たぅらぅ)」は「-ang」の疉韻字。∴〜の斧。
- がまずみ【】〔植物〕
- かまど【窯=窰】〔同源〕
- 「窰(えう)」は「窯(えう)」の異體字。搖遥などは「えう」「羔」は「かう」、「羹」は「かぅ」。∴民の窯は賑はひにけり。
- がまふ【蒲生】ガモウ〔地名・姓名〕
- ∴〜氏郷。
- かみ【香美】〔地名〕
- 高知縣(土佐國)の郡名。明治以前は「カガミ」と讀む。→「香(かが)←(キャング)」。∞かぅみ(廣瀬香美)。
- かみ【紙】
- 「かみ(紙)」は「簡(かん/けん)」の字音に由來するといはれる。「-n」であるが「かに」とはならなかった。∞ふみ(文)。∞てがみ(手紙)。
- カミオカンデ【】
- 「スーパーカミオカンデ」は岐阜縣吉城郡神岡町の鑛山跡に設けられたニュートリノ觀測装置。「カミヲカンデ」とすべきだが、固有名詞は改め難い。
- かみかうち【上高地】カミコウチ〔地名〕
- 長野縣南安曇村の景勝地。本來は「神河内(かみかうち)」であり、「上高地」は近年の稱。偶然にも假名遣は一致する。
- かみくづ【紙屑】カミクズ〔近02〕
- かみなり【霹靂】〔聯綿〕
- 「霹靂(へきれき)」は「-ek」の疉韻字。∴青天の〜。
| かむ | kam/ham(舊假かん |
54勘゚堪゚戡゚\54h函(凾)゚h涵゚\54坎゚\55敢:橄:瞰:\【55甘:柑:坩:疳:h蚶:56拑'箝'鉗'59嵌゚】\55h歛:\58h咸゚緘゚h鹹゚54感゚h憾゚h撼゚轗゚55h喊:\58歉゚\58h陷(陥)゚\59監゚h艦゚鑑(鑒)゚h檻゚\59h銜゚\ |
|---|
- かむ【咀嚼・咬・噛】〔同源〕
- 「咀嚼(そしゃく)」は「s-」の雙聲字。「咬(かう)」「噛(がう)」。
| がむ | gam/ham(舊假がん |
54h含'h頷'\54龕'\58嵒゚59癌゚\59岩゚\59巖(巌)゚\ |
|---|
- がむ【癌】
- 舊假名がん「癌」「岩」「巖」共に「がむ/げむ」。∞いは(岩)。
- かむか【坎〓=轗軻】舊假名かんか 〔同源〕
- 世に入れられないさま。「k-」の雙聲字。「坎(かむ)」「轗(かむ)」。「欠(けむ)」は「缺(けつ)」の略字としても使はれるが、本來は別字。
- がむくつ【岩窟=巖窟】
- 舊假名がんくつ∞「いはほ(巖=嵒)」。
- かむこう【拑口=緘口】
- 舊假名かんこう∞「はさむ(緘・拑・箝)」。
- カムサハムニダ【感謝】
- 朝鮮語挨拶言葉、→「感(かむ)」
- かむしゃぅ【疳症】カンショウ
- 舊假名かんしゃぅまた「癇性(かんしゃぅ)」とも書くが、假名遣は異る。
- かむじる【感】舊假名かんじる〔恆8-1〕
- 「感(かむ)」
- かむすう【函數】
- 舊假名かんすう書替へ字で「關數(くゎんすう)」とするが、假名遣は合はない。
- かむせぃ【坎穽=陥穽】
- 舊假名かんせい∞「おちいる(坎=陷)」。
- かむだかい【甲高・疳高】
- 舊假名かんだかい「かむ」は「甲(かふ/けふ)」の「-p」から「-m」へと音變したもの。「疳(かむ)高い」も假名遣は一致する。
- かむづまる【神座】カンズマル
- ←「神+しづまる(鎭)」。かんづまる。
- かむなび【神南備・甘南備】〔地名〕
- →「甘(かむ)」。大阪府富田林市(〒584-0054)。
- かむにん【堪忍】
- 舊假名かんにん∴ならぬ〜するが〜
- かむぱん【甲板】
- 舊假名かんぱん「かむ」は「甲(かふ/けふ)」の「-p」から「-m」へと音變したもの。ただし船員用語としては「甲板(かふはん)」とも。
- かむらむ【橄欖】舊假名かんらん〔聯綿〕
- 「-am」の疉韻字。
- カムランわん【金蘭灣】〔地名〕
- ベトナムの地名。「金(きむ/こむ)」。
- かむゐ【神居=神威】カムイ〔地名〕
- 「かむゐ」はアイヌ語で神の意。旭川は「神居古譚」、斜里郡蓖苣エ里町では「神威」(〒078-0185)を宛てる。
- かめいど【龜戸】〔地名〕
- 東京都(下總國葛飾郡)江東區の地名。地名の由來を「龜井戸」なる井戸に結びつける説もあり、それなら「かめゐど」であらうか。平成十五年、香取神社に「龜の井」復活。元は付近の梅屋敷にあり。假名遣未詳。∴龜戸天神のうそ替へ。
- かも【鴨】〔表音〕
- 「鴨(あふ)」は鳴き聲。「アーップ」から。
- かもゐ【鴨居】カモイ〔近11・恆5〕
- かや【加悦町】〔地名〕
- 京都府、大江山附近。「悦」は「えつ」。
- かや【茅=茆】〔同源〕
- 「茅屋=茆屋(ばうをく)」
- かや【高陽院】〔地名〕
- 桓武天皇皇子賀陽(かや)親王の邸宅。「かう(高)」「やぅ(陽)」。
- かやくごはん【加藥御飯】
- 關西の炊き込み御飯。
- かよひ【通】カヨイ〔近12〕
- がらがら【】〔表音〕
- からす【烏=鴉】〔同源・表音〕
- 「烏(を/う)」「鴉(あ/え)」いづれも鳴き聲の描寫に由來する。
- がらんどう【】
- 副詞「がらんと」から。字音「伽藍堂(がらむだぅ)」ではない。
- かり【雁=鴈】〔同源〕
- 「雁(がん)」「鴈(がん)」
- かりうど【狩人】カリュウド〔恆2〕
- 「かりびと」のウ音便。
- かりとる【芟】〔同源〕
- 「芟除(さむぢょ)」はまた「刪除(さんぢょ)」とも書くが、假名遣は異る。
- かるら【迦樓羅】〔佛教〕
- 鳥神。藥師十二神將の一。「インドネシアガルーダ航空」はこれに因む。→「迦(か)」「樓(ろう/る)」。
- かれひ【鰈】カレイ〔動物〕
- ←から(唐)+えひ。「かれひざは(王餘魚澤)」は青森縣南津輕郡の地名。(〒038-1313)
- かれる【枯=渇=涸=竭】〔同源〕
- 「枯渇(こかつ)」「涸(こ)」「竭(けつ)」
- かろんじる【輕】〔恆8-1〕
- カワイヤノー【】〔表音〕
- 鳥取縣『貝殼節』。
- かわく【乾】〔近04・05・恆1〕
- ←「氣+湧く」。
- かをる【薫・香・馥郁】カオル〔近07・08・恆3・同源〕
- 「かほる」「かほり」と誤る例多し。「シクラメンのかほり」など。「馥郁(ふくいく)」は「-k」の疉韻字。
| 【かん】 |
かむ | kam/ham(舊假かん) | 54勘゚堪゚戡゚\54h函(凾)゚h涵゚\54坎゚\55敢:橄:瞰:\【55甘:柑:坩:疳:h蚶:56拑'箝'鉗'59嵌゚】\55h歛:\58h咸゚緘゚h鹹゚54感゚h憾゚h撼゚轗゚55h喊:\58歉゚\58h陷(陥)゚\59監゚h艦゚鑑(鑒)゚h檻゚\59h銜゚\ |
かん | kan/han | 29乾:幹:h翰゚h瀚゚h韓゚\29侃:\29h寒゚\29干:刊(刋):汗゚竿:肝:奸:h扞゚杆(桿):h罕:h鼾:h旱゚h悍゚h捍゚稈:h駻゚+31骭:\29h漢:32艱゚\29看:\29栞:\【29h邯゚】\31姦゚\【31菅゚】\32間゚簡゚h嫺゚h癇゚31澗゚\32h閑゚h嫻゚\32柬゚揀゚31諫(諌)゚\44羹"羮"[カゥ]\59甲'[カフ]\ |
くゎん | kuan/huan | 30uh完゚冠:h浣(澣)゚+31u莞:h皖゚\【30u官:棺:管:館(舘):】\30u寛:\30uh桓゚\30u款:\30uh緩゚32u湲゚\30u貫:31u慣゚\30uh奐:h換゚h喚:h渙:h煥:\30uh歡(歓):罐(缶):懽:觀(観):h讙:鑵:h驩:灌(潅):26u勸(勧)'34u顴'\31uh環゚h寰゚h鐶゚h鬟゚圜゚34u還'\31u串゚h患゚\31u丱゚關(関)゚\31uh宦゚\32u鰥゚\【34u卷(巻)'】\ |
▼甘柑拑箝鉗坩疳蚶嵌(かむ)、邯(かん)
(學研漢和大字典では拑箝鉗のみ「慣用音かん」
▼菅 [漢]かん[慣]くゎん
官棺管館(舘) くゎん
菅家(菅原道眞)に限り「くゎんけ」とする
▼澣(くゎん)、幹(かん)となるが、「澣」は
「浣(くゎん)」の異體字 |
| 【がん】 |
がむ | gam/ham(舊假がん) | 54h含'h頷'\54龕'\58嵒゚59癌゚\59岩゚\59巖(巌)゚\ |
がん | gan/han | 29岸:\31雁゚贋゚\31顏(顔)゚\31鳫゚鴈゚\32眼゚\ |
ぐゎん | guan/huan | 26u願。\26u元'30u玩:翫:31u頑゚\30uh丸。\ |
- がんがぜ【雁甲羸】〔動物〕
- 「雁(がん/げん)」「甲(かふ/けふ)」「羸(るい)」。「羸」を「ぜ」と讀む理由は不明。
- かんがみる【鑑】〔近21〕
- 文語上一段動詞。「かがみ(鏡)」「かがみる」の轉。字音「鑑(かむ)」に由來するものではない。
- かんけ【菅家・菅原道實】舊假名くゎんけ〔姓名〕
- 百人一首などでは「くゎんけ」とする。「官(くゎん)」「管(くゎん)」などからの聯想であらうが、廣韻などの韻書に基づく字音假名遣は「菅(かん)」である。
- カンサイ【山本寛齋】〔姓名〕
- 「寛齋」の假名遣は「クヮンサイ」が正しいが、個人名は改め難い。
- かんじき【〓橇】
- ガンジス【恆河】〔外來〕
- →「恆(こぅ)←ホング」。字音假名と「ガンジス」は合はない。
- かんじん【肝腎】
- 書替へ字で「肝心(かんじむ)」とするが、臟器の場所も假名遣も異る。
- かんせふ【干渉】カンショウ
- ∞「かかはる(關干)」。
- カンチロリン【】〔表音〕
- 俗曲『かんちろりん』。
- カントン【廣東】〔外來〕
- 北京語なら「クヮントン」、廣東語なら「クヲントン」が近いか。→「廣(くゎぅ)←クヮング」「東(とぅ)←トング」。∞ホンコン(香港)。
- かんなん【艱難】〔聯綿〕
- 「-an」の疉韻字。∴〜辛苦。
- がんばる【頑張】
- ←我に張る、「頑張(ぐゎんばる)」は宛字。∴前畑〜。
- カンフー【功夫】
- →「功(こぅ)←コング」。「功」を「カン」と發音する地域は少なく、音の由來不詳。
| 【き】 |
き | ki/hi | 05企:\05伎゚岐゚跂:\05奇(竒):寄:騎゚崎(嵜):埼゚碕:剞:掎:畸:綺:\05u規:窺:槻:\05h曦:\05枳:\05羈:羇(覊):\06器(噐):\06棄(弃):\06u季:悸゚\06祁゚\06冀:驥:\06几:机:飢:肌:\06h屓:\06u癸:揆゚葵゚\06耆゚\06覬:\06u龜(亀):\07h喜゚h嬉:h僖:h憙:h熹:h禧゚\07己゚忌゚紀゚記゚起゚杞゚\07其゚基゚期゚棋(棊)゚箕:朞゚淇゚祺゚騏゚麒゚旗゚\07h煕(熈):姫:\08h希゚h稀゚h唏゚h晞゚h欷゚\08幾゚畿゚磯゚機゚譏゚饑゚\08既゚曁゚\08毅'\08汽゚氣(気)゚\08祈゚圻゚\08旡゚\ |
くゐ | kui/hui(舊假き) | 05u危'詭:跪゚\05uh毀:h燬:\05uh麾:\05u虧:\06u喟:\06u逵゚\06u馗゚軌:\08uh揮゚h輝゚h暉:\08uh徽゚\08u貴:06u簣゚饋゚匱゚櫃゚\08u鬼:06u愧:餽゚\08uh卉゚\08u歸(帰皈)゚\ |
▼遺(い・ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい) |
| 【ぎ】 |
ぎ | gi/hi | 05伎。妓。技。\05宜:誼:\05祇。\05義:儀:蟻:議:礒:艤:h羲'h犧(犠)'\05h戲(戯)'\06u葵。\07欺'\07疑:擬゚\08沂゚\ |
ぐゐ | gui/hui(舊假ぎ) | 05u僞(偽):\08u魏゚巍:\ |
- きい【紀伊】〔地名〕
- 舊國名。『古事記』に「木國」「紀國」。「紀伊」とはこれを好字化ならびに二字とするためにつけ、長音化したもの。書店名は「紀伊國屋(きのくにや)」。∞へい(閉伊)。
- キーセン【妓生】
- →「生(せぃ)←セング」
- キールン【基隆】〔外來〕
- 臺灣の地名。→「隆(りゅぅ)←ロング」
| きう | kiu/hiu |
50 52鬮:\50臼゚舅゚舊(旧)゚\50丘゚蚯゚邱゚\50久゚灸゚玖゚柩゚疚゚\50h休゚h貅゚52h烋:\50h朽゚\50求゚救゚球゚毬゚裘゚逑゚\50九゚仇゚究゚鳩゚\50咎゚\50h嗅゚\50廏(廐厩)゚\52糾(糺):赳:\52樛:\ |
|---|
- きう【九=玖】〔同源〕
- 「玖」は書類の改竄を防ぐための書き方。「九」「玖」共に「きう/く」。
- きう【鳩】キュウ〔表音〕
- 「鳩(きう/く)」は鳩の鳴き聲。本來「きゅぅ」はキュング、「きふ」はキップのやうな音であったので、クークーと鳴く鳩の聲として適當ではなからう。
- きうさぅ【鏐鏘】キュウソウ
- ∞「れぃろぅ(玲瓏)」。
- きうらぎ【嚴木】キュウラギ〔地名〕
- ←「きよらか+木」。佐賀縣東松浦郡の町名。∞いつくしま(嚴島)
- きうり【胡瓜】キュウリ〔恆2〕
- ←黄+瓜。∞うめきう、∞もろきう。
- きえる【消】〔近15・恆4〕
- ∞きゆ(消)
- ぎえん【義捐】
- 「義援」は書替字。「捐(えん)」は「すてる」、「援(ゑん)」は「たすける」と假名遣・意味ともに異る。∴〜金。
- きかふ【城飼】キコウ〔地名〕
- 靜岡縣(遠江國)の郡名。『藤原宮木簡』に「紀甲(きかふ)郡」。
- ききゃぅ【桔梗】キキョウ〔植物〕
- 古名「きちかぅ」。∴秋近う野はな(桔梗の花)りにけり白露のおける草葉も色かはりゆく(紀友則・古今集)。
| 【きく】 |
きく | kik/hik | 01菊:掬:鞠:麹:\01鞫:\ |
- きく【規矩】
- ∞「のり(規矩)」。
- きく【崎嶇】〔聯綿〕
- 「k-」の雙聲字。
- きぐ【危惧=危懼=危虞】
- ∞「おそれる(惧=懼=虞)」。
- きくきゅぅ【鞠躬】〔聯綿〕
- 「k-」の雙聲字。∴〜如。
- きこえる【聞】〔近15・恆4〕
- きこゆ【聞】〔近19〕
- 文語下二段動詞。
- きさい【私市】〔地名〕
- 武藏國埼玉郡の地名。「きさいべ(私部)」は「きさき(后)」による。近世には「騎西」の「私市藩」あり。同様の地名は京都大阪にも。
- きじ【雉】〔近01〕
- ∴〜も鳴かずば撃たれまい
- きしゃぅ【記章】キショウ
- ∞「徽章(くゐしゃぅ)」も近義だが假名遣は異る。
- きしゃぅ【氣性】キショウ
- また「氣象(きしゃぅ)」とする場合あり、假名遣は偶然に一致する。∴よい御〜だ。
- きず【疵・創傷=瘡】〔近02・03・同源・聯綿〕
- 「創瘡(さぅ)」「傷(しゃぅ)」。「創傷(さぅしゃぅ)」は「-ang」の疉韻字。∴毛を吹いて〜を求める
- きすぎ【來生】〔姓名〕
- 苗字。恐らく「生」を「すぎ」と讀むのは「しゃぅ←シャング」に由來するものと思はれる。「來生たかを」は歌手名。
| 【きち】 |
きち | kit/hit | 21吉。\22u橘。\ |
| 【きつ】 |
きつ | kit/hit | 21吉゚詰゚佶゚拮゚\22u橘゚\25乞゚吃゚訖゚屹'\47喫'[ケキ]\ |
- きづき【杵築】〔地名〕
- 島根縣簸川郡。出雲大社(杵築宮)の所在地。∞いづも(出雲)。
- きづく【築】キズク〔近03・恆7〕
- 元は假名遣が同じであったものが、現代假名遣で書き分けるやうになった稀有な例が「築く」と「氣づく」。∞ついぢ(築地)。
- ぎっしゃ【牛車】
- 「牛(ぎう)」の促音化。「ぎゅっしゃ」ではない。∞じふ(十)。
- きっと【急度・屹度】
- 「きと」の強調。「きつと(屹度)」「きふと(急度)」は宛字。
- きづな【絆】キズナ〔近02〕
- きづま【氣褄】キズマ〔恆7〕
- ←「氣詰り」。∴「〜を合はす」(氣にいるやう調子を合はせる。)
- きぬ【衣・絹】
- 「きぬ」は字音「絹(けん)」に由來するといふ。
- きぬ【鬼怒川】〔地名〕
- 栃木縣の川。また温泉地。『常陸風土記』に「毛野(けの)川」。平安時代に「衣(きぬ)川」。江戸期に至り「鬼怒川」と稱す。「鬼」は音「くゐ」だが、鎌倉時代以降は「き」と「くゐ」の區別は消滅。
- きぬた【砧=碪】〔同源〕
- 「衣板」の轉。「砧・碪(ちむ)」「占(せむ)」「甚(じむ)」∴白妙の衣うつ〜の音も(源氏・夕顏)
- きねん【記念=紀念】
- 「記(き)」と「紀(き)」は通用する例が多い。「古事記」「日本書紀」なども同樣。
- きのえ【甲】〔近16〕
- 「木の兄(え)」の意。十干の第一。
- きのふ【昨日】キノウ〔近09・恆2〕
- きばぅ【希望】キボウ
- ∞「こひねがふ(希=冀=覬=庶幾=尚)」。
- きはまる【極】キワマル〔近05〕
- ∴進退〜。
- きはむ【規範】
- 舊假名きはんまた「軌範(くゐはむ)」とも書くが、假名遣は異る。
- きはめる【究・窮】キワメル〔同源〕
- 「窮理(きゅぅり)」「究理(きうり)」は類義だが假名遣が異る。
- きひれ【給黎】キイレ〔地名〕
- 鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。明治三十年に「喜入村」を揖宿郡に編入。←「給(きふ)」。恐らく「喜入(きいれ)村」は給黎に由來するが、假名遣が合はず、後世に宛てた漢字と思はれる。
| きふ | kip/hip |
53及゚h吸゚汲゚笈゚級゚\53急゚\53泣゚\53給゚h翕゚歙゚\ |
|---|
- ぎぼし【擬寶珠】
- 長く「寶」は「はう」とされてきたが、「ほう」が正しい。ぎぼうしゅ。
- きほひ【競】キオイ〔近11〕
- きほひ【氣負】キオイ〔近11〕
- 「きほふ(競)」の連用形の名詞用法。「負ふ」は「おふ」のため、「きおふ」とする説もあり。∴〜があるのは若さの特徴だ。
- きみ【君】
- 「きみ」は字音「君(くん)」に由來する。「君(くん)」は「-n」だが「きに」とはならない。
| きむ | kim/him(舊假きん |
53禁゚襟゚噤゚\53金゚錦゚欽゚\【53今゚琴゚衿゚衾゚禽゚檎゚擒゚】\ |
|---|
- きむ【金武】舊假名きん〔地名〕
- 沖繩縣國頭部の町名。「きむ(金)」+「ぶ(武)」で「きむ」か、または「武」を省略したものか未詳。
| ぎむ | gim/him(舊假ぎん |
53吟゚\53崟゚\ |
|---|
- キム・イルソン【金日成】〔外來〕
- 北朝鮮主席。→「金(きむ)」「成(せい)←セング」
- ぎむしょぅ【吟誦】
- 舊假名ぎんしょぅ「吟唱(ぎむしゃぅ)」「吟嘯(ぎむせう)」と書く場合あり、それぞれ假名遣が異ると共に、字義も少し異る。「誦(となへる)」「唱(うたふ)」「嘯(うそぶく)」
- きむじる【禁】舊假名きんじる〔恆8-1〕
- きむぴらごばぅ【金平牛蒡】キンピラゴボウ
- 舊假名きんぴらごばぅ「金平」は坂田金時(金太郎)の子。「金比羅(こむぴら)」とは無關係。∞ことひら(琴平)。
- キム・ヨンサム【金泳三】〔外來〕
- 韓國大統領。→「金(きむ/こむ)」「泳(えぃ)←ヤング」「三(さむ)」
| 【きゃ】 |
きゃ | kia/hia | 40伽゚\42脚"[キャク]\ |
| きゃぅ | kiang/hiang |
42享゚+44h亨:\42強゚繦゚襁゚\42h郷゚h響゚h饗゚44h嚮゚卿。\42h香゚\42僵゚薑゚彊(強)゚疆゚\42姜゚\42羌゚\44h杏'\44京(亰)。\44驚。\44梗。\44竟。鏡。競(竸)'境。\47h馨。\47經(経)。\ |
|---|
| ぎゃぅ | giang/hiang |
42仰゚\43 44h行'\47h形。\ |
|---|
- ぎゃぅぎゃぅし【行々子・仰々子】[動物・同源]ギョウギョウシ
- →「行(かう/ぎゃう)」「仰(ぎゃう/がう)」。
- ぎゃぅぎゃぅしい【仰々】ギョウギョウシイ
- また「業々(げふげふ)しい」とも書くが、假名遣は異る。
- ぎゃぅさん【仰山】ギョウサン〔表音〕
- 京都方言。本來は仰讚(おほげさ)か。∴〜な酒飮みと聞いたが。
- きゃぅじつ【嚮日=向日】キョウジツ
- ∞「さきに(嚮・向・曩)」。「嚮」の音符は「卿(けぃ/きゃぅ)」。「向(かぅ/きゃぅ)」ではない。
- きゃぅゐき【疆域=境域】キョウイキ
- ∞「さかひ(疆=境)」。
| 【きゃく】 |
きゃく | kiak/hiak | 42却(卻)゚脚゚\44客。\ |
| 【ぎゃく】 |
ぎゃく | giak/hiak | 42虐:瘧゚h謔'\44逆。\ |
- きゆ【消】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞きえる(消)
| 【きゅう】 |
きう | kiu/hiu | 50 52鬮:\50臼゚舅゚舊(旧)゚\50丘゚蚯゚邱゚\50久゚灸゚玖゚柩゚疚゚\50h休゚h貅゚52h烋:\50h朽゚\50求゚救゚球゚毬゚裘゚逑゚\50九゚仇゚究゚鳩゚\50咎゚\50h嗅゚\50廏(廐厩)゚\52糾(糺):赳:\52樛:\ |
きふ | kip/hip | 53及゚h吸゚汲゚笈゚級゚\53急゚\53泣゚\53給゚h翕゚歙゚\ |
きゅぅ | kiong/hiong | 01宮゚\01弓゚穹゚躬゚窮゚\ |
- きゅぅりゅぅ【穹窿】
- ∞「そら(穹窿)」。
| 【きょ】 |
きょ | kio/hio | 09\09去゚\09居゚鋸゚据゚裾゚倨゚踞゚\09巨゚拒゚渠゚距゚炬゚秬゚苣゚鉅゚\09虚゚h嘘゚墟゚h歔゚\09車゚\09據(拠)゚醵゚遽゚\09擧(挙舉)゚欅゚\09筥゚h許゚ |
| 【ぎょ】 |
ぎょ | gio/hio | 09\09魚゚漁゚\09御゚禦゚\09圄゚\09圉゚馭゚ |
- きよい【清淨】〔聯綿〕
- 「清淨(せぃせぃ/しゃぅじゃぅ)」は雙聲疉韻字。∴六根清淨(しゃぅじゃぅ)
| 【きょう】 |
きゃぅ | kiang/hiang | 42享゚+44h亨:\42強゚繦゚襁゚\42h郷゚h響゚h饗゚44h嚮゚卿。\42h香゚\42僵゚薑゚彊(強)゚疆゚\42姜゚\42羌゚\44h杏'\44京(亰)。\44驚。\44梗。\44竟。鏡。競(竸)'境。\47h馨。\47經(経)。\ |
きょぅ | kiong/hiong | 03共゚供゚恭゚拱゚蛬゚\03h凶゚h兇゚h匈゚h胸゚h恟゚h洶゚\03恐゚蛩゚鞏゚04跫'\03廾゚48h興゚\48兢:\48矜:\ |
くゐゃぅ | kiuang/hiuang(舊假きゃぅ) | 42u匡゚框゚筐(筺)゚\42u狂゚誑゚\44uh兄。42uh況(况)゚\ |
けう | kiau/hiau | 35叫:\35梟:\35竅:徼。\36喬゚轎゚橋゚僑゚矯:蕎:嬌:驕:\37教。\37餃。\ |
けふ | kiap/hiap | 58夾。h峽(峡)'h狹(狭)'筴。h陜'57h挾(挟)゚h侠゚頬:篋:莢:\60怯゚\60h脇゚h脅゚57h協(叶)゚\ |
| 【ぎょう】 |
ぎゃぅ | giang/hiang | 42仰゚\43 44h行'\47h形。\ |
ぎょぅ | giong/hiong | 48凝:\ |
げう | giau/hiau | 35尭:嶢:僥'h曉(暁)'澆'驍'36翹。蟯'\ |
げふ | giap/hiap | 60業゚\ |
- きょぅおう【供應】
- ∞「もてなす(享=饗)」。
- ぎょうざ【餃子】
- 「餃(かう/けう)」であり、假名遣は「げうざ」とすべきか。「子」の唐音は「す」。
- きょおこ【遠山景織子】
- 女優名。∞けうとい(氣疎い)
- きょき【歔欷】
- ∞「すすりなく(歔欷)」。
| 【きょく】 |
きょく | kiok/hiok | 03h旭゚\03局゚跼゚\03曲゚髷゚\48亟゚極゚\48棘゚蕀゚\ |
くゐょく | kiuok/hiuok(舊假きょく) | 48uh洫゚\ |
| 【ぎょく】 |
ぎょく | giok/hiok | 03玉゚\48嶷゚\ |
- きょくせき【跼蹐】〔聯綿〕
- 「-ok」の疉韻字。
- キョンシー【彊死】
- 漢土の幽靈。香港映畫で多用。→「彊(きゃぅ)←キョン」。「香港(かぅかぅ)」を「ホンコン」と讀むやうに、廣東音では「o」になる。
- きらひ【嫌】キライ〔近12〕
- きりふ【桐生】キリュウ〔地名〕
- きりん【騏麟】〔動物〕
- ∴〜も老いては駑馬に劣る(戰國策)。
- きる【着】〔近21〕
- 文語上一段動詞。「着(ちゃく)」は「著(ちょ)」の異體字。ただし「きる、きせる」意に限る。「いちじるしい、あらはす」意は「著」。
| 【きん】 |
きむ | kim/him(舊假きん) | 53禁゚襟゚噤゚\53金゚錦゚欽゚\【53今゚琴゚衿゚衾゚禽゚檎゚擒゚】\ |
きん | kin/hin | 21巾゚\21緊:\21h釁゚\22u均:鈞:\25斤゚芹゚近゚h忻゚釿゚h欣゚26h掀'\25筋゚\25菫゚懃゚勤゚謹゚槿゚21瑾゚僅゚覲゚饉゚\【48+21矜'[キョゥ]】\ |
くゐん | kuin/huin(舊假きん) | 21u22u窘゚\22u菌゚麕゚21u箘(箟)゚\ |
| 【ぎん】 |
ぎむ | gim/him(舊假ぎん) | 53吟゚\53崟゚\ |
ぎん | gin/hin | 21銀゚+25垠゚25齦゚\21憖:\ |
- キンカジュー【kinkajou】〔外來〕
- 中南米の哺乳類。和語由來ではない。
- ぎんなん【銀杏】〔植物〕
- 「ぎんあん」の連聲。「杏(あん)」は唐音。∞あんず(杏)。
| 【く】 |
く | ko/ho | 01宮。[キュゥ]\【01工。功。h紅'貢。箜。[コゥ]】\03供。[キョゥ]\03廾。[キョゥ]\10倶:惧゚\10句:駒:劬゚h煦:+51枸:51狗。h佝。[コウ]\10矩:\10區(区):躯:驅(駆駈):嶇:\10吁:\10瞿:懼゚衢゚\10窶゚\11苦。\11庫'\50久。玖。[キウ]\50九。鳩。[キウ]\51口。[コウ]\51垢。[コウ]\51h吼。[コウ]\ |
- く【來】〔近21〕
- 文語カ變動詞
| 【ぐ】 |
ぐ | go/ho | 10具。惧。颶。\10愚:\10虞:+11麌:\49uh弘。[コゥ]\ |
- ぐあひ【具合】グアイ
- 「ぐはひ」との説あり。現代假名遣は「ぐあい」だが、實際には「グワイ」のやうに讀む。「∞たくあむ(澤庵)」を「タクワン」と讀む如し。
- くい【悔】〔近12・12・13〕
- ∞くゆ(悔)
- くいる【悔】〔恆5〕
- ヤ行上一段動詞
| 【ぐう】 |
ぐう | gou/hou | 10禺'嵎'寓'遇'隅'[グ]51偶'藕'\ |
ぐぅ | gong/hong | 01宮'\ |
- クーニャン【姑娘】
- →「娘(ぢゃぅ)←ニャング」
- くえる【壞・潰】
- ←くゆ、古語だが、方言や地名に殘る場合あり。∞つひえる(壞・潰)
- くえんさん【枸櫞酸】
- ∞えにし(縁)
- くぐつ【傀儡】〔同源〕
- 「傀儡(くゎいらい)」は「-ai」の疉韻字。
- くぐゑん【苦患】
- 舊假名くげん「患(くゎん/ぐゑん)」。
- くごこと【箜篌琴】
- →「篌(こう)」
- くさ【草・艸・莽】〔同源〕
- 「草・艸(さう)」「莽(まぅ)←マング」。「草莽(さうまぅ)」は疉韻のやぅであるが、元音は全く異る。∴〜の根を分けて搜す。
- くさつ【草津】〔地名〕
- 群馬縣(上野國吾妻郡)の町名。温泉地として著名。←「臭水(くさうづ)」。→「水(みづ)。∴草津節(群馬縣民謠)
- くじ【籤】〔近01*〕
- ∴阿彌陀〜∴籤に取る。
- くじく【挫】〔近01〕
- ∴強きをくじく
- くじゃく【孔雀】〔動物〕
- ぐじゃぐじゃ【】
- くず【葛】〔近03〕
- 「國栖(くず)」は奈良縣吉野郡の地名。古來より葛の産地として著名。∴〜餡。
- くずは【楠葉】〔地名〕
- 大阪府枚方市。『記崇神』に「久須婆(くすば)の度(わたり)」。「樟葉宮」は繼體天皇の宮都。
- くだ【管=〓】〔同源〕
- 「管(くゎん)」「〓(くゎん)」
- ください【】〔恆5〕
- くちずさむ【口遊】
- 「すさむ」は心のおもむくままの事をする意の動詞。「手すさび」など。
- くぢゅう【久住・久重】クジュウ〔地名・同源〕
- 九州の山名。主峰は「久住山」だが、山群としては「久重山」と書く。「住(ぢゅう)」「重(ぢゅぅ)←チョング」は漢字の原音としては相當に隔たるが、偶然にも假名遣は同じ。古名「くたみ(救覃・朽網)山」。←「覃(たむ)」。∴「阿蘇くじゅう國立公園」
- くぢら【鯨】クジラ〔近01*・02・恆6〕
- 「鯨」は「くぢら」「くじら」兩説あり。戰前の習慣としては「くぢら」が多い。∞めくじら。∴〜尺。∞ゴジラ
| 【くつ】 |
くつ | kot/hot | 24u屈゚掘゚崛゚倔゚+27u堀'27u窟'\ |
- くづ【屑】クズ〔恆7〕
- くづ【圷】クズ〔地名〕
- 栃木縣那須郡。「あくつ(圷)」とは川沿ひなどの低地。「∞塙(はなは)」の逆。
- くつがへす【覆】クツガエス〔近14〕
- くっきゃぅ【屈強】クッキョウ〔同源〕
- 元は「究竟(くきゃぅ)」から。「屈彊」と書くこともあり、「強」と「彊」は同字。∞つよい(剛=彊=強)
- ぐづぐづ【愚圖々々】グズグズ〔恆8-2〕
- 「愚圖(ぐづ)」は宛字だが、假名遣は合ふ。「圖(と/づ)」。∴『愚圖の大忙し』(山本夏彦)
- くづりゅうがは【九頭龍川】クズリュウガワ〔地名〕
- 福井縣の川。室町期には「崩(くづれ)川」。「頭(とう/づ)」。
- くづれる【崩】クズレル〔恆7〕
- くつわ【轡】〔近04*・05・恆1〕
- 「口輪」の意、または「口割」の意とも。∴〜をはめる。〜蟲(がちゃがちゃ)。〜を竝べる。〜形。(○の中に十)
- くどむ【瞿曇】舊假名くどん〔佛教〕
- 釋迦の姓「ゴータマ」の音譯。→「曇(どむ)」
- くは【鍬】クワ〔近04〕
- くはだつ【企】クワダツ〔近04*〕
- くはふるに【加】クオウルニ
- くひな【水鷄】クイナ〔動物〕
- くふ【喫=吃】クウ〔同源〕
- 「喫(きつ)」「吃(きつ)」
- クマーラ・ジーヴァ【鳩摩羅什】〔外來〕
- 西域僧。多くの佛典を漢譯。→「鳩(きう/く)」。「什(じふ)」。
- くまがい【熊谷】クマガイ〔地名〕
- ←「くま(曲)+かひ(谷)」と考へれば「くまがひ」だが。「くまがやつ」なら「くまがい」であらう。「くまがや」とも讀むから後者か。∴〜次郎直實
- くまのい【熊の膽】
- 音訓「い」は「きも」の意。「膽(たむ)」の訓。字音「胃(ゐ)」とは異る。∞いこま(生駒)、∞いさは(膽澤)、∞いぶり(膽振)。
- くむ【斟酌】〔同源〕
- 「斟酌(しむしゃく)」は「s-」の雙聲字。
- くめ【粂】〔音訓〕
- 「粂(くめ)」は「久(く)」と「米(め)」の合字。「久(く)」は呉音。漢音は「きう」。「杢(木+工)」や「麿(麻+呂)」も同樣の合字。∴〜仙人
- くもゐ【雲居=雲井】クモイ〔近11〕
- 宛字で「雲井」とも。假名遣は一致する。∴〜はるか
- くゆ【悔】〔近18〕
- 文語上二段動詞。∞くい(悔)
- くら【藏=倉】〔同源〕
- 「藏(ざぅ)」「倉(さぅ)」
- くらい【暗=闇=陰】〔同源〕
- 「暗」「闇」は「あむ/おむ」。「陰」は「いむ/おむ」。
- くらい【冒・霧=蒙=夢=冥=盲】〔同源〕
- 「冒(ぼう)」「霧(む)」「蒙(もぅ)」「夢(む)」「冥(めぃ/みゃぅ)」「盲(まぅ)」。すべてが「くらい」といふ訓を持つわけではないが意味として共通する。
- くらき【久良】〔地名〕
- 神奈川縣(武藏國)の郡名。今の横濱市。←「良(らき)←ラング」。
- くらふ【啖=啗=〓】クラウ〔同源〕
- 「健啖=健啗(けんたむ)」。「敢(かむ)」。
- くらゐ【位】クライ〔近11・12・恆5〕
- ∴〜人身を極める。〜倒れ。〜負け。
- くる【佝僂=傴僂】〔聯綿〕
- 「-u」の疉韻字
- くる【來】〔近22〕
- 口語カ變動詞
- くるわ【廓・郭】〔近04・05・恆1〕
- 曲輪(かこひ)の意か。
- くるわくるわ【來】
- くれ【暮・〓】〔同源〕
- 「暮(ぼ)」「〓(ほ)」
- くれなゐ【紅=絳】クレナイ〔近11・12・恆5・同源〕
- ←呉(くれ)+藍(あゐ)。「絳(かぅ/こぅ)」と「紅(こぅ/ぐ)」は近い音ではない。∴〜は園生(そのふ)に植ゑても隱れなし。
- くろうと【玄人】〔近10・恆2〕
- 「くろひと」のウ音便。∞しろうと(素人)。∴〜筋(相場を專業とする者)。
- くろしほ【黒潮】クロシオ〔近07〕
- グロリア・イップ【葉蘊儀】〔外來〕
- 香港の女優名。→「葉(えふ)←イェップ」。「葉公(せふこぅ)」「摩訶加葉(まかかせふ)」の如く、名乗り字は「葉(せふ)」と讀むのが正しい。しかし現在の北京音や廣東音はいづれも「葉(えふ)」の系統。
| くゎ | kua/hua |
15u卦'[クワイ]\40u果:菓:課:h夥゚顆:裹:41uh踝゚\40uh火:\40uh禾゚科:蝌:\40u過:渦'h禍゚堝:窩゚41u蝸゚\40u戈:41u找゚\40u譌゚\41u瓜゚\41u寡゚\41uh華゚h崋゚h樺゚h譁(嘩)゚\41uh匕゚h化゚h花゚40uh貨:h靴゚訛゚囮'\ |
|---|
| ぐゎ | gua/hua |
15uh畫(画)゚\40u臥:\41u瓦゚\ |
|---|
| くゎい | kuai/huai |
14u會(会)゚獪゚h繪(絵)゚膾゚薈'檜(桧)゚\【15u挂゚掛゚褂゚】\16u怪(恠)゚\16u乖゚\16u壞(壊)゚h懷(懐)゚\17u快゚\18u塊゚魁゚傀゚h槐゚瑰゚嵬'隗'\【18uh悔゚h晦゚h誨゚】\18uh灰゚恢゚詼゚\18uh潰゚\18uh囘(回)゚h廻゚h徊゚h茴゚h蛔゚h迴゚\20uh喙゚\ |
|---|
| ぐゎい | guai/huai |
14u外゚\【18u磑゚】\ |
|---|
- くゎいくゎつ【快闊=快豁】カイカツ
- ∞「ひろい(闊=豁)」。
- くゎいくゑつ【壞決=潰決】カイケツ
- 舊假名くゎいけつ∞「つひえる(壞=潰)」。
- くゎいしむ【快心・會心】カイシン
- 舊假名くゎいしん「快心・會心」いづれも假名遣は一致する。
- くゎいせき【懷石・會席】カイセキ
- 「懷石」「會席」は異る言葉だが、同一視される事あり、假名遣も偶然に一致する。
- くゎいふく【恢復・囘復・快復】カイフク
- 假名遣は一致するが、「快復」は病氣の平瘉に限られ、少々意味が異る。
- くゎいめつ【潰滅=壞滅】カイメツ
- ∞「つひえる(壞=潰)」。
| くゎぅ | kuang/huang |
43uh黄゚h簧゚廣(広):壙:曠(昿):44uh黌゚鑛(鉱):礦(砿)゚絋:\43u光:恍:洸:絖:胱:h晃゚h滉゚\43uh皇゚h凰゚h徨゚h惶゚h湟゚h煌゚h篁゚h遑゚h隍゚44uh鍠゚\43uh荒:h慌:\43uh肓:\45uh紘゚h宏゚h浤゚\ |
|---|
| ぐゎぅ | guang/huang |
45uh轟(軣)'\ |
|---|
- くゎうこつ【恍惚=慌惚=〓惚】コウコツ〔同源・聯綿〕
- 「恍惚」は「h-」の雙聲字。「恍」「慌」「〓」共に「くゎぅ」。∴『〜の人』(有吉佐和子)。
- くゎぅたぅ【荒唐】コウトウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。∴〜無稽
- ぐゎえむ【臥焔】ガエン
- 舊假名ぐゎえん
- ぐゎかい【瓦解】ガカイ
- 「瓦壞(ぐゎくゎい)」と書く場合もあるが、假名遣は異る。
| くゎく | kuak/huak |
42u矍。攫。钁゚43u蠖'h穫゚45uh獲゚\43u郭:椁:廓:槨:\43u擴(拡):\43uh霍:h癨:\45uh畫(画)゚h劃゚\45u馘゚掴゚幗゚\ |
|---|
- くゎくしゃく【矍鑠】カクシャク〔聯綿〕
- 「-ak」の疉韻語。
- くゎくだい【廓大=擴大】カクダイ
- ∞「ひろげる(擴=廓)」。
- ぐゎごぅじ【元興寺】ガゴウジ〔地名〕
- 奈良縣の古寺の名、鬼がゐたといふ傳説から、中世には「ガゴウジ」または「ガゴジ」で鬼の異名となる。
- くゎし【華氏】カシ
- 華氏温度。獨逸人ファーレンハイト(Fahrenheit華倫海)氏の考案にかかる。→「華(くゎ)」
- くゎじうじ【勸修寺】カジュウジ〔地名〕
- 京都山科の寺院名。「くゎんじゅじ」の轉。
| くゎつ | kuat/huat |
30u括゚筈゚聒゚蛞゚活゚闊(濶)゚31u刮゚\【30uh豁゚】\32u滑゚h猾゚\ |
|---|
- くゎったつ【闊達=豁達】カッタツ
- ∞「ひろい(闊=豁)」。
- くゎっと【】カット〔表音〕
- 刮目または日照の樣子。「刮(くゎつ)」との關係は未詳。
- ぐゎびてう【畫眉鳥】ガビチョウ〔動物〕
- くゎりん【花梨・花櫚】カリン〔植物〕
- ぐゎれき【瓦礫】ガレキ
- くわゐ【慈姑】クワイ〔近04*・05・11・12・恆1・5・植物〕
| くゎん | kuan/huan |
30uh完゚冠:h浣(澣)゚+31u莞:h皖゚\【30u官:棺:管:館(舘):】\30u寛:\30uh桓゚\30u款:\30uh緩゚32u湲゚\30u貫:31u慣゚\30uh奐:h換゚h喚:h渙:h煥:\30uh歡(歓):罐(缶):懽:觀(観):h讙:鑵:h驩:灌(潅):26u勸(勧)'34u顴'\31uh環゚h寰゚h鐶゚h鬟゚圜゚34u還'\31u串゚h患゚\31u丱゚關(関)゚\31uh宦゚\32u鰥゚\【34u卷(巻)'】\ |
|---|
- くゎん【貫】カン
- 鮨の單位。「貫」の字が使はれるが確證はなし。「卷(くゎん)」かもしれない。
- くゎん【罐】カン
- 「罐」の字音は「くゎん」だが、「can」の音寫とすれば「かん」でよいのかもしれない。「缶」は「罐」の略字として使はれるが、本来は音「ふう/ふ」。
| ぐゎん | guan/huan |
26u願。\26u元'30u玩:翫:31u頑゚\30uh丸。\ |
|---|
- くゎんがい【灌漑】カンガイ
- ∞「あらふ(浣=澣=灌=盥)」。
- くゎんけん【關鍵】カンケン〔聯綿〕
- 「k-」の雙聲字。
- クヮンジュ【光州】〔外來〕
- 朝鮮の地名。→「光(くゎぅ)←クヮング」「州(しう)」。
- くゎんじん【勸進】カンジン〔表音〕
- 熊本縣。『五木の子守唄』に「おどまくゎんじんくゎんじん」。「勸進」は乞食の意。
- くゎんじんより【くゎんじん縒り】カンジンヨリ
- 由來は「觀世」「勸進」兩説あり。
- くゎんする【關する】カンスル
- くゎんたい【歡待=款待】カンタイ
- ∞「よろこぶ(歡=款)」。
- ぐゎんぢゃぅ【頑丈】ガンジョウ
- 「岩乘(がむじょぅ)」「岩疉(がむでふ)」「岩丈(がむぢゃぅ)」「頑丈(ぐゎんぢゃぅ)」など、さまざまな表記あり、今は「頑丈」が一般的。
- くゎんな【桑納】カンナ〔地名〕
- 千葉縣八千代市の地名。「くはんな」とすべきか。現稱「カンノウ」。(〒276-0006)
| くゐ | kui/hui(舊假き |
05u危'詭:跪゚\05uh毀:h燬:\05uh麾:\05u虧:\06u喟:\06u逵゚\06u馗゚軌:\08uh揮゚h輝゚h暉:\08uh徽゚\08u貴:06u簣゚饋゚匱゚櫃゚\08u鬼:06u愧:餽゚\08uh卉゚\08u歸(帰皈)゚\ |
|---|
| ぐゐ | gui/hui(舊假ぎ |
05u僞(偽):\08u魏゚巍:\ |
|---|
- くゐしゃぅ【徽章】キショウ
- 「∞記章(きしゃぅ)」も近義だが假名遣は異る。
- くゐそん【毀損】
- 舊假名きそん「棄損(きそん)」は書替へ字。「毀(こぼつ)」と「棄(すてる)」では意味も假名遣も異る。∴名譽〜。
| くゐゃぅ | kiuang/hiuang(舊假きゃぅ |
42u匡゚框゚筐(筺)゚\42u狂゚誑゚\44uh兄。42uh況(况)゚\ |
|---|
| くゐょく | kiuok/hiuok(舊假きょく |
48uh洫゚\ |
|---|
| くゐん | kuin/huin(舊假きん |
21u22u窘゚\22u菌゚麕゚21u箘(箟)゚\ |
|---|
| くゑ | kuia/huia(舊假け |
【12u圭。[クヱイ]15u挂。卦。掛。褂。[クワイ]】\41uh華。\41uh匕。h化。\ |
|---|
| ぐゑ | guia/huia(舊假げ |
14u外。[グワイ]\ |
|---|
| くゑい | kuiai/huiai(舊假けい |
【12u圭゚珪゚桂゚h畦゚鮭゚奎゚袿゚閨゚罫゚15u挂'】\12uh慧゚\12uh惠(恵)゚\12uh攜(携)゚\ |
|---|
| くゑぃ | kuiang/huiang(舊假けぃ |
44uh兄゚\47u冂゚冏゚絅゚h迥゚炯(烱)゚\ |
|---|
| くゑき | kuiak/huiak(舊假けき |
47u闃゚\ |
|---|
| ぐゑき | guiak/huiak(舊假げき |
47u闃'\47u鵙(鴃)'\ |
|---|
- くゑ【九繪・垢穢】クエ
- [動物]魚名。「繪(くゎい/ゑ)」「穢(わい/ゑ)」
- くゑしゃぅ【化粧=化妝】ケショウ
- 舊假名けしゃぅ∞「よそほふ(粧=妝)」。∞けはひ(氣配)。
| くゑつ | kuiat/huiat(舊假けつ |
26u闕゚厥゚獗゚蹶゚\33u決(决)゚訣゚抉゚\33uh穴゚\33uh血゚\33u譎゚\ |
|---|
- くゑつ【尻】舊假名けつ〔音訓〕
- 俗に「尻」を「ケツ」と呼ぶのは「穴(くゑつ)」からの借音。
| ぐゑつ | guiat/huiat(舊假げつ |
26u月゚\ |
|---|
