便覽改訂十八年正月現在

平成疑問かなづかひ―假名遣標準化計劃

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 この項目は作業途中の状態を示したものですので、いろいろ相互の矛楯などもあらうかと存じます。記號の代用などは、平成十七年版に準じます。

 環境によっては振り假名が正しく讀めません。御諒承ください。


ああ【唖唖】〔表音〕
鳥の鳴き聲。「嘔唖おうあ」はまた鳴り物の喧しいこと。∴嘔唖嘲〓たうたつ聽をなしがたし(白居易・琵琶行)。
ああ【於戲=嗚呼=烏乎=噫=嗟=惡=吁】〔表音・同源〕
、いづれも「ああ」といふ音の描寫。「」「」などの原音は「ヒ」「フ」に近く、「於戲」「嗚呼」は「オーヒー」「ウーフー」のやうな音であった。∞おいて=おいて。∴〜玉杯に花受けて。
【あい】
あいai14藹:靄:\15娃゜哇゜鞋'\15隘゜\19哀:\19愛:曖:靉:\19挨゜埃:欸:\
あいかふ【愛甲郡】アイコウ〔地名〕
神奈川縣(相模國)の郡名。『類聚三代格』承和二(八三五)年に「鮎河あゆかは」。現在「愛川町」あり。←かふ。『地2690』
あいきゃぅ【愛敬】アイキョウ
また宛字で「愛嬌あいけう」とするが、假名遣は異る。
あいさつ【挨拶】
字音語だが「挨」も「拶」も他に用ゐる事の少ない漢字であり、また「相」や「逢」への連想が働くためか「あひさつ」と誤りやすい。∴〜を交はす。
あいそ【愛想】
しゃぅ/さぅ[慣]そ」。おあいそ。∴〜がつきる。
あいち【愛知】〔地名〕
縣名。愛知縣(尾張國)の郡名。『神代紀』に「吾湯市あゆち」、『景行紀』五十一年に「∞年魚市あゆち郡」。
あいなめ【鮎魚女・鮎並】〔動物〕
あいにく【生憎】〔恆5〕
←「あやにく」。「相憎あひにく」ではない。∴お〜さま。
あいのかぜ【】
日本海沿岸で春から夏にかけて吹く、穏やかな東風。∴あいの風夢のせて(平成十二年とやま國民體育大會)。∴あゆの風いたく吹くらし(萬葉集四〇一七)。
あいほ【秋穗】アイオ〔地名〕
山口縣吉敷郡の町名。
あいまいもこ【曖昧模糊】〔聯綿〕
「-ai」「-o」の疉韻字。
あうむ【阿吽】舊假名あうん
「吽」は梵語の音譯字。『學研漢和大字典』でも「うん」としてきたが、平成十七年の新版で「うむ」と改められた。∴〜の呼吸。
あえる【肖】〔近16〕
あやかる意の動詞。「あへもの」の意ではない。∞へる。
アオザイ【襖】
越南の民族衣裳。「ザイ」は長い意味の越南固有語。∞あを
あか【阿伽=閼伽】〔同源〕
阿伽あか閼伽あかは「aqua(水)」と同源。しかしながら「あくゎ」ではない。「あつ/あち」は慣用音「あ」。新潟縣の「阿賀野あがの川」は水量豐富の意といふ。∴〜棚。
あがた【縣】〔地名〕
宮崎縣(日向國臼杵郡)延岡市の古稱。『和名抄』に「英多あがた郷」。←あが←iang。∴縣居(賀茂眞淵)
あかほ【赤穗】アコウ〔地名〕
兵庫縣(播磨國赤穗郡)の市名。長野縣駒ヶ根市の「赤穗あかほ(〒399-4117)」は「赤須」と「上穗うはぶ」の合成地名で「アカホ」と讀む。∴〜義士。
あかをだひ【赤魚鯛】アコウダイ〔動物〕
←赤+うを+鯛。これを「阿侯あこう鯛」とするのは宛字。
あかんべえ【赤ん目】
兵衞べゑにあらず。∞べっかんこう。
あきうど【商人】アキュウド〔近10〕
あきなひ【商】アキナイ
時に縁起をかついで「商内あきない」と書く場合あり、これでは假名遣が合はぬ。∴〜が少ない。
あきふ【秋保】アキウ〔地名〕
宮城縣、仙臺近郊の温泉地(〒982-0241)。『日國』は「あきう」とする。
あきらか【章=晶=昌】〔同源〕
しゃぅしゃぅしゃぅ
あきらか【杲=晧=皓=皋・晃=煌】〔同源〕
かうかうかうかう晃晃くゎぅくゎぅ=煌煌くゎぅくゎぅ
【あく】
あくak【04幄:齷:握:渥:】\43惡(悪):\45軛゜阨゜\
あぐひ【阿久比】アグイ〔地名〕
愛知縣(尾張國知多郡)の町名。『和名抄』に「英比あぐひ郷」。←「えぃ/やぅ←iang」。
あさ【朝=晁=〓】〔同源〕
てうてうてう。「晁衡」は阿部仲麻呂の唐稱。
あざうの【薊野】アゾウノ〔地名〕
土讚線驛名。
あさうわん【淺茅灣】アソウワン〔地名〕
對馬の地名。同地に「淺茅あさぢ山」あり。
あさがほ【朝顏】アサガオ〔近07〕
∴〜に釣瓶取られてもらひ水。
あざける【調・嘲】〔同源〕
調弄てうろぅ=嘲弄てうろぅ。∴人の失敗を〜。
あさぢふ【淺茅生】アサジウ
∴〜の宿。∞淺茅灣あさうわん
あさふ【麻生】アソウ〔姓名〕
地名でも「アソウ」が多いが、「アザブ」「アソ」などもあり。神奈川縣川崎市麻生區あさおく。和歌山縣那賀郡那賀生の「麻生津中(〒649-6615)」は「をふづなか」とすべきか。
あざむく【瞞・謾】〔同源〕
瞞着まんちゃく=謾着まんちゃく。∴花も〜美人。
あしい【惡】〔近13〕
あしかが【足利】〔地名〕
栃木縣(下野國足利郡)の市名。∴〜尊氏。
あしなえ【蹇】
←足え。「なへぐ」に由來するとの説あり、『日國』は「あしなへ」。∞える。
あじむ【安心院】〔地名〕
大分縣(豐後國宇佐郡)の町名。←しむ
あしゅら【阿修羅】〔佛教〕
←梵語「アスラ」。「しう/しゅ」。呉音「しゅ」であるため漢音を「しゅう」に誤りやすい。「しゅぅ」とは「スング(sung)」のやうな音であり、「シュ」とは源流が全く異る。∞修多羅しゅたら。∴修羅の巷か向陽寺(橘中佐)
あしらひ【待遇】アシライ〔近11〕
∴客の〜がうまい。
あじろ【網代】
∴〜垣。
あすなろ【翌檜】〔植物〕
あすはひのき。「明日は檜にならう→あすならう」の語源は俗解とされる。現代假名遣で「アスハヒノキ」「アスワヒノキ」兩樣あり。∴『〜物語』(井上靖)
あせみづく【汗水漬】アセミズク
∴〜になってはたらく。
あだ【仇=讐=讎】〔同源〕
きう」。「しうしう」は異體字。∴親の恩を〜やおろそかに思はない。∴江戸の〜を長崎で討つ。
あたご【愛宕】〔地名〕
京都市の地名。『三代』貞觀二(八六〇)年に「愛當護山」。また東京都港區など全國にあり。→たぅ←tang。∞愛宕おたぎ。∴〜の山に入る月を(鐵道唱歌)
あだたら【安達太良】〔地名〕
福島縣二本松市の火山。安達太良檀弓あだたらまゆみとは、古代の眞弓。←らぅ。∴あれが阿多多羅山(高村光太郎)。
あたばぅ【】アタボウ
當たり前のべら坊。ばぅ
あたひ【價・値】アタイ〔近12〕
∴春宵一刻〜千金。
あたる【丁=貞=當】〔同源〕
てぃ/ちゃぅてぃたぅ
あぢ【味】アジ〔近01・02・恆6〕
∴大〜。
あぢ【鰺】アジ〔近01・02・恆6〕
あぢ良い」意といふ。
あぢきない【味】アジキナイ〔恆6〕
あぢけない【味】アジケナイ〔恆6〕
あぢさゐ【紫陽花】アジサイ〔近01・11・12・恆5・6〕
あぢははない【味】アヂワワナイ
書いても喋っても落ちつきの惡い言葉である。「アヂアワナイ」のやうに發音する場合が多いか。「味あふ」は誤。∞いははれた。
あぢふ【味經】アジウ〔地名〕
大阪府(攝津國東成郡)天王寺區味原あぢはら(〒543-0023)町の古名。『孝徳紀』白雉元(六五〇)年に「味經宮」。『萬葉集九二八』に「味經の原」。
【あつ】
あつat29遏゜\29閼゜\30斡'\32軋゜\59壓(圧)'[アフ]\
あづき【小豆】アズキ〔近02・恆7〕
」とは無縁か。
あづく【預】アズク〔近03*〕
あづける【預】アズケル〔恆7〕
あづさ【梓】アズサ〔恆7〕
∴〜二號。∴かへらじとかねて思へば〜弓(楠木正行)。
あづま【東】アズマ〔恆7〕
弟橘姫を偲ぶ日本武尊やまとたけるのみことの「あづまはや(わが妻よ)」の傳説は有名。京成電鐵には「東あずま」なる驛名あり。∴〜男に京女。
あづまや【東屋・四阿】アズマヤ
吹きはなちの小さな建物。「四阿山あづまやさん」は群馬縣の地名。∞ちん
あつまる【糾=鳩】〔同源〕
糾合きうがふ=鳩合きうがふ
あつまる【聚=湊=輳=簇=藪=叢】〔同源〕
しゅう/じゅそうそうそうそうそぅ。∴簇生そうせぃ叢生そぅせぃ
あづみ【安曇】アズミ〔地名〕
長野縣(信濃國)の郡名。付近の穗高山は「阿曇族」の祖先神「穗高見命」に由來する。←どむ。滋賀縣高島郡の町名は「安曇川あどがは町」。∞惠曇ゑども。∴〜野(松本盆地)
あつめる【收集=蒐輯】〔同源〕
收集しうしふ=蒐輯しうしふ。同じ「あつめる」意味であっても「しふ」「しうしゅう」「しゅぅ」は「シップ(sip)」「シュ(syu)」「シュング(siong)」のやうに本來まったく異った音であった。字音假名遣でも「しゅう」と「しゅぅ」の相違までは表現し得てゐない。∴群聚ぐんしゅう群衆ぐんしゅぅ群集ぐんしふ
あてるゐ【阿弖流爲】アテルイ〔姓名〕
蝦夷の長。坂上田村麻呂と對峙したと傳へる。
あと【蹤=踪】〔同源〕
しょう/しゅしょう/しゅしょぅ/しゅそぅ/そ
あな【孔=腔=空】〔同源〕
こぅかぅ/こぅくぅ。「窟窿くつりゅぅ」は「こぅ」の緩讀といふ。
あな【窩=〓】〔同源〕
くゎくゎ
あない【案内】
∴物申す、〜乞ふ。
あなじかぜ【】
冬に吹く北西の季節風。「し」は風の古語といふ。「あなぜ風」とも。∞やまじ風。
あなふ【賀名生】アノウ〔地名〕
奈良縣(大和國吉野郡)西吉野村の地名。古名穴生あなふ。後醍醐帝の行宮所在地。
あなふ【穴太】アノウ〔地名〕
大津市(近江國滋賀郡)の地名(〒520-0114)。「穴太積」は城郭の石垣積みの手法。『記成務』に「志賀高穴穗しがのたかあなほの宮」。
あなふじ【穴太寺・穴穗寺】アナオジ〔地名〕
京都府龜岡市の寺名。あなう、あなお、あのう、あのお、あなおう、など表記が安定しない。∴かかる世に生れあふ身のあなやと思はで頼め十聲一聲(西國札所二十一番御詠歌)。
あは【阿波・安房】アワ〔地名〕
舊國名。→はぅ。∞淡路あはぢ
あは【粟】アワ〔近04・恆1〕
∴濡れ手に〜。
あはい【淡=澹】アワイ〔恆1・同源〕
恬淡てむたむ=恬澹てむたむは疉韻字。澹泊たむぱく=淡薄たむぱく。∴〜思ひ出。
あはう【阿呆】アホウ
「呆」は宛字。ばうぼうの古字といふが、假名遣は合はない。「阿房あはぅ」とも。∴踊る〜に見る〜。
あはうどり【信天翁】アホウドリ〔動物〕
←阿呆鳥。
あはす【合】アワス〔近04〕
あはせる【并=併=竝】アワセル〔同源〕
へぃへぃへぃ。∴平行へぃかぅ竝行へぃかぅ并行へぃかぅ
あはぢ【淡路國】アワジ〔地名〕
舊國名。阿波あはへの通り道にあたるための稱。∞あはい。∞阿波あは。∴淡路島かよふ千鳥の鳴く聲に(源兼昌)。
あはゆき【淡雪】アワユキ〔近04・恆1〕
泡雪あわゆき
あはら【湶】アワラ〔地名〕
富山縣高岡市の地名。濕地、深泥の田の意味。「蘆原あはら温泉(〒933-0911)」は福井縣の地名。平成十六年「あわら市」成立。
あはれ【】アワレ〔近05〕
∴〜ともいふべき人は思ほへで(謙徳公)。∴もののあはれ。
あはれむ【憫=愍=旻】アワレム〔同源〕
憐憫れんびん憐愍れんびんびん、いづれもあはれむ意。
あひだ【間】アイダ〔近11〕
∴缺席仕り候〜御屆に及び候。
あひのつちやま【間の土山】アイノツチヤマ
『鈴鹿馬子歌』で「坂下」「土山」は東海道の宿場、「間」は「まもなく」説と「間の宿」説とあり、∴坂は照る照る鈴鹿は曇る、〜雨が降る。
あひば【饗庭】アイバ〔姓名〕
あへ
あひら【姶良】アイラ〔地名〕
鹿兒島縣(大隅國)の郡名。『和名抄』に「姶羅郡」。但し後世には郡域に大きな異同あり。←「あふ」は訓。
あひら【吾平】アイラ〔地名〕
鹿兒島縣肝屬郡の町名。もと姶良あひら郡に屬す。日本書記「吾平山上陵」は鵜草葺不合尊うがやふきあへずのみことの御陵。∞愛媛えひめ
あひる【家鴨】〔動物〕
「アイル」とは讀まない。
あふ【粟生】アオ〔地名〕
京都府長岡京市(〒617-0811)。←あは+。「あふる」が「アオル」となるのと同じ音變化。「」は地名に多い。∞蒲生がまふ、∞芝生しばふ、∞丹生にふ、∞羽生はにふ、∞柳生やぎふ、∞桐生きりふなど。
あふ【合】アウ〔近10〕
∴この話は理窟に合はない。
あふ【奧武島】オウ〔地名〕
沖繩本島南端の島名。語源は「あを」といはれる。「あう」+「」で「あふ」か、または「あう」のみか未詳。近世に漢字を宛てたものか。
あふ【邂逅=遘=覯】アウ〔同源〕
こうこうこういづれも完全な同音ではなく、子音が「k-」「h-」で異る。「邂逅かいこう」は「k-」の雙聲ではない。∴稀覯本。∴あふは別れのはじめとて。
あふぎ【扇】オウギ〔近08・09〕
あふぐ【仰】アオグ〔近08・09・恆2〕
「∞おほせ」と混同して「おふぐ」などと誤りやすい。「仰木あふぎ(〒520-0247)」は大津市の地名。∴〜今日こそ樂しけれ(紀元節)。
あふぐ【扇・煽】アオグ〔近08・恆2〕
∴扇で〜。
あふこ【朸】オウコ〔近09〕
會期あふご」と掛け言葉にする事あり。∴〜なきこそわびしかりけれ。
あふさかやま【逢坂山】オウサカヤマ〔恆2〕
大津市(近江國滋賀郡)の地名。上代の關所。∴知るも知らぬもあふさかの關(蝉丸)。
あふせ【逢瀬】オウセ
あふち【樗・楝】オウチ〔近09・08〕
栴檀の古名。
あふとつ【凹凸】オウトツ〔同源〕
あふ」は「あふ」「あふ」、「とつ」は「とつ」と同源といはれる。∞おさへる。
あふのく【仰】アオノク〔近08〕
あふひ【葵】アオイ〔近08*・09・恆2〕
∴〜の御紋。
あふまがとき【逢魔が時】オウマガトキ
「大禍時」なら「おほまがとき」。現代假名遣にあっても「おうまがとき」「おおまがとき」の二種は確定しがたい。
あふみ【近江】オウミ〔近09〕
舊國名。←「あは+うみ」。『記神代』に「近淡海ちかつあはうみ國造」。漢語風表現の「江州がぅしう」は「がぅ」と濁る。∞遠江とほたふみ。∴〜商人。
あふむく【仰】アオムク〔近08〕
∴あふむけば君がゐる。
あふり【泥障】アオリ〔近08・09〕
馬具。「泥障作あふづくり(〒031-0115)」は青森縣三戸郡の地名。
あふる【溢】
「アオル」とは讀まない。同樣の例に「∞ほふる」、但し「∞あふる」は「アオル」と讀む。
あふる【煽・呷】アオル〔近08・恆2〕
∴不景氣のあふりを受けて倒産した。
あふれる【溢】〔恆2〕
「アオレル」とは讀まない。∞あふる。∴會場は聽衆であふれた。
あへぐ【喘】アエグ〔近16〕
∴喘ぎながら山を登る。
あへて【敢】アエテ〔近15〕
∴あへなく敗退。∴あへて苦言を呈する。
あへる【和】アエル
∞あえる。∴あさつきを酢味噌で〜。
あへん【阿片=鴉片】〔同源〕
あ/え
あまえる【甘】〔恆4〕
←文語「あまゆ」∴友人の厚意に甘える。
あまっさへ【剩】アマツサエ
あまり+さへ(助詞)。「アマッサエ」と發音すべきところ、久しい前から「アマツサエ」と言ひ慣らはしてゐる。∴反省の色なく、〜薄笑ひさへ浮べてゐる。
あまづら【甘葛】アマズラ〔植物〕
←「あま+つら(つるくさ)」。
あまは【天羽】アモウ〔姓名〕
「あまは」で「アモウ」と讀むのは不規則的である。湯桶讀みで「あま+」かもしれない。「天羽田(〒299-0126)」は千葉縣市原市の地名。
あまみ【奄美】〔地名〕
→「えむ
あまゆ【甘】〔近19〕
文語下二段動詞。∞あまえる。
あまる【冗=剩】〔同源〕
∴「冗員じょぅゐん=剩員じょぅゐん」。
あまんじる【甘】〔恆8-1〕
∴非難を甘んじて受ける。
あむたむ【暗澹】舊假名あんたん〔聯綿〕
「-am」の疉韻字。∴〜たる思ひ。
あむばい【鹽梅・按排・案配】舊假名あんばい
按排あんばい案配あんばい」は宛字。
あめのうづめ【天鈿女命】アメノウズメ〔姓名〕
あめんばぅ【水黽】アメンボウ〔動物〕
←飴ん坊。
アモイ【厦門】〔外來〕
→「」。福建音由來と思はれる。現地音は「エームイ」のやうな發音である。
あやふう【危う】アヤウウ
←「あやふく」のウ音便。「あやふふ」ではない。
あやふや【不審】
「アヤウヤ」とは讀まない。
あやまる【訛=譌】〔同源〕
くゎくゎ
あゆち【年魚市】〔地名〕
「∞愛知」の古名。名古屋市昭和區に「阿由知通あゆちとほり(〒466-0027)」。∴たづ鳴きわたる年魚市潟。
あらい【疏=疎=粗=麁】〔同源〕
」はもと「」の俗字。
あらち【愛發】〔地名〕
福井縣(越前國敦賀郡)敦賀市。愛發關は鈴鹿、不破と共に古代三關の一。『萬二三三一』には「有乳あらち山」。
あらぬ【有らぬ】
「あらん」參照。
あらはす【現・表・著】アラワス〔近05〕
∴名は體をあらはす。
あらはれる【顯=現】アラワレル〔同源〕
顯現けんげん」は「ken」の雙聲疉韻字。
あらひぐま【浣熊】アライグマ〔動物〕
←洗ひ+熊。
あらふ【洗=洒】アラウ〔同源〕
さいさい。「洗」は「せん」「せい」兩音あり。∴洗衣せいえ
あらふ【濯=滌】アラウ〔同源〕
たくてき兩字の原音はかなり近い。「洗淨せんじゃぅ」は「洗滌せんでき」の書替へ字。「でう」の連想から「洗滌せんでう」と讀み誤り、更に「じゃぅ」に置換へたもの。
あらふ【沐浴】アラウ〔同源〕
沐浴もくよく」は「-ok」の疉韻字。
あらふ【浣=澣=灌=盥】アラウ〔同源〕
浣衣くゎんい=澣衣くゎんい。「灌漑くゎんがい」は「k-」の雙聲字。「くゎん」の訓はまた「たらひ」。∴浣腸くゎんちゃぅ=灌腸くゎんちゃぅ
あらむ【有らむ】
「あらん」參照。
あらん【有らん】
←あら+ぬ(否定)。←あら+む(意思推量)。前者は「あらぬ事を言ふ、あらぬ疑ひをかける、あらぬ方を向く」など、後者は「あらむ限りの力、御配慮あらむ事を」など。
あり【有】〔近21〕
文語ラ變動詞
あるいは【或】舊假名あるひは〔近13*・恆5〕
←ある+い(名詞接尾語)+は(助詞)。從來「あるひは」と書かれることが多かった。
あるじ【主人】〔近01〕
アレワイサノサ【】〔表音〕
江戸俚謠『お江戸日本橋』。俗曲『深川』。∴行列揃へて〜。
アレワエーエトソーリャ【】〔表音〕
宮城縣方言『大漁唄ひ込み』。∴〜大漁ダエ。
あわ【泡】〔近04・05・恆1〕
あわただし【遽】〔近04〕
あわつ【惶】〔近04・05〕
∴あわてる乞食はもらひが少ない。
あわてる【慌・周章・蒼惶=蒼黄】〔恆1・聯綿・同源〕
周章しうしょぅ」は「s-」の雙聲字。蒼惶さぅくゎぅ蒼黄さぅくゎぅは「-ang」の疉韻字。∴周章狼狽。
あわゆき【泡雪】〔恆1〕
淡雪あはゆき
あゐ【安威】アイ〔地名〕
大阪府(攝津國島下郡)茨木市の地名。(〒567-0001)。『延喜式』に「阿爲あゐ神社」。『雄略紀』に「藍原あゐはら」。
あゐ【藍】アイ〔近11・12・恆5〕
あをの轉か。∴青は〜より出でて〜より青し。
あを【襖】アオ〔近07〕
「襖」は音「あう」だが、「∞芭蕉ばせう」を「ばせを」とするやうに、「あを」と書いた例も多い。∞アオザイ。∞素襖すあを
あを【青=蒼=蒼茫】アオ〔近07・恆3・同源・聯綿〕
せぃ/しゃぅ=さぅ。「蒼茫さぅばぅ」は「-ang」の疉韻。∴〜菜に鹽。
あを【白馬】アオ
←青。∴〜節會。
あをがひ【螺鈿】アオガイ〔近07〕
あをし【青】アオシ〔近08〕
あをま【青馬】オウマ〔地名〕
千葉縣香取郡東庄町。〒289-0615。
あをみ【青海】オウミ〔地名・姓名〕
山口縣長戸市青海島ほか、同じ地名は全國にあり。履中天皇の皇女「飯豐青皇女いひとよのあをのわぅぢょ」をまた「青海あをみ皇女」と申上げる。「近江國あふみ」「大三おほみ島」などと混同しやすい。東京都の埋立地にある地名は「アオミ」と讀む。
あをみ【碧海】アオミ〔地名〕
愛知縣(三河國)の郡名。現在は「へきかい」郡。「あをみ」をどう讀むべきか未詳。「オウミ」かもしれない。∞邑美おふみ
あをめ【青梅市】オウメ〔地名〕
東京都(武藏國多摩郡)の市名。「あ+うめ」ではない。∴〜棉。
【あん】
あむam(舊假あん)54暗゜闇゜諳゜58黯゜\54菴゜庵゜56罨'\58餡"\
あんan29安:按:案:鞍:鮟:+31晏:\44杏"[カゥ]\44行"[カゥ]\
あんかぅ【鮟鱇】アンコウ〔動物〕
かぅは國字であるが、かぅの形聲文字と見なす。ただし辭書によっては「こう」とするものもある。兵庫縣篠山ささやま市の「安口はだかす(〒669-2505)」は舊名「鮟鱇」。「ハダカス」は鮟鱇に似た魚で、これを簡略化して「安口あんこう」としたといふ。∞提燈ちゃぅちん〜。
あんず【杏・杏子】〔近03*・植物〕
あんいづれも唐音。→きゃぅ。∞銀杏ぎんなん
あんぢょう【】アンジョウ〔表音〕
あぢ+良う。關西方言。∴〜しとくれやす。
あんどん【行燈】
あん」は唐音。かぅ/ぎゃぅ←hang、とぅ←tong。∴晝〜(大石内藏助)。
アンニョンハシムニカ【安寧】
朝鮮語挨拶語。→「ねぃ←ning」。
あんめえ【】〔表音〕
←あるまい。∞ええぢゃないか。
【い】
i05易:\05椅:猗:倚:\05移:\05u恚:\05縊:\06伊:\06夷:姨:痍:\【06u惟゜唯゜】\【06u遺゜】\06彝(彜):\06懿:\06肄:\07以:苡:\07意:\07異:\07已:\07怡:貽:\07矣:\07醫(医):\08衣゜依゜\
ui05u委:萎:逶:痿'\05u爲(為):\06u位:\【06u維゜帷:】\08u威:\08u尉:慰:\08u畏゜\08u胃:謂:渭:蝟:\08u彙:\08u韋:偉:緯:葦:違:圍(囗囲)゜幃:\
▼遺(い/ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい)
▼隹(すい/すい) 音符の字は大部分が「うい」だが
 維帷の二字だけは「ゐ」となる
 惟唯 (い/ゆい)
 維  (ゐ/ゆい)
 帷  (ゐ/ゐ )
▼恚い←圭くゑいの形聲系列は大きく二系統に分れる
 詳細は「けい・圭(くゑい)」の掲載箇所參照の事
【以】〔表音〕
平假名「い」の原字
【意】〔表音〕
變體假名「〓」の原字。
【移】〔表音〕
變體假名「〓」の原字。
【伊】〔表音〕
片假名「イ」の原字
いいえ【】〔恆5〕
いいちこ【】
焼酎の商品名。「〜ちこ」は大分縣北部方言で強調の意。「良い+ちこ」で、假名遣は「いいちこ」と考へられる。
いういう【〓〓】ユウユウ〔表音〕
鹿の鳴き聲。∴鹿鳴〜(詩經)。
いういうじてき【悠悠自適=優游〜=油油〜】ユウユウジテキ〔同源〕
いういういういう
いうしう【憂愁】ユウシュウ
憂愁うれへる
いうぜん【猶然=悠然】ユウゼン〔同源〕
いういう。「裕然ゆうぜん」とも書くが、假名遣は異る。
いうて【言うて】ユウテ〔表音〕
「言ふ」のウ音便。「言ふ」は現代假名遣でも「ゆう」とはならないが、京都方言の描寫では「ゆうて」と書かれる場合が多い。∞ちうて。
いうよ【猶豫・猶預・猶與】ユウヨ〔聯綿〕
「y-」の雙聲字。
いうわ【宥和】ユウワ
また融和ゆぅわとも書くが、假名遣は異る。意味も完全には一致しない。
いえ【否】〔恆4〕
いえ【癒】〔近15〕
イエライシャン【夜來香】〔植物〕
かぅ←hiang。
いえる【癒】〔恆4〕
ゆ。∴病が〜。
いか【伊香】〔地名〕
滋賀縣(近江國)の郡名。古く「いかご」と讀む。←かご←hiang。
いかさま【如何樣】
∴〜、得心がいった。
いかづち【雷】イカヅチ〔恆7〕
いかなご【玉筋魚】〔動物〕
小女子こをなご
いがひ【貽貝】イガイ〔動物〕
。∞貽鮓いずし
いかもの【如何物】
∴〜食ひ
いがらし【五十嵐】〔姓名〕
いがらっぽい【】
えがらっぽい。
いかり【五十里】〔地名〕
栃木縣鹽谷郡(〒321-2615)。
いかる【斑鳩・鵤】〔動物〕
いかる【忿懣=憤=煩悶】〔同源〕
忿懣ふんまん=ふん=煩悶はんもん。∞忿懣ふんまん=憤懣ふんまん
いかるが【斑鳩】〔地名〕
奈良縣(大和國平群郡)の町名。
いかん【如何=何如=何若=曷若】〔同源〕
←「いか(疑問詞)+に(助詞)」の撥音便。行か+ぬ(打消)は「してはいかぬ」、行か+む(意志)なら「いざ行かむ」。じょじゃくかつ。∴〜せん走るに走れない。
【いき】
ゐきuik48u域。\
いぎたない【寢汚】〔近13〕
∴いぎたなく睡り込んでしまつた。
いきづく【息】〔恆7〕
∴傳統がいきづいてゐる。
いきどほり【憤】イキドオリ〔近08・09〕
←息+とほる。∴激しいいきどほり。
いきほひ【勢】イキオイ〔近08・11〕
←息+おほふ。∴勝った者がいきほひ天下をとる。
イギリス【英吉利】〔外來〕
えぃ←ing。
【いく】
いくik01育:\01毓:\
ゐくuik01郁:\
いくさぶね【艨艟・艨衝】〔聯綿〕
艨艟もぅどぅ艨衝もぅしょぅは「-ong」の聯綿字。
いくぢない【意氣地】イクジナイ〔恆6〕
∴男のくせに〜。
いくは【的】イクワ〔地名〕
佐賀縣神埼郡の地名(〒842-0123)。また古代姓。平安京大内裏の「郁芳いくはぅ門」はいくは氏の造立にちなむ命名といふ。
いけしゃあしゃあ【洒々】
「いけ」は接頭語。「洒」は音「しゃ」。∴いけぞんざい。∴いけすかない。
いごっそう【】〔表音〕
土佐方言。
いこま【生駒山】〔地名〕
奈良縣(大和國平群郡)と大阪府(河内國河内郡)の間。『神武天皇即位前記』に膽駒山いこまやま。∞くま
いさかは【率川】イサカワ〔地名〕
奈良市(大和國添上郡)の地名。『記開化』に春日伊邪河宮かすがいさかはのみや。これと「∞ひきゐる」との關係は未詳。
いさき【伊佐幾】〔動物〕
いさぎよい【潔=屑】〔同源〕
けつせつ。∴引き際が〜。
いざなぎ【伊邪那岐・伊弉諾】〔姓名〕
神名。ざぅだく/なく。∴〜景氣。
いざなみ【伊邪那美・伊弉冉】〔姓名〕
神名。ざぅぜむ/ねむ
いさは【膽澤】イサワ〔地名〕
岩手縣の郡名。古代に坂上田村麻呂の膽澤城いさはじゃぅあり。∞くま
いさはや【諫早】〔地名〕
長崎縣(肥前國高來郡)の市名。古名は伊佐早いさはや村」。伊佐早いさはや城あり。
いさりび【漁火】
いさを【功・勳】イサオ〔近07・08・恆3〕
いしじ【礎】
沖繩縣戦蹟國定公園「平和のいしじ」。語義ならびに假名遣は未詳。
いしずゑ【礎】イシズエ〔近03・14〕
∴國の〜。
いしゃぅ【衣裳・衣裝】イショウ
しゃぅ/じゃぅさぅ/しゃぅ。「衣」は上半身、「裳」は下半身につけるもの。
いすか【交喙】〔動物〕
いずし【貽鮓】
なれずし。「」。∞貽貝いがひ
いすず【五十鈴川】〔地名〕
伊勢神宮社前の御裳濯みもすそ川。
イスパニア【西班牙】〔外來〕
はん
いすみ【夷隅】〔地名〕
千葉縣(上總國)の郡名。『安閑紀』元年に「伊甚國造」。←じむ。平成十七年「いすみ市」成立。
いぜん【已前=以前】
。いづれも「すでに」の意。
いそ【磯=礒】〔同源〕
いたい【疼・痛】〔聯綿〕
疼痛とぅつぅは「-ong」の疉韻字。
いたうづ【到津】イトウヅ〔地名・音訓〕
北九州市(豐後國企救郡)小倉北區(〒803-0845・0846)。『續記』天正十二(七四〇)年に「板櫃いたびつ」。後世、訓の「いたる」と音「たう」を混同したものか。
いたく【依託・倚託】
もたせかけること。。∞委託ゐたく
いたこ【潮來】〔地名〕
茨城縣(常陸國行方郡)の町名。『常陸風土記』に板來いたこ驛。「潮來」は徳川光圀の命名といふ。潮の至り來る意。∴〜花嫁さん(花村菊江)。
いただき【巓=天】〔同源〕
てんてん。∴富士山の〜。
いたづら【戲】イタズラ〔恆7〕
∴壁に〜書をする。
いたはる【勞】イタワル〔近04〕
∴老人を〜。
いたみ【伊丹】〔地名〕
兵庫縣(攝津國川邊郡)の市名。『山槐記』治承四(一一八〇)年に「伊多美」。但し丹の音は「たん」であり、「たむ」ではない。後世の命名か。
いたむ【痛=恫=疼】〔同源〕
つぅとぅとぅ。∴古傷が〜。
【いち】
いちit21一(弌)。\21壹(壱)。\
いち【一=壹】〔同源〕
「一」「壹」共に「いつ/いち」。
いちおぅ【一應】
一往いちわぅ
いぢける【萎縮】イジケル〔近01*・恆6〕
いちじく【無花果】〔植物〕
一熟いちじゅく
いちじるしい【著】
←いと(非常)+しるし(明白)。
いちづ【一途・一圖】イチヅ
「一圖」は宛字だが、假名遣は一致する。と/づと/づ
いちは【一把】イチワ
∴菜っ葉を〜買ふ。
いぢめる【虐待・苛】イヂメル〔近01*・恆6〕
「じ」も可
いぢらしい【】イジラシイ〔近01*・恆6〕
∴子供ながらに働いてゐる姿がいぢらしい。
いぢる【弄】イジル〔近01*・恆6〕
「じ」も可
イチロー【鈴木一朗】〔姓名〕
正しい假名遣は「一朗いちらぅ」であらうが、固有名詞は改め難い。
いちわぅ【一往・一應】イチオウ
一往いちわぅ」が本來だが、現在は「一應いちおぅ」が多い。∞一應いちわぅ
いちゐ【水松】イチイ〔恆5〕
一位いちゐ
いちゐばら【櫟原】イチイバラ〔地名〕
山口縣宇部市の地名(〒754-1314)。←「一位いちゐ」。「櫟」の訓は通常「くぬぎ」だが、地名では「いちゐ」と讀む事が多い。
【いつ】
いつit21一(弌)゜\21溢゜鎰゜\21逸゜\21乙゜\21佚゜軼゜\22u聿゜\22u鴪゜\22u鷸゜\
いづ【伊豆】イズ〔地名〕
東海道の舊國名。現在の伊豆半島。温泉が「出づ」ゆゑの名といふ。←とう/づ
いづ【出】イズ〔恆8-1〕
「家貧しくて孝子づ」は「いづ」であって「でず」ではない。∴『生れ出づる惱み』(有島武郎)。
いつくしま【嚴島神社】〔地名〕
廣島縣(安藝國佐伯郡)宮島の神社。市杵島いちきしま姫命を祭る。『日後記』弘仁二(八一一)年に伊都伎嶋いつきしま社。いつき祀る意。∞嚴原いづはら。∞嚴木きうらぎ
いづくんぞ【焉・安】イズクンゾ〔同源〕
えんあん。「いづくにぞ」の撥音便。
いづこ【】イズコ〔近03〕
∴〜も同じ秋の夕暮(良暹りゃぅせむ法師)。∴尋ね人〜にありや。
いづし【出石】イズシ〔地名〕
兵庫縣(但馬國)の郡名。「出石城」「出石神社」などあり。
いづはら【嚴原】イズハラ〔地名〕
長崎縣(對馬國)下縣郡の町名。←いつき祀る意。∞嚴島いつくしま
いつはる【僞=詭・佯=陽】イツワル〔同源〕
ぐゐくゐ佯狂やぅくゐゃぅ=陽狂やぅくゐゃぅ。∴身分を〜。
いづみ【泉】イズミ〔近02・恆7〕
∴みかの原わきて流るる〜川(中納言兼輔)
いづみ【和泉】イズミ〔地名〕
畿内の舊國名。『欽明紀』十四年に「泉郡」。「和」は好字にするための冗字。出水いづみ郡は鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。『應神紀』に「日向のいづみの長媛」。
いづめこ【飯詰子】〔表音〕
山形縣鶴岡市の玩具。育兒用の籠。飯詰いづめは農具「ふご」の古語。
いづも【出雲】イズモ〔恆7〕
舊國名。←づ+くも、「出ず」では、雲が出ないといふ逆の意味となる。∞杵築きづき。∴〜八重垣妻籠みに(須佐之男命)。
いづれ【何】イズレ〔近03・恆7〕
∴〜が菖蒲杜若。∴〜にしても。∴わが友、いづれにかある。
いづろ【石燈籠】イズロ〔地名〕
鹿兒島市の地名。
いと【怡土】〔地名〕
福島縣(筑前國)絲島郡の舊郡名。『魏志』倭人傳伊都國いとこくに比定される。『仲哀紀』に「伊覩縣いとのあがた」。明治二十九年「絲島郡」。古代に「怡土城」あり國史跡。→いと。∞貽貝いがひ
いといがは【絲魚川】〔地名〕
新潟縣(越後國頸城郡)。『能因歌枕』に「いとひ川」。『本間市川文書』至徳四(一三八七)年に絲井川いとゐがは。現在の「絲魚川」となったのは戰國期以降。假名遣は「いとひ」の方が正しいか?「いを」はうをの古稱。
いとま【間=閑=暇】〔同源〕
かんかん。∴〜乞ひをする。
イナウ【】〔表音〕
アイヌの祭神。また北海道の玩具。
いなさ【引佐】〔地名〕
靜岡縣(遠江國)の郡名。→いん
いなせ【鯔背】
∴〜な若い衆
いなづま【稻妻】イナズマ〔恆7〕
いなば【因幡國】〔地名〕
山陰道の舊國名。法美郡稻羽郷の稻葉山にちなむ。→いん
いなみの【印南野】〔地名〕
兵庫縣加古郡稲美町の原野。現在の印南いんなみ郡は元「いなみ」と讀んだ。萬葉集に多出。→なむ
いなみぼし【牛宿】
二十八宿の一。稻見いなみ星。
いにしへ【古】イニシエ〔近15〕
∴〜の奈良の都。
いぬ【往】〔近21〕
文語ナ變動詞。∴早ういね(關西方言)。
いぬぼうざき【犬吠埼】〔地名〕
千葉縣。←ゆ。字音ばいに由來するものではないと思はれる。∞ゑのころぐさ。
いぬゐ【乾】イヌイ〔近11〕
いぬ+
いの【伊野】〔地名〕
高知縣吾川郡の町名。平成十六年「いの町」に町名變更。
いは【岩】イワ〔近04〕
岩、巖、癌、共に「がむ/げむ」。∞いはほ。∞がむ
いはきし【】イワキシ〔地名〕
舊郡名石城いはきによる。
いはな【岩魚】イワナ〔動物〕
いははれた【祝】イワワレタ
書いても喋っても落ちつきの惡い言葉である。∞あぢははない。
いはふ【呪=祝】イワウ〔近04・同源〕
じゅしゅく/しう。∞まじなひ(呪=咒)。
いはほ【巖=嵒】イワオ〔同源〕
がむがむ岩窟がむくつ=巖窟がむくつ。∞いは。∴さざれ石の〜となりて苔のむすまで(國歌)
いばゆ【嘶】〔近19〕
文語下二段動詞。
いばら【茨=〓藜】〔同源〕
は特に「はまびし」の一種。これを〓藜しつれいとも書くのは緩讀。∴わが行く道は〜道。
いび【揖斐】〔地名〕
岐阜縣揖斐川町(美濃國大野郡)。『和名抄』に「楢斐郷」。←いふいう
いひし【飯石】イイシ〔地名〕
島根縣(出雲國)の郡名。「い+いし」ではあるまい。
いひわけ【言分・言譯】イイワケ〔近04・恆1〕
∴君の言ひ分は〜がましい。
いぶかる【訝る】
∴〜やうな眼付。
いぶき【伊吹】〔地名・植物〕
滋賀岐阜縣境の山名。膽吹いぶき山とも。この地の∞伊福部いふきべ氏は製鐵にたづさはったと傳へる。←息+吹き。
いふきべ【伊福部】イオキベ〔姓名〕
古代姓。景行天皇の皇子「五百木入彦」の裔といふ。∞伊吹山付近で製鐵を業とした。「ふ」を「オ」と讀むのは「あふぐ」など「あふ」形がほとんどであり、假名遣の法則上めづらしい。中世には「∞五百旗頭いほきべ」などと變化。∞凡河内おほしかふち
いぶすき【指宿】〔地名〕
鹿兒島縣(薩摩國)の郡名、また市名。『和名抄』に揖宿いぶすき郡。→いふ
いぶり【膽振】〔地名〕
『日本書記』に膽振〓いぶりのさへ。∞くま
いへ【家】イエ〔近14〕
いへづと【家苞】イエヅト
土産。
いほ【五百】イオ〔近08〕
八百屋やほや
いほきべ【五百旗頭】イオキベ〔姓名〕
珍姓。∞伊福部いふきべ。∴五百旗頭まこと(政治学者)。
いほり【庵】イオリ〔近07〕
∴雨雲の雷の上に〜せるかも(柿本人麻呂)。
いましめる【敕=飭】〔同源〕
勅戒ちょくかい=飭戒ちょくかい。∴今後の行動をいましめる。
います【在・坐】
「ゐる」の尊敬語。「ゐます」ではない。∞。∴飛鳥坐あすかにいます神社。∴如何に〜父母。
いまは【今】イマワ
∴〜の際。
イムジン【臨津】〔外來〕
朝鮮の河川名。北朝鮮では「リムジン」とも。→りむ
いむぼう【陰謀】インボウ
隱謀いんぼう」と書く場合もあるが、假名遣が異る。∴柳生一族の〜。
いもあらひ【一口】イモアライ〔地名〕
京都府久世郡久御山町の地名(〒613-0026)。東京にも「一口坂」あり。巨椋池から淀川への出口は一つとなるため「一口」と書くといふ。「いも」とは疱瘡(天然痘)のこと。「いも拂ひ」の意といふ。
いもうと【妹】〔近10・恆2〕
「いもひと」のウ音便。
いやだに【祖谷溪】〔地名〕
徳島縣三好郡の地名。「+」ではなくて、「祖」だけで「いや」と讀む、「谷」は冗字。
いゆ【瘉】〔近19〕
文語下二段動詞。∞える。
いらぅざき【石廊崎】イロウザキ〔地名〕
伊豆半島南端の地名(〒415-0156)。
いらくさ【苛草】〔植物〕
いらっしゃいませ【】
←入らせられませ。
いらっしゃる【】〔恆5〕
←入らせられる。「ゐらっしゃる」ではない。
いりえ【入江】〔近16〕
いりおもて【西表島】〔地名〕
沖繩の島名。∞南風はえ。∴〜山猫。
いる【射】〔近21〕
文語上一段動詞。
いる【鑄】〔近21〕
文語上一段動詞。
いわぅ【已往=以往】イオウ
∞すでに(已・以)。
いわけなし【稚】〔近05・04*〕
いわし【鰯】〔近04・05・恆1〕
よわし。∴〜の頭も信心。
いゐ【伊威】イイ〔聯綿〕
「-i」の疉韻字。
【いん】
いむim(舊假いん)53陰゜蔭゜\53音゜\53恁"婬:淫:霪:\53飮(飲)゜\
いんin21印:\21因:氤:姻:33咽'[エン.エツ]\21引:蚓:\21胤:酳:\21寅:\21堙:+33湮'\22u允:\22u尹:\25殷゜慇゜\【25隱(隠)゜】\
ゐんuin21u贇゜\24u員゜韻(韵均)'22u殞:21u隕:\34u院'\
▼穩(をん)、隱(おん/いん)
いんいちがいち【一一が一】
九九の一つ
いんぎん【慇懃】〔聯綿〕
「-in」の疉韻字。∞慇懃ねんごろ。∴〜無禮。
いんこ【鸚哥・鶯哥】〔動物・同源〕
唐音。→あぅ/やぅあぅ←iang。
いんしん【殷賑】〔聯綿〕
「-in」の疉韻字。∞殷賑にぎはひ
いんだら【因陀羅】〔姓名〕
藥師十二神將の一。印度の雷霆神インドラの漢譯。→いん
インド【印度】〔同源〕
インドを表す漢字は「印度」が一般的だが、身毒しんどく信毒しんどく申屠しんと身豆しんとう乾毒けんどく賢豆けんとう天篤てんとく」「∞天竺(てんとく・てんぢく)」など多數に及ぶ。∞支那しな
【う】
o10羽:\10雨:\10于:芋:宇:迂:盂:紆:\10傴:\10禹:齲'\11烏"\11胡"\50右。佑。祐。[イウ]\50有。侑。u[イウ]\
【宇】〔表音〕
平假名「う」片假名「ウ」の原字。
【得】〔近18〕
文語下二段動詞。∴詐欺又は強迫に因る意思表示は之を取消すことを得。
【うい】
ういoi(舊假うゐ)18u茴"[クワイ]\
ういらぅ【外郎】ウイロウ
藥の一種。また名古屋の蒸し菓子。「ぐゎい/ぐゑ[唐]うい」。
うう【飢・饑】〔近18・09〕
文語下二段動詞。∞うゑる。
うう【植】〔近18・09〕
文語下二段動詞。∞うゑる。
ウーロンちゃ【烏龍茶】
りゅぅ←liong」。
ヴェトナム【越南】〔外來〕
ゑつなむ。∞ベトナム。
ウォン【元】
韓國通貨單位。→ぐゎん。∞ゑん
うぐひ【鰄】ウグイ〔動物〕
鰄川うぐひがはは北海道檜山郡江差町(〒043-0012)の地名。
うぐひす【鶯】ウグイス〔近11〕
∴千里〜啼いて緑紅に映ず(杜牧・江南春)
うけら【朮】〔近06〕
うける【承=丞】〔同源〕
しょぅは「たすける」「うけつぐ」意で、しょぅの近義。またしょぅ/じょぅの形聲音符はしょぅ/じょぅ。∞判官じょぅ
うざぅむざぅ【有象無象】ウゾウムゾウ
有相無相うざぅむざぅとも。
うさんくさい【胡散臭い】
「う」はの唐音。∴彼の態度は〜。
うじ【蛆】〔近01〕
∴男やもめに〜が湧く
うしなふ【失・逸・軼・佚】ウシナウ〔同源〕
しついついついつ散逸さんいつ=散佚さんいつ。∴私にはもう〜ものはない。
うしほ【潮】ウシオ〔近07〕
∴〜豐けき海原に(紀元二千六百年)。
うじゃうじゃ【】〔表音〕
うず【髻華】〔近02・03〕
髮飾り。∞葦津珍彦うづひこ。∴くまかしが葉を〜に插せその子(古事記)。
うずうず【】〔表音〕
「うづく」との關連性は未詳。∴しゃべりたくて〜してゐる。
うずくまる【蹲】舊假名うづくまる〔近03*・恆7〕
從來は「うづくまる」が通行。恆7も「うづくまる」。∴老婆がうずくまってゐた。
うすひ【碓冰峠】ウスイ〔地名〕
群馬長野境の峠。『萬葉集四四〇七』に「宇須比の坂」。
うぢ【宇治】ウジ〔地名〕
京都府(山城國宇治郡)の地名。『神功攝政』元年に「菟道うぢ」で初見。∴朝ぼらけ〜の川霧たえだえに(權中納言定頼)。