- くゑる【蹴】ケル〔近21〕
- 文語下一段動詞。∞ける(蹴)∴馬の子や牛の子に蹴ゑさせてん(梁塵祕抄)∴當麻蹶速(たいまのくゑはや)
- くゑれん【外連】
- 舊假名けれん歌舞伎用語。
| くゑん | kuian/huian(舊假けん |
26uh喧゚h暄゚h諠゚\33uh絢:\33u犬:\33uh縣(県)゚h懸゚\【33u羂:涓:鵑:】\33uh鉉゚\【34u拳゚眷:倦゚捲:26u圈(圏)゚券(劵)゚綣゚】\34u權(権)゚\ |
|---|
| ぐゑん | guian/huian(舊假げん |
26u元゚芫゚阮゚\26u原゚源゚愿゚\32uh幻。\【33uh玄。h眩。h衒。】\34u拳。\ |
|---|
- グヱン【阮朝】〔外來〕
- 越南の王朝名。「阮(ぐゑん)」
- くゑんくゎ【讙譁=喧嘩】ケンカ舊假名けんくゎ〔同源〕
- 「讙譁」「喧嘩」は「h-」の雙聲字。∴火事と〜は江戸の華。
- くゑんちん【卷纖】
- 舊假名けんちん「纖(ちん)」は唐音。∴〜汁
- ぐゑんのぅ【玄翁】ゲンノウ
- 舊假名げんをう玄翁和尚が用ゐた鐵製の大型の槌。「ぐゑんをぅ」の連聲。「玄能(ぐゑんのぅ)」は宛字。
- くゑんらん【絢爛】舊假名けんらん〔聯綿〕
- 「-an」の疉韻字。∴豪華〜。
| 【くん】 |
くん | kon/hon | 24u君:裙゚\24uh訓:\24uh熏:h薫:h勳(勲):h醺:h燻:\24uh葷:\ |
| 【ぐん】 |
ぐん | gon/hon | 24u軍'\24u羣(群)。郡。\ |
- くんづほぐれつ【組んづ解れつ】クンズホグレツ
- 完了助動詞「つ」の用法の一。
| 【け】 |
くゑ | kuia/huia(舊假け) | 【12u圭。[クヱイ]15u挂。卦。掛。褂。[クワイ]】\41uh華。\41uh匕。h化。\ |
け | kia/hia | 08h稀。[キ]\08旡。[キ]\08氣(気)。[キ]\15懈。[カイ]\16芥。[カイ]\33uh懸'[クヱン]\41家。\41袈。\41假(仮)。\ |
| 【げ】 |
ぐゑ | guia/huia(舊假げ) | 14u外。[グワイ]\ |
げ | gia/hia | 13偈。[ケイ]\15解(觧)。[カイ]\19礙(碍)。[ガイ]\41h下。\41h夏。\41牙。\ |
| 【けい】 |
くゑい | kuiai/huiai(舊假けい) | 【12u圭゚珪゚桂゚h畦゚鮭゚奎゚袿゚閨゚罫゚15u挂'】\12uh慧゚\12uh惠(恵)゚\12uh攜(携)゚\ |
くゑぃ | kuiang/huiang(舊假けぃ) | 44uh兄゚\47u冂゚冏゚絅゚h迥゚炯(烱)゚\ |
けい | kiai/hiai | 12啓゚綮゚\12契゚h禊゚\12h系゚係゚\12繋゚\12計゚\12詣'稽゚\12h兮゚盻゚\12h奚゚溪(渓谿)゚h蹊゚鷄(鶏)゚\12笄゚\12繼(継)゚\12薊゚\12h醯゚\13憩(憇)゚\13掲゚\ |
けぃ | kiang/hiang | 44京(亰)゚勍゚景゚憬゚\44競(竸)゚境゚\44卿゚\44慶゚\44敬゚警゚檠゚\46u頃゚傾゚\46勁゚痙゚輕(軽)゚頸(頚)゚47徑(径)゚經(経)゚逕゚剄゚h脛゚45莖(茎)'\46uh夐゚瓊゚\47h馨゚磬゚謦゚\47h形゚h刑゚h型゚44荊゚\47uh螢(蛍)゚46u煢゚\ |
▼圭(くゑい)の形聲系列は大きく二系統に分れる
圭珪桂畦奎袿閨掛挂卦褂罫窪蛙鮭娃哇 は
[呉]ゑ・くゑ・くゑい・くゎい
[漢]わ・わい・くゑい・くゎい
佳街鞋硅崖(崕)啀睚涯は
(がい/げ) などとなる
恚 は例外的に (い/い[慣]けい) であり
封(ふぅ、ほぅ)幇(はぅ) は圭と無關係である
蛙は (わ/ゑ) の他に [慣]あ の音となる
以下の三字は二系統の兩方に跨るが、
どれが常用音か定かではない
・鮭(くゑい/くゑ) ふぐ、さけ
鮭(かい/げ ) 肴
・娃(あい/え ) 美しい
娃(わ/ゑ ) 嬰兒
・哇(あい/え ) 吐く
哇(わ/ゑ ) 吐く |
| 【げい】 |
げい | giai/hiai | 12倪゚猊(貎)゚睨゚霓゚鯢゚麑゚\13藝(芸)゚囈゚\ |
げぃ | giang/hiang | 44迎゚\44鯨'黥'\ |
- けぃうん【卿雲=慶雲】ケイウン〔同源〕
- 「卿」「慶」共に(けぃ/きゃぅ)。
- けぃてぃ【逕庭】
- ∞「へだたり(逕庭)」。
| けう | kiau/hiau |
35叫:\35梟:\35竅:徼。\36喬゚轎゚橋゚僑゚矯:蕎:嬌:驕:\37教。\37餃。\ |
|---|
| げう | giau/hiau |
35尭:嶢:僥'h曉(暁)'澆'驍'36翹。蟯'\ |
|---|
- けうとい【氣疎い】
- うとましい。「ケウトイ」「キョウトイ」兩様の發音あり。『ぼっけえ、きょおてえ』は岩井志麻子の著。∞ぼっけもん(木強者)。∞きょおこ(遠山景織子)。
- けうゆぅ【梟雄】キョウユウ〔同源〕
- 「驍雄(げうゆぅ)」と同義。「けうゆぅ」は疉韻のやうに見えるが、原音は「ケウヨング」のやうな音で、韻は踏んでゐない。もし韻を踏むなら「けういう」または「きょぅゆぅ」となる。
- けうら【清ら】キョウラ〔音訓〕
- 古語。「きよらか」の轉。字音に非ず。
- ケーソン【開城】〔外來〕
- 朝鮮の地名。→「開(かい/け)」「城(じゃぅ)←シャング」。
- けえる【歸】〔表音〕
- アヒ→エエ。關東方言。
- けが【怪我】
- 「怪我」は宛字。「怪」は「くゑ」だが「くゑが」とはならぬ。∴〜の功名(こぅみゃぅ)。〜の高名(かうみゃぅ)
- けがれる【汚穢】〔同源〕
- 「汚穢(をわい)」は「w-」の雙聲字。
| 【けき】 |
くゑき | kuiak/huiak(舊假けき) | 47u闃゚\ |
| 【げき】 |
ぐゑき | guiak/huiak(舊假げき) | 47u闃'\47u鵙(鴃)'\ |
げき | giak/hiak | 44劇'\44戟'\44隙'\44屐'\44郤'\47撃'\47激'h檄'\47h覡'\47h鬩'\47鷁゚\ |
- げそ【下足】〔動物〕
- ∴紋甲の〜。
- げぢげぢ【】ゲジゲジ〔恆8-2〕
- ∴〜眉毛。
- けぢめ【別・區別】ケジメ〔近01・恆6〕
- 締めるわけではないので「けじめ」とはならぬ。∴けぢめ見せる心なんありける(勢語)。
- ケチャップ【ketchup】
- 一説に「茄汁」の南方音に由來するといふ。→「茄(か/け)」「汁(じふ)」。
| 【けつ】 |
くゑつ | kuiat/huiat(舊假けつ) | 26u闕゚厥゚獗゚蹶゚\33u決(决)゚訣゚抉゚\33uh穴゚\33uh血゚\33u譎゚\ |
けつ | kiat/hiat | 2634訐゚\26h歇゚+34碣゚竭゚\33h頁゚\33挈゚潔゚\33h纈゚h襭゚結゚\34桀゚傑゚\34u缺(欠)゚\ |
| 【げつ】 |
ぐゑつ | guiat/huiat(舊假げつ) | 26u月゚\ |
げつ | giat/hiat | 34孑'\ |
- けづくろひ【毛繕】ケズクロイ〔近11〕
- けっこう【結構】
- ∴〜毛だらけ猫灰だらけ。
- けったいな【希代】
- 關西方言、けたい(希代)の促音化。∴〜な話。
- けづる【削・刊=刪】ケズル〔近02・恆7・同源〕
- 「刊(かん)」「刪(さん)」∴しのぎを〜。
- けなげ【健氣】
- →「けん(健)」。「異(け)なりげ」の略とも。∴〜者。
- けはしい【險・〓=崔嵬】ケワシイ〔近05・同源〕
- 「崔嵬(さいくゎい)」は「-ai」の疉韻字。また「〓(しゅつ)」の緩讀といふ。∴〜しき山道のありさまを(源・早蕨)。
- けはひ【氣配・化粧】ケハイ ケショウ〔恆1〕
- 「氣配」は古語「けはひ」の宛字、本來なら「ケワイ」と讀む筈のところ、漢字音に引かれて「ケハイ」と讀む。鎌倉の「化粧坂」は「ケワイザカ」。同樣の地名は福島縣田村郡三春町にもあり。〒963-7754。讀み方は「ケハイザカ」。∞よそほふ(粧=妝)
- けひ【飼飯】ケイ〔地名〕
- 兵庫縣三原郡慶野松原の古稱。「慶野」は「飼飯(けひ)」から來てゐるが、「けぃの」とせざるを得ぬ。〒656-0306。
- けひ【氣比神宮】〔地名〕
- 福井縣(越前國敦賀郡)敦賀市の神社。「ケイ」とは讀まぬ。
| けふ | kiap/hiap |
58夾。h峽(峡)'h狹(狭)'筴。h陜'57h挾(挟)゚h侠゚頬:篋:莢:\60怯゚\60h脇゚h脅゚57h協(叶)゚\ |
|---|
- けふ【今日】キョウ〔近09・恆2〕
- ←「この日」
- けふちくたう【夾竹桃】キョウチクトウ〔植物〕
- けふび【今日日】キョウビ
- けふわ【協和=叶和】キョウワ
- ∞「かなへる(叶=協)」。
- けみ【檢見】
- 稻の毛を見る意。字音の「檢(けむ)」ゆゑの「けみ」ではない。
- けみす【閲】〔音訓〕
- 「閲」を「けみ」と讀むのは、「檢(けむ)」からの借音。∴交戰すでに四歳を閲し
| けむ | kiam/hiam(舊假けん |
56嶮'驗(験)'h險(険):檢(検):儉(倹)゚瞼:58鹸。60 61劍゚(剣゚剱゚劒゚劔゚)\56黔゚\57兼:謙:h嫌゚慊:蒹:+58歉:\ |
|---|
| げむ | giam/hiam(舊假げん |
56驗(験):\57h嫌。\58減。\60嚴(厳)゚儼゚\ |
|---|
- げむ【驗】
- 舊假名げん←「縁起」の倒置「ぎえん」からとも。∴〜をかつぐ。驗が良い。
- けむくぢゃら【毛むくぢゃら】ケムクジャラ〔表音〕
- 尨(むく)犬を根幹とした擬態語。
- けむどんばこ【儉飩箱】
- 舊假名けんどんばこ「慳貪」なら「けんどむ」。「儉約饂飩」の略といふ。
- けむのん【劍呑】
- 舊假名けんのん「劍難」の轉。「劍呑」「險呑」は宛字。「呑」は字音「とん」
- けむぶん【檢分】
- 舊假名けんぶんまた「見分(けんぶん)」とも書くが、假名遣が一致しない。
- けむまく【劍幕】
- 舊假名けんまくもと「險惡(けむあく)」の連聲變化で「けむまく」となったもの。また「見幕(けんまく)」「權幕(くゑんまく)」とも書くが、假名遣は一致しない。
- けむり【煙=烟】〔同源〕
- 「煙」「烟」共に「えん」。「因(いん)」。
- ける【蹴】〔近21〕
- 文語下一段動詞。「蹴る」は古く「くゑる」であったが、現在一般には「ける」。相撲の祖「當麻蹶速」は「たいまのくゑはや」。「くゑる」は字音「蹶(くゑつ)」から來たとの説もあり。∞くゑる(蹴)。
| 【けん】 |
くゑん | kuian/huian(舊假けん) | 26uh喧゚h暄゚h諠゚\33uh絢:\33u犬:\33uh縣(県)゚h懸゚\【33u羂:涓:鵑:】\33uh鉉゚\【34u拳゚眷:倦゚捲:26u圈(圏)゚券(劵)゚綣゚】\34u權(権)゚\ |
けむ | kiam/hiam(舊假けん) | 56嶮'驗(験)'h險(険):檢(検):儉(倹)゚瞼:58鹸。60 61劍゚(剣゚剱゚劒゚劔゚)\56黔゚\57兼:謙:h嫌゚慊:蒹:+58歉:\ |
けん | kian/hian | 26建゚健゚腱゚+34鍵゚\26h憲゚\26h軒゚\26獻(献)゚\32間。繝。\33牽:h痃゚\33研'妍'\33肩:\33見:硯'\33h賢゚堅:32慳。\33繭:\33h顯(顕):\34乾゚\34件゚\34遣:譴:\【34u惓゚】\34愆:\34搴:謇:騫:26蹇:\【34u狷:絹:】\34甄:\34虔゚\ |
▼惓(けん)、拳眷圈券綣倦捲(くゑん)
惓は廣韻の未收字であるが、
これだけを「けん」とするのはやや疑問が殘る
▼悁捐(えん)、狷絹(けん)、羂涓鵑娟(くゑん) |
| 【げん】 |
ぐゑん | guian/huian(舊假げん) | 26u元゚芫゚阮゚\26u原゚源゚愿゚\32uh幻。\【33uh玄。h眩。h衒。】\34u拳。\ |
げむ | giam/hiam(舊假げん) | 56驗(験):\57h嫌。\58減。\60嚴(厳)゚儼゚\ |
げん | gian/hian | 26言゚\32h限。眼。\【33h弦。h絃。h舷。】\33h現。\34彦:諺:\ |
- けんぐゑいじ【建花寺】舊假名けんげいじ〔地名〕
- 福岡縣飯塚市。「花」は「くゎ/くゑ」。〒820-0049。
- ケンゾー【高田賢三】〔姓名〕
- 正しい假名遣は「ケンザゥ」だが、個人名は變へ難い。
- けんたむ【健啖=健啗】
- 舊假名けんたん ∞「くらふ(啖=啗=〓)」
- げんのしょぅこ【現證據】〔植物〕
| 【こ】 |
こ | ko/ho | 07己。杞。[キ]\09去。\09虚。\09據(拠)。\09炬'\11h乎゚h呼゚\11古゚姑゚枯゚鈷゚估゚h怙゚沽゚罟゚蛄゚詁゚辜゚鴣゚故゚h胡゚h糊゚h湖゚h瑚゚h葫゚h蝴゚h餬゚固゚錮゚凅゚痼゚39個(个)"箇"[カ]43h涸'[カク]\11庫゚\11h弧゚h狐゚呱゚觚゚孤゚菰゚\11h戸゚雇゚顧゚h扈゚h滬゚\11股゚\11h虎(乕)゚h琥゚\11鼓(皷)゚瞽゚\11h冱(冴)゚\11h壺(壷)゚\11h滸゚\11蠱゚\11賈゚\41u夸'誇'+11u跨'11u袴゚h瓠゚胯゚刳゚\ |
| 【ご】 |
ご | go/ho | 07期。碁。\09御。\11h胡。h瑚。h醐。\11五:伍:吾゚悟゚梧゚唔゚寤゚晤゚牾゚+09齬:09圄。語。\11h互。h冱(冴)。h沍。\11午:忤゚\11呉゚娯゚誤゚蜈゚\11h護。\51h後'\51h后'\51h篌'\53檎'[キム]\ |
- こい【濃】〔近12・13〕
- ∴濃口醤油
| 【こう】 |
かう | kau/hau | 37交゚佼゚校゚絞゚郊゚咬゚狡゚纐'蛟゚鵁゚h效(効)゚35皎゚\37h孝゚酵゚h哮゚\37攪(撹)゚\37h爻゚h肴゚h淆゚\37磽゚\37膠゚\38h好:\38浩゚h晧゚h皓゚誥:靠:37窖゚\38高:膏:槁:犒:稾(稿):h蒿:37敲゚h嚆゚\38h耗:\38攷:考:栲:37巧゚\38杲:\38h昊゚\38槹:\38皋(皐):\38睾:\38羔:\ |
かぅ | kang/hang | 【04h巷゚港゚】\【04江゚h項゚扛゚杠゚矼゚缸゚肛゚槓゚腔゚】\【04講゚】\【04降゚絳゚】\42仰'43昂'\42向。\42h香。\43岡:綱:鋼:崗:\43康:糠:慷:鱇44庚゚\43亢:抗:h杭゚h航゚伉:h吭゚頏:44坑゚\44 42h亨:\44 43h行゚44h衡゚h絎゚\44h杏゚\44更゚梗゚哽゚+45硬'\44羹゚羮゚\45h幸゚h倖゚\45耕(畊)゚\45耿゚\45鏗゚\ |
かふ | kap/hap | 54合゚h盒゚哈゚閤゚鴿゚蛤゚+58h洽゚58恰゚袷゚\55h盍゚h闔゚54溘:\59甲゚h匣゚h狎゚胛゚58岬゚55閘:\ |
くゎぅ | kuang/huang | 43uh黄゚h簧゚廣(広):壙:曠(昿):44uh黌゚鑛(鉱):礦(砿)゚絋:\43u光:恍:洸:絖:胱:h晃゚h滉゚\43uh皇゚h凰゚h徨゚h惶゚h湟゚h煌゚h篁゚h遑゚h隍゚44uh鍠゚\43uh荒:h慌:\43uh肓:\45uh紘゚h宏゚h浤゚\ |
こう | kou/hou | 【熕'】\51h後゚\51h侯゚h候゚h喉゚h猴゚h篌゚\51勾(句)゚\51h厚゚\51口゚釦゚扣゚\51h后゚垢゚詬゚h逅(遘)゚\51拘゚h佝゚鉤(鈎)゚\51叩゚\【51冓゚構゚遘゚溝゚購゚媾゚搆゚覯゚】\51h吼(吽)゚\51寇(冦)゚\ |
こぅ | kong/hong | 01公゚蚣゚\01孔゚\【01工゚功゚攻゚h紅゚h汞゚h訌゚h鴻゚貢゚控゚倥゚+04虹:】\【01h洪゚h哄゚h鬨(閧)゚】\【04講。】\【04降。絳。】\48h興。\49uh弘゚\49肯:\49u肱:\49u亙(亘):恆(恒):\【49嫦゚】\49uh薨:\ |
▼工を音符とする形聲文字は、
「こぅ」「かぅ」の二系統に分れる
江 などは江攝に所屬し、
(あぅ/おぅ)となる、原則として漢音優先
工虹功攻紅汞訌鴻貢箜(こぅ/く )
空控倥 (こぅ/くぅ)
江項扛杠矼缸肛槓腔 (かぅ/こぅ)
跫 (かぅ/こぅ[慣]きょぅ)
虹(こぅ/ぐ、ぐぅ)
(かぅ/こぅ) 二系統あるが、一般に こぅ
▼合を音符とする形聲文字は大きく四つの系統に
分れる。詳細は「ごう・合(がふ)」の項目參照
▼共などは江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先。特に鬨(閧)は同義で兩方の
音になり得る、現代北京音はこぅの方
共供拱蛬(きょぅ/く )
洪哄 (こぅ/ぐ )
鬨(閧) (こぅ/く )
鬨(閧)巷(かぅ/ごぅ)
港 (かぅ/こぅ)
▼降絳は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ) となる、
原則として漢音優先
降絳 (かぅ/こぅ)
降 (かぅ/ごぅ) 「降伏」の意味に限り、
こちらの系統になる
漢音は同じこぅ で、降伏(かぅふく)だが
佛教語としては、降伏(ごぅぶく)となる
他に、降三世明王(ごぅさむせみゃぅわぅ)など
▼冓構遘溝購媾搆覯(こう)、講(かぅ/こぅ)
講は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ) となる、
原則として漢音優先 |
| 【ごう】 |
がう | gau/hau | 38拷'h號(号)。\38囂:\38敖:傲:嗷:熬:螯:遨:鼇:\38h毫。h豪。h壕。h濠。\ |
がぅ | gang/hang | 42強。\42h郷'\43剛'\ |
がふ | gap/hap | 【54合'】\ |
ぐゎぅ | guang/huang | 45uh轟(軣)'\ |
ごふ | gop/hop | 【54合。h盒。哈。】\60業。\60劫(刧)'\ |
▼合を音符とする形聲文字は大きく四つの系統に
分れる。いづれも佛教語以外は、漢音を優先して
差し支へないと思はれる。
合盒洽 (かふ/ごふ)(合は[慣]がふ)
哈閤鴿蛤 (かふ/こふ)
答(荅)搭鞳(たふ/とふ)
給翕歙 (きふ/こふ)
他に恰袷 (かふ/けふ)
拾 (しふ/じふ)
塔 (たふ/たふ) である
合は促音化して「がっ」となるため、[慣]がふ
洽は「洽水」といふ地名だけ(かふ/ごふ)で、
他は(かふ/げふ)
袷(かふ/けふ)、あはせ
(けふ/こふ)、次、ひかへ |
- こぅが【嫦娥・〓娥】
- コウガ月世界の女神。「嫦(こぅ)」の正字は「〓」。漢の文帝の敬避により「嫦」となる。「亘(こぅ)」と「常(じゃぅ)」では形聲音符がうまく合はないが、後に「じゃぅが」とも。
- こうがふ【媾合】コウゴウ〔同源〕
- 「媾合」はまた「交合(かうがふ)」と書くが假名遣が異る。
- こうくぅ【口腔】
- 「こうこぅ」の醫學的慣用。「腔腸(こぅちゃぅ)動物」は「くぅちゃぅ」としない。
- こぅけい【肯綮】〔聯綿〕
- 「k-」の雙聲字。肯は骨のつく肉、綮は筋肉の接合所。急所。∴〜に當る
- こうず【困ず】
- ←「困(こん)」のウ音便。
- こうぢ【小路】コウジ〔近01・02・10・恆2〕
- 「こみち」のウ音便。「おほぢ(大路)」と混同して「こほぢ」などと誤りやすい。∞おほぢ(大路)。∴〜隱れ。〜名。
- こぅぢょ【控除】コウジョ
- ∞「ひかへる(扣・控)」。
- こうっと【】〔表音〕
- (呼び掛け)「かうっと」かもしれない。
- こぅのいけ【鴻池】〔姓名〕
- こぅのす【鴻巣】〔地名〕
- 埼玉縣の市名。「鴻」は音「こぅ」。
- こぅふん【興奮】
- ∞「たかぶる(興奮)」。
- こうや【紺屋】〔近10〕
- 「こむや」のウ音便。←「紺(こむ)」。∴〜の白袴。∴〜のあさって。
- こぅや【空也上人】〔姓名〕
- また「弘也」とも。「空(こぅ)」「弘(こぅ)」。
- ごうらぎ【椌木】〔地名〕
- 仙臺市。東北方言で木の空洞をゴーラといふ。假名遣未詳。〒984-0044。
- こうりゃん【高梁】〔植物〕
- 「高(かう)」「梁(りゃぅ)←リャング」。
- こえる【越】〔近15・恆4〕
- ∞こゆ(越ゆ)
- こえる【肥】〔近15・恆4〕
- ∞こゆ(肥ゆ)
- ゴー・チョクトン【呉直棟】〔外來〕
- シンガポール首相名。→「棟(とぅ)←トング」
- ゴーヤー【苦瓜】〔表音〕
- こが【久我】〔姓名〕
- 久我家は源顯房を祖とする。「久(きう/く)」を「こ」とするのは、呉音以前のものか。「我(が)」は「ぐゎ」ではない。
- ごかい【沙蠶】〔動物〕
- こがう【小督】コゴウ〔姓名〕
- ∞かうのとの(長官の殿)。∴想夫戀。
- コカコーラ【可口可樂】
- →「可(か)」
- こがす【焼=焦】〔同源〕
- 「焼眉=焦眉(せうび)」∴焦眉の急。
- こきふ【呼吸】
- コキュウ∞「すふ(吸=〓)」
| 【こく】 |
こく | kok/hok | 01谷:\01哭:\01h斛゚h槲゚\01轂:穀:\02告:梏:h鵠゚酷:\46石'[セキ]\49克:剋(尅):\49刻:\49h黒:\49u國:(圀:囗:国:)\ |
- こくせんやかっせん【國姓爺合戰】
- →「姓(せぃ、しゃぅ)←シング」
- こくゐでん【弘徽殿】コキデン
- 内裏後宮の一。→「こぅ(弘)」。∴〜の女御。
- ここ【之・此・茲・斯】〔同源〕
- 「之(し)」「此(し)」「茲(し・じ)」「斯(し)」
- こごえる【凍】〔近15・恆4〕
- ここに【攸=由】〔同源〕
- 「ここに」は發語の助詞。「攸(いう)」「由(いう)」
- こごゆ【凍】〔近19〕
- 文語下二段動詞
- こころみる【試】〔近21〕
- 文語上一段動詞
- ございます【御座】〔近13*・恆5〕
- ←「御座ります」のイ音便。宛字「御座居ます」では「ござゐます」となり、好ましくない。∞ごぜえやす(御座)。
- こし【越・古志】〔地名〕
- 新潟縣郡名。『舊事本紀』に「高志(こし)國造」。後に北陸一帶を表す地名となる。「高(かう)」と假名遣が合はないが、「高麗(こま)」などしばしば「こ」に宛てる。∞ゑちご(越後)。
- ゴジラ【】
- 想像上の怪獸名。「ゴリラ」と「鯨」の合成名。「くぢら」「くじら」のいづれか決定を見てゐないが、戰前の實態としては前者であり、假名遣は「ゴヂラ」が正しいか。
- ごじん【御仁】
- ごしんぞ【御新造】
- 「造」は「ざう」。
- こずゑ【梢】コズエ〔近03・14・15〕
- 「木末」の意
- ごぜえやす【御座】〔表音〕
- ←ござります。アイ→エエ。
- ごぞんじ【御存じ】
- ←存ず。宛字の「御存知」では「ごぞんぢ」となり、好ましくない。
- コチャヘ【】コチャエ〔表音〕
- 江戸俚謠『お江戸日本橋』。
- こぢる【】コジル〔恆6〕
- 「じ」も可
- こぢんまり【小】
- 小+ちんまり。
| 【こつ】 |
こつ | kot/hot | 25乞。\27u骨゚榾゚鶻゚\27u兀'\27uh笏゚h忽゚h惚゚\ |
- ごっつぉう【御馳走】ゴッツォオ
- 「走(そう)」。∴ごっつぁんです。
- こっとひ【特牛】コットイ〔地名〕
- 山陰本線の驛名。「特牛(ことひのうし)」は大きな牡牛の古語。千葉市の「犢橋(こてはし)」なども同樣の語源。
- こてふ【胡蝶】コチョウ
- ∴胡蝶の夢。胡蝶結。胡蝶の舞∞てふてふ(蝶蝶)
- ことごとく【悉・盡】〔同源〕
- 「悉(しつ)」「盡(じん)」。
- ごとし【如=若】〔同源〕
- 「如(じょ)」「若(じゃく)」。
- ことぢ【琴柱】コトジ〔近01〕
- 「柱」の呉音「ぢゅ」。
- ことば【詞=辭】〔同源〕
- 「詞(し)」「辭(じ)」
- ことひら【琴平】〔地名〕
- 香川縣(讚岐國那珂郡)の町名。金毘羅宮門前町。明治元年に「金刀比羅宮」となり、明治二十二年には町名が「琴平町」となる。「刀(たう)」と假名遣が合はないが、「∞刀自(とじ)」などしばしば「と」に宛てる。∞きむぴらごばぅ(金平牛蒡)。
- ことわけ【理由】〔恆1〕
- ことわざ【諺】〔近04・05・恆1〕
- ことわり【理】〔近04・05〕
- 「事割り」の意。∴理に過ぐ。理無し。
- ことわる【斷】〔近04・恆1〕
- ∴斷り書き
- このわた【海鼠腸】〔近04・恆1〕
- 「こ」は「なまこ」、「わた」は「はらわた」の意。「なまこ」のはらわたの鹽づけ。
- このゑ【近衞】コノエ
- 「近(こん)」「衞(ゑ)」はいづれも呉音。∞ゆくゑ(行衞)
- こはいかに【此は如何に】
- 「こ(此)+は(助詞)+いか(如何)+に」。∴歸りてみれば〜(浦島太郎)
- こはう【怖】コオウ
- 「怖く」のウ音便。∴〜ござります。
- ごばぅ【牛蒡】ゴボウ〔植物〕
- ∴〜拔き
- こはし【井上毅】コワシ〔姓名〕
- こはし【恐】コワシ〔近05〕
- こはす【壞】コワス〔近05〕
- こひ【鯉】コイ〔近12〕
- ∴「鯉の瀧登り」
- こひし【戀】コイシ〔近12〕
- 「戀」の字憶え歌に「糸し糸しと言ふ心」。∴〜がる。〜げ。〜さ。
- こひねがふ【希=冀=覬=庶幾=尚】コイネガウ〔同源〕
- 「希(き)」「冀(き)」「覬(き)」「庶幾(しょき)」「尚(しゃぅ)」。「希望(きばぅ)」はまた「冀望」とすることあり。∴「行く先長きことを〜ふも」(源・幻)
| ごふ | gop/hop |
【54合。h盒。哈。】\60業。\60劫(刧)'\ |
|---|
- ごふつくばり【業突張】ゴウツクバリ
- 「強突張」なら「がぅ〜」。
- こふのとり【鸛】コウノトリ〔動物〕
- 音の由來未詳。
- ごふはら【業腹】ゴウハラ
- こほげ【郡家】コウゲ〔地名〕
- 鳥取縣などに分布する地名。
- こほり【氷】コオリ〔近08〕
- 「冰」は「氷」の正字であるが、戰前の實態としてはさほど使はれなかった。「高野(かうや)豆腐」を「こほり豆腐」とも。
- こほろぎ【蟋蟀】コオロギ〔聯綿〕
- 「蟋蟀(しつしゅつ)」は「s-」「-ut」の聯綿字。
- こま【高麗】〔地名〕
- 朝鮮の古稱。「高(かう)」と假名遣が合はないが、しばしば「こ」に宛てる。∞とじ(刀自)。∴〜ねずみ。
- こまい【氷下魚】〔動物〕
- ∞ひを(氷魚)。
- ごまかす【】
- 「誤魔化す」は宛字。化は「くゎ」。
| こむ | kom/hom(舊假こん |
53金。欽。\53今。\54紺。\ |
|---|
- こむ【込】
- 「混む」と書く時あり。字音「混」に由来するものではない。
- こむちは【今日】
- 舊假名こんちは「こむにちは」の略。∞「ちは」。
- こや【崑陽】〔地名〕
- 兵庫縣。伊丹市(攝津國川邊郡)崑陽池(〒664-0015)←「陽(やぅ)」。
- こゆ【越】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞こえる(越)
- こゆ【肥】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞こえる(肥)
- ごらうず【御覽ず】ゴロウズ
- 「ごらむ」のウ音便。「覽(らむ)」
- これ【惟=伊】〔同源〕
- 「惟(い、ゆい)」「伊(い)」。名乘り字で「これ」「ただ」などに使ふ。
- これ【諸=之於=之乎】〔同源〕
- 「諸(しょ)」は「之於(しお)」「之乎(しこ)」の急讀。∴君子求諸己、小人求諸人(論語)。
- これはこれは【】
- 感動詞
- ころもがへ【更衣】コロモガエ〔近15〕
- こわいろ【聲色】〔近04・恆1〕
- 「こゑ(聲)+色」
- ごわす【】〔表音〕
- 九州方言。
- こわだか【聲高】〔近04〕
- ∞「こゑ(聲)」
- こわね【聲音】〔近04・05〕
- ごゐさぎ【五位鷺】ゴイサギ〔動物〕
- 醍醐天皇から五位を賜ったといふ鷺にちなむ。「位(ゐ)」。
- こゑ【聲】コエ〔近14・15・恆4〕
- こをなご【小女子】コウナゴ〔動物〕
- 「∞いかなご(玉筋魚)」の異名。假名遣未詳。∞じゃこ(雜魚)。
- こをり【桑折】コオリ〔地名〕
- 福島縣(陸奧國伊達郡)の町名。
| 【こん】 |
こむ | kom/hom(舊假こん) | 53金。欽。\53今。\54紺。\ |
こん | kon/hon | 26建。\26獻(献)。\27u困:梱:悃:\27u坤(巛):\27uh昏:h婚:\27u昆:h混゚崑:棍゚焜゚鯤:菎:\27uh魂゚\27u壼:\27uh渾゚褌:h琿゚鶤:諢'\27uh溷゚\27u袞:滾:\27u鯀:\28艮:h恨゚跟:h很゚根:h痕゚狠゚墾:懇:\ |
- こん【箘=箟】〔同源〕
- 「昆(こん)」
| 【ごん】 |
ごむ | gom/hom(舊假ごん) | 60嚴(厳)。\ |
ごん | gon/hon | 25勤。\25h欣'\26言。\34u權(権)。\ |
- こんかう【混淆=溷淆】コンコウ
- ∞「にごる(溷=混=渾)」。
- こんず【混】〔近03〕
- ごんだうくぢら【五島鯨】ゴンドウクジラ〔動物〕
- 「巨頭(ごんどう)鯨」の表記もあり。「鯨」は「∞くぢら」「くじら」兩説あり。
- こんだく【溷濁=混濁=渾濁】
- ∞「にごる(溷=混=渾)」。
- こんとん【渾沌=混沌=溷敦】〔聯綿・同源〕
- 「-on」の疉韻字。「渾(こん)」「混(こん)」「溷(こん)」「沌(とん)」「敦(とん)」。∞にごる(溷=混=渾)
- こんにゃく【蒟蒻=菎蒻】〔植物・同源〕
- 「くにゃく」の變。∴〜問答。
- こんめい【昏迷・混迷】
- 「昏(くらい)」と「混(まぜる)」では假名遣が一致するものの、字義は異る。
- こんろ【焜爐】
- ∴ガス〜。
- こんろん【崑崙】〔地名・聯綿〕
- 西域の靈山。「-on」の疉韻字。
| 【さ】 |
さ | sa | 39左:佐:嵯(嵳)゚瑳:搓:磋:蹉:15 41差'41嗟。槎゚\40唆:梭:\40鎖:瑣:\41些。\41叉゚15釵'[サイ]\41査゚渣゚\41砂゚紗゚沙゚裟゚鯊゚+40莎:39娑:\41詐゚鮓゚39作:\41茶"\41嗄゚\ |
| 【さい】 |
さい | sai | 12妻。\12犀。\12細。19顋(腮):\12西。+15洒:\12切。\12齊(斉)'濟(済)。16齋(斎)゚儕゚\13歳。\13祭。際。14蔡:\14最:\15債゚\15灑゚\16殺゚\17砦゚15柴゚\18倅(伜):淬:碎(砕):\18崔:催゚摧゚\19再:\19塞:賽:17寨゚\19宰:縡:07滓'[シ]\19才゚財(戝)゚16豺(犲)゚\19栽:裁゚載:哉:\19災(巛):\19采:綵:採:彩:菜:\19猜:\ |
| 【ざい】 |
ざい | zai | 12劑(剤)。\18罪。\19在。\19材。財(戝)。\ |
- さいう【左右】サユウ〔聯綿〕
- 「いう」は漢字の原音からさう隔たってゐない。「いふ」は「イップ」、「ゆぅ」は「ユング」のやうな音であった。∞さう(左右)
- さいかち【皀莢】〔植物〕
- また京都府上京區の地名にもあり。(〒602-8242)。
- さいぐさ【三枝】〔姓名〕
- ←「さきくさ」の音便。「∞さえぐさ」とも、枝が三つ又に分れた草。
- さいくゎい【崔嵬】
- サイカイ∞「けはしい(〓=崔嵬)」
- サイゴン【西貢】〔外來〕
- 越南の都市名。現在のホーチミン市。∞ホーチミン(胡志明)。→「貢(こぅ)←コング」。
- さいさき【幸先】
- 「さひさき」ではない。∞さいはひ(幸)。
- さいづち【小槌】〔近12*・13〕
- ∴〜頭。
- さいて【指】〔近13〕
- さいなむ【叱責】〔恆5〕
- 「さきなむ」のイ音便。
- さいなら【】
- ←さやぅなら。
- さいのかみ【塞の神】
- ←さえぎる(遮)。「塞」の音「さい」からの連想もはたらく。「さき(幸)の神」の音便といふ説もあり。∞さえぎる(遮)
- さいはい【采配】〔恆5〕
- 恆5ではイ音便とするが、字音「采(さい)」かと思はれる。∴〜を振る。
- さいはひ【幸】サイワイ〔近04・11・12・13・恆1・5〕
- 「さき(咲)+はふ(延)」のイ音便。∞さいさき(幸先)。
| さう | sau |
37巣゚樔゚勦゚+36剿'\37爪゚抓゚笊゚\38操:藻:燥:噪:懆:澡:躁:譟:\38早:草:\38曹゚槽゚漕゚糟:遭:\38蚤:掻:騷(騒):\【38嫂:艘:】\38棗:\38竈(竃):\38艸:\50帚'箒'38掃:\ |
|---|
| さぅ | sang |
04雙(双)゚\【04窗(窓)゚】\42粧(妝)゚\42爽゚\42相。想。箱。霜゚孀゚\42剏゚\42壯(壮)゚莊(荘庄)゚裝(装)゚\43桑:\43倉:蒼:滄:艙:42創゚愴゚瘡゚槍。搶。蹌。44鎗゚\43喪:\43葬:\45爭(争)゚崢゚箏(筝)゚諍゚錚゚\ |
|---|
- さう【】ソウ〔恆2〕
- ∴今夜は寒くなり〜だ。∴化けさうな傘貸す寺の時雨かな。
- さう【左右】ソウ
- ←「さいう(左右)」の略。∴津田左右吉。
| ざう | zau |
38造。慥'\ |
|---|
| ざぅ | zang |
42象。像。\43藏(蔵)。贓(賍)'臟(臓)。\ |
|---|
- さうかぅ【糟糠】ソウコウ
- 字音假名遣だけでは疉韻字のやうに見えるが、「糟」は「-au」、「糠」は「-ang」と韻が全く異る。元來は「サオカング」のやうな發音であった。∴〜の妻∞さうまぅ(草莽)
- さうかえ【】ソウカエ
- さうきふ【早急】ソウキュウ
- 「さうきふ」「∞さっきふ」兩讀あり。
- さぅきゅぅ【蒼穹】ソウキュウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。∴白球が〜に吸込まれるホームラン。
- さぅくゎぅ【蒼惶】ソウコウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。
- さぅさぅ【錚々】ソウソウ〔疉字〕
- ∴〜たる名士が集る。
- さぅさぅ【錚鎗=錚〓】ソウソウ〔聯綿〕
- 金屬の鳴る音の形容。「-ang」の疉韻字で「サングサング」のやうな發音であった。同樣の語には「鏗鏘(かぅさぅ)」「鏗戛(かぅかつ)」などがある。玉の鳴る語は「∞玲瓏(れぃろぅ)」など。
- さうざうしい【騷々】ソウゾウシイ〔恆2〕
- 和語「∞さわさわし」のウ音便と言はれてきたが、「怱々(そぅそぅ)」との説あり、假名遣は「そぅぞぅし」か。「騷」は音「さう」。
- さうし【冊子・草紙】ソウシ
- 「冊(さく)」「草(さう)」∴枕草子。∴おもうさうし。
- さうして【然】ソウシテ〔恆2〕
- ∴〜誰も居なくなつた。∞かうして。
- さぅしゃぅ【創傷】ソウショウ
- ∞「きず(創傷=瘡)」。
- さぅしょぅ【〓〓】
- ソウショウ∞「れぃろぅ(玲瓏)」
- さうぜう【騷擾】サウジョウ〔聯綿〕
- 「-au」の疉韻字。∴〜罪。
- さぅそつ【倉卒=草率=怱卒】ソウソツ
- 「倉卒(さぅそつ)」「草率(さうそつ)」「怱卒(そぅそつ)」と、假名遣は少しづつ異る。手紙文末尾の「早々(さうさう)」「怱々(そぅそぅ)」なども同樣。
- さうづ【早水・寒水・澤水】ソウズ〔地名〕
- 九州地名に分布。
- さぅづかばば【葬頭河婆】ソウズカババ〔佛教〕
- 奪衣婆の別稱。「葬(さぅ)頭(づ)河(か)」は「三途(さむづ)の川」の轉。「しゃうつかばば」とも。
- さぅばぅ【蒼茫】ソウボウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。「蒼莽(さぅまぅ)」とも。∴〜たる大平原。
- さうまぅ【草莽】ソウモウ〔聯綿〕
- 「草」も「莽」も「くさ」の意。「-au」の疉韻字に見えるが、原音は「サウマング」のやうに全く異る音であった。∴〜の臣。
- さぅめぃ【滄溟】ソウメイ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。∴〜の彼方へ飛去る。
- さうめん【索麺・素麺】ソウメン
- 元は「索麺」。「素(そ/す)」は宛字。∴〜流し。
- さぅらぅ【愴〓】ソウロウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。かなしむ意。
- さうらふ【候】ソウロウ舊假名さふらふ〔近10〕
- 「さぶらふ」のウ音便。從前は「さふらふ」とされた。∞さむらひ(士・侍)。∞ゐさうらふ(居候)。∴一筆申上候。
- ざうり【草履】ゾウリ
- 「草(さう)」。∴藤吉郎は〜取から出世
- さえ【才】
- ←「才(さい)」
- さえ【冴・冱】〔近15〕
- ∞さえる、∞さゆ(冱)
- さえぎる【遮】舊假名さへぎる〔近16*〕
- 「さき(先)+きる(切)」から「さいぎる」「さえぎる」と變化。從來「さへぎる」とされてきたが近年訂正。近&!16*は「さへぎる」。∞さいのかみ(塞の神)。
- さえぐさ【三枝】〔地名・姓名〕
- ←「さきくさ」。「∞さいぐさ」とも。
- さえる【冴=冱】〔恆4・同源〕
- 「冴」は「冱」の異體字。「冱」「冴」は音「ご」。∞さゆ(冱)。∴〜ゆく、〜わたる、〜まさる
- さが【嵯峨】〔聯綿〕
- 「-a」の疉韻字。山の嶮しいさま。
- さかえ【榮】〔近15・恆4〕
- ∞さかゆ(榮)。千葉市の町名など全国に分布。
- さかづき【杯】サカズキ〔近02〕
- 「酒+つき(杯)」。
- さかのぼる【泝・溯】〔同源〕
- 「泝」「溯」は共に「そ」。
- さかひ【界】サカイ〔近12〕
- 「堺市(さかひし)」は大坂府の市名。
- さかひ【疆=境】サカイ〔同源〕
- 「疆(きゃぅ)」「境(きゃぅ)」。∞つよい(剛=彊=強)∴「疆域=境域」。∴「邊疆=邊境」。
- さがみ【相模】〔地名〕
- 舊國名。→「相(さぅ)」。∴さねさし〜の小野に燃ゆる火の(弟橘媛)
- さかもり【宴=讌】〔同源〕
- 「宴」「讌」共に「えん」。「宴席」はまた「筵席(えんせき)」とも。「筵(えん)」は「むしろ」の意。
- さかゆ【榮】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞さかえ(榮)∴榮ゆる御世に遇へらく思へば。
- さがら【相良】〔地名〕
- 遠江國榛原郡の町名。舊幕時代に相良藩あり。←「相(さぅ)」←サング。
- さかわ【酒匂川】〔地名〕
- 神奈川縣、由來に諸説あり、荻生徂徠『南留別志』にワダとは曲る意、サカワダを略して酒匂川とする。『箱根縁起』に「酒輪」とあり。滿潮時に海水の逆流する「さかさがは」ともいふ。「さかさ(逆)+こう(勾)」ともいふ。同樣の地名に「∞かはわ(川匂)」「∞うらわ(浦和)」「∞しまわ(島曲)」もあり。
- さぎちゃぅ【三毬杖=左義長】サギチョウ〔同源〕
- 「杖(ちゃぅ/ぢゃぅ)」「長(ちゃぅ)」
- さきに【嚮・向・曩】〔同源〕
- 「嚮日=向日(きゃぅじつ)」「曩日(なぅじつ)」は先ごろの意。
- さきんじる【先】〔恆8-1〕
| 【さく】 |
さく | sak | 04朔:槊:45愬゚\15扠(搾)'[サイ]\42削。\4344索:\43作:昨゚柞゚筰゚+11酢'[ソ]44炸゚窄゚45咋゚\43錯:11醋'[ソ]\43鑿:\45策゚\45册(冊)゚柵゚\45嘖゚簀゚\ |
- さく【咲=笑】〔同源〕
- 「咲(せう)」は「笑(せう)」の本字。∞わらふ(笑)。
- ざくろ【石榴・若榴】〔植物〕
- 「石(しゃく)」「若(じゃく)」
- さくゎん【主典】サカン
- 「佐官(さくゎん)」の音による。官職により「史・外記・録・屬・令史・疏・志・典・目・主帳・書吏」などとも書く。地名で「目」を「さくゎん」と讀む例が見られる。∞しゃくゎのを(目尾)。∞じょう(判官)
- さけぶ【叫・號】〔同源〕
- 「叫(けう)」「號(がう)」∞號泣。
- ささえ【小筒・筒】〔近16〕
- さざえ【榮螺】〔近16・恆4〕
- ∴〜の壺燒。サザエさん。
- ささふ【佐々布】サソウ〔地名〕
- 島根縣八束郡宍道町(〒699-0406)
- ささへ【支】ササエ〔近10・14〕
- ∴前に聳え後方に支ふ(箱根八里)。
- さざんくゎ【山茶花】サザンカ〔植物〕
- 「さんさくゎ」の轉。
- さじ【匙】〔近01〕
- 「茶(さ)+匙(し)」。∴〜加減。〜を投げる。
- さしおさへ【差押】サシオサエ〔近16〕
- さじき【棧敷】
- 「さずき(假床)」の轉。∞天井〜。
- させほ【佐世保】〔地名〕
- 長崎県の市名。「サセオ」とは讀まない。∞さほ(佐保)
| 【さつ】 |
さつ | sat | 29薩゚\29撒゚\30拶゚\30撮゚\31刷゚\31刹゚1632殺'\32察゚29擦゚\32扎゚札゚紮゚\45册(冊)'[サク]\54颯'[サフ]\58箚'[タフ]\ |
- さつき【皋=皐】〔同源〕
- 「皐(かう)」は「皋(かう)」の異體字。「さ」は「さばへ」「さみだれ」などの「さ」と同じく「五月」の意といふ。
- さっきふ【早急】サッキュウ
- 「∞さうきふ」「さっきふ」兩讀あり。
- さづける【授】サズケル〔近02・恆7〕
- さっそく【早速】
- 「早(さう)+速(そく)」
- ざったふ【雜沓】ザットウ
- また「雜鬧(ざったう)」とも書くが、假名遣は合はない。「沓(たふ)」は「かさねる」「くつ」の意。「鬧(だう)」は「みだれる」「さわがしい」意。「雜踏」は書替へ字。