うぢ【氏】ウジ〔近01・02・恆6〕
∴〜より育ち。
うぢうぢ【】ウジウジ〔近01*〕
うちは【團扇】ウチワ
←「打ち羽」。
うちわ【内輪】〔恆1〕
【うつ】
うつot24u鬱(欝)゜\24u熨゜+08u蔚'\
うづ【渦】ウズ〔近02*・恆7〕
うづく【疼】ウズク〔恆7〕
∴古傷が〜。∞いたむ。
うつくしい【妍・娟】〔同源〕
けんくゑんは同義だが假名遣が異る。嬋妍せんけん嬋娟せんくゑん。∞嬋妍たをやか
うつくしい【窈窕】〔同源〕
窈窕えうてうは「-eu」の疉韻字。また「いう」と同源とされる。
うっさぅ【鬱蒼】ウッソウ
鬱葱うっそぅ」と書く場合もあるが、假名遣は異る。
うったうしい【鬱陶】ウットウシイ
正しい讀み方は「うつえう」で、子音を同じくする雙聲の語。「陶陶」も「えうえう」。∴借金取りと對應するのが〜。
うつは【器】ウツワ〔近04〕
うづひこ【葦津珍彦】ウズヒコ〔姓名〕
うづ」は珍しく貴い意の古語。∞髻華うず。∴うづの御寶。
うっぷるひ【十六島】ウップルイ〔地名・植物〕
島根縣平田市の地名(〒691-0042)。十六善神を祀るため「十六島」と書く。産物の海苔を「打ち振ひ」作るゆゑに「うっぷるひ」と呼ぶ。また海苔の名ともなってゐる。
うづまさ【太秦】ウズマサ〔地名〕
京都府(山城國葛野郡)右京區の地名。『雄略紀』十五年、秦氏に「禹豆麻佐」の姓を賜ふ。∴〜映畫村
うづめる【埋】ウズメル〔近03・恆7〕
∴襟卷に顏を〜。
うづら【鶉】ウズラ〔恆7〕
∴〜鳴くなり深草の里。∞治部煮ぢぶに
うつる【移徙】〔同源〕
移徙いし」は「-i」の疉韻字。「」は「」を音符とする形聲文字。「」は「」からなる別字。
うでづく【腕盡】ウデズク
←腕+つくす。∴〜でとってみせる。
うとう【善知鳥】〔動物〕
←「うみ+とき」か。謠曲では「烏頭」とも。「を/う」「とう」。
うとんじる【疎】〔恆8-1〕
∴彼は最近私を〜やうになった。
うなづく【頷】ウナズク〔恆7〕
←「うなじ+つく」
うなて【雲梯】〔地名〕
奈良縣橿原市雲梯(大和國高市郡)(〒634-0834)。←「うん」『萬葉集一三四四』に「卯名手の社」。
うなゐご【髻髮兒】ウナイゴ〔近11・12〕
∴うなゐをとめ。
うねうね【蜿蜒】〔聯綿〕
蜿蜒ゑんえん」は「-en」の疉韻語。うねうね長く續くさま。
うはき【浮氣】ウワキ
←上氣。「浮氣ふけ(〒524-0033)」は滋賀縣守山市の地名。また「小浮氣こぶけ(〒300-1531)」は茨城縣北相馬郡藤代町の地名。∴〜がばれる。
うはさ【噂】ウワサ〔近04*〕
∴〜をすれば影とやら。
うはずる【上擦】ウワズル〔恆7〕
恆7には「うはづる」∴聲が〜。
うはづる【上吊】ウワヅル
うへ【上】ウエ〔近14〕
∴この〜何を望まむ。
うべ【宇部】〔地名〕
山口縣(長門國厚狹郡)の市名。『散木奇歌集』に「むべ」。
うまい【熟寢】〔近12・13〕
←「いねる
うまかひ【藤原宇合】ウマカイ〔姓名〕
ふぢ
うむ【】〔表音〕
了解承諾
うめ【梅=楳】〔同源〕
ばい」は「ばい」の別體。「煤」も「ばい」だが「某」「謀」は「ぼう」。古典では「むめ」とする場合あり、これは假名遣による使ひ分けではない。
うめがえ【梅枝】〔近16〕
∴〜の手水鉢てうづばち
うめきう【梅胡瓜】ウメキュウ
酒肴。∞胡瓜きうり
ウラジオストック【浦鹽斯徳】〔外來〕
ロシア沿海州の地名。略して「浦鹽」とも。外國地名に訓を宛てる例は珍しい。原音「ウラディ・ヴォストーク」は偶然ながら「うらじほ」に近い。
うらわ【浦曲・浦和】〔近04・恆1〕
酒匂さかわ
うりずん【】
沖縄方言で初夏の意。假名遣未詳。
うる【售=讎】〔同源〕
しう」は「しう」の俗字に由來する。
うるはし【麗・彬彬=斌斌】ウルワシ〔近04*・同源〕
「彬彬」「斌斌」ともに「ひんひん」∴山籠れる大和し〜。
うるほひ【潤】ウルオイ〔近08〕
うれへる【憂愁・攸】ウレエル〔同源〕
憂愁いうしう」は「-iu」の疉韻字。「いう」。
うろん【胡亂】
「う」「ろん」共に唐音。∴あそこに〜な風體の男がゐる。
うわ【宇和】〔地名〕
愛媛縣(伊豫國)の郡名。現在は宇和島市。
うわはん【】〔表音〕
人形玩具。踊りの囃し言葉。岡山縣川上郡。
うわる【植】〔近04・恆1〕
うゑる。
うゐ【有爲】
「うゐのおくやまけふこえて」。→「」。∴〜轉變。
うゑる【飢=餓】ウエル〔近14・恆1・4・同源〕
ワ行下一段動詞。「飢」「饑」共に「き」。
うゑる【植】ウエル〔近14・恆1・4〕
ワ行下一段動詞。∴田植ゑ
うを【魚】ウオ〔近07・08・恆3〕
魚返善雄をがへりよしを。∞絲魚川いといがは。∴〜心あれば水心。∴水清ければ〜住まず。
【うん】
うむom(舊假うん)53吽'\
うんon24u云:芸:紜:耘:雲:繧'\24u運:暈:\24u慍:蘊:薀:27u饂'\
▼通常の漢字音に「うむ」形は存在しない。
 「吽」は梵語の音譯字。
うんか【浮塵子】〔動物〕
←「雲霞うんか」。
うんぜん【雲仙】〔地名〕
長崎縣(肥前國高來郡)島原半島の山。古名「温泉をんせん嶽」。
うんぬん【云々】舊假名うんうん〔疉字〕
連聲。∴そんなことを〜すべきではない。
【え】
ia08衣。依。[イ]\15u哇。[ワ]\
uia12u慧。[クヱイ]\12u惠(恵)。[クヱイ]\14u會(会)。繪(絵)。[クワイ]\15u畫(画)。[グワ.クワク]\18u囘(回)。[クワイ]\20u穢。[ワイ]\41u哇。\
【衣】〔表音〕
平假名「え」の原字。「え」は呉音。
【枝】〔近16〕
【柄=秉】〔近16・同源〕
「柄」「秉」は共に「へぃ」
【えい】
えいiai12殪゜\12翳゜\13曳(曵):洩゜\13u鋭:\13u睿゜叡゜\13裔:\
えぃiang44影゜\44霙゜映(暎)゜英゜瑛゜\46嬰゜纓゜瓔(珱)゜\46盈゜楹゜\【46u營(営)゜塋゜47u瑩゜】\46u潁゜頴(穎)゜\46贏゜瀛゜\46郢゜\
ゑいuiai13u衞(衛)゜\
ゑぃuiang44u永゜泳゜詠゜咏゜\【44u榮(栄)゜蠑゜】\
▼瑩營(営)塋(えぃ/やぅ )
 瑩榮(栄)蠑(ゑぃ/ゐゃぅ)
 煢螢   (けぃ/ぎゃぅ)
 勞    (らう/らう )
 瑩は同義で「えぃ」「ゑぃ」の二系統あり、
          現代北京音は「えぃ」の系統。
えい【】〔表音〕
氣合ひ。
えい【頴娃】〔地名〕
鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。→「えぃ」「あい」。『續紀』文武四(七〇〇)年に「衣評えのこほり」。「衣君えのきみ」とは隼人の一族。明治三十年に指宿郡に合併。いま頴娃町あり。上代の語は母音が連續しないため、「國→紀伊きい國」のやうな漢字二文字化によるものと思はれる。海邊の「」から來たものか。
エイミー・イップ【葉子媚】〔外來〕
→「葉(えふ)←エップ」
えう【杳】ヨウ
∞はるか(杳=遥)。∴行方は〜として知れない。
えうげき【要撃・邀撃】ヨウゲキ
∞「むかへる=むかへる」。
えうてう【窈窕】ヨウチョウ〔聯綿〕
「-eu」の疉韻字。
えうなし【要なし】ヨウナシ
古語。
ええ【】〔表音〕
應答、反問「はい→あい→ええ」。
ええぢゃないか【】エエジャナイカ〔表音〕
幕末の熱狂的お蔭參り。「えいぢゃないか」ではない。
ええと【感動詞】〔表音〕
摘語摸索の語。
【えき】
えきiak46易゜蜴゜\46液゜掖゜腋゜\46u疫゜役゜\46益゜\46亦゜奕゜\46懌゜繹゜驛(駅)゜\
えき【浴】〔地名〕
山口縣には谷状の濕地を稱して「えき」とする地多し。人名でも「浴田えきた」などあり。
えきへぼし【胃宿】エキエボシ
二十八宿の一。語源未詳。
えげつない【】
えこぢ【依怙地】エコジ
依怙贔屓えこひいき
えごのき【賣子の木】〔植物〕
假名遣の由來未詳。
えごま【荏胡麻】〔植物〕
えせ【似而非】
えたじま【江田島】〔地名〕
廣島縣(安藝國安藝郡)の町名。海軍兵學校の所在地。「えだじま」とは濁らない。『安藝野坂文書』嘉禎四(一二三八)年に「安藝御莊衣多嶋」。→「」「」。
エヂプト【埃及】エジプト〔外來〕
→「きふ
エヂャナイカ【】〔表音〕
和歌山縣『串本節』。
【えつ】
えつiat26謁゜\33咽゜\34u悦゜閲゜\
ゑつuiat26u戉゜越゜鉞゜\26u曰゜\26u粤゜\
えづい【】〔表音〕
嘔吐ゑづくとの關係は未詳。
えと【干支】
+。十干十二支。
えとろふ【擇捉】〔地名〕
北方領土の島名。「えらび+らむ」との宛字。∞齒舞はぼまひ
えにし【縁】
「えにし」は字音「えん」に由來する。∞枸櫞酸くえんさん
えのき【榎】〔植物〕
えばら【荏原】〔地名〕
東京都(武藏國)の郡名。舊荏原區は品川區の西半分。∞えごま(荏胡麻)。
えひ【〓】エイ〔動物〕
〓鰭えひひれ」は酒肴の一。
えびす【夷】舊假名ゑびす〔地名〕
→えみし。近畿・中國・四國では地名に「戎・蛭子」の漢字を用ゐる事が多い。廣島縣では「胡」が多い。「惠比壽ゑびす」は東京都澀谷區の地名。「ヱビスビール」の工場があったことによる。「」に引きずられて、從來の假名遣は「ゑびす」が多かった。∞ハナヱ・モリ(森英惠)。∞蝦夷えみし
えびす【蕃=蠻】〔同源〕
ばん」はまた「番」と略す場合がある。∴蕃社の獄。∴南蠻北狄。
えびすめ【】
昆布の異稱。蝦夷地で取れるため。
えびね【海老根】〔植物〕
えびの【】〔地名〕
鹿兒島縣。ひらがな市名「えびの市」は「えびの高原」に由來する。宛てるべき漢字は未詳だが「海老」「蝦」などか。
えひめ【愛媛】〔地名〕
『神代記』に「愛比賣」。おそらく「兄媛」の意。同樣に「愛知えち」「愛田えた」などの地名は多し。「可愛()之山陵みささぎ」は邇邇藝命ににぎのみこと(瓊瓊杵尊ににぎのみこと)の陵。「可愛川えのかは」は廣島縣江ノ川上流。∞姶良あひら
えぼし【烏帽子】舊假名ゑぼし
從前「ゑぼし」が通行。字音「」とは無關係。「帽子」は「ぼうし」、從來は誤って「ばうし」とされた。∴亭主の好きな赤烏帽子
えみし【蝦夷】
→「」。∴蘇我蝦夷。
えむご【掩護】舊假名えんご
書替字で「援護ゑんご」とするが、本來は別の語。「掩」は「おほふ」、「援」は「たすける」で意味も合はず、假名遣も異る。∴掩護射撃。∴厚生省援護局。
えむぶ【閻浮】舊假名えんぶ〔佛教〕
須彌山南方の島名。「閻浮提えむぶだい」。「南瞻部なむせむぶ州」とも。→「えむ」「せむ」。∴〜檀金だんごむ
えむま【閻魔】舊假名えんま〔佛教〕
「夜魔(やま)天」。→「えむ」。
えり【襟=衿=衽】〔同源〕
きむ」「きむ」「じむ」∴〜を正す
エリカ【erica】〔植物〕
歐州などに分布する花。ヒース。和語ではない。∴〜の花散る時(西田佐知子)。
える【得】〔恆4〕
文語動詞の終止形「う」。∴得手に帆を揚げる
【えん】
えむiam(舊假えん)56厭:魘:黶:\56奄:掩:俺:閹:+60淹:\56炎:\56簷:\56艷(艶):\56閻:焔:\56鹽(塩):\
えんian26偃゜+34堰:33宴:\33咽:\33煙(烟):\33燕:嚥:臙:讌:\34延:筵:莚:蜒:涎:\34u沿:鉛:\34演:\34u鳶:\34u悁:捐:\34u掾:縁:\34衍:\34焉:嫣:\
ゑんuian26u鴛゜怨゜苑゜宛゜婉゜鋺゜蜿゜30u豌'\26u垣゜\26u寃゜冤゜\26u爰゜+34u援:媛:34u湲:\26u袁゜園(薗)゜遠゜轅゜猿゜\33u淵(渕渊):\34u圓(円):\34u圜:\34u娟:\
えんえき【衍繹=演繹】
∞「衍=演のべる」。
えんげ【咽下=嚥下】
∞「咽=嚥のむ」。
えんこ【】
座ることの幼児語。
えんじ【臙脂=〓脂】〔同源〕
「臙脂」「〓脂」共に「えんじ」。→「えん」「いん
えんのをづぬ【役小角】エンノオズヌ〔姓名〕
「えん」は「えき/やく」の漢音によるものか。
えんぶり【】
青森縣八戸地方の祭。「えんぶり」は農具。「柄振えぶり」から。
えんれい【延齡】〔植物〕
北海道の花。國鐵時代の急行列車名に平假名で「えんれい」あり。
【お】
o【09於。淤。】\
uo11烏゜嗚゜塢゜\【11於゜】\11汚゜\11乎。\11惡(悪)゜\40u和"[クワ]\
▼惡 (あく/あく) わるい
   (を/う)   にくむ、いづくんぞ
▼於(よ/お) おける、おいて
  (を/う) ああ
 淤(よ/お)
  於を「ああ」の意味で使ふ場面は少なく、
  「お」である筈だが通常は「を」とされる。
  平假名「お」の原字ゆゑ「お」とすべきか。
【於】〔表音〕
平假名「お」の原字。
おい【老】〔近06・12・13〕
ゆ。∴老いては子に從へ。
おいしい【美味】〔恆5〕
おいそのもり【老蘇の森】〔地名〕
滋賀縣(近江國蒲生郡)安土町の地名(〒521-1332・1334)。奧石おいそ神社の森、歌枕の地。∴老蘇森の下草に(太平記)。
おいて【於=于】〔恆5・同源〕
「おきて」のイ音便。「」「」。「於」は「おいて」の意で「お」、「ああ」と嘆く場合には「を」と假名遣が分れる。∞ああ∴おいてをや。
おいの【狼】〔地名〕
東北地方に「狼」を「オイノ」「オイヌ」と讀む地名が分布する。「大犬さま」の意といふ。青森縣弘前市狼森おいのもり(〒036-8132)など多敷。
おいらせ【奧入瀬】〔地名〕
十和田湖から八戸市へそそぐ川名。ところが西津輕郡に「追良瀬川」、五能線「追良瀬」驛があり、同じ由來と思はれるが、假名遣は「おひらせ」とせざるを得ぬ。平成十七年「おいらせ町」成立。∴住まば日の本、遊ばば十和田、歩けや奧入瀬三里半(大町桂月)。
おいらん【花魁】
「おいらの姐さん」の極端な省略といふ。
おいる【老】〔恆5〕
ヤ行上一段動詞。∞ゆ。
【おう】
あうau38奧(奥):襖:墺:懊:澳:\38鏖:\
あぅang42央。怏。殃。秧。鞅。+43泱:鴦:\45罌゜嚶゜櫻(桜)゜鸚゜\45鶯(鴬)゜\
あふap58凹゜\59押゜鴨゜\
おうou51鴎゜嘔゜歐(欧)゜毆(殴)゜甌゜謳゜\
おぅong48鷹。應(応)。\
おふop53邑。\
わぅuang42u往(徃):\42u王:旺:枉:43u汪:\43u黄。44u横。\43u皇。凰。\45u泓:\
をぅuong01翁゜蓊゜鶲゜\
▼奧(奥)については「おく・奧」を參照の事。
おう【】〔表音〕
擬聲語ゆゑ歴史的假名遣でも「おお」などとして差し支へない。
おう【意宇】〔地名〕
島根縣(出雲國)の郡名。『齊明紀』五(六五九)年に「於友郡」。明治二十九年合併して八束郡。→「」。
おうい【感動詞】〔表音〕
片假名では「オーイ」とする事あり。∴〜中村君。
おうて【負】
←「おひ+て(助詞)」のウ音便。「おふて」ではない。∞おひずる。∴きふを負うて。
おうな【嫗】
∞「おきな
おぅやぅ【鷹揚】オウヨウ
大樣おほやぅ」とも書くが、本來は別語。現代假名遣でも「鷹揚おうよう」「大樣おおよう」である。
おうやぅとぅ【歐陽通】オウヨウトウ〔姓名・音訓〕
歐陽詢(唐の能筆家)の子。地名人名は漢音優先であるため、「とぅ/つぅ」で「とぅ」と讀む。訓は∞とほる。「歐陽」は二字姓。∞歐陽菲菲オーヤンフィーフィー
オーヤンフィーフィー【歐陽菲菲】〔外來〕
臺灣の歌手名。「おう」「やぅ」。「歐陽」は二字姓。∞歐陽通おうやぅとぅ
おがくづ【大鋸屑】
大鋸おほが」は室町時代の鋸の一種。小さい屑でも「」ではない。
おかちん【お搗ちん】
おかんじゃけ【】〔表音〕
玩具。靜岡市。
おき【隱岐國】〔地名〕
舊國名。←「おき」の意。→「おん」。
おきつぐ【田沼意次】〔姓名〕
おきな【翁】〔近06〕
「をとこ、をんな、をとめ」から聯想して「をきな」とするのは誤。∞「おうな
おきながたらしひめ【息長足姫】〔姓名〕
神功皇后の御名。
おきび【熾火】
←おこし火。
おきゃん【お侠】
けう」または「けふ」の唐音とするも斯樣の音なし。唐音風に發音したものか。
おきわすれ【置忘】〔恆1〕
【おく】
おくok48億。憶。臆。檍。\
をくuok【01屋:】\38 01奧(奥)'[アウ]\
▼屋(をく)、幄齷握渥(あく)
おく【奧】〔近06・音訓〕
「おく」は訓、漢音あう呉音あう慣用音をく。「奧手」は「おくて」。「奧義」は「あうぎ」または「をくぎ」。∴〜津城所。
おくら【山上憶良】〔姓名〕
→「おく」「らぅ」。
オクラ【okra】
野菜名。和語ではない。
おぐらいけ【巨椋池】〔地名〕
もと「おほくらの入江」宇治川下流の低濕地。同所に近鐵の驛名「小倉をぐら」とあるのは後世の地名か。京都府葛野郡の小倉をぐら山とは無關係。
おくりな【謚=諡】
」「」→「えき
おくる【送=贈・餽=饋】〔同源〕
「送」「贈」は共に「そぅ」。餽贈くゐぞぅ=饋贈くゐぞぅ
おくんち【御九日】
九月九日の祭り。長崎のものが著名。
おけさ【】〔表音〕
新潟縣民謠。∴佐渡おけさ。
おこさ【】〔表音〕
おこさ節。秋田縣民謠。
おこじょ【】〔動物〕
おこたる【懈・怠】〔近06・同源〕
かい/け」「たい」「懈怠けたい」は「-ai」の疉韻字かもしれない。
おこなふ【行】オコナウ〔近10〕
おごのり【於期海苔】〔植物〕
おこは【強飯】オコワ
強飯こはめし」の女房言葉。
おごる【奢侈】〔同源〕
奢侈しゃし」は「s-」の雙聲字。
おさかべ【刑部】〔姓名〕
←おしさか(忍坂)部。「∞忍坂おっさか」は奈良縣櫻井市の地名。∞忍路おしょろ
おさへる【抑・押=凹=壓】オサエル〔近07・同源〕
あふ」「あふ」「あふ」。∞凹凸あふとつ
おさらぎ【大佛】〔姓名〕
←おほさらぎ。「さらき」とは神佛へ供へ物をする皿の意か。鎌倉市の古地名にもあり。∴大佛次郎(小説家)。
おさんどん【】
「お爨どん」なら「おさん」、「お三どん」なら「おさむ」、兩説あり。
おし【唖】〔近06〕
おふし
おしあひ【押合】オシアイ〔近06〕
∴〜へしあひ。
おじぎさう【含羞草】オジギソウ〔植物〕
←お辭儀。「辭儀じぎ」はまた「時宜じぎ」とすることあり。
おしね【晩稻】
おそ+いね。近&!06には「をしね」。また和歌山縣日高郡南部川村(〒645-0022)の地名にもあり。
おしまひ【仕舞】オシマイ
「∞をはり」と混同しやすい。
おじや【】
粥。「お〜」の女房言葉。「じや」は粥を煮る時の擬音語といふ。
おしょろ【忍路】〔地名〕
北海道小樽市。∞刑部おさかべ
おしろい【白粉】
「おしろひ」ならず。
おす【】
挨拶言葉。「お早うございます」の極端な省略。
おせえ【遲】〔表音〕
「おせい」ではない。∞ええぢゃないか。
おせっかひ【お節介】オセッカイ
←切匙(味噌こそぎ篦)。字音「かい」にあらず。
おそい【晩=晏】〔同源〕
ばんあん
おそれる【兇=恐】〔同源〕
きょぅきょぅ
おそれる【惧=懼=虞】〔同源〕
く/ぐく/ぐ。∴危惧きぐ=危懼きぐ=危虞きぐ
おそれる【懾=慴】〔同源〕
懾伏せふふく=慴伏せふふく。また悚伏しょぅふくとも書き、意味は近似するが假名遣は異る。
おたぎ【愛宕】〔地名〕
京都市(山城國)の郡名。←「宕(たぎ)←tang」。∞愛宕あたご
おちいる【坎=陷】〔同源〕
坎穽かむせぃ=陥穽かむせぃ
おぢおぢ【怖々】オジオジ〔近01〕
怖々おづおづ
おちゃっぴい【】
←お茶挽き。
おちゃのこさいさい【お茶の子さいさい】〔表音〕
「さいさい」は囃し言葉。
おぢゃる【】オジャル
←お出でである。∞〜丸。
おぢゃん【】オジャン〔表音〕
鎭火の際に「じゃん」と半鐘を打った事から。
おちょこ【豬口】
→「こう
おぢる【怖】オヂル〔恆6・8-1〕
【おつ】
おつot21乙。\
をつuot27u榲゜膃゜\
おづおづ【怖々】オズオズ〔近01〕
∞「怖々おぢおぢ
おっかない【】
おっくふ【億劫】オックウ
おく」「こふ
おっさか【忍坂】〔地名〕
奈良縣(大和國城上郡)櫻井市の地名(〒633-0005)。『隅田八幡宮銘文』癸未(五〇三)年に「意紫沙加宮」。「」を「お」と讀むのは、呉音以前のものと考へれらる。∞刑部おさかべ
おっちょこちょい【】
おっとせい【膃肭臍】〔動物〕
アイヌ語「onnep」起源。「をつ」は宛字。
おてまへ【點前】オテマエ
おてもやん【】〔表音〕
熊本縣民謠。
おでん【お田】
←田樂。
おてんたうさま【天道】オテントウサマ
おてんば【お轉婆】
おと【音】〔近06〕
おとうと【弟】〔近10・恆2〕
「おとひと」のウ音便。∞乙姫おとひめ
おとぎばふこ【御伽婢子・御伽這子】オトギボウコ
人形の一種。また書名。「婢」は音ひ。
おとくに【乙訓】〔地名〕
京都府(山城國)の郡名。長岡京の舊地。→「くん」。
おどける【道化】
だう」「くゑ」だが、「道化」は恐らく宛字。
おどける【諧謔=詼謔】〔同源〕
諧謔かいぎゃく」「詼謔くゎいぎゃく」はそれぞれ假名遣が異る。
おとしめる【貶】〔近06〕
おとす【落】〔近06〕
落度をちど
おどす【威=畏】〔近06・同源〕
。∞をどし
おとづれる【訪】オトズレル〔近03・恆7〕
←「音+つれる」。
おとひめ【乙姫】
←「弟姫」。∞乙女をとめ
おとる【劣】〔近06〕
おとろふ【衰】オトロウ〔近06*〕
おに【鬼】〔近06〕
字音「おん」に由來する。「おむ」とは無關係。
おのおの【各】〔近06〕
∴〜馬は飼ひたるや(武田節)。
おのごろ【〓馭盧】〔地名〕
いん
おのづから【自】オノズカラ〔恆7〕
おばこ【】〔表音〕
∴庄内〜。
おはす【】オワス〔近05〕
∴釋迦牟尼は美男に〜。
おはやう【】オハヨウ〔近18〕
「お早くございます」のウ音便。
おひ【追】オイ〔近06〕
おび【飫肥】〔地名〕
日向國宮崎郡(日南市)の地名。舊幕時代に飫肥藩あり。←「よ/お」。∴〜杉。
おびえる【怯】〔恆4〕
おびゆ。
おびきよせる【誘き寄せる】
「をびき」との説あり。
おひずる【笈】オイズル
うて。∞背負子しょひこ。「おひずるヶ岳」は石川縣の山名。
おひゃぅ【大鮃】オヒョウ〔動物〕
魚名。字音「へぃ/ひゃぅ」にちなむものか。
おびやかす【劫=脅】〔同源〕
「劫迫けふはく=脅迫けふはく」。
おびゆ【怯】〔近19〕
文語下二段動詞。∞おびえる。
おひわけ【追分】オイワケ〔近04〕
∴越後〜。
おふし【唖】オウシ〔近09〕
おし
おふち【大内】オオチ〔地名〕
香川縣(讚岐國)の郡名。『和名抄』に「おふち」の訓注。「おほち」ではない。∞凡河内おほしかふち
おふみ【邑美】オウミ〔地名〕
鳥取縣(因幡國)の郡名。今は鳥取市。『正倉院文書』神龜三(七二六)年に「海郡」。∞碧海あをみ
おほい【多】オオイ〔近07〕
「多し」「多き」のイ音便。
おほいた【大分】オオイタ〔地名〕
もと豐後國の郡名。後に縣名。景行天皇が行幸され、廣大肥沃のため「碩田おほきだ」と名づけ給うた。
おほいに【大】〔恆5〕
「おほきに」のイ音便。∞おほきに。
おほうすのみこと【大碓命】オオウスノミコト〔姓名〕
小碓命をうすのみこと
おぼえる【覺】〔近15・恆4〕
おぼゆ。
おほきい【大】オオキイ〔近07〕
おほきに【】オオキニ〔表音〕
關西方言。←大きに。∞おほいに。
おほぎまち【正親町天皇】オオギマチ〔姓名〕
正親司おほぎみつかさ(大君)。
おほぎゃぅ【大仰】オオギョウ
關西方言。「大形おほぎゃぅ」「大業おほげふ」「大行おほぎゃぅ」など樣々な書き方あり。
おほけのみこと【意富祁命・億計王】オオケノミコト〔姓名〕
仁賢天皇(第二十四代)の御名。「おく」。∞をけのみこと袁祁命をけのみこと(顯宗天皇)。
おほしかふち【凡河内】オオシコウチ
古代姓。姓「河内」は通常「∞かうち」。∞伊福部おふきべ。∴〜躬恆みつね(百人一首)。
おほせ【仰】オオセ〔近08〕
「∞あふぐ」と混同して「あふせ」と誤りやすい。∞しおほせる(爲果)。
おほぢ【祖・祖父】オオジ〔近01・06〕
←「大+ちち」。∞小父をぢ。「大君ヶ畑おぢがはた(〒522-0321)」は滋賀縣大上郡多賀町の地名。
おほぢ【大路】オオジ
おほ+みち。「∞小路こうぢ」と混同して「おうぢ」などと誤りやすい。
おほて【大手】オオテ
王手わぅて」とは異る言葉だが、しばしば混同される。∴〜搦手。
おぼねだし【生保内東風】
秋田で海に向かって吹く、暖く乾いた強風。田澤湖町生保内おぼない(〒014-1201)から。
おほばこ【車前草】オオバコ〔植物〕
大葉子。
おほばんぶるまひ【大盤振舞】オオバンブルマイ
語源は「わうばん(〓飯)振舞」。現代假名遣でも「大盤おおばん」「おうばん(〓飯)」の差ができる。
おほひ【大炊】オオイ
「大飯」の轉。假名遣は「おほ+い(ひ)」ではない。「大炊帝」は淳仁天皇の稱。「大飯」は福井縣(若狹國)の郡名。
おほひ【被】オオイ〔近09〕
おほふ【覆】オオウ〔近07〕
おほみわ【大神神社】オオミワ〔地名〕
奈良縣磯城郡の神社。←三輪みわ。『記崇神』に「意富美和おふみわ之大神」。∞神酒みわ
おほむかふ【大向】オオムコウ
一説に連用形「むかひ」のウ音便で「おほむかう」ともいふ。
おほやけ【公】オオヤケ〔近08〕
おぼゆ【覺】〔近19〕
文語下二段動詞。∞おぼえる。
おほゐがは【大堰川】オオイガワ〔地名〕
京都市の川。淀川に合流。『古今集』は「大井河」とするも、靜岡縣の「大井川」とは別。
おむど【音頭】オンド
→「とう/づ」。
おめえ【御前】〔表音〕
「おめへ」ではない。∞ええぢゃないか。
おめでたう【御目出度】オメデトウ〔近10〕
たく」は宛字。「難有度ありがたう」なども同樣。∴明けまして〜ございます。
おも【面】〔近06〕
おもい【重】〔近06〕
おもと【萬年青】〔植物〕
←宇佐の御許おもと山。
おもはく【思はく】オモワク
「思惑」は宛字。「おもわく」ではない。∴〜が外れる。
おもほゆ【思】オモオユ〔近19〕
文語下二段動詞。
おもんじる【重】〔恆8-1〕
おもんみる【惟】〔近21〕
文語上一段動詞。「思ひ+みる」
おやぢ【親父】オヤジ
親仁おやじ」と書く場合あり、假名遣は異る。∴地震雷火事〜。
オヤマカ【】〔表音〕
俗曲『ぎっちょんちょん』。
おゆ【老】〔近18〕
文語上二段動詞。∞おい(老)
オランダ【荷蘭・和蘭陀】〔外來〕
→「」「和(わ、を)」。
おり【澱】〔近06*〕
∞よど(淀・澱)
おりもの【織物】〔近06〕
おりる【下】〔近07〕
おろか【愚】〔近06〕
オロロンバイ【】〔表音〕
熊本縣。『五木の子守唄』。
おゐど【御居處】オイド
おゑしき【御會式】オエシキ〔近14〕
【おん】
おむom(舊假おん)53音。\
おんon【25隱(隠)。】\28恩:\
をんuon26u怨。苑。\26u遠。\27u温:瘟:鰛(鰮):24u褞'\【27u穩(穏):】\
▼穩(をん)、隱(いん/おん)
【か】
ka/ha15佳'[カイ]\39可:h河゜珂:h呵:柯:舸:h訶:軻:h何゜h荷゜h苛゜哥:歌:\39個(个):箇:\41h下゜\41加゜嘉゜架゜茄'迦゜枷゜珈゜痂゜笳゜跏゜40伽'\41h夏゜廈(厦)゜\41家゜稼゜嫁゜\41h蝦゜h瑕゜h鰕゜h暇゜假(仮)゜h霞゜葭゜h遐゜\41h罅゜\41h谺゜\41賈゜價(価)゜\
くゎkua/hua15u卦'[クワイ]\40u果:菓:課:h夥゜顆:裹:41uh踝゜\40uh火:\40uh禾゜科:蝌:\40u過:渦'h禍゜堝:窩゜41u蝸゜\40u戈:41u找゜\40u譌゜\41u瓜゜\41u寡゜\41uh華゜h崋゜h樺゜h譁(嘩)゜\41uh匕゜h化゜h花゜40uh貨:h靴゜訛゜囮'\
▼佳(か)圭(くゑい)の形聲系列は二系統に分れる
 詳細は「けい・圭(くゑい)」の掲載箇所參照の事
▼寡(くゎ)、夏(か)
【加】〔表音〕
平假名「か」、片假名「カ」の原字。
【可】〔表音〕
變體假名「〓」の原字。
【蚊】〔動物〕
【閑】〔表音〕
變體假名「〓」の原字。「かん
【香】〔音訓〕
かぅ」は字音。「か」「かをり」は訓。
【呵】〔表音〕
「呵凍」は凍ったものに「ハアハア」と息を吹きかけて溶かすこと。日本漢字音ではカ行であるが、原音は「ハ」のやうな發音であった。∞「呵呵大笑かかたいせう」。
【が】
ga/ha39我:俄:峨(峩):蛾:餓:哦:娥:莪:鵝:鵞:\40伽'39h賀。41駕'\41牙゜芽゜雅゜呀゜訝゜\41衙゜\
ぐゎgua/hua15uh畫(画)゜\40u臥:\41u瓦゜\
【かい】
かいkai/hai14丐:\15解(觧)゜h蟹(蠏)゜廨゜懈゜h邂゜\15拐゜\15街゜\16介゜芥゜价゜疥゜界(堺畍)゜15 16堺゜\16戒゜h械゜誡゜\16皆゜階゜偕゜揩゜楷゜h諧゜\16h薤゜\19h亥゜16h骸゜\19改:\【19h海:】\19開:\19凱:\19h醢:\
くゎいkuai/huai14u會(会)゜獪゜h繪(絵)゜膾゜薈'檜(桧)゜\【15u挂゜掛゜褂゜】\16u怪(恠)゜\16u乖゜\16u壞(壊)゜h懷(懐)゜\17u快゜\18u塊゜魁゜傀゜h槐゜瑰゜嵬'隗'\【18uh悔゜h晦゜h誨゜】\18uh灰゜恢゜詼゜\18uh潰゜\18uh囘(回)゜h廻゜h徊゜h茴゜h蛔゜h迴゜\20uh喙゜\
▼遺(い・ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい)
▼海(かい)、悔晦誨(くゎい)
かい【櫂=棹=橈】〔近12*・13・恆5・同源〕
「かき」のイ音便。「たう」「たう」「だう」。
【がい】
がいgai/hai14h害。\14蓋(盖葢)'\【15街'崖(崕)゜啀゜睚゜涯゜】\19h亥。劾。咳'該'垓'h孩。16h骸'h駭'\19慨'概'漑'\【19鎧'凱'剴゜皚:】\19愾'\19礙(碍)゜\20乂゜+14艾:\
ぐゎいguai/huai14u外゜\【18u磑゜】\
▼街崖(がい) 圭(くゑい)の形聲系列は二系統あり、
 詳細は「けい−圭(くゑい)」の掲載箇所參照の事
▼鎧凱剴皚(がい)、磑(ぐゎい)
かいけ【皆生】〔地名〕
鳥取縣米子市の温泉地。
かいこう【邂逅】
∞「あふ(邂逅=遘=覯)」。
かいぞへ【介添】〔恆5〕
「かきぞへ」のイ音便。「かい/け」であるが、字音ではないとされる。
かいだに【栢谷】〔地名〕
岡山市。「かや」は國訓。(〒701-1149)。
かいつぶり【鳰】〔動物〕
∞にほ(鳰)。
かいて【書】〔近13〕
かいなで【掻い撫で】〔恆5〕
「かきなで」のイ音便
かいまき【掻卷】〔恆5〕
「かきまき」のイ音便
かいまみる【垣間】〔恆5〕
垣間見かきまみる」のイ音便
カイマン【caiman】
鰐の一種。和語ではない。
かいらぎ【梅花皮】
蝶鮫の魚皮で刀劍の裝飾、また井戸茶碗の見どころの一。梅花皮岳かいらぎだけは山形新潟の縣境にあり。
かいわい【界隈】
かうがい【笄】コウガイ〔近10・12・13・恆2・5〕
髮掻かみかき」のウ音便。
かぅがい【慷慨】コウガイ〔聯綿〕
「k-」の雙聲字。∴悲憤〜。
かうがうしい【神々】コウゴウシイ〔恆2〕
「かみかみし」のウ音便
かぅかつ【鏗戛】コウカツ
∞「さぅさぅ(錚鎗=錚〓)」
かうかん【浩瀚】コウカン
∞「浩瀚ひろい」。
かうくゎつ【狡猾】コウカツ
∞「ずるい(狡猾・巧黠)」。
かぅさぅ【鏗鏘】コウソウ
∞「さぅさぅ(錚鎗=錚〓)」
かうし【格子】コウシ〔近10・恆2〕
←「かくし+(子)」のウ音便。「格天井がうてんじゃぅ」は「がう」と濁る。∴〜縞。∴〜戸をくぐりぬけ。
かうじ【柑子】コウジ〔植物〕
←「かむ+」のウ音便。
かうして【】コウシテ〔恆2〕
くして」のウ音便。∞うして。
かぅしゃぅ【〓翔】コウショウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。
がぅじゃぅ【強情=剛情】ゴウジョウ〔同源〕
きゃぅ/がぅ」「かぅ
かうずか【好事家】コウズカ
」は唐音。
かうぞ【楮】コウゾ〔恆2〕
←「かみ+」のウ音便。また岡山縣勝田郡に「かうぞ(〒707-0202)」の地名あり。
かうだ【紫合】コウダ〔姓名〕
丹羽基二氏の説によると、死講しこう(=紫合)の迎田むかうだの訛であり、「+合アハ>し」をかけた佳字であるといふ。地名の「<紫合ゆうだ」も同樣の起源。
かうだう【革堂】コウドウ〔地名〕
京都市上京區。かはのウ音便。西國十九番行願寺。
がうたむ【剛膽・豪膽】ゴウタン舊假名がうたん〔同源〕
がぅ←gang」「がう←ガウ」二字は字音假名遣は同じだが、元音は全く異る。
かうち【河内】コウチ〔近10〕
凡河内おほしかふち
かうぢ【麹】コウジ〔近01*・恆2・6〕
←「かび+たち」のウ音便。∴〜菌。∴千代田區〜町。
がぅつくばり【強突張】ゴウツクバリ
「業突張」なら「ごふ〜」。
かうと【】コウト
∴〜考へる。
かうのとの【長官の殿】コウノトノ
←「かみかみかみ」。∞こがう(小督)。
かうばし【香】コウバシ〔近10・10・恆2〕
「かぐはし」のウ音便。「きゃぅ/かぅ」であるが字音由來ではない。「香+くはし(細)」。
かうぶり【冠・被】コウブリ〔近10〕
「かがふり」のウ音便。∴昔男初〜して(伊勢物語)。
かぅふん【昂奮・亢奮】コウフン
∞「興奮たかぶる」。
かうべ【首】コウベ〔近10・恆2〕
上部かみへ」または「髮部かみへ」のウ音便。∴首を囘らす。∴稔るほど〜を垂れる稻穗かな。
かうべ【神戸】コウベ〔恆2〕
「かみへ」のウ音便。地名としては「がうど」「がうと」「かんべ」が多く、「かうべ」は例外的。他に西多摩郡檜原村「かのと」、靜岡縣吉田町「かんど」、愛知縣武豐町「明神戸みゃぅじんど」、鳥取縣日南町「神戸上かどのかみ」、岡山縣津山市「じんご」などあり。
かぅみ【廣瀬香美】コウミ〔姓名〕
歌手名。「コオミ」「コウミ」の兩發音が聞き取れ、表音的にはいづれの假名で表現すべきか不明。∞かみ(香美)。
かうむる【被・蒙】コウムル〔近10・恆2〕
∴蒙御免。
かうもり【蝙蝠】コウモリ〔近10・恆2・聯綿〕
「かはほり」のウ音便。「蝙蝠へんふく」は「p-」の雙聲字。∴〜傘
カオシュン【高雄】〔外來〕
臺灣の地名。現地音「ターカウ」に「高雄たかを」を宛てたもの。「カオシュン」はこれの北京語讀み。→「かう」「雄(ゆぅ)←hiong」
カオリナイト【kaolinite】
陶土成分の名。景徳鎭の地名「高嶺カオリン」の轉。→「かう
カオルン【九龍・Kowloon】〔外來〕
香港の地名。廣東音に由來すると思はれるが、假名書きなら「カウロン」と描寫した方が近いか。→「きう」「りょぅ/りゅう
かかたいせう【呵呵大笑】カカタイショウ〔表音〕
「呵」の原音は「ハ」のやうであった。笑ひ聲は「はは」であって、「かか」となるのはいかにもをかしからう。∞か(呵)。
かかづらふ【】カカズラウ〔恆7〕
かがと【香登】〔地名〕
岡山縣(備前國和氣郡)備前市の地名(〒705-0012)。→「かぅ←hiang」。「とぅ」。
かかはる【關・干】カカワル〔同源〕
くゎん」「かん」。「干渉かんせふ」を「關渉くゎんせふ」とも書くが、假名遣は異る。∴統帥權干犯。
かがひ【歌燿】カガイ
【かく】
かくkak/hak04確:43h鶴゜\04角:埆:桷:\04殼(殻)゜愨゜\37 04較'[カウ]\37+04覺(覚)'\37攪(撹)'[カウ]\43各:恪:閣:擱:44格゜挌゜骼゜客゜喀゜咯゜\43h壑:\44h赫゜h嚇゜\45uh核゜\45革゜\45h覈゜\45鬲゜隔゜膈゜\
くゎくkuak/huak42u矍。攫。钁゜43u蠖'h穫゜45uh獲゜\43u郭:椁:廓:槨:\43u擴(拡):\43uh霍:h癨:\45uh畫(画)゜h劃゜\45u馘゜掴゜幗゜\
かく【爪=掻】〔同源〕
「爪」「掻」は共に「さう」
【がく】
がくgak/hak04岳:\04學。(斈。学。h)\04嶽:\04樂(楽):\43咢:鰐:顎:愕:萼:蕚:諤:鄂:齶:\43h壑'\44額゜\
かぐやま【香山】〔地名〕
大和三山の一。今は「香具山」が一般的だが、萬葉集などでは「香山」。→「かぅ←hiang」。
かけづりまはる【驅】カケズリマワル
「擦る」との關連性は未詳。
かけづる【】カケズル〔恆7〕
かけひ【筧】
人名の場合「カケヒ」「カケイ」兩讀あり。∞とひ(樋)。
かける【缺=闕=虧】〔同源〕
けむ」は「けつ」の略字としても使はれるが、本來は別字別音。「欠缺けむけつ」「くゑつ」「くゐ」。
かげろふ【陽炎・蜻蛉】カゲロウ〔恆2〕
以前はウ音便の「かげろう」とも考へられた。∞とんぼ(蜻蛉)。∴『蜻蛉日記』
かこむ【圍=囲】〔同源〕
」は日本獨自の略字。和語「」からの連想と考へられる。
かさねぎ【襲=褶】〔同源〕
しふ」「しふ
かざみ【汗衫】
→「さむ
かじか【】〔動物〕
←河+鹿。「鰍澤かじかざは」は山梨縣南巨摩郡の地名。
かしこい【怜悧】〔同源〕
怜悧れぃり」は「r-」の雙聲字。
かしはて【膳夫】カシワテ〔地名〕
奈良縣橿原市。
カシュー【cashew】〔植物〕
漆の代用品。またカシューナッツは食用。「加州」などの漢字に由来するものではない。
かじる【】〔近02*〕
かず【數】〔近02*・03〕
かすが【春日】〔地名〕
奈良市の地名。←神+住む+か(所)。埼玉縣「春日部」は「かすかべ」。近世には「粕壁」とも。
かずこ【和子】カズコ〔姓名〕
「數」から。「一子」を宛てる場合もあり。
かずのみや【和宮】〔姓名〕
∴皇女〜。
かずへ【主計】カズエ〔地名〕
←かぞへる。金澤市(〒920-0908)など。
かずを【一夫・一雄・一男・和朗・和夫・和雄・和男】カズオ〔姓名〕
「和生」を宛てる場合もあり、「おふ」から「かずふ」とは考へにくい。「一朗」で「かずを」と讀ませる事は少ない。∞そのふ(園生)
かたい【艱難】〔同源〕
艱難かんなん」は「-an」の疉韻字。∴〜汝を玉にする。
がたい【】
體格のよいこと。「がかい」と「圖體づうたい」の混交語といふ。
かたじけない【忝】〔近01〕
てむ」は「てん」の形聲文字といふが、字音が合はない。
かたづ【固唾】カタズ〔恆7〕
「固い+つば(唾)」。∴〜を呑んで見守る。
かたは【片輪】カタワ〔恆1〕
片輪かたわ」は宛字。本來は「片端」。
かたへ【片方】カタエ〔近15〕
かたむ【荷擔・加擔】舊假名かたん
」「」。兩者とも假名遣は一致する。
かたゐ【乞食】カタイ〔近11・12〕
∴異土の〜となるとても。
かぢ【梶・舵】カジ〔近01・02・恆6〕
∴主〜いっぱい
かぢ【鍛冶】カジ〔近01*・02・恆6〕
←「かぬち(金+打ち)」。「ち/ぢ」と偶然に假名遣が共通するが、「」とは別字。∴村の〜屋
かぢき【梶木】カジキ〔動物〕
【かつ】
かつkat/hat29h曷゜喝゜h褐゜h蝎゜葛゜鞨゜+34渇'26h蠍'羯'\【31轄゜h瞎゜29割゜】\32戛(戞)゜\32h黠゜\
くゎつkuat/huat30u括゜筈゜聒゜蛞゜活゜闊(濶)゜31u刮゜\【30uh豁゜】\32u滑゜h猾゜\
かつ【勝・捷】
しょぅ」と「せふ(はやい)」は近義だが、假名遣が全く異る。∴「戰勝(せんしょぅ)≠戰捷(せんせふ)」
【がつ】
ぐゎつguat/huat26u月'\
かっか【】〔表音〕
火の燃える樣。「くゎっくゎ」ならず。
かっかう【恰好】カッコウ〔聯綿〕
「かふかう」の促音化。子音は「k-h-」と續くため雙聲字ではない。「格好かくかう」は書換へ字。∞かっこいい(恰好)∴無〜。
かづける【被】カズケル〔恆7〕
∴鉢かづき姫(御伽草子)。
かっこいい【恰好】
←かっかういい。∞かっかう(恰好)。
かづさ【上總】カズサ〔地名〕