- ざとうくじら【座頭鯨】〔動物〕
- サトウハチロー【佐藤八朗】〔姓名〕
- 「はちらぅ(八朗)」が正しい假名遣だが、固有名詞は改め難い。
- さなだ【眞田】〔姓名〕
- 苗字の一。→「眞(しん)」∴〜幸村。〜十勇士。
- さなへ【早苗】
- →「早(さう)」∴〜歌。〜月。
- さはたり【澤渡温泉】サワタリ〔地名〕
- 群馬縣吾妻郡。「さ」+「わたり」ではない。
- さはら【早良親王】サワラ〔姓名・地名〕
- また福岡縣(筑前國)の郡名。
- さはら【鰆・椹】サワラ〔動物・植物〕
- 「さはらぎ(椹木)」は京都市中京區の地名。〒604-0906。
- さはる【觸】サワル〔近04〕
- さひか【雜賀】サイカ〔地名〕
- 和歌山市(紀伊國海部郡)。『萬葉集九一七』に「左日鹿野」←「雜(サフ)」。
- さひき【佐伯】サイキ〔地名・姓名〕
- 大分縣(豐後國海部郡)の市名。廣島縣「佐伯郡」は「∞さへき」。
- さびしい【寂寞】〔同源〕
- 「寂寞(せきばく・じゃくまく)」は「-ak」の疉韻字。
- さびしい【蕭條】〔同源〕
- 「蕭條(せうでう)」は「-eu」の疉韻字。∴蕭條として石に日の入る枯野かな(蕪村)
| さふ | sap |
54匝゚\54卅゚\54颯゚\58插(挿)゚歃゚\ |
|---|
- さふさ【匝瑳郡】ソウサ〔地名〕
- 千葉縣(下總國)の郡名。「狹布佐郷」。←「匝(さふ)」の呉音は「そふ」だが、「そふさ」ではない。
- ざふすい【雜炊】ゾウスイ
- ∴牡蠣〜。
- さぶらぅ【三郎】サブロウ〔姓名〕
- →「三(さむ)→さぶ」
- さふり【佐布里】ソウリ〔地名〕
- 愛知縣知多市。(〒478-0015)
- さぶろくじふはち【三六十八】サブロクジュウハチ
- 九九の一つ。「さむろくじふはち」とも。→「三(さむ)→さぶ」
- さへ【】サエ〔近20〕
- 助詞。「添へ」の轉といふ。
- さへき【佐伯】サエキ〔地名・姓名〕
- 廣島縣(安藝國)の郡名。大分縣「佐伯市」は「∞さひきし」。
- さへづる【囀】サエズル〔近15・恆7〕
- さほ【佐保】〔地名〕
- 奈良市(大和國添上郡)の地名。(〒630-8105)。「サオ」ではない。∞させほ(佐世保)。
- さまよふ【尚羊=相羊=翔羊=倡佯】サマヨウ〔同源・聯綿〕
- 「尚羊(しゃぅやぅ)」などはいづれも「-ang」の疉韻字。「尚(しゃぅ)」「相(しゃぅ)」「翔(しゃぅ)」「倡(しゃぅ)」。「襄洋(じゃぅやぅ)」も同義。「彷徨(はぅくゎぅ)」、「彷佯(ばぅやぅ)」は「-ang」、「徘徊(はいくゎい)」は「-ai」の疉韻字。∴山野を尚羊(さまよ)ふ。
| さむ | sam(舊假さん |
【54參(参):慘(惨)゚驂゚】\54蠶(蚕)゚\55三(參参):\55槧゚\58杉゚59衫゚\59纔゚巉゚讒゚\59芟゚\ |
|---|
- さむ【三=參】舊假名さん〔同源〕
- 「三」「參」共に「さむ」。「參」は數字の誤記を防ぐための書き方。∞さぶろくじふはち(三六十八)。∞さぶらぅ(三郎)。
- サムスン【三星】
- 韓国の企業名。→「三(さむ)」。
| ざむ | zam(舊假ざん |
54慘(惨)'\58斬'嶄'55暫。56慙(慚)。塹'\59懺(懴)'\ |
|---|
- さむたむ【慘憺】舊假名さんたん〔聯綿〕
- 「-am」の疉韻字。「慘胆」は非。「憺」の旁と「旦(たん)」では音が隔たる。∴苦心〜。
- さむぢょ【芟除】サンジョ
- 舊假名さんぢょ∞「かりとる(芟)」。
- さむみ【三位】サンミ
- 舊假名さんみ→「三(さむ)」。「位(ゐ)」が「み」となるのは「む」に引きずられた連聲の現象。∞さんに(散位)。∴〜一體。
- さむらひ【士・侍】サムライ〔近12・同源〕
- 「さぶらふ」の連用形の名詞化。「士」「侍」は共に「し/じ」。∞さうらふ(候)
- さもにたり【髣髴】〔同源〕
- 「髣髴(はぅふつ)」は「f-」の雙聲字。∞はぅぼう(魴〓)
- さゆ【冴】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞さえ(冱)
- さよ【佐用】〔地名〕
- 兵庫縣(播磨國)の郡名、町名。『播磨風土記』に「讚容里」。『天智天皇即位前紀』に「狹夜郡」。昭和三十年に町名を「さよ」から「さよう」に變更。→「(用)よぅ」。松浦佐用姫(まつらさよひめ)は福岡の傳説。
- さらす【晒・灑】〔同源〕
- 「晒」「灑」共に「さい」。∞そそぐ(洒・灑)
- さらら【讚良】〔地名〕
- 大阪府(河内國)の郡名。『欽明紀』に「更荒郡」。
- さる【猿=〓】〔同源〕
- 「猿」「〓」共に「ゑん」
- さるをがせ【猿麻〓】サルオガセ〔植物〕
- ざわぅ【藏王】ザオウ〔地名〕
- 東北地方の山名。「藏(ざぅ)」。∴〜權現。
- さわぐ【騷・噪・鬧】〔近04・05・恆1・同源〕
- 「さわぐ」は「騷(さう)」に由來するとの説もあり。「騷」「躁」は「さう」。「鬧」は「だう」。
- さわさわ【】〔恆1〕
- 葉ずれ。∞さうざうしい(騒々)。
- ざわざわ【】〔表音〕
- さわやか【爽】〔近04*・05〕
- 「さわやか」は字音「爽(さぅ)」に由來するとの説あり。
- さを【竿・櫂・棹・橈】サオ〔近07・08・恆3・同源〕
- 「櫂(たう)」「棹(たう)」「橈(だう)」∴〜さす。〜になれ、鉤になれ。
| 【さん】 |
さむ | sam(舊假さん) | 【54參(参):慘(惨)゚驂゚】\54蠶(蚕)゚\55三(參参):\55槧゚\58杉゚59衫゚\59纔゚巉゚讒゚\59芟゚\ |
さん | san | 29傘:\29散:繖:撒'33霰'\29珊:跚:31刪゚\29餐:粲:燦:\29戔゚32盞゚31 32棧(桟)゚\29贊(賛):讚(讃):30攅゚鑽(鑚):\30算:纂:31簒゚\30酸:\30蒜:\30爨:\30纉:\31潸゚\31閂゚\32山゚+31汕゚\32産゚\ |
| 【ざん】 |
ざむ | zam(舊假ざん) | 54慘(惨)'\58斬'嶄'55暫。56慙(慚)。塹'\59懺(懴)'\ |
ざん | zan | 29殘(残)。\30竄'\ |
- さんいつ【散逸=散佚】
- ∞「うしなふ(失・逸・軼・佚)」。
- さんえ【】〔表音〕
- (呼びかけの終助詞)。∴もし〜さんえ。
- さんくゎ【山窩】サンカ
- さんせう【山椒】サンショウ〔植物〕
- 「山椒魚(さんせううを)」は特別天然記念物の動物。∴〜大夫。
- さんぢょ【刪除】サンジョ
- ∞「かりとる(芟)」。
- さんに【散位】
- →「散(さん)」。「位(ゐ)」が「に」となるのは「ん」に引きずられた連聲の現象。∞さむみ(三位)。∴〜寮。
- サンピンちゃ【香片茶】
- 沖繩方言でジャスミン茶の意。「香片(シャンピェン)」は北京語。戰後、臺灣から傳來したものか。
- サンフランシスコ【桑港】〔外來〕
- →「桑(さぅ)←サング」
- さんゑ【産穢】サンエ〔近14〕
| 【し】 |
し | si | 05此:紫:雌:呰:疵゚眥(眦)゚貲:觜:嘴'\05匙゚\05支:翅:肢:枝:\05斯:廝(厮):撕:\05氏:紙(帋):\05賜:\05只:咫:\05弛:施゚\05侈:\05卮:巵:\05啻:\05揣'\05朿:刺:\05豕:\06四:泗:駟:\06師:獅:\06旨:指:脂:嗜゚\06死:屍:\06私:\06至:鵄:\06次:茨゚姿:資:恣:瓷゚咨:諮:\06示゚視゚\06自゚\06矢:\06尸:\06屎:\06摯:鷙:\06祗:砥:鴟:\06肆:\06謚゚\06諡゚\07使:\07司:伺:嗣゚詞゚飼゚笥:祠゚\07史:駛:\07士゚仕゚志:誌:痣:\07始:\07子:孜:仔:\07市゚柿゚06姉:\07思:偲:\07止:齒(歯):址:沚:趾:阯:祉'05徙:\07詩:畤:塒゚\07試:\07之:芝:\07巳゚祀゚\07孳:\07幟:熾:\07廁(厠):\07滓:梓:\07竢゚\07絲(糸):\07耜゚\07蚩:嗤:\07錙:輜:緇:\ |
- し【四=肆】〔同源〕
- 「四」「肆」共に漢音し呉音し。「四」を「よん」と讀むのは訓「よ」「よつ」を漢字音風に訛ったもの。∴〜の五の言ふでない。
| 【じ】 |
じ | zi | 05r爾(尓)゚z璽'\05r兒(児)゚\06z示。\06z自。\【06r二(弍)゚貳(貮弐)゚z次'】\07z仕。\07z事(亊)。\07z似。\07z字。\【07z寺。侍。恃。時。蒔。】\07r而゚轜゚\07r耳゚餌゚珥゚\07z茲。慈。滋'磁。\07z辭(辞)。\ |
ぢ | di | 06d地。\06n尼゚怩゚\【06n膩゚】\【07d持。痔。峙。】\07d治。\09d除'[チョ]\ |
▼寺侍恃時蒔(じ)、持痔峙(ぢ)、(形聲音符は「之」)
待(たい)、等(とぅ)、特(とく)、も同じ形聲文字
▼耳(じ)、恥(ち)(恥の形聲音符は耳)
▼膩(ぢ)、貳(じ)
▼「余」の形聲音符字はサ行とタ行に大きく分れる。
詳細は「じょ・除(ぢょ)」の項目を參照の事、 |
- じ【】〔恆8-2〕
- 助動詞。∴顧みはせじ(海征かば)
- しあく【鹽飽諸島】シワク〔地名〕
- 香川縣丸龜市(〒763-0024)。「しはく」ではない。
- しあはせ【幸】シアワセ〔近05〕
- ∴幾久しくお幸せに
- しあひ【鹽間】シワイ〔地名〕
- 高知縣須崎市(〒785-0166)。「しはい」ではない。
| 【しい】 |
しい | si | 07弑'\ |
▼弑は漢音呉音ともに「し」。
他に「いい」となる漢字音は無い。 |
- しいか【詩歌】〔近13〕
- 「し(詩)」の長音化。∞しいじ(四時)。∴〜管絃に巧み
- しいじ【四時】〔近13〕
- 「し(四)」の長音化。∞しいか(詩歌)。∴〜の錯行するが如し(中庸)
- しいしい【爲爲】
- する爲の連用形「し」を重ねた形、見い見い。∴遠慮〜
- しいす【弑】
- 「しい」は音讀み。通常の漢字音に「いい」といふ音形は無い。本來の音「し(弑)」をのばしたもの。
- しいら【〓】〔動物〕
- 「しひら」ではないとされるが根據は不明。
| しう | siu |
50囚゚泅゚\50周゚週゚\50州゚洲゚酬゚\50秀゚銹゚\50秋(龝穐)゚萩゚啾゚楸゚鞦゚愁'甃'+35湫'36鍬'\50繍(綉)゚\50臭゚\50舟゚\50酋゚遒(逎)゚鰌゚\50醜゚蒐'\50祝゚\50袖゚岫゚\50鷲゚就゚01蹴'[シュク]\50售゚讎(讐)゚\50收(収)゚\50羞゚\50脩゚修゚\【50驟'】\ |
|---|
| じう | ziu |
50r【柔゚蹂゚鞣゚】\50z獸(獣)'\ |
|---|
- しうしう【啾啾】シュウシュウ〔表音〕
- 動物や亡靈のなく聲。「しう」は本來の音からあまり隔たらない。「しゅぅ」では本來「シュング」、「しふ」では「シップ」のやうな音となり、なき聲としてはふさはしくなからう。∴鬼哭〜
- しうしふ【收集=蒐輯】シュウシュウ
- ∞「あつめる(收集=蒐輯)」。
- しうと【舅】シュウト〔恆2〕
- 「しひと」のウ音便。∴頑固な〜に仕へる
- しうまい【燒賣】シュウマイ
- 「しう」は「燒(せう)」の近世音からと思はれる。商標では「シウマイ」とも。
- しおほせる【爲果】シオオセル
- ∞「おほせる(仰)」と同源。「∞しをはす」と誤りやすい。∴大仕事を爲果せる
- しかへし【仕返】シカエシ〔近16〕
- ∴後の〜が怖い
- しがらき【信樂】〔地名〕
- 滋賀縣(近江國甲賀郡)の町名。「しが」から「シング→しゃぅ」の假名遣が期待されるが、「信」は「しん」。∴〜燒の狸の置物。∴紫香楽宮。
| 【しき】 |
しき | sik | 48式。\48織。識。\48色。\ |
| 【じき】 |
じき | zik | 48z食。\ |
ぢき | dik | 48d直。\ |
- しきゐ【閾・敷居】シキイ〔近11〕
- ∴御無沙汰で〜が高い
| 【じく】 |
じく | zik | 01r衄(衂)゚\ |
ぢく | dik | 01d竺'\01d軸。舳。\01n忸゚衄(衂)゚\ |
▼衄(衂)は漢音に「じく、ぢく」の二音あり、
同韻にして意味の相違なし
音符丑ちう(丑紐忸狃羞衄鈕)で「じく」は例外的、
現代北京語は「ぢく」の系統 |
- じくじく【】〔恆8-2〕
- 滲む。∴傷口が〜膿む
- しくじる【】
- ∴入試を〜。
- しくゐ【指揮=指麾】シキ舊假名しき〔同源〕
- 「揮=麾(くゐ)」。
- しくゑ【時化】
- 舊假名しけ∴海上は〜模樣。
- しげる【字=滋】〔同源〕
- 「字(じ)」「滋(じ)」。
- しげる【繁・蕃】〔同源〕
- 「繁」は「はん」。「蕃」は慣用音ばん、漢音はん。
- しげる【懋=茂】〔同源〕
- 「懋(も)」「茂(も)」。
- しげる【鬱=蔚】〔同源〕
- 「鬱(うつ)」「蔚(うつ)」。
- じご【爾後=自後】
- ∞「より(自=爾)」。
- しさふ【宍粟】シソウ〔地名〕
- 兵庫縣(播磨國)の郡名。『藤原宮木簡』に「宍粟評(しさはのこほり)」。←しし(宍・肉)+あは(粟)。
- ししいでん【紫宸殿】
- 「宸(しん)」のイ音便。
- ししう【刺繍=刺綉】シシュウ
- ∞「ぬひとり(刺繍・刺綉)」。
- しじま【無言】〔近01〕
- ∴朝の〜
- しじみ【蜆】〔近01〕
- ∴〜の味噌汁
- じじゅうでん【仁壽殿】
- 「壽(じゅ)」の延音。
- しすゐ【酒々井】シスイ〔地名〕
- 千葉縣の市名。『常總軍記』に「出水」とあり、「しすい」かもしれない、「井」を宛てた時には既に「い」と「ゐ」の區別は無かったものと思はれる。「水」は江戸時代以降「すゐ」と誤る事が多かったが、そこまで意識した假名遣ではあるまい。姓に「すすゐ(酒酒井)」あり。
- したがふ【順・循・遵・徇】シタガウ〔同源〕
- 「順・循・遵・徇」いづれも「じゅん」∴源順(みなもとのしたがふ)。
- したたる【淋漓】〔同源〕
- 「淋漓(りむり)」は「r-」の雙聲字。∴流汗淋漓。
- しち【七=〓】〔同源〕
- 「七」「〓漆」共に「しつ/しち」。「〓」は「漆」の異體字。數字の誤記を防ぐための書き方。∴お七夜。
- しちまった【】
- 關東方言。關西なら「∞してしもた」。∴祕密を洩〜。
| 【しつ】 |
しつ | sit | 21七゚叱゚\21失゚\21悉゚蟋゚\21漆゚膝゚\21疾゚嫉゚\21質(貭)゚\21桎゚室゚\21隲゚\23櫛゚\23瑟゚\53執'[シフ]\53濕(湿)'[シフ]\ |
| 【じつ】 |
じつ | zit | 21r日゚衵゚\21z實(実)'\ |
ぢつ | dit | 21n昵゚\21n衵゚\ |
▼日(じつ/にち)
衵(ぢつ/にち)、婦人の肌着
(じつ/にち)、柔かい普段着
「あこめ」は國訓であるが、恐らくは「ぢつ」相當 |
- しづえ【下枝】シズエ〔近16〕
- ∴梅の〜
- しづか【靜】シズカ〔近02・恆7〕
- ∴しづごころなく花の散るらむ。∴靜御前。
- しづがだけ【賤ヶ岳】シズガダケ〔地名〕
- 滋賀縣伊香郡。∴〜の七本鎗
- じっきんせう【十訓抄】ジッキンショウ
- 「十(じふ)」の促音化したもの。「じふきんせう」ではない。現代假名遣でも「じゅっきんしょう」ではない。∞じふ(十=拾)。
- しづく【雫】シズク〔近02〕
- 「しづくいし(雫石)」は岩手縣岩手郡の町名。航空事故で知られる。∴一〜の雨も降らぬ
- しっくい【漆喰・石灰】
- 「石灰(せっくゎい)」の唐音。「漆喰」は宛字。「しっくひ」ではない。∴〜壁
- じっこん【入魂】
- また「∞昵墾(ぢっこん)」とも書くが、假名遣は一致しない。
- しつしゅつ【蟋蟀】
- ∞「こほろぎ(蟋蟀)」。
- じって【十手】
- 「じゅって」ではない。∞「じふ(十=拾)」。
- じっと【熟】舊假名ぢっと〔近01*・恆8-2〕
- 「ぢ」も可∴ぢつと我手を見る(石川啄木)。
- しづめ【鎭】シズメ〔近03〕
- ∴靖國神社は國の〜。
- しづり【倭文】シズリ〔地名〕
- 上古の「しとり(倭文)部」は「しづ(倭文)おり(織)部」から、現在も「倭文」で「しとり」または「しづり」の姓あり、また「倭文神社」も各地にあり∴倭文機に思ひ亂れて秋の夜の(後撰集)、∴倭文の苧環(をだまき)。
- しづをか【靜岡】シズオカ〔地名〕
- 縣名。駿府の「しづはた(賤機)山」にちなんで明治二年に命名。「賤機」とは「倭文機」であるといふ。
- しでうなはて【四條畷】シジョウナワテ〔地名〕
- 大阪府の市名。∴正行の最期は〜の戰。
- してしもた【】〔表音〕
- 關西方言。關東なら「∞しちまった」。∴失敗してまうた
- じとじと【】〔恆8-2〕
- ∴〜とした濕氣
- しな【支那】
- 「秦(しん)」の變化。「China」「晨旦(しんたん)」も同樣。∞インド(印度)
- しなひ【竹刀】シナイ
- ←しなふ割竹。∴〜で劍術稽古
- しぬ【死】〔近21〕
- 文語ナ變動詞。∴〜の生きるのと大騷ぎ
- しのだけ【箘=箟=〓】〔同源〕
- 「箘(くゐん)」「昆(こん)」「君(くん)」
- しのぶ【信夫】〔地名〕
- 福島縣(陸奧國)の郡名。←「信(しん)」。∞「ちちぶ(秩父)」。∴折口信夫(釋迢空)。
- しはさむじふに【四八三十二】シワサンジュウニ
- 九九の一つ。現代假名遣では「しは」か「しわ」か一定しない。
- しはす【師走】シワス〔近04〕
- 十二月は物事を「しをはす」事に由來するといふ。∴〜坊主。
- しばふ【芝生】シボウ シバウ〔地名〕
- 一般名詞としては「シバフ」だが、地名の場合は「シボウ」「シバウ」と讀むものが多い。∴隣の〜。
- しばゐ【芝居】シバイ〔近11・恆5〕
- ∴一人〜。
- しひ【椎】シイ〔近12〕
- ∴椎本(しひがもと)(源氏)
- しひたげる【虐】シイタゲル〔近12〕
- ∴虐げられた人達
| しふ | sip |
53執:\53拾゚\53習゚褶゚\53襲゚\53輯゚葺:緝:楫゚\53集゚\ |
|---|
- しぶ【澀】〔音訓〕
- 正字は「澀」だが、戰前の印刷物でも略字の「澁」はよく用ゐられた。「澀」は漢音呉音「しふ」慣用音「じふ」。訓讀みの「しぶ」とは恐らく無關係。∴〜みがかつた中年男。∴澁々金を拂ふ。
| じふ | zip |
53z拾。\53z十。什。汁'r廿゚\53z澀(渋澁)'\ |
|---|
- じふ【十=拾】ジュウ
- 「十」「拾」共に「しふ/じふ」。「拾(ひろふ)」は數字の誤記を防ぐための書き方。「捨(すてる)」は別字。「十錢」「十手」は「じっせん」「じって」となる。「南朝四百八十寺」は「しひゃくはっしむじ」。「じっ」「しむ(sim)」は何れも「じふ(zip)」の音變。∞とを(十)。∞じっきんせう(十訓抄)。∞ぎっしゃ(牛車)。
- しふざぅ【四不像】シフゾウ〔動物〕
- 牛や馬など四種類の動物に似てゐさうで似ない(不像)ためにこの名あり、「四不」といふ象ではない。
- じふしまつ【十姉妹】ジュウシマツ〔動物〕
- 「妹(まい)」の音變。
- じふにそう【十二社】ジュウニソウ〔地名〕
- 鎌倉市および新宿區の地名。新宿區のものは「十二相殿」にちなむものか。
- じふのぅ【十能】ジュウノウ
- ∴〜で炭を接ぐ。
- じふぶん【十分】ジュウブン
- 「充分(じゅぅぶん)」とも書くが、假名遣は一致しない。∴もう〜頂きました。
- しほ【機會】シオ〔近08〕
- ∴來客を〜に席を外す。
- しほ【鹽】シオ〔近07〕
- 「鹽(えむ)」は「鹵(ろ・しほ)+監(かむ)」からなる字。略字の「塩」は草體で古くから使はれ、戰前の印刷物でも散見する。「シオサイト」は汐留貨物驛跡地の再開發都市名。∴手〜にかける。∴敵に〜を送る。
- しまうて【了】シモウテ
- 「しまひ(了)+て(助詞)」。關東であれば促音の「しまって」が多い。
- しまわ【島曲】〔近04〕
- ∞さかわ(酒匂)∴〜に波が寄せる。
- しみづ【清水】シミズ〔姓名・地名〕
- 姓では「しみづ」が一般的だが、地名では「きよみづ」「しゃぅづ」などあり。
- しみる【浸・染・沁・滲】〔同源・音訓〕
- 「浸(しむ)」「染(せむ)」「沁(しむ)」「滲(しむ)」。訓の「しむ、しみる」が漢字音由來かどうか不明。∴齒にしみわたる白玉の。
| しむ | sim(舊假しん |
53侵:浸:寢(寝):駸:\53審:瀋:\53心:芯:沁:\53森:\53深:\53針:\53岑゚\53忱゚\53怎:\53斟:\53滲:蔘:\53蕈゚\53譖(譛僣僭):簪:\53讖:\53鍼:箴:\ |
|---|
| じむ | zim(舊假じん |
53r壬゚衽(袵)゚荏゚\53z尋。潯。54d蕁'\53z甚。54糂'\53r稔゚\ |
|---|
- しむげむ【森嚴】舊假名しんげん〔聯綿〕
- 「-im」の疉韻字。∴態度〜なるも温情慈父の如し。
- しむしふ【侵襲】シンシュウ舊假名しんしふ〔聯綿〕
- 「-im・-ip」の疉韻字。
- しむじむ【深甚】舊假名しんじん〔聯綿〕
- 「-im」の疉韻字。∴〜なる敬意を表す
- しむしゃく【斟酌】
- 舊假名しんしゃく∞「くむ(斟酌)」。
- しむしゅ【占守島】〔地名・音訓〕
- 北方領土の一島。「占(しむ)」は恐らく訓由來。字音「せむ」ではあるまい。
- しむじょあげ【〓薯揚】
- シンジョアゲ舊假名しんじょあげ 「しむじょうあげ」とも。
- じむぜむ【任冉=荏染】舊假名じんぜん〔同源・聯綿〕
- 「-im」の疉韻字。「任冉」「荏染」共に「じむぜむ」。
- じむべぃ【甚平】
- 舊假名じんべぃ「甚(じむ)+兵衞(べゑ)」とも考へられ、假名遣未詳。「陣兵(ぢんべぃ)羽織」からといふ説もあり。「甚兵衛鮫」は魚名∞すけべぃ(助平)。∴夏は粋な〜姿
- しむりむ【森林】舊假名しんりん〔聯綿〕
- 「-im」の疉韻字。
- じめじめ【】〔恆8-2〕
- ∴〜した濕地帶
- しめぢ【占地・濕地】シメジ〔恆6〕
- ∴匂ひ松茸、味(あぢ)濕地(しめぢ)∞しょうろ(松露)
- しもふさ【下總】シモウサ〔地名〕
- 舊國名。←「下(しも)+つ+總(ふさ)」。∞かづさ(上總)。
| 【しゃ】 |
しゃ | sia | 34這'[ゲン]\41卸:\41叉。\41砂。紗。沙。鯊。39娑'\41射゚謝゚\41赦:\41斜゚\41社゚\41者:奢:偖:赭:09煮'\41車:\41遮:蔗:鷓:\41寫(冩写):瀉゚\41灑(洒)。\41炙:\41舍(舎):捨:\41藉゚\ |
| 【じゃ】 |
じゃ | zia | 41z蛇。[ダ]\41z邪。\41z闍。\41z麝。\ |
- しゃあしゃあ【洒々】〔疉字〕
- 「洒(しゃ)」の長音化。∴不義理をしたのに洒々と出しやばる
- じゃあじゃあ【】〔表音〕
- 水流。∴〜湯を浴びる。
| しゃぅ | siang |
42傷:殤:觴:\42匠゚\42商:\42尚゚嘗(甞)゚掌:裳゚賞:償゚敞:廠(厰):\42昌:唱:娼:菖:倡:猖:46晶。\42祥゚詳゚庠゚翔゚\42章:彰:樟:障:璋:嶂:瘴:\42象゚\42上゚\42相゚湘゚廂゚\42牀'床。莊(荘庄)。裝(装)。將(将)゚蒋゚醤゚奬(奨)゚漿゚獎゚鏘゚\42薔゚檣゚牆(墻)゚\42餉:\44生。笙。+47猩。星。46姓。性。\46 44省。\46井(丼)。\【46正。鉦。政。】\46聲(声)。\47青。46清。精。\ |
|---|
| じゃぅ | ziang |
42z嘗(甞)。常。\42z上。\42z状。43奘(弉)'\【42z襄'驤'r壤(壌)゚攘゚穰(穣)゚禳゚讓(譲)゚】\46z情。靜(静)。\46z成。城。盛。晟。\46z淨(浄)。\ |
|---|
- じゃう【錠】ジョウ
- 字音は「錠(ぢゃう)」であるが、「鎖(さ)→さう→じゃう」の變化を辿ったものといはれる。「錠劑」の意味なら「ぢゃぅ」。∴〜を下(おろ)す。
- しゃうが【生姜=生薑】ショウガ〔植物・同源〕
- 「姜(きゃぅ/かぅ)」「薑(きゃぅ/かぅ)」。これらを「が」と讀む由來は未詳。∞はじかみ(薑・椒)∴豚の〜燒
- しゃぅがい【障碍・障礙】ショウガイ
- 「碍・礙(がい/げ)」は異體字。「障害(しゃぅがい)」は書替へ字だが、假名遣は一致する。
- しゃぅかいせき【蒋介石】しょうかいせき〔姓名〕
- 英文「ChiangKai-shek」は南方音にもとづく。「蒋(しゃぅ/さぅ)」「介(かい/け)」。
- じゃうご【漏斗】ジョウゴ
- ←上戸。∴樽から酒を〜で壜に移す。
- しゃぅさん【賞讚】ショウサン〔同源〕
- また「稱讚(しょぅさん)」とも書くが、假名遣が異る。∞ほめる(頌=稱=賞)。∴熱演を賞讚する。
- しゃぅじ【東海林】ショウジ〔地名〕
- ←庄司(しゃぅじ)。∴東海林太郎(歌手)。
- しゃぅじゃぅ【清淨】ショウジョウ
- ∞「きよい(清淨)」。
- しゃぅじゃぅ【猩々】ショウジョウ〔動物〕
- 「猩々袴(しゃぅじゃぅばかま)」は植物。∴〜の舞を舞ふ。
- じゃぅず【上手】ジョウズ〔近03〕
- ∴話〜は聞き〜、上手の手から水が洩れる
- しゃぅぞく【裝束】ショウゾク
- 古語に「さぅぞく」とも。∴白〜。
- しゃぅなう【樟腦】ショウノウ〔植物〕
- ∴〜の蟲除け。
- しゃぅぶ【菖蒲】ショウブ〔植物〕
- ∴六日の〜十日の菊。
- しゃぅへき【牆壁=障壁】ショウヘキ〔同源〕
- 「牆(かき)」と「障(ふせぐ)」では意味が異るが、假名遣は一致する。
- しやぅもない【仕樣】ショウモナイ
- 「シヨウ」「ショウ」兩樣に發音する。∴〜話ばかり聞かされる。
- しゃが【射干・著我・莎我】〔植物〕
- じゃがいも【】〔植物〕
- 「じゃがたら」はインドネシアのジャカルタの古名。∴肉じゃが。
- じゃかぅじか【麝香鹿】ジャコウジカ〔動物〕
- しゃがれごゑ【嗄聲】シャガレゴエ
- ←「皺(しわ)+枯(かれ)」。∴老人の〜が聞えた
| 【しゃく】 |
しゃく | siak | 癪'\27笏[コツ]\42勺゚灼:酌:妁:芍゚杓゚\42爵゚嚼゚\42斫:\42綽:\42鑠:爍:\46尺。\46昔。借。\46赤。\46釋(釈)。\47錫。\ |
- しゃく【笏】〔音訓〕
- 「笏」は漢音「こつ」。「骨(こつ)」に通ずるのを忌み、「尺(しゃく)」の音を借りたといふ。∴神主が〜を捧げて拜禮
| 【じゃく】 |
じゃく | ziak | 42r若゚惹゚\42r弱゚\42z雀'\42z鵲'\47z寂。\ |
ぢゃく | diak | 42d著(着)。\ |
- しゃくなぐゑ【石南花】舊假名しゃくなげ〔植物〕
- しゃくやく【勺藥】〔聯綿〕
- 「-ak」の疉韻字。∴立てば〜坐れば牡丹
- しゃくゎのを【目尾】シャカノオ〔地名〕
- 福岡縣飯塚市。「目」は律令の「さくゎん」。∞さくゎん(主典)。
- じゃけん【邪慳】〔佛教〕
- 「邪見(じゃけん)」の轉。「邪險(じゃけむ)」とも書くが、假名遣が異ってしまふ。
- しゃこ【蝦古】〔動物〕
- 「ハ(ha)→ヒャ(hia)→しゃ(xia)」となるのは北京語の特徴。→「蝦(か)」
- じゃこ【雜魚】
- ←ざこう(雜口)。∞こをなご(小女子)。∴縮緬〜
- しゃし【奢侈】〔聯綿〕
- 「s-」の雙聲字。∴〜に耽る
- じゃじゃうま【】〔恆8-2〕
- 『ぢやぢや馬馴らし』は坪内逍遥譯。他はすべて『じゃじゃ馬ならし』
- しゃち【鯱】〔動物〕
- 國字。∴金の鴟尾(しやちほこ)
- ジャッキー・チェン【成龍】〔外來〕
- 香港の俳優。「チェン」は本名の「陳港生」から。→「陳(ちん)」
- じゃのめがさ【蛇の目傘】
- 「蛇」には「じゃ」「だ」兩讀あり、意味に相違はない。「だ」であっても「ぢゃ」とはならない。∴蛇の目でお迎へ嬉しいな(童謠)
- ジャパン【日本】〔地名〕
- 「日本」の福建または廣東音に由來する。「日(じつ/にち)」の子音は漢音ザ行・呉音ナ行であり、「ヂャパン」とはならない。
- じゃぶじゃぶ【】〔表音〕
- 水流。∴金が〜入つて來る。
- シャム【暹羅】〔外來〕
- タイ國の舊稱。シャムロとも。「暹(せむ)國」と「羅(ら)國」はもと別國。
- しゃもじ【】
- ←笏文字。∴主婦連のお〜デモ。
- ジャンク【戎克】
- 「戎(じゅぅ)←ジャン」。「戎克」は舟。「がらくた」とは別語。「戒」は「十(じふ)」の形肇文字ではない。
- じゃんくゑん【石拳】
- ←リャンケン(兩拳)。「兩(りゃぅ)」。
- じゃんじゃん【】〔表音〕
- 鐘。∴〜宣傳する、半鐘が〜鳴る。
- シャンハイ【上海】〔外來〕
- →「上(じゃぅ)←シャング」「海(かい)」。
| 【しゅ】 |
しゅ | sio | 01棕(椶)'[ソゥ]\03種。腫。[ショゥ]\03從(従)。[ショゥ]\03橦。[ショゥ]04撞'[タゥ]\10主゚麈゚\10取゚趣゚諏゚娵゚01衆。[シュゥ]\10朱゚殊゚珠゚侏゚茱゚銖゚株'\10須゚鬚゚\10繻゚\50守。狩。[シウ]\50手。[シウ]\50酒。[シウ]\50首。[シウ]\50修。[シウ]\ |
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
橦 (とぅ/づぅ) (木名)橦布(とぅふ)
(たぅ/どぅ) (棒) 橦城(どぅじゃぅ)
(しょぅ/しゅ) 橦木(しゅもく)
艟 (たぅ/どぅ) 艨艟(もぅどぅ)
撞の[慣]しゅ は 橦(しょぅ/しゅ)
由來と思はれる
橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先 |
| 【じゅ】 |
じゅ | zio | 03z從(従从)。[ショゥ]\03z頌。[ショゥ]\10z樹。\10z需'r儒゚嬬゚濡゚孺゚襦゚\10z戍'\10z聚'\50z受'授。綬。[シウ]\50z呪(咒)'[シウ]\50z就。[シウ]\50z壽(寿)。[シウ]\ |
| 【しゅう】 |
しう | siu | 50囚゚泅゚\50周゚週゚\50州゚洲゚酬゚\50秀゚銹゚\50秋(龝穐)゚萩゚啾゚楸゚鞦゚愁'甃'+35湫'36鍬'\50繍(綉)゚\50臭゚\50舟゚\50酋゚遒(逎)゚鰌゚\50醜゚蒐'\50祝゚\50袖゚岫゚\50鷲゚就゚01蹴'[シュク]\50售゚讎(讐)゚\50收(収)゚\50羞゚\50脩゚修゚\【50驟'】\ |
しふ | sip | 53執:\53拾゚\53習゚褶゚\53襲゚\53輯゚葺:緝:楫゚\53集゚\ |
しゅう | sio | 【10聚'[シュ]】\ |
しゅぅ | siong | 01終゚柊゚螽゚\01衆゚\01嵩゚\01菘゚\02宗'\ |
| 【じゅう】 |
じう | ziu | 50r【柔゚蹂゚鞣゚】\50z獸(獣)'\ |
じふ | zip | 53z拾。\53z十。什。汁'r廿゚\53z澀(渋澁)'\ |
じゅぅ | ziong | 01z充'銃'\01r戎゚絨゚\03z從(従从)'縱(縦従從)'\ |
ぢう | diu | 50n狃゚\【50n糅゚】\ |
ぢゅう | dio | 10d住。\51d頭"\ |
ぢゅぅ | diong | 03d重。\ |
▼丶駐註 (ちゅう/ちゅう)
柱住 (ちゅう/ぢゅう)
主麈注 (しゅ/す) (注ちゅうは慣用音)
往(わぅ)の形聲音符は主(しゅ)ではない |
- じゅぅたむ【絨毯】
- 舊假名じゅぅたん「絨緞(じゅうたん)」とも書くが、假名遣は一致しない。「絨」の形聲音符は「十(じふ)」ではない。
| 【しゅく】 |
しゅく | siok | 01叔゚淑゚菽:俶:\01夙゚\01宿゚縮゚蓿゚\01祝:\01槭゚蹙゚\01倏:\01肅(粛)゚\ |
- しゅくぐゎん【宿願=夙願】シュクガン〔同源〕
- 「宿(しゅく)」「夙(しゅく)」。
- じゅごん【儒艮】〔動物〕
- しゅじゅ【侏儒】〔聯綿〕
- 「-u」の雙聲字。∴『侏儒の言葉』(芥川龍之介)
- じゅず【數珠】〔近02〕
- ←「數(す/しゅ)+珠(しゅ/す)」。∴苛高の〜を押揉む。
- しゅぜんじ【修禪寺・修善寺】〔地名〕
- 伊豆の寺名。温泉地としても著名。寺名は「修禪寺」。町名は「修善寺町」。「禪」「善」ともに「ぜん」。∴『修善寺物語』。
- しゅたら【修多羅】〔佛教〕
- 「スートラ」は經典の意。「しゅ」は『修(しう)』の呉音。このため漢音「しゅう」と考へやすいが、「しゅう」は本來「スング」のやうな音であった。∞あしゅら(阿修羅)。∞どしょうまち(道修町)。∴〜の聲も川風も(蝉丸)。
| 【じゅつ】 |
じゅつ | ziot | 22z恤'\22z戌'\22z朮。術。述。\ |
- ジュディ・オング【翁倩玉】〔姓名〕
- 臺灣の歌手名。→「翁(をぅ/う)」←オング。
- しゅてんどぅじ【酒呑童子・酒顛童子】〔姓名〕
- 「呑(とん)」「顛(てん)」。∴大江山の〜。
| 【しゅん】 |
しゅん | sion | 22俊:峻:竣:駿:悛:浚:逡:\22春:惷:蠢:\22舜:瞬:蕣:\22旬゚徇゚洵:詢:\22隼:\22濬:\22諄:\22雋:儁:\ |
- しゅん【舜=俊】〔同源〕
- 「帝舜」「帝俊」は古代の帝王の稱。
| 【じゅん】 |
じゅん | zion | 22r閏゚潤゚\22z准'準(凖)'\22z旬。殉。徇。恂'洵。筍(笋)'荀'詢'\22z盾。循。楯。\22z純。\22z巡。\22z遵'\22z順。馴。\22z隼'\22z蓴。\22z鶉。諄'淳。醇。\ |
- しゅんじゅん【逡巡=蹲循】
- ∞「ためらふ(逡巡=蹲循)」。
- じゅんじょ【純如=淳如】
- ∞「すなほ(純=淳)」。
- しゅんせつ【浚渫】
- ∞「さらふ(浚渫)」。
| 【しょ】 |
しょ | sio | 09且゚砠゚苴゚雎゚\09杵:\09黍:\09初゚\09所。\09庶:41蔗'\09署゚薯゚暑:渚:緒゚曙゚諸:藷:\09書:\09恕:\09處(処):\09墅(野)゚\09嶼゚\09胥゚\09蔬。\ |
| 【じょ】 |
じょ | zio | 09z助。鋤。耡。\09z序。抒。\【09z徐。敍(敘叙)。】\【09r汝゚如゚洳゚茹゚z恕'絮'】\09z舒'\ |
ぢょ | dio | 【09n女゚】\【09d除。】\ |
▼女(ぢょ)汝如洳茹恕絮(じょ)奴努怒孥弩駑呶帑(ど)
▼「余」を形聲音符にする字はサ行とタ行に大きく
分れる。特に舒徐敍(じょ)と除(ぢょ)は、濁音に
なるため紛れやすい。
余餘畭 (よ/よ )
(さ)畭舍(舎)捨(しゃ/しゃ)
斜 (しゃ/じゃ)
舒 (しょ/しょ[慣]じょ)
徐敍(叙敘)蜍(しょ/じょ)
(た)除 (ちょ/ぢょ[慣]ぢ)
(掃除さうぢ、除目ぢもく)
茶(荼) (た /ぢゃ[慣]だ、ちゃ[唐]さ)
荼 (と/ど )
途塗 (と/づ、ど) |
- ジョイ・ウォン【王祖賢】〔外來〕
- 香港の女優。廣東語は
| 【しょう】 |
しゃぅ | siang | 42傷:殤:觴:\42匠゚\42商:\42尚゚嘗(甞)゚掌:裳゚賞:償゚敞:廠(厰):\42昌:唱:娼:菖:倡:猖:46晶。\42祥゚詳゚庠゚翔゚\42章:彰:樟:障:璋:嶂:瘴:\42象゚\42上゚\42相゚湘゚廂゚\42牀'床。莊(荘庄)。裝(装)。將(将)゚蒋゚醤゚奬(奨)゚漿゚獎゚鏘゚\42薔゚檣゚牆(墻)゚\42餉:\44生。笙。+47猩。星。46姓。性。\46 44省。\46井(丼)。\【46正。鉦。政。】\46聲(声)。\47青。46清。精。\ |
しょぅ | siong | 03衝゚鍾゚踵゚\03訟゚頌゚松(枩)゚淞゚鬆゚\03從(従从)゚慫゚聳゚蹤(踪)゚\03悚゚竦゚\03橦゚鐘゚憧゚\03舂゚\03誦゚\48勝:\48升:昇:陞:\48承゚拯:\【48症:】\48稱(称):\48證(証):\ |
せう | siau | 35嘯:瀟:簫:蕭:\36召:招:沼:紹゚詔:劭゚邵゚韶゚昭:照:\36小:少:37抄。炒。鈔。\36焦:樵゚礁:蕉:憔゚鷦:\36笑(咲):\36肖:宵:消:硝:峭:悄:誚゚逍:銷:霄:+37鞘:哨:鮹:37稍。梢。\36愀:\36椒:\36燒(焼):\ |
せふ | siap | 56妾:+58霎:\56捷゚睫:\56渉゚\56囁:顳'懾:\57燮:\57浹:\ |
▼正証鉦政(しゃぅ)、症(しょぅ)
証は (せぃ/しゃぅ・いさめただす)だが、一般に
證 (しょぅ/しょぅ) の略字として用ゐられる。
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
橦 (とぅ/づぅ) (木名)橦布とぅふ
(たぅ/どぅ) (棒) 橦城どぅじゃぅ
(しょぅ/しゅ) 橦木しゅもく
艟 (たぅ/どぅ) 艨艟もぅどぅ
撞の([慣]しゅ) は 橦(しょぅ/しゅ)由來か。
橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先
▼聶を音符とする形聲文字は サ行とタ行に分れる。
聶躡鑷 (でふ/ねふ)
顳 (ぜふ/ねふ[慣]せふ)
囁懾攝(摂)(せふ/せふ)
(但し攝(摂)は促音化して[慣]せつ となる) |
| 【じょう】 |
じゃぅ | ziang | 42z嘗(甞)。常。\42z上。\42z状。43奘(弉)'\【42z襄'驤'r壤(壌)゚攘゚穰(穣)゚禳゚讓(譲)゚】\46z情。靜(静)。\46z成。城。盛。晟。\46z淨(浄)。\ |
じょぅ | ziong | 03r冗゚\03r茸゚\48z丞。烝'蒸'\48z乘(乗)。剩(剰)。\48r仍゚\48z繩(縄)。\ |
ぜう | ziau | 36r擾゚\36r繞゚蕘゚遶゚饒゚\ |
ぢゃぅ | diang | 42d丈。杖。仗。\42d場(塲)。\42n娘゚\【42n釀(醸)゚孃(嬢)゚】\47d定。錠。34諚'\ |
でう | diau | 35n嫋゚\35n嬲゚\35d條(条)。38d絛'\ |
でふ | diap | 56n聶゚躡゚鑷゚\57d疉(畳疂疊)。\ |
▼襄驤壤(壌)攘穰(穣)禳讓(譲)(じゃぅ/にゃぅ)
釀(醸)孃(嬢) (ぢゃぅ/にゃぅ)
曩嚢 (だぅ/なぅ)
漢音の ザ行ダ行共に、呉音の ナ行となる事あり
假名遣判別の役にはたたない
▼聶を音符とする形聲文字は サ行とタ行に分れる。
聶躡鑷 (でふ/ねふ)
顳 (ぜふ/ねふ[慣]せふ)
囁懾攝(摂)(せふ/せふ)
(但し攝(摂)は促音化して[慣]せつ となる) |
- じょぅ【判官】
- 「丞(じょぅ)」の音による。官職により「祐・弁・進・允・佑・忠・尉・監・掾・主政・從」などとも書く。特に「尉(ゐ・じょぅ)」は廣く使はれる。∞はうぐゎん(判官)、∞じょぅびたき(尉鶲)。∞うける(承)∞さくゎん(主典)∴檢非違使〜源九郎義經。
- しょぅさん【稱讚】ショウサン〔同源〕
- 「賞讚(しゃぅさん)」も類義字だが假名遣が異る。∴功績を〜する。
- しょぅにゅうどぅ【鍾乳洞】
- ∞つく(鍾)。
- じょぅびたき【尉鶲】〔動物〕
- ∞じょぅ(判官)。
- しょぅよぅ【從容=慫慂】ショウヨウ〔聯綿〕
- 「-ong」の疉韻字。「容」「慂」ともに「よぅ」。∴〜として死地に趨く。
- しょぅろ【松露】〔植物〕
- ∞しめぢ(占地)。∴〜の吸物。
- じょうろ【如雨露】
- ポルトガル語。∴〜で花に水を遣る。
- しょかん【書翰=書簡=書柬】
- ∞「てがみ(簡=柬)」。
| 【しょく】 |
しょく | siok | 01謖'48稷゚\03蜀゚燭゚觸(触)゚囑(嘱)゚矚゚\03贖゚\48拭゚軾゚\48殖゚埴゚植゚\48織゚職゚\48色'\48食゚蝕゚飾(餝)゚\48喞゚\48嗇'穡'\48寔゚\48昃'\ |
| 【じょく】 |
じょく | ziok | 03r辱゚溽゚縟゚蓐゚褥゚\ |
ぢょく | diok | 04d濁'\ |
- しょげる【悄氣】
- 「悄」は「せう」。∴まさかの落選で悄氣てゐる
- じょじょに【徐々に】〔疉字〕
- ∴〜恢復に向ふ。
- しょっちゅう【】
- ←「初中後(しょちゅぅご)」。∴遲刻は〜。
- じょっぱり【】〔表音〕
- (津輕方言)「意地っ張り」の轉なら「ぢょっぱり」、「強情っ張り」なら「じょっぱり」か。
- しょひこ【背負子】ショイコ
- ∞おひずる(笈)∴背負ひ(籠)一杯の山菜
- ションガイナ【】〔表音〕
- 端歌『梅は咲いたか』(仕方ないな)。
- じょんがら【】〔表音〕
- 青森縣。津輕じょんがら節。
- しょんべん【小便】
- ←「せうべん」。∴連小便(つれしよん)
- じらい【爾來=自來】
- ∞「より(自=爾)」。
- じらす【】〔近01〕
- ∞じれる。∴散々焦らした揚句縁談を斷る。
- しらぬひ【不知火】シラヌイ〔地名〕
- 熊本縣飽託郡。
- しらみ【虱・蝨】〔同源〕
- 「虱(しつ)」「蝨(しつ)」は同字。∴〜つぶしに、萬年床に蚤・虱が湧く。
- しらを【白魚】シラオ〔近07〕
- ∴〜のやぅな指。
- じりじり【】〔恆8-2〕
- ∴夏の太陽が〜と照りつける。
- じりひん【じり貧】
- ∴〜かどか貧か(東條英機)。
- しりへ【後方】シリエ
- ←「尻+方(へ)」。∴前に聳え後方にささふ(箱根八里)
- しりべし【後志】〔地名〕
- 北海道の支廳名。「しりへ(後)」の訓讀みを宛てたものと思はれる。「しりえ」ではないことがわかる。
- しりめつれつ【支離滅裂】〔聯綿〕