舊國名。←「上(かみ)+つ+總(ふさ)」。音の「そぅ」に由來するものではない。∞しもふさ(下總)。
かったゐ【癩】カッタイ
←かたゐ(乞食)。∴〜の瘡うらみ
かっちう【甲冑】
→「かふ
かつて【曾】
「カッテ」と讀むのは誤りといはれる。
かっぱぅ【割烹】カッポウ
∴〜着
かつを【鰹】カツオ〔近07・恆3〕
←「堅い+うを(魚)」∴目には青葉山杜鵑初〜。
かて【糧=粮】〔同源〕
りゃぅ」は「糧」の異體字。「量」「良」は共に「りゃぅ」。ただし「食料」は「しょくれう」
がてう【鵝鳥】ガチョウ〔動物〕
」は「ガーガー」のやうな鳴き聲に由來する。
かどはかす【勾引】カドワカス
←かどふ(勾)。
かなさな【金鑽神社】〔地名〕
埼玉縣兒玉郡神川村の神社。武藏二宮。←さんかなは訓であり、湯桶讀み。
かなしい【悲】〔近13〕
かなづ【奏】カナズ〔恆8-1〕
←かなでる。∴奏樂堂。
かなふ【加納】カノウ〔姓名〕
苗字の一。また地名も全国に分布。∞狩野かのう
かなへ【鼎】カナエ〔近16〕
∴〜の輕重を問ふ。∴鼎談。
かなへる【叶=協】カナエル〔同源〕
協和けふわ=叶和けふわ
かならず【必】〔近03〕
かなり【可成】
「可成」は宛字。
かね【金】〔音訓〕
「かね」は字音「きむ/こむ」に由來するものではない。
カネボウ【鐘紡】
會社名。鐘ヶ淵紡績の略稱。「カネバウ」であるべきだが、固有名詞は改め難い。
かねる【兼】〔音訓〕
「かぬ(かねる)」は訓、「けむ」は音。∞かま
かのう【狩野】〔姓名〕
苗字の一。∞加納かなふ。∴〜芳崖。
かのえ【庚】〔近16〕
「金のえ(兄)」
かのぢょ【彼女】カノジョ
かは【川】カワ〔近04〕
かは【皮】カワ〔近04〕
かはせみ【翡翠】カワセミ〔動物〕
「川せみ」の他に「山せみ」あり、「せみ」は少微せうびから。少微せうびんとも。
かば【河馬】〔動物〕
がは【側】ガワ
時計の側面など「金がは」と表現する。
かはいい【可愛】カワイイ〔恆5〕
←かはゆし(和語)、「可愛」は宛字。
かはいがる【愛】カワイガル〔近04*〕
かはいさう【可哀】カワイソウ
「可哀相」は宛字。
かはうそ【獺】カワウソ〔恆2〕
∞かはをそ(川獺)
かはし【合志】カワシ〔地名〕
熊本縣の郡名。今は「ゴウシ」と読む。『持統紀』十(六九六)年に「皮石かはし郡」。←かふ
かはづ【蛙】カワズ〔恆7〕
かへで
かはひ【河合】カワイ〔姓名〕
苗字の一。重箱讀みの「+あひ」ではなからう。「川會かはひ」は兵庫縣美方郡村岡町の地名(〒667-1366)。∞河井かはゐ
かはら【瓦】カワラ〔近05〕
梵語「カッパーラ」の音譯。
かはら【香春】カワラ〔地名〕
福岡縣(豐後國田川郡)の町名。『豐前國風土記逸文』に「鹿春かはる郡」。
かはる【變】カワル〔近05〕
かはわ【川匂】カワワ〔地名〕
神奈川縣中郡二宮町(〒259-0125)。また、「河曲かはわ」は三重縣(伊勢國)の郡名。∞「酒匂さかわ川」と同類か。∞うらわ(浦和)。
かはゐ【河井】カワイ〔姓名〕
苗字の一。∞かはひ(河合)。
かはをそ【川獺】カワウソ〔恆3〕
∞をそ(獺)。∞かはうそ(川獺)
かひ【貝】カイ〔近11〕
かひ【甲斐】カイ〔近11*〕
舊國名。「かひ」から。宮崎縣延岡市には「大峽町おほかひ」の地名あり。∴甲斐甲斐しい
かひこ【蠶】カイコ〔近11〕
略字「蚕」は「てん」を形聲音符にするといふが、「さむ」とは音がかなり異る。
かひで【鷄冠井】カイデ〔地名〕
京都府向日市(山城國乙訓郡)(〒617-0004)。長岡京大内裏跡。『石清水八幡宮文書』延久四(一〇七二)年に「蝦手井」。松永貞徳の門人に鷄冠井(かへでゐ)令徳あり。∞かへで(楓)
かふ【沽=賈】カウ〔同源〕
」「賈(か・こ)」。∴沽券にかかはる。
かふか【甲賀】コウカ〔地名〕
滋賀縣(近江國)の郡名。『敏達紀』に豪族「鹿深(かふか)臣」あり。←「かふ」。∴〜者。〜衆。
かべ【河邊】〔地名・音訓〕
東京都青梅市の地名。「」は字音か訓か未詳。(〒198-0036)
かへで【楓】カエデ〔植物〕
←「かへる(蛙)+手」。∞もみぢ(紅葉)∞かひで(鶏冠井)。
かへりみる【顧】カエリミル〔近21・16〕
文語上一段動詞
かへる【蛙】カエル〔近15〕
かへる【孵化】カエル〔近16〕
かへる【歸・囘】カエル〔近15・同源〕
くゐ」「くゎい」∴囘歸線。
がへんず【肯んず】ガエンズ
かほ【顏】カオ〔近07〕
かほる【薫・香】
ハ行の類推を誤った假名遣。∞かをる(薫・香・馥郁)∴シクラメンのかほり。
かま【鎌】〔音訓〕
「かま」は訓、「けむ」は音。「かま」は音「けむ」から來たとする説あり。∞ねる。
かまきり【螳螂・蟷螂】カマキリ〔聯綿・同源〕
「螳螂・蟷螂(たぅらぅ)」は「-ang」の疉韻字。∴〜の斧。
がまずみ【】〔植物〕
かまど【窯=窰】〔同源〕
えう」は「えう」の異體字。搖遥などは「えう」「羔」は「かう」、「羹」は「かぅ」。∴民の窯は賑はひにけり。
がまふ【蒲生】ガモウ〔地名・姓名〕
∴〜氏郷。
かみ【香美】〔地名〕
高知縣(土佐國)の郡名。明治以前は「カガミ」と讀む。古代の「鏡作部」に由來するといふ。→「かが←hiang」。∞かぅみ(廣瀬香美)。
かみ【紙】
かみ」は「かん/けん」の字音に由來するといはれる。「-n」であるが「かに」とはならなかった。∞ふみ(文)。∞てがみ(手紙)。
カミオカンデ【】
「スーパーカミオカンデ」は岐阜縣吉城郡神岡町の鑛山跡に設けられたニュートリノ觀測装置。「カミヲカンデ」とすべきだが、固有名詞は改め難い。
かみかうち【上高地】カミコウチ〔地名〕
長野縣南安曇村の景勝地。本來は「神河内かみかうち」であり、「上高地」は近年の稱。偶然にも假名遣は一致する。
かみくづ【紙屑】カミクズ〔近02〕
かみなり【霹靂】〔聯綿〕
霹靂へきれき」は「-ek」の疉韻字。∴青天の〜。
かむ【咀嚼・咬・噛】〔同源〕
咀嚼そしゃく」は「s-」の雙聲字。「かう」「がう」。
がむ【癌】舊假名がん
「癌」「岩」「巖」共に「がむ/げむ」。∞いは(岩)。
かむか【坎〓=轗軻】舊假名かんか 〔同源〕
世に入れられないさま。「k-」の雙聲字。「かむ」「かむ」。「けむ」は「けつ」の略字としても使はれるが、本來は別字。
がむくつ【岩窟=巖窟】舊假名がんくつ
∞「いはほ(巖=嵒)」。
かむこう【拑口=緘口】舊假名かんこう
∞「はさむ(緘・拑・箝)」。
カムサハムニダ【感謝】
朝鮮語挨拶言葉、→「かむ」。
かむしゃぅ【疳症】カンショウ舊假名かんしゃぅ
また「癇性かんしゃぅ」とも書くが、假名遣は異る。
かむじる【感】舊假名かんじる〔恆8-1〕
かむ
かむすう【函數】舊假名かんすう
書替へ字で「關數くゎんすう」とするが、假名遣は合はない。
かむせぃ【坎穽=陥穽】舊假名かんせい
∞「おちいる(坎=陷)」。
かむだかい【甲高・疳高】舊假名かんだかい
「かむ」は「かふ/けふ」の「-p」から「-m」へと音變したもの。「かむ高い」も假名遣は一致する。
かむづまる【神座】カンズマル
←「神+しづまる(鎭)」。かんづまる。
かむなび【神南備・甘南備】〔地名〕
。「神南備かむなび」は神の鎭る山。大阪府富田林市「甘南備かんなび(〒584-0054)」→「かむ」。
かむにん【堪忍】舊假名かんにん
∴ならぬ〜するが〜。
かむぱん【甲板】舊假名かんぱん
「かむ」は「かふ/けふ」の「-p」から「-m」へと音變したもの。ただし船員用語としては「甲板かふはん」とも。
かむらむ【橄欖】舊假名かんらん〔聯綿〕
「-am」の疉韻字。
カムランわん【金蘭灣】〔地名〕
ベトナムの地名。「きむ/こむ」。
かむゐ【神居=神威】カムイ〔地名〕
「かむゐ」はアイヌ語で神の意。旭川は「神居かむゐ古譚(〒078-0185)」。積丹岬西方に「神威かむゐ岬」、その南方は古宇郡「神惠内かもゑない村」などの漢字を宛てる。
かめいど【龜戸】〔地名〕
東京都(下總國葛飾郡)江東區の地名。地名の由來を「龜井戸」なる井戸に結びつける説もあり、それなら「かめゐど」であらうか。平成十五年、香取神社に「龜の井」復活。元は付近の梅屋敷にあり。假名遣未詳。∴龜戸天神のうそ替へ。
かも【鴨】〔表音〕
あふ」は鳴き聲。「アーップ」から。
かもゐ【鴨居】カモイ〔近11・恆5〕
かや【加悦町】〔地名〕
京都府、大江山附近。「悦」は「えつ」。
かや【茅=茆】〔同源〕
茅屋ばうをく=茆屋ばうをく」。
かや【高陽院】〔地名〕
桓武天皇皇子賀陽(かや)親王の邸宅。「かう」「やぅ」。
かやくごはん【加藥御飯】
關西の炊き込み御飯。
かよひ【通】カヨイ〔近12〕
がらがら【】〔表音〕
からす【烏=鴉】〔同源・表音〕
を/う」「あ/え」いづれも鳴き聲の描寫に由來する。
がらんどう【】
副詞「がらんと」から。字音「伽藍堂がらむだぅ」ではない。
かり【雁=鴈】〔同源〕
がん」「がん
かりうど【狩人】カリュウド〔恆2〕
「かりびと」のウ音便。
かりとる【芟】〔同源〕
芟除さむぢょ」はまた「刪除さんぢょ」とも書くが、假名遣は異る。
かるら【迦樓羅】〔佛教〕
鳥神。藥師十二神將の一。「インドネシアガルーダ航空」はこれに因む。→「」「ろう/る」。
かれひ【鰈】カレイ〔動物〕
から+えひ。「王餘魚澤かれひざは」は青森縣南津輕郡の地名。(〒038-1313)
かれる【枯=渇=涸=竭】〔同源〕
枯渇こかつ」「」「けつ
かろんじる【輕】〔恆8-1〕
カワイヤノー【】〔表音〕
鳥取縣『貝殼節』。
かわく【乾】〔近04・05・恆1〕
←「氣+湧く」。
かをる【薫・香・馥郁】カオル〔近07・08・恆3・同源〕
「かほる」「かほり」と誤る例多し。「シクラメンのかほり」など。「馥郁ふくいく」は「-k」の疉韻字。
【かん】
かむkam/ham(舊假かん)54勘゜堪゜戡゜\54h函(凾)゜h涵゜\54坎゜\55敢:橄:瞰:\【55甘:柑:坩:疳:h蚶:56拑'箝'鉗'59嵌゜】\55h歛:\58h咸゜緘゜h鹹゜54感゜h憾゜h撼゜轗゜55h喊:\58歉゜\58h陷(陥)゜\59監゜h艦゜鑑(鑒)゜h檻゜\59h銜゜\
かんkan/han29乾:幹:h翰゜h瀚゜h韓゜\29侃:\29h寒゜\29干:刊(刋):汗゜竿:肝:奸:h扞゜杆(桿):h罕:h鼾:h旱゜h悍゜h捍゜稈:h駻゜+31骭:\29h漢:32艱゜\29看:\29栞:\【29h邯゜】\31姦゜\【31菅゜】\32間゜簡゜h嫺゜h癇゜31澗゜\32h閑゜h嫻゜\32柬゜揀゜31諫(諌)゜\44羹"羮"[カゥ]\59甲'[カフ]\
くゎんkuan/huan30uh完゜冠:h浣(澣)゜+31u莞:h皖゜\【30u官:棺:管:館(舘):】\30u寛:\30uh桓゜\30u款:\30uh緩゜32u湲゜\30u貫:31u慣゜\30uh奐:h換゜h喚:h渙:h煥:\30uh歡(歓):罐(缶):懽:觀(観):h讙:鑵:h驩:灌(潅):26u勸(勧)'34u顴'\31uh環゜h寰゜h鐶゜h鬟゜圜゜34u還'\31u串゜h患゜\31u丱゜關(関)゜\31uh宦゜\32u鰥゜\【34u卷(巻)'】\
▼甘柑拑箝鉗坩疳蚶嵌(かむ)、邯(かん)
 學研漢和大字典では拑箝鉗のみ「慣用音かん」
▼菅      [漢]かん[慣]くゎん
 官棺管館(舘) くゎん
     菅家(菅原道眞)に限り「くゎんけ」とする
▼澣(くゎん)、幹(かん)となるが、「澣」は
 「浣(くゎん)」の異體字
【がん】
がむgam/ham(舊假がん)54h含'h頷'\54龕'\58嵒゜59癌゜\59岩゜\59巖(巌)゜\
がんgan/han29岸:\31雁゜贋゜\31顏(顔)゜\31鳫゜鴈゜\32眼゜\
ぐゎんguan/huan26u願。\26u元'30u玩:翫:31u頑゜\30uh丸。\
がんがぜ【雁甲羸】〔動物〕
がん/げん」「かふ/けふ」「るい」。「羸」を「ぜ」と讀む理由は不明。
かんがみる【鑑】〔近21〕
文語上一段動詞。「かがみ」「かがみる」の轉。字音「かむ」に由來するものではない。
かんけ【菅家・菅原道實】舊假名くゎんけ〔姓名〕
百人一首などでは「くゎんけ」とする。「くゎん」「くゎん」などからの聯想であらうが、廣韻などの韻書に基づく字音假名遣は「かん」である。
カンサイ【山本寛齋】〔姓名〕
「寛齋」の假名遣は「クヮンサイ」が正しいが、個人名は改め難い。
かんじき【〓橇】
ガンジス【恆河】〔外來〕
→「こぅ←hong」。字音假名と「ガンジス」は合はない。
かんじん【肝腎】
書替へ字で「肝心かんじむ」とするが、臟器の場所も假名遣も異る。
かんせふ【干渉】カンショウ
∞「關干かかはる」。
カンチロリン【】〔表音〕
俗曲『かんちろりん』。
カントン【廣東】〔外來〕
北京語なら「クヮントン」、廣東語なら「クヲントン」が近いか。→「くゎぅ←kuang」「とぅ←tong」。∞香港ホンコン
かんなん【艱難】〔聯綿〕
「-an」の疉韻字。∴〜辛苦。
がんばる【頑張】
←我に張る、「頑張ぐゎんばる」は宛字。∴前畑〜。
カンフー【功夫】
→「こぅ←kong」。「功」を「カン」と發音する地域は少なく、音の由來不詳。
【き】
ki/hi05企:\05伎゜岐゜跂:\05奇(竒):寄:騎゜崎(嵜):埼゜碕:剞:掎:畸:綺:\05u規:窺:槻:\05h曦:\05枳:\05羈:羇(覊):\06器(噐):\06棄(弃):\06u季:悸゜\06祁゜\06冀:驥:\06几:机:飢:肌:\06h屓:\06u癸:揆゜葵゜\06耆゜\06覬:\06u龜(亀):\07h喜゜h嬉:h僖:h憙:h熹:h禧゜\07己゜忌゜紀゜記゜起゜杞゜\07其゜基゜期゜棋(棊)゜箕:朞゜淇゜祺゜騏゜麒゜旗゜\07h煕(熈):姫:\08h希゜h稀゜h唏゜h晞゜h欷゜\08幾゜畿゜磯゜機゜譏゜饑゜\08既゜曁゜\08毅'\08汽゜氣(気)゜\08祈゜圻゜\08旡゜\
くゐkui/hui(舊假き)05u危'詭:跪゜\05uh毀:h燬:\05uh麾:\05u虧:\06u喟:\06u逵゜\06u馗゜軌:\08uh揮゜h輝゜h暉:\08uh徽゜\08u貴:06u簣゜饋゜匱゜櫃゜\08u鬼:06u愧:餽゜\08uh卉゜\08u歸(帰皈)゜\
▼遺(い・ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい)
【ぎ】
gi/hi05伎。妓。技。\05宜:誼:\05祇。\05義:儀:蟻:議:礒:艤:h羲'h犧(犠)'\05h戲(戯)'\06u葵。\07欺'\07疑:擬゜\08沂゜\
ぐゐgui/hui(舊假ぎ)05u僞(偽):\08u魏゜巍:\
きい【紀伊】〔地名〕
舊國名。『古事記』に「木國」「紀國」。「紀伊」とはこれを好字化ならびに二字とするためにつけ、長音化したもの。書店名は「紀伊國屋きのくにや」。∞閉伊へい
キーセン【妓生】
→「せぃ←siang」
キールン【基隆】〔外來〕
臺灣の地名。→「りゅぅ←long」
きう【九=玖】〔同源〕
「玖」は書類の改竄を防ぐための書き方。「九」「玖」共に「きう/く」。
きう【鳩】キュウ〔表音〕
きう/く」は鳩の鳴き聲。本來「きゅぅ」は kiong、「きふ」は kip のやうな音であったので、クークーと鳴く鳩の聲として適當ではなからう。
きうさぅ【鏐鏘】キュウソウ
∞「玲瓏れぃろぅ」。
きうらぎ【嚴木】キュウラギ〔地名〕
←「きよらか+木」。佐賀縣東松浦郡の町名。∞嚴島いつくしま
きうり【胡瓜】キュウリ〔恆2〕
←「黄+瓜」。∞うめきう、∞もろきう。
きえる【消】〔近15・恆4〕
ゆ。
ぎえん【義捐】
「義援」は書替字。「えん」は「すてる」、「ゑん」は「たすける」と假名遣・意味ともに異る。∴〜金。
きかふ【城飼】キコウ〔地名〕
靜岡縣(遠江國)の郡名。『藤原宮木簡』に「紀甲きかふ郡」。
ききゃぅ【桔梗】キキョウ〔植物〕
古名「きちかぅ」。∴秋近う野はな(桔梗の花)りにけり白露のおける草葉も色かはりゆく(紀友則・古今集)。
【きく】
きくkik/hik01菊:掬:鞠:麹:\01鞫:\
きく【規矩】
∞「規矩のり」。
きく【崎嶇】〔聯綿〕
「k-」の雙聲字。
きぐ【危惧=危懼=危虞】
∞「おそれる(惧=懼=虞)」。
きくきゅぅ【鞠躬】〔聯綿〕
「k-」の雙聲字。∴〜如。
きこえる【聞】〔近15・恆4〕
きこゆ【聞】〔近19〕
文語下二段動詞。
きさい【私市】〔地名〕
武藏國埼玉郡の地名。「私部きさいべ」は「きさき」による。近世には「騎西」の「私市藩」あり。同様の地名は京都大阪にも。
きじ【雉】〔近01〕
∴〜も鳴かずば撃たれまい
きしゃぅ【記章】キショウ
∞「徽章くゐしゃぅ」も近義だが假名遣は異る。
きしゃぅ【氣性】キショウ
また「氣象きしゃぅ」とする場合あり、假名遣は偶然に一致する。∴よい御〜だ。
きず【疵・創傷=瘡】〔近02・03・同源・聯綿〕
創瘡さぅ」「しゃぅ」。「創傷さぅしゃぅ」は「-ang」の疉韻字。∴毛を吹いて〜を求める
きすぎ【來生】〔姓名〕
苗字。恐らく「生」を「すぎ」と讀むのは「しゃぅ←siang」に由來するものと思はれる。「來生たかを」は歌手名。
【きち】
きちkit/hit21吉。\22u橘。\
【きつ】
きつkit/hit21吉゜詰゜佶゜拮゜\22u橘゜\25乞゜吃゜訖゜屹'\47喫'[ケキ]\
きづき【杵築】〔地名〕
島根縣簸川郡。出雲大社(杵築宮)の所在地。∞いづも(出雲)。
きづく【築】キズク〔近03・恆7〕
元は假名遣が同じであったものが、現代假名遣で書き分けるやうになった稀有な例が「築く」と「氣づく」。∞ついぢ(築地)。
ぎっしゃ【牛車】
ぎう」の促音化。「ぎゅっしゃ」ではない。∞じふ(十)。
きっと【急度・屹度】
「きと」の強調。「屹度きつと」「急度きふと」は宛字。
きづな【絆】キズナ〔近02〕
きづま【氣褄】キズマ〔恆7〕
←「氣詰り」。∴「〜を合はす」(氣にいるやう調子を合はせる。)
きぬ【衣・絹】
「きぬ」は字音「けん」に由來するといふ。
きぬがは【鬼怒川】〔地名〕
栃木縣の川。また温泉地。『常陸風土記』に「毛野けの川」。平安時代に「きぬ川」。江戸期に至り「鬼怒川」と稱す。「鬼」は音「くゐ」だが、鎌倉時代以降は「き」と「くゐ」の區別は消滅。『地3496』。
きぬた【砧=碪】〔同源〕
「衣板」の轉。「ちむちむ」「せむ」「じむ」∴白妙の衣うつ〜の音も(源氏・夕顏)
きねん【記念=紀念】
」と「」は通用する例が多い。「古事記」「日本書紀」なども同樣。
きのえ【甲】〔近16〕
「木の兄(え)」の意。十干の第一。
きのふ【昨日】キノウ〔近09・恆2〕
きばぅ【希望】キボウ
∞「こひねがふ(希=冀=覬=庶幾=尚)」。
きはまる【極】キワマル〔近05〕
∴進退〜。
きはむ【規範】舊假名きはん
また「軌範くゐはむ」とも書くが、假名遣は異る。
きはめる【究・窮】キワメル〔同源〕
窮理きゅぅり」「究理きうり」は類義だが假名遣が異る。
きひれ【給黎】キイレ〔地名〕
鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。明治三十年に「喜入村」を揖宿郡に編入。←「きふ」。恐らく「喜入(きいれ)村」は給黎に由來するが、假名遣が合はず、後世に宛てた漢字と思はれる。
ぎぼし【擬寶珠】
ねぎ帽子ぼうし」の意といふ。長く「寶」「帽」は「はう・ばう」とされてきたが、「ほう・ぼう」が正しい。ぎぼうしゅ。
きほひ【競】キオイ〔近11〕
きほひ【氣負】キオイ〔近11〕
きほふ」の連用形の名詞用法。「負ふ」は「おふ」のため、「きおふ」とする説もあり。∴〜があるのは若さの特徴だ。
きみ【君】
「きみ」は字音「くん」に由來する。「くん」は「-n」だが「きに」とはならない。
きむ【金武】舊假名きん〔地名〕
沖繩縣國頭部の町名。「きむ」+「」で「きむ」か、または「武」を省略したものか未詳。
キム・イルソン【金日成】〔外來〕
北朝鮮主席。→「きむ」「せぃ←siang」
ぎむしょぅ【吟誦】舊假名ぎんしょぅ
吟唱ぎむしゃぅ」「吟嘯ぎむせう」と書く場合あり、それぞれ假名遣が異ると共に、字義も少し異る。「となへる」「うたふ」「うそぶく
きむじる【禁】舊假名きんじる〔恆8-1〕
きむぴらごばぅ【金平牛蒡】キンピラゴボウ舊假名きんぴらごばぅ
「金平」は坂田金時(金太郎)の子。「金比羅(こむぴら)」とは無關係。∞ことひら(琴平)。
キム・ヨンサム【金泳三】〔外來〕
韓國大統領。→「きむ/こむ」「えぃ←iang」「さむ
【きゃ】
きゃkia/hia40伽゜\42脚"[キャク]\
ぎゃぅぎゃぅし【行々子・仰々子】[動物・同源]ギョウギョウシ
→「かう/ぎゃう」「ぎゃう/がう」。
ぎゃぅぎゃぅしい【仰々】ギョウギョウシイ
また「業々(げふげふ)しい」とも書くが、假名遣は異る。
ぎゃぅさん【仰山】ギョウサン〔表音〕
京都方言。本來は仰讚(おほげさ)か。∴〜な酒飮みと聞いたが。
きゃぅじつ【嚮日=向日】キョウジツ
∞「さきに(嚮・向・曩)」。「嚮」の音符は「けぃ/きゃぅ」。「かぅ/きゃぅ」ではない。
きゃぅゐき【疆域=境域】キョウイキ
∞「さかひ(疆=境)」。
【きゃく】
きゃくkiak/hiak42却(卻)゜脚゜\44客。\
【ぎゃく】
ぎゃくgiak/hiak42虐:瘧゜h謔'\44逆。\
きゆ【消】〔近19〕
文語下二段動詞。∞きえる(消)
【きゅう】
きうkiu/hiu50 52鬮:\50臼゜舅゜舊(旧)゜\50丘゜蚯゜邱゜\50久゜灸゜玖゜柩゜疚゜\50h休゜h貅゜52h烋:\50h朽゜\50求゜救゜球゜毬゜裘゜逑゜\50九゜仇゜究゜鳩゜\50咎゜\50h嗅゜\50廏(廐厩)゜\52糾(糺):赳:\52樛:\
きふkip/hip53及゜h吸゜汲゜笈゜級゜\53急゜\53泣゜\53給゜h翕゜歙゜\
きゅぅkiong/hiong01宮゜\01弓゜穹゜躬゜窮゜\
【ぎゅう】
ぎうgiu/hiu50牛゜\
きゅぅりゅぅ【穹窿】
∞「穹窿そら」。
【きょ】
きょkio/hio09\09去゜\09居゜鋸゜据゜裾゜倨゜踞゜\09巨゜拒゜渠゜距゜炬゜秬゜苣゜鉅゜\09虚゜h嘘゜墟゜h歔゜\09車゜\09據(拠)゜醵゜遽゜\09擧(挙舉)゜欅゜\09筥゜h許゜
【ぎょ】
ぎょgio/hio09\09魚゜漁゜\09御゜禦゜\09圄゜\09圉゜馭゜
きよい【清淨】〔聯綿〕
「清淨(せぃせぃ/しゃぅじゃぅ)」は雙聲疉韻字。∴六根清淨(しゃぅじゃぅ)
【きょう】
きゃぅkiang/hiang42享゜+44h亨:\42強゜繦゜襁゜\42h郷゜h響゜h饗゜44h嚮゜卿。\42h香゜\42僵゜薑゜彊(強)゜疆゜\42姜゜\42羌゜\44h杏'\44京(亰)。\44驚。\44梗。\44竟。鏡。競(竸)'境。\47h馨。\47經(経)。\
きょぅkiong/hiong03共゜供゜恭゜拱゜蛬゜\03h凶゜h兇゜h匈゜h胸゜h恟゜h洶゜\03恐゜蛩゜鞏゜04跫'\03廾゜48h興゜\48兢:\48矜:\
くゐゃぅkiuang/hiuang(舊假きゃぅ)42u匡゜框゜筐(筺)゜\42u狂゜誑゜\44uh兄。42uh況(况)゜\
けうkiau/hiau35叫:\35梟:\35竅:徼。\36喬゜轎゜橋゜僑゜矯:蕎:嬌:驕:\37教。\37餃。\
けふkiap/hiap58夾。h峽(峡)'h狹(狭)'筴。h陜'57h挾(挟)゜h侠゜頬:篋:莢:\60怯゜\60h脇゜h脅゜57h協(叶)゜\
【ぎょう】
ぎゃぅgiang/hiang42仰゜\43 44h行'\47h形。\
ぎょぅgiong/hiong48凝:\
げうgiau/hiau35尭:嶢:僥'h曉(暁)'澆'驍'36翹。蟯'\
げふgiap/hiap60業゜\
きょぅおう【供應】
∞「もてなす(享=饗)」。
ぎょうざ【餃子】
かう/けう」であり、假名遣は「げうざ」とすべきか。「子」の唐音は「す」。
きょおこ【遠山景織子】
女優名。∞けうとい(氣疎い)
きょき【歔欷】
∞「歔欷すすりなく」。
【きょく】
きょくkiok/hiok03h旭゜\03局゜跼゜\03曲゜髷゜\48亟゜極゜\48棘゜蕀゜\
くゐょくkiuok/hiuok(舊假きょく)48uh洫゜\
【ぎょく】
ぎょくgiok/hiok03玉゜\48嶷゜\
きょくせき【跼蹐】〔聯綿〕
「-ok」の疉韻字。
キョンシー【彊死】
漢土の幽靈。香港映畫で多用。→「彊(きゃぅ)←キョン」。「香港かぅかぅ」を「ホンコン」と讀むやうに、廣東音では「o」になる。
きらひ【嫌】キライ〔近12〕
きりふ【桐生】キリュウ〔地名〕
きりん【騏麟】〔動物〕
∴〜も老いては駑馬に劣る(戰國策)。
きる【着】〔近21〕
文語上一段動詞。「ちゃく」は「ちょ」の異體字。ただし「きる、きせる」意に限る。「いちじるしい、あらはす」意は「著」。
【きん】
きむkim/him(舊假きん)53禁゜襟゜噤゜\53金゜錦゜欽゜\【53今゜琴゜衿゜衾゜禽゜檎゜擒゜】\
きんkin/hin21巾゜\21緊:\21h釁゜\22u均:鈞:\25斤゜芹゜近゜h忻゜釿゜h欣゜26h掀'\25筋゜\25菫゜懃゜勤゜謹゜槿゜21瑾゜僅゜覲゜饉゜\【48+21矜'[キョゥ]】\
くゐんkuin/huin(舊假きん)21u22u窘゜\22u菌゜麕゜21u箘(箟)゜\
【ぎん】
ぎむgim/him(舊假ぎん)53吟゜\53崟゜\
ぎんgin/hin21銀゜+25垠゜25齦゜\21憖:\
キンカジュー【kinkajou】〔外來〕
中南米の哺乳類。和語由來ではない。
ぎんなん【銀杏】〔植物〕
「ぎんあん」の連聲。「あん」は唐音。∞あんず(杏)。
【く】
ko/ho01宮。[キュゥ]\【01工。功。h紅'貢。箜。[コゥ]】\03供。[キョゥ]\03廾。[キョゥ]\10倶:惧゜\10句:駒:劬゜h煦:+51枸:51狗。h佝。[コウ]\10矩:\10區(区):躯:驅(駆駈):嶇:\10吁:\10瞿:懼゜衢゜\10窶゜\11苦。\11庫'\50久。玖。[キウ]\50九。鳩。[キウ]\51口。[コウ]\51垢。[コウ]\51h吼。[コウ]\
【來】〔近21〕
文語カ變動詞
【ぐ】
go/ho10具。惧。颶。\10愚:\10虞:+11麌:\49uh弘。[コゥ]\
ぐあひ【具合】グアイ
「ぐはひ」との説あり。現代假名遣は「ぐあい」だが、實際には「グワイ」のやうに讀む。「∞たくあむ(澤庵)」を「タクワン」と讀む如し。
くい【悔】〔近12・12・13〕
∞くゆ(悔)
くいる【悔】〔恆5〕
ヤ行上一段動詞
【くう】
くぅkong/hong01空。\
【ぐう】
ぐうgou/hou10禺'嵎'寓'遇'隅'[グ]51偶'藕'\
ぐぅgong/hong01宮'\
クーニャン【姑娘】
→「ぢゃぅ←niang」
くえる【壞・潰】
←くゆ、古語だが、方言や地名に殘る場合あり。∞つひえる(壞・潰)
くえんさん【枸櫞酸】
∞えにし(縁)
くぐつ【傀儡】〔同源〕
傀儡くゎいらい」は「-ai」の疉韻字。
くぐゑん【苦患】舊假名くげん
くゎん/ぐゑん」。
くごこと【箜篌琴】
→「こう
くさ【草・艸・莽】〔同源〕
さうさう」「まぅ←mang」。「草莽さうまぅ」は疉韻のやぅであるが、元音は全く異る。∴〜の根を分けて搜す。
くさつ【草津】〔地名〕
群馬縣(上野國吾妻郡)の町名。温泉地として著名。←「臭水くさうづ」。→「水(みづ)。∴「〜よいとこ一度はおいで(草津節)」。
くじ【籤】〔近01*〕
∴阿彌陀〜∴籤に取る。
くじく【挫】〔近01〕
∴強きをくじく
くじゃく【孔雀】〔動物〕
ぐじゃぐじゃ【】
くず【葛】〔近03・音訓〕
國栖くず」は奈良縣吉野郡の地名。古來より葛の産地として著名。「葛」の音「かつ」によるものではない。∴〜餡。
くずは【楠葉】〔地名〕
大阪府枚方市。『記崇神』に「久須婆(くすば)の度(わたり)」。「樟葉宮」は繼體天皇の宮都。
くだ【管=〓】〔同源〕
くゎん」「〓(くゎん)」
ください【】〔恆5〕
くちずさむ【口遊】
「すさむ」は心のおもむくままの事をする意の動詞。「手すさび」など。
くぢゅう【久住・久重】クジュウ〔地名・同源〕
九州の山名。主峰は「久住山」だが、山群としては「久重山」と書く。「ぢゅう」「ぢゅう←tiong」は漢字の原音としては相當に隔たるが、偶然にも假名遣は同じ。古名「救覃くたみ朽網くたみ山」。←「たむ」。九重ここのへ久住くぢゅう兩町があるため、「阿蘇くじゅう國立公園」は平假名書きする。
くぢら【鯨】クジラ〔近01*・02・恆6〕
「鯨」は「くぢら」「くじら」兩説あり。戰前の習慣としては「くぢら」が多い。∞めくじら。∴〜尺。∞ゴジラ
【くつ】
くつkot/hot24u屈゜掘゜崛゜倔゜+27u堀'27u窟'\
くづ【屑】クズ〔恆7〕
くづ【圷】クズ〔地名〕
栃木縣那須郡。「あくつ」とは川沿ひなどの低地。「∞はなは」の逆。
くつがへす【覆】クツガエス〔近14〕
くっきゃぅ【屈強】クッキョウ〔同源〕
元は「究竟くきゃぅ」から。「屈彊」と書くこともあり、「強」と「彊」は同字。∞つよい(剛=彊=強)
ぐづぐづ【愚圖々々】グズグズ〔恆8-2〕
愚圖ぐづ」は宛字だが、假名遣は合ふ。「と/づ」。∴『愚圖の大忙し』(山本夏彦)
くづりゅうがは【九頭龍川】クズリュウガワ〔地名〕
福井縣の川。室町期以前は「くづれ川」。「とう/づ」。
くづれる【崩】クズレル〔恆7〕
くつわ【轡】〔近04*・05・恆1〕
「口輪」の意、または「口割」の意とも。∴〜をはめる。〜蟲(がちゃがちゃ)。〜を竝べる。〜形。(○の中に十)
くどむ【瞿曇】舊假名くどん〔佛教〕
釋迦の姓「ゴータマ」の音譯。→「どむ
くは【鍬】クワ〔近04〕
くはだつ【企】クワダツ〔近04*〕
くはふるに【加】クオウルニ
くひな【水鷄】クイナ〔動物〕
くふ【喫=吃】クウ〔同源〕
きつ」「きつ
クマーラ・ジーヴァ【鳩摩羅什】〔外來〕
西域僧。多くの佛典を漢譯。→「きう/く」。「じふ」。
くまがい【熊谷】クマガイ〔地名〕
←「くま+かひ」と考へれば「くまがひ」だが。「くまがやつ」なら「くまがい」であらう。「くまがや」とも讀むから後者か。∴〜次郎直實
くまのい【熊の膽】
音訓「い」は「きも」の意。「たむ」の訓。字音「」とは異る。∞生駒いこま、∞膽澤いさは、∞膽振いぶり
くむ【斟酌】〔同源〕
斟酌しむしゃく」は「s-」の雙聲字。
くめ【粂】〔音訓〕
くめ」は「」と「」の合字。「」は呉音。漢音は「きう」。「杢(木+工)」や「麿(麻+呂)」も同樣の合字。∴〜仙人
くもゐ【雲居=雲井】クモイ〔近11〕
宛字で「雲井」とも。假名遣は一致する。∴〜はるか
くゆ【悔】〔近18〕
文語上二段動詞。∞くいくい
くら【藏=倉】〔同源〕
ざぅ」「さぅ」。
くらい【暗=闇=陰】〔同源〕
「暗」「闇」は「あむ/おむ」。「陰」は「いむ/おむ」。
くらい【冒・霧=蒙=夢=冥=盲】〔同源〕
ぼう」「」「もぅ」「」「めぃ/みゃぅ」「まぅ」。すべてが「くらい」といふ訓を持つわけではないが意味として共通する。
くらき【久良】〔地名〕
神奈川縣(武藏國)の郡名。今の横濱市。←「らぅ/りゃぅ←らき←lang」。
くらふ【啖=啗=〓】クラウ〔同源〕
健啖けんたむ=健啗けんたむ」。「かむ」。
くらゐ【位】クライ〔近11・12・恆5〕
∴〜人身を極める。〜倒れ。〜負け。
くる【佝僂=傴僂】〔聯綿〕
「-u」の疉韻字
くる【來】〔近22〕
口語カ變動詞
くるわ【廓・郭】〔近04・05・恆1〕
曲輪かこひの意か。
くるわくるわ【來】
くれ【暮・〓】〔同源〕
」「〓(ほ)」
くれなゐ【紅≠絳】クレナイ〔近11・12・恆5・同源〕
くれ+あゐ。「かぅ/こぅ」と「こぅ/ぐ」は近い音ではない。∴〜は園生(そのふ)に植ゑても隱れなし。
くろうと【玄人】〔近10・恆2〕
「くろひと」のウ音便。∞素人しろうと。∴〜筋(相場を專業とする者)。
くろしほ【黒潮】クロシオ〔近07〕
グロリア・イップ【葉蘊儀】〔外來〕
香港の女優名。→「えふ←イェップ」。「葉公せふこぅ」「摩訶加葉まかかせふ」の如く、名乗り字は「せふ」と讀むのが正しい。しかし現在の北京音や廣東音はいづれも「えふ」の系統。
くゎいくゎつ【快闊=快豁】カイカツ
∞「ひろい(闊=豁)」。
くゎいくゑつ【壞決=潰決】カイケツ舊假名くゎいけつ
∞「つひえる(壞=潰)」。
くゎいしむ【快心・會心】カイシン舊假名くゎいしん
「快心・會心」いづれも假名遣は一致する。
くゎいせき【懷石・會席】カイセキ
「懷石」「會席」は異る言葉だが、同一視される事あり、假名遣も偶然に一致する。
くゎいふく【恢復・囘復・快復】カイフク
假名遣は一致するが、「快復」は病氣の平瘉に限られ、少々意味が異る。
くゎいめつ【潰滅=壞滅】カイメツ
∞「つひえる(壞=潰)」。
くゎうこつ【恍惚=慌惚=〓惚】コウコツ〔同源・聯綿〕
「恍惚」は「h-」の雙聲字。「恍」「慌」「〓」共に「くゎぅ」。∴『〜の人』(有吉佐和子)。
くゎぅたぅ【荒唐】コウトウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。∴〜無稽
ぐゎえむ【臥焔】ガエン舊假名ぐゎえん
ぐゎかい【瓦解】ガカイ
瓦壞ぐゎくゎい」と書く場合もあるが、假名遣は異る。
くゎくしゃく【矍鑠】カクシャク〔聯綿〕
「-ak」の疉韻語。
くゎくだい【廓大=擴大】カクダイ
∞「ひろげる(擴=廓)」。
ぐゎごぅじ【元興寺】ガゴウジ〔地名〕
奈良縣の古寺の名、鬼がゐたといふ傳説から、中世には「ガゴウジ」または「ガゴジ」で鬼の異名となる。
くゎし【華氏】カシ
華氏温度。獨逸人ファーレンハイト(Fahrenheit華倫海)氏の考案にかかる。→「くゎ
くゎじうじ【勸修寺】カジュウジ〔地名〕
京都山科の寺院名。「くゎんじゅじ」の轉。
くゎっこぅ【郭公】〔動物〕
「カッコン」のやうな鳴き聲の表音。「くゎく」+「こぅ」。
くゎったつ【闊達=豁達】カッタツ
∞「ひろい(闊=豁)」。
くゎっと【】カット〔表音〕
刮目または日照の樣子。「くゎつ」との關係は未詳。
ぐゎびてう【畫眉鳥】ガビチョウ〔動物〕
くゎりん【花梨・花櫚】カリン〔植物〕
ぐゎれき【瓦礫】ガレキ
くわゐ【慈姑】クワイ〔近04*・05・11・12・恆1・5・植物〕
くゎん【貫】カン
鮨の單位。「貫」の字が使はれるが確證はなし。「くゎん」かもしれない。
くゎん【罐】カン
「罐」の字音は「くゎん」だが、「can」の音寫とすれば「かん」でよいのかもしれない。「缶」は「罐」の略字として使はれるが、本来は音「ふう/ふ」。
くゎんがい【灌漑】カンガイ
∞「あらふ(浣=澣=灌=盥)」。
くゎんけん【關鍵】カンケン〔聯綿〕
「k-」の雙聲字。
クヮンジュ【光州】〔外來〕
朝鮮の地名。→「くゎぅ(くゎぅ)←kuang」「しう」。
くゎんじん【勸進】カンジン〔表音〕
熊本縣。『五木の子守唄』に「おどまくゎんじんくゎんじん」。「勸進」は乞食の意。
くゎんじんより【くゎんじん縒り】カンジンヨリ
由來は「觀世」「勸進」兩説あり。
くゎんする【關する】カンスル
くゎんたい【歡待=款待】カンタイ
∞「よろこぶ(歡=款)」。
ぐゎんぢゃぅ【頑丈】ガンジョウ
岩乘がむじょぅ」「岩疉がむでふ」「岩丈がむぢゃぅ」「頑丈ぐゎんぢゃぅ」など、さまざまな表記あり、今は「頑丈」が一般的。
くゎんな【桑納】カンナ〔地名〕
千葉縣八千代市の地名。「くはんな」とすべきか。現稱「カンノウ」。(〒276-0006)
くゐしゃぅ【徽章】キショウ
「∞記章(きしゃぅ)」も近義だが假名遣は異る。
くゐそん【毀損】舊假名きそん
棄損きそん」は書替へ字。「こぼつ」と「すてる」では意味も假名遣も異る。∴名譽〜。
くゑ【九繪・垢穢】クエ
[動物]魚名。「くゎい/ゑ」「わい/ゑ
くゑしゃぅ【化粧=化妝】ケショウ舊假名けしゃぅ
∞「よそほふ(粧=妝)」。∞けはひ(氣配)。
くゑつ【尻】舊假名けつ〔音訓〕
俗に「尻」を「ケツ」と呼ぶのは「くゑつ」からの借音。
くゑる【蹴】ケル〔近21〕
文語下一段動詞。∞ける(蹴)∴馬の子や牛の子に蹴ゑさせてん(梁塵祕抄)∴當麻蹶速(たいまのくゑはや)
くゑれん【外連】舊假名けれん
歌舞伎用語。
グヱン【阮朝】〔外來〕
越南の王朝名。「ぐゑん
くゑんくゎ【讙譁=喧嘩】ケンカ舊假名けんくゎ〔同源〕
「讙譁」「喧嘩」は「h-」の雙聲字。∴火事と〜は江戸の華。
くゑんちん【卷纖】舊假名けんちん
ちん」は唐音。∴〜汁
ぐゑんのぅ【玄翁】ゲンノウ舊假名げんをう
玄翁和尚が用ゐた鐵製の大型の槌。「ぐゑんをぅ」の連聲。「玄能ぐゑんのぅ」は宛字。
くゑんらん【絢爛】舊假名けんらん〔聯綿〕
「-an」の疉韻字。∴豪華〜。
【くん】
くんkon/hon24u君:裙゜\24uh訓:\24uh熏:h薫:h勳(勲):h醺:h燻:\24uh葷:\
【ぐん】
ぐんgon/hon24u軍'\24u羣(群)。郡。\
くんづほぐれつ【組んづ解れつ】クンズホグレツ
完了助動詞「つ」の用法の一。
【け】
くゑkuia/huia(舊假け)【12u圭。[クヱイ]15u挂。卦。掛。褂。[クワイ]】\41uh華。\41uh匕。h化。\
kia/hia08h稀。[キ]\08旡。[キ]\08氣(気)。[キ]\15懈。[カイ]\16芥。[カイ]\33uh懸'[クヱン]\41家。\41袈。\41假(仮)。\
【げ】
ぐゑguia/huia(舊假げ)14u外。[グワイ]\
gia/hia13偈。[ケイ]\15解(觧)。[カイ]\19礙(碍)。[ガイ]\41h下。\41h夏。\41牙。\
【けい】
くゑいkuiai/huiai(舊假けい)【12u圭゜珪゜桂゜h畦゜鮭゜奎゜袿゜閨゜罫゜15u挂'】\12uh慧゜\12uh惠(恵)゜\12uh攜(携)゜\
くゑぃkuiang/huiang(舊假けぃ)44uh兄゜\47u冂゜冏゜絅゜h迥゜炯(烱)゜\
けいkiai/hiai12啓゜綮゜\12契゜h禊゜\12h系゜係゜\12繋゜\12計゜\12詣'稽゜\12h兮゜盻゜\12h奚゜溪(渓谿)゜h蹊゜鷄(鶏)゜\12笄゜\12繼(継)゜\12薊゜\12h醯゜\13憩(憇)゜\13掲゜\
けぃkiang/hiang44京(亰)゜勍゜景゜憬゜\44競(竸)゜境゜\44卿゜\44慶゜\44敬゜警゜檠゜\46u頃゜傾゜\46勁゜痙゜輕(軽)゜頸(頚)゜47徑(径)゜經(経)゜逕゜剄゜h脛゜45莖(茎)'\46uh夐゜瓊゜\47h馨゜磬゜謦゜\47h形゜h刑゜h型゜44荊゜\47uh螢(蛍)゜46u煢゜\
▼圭(くゑい)の形聲系列は大きく二系統に分れる
 圭珪桂畦奎袿閨掛挂卦褂罫窪蛙鮭娃哇 は
   [呉]ゑ・くゑ・くゑい・くゎい
   [漢]わ・わい・くゑい・くゎい
 佳街鞋硅崖(崕)啀睚涯は
   (がい/げ) などとなる
 恚 は例外的に (い/い[慣]けい) であり
 封(ふぅ、ほぅ)幇(はぅ) は圭と無關係である
 蛙は (わ/ゑ) の他に [慣]あ の音となる
 以下の三字は二系統の兩方に跨るが、
        どれが常用音か定かではない
 ・鮭(くゑい/くゑ) ふぐ、さけ
  鮭(かい/げ )  肴
 ・娃(あい/え )  美しい
  娃(わ/ゑ )   嬰兒
 ・哇(あい/え )  吐く
  哇(わ/ゑ )   吐く
【げい】
げいgiai/hiai12倪゜猊(貎)゜睨゜霓゜鯢゜麑゜\13藝(芸)゜囈゜\
げぃgiang/hiang44迎゜\44鯨'黥'\
けぃうん【卿雲=慶雲】ケイウン〔同源〕
「卿」「慶」共に(けぃ/きゃぅ)。
けぃてぃ【逕庭】
∞「逕庭へだたり」。
けうとい【氣疎い】
うとましい。「ケウトイ」「キョウトイ」兩様の發音あり。『ぼっけえ、きょおてえ』は岩井志麻子の著。∞ぼっけもん(木強者)。∞きょおこ(遠山景織子)。
けうゆぅ【梟雄】キョウユウ〔同源〕
驍雄げうゆぅ」と同義。「けうゆぅ」は疉韻のやうに見えるが、原音は「ケウヨング」のやうな音で、韻は踏んでゐない。もし韻を踏むなら「けういう」または「きょぅゆぅ」となる。
けうら【清ら】キョウラ〔音訓〕
古語。「きよらか」の轉。字音に非ず。
ケーソン【開城】〔外來〕
朝鮮の地名。→「かい/け」「じゃぅ←siang」。
けえる【歸】〔表音〕
「けへる」ではない。∞ええぢゃないか。
けが【怪我】
「怪我」は宛字。「怪」は「くゑ」だが「くゑが」とはならぬ。∴〜の功名こぅみゃぅ。〜の高名かうみゃぅ
けがれる【汚穢】〔同源〕
汚穢をわい」は「w-」の雙聲字。
【けき】
くゑきkuiak/huiak(舊假けき)47u闃゜\
【げき】
ぐゑきguiak/huiak(舊假げき)47u闃'\47u鵙(鴃)'\
げきgiak/hiak44劇'\44戟'\44隙'\44屐'\44郤'\47撃'\47激'h檄'\47h覡'\47h鬩'\47鷁゜\
げそ【下足】〔動物〕
∴紋甲の〜。
げぢげぢ【】ゲジゲジ〔恆8-2〕
∴〜眉毛。
けぢめ【別・區別】ケジメ〔近01・恆6〕
締めるわけではないので「けじめ」とはならぬ。∴けぢめ見せる心なんありける(勢語)。
ケチャップ【ketchup】
一説に「茄汁」の南方音に由來するといふ。→「か/け」「じふ」。
【けつ】
くゑつkuiat/huiat(舊假けつ)26u闕゜厥゜獗゜蹶゜\33u決(决)゜訣゜抉゜\33uh穴゜\33uh血゜\33u譎゜\
けつkiat/hiat2634訐゜\26h歇゜+34碣゜竭゜\33h頁゜\33挈゜潔゜\33h纈゜h襭゜結゜\34桀゜傑゜\34u缺(欠)゜\
【げつ】
ぐゑつguiat/huiat(舊假げつ)26u月゜\
げつgiat/hiat34孑'\
けづくろひ【毛繕】ケズクロイ〔近11〕
けっこう【結構】
∴〜毛だらけ猫灰だらけ。
けったいな【希代】
關西方言、けたい(希代)の促音化。∴〜な話。
けづる【削・刊=刪】ケズル〔近02・恆7・同源〕
かん」「さん」∴しのぎを〜。
けなげ【健氣】
→「けん」。「異(け)なりげ」の略とも。∴〜者。
けはしい【險・〓=崔嵬】ケワシイ〔近05・同源〕
崔嵬さいくゎい」は「-ai」の疉韻字。また「〓(しゅつ)」の緩讀といふ。∴〜しき山道のありさまを(源・早蕨)。
けはひ【氣配・化粧】ケハイ ケショウ〔恆1〕
「氣配」は古語「けはひ」の宛字、本來なら「ケワイ」と讀む筈のところ、漢字音に引かれて「ケハイ」と讀む。鎌倉の「化粧坂」は「ケワイザカ」。同樣の地名は福島縣田村郡三春町にもあり。〒963-7754。讀み方は「ケハイザカ」。∞よそほふ(粧=妝)
けひ【飼飯】ケイ〔地名〕
兵庫縣三原郡慶野松原の古稱。「慶野」は「飼飯けひ」から來てゐるが、「けぃの」とせざるを得ぬ。〒656-0306。
けひ【氣比神宮】〔地名〕
福井縣(越前國敦賀郡)敦賀市の神社。「ケイ」とは讀まぬ。
けふ【今日】キョウ〔近09・恆2〕
←「この日」
けふちくたう【夾竹桃】キョウチクトウ〔植物〕
けふび【今日日】キョウビ
けふわ【協和=叶和】キョウワ
∞「かなへる(叶=協)」。
けみ【檢見】
稻の毛を見る意。字音の「けむ」ゆゑの「けみ」ではない。
けみす【閲】〔音訓〕
「閲」を「けみ」と讀むのは、「けむ」からの借音。∴交戰すでに四歳を閲し
げむ【驗】舊假名げん
←「縁起」の倒置「ぎえん」からとも。∴〜をかつぐ。驗が良い。
けむくぢゃら【毛むくぢゃら】ケムクジャラ〔表音〕
尨(むく)犬を根幹とした擬態語。
けむどんばこ【儉飩箱】舊假名けんどんばこ
「慳貪」なら「けんどむ」。「儉約饂飩」の略といふ。
けむのん【劍呑】舊假名けんのん
「劍難」の轉。「劍呑」「險呑」は宛字。「呑」は字音「とん」
けむぶん【檢分】舊假名けんぶん
また「見分けんぶん」とも書くが、假名遣が一致しない。
けむまく【劍幕】舊假名けんまく
もと「險惡けむあく」の連聲變化で「けむまく」となったもの。また「見幕けんまく」「權幕くゑんまく」とも書くが、假名遣は一致しない。
けむり【煙=烟】〔同源〕
「煙」「烟」共に「えん」。「いん」。
ける【蹴】〔近21〕
文語下一段動詞。「蹴る」は古く「くゑる」であったが、現在一般には「ける」。相撲の祖「當麻蹶速」は「たいまのくゑはや」。「くゑる」は字音「くゑつ」から來たとの説もあり。∞くゑる(蹴)。
【けん】
くゑんkuian/huian(舊假けん)26uh喧゜h暄゜h諠゜\33uh絢:\33u犬:\33uh縣(県)゜h懸゜\【33u羂:涓:鵑:】\33uh鉉゜\【34u拳゜眷:倦゜捲:26u圈(圏)゜券(劵)゜綣゜】\34u權(権)゜\
けむkiam/hiam(舊假けん)56嶮'驗(験)'h險(険):檢(検):儉(倹)゜瞼:58鹸。60 61劍゜(剣゜剱゜劒゜劔゜)\56黔゜\57兼:謙:h嫌゜慊:蒹:+58歉:\
けんkian/hian26建゜健゜腱゜+34鍵゜\26h憲゜\26h軒゜\26獻(献)゜\32間。繝。\33牽:h痃゜\33研'妍'\33肩:\33見:硯'\33h賢゜堅:32慳。\33繭:\33h顯(顕):\34乾゜\34件゜\34遣:譴:\【34u惓゜】\34愆:\34搴:謇:騫:26蹇:\【34u狷:絹:】\34甄:\34虔゜\
▼惓(けん)、拳眷圈券綣倦捲(くゑん)
 惓は廣韻の未收字であるが、
   これだけを「けん」とするのはやや疑問が殘る
▼悁捐(えん)、狷絹(けん)、羂涓鵑娟(くゑん)
【げん】
ぐゑんguian/huian(舊假げん)26u元゜芫゜阮゜\26u原゜源゜愿゜\32uh幻。\【33uh玄。h眩。h衒。】\34u拳。\
げむgiam/hiam(舊假げん)56驗(験):\57h嫌。\58減。\60嚴(厳)゜儼゜\
げんgian/hian26言゜\32h限。眼。\【33h弦。h絃。h舷。】\33h現。\34彦:諺:\
けんぐゑいじ【建花寺】舊假名けんげいじ〔地名〕
福岡縣飯塚市。「花」は「くゎ/くゑ」。〒820-0049。
ケンゾー【高田賢三】〔姓名〕
正しい假名遣は「ケンザゥ」だが、個人名は變へ難い。
けんたむ【健啖=健啗】舊假名けんたん
∞「くらふ(啖=啗=〓)」
げんのしょぅこ【現證據】〔植物〕
げむの證據」の説もあり。「げむのしょぅこ」とすべきか。
【こ】
ko/ho07己。杞。[キ]\09去。\09虚。\09據(拠)。\09炬'\11h乎゜h呼゜\11古゜姑゜枯゜鈷゜估゜h怙゜沽゜罟゜蛄゜詁゜辜゜鴣゜故゜h胡゜h糊゜h湖゜h瑚゜h葫゜h蝴゜h餬゜固゜錮゜凅゜痼゜39個(个)"箇"[カ]43h涸'[カク]\11庫゜\11h弧゜h狐゜呱゜觚゜孤゜菰゜\11h戸゜雇゜顧゜h扈゜h滬゜\11股゜\11h虎(乕)゜h琥゜\11鼓(皷)゜瞽゜\11h冱(冴)゜\11h壺(壷)゜\11h滸゜\11蠱゜\11賈゜\41u夸'誇'+11u跨'11u袴゜h瓠゜胯゜刳゜\
【ご】
go/ho07期。碁。\09御。\11h胡。h瑚。h醐。\11五:伍:吾゜悟゜梧゜唔゜寤゜晤゜牾゜+09齬:09圄。語。\11h互。h冱(冴)。h沍。\11午:忤゜\11呉゜娯゜誤゜蜈゜\11h護。\51h後'\51h后'\51h篌'\53檎'[キム]\
こい【濃】〔近12・13〕
∴濃口醤油
【こう】
かうkau/hau37交゜佼゜校゜絞゜郊゜咬゜狡゜纐'蛟゜鵁゜h效(効)゜35皎゜\37h孝゜酵゜h哮゜\37攪(撹)゜\37h爻゜h肴゜h淆゜\37磽゜\37膠゜\38h好:\38浩゜h晧゜h皓゜誥:靠:37窖゜\38高:膏:槁:犒:稾(稿):h蒿:37敲゜h嚆゜\38h耗:\38攷:考:栲:37巧゜\38杲:\38h昊゜\38槹:\38皋(皐):\38睾:\38羔:\
かぅkang/hang【04h巷゜港゜】\【04江゜h項゜扛゜杠゜矼゜缸゜肛゜槓゜腔゜】\【04講゜】\【04降゜絳゜】\42仰'43昂'\42向。\42h香。\43岡:綱:鋼:崗:\43康:糠:慷:鱇44庚゜\43亢:抗:h杭゜h航゜伉:h吭゜頏:44坑゜\44 42h亨:\44 43h行゜44h衡゜h絎゜\44h杏゜\44更゜梗゜哽゜+45硬'\44羹゜羮゜\45h幸゜h倖゜\45耕(畊)゜\45耿゜\45鏗゜\
かふkap/hap54合゜h盒゜哈゜閤゜鴿゜蛤゜+58h洽゜58恰゜袷゜\55h盍゜h闔゜54溘:\59甲゜h匣゜h狎゜胛゜58岬゜55閘:\
くゎぅkuang/huang43uh黄゜h簧゜廣(広):壙:曠(昿):44uh黌゜鑛(鉱):礦(砿)゜絋:\43u光:恍:洸:絖:胱:h晃゜h滉゜\43uh皇゜h凰゜h徨゜h惶゜h湟゜h煌゜h篁゜h遑゜h隍゜44uh鍠゜\43uh荒:h慌:\43uh肓:\45uh紘゜h宏゜h浤゜\
こうkou/hou【熕'】\51h後゜\51h侯゜h候゜h喉゜h猴゜h篌゜\51勾(句)゜\51h厚゜\51口゜釦゜扣゜\51h后゜垢゜詬゜h逅(遘)゜\51拘゜h佝゜鉤(鈎)゜\51叩゜\【51冓゜構゜遘゜溝゜購゜媾゜搆゜覯゜】\51h吼(吽)゜\51寇(冦)゜\
こぅkong/hong01公゜蚣゜\01孔゜\【01工゜功゜攻゜h紅゜h汞゜h訌゜h鴻゜貢゜控゜倥゜+04虹:】\【01h洪゜h哄゜h鬨(閧)゜】\【04講。】\【04降。絳。】\48h興。\49uh弘゜\49肯:\49u肱:\49u亙(亘):恆(恒):\【49嫦゜】
\49uh薨:\
▼工を音符とする形聲文字は、
     「こぅ」「かぅ」の二系統に分れる
 江 などは江攝に所屬し、
  (あぅ/おぅ)となる、原則として漢音優先
 工虹功攻紅汞訌鴻貢箜(こぅ/く )
 空控倥       (こぅ/くぅ)
 江項扛杠矼缸肛槓腔 (かぅ/こぅ)
 跫         (かぅ/こぅ[慣]きょぅ)
 虹(こぅ/ぐ、ぐぅ)
 (かぅ/こぅ) 二系統あるが、一般に こぅ
▼合を音符とする形聲文字は大きく四つの系統に
 分れる。詳細は「ごう・合(がふ)」の項目參照
▼共などは江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
 原則として漢音優先。特に鬨(閧)は同義で兩方の
 音になり得る、現代北京音はこぅの方
 共供拱蛬(きょぅ/く )
 洪哄  (こぅ/ぐ )
 鬨(閧) (こぅ/く )
 鬨(閧)巷(かぅ/ごぅ)
 港   (かぅ/こぅ)
▼降絳は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ) となる、
               原則として漢音優先
 降絳 (かぅ/こぅ)
 降  (かぅ/ごぅ) 「降伏」の意味に限り、
               こちらの系統になる
   漢音は同じこぅ で、降伏(かぅふく)だが
   佛教語としては、降伏(ごぅぶく)となる
   他に、降三世明王(ごぅさむせみゃぅわぅ)など
▼冓構遘溝購媾搆覯(こう)、講(かぅ/こぅ)
 講は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ) となる、
              原則として漢音優先
【ごう】
がうgau/hau38拷'h號(号)。\38囂:\38敖:傲:嗷:熬:螯:遨:鼇:\38h毫。h豪。h壕。h濠。\
がぅgang/hang42強。\42h郷'\43剛'\
がふgap/hap【54合'】\
ぐゎぅguang/huang45uh轟(軣)'\
ごふgop/hop【54合。h盒。哈。】\60業。\60劫(刧)'\
▼合を音符とする形聲文字は大きく四つの系統に
 分れる。いづれも佛教語以外は、漢音を優先して
 差し支へないと思はれる。
 合盒洽  (かふ/ごふ)(合は[慣]がふ)
 哈閤鴿蛤 (かふ/こふ)
 答(荅)搭鞳(たふ/とふ)
 給翕歙  (きふ/こふ)
   他に恰袷   (かふ/けふ)
 拾    (しふ/じふ)
 塔    (たふ/たふ)  である
 合は促音化して「がっ」となるため、[慣]がふ
 洽は「洽水」といふ地名だけ(かふ/ごふ)で、
            他は(かふ/げふ)
 袷(かふ/けふ)、あはせ
  (けふ/こふ)、次、ひかへ
こぅが【嫦娥・〓娥】コウガ
月世界の女神。「こぅ」の正字は「〓」。漢の文帝の敬避により「嫦」となる。「こぅ」と「じゃぅ」では形聲音符がうまく合はないが、後に「じゃぅが」とも。
こうがふ【媾合】コウゴウ〔同源〕
「媾合」はまた「交合かうがふ」と書くが假名遣が異る。
こうくぅ【口腔】
「こうこぅ」の醫學的慣用。「腔腸(こぅちゃぅ)動物」は「くぅちゃぅ」としない。
こぅけい【肯綮】〔聯綿〕
「k-」の雙聲字。肯は骨のつく肉、綮は筋肉の接合所。急所。∴〜に當る
こうず【困ず】
←「こん」のウ音便。
こうぢ【小路】コウジ〔近01・02・10・恆2〕
「こみち」のウ音便。京都では「小路」、愛媛縣西條市は「巷」、岩手縣では「街」と書くことが多い。大阪や神戸では「小路」で「せうぢ」と讀む。「大路おほぢ」と混同して「こほぢ」などと誤りやすい。∞おほぢ(大路)。∴〜隱れ。〜名。
こぅぢょ【控除】コウジョ
∞「ひかへる(扣・控)」。
こうっと【】〔表音〕
(呼び掛け)「かうっと」かもしれない。
こぅのいけ【鴻池】〔姓名〕
こぅのす【鴻巣】〔地名〕
埼玉縣の市名。「鴻」は音「こぅ」。
こぅふん【興奮】
∞「興奮たかぶる」。
こうや【紺屋】〔近10〕
「こむや」のウ音便。←「こむ」。∴〜の白袴。∴〜のあさって。
こぅや【空也上人】〔姓名〕
また「弘也」とも。「こぅ」「こぅ」。
ごうらぎ【椌木】〔地名〕
仙臺市。東北方言で木の空洞をゴーラといふ。假名遣未詳。〒984-0044。
こうりゃん【高梁】〔植物〕
かう」「りゃぅ←liang」。
こえる【越】〔近15・恆4〕
∞こゆ(越ゆ)
こえる【肥】〔近15・恆4〕
∞こゆ(肥ゆ)
ゴー・チョクトン【呉直棟】〔外來〕
シンガポール首相名。→「とぅ←tong」
ゴーヤー【苦瓜】〔表音〕
こが【久我】〔姓名〕
久我家は源顯房を祖とする。「きう/く」を「こ」とするのは、呉音以前のものか。「」は「ぐゎ」ではない。
ごかい【沙蠶】〔動物〕
こがう【小督】コゴウ〔姓名〕
長官かう殿との。∴想夫戀。
コカコーラ【可口可樂】
→「
こがす【焼=焦】〔同源〕
焼眉せうび=焦眉せうび。∴焦眉の急。
こきふ【呼吸】コキュウ
∞「すふ(吸=〓)」
【こく】
こくkok/hok01谷:\01哭:\01h斛゜h槲゜\01轂:穀:\02告:梏:h鵠゜酷:\46石'[セキ]\49克:剋(尅):\49刻:\49h黒:\49u國:(圀:囗:国:)\
【ごく】
ごくgok/hok03獄。\48極。\
こくせんやかっせん【國姓爺合戰】
→「せぃ/しゃぅ←sing」。
こくゐでん【弘徽殿】コキデン
内裏後宮の一。→「こう」。∴〜の女御。
ここ【之・此・茲・斯】〔同源〕
」「」「し/じ」「
こごえる【凍】〔近15・恆4〕
ここに【攸=由】〔同源〕
「ここに」は發語の助詞。いういう
こごゆ【凍】〔近19〕
文語下二段動詞。
こころみる【試】〔近21〕
文語上一段動詞。
ございます【御座】〔近13*・恆5〕
←「御座ります」のイ音便。宛字「御座居ます」では「ござゐます」となり、好ましくない。∞御座ごぜえやす。
こし【越】〔地名〕
新潟縣郡名。『舊事本紀』に「高志こし國造」。後に北陸一帶を表す地名となる。「かう」と假名遣が合はないが、「高麗こま」などしばしば「こ」に宛てる。∞越後ゑちご
ゴジラ【】
想像上の怪獸名。「ゴリラ」と「鯨」の合成名。「くぢら」「くじら」のいづれか決定を見てゐないが、戰前の實態としては前者であり、假名遣は「ゴヂラ」が正しいか。
ごじん【御仁】
ごしんぞ【御新造】
「造」は「ざう」。
こずゑ【梢】コズエ〔近03・14・15〕
+すゑ
ごぜえやす【御座】〔表音〕
←ござります。∞ええぢゃないか。
ごぞんじ【御存じ】
←存ず。「御存知ごぞんぢ」は宛字。假名遣は合はない。
コチャヘ【】コチャエ〔表音〕
江戸俚謠『お江戸日本橋』。
こぢる【】コジル〔恆6〕
「じ」も可
こぢんまり【小】
小+ちんまり。
【こつ】
こつkot/hot25乞。\27u骨゜榾゜鶻゜\27u兀'\27uh笏゜h忽゜h惚゜\
ごっつぉう【御馳走】ゴッツォオ
そう」。∴ごっつぁんです。
こっとひ【特牛】コットイ〔地名〕
山陰本線の驛名。「特牛ことひのうし」は大きな牡牛の古語。千葉市の「犢橋こてはし」なども同樣の語源。
こてふ【胡蝶】コチョウ
∴〜の夢。〜結。〜の舞。∞蝶蝶てふてふ
ことごとく【悉・盡】〔同源〕
しつ」「じん」。
ごとし【如=若】〔同源〕
じょ」「じゃく」。
ことぢ【琴柱】コトジ〔近01〕
「柱」の呉音「ぢゅ」。
ことば【詞=辭】〔同源〕
」「
ことひら【琴平】〔地名〕
香川縣(讚岐國那珂郡)の町名。金毘羅宮門前町。明治元年に「金刀比羅宮」となり、明治二十二年には町名が「琴平町」となる。「たう」と假名遣が合はないが、「∞刀自とじ」などしばしば「と」に宛てる。∞金平牛蒡きむぴらごばぅ
ことわけ【理由】〔恆1〕
ことわざ【諺】〔近04・05・恆1〕
ことわり【理】〔近04・05〕
「事割り」の意。∴理に過ぐ。理無し。
ことわる【斷】〔近04・恆1〕
∴斷り書き
このわた【海鼠腸】〔近04・恆1〕
「こ」は「なまこ」、「わた」は「はらわた」の意。「なまこ」のはらわたの鹽づけ。
このゑ【近衞】コノエ
こん」「」はいづれも呉音。∞行衞ゆくゑ
こはいかに【此は如何に】
+は(助詞)+如何いか+に」。∴歸りてみれば〜(浦島太郎)
こはう【怖】コオウ
「怖く」のウ音便。∴〜ござります。
ごばぅ【牛蒡】ゴボウ〔植物〕
∴〜拔き
こはし【井上毅】コワシ〔姓名〕
こはし【恐】コワシ〔近05〕
こはす【壞】コワス〔近05〕
こひ【鯉】コイ〔近12〕
∴「鯉の瀧登り」
こひし【戀】コイシ〔近12〕
「戀」の字憶え歌に「糸し糸しと言ふ心」。∴〜がる。〜げ。〜さ。
こひねがふ【希=冀=覬=庶幾=尚】コイネガウ〔同源〕
」「」「」「庶幾しょき」「しゃぅ」。「希望きばぅ」はまた「冀望きばぅ」とすることあり。∴「行く先長きことを〜ふも」(源・幻)
ごふつくばり【業突張】ゴウツクバリ
「強突張」なら「がぅ〜」。
こふのとり【鸛】コウノトリ〔動物〕
音の由來未詳。
ごふはら【業腹】ゴウハラ
こほげ【郡家】コウゲ〔地名〕
鳥取縣などに分布する地名。
こほり【氷】コオリ〔近08〕
「冰」は「氷」の正字であるが、戰前の實態としてはさほど使はれなかった。「高野かうや豆腐」はまた「こほり豆腐」とも。
こほろぎ【蟋蟀】コオロギ〔聯綿〕
蟋蟀しつしゅつ」は「s-」「-ut」の聯綿字。
こま【高麗】〔地名〕
朝鮮の古稱。「かう」と假名遣が合はないが、しばしば「こ」に宛てる。∞刀自とじ。∴〜ねずみ。
こまい【氷下魚】〔動物〕
氷魚ひを
ごまかす【】
「誤魔くゎす」は宛字。
こむ【込】
「混む」と書く時あり。字音「こん」に由来するものではない。
こむちは【今日】舊假名こんちは
「こむにちは」の略。∞「ちは」。
こや【崑陽】〔地名〕
兵庫縣。伊丹市(攝津國川邊郡)崑陽池(〒664-0015)。←「やぅ」。
こゆ【越】〔近19〕
文語下二段動詞。∞える。
こゆ【肥】〔近19〕
文語下二段動詞。∞える。
ごらうず【御覽ず】ゴロウズ
「ごらむ」のウ音便。「らむ」。
これ【惟=伊】〔同源〕
い/ゆい」「」。名乘り字で「これ」「ただ」などに使ふ。
これ【諸=之於=之乎】〔同源〕
しょ」は「之於しお」「之乎しこ」の急讀。「君子求諸己、小人求諸人(論語)」は「君子求之於己、小人求之於人」と解釋できる。
これはこれは【】
感動詞
ころもがへ【更衣】コロモガエ〔近15〕
こわいろ【聲色】〔近04・恆1〕
こゑ+色」
ごわす【】〔表音〕
九州方言。
こわだか【聲高】〔近04〕
∞「こゑ
こわね【聲音】〔近04・05〕
ごゐさぎ【五位鷺】ゴイサギ〔動物〕
醍醐天皇から五位を賜ったといふ鷺にちなむ。「」。
こゑ【聲】コエ〔近14・15・恆4〕
こをなご【小女子】コウナゴ〔動物〕
「∞玉筋魚いかなご」の異名。假名遣未詳。∞雜魚じゃこ
こをり【桑折】コオリ〔地名〕
福島縣(陸奧國伊達郡)の町名。
【こん】
こむkom/hom(舊假こん)53金。欽。\53今。\54紺。\
こんkon/hon26建。\26獻(献)。\27u困:梱:悃:\27u坤(巛):\27uh昏:h婚:\27u昆:h混゜崑:棍゜焜゜鯤:菎:\27uh魂゜\27u壼:\27uh渾゜褌:h琿゜鶤:諢'\27uh溷゜\27u袞:滾:\27u鯀:\28艮:h恨゜跟:h很゜根:h痕゜狠゜墾:懇:\
こん【箘=箟】〔同源〕
こん
【ごん】
ごむgom/hom(舊假ごん)60嚴(厳)。\
ごんgon/hon25勤。\25h欣'\26言。\34u權(権)。\
こんかう【混淆=溷淆】コンコウ
∞「にごる(溷=混=渾)」。
こんず【混】〔近03〕
ごんだうくぢら【五島鯨】ゴンドウクジラ〔動物〕
巨頭ごんどう鯨」の表記もあり。「鯨」は「∞くぢら」「くじら」兩説あり。
こんだく【溷濁=混濁=渾濁】
∞「にごる(溷=混=渾)」。
こんとん【渾沌=混沌=溷敦】〔聯綿・同源〕
「-on」の疉韻字。「こん」「こん」「こん」「とん」「とん」。∞にごる(溷=混=渾)
こんにゃく【蒟蒻=菎蒻】〔植物・同源〕
「くにゃく」の變。∴〜問答。
こんめい【昏迷・混迷】
くらい」と「まぜる」では假名遣が一致するものの、字義は異る。
こんろ【焜爐】
∴ガス〜。
こんろん【崑崙】〔地名・聯綿〕
西域の靈山。「-on」の疉韻字。
【さ】
sa39左:佐:嵯(嵳)゜瑳:搓:磋:蹉:15 41差'41嗟。槎゜\40唆:梭:\40鎖:瑣:\41些。\41叉゜15釵'[サイ]\41査゜渣゜\41砂゜紗゜沙゜裟゜鯊゜+40莎:39娑:\41詐゜鮓゜39作:\41茶"\41嗄゜\
【ざ】
za40坐。挫'座。蓙'\
【さい】
さいsai12妻。\12犀。\12細。19顋(腮):\12西。+15洒:\12切。\12齊(斉)'濟(済)。16齋(斎)゜儕゜\13歳。\13祭。際。14蔡:\14最:\15債゜\15灑゜\16殺゜\17砦゜15柴゜\18倅(伜):淬:碎(砕):\18崔:催゜摧゜\19再:\19塞:賽:17寨゜\19宰:縡:07滓'[シ]\19才゜財(戝)゜16豺(犲)゜\19栽:裁゜載:哉:\19災(巛):\19采:綵:採:彩:菜:\19猜:\
【ざい】
ざいzai12劑(剤)。\18罪。\19在。\19材。財(戝)。\
さいう【左右】サユウ〔聯綿〕
「いう」は漢字の原音からさう隔たってゐない。「いふ」は「イップ」、「ゆぅ」は「ユング」のやうな音であった。∞左右さう
さいかち【皀莢】〔植物〕
『大言海』は「皀角子さうかくし」の轉とする。また京都府上京區の地名にもあり。(〒602-8242)。
さいぐさ【三枝】〔姓名〕
←「さきくさ」の音便。「∞さえぐさ」とも、枝が三つ又に分れた草。
さいくゎい【崔嵬】サイカイ
∞「けはしい(〓=崔嵬)」
サイゴン【西貢】〔外來〕
越南の都市名。現在の∞胡志明ホーチミン市。→「こぅ←kong」。
さいさき【幸先】
「さひさき」ではない。∞さいはひ
さいづち【小槌】〔近12*・13〕
∴〜頭。
さいて【指】〔近13〕
さいなむ【叱責】〔恆5〕
「さきなむ」のイ音便。
さいなら【】
←さやぅなら。
さいのかみ【塞の神】
←∞さえぎる。「塞」の音「さい」からの連想もはたらく。「さちの神」の音便といふ説もあり。「さいのかみ」といふ地名は多いが、ことごとく「賽、塞、幸、齊、妻、才」などの字を宛て、鳥取縣境港市佐斐神さひのかみ町(〒684-0055)を唯一の例外とする。また栃木縣眞岡市道祖土さやど(〒321-4315)もハ行ではない。
さいはい【采配】〔恆5〕
恆5ではイ音便とするが、字音「さい」かと思はれる。∴〜を振る。
さいはひ【幸】サイワイ〔近04・11・12・13・恆1・5〕
さき+ふ」のイ音便。∞幸先さいさき
さう【】ソウ〔恆2〕
∴今夜は寒くなり〜だ。∴化けさうな傘貸す寺の時雨かな。
さう【左右】ソウ
←「左右さいう」の略。∴津田左右吉さうきち
さうかぅ【糟糠】ソウコウ
字音假名遣だけでは疉韻字のやうに見えるが、「糟」は「-au」、「糠」は「-ang」と韻が全く異る。元來は「サオカング」のやうな發音であった。∴〜の妻。∞草莽さうまぅ
さうかえ【】ソウカエ
さうきふ【早急】ソウキュウ
「さうきふ」「∞さっきふ」兩讀あり。
さぅきゅぅ【蒼穹】ソウキュウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。∴白球が〜に吸込まれるホームラン。
さぅくゎぅ【蒼惶】ソウコウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。
さぅさぅ【錚々】ソウソウ〔疉字〕
∴〜たる名士が集る。
さぅさぅ【錚鎗=錚〓】ソウソウ〔聯綿〕
金屬の鳴る音の形容。「-ang」の疉韻字で「サングサング」のやうな發音であった。同樣の語には「鏗鏘かぅさぅ」「鏗戛かぅかつ」などがある。玉の鳴る語は「∞玲瓏れぃろぅ」など。
さうざうしい【騷々】ソウゾウシイ〔恆2〕
和語「∞さわさわし」のウ音便と言はれてきたが、字音「怱々そぅそぅ」との説あり、假名遣は「そぅぞぅし」か。「騷」は音「さう」。
さうし【冊子・草紙】ソウシ
さく」「さう」∴枕草子。∴おもうさうし。
さうして【然】ソウシテ〔恆2〕
∴〜誰も居なくなつた。∞かうして。
さぅしゃぅ【創傷】ソウショウ
∞「きず(創傷=瘡)」。
さぅしょぅ【〓〓】ソウショウ
∞「玲瓏れぃろぅ
さうぜう【騷擾】サウジョウ〔聯綿〕
「-au」の疉韻字。∴〜罪。
さぅそつ【倉卒=草率=怱卒】ソウソツ
倉卒さぅそつ」「草率さうそつ」「怱卒そぅそつ」と、假名遣は少しづつ異る。手紙文末尾の「早々さうさう」「怱々そぅそぅ」なども同樣。
さうづ【早水・寒水・澤水】ソウズ〔地名〕
九州地名に分布。
さぅづかばば【葬頭河婆】ソウズカババ〔佛教〕
奪衣婆の別稱。「葬頭河さぅづか」は「三途さむづの川」の轉。「しゃうつかばば」とも。
さぅばぅ【蒼茫】ソウボウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。「蒼莽さぅまぅ」とも。∴〜たる大平原。
さうまぅ【草莽】ソウモウ〔聯綿〕
「草」も「莽」も「くさ」の意。「-au」の疉韻字に見えるが、原音は「サウマング」のやうに全く異る音であった。∴〜の臣。
さぅめぃ【滄溟】ソウメイ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。∴〜の彼方へ飛去る。
さうめん【索麺・素麺】ソウメン
元は「索麺」。「そ/す」は宛字。∴〜流し。
さぅらぅ【愴〓】ソウロウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。かなしむ意。
さうらふ【候】ソウロウ舊假名さふらふ〔近10〕
「さぶらふ」のウ音便。從前は「さふらふ」とされた。∞さむらひ(士・侍)。∞ゐさうらふ(居候)。∴一筆申上候。
ざうり【草履】ゾウリ
さう」。∴藤吉郎は〜取から出世
さえ【才】
←「さい
さえ【冴・冱】〔近15〕
∞さえる、∞さゆ(冱)
さえぎる【遮】舊假名さへぎる〔近16*〕
さき+る」から「さいぎる」「さえぎる」と變化。從來「さへぎる」とされてきたが近年訂正。近&!16*は「さへぎる」。∞さいの神。
さえぐさ【三枝】〔地名・姓名〕
←「さきくさ」。「∞さいぐさ」とも。
さえる【冴=冱】〔恆4・同源〕
「冴」は「冱」の異體字。「冱」「冴」は音「ご」。∞さゆ(冱)。∴〜ゆく、〜わたる、〜まさる
さが【嵯峨】〔聯綿〕
「-a」の疉韻字。山の嶮しいさま。
さかえ【榮】〔近15・恆4〕
∞さかゆ(榮)。千葉市の町名など全国に分布。
さかづき【杯】サカズキ〔近02〕
「酒+つき(杯)」。
さかのぼる【泝・溯】〔同源〕
「泝」「溯」は共に「そ」。
さかひ【界】サカイ〔近12〕
堺市さかひし」は大坂府の市名。
さかひ【疆=境】サカイ〔同源〕
きゃぅ」「きゃぅ」。∞つよい(剛=彊=強)∴「疆域=境域」。∴「邊疆=邊境」。
さがみ【相模】〔地名〕
舊國名。→「さぅ」。∴さねさし〜の小野に燃ゆる火の(弟橘媛)
さかもり【宴=讌】〔同源〕
「宴」「讌」共に「えん」。「宴席」はまた「筵席えんせき」とも。「えん」は「むしろ」の意。
さかゆ【榮】〔近19〕
文語下二段動詞。∞さかえ(榮)。∴榮ゆる御世に遇へらく思へば。
さがら【相良】〔地名〕
遠江國榛原郡の町名。舊幕時代に相良藩あり。←「さぅ←sang」。
さかわ【酒匂川】〔地名〕
神奈川縣、由來に諸説あり、荻生徂徠『南留別志』にワダとは曲る意、サカワダを略して酒匂川とする。『箱根縁起』に「酒輪」とあり。滿潮時に海水の逆流する「さかさがは」ともいふ。「さかさ+こう」ともいふ。同樣の地名に「∞川匂かはわ」「∞浦和うらわ」「∞島曲しまわ」もあり。『地2673』
さぎちゃぅ【三毬杖=左義長】サギチョウ〔同源〕
ちゃぅ/ぢゃぅ」「ちゃぅ
さきに【嚮・向・曩】〔同源〕
嚮日きゃぅじつ=向日きゃぅじつ」「曩日なぅじつ」は先ごろの意。
さきんじる【先】〔恆8-1〕
【さく】
さくsak04朔:槊:45愬゜\15扠(搾)'[サイ]\42削。\4344索:\43作:昨゜柞゜筰゜+11酢'[ソ]44炸゜窄゜45咋゜\43錯:11醋'[ソ]\43鑿:\45策゜\45册(冊)゜柵゜\45嘖゜簀゜\
さく【咲=笑】〔同源〕
せう」は「せう」の本字。∞わらふ。
ざくろ【石榴・若榴】〔植物〕
しゃく」「じゃく
さくゎん【主典】サカン
佐官さくゎん」の音による。官職により「史・外記・録・屬・令史・疏・志・典・目・主帳・書吏」などとも書く。地名で「目」を「さくゎん」と讀む例が見られる。∞目尾しゃくゎのを。∞判官じょぅ
さけぶ【叫・號】〔同源〕
けう」「がう」∞號泣。
ささえ【小筒・筒】〔近16〕
さざえ【榮螺】〔近16・恆4〕
∴〜の壺燒。サザエさん。
ささふ【佐々布】サソウ〔地名〕
島根縣八束郡宍道町(〒699-0406)
ささへ【支】ササエ〔近10・14〕
∴前に聳え後方に支ふ(箱根八里)。
さざんくゎ【山茶花】サザンカ〔植物〕
「さんさくゎ」の轉。
さじ【匙】〔近01〕
「茶(さ)+匙(し)」。∴〜加減。〜を投げる。
さしおさへ【差押】サシオサエ〔近16〕
さじき【棧敷】
假床さずき」の轉。∞天井〜。
させほ【佐世保】〔地名〕
長崎県の市名。「サセオ」とは讀まない。∞さほ(佐保)
【さつ】
さつsat29薩゜\29撒゜\30拶゜\30撮゜\31刷゜\31刹゜1632殺'\32察゜29擦゜\32扎゜札゜紮゜\45册(冊)'[サク]\54颯'[サフ]\58箚'[タフ]\
【ざつ】
ざつzat54雜(雑襍)'[サフ]\
さつき【皋=皐】〔同源〕
かう」は「かう」の異體字。「さ」は「さばへ」「さみだれ」などの「さ」と同じく「五月」の意といふ。
さっきふ【早急】サッキュウ
「∞さうきふ」「さっきふ」兩讀あり。
さづける【授】サズケル〔近02・恆7〕
さっそく【早速】
「早(さう)+速(そく)」
ざったふ【雜沓】ザットウ
また「雜鬧ざったう」とも書くが、假名遣は合はない。「たふ」は「かさねる」「くつ」の意。「だう」は「みだれる」「さわがしい」意。「雜踏」は書替へ字。
ざとうくじら【座頭鯨】〔動物〕
サトウハチロー【佐藤八朗】〔姓名〕
八朗はちらぅ」が正しい假名遣だが、固有名詞は改め難い。
さなだ【眞田】〔姓名〕
苗字の一。→「しん」∴〜幸村。〜十勇士。
さなへ【早苗】
→「さう」∴〜歌。〜月。
さはたり【澤渡温泉】サワタリ〔地名〕
群馬縣吾妻郡。「さ」+「わたり」ではない。
さはら【早良親王】サワラ〔姓名・地名〕
また福岡縣(筑前國)の郡名。
さはら【鰆・椹】サワラ〔動物・植物〕
椹木さはらぎ」は京都市中京區の地名。〒604-0906。
さはる【觸】サワル〔近04〕
さひか【雜賀】サイカ〔地名〕
和歌山市(紀伊國海部郡)。『萬葉集九一七』に「左日鹿野」←「さふ」。
さひき【佐伯】サイキ〔地名・姓名〕
大分縣(豐後國海部郡)の市名。廣島縣「佐伯郡」は「∞さへき」。
さびしい【寂寞】〔同源〕
「寂寞(せきばく・じゃくまく)」は「-ak」の疉韻字。
さびしい【蕭條】〔同源〕
蕭條せうでう」は「-eu」の疉韻字。∴蕭條として石に日の入る枯野かな(蕪村)
さふさ【匝瑳郡】ソウサ〔地名〕
千葉縣(下總國)の郡名。「狹布佐郷」。←「さふ」の呉音は「そふ」だが、「そふさ」ではない。
ざふすい【雜炊】ゾウスイ
∴牡蠣〜。
さぶらぅ【三郎】サブロウ〔姓名〕
→「三(さむ)→さぶ」
さふり【佐布里】ソウリ〔地名〕
愛知縣知多市。(〒478-0015)
さぶろくじふはち【三六十八】サブロクジュウハチ
九九の一つ。「さむろくじふはち」とも。→「三(さむ)→さぶ」
さへ【】サエ〔近20〕
助詞。「添へ」の轉といふ。
さへき【佐伯】サエキ〔地名・姓名〕
廣島縣(安藝國)の郡名。大分縣「佐伯市」は「∞さひきし」。
さへづる【囀】サエズル〔近15・恆7〕
さほ【佐保】〔地名〕
奈良市(大和國添上郡)の地名。(〒630-8105)。「サオ」ではない。∞させほ(佐世保)。
ざま【座間】〔地名〕
神奈川縣(相模國)の市名。古の「伊參いざま郷」。→「さむ」。
さまよふ【尚羊=相羊=翔羊=倡佯】サマヨウ〔同源・聯綿〕
尚羊しゃぅやぅ」などはいづれも「-ang」の疉韻字。「しゃぅ」「しゃぅ」「しゃぅ」「しゃぅ」。「襄洋じゃぅやぅ」も同義。「彷徨はぅくゎぅ」、「彷佯ばぅやぅ」は「-ang」、「徘徊はいくゎい」は「-ai」の疉韻字。∴山野を尚羊(さまよ)ふ。
さむ【三=參】舊假名さん〔同源〕
「三」「參」共に「さむ」。「參」は數字の誤記を防ぐための書き方。「十三じふさう(〒532-0024)」は大阪市淀川區の地名。∞さぶろくじふはち(三六十八)。∞さぶらぅ(三郎)。
サムスン【三星】
韓国の企業名。→「さむ」。
さむたむ【慘憺】舊假名さんたん〔聯綿〕
「-am」の疉韻字。「慘胆」は非。「憺」の旁と「たん」では音が隔たる。∴苦心〜。
さむぢょ【芟除】サンジョ舊假名さんぢょ
∞「かりとる」。
さむみ【三位】サンミ舊假名さんみ
→「さむ」。「」が「み」となるのは「む」に引きずられた連聲の現象。∞さんに(散位)。∴〜一體。
さむらひ【士・侍】サムライ〔近12・同源〕
「さぶらふ」の連用形の名詞化。「士」「侍」は共に「し/じ」。∞さうらふ(候)
さもにたり【髣髴】〔同源〕
髣髴はぅふつ」は「f-」の雙聲字。∞はぅぼう(魴〓)
さゆ【冴】〔近19〕
文語下二段動詞。∞さえ(冱)
さよ【佐用】〔地名〕
兵庫縣(播磨國)の郡名、町名。『播磨風土記』に「讚容里」。『天智天皇即位前紀』に「狹夜郡」。昭和三十年に町名を「さよ」から「さよう」に變更。→「よぅ」。松浦佐用姫まつらさよひめは福岡の傳説。
さらす【晒・灑】〔同源〕
「晒」「灑」共に「さい」。∞そそぐ(洒・灑)
さらら【讚良】〔地名〕
大阪府(河内國)の郡名。『欽明紀』に「更荒郡」。
さる【猿=〓】〔同源〕
「猿」「〓」共に「ゑん」
さるをがせ【猿麻〓】サルオガセ〔植物〕
ざわぅ【藏王】ザオウ〔地名〕
東北地方の山名。「ざぅ」。∴〜權現。
さわぐ【騷・噪・鬧】〔近04・05・恆1・同源〕
「さわぐ」は「さう」に由來するとの説もあり。「騷」「躁」は「さう」。「鬧」は「だう」。
さわさわ【】〔恆1〕
葉ずれ。∞さうざうしい(騒々)。
ざわざわ【】〔表音〕
さわやか【爽】〔近04*・05〕
「さわやか」は字音「さぅ」に由來するとの説あり。
さを【竿・櫂・棹・橈】サオ〔近07・08・恆3・同源〕
たう」「たう」「だう」∴〜さす。〜になれ、鉤になれ。
【さん】
さむsam(舊假さん)【54參(参):慘(惨)゜驂゜】\54蠶(蚕)゜\55三(參参):\55槧゜\58杉゜59衫゜\59纔゜巉゜讒゜\59芟゜\
さんsan29傘:\29散:繖:撒'33霰'\29珊:跚:31刪゜\29餐:粲:燦:\29戔゜32盞゜31 32棧(桟)゜\29贊(賛):讚(讃):30攅゜鑽(鑚):\30算:纂:31簒゜\30酸:\30蒜:\30爨:\30纉:\31潸゜\31閂゜\32山゜+31汕゜\32産゜\
【ざん】
ざむzam(舊假ざん)54慘(惨)'\58斬'嶄'55暫。56慙(慚)。塹'\59懺(懴)'\
ざんzan29殘(残)。\30竄'\
さんいつ【散逸=散佚】
∞「うしなふ(失・逸・軼・佚)」。
さんえ【】〔表音〕
(呼びかけの終助詞)。∴もし〜さんえ。
さんくゎ【山窩】サンカ
さんせう【山椒】サンショウ〔植物〕
山椒魚さんせううを」は特別天然記念物の動物。∞はじかみ。∴〜大夫。
さんぢょ【刪除】サンジョ
∞「かりとる」。
さんに【散位】
→「さん」。「」が「に」となるのは「ん」に引きずられた連聲の現象。∞さむみ(三位)。∴〜寮。
サンピンちゃ【香片茶】
沖繩方言でジャスミン茶の意。「香片シャンピェン」は北京語。戰後、臺灣から傳來したものか。
サンフランシスコ【桑港】〔外來〕
→「さぅ←sang」。
さんゑ【産穢】サンエ〔近14〕
【し】
si05此:紫:雌:呰:疵゜眥(眦)゜貲:觜:嘴'\05匙゜\05支:翅:肢:枝:\05斯:廝(厮):撕:\05氏:紙(帋):\05賜:\05只:咫:\05弛:施゜\05侈:\05卮:巵:\05啻:\05揣'\05朿:刺:\05豕:\06四:泗:駟:\06師:獅:\06旨:指:脂:嗜゜\06死:屍:\06私:\06至:鵄:\06次:茨゜姿:資:恣:瓷゜咨:諮:\06示゜視゜\06自゜\06矢:\06尸:\06屎:\06摯:鷙:\06祗:砥:鴟:\06肆:\06謚゜\06諡゜\07使:\07司:伺:嗣゜詞゜飼゜笥:祠゜\07史:駛:\07士゜仕゜志:誌:痣:\07始:\07子:孜:仔:\07市゜柿゜06姉:\07思:偲:\07止:齒(歯):址:沚:趾:阯:祉'05徙:\07詩:畤:塒゜\07試:\07之:芝:\07巳゜祀゜\07孳:\07幟:熾:\07廁(厠):\07滓:梓:\07竢゜\07絲(糸):\07耜゜\07蚩:嗤:\07錙:輜:緇:\
【四=肆】〔同源〕
「四」「肆」共に漢音し呉音し。「四」を「よん」と讀むのは訓「よ」「よつ」を漢字音風に訛ったもの。∴〜の五の言ふでない。
【じ】