- 「-i」「-et」の疉韻字。
- しるし【表・標】〔同源〕
- 「表的=標的(へうてき)」∴千成瓢箪の馬標(うまじるし)
- しるし【證=徴】〔同源〕
- 「證(しょぅ)」「徴(ちょぅ)」
- じれったい【】〔近01*〕
- ∴なぜ反論しないのか、じれったい
- しれもの【痴・癡】〔同源〕
- 「痴(ち)」「癡(ち)」は同字。∴風流の癡れ者(奧の細道)
- じれる【焦】
- ∞じらす。
- しろい【白】〔近12・13〕
- ∴白い白い花が咲いたよ(枳殼の花)
- しろい【皓=皎=〓=〓=〓】〔同源〕
- 「皓(かう)」「皎(かう)」「〓(かう)」「〓(かう)」「〓(かう)」∴明眸皓齒(かうし)。
- しろうと【素人】〔恆2〕
- 「しろひと」のウ音便。∞くろうと(玄人)。∴素人の哀しさ、そこまで及ばない
- じろじろ【】〔恆8-2〕
- ∴足の爪先までじろじろ見る
- しろたへ【白妙】シロタエ〔近14〕
- ∴白妙の袖の別れ(定家)
- じろり【】
- ∴じろりと横目で睨む
- しわ【皺】〔近04・05・恆1〕
- ∴顏に皺を寄せる
- しわい【吝】〔近04*・恆1〕
- ∴あの〜婆さんが金を出すとは。
- しわけ【仕分】〔恆1〕
- ∴複式帳簿の基本は仕譯帳。
- しわざ【仕業】〔近04・恆1〕
- ∴いみじき好き者の仕業や(伊勢物語)。
- じわじわ【】〔恆8-2〕
- じわり。∴〜と首位に迫る。
- しわる【】〔近04*〕
- ∴枝が〜。
- しをしを【】シオシオ
- ∴志空しく〜と立去る。
- しをに【紫苑】シオニ〔近08〕
- →「苑(をん)←をに」。∞しをん(紫苑)
- しをはす【爲終す】シオワス
- 「∞しおほせる」と誤りやすい。
- しをらし【可憐】シオラシ〔近08*〕
- ∴〜いことを言ふ。
- しをり【栞】シオリ〔近07*・08〕
- ←「枝+を(折)り」∴本に〜を夾む。
- しをれる【萎】シオレル〔近07*・08・恆3〕
- ∴吹くからに秋の草木のしをるれば(文屋康秀)。
- しをん【紫苑】シオン〔近08〕
- 古稱「しをに」。「苑(をん)」。∴『紫苑物語』(石川淳)。∴春〜。
| 【しん】 |
しむ | sim(舊假しん) | 53侵:浸:寢(寝):駸:\53審:瀋:\53心:芯:沁:\53森:\53深:\53針:\53岑゚\53忱゚\53怎:\53斟:\53滲:蔘:\53蕈゚\53譖(譛僣僭):簪:\53讖:\53鍼:箴:\ |
しん | sin | 21信:\21新:薪:親:襯:\21申:伸:紳:呻:神゚\21秦゚23榛:臻:蓁:\21臣゚\21診:疹:畛:袗:軫:\21身:\21辛:\21進:\21辰゚娠:振:震:賑:宸゚晨゚蜃゚+22唇'22脣'\21津:\21哂:\21晉(晋):縉:\21眞(真):愼(慎)゚瞋:嗔:槙:\21齔:\46請"[セィ]\ |
▼審瀋(しむ)、釆番(はん)
▼診疹畛袗軫(しん) などはサ行、珍趁(ちん)は
タ行に分れるが(じん)(ちん)など濁音にはならぬ
ため、假名遣の問題は發生しない。
診(ちん/ぢん)、疹(ちん/ちん) の音もあるが、
常用音ではない。
彡(せむ) 衫杉參慘驂(さむ) 滲蔘(しむ) などとは
系統が異なる。 |
| 【じん】 |
じむ | zim(舊假じん) | 53r壬゚衽(袵)゚荏゚\53z尋。潯。54d蕁'\53z甚。54糂'\53r稔゚\ |
じん | zin | 21z神。\21z臣。腎。\21r人(儿)゚\21r仁゚\21r刃(刄)゚仞゚仭゚靱(靭)゚\21z訊'迅'\21z盡(尽)。儘(侭)。燼。贐。\ |
ぢむ | dim(舊假ぢん) | 53d沈。\ |
ぢん | din | 21d塵。\21d陣。\ |
▼壬衽(袵)荏(じむ)、賃(ちむ)
▼沈 (ちむ/ぢむ)、(例)沈香ぢむかぅ
(しむ/しむ)、姓や地名、
(例)沈徳潛しむとくせん、沈約しむやく
遼寧省瀋陽(しむやぅ)を「沈陽」と書くことあり |
- シンガポール【新加波】〔外來〕
- →「加(か)」。「星嘉波」は舊譯。略稱「星州」。
- じんぐぅくゎうごう【神功皇后】ジングウコウゴウ〔姓名〕
- 「功」は呉音「く」。∴〜三韓征伐の伝承。∞おさながたらしひめ(息長足姫)。
- シンシャンウィグル【新疆維吾爾】〔外來〕
- →「疆=境(きゃう)←キャング」「維(ゐ)」。「新疆」とは新しい領土の意。∞さかひ(疆=境)。
- しんじる【信】〔恆8-1〕
- ∴信じて疑はない。
- しんぢこ【宍道湖】シンジコ〔地名〕
- しし(宍・肉)+みち(道)+湖。∴〜の蜆
- しんぢまへ【死】シンジマエ
- 死んでしまへ。∴豆腐に頭打附けて〜。
- しんぢゅう【心中】シンジュウ〔恆6〕
- ∴曽根崎〜(近松)。
- しんぼう【辛抱】
- 「辛棒(しんぼう)」とも。「抱(ほう/ぼう)」「棒(はぅ/ぼぅ)」。偶然に字音假名遣は共通するが、原音は相當に隔たる。∴〜強い性格
- しんまい【新米】
- ←「しんまへ(新前)」。語源を尊重すれば「しんまひ」か。∴新米のくせに生意氣だ
- じんもん【訊問】
- 「尋問(じむもん)」は書き換へ字。假名遣は合はない。
| 【す】 |
す | so | 07子"\10主。\10諏。\10須。\10雛゚\10數(数)゚\11素。\50守。[シウ]\ |
- す【爲】〔近21〕
- 文語サ變動詞。∴すべからく…すべし。
| 【ず】 |
ず | zo | 07z事(亊)"\ |
づ | do | 10d廚(厨)。\11d杜。\11d圖(図)。\51d豆。逗。頭。荳。\ |
- ず【】〔近19〕
- 變格動詞、應ず、講ず、混ず∴候ずるにて候
- ず【】〔恆8-2〕
- 助動詞
- すあを【素襖】スオウ
- ←「襖」の字音「あう」だが、「∞あを」とも。同樣例に「∞ばせを(芭蕉)」。∴登城には〜を着用。
| 【すい】 |
すい | soi | 05吹:炊:\05垂(埀)゚睡゚捶:陲゚錘'\05惴:\06出:\06帥:\06水:\06翠(翆):悴(忰)゚瘁゚粹(粋):醉(酔):萃゚膵'\06衰:榱:\06遂゚燧゚邃:隧゚\06彗゚\06穗(穂)゚\06綏:\06騅:錐:誰゚推:椎:雖:\ |
| 【ずい】 |
ずい | zoi | 05z瑞。\05z隋。髓(髄)'隨(随)。\06r蘂(蕊蕋)゚\ |
▼隋髓隨(ずい)、惰橢楕墮(だ)、
▼瑞 (ずい)、湍端 (たん)、 |
- すいぎう【水牛】スイギュウ舊假名すゐぎう〔動物〕
- すいくゎ【西瓜】スイカ舊假名すゐくゎ〔植物〕
- さい(西)+くゎ(瓜)∴〜割。
- ずいずいずっころばし【】〔表音〕
- ∴〜胡麻味噌ずい。
- すいせん【水仙】〔植物〕
- ∴『水仙』(太宰治)。
- ずいと【】〔恆8-2〕
- 「づ」も可∴隅から隅まで〜(口上)
- すいれん【睡蓮】舊假名すゐれん〔植物〕
- ∴池の〜。
| 【すう】 |
すう | sou | 10數(数)'[ス.サク]\10樞(枢)'[シュ]\10芻(蒭)'雛'趨'50鄒゚\50陬゚\ |
すぅ | song | 01崇'\01嵩。\ |
- すう【据】〔近18・09〕
- 文語下二段動詞。∞すわる(坐)、∞すゑる(据)
- ずうんと【】
- ←ずっと。∴〜金をはづむ。
- すえ【末江】〔地名〕
- 福岡縣京都郡犀川町(〒824-0204)の地名。「末」は「すゑ」。「江」は「え」なれど本來ヤ行。「すゑ+え」だが假名遣は恐らく「すえ」。
- すえる【饐】〔近15・恆4〕
- ∴古飯の饐えた臭ひ。
- ずかずか【】〔恆8-2〕
- 「づ」も可。∴〜と上(あが)り込む。
- ずかりと【】
- 謠曲の發聲表現の一種。
- すくない【尠=鮮】〔同源〕
- 「鮮少=尠少(せんせう)」。「尠(せん)」の偏は「甚(じむ)」だが「せむ」とはならない。∴巧言令色鮮いかな仁(論語)。
- すくも【宿毛】〔地名〕
- 高知縣(土佐國幡多郡)の市名。→「毛(もう)」。
- すぐれる【俊=儁】〔同源〕
- ∴英雋=英俊(えぃしゅん)。俊乂=儁乂(しゅんがい)。
- すげえ【凄】〔表音〕オイ
- →エエ。∴〜化者が現れやがった。
- すけそぅだら【介宗鱈】〔動物〕
- 介黨(すけたぅ)とも。
- すけべぃ【助平】スケベエ
- 「助兵衞」なら「すけべゑ」。∞じむべぃ(甚平)。∴〜根性が禍ひする。
- すごろく【雙六】
- →「雙(さぅ)←サング」∴兵隊〜。
- すさのを【素戔嗚尊・須佐之男命】スサノオ〔姓名〕
- 神名。→「戔(さん)」「嗚(を/う)」。
- ずしずし【】〔恆8-2〕
- ずしんと【】〔恆8-2〕
- 「づ」も可。∴〜地響を立てて倒れた。
- すず【錫】〔近03〕
- ∴ブリキは鐵板に〜鍍金(めっき)する。
- すず【鈴】〔近03〕
- ∴猫の首に〜を着ける。
- ずす【誦】〔近03〕
- ←「誦(しょぅ/ず)」。∴誦(ずん)じ給ふ。
- すずき【鱸】〔近03〕
- ∞せいご(〓)。∴夕食は〜の洗ひ。
- すずし【生絹】〔近03〕
- ∴〜の單衣(ひとへ)。
- すずしい【涼】〔近03・同源〕
- 「清涼(せぃりゃぅ)」は「-ang」の疉韻字。「清(せぃ/しゃぅ)」「涼(りゃぅ/らぅ)」。∴清涼殿。∴涼しげな眼をした若者。
- すずしろ【大根】〔近03〕
- ∴芹、薺(なづな)、御形(おぎゃぅ)、はこべら、佛座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)(春の七草)。
- すずな【菘】〔近03〕
- すすむ【晉・進】〔同源〕
- 「晉」「進」共に「しん」∴進むを知りて却くを知らず。
- すずめ【雀】〔近03〕
- ∴〜百まで踊り忘れず。
- すすめる【薦・饌】〔同源〕
- 「薦」「饌」共に「せん」。神にすすめる意。∴酒を〜。
- すずらん【鈴蘭】〔植物〕
- すずり【研=硯】〔近03・同源〕
- 「研」「硯」共に「けん」日くらし〜に向ひて(徒然草)。
- すすりなく【歔欷】
- ∞なく(戯欷)。
- すする【啜=〓】〔同源〕
- 「啜(せつ)」「〓(せふ)」。いづれも「チャプチャプ」と物をすする際の擬音であった。
- すずろ【漫】〔近03〕
- ∴頭中將の〜なる空言(枕草子)。
- ずたずた【】〔恆8-2〕
- 「つだつだ」の轉で「づたづた」とする説もあり。∴〜に切り裂く。
- すぢ【筋】スジ〔近01・02・恆6〕
- ∴青〜揚羽。∴あの子役はなかなか〜が良い。
- ずっと【】〔近03・恆8-2〕
- ∴電卓の方が〜簡單だ。
- ずつない【】〔表音〕
- ←術ない(關西方言)。
- すでに【已・以】〔同源〕
- 「巳(し)、己(き/こ)、已(い)」の三字は混同しやすい。憶え歌に「巳(み)は上に、おのれ己(つちのと)下につき、すでに已(やむ)已(のみ)半ばにぞつく」とある。∴已往=以往(いわぅ)。∴已前=以前(いぜん)。
- ずどん【】〔表音〕
- ∴〜と一發。
- すなはち【即】スナワチ〔近04*〕
- ∴レバ則(すなはちの書分け)
- すなほ【純=淳】スナオ〔同源〕
- ∴純如=淳如(じゅんじょ)。∴芳醇=芳純(はぅじゅん)。
- ずぬける【】
- ずばぬける、「頭拔ける」は宛字。「頭(とう/づ)」とは假名遣が合はない。∴〜て才能があった。
- すは【感動詞】スワ〔表音〕
- ←そ+は助詞、∴〜鎌倉。
- すは【諏訪】スワ〔近04〕
- 長野縣(信濃國)の郡名。「訪(はぅ)」。∴〜湖のお神渡(おみわたり)。
- ずはいがに【】ズワイガニ〔動物〕
- ←∞すはえ(梢)。
- すはぅ【周防】スオウ〔地名〕
- 舊國名。「周(しう/す)」「防(はぅ/ばぅ)」。古名「すは」。
- すはぅ【蘇芳】スオウ〔植物〕
- ∴〜色。∴〜の机。
- ずはえ【條・梢】ズワエ〔近03*・16〕
- ∞ずはいがに。
- ずばずば【】〔恆8-2〕
- ∴思ったことを〜言ふ。
- すひかづら【忍冬】スイカズラ〔植物〕
- ←「吸ひ+蔓」。∴幽靈の消えた先は忍冬の生ひ茂る忍冬。
- すふ【吸=〓】スウ〔同源〕
- 「吸(きふ)」「〓(きふ)」。「呼吸(こきふ)」は日本漢字音ではカ行に譯されたが、元々は「フーヒプ」のやうな音で、呼吸の音から來てゐる。呼吸はまた「嘘吸(きょきふ)」とも。∞なく(歔欷)。
- ずぶずぶ【】〔恆8-2〕
- すべる【總・綜】〔同源〕
- 「總合=綜合(そぅがふ)」∴兵を統べる
- ずぼら【】〔恆8-2〕
- ∴あんなずぼらな男とは附合ふな。
- ずぼんぼ【】〔表音〕
- 淺草神社の玩具。また獅子舞の囃し言葉。
- すまひ【住ひ】スマイ
- 「すまゐ(住居)」は宛字にして、假名遣が合はない。∴お〜はどちらですか
- すまふ【相撲】スモウ
- 以前は動詞「すまふ」の名詞形「すまひ」のウ音便で「すまう」とされたが、近年は終止・連體形による名詞形「すまふ」とされる。∴お〜さん。
- すみのえ【住吉神社】〔地名〕
- ←住之江。∴〜の岸に寄る波よるさへや(藤原敏行朝臣)。はや住之江に著きにけり(高砂)。
- すむ【逗=住=駐】〔同源〕
- 「逗(とう/づ)」=「住(ぢゅう)」=「駐(ちゅう)」。「投宿(とうしゅく)」をまた「逗宿(とうしゅく)」とするが、同源かどうかは未詳。
- すむ【棲=栖】〔同源〕
- 「棲(せい)」=「栖(せい)」。「兩棲(せい)類」を「兩生(せぃ)類」と書き替へた場合、假名遣は偶然一致するが「棲」と「生」の原音は全く異る。∴水底に棲(す)む魚
- ずら【靜岡方言】〔表音〕
- ∴蛙が鳴くんで雨ずらよ(茶切り節)
- ずらかる【】
- ∴まんまと〜
- ずらりと【】〔恆8-2〕
- ∴〜竝ぶ
- する【爲】〔近22〕
- 口語サ變動詞
- ずるい【狡猾・巧黠】〔近03*・同源〕
- 「狡猾(かうくゎつ)」≒「巧黠(かうかつ)」∴狡賢い
- ずるずる【】〔恆8-2〕
- ∴その儘ずるずると居坐る。∴ずるずるべつたりに世帶を持つ
- するどい【銛・尖】〔同源〕
- 「銛鋭=尖鋭(せむえい)」∴鋭い切っ先、眼附きの鋭い男
- スワトウ【汕頭】〔外來〕
- 福建省の地名。「汕」が「スワ」となるのは福建音。→「頭(とう)」。∴〜刺繍。
- すわる【坐】〔近04・恆1〕
- ∞すゑる(据)。∴お坐り下さい。
- すゑ【周淮】スエ〔地名〕
- 千葉縣(上總國)の郡名。『舊事本紀』に「須惠國造」←「淮(ゑ)」「惠(ゑ)」。
- すゑ【須惠・陶】スエ〔近14〕
- 青黒い素燒。→「惠(ゑ)」∴須惠器。∴陶晴賢(戰國武將)。
- すゑ【末】スエ〔近14・15・恆4〕
- ∞すえ(末江)。∴〜は博士か大臣か。∴末廣がり。
- すゑもの【陶器】スエモノ〔近14〕
- すゑき。
- すゑる【据】スエル〔近14・恆1・4〕
- ワ行下一段動詞。∞すわる(坐)。∞つくえ(机)。∴肚を据ゑる。灸を据ゑる。
- スンガリー【松花江】〔外來〕
- 「松(しょう)←スング」「花(くゎ/くゑ)」。
- ずんぐり【】〔恆8-2〕
- ∴〜した體形。
- ずんずん【】〔恆8-2〕
- ∴仕事がが〜捗る。
- ずんどぅ【寸胴】
- ∴寸胴型の埴輪
| 【せ】 |
せ | sia | 05施。\13世(丗)。[セイ]\ |
| 【せい】 |
せい | siai | 12犀゚\12凄゚棲゚悽゚淒゚萋゚\12西゚栖゚\12嘶゚\12壻(婿聟)゚\12韲(齏)゚\12齊(斉)゚齎゚擠゚濟(済)゚臍゚躋゚霽゚\13歳゚\13世(丗)゚\13制゚製゚掣゚\13勢゚\13逝゚誓゚\ |
せぃ | siang | 44生゚甥゚+46牲゚46姓゚性゚旌゚47星゚醒゚惺゚腥゚47 44猩゚\46 44省゚\46井(丼)゚穽゚\46成゚盛゚誠゚晟゚筬゚\46正゚征゚政゚整゚\46聖゚\46聲(声)゚\47青゚46蜻゚46情゚晴゚清゚精゚請゚靖゚睛゚菁゚靜(静)゚42錆'\ |
- せい【背】
- 現代假名遣で「え」の長音は、主として和語「ええ」字音「えい」となる。しかしながら「せい」は明らかに和語「せ(背)」の長音であるにもかかはらず「せえ」とはなってゐない。∞「ねえさん(姉)」∴〜の丈。五月五日の〜比べ。
| 【ぜい】 |
ぜい | ziai | 13脆'\13毳'\13筮'噬。\13蛻'説'税'\13贅'\ |
- せいご【〓】〔動物〕
- ∞鱸(すずき)の幼名。
- ぜいご【】
- 鰺類の側線上にある鱗。ぜんご。
- せいさぅ【悽愴】〔聯綿〕
- 「s-」の雙聲字。∴悽愴とした冬山の空氣
- せいそく【棲息=栖息】
- ∞「すむ(棲=栖)」。
- せいの【齊】
- 物を持上げる時などの掛け聲。←「一齊(いっせい)」。∞よいとまけ。∞やこ(邪許=邪呼)。
- せぃろ【蒸籠】
- 「籠(ろぅ)」。「せぃろぅ」とも。∴〜蕎麥
- せぃろか【聖路加病院】
- 病院名。「聖ルカ」の音譯。→「加(か)」。∞セント(聖)。
- ぜいろく【贅六】
- ∴上方(かみがた)〜。
| せう | siau |
35嘯:瀟:簫:蕭:\36召:招:沼:紹゚詔:劭゚邵゚韶゚昭:照:\36小:少:37抄。炒。鈔。\36焦:樵゚礁:蕉:憔゚鷦:\36笑(咲):\36肖:宵:消:硝:峭:悄:誚゚逍:銷:霄:+37鞘:哨:鮹:37稍。梢。\36愀:\36椒:\36燒(焼):\ |
|---|
| ぜう | ziau |
36r擾゚\36r繞゚蕘゚遶゚饒゚\ |
|---|
- せうえう【逍遥】ショウヨウ〔聯綿〕
- 「-eu」の疉韻字。∞しょうよう(從容)。
- せうさう【焦燥】ショウソウ〔聯綿〕
- 「s-」「-au」∴〜感に驅られる
- せうしゃ【瀟洒=瀟灑】ショウシャ
- ∞「そそぐ(洒・灑)」。
- せうそこ【消息】ショウソコ
- →「消(せう)」∴〜なし。
- せうでう【蕭條】ショウジョウ〔聯綿〕
- 「-eu」の疉韻字。ものさびしい意。「蕭寥(せうれう)」とも。∴〜たる秋の枯野。∴〜として石に日の入る枯野かな(蕪村)
| 【せき】 |
せき | siak | 45責'46蹟(迹)゚磧゚05 46積'47績゚勣゚\46隻゚\46席゚蓆゚蹠゚\46斥゚\46昔゚惜゚籍゚藉゚\46石゚跖゚碩゚\46脊゚瘠゚蹐゚鶺゚\46赤゚螫゚\46跡゚\46夕゚汐゚\47寂゚\47戚゚\47析゚蜥゚晰゚淅゚皙゚\47裼゚\ |
- せきれき【淅瀝】〔聯綿〕
- 「-ek」の疉韻字。風の音。
- せすぢ【背筋】セスジ
- ∴〜を伸ばす。〜が寒くなる。∞せい(背)。
- せちゑ【節會】セチエ〔近14〕
- ∴即位の〜。
| 【せつ】 |
せつ | siat | 13説'\32殺。31刹'\33屑゚\33切゚\33節゚\33截゚\33楔゚\33竊(窃)゚\34洩゚絏゚\34拙゚\34折゚浙゚晢゚\34設゚\34雪゚\34泄゚紲゚\34渫゚緤゚\34薛゚\34褻゚\56接'[セフ]\56攝(摂)'[セフ]\ |
- ぜに【錢】
- 「ぜに」は「錢(せん)」の字音に由來する。∴惡錢身に着かず。∴錢形平次捕物帳。
| せふ | siap |
56妾:+58霎:\56捷゚睫:\56渉゚\56囁:顳'懾:\57燮:\57浹:\ |
|---|
- せふ【少輔】ショウ
- 「少輔」は本來「せうふ」だが詰って「ショウ」または「ショウユウ」と讀むこともあり。假名遣は「せう」であるとの説も。∞ぢぶに(治部煮)。∴治部〜石田三成。
- せふふく【懾伏=慴伏】ショウフク
- ∞「おそれる(懾=慴)」。
- せふれふ【捷獵】ショウリョウ〔聯綿〕
- 「-ep」の疉韻字。あひ續くさま。
- せふれふ【渉獵】ショウリョウ〔聯綿〕
- 「-ep」の疉韻字。∴萬卷の書を〜する
- せまい【阨=隘】〔同源〕
- ∴阨巷=隘巷(あいかぅ)。
- せまる【逼迫・薄】〔聯綿・同源〕
- 「逼迫(ひっぱく)」は「h-」の雙聲字。「ひつ」は「逼(ひょく/ひき)」の慣用音。∴死が旦夕(たんせき)に迫る
- せみ【蝉】〔音訓〕
- 「蝉(せみ)」は訓、字音は「せん」。字音「せむ」から「せみ」となったわけではない。∴岩にしみ入る〜の聲(芭蕉)。
| せむ | siam(舊假せん |
56占:\56尖:\56染'\56閃:\56僉:簽:\56暹:\56殲(殱):籤(籖):孅:纖(繊纎):\56潛(濳潜)゚57僭(僣):\56蟾:瞻:贍゚\56銛:\56陝:\59芟。\ |
|---|
| ぜむ | ziam(舊假ぜん |
【56漸。】\56冉゚苒゚髯゚\ |
|---|
- せむえい【銛鋭=尖鋭】
- 舊假名せんえい∞「するどい(銛・尖)」。
- せむらむ【僭濫】舊假名せんらん〔聯綿〕
- 「-am」の疉韻字。
- せゐ【所爲】セイ〔近11*・恆5〕
- 字音「所爲(しょゐ)」から。∴氣の〜か身體が重い。
| 【せん】 |
せむ | siam(舊假せん) | 56占:\56尖:\56染'\56閃:\56僉:簽:\56暹:\56殲(殱):籤(籖):孅:纖(繊纎):\56潛(濳潜)゚57僭(僣):\56蟾:瞻:贍゚\56銛:\56陝:\59芟。\ |
せん | sian | 32疝。34仙:\33茜:\33先:銑:筅:跣:洗:\33千:阡:仟:\33薦:\33倩:\33燹:\33荐:\34串:\34蝉゚嬋゚戰(戦):闡:\34宣:愃:\34川(巛):釧:\34扇:煽:\34栓:詮:痊:筌:銓:\34泉゚線(綫):腺'\34煎:剪:翦:箭:\34旋゚\34穿:\34羨'\34舛:\34船(舩)゚\34選:饌゚+31撰:\34鮮:癬:蘚:\34亘゚\34僊:遷:韆:\34吮゚\34專(専):磚:甎:\34尠:\34孱゚潺゚\34旃:栴:\34淺(浅):踐(践)゚錢(銭):賤(賎)゚餞゚33濺:牋:箋:\34鐫:\34顫:氈:羶:擅゚\ |
- せん【線=綫】〔同源〕
- 「綫」は「線」の異體字。「戔(せん)」「泉(せん)」。
| 【ぜん】 |
ぜむ | ziam(舊假ぜん) | 【56漸。】\56冉゚苒゚髯゚\ |
ぜん | zian | 33前。\34蝉。禪(禅)。\34善(譱)。繕。膳。\34然゚\34全。\34喘'\34涎。\34蠕゚\56漸'[ゼム]\ |
- せんかぅ【銓衡】センコウ
- 「選考(せんかう)」は「銓衡(せんかぅ)←ハング」の書替へ字。偶然に假名遣は一致するが、元の音は相當に隔たる。∴役員〜委員會。
- せんきゃぅ【仙境・仙郷】センキョウ
- 熟語としては同義かつ假名遣も一致するが、「境(さかひ)」と「郷(さと)」は同じ意味とは言へない。
- せんきょ【薦居・荐居】〔同源〕
- 敷物を敷いたテントで生活する意。「薦」「荐」共に「せん」。
- せんけん【嬋妍】
- ∞「うつくしい(妍・娟)」。
- せんざんかふ【穿山甲】センザンコウ〔動物〕
- せんせう【鮮少=尠少】センショウ
- ∞「すくない(尠=鮮)」。
- せんだん【栴檀】〔植物〕
- ∴〜は雙葉より芳し。
- せんぢゅ【千住】センジュ〔地名〕
- 東京都足立區(武藏國足立郡)の地名。古名「千壽」。「住(ぢゅ)」と「壽(じゅ)」は假名遣が合はない。∴〜大橋。
- せんでう【洗滌】センジョウ
- ∞「あらふ(濯=滌)」。
- セント【聖】
- →「聖(せぃ)←セング」。∞ひじり(聖)
- せんにちこぅ【千日紅】〔植物〕
- 百日紅は「さるすべり」。
- ぜんまい【薇・撥條】〔恆5〕
- 「ぜんまき」のイ音便。∴蕨(わらび)〜の山菜料理。∴〜仕掛の柱時計。
- せんりゃぅ【千兩】センリョウ〔植物〕
- ∞まんりゃぅ(萬兩)。∴〜役者。
| 【そ】 |
そ | so | 09岨。狙。咀'沮。疽。齟'阻゚俎(爼)゚詛゚11祖:租゚粗゚組゚徂゚\09疏゚蔬゚梳゚\09疎゚楚゚礎゚\09鼠(鼡)'\11塑゚愬゚溯(遡)゚\11措゚\11素゚\11蘇(蘓)゚酥゚\11訴゚泝゚\11甦゚\11胙゚祚゚\11麁゚\49曾(曽)。[ソゥ]45噌'[サゥ]\ |
▼曾僧層贈甑(そぅ)、噌([漢]さぅ[慣]そ)、 |
- そ【曾】〔表音〕
- 平假名「そ」の原字。「曾(そぅ)」。∴未曾(ぞ)有の難局
| 【そう】 |
さう | sau | 37巣゚樔゚勦゚+36剿'\37爪゚抓゚笊゚\38操:藻:燥:噪:懆:澡:躁:譟:\38早:草:\38曹゚槽゚漕゚糟:遭:\38蚤:掻:騷(騒):\【38嫂:艘:】\38棗:\38竈(竃):\38艸:\50帚'箒'38掃:\ |
さぅ | sang | 04雙(双)゚\【04窗(窓)゚】\42粧(妝)゚\42爽゚\42相。想。箱。霜゚孀゚\42剏゚\42壯(壮)゚莊(荘庄)゚裝(装)゚\43桑:\43倉:蒼:滄:艙:42創゚愴゚瘡゚槍。搶。蹌。44鎗゚\43喪:\43葬:\45爭(争)゚崢゚箏(筝)゚諍゚錚゚\ |
さふ | sap | 54匝゚\54卅゚\54颯゚\58插(挿)゚歃゚\ |
そう | sou | 51奏゚湊゚輳゚\51走(赱)゚\【51叟゚50搜(捜)゚痩゚溲゚】\51嗾゚簇゚\51掫゚\51漱゚嗽゚\51籔(薮藪)゚\ |
そぅ | song | 01叢゚\01送゚\【01匆゚怱゚葱゚偬゚惣゚總(総)゚聰(聡)゚】\02宗゚綜゚淙゚01粽゚\02宋゚\49曾(曽):僧:層゚贈゚48甑。\ |
▼「匆」の音符字で、窗(窓)だけ音が異なる。
匆怱葱偬惣總(総)聰(聡)(そぅ/す )
窗(窓) (さぅ/そぅ)
窗(窓)は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先
惣も怱の形聲文字。忽(こつ) は別字。
▼雙(双)(さぅ/そぅ)
雙(双)は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先
▼竈さう、繩じょぅ、蝿よう
▼叟搜(捜)痩溲そう、嫂艘さう
▼卅 (さふ/そふ)
▼匝 (さふ/そふ)
▼颯 (さふ/そふ[慣]さつ)
▼曾僧層贈甑(そぅ)、噌([漢]さぅ[慣]そ)
▼淙(そぅ/ず、ずぅ)
(さぅ/ぞぅ )(江攝)
一般には「そぅ」の方か。
宗が音符の形聲字は概ね「そ」「そぅ」「しゅぅ」
であり「あぅ」の音になるものは他に無い。 |
- そぅ【僧】〔佛教〕
- 「僧伽」は梵語「サンガ」の音譯。「僧(そぅ)←ソング」とは假名遣が合はない。∞をしゃぅ(和尚)。∴俊寛僧都(づ)
| 【ぞう】 |
ざう | zau | 38造。慥'\ |
ざぅ | zang | 42象。像。\43藏(蔵)。贓(賍)'臟(臓)。\ |
ざふ | zap | 54雜(雑襍)'\ |
ぞぅ | zong | 49増'憎'贈。\ |
▼雜(雑襍)(さふ/ぞふ[慣]ざつ、ざふ)
學研漢和大字典は [慣]ざふ とする。
他の字典でも「ぞふ」は用ゐられない |
- ぞぅがむ【象嵌】ゾウガン
- 舊假名ぞぅがん書き替へて「象眼(ぞぅがん)」とする場合あり、戰前の假名遣としては偶然に一致するが、原音は全く異る。
- そぅしょ【叢書】
- 書替へ字で「雙書(さぅしょ)」とするが、假名遣が異り、また意味上も不適切。「叢(そぅ)」は「くさむら」、「雙(さぅ)」は「ふたつ」の意。
- そうれ【】
- ∴〜御覽。
- そお【囎唹】〔地名〕
- 鹿兒島縣(大隅國)の郡名。「熊襲(くまそ)」の「襲(そ)」から來たものか。『筑前國風土記逸文』に「球磨囎唹」とあり、明らかに「肥前國球磨郡」と「大隅國囎唹郡」を示す。現在は「曾於郡」。古地名などで母音「お」が連續するものは珍しい。∞ほい(寶飯)。
- ソーダ【曹達】
- 音譯漢字。「曹(さう/ざう)」と假名遣は合はない。
- そがふ【十合】ソゴウ〔姓名〕
- 百貨店名の「そごう」は「十合」。「十江(そがぅ)」氏は香川縣の名族。高松市には十江城あり。
| 【そく】 |
そく | sok | 03燭。\03束。01速:\03足。促。04捉。\48即。喞。\48息。熄。\48仄゚\49塞:\49則:48側゚測゚惻゚\ |
| 【ぞく】 |
ぞく | zok | 01族。蔟'鏃'\03粟'\03俗。\03屬(属)。\03續(続)。\49賊(戝)。\ |
- そくひ【續飯】ソクイ
- そっくひ糊。∴〜で手紙の封をする。
- そけえら【其處】〔表音〕
- 「そこいら」の關東方言。
- そこひ【内障】
- 「そこい」とは讀まぬ。∴眼が〜で見るのが不自由。
- そさぅ【粗相】ソソウ
- ∴これは〜を致しました。
- そしゃく【咀嚼】
- ∞「かむ(咀嚼)」。
- そそぐ【洒・灑】〔同源〕
- 「洒」「灑」は同字。音「さい」。∞さらす(晒・灑)∴「瀟洒=瀟灑(せうしゃ)」。∴磨いた刀に水を洒ぐ。
- そそぐ【灌漑】〔同源〕
- 「灌漑(くゎんがい)」は「-k」の雙聲字。∴墓碑に水を灌ぐ
| 【そつ】 |
そつ | sot | 22帥゚\22率゚\27卒(卆)゚猝゚\ |
- そつじ【卒爾=卒而】
- ∞「より(自=爾)」。
- そとば【卒都婆・卒塔婆】〔佛教〕
- 供養塔「ストゥーパ」の音譯。「塔」は卒塔婆の略稱。「塔(たふ)」。能の「卒都婆小町」は「ソトワコマチ」と讀む。
- その【園・苑】〔同源〕
- 「園=苑(ゑん/をん)」∴竹の園生(そのふ)
- そはそは【】ソワソワ
- ∴〜にやにや(銀座かんかん娘)。
- そばへ【戲・日照雨】ソバエ
- 動詞「そばふ(戲れる)」の連用形から、通り雨、狐の嫁入りのこと。
- そびえる【聳】〔近15・恆4〕
- ∞そびゆ(聳)。∴肩を聳やかす。
- そひぼし【房宿】ソイボシ
- 二十八宿の一。添ひ星。
- そびゆ【聳】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞そびえる(聳)。∴雲に〜る高千穗の(紀元節)。
- そへる【添=沾】ソエル〔同源〕
- 「添(てむ)」は本來「沾(てむ)」の俗字。
- そむく【背・倍】〔同源〕
- 「背=倍(はい)」。∴教へに〜。
- そもさん【什麼生・作麼生】〔佛教〕
- 禪語。→「生(しゃぅ)←シャング」。
- そもそもまた【抑亦=噫亦】〔同源〕
- 「抑(よく)」「噫(おく)」「亦(えき/やく)」。
- そら【穹窿】〔同源〕
- 「穹窿(きゅぅりゅぅ)」は疉韻字。
- そらんじる【空】〔恆8-1〕
- ∴契冲は六歳にして百人一首を諳んじた。
- そる【剃=薙】〔同源〕
- 「剃(てい)」「薙(てい)」∴剃髮=薙髮(ていはつ)。
| 【そん】 |
そん | son | 27存゚拵゚栫゚\27孫:遜:\27尊:樽:鱒゚蹲゚\27損:\27村(邨):忖:\27巽:\ |
- そんざい【存在】〔聯綿〕
- 「s-」の雙聲。∴存在と時間(ハイデガー)。
- そんぢょそこら【】ソンジョソコラ
- ←その定(ぢゃぅ)そこら∴〜の品とは譯が違ふ。
| 【た】 |
た | ta | 14太'汰'[タイ]\39他:\39多(夛):\39它:詑゚佗゚\40唾:\40躱:\41咤゚\41岔:\41荼゚\ |
- た【堂】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「堂(だぅ)」二千圓札の裏面に見える。
- た【當】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「當(たぅ)」
| 【だ】 |
だ | da | 14兌'[タイ]\39舵(柁)。陀。沱。駝。鴕。+41蛇'\39駄。\39騨。\39那゚娜゚梛゚\40唾'\40妥'\40惰。橢(楕)'墮(堕)。\40懦゚\40朶'\41拏゚\41拿゚\44打"[ティ]\ |
| 【たい】 |
たい | tai | 12替。\12體(体軆躰)。\14太:汰:\14泰:\14大゚\14帶(帯):13滯(滞)'\18堆:\18退:腿:27褪'[トン]\18隊゚\18對(対):\18鐓゚\18頽゚\19耐'\19待゚\19態:\19戴:\19逮゚靆゚\19代゚岱゚袋゚貸:黛゚玳゚\19台:怠゚胎:苔゚殆゚抬゚紿゚詒゚颱:駘゚\19臺(台)゚擡゚\ |
| 【だい】 |
だい | dai | 12醍。題。\12弟。第。悌。\14大。\14奈゚\18内゚\18餒゚\19代。\19乃゚\19臺(台)。\ |
- だいだい【橙】〔植物〕
- ←代々。
- たいたぅ【駘蕩】タイトウ〔聯綿〕
- 「t-」の雙聲字。∴春風〜。
- たいふ【大夫】タユウ
- 「タユウ」と讀むときは多く藝能や遊里における稱號に限る。元來は「タイフ」と讀み、周代の官職名。特に「ダイブ」とするのは「大輔」との混同を避けるため。一般に字音假名遣は漢字一字ごとに境界があり、「たい+ふ」が「タユウ」となるやうな例は珍しい。∴高尾〜。
- たいま【當麻】〔地名〕
- 奈良縣(大和國葛下郡)の町名。「たぎま」とも。『記履中』に「當岐麻道」。「タング→タギ→タイ」の變化。→「當(たぅ)」∴〜の中將姫。∴當麻蹶速(たいまのくゑはや)。
- たいまい【玳瑁】〔動物〕
- 「-ai」の疉韻字。
- たいまつ【松明】〔近12・13・恆5〕
- 「焚き松」のイ音便。
| たう | tau |
37啅゚棹゚罩゚38悼゚35掉'\37櫂゚\38刀:叨:到:倒:\38套:\38島(嶋嶌):搗:\38桃゚逃(迯)゚\38討:\38陶゚淘゚掏゚綯゚\38道゚\38檮(梼)゚濤(涛)゚祷:擣:\38盜(盗)゚\38稻(稲)゚滔:蹈゚韜:\38纛゚\38饕:\ |
|---|
| たぅ | tang |
43唐゚塘゚糖゚\43宕゚\43湯:蕩゚盪゚\43棠゚黨(党):儻:螳゚當(当):礑:蟷:襠:鐺:档:\【45橙゚】\ |
|---|
- たう【薹】トウ
- 「薹」は音「たい」。∴〜がたつ。
| だう | dau |
37撓゚橈゚鐃゚\37閙゚鬧゚\38萄。\38道。導。\ |
|---|
| だぅ | dang |
43堂。螳。44瞠'\43曩゚\44獰'\ |
|---|
- たぅがらし【唐辛子】トウガラシ
- たうげ【峠】トウゲ〔近10*・恆2〕
- 「手向(たむけ)」のウ音便であるされてきたが、中國地方の方言「∞たわ(峠)」との關係も指摘されてゐる。
- だうさ【礬水】ドウサ
- 墨のにじみ止め。「陶砂(たうさ)」から。∴〜引きの紙。
- たうた【淘汰】
- トウタ∞「よなげる(淘汰=〓汰)」
- たぅたぅ【丁々】トウトウ〔疉字〕
- 伐採の擬音。元來はng韻尾で「トートー」ではなく「タンタン(タングタング)」のやうな音であった筈。∞はぅはぅ(彭々)。∴伐木丁丁トシテ山更ニ幽カナリ(杜甫・題張氏隱居詩)。
- たぅたぅ【鼕々】トウトウ〔疉字〕
- 鼓や太鼓の鳴る擬音。元來はng韻尾で「トートー」ではなく「タンタン(タングタング)」のやうな音であった筈。∞はぅはぅ(彭々)。
- たうてい【到底】トウテイ
- たうとぶ【上・尚】トウトブ〔同源〕
- 「上(しゃぅ/じゃぅ)」「尚(しゃぅ)」∴尚武。
- たぅばる【桃原】トウバル〔地名〕
- 沖繩縣に分布する地名。「當原」と書くことあり。→「桃(たう)」「當(たぅ)」。假名遣は偶然に一致するが、原音は相當異なる。
- たうもろこし【玉蜀黍】トウモロコシ〔植物〕
- 「たう」は「唐」の字音ではなく「玉」の轉。
- たえる【絶】〔近15・恆4〕
- 文語は「たゆ」。「∞たへる(堪・任・禁)」と誤りやすい。∴世の中にたえて櫻のなかりせば(業平)。
- タオイズム【道】〔外來〕
- 「道教」の英語表現。→「道(だう)」。
- たかすゑ【孝標】タカスエ〔姓名〕
- 「菅原孝標女(すがはらのたかすゑのむすめ)」は『∞夜半(よは)の寢覺(ねざめ)』の著者。
- たがひ【違】タガイ〔近11〕
- たがひちがひ。
- たかぶる【興奮】
- 「興奮(こぅふん)」はまた「昂奮・亢奮(かぅふん)」とも書く。「激高(げきかう)」は「激昂(げきかぅ)」の書替へ字。ただし「昂揚(かぅやぅ)」は以前より「高揚(かうやぅ)」とも書いた。
- たぎの【當藝野】〔地名〕
- 『古事記中卷』。→「當(たぅ)。
| 【たく】 |
たく | tak | 04卓:倬:\04濯゚\04琢:啄:\43托:託:44宅゚\43拓:\43度゚\44拆゚43柝:\44澤(沢)゚擇(択)゚43鐸゚\44磔゚\45謫゚\ |
- たくあむ【澤庵】
- 舊假名たくあん「タクワン」と讀むことあり、「∞ぐあひ(具合)」を「グワイ」と讀む如し。
- たくはへ【貯】タクワエ〔近05・14〕
- たぐひ【類】タグイ〔近11〕
- たけふ【武生】〔地名〕
- 福井縣(越前國敦賀郡)の市名。
- たじたじ【】〔恆8-2〕
- ←たぢろぐ。「たぢたぢ」も可。
- たすける【傅=扶=輔】〔同源〕
- 「傅(ふ)」「扶(ふ)」「輔(ふ・ほ)」「輔弼(ほひつ)」は「p-」の雙聲字。
- たすける【幇・〓・〓】〔同源〕
- 「幇(はぅ)」「封(ほぅ・ふぅ)」「邦(はぅ)」。∞パン(幇)。
- たたうがみ【疉紙】タトウガミ〔近10・10〕
- 「たたみがみ」のイ音便。
- たたく【叩=扣=敲】〔同源〕
- 「叩(こう)」「扣(こう)」「敲(かう)」。∞ひかへる(扣)
- たたずまひ【樣子】〔近03〕
- たたずむ【佇】〔近03〕
- たたへ【湛】タタエ〔近15〕
- たたむ【摺=疉】〔同源〕
- 「摺(せふ)」「疉(でふ)」。
- たぢひ【丹比】タジヒ〔地名〕
- 大阪府(河内國)の郡名。「丹(たん)」が「たぢ」となるが、同じ舌音の變化。「たじ」とはならない。∴丹比瑞齒別命(反正天皇)。
- たぢま【但馬】タジマ〔地名〕
- 舊國名。「-an→-at」の變化。『記垂仁』に「多遲麻國」。『日本書紀』に「但遲間」「田道間」。『和名抄』に「太知馬」。
- たぢまもり【田道間守】タジマモリ〔姓名〕
- 「田島」の連想が働き誤りやすい。古事記には「多遲摩毛理」。∞ときじくのかくのみ(非時香菓)。
| 【たつ】 |
たつ | tat | 29達(逹)゚撻゚燵'闥゚韃゚\ |
- たづ【田鶴】タズ〔動物〕
- 「田+鶴(つる)」∴〜鳴きわたる
| 【だつ】 |
だつ | dat | 29怛'妲'\29獺'\30奪。\30脱。\ |
- たづき【方便】タズキ〔恆7〕
- たづさはる【携】タズサワル〔近03・14・恆7〕
- たっちゅう【塔頭】〔佛教〕
- 寺院内の小支院。→「塔(たふ)」。「頭(とう/づ)」を「ちゅう」と讀むのは唐音。「∞饅頭(まんぢゅう)」の如し。
- たづな【手綱】〔恆7〕
- たづねる【尋】タズネル〔近03〕
- ∴母をたづねて三千里
- たて【經・縱・竪・豎】〔同源〕
- 「經(けぃ/きゃぅ)」「縱(じゅぅ)」「竪(じゅ)」「豎(じゅ)」∴經度と緯度。∴ビルマの豎琴。
- だてう【鴕鳥】ダチョウ〔動物〕
- たてはき【帶刀】タテワキ〔姓名〕
- たどん【炭團】
- 「團(どん)」は唐音。∞どんぐり(團栗)。
- たに【谷=壑】〔同源〕
- 「谷(こく)」「壑(かく・がく)」。
- たには【丹波】タニワ〔地名〕
- 京都府(丹後國)の郡名。現在の中郡。←「丹(タン)」。
- たはけ【白癡】タワケ
- たはし【束子】タワシ〔近04*〕
- 「たば(束)」に由來する。近&!04*には「たわし」とあり。
- たはむれ【戲】タワムレ〔近05〕
- たはら【俵】タワラ〔近04*〕
- たひ【鯛】タイ〔近12〕
- 「めでたい」にかけて祝事に用ゐるが、假名遣は合はない。
- たひら【平】タイラ〔近12〕
- 「平林」が「ひらばやし」であるからには、「たいら」ではをかしからう。∴十和田八幡平(はちまんたひ)國立公園
| たふ | tap |
54沓゚踏゚鞜゚\54答゚荅゚鞳゚搭゚55塔:\54納'\55搨:榻:\55譫゚\ |
|---|
- たふし【答志】トウシ〔地名〕
- 三重縣(志摩國)の郡名。今は合併して志摩郡。答志島には歌枕「手節(たふし)崎」あり。
- たふとい【尊】トウトイ〔恆2〕
- ∴あらたふと青葉若葉の日の光(芭蕉)
- たふとし【貴】トウトシ〔近09〕
- たふのみね【多武峰】トウノミネ〔地名〕
- 奈良縣(大和國十市郡)櫻井市。『齊明紀』に「田身嶺(たむのみね)」。「談山神社」の名は、字音「談(だむ)」による。
- たふふ【榻布・荅布・答布】トウフ〔同源〕
- 「榻」「荅」「答」共に「たふ」
- たふれる【倒】タオレル〔近08・09・恆2〕
- 「倒」の字音「たう」に由來するものではない。∞てんたう(顛倒=轉倒)。∴京のきだふれ、大阪の喰だふれ。∞はふる(投・放・抛)。
- たへこ【妙子】タエコ〔姓名〕
- 女性名。「たえこ」とすると「絶子」を聯想して不吉ではあるまいか。
- たへる【堪・任・禁】タエル〔恆4・同源〕
- 文語は「たふ」。「∞たゆ・たえる(絶)」と誤りやすい。「堪(たむ)」「任(にむ)」「禁(きむ)」。地名人名で「任(たふ)」はよく用ゐられる。「惟任(これたふ)光秀」は戰國武將。「∞松任谷由實(まつたふやゆみ)」は歌手。「今任原(いまとばる)」は福岡縣田川郡の地名。∴堪へがたきを堪へ
- たましひ【魂】タマシイ〔近12〕
- たまづさ【玉梓】タマズサ
- ←玉+あづさ(梓)。
- たまをのほし【鬼宿】タマオノホシ
- 二十八宿の一。魂緒の星。
- たみ【萌黎・氓隸】〔同源〕
- 「萌黎=氓隸(ばぅれい)」
| たむ | tam(舊假たん |
54堪'+58湛゚\54探゚\54耽゚眈゚\54壜(罎)゚\54覃゚潭゚譚゚鐔゚\55淡゚啖゚毯:痰゚餤゚\55啗゚\55擔(担):憺゚檐:澹゚膽(胆):\58站゚\ |