zi05r爾(尓)゜z璽'\05r兒(児)゜\06z示。\06z自。\【06r二(弍)゜貳(貮弐)゜z次'】\07z仕。\07z事(亊)。\07z似。\07z字。\【07z寺。侍。恃。時。蒔。】\07r而゜轜゜\07r耳゜餌゜珥゜\07z茲。慈。滋'磁。\07z辭(辞)。\
di06d地。\06n尼゜怩゜\【06n膩゜】\【07d持。痔。峙。】\07d治。\09d除'[チョ]\
▼寺侍恃時蒔(じ)、持痔峙(ぢ)、(形聲音符は「之」)
 待(たい)、等(とぅ)、特(とく)、も同じ形聲文字
▼耳(じ)、恥(ち)(恥の形聲音符は耳)
▼膩(ぢ)、貳(じ)
▼「余」の形聲音符字はサ行とタ行に大きく分れる。
 詳細は「じょ・除(ぢょ)」の項目を參照の事、
【】〔恆8-2〕
助動詞。∴顧みはせじ(海征かば)
しあく【鹽飽諸島】シワク〔地名〕
香川縣丸龜市(〒763-0024)。「しはく」ではない。
しあはせ【幸】シアワセ〔近05〕
∴幾久しくお幸せに
しあひ【鹽間】シワイ〔地名〕
高知縣須崎市(〒785-0166)。「しはい」ではない。
【しい】
しいsi07弑'\
▼弑は漢音呉音ともに「し」。
 他に「いい」となる漢字音は無い。
しいか【詩歌】〔近13〕
」の長音化。∞しいじ(四時)。∴〜管絃に巧み
しいじ【四時】〔近13〕
」の長音化。∞しいか(詩歌)。∴〜の錯行するが如し(中庸)
しいしい【爲爲】
する爲の連用形「し」を重ねた形、見い見い。∴遠慮〜
しいす【弑】
「しい」は音讀み。通常の漢字音に「いい」といふ音形は無い。本來の音「」をのばしたもの。
しいら【〓】〔動物〕
「しひら」ではないとされるが根據は不明。
しうしう【啾啾】シュウシュウ〔表音〕
動物や亡靈のなく聲。「しう」は本來の音からあまり隔たらない。「しゅぅ」では本來「シュング」、「しふ」では「シップ」のやうな音となり、なき聲としてはふさはしくなからう。∴鬼哭〜
しうしふ【收集=蒐輯】シュウシュウ
∞「あつめる(收集=蒐輯)」。
しうと【舅】シュウト〔恆2〕
「しひと」のウ音便。∴頑固な〜に仕へる
しうまい【燒賣】シュウマイ
「しう」は「せう」の近世音からと思はれる。商標では「シウマイ」とも。
しおほせる【爲果】シオオセル
∞「おほせる」と同源。「∞しをはす」と誤りやすい。∴大仕事を爲果せる
しかへし【仕返】シカエシ〔近16〕
∴後の〜が怖い
しがらき【信樂】〔地名〕
滋賀縣(近江國甲賀郡)の町名。「しが」から「sing→しゃぅ」の假名遣が期待されるが、「信」は「しん」。∴〜燒の狸の置物。∴紫香楽宮。
【しき】
しきsik48式。\48織。識。\48色。\
【じき】
じきzik48z食。\
ぢきdik48d直。\
しきゐ【閾・敷居】シキイ〔近11〕
∴御無沙汰で〜が高い
【じく】
じくzik01r衄(衂)゜\
ぢくdik01d竺'\01d軸。舳。\01n忸゜衄(衂)゜\
▼衄(衂)は漢音に「じく、ぢく」の二音あり、
           同韻にして意味の相違なし
 音符丑ちう(丑紐忸狃羞衄鈕)で「じく」は例外的、
           現代北京語は「ぢく」の系統
じくじく【】〔恆8-2〕
滲む。∴傷口が〜膿む
しくじる【】
∴入試を〜。
しくゐ【指揮=指麾】シキ舊假名しき〔同源〕
「揮=麾(くゐ)」。
しくゑ【時化】舊假名しけ
∴海上は〜模樣。
しげる【字=滋】〔同源〕
」「」。
しげる【繁・蕃】〔同源〕
「繁」は「はん」。「蕃」は慣用音ばん、漢音はん。
しげる【懋=茂】〔同源〕
」「」。
しげる【鬱=蔚】〔同源〕
うつ」「うつ」。
じご【爾後=自後】
∞「より(自=爾)」。
しさふ【宍粟】シソウ〔地名〕
兵庫縣(播磨國)の郡名。『藤原宮木簡』に「宍粟評しさはのこほり」。←しし+あは
ししいでん【紫宸殿】
しん」のイ音便。
ししう【刺繍=刺綉】シシュウ
∞「ぬひとり(刺繍・刺綉)」。
しじま【無言】〔近01〕
∴朝の〜
しじみ【蜆】〔近01〕
∴〜の味噌汁
じじゅうでん【仁壽殿】
じゅ」の延音。
しすゐ【酒々井】シスイ〔地名〕
千葉縣の市名。『常總軍記』に「出水」とあり、「しすい」かもしれない、「井」を宛てた時には既に「い」と「ゐ」の區別は無かったものと思はれる。「水」は江戸時代以降「すゐ」と誤る事が多かったが、そこまで意識した假名遣ではあるまい。姓に「酒酒井すすゐ」あり。
したがふ【順・循・遵・徇】シタガウ〔同源〕
「順・循・遵・徇」いづれも「じゅん」∴源順みなもとのしたがふ
したたる【淋漓】〔同源〕
淋漓りむり」は「r-」の雙聲字。∴流汗淋漓。
【しち】
しちsit21七。\21質(貭)。\
しち【七=〓】〔同源〕
「七」「〓漆」共に「しつ/しち」。「〓」は「漆」の異體字。數字の誤記を防ぐための書き方。∴お七夜。
しちまった【】
關東方言。關西なら「∞してしもた」。∴祕密を洩〜。
【しつ】
しつsit21七゜叱゜\21失゜\21悉゜蟋゜\21漆゜膝゜\21疾゜嫉゜\21質(貭)゜\21桎゜室゜\21隲゜\23櫛゜\23瑟゜\53執'[シフ]\53濕(湿)'[シフ]\
【じつ】
じつzit21r日゜衵゜\21z實(実)'\
ぢつdit21n昵゜\21n衵゜\
▼日(じつ/にち)
 衵(ぢつ/にち)、婦人の肌着
  (じつ/にち)、柔かい普段着
 「あこめ」は國訓であるが、恐らくは「ぢつ」相當
しづえ【下枝】シズエ〔近16〕
∴梅の〜
しづか【靜】シズカ〔近02・恆7〕
∴しづごころなく花の散るらむ。∴靜御前。
しづがだけ【賤ヶ岳】シズガダケ〔地名〕
滋賀縣伊香郡。∴〜の七本鎗。
じっきんせう【十訓抄】ジッキンショウ
じふ」の促音化したもの。「じふきんせう」ではない。現代假名遣でも「じゅっきんしょう」ではない。∞じふ(十=拾)。
しづく【雫】シズク〔近02〕
雫石しづくいし」は岩手縣岩手郡の町名。航空事故で知られる。∴一〜の雨も降らぬ
しっくい【漆喰・石灰】
石灰せっくゎい」の唐音。「漆喰」は宛字。「しっくひ」ではない。∴〜壁
じっこん【入魂】
また「∞昵墾ぢっこん」とも書くが、假名遣は一致しない。
しつしゅつ【蟋蟀】
∞「蟋蟀こほろぎ」。
じって【十手】
「じゅって」ではない。∞「じふ(十=拾)」。
じっと【熟】舊假名ぢっと〔近01*・恆8-2〕
「ぢ」も可∴ぢっと我手を見る(石川啄木)。
しづめ【鎭】シズメ〔近03〕
∴靖國神社は國の〜。
しづり【倭文】シズリ〔地名〕
上古の「倭文しとり部」は「倭文織しづおり部」から、現在も「倭文」で「しとり」または「しづり」の姓あり、また「倭文神社」も各地にあり。∴倭文機に思ひ亂れて秋の夜の(後撰集)、∴倭文の苧環(をだまき)。
しづをか【靜岡】シズオカ〔地名〕
縣名。駿府の「賤機しづはた山」にちなんで明治二年に命名。「賤機」とは「倭文機」であるといふ。
しでうなはて【四條畷】シジョウナワテ〔地名〕
大阪府の市名。∴正行の最期は〜の戰。
してしもた【】〔表音〕
關西方言。關東なら「∞しちまった」。∴失敗してまうた
じとじと【】〔恆8-2〕
∴〜とした濕氣
しな【支那】
しん」の變化。「China」「晨旦しんたん」も同樣。∞インド(印度)
しなひ【竹刀】シナイ
←しなふ割竹。∴〜で劍術稽古
しぬ【死】〔近21〕
文語ナ變動詞。∴〜の生きるのと大騷ぎ
しのだけ【箘=箟=〓】〔同源〕
くゐん」「こん」「くん
しのぶ【信夫】〔地名〕
福島縣(陸奧國)の郡名。←「しん」。∞「秩父ちちぶ」。∴折口信夫(釋迢空)。
しはさむじふに【四八三十二】シワサンジュウニ
九九の一つ。現代假名遣では「しは」か「しわ」か一定しない。
しはす【師走】シワス〔近04〕
十二月は物事を「しをはす」事に由來するといふ。∴〜坊主。
しばふ【芝生】シボウ シバウ〔地名〕
一般名詞としては「シバフ」だが、地名の場合は「シボウ」「シバウ」と讀むものが多い。∴隣の〜。
しばゐ【芝居】シバイ〔近11・恆5〕
∴一人〜。
しひ【椎】シイ〔近12〕
∴椎本(しひがもと)(源氏)
しひたげる【虐】シイタゲル〔近12〕
∴虐げられた人達
しぶ【澀】〔音訓〕
正字は「澀」だが、戰前の印刷物でも略字の「澁」はよく用ゐられた。「しふ/しふ」は慣用音「じふ」。訓讀みの「しぶ」とは恐らく無關係。∴〜みがかった中年男。∴澁々金を拂ふ。
じふ【十=拾】ジュウ
「十」「拾」共に「しふ/じふ」。「ひろふ」は數字の誤記を防ぐための書き方。「すてる」は別字。「十錢」「十手」は「じっせん」「じって」となる。「南朝四百八十寺」は「しひゃくはっしむじ」。「じっ」「しむ(sim)」は何れも「じふ(zip)」の音變。∞とを(十)。∞じっきんせう(十訓抄)。∞ぎっしゃ(牛車)。
しふざぅ【四不像】シフゾウ〔動物〕
牛や馬など四種類の動物に似てゐさうで似ない(不像)ためにこの名あり、「四不」といふ象ではない。
じふしまつ【十姉妹】ジュウシマツ〔動物〕
まい」の音變。
じふにそう【十二社】ジュウニソウ〔地名〕
鎌倉市および新宿區の地名。新宿區のものは「十二相殿」にちなむものか。
じふのぅ【十能】ジュウノウ
∴〜で炭を接ぐ。
じふぶん【十分】ジュウブン
充分じゅぅぶん」とも書くが、假名遣は一致しない。∴もう〜頂きました。
しほ【機會】シオ〔近08〕
∴來客を〜に席を外す。
しほ【鹽】シオ〔近07〕
えむ」は「鹵(ろ・しほ)+監(かむ)」からなる字。略字の「塩」は草體で古くから使はれ、戰前の印刷物でも散見する。「シオサイト」は汐留貨物驛跡地の再開發都市名。∴手〜にかける。∴敵に〜を送る。
しまうて【了】シモウテ
「しまひ(了)+て(助詞)」。關東であれば促音の「しまって」が多い。
しまわ【島曲】〔近04〕
∞さかわ(酒匂)∴〜に波が寄せる。
しみづ【清水】シミズ〔姓名・地名〕
姓では「しみづ」が一般的だが、地名では「きよみづ」「しゃぅづ」などあり。
しみる【浸・染・沁・滲】〔同源・音訓〕
しむ」「せむ」「しむ」「しむ」。訓の「しむ、しみる」が漢字音由來かどうか不明。∴齒にしみわたる白玉の。
しむげむ【森嚴】舊假名しんげん〔聯綿〕
「-im」の疉韻字。∴態度〜なるも温情慈父の如し。
しむしふ【侵襲】シンシュウ舊假名しんしふ〔聯綿〕
「-im・-ip」の疉韻字。
しむじむ【深甚】舊假名しんじん〔聯綿〕
「-im」の疉韻字。∴〜なる敬意を表す
しむしゃく【斟酌】舊假名しんしゃく
∞「斟酌くむ」。
しむしゅ【占守島】〔地名・音訓〕
北方領土の一島。「しむ」は恐らく訓由來。字音「せむ」ではあるまい。
しむじょあげ【〓薯揚】シンジョアゲ 舊假名しんじょあげ
「しむじょうあげ」とも。
じむぜむ【任冉=荏染】舊假名じんぜん〔同源・聯綿〕
「-im」の疉韻字。「任冉」「荏染」共に「じむぜむ」。
じむべぃ【甚平】舊假名じんべぃ
「甚(じむ)+兵衞(べゑ)」とも考へられ、假名遣未詳。「陣兵(ぢんべぃ)羽織」からといふ説もあり。「甚兵衛鮫」は魚名∞すけべぃ(助平)。∴夏は粋な〜姿
しむりむ【森林】舊假名しんりん〔聯綿〕
「-im」の疉韻字。
じめじめ【】〔恆8-2〕
∴〜した濕地帶
しめぢ【占地・濕地】シメジ〔恆6〕
∴匂ひ松茸、味(あぢ)濕地(しめぢ)∞しょうろ(松露)
しもふさ【下總】シモウサ〔地名〕
舊國名。←「下(しも)+つ+總(ふさ)」。∞かづさ(上總)。
【しゃ】
しゃsia34這'[ゲン]\41卸:\41叉。\41砂。紗。沙。鯊。39娑'\41射゜謝゜\41赦:\41斜゜\41社゜\41者:奢:偖:赭:09煮'\41車:\41遮:蔗:鷓:\41寫(冩写):瀉゜\41灑(洒)。\41炙:\41舍(舎):捨:\41藉゜\
【じゃ】
じゃzia41z蛇。[ダ]\41z邪。\41z闍。\41z麝。\
しゃあしゃあ【洒々】〔疉字〕
しゃ」の長音化。∴不義理をしたのに洒々と出しやばる
じゃあじゃあ【】〔表音〕
水流。∴〜湯を浴びる。
じゃう【錠】ジョウ
字音は「ぢゃう」であるが、「鎖(さ)→さう→じゃう」の變化を辿ったものといはれる。「錠劑」の意味なら「ぢゃぅ」。∴〜を下(おろ)す。
しゃうが【生姜=生薑】ショウガ〔植物・同源〕
せぃ/しゃぅ」「きゃぅ/かぅ」「きゃぅ/かぅ」。「しゃぅかぅ」の轉か。∞はじかみ。∴豚の〜燒
しゃぅがい【障碍・障礙】ショウガイ
「碍・礙(がい/げ)」は異體字。「障害しゃぅがい」は書替へ字だが、假名遣は一致する。
しゃぅかいせき【蒋介石】ショウカイセキ〔姓名〕
英文「ChiangKai-shek」は南方音にもとづく。「しゃぅ/さぅ」「かい/け」。
じゃうご【漏斗】ジョウゴ
←上戸。∴樽から酒を〜で壜に移す。
しゃぅさん【賞讚】ショウサン〔同源〕
また「稱讚しょぅさん」とも書くが、假名遣が異る。∞ほめる(頌=稱=賞)。∴熱演を賞讚する。
しゃぅじ【東海林】ショウジ〔地名〕
←庄司(しゃぅじ)。∴東海林太郎(歌手)。
しゃぅじゃぅ【清淨】ショウジョウ
∞「清淨きよい」。
しゃぅじゃぅ【猩々】ショウジョウ〔動物〕
「猩々袴(しゃぅじゃぅばかま)」は植物。∴〜の舞を舞ふ。
じゃぅず【上手】ジョウズ〔近03〕
∴話〜は聞き〜、上手の手から水が洩れる
しゃぅぞく【裝束】ショウゾク
古語に「さぅぞく」とも。∴白〜。
しゃぅなう【樟腦】ショウノウ〔植物〕
∴〜の蟲除け。
しゃぅぶ【菖蒲】ショウブ〔植物〕
∴六日の〜十日の菊。
しゃぅへき【牆壁=障壁】ショウヘキ〔同源〕
かき」と「ふせぐ」では意味が異るが、假名遣は一致する。
しやぅもない【仕樣】ショウモナイ
「シヨウ」「ショウ」兩樣に發音する。∴〜話ばかり聞かされる。
しゃが【射干・著我・莎我】〔植物〕
じゃがいも【】〔植物〕
「じゃがたら」はインドネシアのジャカルタの古名。∴肉じゃが。
じゃかぅじか【麝香鹿】ジャコウジカ〔動物〕
しゃがれごゑ【嗄聲】シャガレゴエ
←「皺(しわ)+枯(かれ)」。∴老人の〜が聞えた
【しゃく】
しゃくsiak癪'\27笏[コツ]\42勺゜灼:酌:妁:芍゜杓゜\42爵゜嚼゜\42斫:\42綽:\42鑠:爍:\46尺。\46昔。借。\46赤。\46釋(釈)。\47錫。\
しゃく【笏】〔音訓〕
「笏」は漢音「こつ」。「こつ」に通ずるのを忌み、「しゃく」の音を借りたといふ。∴神主が〜を捧げて拜禮
【じゃく】
じゃくziak42r若゜惹゜\42r弱゜\42z雀'\42z鵲'\47z寂。\
ぢゃくdiak42d著(着)。\
しゃくなぐゑ【石南花】舊假名しゃくなげ〔植物〕
しゃくやく【勺藥】〔聯綿〕
「-ak」の疉韻字。∴立てば〜坐れば牡丹
しゃくゎのを【目尾】シャカノオ〔地名〕
福岡縣飯塚市(〒820-0062)。「目」は律令の「∞主典さくゎん」。
じゃけん【邪慳】〔佛教〕
邪見じゃけん」の轉。「邪險じゃけむ」とも書くが、假名遣が異ってしまふ。
しゃこ【蝦古】〔動物〕
「ハ(ha)→ヒャ(hia)→しゃ(xia)」となるのは北京語の特徴。→「
じゃこ【雜魚】
←ざこう(雜口)。∞こをなご(小女子)。∴縮緬〜
しゃし【奢侈】〔聯綿〕
「s-」の雙聲字。∴〜に耽る
じゃじゃうま【】〔恆8-2〕
『ぢやぢや馬馴らし』は坪内逍遥譯。他はすべて『じゃじゃ馬ならし』
しゃち【鯱】〔動物〕
國字。∴金の鴟尾しゃちほこ
ジャッキー・チェン【成龍】〔外來〕
香港の俳優。「チェン」は本名の「陳港生」から。→ちん
じゃのめがさ【蛇の目傘】
「蛇」には「じゃ」「だ」兩讀あり、意味に相違はない。「だ」であっても「ぢゃ」とはならない。∴蛇の目でお迎へ嬉しいな(童謠)
ジャパン【日本】〔地名〕
「日本」の福建または廣東音に由來する。「じつ/にち」の子音は漢音ザ行・呉音ナ行であり、「ヂャパン」とはならない。
じゃぶじゃぶ【】〔表音〕
水流。∴金が〜入つて來る。
シャム【暹羅】〔外來〕
タイ國の舊稱。シャムロとも。「暹(せむ)國」と「羅(ら)國」はもと別國。
しゃもじ【】
←笏文字。∴主婦連のお〜デモ。
ジャンク【戎克】
「戎(じゅぅ)←ジャン」。「戎克」は舟。「がらくた」とは別語。「戒」は「じふ」の形肇文字ではない。
じゃんくゑん【石拳】
←リャンケン(兩拳)。「りゃぅ」。
じゃんじゃん【】〔表音〕
鐘。∴〜宣傳する、半鐘が〜鳴る。
シャンハイ【上海】〔外來〕
→「じゃぅ←siang」「かい」。
【しゅ】
しゅsio01棕(椶)'[ソゥ]\03種。腫。[ショゥ]\03從(従)。[ショゥ]\03橦。[ショゥ]04撞'[タゥ]\10主゜麈゜\10取゜趣゜諏゜娵゜01衆。[シュゥ]\10朱゜殊゜珠゜侏゜茱゜銖゜株'\10須゜鬚゜\10繻゜\50守。狩。[シウ]\50手。[シウ]\50酒。[シウ]\50首。[シウ]\50修。[シウ]\
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
 橦 (とぅ/づぅ)  (木名)橦布(とぅふ)
   (たぅ/どぅ)  (棒) 橦城(どぅじゃぅ)
   (しょぅ/しゅ)    橦木(しゅもく)
 艟 (たぅ/どぅ)     艨艟(もぅどぅ)
 撞の[慣]しゅ は 橦(しょぅ/しゅ)
                由來と思はれる
 橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
               原則として漢音優先
【じゅ】
じゅzio03z從(従从)。[ショゥ]\03z頌。[ショゥ]\10z樹。\10z需'r儒゜嬬゜濡゜孺゜襦゜\10z戍'\10z聚'\50z受'授。綬。[シウ]\50z呪(咒)'[シウ]\50z就。[シウ]\50z壽(寿)。[シウ]\
【しゅう】
しうsiu50囚゜泅゜\50周゜週゜\50州゜洲゜酬゜\50秀゜銹゜\50秋(龝穐)゜萩゜啾゜楸゜鞦゜愁'甃'+35湫'36鍬'\50繍(綉)゜\50臭゜\50舟゜\50酋゜遒(逎)゜鰌゜\50醜゜蒐'\50祝゜\50袖゜岫゜\50鷲゜就゜01蹴'[シュク]\50售゜讎(讐)゜\50收(収)゜\50羞゜\50脩゜修゜\【50驟'】\
しふsip53執:\53拾゜\53習゜褶゜\53襲゜\53輯゜葺:緝:楫゜\53集゜\
しゅうsio【10聚'[シュ]】\
しゅぅsiong01終゜柊゜螽゜\01衆゜\01嵩゜\01菘゜\02宗'\
【じゅう】
じうziu50r【柔゜蹂゜鞣゜】\50z獸(獣)'\
じふzip53z拾。\53z十。什。汁'r廿゜\53z澀(渋澁)'\
じゅぅziong01z充'銃'\01r戎゜絨゜\03z從(従从)'縱(縦従從)'\
ぢうdiu50n狃゜\【50n糅゜】\
ぢゅうdio10d住。\51d頭"\
ぢゅぅdiong03d重。\
▼丶駐註 (ちゅう/ちゅう)
 柱住  (ちゅう/ぢゅう)
 主麈注 (しゅ/す) (注ちゅうは慣用音)
 往(わぅ)の形聲音符は主(しゅ)ではない
じゅぅたむ【絨毯】舊假名じゅぅたん
絨緞じゅうたん」とも書くが、假名遣は一致しない。「絨」の形聲音符は「じふ」ではない。
【しゅく】
しゅくsiok01叔゜淑゜菽:俶:\01夙゜\01宿゜縮゜蓿゜\01祝:\01槭゜蹙゜\01倏:\01肅(粛)゜\
【じゅく】
じゅくziok01z孰。塾。熟。\
しゅくぐゎん【宿願=夙願】シュクガン〔同源〕
宿しゅく」「しゅく」。
じゅごん【儒艮】〔動物〕
しゅじゅ【侏儒】〔聯綿〕
「-u」の雙聲字。∴『侏儒の言葉』(芥川龍之介)
じゅず【數珠】〔近02〕
←「す/しゅ+しゅ/す」。∴苛高の〜を押揉む。
しゅぜんじ【修禪寺・修善寺】〔地名〕
伊豆の寺名。温泉地としても著名。寺名は「修禪寺」。町名は「修善寺町」。「禪」「善」ともに「ぜん」。∴『修善寺物語』。
しゅたら【修多羅】〔佛教〕
「スートラ」は經典の意。「しゅ」は『修(しう)』の呉音。このため漢音「しゅう」と考へやすいが、「しゅう」は本來「スング」のやうな音であった。∞あしゅら(阿修羅)。∞どしょうまち(道修町)。∴〜の聲も川風も(蝉丸)。
【しゅつ】
しゅつsiot22出゜\22蟀。\
【じゅつ】
じゅつziot22z恤'\22z戌'\22z朮。術。述。\
ジュディ・オング【翁倩玉】〔姓名〕
臺灣の歌手名。→「をぅ/う←ong」。
しゅてんどぅじ【酒呑童子・酒顛童子】〔姓名〕
とん」「てん」。∴大江山の〜。
【しゅん】
しゅんsion22俊:峻:竣:駿:悛:浚:逡:\22春:惷:蠢:\22舜:瞬:蕣:\22旬゜徇゜洵:詢:\22隼:\22濬:\22諄:\22雋:儁:\
しゅん【舜=俊】〔同源〕
「帝舜」「帝俊」は古代の帝王の稱。
【じゅん】
じゅんzion22r閏゜潤゜\22z准'準(凖)'\22z旬。殉。徇。恂'洵。筍(笋)'荀'詢'\22z盾。循。楯。\22z純。\22z巡。\22z遵'\22z順。馴。\22z隼'\22z蓴。\22z鶉。諄'淳。醇。\
しゅんじゅん【逡巡=蹲循】
∞「ためらふ(逡巡=蹲循)」。
じゅんじょ【純如=淳如】
∞「すなほ(純=淳)」。
しゅんせつ【浚渫】
∞「浚渫さらふ」。
【しょ】
しょsio09且゜砠゜苴゜雎゜\09杵:\09黍:\09初゜\09所。\09庶:41蔗'\09署゜薯゜暑:渚:緒゜曙゜諸:藷:\09書:\09恕:\09處(処):\09墅(野)゜\09嶼゜\09胥゜\09蔬。\
【じょ】
じょzio09z助。鋤。耡。\09z序。抒。\【09z徐。敍(敘叙)。】\【09r汝゜如゜洳゜茹゜z恕'絮'】\09z舒'\
ぢょdio【09n女゜】\【09d除。】\
▼女(ぢょ)汝如洳茹恕絮(じょ)奴努怒孥弩駑呶帑(ど)
▼「余」を形聲音符にする字はサ行とタ行に大きく
 分れる。特に舒徐敍(じょ)と除(ぢょ)は、濁音に
 なるため紛れやすい。
 余餘畭   (よ/よ )
(さ)畭舍(舎)捨(しゃ/しゃ)
 斜     (しゃ/じゃ)
 舒     (しょ/しょ[慣]じょ)
 徐敍(叙敘)蜍(しょ/じょ)
(た)除     (ちょ/ぢょ[慣]ぢ)
            (掃除さうぢ、除目ぢもく)
 茶(荼)   (た /ぢゃ[慣]だ、ちゃ[唐]さ)
 荼     (と/ど )
 途塗    (と/づ、ど)
ジョイ・ウォン【王祖賢】〔外來〕
香港の女優。廣東語は
【しょう】
しゃぅsiang42傷:殤:觴:\42匠゜\42商:\42尚゜嘗(甞)゜掌:裳゜賞:償゜敞:廠(厰):\42昌:唱:娼:菖:倡:猖:46晶。\42祥゜詳゜庠゜翔゜\42章:彰:樟:障:璋:嶂:瘴:\42象゜\42上゜\42相゜湘゜廂゜\42牀'床。莊(荘庄)。裝(装)。將(将)゜蒋゜醤゜奬(奨)゜漿゜獎゜鏘゜\42薔゜檣゜牆(墻)゜\42餉:\44生。笙。+47猩。星。46姓。性。\46 44省。\46井(丼)。\【46正。鉦。政。】\46聲(声)。\47青。46清。精。\
しょぅsiong03衝゜鍾゜踵゜\03訟゜頌゜松(枩)゜淞゜鬆゜\03從(従从)゜慫゜聳゜蹤(踪)゜\03悚゜竦゜\03橦゜鐘゜憧゜\03舂゜\03誦゜\48勝:\48升:昇:陞:\48承゜拯:\【48症:】\48稱(称):\48證(証):\
せうsiau35嘯:瀟:簫:蕭:\36召:招:沼:紹゜詔:劭゜邵゜韶゜昭:照:\36小:少:37抄。炒。鈔。\36焦:樵゜礁:蕉:憔゜鷦:\36笑(咲):\36肖:宵:消:硝:峭:悄:誚゜逍:銷:霄:+37鞘:哨:鮹:37稍。梢。\36愀:\36椒:\36燒(焼):\
せふsiap56妾:+58霎:\56捷゜睫:\56渉゜\56囁:顳'懾:\57燮:\57浹:\
▼正証鉦政(しゃぅ)、症(しょぅ)
 証は (せぃ/しゃぅ・いさめただす)だが、一般に
 證 (しょぅ/しょぅ) の略字として用ゐられる。
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
 橦 (とぅ/づぅ)  (木名)橦布とぅふ
   (たぅ/どぅ)  (棒) 橦城どぅじゃぅ
   (しょぅ/しゅ)    橦木しゅもく
 艟 (たぅ/どぅ)     艨艟もぅどぅ
 撞の([慣]しゅ) は 橦(しょぅ/しゅ)由來か。
 橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
              原則として漢音優先
▼聶を音符とする形聲文字は サ行とタ行に分れる。
 聶躡鑷  (でふ/ねふ)
 顳    (ぜふ/ねふ[慣]せふ)
 囁懾攝(摂)(せふ/せふ)
    (但し攝(摂)は促音化して[慣]せつ となる)
【じょう】
じゃぅziang42z嘗(甞)。常。\42z上。\42z状。43奘(弉)'\【42z襄'驤'r壤(壌)゜攘゜穰(穣)゜禳゜讓(譲)゜】\46z情。靜(静)。\46z成。城。盛。晟。\46z淨(浄)。\
じょぅziong03r冗゜\03r茸゜\48z丞。烝'蒸'\48z乘(乗)。剩(剰)。\48r仍゜\48z繩(縄)。\
ぜうziau36r擾゜\36r繞゜蕘゜遶゜饒゜\
ぢゃぅdiang42d丈。杖。仗。\42d場(塲)。\42n娘゜\【42n釀(醸)゜孃(嬢)゜】\47d定。錠。34諚'\
でうdiau35n嫋゜\35n嬲゜\35d條(条)。38d絛'\
でふdiap56n聶゜躡゜鑷゜\57d疉(畳疂疊)。\
▼襄驤壤(壌)攘穰(穣)禳讓(譲)(じゃぅ/にゃぅ)
 釀(醸)孃(嬢)       (ぢゃぅ/にゃぅ)
 曩嚢           (だぅ/なぅ)
 漢音の ザ行ダ行共に、呉音の ナ行となる事あり
 假名遣判別の役にはたたない
▼聶を音符とする形聲文字は サ行とタ行に分れる。
 聶躡鑷  (でふ/ねふ)
 顳    (ぜふ/ねふ[慣]せふ)
 囁懾攝(摂)(せふ/せふ)
   (但し攝(摂)は促音化して[慣]せつ となる)
じょぅ【判官】
じょぅ」の音による。官職により「祐・弁・進・允・佑・忠・尉・監・掾・主政・從」などとも書く。特に「」は廣く使はれる。∞判官はうぐゎん。∞尉鶲じょぅびたき。∞うける。∞主典さくゎん。∴檢非違使〜源九郎義經。
しょぅさん【稱讚】ショウサン〔同源〕
賞讚しゃぅさん」も類義字だが假名遣が異る。∴功績を〜する。
しょぅにゅうどぅ【鍾乳洞】
∞つく(鍾)。
じょぅびたき【尉鶲】〔動物〕
∞じょぅ(判官)。
しょぅよぅ【從容=慫慂】ショウヨウ〔聯綿〕
「-ong」の疉韻字。「容」「慂」ともに「よぅ」。∴〜として死地に趨く。
しょぅろ【松露】〔植物〕
占地しめぢ。∴〜の吸物。
じょうろ【如雨露】
ポルトガル語。∴〜で花に水を遣る。
しょかん【書翰=書簡=書柬】
∞「てがみ(簡=柬)」。
【しょく】
しょくsiok01謖'48稷゜\03蜀゜燭゜觸(触)゜囑(嘱)゜矚゜\03贖゜\48拭゜軾゜\48殖゜埴゜植゜\48織゜職゜\48色'\48食゜蝕゜飾(餝)゜\48喞゜\48嗇'穡'\48寔゜\48昃'\
【じょく】
じょくziok03r辱゜溽゜縟゜蓐゜褥゜\
ぢょくdiok04d濁'\
しょげる【悄氣】
「悄」は「せう」。∴まさかの落選で悄氣てゐる
じょじょに【徐々に】〔疉字〕
∴〜恢復に向ふ。
しょっちゅう【】
←「初中後しょちゅぅご」。∴遲刻は〜。
じょっぱり【】〔表音〕
(津輕方言)「意地っ張り」の轉なら「ぢょっぱり」、「強情っ張り」なら「じょっぱり」か。
しょひこ【背負子】ショイコ
∞おひずる(笈)∴背負ひ(籠)一杯の山菜
ションガイナ【】〔表音〕
端歌『梅は咲いたか』(仕方ないな)。
じょんがら【】〔表音〕
青森縣。津輕じょんがら節。
しょんべん【小便】
←「せうべん」。∴連小便つれしょん
じらい【爾來=自來】
∞「より(自=爾)」。
じらす【】〔近01〕
∞じれる。∴散々焦らした揚句縁談を斷る。
しらぬひ【不知火】シラヌイ〔地名〕
熊本縣飽託郡。
しらみ【虱・蝨】〔同源〕
しつ」「しつ」は同字。∴〜つぶしに。萬年床に蚤・虱が湧く。
しらを【白魚】シラオ〔近07〕
∴〜のやぅな指。
じりじり【】〔恆8-2〕
∴夏の太陽が〜と照りつける。
じりひん【じり貧】
∴〜かどか貧か(東條英機)。
しりへ【後方】シリエ
←「尻+」。∴前に聳え後方にささふ(箱根八里)
しりべし【後志】〔地名〕
北海道の支廳名。「しりへ」の訓讀みを宛てたものと思はれる。「しりえ」ではないことがわかる。
しりめつれつ【支離滅裂】〔聯綿〕
「-i」「-et」の疉韻字。
しるし【表・標】〔同源〕
「表的=標的(へうてき)」∴千成瓢箪の馬標(うまじるし)
しるし【證=徴】〔同源〕
しょぅ」「ちょぅ
じれったい【】〔近01*〕
∴なぜ反論しないのか、じれったい
しれもの【痴・癡】〔同源〕
」「」は同字。∴風流の癡れ者(奧の細道)
じれる【焦】
∞じらす。
しろい【白】〔近12・13〕
∴白い白い花が咲いたよ(枳殼の花)
しろい【皓=皎=〓=〓=〓】〔同源〕
かう」「かう」「かう」「かう」「かう」。∴明眸皓齒かうし
しろうと【素人】〔恆2〕
「しろひと」のウ音便。∞玄人くろうと。∴素人の哀しさ、そこまで及ばない
じろじろ【】〔恆8-2〕
∴足の爪先までじろじろ見る
しろたへ【白妙】シロタエ〔近14〕
∴白妙の袖の別れ(定家)
じろり【】
∴じろりと横目で睨む
しわ【皺】〔近04・05・恆1〕
∴顏に皺を寄せる
しわい【吝】〔近04*・恆1〕
∴あの〜婆さんが金を出すとは。
しわけ【仕分】〔恆1〕
∴複式帳簿の基本は仕譯帳。
しわざ【仕業】〔近04・恆1〕
∴いみじき好き者の仕業や(伊勢物語)。
じわじわ【】〔恆8-2〕
じわり。∴〜と首位に迫る。
しわる【】〔近04*〕
∴枝が〜。
しをしを【】シオシオ
∴志空しく〜と立去る。
しをに【紫苑】シオニ〔近08〕
→「苑(をん)←をに」。∞紫苑しをん
しをはす【爲終す】シオワス
「∞しおほせる」と誤りやすい。
しをらし【可憐】シオラシ〔近08*〕
∴〜いことを言ふ。
しをり【栞】シオリ〔近07*・08〕
←「枝+り」∴本に〜を夾む。
しをれる【萎】シオレル〔近07*・08・恆3〕
∴吹くからに秋の草木のしをるれば(文屋康秀)。
しをん【紫苑】シオン〔近08〕
古稱「しをに」。「をん」。∴『紫苑物語』(石川淳)。∴春〜。
【しん】
しむsim(舊假しん)53侵:浸:寢(寝):駸:\53審:瀋:\53心:芯:沁:\53森:\53深:\53針:\53岑゜\53忱゜\53怎:\53斟:\53滲:蔘:\53蕈゜\53譖(譛僣僭):簪:\53讖:\53鍼:箴:\
しんsin21信:\21新:薪:親:襯:\21申:伸:紳:呻:神゜\21秦゜23榛:臻:蓁:\21臣゜\21診:疹:畛:袗:軫:\21身:\21辛:\21進:\21辰゜娠:振:震:賑:宸゜晨゜蜃゜+22唇'22脣'\21津:\21哂:\21晉(晋):縉:\21眞(真):愼(慎)゜瞋:嗔:槙:\21齔:\46請"[セィ]\
▼審瀋(しむ)、釆番(はん)
▼診疹畛袗軫(しん) などはサ行、珍趁(ちん)は
 タ行に分れるが(じん)(ちん)など濁音にはならぬ
 ため、假名遣の問題は發生しない。
 診(ちん/ぢん)、疹(ちん/ちん) の音もあるが、
 常用音ではない。
 彡(せむ) 衫杉參慘驂(さむ) 滲蔘(しむ) などとは
 系統が異なる。
【じん】
じむzim(舊假じん)53r壬゜衽(袵)゜荏゜\53z尋。潯。54d蕁'\53z甚。54糂'\53r稔゜\
じんzin21z神。\21z臣。腎。\21r人(儿)゜\21r仁゜\21r刃(刄)゜仞゜仭゜靱(靭)゜\21z訊'迅'\21z盡(尽)。儘(侭)。燼。贐。\
ぢむdim(舊假ぢん)53d沈。\
ぢんdin21d塵。\21d陣。\
▼壬衽(袵)荏(じむ)、賃(ちむ)
▼沈 (ちむ/ぢむ)、(例)沈香ぢむかぅ
   (しむ/しむ)、姓や地名、
      (例)沈徳潛しむとくせん、沈約しむやく
  遼寧省瀋陽(しむやぅ)を「沈陽」と書くことあり
シンガポール【新加波】〔外來〕
→「」。「星嘉波」は舊譯。略稱「星州」。
じんぐぅくゎうごう【神功皇后】ジングウコウゴウ〔姓名〕
こう/く」。∴〜三韓征伐の伝承。∞息長足姫おきながたらしひめ
シンシャンウィグル【新疆維吾爾】〔外來〕
→「きゃぅ=きゃぅ←kiang」「」。「新疆」とは新しい領土の意。∞さかひ(疆=境)。
しんじる【信】〔恆8-1〕
∴信じて疑はない。
しんぢこ【宍道湖】シンジコ〔地名〕
しし」は「肉」の異體字。←「しし+みち+湖」。∴〜の蜆。
しんぢまへ【死】シンジマエ
死んでしまへ。∴豆腐に頭打附けて〜。
しんぢゅう【心中】シンジュウ〔恆6〕
∴曽根崎〜(近松)。
しんぼう【辛抱】
辛棒しんぼう」とも。「ほう/ぼう」「はぅ/ぼぅ」。偶然に字音假名遣は共通するが、原音は相當に隔たる。∴〜強い性格
しんまい【新米】
←「新前しんまへ」。語源を尊重すれば「しんまひ」か。∴新米のくせに生意氣だ
じんもん【訊問】
尋問じむもん」は書き換へ字。假名遣は合はない。
【す】
so07子"\10主。\10諏。\10須。\10雛゜\10數(数)゜\11素。\50守。[シウ]\
【爲】〔近21〕
文語サ變動詞。∴すべからく…すべし。
【ず】
zo07z事(亊)"\
do10d廚(厨)。\11d杜。\11d圖(図)。\51d豆。逗。頭。荳。\
【】〔近19〕
變格動詞、應ず、講ず、混ず。∴候ずるにて候
【】〔恆8-2〕
助動詞
すあを【素襖】スオウ
←「襖」の字音「あう」だが、「∞あを」とも。同樣例に「∞芭蕉ばせを」。∴登城には〜を着用。
【すい】
すいsoi(舊假すゐ)05吹:炊:\05垂(埀)゜睡゜捶:陲゜錘'\05惴:\06出:\06帥:\06水:\06翠(翆):悴(忰)゜瘁゜粹(粋):醉(酔):萃゜膵'\06衰:榱:\06遂゜燧゜邃:隧゜\06彗゜\06穗(穂)゜\06綏:\06騅:錐:誰゜推:椎:雖:\
【ずい】
ずいzoi(舊假ずゐ)05z瑞。\05z隋。髓(髄)'隨(随)。\06r蘂(蕊蕋)゜\
▼隋髓隨(ずい)、惰橢楕墮(だ)、
▼瑞  (ずい)、湍端  (たん)、
すいぎう【水牛】スイギュウ舊假名すゐぎう〔動物〕
すいくゎ【西瓜】スイカ〔植物〕
西さい+くゎ。∴〜割。
ずいずいずっころばし【】〔表音〕
∴〜胡麻味噌ずい。
すいせん【水仙】〔植物〕
∴『水仙』(太宰治)。
ずいと【】〔恆8-2〕
「づ」も可∴隅から隅まで〜(口上)
すいれん【睡蓮】舊假名すゐれん〔植物〕
∴池の〜。
【すう】
すうsou10數(数)'[ス.サク]\10樞(枢)'[シュ]\10芻(蒭)'雛'趨'50鄒゜\50陬゜\
すぅsong01崇'\01嵩。\
すう【据】〔近18・09〕
文語下二段動詞。∞すわる。∞すゑる。
ずうんと【】
←ずっと。∴〜金をはづむ。
すえ【末江】〔地名〕
福岡縣京都郡犀川町(〒824-0204)の地名。「末」は「すゑ」。「江」は「え」なれど本來ヤ行。「すゑ+え」だが假名遣は恐らく「すえ」。
すえる【饐】〔近15・恆4〕
∴古飯の饐えた臭ひ。
ずかずか【】〔恆8-2〕
「づ」も可。∴〜とあがり込む。
ずかりと【】
謠曲の發聲表現の一種。
すくない【尠=鮮】〔同源〕
鮮少せんせう=尠少せんせう」。「せん」の偏は「じむ」だが「せむ」とはならない。∴巧言令色鮮いかな仁(論語)。
すくも【宿毛】〔地名〕
高知縣(土佐國幡多郡)の市名。→「もう」。
すぐれる【俊=儁】〔同源〕
英雋えぃしゅん=英俊えぃしゅん俊乂しゅんがい=儁乂しゅんがい
すげえ【凄】〔表音〕オイ
「すげい」ではない。∞ええぢゃないか。
すけそぅだら【介宗鱈】〔動物〕
介黨すけたぅとも。
すけべぃ【助平】スケベエ
「助兵衞」なら「すけべゑ」。∞甚平じむべぃ。∴〜根性が禍ひする。
すごろく【雙六】
→「さぅ←sang」。∴兵隊〜。
すさのを【素戔嗚尊・須佐之男命】スサノオ〔姓名〕
神名。→「さん」「を/う」。
ずしずし【】〔恆8-2〕
ずしんと【】〔恆8-2〕
「づ」も可。∴〜地響を立てて倒れた。
すず【錫】〔近03〕
∴ブリキは鐵板に〜鍍金(めっき)する。
すず【鈴】〔近03〕
∴猫の首に〜を着ける。
ずす【誦】〔近03〕
←「しょぅ/ず」。∴誦(ずん)じ給ふ。
すずき【鱸】〔近03〕
∞せいご(〓)。∴夕食は〜の洗ひ。
すずし【生絹】〔近03〕
∴〜の單衣(ひとへ)。
すずしい【涼】〔近03・同源〕
清涼せぃりゃぅ」は「-ang」の疉韻字。「せぃ/しゃぅ」「りゃぅ/らぅ」。∴清涼殿。∴涼しげな眼をした若者。
すずしろ【大根】〔近03〕
∴芹、なづな御形おぎゃぅ、はこべら、佛座ほとけのざすずな蘿蔔すずしろ(春の七草)。
すずな【菘】〔近03〕
すすむ【晉・進】〔同源〕
「晉」「進」共に「しん」∴進むを知りて却くを知らず。
すずめ【雀】〔近03〕
∴〜百まで踊り忘れず。
すすめる【薦・饌】〔同源〕
「薦」「饌」共に「せん」。神にすすめる意。∴酒を〜。
すずらん【鈴蘭】〔植物〕
すずり【研=硯】〔近03・同源〕
「研」「硯」共に「けん」。∴日くらし〜に向ひて(徒然草)。
すすりなく【歔欷】
∞なく(戯欷)。
すする【啜=〓】〔同源〕
せつ」「〓(せふ)」。いづれも「チャプチャプ」と物をすする際の擬音であった。
すずろ【漫】〔近03〕
∴頭中將の〜なる空言(枕草子)。
ずたずた【】〔恆8-2〕
「つだつだ」の轉で「づたづた」とする説もあり。∴〜に切り裂く。
すぢ【筋】スジ〔近01・02・恆6〕
∴青〜揚羽。∴あの子役はなかなか〜が良い。
ずっと【】〔近03・恆8-2〕
∴電卓の方が〜簡單だ。
ずつない【】〔表音〕
じゅつない(關西方言)。
すでに【已・以】〔同源〕
き/こ」の三字は混同しやすい。憶え歌に「は上に、おのれつちのと下につき、すでにやむのみ半ばにぞつく」とある。∴已往いわぅ=以往いわぅ。∴已前いぜん=以前いぜん
ずどん【】〔表音〕
∴〜と一發。
すなはち【即】スナワチ〔近04*〕
∴レバ則(すなはちの書分け)
すなほ【純=淳】スナオ〔同源〕
純如じゅんじょ=淳如じゅんじょ。∴芳醇はぅじゅん=芳純はぅじゅん
ずぬける【】
ずばぬける、「頭拔ける」は宛字。「とう/づ」とは假名遣が合はない。∴〜て才能があった。
すは【感動詞】スワ〔表音〕
←そ+は(助詞)。∴〜鎌倉。
すは【諏訪】スワ〔近04〕
長野縣(信濃國)の郡名。「はぅ」。古事記に「科野しなの州羽すは」。∴〜湖のお神渡みわたり
ずはいがに【】ズワイガニ〔動物〕
←∞すはえ
すはぅ【周防】スオウ〔地名〕
舊國名。「しう/す」「はぅ/ばぅ」。古名「すは」。「∞諏訪すは」と同源ともいふ。
すはぅ【蘇芳】スオウ〔植物〕
∴〜色。∴〜の机。
ずはえ【條・梢】ズワエ〔近03*・16〕
∞ずはいがに。
ずばずば【】〔恆8-2〕
∴思ったことを〜言ふ。
すひかづら【忍冬】スイカズラ〔植物〕
←「吸ひ+蔓」。∴幽靈の消えた先は忍冬の生ひ茂る忍冬。
すふ【吸=〓】スウ〔同源〕
きふ」「きふ」。「呼吸こきふ」は日本漢字音ではカ行に譯されたが、元々は「フーヒプ」のやうな音で、呼吸の擬音。呼吸はまた「嘘吸きょきふ」とも。∞歔欷なく
ずぶずぶ【】〔恆8-2〕
すべる【總・綜】〔同源〕
總合そぅがふ=綜合そぅがふ。∴兵を統べる
ずぼら【】〔恆8-2〕
∴あんなずぼらな男とは附合ふな。
ずぼんぼ【】〔表音〕
淺草神社の玩具。また獅子舞の囃し言葉。
すまひ【住ひ】スマイ
住居すまゐ」は宛字にして、假名遣が合はない。∴お〜はどちらですか
すまふ【相撲】スモウ
以前は動詞「すまふ」の名詞形「すまひ」のウ音便で「すまう」とされたが、近年は終止・連體形による名詞形「すまふ」とされる。∴お〜さん。
すみのえ【住吉神社】〔地名〕
←住之江。∴〜の岸に寄る波よるさへや(藤原敏行朝臣)。はや住之江に著きにけり(高砂)。
すむ【逗=住=駐】〔同源〕
とう/づ」=「ぢゅう」=「ちゅう」。「投宿とうしゅく」をまた「逗宿とうしゅく」とするが、同源かどうかは未詳。
すむ【棲=栖】〔同源〕
せい」=「せい」。「兩棲りゃぅせい類」を「兩生りゃぅせぃ類」と書き替へた場合、假名遣は偶然一致するが「せい」と「せぃ」の原音は全く異る。∴水底にむ魚。
ずら【靜岡方言】〔表音〕
∴蛙が鳴くんで雨ずらよ(茶切り節)。
ずらかる【】
∴まんまと〜。
ずらりと【】〔恆8-2〕
∴〜竝ぶ。
する【爲】〔近22〕
口語サ變動詞
ずるい【狡猾・巧黠】〔近03*・同源〕
狡猾かうくゎつ」≒「巧黠かうかつ」∴狡賢い。
ずるずる【】〔恆8-2〕
∴その儘ずるずると居坐る。∴ずるずるべつたりに世帶を持つ。
するどい【銛・尖】〔同源〕
銛鋭せむえい=尖鋭せむえい」。∴鋭い切っ先、眼附きの鋭い男。
スワトウ【汕頭】〔外來〕
福建省の地名。「汕」が「スワ」となるのは福建音。→「とう」。∴〜刺繍。
すわる【坐】〔近04・恆1〕
すゑる。∴お坐り下さい。
すゑ【周淮】スエ〔地名〕
千葉縣(上總國)の郡名。『舊事本紀』に「須惠國造」←「」「」。
すゑ【須惠・陶】スエ〔近14〕
青黒い素燒。→「」∴須惠器。∴陶晴賢(戰國武將)。
すゑ【末】スエ〔近14・15・恆4〕
末江すえ。∴〜は博士か大臣か。∴末廣がり。
すゑもの【陶器】スエモノ〔近14〕
すゑき。
すゑる【据】スエル〔近14・恆1・4〕
ワ行下一段動詞。∞すわる。∞つくえ。∴肚を据ゑる。灸を据ゑる。
【すん】
すんson27寸。\
スンガリー【松花江】〔外來〕
しょぅ←sung」。「くゎ/くゑ」。
ずんぐり【】〔恆8-2〕
∴〜した體形。
ずんずん【】〔恆8-2〕
∴仕事がが〜捗る。
ずんどぅ【寸胴】
∴寸胴型の埴輪
【せ】
sia05施。\13世(丗)。[セイ]\
【ぜ】
zia05是。\
【せい】
せいsiai12犀゜\12凄゜棲゜悽゜淒゜萋゜\12西゜栖゜\12嘶゜\12壻(婿聟)゜\12韲(齏)゜\12齊(斉)゜齎゜擠゜濟(済)゜臍゜躋゜霽゜\13歳゜\13世(丗)゜\13制゜製゜掣゜\13勢゜\13逝゜誓゜\
せぃsiang44生゜甥゜+46牲゜46姓゜性゜旌゜47星゜醒゜惺゜腥゜47 44猩゜\46 44省゜\46井(丼)゜穽゜\46成゜盛゜誠゜晟゜筬゜\46正゜征゜政゜整゜\46聖゜\46聲(声)゜\47青゜46蜻゜46情゜晴゜清゜精゜請゜靖゜睛゜菁゜靜(静)゜42錆'\
せい【背】
現代假名遣で「え」の長音は、主として和語「ええ」字音「えい」となる。しかしながら「せい」は明らかに和語「」の長音であるにもかかはらず「せえ」とはなってゐない。∞ねえさん。∴〜の丈。五月五日の〜比べ。
【ぜい】
ぜいziai13脆'\13毳'\13筮'噬。\13蛻'説'税'\13贅'\
せいご【〓】〔動物〕
すずきの幼名。
ぜいご【】
鰺類の側線上にある鱗。ぜんご。
せいさぅ【悽愴】〔聯綿〕
「s-」の雙聲字。∴悽愴とした冬山の空氣
せいそく【棲息=栖息】
∞すむ(棲=栖)。
せいの【齊】
物を持上げる時などの掛け聲。←「一齊いっせい」。∞よいとまけ。∞やこ(邪許=邪呼)。
せぃろ【蒸籠】
ろぅ」。「せぃろぅ」とも。∴〜蕎麥
せぃろか【聖路加病院】
病院名。「聖ルカ」の音譯。→「」。∞セント
ぜいろく【贅六】
上方かみがた〜。
せうえう【逍遥】ショウヨウ〔聯綿〕
「-eu」の疉韻字。∞從容しょぅよぅ
せうさう【焦燥】ショウソウ〔聯綿〕
「s-」「-au」∴〜感に驅られる。
せうしゃ【瀟洒=瀟灑】ショウシャ
∞そそぐ(洒・灑)。
せうそこ【消息】ショウソコ
→「せう」∴〜なし。
せうでう【蕭條】ショウジョウ〔聯綿〕
「-eu」の疉韻字。ものさびしい意。「蕭寥せうれう」とも。∴〜たる秋の枯野。∴〜として石に日の入る枯野かな(蕪村)
【せき】
せきsiak45責'46蹟(迹)゜磧゜05 46積'47績゜勣゜\46隻゜\46席゜蓆゜蹠゜\46斥゜\46昔゜惜゜籍゜藉゜\46石゜跖゜碩゜\46脊゜瘠゜蹐゜鶺゜\46赤゜螫゜\46跡゜\46夕゜汐゜\47寂゜\47戚゜\47析゜蜥゜晰゜淅゜皙゜\47裼゜\
せきれき【淅瀝】〔聯綿〕
「-ek」の疉韻字。風の音。
【せく】
せくsiak04齪'\
せすぢ【背筋】セスジ
∴〜を伸ばす。〜が寒くなる。∞せい
【せち】
せちsiat33節。\
せちゑ【節會】セチエ〔近14〕
白馬あをうまの〜。
【せつ】
せつsiat13説'\32殺。31刹'\33屑゜\33切゜\33節゜\33截゜\33楔゜\33竊(窃)゜\34洩゜絏゜\34拙゜\34折゜浙゜晢゜\34設゜\34雪゜\34泄゜紲゜\34渫゜緤゜\34薛゜\34褻゜\56接'[セフ]\56攝(摂)'[セフ]\
【ぜつ】
ぜつziat34絶。\34舌。\
ぜに【錢】
「ぜに」は「せん」の字音に由來する。∴惡錢身に着かず。∴錢形平次捕物帳。
せふ【少輔】ショウ
「少輔」は本來「せうふ」だが詰って「ショウ」または「ショウユウ」と讀むこともあり。假名遣は「せう」であるとの説も。∞治部煮ぢぶに。∴治部〜石田三成。
せふふく【懾伏=慴伏】ショウフク
∞「おそれる(懾=慴)」。
せふれふ【捷獵】ショウリョウ〔聯綿〕
「-ep」の疉韻字。あひ續くさま。
せふれふ【渉獵】ショウリョウ〔聯綿〕
「-ep」の疉韻字。∴萬卷の書を〜する。
せまい【阨=隘】〔同源〕
阨巷あいかぅ=隘巷あいかぅ
せまる【逼迫・薄】〔聯綿・同源〕
逼迫ひっぱく」は「h-」の雙聲字。「ひつ」は「ひょく/ひき」の慣用音。∴死が旦夕たんせきに迫る
せみ【蝉】〔音訓〕
せみ」は訓、字音は「せん」。字音「せむ」から「せみ」となったわけではない。∴岩にしみ入る〜の聲(芭蕉)。
せむえい【銛鋭=尖鋭】舊假名せんえい
∞「するどい(銛・尖)」。
せむらむ【僭濫】舊假名せんらん〔聯綿〕
「-am」の疉韻字。
せゐ【所爲】セイ〔近11*・恆5〕
字音「所爲しょゐ」から。∴氣の〜か身體が重い。
【せん】
せむsiam(舊假せん)56占:\56尖:\56染'\56閃:\56僉:簽:\56暹:\56殲(殱):籤(籖):孅:纖(繊纎):\56潛(濳潜)゜57僭(僣):\56蟾:瞻:贍゜\56銛:\56陝:\59芟。\
せんsian32疝。34仙:\33茜:\33先:銑:筅:跣:洗:\33千:阡:仟:\33薦:\33倩:\33燹:\33荐:\34串:\34蝉゜嬋゜戰(戦):闡:\34宣:愃:\34川(巛):釧:\34扇:煽:\34栓:詮:痊:筌:銓:\34泉゜線(綫):腺'\34煎:剪:翦:箭:\34旋゜\34穿:\34羨'\34舛:\34船(舩)゜\34選:饌゜+31撰:\34鮮:癬:蘚:\34亘゜\34僊:遷:韆:\34吮゜\34專(専):磚:甎:\34尠:\34孱゜潺゜\34旃:栴:\34淺(浅):踐(践)゜錢(銭):賤(賎)゜餞゜33濺:牋:箋:\34鐫:\34顫:氈:羶:擅゜\
せん【線=綫】〔同源〕
「綫」は「線」の異體字。「せん」「せん」。
【ぜん】
ぜむziam(舊假ぜん)【56漸。】\56冉゜苒゜髯゜\
ぜんzian33前。\34蝉。禪(禅)。\34善(譱)。繕。膳。\34然゜\34全。\34喘'\34涎。\34蠕゜\56漸'[ゼム]\
せんかぅ【銓衡】センコウ
選考せんかう」は「銓衡せんかぅ←hang」の書替へ字。偶然に假名遣は一致するが、元の音は相當に隔たる。∴役員〜委員會。
せんきゃぅ【仙境・仙郷】センキョウ
熟語としては同義かつ假名遣も一致するが、「さかひ」と「さと」は同じ意味とは言へない。
せんきょ【薦居・荐居】〔同源〕
敷物を敷いたテントで生活する意。「薦」「荐」共に「せん」。
せんけん【嬋妍】
∞「うつくしい(妍・娟)」。
せんざんかふ【穿山甲】センザンコウ〔動物〕
せんせう【鮮少=尠少】センショウ
∞「すくない(尠=鮮)」。
せんだん【栴檀】〔植物〕
∴〜は雙葉より芳し。
せんぢゅ【千住】センジュ〔地名〕
東京都足立區(武藏國足立郡)の地名。古名「千壽」。「ぢゅ」と「じゅ」は假名遣が合はない。∴〜大橋。
せんでう【洗滌】センジョウ
∞「あらふ(濯=滌)」。
セント【聖】
→「せぃ←siang」。∞ひじり
せんにちこぅ【千日紅】〔植物〕
百日紅は「さるすべり」。
ぜんまい【薇・撥條】〔恆5〕
錢卷ぜにまき」のイ音便。∴わらび〜の山菜料理。∴〜仕掛の柱時計。
【そ】
so09岨。狙。咀'沮。疽。齟'阻゜俎(爼)゜詛゜11祖:租゜粗゜組゜徂゜\09疏゜蔬゜梳゜\09疎゜楚゜礎゜\09鼠(鼡)'\11塑゜愬゜溯(遡)゜\11措゜\11素゜\11蘇(蘓)゜酥゜\11訴゜泝゜\11甦゜\11胙゜祚゜\11麁゜\49曾(曽)。[ソゥ]45噌'[サゥ]\
▼曾僧層贈甑(そぅ)、噌([漢]さぅ[慣]そ)、
【曾】〔表音〕
平假名「そ」の原字。「そぅ」。∴未曾有みぞうの難局
【そう】
さうsau37巣゜樔゜勦゜+36剿'\37爪゜抓゜笊゜\38操:藻:燥:噪:懆:澡:躁:譟:\38早:草:\38曹゜槽゜漕゜糟:遭:\38蚤:掻:騷(騒):\【38嫂:艘:】\38棗:\38竈(竃):\38艸:\50帚'箒'38掃:\
さぅsang04雙(双)゜\【04窗(窓)゜】\42粧(妝)゜\42爽゜\42相。想。箱。霜゜孀゜\42剏゜\42壯(壮)゜莊(荘庄)゜裝(装)゜\43桑:\43倉:蒼:滄:艙:42創゜愴゜瘡゜槍。搶。蹌。44鎗゜\43喪:\43葬:\45爭(争)゜崢゜箏(筝)゜諍゜錚゜\
さふsap54匝゜\54卅゜\54颯゜\58插(挿)゜歃゜\
そうsou51奏゜湊゜輳゜\51走(赱)゜\【51叟゜50搜(捜)゜痩゜溲゜】\51嗾゜簇゜\51掫゜\51漱゜嗽゜\51籔(薮藪)゜\
そぅsong01叢゜\01送゜\【01匆゜怱゜葱゜偬゜惣゜總(総)゜聰(聡)゜】\02宗゜綜゜淙゜01粽゜\02宋゜\49曾(曽):僧:層゜贈゜48甑。\
▼「匆」の音符字で、窗(窓)だけ音が異なる。
 匆怱葱偬惣總(総)聰(聡)(そぅ/す )
 窗(窓)        (さぅ/そぅ)
 窗(窓)は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
              原則として漢音優先
 惣も怱の形聲文字。忽(こつ) は別字。
▼雙(双)(さぅ/そぅ)
 雙(双)は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
               原則として漢音優先
▼竈さう、繩じょぅ、蝿よう
▼叟搜(捜)痩溲そう、嫂艘さう
▼卅 (さふ/そふ)
▼匝 (さふ/そふ)
▼颯 (さふ/そふ[慣]さつ)
▼曾僧層贈甑(そぅ)、噌([漢]さぅ[慣]そ)
▼淙(そぅ/ず、ずぅ)
  (さぅ/ぞぅ  )(江攝)
 一般には「そぅ」の方か。
 宗が音符の形聲字は概ね「そ」「そぅ」「しゅぅ」
 であり「あぅ」の音になるものは他に無い。
そぅ【僧】〔佛教〕
「僧伽」は梵語「サンガ」の音譯。「そぅ←song」とは假名遣が合はない。∞和尚をしゃぅ。∴俊寛僧都そぅづ
【ぞう】
ざうzau38造。慥'\
ざぅzang42象。像。\43藏(蔵)。贓(賍)'臟(臓)。\
ざふzap54雜(雑襍)'\
ぞぅzong49増'憎'贈。\
▼雜(雑襍)(さふ/ぞふ[慣]ざつ、ざふ)
 學研漢和大字典は [慣]ざふ とする。
     他の字典でも「ぞふ」は用ゐられない
ぞぅがむ【象嵌】ゾウガン舊假名ぞぅがん
書き替へて「象眼ぞぅがん」とする場合あり、戰前の假名遣としては偶然に一致するが、原音は全く異る。
そぅしょ【叢書】
書替へ字で「雙書さぅしょ」とするが、假名遣が異り、また意味上も不適切。「そぅ」は「くさむら」、「さぅ」は「ふたつ」の意。
そうれ【】
∴〜御覽。
そお【囎唹】〔地名〕
鹿兒島縣(大隅國)の郡名。「熊襲くまそ」の「」から來たものか。『筑前國風土記逸文』に「球磨囎唹」とあり、明らかに「肥前國球磨郡」と「大隅國囎唹郡」を示す。「阿蘇」の「蘇」は上代特殊假名遣で甲乙異る。現在は「曾於郡」。古地名などで母音「お」が連續するものは珍しい。∞寶飯ほい
ソーダ【曹達】
音譯漢字。「さう/ざう」と假名遣は合はない。
そがふ【十合】ソゴウ〔姓名〕
百貨店名の「そごう」は「十合」。「十江そがぅ」氏は香川縣の名族。高松市には十江城あり。
【そく】
そくsok03燭。\03束。01速:\03足。促。04捉。\48即。喞。\48息。熄。\48仄゜\49塞:\49則:48側゜測゜惻゜\
【ぞく】
ぞくzok01族。蔟'鏃'\03粟'\03俗。\03屬(属)。\03續(続)。\49賊(戝)。\
そくひ【續飯】ソクイ
そっくひ糊。∴〜で手紙の封をする。
そけえら【其處】〔表音〕
「そこいら」の關東方言。
そこひ【内障】
「そこい」とは讀まぬ。∴眼が〜で見るのが不自由。
そさぅ【粗相】ソソウ
∴これは〜を致しました。
そしゃく【咀嚼】
∞「咀嚼かむ」。
そそぐ【洒・灑】〔同源〕
「洒」「灑」は同字。音「さい」。∞さらす(晒・灑)。∴瀟洒せうしゃ=瀟灑せうしゃ。∴磨いた刀に水を洒ぐ。
そそぐ【灌漑】〔同源〕
灌漑くゎんがい」は「-k」の雙聲字。∴墓碑に水を灌ぐ
【そつ】
そつsot22帥゜\22率゜\27卒(卆)゜猝゜\
そつじ【卒爾=卒而】
∞「より(自=爾)」。
そとば【卒都婆・卒塔婆】〔佛教〕
供養塔「ストゥーパ」の音譯。「塔」は卒塔婆の略稱。「たふ」。能の「卒都婆小町」は「ソトワコマチ」と讀む。
その【園・苑】〔同源〕
ゑん/をん=ゑん/をん。∴竹の園生そのふ
そはそは【】ソワソワ
∴〜にやにや(銀座かんかん娘)。
そばへ【戲・日照雨】ソバエ
動詞「そばふ(戲れる)」の連用形から、通り雨、狐の嫁入りのこと。
そびえる【聳】〔近15・恆4〕
そびゆ。∴肩を聳やかす。
そひぼし【房宿】ソイボシ
二十八宿の一。添ひ星。
そびゆ【聳】〔近19〕
文語下二段動詞。∞そびえる。∴雲に聳える高千穗の(紀元節)。
そへる【添=沾】ソエル〔同源〕
てむ」は本來「てむ」の俗字。
そむく【背・倍】〔同源〕
はい=はい」。∴教へに〜。
そもさん【什麼生・作麼生】〔佛教〕
禪語。→「せぃ/しゃぅ←siang」。
そもそもまた【抑亦=噫亦】〔同源〕
よく」「おく」「えき/やく」。
そら【穹窿】〔同源〕
穹窿きゅぅりゅぅ」は疉韻字。
そらんじる【空】〔恆8-1〕
∴契冲は六歳にして百人一首を諳んじた。
そる【剃=薙】〔同源〕
てい」「てい」∴剃髮ていはつ=薙髮ていはつ
【そん】
そんson27存゜拵゜栫゜\27孫:遜:\27尊:樽:鱒゜蹲゜\27損:\27村(邨):忖:\27巽:\
【ぞん】
ぞんzon27存。\
そんざい【存在】〔聯綿〕
「s-」の雙聲。∴存在と時間(ハイデガー)。
そんぢょそこら【】ソンジョソコラ
←そのぢゃぅそこら。∴〜の品とは譯が違ふ。
【た】
ta14太'汰'[タイ]\39他:\39多(夛):\39它:詑゜佗゜\40唾:\40躱:\41咤゜\41岔:\41荼゜\
【堂】〔表音〕
變體假名「〓」の原字。「だぅ」。二千圓札の裏面に見える。
【當】〔表音〕
變體假名「〓」の原字。「たぅ」。
【だ】
da14兌'[タイ]\39舵(柁)。陀。沱。駝。鴕。+41蛇'\39駄。\39騨。\39那゜娜゜梛゜\40唾'\40妥'\40惰。橢(楕)'墮(堕)。\40懦゜\40朶'\41拏゜\41拿゜\44打"[ティ]\
【たい】
たいtai12替。\12體(体軆躰)。\14太:汰:\14泰:\14大゜\14帶(帯):13滯(滞)'\18堆:\18退:腿:27褪'[トン]\18隊゜\18對(対):\18鐓゜\18頽゜\19耐'\19待゜\19態:\19戴:\19逮゜靆゜\19代゜岱゜袋゜貸:黛゜玳゜\19台:怠゜胎:苔゜殆゜抬゜紿゜詒゜颱:駘゜\19臺(台)゜擡゜\
【だい】
だいdai12醍。題。\12弟。第。悌。\14大。\14奈゜\18内゜\18餒゜\19代。\19乃゜\19臺(台)。\
たい【平】〔地名〕
北海道から奧羽に廣く分布する地名で、山中にある濕地の意。「十和田八幡平はちまんたい國立公園」など「平」、また「∞尾岱沼をだいとう」など「たい」を宛てる場合が多い。他に岩手縣下閉伊郡新里村腹帶はらたい(〒028-2103)、秋田縣能代市母體もたい(〒016-0152)、山形縣尾花澤市母袋もたい(〒999-4331)など多彩。
だいだい【橙】〔植物〕
←代々。
たいたぅ【駘蕩】タイトウ〔聯綿〕
「t-」の雙聲字。∴春風〜。
たいふ【大夫】タユウ
「タユウ」と讀むときは多く藝能や遊里における稱號に限る。元來は「タイフ」と讀み、周代の官職名。特に「ダイブ」とするのは「大輔」との混同を避けるため。一般に字音假名遣は漢字一字ごとに境界があり、「たい+ふ」が「タユウ」となるやうな例は珍しい。∴高尾〜。
たいま【當麻】〔地名〕
奈良縣(大和國葛下郡)の町名。「たぎま」とも。『記履中』に「當岐麻たぎま道」。「tang→タギ→タイ」の變化。→「たぅ」∴〜の中將姫。∴當麻蹶速たいまのくゑはや
たいまい【玳瑁】〔動物〕
「-ai」の疉韻字。
たいまつ【松明】〔近12・13・恆5〕
「焚き松」のイ音便。
たう【薹】トウ
「薹」は音「たい」。∴〜がたつ。
たぅがらし【唐辛子】トウガラシ
たうげ【峠】トウゲ〔近10*・恆2〕
手向たむけ」のウ音便であるされてきたが、中國地方の方言「∞たわ」との關係も指摘されてゐる。山形縣東田川郡羽黒町(〒997-0211)や岐阜縣惠那郡山岡町(〒509-7603)には「手向たうげ」の地名あり。
だうさ【礬水】ドウサ
墨のにじみ止め。「陶砂たうさ」から。∴〜引きの紙。
たうた【淘汰】トウタ
∞「よなげる(淘汰=〓汰)」
たぅたぅ【丁々】トウトウ〔疉字〕
伐採の擬音。元來はng韻尾で「トートー」ではなく「タンタン(tangtang)」のやうな音であった筈。∞彭々はぅはぅ。∴伐木丁丁トシテ山更ニ幽カナリ(杜甫・題張氏隱居詩)。
たうてい【到底】トウテイ
たうとぶ【上・尚】トウトブ〔同源〕
しゃぅ/じゃぅ」「しゃぅ」∴尚武。
たぅばる【桃原】トウバル〔地名〕
沖繩縣に分布する地名。「當原」と書くことあり。→「たう」「たぅ」。假名遣は偶然に一致するが、原音は相當異なる。
たうもろこし【玉蜀黍】トウモロコシ〔植物〕
「たう」は「唐」の字音ではなく「玉」の轉。「もろこし(諸越)」は「唐黍もろこしきび」の略。
たえる【絶】〔近15・恆4〕
文語は「たゆ」。「∞たへる(堪・任・禁)」と誤りやすい。∴世の中にたえて櫻のなかりせば(業平)。
タオイズム【道】〔外來〕
「道教」の英語表現。→「だう」。
たかすゑ【孝標】タカスエ〔姓名〕
菅原孝標女すがはらのたかすゑのむすめ」は『∞夜半よは寢覺ねざめ』の著者。
たがひ【違】タガイ〔近11〕
たがひちがひ。
たかぶる【興奮】
興奮こぅふん」はまた「昂奮かぅふん亢奮かぅふん」とも書く。「激高げきかう」は「激昂げきかぅ」の書替へ字。ただし「昂揚かぅやぅ」は以前より「高揚かうやぅ」とも書いた。
たぎの【當藝野】〔地名〕
『古事記中卷』。→「當(たぅ)。
【たく】
たくtak04卓:倬:\04濯゜\04琢:啄:\43托:託:44宅゜\43拓:\43度゜\44拆゜43柝:\44澤(沢)゜擇(択)゜43鐸゜\44磔゜\45謫゜\
【だく】
だくdak04濁。\43諾゜\
たくあむ【澤庵】舊假名たくあん
「タクワン」と讀むことあり、「∞ぐあひ(具合)」を「グワイ」と讀む如し。
たくはへ【貯】タクワエ〔近05・14〕
たぐひ【類】タグイ〔近11〕
たけふ【武生】〔地名〕
福井縣(越前國敦賀郡)の市名。
たじたじ【】〔恆8-2〕
←たぢろぐ。「たぢたぢ」も可。
たすける【傅=扶=輔】〔同源〕
」「」「ふ/ほ」「輔弼ほひつ」は「p-」の雙聲字。
たすける【幇・〓・〓】〔同源〕
はぅ」「ほぅ/ふぅ」「はぅ」。∞パン
たたうがみ【疉紙】タトウガミ〔近10・10〕
「たたみがみ」のイ音便。
たたく【叩=扣=敲】〔同源〕
こう」「こう」「かう」。∞ひかへる。
たたずまひ【樣子】〔近03〕
たたずむ【佇】〔近03〕
たたへ【湛】タタエ〔近15〕
たたむ【摺=疉】〔同源〕
せふ」「でふ」。
たぢひ【丹比】タジヒ〔地名〕
大阪府(河内國)の郡名。「たん」が「たぢ」となるが、同じ舌音の變化。「たじ」とはならない。∴丹比瑞齒別命(反正天皇)。
たぢま【但馬】タジマ〔地名〕
舊國名。「-an→-at」の變化。『記垂仁』に「多遲麻國」。『日本書紀』に「但遲間」「田道間」。『和名抄』に「太知馬」。
たぢまもり【田道間守】タジマモリ〔姓名〕
田島たじま」の連想が働き誤りやすい。古事記には「多遲摩毛理」。∞非時香菓ときじくのかくのみ
【たつ】
たつtat29達(逹)゜撻゜燵'闥゜韃゜\
たづ【田鶴】タズ〔動物〕
「田+つる」。∴〜鳴きわたる
【だつ】
だつdat29怛'妲'\29獺'\30奪。\30脱。\
たづき【方便】タズキ〔恆7〕
たづさはる【携】タズサワル〔近03・14・恆7〕
たっちゅう【塔頭】〔佛教〕
寺院内の小支院。→「たふ」。「とう/づ」を「ちゅう」と讀むのは唐音。「∞饅頭まんじゅう」の如し。
たづな【手綱】〔恆7〕
たづねる【尋】タズネル〔近03〕
∴母をたづねて三千里
たて【經・縱・竪・豎】〔同源〕
けぃ/きゃぅ」「じゅぅ」「じゅ」「じゅ」∴經度と緯度。∴ビルマの豎琴。
だてう【鴕鳥】ダチョウ〔動物〕
たてはき【帶刀】タテワキ〔姓名〕
たどん【炭團】
どん」は唐音。∞團栗どんぐり
たに【谷=壑】〔同源〕
こく」「壑(かく・がく)」。
たには【丹波】タニワ〔地名〕
京都府(丹後國)の郡名。現在の中郡。←「たん」。
たはけ【白癡】タワケ
たはし【束子】タワシ〔近04*〕
たば」に由來する。近&!04*には「たわし」とあり。
たはむれ【戲】タワムレ〔近05〕
たはら【俵】タワラ〔近04*〕
たひ【鯛】タイ〔近12〕
「めでたい」にかけて祝事に用ゐるが、假名遣は合はない。
たひら【平】タイラ〔近12〕
「たいら」では「ひら」と對應しない。∞たい
たふし【答志】トウシ〔地名〕
三重縣(志摩國)の郡名。今は合併して志摩郡。答志島には歌枕「手節たふし崎」あり。
たふとい【尊】トウトイ〔恆2〕
∴あらたふと青葉若葉の日の光(芭蕉)
たふとし【貴】トウトシ〔近09〕
たふのみね【多武峰】トウノミネ〔地名〕
奈良縣(大和國十市郡)櫻井市。『齊明紀』に「田身嶺たむのみね」。「談山神社」の名は、字音「だむ」による。
たふふ【榻布・荅布・答布】トウフ〔同源〕
「榻」「荅」「答」共に「たふ」
たふれる【倒】タオレル〔近08・09・恆2〕
「倒」の字音「たう」に由來するものではない。∞顛倒てんたう=轉倒てんたう。∴京のきだふれ、大阪の喰だふれ。∞はふる(投・放・抛)。
たへこ【妙子】タエコ〔姓名〕
女性名。「たえこ」とすると「絶子」を聯想して不吉ではあるまいか。
たへる【堪・任・禁】タエル〔恆4・同源〕
文語は「たふ」。「∞たゆ・たえる(絶)」と誤りやすい。「たむ」「にむ」「きむ」。地名人名で「たふ」はよく用ゐられる。「惟任(これたふ)光秀」は戰國武將。「∞松任谷由實まつたふやゆみ」は歌手。「今任原いまとばる」は福岡縣田川郡の地名。∴堪へがたきを堪へ
たましひ【魂】タマシイ〔近12〕
たまづさ【玉梓】タマズサ
←玉+あづさ(梓)。
たまをのほし【鬼宿】タマオノホシ
二十八宿の一。魂緒の星。
たみ【萌黎・氓隸】〔同源〕
「萌黎=氓隸(ばぅれい)」
たむでき【耽溺・湛溺】舊假名たんでき
∞「ふける(耽=湛)」。
たむぱく【澹泊=淡薄】舊假名たんぱく
∞「あはい(澹=淡)」。
ためらふ【躊躇】タメラウ〔聯綿〕
躊躇ちゅうちょ」は「t-」の雙聲字。
ためらふ【逡巡=蹲循】タメラウ〔聯綿・同源〕
「逡巡=蹲循(しゅんじゅん)」は「-un」の雙聲字。∴何時までも〜して埒があかない。∴孤疑〜。
たゆ【絶】〔近19〕
文語下二段動詞。∞たえる(絶)。∞たへる(耐)。∞たへこ(妙子)。
たらひ【盥】タライ
←「手+洗ひ」。
たらを【太良尾】タロウ〔地名〕
アオ→オウ。
たわ【峠】
中國地方で峠(たうげ)の稱。∞たうげ(峠)
だわ【】
たわいない【他愛】〔近04*・恆1・5〕
「他愛」は宛字。恆5ではイ音便とするが、「たはける」とは無關係か。∞羽合はあひ
たわむ【撓】〔近04・05・恆1〕
とをむ。
たわやか【嬋妍】〔近04〕
∞たをやか。∞うつくしい。
たわやめ【手弱女】〔近04〕
∞たをやめ。
たわわに【】〔恆1〕
たをやか【嬋妍】タオヤカ〔近07・恆3〕
∞たわやか。∞うつくしい。
たをやめ【手弱女】タオヤメ〔近07・08〕
∞たわやめ。
【たん】
たむtam(舊假たん)54堪'+58湛゜\54探゜\54耽゜眈゜\54壜(罎)゜\54覃゜潭゜譚゜鐔゜\55淡゜啖゜毯:痰゜餤゜\55啗゜\55擔(担):憺゜檐:澹゜膽(胆):\58站゜\
たんtan26反'\29丹:\【29旦:但゜坦:疸:靼'亶:壇゜檀゜+32袒゜】\29歎(嘆):攤:\29炭:\29蛋゜\29誕゜蜑゜\29單(単):憚゜箪:殫:襌(褝):鄲:\30短:\30鍛:緞゜\30彖:\30湍:端:\31赧'\32綻゜\
たん【反】〔音訓〕
呉服採寸の「たん」は「たん」の借音。また田畑の面積「たん」は「たん/だん」からの借音。
【だん】
だむdam(舊假だん)54男゜\55談。\
だんdan29壇。檀。\29彈(弾)。\30暖゜煖゜\30段。椴。\30團(団)。\30斷(断)。\
だんぜつ【斷絶】〔聯綿〕
「-an」「at」の疉韻字。
ダンチョネ【】〔表音〕
斷腸だんちゃぅネ」に由來するといふ。
たんねえ【不足】〔表音〕
「たんねい」ではない。∞ええぢゃないか。
だんべい【】ダンベエ〔表音〕
方言。←「であるべし」。
たんみん【蜑民・蛋民】〔同源〕
「蜑」「蛋」は共に「たん」
だんりむ【檀林】舊假名だんりん〔同源〕
「栴檀林」の略。江戸期に俳諧の一派を「檀林だんりむ」と稱するのは「談林だむりむ」との混同による。
【ち】
ti05知:智:蜘:踟゜06雉゜\05池゜馳゜弛'06地゜\05褫゜\05魑:黐:\06稚゜\06胝:\06躓:\06輊:致:緻゜\06遲(遅)゜穉゜\06黹:\07治゜\07値゜置:\07恥(耻):\07癡(痴):\
【痔】
俗に「お寺の病」といふが、「」が音符の形聲文字のうち「持痔峙」に限り「ぢ」。「ヒサヤ大黒堂」の痔疾藥には大きく「ぢ」と書いてある。
ぢいさん【爺】ジイサン〔恆5〕
ぢぢ。∴花咲〜
ちうちょ【躊躇】チュウチョ〔聯綿〕
躊躇ためらふ
ちうて【】チュウテ
と言うて(音便)。∞いうて
ちうびう【綢繆】チュウビュウ〔聯綿〕
「-iu」の疉韻字。もつれる。
ぢか【直】ジカ〔恆6〕
∴〜談判。
ぢかたび【地下足袋】ジカタビ
一般に「地下ちか」を宛てるが、語源は「ぢか」。∴もんぺに〜姿。
ぢかに【直】ジカニ〔近01〕
∞ぢきに(直)。∴下書なしで〜清書する∴直談判。
ちかひ【盟】チカイ〔近11〕
ちがひ【違】チガイ〔近11〕
ぢきに【直】ジキニ〔近01〕
∞ぢかに(直)。∴〜治りますよ
【ちく】
ちくtik01畜:蓄:\01竹:竺:\01筑:築:\01逐゜\01矗:\
ぢく【軸】ジク〔恆6〕
∴假名遣を〜に國語の復興を圖る。
ちくしゃぅ【蓄生】チクショウ
∴犬〜にも劣る。
ちげえねえ【違】〔表音〕
「ちげへねえ」ではない。∞ええぢゃないか。
ぢたばた【】ジタバタ〔表音〕
∴今更〜しても始らない。
ぢぢ【爺】ジジ〔近01・恆6〕
ちち」の濁音化。「はは」が「ばば」に變るごとし。∞ぢいさん(爺)。∴『おぢいさんのランプ』(新美南吉)、爺むさい
ちぢは【千々石】チヂワ〔地名〕
長崎縣南高來郡の町名。
ちちぶ【秩父】〔地名〕
埼玉縣(武藏國)の郡名。「ちち+」。「秩」と「」の字形が似るためか、「ちち+」のやうな印象を受ける。
ちぢみ【縮】〔近01〕
小千谷をぢや〜。
【ちつ】
ちつtit21秩゜帙゜\21窒゜膣(腟)゜\53蟄'[チフ]\
ぢっこん【昵懇】ジッコン
心安く親しい意。「ぢつ」は「ぢつ」の本字。「匿」は「とく」。また「∞入魂(じっこん)」とも書くが、假名遣は一致しない。
ちぬ【茅渟・珍】〔地名・動物〕
黒鯛の別稱。「ちぬのうみ」は大阪灣または和泉國沿岸の古稱。「茅渟縣(あがた)」をまた「珍縣」とする。→「ちん」。
ちは【】チワ
「∞今日こむにちは」の省略。
ちひさい【小】チイサイ〔近11〕
ちふ【】チュウ
「といふ」の省略。∴なんちふ事だ。
ぢぶに【治部煮】ジブニ
うづら料理。「治部」少輔石田三成の發明によるといふ。∞少輔せふ。∞うづら
ちみ【魑魅】
∞「魑魅魍魎みづち」。
ぢみ【地味】ジミ〔恆6〕
∴〜な服裝。
ぢみち【地道】ジミチ〔恆6〕
∴〜に努力する。
ぢむぐり【地潛】ジムグリ〔動物〕
ちむめん【沈湎・湛〓」】チンメン
∞「ふける(耽=湛)」
【ちゃ】
ちゃtia41茶'\
ぢゃ【】ジャ〔恆6〕
である→ぢゃ。∴さう〜ないよ。
ぢゃあ【】ジャア
←では。∴〜失敬。
ちゃぅ【挺・丁】チョウ
三味線など細長いものを算へる數詞。「ちゃぅ」で代用する場合があるが、假名遣は一致する。「豆腐一丁」「出前一丁」などは「丁」を用ゐる。
ちゃぅ【廳=庁】チョウ〔同源〕
「庁」は「廳」の略字。形聲音符「ちゃぅ」と「ちゃぅ」は假名遣も同じ。
ぢゃう【錠】ジョウ
「錠劑」は本來の字音でよいが、「錠前」は「∞じゃぅ」であるとされる。∴藥一〜。
ちゃぅくゎぅ【張皇】チョウコウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。擴げて大きくする意。
ちゃぅそかべ【長宗我部】チョウソカベ〔姓名〕
土佐國の名族。「宗我部」「曽我部」は蘇我氏の末裔といふ。→「そぅ/しゅう」「そぅ」∴〜元親(もとちか・戦国大名)。
チャウチャウ【chowchow】〔動物〕
「中國原産」の意で字音「ちゅぅ」によるといふ。字音假名遣とかならずしも一致しない。∞チワワ∞ちん(狆)
ちゃうちん【提燈】チョウチン
提燈ていとぅ」を「ちゃうちん」とするのは、「吊燈てうとぅ」の唐音といふ。然らば假名遣は「てうちん」とすべきか。∞あんかぅ(鮟鱇)
ちゃうど【丁度・恰度】チョウド
「ちゃんと」の轉。「丁度ちゃぅど」「恰度かふど」は宛字。
ちゃぅめん【帳面】チョウメン
「帖面」なら「てふめん」である。同樣に「手帳てちゃぅ」「手帖ててふ」など假名遣は一致しない。「ちゃぅ」は「とばり」、「てふ」は「かきもの」と兩字の原義は異る。「几帳面」は「几帖面」とならない。
【ちゃく】
ちゃくtiak42著(着)゜\47嫡。\
ちゃせん【茶筅=茶筌=茶箋】
三樣の書き方あり、いづれも假名遣は一致する。
ちゃふ【】チャウ
「てしまふ」。∴困っちゃふな。
ちゃふちゃふ【違ふ違ふ】チャウチャウ
ぢゃんか【】ジャンカ
←ではないか。
【ちゅう】
ちうtiu50丑:紐'鈕'\50宙゜抽:紬゜冑゜胄゜\50肘:紂゜酎゜\50儔゜疇(畴)゜籌゜躊゜10鑄(鋳)'[シュ]\50晝(昼):\50籀゜\50綢゜惆:稠゜\
ちゅうtio10注'[シュ]註:柱゜駐:\10廚(厨)゜\10誅:\51鍮'偸'\
ちゅぅtiong01中:沖(冲)゜仲゜忠:衷:\01蟲(虫)゜\
【ちゅつ】
ちゅつtiot22黜゜\
【ちゅん】
ちゅんtion22椿:\
【ちょ】
ちょtio09緒'儲゜楮:豬:瀦:猪:潴:著:躇゜\09樗:\09貯:苧゜竚゜紵゜佇゜\09杼゜\
▼杼(ちょ/ぢょ)、ひ
  (しょ/じょ)、くぬぎ、とち
【ちょう】
ちゃぅtiang42暢:腸(膓)゜\42長:帳:脹:悵:萇:張:漲:\42昶:\42鬯:\47 45丁。47町(甼)。頂。訂。疔。\47聽(听聴)。廳(廰庁)。\
ちょぅtiong03重゜\03寵゜\03冢゜塚゜\48澄゜\48徴:懲゜澂゜\
てうtiau35鯛:凋:調゜雕:彫:\35弔(吊):\35鳥:蔦:\35釣:\35髫゜迢゜齠゜36超:\36兆゜晁゜35眺:跳゜銚:佻゜窕゜誂゜挑:\36朝:潮゜37嘲。\36肇゜\36趙゜\
てふtiap56輒(輙):\57喋゜牒゜蝶゜諜゜\57貼:帖'\
チョウ・ヨンファ【周潤發】〔外來〕
→「しう」。
ちょぅほう【重寶】
調法てうはふ」とも書くが、假名遣は全く異る。
ぢょうわぅ【女王】ジョウオウ
←「ぢょ」の長音化。假名遣は「ぢょわぅ」とする説もあり。
【ちょく】
ちょくtiok03躅゜\48捗゜陟゜\48直゜\48飭゜\48敕(勅)゜\
ちょくかい【勅戒=飭戒】
∞「いましめる(敕=飭)」。
ちょこざい【豬口才】
→「こう
ちょっかい【】
←一寸と掻く。「ちょっかひ」ではない。
チョンガー【總角】
→「そぅ←song」
チョンチン【重慶】〔外來〕
→「ぢゅう←tiong」「けぃ←hiang」。
ちょんまげ【丁髷】
→「ティ/ちゃぅ←tiang」。假名遣は合はない。
ちりふ【知立】チリュウ〔地名〕
愛知縣(三河國碧海郡)の市名。東海道宿場町の「池鯉鮒(ちりふ)」。←「りふ」。
チワワ【chihuahua】〔動物〕
メキシコの町名に因む。漢字由來ではない。∞ちん(狆)。∞チャウチャウ
チワン【廣西壯族自治區】〔外來〕
「壯(さぅ)族」はもと「〓(どぅ)族」と書いた。「〓」から「壯」への變化は蔑稱を近年俄かに改めたものであって、歴史的に同義の漢字といふわけではない。→「さぅ←sang」
ちゑ【智慧=知惠】チエ〔恆4・同源〕
くゑい/ゑ」「くゑい/ゑ」は音義共に近い。
ぢを【地黄】ジオ〔地名〕
奈良縣橿原市(〒634-0805)。また「ジョウ」とも讀むが、假名遣未詳。「地黄ぢわぅ」は「さほひめ」のこと。
【ちん】
ちむtim(舊假ちん)53砧(碪):\53朕゜\53沈゜鴆゜酖゜枕'\53賃'\53椹:\53闖:\
ちんtin21珍(珎):趁:\21陳゜\21鎭(填鎮):\22椿'\47亭"[ティ]\
ちん【亭】
庭園などで吹きはなちの小さな建物。→「てぃ←ting」。∞あづまや。
ちん【狆】〔動物〕
「狆」の字音は「ちゅぅ」。「ちん」は北京音由來か。∞チワワ。∞チャウチャウ。∴ちんくしゃ。
ぢん【陣】ジン
ぢん」は元「ちん」の俗字。
チンゲンサイ【青梗菜】〔外來〕
野菜名。→「せぃ/しゃぅ」「かぅ/きゃぅ」。
ちんじ【珍事・椿事】〔同源〕
「珍事=椿事(ちんじ)」
チンジャオロース【青椒肉絲】〔外來〕
料理名。→「せぃ/しゃぅ」「せう」。
チンタオ【青島】〔外來〕
→「せぃ/しゃぅ←siang」「たう」。∴〜ビール。
【つ】
to11都。\
【圖=図】〔同源〕
略字「図」は「圖」の草書に由來するが、音「ヅ」の連想もあるのではないか∴づぐゎ(圖畫)。
【つい】
ついtoi(舊假つゐ)06墜゜\06追:槌゜鎚゜\18堆"06椎゜\18對(対)"\
つい【】〔近13・恆5〕
副詞、「突き」のイ音便とされる。はからず、ちょっと、すぐ、の意。「つひ」に誤りやすい。∞つひに(遂)
つい【對】舊假名つゐ〔恆5〕
恆5には「つゐ」とあり、これは本居宣長以來の誤った字音假名遣である。舊假名遣でも「たゐ」とはしなかった。
ついき【築城】〔地名〕
福岡縣(豐前國)の郡名。今は合併して築上郡。
ついたち【朔・一日】〔近12・13・恆5〕
つき+立ち」のイ音便。
ついたて【衝立】〔近13・恆5〕
「つきたて」のイ音便
ついぢ【築地】ツイジ〔近12・13〕
∞きづく(築)
ついつい【】
∞つい。
ついて【就】〔恆5〕
「就きて」のイ音便。
ついで【次・序】〔近12・13・恆5〕
「つきて」のイ音便。
ついな【追儺】
訓讀み「追ひ」からの聯想かもしれないが、「つひな」ではない。∞つひに(遂)。
ついばむ【啄=啅】〔近12・13・恆5・同源〕
つき+はむ(食)」のイ音便。「たく」「たく」。
【つう】
つぅtong01痛。通。\
つうこと【】〔表音〕
〜と言ふ事。
づうづうしい【圖々し】ズウズウシイ〔近03*・恆8-2〕
→「と/づ」。∴〜い奴。
ヅカ【塚】
「寶塚」の略。現代假名遣でも「ズカ」とはしない。∴〜ファン。∴〜ガール。∴〜むすめ。
つかうまつる【事】ツコウマツル〔近10〕
「仕へまつる」のウ音便。
つかこぅへぃ【】〔姓名〕
←「いつか公平」。
つかへる【仕=事】ツカエル〔近14・同源〕
」「」∴事大主義。
つかむ【掴=攫】〔同源〕
「掴」「攫」共に「くゎく」
つかれる【羸=類=累】〔同源〕
「羸」「類」「累」共に「るい」
づきづき【】ズキズキ〔恆8-2〕
∴切り傷が〜痛む
つきのわぐま【月の輪熊】〔動物〕
つく【撞=舂=鐘=鍾=衝】〔同源〕
どぅ」=「しょぅ」=「しょぅ」=「しょぅ」=「しょぅ」。∞しょぅにゅうどぅ(鍾乳洞)。
つく【搗・擣】〔同源〕
「搗」「擣」共に「たう」。
づく【】
∴毒づく。
づく【木菟】ズク〔動物〕
青葉木菟、木葉木菟。∴憎たらしい木菟入(づくにふ)め。
つくえ【机】舊假名つくゑ〔近14*・15・恆4〕
「衝き据ゑ」が語源と言はれてきたが、近年訂正された。
つくづく【】〔恆7〕
つくつくほふし【つくつく法師】ツクツクボウシ〔動物〕
「法師」は呉音讀みであらう。
づくめ【盡】ズクメ
「竦め(ずくめ)」との説も。∴黒〜。∴結構〜。
づぐゎ【圖繪】ズガ〔近03〕
呉音なら「づゑ」となる。「」は訓ではない。∴和漢三才圖繪(づゑ)。
づけづけ【】ズケズケ
∴上司にも〜物を言ふ。
づさん【杜撰】ズサン
杜氏とうじ。∴〜な計畫。
づし【逗子・圖師・圖子・厨子・辻子】〔地名〕
京都市上京區の「圖子」、奈良市の「辻子」などはいづれもつじを意味する。主に関西に分布。神奈川縣の逗子づし市は古く「豆師・廚子」に作る。莊園の「圖師」の意か。
つじうら【辻占】〔近01〕
「辻」は國字だが、「十」の形聲文字と見たものか、北京語で「shi2」の發音が定着してきた。強ひて言へば音「じふ」か。
づしょひろさと【調所廣郷】ズショヒロサト〔姓名〕
薩摩藩士。
つたはる【傳】ツタワル〔近05〕
つちのえ【戊】〔近16〕
←「土の」。字憶え歌に「いぬに棒あり、ぼうぼうなし」といふ。假名遣も合致する。
づつ【】ズツ〔近03・恆7〕
∴一つ〜。
つついし【筒石】〔地名〕
新潟縣(越後國)西頸城郡の地名(〒949-1306)。また北陸本線の驛名。水上勉『越後つついし親不知』の「つついし」は地名であって、「つつふ」といった動詞の連用形ではない。
つづく【續】〔近02・03〕
つつじ【躑躅】〔近01〕
つつしむ【肅=夙】〔同源〕
しゅく」「しゅく」。
つづみ【鼓】〔恆7〕
鼕々とぅとぅ
つづらをり【九十九折】ツヅラオリ〔近02・06〕
つづり【綴】〔近02・03〕
つづれ【】〔恆7〕
づでんどう【】ズデンドウ
∴〜と倒れる