|---|
- たむでき【耽溺・湛溺】
- 舊假名たんでき∞「ふける(耽=湛)」。
- たむぱく【澹泊=淡薄】
- 舊假名たんぱく∞「あはい(澹=淡)」。
- ためらふ【躊躇】タメラウ〔聯綿〕
- 「躊躇(ちゅうちょ)」は「t-」の雙聲字。
- ためらふ【逡巡=蹲循】タメラウ〔聯綿・同源〕
- 「逡巡=蹲循(しゅんじゅん)」は「-un」の雙聲字。∴何時までも〜して埒があかない。∴孤疑〜。
- たゆ【絶】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞たえる(絶)。∞たへる(耐)。∞たへこ(妙子)。
- たらひ【盥】タライ
- ←「手+洗ひ」。
- たらを【太良尾】タロウ〔地名〕
- アオ→オウ。
- たわ【峠】
- 中國地方で峠(たうげ)の稱。∞たうげ(峠)
- だわ【】
- たわいない【他愛】〔近04*・恆1・5〕
- 「他愛」は宛字。恆5ではイ音便とするが、「たはける(戲)」とは無關係か。
- たわむ【撓】〔近04・05・恆1〕
- ∞とをむ(撓)
- たわやか【嬋妍】〔近04〕
- ∞たをやか。∞うつくしい。
- たわやめ【手弱女】〔近04〕
- ∞たをやめ。
- たわわに【】〔恆1〕
- たをやか【嬋妍】タオヤカ〔近07・恆3〕
- ∞たわやか。∞うつくしい。
- たをやめ【手弱女】タオヤメ〔近07・08〕
- ∞たわやめ。
| 【たん】 |
たむ | tam(舊假たん) | 54堪'+58湛゚\54探゚\54耽゚眈゚\54壜(罎)゚\54覃゚潭゚譚゚鐔゚\55淡゚啖゚毯:痰゚餤゚\55啗゚\55擔(担):憺゚檐:澹゚膽(胆):\58站゚\ |
たん | tan | 26反'\29丹:\【29旦:但゚坦:疸:靼'亶:壇゚檀゚+32袒゚】\29歎(嘆):攤:\29炭:\29蛋゚\29誕゚蜑゚\29單(単):憚゚箪:殫:襌(褝):鄲:\30短:\30鍛:緞゚\30彖:\30湍:端:\31赧'\32綻゚\ |
- たん【反】〔音訓〕
- 呉服採寸の「反(たん)」は「端(たん)」の借音。また田畑の面積「反(たん)」は「段(たん/だん)」からの借音。
| 【だん】 |
だむ | dam(舊假だん) | 54男゚\55談。\ |
だん | dan | 29壇。檀。\29彈(弾)。\30暖゚煖゚\30段。椴。\30團(団)。\30斷(断)。\ |
- だんぜつ【斷絶】〔聯綿〕
- 「-an」「at」の疉韻字。
- ダンチョネ【】〔表音〕
- 「斷腸(だんちゃぅ)ネ」に由來するといふ。
- たんねえ【不足】〔表音〕
- アイ→エエ。關東方言。
- だんべい【】ダンベエ〔表音〕
- 方言。←「であるべし」。
- たんみん【蜑民・蛋民】〔同源〕
- 「蜑」「蛋」は共に「たん」
- だんりむ【檀林】舊假名だんりん〔同源〕
- 「栴檀林」の略。江戸期に俳諧の一派を「檀林(だんりむ)」と稱するのは「談林(だむりむ)」との混同による。
| 【ち】 |
ち | ti | 05知:智:蜘:踟゚06雉゚\05池゚馳゚弛'06地゚\05褫゚\05魑:黐:\06稚゚\06胝:\06躓:\06輊:致:緻゚\06遲(遅)゚穉゚\06黹:\07治゚\07値゚置:\07恥(耻):\07癡(痴):\ |
| ぢ | di |
06d地。\06n尼゚怩゚\【06n膩゚】\【07d持。痔。峙。】\07d治。\09d除'[チョ]\ |
|---|
- ぢ【痔】ジ
- 俗に「お寺の病」といふが、「寺(じ)」が音符の形聲文字のうち「持痔峙」に限り「ぢ」。「ヒサヤ大黒堂」の痔疾藥には大きく「ぢ」と書いてある。
- ぢいさん【爺】ジイサン〔恆5〕
- ∞ぢぢ(爺)。∴花咲〜
| ちう | tiu |
50丑:紐'鈕'\50宙゚抽:紬゚冑゚胄゚\50肘:紂゚酎゚\50儔゚疇(畴)゚籌゚躊゚10鑄(鋳)'[シュ]\50晝(昼):\50籀゚\50綢゚惆:稠゚\ |
|---|
- ちうちょ【躊躇】チュウチョ〔聯綿〕
- ∞ためらふ(躊躇)。
- ちうて【】チュウテ
- と言うて(音便)。∞いうて
- ちうびう【綢繆】チュウビュウ〔聯綿〕
- 「-iu」の疉韻字。もつれる。
- ぢか【直】ジカ〔恆6〕
- ∴〜談判。
- ぢかたび【地下足袋】ジカタビ
- 一般に「地下(ちか)」を宛てるが、語源は「直(ぢか)」∴もんぺに〜姿。
- ぢかに【直】ジカニ〔近01〕
- ∞ぢきに(直)。∴下書なしで〜清書する∴直談判。
- ちかひ【盟】チカイ〔近11〕
- ちがひ【違】チガイ〔近11〕
- ぢきに【直】ジキニ〔近01〕
- ∞ぢかに(直)。∴〜治りますよ
| 【ちく】 |
ちく | tik | 01畜:蓄:\01竹:竺:\01筑:築:\01逐゚\01矗:\ |
| ぢく | dik |
01d竺'\01d軸。舳。\01n忸゚衄(衂)゚\ |
|---|
- ぢく【軸】ジク〔恆6〕
- ∴假名遣を〜に國語の復興を圖る。
- ちくしゃぅ【蓄生】チクショウ
- ∴犬〜にも劣る。
- ちげえねえ【違】〔表音〕
- 「ちげへねえ」ではない。アヒ→エエ。關東方言。
- ぢたばた【】ジタバタ〔表音〕
- ∴今更〜しても始らない。
- ぢぢ【爺】ジジ〔近01・恆6〕
- 「父(ちち)」の濁音化。「母(はは)」が「婆(ばば)」に變るごとし。∞ぢいさん(爺)。∴『おぢいさんのランプ』(新美南吉)、爺むさい
- ちぢは【千々石】チヂワ〔地名〕
- 長崎縣南高來郡の町名。
- ちちぶ【秩父】〔地名〕
- 埼玉縣(武藏國)の郡名。「ちつ(秩)+ふ(父)」。「秩」と「扶(ふ)」の字形が似るためか、「ちち(父)+ぶ(秩)」のやうな印象を受ける。
- ちぢみ【縮】〔近01〕
- ∴小千谷(をぢや)〜。
| 【ちつ】 |
ちつ | tit | 21秩゚帙゚\21窒゚膣(腟)゚\53蟄'[チフ]\ |
- ぢっこん【昵懇】
- ジッコン心安く親しい意。「〓(ぢつ)」は「昵(ぢつ)」の本字。「匿」は「とく」。また「∞入魂(じっこん)」とも書くが、假名遣は一致しない。
- ちぬ【茅渟・珍】〔地名・動物〕
- 黒鯛の別稱。「ちぬのうみ」は大阪灣または和泉國沿岸の古稱。「茅渟縣(あがた)」をまた「珍縣」とする。→「珍(ちん)」。
- ちは【】チワ
- 「∞今日(こむにち)は」の省略。
- ちひさい【小】チイサイ〔近11〕
- ちふ【】チュウ
- 「といふ」の省略。∴なんちふ事だ。
- ぢぶに【治部煮】ジブニ
- うづら料理。「治部」少輔石田三成の發明によるといふ。∞せふ(少輔)。∞うづら(鶉)。
- ちみ【魑魅】
- ∞「みづち(魑魅魍魎)」。
- ぢみ【地味】ジミ〔恆6〕
- ∴〜な服裝。
- ぢみち【地道】ジミチ〔恆6〕
- ∴〜に努力する。
| ちむ | tim(舊假ちん |
53砧(碪):\53朕゚\53沈゚鴆゚酖゚枕'\53賃'\53椹:\53闖:\ |
|---|
- ぢむぐり【地潛】ジムグリ〔動物〕
- ちむめん【沈湎・湛〓」】
- チンメン∞「ふける(耽=湛)」
- ぢゃ【】ジャ〔恆6〕
- である→ぢゃ。∴さう〜ないよ。
- ぢゃあ【】ジャア
- ←では。∴〜失敬。
| ちゃぅ | tiang |
42暢:腸(膓)゚\42長:帳:脹:悵:萇:張:漲:\42昶:\42鬯:\47 45丁。47町(甼)。頂。訂。疔。\47聽(听聴)。廳(廰庁)。\ |
|---|
- ちゃぅ【挺・丁】チョウ
- 三味線など細長いものを算へる數詞。「丁(ちゃぅ)」で代用する場合があるが、假名遣は一致する。「豆腐一丁」「出前一丁」などは「丁」を用ゐる。
- ちゃぅ【廳=庁】チョウ〔同源〕
- 「庁」は「廳」の略字。形聲音符「丁(ちゃぅ)」と「聽(ちゃぅ)」は假名遣も同じ。
| ぢゃぅ | diang |
42d丈。杖。仗。\42d場(塲)。\42n娘゚\【42n釀(醸)゚孃(嬢)゚】\47d定。錠。34諚'\ |
|---|
- ぢゃう【錠】ジョウ
- 「錠劑」は本來の字音でよいが、「錠前」は「∞じゃぅ」であるとされる。∴藥一〜。
- ちゃぅくゎぅ【張皇】チョウコウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。擴げて大きくする意。
- ちゃぅそかべ【長宗我部】チョウソカベ〔姓名〕
- 土佐國の名族。「宗我部」「曽我部」は蘇我氏の末裔といふ。→「宗(そぅ/しゅう)」「曽(そぅ)」∴〜元親(もとちか・戦国大名)。
- チャウチャウ【chowchow】〔動物〕
- 「中國原産」の意で字音「中(ちゅぅ)」によるといふ。字音假名遣とかならずしも一致しない。∞チワワ∞ちん(狆)
- ちゃうちん【提燈】チョウチン
- 「提燈(ていとぅ)」を「ちゃうちん」とするのは、「吊燈(てうとぅ)」の唐音といふ。然らば假名遣は「てうちん」とすべきか。∞あんかぅ(鮟鱇)
- ちゃうど【丁度・恰度】チョウド
- 「ちゃんと」の轉。「丁度(ちゃぅど)」「恰度(かふど)」は宛字。
- ちゃぅめん【帳面】チョウメン
- 「帖面」なら「てふめん」である。同樣に「手帳(てちゃぅ)」「手帖(ててふ)」など假名遣は一致しない。「帳(ちゃぅ)」は「とばり」、「帖(てふ)」は「かきもの」と兩字の原義は異る。「几帳面」は「几帖面」とならない。
| 【ちゃく】 |
ちゃく | tiak | 42著(着)゚\47嫡。\ |
- ちゃせん【茶筅=茶筌=茶箋】
- 三樣の書き方あり、いづれも假名遣は一致する。
- ちゃふ【】チャウ
- 「てしまふ」。∴困っちゃふな。
- ちゃふちゃふ【違ふ違ふ】チャウチャウ
- ぢゃんか【】ジャンカ
- ←ではないか。
| 【ちゅう】 |
ちう | tiu | 50丑:紐'鈕'\50宙゚抽:紬゚冑゚胄゚\50肘:紂゚酎゚\50儔゚疇(畴)゚籌゚躊゚10鑄(鋳)'[シュ]\50晝(昼):\50籀゚\50綢゚惆:稠゚\ |
ちゅう | tio | 10注'[シュ]註:柱゚駐:\10廚(厨)゚\10誅:\51鍮'偸'\ |
ちゅぅ | tiong | 01中:沖(冲)゚仲゚忠:衷:\01蟲(虫)゚\ |
| ぢゅう | dio |
10d住。\51d頭"\ |
|---|
| ぢゅぅ | diong |
03d重。\ |
|---|
| 【ちょ】 |
ちょ | tio | 09緒'儲゚楮:豬:瀦:猪:潴:著:躇゚\09樗:\09貯:苧゚竚゚紵゚佇゚\09杼゚\ |
▼杼(ちょ/ぢょ)、ひ
(しょ/じょ)、くぬぎ、とち |
| 【ちょう】 |
ちゃぅ | tiang | 42暢:腸(膓)゚\42長:帳:脹:悵:萇:張:漲:\42昶:\42鬯:\47 45丁。47町(甼)。頂。訂。疔。\47聽(听聴)。廳(廰庁)。\ |
ちょぅ | tiong | 03重゚\03寵゚\03冢゚塚゚\48澄゚\48徴:懲゚澂゚\ |
てう | tiau | 35鯛:凋:調゚雕:彫:\35弔(吊):\35鳥:蔦:\35釣:\35髫゚迢゚齠゚36超:\36兆゚晁゚35眺:跳゚銚:佻゚窕゚誂゚挑:\36朝:潮゚37嘲。\36肇゚\36趙゚\ |
てふ | tiap | 56輒(輙):\57喋゚牒゚蝶゚諜゚\57貼:帖'\ |
- チョウ・ヨンファ【周潤發】〔外來〕
- →「周(しう)」。
- ちょぅほう【重寶】
- 「調法(てうはふ)」とも書くが、假名遣は全く異る。
- ぢょうわぅ【女王】ジョウオウ
- ←「女(ぢょ)」の長音化。假名遣は「ぢょわぅ」とする説もあり。
| 【ちょく】 |
ちょく | tiok | 03躅゚\48捗゚陟゚\48直゚\48飭゚\48敕(勅)゚\ |
- ちょくかい【勅戒=飭戒】
- ∞「いましめる(敕=飭)」。
- ちょこざい【豬口才】
- →「口(こう)」
- ちょっかい【】
- ←一寸と掻く。「ちょっかひ」ではない。
- チョンガー【總角】
- →「總(そぅ)←ソング」
- チョンチン【重慶】〔外來〕
- →「重(ぢゅぅ)←チョング」「慶(けぃ)←ヒャング」
- ちょんまげ【丁髷】
- →「丁(ちゃぅ)←チャング」。假名遣は合はない。
- ちりふ【知立】チリュウ〔地名〕
- 愛知縣(三河國碧海郡)の市名。東海道宿場町の「池鯉鮒(ちりふ)」。←「立(りふ)」。
- チワワ【chihuahua】〔動物〕
- メキシコの町名に因む。漢字由來ではない。∞ちん(狆)。∞チャウチャウ
- チワン【廣西壯族自治區】〔外來〕
- 「壯(さぅ)族」はもと「〓(どぅ)族」と書いた。「〓」から「壯」への變化は蔑稱を近年俄かに改めたものであって、歴史的に同義の漢字といふわけではない。→「壯(さぅ)←サング」
- ちゑ【智慧=知惠】チエ〔恆4・同源〕
- 「慧(くゑい/ゑ)」「惠(くゑい/ゑ)」は音義共に近い。
- ぢを【地黄】ジオ〔地名〕
- 奈良縣橿原市(〒634-0805)。また「ジョウ」とも讀むが、假名遣未詳。「地黄(ぢわぅ)」は「さほひめ」のこと。
| 【ちん】 |
ちむ | tim(舊假ちん) | 53砧(碪):\53朕゚\53沈゚鴆゚酖゚枕'\53賃'\53椹:\53闖:\ |
ちん | tin | 21珍(珎):趁:\21陳゚\21鎭(填鎮):\22椿'\47亭"[ティ]\ |
- ちん【亭】
- 庭園などで吹きはなちの小さな建物。→「亭(てぃ)←ティング」。∞あづまや。
- ちん【狆】〔動物〕
- 「狆」の字音は「ちゅぅ」。「ちん」は北京音由來か。∞チワワ。∞チャウチャウ∴ちんくしゃ。
- ぢん【陣】ジン
- 「陣(ぢん)」は元「陳(ちん)」の俗字。
- チンゲンサイ【青梗菜】〔外來〕
- 野菜名。→「青(せぃ/しゃぅ)」「梗(かぅ/きゃぅ)」。
- ちんじ【珍事・椿事】〔同源〕
- 「珍事=椿事(ちんじ)」
- チンジャオロース【青椒肉絲】〔外來〕
- 料理名。→「青(せぃ/しゃぅ)」「椒(せう)」。
- チンタオ【青島】〔外來〕
- →「青(せい)←シャング」「島(たう)」∴〜ビール
| づ | do |
10d廚(厨)。\11d杜。\11d圖(図)。\51d豆。逗。頭。荳。\ |
|---|
- づ【圖=図】ズ〔同源〕
- 略字「図」は「圖」の草書に由來するが、音「ヅ」の連想もあるのではないか∴づぐゎ(圖畫)。
| 【つい】 |
つい | toi | 06墜゚\06追:槌゚鎚゚\18堆"06椎゚\18對(対)"\ |
- つい【】〔近13・恆5〕
- 副詞、「突き」のイ音便とされる。はからず、ちょっと、すぐ、の意。「つひ」に誤りやすい。∞つひに(遂)
- つい【對】舊假名つゐ〔恆5〕
- 恆5には「つゐ」とあり、これは本居宣長以來の誤った字音假名遣である。舊假名遣でも「たゐ(對)」とはしなかった。
- ついき【築城】〔地名〕
- 福岡縣(豐前國)の郡名。今は合併して築上郡。
- ついたち【朔・一日】〔近12・13・恆5〕
- 「つき(月)+立ち」のイ音便。
- ついたて【衝立】〔近13・恆5〕
- 「つきたて」のイ音便
- ついぢ【築地】ツイジ〔近12・13〕
- ∞きづく(築)
- ついつい【】
- ∞つい。
- ついて【就】〔恆5〕
- 「就きて」のイ音便。
- ついで【次・序】〔近12・13・恆5〕
- 「つきて」のイ音便。
- ついな【追儺】
- 訓讀み「追ひ」からの聯想かもしれないが、「つひな」ではない。∞つひに(遂)。
- ついばむ【啄=啅】〔近12・13・恆5・同源〕
- 「つき(突)+はむ(食)」のイ音便。「啄(たく)」「啅(たく)」。
- つうこと【】〔表音〕
- 〜と言ふ事。
- づうづうしい【圖々し】ズウズウシイ〔近03*・恆8-2〕
- →「圖(と/づ)」。∴〜い奴。
- ヅカ【塚】
- 「寶塚」の略。現代假名遣でも「ズカ」とはしない。∴〜ファン。∴〜ガール。∴〜むすめ。
- つかうまつる【事】ツコウマツル〔近10〕
- 「仕へまつる」のウ音便。
- つかこぅへぃ【】〔姓名〕
- ←「いつか公平」。
- つかへる【仕=事】ツカエル〔近14・同源〕
- 「仕(し)」「事(じ)」∴事大主義。
- つかむ【掴=攫】〔同源〕
- 「掴」「攫」共に「くゎく」
- つかれる【羸=類=累】〔同源〕
- 「羸」「類」「累」共に「るい」
- づきづき【】ズキズキ〔恆8-2〕
- ∴切り傷が〜痛む
- つきのわぐま【月の輪熊】〔動物〕
- つく【撞=舂=鐘=鍾=衝】〔同源〕
- 「撞(どぅ)」=「舂(しょぅ)」=「鐘(しょぅ)」=「鍾(しょぅ)」=「衝(しょぅ)」。∞しょぅにゅうどぅ(鍾乳洞)。
- つく【搗・擣】〔同源〕
- 「搗」「擣」共に「たう」。
- づく【】
- ∴毒づく。
- づく【木菟】ズク〔動物〕
- 青葉木菟、木葉木菟。∴憎たらしい木菟入(づくにふ)め。
- つくえ【机】舊假名つくゑ〔近14*・15・恆4〕
- 「衝き据ゑ」が語源と言はれてきたが、近年訂正された。
- つくづく【】〔恆7〕
- つくつくほふし【つくつく法師】ツクツクボウシ〔動物〕
- 「法師」は呉音讀みであらう。
- づくめ【盡】ズクメ
- 「竦め(ずくめ)」との説も。∴黒〜。∴結構〜。
- づぐゎ【圖繪】ズガ〔近03〕
- 呉音なら「づゑ」となる。「繪(ゑ)」は訓ではない。∴和漢三才圖繪(づゑ)。
- づけづけ【】ズケズケ
- ∴上司にも〜物を言ふ。
- づさん【杜撰】ズサン
- ∞とうじ(杜氏)∴〜な計畫。
- づし【逗子・圖師・圖子・厨子・辻子】〔地名〕
- 京都市上京區の「圖子」、奈良市の「辻子」などはいづれも辻を意味する。主に関西に分布。
- つじうら【辻占】〔近01〕
- 「辻」は國字だが、「十」の形聲文字と見たものか、北京語で「shi2」の發音が定着してきた。強ひて言へば音「じふ」か。
- づしょひろさと【調所廣郷】ズショヒロサト〔姓名〕
- 薩摩藩士。
- つたはる【傳】ツタワル〔近05〕
- つちのえ【戊】〔近16〕
- ←「土の兄(え)」。
- づつ【】ズツ〔近03・恆7〕
- ∴一つ〜。
- つついし【筒石】〔地名〕
- 新潟縣(越後國)西頸城郡の地名(〒949-1306)。また北陸本線の驛名。水上勉『越後つついし親不知』の「つついし」は地名であって、「つつふ」といった動詞の連用形ではない。
- つづく【續】〔近02・03〕
- つつじ【躑躅】〔近01〕
- つつしむ【肅=夙】〔同源〕
- 「肅(しゅく)」「夙(しゅく)」。
- つづみ【鼓】〔恆7〕
- ∞たうたう(鼕々)。
- つづらをり【九十九折】ツヅラオリ〔近02・06〕
- つづり【綴】〔近02・03〕
- つづれ【】〔恆7〕
- づでんどう【】
- ズデンドウ∴〜と倒れる
- つとめる【黽勉・敏】〔同源〕
- 「黽勉(びんべん)」は聯綿字。「黽」「勉」「敏」共につとめはげむ意。
- つなぐ【繋=係】〔同源〕
- 「繋」「係」共に「けい」∴「繋船=係船(けいせん)」。
- つはぶき【石蕗】ツワブキ〔植物〕
- つひえる【壞=潰】ツイエル〔近12・15・恆4・同源〕
- ∞つひゆ。「つへだまり(潰溜)」は高知縣吾川郡吾川村の地名。∴「壞決=潰決(くゎいくゑつ)」「潰滅=壞滅(くゎいめつ)」。
- つひに【遂・終】ツイニ〔近11・音訓〕
- 「遂(つひに)」は訓、字音は「すい」。先の大戰下、「聖戰遂行」を「セイセンツイコウ」と誤った讀み方が流行した。∞つい。
- つひやす【費】ツイヤス〔近12〕
- ∞つひえる。
- つひゆ【潰・費】ツイユ〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞つひえる。
- づぶ【】ズブ〔恆8-2〕
- ∴〜の素人
- づぶづぶと【】ズブズブト〔表音〕
- ∴〜泥濘(ぬか)る
- づぶとい【圖太】ズブトイ〔近03・恆8-2〕
- ∴〜神經の持主
- づぶぬれ【】ズブヌレ〔表音〕
- ∴俄雨で傘も無く〜になつた。
- づぶりと【】ズブリト
- ∴魚の腹に〜庖丁を入れる。
- づぼし【圖星】ズボシ〔近03〕
- ∴どうだ〜だらう。
- つまだち【企=跂】〔同源〕
- 「企(き)」「跂(き)」。
- つむじ【旋毛】
- ∴〜まがり。∞あなじかぜ。
- つむじかぜ【飆=飄】〔同源〕
- 「飆(へう)」「飄(へう)」。
- つよい【剛=彊=強】〔同源〕
- 剛(がぅ)=彊(きゃぅ)=強(きゃぅ/がぅ)。∞さかひ(疆=境)∴屈強(くっきゃぅ)。
- つらなる【聯・連】〔同源〕
- 「聯(れん)」はつらなってとぎれない意。「連(れん)」は別々のものがつらなる意とされるが意味は極めて近い。
- づらり【】ズラリ〔近03*〕
- つる【釣・弔・吊】〔同源〕
- 「吊(てう)」はもと「弔(てう)」の俗字。これが「釣(てう)」の字音と關係するかどうかは未詳。
- つる【水流】〔地名〕
- 宮崎縣に分布する地名。∞えびの市「やなぎづる(柳水流)」などは誤りやすい。「瀞(とろ)」と同じく水の流れる場所を示す語といふ。
- つるが【敦賀】〔地名〕
- 福井縣(越前國)の郡名。『垂仁紀』に「角鹿(つぬか)」。
- つゑ【杖】ツエ〔近14・15・恆4〕
- ∴傍杖を食ふ。
- づんだもち【豆打餅】ズンダモチ
- [方言]「づんだ」とは宮城縣で枝豆の意。
| 【てい】 |
てい | tiai | 12堤゚提゚\12帝゚締゚諦゚蹄゚啼゚蒂゚\12底゚低゚抵゚邸゚柢゚羝゚觝゚詆゚牴゚\12弟゚剃゚悌゚梯゚涕゚睇゚\12嚔(嚏)゚\12棣゚\12遞(逓)゚\12體(体軆躰)゚\12髢゚\13綴゚\ |
てぃ | tiang | 46貞゚偵゚遉゚44禎゚45幀'\46呈゚程゚逞゚酲゚\46鄭゚\46蟶゚\46騁゚\47丁゚汀゚訂゚釘゚叮゚酊゚亭゚停゚渟゚\47定゚碇゚\47廷゚庭゚挺゚梃゚艇゚霆゚\47鼎゚\ |
- でいご【梯梧】〔植物〕
- てぃたぅ【丁當】テイトウ
- ∞「れぃろぅ(玲瓏)」。
- てぃねぃ【叮嚀】テイネイ〔同源〕
- 「叮嚀(てぃねぃ)」は「-ing」の疉韻字。元は楽器の一種であり、「鉦(せぃ)」の緩讀といふ。∞ねんごろ(叮嚀)。
- でいねぃ【泥濘】
- ∞「どろ(泥濘)」。
- ディムサム【點心】〔外來〕
- 「dimsum」は「點心(てむしむ)」の廣東語音から。∞ヤムチャ(飮茶)
| てう | tiau |
35鯛:凋:調゚雕:彫:\35弔(吊):\35鳥:蔦:\35釣:\35髫゚迢゚齠゚36超:\36兆゚晁゚35眺:跳゚銚:佻゚窕゚誂゚挑:\36朝:潮゚37嘲。\36肇゚\36趙゚\ |
|---|
| でう | diau |
35n嫋゚\35n嬲゚\35d條(条)。38d絛'\ |
|---|
- てうかむづ【鳥瞰圖】チョウカンズ
- 「鳥觀圖(てうくゎんづ)」は書替へ字。「瞰(かむ)」は「みおろす」意で、「臨(りむ)」や「覽(らむ)」に近い。
- てうし【銚子・吊子】チョウシ〔同源〕
- 「銚」「吊」共に「てう」。
- てうづ【手水】チョウズ〔近10・恆2〕
- 「て+みづ」のウ音便。∴梅ヶ枝の〜鉢。
- てうな【手斧】チョウナ〔恆2〕
- 「て+をの」のウ音便。「小釿(こぢうな)」(〒990-1141)は山形縣西村山郡大江町の地名。
- てうろぅ【調弄=嘲弄】チョウロウ
- ∞「あざける(調・嘲)」。
- てがみ【簡=柬】〔同源〕
- 「簡(かん)」「柬(かん)」「翰(かん)」。∞かみ(紙)。∞ふみ(文)。∴書簡=書柬=書翰(しょかん)。
| 【てき】 |
てき | tiak | 04擢'47糴゚\46擲゚躑゚\47摘゚敵゚鏑゚滴゚+46適'\47的゚\47笛゚廸゚迪゚\47剔゚\47狄゚荻゚逖゚\47覿゚\ |
- でけえ【大】
- 「でかい」の關東方言。
- てこずる【手古摺る・挺子摺る】
- でこぼこ【凹凸】〔同源〕
- 「凹」は「壓(あふ)」「押(あふ)」、「凸」は「突(とつ)」と同源といはれる。∞おさへる(抑)
| 【てつ】 |
てつ | tiat | 33迭゚跌゚\33姪゚咥゚垤゚耋゚\33鐵(鉄銕鐡)゚\34綴゚輟゚31錣'\34哲゚\34徹゚轍゚撤゚\34屮゚\ |
- てづから【手】テズカラ
- ∞みづから(自)
- でっちあげ【捏】
- 「でつ」は「捏造(ねつざう)」などの「捏(ねつ)」の慣用音。
- でづっぱり【出突張】デズッパリ
- 「でずっぱり」では反對の「出ない」意味となってしまふ。
- てなづける【手懷】テナズケル
- ←「手+なつける(懷)」。
| てふ | tiap |
56輒(輙):\57喋゚牒゚蝶゚諜゚\57貼:帖'\ |
|---|
- てふめん【帖面】チョウメン
- ∞こてふ(胡蝶)。∞ちゃぅめん(帳面)。
| でふ | diap |
56n聶゚躡゚鑷゚\57d疉(畳疂疊)。\ |
|---|
- てふつがひ【蝶番】チョウツガイ
- てふてふ【蝶々】チョウチョ〔動物〕
- ∞〜夫人。
| てむ | tiam(舊假てん |
56諂:\57店:點(点):貼'+56沾:56覘:霑:\57甜゚\【57忝:添:】\57恬゚\57簟゚\ |
|---|
- てむ【恬】
- 舊假名てん∴〜として恥ぢない。
- てむさい【甜菜】舊假名てんさい〔植物〕
- ∴〜大根。
- てむたむ【恬淡=恬澹】
- 舊假名てんたん∞「あはい(澹=淡)」。
- てめへ【手前】テメエ
- 關東方言。卑語。
- てやんでえ【】〔表音〕
- 「何を言ってゐるのだい」の關東方言。
- テレサ・テン【〓麗君】〔外來〕
- 臺灣の歌手名。→「〓(とぅ)←トング」
| 【てん】 |
てむ | tiam(舊假てん) | 56諂:\57店:點(点):貼'+56沾:56覘:霑:\57甜゚\【57忝:添:】\57恬゚\57簟゚\ |
てん | tian | 33典:腆:\33填゚槙:顛:巓:癲:\【33天:】\33殿゚\33奠゚\33畋゚\33殄゚\33靦:\34展:碾'輾:\34廛(厘)゚纏゚纒゚躔゚\34椽゚篆゚\34轉(転):\ |
▼忝添(てむ)、天(てん) |
- てん【貂】〔動物〕
- 「貂」は音「てう」。
| 【でん】 |
でむ | diam(舊假でん) | 57鮎゚\ |
でん | dian | 33殿。澱。癜。27臀'\33田。佃。甸。鈿。\33電。\34傳(伝)。\ |
- てんたう【顛倒=轉倒】テントウ
- 「顛=轉(てん)」。
- てんたうむし【瓢蟲】テントウムシ〔動物〕
- ←「天道(てんだう)」。
- てんぢ【天智天皇】テンジ〔姓名〕
- てんぢく【天竺】テンジク
- ∞インド(印度)。∴〜葵(あふひ)
- てんてん【輾轉】
- ∞「ねがへり(輾轉)」。
- でんでんむし【蝸牛】
- 意志の「出む出む」であって、否定の「出ぬ出ぬ」ではない。∴〜蟲かたつむり、お前の角は何處にある。∞まひまひず。
- てんぴ【天火】
- 調理用具。
- でんぼ【】〔表音〕
- 京都の郷土玩具。炮烙。
- デンマーク【丁抹】〔外來〕
- →「丁(てぃ)←ティング」
| 【と】 |
と | to | 11堵゚屠゚賭゚都゚睹゚覩゚\11塗゚途゚荼゚\11妬゚\11徒゚跿゚\11度゚渡゚鍍゚\11土゚吐:杜゚肚゚\11兔(兎)゚菟゚\11圖(図)゚\11蠹゚蠧゚\49登'[トゥ]\51兜。[トウ]\51斗'蚪'[トウ]\51頭'[トウ]\ |
| 【ど】 |
ど | do | 11度。\11土'\11奴゚努゚怒゚孥゚弩゚駑゚帑゚37呶'[ダウ]\ |
- とあみ【投網】
- →「投(とう)」
| 【とう】 |
たう | tau | 37啅゚棹゚罩゚38悼゚35掉'\37櫂゚\38刀:叨:到:倒:\38套:\38島(嶋嶌):搗:\38桃゚逃(迯)゚\38討:\38陶゚淘゚掏゚綯゚\38道゚\38檮(梼)゚濤(涛)゚祷:擣:\38盜(盗)゚\38稻(稲)゚滔:蹈゚韜:\38纛゚\38饕:\ |
たぅ | tang | 43唐゚塘゚糖゚\43宕゚\43湯:蕩゚盪゚\43棠゚黨(党):儻:螳゚當(当):礑:蟷:襠:鐺:档:\【45橙゚】\ |
たふ | tap | 54沓゚踏゚鞜゚\54答゚荅゚鞳゚搭゚55塔:\54納'\55搨:榻:\55譫゚\ |
とう | tou | 51 01透'\51兜゚\51投゚骰゚\51豆゚逗゚痘゚頭゚\51偸゚\51抖゚\51竇゚讀(読)゚\51鬪(闘)゚鬥゚\ |
とぅ | tong | 01桶゚\01桐゚筒゚\01東゚凍゚棟゚\01董゚\01瞳゚橦゚潼゚04幢。\02冬:疼゚苳:鼕゚\02統:\【49登:燈(灯):鐙:嶝:磴:】\49等:\49謄゚騰゚縢゚籘゚滕゚藤゚籐゚\ |
▼登燈(灯)鐙嶝磴は(とぅ/とぅ)だが
橙 (とぅ/とぅ )、こしかけ
(たぅ/ぢゃぅ)、だいだい
▼踏鞜(たふ/とふ)
▼合を音符とする形聲文字は大きく四つの系統に
分れる。詳細は「ごう・合(がふ)」の項目參照。
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
各音については、「のふ」を參照のこと。
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
橦 (とぅ/づぅ) (木名)橦布とぅふ
(たぅ/どぅ) (棒) 橦城どぅじゃぅ
(しょぅ/しゅ) 橦木しゅもく
艟 (たぅ/どぅ) 艨艟もぅどぅ
撞の([慣]しゅ)は 橦(しょぅ/しゅ)由來か。
橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先 |
- とぅ【籐】〔植物〕
- ∴〜の椅子。
| 【どう】 |
だう | dau | 37撓゚橈゚鐃゚\37閙゚鬧゚\38萄。\38道。導。\ |
だぅ | dang | 43堂。螳。44瞠'\43曩゚\44獰'\ |
だふ | dap | 54衲゚\ |
どう | dou | 51耨゚\ |
どぅ | dong | 01動'働(仂)'慟'\01同'(仝)桐'洞'胴'銅'恫'\01童'瞳'僮'04撞。艟。03憧'\49藤。\ |
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
橦 (とぅ/づぅ) (木名)橦布とぅふ
(たぅ/どぅ) (棒) 橦城どぅじゃぅ
(しょぅ/しゅ) 橦木しゅもく
艟 (たぅ/どぅ) 艨艟もぅどぅ
撞の([慣]しゅ)は 橦(しょぅ/しゅ) 由來か。
橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先 |
- どうお【】〔表音〕
- 「さうお」なども同樣。
- とぅぐぅ【春宮】
- ←「東(とぅ)宮。」
- とうさん【父】〔恆2〕
- とうじ【杜氏】
- 「杜」は音「と/づ」。「とう」は長音化したもの。∞づさん(杜撰)。
- とぅしみ【燈心】
- 「燈(とぅ)」「心(しむ)」。∞とぅすみとんぼ(燈心蜻蛉)。
- とうしゅく【投宿・逗宿】〔同源〕
- 「投」「逗」共に「とう」
- とぅす【東司・登司】〔同源〕
- 「東」「登」共に「とぅ」
- とぅすみとんぼ【燈心蜻蛉】
- 絲蜻蛉の別稱。「∞とぅすみ」は「とぅしみ(燈心)」の轉。
- どうぞ【】〔恆2〕
- どうだんつつじ【滿天星躑躅】〔植物〕
- 「とぅだい(燈臺)」の轉か。
- とぅつぅ【疼痛】
- ∞「いたい(疼・痛)」。
- どうづき【百月】ドウズキ〔地名〕
- 愛知縣西加茂郡小原村大字百月(〒470-0535)、福島縣相馬市百槻(〒976-0031)、「百」を「どう」とするのは「とを(十)×とを(十)」すなはち「とと」から、「百目鬼」もこの種。∞どうめき(百目鬼)。
- どうと【】〔表音〕
- ∴〜倒れる
- とうとう【】〔恆2〕
- とうに【疾うに】〔恆2〕
- 「とくに」のウ音便
- とうばう【蜻蛉】トウボウ〔動物〕
- とんぼの古稱。∞とんぼ(蜻蛉)。
- トウバンジャン【豆瓣醤】
- 調味料名。「豆(とう/づ)」「醤(しゃぅ)←ジャン」。
- どうめき【百目鬼】〔姓名〕
- ←「十+十」、「とをとを→とと→どど→どお」と變化したらしい。百目鬼恭三郎は評論家。同様の地名は全國に多し。福井縣の京福電鐵「轟(どめき)」驛もこの一種。「とどろき」といった地名にも宛てる。∞どうづき(百月)。
- とぅりゃぅ【統領=棟梁】とうりょう〔同源〕
- 兩者の假名遣は一致するが、偶然かどうか未詳。
- ドーラン【Dohran】
- 化粧品。會社名にちなむ。「銅藍」などといった字音ではない。
- とかげ【蜥蜴】トカゲ〔聯綿〕
- 「蜥蜴(せきえき)」は「-ek」の疉韻字。
- ときじくのかくのみ【非時香菓】
- ∞たぢまもり(古事記に多遲摩毛理、日本書紀に田道間守)の持ち歸った橘の稱。
- ときは【常磐】トキワ
- 「とこいは」の轉で、いつまでも變らぬこと。「〜御前」や、京都の地名は「常盤」と書く。∴〜かきは(堅磐)に。〜津。
| 【とく】 |
とく | tok | 01涜゚牘゚犢゚黷゚讀(読)゚\01禿:\02督:\02篤:\48匿'49慝:\49得:\49徳(悳):\49特゚\ |
| 【どく】 |
どく | dok | 01獨(独)。髑。\01讀(読)。\02毒。\ |
- とくごう【徳本峠】〔地名〕
- 長野縣∞安曇町の∞上高地に至る峠。徳本(とくほん)上人の名にちなむといふ。「トクホン→トッコン→トクゴー」と、連聲のやうな變化をとげたといふが、詳細は不明。假名遣も未詳。∴島島の宿場から峠を越えて上高地に入る『谿間にて(北杜夫)』
- どくせんぢゃぅ【獨擅場】ドクセンジョウ
- 「擅(せん)」は「ほしいままにする」意。「獨占場(どくせむぢゃぅ)」と書く事もあるが、假名遣が異る。「獨壇場(どくだんぢゃぅ)」は誤り。
- どくろ【髑髏】〔同源〕
- 「髑髏」は「どくろ」または「どくろう」。「頭(とう)」の緩讀といふ。
- とこ【牀=床】〔同源〕
- 「床(しゃぅ)」は「牀」の略字。形聲文字の音符は「爿(しゃぅ)」。
- どさんこ【道産子】
- 「道」は音「だう」。
- とし【載=歳】〔同源〕
- 「載」「歳」は共に「さい」。「千載」は一千年の意。∴千載和歌集
- とじ【刀自】
- 「戸主(とぬし)」の宛字。正しい假名遣「刀(たう)」とは合はないが、古來の慣用となってゐる。∞こま(高麗)。∞ことひら(琴平)。
- どしょうまち【道修町】〔地名〕
- 大阪。藥業で著名。『春琴抄』などの舞臺。「修」は割音形「しう」であるから、無理に假名遣を合せるなら「どせうまち」かもしれない。〒541-0045。
- どぜう【鰌・泥鰌】
- ∞「どぢゃう」。
- とそつてん【兜率天】〔佛教〕
- →「兜(とう)」
- どだい【土臺】
- 關西方言で「もともと」の意。∴そら〜無理や
- とち【橡=樣】〔同源〕
- 「樣(やぅ)」はもと「橡(しゃぅ)」の異體字。「栃木縣」の「栃」は「杤」の字を誤ったもの。「十(と)」×「千(ち)」=「万」であるため、この漢字が生れたといふ。
- どぢ【鈍遲・鈍智】ドジ
- ←とちる。∴〜を踏む
- どぢゃう【鰌・泥鰌】ドジョウ〔近01*・恆2〕
- ←「泥つ魚」。恆2恆6には「どぢよう」。看板などでしばしば「駒形どぜう」とあるが、これは誤った假名遣。
- とぢる【綴】トジル〔恆6〕
- とぢる【閉】トジル〔近01・恆8-1〕
- 「とざす(閉)」から連想して「とじる」としてはならない。「とざす」は「戸+鎖す」から。∴割れ鍋に〜蓋
| 【とつ】 |
とつ | tot | 27凸゚\27突゚\27吶'訥'\27咄゚\ |
- とづ【閉】トズ〔恆8-1〕
- とつおいつ【】
- ←「取りつ置きつ」。「追ひつ」ではない。
- とどこほる【滯】トドコオル〔近08〕
- とどめる【閼=遏=壓】〔同源〕
- 「閼(あつ)」「遏(あつ)」「壓(あふ)」∴防遏
- とどろき【等々力】〔地名〕
- 東京都世田谷區付近の瀧音が「とどろく」意の地名といふ。→「等(とぅ)」。∞どうめき(百目鬼)。
- トナカイ【馴鹿】〔動物〕
- 元アイヌ語に由來する。「トナカヒ」ではない。
- とばり【〓・〓】〔同源〕
- 「〓」「〓」共に「ちう」
- とばり【帷幄・幕】〔同源〕
- 「帷(ゐ)」は「とりかこむ」意で「圍(ゐ)」と共通する。「幄(あく)」「幕(ばく・まく)」。∴策を帷幄の内にめぐらす。
- とひ【樋】トイ
- ∞かけひ(筧)。
- とふ【問】トウ〔近10〕
- とほい【遠】トオイ〔近07〕
- ∞をちこち(遠近)。
- とほたふみ【遠江】トオトウミ〔近09・地名〕
- 舊國名。「遠つ近江(あふみ)」の意。∞あふみ(近江)
- とほり【通】トオリ〔近09・音訓〕
- 「とうり」と誤りやすい。「通」は「とう/つう」。∞おうやぅとぅ(歐陽通)
- とまこまい【苫小牧】〔地名〕
- 北海道の市名。「牧(まき)」であって「枚(まい)」ではない。
- トマンかぅ【豆滿江・圖們江】〔外來〕
- →「豆(とう)」。
- とみかうみ【】トミコウミ
- ←と見、斯く見。
| どむ | dom(舊假どん |
54曇。壜(罎)。\54貪'\ |
|---|
- どむらむ【貪婪】舊假名どんらん〔聯綿〕
- 「-om」の疉韻字。
- ともしび【燈≠灯】〔同源〕
- 「灯(てぃ/ちゃぅ)」は「燈(とぅ)」の略字とされるが、本來は意味の近い別字。「丁(てぃ/ちゃぅ)」と「登(とぅ)」とは懸隔がある。
- ともす【點】〔音訓〕
- 訓「ともす」は、音「點(てむ)」に由來するかもしれない。
- ともゑ【巴】トモエ〔近14・恆4〕
- ∴〜御前。
- とら【虎・於菟】〔同源〕
- 「虎(こ)」を「於菟(をと)」とも稱するのは春秋時代の楚の方言。「虎」の緩讀といふ。「森於菟」は「森鴎外」の子。
- どら【銅鑼】
- →「銅(どぅ)」∴〜燒き
- ドラえもん【野良右衞門】
- 漫畫の主人公。「どら」は「野良猫」に、「えもん」は「右衞門」に由來すると思はれる。「ドラゑもん」であるべきだが、固有名詞は改め難い。
- どらむすこ【】
- ←道樂、「道樂」は「だうらく」。
- とりで【砦=塞】〔同源〕
- 「砦(さい)」「塞(さい)」。
- とりゐ【鳥居】トリイ〔近11〕
- 「とりゐさき(華表先)」は名古屋市熱田區の舊地名。「華表」は鳥居の漢語表現。∴鳥居強衛門(すねゑもん)
- とる【秉=柄】〔同源〕
- 「秉(へぃ)」「柄(へぃ)」。「秉」は「くさ(禾)」を「手(ヨ)」で掴んだ象形であり、「兼」は「秉」を二つならべたものである。
- とろ【登呂】〔地名〕
- 靜岡市の地名。彌生時代の遺跡で著名。→「登(とぅ)」。
- どろ【泥濘】
- 「泥(でい)」と「濘(ねぃ)←ニング」は元の音が相當に離れてゐる。「泥濘」は「-ei」の疉韻ではない。
- どろぼぅ【泥棒・泥坊】ドロボウ
- 「棒(ぼぅ)」と「坊(ばぅ)」では假名遣が異る。一般に「泥棒」の方が多い。
- とを【十】トオ〔近07・08・恆3〕
- ∞じふ(十)。
- とをむ【撓】トオム〔恆1〕
- 「∞たわむ」の古語
| 【とん】 |
とん | ton | 27屯゚沌゚飩゚頓:\27惇:敦:暾:燉゚\27遁゚\27遯゚\30團(団)'\ |
| 【どん】 |
どむ | dom(舊假どん) | 54曇。壜(罎)。\54貪'\ |
どん | don | 27鈍。飩。\27嫩゚\28呑'\30緞"\ |
- トンキン【東京灣】〔外來〕
- 越南の地名。→「東(とぅ)←トング」「京(きゃぅ)←キャング」
- どんぐり【團栗】〔植物〕
- 「團(どん)」は慣用音。∞たどん(炭團)。
- トンナンシャーペイ【東南西北】
- 麻雀牌名。「東(とぅ)←トング」。北京語では「-m」が「-n」に變化したため「南(なむ)」は「ナン」。∞ハクハツチュン(白發中)。
- とんぼ【蜻蛉】〔聯綿〕
- 「蜻蛉(せぃれぃ)」は「-ing」の疉韻字。∞かげろふ(蜻蛉)。∞とうばう(蜻蛉)。∞とぅすみとんぼ(燈心蜻蛉)
| 【な】 |
な | na | 39奈。\39那。\39儺。\54納"[ダフ]\ |
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
各音については、「のふ」を參照のこと。 |
| 【ない】 |
ない | nai | 18内。\19乃。\19迺。\ |
- ないし【乃至】〔恆5〕
- 「乃(ない)」は呉音。「乃」は平假名「の」の原字であり「の」も呉音。
- ないしょ【内緒】
- 「内證(ないしょぅ)」の轉。「緒(しょ/じょ[慣]ちょ)」。∴内緒の話だがね。
- ないて【泣】〔近13〕
| なう | nau |
38惱(悩)。瑙(碯)。腦(脳)。\ |
|---|
| なぅ | nang |
43曩。嚢。\ |
|---|
- なう【喃】ノウ
- 「喃(なむ)」は口ごもって聞き取りにくい言葉の意。假名遣は近いが、呼びかけの意はない。∴〜お前たち。
- なぅじつ【曩日】ノウジツ
- ∞「さきに(嚮・向・曩)」。
- なうてんき【腦天氣】ノウテンキ
- 「能(のぅ)轉氣」とも書くが、假名遣は異る。
- なえる【萎】〔恆4〕
- ∞なゆ(萎)∴水不足で草がなえた。
- ながい【長=昶】〔同源〕
- 「長」「昶」共に「ちゃぅ」。
- なかうど【仲人】ナコウド〔恆2〕
- 「なか+ひと」のウ音便。∴見合ではないので、〜をたてない。