つとめる【黽勉・敏】〔同源〕
黽勉びんべん」は聯綿字。「黽」「勉」「敏」共につとめはげむ意。
つなぐ【繋=係】〔同源〕
「繋」「係」共に「けい」∴「繋船=係船(けいせん)」。
つはぶき【石蕗】ツワブキ〔植物〕
つひえる【壞=潰】ツイエル〔近12・15・恆4・同源〕
∞つひゆ。「潰溜つへだまり」は高知縣吾川郡吾川村の地名。∴「壞決=潰決(くゎいくゑつ)」「潰滅=壞滅(くゎいめつ)」。
つひに【遂・終】ツイニ〔近11・音訓〕
つひに」は訓、字音は「すい」。先の大戰下、「聖戰遂行」を「セイセンツイコウ」と誤った讀み方が流行した。∞つい。
つひやす【費】ツイヤス〔近12〕
∞つひえる。
つひゆ【潰・費】ツイユ〔近19〕
文語下二段動詞。∞つひえる。
づぶ【】ズブ〔恆8-2〕
∴〜の素人
づぶづぶと【】ズブズブト〔表音〕
∴〜泥濘(ぬか)る
づぶとい【圖太】ズブトイ〔近03・恆8-2〕
∴〜神經の持主
づぶぬれ【】ズブヌレ〔表音〕
∴俄雨で傘も無く〜になつた。
づぶりと【】ズブリト
∴魚の腹に〜庖丁を入れる。
づぼし【圖星】ズボシ〔近03〕
∴どうだ〜だらう。
つまだち【企=跂】〔同源〕
」「」。
つむじ【旋毛】
∴〜まがり。∞あなじかぜ。
つむじかぜ【飆=飄=扶搖】〔同源〕
へう」「へう」「扶搖ふえう」。「扶搖」は「飆」の緩讀。
つよい【剛=彊=強】〔同源〕&0剛がぅ=きゃぅ=きゃぅ/がぅ。∞さかひ(疆=境)∴屈強くっきゃぅ
つらなる【聯・連】〔同源〕
れん」はつらなってとぎれない意。「れん」は別々のものがつらなる意とされるが意味は極めて近い。
づらり【】ズラリ〔近03*〕
つる【釣・弔・吊】〔同源〕
てう」はもと「てう」の俗字。これが「てう」の字音と關係するかどうかは未詳。
つる【水流】〔地名〕
宮崎縣に分布する地名。∞えびの市「柳水流やなぎづる」などは誤りやすい。「とろ」と同じく水の流れる場所を示す語といふ。
つるが【敦賀】〔地名〕
福井縣(越前國)の郡名。『垂仁紀』に「角鹿つぬか」。
つゑ【杖】ツエ〔近14・15・恆4〕
∴傍杖を食ふ。
づんだもち【豆打餅】ズンダモチ
[方言]「づんだ」とは宮城縣で枝豆の意。
【で】
dia12弟'[テイ]\
【てい】
ていtiai12堤゜提゜\12帝゜締゜諦゜蹄゜啼゜蒂゜\12底゜低゜抵゜邸゜柢゜羝゜觝゜詆゜牴゜\12弟゜剃゜悌゜梯゜涕゜睇゜\12嚔(嚏)゜\12棣゜\12遞(逓)゜\12體(体軆躰)゜\12髢゜\13綴゜\
てぃtiang46貞゜偵゜遉゜44禎゜45幀'\46呈゜程゜逞゜酲゜\46鄭゜\46蟶゜\46騁゜\47丁゜汀゜訂゜釘゜叮゜酊゜亭゜停゜渟゜\47定゜碇゜\47廷゜庭゜挺゜梃゜艇゜霆゜\47鼎゜\
【でい】
でいdiai12泥゜\
でいご【梯梧】〔植物〕
てぃたぅ【丁當】テイトウ
∞「玲瓏れぃろぅ」。
てぃねぃ【叮嚀】テイネイ〔同源〕
叮嚀てぃねぃ」は「-ing」の疉韻字。元は楽器の一種であり、「せぃ」の緩讀といふ。∞叮嚀ねんごろ
でいねぃ【泥濘】
泥濘どろ
ディムサム【點心】〔外來〕
「dimsum」は「點心てむしむ」の廣東語音から。∞飮茶ヤムチャ
てうかむづ【鳥瞰圖】チョウカンズ
鳥觀圖てうくゎんづは書替へ字。「かむ」は「みおろす」意で、「りむ」や「らむ」に近い。
てうし【銚子・吊子】チョウシ〔同源〕
「銚」「吊」共に「てう」。
てうし【銚子】チョウシ〔地名〕
千葉縣の市名。利根川の砂州が長く突き出てゐるため、鳥のくちばしに譬へて「鳥嘴てうし」といふ。『地名3208』ではこの説を斥けるが、假名遣は合ふ。∴銚子は國のとっぱずれ。
てうづ【手水】チョウズ〔近10・恆2〕
「て+みづ」のウ音便。∴梅ヶ枝の〜鉢。
てうな【手斧】チョウナ〔恆2〕
「て+をの」のウ音便。「小釿こぢうな」(〒990-1141)は山形縣西村山郡大江町の地名。
てうろぅ【調弄=嘲弄】チョウロウ
∞「あざける(調・嘲)」。
てがみ【簡=柬】〔同源〕
かん」「かん」「かん」。∞かみ。∞ふみ。∴書簡しょかん=書柬しょかん=書翰しょかん
【てき】
てきtiak04擢'47糴゜\46擲゜躑゜\47摘゜敵゜鏑゜滴゜+46適'\47的゜\47笛゜廸゜迪゜\47剔゜\47狄゜荻゜逖゜\47覿゜\
【でき】
できdiak47溺゜\
でけえ【大】
「でかい」の關東方言。
てこずる【手古摺る・挺子摺る】
でこぼこ【凹凸】〔同源〕
あふ」は「あふ」「あふ」、「とつ」は「とつ」と同源といはれる。∞おさへる。
【てつ】
てつtiat33迭゜跌゜\33姪゜咥゜垤゜耋゜\33鐵(鉄銕鐡)゜\34綴゜輟゜31錣'\34哲゜\34徹゜轍゜撤゜\34屮゜\
てづから【手】テズカラ
みづから。
でっちあげ【捏】
「でつ」は「捏造ねつざう」など「ねつ」の慣用音。
でづっぱり【出突張】デズッパリ
「でずっぱり」では逆に「出ない」意味となってしまふ。
てなづける【手懷】テナズケル
←「手+なつける」。
てふめん【帖面】チョウメン
胡蝶こてふ。∞帳面ちゃぅめん
てふつがひ【蝶番】チョウツガイ
てふてふ【蝶々】チョウチョ〔動物〕
∞〜夫人。
てむ【恬】舊假名てん
∴〜として恥ぢない。
てむさい【甜菜】舊假名てんさい〔植物〕
∴〜大根。
てむたむ【恬淡=恬澹】舊假名てんたん
∞「あはい(澹=淡)」。
てめへ【手前】テメエ
關東方言。卑語。
てやんでえ【】〔表音〕
「何を言ってゐるのだい」の關東方言。
テレサ・テン【〓麗君】〔外來〕
臺灣の歌手名。→「とぅ←tong」。
【てん】
てむtiam(舊假てん)56諂:\57店:點(点):貼'+56沾:56覘:霑:\57甜゜\【57忝:添:】\57恬゜\57簟゜\
てんtian33典:腆:\33填゜槙:顛:巓:癲:\【33天:】\33殿゜\33奠゜\33畋゜\33殄゜\33靦:\34展:碾'輾:\34廛(厘)゜纏゜纒゜躔゜\34椽゜篆゜\34轉(転):\
▼忝添(てむ)、天(てん)
てん【貂】〔動物〕
「貂」は音「てう」。
【でん】
でむdiam(舊假でん)57鮎゜\
でんdian33殿。澱。癜。27臀'\33田。佃。甸。鈿。\33電。\34傳(伝)。\
てんたう【顛倒=轉倒】テントウ
てん=てん」。
てんたうむし【瓢蟲】テントウムシ〔動物〕
←「天道てんだう」。
てんぢ【天智天皇】テンジ〔姓名〕
てんぢく【天竺】テンジク
印度インド。∴〜あふひ
てんてん【輾轉】
∞「輾轉ねがへり」。
でんでんむし【蝸牛】
意志の「出む出む」であって、否定の「出ぬ出ぬ」ではない。∴〜蟲かたつむり、お前の角は何處にある。∞まひまひず。
てんぴ【天火】
調理用具。
でんぼ【】〔表音〕
京都の郷土玩具。炮烙。
デンマーク【丁抹】〔外來〕
→「てぃ/ちゃぅ←tiang」
【と】
to11堵゜屠゜賭゜都゜睹゜覩゜\11塗゜途゜荼゜\11妬゜\11徒゜跿゜\11度゜渡゜鍍゜\11土゜吐:杜゜肚゜\11兔(兎)゜菟゜\11圖(図)゜\11蠹゜蠧゜\49登'[トゥ]\51兜。[トウ]\51斗'蚪'[トウ]\51頭'[トウ]\
【ど】
do11度。\11土'\11奴゜努゜怒゜孥゜弩゜駑゜帑゜37呶'[ダウ]\
とあみ【投網】
→「とう
【とう】
たうtau37啅゜棹゜罩゜38悼゜35掉'\37櫂゜\38刀:叨:到:倒:\38套:\38島(嶋嶌):搗:\38桃゜逃(迯)゜\38討:\38陶゜淘゜掏゜綯゜\38道゜\38檮(梼)゜濤(涛)゜祷:擣:\38盜(盗)゜\38稻(稲)゜滔:蹈゜韜:\38纛゜\38饕:\
たぅtang43唐゜塘゜糖゜\43宕゜\43湯:蕩゜盪゜\43棠゜黨(党):儻:螳゜當(当):礑:蟷:襠:鐺:档:\【45橙゜】\
たふtap54沓゜踏゜鞜゜\54答゜荅゜鞳゜搭゜55塔:\54納'\55搨:榻:\55譫゜\
とうtou51 01透'\51兜゜\51投゜骰゜\51豆゜逗゜痘゜頭゜\51偸゜\51抖゜\51竇゜讀(読)゜\51鬪(闘)゜鬥゜\
とぅtong01桶゜\01桐゜筒゜\01東゜凍゜棟゜\01董゜\01瞳゜橦゜潼゜04幢。\02冬:疼゜苳:鼕゜\02統:\【49登:燈(灯):鐙:嶝:磴:】\49等:\49謄゜騰゜縢゜籘゜滕゜藤゜籐゜\
▼登燈(灯)鐙嶝磴は(とぅ/とぅ)だが
 橙 (とぅ/とぅ )、こしかけ
   (たぅ/ぢゃぅ)、だいだい
▼踏鞜(たふ/とふ)
▼合を音符とする形聲文字は大きく四つの系統に
 分れる。詳細は「ごう・合(がふ)」の項目參照。
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
 各音については、「のふ」を參照のこと。
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
 橦 (とぅ/づぅ)  (木名)橦布とぅふ
   (たぅ/どぅ)  (棒) 橦城どぅじゃぅ
   (しょぅ/しゅ)     橦木しゅもく
 艟 (たぅ/どぅ)      艨艟もぅどぅ
 撞の([慣]しゅ)は 橦(しょぅ/しゅ)由來か。
 橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
              原則として漢音優先
とぅ【籐】〔植物〕
∴〜の椅子。
【どう】
だうdau37撓゜橈゜鐃゜\37閙゜鬧゜\38萄。\38道。導。\
だぅdang43堂。螳。44瞠'\43曩゜\44獰'\
だふdap54衲゜\
どうdou51耨゜\
どぅdong01動'働(仂)'慟'\01同'(仝)桐'洞'胴'銅'恫'\01童'瞳'僮'04撞。艟。03憧'\49藤。\
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
 橦 (とぅ/づぅ)  (木名)橦布とぅふ
   (たぅ/どぅ)  (棒) 橦城どぅじゃぅ
   (しょぅ/しゅ)     橦木しゅもく
 艟 (たぅ/どぅ)      艨艟もぅどぅ
 撞の([慣]しゅ)は 橦(しょぅ/しゅ) 由來か。
 橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
               原則として漢音優先
どうお【】〔表音〕
「さうお」なども同樣。
とぅぐぅ【春宮】
←「東(とぅ)宮。」
とうさん【父】〔恆2〕
とうじ【杜氏】
「杜」は音「と/づ」。「とう」は長音化したもの。∞杜撰づさん
とぅしみ【燈心】
とぅ」「しむ」。∞燈心蜻蛉とぅすみとんぼ
とうしゅく【投宿・逗宿】〔同源〕
とう」は「とう」と同樣に「とどまる」意。
とぅす【東司・登司】〔同源〕
とぅとぅ
とぅすみとんぼ【燈心蜻蛉】
絲蜻蛉の別稱。「とぅすみ」は「∞燈心とぅしみ」の轉。
どうぞ【】〔恆2〕
どうだんつつじ【滿天星躑躅】〔植物〕
燈臺とぅだい」の轉か。
とぅつぅ【疼痛】
∞「いたい(疼・痛)」。
どうづき【百月】ドウズキ〔地名〕
愛知縣西加茂郡小原村大字百月(〒470-0535)、福島縣相馬市百槻(〒976-0031)、「百」を「どう」とするのは「とを × とを」すなはち「とと」から、「∞百目鬼どうめき」もこの種。
どうと【】〔表音〕
∴〜倒れる
とうとう【】〔恆2〕
とぅとぅ【鼕々】〔疉字〕
鼓や太鼓の鳴る擬音。元來はng韻尾で「トートー」ではなく「タンタン(tangtang)」のやうな音であった。∞彭々はぅはぅ
とうに【疾うに】〔恆2〕
「とくに」のウ音便
とうばう【蜻蛉】トウボウ〔動物〕
とんぼの古稱。∞蜻蛉とんぼ
トウバンジャン【豆瓣醤】
調味料名。「とう/づ」「しゃぅ←ziang」。
どうめき【百目鬼】〔姓名〕
←「十+十」、「とをとを→とと→どど→どお」と變化したらしい。百目鬼恭三郎は評論家。同様の地名は全國に多し。福井縣の京福電鐵「どめき」驛もこの一種。「とどろき」といった地名にも宛てる。∞百月どうづき
とぅりゃぅ【統領=棟梁】トウリョウ〔同源〕
兩者の假名遣は一致するが、偶然かどうか未詳。
ドーラン【Dohran】
化粧品。會社名にちなむ。「銅藍」などといった字音ではない。
とかげ【蜥蜴】トカゲ〔聯綿〕
蜥蜴せきえき」は「-ek」の疉韻字。
ときじくのかくのみ【非時香菓】
多遲摩毛理たぢまもり(古事記)田道間守たぢまもり(日本書紀)の持ち歸った橘の稱。
ときは【常磐】トキワ
「とこいは」の轉で、いつまでも變らぬこと。「〜御前」や、京都の地名は「常盤」と書く。∴〜堅磐かきはに。〜津。
【とく】
とくtok01涜゜牘゜犢゜黷゜讀(読)゜\01禿:\02督:\02篤:\48匿'49慝:\49得:\49徳(悳):\49特゜\
【どく】
どくdok01獨(独)。髑。\01讀(読)。\02毒。\
とくごう【徳本峠】〔地名〕
長野縣∞安曇町の∞上高地に至る峠。徳本とくほん上人の名にちなむといふ。「トクホン→トッコン→トクゴー」と、連聲のやうな變化をとげたといふが詳細は不明。假名遣も未詳。∴島島の宿場から〜峠を越えて上高地に入る『谿間にて(北杜夫)』
どくせんぢゃぅ【獨擅場】ドクセンジョウ
せん」は「ほしいままにする」意。「獨占場どくせむぢゃぅ」と書く事もあるが、假名遣が異る。「獨壇場どくだんぢゃぅ」は誤り。
どくろ【髑髏】〔同源〕
「髑髏」は「どくろ」または「どくろう」。「とう」の緩讀といふ。
とこ【牀=床】〔同源〕
しゃぅ」は「しゃぅ」の略字。形聲文字の音符は「しゃぅ」。
どさんこ【道産子】
「道」は音「だう」。
とし【載=歳】〔同源〕
さいさい。「千載」は一千年の意。∴千載和歌集
とじ【刀自】
戸主とぬし」の宛字。正しい假名遣「たう」とは合はないが、古來の慣用となってゐる。∞高麗こま。∞琴平ことひら
どしょうまち【道修町】〔地名〕
大阪。藥業で著名。『春琴抄』などの舞臺。「修」は割音形「しう」であるから、無理に假名遣を合せるなら「どせうまち」かもしれない。〒541-0045。
どぜう【鰌・泥鰌】
∞「どぢゃう」。
とそつてん【兜率天】〔佛教〕
→「とう
どだい【土臺】
關西方言で「もともと」の意。∴そら〜無理や
とち【橡=樣】〔同源〕
やぅ」はもと「しゃぅ」の異體字。「栃木縣」の「栃」は「杤」の字を誤ったもの。「」×「」=「万」であるため、この漢字が生れたといふ。
どぢ【鈍遲・鈍智】ドジ
←とちる。∴〜を踏む
どぢゃう【鰌・泥鰌】ドジョウ〔近01*・恆2〕
←「泥つ魚」。恆2恆6には「どぢよう」。看板などでしばしば「駒形どぜう」とあるが、これは誤った假名遣。
とぢる【綴】トジル〔恆6〕
とぢる【閉】トジル〔近01・恆8-1〕
とざす」から連想して「とじる」としてはならない。「とざす」は「戸+鎖す」から。∴割れ鍋に〜蓋
【とつ】
とつtot27凸゜\27突゜\27吶'訥'\27咄゜\
とづ【閉】トズ〔恆8-1〕
【どつ】
どつdot27肭゜\
とつおいつ【】
←「取りつ置きつ」。「追ひつ」ではない。
とどこほる【滯】トドコオル〔近08〕
とどめる【閼=遏=壓】〔同源〕
あつ」「あつ」「あふ」。∴防遏ばぅあつ
とどろき【等々力】〔地名〕
東京都世田谷區付近の瀧音が「とどろく」意の地名といふ。→「とぅ」。∞百目鬼どうめき
トナカイ【馴鹿】〔動物〕
元アイヌ語に由來する。「トナカヒ」ではない。
とばり【〓・〓】〔同源〕
ちうちう
とばり【帷幄・幕】〔同源〕
」は「とりかこむ」意で「」と共通する。「あく」「ばく/まく」。∴策を帷幄ゐあくの内にめぐらす。
とひ【樋】トイ
かけひ
とふ【問】トウ〔近10〕
とほい【遠】トオイ〔近07〕
遠近をちこち
とほたふみ【遠江】トオトウミ〔近09・地名〕
舊國名。「遠つ近江あふみ」の意。∞近江あふみ
とほり【通】トオリ〔近09・音訓〕
「とうり」と誤りやすい。「通」は「とう/つう」。∞歐陽通おうやぅとぅ
とまこまい【苫小牧】〔地名〕
北海道の市名。「まき」であって「まい」ではない。
トマンかぅ【豆滿江・圖們江】〔外來〕
→「とう」。
とみかうみ【】トミコウミ
←と見、く見。
どむらむ【貪婪】舊假名どんらん〔聯綿〕
「-om」の疉韻字。
ともしび【燈≠灯】〔同源〕
てぃ/ちゃぅ」は「とぅ」の略字とされるが、本來は意味の近い別字。「てぃ/ちゃぅ」と「とぅ」とは懸隔がある。
ともす【點】〔音訓〕
訓「ともす」は、音「てむ」に由來するかもしれない。
ともゑ【巴】トモエ〔近14・恆4〕
∴〜御前。
とら【虎・於菟】〔同源〕
」を「於菟をと」とも稱するのは春秋時代の楚の方言。「虎」の緩讀といふ。「森於菟」は「森鴎外」の子。
どら【銅鑼】
→「どぅ」∴〜燒き
ドラえもん【野良右衞門】
漫畫の主人公。「どら」は「野良猫」に、「えもん」は「右衞門」に由來すると思はれる。「ドラゑもん」であるべきだが、固有名詞は改め難い。
どらむすこ【】
道樂だうらく
とりで【砦=塞】〔同源〕
さいさい
とりゐ【鳥居】トリイ〔近11〕
華表先とりゐさき」は名古屋市熱田區の舊地名。「華表」は鳥居の漢語表現。∴鳥居強衛門すねゑもん
とる【秉=柄】〔同源〕
へぃへぃ。「秉」は「くさ」を「手(ヨ)」で掴んだ象形であり、「兼」は「秉」を二つならべたものである。
とろ【登呂】〔地名〕
靜岡市の地名。彌生時代の遺跡で著名。→「とぅ」。
どろ【泥濘】
でい」と「ねぃ←ning」は元の音が相當に離れてゐる。「泥濘」は「-ei」の疉韻ではない。
どろぼぅ【泥棒・泥坊】ドロボウ
ぼぅ」と「ばぅ」では假名遣が異る。一般に「泥棒」の方が多い。
とを【十】トオ〔近07・08・恆3〕
じふ
とをむ【撓】トオム〔恆1〕
「∞たわむ」の古語
【とん】
とんton27屯゜沌゜飩゜頓:\27惇:敦:暾:燉゜\27遁゜\27遯゜\30團(団)'\
【どん】
どむdom(舊假どん)54曇。壜(罎)。\54貪'\
どんdon27鈍。飩。\27嫩゜\28呑'\30緞"\
トンキン【東京灣】〔外來〕
越南の地名。→「とぅ←tong」「けぃ/きゃぅ←kiang」。
どんぐり【團栗】〔植物〕
どん」は慣用音。「橡栗とちぐり」の轉とも。∞とち。∞炭團たどん
トンナンシャーペイ【東南西北】
麻雀牌名。「とぅ←tong」。北京語では「-m」が「-n」に變化したため「なむ」は「ナン」。∞白發中ハクハツチュン
とんぼ【蜻蛉】〔聯綿〕
蜻蛉せぃれぃ」は「-ing」の疉韻字。∞蜻蛉かげろふ。∞蜻蛉とうばう。∞燈心蜻蛉とぅすみとんぼ
【な】
na39奈。\39那。\39儺。\54納"[ダフ]\
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
 各音については、「のふ」を參照のこと。
【ない】
ないnai18内。\19乃。\19迺。\
ないし【乃至】〔恆5〕
ない」は呉音。「乃」は平假名「の」の原字であり「の」も呉音。
ないしょ【内緒】
内證ないしょぅ」の轉。「しょ/じょ[慣]ちょ」。∴内緒の話だがね。
ないて【泣】〔近13〕
なう【喃】ノウ
なむ」は口ごもって聞き取りにくい言葉の意。假名遣は近いが、呼びかけの意はない。∴〜お前たち。
なぅじつ【曩日】ノウジツ
∞「さきに(嚮・向・曩)」。
なうてんき【腦天氣】ノウテンキ
のぅ轉氣」とも書くが、假名遣は異る。
なえる【萎】〔恆4〕
ゆ。∴水不足で草がなえた。
ながい【長=昶】〔同源〕
「長」「昶」共に「ちゃぅ」。
なかうど【仲人】ナコウド〔恆2〕
「なか+ひと」のウ音便。∴見合ではないので、〜をたてない。
ながえ【轅】〔近16〕
∴轅を持つて車をひっぱる。
なかんづく【就中】ナカンズク
∴就中、老年になるとその傾向が著しい。
なく【啼・涕】〔同源〕
「啼」「涕」共に「てい」∴犬の啼き聲。
なく【歔欷】〔同源〕
歔欷きょき」は「h-」の雙聲字。「ヒューヒー」のやうな發音。∞ふ。
なげかはし【歎】ナゲカワシ〔近05〕
∴〜い世の中だ。
なげく【慷慨=〓慨】〔同源〕
慷慨かぅがいの「かぅ」と「がい」は「k-」の雙聲。慷=〓は漢音呉音かぅ∴悲憤〜。
なげる【擲=〓】〔同源〕
てき」「〓(てき)」
なじむ【馴染】
∞なづむ。∴おなじみ。∴ローマ字表記にはなづめない。
なずらふ【準】ナズラウ〔近03〕
「なぞらへる」∴その女性を菊になずらへた。
なだいなだ【】〔姓名〕
作家。スペイン語(nada_y_nada)から。
なだそうそう【涙〜】
森山良子作詞の歌。「そうそう」は沖繩方言で涙があふれる意。假名遣未詳。
【なつ】
なつnat29捺。\
なづ【撫】ナズ〔恆8-1〕
∴水晶球の表面を撫でる。
なづな【薺】ナズナ〔恆7〕
で菜」か。∴よくみれば薺花さく垣ねかな
なづむ【澁滯】ナズム〔恆7〕
本來「とどこほる」意の言葉であるが、後に「∞馴染なじむ」と混同したものか。∴暮れなづむ。
ななへ【七飯】ナナエ〔地名〕
北海道渡島支廳龜田郡の町名。
ななへやへ【七重八重】ナナエヤエ〔近14〕
∴〜と花は咲けども
なには【難波・浪速・浪華】ナニワ〔地名〕
→「なん」。訛って「なんば」とも。∴昔の〜は今大阪と稱される。
なは【那霸】〔地名〕
「なば」は沖繩で漁場の意、「おきなは」と同じ語源らしい。∞琉球りうきう=瑠求りうきう
なは【繩】ナワ〔近04〕
∴泥棒を見て繩を綯ふ。
なふにふ【納入】ノウニュウ〔聯綿〕
「-ap」の疉韻字。∴今年の會費はまだ納入してゐない
なへ【苗】ナエ〔近16〕
∴神田に〜を植ゑる早乙女。
なほ【猶=犹=由】ナオ〔近07・同源〕
いう」は「猶」の異體字。「しう」「いう」「いう」。∴その町は今なほ靜かだ。∴〜うらめしき朝ぼらけかな(藤原道信朝臣)∴〜ひとこと付言すると…。
なほがた【直方】ノウガタ〔地名〕
福岡縣(筑前國鞍手郡)の市名。
なほこ【奈保子・尚子・直子】ナオコ〔姓名〕
女性名。特に「奈保子」などは「なほこ」と假名を振って「ナオコ」と讀む習慣が崩れてゐない。∴河合奈保子。
なほざり【等閑】ナオザリ〔近08〕
∴漢文學習を〜にしてゐる。
なほし【直衣】ナオシ ノウシ〔近08〕
∴〜姿で參内する。∴〜は皇室の平服だった。
なほす【直】ナオス〔近07〕
∴故障を〜。
なましな【男信】〔地名〕
群馬縣利根郡川場村大字生品。古の男信なましな郷。東條義門『男信考』。←なむ+しん。『地3340』
なまづ【鯰】ナマズ〔恆7〕
∴簟で〜を押さへる。∴〜が暴れると地震が來るさうだ。
なまめかしい【嬌=〓】〔同源〕
けう」「〓(けう)」。∞愛嬌あいけう
なむてん【南天】舊假名なんてん〔植物〕
「難を轉じる」として庭に植ゑる。舊假名遣では區別がないものの、「なむ」と「なん」では原音が異る。
なめくぢ【蛞蝓】ナメクジ〔近01・02・恆6〕
∴〜に鹽をかける。
なめづる【】ナメズル
「嘗め+摺る」ではない。∴子供を〜ばかりにかわいがる。
なや【納屋】
→「なふ」∴怒られて〜に押込められた。
なやむ【懊惱】〔同源〕
懊惱あうなう」は「-au」の疉韻字。∴母と妻の間で〜。
なゆ【萎・痿】〔近19〕
文語下二段動詞。∞える。∴我が氣力〜。
ならひ【】ナライ
關東の寒風。岩手縣江刺市や宮城縣栗原郡に「西風ならひ」といふ地名があるが、風向きは西のみとは限らない。
ならふ【習=襲】ナラウ〔同源〕
しふ」「しふ」。
ならぶ【並・竝・併】〔同源〕
「竝」「併」は共に「へぃ」。「並」は「竝」の楷書體。∴漸く先頭とならんだ。
なりはひ【生業・業】ナリワイ〔近12・恆1〕
∴代々醫者を〜としてゐる。
なゐ【地震】ナイ〔近11・12〕
∴安政に大きな〜ふるふ。
【なん】
なむnam(舊假なん)54男。\54南。楠。58喃'\54納'\
なんnan29難。\34軟'\
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
 各音については、「のふ」を參照のこと。
ナンキン【南京】〔外來〕
「南」は「なむ」だが、北京音は日本と同樣に「-m」が「-n」となったため「ナムキン」ではない。→「けぃ/きゃぅ←kiang」。∞北京ペキン∴〜玉すだれ。
なんぞ【何=遐=曷】〔同源〕
」「」「かつ
なんぞ〜せざる【盍=何不】〔同源〕
かふ」は「何不かふ」の急讀。
なんぢ【汝・爾・而・若・乃・迺】ナンジ〔近01・02・恆6・同源〕
←「+むち」。「じょ」「」「」「じゃく」「だい」「だい」いづれも二人稱の字。∴〜姦淫するなかれ。∴〜如きに明すわけにはいかない。
【に】
ni05爾(尓)。\05兒(児)。\05邇(迩)。\06二(弍)。貳(貮弐)。21仁。[ジン]\06尼。\
【二=貳】〔同源〕
「二」「貳」共に(じ/に)。
にいさん【兄】〔恆5〕
←「あに+さん」。
にいにいぜみ【】〔動物〕
ニイハオ【〓好】
北京語挨拶。→「かう
にえる【煮】〔近15・恆4〕
∞にゆ(煮)∴芋の煮えたもご存じないか(世情に疎い)。
にかは【膠】ニカワ〔近04〕
∴漆には〜を使ふ。
にぎはひ【殷賑】舊假名にぎわい〔聯綿〕
殷賑いんしん」は「-in」の疉韻字。∴京の都は〜をきはめた。
【にく】
にくnik01肉(宍)。\
にくづく【肉豆蒄】ニクズク〔植物〕
字音「とう/づ」からか。種子を「ナツメグ」と呼び、英語由來。
にけえ【二階】〔表音〕
「にけい」ではない。∞ええぢゃないか。∴〜から目藥よ
にごる【溷=混=渾】〔同源〕
「溷濁=混濁=渾濁(こんだく)」「混交こんかう」は「混淆=溷淆(こんかう)」の書替へ字。假名遣は一致するが、「まじはる」と「淆(にごる、みだす)」では意味が異る。∞こんとん(渾沌=混沌=溷敦)。∴混濁の世に我立てば。
にじ【虹】〔近01〕
にしきおり【錦織】〔地名〕
大津市。「にしごり」とも。
にじりぐち【躙口】
∴〜からは刀を持って入れなかった。
【にち】
にちnit21日。\
にっくゎぅ【日光】ニッコウ〔地名〕
栃木縣の市名。この地名は觀音淨土の梵音にちなみ、幾多の變遷を經てきた。「ポータラカ→補陀落ふだらく山→二荒ふたら山→二荒にくゎぅ山→日光にっくゎぅ」。二荒山神社は中禪寺湖畔などに鎭坐してゐる。
にっけい【肉桂】〔植物〕ニッキ
。∴〜は漢方で健胃劑だ。
になふ【擔≠担】ニナウ〔同源〕
「担」は一般に「たむ」の略字とされるが、形聲文字の音符となる「たん」は元來離れた音である。この略字はかなり後世に成立したものと考へられる。∴期待を擔って故郷を出た。
ににんがし【二二が四】
九九の一つ。
には【庭】ニワ〔近05〕
∴鷄(には+とり)
にはかに【俄】ニワカニ〔近05〕
∴一天〜かき曇り。
にはとこ【接骨木】ニワトコ〔植物〕
∴山に生えてゐた〜を庭に植ゑた。
にひがた【新潟】ニイガタ〔地名〕
縣名。
にひたかやま【新高山】ニイタカヤマ〔地名〕
臺灣の山名。今の玉山。∴〜ノボレ。
にひのみ【新家】ニイノミ〔地名〕
にふ【丹生】ニュウ〔地名〕
を産する意の地名。∞遠敷をにふ。∴ま金ふく〜(萬葉集)。
にほ【鳰】ニオ〔近08〕
∞かひつぶりの古名。∴〜の海(琵琶湖)。
にほふ【匂・臭】ニオウ〔近08・09〕
∴朝日に〜山ざくらばな(宣長)
にほふざき【匂崎】ニオウザキ〔地名〕
京都府舞鶴市。「匂ふ崎」なら「にほふざき」だらうが。「匂ひ崎」のウ音便で「にほうざき」と考へる事もできる。
【にゃく】
にゃくniak42若。\42蒻。\
にゆ【煮】〔近19〕
文語下二段動詞。∞にえる(煮)。
【にゅう】
にうniu50柔。\
にふnip53廿。\53入。\
にゅうnio10乳。[ジュ]\
ニューヨーク【紐育】〔外來〕
→「ちう」。
【にょ】
にょnio09女。如。\
▼女(ぢょ)汝如洳茹恕絮(じょ)奴努怒孥弩駑呶帑(ど)
 漢音の ザ行ダ行共に、呉音のナ行となる事あり
 假名遣判別の役にはたたない
【にょう】
にょうnio09女'[ヂョ]\
ねうniau35尿。\36繞。遶。37鐃。\
にょうばう【女房】ニョウボウ
呉音「にょ」の長音化。「ぢょ」は漢音。∴むらさきは醤油の別名だが、いわしの〜詞でもある。
にらひかなひ【】
沖繩方言で常世國の意。←「願ひ叶ひ」。
にらむ【睥睨=盻=〓】〔聯綿・同源〕
睥睨へいげい」は「-ei」の疉韻字。「けい」「〓(けい)」
にる【似】〔近21〕
文語上一段動詞。
にる【煮】〔近21〕
文語上一段動詞。
にゐ【新居】ニイ〔地名〕
愛媛縣(伊豫國)の郡名。「にひ+」だが「にひ」とはならないので注意。「∞向井去來むかゐきょらい」の如し。『日紀略』大同四(八〇九)年に「新居にひゐ郡」。
【にん】
にむnim(舊假にん)53壬。妊(姙)。任。\
にんnin21人(儿)。\21仁。\21忍。認。荵。\
にんじむ【人蔘】舊假名にんじん〔植物〕
→「さむ」∴朝鮮〜。
ニンポー【寧波】〔外來〕
山東省の地名。→「ねぃ←ning」。
ぬえ【鵺】〔近16・恆4〕
ぬすむ【盜・偸】〔同源〕
たう」「とう」は假名遣が異る。「偸盗」を「ちうとう」と讀むのは憤用音。
ぬひとり【繍=綉】ヌイトリ〔同源〕
刺繍ししう=刺綉ししう」。∴襟に縫ひ取りのあるシャツを着る。
【ね】
nia12禰(祢)。[デイ]\33涅'[デツ]\
【ねい】
ねぃniang47寧゜嚀゜濘゜44檸'\47佞(侫)゜\
ねえさん【姉】〔恆4〕
「ねいさん」とはしない。∞せい(背)。∴ねえさん、お冷を一杯。
ねがへり【輾轉】ネガエリ〔聯綿〕
輾轉てんてん」は「ten」の雙聲・疉韻字∴〜反側。
ねずがせき【鼠ヶ關・念珠ヶ關】〔地名〕
山形縣(出羽國西田川郡)温海町(〒999-7126)。歌枕の地。『吾妻鏡』文治五(一一八九)年に「念種關」。→「ねずみ」「しゅ」。
ねずみ【鼠】〔近03〕
∴濡れ〜
ねぢ【螺旋】ネジ〔近01*・02〕
∴試驗が濟んだら〜がゆるんだ。∴〜まはし。
ねぢく【拗】ネジク〔近01〕
ねぢる【捩】ネジル〔恆6〕
∞もぢずり(捩摺)。∴この高さになると木々も風でねぢれてゐる
【ねつ】
ねつniat33捏。\34熱。\
ねはん【涅槃】〔佛教〕
梵語「ニルヴァーナ」の音譯。→「はん
ねひ【婦負】ネイ〔地名〕
富山縣の郡名。『萬葉集』に「賣比めひ」。郡域の八尾やつを町は「∞をはら風の盆」で有名。
【ねん】
ねむniam(舊假ねん)57鮎。拈。56粘(黏)。\57念。捻。唸'53稔'\
ねんnian33年。\34然。燃。33撚。\
ねんごろ【叮嚀】〔同源〕
「∞叮嚀てぃねぃ」は「-ing」の疉韻字。また「せぃ」の緩讀といふ。
ねんごろ【慇懃】〔同源〕
慇懃いんぎん」は「-in」の疉韻字。
【能】〔表音〕
變體假名「〓」の原字。「のぅ
【農】〔表音〕
變體假名「〓」の原字。「のぅ」。二千圓札の裏側にも見える。
【のう】
なうnau38惱(悩)。瑙(碯)。腦(脳)。\
なぅnang43曩。嚢。\
なふnap54納。\
のぅnong02農。膿。03濃'\49能。\
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
 このうち[呉]なふ が一般的である
  「出納(すいたふ)」は漢音だふ の變形。
  「納得なっとく」「納豆(なっとう)」は、
   呉音の促音化。
  「納戸」が「-ap → -am」の變化とすれば、
  「なむど」とすべきか。
のぅぜんかづら【凌霄蔓】ノウゼンカズラ〔植物〕
凌霄りょぅせう」の轉といふ。
のうのう【】〔恆2〕
∴娘が結婚したので、今は〜としてゐられる。
のがれる【遁=遯】〔同源〕
∴「遁走とんそう=遯走とんそう」。
のぎ【芒・迷陽】〔同源〕
迷陽めいやぅ」は「ばぅ」の緩讀といふ。『莊子』に出づ。
のくゎんざう【野萱草】ノカンゾウ〔植物〕
のこす【遺・貽】〔同源〕
い/ゆい」「」。「遺」は「ゐ」とする説もあり、「くゐ」「くゎい」も合口に屬するが、「貽」との共通性を考へると「い」が適當であらうか。∴遺訓=貽訓。∴子孫に美田を殘さず。
のせ【能勢】〔地名〕
大阪府(攝津國)の郡名。現在は合併して豐能郡。→「のぅ」。
のち【後=后】〔同源〕
「後・后」は「こう/ご」。∴あの人は後添だ。
のと【能登】〔地名〕
舊國名。→「のぅ」「とぅ」。
のどぶえ【吭】〔近16〕
∴急いで食べたら喉笛がつまった。
のばす【引=演=延=衍・伸展】〔同源〕
いん」=「えん」=「えん」=「えん」。「伸展しんてん」は「-n」の疉韻∴敷衍=敷延∴蔓延=蔓衍∴締切を延しのばしにしてゐる。∴髭を伸し放題にしてゐる。
のびる【鬯=暢】〔同源〕
鬯茂ちゃぅも=暢茂ちゃぅも」。「悠長いうちゃぅ=悠暢いうちゃぅ」。∴雜草を延びるにまかせてゐる。
のふ【能生】ノウ〔地名〕
新潟縣西頸城郡の町名。
のふうぞ【野風増】
岡山縣北部方言で「生意気」「つっぱり」の意。→「ぞぅ」。川島英五の歌の題。
のべる【衍=演】〔同源〕
衍繹えんえき=演繹えんえき」。∴一言のべさせていただきます。
のぼる【陟=登=騰=乘=升=陞=昇】〔同源〕
ちょく」「とぅ」「とぅ」「じょぅ」「しょぅ」「しょぅ」「しょぅ」。ただし「しゃぅ」は字音假名遣が異る。∴愁ひつつ岡に登れば花茨。
のみ【而已=已=耳=爾】〔同源〕
而已じい」「」「」「」。「而已じい」は緩讀のため二字になったと考へられる。∴時間がきて、焦る〜しかなかった。
のむ【咽=嚥】〔同源〕
「咽下=嚥下(えんげ)」∴ある條件をのんだ。
のり【規矩】〔同源〕
規矩きく」は「k-」の雙聲字。∴とばに定まれる〜なし。∴長澤規矩也(漢學者)。
のりかへ【乘換】ノリカエ〔近15〕
∴この空港で〜だ。
ノルウェー【諾威】〔外來〕
「→」。
のわき【野分】〔近04・恆1〕
∴この散らかり樣は〜の後みたいだ。∴鳥羽殿へ五六騎急ぐ〜かな。
のんかう【】ノンコウ〔姓名〕
樂燒の陶工名。漢字は未詳。∴のんこの茶碗(落語・金明竹)。
【は】
pa15派'[ハイ]\32叭"[ハツ]\40播:\40陂:破:簸:頗:坡:玻:波:菠:+05跛'\41巴゜把゜杷゜琶゜爬゜笆゜耙゜葩゜\41霸(覇)゜\
【】〔近20〕
助詞
【ば】
ba40婆。\41芭'\41馬゜罵゜\41蟆(蟇)゜\
はあひ【羽合】ハワイ〔地名〕
鳥取縣東伯郡の町名。戰國期の文書に「伯州河村郡羽合田はあひだ云々」とあり。平成十六年、湯梨濱町に合併。∞他愛たわいない。
【はい】
はいpai14旆゜沛:霈:20肺゜\15稗゜牌゜\15擺゜\16俳゜排゜18輩゜徘゜琲゜裴゜\16憊゜\16拜(拝)゜湃゜\17唄゜敗゜\18背゜\18配:\18佩゜珮゜\18坏:杯(盃)゜\18悖゜\18胚゜\20廢(廃)゜癈゜\
はい【】〔恆5〕
∴〜〜と返事はよいが。
【ばい】
ばいbai14 18眛゜\14貝'狽'17唄'\15買゜賣(売)゜\16霾゜\18 06黴'\18倍。賠。陪'焙。培。\18媒゜煤゜\18梅(楳)゜莓゜\20吠。\
はいくゎい【徘徊=裴囘】ハイカイ〔聯綿〕
「-ai」の疉韻字。∞さまよふ。∴初めての土地を〜した。
ばいた【賣太】〔恆5〕
∴〜の樣なはしたない眞似はするな。
はいたか【鷂】〔近12・13〕
「はしたか」のイ音便。
はいばら【榛原】〔地名〕
靜岡縣(遠江國)の郡名。←「はり」。∞榛木はんのき
はぅ【方】ホウ〔音訓〕
「方」は漢音呉音ともに「はぅ」だが、古用例で方向や方角を表す時に「はぅ」、醫術の意味では「ほぅ」と書き分ける、一種の假名遣が存在した。現在あへて、これを再現する必要はないだらう。
はうき【抛棄】ホウキ
∞「はふる(投・放・抛)」。
はうき【箒】ホウキ〔近10・恆2〕
「ははき」のウ音便。
ばぅくゎぅ【膀胱】ボウコウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。
はうぐゎん【判官】ホウガン
「九郎判官義經」は「判官はんぐゎん」の轉。ただし「鹽谷判官」は必ず「はんぐゎん」と読む。∴〜贔屓。∞判官じょぅ
はうじちゃ【焙茶】ホウジチャ
はい/ばい」。はい→はう。
はぅじゅん【芳醇=芳純】ホウジュン
∞「すなほ(純=淳)」。
はうじろ【喰代】ホウジロ〔地名〕
三重縣上野市の地名。←はむ(喰)。
はぅたい【繃帶】ホウタイ
書き替へて「包帶はうたい」とする事あり、假名遣は一致するが、原音は全く異る。
はぅだい【放題】ホウダイ
法第はふだい」との説あり。∴食べ〜。
はうたう【〓〓】ホウトウ〔表音〕
山梨縣の郷土料理。
はうちゃぅ【庖丁】ホウチョウ
人名の場合は「はうてぃ」。「包丁」は書換字。
はぅはい【澎湃=泙湃=〓湃】ホウハイ〔同源〕
水の沸き立つ音。「p-」の雙聲字。「はぅ」「はぅ」「はぅ」。
はぅはぅ【彭々】ホウ〔表音〕
彭々はぅはぅ」は太鼓の音。元は「パンパン(pangpang)」のやうな音であった。∞鼕々とぅとぅ。∞丁々たぅたぅ
はぅふつ【髣髴】ホウフツ
∞「髣髴さもにたり」。
はぅぼう【魴〓】ホウボウ〔動物〕
はうむる【葬】ホウムル〔近10・10・恆2〕
ばぅやぅ【芒洋=望洋】ボウヨウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。ひろびろした樣。「羊を亡くす」意味ではない。∞べうばぅ(渺茫)。∴多岐芒洋
はうれんさう【菠薐草】ホウレンソウ〔植物〕
ろぅ」は慣用音りょぅ、唐音りん。
はうろく【炮烙・焙烙】ホウロク
はえ【生】〔近15〕
∴毛〜藥をつけたが。
はえ【南風】
沖繩方言の方角は、あがり西いりはえにし。「南風見はいみ」(〒907-1434)は沖繩縣島八重山郡竹富町の地名。∞西表いりおもて島。
はえ【鮠】〔近16〕
「はや」とも。
はえる【映】〔恆4〕
∞はゆ(映)
はえる【生】〔恆4〕
∞はゆ(生)
パオ【包】
蒙古の移動式住居、→「はう
はおり【羽織】〔恆3〕
←假名遣未詳「羽折り」か。語の中間に「お」が來る例は珍しい。
はおる【羽織】〔恆3〕
はが【芳賀】〔地名・姓名〕
栃木縣(下野國)の郡名。→「はぅ」。
はかま【袴=〓】〔同源〕
」「〓(こ)」
ばかやらぅ【馬鹿野郎】バカヤロウ
鹿」は訓讀み。←莫迦(ばか)。「」は「くゎ」ではない。
はかり【秤=稱】〔同源〕
しょぅ」は元「しょぅ」の俗字。∴秤量貨幣
【はく】
はくpak04剥゜\04璞゜\04駮゜\43薄゜博:搏:膊:\43亳゜\44白゜拍゜柏(栢)゜舶゜迫゜魄゜伯゜珀゜泊゜畠43粕:箔゜狛:\44佰゜陌'\44帛゜\45擘゜檗(蘗)゜\
【ばく】
ばくbak01暴'曝'+38瀑'[ホク]04爆'[ハク]\04駁'\04藐゜\43博'42縛。\43莫゜漠゜寞゜44獏゜貘゜驀゜幕゜\44貊゜\45麥(麦)゜\
ハクハツチュン【白發中】
麻雀牌名。「ちゅぅ←tiong」。∞東南西北トンナンシャーペイ
はくひ【羽咋】ハクイ〔地名〕
石川縣の市名。
ばくらう【伯樂・馬喰・博勞】バクロウ
伯樂はくらく」の轉。「馬喰ばくらふ」「博勞ばくらう」はいづれも宛字。東京都中央區の地名、驛名など、全国に地名として分布。
はこ【盒≒匣】〔同源〕
かふ/ごふ」「かふ/げふ」は何れも蓋のついた箱の意。∴「飯盒」「香盒」「劍匣」
はこや【〓姑射】〔地名〕
『莊子逍遥遊』に「〓姑射山」。→「ばう
ばさ【婆娑】〔聯綿〕
「-a」の疉韻字。
はさむ【緘・拑・箝】〔同源〕
拑口かむこう=緘口かむこう」。∴緘口令をしく。
はじ【土師】
赤黒い素燒、←はに(土)+し(師)。
はじうど【櫨宇土】〔地名〕
熊本縣本渡市(〒863-0045)。現在は「板宇土」と書く。←はぜの木。