- ながえ【轅】〔近16〕
- ∴轅を持つて車をひつぱる。
- なかんづく【就中】ナカンズク
- ∴就中、老年になるとその傾向が著しい。
- なく【啼・涕】〔同源〕
- 「啼」「涕」共に「てい」∴犬の啼き聲。
- なく【歔欷】〔同源〕
- 「歔欷(きょき)」は「h-」の雙聲字。「ヒューヒー」のやうな發音。∞すふ(吸)。
- なげかはし【歎】ナゲカワシ〔近05〕
- ∴〜い世の中だ。
- なげく【慷慨=〓慨】〔同源〕
- 慷慨(かぅがい)の「かぅ」と「がい」は「k-」の雙聲。慷=〓は漢音呉音かぅ∴悲憤〜。
- なげる【擲=〓】〔同源〕
- 「擲(てき)」「〓(てき)」
- なじむ【馴染】
- ∞なづむ。∴おなじみ。∴ローマ字表記にはなづめない。
- なずらふ【準】ナズラウ〔近03〕
- 「なぞらへる」∴その女性を菊になずらへた。
- なだいなだ【】〔姓名〕
- 作家。スペイン語(nada_y_nada)から。
- なだそうそう【涙〜】
- 森山良子作詞の歌。「そうそう」は沖繩方言で涙があふれる意。假名遣未詳。
- なづ【撫】ナズ〔恆8-1〕
- ∴水晶球の表面を撫でる。
- なづな【薺】ナズナ〔恆7〕
- ∴よくみれば薺花さく垣ねかな
- なづむ【澁滯】ナズム〔恆7〕
- 本來「とどこほる」意の言葉であるが、後に「∞なじむ(馴染)」と混同したものか。∴暮れなづむ。
- ななへ【七飯】ナナエ〔地名〕
- 北海道渡島支廳龜田郡の町名。
- ななへやへ【七重八重】ナナエヤエ〔近14〕
- ∴〜と花は咲けども
- なには【難波・浪速・浪華】ナニワ〔地名〕
- →「難(なん)」。訛って「なんば」とも。∴昔の〜は今大阪と稱される。
- なは【那霸】〔地名〕
- 「なば」は沖繩で漁場の意、「おきなは」と同じ語源らしい。∞りうきう(琉球=瑠求)。
- なは【繩】ナワ〔近04〕
- ∴泥棒を見て繩を綯ふ。
- なふにふ【納入】ノウニュウ〔聯綿〕
- 「-ap」の疉韻字。∴今年の會費はまだ納入してゐない
- なへ【苗】ナエ〔近16〕
- ∴神田に〜を植ゑる早乙女。
- なほ【猶=犹=由】ナオ〔近07・同源〕
- 「犹(いう)」は「猶」の異體字。「酋(しう)」「尤(いう)」「由(いう)」。∴その町は今なほ靜かだ。∴〜うらめしき朝ぼらけかな(藤原道信朝臣)∴〜ひとこと付言すると…。
- なほがた【直方】ノウガタ〔地名〕
- 福岡縣(筑前國鞍手郡)の市名。
- なほこ【奈保子・尚子・直子】ナオコ〔姓名〕
- 女性名。特に「奈保子」などは「なほこ」と假名を振って「ナオコ」と讀む習慣が崩れてゐない。∴河合奈保子。
- なほざり【等閑】ナオザリ〔近08〕
- ∴漢文學習を〜にしてゐる。
- なほし【直衣】ナオシ ノウシ〔近08〕
- ∴〜姿で參内する。∴〜は皇室の平服だった。
- なほす【直】ナオス〔近07〕
- ∴故障を〜。
- なましな【男信】〔地名〕
- 群馬縣利根郡川場村大字生品。古の男信郷。東條義門『男信考』。←なむ(男)+しん(信)。
- なまづ【鯰】ナマズ〔恆7〕
- ∴簟で〜を押さへる。∴〜が暴れると地震が來るさうだ。
- なまめかしい【嬌=〓】〔同源〕
- 「嬌(けう)」「〓(けう)」。∞あいけう(愛嬌)。
| なむ | nam(舊假なん |
54男。\54南。楠。58喃'\54納'\ |
|---|
- なむてん【南天】舊假名なんてん〔植物〕
- 「難を轉じる」として庭に植ゑる。舊假名遣では區別がないものの、「南(なむ)」と「難(なん)」では原音が異る。
- なめくぢ【蛞蝓】ナメクジ〔近01・02・恆6〕
- ∴〜に鹽をかける。
- なめづる【】ナメズル
- 「嘗め+摺る」ではない。∴子供を〜ばかりにかわいがる。
- なや【納屋】
- →「納(なふ)」∴怒られて〜に押込められた。
- なやむ【懊惱】〔同源〕
- 「懊惱(あうなう)」は「-au」の疉韻字。∴母と妻の間で〜。
- なゆ【萎・痿】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞なえる(萎)。∴我が氣力〜。
- ならひ【】ナライ
- 關東の寒風。岩手縣江刺市や宮城縣栗原郡に「西風(ならひ)」といふ地名があるが、風向きは西のみとは限らない。
- ならふ【習=襲】ナラウ〔同源〕
- 「習(しふ)」「襲(しふ)」。
- ならぶ【並・竝・併】〔同源〕
- 「竝」「併」は共に「へぃ」。「並」は「竝」の楷書體。∴漸く先頭とならんだ。
- なりはひ【生業・業】ナリワイ〔近12・恆1〕
- ∴代々醫者を〜としてゐる。
- なゐ【地震】ナイ〔近11・12〕
- ∴安政に大きな〜ふるふ。
| 【なん】 |
なむ | nam(舊假なん) | 54男。\54南。楠。58喃'\54納'\ |
なん | nan | 29難。\34軟'\ |
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
各音については、「のふ」を參照のこと。 |
- ナンキン【南京】〔外來〕
- 「南」は「なむ」だが、北京音は日本と同樣に「-m」が「-n」となったため「ナムキン」ではない。→「京(きゃぅ)←キャング」。∞ペキン(北京)∴〜玉すだれ。
- なんぞ【何=遐=曷】〔同源〕
- 「何(か)」「遐(か)」「曷(かつ)」
- なんぞ〜せざる【盍=何不】〔同源〕
- 「盍(かふ)」は「何不(かふ)」の急讀。
- なんぢ【汝・爾・而・若・乃・迺】ナンジ〔近01・02・恆6・同源〕
- ←「汝(な)+貴(むち)」。「汝(じょ)」「爾(じ)」「而(じ)」「若(じゃく)」「乃(だい)」「迺(だい)」いづれも二人稱の字。∴〜姦淫するなかれ。∴〜如きに明すわけにはいかない。
| 【に】 |
に | ni | 05爾(尓)。\05兒(児)。\05邇(迩)。\06二(弍)。貳(貮弐)。21仁。[ジン]\06尼。\ |
- に【二=貳】〔同源〕
- 「二」「貳」共に(じ/に)。
- にいさん【兄】〔恆5〕
- ←「あに+さん」。
- にいにいぜみ【】〔動物〕
- ニイハオ【〓好】
- 北京語挨拶。→「好(かう)」
- にえる【煮】〔近15・恆4〕
- ∞にゆ(煮)∴芋の煮えたもご存じないか(世情に疎い)。
- にかは【膠】ニカワ〔近04〕
- ∴漆には〜を使ふ。
- にぎはひ【殷賑】舊假名にぎわい〔聯綿〕
- 「殷賑(いんしん)」は「-in」の疉韻字。∴京の都は〜をきはめた。
- にくづく【肉豆蒄】ニクズク〔植物〕
- にけえ【二階】〔表音〕
- オイ→エエ。關東方言。∴〜から目藥よ
- にごる【溷=混=渾】〔同源〕
- 「溷濁=混濁=渾濁(こんだく)」「混交(こんかう)」は「混淆=溷淆(こんかう)」の書替へ字。假名遣は一致するが、「交(まじはる)」と「淆(にごる、みだす)」では意味が異る。∞こんとん(渾沌=混沌=溷敦)。∴混濁の世に我立てば。
- にじ【虹】〔近01〕
- にしきおり【錦織】〔地名〕
- 大津市。「にしごり」とも。
- にじりぐち【躙口】
- ∴〜からは刀を持って入れなかった。
- にっくゎぅ【日光】ニッコウ〔地名〕
- 栃木縣の市名。この地名は觀音淨土の梵音にちなみ、幾多の變遷を經てきた。「ポータラカ」→「補陀落(ふだらく)山」→「二荒(ふたら)山」→「二荒(にくゎぅ)山」→「日光(にっくゎぅ)」。二荒山神社は中禪寺湖畔などに鎭坐してゐる。
- にっけい【肉桂】〔植物〕ニッキ
- 。∴〜は漢方で健胃劑だ。
- になふ【擔≠担】ニナウ〔同源〕
- 「担」は一般に「擔(たむ)」の略字とされるが、形聲文字の音符となる「旦(たん)」は元來離れた音である。この略字はかなり後世に成立したものと考へられる。∴期待を擔って故郷を出た。
- ににんがし【二二が四】
- 九九の一つ。
- には【庭】ニワ〔近05〕
- ∴鷄(には+とり)
- にはかに【俄】ニワカニ〔近05〕
- ∴一天〜かき曇り。
- にはとこ【接骨木】ニワトコ〔植物〕
- ∴山に生えてゐた〜を庭に植ゑた。
- にひがた【新潟】ニイガタ〔地名〕
- 縣名。
- にひたかやま【新高山】ニイタカヤマ〔地名〕
- 臺灣の山名。今の玉山。∴〜ノボレ。
- にひのみ【新家】ニイノミ〔地名〕
- にふ【丹生】ニュウ〔地名〕
- 丹(に)を産する意の地名。∞をにふ(遠敷)∴ま金ふく〜(萬葉集)。
- にほ【鳰】ニオ〔近08〕
- ∞かひつぶりの古名。∴〜の海(琵琶湖)。
- にほふ【匂・臭】ニオウ〔近08・09〕
- ∴朝日に〜山ざくらばな(宣長)
- にほふざき【匂崎】ニオウザキ〔地名〕
- 京都府舞鶴市。「匂ふ崎」なら「にほふざき」だらうが。「匂ひ崎」のウ音便で「にほうざき」と考へる事もできる。
- にゆ【煮】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞にえる(煮)。
| 【にゅう】 |
にう | niu | 50柔。\ |
にふ | nip | 53廿。\53入。\ |
にゅう | nio | 10乳。[ジュ]\ |
- ニューヨーク【紐育】〔外來〕
- →「紐(ちう)」。
| 【にょ】 |
にょ | nio | 09女。如。\ |
▼女(ぢょ)汝如洳茹恕絮(じょ)奴努怒孥弩駑呶帑(ど)
漢音の ザ行ダ行共に、呉音のナ行となる事あり
假名遣判別の役にはたたない |
| 【にょう】 |
にょう | nio | 09女'[ヂョ]\ |
ねう | niau | 35尿。\36繞。遶。37鐃。\ |
- にょうばう【女房】ニョウボウ
- 呉音「にょ」の長音化。「ぢょ」は漢音。∴むらさきは醤油の別名だが、いわしの〜詞でもある。
- にらひかなひ【】
- 沖繩方言で常世國の意。←「願ひ叶ひ」。
- にらむ【睥睨=盻=〓】〔聯綿・同源〕
- 「睥睨(へいげい)」は「-ei」の疉韻字。「盻(けい)」「〓(けい)」
- にる【似】〔近21〕
- 文語上一段動詞。
- にる【煮】〔近21〕
- 文語上一段動詞。
- にゐ【新居】ニイ〔地名〕
- 愛媛縣(伊豫國)の郡名。「新(にひ)+居(ゐ)」だが「にひ」とはならないので注意。「∞向井去來(むかゐきょらい)」の如し。『日紀略』大同四(八〇九)年に「新居(にひゐ)郡」。
| 【にん】 |
にむ | nim(舊假にん) | 53壬。妊(姙)。任。\ |
にん | nin | 21人(儿)。\21仁。\21忍。認。荵。\ |
- にんじむ【人蔘】舊假名にんじん〔植物〕
- →「參(さむ)」∴朝鮮〜。
- ニンポー【寧波】〔外來〕
- 山東省の地名。→「寧(ねぃ)←ニング」
- ぬえ【鵺】〔近16・恆4〕
- ぬすむ【盜・偸】〔同源〕
- 「盜(たう)」「偸(とう)」は假名遣が異る。「偸盗」を「ちうとう」と讀むのは憤用音。
- ぬひとり【繍=綉】ヌイトリ〔同源〕
- 「刺繍・刺綉」共に「ししう」∴襟に縫ひ取りのあるシャツを着る。
| 【ね】 |
ね | nia | 12禰(祢)。[デイ]\33涅'[デツ]\ |
| 【ねい】 |
ねぃ | niang | 47寧゚嚀゚濘゚44檸'\47佞(侫)゚\ |
- ねえさん【姉】〔恆4〕
- 「ねいさん」とはしない。∞せい(背)。∴ねえさん、お冷を一杯。
- ねがへり【輾轉】ネガエリ〔聯綿〕
- 「輾轉(てんてん)」は「ten」の雙聲・疉韻字∴〜反側。
- ねずがせき【鼠ヶ關・念珠ヶ關】〔地名〕
- 山形縣(出羽國西田川郡)温海町(〒999-7126)。歌枕の地。『吾妻鏡』文治五(一一八九)年に「念種關」。→「ねずみ(鼠)」「しゅ(珠)」。
- ねずみ【鼠】〔近03〕
- ∴濡れ〜
- ねぢ【螺旋】ネジ〔近01*・02〕
- ∴試驗が濟んだら〜がゆるんだ。∴〜まはし。
- ねぢく【拗】ネジク〔近01〕
- ねぢる【捩】ネジル〔恆6〕
- ∞もぢずり(捩摺)。∴この高さになると木々も風でねぢれてゐる
- ねはん【涅槃】〔佛教〕
- 梵語「ニルヴァーナ」の音譯。→「槃(はん)」
- ねひ【婦負】ネイ〔地名〕
- 富山縣の郡名。『萬葉集』に「賣比(めひ)」。
| ねむ | niam(舊假ねん |
57鮎。拈。56粘(黏)。\57念。捻。唸'53稔'\ |
|---|
| 【ねん】 |
ねむ | niam(舊假ねん) | 57鮎。拈。56粘(黏)。\57念。捻。唸'53稔'\ |
ねん | nian | 33年。\34然。燃。33撚。\ |
- ねんごろ【叮嚀】〔同源〕
- 「∞叮嚀(てぃねぃ)」は「-ing」の疉韻字。また「鉦(せぃ)」の緩讀といふ。
- ねんごろ【慇懃】〔同源〕
- 「慇懃(いんぎん)」は「-in」の疉韻字。
- の【能】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「能(のぅ)」
- の【農】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「農(のぅ)」。二千圓札の裏側にも見える。
| 【のう】 |
なう | nau | 38惱(悩)。瑙(碯)。腦(脳)。\ |
なぅ | nang | 43曩。嚢。\ |
なふ | nap | 54納。\ |
のぅ | nong | 02農。膿。03濃'\49能。\ |
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
このうち[呉]なふ が一般的である
「出納(すいたふ)」は漢音だふ の變形。
「納得なっとく」「納豆(なっとう)」は、
呉音の促音化。
「納戸」が「-ap → -am」の變化とすれば、
「なむど」とすべきか。 |
- のうぜんかづら【凌霄蔓】ノウゼンカズラ〔植物〕
- 音の由來未詳。
- のうのう【】〔恆2〕
- ∴娘が結婚したので、今は〜としてゐられる。
- のがれる【遁=遯】〔同源〕
- ∴「遁走=遯走(とんそう)」。
- のぎ【芒・迷陽】〔同源〕
- 「迷陽(めいやぅ)」は「芒(ばぅ)」の緩讀といふ。『莊子』に出づ。
- のくゎんざう【野萱草】ノカンゾウ〔植物〕
- のこす【遺・貽】〔同源〕
- 「遺(い/ゆい)」「貽(い)」。「遺」は「ゐ」とする説もあり、「貴(くゐ)」「潰(くゎい)」も合口に屬するが、「貽」との共通性を考へると「い」が適當であらうか。∴遺訓=貽訓。∴子孫に美田を殘さず。
- のせ【能勢】〔地名〕
- 大阪府(攝津國)の郡名。現在は合併して豐能郡。→「能(のぅ)」。
- のち【後=后】〔同源〕
- 「後・后」は「こう/ご」。∴あの人は後添だ。
- のと【能登】〔地名〕
- 舊國名。→「能(のぅ)」「登(とぅ)」。
- のどぶえ【吭】〔近16〕
- ∴急いで食べたら喉笛がつまった。
- のばす【引=演=延=衍・伸展】〔同源〕
- 「引(いん)」=「演(えん)」=「延(えん)」=「衍(えん)」。「伸展(しんてん)」は「-n」の疉韻∴敷衍=敷延∴蔓延=蔓衍∴締切を延しのばしにしてゐる。∴髭を伸し放題にしてゐる。
- のびる【鬯=暢】〔同源〕
- 「鬯茂=暢茂(ちゃぅも)」「悠長=悠暢(いうちゃぅ)」。∴雜草を延びるにまかせてゐる。
- のふ【能生】ノウ〔地名〕
- 新潟縣西頸城郡の町名。
- のふうぞ【野風増】
- 岡山縣北部方言で「生意気」「つっぱり」の意。→「増(ぞぅ)」。川島英五の歌の題。
- のべる【衍=演】〔同源〕
- 「衍繹=演繹(えんえき)」∴一言のべさせていただきます。
- のぼる【陟=登=騰=乘=升=陞=昇】〔同源〕
- 「陟(ちょく)」「登(とぅ)」「騰(とぅ)」「乘(じょぅ)」「升(しょぅ)」「陞(しょぅ)」「昇(しょぅ)」。ただし「上(しゃぅ)」は字音假名遣が異る。∴愁ひつつ岡に登れば花茨。
- のみ【而已=已=耳=爾】〔同源〕
- 「而已(じい)」「已(い)」「耳(じ)」「爾(じ)」。「而已(じい)」は緩讀のため二字になったと考へられる。∴時間がきて、焦る〜しかなかった。
- のむ【咽=嚥】〔同源〕
- 「咽下=嚥下(えんげ)」∴ある條件をのんだ。
- のり【規矩】〔同源〕
- 「規矩(きく)」は「k-」の雙聲字。∴とばに定まれる〜なし。∴長澤規矩也(漢學者)。
- のりかへ【乘換】ノリカエ〔近15〕
- ∴この空港で〜だ。
- ノルウェー【諾威】〔外來〕
- 「→威(ゐ)」
- のわき【野分】〔近04・恆1〕
- ∴この散らかり樣は〜の後みたいだ。∴鳥羽殿へ五六騎急ぐ〜かな。
- のんかう【】ノンコウ〔姓名〕
- 樂燒の陶工名。漢字は未詳。∴のんこの茶碗(落語・金明竹)。
| 【は】 |
は | pa | 15派'[ハイ]\32叭"[ハツ]\40播:\40陂:破:簸:頗:坡:玻:波:菠:+05跛'\41巴゚把゚杷゚琶゚爬゚笆゚耙゚葩゚\41霸(覇)゚\ |
- は【】〔近20〕
- 助詞
| 【ば】 |
ば | ba | 40婆。\41芭'\41馬゚罵゚\41蟆(蟇)゚\ |
- はあひ【羽合町】ハワイ〔地名〕
- 鳥取縣東伯郡の町名。戰國期の文書に「伯州河村郡羽合田云々」とあり。「たわい(他愛)ない」を漢字どほり「たあいない」とすれば、同じ音變化となる。平成十六年、湯梨濱町に合併。
| 【はい】 |
はい | pai | 14旆゚沛:霈:20肺゚\15稗゚牌゚\15擺゚\16俳゚排゚18輩゚徘゚琲゚裴゚\16憊゚\16拜(拝)゚湃゚\17唄゚敗゚\18背゚\18配:\18佩゚珮゚\18坏:杯(盃)゚\18悖゚\18胚゚\20廢(廃)゚癈゚\ |
- はい【】〔恆5〕
- ∴〜〜と返事はよいが。
| 【ばい】 |
ばい | bai | 14 18眛゚\14貝'狽'17唄'\15買゚賣(売)゚\16霾゚\18 06黴'\18倍。賠。陪'焙。培。\18媒゚煤゚\18梅(楳)゚莓゚\20吠。\ |
- はいくゎい【徘徊=裴囘】ハイカイ〔聯綿〕
- 「-ai」の疉韻字。∞さまよふ。∴初めての土地を〜した。
- ばいた【賣太】〔恆5〕
- ∴〜の樣なはしたない眞似はするな。
- はいたか【鷂】〔近12・13〕
- 「はしたか」のイ音便。
- はいばら【榛原】〔地名〕
- 靜岡縣(遠江國)の郡名。←「榛(はり)」。∞はんのき(榛木)。
| はう | pau |
30判[ハン]\【37包゚庖゚砲゚胞゚飽゚咆゚枹゚炮゚皰(疱)゚苞゚靤゚髱゚鮑(蚫)゚麭゚匏゚泡゚】\37抛゚\ |
|---|
| はぅ | pang |
【04邦:】\42方:訪:髣:魴゚放:倣:芳:枋:+43彷:舫:43 44磅:\43 44彭゚44澎゚\【43幇:】\44烹(亨)゚\【45棚゚繃゚弸゚硼゚萠(萌)'】\45萌'\45怦゚\ |
|---|
- はぅ【方】ホウ〔音訓〕
- 「方」は漢音呉音ともに「はぅ」だが、古用例で方向や方角を表す時に「はぅ」、醫術の意味では「ほぅ」と書き分ける、一種の假名遣が存在した。現在、これを再現する必要はないだらう。
| ばう | bau |
37卯(夘)゚茆゚昴゚\【37茅゚】\37貌(皃)゚\ |
|---|
| ばぅ | bang |
04尨゚厖゚\【04蚌'】\42亡゚忘゚望゚妄゚芒゚鋩゚惘゚45氓'43忙゚茫゚\42坊。妨'紡'肪。防。+43房。43旁。傍。滂'膀。蒡'謗'43 44榜'\43蠎゚蟒゚\44膨'\45萌'\45黽'\ |
|---|
- はうき【抛棄】ホウキ
- ∞「はふる(投・放・抛)」。
- はうき【箒】ホウキ〔近10・恆2〕
- 「ははき」のウ音便。
- ばぅくゎぅ【膀胱】ボウコウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。
- はうぐゎん【判官】ホウガン
- 「九郎判官義經」は「判官(はんぐゎん)」の轉。ただし「鹽谷判官」は必ず「はんぐわん」と読む。∴〜贔屓∞じょう(判官)。
- はうじちゃ【焙茶】ホウジチャ
- 「焙(はい/ばい)」。はい→はう。
- はぅじゅん【芳醇=芳純】ホウジュン
- ∞「すなほ(純=淳)」。
- はうじろ【喰代】ホウジロ〔地名〕
- 三重縣上野市の地名。←はむ(喰)。
- はぅたい【繃帶】ホウタイ
- 書き替へて「包帶(はうたい)」とする事あり、假名遣は一致するが、原音は全く異る。
- はぅだい【放題】ホウダイ
- 「はふだい(法第)」との説あり。∴食べ〜。
- はうたう【〓〓】ホウトウ〔表音〕
- 山梨縣の郷土料理。
- はうちゃぅ【庖丁】ホウチョウ
- 人名の場合は「はうてぃ」。「包丁」は書換字。
- はぅはい【澎湃=泙湃=〓湃】ホウハイ〔同源〕
- 水の沸き立つ音。「p-」の雙聲字。「澎(はぅ)」「泙(はぅ)」「〓(はぅ)」
- はぅはぅ【彭々】ホウ〔表音〕
- 「彭々(はぅはぅ)」は太鼓の音。元は「パンパン(パングパング)」のやうな音であった。∞たぅたぅ(鼕々)。∞たぅたぅ(丁々)。
- はぅふつ【髣髴】ホウフツ
- ∞「さもにたり(髣髴)」。
- はぅぼう【魴〓】ホウボウ〔動物〕
- はうむる【葬】ホウムル〔近10・10・恆2〕
- ばぅやぅ【芒洋=望洋】ボウヨウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。ひろびろした樣。「羊を亡くす」意味ではない。∞べうばぅ(渺茫)。∴多岐芒洋
- はうれんさう【菠薐草】ホウレンソウ〔植物〕
- 「薐(ろぅ)」は慣用音りょぅ、唐音りん。
- はうろく【炮烙・焙烙】ホウロク
- はえ【生】〔近15〕
- ∴毛〜藥をつけたが。
- はえ【南風】
- 沖繩方言では、あがり(東)いり(西)はえ(南)にし(北)。「南風見(はいみ)」(〒907-1434)は沖繩縣島八重山郡竹富町の地名。∞いりおもて(西表島)。
- はえ【鮠】〔近16〕
- 「はや」とも。
- はえる【映】〔恆4〕
- ∞はゆ(映)
- はえる【生】〔恆4〕
- ∞はゆ(生)
- パオ【包】
- 蒙古の移動式住居、→「包(はう)」
- はおり【羽織】〔恆3〕
- ←假名遣未詳「羽折り」か。語の中間に「お」が來る例は珍しい。
- はおる【羽織】〔恆3〕
- はが【芳賀】〔地名・姓名〕
- 栃木縣(下野國)の郡名。→「芳(はぅ)」。
- はかま【袴=〓】〔同源〕
- 「袴(こ)」「〓(こ)」
- ばかやらぅ【馬鹿野郎】バカヤロウ
- 「鹿(か)」は訓讀み。←莫迦(ばか)。「迦(か)」は「くゎ」ではない。
- はかり【秤=稱】〔同源〕
- 「秤(しょぅ)」は元「稱(しょぅ)」の俗字。∴秤量貨幣
| 【はく】 |
はく | pak | 04剥゚\04璞゚\04駮゚\43薄゚博:搏:膊:\43亳゚\44白゚拍゚柏(栢)゚舶゚迫゚魄゚伯゚珀゚泊゚畠43粕:箔゚狛:\44佰゚陌'\44帛゚\45擘゚檗(蘗)゚\ |
| 【ばく】 |
ばく | bak | 01暴'曝'+38瀑'[ホク]04爆'[ハク]\04駁'\04藐゚\43博'42縛。\43莫゚漠゚寞゚44獏゚貘゚驀゚幕゚\44貊゚\45麥(麦)゚\ |
- ハクハツチュン【白發中】
- 麻雀牌名。「中(ちゅぅ)←チョング」。∞トンナンシャーペイ(東南西北)。
- はくひ【羽咋】ハクイ〔地名〕
- 石川縣の市名。
- ばくらう【伯樂・馬喰・博勞】バクロウ
- 「伯樂(はくらく)」の轉。「馬喰(ばくらふ)」「博勞(ばくらう)」はいづれも宛字。東京都中央區の地名、驛名など、全国に地名として分布。
- はこ【盒≒匣】〔同源〕
- 「盒(かふ/ごふ)」「匣(かふ/げふ)」は何れも蓋のついた箱の意。∴「飯盒」「香盒」「劍匣」
- はこや【〓姑射】〔地名〕
- 『莊子逍遥遊』に「〓姑射山」。→「貌(ばう)」
- ばさ【婆娑】〔聯綿〕
- 「-a」の疉韻字。
- はさむ【緘・拑・箝】〔同源〕
- 「拑口=緘口(かむこう)」∴緘口令をしく。
- はじ【土師】
- 赤黒い素燒、←はに(土)+し(師)。
- はじうど【櫨宇土】〔地名〕
- 熊本縣本渡市(〒863-0045)。現在は「板宇土」と書く。←はぜ(櫨)。
- はじかみ【薑・椒】〔植物〕
- 「薑(きゃぅ)」は「∞生姜(しゃぅが)」の別名。「椒」は山椒(さんせう)の古名。「椒(はじかみ)(〒669-6344)」は兵庫縣城崎郡の地名。
- はじく【彈】〔近02・恆8-1〕
- ∴この紙はインクをはじく。∴胡麻を炒ると彈けるので注意。
- はじめ【始・創=剏】〔近01・同源〕
- 「創」「剏」は共に「さぅ」。∴蘭學事始。∴始めよければ終りよし。
- はしる【走=趨】〔同源〕
- 「走(そう)」「趨(すう)」
- はず【筈】〔近03〕
- はず【彈】〔恆8-1〕
- はずみ【機・彈】〔近03*〕
- ∴もののはずみでつい引受けてしまつた。∴興奮で聲もはずんでゐる。
- ばせう【芭蕉】バショウ舊假名ばせを〔近08・恆3〕
- 「蕉(せう)」であるが、俳人芭蕉が「はせを」と自署した如く、「ばせを」とした用例も多い。近&!08・恆3共に「ばせを」。同樣の例に「∞すあを(素襖)」などあり。
- はせがは【長谷川】ハセガワ〔姓名〕
- 「長谷」を「はせ」と讀むのは、奈良縣櫻井市の地名「初瀬(はつせ)」にちなむ。同地には「長谷寺」あり。
- はたはた【鰰】〔動物〕
- 「はたわた」とは讀まない。
- はだへ【肌】ハダエ〔近15〕
- ∴はだへは雪のごとく白い。
- はち【八=捌】〔同源〕
- 「八」「捌」共に漢音はつ呉音はち。
- はぢ【恥】ハジ〔近01・恆6・8-1〕
- ←「恥(は)づ」∴恥を恥とも思はない。∴横綱の名に恥ぢるやうな行ひ。
| 【はつ】 |
はつ | pat | 26發(発)゚30溌゚撥゚醗゚\26髮(髪)゚\30鉢゚\ |
- はづ【羞・恥・醜】ハズ〔恆8-1・同源〕
- ∞はぢ(恥)。「羞(しう)」「醜(しう)」
| 【ばつ】 |
ばつ | bat | 26伐゚筏'閥'\26罰(罸)'\30末゚\32拔(抜)'30跋。魃。\ |
- ハツイ【】
- 北朝鮮の拉致被害者、蓮池薫さんの母。新潟・茨城・栃木・長野北部に見られる名で、「ハツエ」と同義。「初惠」なら「ハツヰ」とすべきか。「シズイ」なども同様。
- はづかしい【恥】ハズカシイ〔近03・恆7〕
- ∴人前に出るのが恥かしい。
- はづれる【外】ハズレル〔近02*・恆7〕
- ∴ここのところの天氣豫報ははづれてばかりだ。∴天然物だ、當りはづれはあるさ。
- はつゐぼし【室宿】ハツイボシ
- 二十八宿の一。語源未詳。
- はなし【談=譚】〔同源〕
- 「談(だむ)」「譚(たむ)」∞たふのみね(多武峰)
- はなぢ【鼻血】〔恆6〕
- ∴すっからかんで鼻血も出ない。
- はなは【塙】ハナワ〔姓名〕
- 塙保己一は群書類從の編者。また地名としても全國に分布。∞くづ(圷)。
- ハナヱ・モリ【森英惠】〔姓名〕
- 歴假名どほりであるが、意識的なものかどうかは不明。∞えびす(夷)。
- はにふ【羽生】ハニュウ〔地名〕
- はにわ【埴輪】〔近04・05〕
- ハノイ【河内】〔外來〕
- 越南の地名。→「河(か)」
- はは【母】〔恆1〕
- 中世には「ハワ」と讀んだこともあり、能では今でも「ハワ」と謠ふ。
- ははそ【柞】〔地名〕
- 京都府。精華町(山城國相樂郡)の祝園(はふその)祝園神社境内にあり。柞の森。『崇神紀』に「羽振苑(はふりその)」。∞ほりやま(祝山)。
- はひ【灰】ハイ〔音訓〕
- 灰は音「くゎい」。「はひ」は訓讀みだが混同しやすい。∞しっくい(漆喰)∴〜になるまで一緒だ。∴護摩の〜。
- はひずりまはる【這摺囘る】ハイズリマワル
- 「なめづる」から「はひづりまはる」の説あり。∴泥の中を這ずり廻つてゐる方が樂だ。
- はひまつ【這松】ハイマツ〔近11〕
- ∴登つてゆくと這松地帶に出て眺望が開けた。
- はひる【這入】ハイル〔恆5〕
- 戰前も「はいる」とする場合があった。恆5でも「はいる」「はひる」兩者を紹介し、後者を正しいであらうとしてゐる。∞へえる(這入)∴穴にはひりたいくらゐ恥かしい。
- はふ【匍匐】ハウ〔同源〕
- 「匍匐(ほふく)」は「p-」の雙聲字。∴〜前進。
- はふはふ【這ふ這ふ】ホウホウ
- ∴〜の體
- はふらぅ【琺瑯】ホウロウ
- ∴〜引き。
- はふる【投・放・抛】ホウル〔近09*・恆2・音訓〕
- 「はふる」は和語であり、「はぅ」などの音に由來するものではない。「放(はぅ)←パング」と「抛(はう)」は同じ假名遣のやぅだが、原音が相當に異る。∞たふれる(倒)。∴「抛棄(はうき)」「放棄(はぅき)」
- はへ【蠅】ハエ〔近15〕
- ∴蠅が手をする足をする。
- はべり【侍】〔近21〕
- 文語ラ變動詞
- はぼまひ【齒舞】ハボマイ〔地名〕
- 北方領土の島名(〒087-0163)。∞えとろふ(擇捉)
| はむ | pam(舊假はん |
61犯゚氾゚范゚笵゚範゚\61凡゚帆゚汎゚\61泛゚\ |
|---|
- はむらむ【氾濫・汎濫・泛濫】舊假名はんらん〔同源〕
- 「-am」の疉韻字。また「氾」「汎」「泛」は共に「はむ」。
- はやい【疾=捷】〔同源〕
- 「疾(しつ)」「捷(せふ)」
- はやい【早=蚤】〔同源〕
- 「蚤晩=早晩(さうばん)」
- はゆ【映】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞はえる(映)
- はゆ【生】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞はえる(生)
- はらいせ【腹癒】〔恆5〕
- 「はらゐせ(腹居せ)」との説あり。∴腹いせの犯行
- はらふ【拂=祓】ハラウ〔近10・同源〕
- 「拂(ふつ)」「祓(ふつ)」∴こちらもたいへんな犧牲をはらふことになる。
- はらわた【腸】〔近04・05・恆1〕
- はり【針=鍼】〔同源〕
- 「針灸=鍼灸(しむきう)」
- はりねずみ【蝟=彙】〔同源〕
- 「蝟(ゐ)」「彙(ゐ)」
- はるか【杳=遥】〔同源〕
- 「杳(えう)」「遥(えう)」。∞えう(杳)
- はるか【迥・夐】〔同源〕
- 「迥(くゑぃ)」「夐(けぃ)」
- ハルピン【哈爾濱】〔外來〕
- →「哈(かふ)」
- はれもの【癰】〔同源〕
- 「癰(よぅ)」は形聲文字。病だれを除いた部分は「雍(よぅ)」の異體字。∴腫物にさはるような扱ひ
- ハワイ【夏夷威】〔外來〕
- 廣東音、→「夏(か)」「夷(い)」「威(ゐ)」
| 【はん】 |
はむ | pam(舊假はん) | 61犯゚氾゚范゚笵゚範゚\61凡゚帆゚汎゚\61泛゚\ |
はん | pan | 26反゚販゚飯゚+31阪(坂)゚30叛:31板(鈑)゚版゚\26煩゚\26樊゚礬゚31攀゚\30 26繁゚\30半:伴゚判:畔゚拌゚絆:胖:26袢゚\31 30般゚30搬゚槃゚瘢゚\31斑゚\31班゚\31頒゚\32釆゚26旛゚旙゚燔゚繙゚膰゚鷭゚藩゚30 26蟠゚30潘:\ |
- ハン【汗】〔外來〕
- 匈奴の首長。→「汗(かん)」
| 【ばん】 |
ばん | ban | 26挽゚晩゚輓゚30悗゚\26番'蕃'\26卍゚\26萬(万)゚\30伴。判'絆'\30盤。磐。\31板(鈑)'\31蠻(蛮)゚\ |
- パン【幇】〔外來〕
- 同郷出身者の相互扶助組織。「チンパン(青幇)」など。「幇(はぅ)」は「封(ふぅ)+帛」が正しい字。また「邦(はぅ)+巾」とする略字あり。∞たすける(幇・〓・〓)。
- はんおき【樊於期】〔姓名〕
- 「はんのき」と連聲になる事もあるが、通常は「はんおき」であらう、
- ハンガリー【洪牙利】〔外來〕
- →「洪(こぅ)←ホング」「牙(が)」。ハンガリーの名は「匈奴(フンヌ・きゃぅど)」に由來するといふ。
- ハンコウ【漢口】〔外來〕
- →「漢(かん)」「口(こう)」
- はんじゃぅ【繁盛=繁昌】はんじょう〔同源〕
- 「盛(せぃ/じゃぅ)」「昌(しゃぅ)」。假名遣は一致する。∴『江戸繁昌記』
- ばんなじ【鑁阿寺】〔地名〕
- 栃木縣(下野國足利郡)足利市家富町の寺。足利氏發祥の地。「ばんあじ→ばんなじ」は連聲。
- はんのき【榛木】〔植物〕
- ←「はりのき」の轉、「榛」は音「しん」。∞はいばら(榛原)。
- バンバンジー【棒棒鷄】〔外來〕
- 料理名。「棒」が「バン」であるため「ばぅ」の字音が期待できるが、「はぅ/ぼぅ」と漢音呉音で假名遣が分れるため、「ぼぅ」であるとせざるを得ない。近年、臺灣の流行語で「いちばん(一番)」に「一級棒(イーチーバン)」を宛てる。
- ハンブルグ【漢堡】〔外來〕
- →「漢(カン)」。「堡」は「とりで」の意譯
- はんめう【斑猫・〓〓】ハンミョウ〔動物〕
- はんもん【煩悶】
- ∞「いかる(忿懣=憤=煩悶)」。
| 【ひ】 |
ひ | pi | 05匙'\05卑:碑:俾:婢゚脾゚裨:髀:+06痺:\05皮゚彼:披:疲゚被゚陂:鞁゚\05罷゚\05臂:譬:避゚\06否゚痞゚\06ヒ:比:庇:妣:屁:秕:粃:豼゚貔゚05紕:12批'砒'蓖'\06泌:祕(秘):\06丕:\06嚊:\06贔゚\06鄙:\06鞴゚\08妃:\08肥゚\08費:狒゚\08非:扉:斐:緋:誹:翡:腓゚菲:蜚:霏:匪:榧:06悲:\08飛:\ |
| 【び】 |
び | bi | 05弭゚\05彌(弥)゚瀰゚\05糜゚縻゚\05靡゚\06備。糒。\06枇。琵。毘。\06眉゚媚゚嵋゚\06美゚\06鼻。\06寐゚\06麋゚\08尾゚\08微゚薇゚\ |
- ひいかは【斐伊川】ヒイカワ〔地名〕
- 出雲神話の「∞簸川(ひのかは)」。原義「火の川」。「伊(い)」は漢字二字にするための長音化。∞をろち(大蛇)
- ひいき【贔屓】〔近13・恆5〕
- ←引き∴〜の引き倒し
- ひいさま【姫樣】
- ←ひめ(姫)。
- ひいでる【秀】〔恆5〕
- ひえ【日吉】〔地名〕
- 大津で「日吉大社」、東京では「日枝神社」とする。山王權現。『記神代』に「日枝(ひえ)山の大山咋神」。→比叡山、「叡(えい)」
- ひえ【稗】〔近16・恆4〕
- ∴稗搗き節。
- ひえ【冷】〔近15〕
- ひえだのあれ【稗田阿禮】〔姓名〕
- 「ひへ」ではない。
- ひえぬき【稗貫】〔地名〕
- 岩手縣(陸奧國)の郡名。『吾妻鏡』文治五(一一八九)年に「部貫(へぬき)郡」。「稗」は「ひえ」。
- ひえる【冷】〔恆4〕
- ∞ひゆ(冷)
- ひがい【鰉】〔動物〕
- ひかへる【扣・控】ヒカエル〔同源〕
- 「扣(こう)←コウ」「控(こぅ)←コング」は同じ字音假名遣であるものの、元の音は隔りがある。∞たたく(叩=扣=敲)。∴「控除(こぅぢょ)」「扣除(こうぢょ)」。
- ひきずる【引摺】
- 「ひこづらふ」に由來するとの説あり「ひきづる」か。
- ひきゐる【帥=率】ヒキイル〔近11・12・18・21・恆1・5・同源〕
- 文語ワ行上一段動詞。「帥先=率先(そっせん)」。∞いさかは(率川)
- びくぅ【鼻腔】
- 「びこぅ」の醫學的慣用讀み。
- ひこ【英彦山】〔地名〕
- 福岡縣添田町(豐前國田河郡)の山名。「英」は讀まず。
- ひこばえ【蘖】〔近16〕
- 切り株からの若芽。「孫(ひこ)+生え」。
- ひじき【鹿尾菜】〔植物〕
- ひじり【聖】〔近01〕
- ∞セント(聖)∴〜橋
- ひずむ【歪】〔近03*〕
- ひぢ【泥】ヒジ〔近01・02〕
- ひぢ【臂・肘】ヒジ〔近01・02・恆6〕
- ∴〜鐵砲
- ひぢかた【土方】ヒジカタ〔姓名〕
- ←「ひぢ」は土の古語。←ひち(泥)+方。∴土方歳三。
- ひぢふ【日出生】ヒジウ〔地名〕
- 大分縣玖珠町の地名(〒879-4406)。「日出生鐵道」は昭和二十八年廃線。
- ひちりき【篳篥】〔聯綿〕
- 笛の一種。「-it」の疉韻字。
| 【ひつ】 |
ひつ | pit | 21匹(疋)゚\21弼゚\21必゚泌゚謐"\21畢゚蹕゚\21筆゚\48逼'[ヒョク]\ |
- ひつぎ【棺槨】〔同源〕
- 「棺槨(かんくゎく)」は「k-」の雙聲字。
- ひつじ【羊】〔動物〕
- ひつぢ【〓】
- ヒツジ「乾(ひ)+土」。稻の切り株から再びのびた芽。∞ひこばえ。
- ひっぱく【逼迫】〔聯綿〕
- 「-ik」の疉韻字。
- ひづめ【廿九日】ヒズメ〔地名〕
- 石川縣鹿島郡。←日詰め。
- ひでえ【酷】〔表音〕オイ
- →エエ。關東方言。∞ひどい(酷)。
- ひでり【乾=旱=〓】〔同源〕
- 「乾」「旱」「〓」は共に「かん」。
- ひどい【酷】
- 「非道い」は宛字、「非道」は「ひだう」。∞ひでえ。
- ひとしほ【一入】ヒトシオ〔近08〕
- ひとへ【一重】ヒトエ〔近14〕
- ひとへに【偏】ヒトエニ〔近15〕
- ひとまづ【】ヒトマズ
- ひとりしづか【一人靜】ヒトリシズカ〔植物〕
- ひねる【捻=拈】〔同源〕
- 「捻(ねむ)」「拈(ねむ)」
- ひのえ【丙】〔近16〕
- 「火の兄(え)」
- ひのかは【斐伊川】ヒノカワ〔地名〕
- 出雲國の川。「火の川」に由來。「簸の川」とも。「簸」は音「は」訓「ひる」。∞ひいかは(非文伊川)
- びは【枇杷】ビワ〔植物〕
- 漢語であるが「びは」で一語となり「ビワ」と發音。
- びは【琵琶】ビワ
- 滋賀縣びわ町は町名。
- びばい【美唄】〔地名〕
- 北海道の市名。「唄(ばい)」は音。
- ひはる【柝】ヒワル〔近05〕
- ひひらぎ【柊】ヒイラギ〔植物〕
- また京都市中京區の地名にも。
- ひま【郤=隙】〔同源〕
- 「郤」「隙」共に「げき」
- ひまし【蓖麻子】〔植物〕
- ∴〜油。
- ひもじい【】
- ←ひだるい+文字。
| ひゃう | piak |
44拍'[ハク]\ |
|---|
| ひゃぅ | piang |
44評'\44兵。\ |
|---|
- ひゃうず【兵主神社】ヒョウズ〔地名〕
- 滋賀縣野洲郡中主町五條にあり。また「穴師坐兵主神社」は奈良縣櫻井市穴師(あなし)にあり。
- ひゆ【冷】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞ひえる(冷)
| 【ひょう】 |
ひゃう | piak | 44拍'[ハク]\ |
ひゃぅ | piang | 44評'\44兵。\ |
ひょう | piau | 04雹[ハク]\ |
ひょぅ | piong | 48冰(冫氷):馮゚憑゚\ |
へう | piau | 36票:標:漂:瓢゚剽:嫖:慓:縹:飄(飃):驃:鰾゚\36表:俵:\36殍゚\36飆:\36髟:\37豹。\52彪'\ |
- ひょう【】〔表音〕
- ∴よっ引いて〜と射る。
| 【びょう】 |
びゃぅ | biang | 44病。\44平。\47屏。\ |
べう | biau | 36廟゚\36秒゚杪゚眇゚渺゚緲゚\36苗゚描゚錨゚猫゚\ |
- ピョンヤン【平壤】〔外來〕
- →「壤(じゃぅ)←ジャング」。「平(ひゃう)」は「ピョン」とは假名遣が合はない。
- ひらきなほる【開直】ヒラキナオル〔近09〕
- ひらく【拆=拓】〔同源〕
- 「拆(たく)」「拓(たく)」
- ひりょうづ【飛龍頭】ヒリョウズ
- ポルトガル語「filhos」。「龍(りょぅ/りゅぅ)」「頭(とう/づ)」。
- ひる【干】〔近21〕
- 文語上一段動詞。
- ひるがへる【翩飜】ヒルガエル〔近14・聯綿〕
- 「翩飜(へんぽん)」は「-n」の疉韻字。
- ひるまへ【晝前】ヒルマエ〔近14〕
- 「昼」は「晝」の草書體に由來する。
- ひろい【洪=廣=宏=弘=鴻】〔同源〕
- 「洪(こぅ)」「廣(くゎぅ「宏(くゎぅ)」「弘(こぅ/ぐ)」「鴻(こぅ)」。「弘」は弓鳴りのホンホンといふ音といふ。「鴻圖=洪圖(こぅと)」「洪水=鴻水(こぅずい)」「高恩(かうおん)、厚恩(こうおん)、洪恩(こぅおん)、鴻恩(こぅおん)、廣恩(くゎぅおん)」「浩大(かうだい)、弘大(こぅだい)、鴻大(こぅだい)、洪大(こぅだい)、廣大(くゎぅだい)、宏大(くゎぅだい)」など紛らはしい語が多い。
- ひろい【浩瀚】〔聯綿〕
- 「浩瀚(かうかん)」は「h-」の雙聲字。
- ひろい【廣=闊=寛】〔同源〕
- 「廣(くゎぅ)」「闊(くゎつ)」「寛(くゎん)」
- ひろい【闊=豁】〔同源・聯綿〕
- 「闊達=豁達(くゎったつ)」は「-at」の疉韻字。「快闊=快豁(くゎいくゎつ)」は「-k」の雙聲字。
- ひろう【披露】
- ←「露(ろ)」の長音化。∴御披露目
- ビロード【天鵞絨】
- ポルトガル語。
- ひろげる【擴=廓】〔同源〕
- 「擴(くゎく)」「廓(くゎく)」∴「廓大=擴大(くゎくだい)」
- ひろを【小野田寛郎】ヒロオ〔姓名〕
- 「ひ+らぅ」ではあるまい。「郎」を「を」とするのは訓讀みである。
- ひわ【鶸】〔近04*・恆1〕
- ひを【氷魚】ヒオ〔近07〕
- 「氷(ひ)+魚(うを)」。∞こまい(氷下魚)。
- ひをどし【緋縅】ヒオドシ〔恆3〕
- ∞をどし(縅)
| 【ひん】 |
ひむ | pim(舊假ひん) | 53品゚\ |
ひん | pin | 21彬:\21斌:\21貧゚\21賓:擯:檳(梹):殯:濱(浜):嬪゚繽:\21頻゚瀕゚蘋゚顰゚\21牝゚\ |
▼「彬(ひん)」は「林(りむ)+彡」ではない。 |
| 【びん】 |
びん | bin | 21貧。\21敏゚\21岷゚愍゚泯゚緡゚\21旻゚閔゚憫゚24紊'\21檳(梹)'鬢'\21黽゚\34便'\47瓶"[ヘィ]\ |
- ピンきり【】
- ピンはポルトガル語。
- びんた【】
- ←鬢+た。
- ひんひん【彬彬=斌斌】
- ∞「うるはし(彬彬=斌斌)」。
- びんべん【黽勉】
- ∞「つとめる(黽勉・敏)」。
| 【ふ】 |
ふ | po | 01風。[ホゥ]\10付:符゚附゚坿゚拊:柎:苻゚府:腐゚俯:腑:\10夫:扶゚芙゚趺:麩(麸):\10父:斧:釜(釡)゚\10膚:\10賦:\10赴:訃:仆:\10甫:敷:輔゚黼:傅:榑゚賻゚11溥。\10俛:\10孚:郛:俘:孵:+50桴'50浮'艀'蜉'\10巫'\11布。怖。\11普。譜。\11歩'\50缶。\50不。[フツ]\50婦'\50富(冨)。\50負'\50阜'11埠"\ |
| 【ぶ】 |
ぶ | bo | 03奉。[ホゥ]\10侮゚\10武゚\10無゚撫'舞゚蕪゚嘸゚廡゚憮゚\10无゚\10誣゚\11 51部。\11葡。\11歩。\24分'[フン]\ |
- ふいご【吹革・鞴】〔近12・13・恆5〕
- 「吹き皮」のイ音便。∴〜の風さへ息をもつかず(村の鍛冶屋)
| 【ふう】 |
ふう | pou | 10夫'[フ]\50富(冨)゚\ |
ふぅ | pong | 01風。楓。瘋。諷。\03封。\ |
- ふぅけう【楓橋=封橋】フウキョウ〔同源〕
- 『楓橋夜泊(張繼)』の「楓橋」は蘇州郊外の名勝。元は「封橋」と書いた。∴月落ち烏啼いて霜天に滿つ
- ふえ【殖】〔近15〕
- ∞ふえる(増)。∞ふゆ(殖)
- ふえ【笛】〔近16・16・恆4〕
- ∞〜吹童子。
- ふえる【増】〔恆4〕
- ∞ふえ(殖)。∞ふゆ(殖)
- ふかい【杳渺=窈】〔同源〕
- 「杳渺(えうべう)」は「-eu」の疉韻字。「窈(えう)」。いづれも奧深い深遠な意。
- ふかい【覃=湛=深】〔同源〕
- 「覃(たむ)」「湛(たむ)」「深(しむ)」
| 【ふく】 |
ふく | pok | 01伏゚袱゚\01副:蝠:匐゚幅:福:輻:49蔔'\01服゚箙゚\01蝮:腹:複:馥゚+50復'覆'48愎'\ |
- ふく【吩=噴】〔同源〕
- 「吩(ふん)」「噴(ふん)」。
- ふくいく【馥郁】〔聯綿〕
- 「-uk」の疉韻字。
- ふくたう【河豚魚】フクトウ〔動物〕
- ふぐの古稱だが由來未詳。
- ふくむ【銜=含】〔同源〕
- 「銜泣=含泣(がむきふ)」
- ふくれる【膨=厖】〔同源〕
- 「膨大=厖大(ばぅだい)」。また「膨張(ばぅちゃぅ)」は「-ang」の疉韻字。
- ふくろふ【梟】フクロウ〔近09・恆2〕
- ふげし【鳳至】〔地名〕
- 石川縣(能登國)の郡名。←「鳳(ほぅ)←フゲ←フング」。
- ふける【耽=湛】〔同源〕
- 「耽溺・湛溺」ともに「たむでき」。「沈湎・湛〓」ともに「ちむめん」。
- ふさぐ【堙=堰】〔同源〕
- 「堙(いん)」「堰(えん)」∴證據湮滅。
- ふさはし【】フサワシ〔近05〕
- ふじ【富士】〔地名〕
- 山名。『常陸風土記』筑波郡の條に「福慈岳(ふじのたけ)」。『萬葉集』に「不盡能高嶺(ふじのたかね)」。→「慈(じ)」「盡(じん)」。
- ふぞろひ【參差】フゾロイ〔同源〕
- 「參差(しむし)」は「s-」の雙聲字。
- ぶだう【葡萄=蒲桃】ブドウ〔植物・同源〕
- 「萄(だう)」「桃(たう)」。∞ポルトガル(葡萄牙)。∴葡萄の美酒、夜光の杯(王翰・涼州詞)
- ふぢ【藤】フジ〔近01・02・恆6〕
- ∞うまかひ(藤原宇合)。∞ふひと(藤原不比等)
- フヂモリ【藤森】フジモリ〔姓名〕
- 元ペルー國大統領。
| 【ふつ】 |
ふつ | pot | 24不゚\24弗゚佛(仏)゚彿゚拂(払)゚髴゚怫゚08沸'[ヒ]\24祓゚黻゚\ |
- ぶっきらぼぅ【】
- 「棒(ぼぅ)」「坊(ばぅ)」二種の字が宛てられ、假名遣未詳。
- ぶっさう【物騷】ブッソウ
- 「ものさわがし」の音讀みといふが「ぶっそう(物忽)」説も。
- ぶっぽふそぅ【佛法僧】ブッポウソウ〔動物〕
- 「佛法僧」は佛教に由來する言葉であり、「法(はふ/ほふ)」のうち呉音「ほふ」の方になる。木葉菟(このはづく)の鳴き聲に由來する。『雨月物語』には「ぶっぱん」の描寫もあり、假名遣決定の根據にはし難い。
- ふで【不聿・筆】〔同源〕
- 「不聿(ふいつ)」は「筆(ひつ)」の緩言。
- ふてえ【太】〔表音〕
- オイ→エエ。關東方言。
- ふてふ【符牒】フチョウ
- 「符丁(ふちゃぅ)」と書く場合もあるが、假名遣は異る。
- ふは【不破】フワ〔地名〕
- 三關の一。「大破(たいは)」など字音は通常漢字一字ごとの假名遣となるが、「不破」などは「フハ」と讀まず「フワ」となる。
- ふはふは【】フワフワ〔表音〕
- ふひと【藤原不比等】〔姓名〕
- →「等(とぅ)」。∞ふぢ(藤)。
- ふみ【文】
- 「ふみ」は「文(ぶん/もん)」の字音に由來するといふ。「-n」であるが「ふに」とはならなかった。∞かみ(紙)。∞てがみ(簡=柬)。
- ふむ【踏・蹈】〔同源〕
- 「踏(たふ)」「蹈(たう)」は類義字だが假名遣が異る。∴「踏襲(たふしふ)」「蹈襲(たうしう)」。
- ふゆ【殖】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞ふえ(殖)
- ふよぅ【芙蓉】〔植物〕
- ふるい【久=舊】〔同源〕
- 「久(きう/く)」「舊(きう/く)」
- ふるふ【振顫】フルウ〔同源〕
- 「振顫(しんせん)」は「-n」の疉韻字。
| 【ふん】 |
ふん | pon | 24分:粉:紛:雰:吩'忿:枌゚氛゚汾゚芬:+32扮'\24吻'刎'\24焚゚\24奮:\24糞:\24賁゚憤゚墳゚濆゚27噴(吩)'\ |
| 【ぶん】 |
ぶん | bon | 24分。\24文(攵)゚紊゚\24聞゚\ |
- ふんはり【】フンワリ〔表音〕
- ふんまん【忿懣=憤懣】〔同源〕
- 「忿」は「いきどほる」意。∞いかる(忿懣=憤=煩悶)
- ふんやのやすひで【文屋康秀】〔姓名〕
- 「ふんにゃ」と連聲になる事もあるが、通常は「ふんや」であらう、
- へ【】〔近20〕
- 助詞。慶事に用ゐる花輪など「〜さん江」と書く習慣があるが、假名遣としては誤り。
| 【へい】 |
へい | piai | 12閉(閇)゚\12陛゚篦(箆)゚\12俾゚睥゚\12嬖゚薜゚\13敝゚幣(幤)゚蔽゚弊゚斃゚\ |
へぃ | piang | 44丙゚病゚柄゚炳゚\44兵゚\44平゚苹゚47萍゚\44秉゚\46并゚併゚餠(餅)゚+47屏゚塀'\46聘゚娉゚\47竝(並)゚\ |
- へい【】〔表音〕
- ←はい。アイ→エイ。
- へぃ【塀】
- 現代假名遣で「え」の長音は、主として和語「ええ」字音「えい」となる。「塀」は國字であるものの、「へい」は形聲文字と同じ原理による讀み方であるから「へえ」とはならない。則ち「へい」は明らかに字音に準ずるものとして扱はれる。同樣の例に「∞鮟鱇」の「鱇」があるが、こちらは辭書によって「かう、こう」定まらない。
- へい【閉伊】〔地名〕
- 岩手縣(陸奧國)の郡名。『續紀』靈龜元(七一五)年に「閇(へ)村」。「伊」は二字化するための延音であらう。∞きい(紀伊)。
- べいごま【貝獨樂】〔表音〕
- 「〓(ばいがひ)」で作った獨樂。「べえごま」となることもあり、假名遣未詳。
- へいへいする【】〔表音〕
- (諂ひ)。
| へう | piau |
36票:標:漂:瓢゚剽:嫖:慓:縹:飄(飃):驃:鰾゚\36表:俵:\36殍゚\36飆:\36髟:\37豹。\52彪'\ |
|---|
- へう【豹】ヒョウ〔動物〕
- へう【雹】ヒョウ
- 「雹」の漢音「はく」から「ヒョウ」へ變ったといふが、また「氷雨(ひう)」の轉との説もあり、假名遣未詳。
| べう | biau |
36廟゚\36秒゚杪゚眇゚渺゚緲゚\36苗゚描゚錨゚猫゚\ |
|---|
- へうえう【嫖姚】ヒョウヨウ〔聯綿〕
- 「-eu」の疉韻字。輕くすばやいこと。また漢の霍去病の稱。
- へうたん【瓢箪】ヒョウタン〔植物〕
- ∴〜から駒
- べうばぅ【渺茫】ビョウボウ〔聯綿〕
- 「p-」の疉韻字。∞ばぅやぅ(茫洋=望洋)。∴往時渺茫
- へうべう【縹緲】ヒョウビョウ〔聯綿〕
- 「-eu」の疉韻字。
- へえ【】〔表音〕
- ←はい。アイ→エエ。
- ペーピン【北平】〔外來〕
- 「北京」の舊稱。→「平(ひゃぅ)←ヒャング」。∞ペキン(北京)。
- へえる【這入】〔表音〕
- アヒ→エエ。關東方言。∞はひる(這入)
- ペーロン【爬龍】
- 舟の種類。また長崎、臺灣の祭。→「龍(りゅぅ)←ロング」
| 【へき】 |
へき | piak | 46碧゚\46辟゚璧゚襞゚躄゚闢゚僻゚47甓゚壁゚劈゚霹゚47 46癖゚\ |
| 【べき】 |
べき | biak | 47冪(羃)゚\47幎゚\47汨゚\47覓゚\ |
- へきれき【霹靂】
- ∞「かみなり(霹靂)」。
- ペキン【北京】〔外來〕
- →「京(きゃう)←キャング」。∞ペーピン(北京)。∞ナンキン(南京)。
- へだたり【逕庭】〔聯綿〕
- 「逕庭(けぃてぃ)」は「-ing」の疉韻字。
| 【べつ】 |
べつ | biat | 33蔑゚26韈゚襪'\34別゚\34瞥'鼈'\ |
- べっかふ【鼈甲】ベッコウ〔動物〕
- べっかんこう【】
- ←目赤ん子。∞あかんべえ(赤ん目)
- へっつひ【竈】ヘッツイ
- ←邊つ火。
- へつらふ【阿諛】ヘツラウ〔聯綿〕
- 雙聲字。∴阿諛追從
- ベトナム【越南】〔外來〕
- →「越(ゑつ)」「南(なむ)」。「ベトコン(越共)」とは「越南共産黨」の略。「共(きょぅ)」。
- ペ・ヨンジュン【裴勇俊】〔外來〕
- →「勇(よぅ/ゆぅ)←ヨング」。
- べら【倍良】〔動物〕
- →「良(らぅ)」
- べらぼぅ【篦棒】ベラボウ
- 人名「可坊(べらばぅ)」に由來するとの説もあり。
| 【へん】 |
へむ | piam(舊假へん) | 56貶:\ |
へん | pian | 26返'\33 34扁:33遍:蝙:編:34偏:篇:翩:褊:諞゚騙:\33片:\33胼゚駢゚\33邊(辺邉):\34變(変):\ |
| 【べん】 |
べん | bian | 33眄゚\33駢。\34便。鞭'\34勉゚娩゚俛゚冕゚\34弁。\34辨。辧。辯。32瓣。33辮。\34卞。抃。\ |
- へんきゃぅ【疆=境】ヘンキョウ
- ∞「さかひ(疆=境)」。
- へんしふ【編輯=編集】ヘンシュウ〔同源〕
- 「集(しふ)」「輯(しふ)」共に「あつめる」意。「編修(へんしう)」は近義だが正史を編む意味の別語。∞あつめる(收集=蒐輯)。
- へんたう【扁桃】ヘントウ〔植物〕
- アーモンド。∴〜腺。
- へんぱ【偏頗】〔聯綿〕
- 「p-」の雙聲字。
- べんべつ【辨別】〔聯綿〕
- 「-en」「-et」の疉韻字。
- へんぽん【翩飜】〔聯綿〕
- 「p-」の雙聲字。
| 【ほ】 |
ほ | po | 10甫'輔'脯'黼'11鋪(舖舗)゚圃゚捕゚補゚哺゚逋゚餔゚浦゚蒲゚匍゚\11歩゚\38保。堡。葆。\ |
- ほ【保】〔表音〕
- 平假名「ほ」の原字。「保(ほう/ほ)」。
| 【ぼ】 |
ぼ | bo | 11募゚墓゚慕゚暮゚模゚謨゚\11簿'\11菩'\51牡'\51戊'\51母'拇'11姆゚\ |
- ほい【寶飯】〔地名〕
- 愛知縣(三河國)の郡名。『舊事本紀』に「穗國造(ほのくにのみやつこ)」。『平城宮木簡』天平十八(七四六)年に「寶飫(ほお)」。「飯」は「飫」の誤字といはれる。∞そお(囎唹)。
| 【ほう】 |
はう | pau | 30判[ハン]\【37包゚庖゚砲゚胞゚飽゚咆゚枹゚炮゚皰(疱)゚苞゚靤゚髱゚鮑(蚫)゚麭゚匏゚泡゚】\37抛゚\ |
はぅ | pang | 【04邦:】\42方:訪:髣:魴゚放:倣:芳:枋:+43彷:舫:43 44磅:\43 44彭゚44澎゚\【43幇:】\44烹(亨)゚\【45棚゚繃゚弸゚硼゚萠(萌)'】\45萌'\45怦゚\ |
はふ | pap | 【61法゚琺゚】\ |
ほう | pou | 18焙'[ハイ]\38鴇:\38呆゚襃(褒):堡゚葆:褓:\38報:\【38抱゚袍゚】\38寶(寳宝):\51抔゚\ |
ほぅ | pong | 01鳳゚\【03封゚】\【03奉゚俸゚捧゚01豐(豊)゚】\03峯(峰)゚蜂゚鋒゚烽゚逢゚縫゚01蓬゚篷゚\【49朋゚崩:鵬゚堋:】\ |
ほふ | pop | 【61法。琺。】\ |
▼幇(はぅ)、封(ほぅ)
▼邦 (はぅ/はぅ)
奉豐峰(峯)(ほぅ/ぶ )
蚌 (はぅ/ぼぅ[慣]ばぅ)
蚌は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ) となる、
原則として漢音優先
▼棚繃弸硼萠(はぅ)、
朋崩鵬堋(ほぅ)
▼法琺 (はふ/ほふ)
▼包庖砲胞飽咆枹炮皰(疱)苞靤髱鮑(蚫)麭匏泡はう、
抱袍ほう |
| 【ぼう】 |
ばう | bau | 37卯(夘)゚茆゚昴゚\【37茅゚】\37貌(皃)゚\ |
ばぅ | bang | 04尨゚厖゚\【04蚌'】\42亡゚忘゚望゚妄゚芒゚鋩゚惘゚45氓'43忙゚茫゚\42坊。妨'紡'肪。防。+43房。43旁。傍。滂'膀。蒡'謗'43 44榜'\43蠎゚蟒゚\44膨'\45萌'\45黽'\ |
ぼう | bou | 38呆'\38暴。\38冒゚帽゚瑁゚\38旄゚髦゚\50鉾゚眸゚鴾゚\51剖'\51某゚50謀゚\51貿゚\【51袤゚楙゚懋゚】\ |
ぼぅ | bong | 【04蚌。棒。】\49儚゚\ |
ぼふ | bop | 61乏。\ |
▼邦(はぅ)、奉豐(ほぅ)、蚌(はぅ/ぼぅ[慣]ばぅ)
▼乏(はふ/ぼふ) |
- ほうける【惚・呆】
- ←ほく(惚)の長音化、ぼける、「ほほける」とは別。「呆」は(はう)。「惚」は(こつ)。∴まちぼうけ(北原白秋・山田耕筰)
- ほうこ【布袴】
- 指貫の別稱。「布」は「ほ/ふ」。
- ぼぅじ【鳳凰寺】〔地名〕
- 三重縣阿山郡大山田村の地名。(〒518-1405)。→「鳳(ほぅ)」。
- ほうしゃぅ【襃賞=報奬】ホウショウ〔同源〕
- 「襃賞」「報奬」共に假名遣は一致する。
- ほぅせんくゎ【鳳仙花】ホウセンカ〔植物〕
- ほぅばい【朋輩】ホウバイ〔同源〕
- 「傍輩(はぅばい)」も類義だが假名遣が異る。
- ぼうぶら【abobora】
- ポルトガル語の瓜。
- ほぅわぅ【鳳凰】ホウオウ
- 「鳳(ほぅ/ぶ)」「凰(くゎぅ/わぅ)」。疉韻字か未詳。∞ぼぅじ(鳳凰寺)。
- ほえる【吠】〔近15・恆4〕
- 「吠(ばい)」は吠え聲の擬音といふ。∞いぬぼうざき(犬吠埼)
- ほえる【吼・咆哮・咆烋】〔同源〕
- 「吼」は「こぅ/く」。「咆哮(はうかう)」「咆烋(はうかう)」は「-au」の疉韻字。∞ほゆ(吼)。
- ホー・チミン【胡志明】〔外來〕
- 越南の人名。→「明(みゃう)←ミング」。∞サイゴン(西貢)
| 【ぼく】 |
ぼく | bok | 01卜'04朴。\01牧゚\01睦゚\01穆゚\01木゚\01目゚\01樸。撲'蹼'僕。濮'\01鶩゚\49墨゚\ |
- ぼく【僕=不穀】〔同源〕
- 「不穀(ふこく)」とは國君の謙稱であるが「僕」の緩讀といふ。
- ぼくゑ【木瓜】舊假名ぼけ〔植物〕
- ぼけ【歩危】〔地名〕
- 徳島縣三好郡。大歩危、小歩危。古語「ほき」は斷崖の意。字音は「危(くゐ)」であるが、後世の宛字によるものか。∴岩の角踏むほきのかけ道(西行)。
- ほしいまま【恣=肆】〔同源〕
- 「恣」「肆」共に「し」。∴放恣。
- ほじくる【】〔近01*〕
- ∴權兵衞が種蒔きゃ烏がほじくる
- ほしひ【糒】ホシイ
- 福岡縣の伊田線の驛名。「干(ほし)+飯(いひ)」であって、假名遣は「ほしい」とは恐らくならない。
- ほじる【】
- ぼたん【牡丹】〔植物〕
- 「牡丹餠」は「ぼたもち」、俳句で「ぼうたん」と讀む場合あり。
| 【ぼつ】 |
ぼつ | bot | 27孛'勃゚渤'\27沒(没)゚歿゚\ |
- ほっけ【〓】〔動物〕
- 音の由來未詳。
- ぼっけもん【木強物】〔表音〕
- 薩摩方言。『ぼっけぇ、きょおてえ』は岩井志麻子著。「強(きゃぅ/がぅ)」∞けうとい(氣疎い)。
- ほてい【布袋】
- ∴〜葵
- ほとほりぼし【星宿】ホトオリボシ
- 二十八宿の一。「ほとほり」とは古語で「熱氣」の意。∴ほとぼりが冷める
- ほのか【仄=側】〔同源〕
- 「仄聞=側聞(そくぶん)」
- ほのほ【炎=焔=閻】〔近08・同源〕
- 「炎(えむ)」「焔(えむ)」「閻(えむ)」
- ボヒーちゃ【武夷茶】〔外來〕
- 紅茶の品種。福建省「武夷(ぶい)」山の轉、烏龍茶の産地としても有名。
- ほふる【屠】〔恆2〕
- 同樣の例に「あふる(溢)」。
- ほふゑ【法會】ホウエ〔近14〕
- ほほ【頬】ホオ
- 「ホオ」「ホホ」兩樣の發音をする。
- ほほ【朴】ホオ〔植物〕
- ∴〜齒の下駄
- ほほける【蓬】ホオケル
- ←穗穗ける、けばだつ、「ほうける」とは別。
- ほほじろ【頬白】ホオジロ〔動物〕
- 「頬」は「ほお」「ほほ」兩讀あるが「ほほじろ」と讀む事は少ない。
- ほほづき【酸漿】ホオズキ〔近02・08〕
- ほむだわけ【譽田別命・品田別命】〔姓名〕
- 應神天皇の御名。→「品(ほむ)」。
- ぼむでん【梵天】ボンデン〔表音〕
- 玩具。旭岡山神社の「梵天」祭奉納物。秋田縣横手市。
- ほめる【頌=稱=賞】〔同源〕
- 「頌(しょぅ)」「稱(しょぅ)」「賞(しゃぅ)」。∞しゃぅさん(賞讚)。∴「推賞=推奬(すいしゃぅ)」「推稱=推頌(すいしょぅ)」。
- ほゆ【吼】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞ほえる(吼)。
- ほりやま【祝山】〔地名〕
- 祝(はふり)部。滋賀縣西浅井町の地名。∞ははそ(柞)。
- ぼる【】
- 「暴利を貪る」を動詞化したもの。「暴」は「ばう」。
- ポルトガル【葡萄牙】〔外來〕
- →「萄(たう)」「牙(が)」。∞ぶだう(葡萄)。
| 【ほん】 |
ほん | pon | 26反。\26繙。翻(飜)。\27奔:\27本(夲):笨゚\ |
| 【ぼん】 |
ぼむ | bom(舊假ぼん) | 61凡。梵。\ |
ぼん | bon | 26煩。\27盆。\ |
- ぼん【坊】〔表音〕
- 大阪方言。「坊(ばぅ)」
- ポンカン【椪柑】ポンカン〔植物〕
- →「並(へぃ)←ポング」
- ホンキュウ【虹口】〔外來〕
- 上海の地名。→「虹(こぅ)←ホング」
- ホンコン【香港】〔外來〕
- 廣東の地名。→「香(かぅ)←ハング」「港(かぅ)←コング」。廣東音は「あう」が「オウ」となる事多し。北京音は「シァンガン」。
- ポンド【磅】
- 英國の通貨の音譯字。「磅(はぅ)」とは一致しない。
- ポンユウ【朋友】
- →「朋(ほぅ)←ポング」
| 【ま】 |
ま | ma | 41麻"痲(痳)'嘛'40摩。磨。魔。麼。\ |
| 【まい】 |
まい | mai | 12米。\16埋。\17邁。\18妹。昧。+14眛。\18枚。\18毎。\18瑁。\ |
| まう | mau |
38耗'\ |
|---|
| まぅ | mang |
42亡。望。妄。罔。網。魍。44盲゚\43 44孟:44猛゚\43莽。\ |
|---|
- まうける【設】モウケル〔近10・恆2〕
- まうける【儲】モウケル〔恆2〕
- 「儲(ちょ)」の字は「人+諸(しょ)」からなる形聲文字。「信+者」ではない。∴骨折損のくたびれまうけ
- まうす【申】モウス〔近08・10・恆2〕
- 古形「∞まをす(申)」
- まぅそぅちく【孟宗竹】モウソウチク〔植物〕
- まぅだ【望陀】モウダ〔地名〕
- 千葉縣(上總國)の郡名。『舊事本紀』に「馬來田(うまくた)國造」。「望(まぅ)←マング」は「まく」に宛てた字と考へられる。
- まうでる【詣】モウデル〔近10・恆2〕
- ∞まゐる(參)
- まぅりゃぅ【魍魎】モウリョウ
- ∞「みづち(魑魅魍魎)」。
- まうろく【耄碌】モウロク
- マオ【毛主席】〔外來〕
- 毛澤東主席を好んで「マオ主席」と表現する事があった。英文は「MaoTse-tung」。「毛」の假名遣は長らく「ばう/まう」とされ、またその方が現代北京音にも合致するのだが、現在では「ぼう/もう」に訂正されてゐる。
- まがき【藩=樊】〔同源〕
- 「藩(はん)」「樊(はん)」∴藩屏。
- まかなひ【賄】マカナイ〔近12〕
- マギー・チャン【張曼玉】〔外來〕
- 香港の女優名。→「張(ちゃぅ)←チャング」。
- まきゑ【撒餌】マキエ〔近14〕
- まくは【眞桑瓜】マクワ〔植物〕
- 「眞桑」は美濃國の村名に由來する。
- まげる【曲=跼】〔同源〕
- 「曲(きょく)」「跼(きょく・せぐくまる)」。
- まげる【枉=横】〔同源〕
- ∴枉死=横死(わぅし)。
- まことに【實≒寔】〔同源〕
- 「實(じつ/じち)」「寔(しょく/じき)」
- まじ【】〔恆8-2〕
- 助動詞。
- まじなひ【呪=咒】マジナイ〔近01〕
- ∞いはふ(呪=祝)。
- まじまじ【】〔恆8-2〕
- まじめ【眞面目】〔近01〕
- ∴生〜。
- まじる【混・雜=襍】〔恆8-1・同源〕
- ∞まず(混・雜)。「襍(ざふ)」は「雜(ざふ)」の異體字。共に「衣+集」からなる。〓は「衣」の變形。
- まず【混・雜・交】〔近03・19・恆8-1〕
- 文語下二段動詞。→「まざる」「∞まじる」「まぜる」いづれもザ行。
- ますらを【丈夫】マスラオ〔近05〕
- またぐ【騎=跨】〔同源〕
- 「騎(き)」「跨(こ)」
| 【まつ】 |
まつ | mat | 30末。抹。沫。秣。茉。靺。\ |
- まづ【先】マズ〔近03・恆7〕
- ∴〜は御禮迄。
- まづい【拙・不味】マズイ〔近03*・恆7〕
- まっかう【眞向】マッコウ
- 「ま(眞)+むかひ(向)」のウ音便、「向」は音「かぅ」で偶然に假名遣は一致する。
- まっかぅくぢら【抹香鯨】マッコウクジラ〔動物〕
- まづしい【貧】マズシイ〔近03*・恆7〕
- まったうな【】マットウナ
- ←全う、「眞當」は宛字だが、偶然にも假名遣は同じ。
- まつたふや【松任谷】マツトウヤ〔姓名〕
- 「任」は「たふ、たへる」。∴〜由實(歌手)
- まつりくゎ【茉莉花】マツリカ〔植物〕
- ジャスミン。
- まどひ【迷】マドイ〔近11〕
- まどゐ【團欒・圓居】マドイ〔近11・恆5〕
- まはる【】マワル〔近05〕
- まひ【舞】マイ〔近12〕
- まひご【迷子】マイゴ〔近12〕
- まひまひ【蝸牛】マイマイ〔動物〕
- ←舞ひ舞ひ、「卷き卷き」ではない。∴舞へ舞へ蝸牛(梁塵祕抄)
- まひまひが【舞舞蛾】マイマイガ〔動物〕
- まひまひず【】マイマイズ〔地名〕
- 東京都羽村市五ノ神社の西部池袋線入曾驛附近にある井戸。「としとらず(不老)川」の、「ほりかね(掘難)の井」として武藏野の歌枕。井戸に下りる道が螺旋状のため「まひまひ」の名あり、「ず」の假名遣は未詳∞でんでんむし(蝸牛)。
- まぼろし【〓=眩=幻】〔同源〕
- 「〓」「眩」「幻」共に「ぐゑん」。
- まみえ【見】〔近15〕
- ∞まみゆ(見)
- まみゆ【見】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞まみえ(見)
- まよひ【迷】マヨイ〔近11〕
- まらうど【賓客】マロウド〔近10〕
- ←「まれ(稀)+人」のウ音便。
- まる【圜=圓=丸】〔同源〕
- 「圜(ゑん・くゎん)」「圓(ゑん)」「丸(ぐゎん)」
- まゐる【參】マイル〔近11・12・恆5〕
- ∞まうでる(詣)
- まをか【眞岡】モオカ〔地名〕
- 栃木縣(下野國芳賀郡)の市名。現代假名遣で「もおか」か「もうか」かしばしば誤るやうである。樺太の「眞岡」は「マオカ」と讀む。∴〜木綿、∴〜鐵道。
- まをす【申】モウス〔近08・恆3〕
- 「まうす(申)」の古形。
| 【まん】 |
まん | man | 26卍'\26萬(万)'\30 26曼'蔓'30鰻。漫。幔。鏝。饅。+31縵'謾'31慢'鬘'\30瞞。蹣。滿(満)。懣。\ |
- マンゴー【芒果】〔植物〕
- →「芒(ばぅ)←マング」
- まんしう【滿洲】マンシュウ〔地名〕
- 英文「Manchuria(滿州里)」。「chu」が「洲(しう)」に相當する。
- まんじゅしゃぐゑ【曼珠沙華】舊假名まんじゅしゃげ〔植物〕
- まんじりと【】
- まんだ【茨田】〔地名〕
- 大阪府(河内國)の郡名。古くは「まむた」。「茨」は音「シ」。
- まんぢゅう【饅頭】マンジュウ
- 「頭(ちゅう)」は唐音。∞たっちゅう(塔頭)。
- まんばう【飜車魚】マンボウ〔動物〕
- 音の由來未詳。∴『ドクトル〜航海記』(北杜夫)
- まんりゃぅ【萬兩】マンリョウ〔植物〕
- ∞せんりゃぅ(千兩)。
| 【み】 |
み | mi | 05彌(弥)。\05靡。\06眉。\08未。味。06魅。\ |
- みいづ【御稜威】ミイズ
- ←みいつ。∴〜の風は海原越えて(明治節)
- みえ【見・外見・見榮】〔近15・16〕
- 「見榮」は宛字。「榮(ゑぃ)」では假名遣が合はない。∞みゆ(見)。∴見えっぱり。
- みえる【見】〔恆4〕
- ∞みゆ(見)
- みかむ【蜜柑】舊假名みかん〔植物〕
- みけん【眉間】
- ∴〜に皺を寄せる。
- みさを【操】ミサオ〔近07・08・恆3〕
- みじかい【短】〔近01〕
- みじめ【慘】〔近02〕
- みせ【廛・店】〔同源〕
- 「廛(てん)」「店(てむ)」は類義だが、原音は相當に異る。
- みそぢ【三十路】ミソジ〔近01〕
- みだりに【濫】〔同源〕
- 「亂(らん・みだれる)」と「濫(らむ・みだりに)」は別字。從って「乱用(らんよぅ)」と「濫用(らむよぅ)」を同一視するは非。
- みだれる【紊亂=泯亂】〔同源〕
- 「紊亂=泯亂(びんらん)」
- みづ【水】ミズ〔近02・恆7〕
- ∴花水木(はなみづき)。
- みづうみ【湖】ミズウミ〔近02〕
- みつかいだう【水海道】ミツカイドウ〔地名〕
- 茨木縣の市名。→「みづ(水)」。
- みづから【自】ミズカラ〔恆7〕
- ∞てづから
- みづぎは【水際】ミズギワ〔近05〕
- ∴〜だった采配。
- みづくろひ【身繕】ミヅクロイ〔近11〕
- ∴〜を整へる。
- みづち【魑魅魍魎】ミズチ〔同源〕
- 「魑魅(ちみ)」は「-i」の疉韻字。「魍魎(まぅりゃぅ)」は「-ang」の疉韻字。
- みづのえ【壬】ミズノエ〔近16〕
- 「水(みづ)の兄(え)」
- みづほ【瑞穂】ミズホ
- 「みずほ銀行」は好ましくないが、固有名詞は改め難い。∴豐葦原千五百秋瑞穂國。
- みづま【三瀦】ミズマ〔地名〕
- 福岡縣(筑後國)の郡名。『景行紀』に「水沼(みぬま)縣主」。
- みとほし【見通】ミトオシ〔近08〕
- ∞とほり(通)
- みない【藥袋】〔地名〕
- 山梨縣南巨摩郡早川町の地名(〒409-2727)。語源未詳。
- みなぅ【美嚢】ミノウ〔地名〕
- 兵庫縣(播磨國)の郡名。古くは「みなぎ」。←「嚢(なぅ)←ナギ←ナング」。「嚢」字が煩雜だとして「美袋」に地名を變へたところもあり。
- みなわ【水沫】〔近04〕
- みぬめ【敏馬】
- 岡山縣總社市の地名(〒719-1311)。→「敏(びん)」。∴珠藻刈る敏馬を過ぎて(萬葉集3-250)
- みの【美濃】〔地名〕
- 舊國名。→「濃(のぅ)」
- みのる【稔・年】〔同源〕
- 「稔(ねむ)」「年(ねん)」は近義だが字音假名遣は異る。
- みのを【箕面】ミノオ〔地名〕
- 大阪府(攝津國豐島(てしま)郡)の市名。『扶桑略記』應和二(九六二)年に「蓑尾山」。「水(みづ)」の「尾(を)」つまり分水嶺の意か。
- みへ【三重縣】ミエ〔地名〕
- みまな【任那】〔地名〕
- →「任(にむ)」。∴〜日本府
- みみず【蚯蚓】〔近02・03〕
| みゃぅ | miang |
44命。\44明。\46名。47茗。\47冥。\ |
|---|
- みゃぅじ【名字】ミョウジ
- 「苗字」なら「∞めうじ」
- みゃぅぶ【命婦】ミョウブ
- みやけ【三宅】〔姓名〕
- ←「み(御)+やけ(家)」、屯倉の意、「大伴家持(やかもち)」も同樣。また福井市の地名にもあり。
- みゆ【見】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞みえる(見)∴敵艦見ユトノ警報ニ接シ
| 【みょう】 |
みゃぅ | miang | 44命。\44明。\46名。47茗。\47冥。\ |
めう | miau | 36妙。\ |
- ミョンドン【明洞】〔外來〕
- →「明(みゃぅ)←ミャング」「洞(どぅ)←ドング」
- みる【見・觀・看】〔近21・同源〕
- 文語上一段動詞。「觀(くゎん)」「看(かん)」は近義だが字音假名遣は異る。
- みわ【神酒】〔近04・05〕
- ∞おほみわ(大神神社)
- みを【水脈・澪】ミオ〔近07・08〕
- みをつくし【澪標】ミオツクシ〔近07・恆3〕
- 「水脈つ串」。∴みをつくしてや戀わたるべき(千載集)
| 【みん】 |
みん | min | 21民。33眠'\44明"[メィ]\ |
- みん【明朝】
- 王朝名。→「明(めぃ)←ミャング」。∞しん(清朝)。
| 【む】 |
む | mo | 01夢(梦)。[ボゥ]\10武。鵡。\10無。\10无。\10毋。\50謀。[ボゥ]\50牟。[ボゥ]\50矛。[ボゥ]10務。霧。\ |
- む【牟】〔表音〕
- 「牟(ぼう/む)」は牛の啼き聲の形容。漢音が「ぼう」となるのは傳來當時の長安方言の特色ともいふべきもので、一般には「もう」であった。現代北京音も「mou」である。
- むいか【六日】〔近13・恆5〕
- 「むゆか」の轉。
- むかうがは【向側】ムコウガワ〔恆2〕
- 恆2はウ音便の「むかうがは」とするが、終止形・連體形の名詞化で「むかふがは」との説もあり。
- むかうじま【向島】ムコウジマ〔地名〕
- 東京都墨田區の東部。もと向島區。「向ひ」のウ音便で「むかう」と考へられるが、「むかふじま」ではないといふ確證はない。「向田邦子」など同樣の地名、人名は多し。
- むかふ【向】ムカウ〔近09〕
- むかふ【向日】ムコウ〔地名〕
- 京都府(山城國乙訓郡)向日市。『三代』貞觀元(八五九)年に「向神」。『延喜式』に「向日神社」。「向ひ」のウ音便「むかう」かもしれない。
- むかへる【迎=逆】〔同源〕
- 「迎(げぃ)」「逆(げき/ぎゃく)」。「逆旅(げきりょ)」は旅人を迎へる意で旅館の事。
- むかへる【要=邀】ムカエル〔同源〕
- 「要撃」「邀撃」ともに「えうげき」
- むかゐきょらい【向井去來】ムカイキョライ〔姓名〕
- ∞にゐ(新居)
- むかゐばら【向井原】ムカイバラ〔地名〕
- 廣島縣高田郡向原町の小字、「向原町」は「むかひばら」であり、後にわざわざ「井」を入れたために假名遣の矛盾をきたしてしまった。「筑波郡谷和原村」も同樣。
- むくい【報】〔近12・13〕
- むくいる【報・酬=讐=讎】〔恆5・同源〕
- ヤ行上一段動詞。∞むくゆ(報)。「酬」「讐」「讎」共に「しう」。「讐」「讎」は異體字。
- むくげ【木槿】〔植物〕
- むくゆ【報】〔近18〕
- 文語上二段動詞。∞むくいる(報)
- むさし【武藏・牟邪志】〔地名〕
- 舊國名。→「藏(ざぅ)」
- むざふさ【無雜作】ムゾウサ
- 「無造作(むざうさ)」とも書くが、假名遣は異る。
- むざむ【無慙=無慘】ムザン舊假名むざん〔同源〕
- 書換へて「無殘(むざん)」とするが、假名遣が異る。
- むしず【蟲酸】
- 「蟲酸」なら「むしず」、「蟲唾」なら「むしづ」。
- むじな【狢】〔動物〕
- ∴同じ穴の〜。
- むずがゆい【】
- むずむず。
- むすめ【娘=孃】〔同源〕
- 「娘(ぢゃぅ)」「孃(ぢゃぅ)」
- むせぶ【咽=噎】〔同源〕
- 「咽(えつ/えち)」「噎(えつ/えち)」。
- むづかる【憤】ムズガル
- ←むつかる←難しい。
- むつごらう【〓五郎】ムツゴロウ〔動物〕
- むなしい【曠=荒】〔同源〕
- 「曠(くゎぅ)」「荒(くゎぅ)」∴荒野=曠野。
- むらをさ【村長】ムラオサ〔近06〕
- むろ【牟婁】〔地名〕
- 和歌山縣三重縣(紀伊國)牟婁郡。『齊明紀』に「牟婁温湯」。→「婁(ろう)」。
- むろふさいせい【室生犀星】ムロウサイセイ〔姓名〕
- むんず【】
- ∴〜と組む。
| 【めい】 |
めい | miai | 12迷'\ |
めぃ | miang | 44命゚\44明゚盟゚\44鳴゚\46名゚47銘゚茗゚酩゚\47冥゚暝゚溟゚螟゚瞑゚\ |
- めぃてぃ【酩酊】
- ∞「よふ(醉)」。
- めいる【滅入】
- めうが【茗荷】ミョウガ〔恆2〕
- 「芽香」から。字音「茗(みゃう)」に非ず。
- めうじ【苗字】ミョウジ
- 「名字」なら「∞みゃぅじ」
- めえ【枚】〔表音〕アイ
- →エエ。關東方言。
- めくじら【目くじら】
- 「鯨」とは關係ない。∞くぢら(鯨)∴〜をたてる。
- めぐむ【惠=慧】〔同源〕
- 「惠」「慧」は共に「くゑい」
- めじな【目仁奈】〔動物〕
- めづ【愛】メズ〔恆8-1〕
- ←めでる。
- めっさぅ【滅相】メッソウ
- ∴〜もない。
- めづらしい【珍】メズラシイ〔近03・恆7・8-1〕
- 目+つら(連)+し形容詞語尾(もっと見たい)。
- めでたう【目出度】メデトウ〔恆2〕
- ∞おめでたう(御目出度)。
- めをと【夫婦】メオトミョウト〔近05・恆3〕
- 「メオト」「ミョウト」二種の讀み方あり。∴〜茶碗。
| 【めん】 |
めん | mian | 33麪(麺)。\34免。\34棉。綿。緜。\34面。緬。湎。\ |
- めんさうれ【參り候へ】メンソウレ〔表音〕
- 沖繩方言の挨拶言葉。
- めんたいこ【明太子】
- 「明(めぃ/みゃぅ)」の唐音は「みん」。
- めんよう【面妖】
- 「名譽」の轉。「妖(えう)」とは假名遣が合はない。∴はて〜な。
- も【毛】〔表音〕
- 平假名「も」の原字。「毛」は從來「まう」とされてきたが、近年「もう」に訂正された。
| 【もう】 |
まう | mau | 38耗'\ |
まぅ | mang | 42亡。望。妄。罔。網。魍。44盲゚\43 44孟:44猛゚\43莽。\ |
もう | mou | 38毛。耄。\ |
もぅ | mong | 01蒙'曚'朦'濛'矇'艨'\ |
▼莽(ばぅ/まぅ)
(ぼぅ/も )
字音はこの二系統に分れるが、常用音は「まぅ」
▼毛(もう)、耗(かう/かう[慣]まう)
(消耗せうまう←せうかう) |
- もう【】〔恆2〕
- もぅしょぅ【艨衝】
- ∞「いくさぶね(艨艟・艨衝)」。
- もうせんごけ【毛氈苔】〔植物〕
- もうつうじ【毛越寺】〔地名〕
- 岩手縣平泉町(陸奧國磐井郡)毛越寺。「もうをつじ」または「もうつじ」とも。「も+をつ」とはならない。
- もうとう【毛頭】
- ∴そんな氣持は〜ない。
- もぅどぅ【艨艟】
- ∞「いくさぶね(艨艟・艨衝)」。
- もうひとつ【】
- もうり【毛利】〔姓名〕
- 長く「毛」は「まう」とされてきたが、正しくは「もう」。∴〜輝元。
- もぅろぅ【朦朧】モウロウ〔聯綿〕
- 「-ong」の疉韻字。「龍」は漢音「りょぅ」呉音「りゅぅ」。
- もえぎ【萌黄】〔近16〕
- もえる【燃・萌】〔近15・恆4〕
- ∞もゆ(燃・萌)
| 【もく】 |
もく | mok | 01睦。\01木。沐。杢'\01目。苜。\49默(黙)。\ |
- もくれん【木蓮】〔植物〕
- もさ【猛者】
- 「猛」は「まぅ」。江戸時代の關東方言「もさ言葉」に由來する宛字といふ。
- もじ【文字】〔近02〕
- もじゃもじゃ【】〔表音〕
- もず【鵙・百舌鳥】〔近02・03・動物・地名〕
- 鳥名、また大阪府堺市中百舌鳥町(〒591-8023)などの地名あり。∴〜の早贄。∴〜古墳群。
- もだえる【悶】〔恆4〕
- ∞もだゆ(悶)。
- もだゆ【悶】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞もだえる(悶)
- もたれる【凭=憑】〔同源〕
- 「凭(ひょぅ)」「憑(ひょぅ)」。∴憑依。
- もぢずり【捩摺】モジズリ〔植物〕
- 「ねぢばな(捩花)」の別名。∞ねぢる(捩)。∴みちのくの忍ぶ〜誰ゆゑに(河原左大臣)
- もちひる【用】モチイル〔近10*〕
- 「∞もちゐる」が正しいが、戰前は「もちひる」がかなり廣く用ゐられた。文語では「用ふ」「用ゆ」とする事もあった。
- もぢもぢ【】モジモジ〔恆8-2〕
- もぢる【捩】モジル〔近01*・恆6〕
- もちゐる【用】モチイル舊假名もちひる〔近11・18・21・恆1・5〕
- 文語ワ行上一段動詞。從來「用ふ」「用ゆ」などに誤ることが多かった。∴羌笛何ぞ須ゐん、楊柳を怨むを(王之渙・出塞)
- もづく【海雲・藻屑】モズク〔恆7〕
- 「もくづ」の倒置。∞くづ(屑)
- もっくゑ【勿怪】
- 舊假名もっけ〜の幸ひ。「物怪」の轉。∴〜の幸ひ
- もっさぅ【盛相】モッソウ
- 飯入れ。
- もづめ【物集女】モズメ〔地名〕
- 京都府(山城國乙訓郡)向日市の地名。(〒617-0001)
- もてなす【享=饗】〔同源〕
- 「享」「饗」は共に「きゃぅ」。「饗應(きゃぅおぅ)」はまた「供應(きょぅおう)」とも書くが、假名遣は異る。∴享宴=饗宴(きゃぅえん)。
- もと【元=原】〔同源〕
- 「元」「原」は共に「ぐゑん」
- もとい【】
- イ音便。←元へ。訂正の意。
- もとゐ【基】モトイ〔近11・12・恆5〕
- ∴〜定めしそのかみを(紀元節)
- もとをりのりなが【本居宣長】モトオリノリナガ〔姓名〕
- ものうい【物憂】〔恆2〕
- 「物(もの)」は明らかに訓讀みだが、「憂(う)」は呉音由來かもしれない。漢音は「いう」。
- ものかは【】
- もの+か(助詞)+は(助詞)。
- ものぐるひ【物狂】モノグルイ〔近11〕
- もののくゑ【物の怪】
- 舊假名もののけ∴〜姫。
- ものわかり【物判】〔恆1〕
- もひとり【主水】モイトリ
- もんど。∴鈴木主水(もんど)といふ侍は(八木節)
- もみぢ【紅葉】モミジ〔近01・02・恆6〕
- ∞かへで(楓)。∴〜のにしき神のまにまに(菅家)
- もゆ【燃・萌】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞もえる(燃・萌)
- もよほす【催】モヨオス〔近08・09〕
- もらす【洩=泄】〔同源〕
- 「洩(せつ)」「泄(せつ)」。「洩」には「のびる」意で「えい」の音もあり、「漏洩」は「ろうせつ」の筈だが「ろうえい」と讀まれることが多い。∴祕密漏洩
- もろい【脆=毳】〔同源〕
- 「脆(ぜい)」「毳(ぜい)」。「毳」は「にこ毛」の意。やはらかい義が「脆」と通ず。
- もろきう【】モロキュウ
- 酒肴。∞きうり(胡瓜)。
| 【もん】 |
もん | mon | 24文(攵)。紋。\27門。悶。們。捫。24聞。問。\ |
- もんがふいか【紋甲烏賊】モンゴウイカ〔動物〕
- モンゴル【蒙古】〔外來〕
- →「蒙(もぅ)←モング」
- もんじ【文字】〔近02〕
- もんじゃやき【】
- ←「文字燒き」に由來するか。
- もんのう【文雄】〔姓名〕
- 『磨光韻鏡』の著者。假名遣未詳。「もんのを」かもしれない。
| 【や】 |
や | ia | 41也:\41冶:\41夜:\41耶:爺:揶:椰:\41野(埜):\ |
- やいと【灸】〔近12・13〕
- やいば【刃】〔近12・13・恆5〕
- 「燒き刃」のイ音便。
| やぅ | iang |
42羊:洋:佯:痒:樣(様):漾:養:瀁:癢:\42昜:揚:楊:暘:煬:陽:瘍:\46瓔(珱)。\ |
|---|
- やうか【八日】ヨウカ〔近10・恆2〕
- や(八)+つ+日。
- やぅだ【樣】ヨウダ〔近17〕
- やぅちゃぅ【羊腸】ヨウチョウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。∴〜の小徑は苔滑か(箱根八里)
- やぅぢゃう【横笛】ヨウジョウ
- 本來の「(横笛)わぅてき」が「王敵」に通じるゆゑの言ひ換へ。
- やうやう【漸】ヨウヨウ〔恆2〕
- やうやく【漸・寢】ヨウヤク〔近10・同源〕
- 「や(稍)+く(副詞語尾)」、やくやく→やうやく。「漸(ぜむ)」「寢(しむ)」
- やから【族=屬】〔同源〕
- 「族」「屬」は共に「ぞく」
- やぎ【山羊】〔動物〕
- 「やぎ」は「羊(やぅ)←ヤング」の轉とする説あり。
- やぎふ【柳生】ヤギュウ〔地名〕
- 奈良市(大和國添上郡)の地名。(〒630-1237)『文徳』嘉祥三(八五〇)年の「夜岐布山口神」。∴〜新蔭流。
- やきもの【磁=瓷】〔同源〕
- 「磁器(じき)」「瓷器(じき)」
| 【やく】 |
やく | iak | 42約:葯:\42躍:\42藥(葯薬):\42龠:籥:鑰:\45u厄。扼。阨。\46u疫。役。\46益。\46亦。\46譯(訳)。\ |
- やくたいもない【益體】
- →「益(えき/やく)」。
- やくゎん【藥鑵】ヤカン
- やけぼっくひ【燒け棒杭】ヤケボックイ
- 「棒(ぼぅ)」。∴〜に火がつく。
- やこ【邪許=邪呼】
- 「邪許(やこ)」「邪呼(やこ)」は重い物を動かす時の掛け聲。∞せいの(齊)。∞よいとまけ。
- やさかい【】〔表音〕
- 關西方言。「さかひ」であるとの説もあり。∴そやさかいにな。
- やしき【第=邸】〔同源〕
- 「第(てい/だい)」「邸(てい)」。∴聚樂第
- やじろべゑ【野次郎兵衞】ヤジロベエ
- ∴〜喜多八。
- やそぢ【八十歳】ヤソジ〔恆6〕
- やぢうま【野次馬】ヤジウマ〔恆6〕
- 「次(じ)」であるため、假名遣は「やじうま」か。「親父馬」または「やんちゃ」に由來するとの説もあり。
- やっかい【厄介】
- ヤッショウマカショ【】〔表音〕
- 山形縣『花笠踊』。
- やっちゃお【】
- ←やってしまはう。
- やつれる【憔悴】〔同源〕
- 「憔悴(せうすい)」は「s-」の雙聲字。
- やはず【矢筈】〔近03〕
- やはら【柔術】ヤワラ
- やはらか【柔・和】ヤワラカ〔近05〕
- やはらぐ【睦=穆】ヤワラグ〔同源〕
- 「睦(ぼく)」「穆(ぼく)」
- やほちゃう【八百長】ヤオチョウ
- 八+ほ(百)+長。
- やほや【八百屋】ヤオヤ〔近08〕
- ∞いほ(五百)
- やまじかぜ【】
- 愛媛縣宇摩地方の山から吹き降る強い南風。∞あなじかぜ。
- やまづみ【山祇】ヤマズミ
- 山+つ(の)+み(靈)。「わたつみ」に對する山の神。「大山祇神社」などの地名は各所にあり。
- やまひ【病】ヤマイ〔近12〕
- やみ【暗=闇=陰】〔同源・音訓〕
- 「暗」「闇」は共に「あむ」。「陰」は「いむ」。訓「やみ」は「闇(あむ)」に由來するかもしれない。
- ヤムチャ【飮茶】〔外來〕
- 「ヤム」は廣東音。「飮(いむ/おむ)」。∞ディムサム(點心)。
- やゆ【揶揄】〔聯綿〕
- 「i-」の疉韻字。「邪揄」とも。「耶」はもと「邪」の誤字とも。
- やわら【谷和原村】〔地名〕
- 茨木縣筑波郡谷和原村。元は「谷原村」で「やはら」であった筈のところ、後に「和」を増し加へたために假名遣が異なってしまった。∞むかゐばら(向井原)。
- やをら【徐】ヤオラ〔近08*〕
- ヤンゴン【仰光】〔外來〕
- →「仰(ぎゃぅ)←ギャング」「光(くゎぅ)←クヮング」。∞ラングーン(仰光)
- やんはり【】ヤンワリ
- ←やはらか
- ヤンパン【兩班】
- 朝鮮の貴族。→「兩(りゃぅ)←リャング」
| 【ゆ】 |
ゆ | io | 10兪:瘉:愈:癒:喩:楡:渝:瑜:蝓:覦:逾:踰:諭:愉:揄:輸'\10臾:腴:諛:萸:\50由。油。柚。[イウ]\50遊。[イウ]\ |
- ゆいしょ【由緒】
- 由は「ゆ」
| 【ゆう】 |
いう | iu | 50右゚佑゚祐゚\50酉゚\50楢゚猷゚猶(犹)゚蕕゚\50又(有)゚友゚\50尤゚疣゚肬゚\50憂゚優゚\50有゚侑゚宥゚囿゚\50由゚蚰゚釉゚鼬゚柚゚\50誘゚莠゚\50遊゚游゚蝣゚\50郵゚\50攸゚52悠:\52幽:\52黝:\ |
いふ | ip | 53揖:\53邑゚悒゚\ |
ゆう | io | 10裕'[ユ]\ |
ゆぅ | iong | 01熊゚\01雄゚\01融゚\03涌。勇。湧。\ |
- ゆうだ【紫合】〔地名〕
- 神戸市西區神出町(〒651-2334)。兵庫縣川邊郡猪名川町(〒666-0233)。丹羽基二氏の説によると、「死講(しかぅ)」の「結田(ゆうだ)」の訛であり、「し(紫)あはし(合)」をかけた佳字であるといふ。姓の「かうだ(合)」も同樣。「ゆひだ」のウ音便なら「ゆふだ」だが、「ゆふだ」かもしれない。∞かうだ(紫合)。
- ゆぅづぅ【融通】ユウズウ
- ゆうパック【】
- 郵便小包の稱。「郵(いう)」にちなむものと思はれ、「いうパック」とすべきであらう。東京都品川區にある「ゆうぽうと(東京簡易保険郵便年金會館)」も同様。
- ゆうみり【柳美里】
- [姓名]→「柳(りう)←ユウ」
- ゆが【瑜伽】
- ヨガ。→「伽(が)」
- ゆかり【因縁】〔同源〕
- ゆくへ【行方】ユクエ〔近16〕
- ∴〜も知らぬ戀の道かな(曾禰好忠)
- ゆくゑ【行衞】ユクエ〔地名〕
- 京都市上京區の地名(〒602-8366)。一般に「行方」を「行衞」と宛字する事あり、定家假名遣の影響といふ。∞このゑ(近衞)。
- ゆず【柚子】〔近03*〕
- ゆだん【油斷】
- 和語「ゆたに」の轉。→「斷(だん)」∴〜大敵
- ゆたんぽ【湯湯婆】
- →「湯(たぅ)←タング」
- ゆづる【讓・擅=禅】ユズル〔近03・恆7・同源〕
- 「擅譲=禅譲(ぜんじゃぅ)」∴親ゆづりの無鐵砲で(坊っちゃん)
- ゆはず【弭】〔近03〕
- ゆはへる【結】ユワエル〔近05〕
- ゆひなふ【結納】ユイノウ
- 本來は「結ひ入れ」。
- ゆひまーる【】ユイマール
- 互助の意の沖繩方言。「結ひ+回る」。「ゆいレール」は「沖繩都市モノレールの愛稱。
- ゆふき【結城】ユウキ〔地名〕
- ∴〜紬。
- ゆふづつ【夕星】ユウズツ
- 宵の明星。金星。「ゆふつづ」。
- ゆふべ【夕・昨夜】ユウベ〔近10・恆2〕
- ゆふゐん【湯布院】ユフイン〔地名〕
- 大分縣大分郡の温泉地。
- ゆや【熊野・湯谷】
- 能の一。「熊(ゆぅ)」。
- ゆわう【硫黄】イオウ〔恆1・2〕
- ←古語ゆわ、字音なら「りうわぅ」。
- ゆゑ【故】ユエ〔近14・15・恆4〕
- ∴我思ふ〜に我あり、∴人妻ゆゑに我戀ひめやも(天武天皇)
- ゆゑん【所以】ユエン〔近14〕
| 【よ】 |
よ | io | 09予:豫:預:蕷:\09余:餘:畭:蜍:\09淤゚\09舁:輿:與(与)゚歟:譽(誉):\09飫゚\ |
- よいとまけ【】〔表音〕
- ∞せいの(齊)。∞やこ(邪許=邪呼)。
- よいなら【四十八願】〔姓名・地名〕
- 珍姓。また栃木縣葛生町の地名。丹羽基二氏の説では「黄泉(よみ)の原」の轉。
| 【よう】 |
えう | iau | 35幺:窈:52幼'37拗。\35杳:\36窯(窰):\36要:腰:\36夭:妖:殀:\36姚:\36搖(揺):謠(謡):鷂:遥:徭:瑶:窰:\36燿:曜:耀:\36邀:\ |
えふ | iap | 56葉(頁):\56曄:\56靨:\ |
やぅ | iang | 42羊:洋:佯:痒:樣(様):漾:養:瀁:癢:\42昜:揚:楊:暘:煬:陽:瘍:\46瓔(珱)。\ |
よぅ | iong | 03容゚溶゚熔゚蓉゚鎔゚\03用゚庸゚傭゚慵'\03廱゚癰゚\03甬゚踊゚慂゚蛹゚湧゚踴゚+01俑゚\03雍゚擁゚壅゚\48鷹゚膺゚\ |
- よう【】〔近17〕
- 豫想または意志の助動詞。〜しよう。
- よぅ【癰】ヨウ〔同源〕
- 「癰(よぅ・はれもの)」は「やまひだれ」に「雍(よぅ)」を加へた字。
- ようこそ【】〔恆2〕
- 「よくこそ」のウ音便。
- ようどれ【】〔地名〕
- 沖繩縣浦添市。初期琉球王墓。「よう」は「ゆふ(夕)」、「どれ」は「とろ(瀞)」と同系の言葉で、「ようどれ」は夕凪の意。假名遣は「よふどれ」かもしれない。
- ヨーヨーマ【馬友友】
- [外來]→「友(いう)←ヨー」。
| 【よく】 |
よく | iok | 02沃゚\03浴:峪:欲:慾:\48抑゚\48翌゚翊゚\48翼゚\48弋゚杙゚\ |
- よこぎ【衡=横】〔同源〕
- 「衡(かぅ)」「横(わぅ)」
- よこしま【奸=姦】〔同源〕
- 「奸(かん)」「姦(かん)」
- よさこい【】〔表音〕
- 高知縣民謠。←「夜さ來い」。
- よそほひ【裝・粧=妝】ヨソオイ〔近08・同源〕
- 「裝(さぅ/しゃぅ)」「化粧=化妝(くゑしゃぅ)」。∞けはひ(氣配・化粧)
- よぢる【攀・捩】ヨジル〔近01・恆6〕
- 「もぢる」「ねぢる」も同樣。
- よど【淀=澱】〔同源〕
- 「淀(でん)」「澱(でん)」。「淀川(よどがは)」はまた「澱江(でんかぅ)」とも。∴〜君。
- よなげる【淘汰=〓汰】〔同源〕
- 「淘汰(たうた)」「〓汰(たうた)」は「t-」の雙聲字。
- よは【夜半】ヨワ
- 湯桶讀み。よ(夜)は訓、は(半)は音。『夜半の寢覺』。∞たかすゑ(孝標)。∴更くる〜に門を敲き(青葉の笛)。
- よはひ【齡】ヨワイ〔近11〕
- よひ【宵】ヨイ〔近12〕
- ∴宵っぱり。
- よびりん【呼び鈴】
- 「りん」は「鈴」の唐音。→「鈴(れぃ)←リャング」。
- よふ【醉】ヨウ〔同源〕
- 古形「ゑふ(醉)」。∞ゑふ(醉)。「酩酊(めぃてぃ)」は「-ang」の疉韻字。∴よっぱらひ。
- より【自=爾】〔同源〕
- 「爾來=自來(じらい)」「爾後=自後(じご)」「卒爾=卒而(そつじ)」
- よる【倚=依】〔同源〕
- 「倚」「依」は共に「い」
- よろき【餘綾】〔地名〕
- 神奈川縣(相模國)の郡名。現在は合併して中郡。←「綾(りゃう)←ロキ←リョング」。「小餘綾(小動)の磯」は歌枕。現稱「小動(こゆるぎ)」(〒253-0102)
- よろこぶ【歡=款】
- 「歡=款(くゎん)」。∴「歡待=款待(くゎんたい)」
- よろづ【萬】ヨロズ〔恆7〕
- よろめく【踉蹌】〔聯綿〕
- 「踉蹌(らぅさぅ)」は「-ang」の疉韻字。
- よろめく【蹣跚=槃散】〔聯綿〕
- 「蹣跚(まんさん)」「槃散(ばんさん)」は「-an」の疉韻字。
- よわい【弱】〔近05・恆1〕
- よわし【弱】〔近04〕
- ∞いわし(鰯)。
- よわなさけ【與話情浮名横櫛】
- 歌舞伎外題。
| 【ら】 |
ら | ra | 39羅:蘿:邏:鑼:\40螺:騾:\40裸:\ |
- ら【良】〔表音〕
- 平假名「ら」の原字。「良(りゃぅ/らぅ)」。
| 【らい】 |
らい | rai | 12禮(礼)。\14頼:瀬:癩:籟:\18雷:擂:儡:櫑:罍:\18磊:\19來(来):徠:賚:莱:\ |
- らいがぅ【來迎】ライゴウ〔佛教〕
- 「迎」は「げぃ/ぎゃぅ」だが、佛教語では時に「がぅ」と讀む。「渇迎(かつがぅ)」など。∴二十五菩薩〜圖。
- らいてう【平塚雷鳥】〔姓名〕
| らう | rau |
38牢:\38老:\38勞(労):撈:癆:\38潦:\38醪:\ |
|---|
| らぅ | rang |
【04瀧゚】\42糧(粮)。\43朗(朖):浪:狼:琅(瑯):郎:廊:榔:螂:+42踉:\ |
|---|
- らう【羅宇・斑竹】
- ラオス産の竹管、「らお」とも。
- らぅさぅ【踉蹌】ロウソウ
- ∞「よろめく(踉蹌)」。
- ラオチウ【老酒】〔外來〕
- 酒名。「老(らう)」
- らかん【羅漢】〔佛教〕
- 「阿羅漢」の略。梵語「アラハン」。→「漢(かん)」
| 【らく】 |
らく | rak | 04犖:\43絡:酪:珞:烙:駱:洛:落:\43樂(楽):42擽。\ |
- らくえき【絡繹】〔聯綿〕
- 「-ak」の疉韻字。人馬の往來が續く樣。
- らしゃぅもん【羅城門=羅生門】ラショウモン〔地名〕
- →「城(せぃ/しゃぅ)」「生(せぃ/しゃぅ)」∴『羅生門』(芥川龍之介)
| 【らつ】 |
らつ | rat | 29剌゚辣゚喇゚\54拉'[ラフ]\ |
- らっきょう【辣韮】〔植物〕
- 「韮」は音「きう/く」。假名遣は「らっけう」とすべきか。
- らっくゎせぃ【落花生】ラッカセイ〔植物〕
- らっこ【獵虎】〔動物〕
- →「獵(らふ)」
- らふたけた【臈たけた】ロウタケタ〔同源〕
- 「臈(らふ)」は「臘(らふ)」の俗字。
- らふばい【蝋梅】ロウバイ〔植物〕
| らむ | ram(舊假らん |
54嵐:\54婪:\55濫:藍:籃:襤:覽(覧):攬:欖:纜:\ |
|---|
- らむよぅ【濫用】
- 舊假名らんよぅ∞「みだりに(濫)」。
| 【らん】 |
らむ | ram(舊假らん) | 54嵐:\54婪:\55濫:藍:籃:襤:覽(覧):攬:欖:纜:\ |
らん | ran | 29懶:嬾:\29闌:欄:瀾:爛:蘭:襴:\30卵:\30亂(乱):\30欒:鑾:巒:鸞:\ |
- ラングーン【仰光】〔外來〕
- →「仰(ぎゃぅ)←ギャング」「光(くゎぅ)←クヮング」。∞ヤンゴン(仰光)
- ランタン【lantern】
- 「龍燈」などの漢字音に由來するものではない。
- らんちう【蘭鑄】ランチュウ〔動物〕
- 金魚の品種。「蘭蟲(らんちゅう)」とも。
- らんにふ【闌入・乱入・濫入】ランニュウ〔同源〕
- 闌入(らんにふ)・乱入(らんにふ)・濫入(らむにふ)
- らんよぅ【乱用】
- ∞「みだりに(濫)」。
| 【り】 |
り | ri | 05璃:漓:離:\05罹:\05詈:\05驪:\06利:梨:痢:俐:犂(犁):蜊:12莉'\06履:\06莅:\07吏:\07李:\07里:浬:鯉:狸:哩:理:裏(裡):俚:貍:釐:\ |
- リー・クァンユー【李光耀】〔外來〕
- シンガポールの人名。→「光(くゎぅ)←クヮング」「耀(えう)」
| りう | riu |
50柳゚留(畄)゚溜(澑)゚瑠(琉璢)゚榴゚瘤゚霤゚餾゚劉゚嚠゚瀏゚\50流゚硫゚旒゚\52鏐:\ |
|---|
- りうきう【琉球=瑠求】リュウキュウ〔聯綿・同源〕
- 沖繩の漢稱。「-iu」の疉韻字。「琉(りう)」「瑠(りう)」「求(きう/ぐ)」。∞なは(那霸)。
- りうり【流離】リュウリ〔聯綿〕
- 「r-」の雙聲字。∴〜の愁ひ。
- りうりゃぅ【嚠喨】リュウリョウ〔聯綿〕
- 「r-」の雙聲字。
- りかい【理解】
- 「理會(りくゎい)」と書く事あり、假名遣は異る。
- リコー【】
- 企業名。本來は「りくゎぅ(理光)」であるべきだが固有名詞は改め難い。
| 【りつ】 |
りつ | rit | 21栗゚慄゚篥゚\22律゚葎゚\22率゚\53立'[リフ]\ |
| りむ | rim(舊假りん |
53林:霖:淋:琳:痳:54醂'\53臨:\53稟(禀):凛:廩:懍:\ |
|---|
- りむご【林檎】舊假名りんご〔植物〕
- ←「りむがう」。→「林(りむ)」
- りむらぅ【琳琅】リンロウ
- 舊假名りんらぅ∞「れぃろぅ(玲瓏)」。
- りむり【淋漓】
- 舊假名りんり∞「したたる(淋漓)」。
| りゃぅ | riang |
42椋゚涼(凉)゚諒゚亮゚喨゚\42良゚\42量゚糧(粮)゚\42兩(両):倆゚裲゚輛(輌)゚魎゚\42粱゚梁゚\47怜。玲。46領。嶺。\47靈(霊)。\ |
|---|
- りゃぅあむ【諒闇=梁闇=亮陰】リョウアン舊假名りゃぅあん〔同源〕
- 天子の服喪。「諒」「梁」「亮」共に「りゃぅ」。
- りゃぅかい【諒解】リョウカイ
- ∞「れうかい(了解・瞭解・諒解)」。
| 【りゃく】 |
りゃく | riak | 42掠゚\42略(畧)゚\ |
| 【りゅう】 |
りう | riu | 50柳゚留(畄)゚溜(澑)゚瑠(琉璢)゚榴゚瘤゚霤゚餾゚劉゚嚠゚瀏゚\50流゚硫゚旒゚\52鏐:\ |
りふ | rip | 53立:笠:苙:粒:\ |
りゅぅ | riong | 01隆゚窿゚\03龍(竜)。\ |
| 【りょ】 |
りょ | rio | 09慮゚鑢゚11虜'\09旅゚膂゚\09呂゚侶゚梠゚閭゚\ |
| 【りょう】 |
りゃぅ | riang | 42椋゚涼(凉)゚諒゚亮゚喨゚\42良゚\42量゚糧(粮)゚\42兩(両):倆゚裲゚輛(輌)゚魎゚\42粱゚梁゚\47怜。玲。46領。嶺。\47靈(霊)。\ |
りょぅ | riong | 48綾:菱(蔆):凌:崚:陵:49稜'\ |
れう | riau | 35了:\35寮:僚:遼:瞭:撩:鷯:鐐:+36繚:36療:燎:\35料:\35寥:廖:\35聊:\ |
れふ | riap | 09漁'[ギョ]\56獵(猟):\ |
| 【りん】 |
りむ | rim(舊假りん) | 53林:霖:淋:琳:痳:54醂'\53臨:\53稟(禀):凛:廩:懍:\ |
りん | rin | 07釐(厘)'[リ]\21燐:鱗:麟:鄰(隣):\21吝:悋:\21藺:躪(躙):\22倫:輪:淪:綸:\47鈴"[レィ]\ |
- りんず【綸子】〔近03〕
- りんだう【龍膽】リンドウ〔植物〕
- ←「りぅたむ」。「龍」は「りゅぅ」だが、古典の用例としては「りぅ」も多い。
- りんね【輪廻】
- 連聲、「廻(ゑ)」。
- りんれつ【凛冽】〔聯綿〕
- 「-in・-it」の疉韻字。
| 【る】 |
る | ro | 50流。[]\50留(畄)。瑠(璢)。\51 10瘻:縷:僂:褸:鏤:10屡:\ |
| 【るい】 |
るい | roi | 05羸:\06涙(泪):\06類:\06壘(塁):縲:+05累:18瘰'\06誄:\ |
- るこうさう【縷紅草=留紅草】ルコウソウ〔植物〕
- ルソン【呂宋】〔外來〕
- →「宋(そぅ)←ソング」
- るもい【留萌市】〔地名〕
- 北海道。←「萌(もえる)」。
- ルリシャン【瑠璃廠】〔外來〕
- →「瑠(る)」「廠(しゃぅ)←シャング」
| 【れい】 |
れい | riai | 12戻゚唳゚捩゚綟゚\12麗゚儷゚\12禮(礼)゚醴゚\12茘゚\12蠡゚\12隸(隷)゚\12黎゚藜゚\13例゚\13癘゚\13糲゚勵(励)゚礪(砺)゚蠣(蛎)゚\ |
れぃ | riang | 46令゚嶺゚44冷゚47伶゚怜゚玲゚苓゚鈴゚囹゚羚゚聆゚蛉゚鴒゚齡(齢)゚零゚澪゚\47靈(霊)゚櫺゚\ |
- れぃぜいゐん【冷泉院】レイゼイイン〔姓名〕
- 「れぃぜん」のイ音便。
- れぃり【怜悧】
- ∞「かしこい(怜悧)」。
- れぃりゃぅ【冷涼】レイリョウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。
- れぃろぅ【玲瓏】レイロウ〔聯綿〕
- 玉の鳴る音の形容。「-ong」の疉韻字で「リングロング」のやうな發音であった。同樣の語に「〓〓(さぅしょぅ)」「鏐鏘(きぅさぅ)」「琳琅(りむらぅ)」「丁當(てぃたぅ)」などがある。金屬の鳴る語は「錚鎗(さぅさぅ)」など。∞さぅさぅ(錚鎗)。
| れう | riau |
35了:\35寮:僚:遼:瞭:撩:鷯:鐐:+36繚:36療:燎:\35料:\35寥:廖:\35聊:\ |
|---|
- れうかい【了解・瞭解・諒解】リョウカイ
- 「了解・瞭解」は「れうかい」、「諒解」は「りゃぅかい」
- れうけん【料簡=了見】リョウケン
| 【れき】 |
れき | riak | 47歴゚暦゚櫪゚瀝゚癧゚轣゚靂゚\47轢゚櫟(檪)゚礫゚\ |
- レスリー・チャン【張國榮】〔外來〕
- →「張(ちゃう)←チャング」
| 【れつ】 |
れつ | riat | 34列゚烈゚裂゚冽゚洌゚\34劣゚\ |
- れふ【漁】リョウ〔音訓〕
- 「漁」は「ぎょ/ご」。「れふ」の音は「獵」からの借音。
| れむ | riam(舊假れん |
56鎌:廉:簾:57濂:\56匳(奩):斂:瀲:\ |
|---|
- レモン【檸檬】レモン〔植物〕
- →「檬(もぅ)←モング」
| 【れん】 |
れむ | riam(舊假れん) | 56鎌:廉:簾:57濂:\56匳(奩):斂:瀲:\ |
れん | rian | 33憐:\33楝:煉:錬:練:\34聯(聨):\34連:漣:鏈:33蓮:\34戀(恋):攣:臠:\34輦:\ |
- れんげさう【紫雲英】レンゲソウ〔植物〕
- ←げんげ、「蓮華草(れんぐゑさう)」は宛字。
- れんげふ【連翹】レンギョウ〔植物〕
- れんじまど【櫺子窗】
- →「櫺(れぃ/りゃぅ)」。「れん」は肩書。
| 【ろ】 |
ろ | ro | 09呂。絽。櫚。\11魯゚櫓゚艪゚\11賂゚輅゚路゚鷺゚蕗゚露゚\11盧゚櫨゚瀘゚爐(炉)゚艫゚蘆(芦)゚轤゚鑪(鈩)゚顱゚09濾。廬。臚。驢。\11鹵゚\51髏'[ロウ]\ |
| 【ろう】 |
らう | rau | 38牢:\38老:\38勞(労):撈:癆:\38潦:\38醪:\ |
らぅ | rang | 【04瀧゚】\42糧(粮)。\43朗(朖):浪:狼:琅(瑯):郎:廊:榔:螂:+42踉:\ |
らふ | rap | 55臘(臈):蝋:鑞:\ |
ろう | rou | 51婁゚螻゚樓(楼)゚簍゚鏤゚髏゚\51漏゚\51陋゚\ |
ろぅ | rong | 01弄゚哢゚\01聾゚朧゚瓏゚蘢゚03隴'\【01槞゚籠(篭)゚】\49稜:薐:\49楞:\ |
▼瀧(滝) (らぅ/ろぅ)
龍隴聾朧瓏蘢槞籠(篭)(ろぅ)
瀧(滝)は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先
龍は(りょぅ/りゅぅ[慣]ろぅ) |
- ろぅらく【籠絡】ロウラク〔聯綿〕
- 「r-」の雙聲語。
- ロートル【老頭兒】
- →「頭(とう)」。
| 【ろく】 |
ろく | rok | 01鹿:麓:漉:轆:\01六。\03緑。録。+01碌:01祿(禄):\49勒:肋:\ |
- ろく【六=陸】〔同源〕
- 「陸」は數字の誤記を防ぐための書き方。「六」「陸」共に「りく/ろく」。
- ろぢ【露地】ロジ〔恆6〕
- ∴〜栽培。
- ロマン【浪漫】
- 「浪(らぅ)」と假名遣は合はない。
| 【わ】 |
わ | ua | 17u話"[クワ.クワイ]\40u倭:\40u和。\40u萵:\41u窪(凹)゚\ |
- わ【王】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「王(わぅ)」
| 【わい】 |
わい | uai | 15u歪゚\15矮'\18u賄'\18u猥゚隈゚\20u穢゚\ |
| わぅ | uang |
42u往(徃):\42u王:旺:枉:43u汪:\43u黄。44u横。\43u皇。凰。\45u泓:\ |
|---|
- わぅぎ【黄耆】オウギ〔植物〕
- わぅし【枉死=横死】オウシ
- ∞「まげる(枉=横)」。
- わぅて【王手】オウテ
- 「おほて(大手)」とは異る言葉だが、しばしば混同される。
- わぅへぃ【横柄】オウヘイ
- 「横柄・横平」なら「わぅへぃ」「押柄」なら「あふへぃ」「大柄・大平」なら「おほへぃ」。なほ、現代假名遣でも大柄なら「おおへい」。「横柄」が一般的か。
- わぅわぅ【往々】オウオウ〔疉字〕
- ∴〜にして。
- わかい【若=弱】〔同源〕
- 「若輩=弱輩(じゃくはい)」。本來「若」には「わかい」意味はないが、日本では「弱」の借音として「わかい」の訓が使はれる。∴二十を弱といふ、冠す。
- わかい【夭=幼】〔同源〕
- 「夭(えう)」「幼(えう)」
- わける【分・半】〔同源〕
- 「分(ふん・ぶ)」「半(はん)」
- わざ【業】〔近04〕
- わざはひ【災・禍】ワザワイ〔近05・12・恆1〕
- わざをぎ【俳優】ワザオギ〔近04・08〕
- ワシントン【華盛頓】〔外來〕
- →「華(くゎ)」「盛(せぃ)←シャング」
- わたり【亘理】〔地名〕
- 宮城縣(陸奧國)亘理郡。『續紀』養老二(七一八)年に「曰理郡」とあり。「曰(ヱツ)」「亙(わたる)」どちらに由來するか未詳。
- わづか【僅】ワズカ〔恆7〕
- わっかない【稚内】〔地名〕
- 北海道の市名。「わかい+内(ない)」。
- わづらはしい【煩=繁】ワズラワシイ〔同源〕
- 「煩雑=繁雑(はんざつ)」
- わづらひ【煩】ワズライ〔近03〕
- ∴戀〜
- わづらふ【病】ワズラウ〔恆7〕
- わに【王仁】〔姓名〕
- 百濟人。應神天皇の御世に來朝。→「王(わぅ)」。
- わらぢ【草鞋】ワラジ〔近01・恆6〕
- ∴二足の〜
- わらふ【笑】ワラウ〔近09・同源〕
- 「咲(せう)」は「笑(せう)」の本字。∞さく(咲)。
- わりい【惡】〔表音〕
- ウイ→イイ。
- わるい【獰猛】〔聯綿〕
- 「獰猛(だぅまぅ)」は「-ang」の疉韻字。
- われ【我=吾】〔同源〕
- 「我(が)」「吾(ご)」
- われ【予=余】〔同源〕
- 「予」「余」共に「よ」。「豫(かねて)」「餘(あまる)」二字は共に別字であって、「われ」の意味はない。∞われ(俺)。
- われもかぅ【吾亦紅】ワレモコウ〔植物〕
- ←和木香、樣々な書き方あり「我木香」なら「われもかぅ」、「吾亦紅」なら「われもこぅ」か。假名遣未詳。
| 【わん】 |
わん | uan | 30u椀:碗:腕:\31u弯゚彎゚灣(湾)゚\31u綰゚\ |
- ワンパータン【王八蛋】
- 北京語の罵語。→「王(わぅ)←ワング」
- ワンフーチン【王府井】〔外來〕
- 北京の繁華街。→「王(わぅ)」
| ゐ | ui |
05u委:萎:逶:痿'\05u爲(為):\06u位:\【06u維゚帷:】\08u威:\08u尉:慰:\08u畏゚\08u胃:謂:渭:蝟:\08u彙:\08u韋:偉:緯:葦:違:圍(囗囲)゚幃:\ |
|---|
- ゐ【井】イ〔表音〕
- 片假名「ヰ」の原字。「井(ゐ)」は訓讀み。音は「せぃ/しゃ」。
- ゐ【亥・猪】イ〔近11・恆5〕
- ∴ありま山ゐなの笹原風吹けば(大貳三位)
- ゐ【圍=囲】イ〔同源〕
- 略字「囲」は和語「井」からの連想と思はれる。
- ゐ【爲】イ〔表音〕
- 平假名「ゐ」の原字。「爲(ゐ)」
- ゐ【藺】イ〔恆5〕
- ゐい【委蛇】イイ〔聯綿〕
- 「-i」の疉韻字。うねり曲るさま。「ゐだ」とも讀む。
- ゐいのや【井伊谷】イイノヤ〔地名〕
- 靜岡縣(遠江國引佐郡)の地名。『和名抄』に「渭伊郷」。井伊家の出身地。
- ゐぐさ【藺草】イグサ〔近11・12〕
- ゐくび【豬頸】イクビ〔近11〕
- ゐぐひ【井杭】イグイ〔近11〕
- ゐげた【井桁】イゲタ〔近11〕
- ゐさうらふ【居候】イソウロウ〔恆2〕
- ∞さうらふ(候)。∴〜三杯目にはそっと出し。
- ゐさらひ【臀】イサライ〔近11〕
- ゐざり【膝行】イザリ〔近11・12〕
- ゐしき【臀】イシキ〔近11・12〕
- ∴〜あて
- ゐせき【堰】イセキ〔近11・12〕
- ゐたく【委託】イタク
- ゆだねまかせること。∞いたく(依託・倚託)
- ゐたけだか【居丈高】イタケダカ〔恆5〕
- 「威猛高」とする場合もあり、「居(ゐる)」と「威(ゐ)」の假名遣は偶然に一致する。∴〜な物言ひ。
- ゐづつ【井筒】イヅツ〔近11〕
- ∴筒井筒〜にかけし麻呂が丈(伊勢物語)
- ゐど【井戸】イド〔近11・12・恆5〕
- ゐなか【田舍】イナカ〔近11・12・恆5〕
- ゐなべ【員辨】イナベ〔地名〕
- 三重縣(伊勢國)の郡名。『延喜式』に「猪名部神社」。→「員(ゐん)」。平成十五年「いなべ市」成立。
- ゐなほる【居直】イナオル〔近09〕
- ∴あやまるつもりが、居直って怒りだした。
- ゐのこ【豕】イノコ〔近11〕
- ゐのこづち【牛膝】イノコズチ〔植物〕
- ←ゐのこ(豚)+つち(槌)。
- ゐのしし【豬】イノシシ〔近11・12〕
- ゐばる【威張】イバル〔恆5〕
- 「意(い)張る」は宛字。
- ゐもり【井守・蠑原】イモリ〔近11・12・恆5〕
- ゐや【禮】イヤ〔近11〕
- ∴ゐやゐやしい(うやうやしい)
- ゐられうか【居】イラリョウカ〔表音〕
- ←居られようか。
- ゐる【居】イル〔近11・12・18・21・恆1・5〕
- 文語ワ行上一段動詞。∞をる(居)
- ゐろり【圍爐裏】イロリ〔近11*〕
- 「居爐裏」と書く場合あり、假名遣は一致する。∴圍爐裏のはたに繩なふ父は(冬の夜)
- ゐわかむ【違和感】イワカン
- 舊假名ゐわかん「異和感」と書き誤りやすいが、「異(い)」では假名遣が異る。
| ゐん | uin |
21u贇゚\24u員゚韻(韵均)'22u殞:21u隕:\34u院'\ |
|---|
| ゑ | uia |
12u慧。[クヱイ]\12u惠(恵)。[クヱイ]\14u會(会)。繪(絵)。[クワイ]\15u畫(画)。[グワ.クワク]\18u囘(回)。[クワイ]\20u穢。[ワイ]\41u哇。\ |
|---|
- ゑ【餌】エ〔近15〕
- ゑ【會】エ〔近14〕
- 「ゑ」は「會(くゎい)」の呉音。
- ゑ【惠】エ〔表音〕
- 平假名「ゑ」の原字。「惠(くゑい/ゑ)」。
- ゑ【穢】エ〔近14〕
- ゑ【繪・畫】エ〔近14・15・恆4・同源〕
- 「繪(くゎい/ゑ)」「畫(ぐゎ/ゑ)」。
- ゑ【衞】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。また略字の「ヱ」は片假名「ヱ」の原字とされる。「衞(ゑい/ゑ)」
- ゑいせぃ【衞生】エイセイ〔近14〕
- ゑぃやぅ【榮養】エイヨウ
- 「營養(えぃよぅ)」と書く場合もあるが、假名遣は一致しない。ただし「榮(ゑぃ/ゐゃぅ)」は「えぃ」であるとの説もある。
- ゑが【餌香】エガ〔地名〕
- 大阪府(河内國志紀郡、丹北郡)の古代地名。『記仲哀』に「惠賀」。『顯宗即位前紀』に「餌香市」。平安時代に「會賀莊」。→「惠」「餌」「會」いづれも「ゑ」。羽曳野市恵我之荘(〒583-0886)。
- ゑかぅ【會向】エコウ〔恆4〕
- ゑがく【繪・畫】エガク〔近14〕
- 「ゑ」は「繪(くゎい)」「畫(ぐゎ)」の呉音。「ゑがく」は「繪+書く」から。
- ゑがほ【笑顏】エガオ〔近14〕
- ゑがらっぽい【】エガラッポイ〔恆4〕
- ゑぐし【】エグシ〔近14・15〕
- ゑくぼ【靨】エクボ〔近14・15〕
- ゑぐる【刳・抉】エグル〔近14・15・恆4〕
- ゑさ【餌】エサ〔近14・恆4〕
- ゑじ【衞士】エジ〔近14〕
- ∴みかきもり〜のたく火の夜は消え(大中臣能宣)
- ゑしき【會式】エシキ〔恆4〕
- ゑしゃく【會釋】エシャク〔恆4〕
- ゑちご【越後】エチゴ〔恆4〕
- ∞こし(越・古志)
| ゑつ | uiat |
26u戉゚越゚鉞゚\26u曰゚\26u粤゚\ |
|---|
- ゑつ【粤=越】エツ〔同源〕
- 「粤(ゑつ)」および「越(ゑつ)」は共に廣東廣西の稱。
- ゑづ【繪圖】エズ〔近03〕
- ∞づぐゎ(圖畫)
- ゑづく【餌付】エヅク〔近14〕
- ゑつぼ【笑壺】エツボ〔近14〕
- ゑど【穢土】エド〔近14〕
- ゑひ【醉】ヨイ エイ〔近14・15〕
- 「∞よふ」の古語。∴淺き夢見し醉ひもせす。
- ゑふ【醉】ヨウ〔恆2・4〕
- 「よふ(醉)」の古形。∞よふ(醉)
- ゑむ【笑】エム〔近14・15・恆4〕
- ゑる【彫】エル〔近14・15・恆4〕
- ゑん【圓】エン
- 通貨單位をYENと書くが、これは假名遣に合はない。∞ウォン(元)。
- ゑんえん【蜿蜒】エンエン
- ∞「うねうね(蜿蜒)」。
- ゑんご【援護】エンゴ
- ∞「えむご(掩護)」。
- ゑんじゅ【槐】エンジュ〔近14・恆4〕
- 古名「ゑにす」。漢語の「ゑん樹」ではない。
- ゑんてん【宛轉】エンテン〔聯綿〕
- 「-en」の疉韻語。ゆるやかに變化するさま。
- ゑんどう【豌豆】エンドウ〔植物〕
- ∴鞘〜。
| を | uo |
11烏゚嗚゚塢゚\【11於゚】\11汚゚\11乎。\11惡(悪)゚\40u和"[クワ]\ |
|---|
- を【】〔近20〕
- 助詞
- を【越】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「越(ゑつ/をち・ゑち)」
- を【遠】〔表音〕
- 假名「を」の原字。「遠(ゑん/をん)」
- を【緒】オ〔近06・恆3〕
- ∴鼻緒、∴緒方洪庵
- を【小】オ〔恆3〕
- 「奈良県櫻井市小夫(オオブ、〒633-0101)」などは「ををぶ」とすべきか。同様の地名は日本各所にあり。
- を【男・雄】オ〔近05〕
- を【尾】オ〔恆3〕
- ∴高砂のをのへの櫻さきにけり(前中納言匡房)
- ヲ【乎】〔表音〕
- 片假名「ヲ」の原字。「乎(こ/を・ご)。∴弖爾乎波(てにをは)。
- をうすのみこと【小碓命】オウスノミコト〔姓名〕
- 倭建命(やまとたけるのみこと)の御名。その御兄君は「∞大碓命(おほうすのみこと)」。
- をうそ【尾曾】オオソ〔地名〕
- 奈良縣高市郡(〒634-0116)。「を(尾)」の長音はどう表記すべきか假名遣未詳。
- をうむ【雄武】オウム〔地名〕
- 北海道紋別郡の町名。「雄(を)」に由來すると思はれるが假名遣未詳。
- をか【岡】オカ〔近06・07・恆3〕
- ∴岡っ引き
- をかしい【可笑】オカシイ〔近06*・07・恆3〕
- 「おもしろい」からの聯想のため「おかしい」と誤りやすい。
- をかす【侵犯】オカス〔近06*・07・恆3・同源〕
- 「侵犯(しむはむ)」は「-im」の疉韻字。
- をかふ【岡豐】オコウ〔地名〕
- 高知縣(土佐國長岡郡)南國市の地名。∞岡豐城は長曾我部氏の發祥の地。
- をがへりよしを【魚返善雄】オガエリヨシオ〔姓名〕
- をかぼ【陸稻】オカボ〔近06・07〕
- をがむ【拜】オガム〔近06・07・恆3〕
- をがら【麻幹】オガラ〔近06〕
- をぎ【荻】オギ〔近05・06・恆3〕
- ∴荻窪(地名)。∴荻原(人名)。
| をく | uok |
【01屋:】\38 01奧(奥)'[アウ]\ |
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- をけ【桶】オケ〔近05・06・恆3〕
- ∴桶狹間の合戰。
- をけのみこと【袁祁命・弘計王】オケノミコト〔姓名〕
- 顯宗天皇(第二十三代)の御名。「袁(をん)」「弘(こぅ/ぐ)」。∞おほけのみこと(億計王)仁賢天皇。
- をけら【朮】オケラ〔近06・恆3〕
- をこ【癡】オコ〔近06・07〕
- をこがましい【尾籠・癡】オコガマシイ〔近06・恆3〕
- 「尾籠(びろぅ)」は宛字「尾(を)籠(こ)」の音讀み。∴問はれて名告るもを〜が。
- をごけ【麻小笥】オゴケ〔近06〕
- をこぜ【<鏡>】オコゼ〔近05・06・動物〕
- 魚名。
- をごせ【越生】オゴセ〔地名〕
- 埼玉縣入間郡の市名。←「越(をち)」に由來すると思はれるが「生(せぃ)」かどうか未詳。市内を流れる越邊(をっぺ)川は荒川の上流。
- をこそづきん【】オコソズキン〔恆3〕
- をこっけい【烏骨鷄】オコッケイ〔動物〕
- をことてむ【乎己止點】
- 舊假名をことてん現代假名遣でも「をこと」。
- をさ【長】オサ〔近06・07・恆3〕
- をさ【筬】オサ〔近06・07・恆3〕
- をさない【幼・稚・穉】オサナイ〔近06・07・恆3〕
- 「穉(ち)」は「稚(ち)」の本字。
- をさむし【筬蟲】オサムシ〔動物〕
- 「手塚治蟲(漫畫家)」は「をさむ」と讀み、「筬蟲」とは無關係。
- をさめる【治】オサメル〔近06・07・恆3〕
- をさめる【收納】オサメル〔近06・恆3〕
- をさをさ【】オサオサ〔恆3〕
- ∴〜用意を怠らぬ。
- をし【愛】オシ〔近05〕
- をしかは【韋】オシカワ〔近06〕
- をしき【折敷】オシキ〔近06〕
- をしどり【鴛鴦】オシドリ〔近05・06・恆3〕
- 「鴛鴦(ゑんあぅ)は雙聲字かどうか未詳。
- をしへ【教】オシエ〔近06・06〕
- をしへる【教・學・校・效】オシエル〔近10・恆3・同源〕
- 「教(けう)」「學(がく)」「校(かう)」「效(かう)」。
- をしま【渡島】オシマ〔地名〕
- 北海道渡島支廳。もとは南津輕における北海道の稱。支廳の名は松浦武四郎の提言に基く。
- をしむ【惜】オシム〔近05・恆3〕
- ∴君がため惜しからざりしいのちさへ(藤原義孝)
- をしゃう【和尚・和上】オショウ〔佛教〕
- 「ウッパージャ」の音譯。佛教語は呉音で讀むのが原則であるが、宗派により異る。「和(くゎ/わ)」「尚(しゃぅ/じゃぅ)」「上(しゃぅ/じゃぅ)」。華嚴宗・天台宗では「くゎしゃぅ」、律宗・法相宗・眞言宗では「わじゃぅ」、禪宗では「をしゃぅ」となる。方言では「をっさん」とも。∞そぅ(僧)。∴鑑眞わじゃぅ。行教くゎしゃぅ。
- をしゃまんべ【長萬部】オシャマンベ〔地名〕
- 北海道渡島支廳、←をさ(長)。
- をす【食】オス〔近06〕
- をす【雄・牡】オス〔近05・恆3〕
- をすくに【食國】オスクニ〔近06〕
- ∴食國治らすすめらみこと
- をそ【獺】オソ〔近05・06〕
- ∞かはをそ(川獺)。
- をだいとう【尾岱沼】オダイトウ〔地名〕
- 北海道根室の野付郡別海町(〒086-1641)にある湖沼名。「沼」を「とう」とするのはアイヌ語にして、北海道の各所にあり。∞をんねとう(温根沼)。
- をだまき【苧環】オダマキ〔近06〕
- ∴しづの〜。
- をち【越智】オチ〔地名〕
- 愛媛縣(伊豫國)の郡名。『舊事本記』に「小市國造」。『伊豫國風土記逸文』に「乎知(をち)郡」。
- をち【遠】オチ〔近07〕
- をぢ【小父・伯叔父】オジ〔近01・06・恆3・6〕
- ←「を(小)+ちち(父)」。∞おほぢ(祖父)。
- をちかた【遠方】オチカタ〔近06〕
- また大阪府富田林市の地名「彼方(をちかた)」。
- をちこち【遠近】オチコチ〔近06〕
- ←「をん(遠)」「こん(近)」。
- をちど【落度・越度】オチド〔恆3〕
- →「越(ゑつ/をち)」。「落度」は宛字。「おちる(落)」からの連想によるものであらう。∞おとす(落)。
- をぢや【小千谷】オジヤ〔地名〕
- 新潟縣(越後國魚沼郡)の地名。『野田文書』永祿五(一五六二)年に「小地屋」。∴〜縮み。
- をっと【夫】オット〔近05・06・恆3〕
- をとこ【男】オトコ〔近05・06・恆3〕
- をどし【縅】オドシ〔近06*〕
- 鎧の裝飾、←を(小)とほし(通)。∞「おどす(威)」とは無關係だが、國字「縅」は假名遣を誤った連想により成立した可能性は大きい。∞ひをどし(緋縅)。
- をととし【一昨年】オトトシ〔近05・恆3〕
- 「をち(彼方)+つ+年」
- をととひ【一昨日】オトトイ〔近05・06・恆3〕
- 「をち(彼方)+つ+日」
- をとめ【乙女・少女】オトメ〔近05・06・恆3〕
- 「乙」は「いつ/おつ」であり、漢字音由來ではない。∞おとひめ(乙姫)。∴〜の姿しばしとどめむ(僧正遍昭)
- をとり【囮】オトリ〔近06・恆3〕
- をどる【踊】オドル〔近06・06・恆3〕
- ∴都をどり。
- をにふ【遠敷】オニュウ〔地名〕
- 福井縣の郡名。『藤原宮木簡』文武元(六九七)年に「小丹生評(をにふのこほり)」。←「遠(をん)」。∞にふ(丹生)
- をの【斧】オノ〔近05・06・恆3〕
- をののく【戰=顫・戰慄】オノノク〔近06・恆3・同源〕
- 「わななく」も同じワ行。「戰」「顫」は共に「せん」
- をのへ【峯上】オノエ〔近06〕
- 「を」は峰の意。
- をば【小母・伯叔母】オバ〔近06・恆3〕
- 「姨捨山(をばすてやま)」は長野縣の更科山。月の名所
- をばな【尾花】オバナ〔近06〕
- ∴幽靈の正體見たり枯れ〜。
- をはら【小原】オハラ〔表音〕
- 『鹿兒島をはら節』は「オハラ」、『越中をはら節』は「オワラ」と發音。
- をはり【終】オワリ〔近06〕
- 「∞おしまひ(仕舞)」と混同しやすい。
- をはる【終】オワル〔近06・恆3〕
- をひ【甥】オイ〔近05・06・恆3〕
- をみごろも【小忌衣】オミゴロモ〔近06〕
- をみな【女】オミナ〔近06〕
- をみなへし【女郎花】オミナエシ〔近05〕
- をめき【叫】オメキ〔近06〕
- をめく【叫】オメク〔近06*〕
- ←わめく(喚)
- をやま【女形】オヤマ
- 「小山」の轉。∞を(小)。
- をり【居】オリ〔近21・06〕
- 文語ラ變動詞∴本居宣長
- をり【折・節】オリ〔近06・06・恆3〕
- ∴折々歸れ母の夢路に
- をり【囹圄=囹圉】オリ〔同源〕
- 「囹圄=囹圉(れぃぎょ)」は「虜(りょ)」の緩讀といふ。
- をり【檻】オリ〔近06*・恆3〕
- をる【居】オル〔恆3〕
- ∞ゐる(居)
- をる【折】オル〔近06・恆3〕
- ∴折紙つき
- をろち【大蛇】オロチ〔近06・07・恆3〕
- ∴八岐〜∞ひいかは(斐伊川)
- をわい【汚穢】オワイ
- ∞「けがれる(汚穢)」。
- をゑ【麻植】オエ〔地名〕
- 徳島縣(阿波國)の郡名。∞うゑる(植)。
- をを【唯】オオ〔近06〕
- 實際の用例としては、「おお、をを、おう、わう、あう」など樣々。
- ををしい【雄】オオシイ〔恆3〕
- ∞を(男・雄)。
| をん | uon |
26u怨。苑。\26u遠。\27u温:瘟:鰛(鰮):24u褞'\【27u穩(穏):】\ |
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- をんが【遠賀】オンガ〔地名〕
- 福岡縣(筑前國)の郡名。また川の名。『仲哀紀』に「崗(をか)縣主」。『神武即位前紀』の東征傳説に「崗水門(をかのみなと)」←「遠(をん)」「崗(をか)」。
- をんねとう【温根沼】オンネトウ〔地名〕
- 根室市(〒087-0035)の沼湖名。∞をだいとう(尾岱沼)。