はじかみ【薑・椒】〔植物〕
きゃぅ」は∞生姜しゃぅがの別名。「椒」は∞山椒さんせうの古名。「はじかみ(〒669-6344)」は兵庫縣城崎郡の地名。
はじく【彈】〔近02・恆8-1〕
∴この紙はインクをはじく。∴胡麻を炒ると彈けるので注意。
はじめ【始・創=剏】〔近01・同源〕
「創」「剏」は共に「さぅ」。∴蘭學事始。∴始めよければ終りよし。
はしる【走=趨】〔同源〕
そう」「すう」。
はず【筈】〔近03〕
はず【彈】〔恆8-1〕
はずみ【機・彈】〔近03*〕
∴もののはずみでつい引受けてしまつた。∴興奮で聲もはずんでゐる。
ばせう【芭蕉】バショウ舊假名ばせを〔近08・恆3〕
せう」であるが、俳人芭蕉が「はせを」と自署した如く、「ばせを」とした用例も多い。近&!08・恆3共に「ばせを」。同樣の例に「∞すあを(素襖)」などあり。
はせがは【長谷川】ハセガワ〔姓名〕
「長谷」を「はせ」と讀むのは、奈良縣櫻井市の地名「初瀬はつせ」にちなむ。同地には「長谷寺」あり。
はたはた【鰰】〔動物〕
「はたわた」とは讀まない。
はだへ【肌】ハダエ〔近15〕
∴はだへは雪のごとく白い。
【はち】
はちpat30鉢。\32八。\
はち【八=捌】〔同源〕
「八」「捌」共に漢音はつ呉音はち。
はぢ【恥】ハジ〔近01・恆6・8-1〕
←「づ」。∴恥を恥とも思はない。∴横綱の名に恥ぢるやうな行ひ。
【ばち】
ばちbat26罰(罸)'\30撥'\
【はつ】
はつpat26發(発)゜30溌゜撥゜醗゜\26髮(髪)゜\30鉢゜\
はづ【羞・恥・醜】ハズ〔恆8-1・同源〕
はぢ。「しう」「しう」。
【ばつ】
ばつbat26伐゜筏'閥'\26罰(罸)'\30末゜\32拔(抜)'30跋。魃。\
ハツイ【】
北朝鮮の拉致被害者、蓮池薫さんの母。新潟・茨城・栃木・長野北部に見られる名で、「ハツエ」と同義。「初惠」なら「ハツヰ」とすべきか。「シズイ」なども同様。
はづかしい【恥】ハズカシイ〔近03・恆7〕
∴人前に出るのが恥かしい。
はづれる【外】ハズレル〔近02*・恆7〕
∴ここのところの天氣豫報ははづれてばかりだ。∴天然物だ、當りはづれはあるさ。
はつゐぼし【室宿】ハツイボシ
二十八宿の一。語源未詳。
はなし【談=譚】〔同源〕
だむ」「たむ」∞多武峰たふのみね
はなぢ【鼻血】〔恆6〕
∴すっからかんで鼻血も出ない。
はなは【塙】ハナワ〔姓名〕
塙保己一は群書類從の編者。また地名としても全國に分布。∞くづ
ハナヱ・モリ【森英惠】〔姓名〕
歴假名どほりであるが、意識的なものかどうかは不明。∞えびす
はにふ【羽生】ハニュウ〔地名〕
はにわ【埴輪】〔近04・05〕
ハノイ【河内】〔外來〕
越南の地名。→「
はは【母】〔恆1〕
中世には「ハワ」と讀んだこともあり、能では今でも「ハワ」と謠ふ。
ははそ【柞】〔地名〕
京都府。精華町(山城國相樂郡)の祝園はふその祝園神社境内にあり。柞の森。『崇神紀』に「羽振苑はふりその」。∞祝山ほりやま
はひ【灰】ハイ〔音訓〕
灰は音「くゎい」。「はひ」は訓讀みだが混同しやすい。∞漆喰しっくい。∴〜になるまで一緒だ。∴護摩の〜。
はひずりまはる【這摺囘る】ハイズリマワル
「なめづる」から「はひづりまはる」の説あり。∴泥の中を這ずり廻つてゐる方が樂だ。
はひまつ【這松】ハイマツ〔近11〕
∴登ってゆくと這松地帶に出て眺望が開けた。
はひる【這入】ハイル〔恆5〕
戰前も「はいる」とする場合があった。恆5でも「はいる」「はひる」兩者を紹介し、後者を正しいであらうとしてゐる。∞這入へえる。∴穴にはひりたいくらゐ恥かしい。
はふ【匍匐】ハウ〔同源〕
匍匐ほふく」は「p-」の雙聲字。∴匍匐前進。
はふはふ【這ふ這ふ】ホウホウ
∴〜の體
はふらぅ【琺瑯】ホウロウ
∴〜引き。
はふる【投・放・抛】ホウル〔近09*・恆2・音訓〕
「はふる」は和語であり、「はぅ」などの字音に由來するものではない。「はぅ←pang」と「はう」は同じ假名遣のやぅだが、原音が相當に異る。∞たふれる。∴抛棄はうき放棄はぅき
はへ【蠅】ハエ〔近15〕
∴蠅が手をする足をする。
はべり【侍】〔近21〕
文語ラ變動詞。
はぼまひ【齒舞】ハボマイ〔地名〕
北方領土の島名(〒087-0163)。∞擇捉えとろふ
はむらむ【氾濫・汎濫・泛濫】舊假名はんらん〔同源〕
「-am」の疉韻字。また「氾」「汎」「泛」は共に「はむ」。
はやい【疾=捷】〔同源〕
しつせふ
はやい【早=蚤】〔同源〕
蚤晩さうばん=早晩さうばん
はゆ【映】〔近19〕
文語下二段動詞。∞える。
はゆ【生】〔近19〕
文語下二段動詞。∞える。
はらいせ【腹癒】〔恆5〕
腹居せはらゐせ」との説あり。∴腹いせの犯行
はらふ【拂=祓】ハラウ〔近10・同源〕
ふつふつ。∴こちらもたいへんな犧牲をはらふことになる。
はらわた【腸】〔近04・05・恆1〕
はり【針=鍼】〔同源〕
針灸しむきう=鍼灸しむきう
はりねずみ【蝟=彙】〔同源〕
」「
はるか【杳=遥】〔同源〕
えう」「えう」。∞えう
はるか【迥・夐】〔同源〕
くゑぃ」「けぃ
ハルピン【哈爾濱】〔外來〕
→「かふ
はれもの【癰】〔同源〕
よぅ」は形聲文字。病だれを除いた部分は「よぅ」の異體字。∴腫物にさはるような扱ひ
ハワイ【夏夷威】〔外來〕
廣東音、→「」「」「
【はん】
はむpam(舊假はん)61犯゜氾゜范゜笵゜範゜\61凡゜帆゜汎゜\61泛゜\
はんpan26反゜販゜飯゜+31阪(坂)゜30叛:31板(鈑)゜版゜\26煩゜\26樊゜礬゜31攀゜\30 26繁゜\30半:伴゜判:畔゜拌゜絆:胖:26袢゜\31 30般゜30搬゜槃゜瘢゜\31斑゜\31班゜\31頒゜\32釆゜26旛゜旙゜燔゜繙゜膰゜鷭゜藩゜30 26蟠゜30潘:\
ハン【汗】〔外來〕
匈奴の首長。→「かん
【ばん】
ばんban26挽゜晩゜輓゜30悗゜\26番'蕃'\26卍゜\26萬(万)゜\30伴。判'絆'\30盤。磐。\31板(鈑)'\31蠻(蛮)゜\
パン【幇】〔外來〕
同郷出身者の相互扶助組織。「青幇チンパン」など。「はぅ」は「ふぅ+帛」が正しい字。また「はぅ+巾」とする略字あり。∞たすける(幇・〓・〓)。
はんおき【樊於期】〔姓名〕
「はんのき」と連聲になる事もあるが、通常は「はんおき」であらう、
ハンガリー【洪牙利】〔外來〕
→「こぅ←hong」「」。ハンガリーの名は「フンヌ(匈奴きゃぅど)」に由來するといふ。
ハンコウ【漢口】〔外來〕
→「かん」「こう
はんじゃぅ【繁盛=繁昌】ハンジョウ〔同源〕
せぃ/じゃぅ」「しゃぅ」。假名遣は一致する。∴『江戸繁昌記』
ばんなじ【鑁阿寺】〔地名〕
栃木縣(下野國足利郡)足利市家富町の寺。足利氏發祥の地。「ばんあじ→ばんなじ」は連聲。『地3398』。
はんのぅ【飯能】〔地名〕
埼玉縣(武藏國)の市名。古稱「判乃」。→「のぅ」。『地3024』。
はんのき【榛木】〔植物〕
←「はりのき」の轉、「榛」は音「しん」。∞はいばら(榛原)。
バンバンジー【棒棒鷄】〔外來〕
料理名。「棒」が「バン」であるため「ばぅ」の字音が期待できるが、「はぅ/ぼぅ」と漢音呉音で假名遣が分れるため、「ぼぅ」であるとせざるを得ない。近年、臺灣の流行語で「一番いちばん」に「一級棒イーチーバン」を宛てる。
ハンブルグ【漢堡】〔外來〕
→「かん」。「堡」は「とりで」の意譯
はんめう【斑猫・〓〓】ハンミョウ〔動物〕
はんもん【煩悶】
∞「いかる(忿懣=憤=煩悶)」。
【ひ】
pi05匙'\05卑:碑:俾:婢゜脾゜裨:髀:+06痺:\05皮゜彼:披:疲゜被゜陂:鞁゜\05罷゜\05臂:譬:避゜\06否゜痞゜\06ヒ:比:庇:妣:屁:秕:粃:豼゜貔゜05紕:12批'砒'蓖'\06泌:祕(秘):\06丕:\06嚊:\06贔゜\06鄙:\06鞴゜\08妃:\08肥゜\08費:狒゜\08非:扉:斐:緋:誹:翡:腓゜菲:蜚:霏:匪:榧:06悲:\08飛:\
【び】
bi05弭゜\05彌(弥)゜瀰゜\05糜゜縻゜\05靡゜\06備。糒。\06枇。琵。毘。\06眉゜媚゜嵋゜\06美゜\06鼻。\06寐゜\06麋゜\08尾゜\08微゜薇゜\
ひいかは【斐伊川】ヒイカワ〔地名〕
出雲神話の「∞簸川(ひのかは)」。原義「火の川」。「」は漢字二字にするための長音化。∞大蛇をろち
ひいき【贔屓】〔近13・恆5〕
←引き。∴〜の引き倒し
ひいさま【姫樣】
←ひめ(姫)。
ひいでる【秀】〔恆5〕
ひえ【日吉】〔地名〕
大津で「日吉大社」、東京では「日枝神社」とする。山王權現。『記神代』に「日枝ひえ山の大山咋神」。→比叡ひえい山、「えい
ひえ【稗】〔近16・恆4〕
ひえ田」によく育つ意との説あり。∴稗搗き節。
ひえ【冷】〔近15〕
ひえだのあれ【稗田阿禮】〔姓名〕
「ひへ」ではない。
ひえぬき【稗貫】〔地名〕
岩手縣(陸奧國)の郡名。『吾妻鏡』文治五(一一八九)年に「部貫へぬき郡」。
ひえる【冷】〔恆4〕
∞ひゆ(冷)
ひがい【鰉】〔動物〕
ひかへる【扣・控】ヒカエル〔同源〕
こう←kou」「こぅ←kong」は同じ字音假名遣であるものの、元の音は隔りがある。∞たたく(叩=扣=敲)。∴「控除こぅぢょ」「扣除こうぢょ」。
ひきずる【引摺】
「ひこづらふ」に由來するとの説あり「ひきづる」か。
ひきゐる【帥=率】ヒキイル〔近11・12・18・21・恆1・5・同源〕
文語ワ行上一段動詞。帥先そっせん=率先そっせん。∞率川いさかは
びくぅ【鼻腔】
「びこぅ」の醫學的慣用讀み。
ひこ【英彦山】〔地名〕
福岡縣添田町(豐前國田河郡)の山名。「英」は讀まず。
ひこばえ【蘖】〔近16〕
切り株からの若芽。「ひこ+生え」。
ひじき【鹿尾菜】〔植物〕
ひじり【聖】〔近01〕
セント。∴〜橋
ひずむ【歪】〔近03*〕
【ひち】
ひちpit21篳。\
ひぢ【泥】ヒジ〔近01・02〕
ひぢ【臂・肘】ヒジ〔近01・02・恆6〕
∴〜鐵砲
ひぢかた【土方】ヒジカタ〔姓名〕
←「ひぢ」は土の古語。←ひち+方。∴土方歳三。
ひぢふ【日出生】ヒジウ〔地名〕
大分縣玖珠町の地名(〒879-4406)。「日出生ひぢふ鐵道」は昭和二十八年廃線。
ひちりき【篳篥】〔聯綿〕
笛の一種。「-it」の疉韻字。
【ひつ】
ひつpit21匹(疋)゜\21弼゜\21必゜泌゜謐"\21畢゜蹕゜\21筆゜\48逼'[ヒョク]\
ひつぎ【棺槨】〔同源〕
棺槨かんくゎく」は「k-」の雙聲字。
ひつじ【羊】〔動物〕
ひつぢ【〓】ヒツジ
「乾(ひ)+土」。稻の切り株から再びのびた芽。∞ひこばえ。
ひっぱく【逼迫】〔聯綿〕
「-ik」の疉韻字。
ひづめ【廿九日】ヒズメ〔地名〕
石川縣鹿島郡。←日詰め。
ひでえ【酷】〔表音〕オイ
「ひでい」ではない。∞ええぢゃないか。∞ひどい(酷)。
ひでり【乾=旱=〓】〔同源〕
「乾」「旱」「〓」は共に「かん」。
ひどい【酷】
「非道い」は宛字、非道ひだうと假名遣は合はない。∞ひでえ。
ひとしほ【一入】ヒトシオ〔近08〕
ひとへ【一重】ヒトエ〔近14〕
ひとへに【偏】ヒトエニ〔近15〕
ひとまづ【】ヒトマズ
ひとりしづか【一人靜】ヒトリシズカ〔植物〕
ひねる【捻=拈】〔同源〕
ねむ」「ねむ」。
ひのえ【丙】〔近16〕
「火の」。
ひのかは【斐伊川】ヒノカワ〔地名〕
出雲國の川。「火の川」に由來。「簸の川」とも。「簸」は音「は」訓「ひる」。∞斐伊川ひいかは
びは【枇杷】ビワ〔植物〕
漢語であるが「びは」で一語となり「ビワ」と發音。
びは【琵琶】ビワ
滋賀縣びわ町は町名。
びばい【美唄】〔地名〕
北海道の市名。「ばい」は音。
ひはる【柝】ヒワル〔近05〕
ひひらぎ【柊】ヒイラギ〔植物〕
また京都市中京區の地名にも。
ひま【郤=隙】〔同源〕
「郤」「隙」共に「げき」
ひもじい【】
←ひだるい+文字。女房言葉の一。
ひゃうず【兵主神社】ヒョウズ〔地名〕
滋賀縣野洲郡中主町五條(〒520-2424)にあり。また「穴師坐あなしにいます兵主神社」は奈良縣櫻井市穴師あなし(〒633-0071)にあり。
【ひゃく】
ひゃくpiak44百。\
【びゃく】
びゃくbiak44白。\46闢。\
ひゆ【冷】〔近19〕
文語下二段動詞。∞える。
【ひゅう】
ひうpiu52彪:\
【びゅう】
びうbiu52謬゜繆゜\
【ひょう】
ひゃうpiak44拍'[ハク]\
ひゃぅpiang44評'\44兵。\
ひょうpiau04雹[ハク]\
ひょぅpiong48冰(冫氷):馮゜憑゜\
へうpiau36票:標:漂:瓢゜剽:嫖:慓:縹:飄(飃):驃:鰾゜\36表:俵:\36殍゜\36飆:\36髟:\37豹。\52彪'\
ひょう【】〔表音〕
∴よっ引いて〜と射る。
【びょう】
びゃぅbiang44病。\44平。\47屏。\
べうbiau36廟゜\36秒゜杪゜眇゜渺゜緲゜\36苗゜描゜錨゜猫゜\
ピョンヤン【平壤】〔外來〕
→「じゃぅ←ziang」。「ひゃぅ」は「ピョン」とは假名遣が合はない。
ひらきなほる【開直】ヒラキナオル〔近09〕
ひらく【拆=拓】〔同源〕
たく」「たく
ひりょうづ【飛龍頭】ヒリョウズ
ポルトガル語「filhos」。「りょぅ/りゅぅ」「とう/づ」。
ひる【干】〔近21〕
文語上一段動詞。
ひるがへる【翩飜】ヒルガエル〔近14・聯綿〕
翩飜へんぽん」は「-n」の疉韻字。
ひるまへ【晝前】ヒルマエ〔近14〕
略字「昼」は「晝」の草書體に由來する。
ひろい【洪=廣=宏=弘=鴻】〔同源〕
こぅ」「くゎぅ」「くゎぅ」「こぅ/ぐ」「こぅ」。「弘」は弓鳴りのホンホンといふ音といふ。「鴻圖=洪圖(こぅと)」「洪水=鴻水(こぅずい)」「高恩(かうおん)、厚恩(こうおん)、洪恩(こぅおん)、鴻恩(こぅおん)、廣恩(くゎぅおん)」「浩大(かうだい)、弘大(こぅだい)、鴻大(こぅだい)、洪大(こぅだい)、廣大(くゎぅだい)、宏大(くゎぅだい)」など紛らはしい語が多い。
ひろい【浩瀚】〔聯綿〕
浩瀚かうかん」は「h-」の雙聲字。
ひろい【廣=闊=寛】〔同源〕
くゎぅ」「くゎつ」「くゎん
ひろい【闊=豁】〔同源・聯綿〕
闊達くゎったつ=豁達くゎったつ」は「-at」の疉韻字。「快闊くゎいくゎつ=快豁くゎいくゎつ」は「-k」の雙聲字。
ひろう【披露】
←「」の長音化。∴御披露目
ビロード【天鵞絨】
ポルトガル語。
ひろげる【擴=廓】〔同源〕
くゎく」「くゎく」∴廓大くゎくだい=擴大くゎくだい
ひろを【小野田寛郎】ヒロオ〔姓名〕
」は訓讀みであって、字音「ひ+らぅ」ではあるまい。
ひわ【鶸】〔近04*・恆1〕
ひを【氷魚】ヒオ〔近07〕
+うを」。∞氷下魚こまい
ひをどし【緋縅】ヒオドシ〔恆3〕
をどし
【ひん】
ひむpim(舊假ひん)53品゜\
ひんpin21彬:\21斌:\21貧゜\21賓:擯:檳(梹):殯:濱(浜):嬪゜繽:\21頻゜瀕゜蘋゜顰゜\21牝゜\
▼「彬(ひん)」は「林(りむ)+彡」ではない。
【びん】
びんbin21貧。\21敏゜\21岷゜愍゜泯゜緡゜\21旻゜閔゜憫゜24紊'\21檳(梹)'鬢'\21黽゜\34便'\47瓶"[ヘィ]\
ピンきり【】
ピンはポルトガル語。
びんた【】
←鬢+た。
ひんひん【彬彬=斌斌】
∞「うるはし(彬彬=斌斌)」。
びんべん【黽勉】
∞「つとめる(黽勉・敏)」。
【ふ】
po01風。[ホゥ]\10付:符゜附゜坿゜拊:柎:苻゜府:腐゜俯:腑:\10夫:扶゜芙゜趺:麩(麸):\10父:斧:釜(釡)゜\10膚:\10賦:\10赴:訃:仆:\10甫:敷:輔゜黼:傅:榑゜賻゜11溥。\10俛:\10孚:郛:俘:孵:+50桴'50浮'艀'蜉'\10巫'\11布。怖。\11普。譜。\11歩'\50缶。\50不。[フツ]\50婦'\50富(冨)。\50負'\50阜'11埠"\
【ぶ】
bo03奉。[ホゥ]\10侮゜\10武゜\10無゜撫'舞゜蕪゜嘸゜廡゜憮゜\10无゜\10誣゜\11 51部。\11葡。\11歩。\24分'[フン]\
ふいご【吹革・鞴】〔近12・13・恆5〕
「吹き皮」のイ音便。∴〜の風さへ息をもつかず(村の鍛冶屋)
【ふう】
ふうpou10夫'[フ]\50富(冨)゜\
ふぅpong01風。楓。瘋。諷。\03封。\
ふえ【殖】〔近15〕
える。∞ゆ。
ふえ【笛】〔近16・16・恆4〕
∞〜吹童子。
ふえる【増】〔恆4〕
え。∞ゆ。
ふかい【杳渺=窈】〔同源〕
杳渺えうべう」は「-eu」の疉韻字。「えう」。いづれも奧深い深遠な意。
ふかい【覃=湛=深】〔同源〕
たむ」「たむ」「しむ」。
【ふく】
ふくpok01伏゜袱゜\01副:蝠:匐゜幅:福:輻:49蔔'\01服゜箙゜\01蝮:腹:複:馥゜+50復'覆'48愎'\
ふく【吩=噴】〔同源〕
ふん」「ふん」。
【ぶく】
ぶくbok01茯。\
ふくいく【馥郁】〔聯綿〕
「-uk」の疉韻字。
ふくたう【河豚魚】フクトウ〔動物〕
ふぐの古稱だが由來未詳。
ふくむ【銜=含】〔同源〕
銜泣がむきふ=含泣がむきふ
ふくれる【膨=厖】〔同源〕
膨大ばぅだい=厖大ばぅだい。また「膨張ばぅちゃぅ」は「-ang」の疉韻字。
ふくろふ【梟】フクロウ〔近09・恆2〕
ふげし【鳳至】〔地名〕
石川縣(能登國)の郡名。←「ほぅ←フゲ←hung」。
ふける【耽=湛】〔同源〕
耽溺たむでき湛溺たむでき沈湎ちむめん湛〓ちむめん
ふさぐ【堙=堰】〔同源〕
いんえん。∴證據湮滅。
ふさはし【】フサワシ〔近05〕
ふじ【富士】〔地名〕
山名。『常陸風土記』筑波郡の條に「福慈岳ふじのたけ」。『萬葉集』に「不盡能高嶺ふじのたかね」。→じん
ふぞろひ【參差】フゾロイ〔同源〕
參差しむし」は「s-」の雙聲字。
ぶだう【葡萄=蒲桃】ブドウ〔植物・同源〕
だうたう。∞葡萄牙ポルトガル。∴葡萄の美酒、夜光の杯(王翰・涼州詞)
ふぢ【藤】フジ〔近01・02・恆6〕
藤原∞宇合うまかひ。∞藤原不比等ふひと
フヂモリ【藤森】フジモリ〔姓名〕
元ペルー國大統領。
【ふつ】
ふつpot24不゜\24弗゜佛(仏)゜彿゜拂(払)゜髴゜怫゜08沸'[ヒ]\24祓゜黻゜\
【ぶつ】
ぶつbot24物゜\24佛(仏)。\
ぶっきらぼぅ【】
ぼぅ」「ばぅ」二種の字が宛てられ、假名遣未詳。
ぶっさう【物騷】ブッソウ
「ものさわがし」の音讀みといふが、「物忽ぶっそう」説も。
ぶっぽふそぅ【佛法僧】ブッポウソウ〔動物〕
「佛法僧」は佛教に由來する言葉であり、「はふ/ほふ」のうち呉音「ほふ」の方になる。木葉菟このはづくの鳴き聲に由來する。しかし『雨月物語』には「ぶっぱん」の描寫もあり、必ずしも假名遣決定の根據にはし難い。
ふで【不聿・筆】〔同源〕
不聿ふいつ」は「ひつ」の緩言。
ふてえ【太】〔表音〕
「ふてい」ではない。∞ええぢゃないか。
ふてふ【符牒】フチョウ
符丁ふちゃぅ」と書く場合もあるが、假名遣は異る。
ふは【不破】フワ〔地名〕
三關の一。「大破たいは」など字音は通常漢字一字ごとの假名遣となるが、「不破」などは「フハ」と讀まず「フワ」となる。
ふはふは【】フワフワ〔表音〕
ふひと【藤原不比等】〔姓名〕
→「とぅ」。∞ふぢ
ふみ【文】
「ふみ」は「ぶん/もん」の字音に由來するといふ。「-n」であるが「ふに」とはならなかった。∞かみ。∞てがみ(簡=柬)。
ふむ【踏・蹈】〔同源〕
たふ」「たう」は類義字だが假名遣が異る。∴「踏襲たふしふ」「蹈襲たうしう」。
ふゆ【殖】〔近19〕
文語下二段動詞。∞ふえ(殖)
ふよぅ【芙蓉】〔植物〕
ふるい【久=舊】〔同源〕
きう/く」「きう/く
ふるふ【振顫】フルウ〔同源〕
振顫しんせん」は「-n」の疉韻字。
【ふん】
ふんpon24分:粉:紛:雰:吩'忿:枌゜氛゜汾゜芬:+32扮'\24吻'刎'\24焚゜\24奮:\24糞:\24賁゜憤゜墳゜濆゜27噴(吩)'\
【ぶん】
ぶんbon24分。\24文(攵)゜紊゜\24聞゜\
ふんはり【】フンワリ〔表音〕
ふんまん【忿懣=憤懣】〔同源〕
「忿」は「いきどほる」意。∞いかる(忿懣=憤=煩悶)
ふんやのやすひで【文屋康秀】〔姓名〕
「ふんにゃ」と連聲になる事もあるが、通常は「ふんや」であらう、
【】〔近20〕
助詞。慶事に用ゐる花輪など「〜さん江」と書く習慣があるが、假名遣としては誤り。
【へい】
へいpiai12閉(閇)゜\12陛゜篦(箆)゜\12俾゜睥゜\12嬖゜薜゜\13敝゜幣(幤)゜蔽゜弊゜斃゜\
へぃpiang44丙゜病゜柄゜炳゜\44兵゜\44平゜苹゜47萍゜\44秉゜\46并゜併゜餠(餅)゜+47屏゜塀'\46聘゜娉゜\47竝(並)゜\
へい【】〔表音〕
←はい。アイ→エイ。
へぃ【塀】
現代假名遣で「え」の長音は、主として和語「ええ」字音「えい」となる。「塀」は國字であるものの、「へい」は形聲文字と同じ原理による讀み方であるから「へえ」とはならない。則ち「へい」は明らかに字音に準ずるものとして扱はれる。同樣の例に「∞鮟鱇あんかぅ」の「鱇」があるが、こちらは辭書によって「かう、こう」定まらない。
へい【閉伊】〔地名〕
岩手縣(陸奧國)の郡名。『續紀』靈龜元(七一五)年に「村」。「伊」は二字化するための延音であらう。∞紀伊きい
【べい】
べいbiai12米゜\13袂゜\
べいごま【貝獨樂】〔表音〕
ばいがひ」で作った獨樂。「べえごま」となることもあり、假名遣未詳。
へいへいする【】〔表音〕
へつらひの語。
へう【豹】ヒョウ〔動物〕
へう【雹】ヒョウ
「雹」の漢音「はく」から「ヒョウ」へ變ったといふが、また「氷雨ひう」の轉との説もあり、假名遣未詳。
へうえう【嫖姚】ヒョウヨウ〔聯綿〕
「-eu」の疉韻字。輕くすばやいこと。また漢の霍去病の稱。
へうたん【瓢箪】ヒョウタン〔植物〕
∴〜から駒。
べうばぅ【渺茫】ビョウボウ〔聯綿〕
「p-」の疉韻字。∞ばぅやぅ(茫洋=望洋)。∴往時渺茫。
へうべう【縹緲】ヒョウビョウ〔聯綿〕
「-eu」の疉韻字。
へえ【】〔表音〕
←はい。∞ええぢゃないか。
ペーピン【北平】〔外來〕
「北京」の舊稱。→「へぃ/ひゃぅ←hiang」。∞北京ペキン
へえる【這入】〔表音〕
「へへる」「へひる」ではない。∞ええぢゃないか。∞這入はひる。
ペーロン【爬龍】
舟の種類。また長崎、臺灣の祭。→「りゅぅ←long」。
【へき】
へきpiak46碧゜\46辟゜璧゜襞゜躄゜闢゜僻゜47甓゜壁゜劈゜霹゜47 46癖゜\
【べき】
べきbiak47冪(羃)゜\47幎゜\47汨゜\47覓゜\
へきれき【霹靂】
∞「霹靂かみなり」。
ペキン【北京】〔外來〕
→「けぃ/きゃぅ←kiang」。∞北京ペーピン。∞南京ナンキン
へだたり【逕庭】〔聯綿〕
逕庭けぃてぃ」は「-ing」の疉韻字。
【べつ】
べつbiat33蔑゜26韈゜襪'\34別゜\34瞥'鼈'\
べっかふ【鼈甲】ベッコウ〔動物〕
べっかんこう【】
←目赤ん子。∞あかべえ
べっちん【別珍】
下駄の鼻緒などに使ふ木綿のビロード。「ベルベット(velveteen)」の前半を略した宛字。→ちん
へっつひ【竈】ヘッツイ
つ火。
へつらふ【阿諛】ヘツラウ〔聯綿〕
雙聲字。∴阿諛追從。
ベトナム【越南】〔外來〕
→「ゑつ」「なむ」。「越共ベトコン」とは「越南共産黨」の略。「きょぅ」。
ペ・ヨンジュン【裴勇俊】〔外來〕
ヨン樣。→「よぅ/ゆぅ←iong」。
べら【倍良】〔動物〕
→「らぅ」。
べらぼぅ【篦棒】ベラボウ
人名「可坊べらばぅ」に由來するとの説もあり。
【へん】
へむpiam(舊假へん)56貶:\
へんpian26返'\33 34扁:33遍:蝙:編:34偏:篇:翩:褊:諞゜騙:\33片:\33胼゜駢゜\33邊(辺邉):\34變(変):\
【べん】
べんbian33眄゜\33駢。\34便。鞭'\34勉゜娩゜俛゜冕゜\34弁。\34辨。辧。辯。32瓣。33辮。\34卞。抃。\
へんきゃぅ【邊疆=邊境】ヘンキョウ
∞「さかひ(疆=境)」。
へんしふ【編輯=編集】ヘンシュウ〔同源〕
しふ」「しふ」共に「あつめる」意。「編修へんしう」は近義だが正史を編む意味の別語。∞あつめる(收集=蒐輯)。
へんぱ【偏頗】〔聯綿〕
「p-」の雙聲字。
べんべつ【辨別】〔聯綿〕
「-en」「-et」の疉韻字。
へんぽん【翩飜】〔聯綿〕
「p-」の雙聲字。
【ほ】
po10甫'輔'脯'黼'11鋪(舖舗)゜圃゜捕゜補゜哺゜逋゜餔゜浦゜蒲゜匍゜\11歩゜\38保。堡。葆。\
【保】〔表音〕
平假名「ほ」の原字。「ほう/ほ」。
【ぼ】
bo11募゜墓゜慕゜暮゜模゜謨゜\11簿'\11菩'\51牡'\51戊'\51母'拇'11姆゜\
ほい【寶飯】〔地名〕
愛知縣(三河國)の郡名。『舊事本紀』に「穗國造ほのくにのみやつこ」。『平城宮木簡』天平十八(七四六)年に「寶飫ほお」。「飯」は「飫」の誤字といはれる。∞囎唹そお
【ほう】
はうpau30判[ハン]\【37包゜庖゜砲゜胞゜飽゜咆゜枹゜炮゜皰(疱)゜苞゜靤゜髱゜鮑(蚫)゜麭゜匏゜泡゜】\37抛゜\
はぅpang【04邦:】\42方:訪:髣:魴゜放:倣:芳:枋:+43彷:舫:43 44磅:\43 44彭゜44澎゜\【43幇:】\44烹(亨)゜\【45棚゜繃゜弸゜硼゜萠(萌)'】\45萌'\45怦゜\
はふpap【61法゜琺゜】\
ほうpou18焙'[ハイ]\38鴇:\38呆゜襃(褒):堡゜葆:褓:\38報:\【38抱゜袍゜】\38寶(寳宝):\51抔゜\
ほぅpong01鳳゜\【03封゜】\【03奉゜俸゜捧゜01豐(豊)゜】\03峯(峰)゜蜂゜鋒゜烽゜逢゜縫゜01蓬゜篷゜\【49朋゜崩:鵬゜堋:】\
ほふpop【61法。琺。】\
▼幇(はぅ)、封(ほぅ)
▼邦    (はぅ/はぅ)
 奉豐峰(峯)(ほぅ/ぶ )
 蚌    (はぅ/ぼぅ[慣]ばぅ)
 蚌は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ) となる、
              原則として漢音優先
▼棚繃弸硼萠(はぅ)、
 朋崩鵬堋(ほぅ)
▼法琺 (はふ/ほふ)
▼包庖砲胞飽咆枹炮皰(疱)苞靤髱鮑(蚫)麭匏泡はう、
                   抱袍ほう
【ぼう】
ばうbau37卯(夘)゜茆゜昴゜\【37茅゜】\37貌(皃)゜\
ばぅbang04尨゜厖゜\【04蚌'】\42亡゜忘゜望゜妄゜芒゜鋩゜惘゜45氓'43忙゜茫゜\42坊。妨'紡'肪。防。+43房。43旁。傍。滂'膀。蒡'謗'43 44榜'\43蠎゜蟒゜\44膨'\45萌'\45黽'\
ぼうbou38呆'\38暴。\38冒゜帽゜瑁゜\38旄゜髦゜\50鉾゜眸゜鴾゜\51剖'\51某゜50謀゜\51貿゜\【51袤゜楙゜懋゜】\
ぼぅbong【04蚌。棒。】\49儚゜\
ぼふbop61乏。\
▼邦(はぅ)、奉豐(ほぅ)、蚌(はぅ/ぼぅ[慣]ばぅ)
▼乏(はふ/ぼふ)
ほうける【惚・呆】
←ほく(惚)の長音化、ぼける、「ほほける」とは別。「はう」。「こつ」。∴まちぼうけ(北原白秋・山田耕筰)
ほうこ【布袴】
指貫の別稱。「布」は「ほ/ふ」。
ぼぅじ【鳳凰寺】〔地名〕
三重縣阿山郡大山田村の地名。(〒518-1405)。→「ほぅ」。
ほうしゃぅ【襃賞=報奬】ホウショウ〔同源〕
「襃賞」「報奬」共に假名遣は一致する。
ほぅばい【朋輩】ホウバイ〔同源〕
傍輩はぅばい」も類義だが假名遣が異る。
ぼうぶら【abobora】
ポルトガル語の瓜。
ほぅわぅ【鳳凰】ホウオウ
ほぅ/ぶ」「くゎぅ/わぅ」。疉韻字か未詳。∞鳳凰寺ぼぅじ
ほえる【吠】〔近15・恆4〕
ばい」は吠え聲の擬音といふ。∞犬吠埼いぬぼうざき
ほえる【吼・咆哮・咆烋】〔同源〕
「吼」は「こぅ/く」。「咆哮はうかう」「咆烋はうかう」は「-au」の疉韻字。「咆哮霹靂はうかうへきれきの瀧」は栃木縣那須郡鹽原町下鹽原にあり。∞ゆ。
ホー・チミン【胡志明】〔外來〕
越南の人名。→「めぃ/みゃぅ←miang」。∞西貢サイゴン
【ほく】
ほくpok49北:\
【ぼく】
ぼくbok01卜'04朴。\01牧゜\01睦゜\01穆゜\01木゜\01目゜\01樸。撲'蹼'僕。濮'\01鶩゜\49墨゜\
ぼく【僕=不穀】〔同源〕
不穀ふこく」とは國君の謙稱であるが「ぼく」の緩讀といふ。
ぼくゑ【木瓜】舊假名ぼけ〔植物〕
ぼけ【歩危】〔地名〕
徳島縣三好郡。大歩危、小歩危。古語「ほき」は斷崖の意。字音は「くゐ」であるが、後世の宛字によるものか。∴岩の角踏むほきのかけ道(西行)。
ほしいまま【恣=肆】〔同源〕
「恣」「肆」共に「し」。∴放恣。
ほじくる【】〔近01*〕
∴權兵衞が種蒔きゃ烏がほじくる
ほしひ【糒】ホシイ
福岡縣の伊田線の驛名。「し+いひ」であって、「ほしい」ではない。
ほじる【】
ぼたん【牡丹】〔植物〕
俳句で「ぼうたん」と讀む場合あり。「牡丹餠」は「ぼたもち」。
【ぼつ】
ぼつbot27孛'勃゜渤'\27沒(没)゜歿゜\
ほっけ【〓】〔動物〕
音の由來未詳。
ぼっけもん【木強物】〔表音〕
薩摩方言。『ぼっけぇ、きょおてえ』は岩井志麻子著。「きゃぅ/がぅ」∞氣疎けうとい。
ほてい【布袋】
∴〜葵
ほとほりぼし【星宿】ホトオリボシ
二十八宿の一。「ほとほり」とは古語で「熱氣」の意。∴ほとぼりが冷める
ほのか【仄=側】〔同源〕
仄聞そくぶん=側聞そくぶん
ほのほ【炎=焔=閻】〔近08・同源〕
えむえむえむ
ボヒーちゃ【武夷茶】〔外來〕
紅茶の品種。福建省「武夷ぶい」山の轉、烏龍茶の産地としても有名。
ほふる【屠】〔恆2〕
同樣の例に「あふる」。
ほふゑ【法會】ホウエ〔近14〕
ほほ【頬】ホオ
「ホオ」「ホホ」兩樣の發音をする。しかし鳥名の頬白ほほじろを「ホホジロ」と讀むことは少い。
ほほ【朴】ホオ〔植物〕
∴〜齒の下駄。
ほほける【蓬】ホオケル
←穗穗ける、けばだつ、「ほうける」とは別。
ほほづき【酸漿】ホオズキ〔近02・08〕
∴淺草寺〜市。
ほむだわけ【譽田別命・品田別命】〔姓名〕
應神天皇の御名。→「ひむ/ほむ」。
ぼむでん【梵天】ボンデン〔表音〕
玩具。旭岡山神社の「梵天」祭奉納物。秋田縣横手市。
ほめる【頌=稱=賞】〔同源〕
しょぅしょぅしゃぅ。∞賞讚しゃぅさん。∴推賞すいしゃぅ=推奬すいしゃぅ推稱すいしょぅ=推頌すいしょぅ
ほゆ【吼】〔近19〕
文語下二段動詞。∞える。
ほりやま【祝山】〔地名〕
はふり部。滋賀縣西浅井町の地名。∞ははそ
ぼる【】
「暴利を貪る」を動詞化したもの。「暴」は「ばう」。
ポルトガル【葡萄牙】〔外來〕
→「たう」「」。∞葡萄ぶだう
【ほん】
ほんpon26反。\26繙。翻(飜)。\27奔:\27本(夲):笨゜\
【ぼん】
ぼむbom(舊假ぼん)61凡。梵。\
ぼんbon26煩。\27盆。\
ぼん【坊】〔表音〕
大阪方言。「ばぅ
ポンカン【椪柑】ポンカン〔植物〕
→「へぃ←pong」
ホンキュウ【虹口】〔外來〕
上海の地名。→「こぅ←hong」
ホンコン【香港】〔外來〕
廣東の地名。→「かぅ←hiang」「かぅ←kong」。廣東音は「あう」が「オウ」となる事多し。北京音は「シァンガン」。
ポンド【磅】
英國の通貨の音譯字。「はぅ」とは一致しない。
ポンユウ【朋友】
→「ほぅ←pong」
【ま】
ma41麻"痲(痳)'嘛'40摩。磨。魔。麼。\
【まい】
まいmai12米。\16埋。\17邁。\18妹。昧。+14眛。\18枚。\18毎。\18瑁。\
まうける【設】モウケル〔近10・恆2〕
まうける【儲】モウケル〔恆2〕
ちょ」の字は「人+しょ」からなる形聲文字。「信+者」ではない。∴骨折損のくたびれまうけ
まうす【申】モウス〔近08・10・恆2〕
古形「∞まをす」。
まぅだ【望陀】モウダ〔地名〕
千葉縣(上總國)の郡名。『舊事本紀』に「馬來田うまくた國造」。「まぅ←mang」は「まく」に宛てた字と考へられる。
まうでる【詣】モウデル〔近10・恆2〕
まゐる。
まぅりゃぅ【魍魎】モウリョウ
∞「魑魅魍魎みづち」。
まうろく【耄碌】モウロク
マオ【毛主席】〔外來〕
毛澤東主席を好んで「マオ主席」と表現する事があった。英文は「MaoTse-tung」。「毛」の假名遣は長らく「ばう/まう」とされ、またその方が現代北京音にも合致するのだが、現在では「ぼう/もう」に訂正されてゐる。
まがき【藩=樊】〔同源〕
はん」「はん」∴藩屏。
まかなひ【賄】マカナイ〔近12〕
マギー・チャン【張曼玉】〔外來〕
香港の女優名。→「ちゃぅ←tiang」。
まきゑ【撒餌】マキエ〔近14〕
【まく】
まくmak43膜。幕。\
まくは【眞桑瓜】マクワ〔植物〕
岐阜縣(美濃國)本巣郡眞桑まくは村の産が著名であったことによる。現在の眞正町上眞桑(〒501-0461)・下眞桑(〒501-0466)。
の村名に由來する。
まげる【曲=跼】〔同源〕
きょく」「きょく(せぐくまる)」。
まげる【枉=横】〔同源〕
枉死わぅし=横死わぅし
まことに【實≒寔】〔同源〕
じつ/じち」「しょく/じき
まじ【】〔恆8-2〕
助動詞。
まじなひ【呪=咒】マジナイ〔近01〕
∞いはふ(呪=祝)。
まじまじ【】〔恆8-2〕
まじめ【眞面目】〔近01〕
∴生〜。
まじる【混・雜=襍】〔恆8-1・同源〕
∞まず(混・雜)。「ざふ」は「ざふ」の異體字。共に「衣+集」からなる。〓は「衣」の變形。
まず【混・雜・交】〔近03・19・恆8-1〕
文語下二段動詞。→「まざる」「∞まじる」「まぜる」いづれもザ行。
ますらを【丈夫】マスラオ〔近05〕
またぐ【騎=跨】〔同源〕
」「
【まつ】
まつmat30末。抹。沫。秣。茉。靺。\
まづ【先】マズ〔近03・恆7〕
∴〜は御禮迄。
まづい【拙・不味】マズイ〔近03*・恆7〕
まっかう【眞向】マッコウ
+むかひ」のウ音便。字音「かぅ」と、偶然に假名遣は一致する。
まっかぅくぢら【抹香鯨】マッコウクジラ〔動物〕
まづしい【貧】マズシイ〔近03*・恆7〕
まったうな【】マットウナ
←全う、「眞當まったぅ」は宛字だが、偶然にも假名遣は同じ。
まつたふや【松任谷】マツトウヤ〔姓名〕
にむ」の訓「たふ、たへる」。∴〜由實(歌手)
まどひ【迷】マドイ〔近11〕
まどゐ【團欒・圓居】マドイ〔近11・恆5〕
まはる【】マワル〔近05〕
まひ【舞】マイ〔近12〕
まひご【迷子】マイゴ〔近12〕
まひまひ【蝸牛】マイマイ〔動物〕
←舞ひ舞ひ。「卷き卷き」ではない。∴舞へ舞へ蝸牛かたつむり(梁塵祕抄)。
まひまひず【】マイマイズ〔地名〕
東京都羽村市五ノ神社の西部池袋線入曾驛附近にある井戸。「不老としとらず川」の、「掘難ほりかねの井」として武藏野の歌枕。井戸に下りる道が螺旋状のため「まひまひ」の名あり、「ず」の假名遣は未詳。∞蝸牛でんでんむし
まぼろし【〓=眩=幻】〔同源〕
ぐゑんぐゑんぐゑん
まみえ【見】〔近15〕
まみゆ。
まみゆ【見】〔近19〕
文語下二段動詞。∞まみえ。
まよひ【迷】マヨイ〔近11〕
まらうど【賓客】マロウド〔近10〕
←「まれ+人」のウ音便。
まる【圜=圓=丸】〔同源〕
ゑん/くゎんゑんぐゎん
まゐる【參】マイル〔近11・12・恆5〕
まうでる。
まをか【眞岡】モオカ〔地名〕
栃木縣(下野國芳賀郡)の市名。現代假名遣で「もおか」か「もうか」かしばしば誤るやうである。樺太の「眞岡」は「マオカ」と讀む。∴〜木綿、∴〜鐵道。
まをす【申】モウス〔近08・恆3〕
まうす」の古形。
【まん】
まんman26卍'\26萬(万)'\30 26曼'蔓'30鰻。漫。幔。鏝。饅。+31縵'謾'31慢'鬘'\30瞞。蹣。滿(満)。懣。\
マンゴー【芒果】〔植物〕
タミル語「man-kay」に遡るといふ。「ばぅ←mang」
まんしう【滿洲】マンシュウ〔地名〕
英文「Manchuria(滿州里)」。「chu」が「しう」に相當する。
まんじりと【】
まんだ【茨田】〔地名〕
大阪府(河内國)の郡名。古くは「まむた」。「茨」は音「シ」。
まんぢゅう【饅頭】マンジュウ
ちゅう」は唐音。∞塔頭たっちゅう
まんばう【飜車魚】マンボウ〔動物〕
音の由來未詳。∴『ドクトル〜航海記』(北杜夫)
【み】
mi05彌(弥)。\05靡。\06眉。\08未。味。06魅。\
みいづ【御稜威】ミイズ
←みいつ。∴〜の風は海原越えて(明治節)
みえ【見・外見・見榮】〔近15・16〕
「見榮」は宛字。「ゑぃ」では假名遣が合はない。∞ゆ。∴見えっぱり。
みえる【見】〔恆4〕
ゆ。
みかむ【蜜柑】舊假名みかん〔植物〕
みけん【眉間】
∴〜に皺を寄せる。
みさを【操】ミサオ〔近07・08・恆3〕
みじかい【短】〔近01〕
みじめ【慘】〔近02〕
みせ【廛・店】〔同源〕
てん」「てむ」は類義だが、原音は相當に異る。
みそぢ【三十路】ミソジ〔近01〕
みだりに【濫】〔同源〕
らん(みだれる)」と「らむ(みだりに)」は別字。從って「亂用らんよぅ」と「濫用らむよぅ」を同一視するは非。
みだれる【紊亂=泯亂】〔同源〕
紊亂びんらん=泯亂びんらん」。
【みつ】
みつmit21密。樒(櫁)。蜜。\
みづ【水】ミズ〔近02・恆7〕
花水木はなみづき
みづうみ【湖】ミズウミ〔近02〕
みつかいだう【水海道】ミツカイドウ〔地名〕
茨木縣の市名。→「みづ」。
みづから【自】ミズカラ〔恆7〕
∞てづから
みづぎは【水際】ミズギワ〔近05〕
∴〜だった采配。
みづくろひ【身繕】ミヅクロイ〔近11〕
∴〜を整へる。
みづち【魑魅魍魎】ミズチ〔同源〕
魑魅ちみ」は「-i」の疉韻字。「魍魎まぅりゃぅ」は「-ang」の疉韻字。
みづのえ【壬】ミズノエ〔近16〕
みづ」。
みづほ【瑞穂】ミズホ
「みずほ銀行」は好ましくないが、固有名詞は改め難い。∴豐葦原千五百秋瑞穂國。
みづま【三瀦】ミズマ〔地名〕
福岡縣(筑後國)の郡名。『景行紀』に「水沼みぬま縣主」。
みとほし【見通】ミトオシ〔近08〕
とほり。
みない【藥袋】〔地名〕
山梨縣南巨摩郡早川町の地名(〒409-2727)。語源未詳。
みなぅ【美嚢】ミノウ〔地名〕
兵庫縣(播磨國)の郡名。古くは「みなぎ」。←「なぅ←ナギ←nang」。伯備線の驛名は「嚢(ふくろ)」が難字だとして「美袋みなぎ」に改名。岡山縣總社市美袋みなぎ(〒719-1311)も同樣。
みなふ【耳納】ミノウ〔地名〕
福岡縣筑後の山地名。「水繩みなう」とも。∞箕面みのを
みなわ【水沫】〔近04〕
みぬめ【敏馬】
岡山縣總社市の地名(〒719-1311)。→「びん」。∴珠藻刈る敏馬を過ぎて(萬葉集3-250)
みの【美濃】〔地名〕
舊國名。→「のぅ
みのる【稔・年】〔同源〕
ねむ」「ねん」は近義だが字音假名遣は異る。
みのを【箕面】ミノオ〔地名〕
大阪府(攝津國豐島てしま郡)の市名。『扶桑略記』應和二(九六二)年に「蓑尾山」。「みづ」の「」つまり分水嶺の意か。∞耳納みのふ
みへ【三重縣】ミエ〔地名〕
みまな【任那】〔地名〕
→「にむ」。∴〜日本府。
みみず【蚯蚓】〔近02・03〕
みゃぅじ【名字】ミョウジ
「苗字」なら「∞めうじ」
みゃぅぶ【命婦】ミョウブ
【みゃく】
みゃくmiak45脈(脉)。\
みやけ【三宅】〔姓名〕
←「+やけ」。屯倉みやけの意。「みあけ」ではない。「大伴家持やかもち」も同樣。また東京都三宅島を始め、地名に多い。
みゆ【見】〔近19〕
文語下二段動詞。∞える。∴敵艦見ユトノ警報ニ接シ。
【みょう】
みゃぅmiang44命。\44明。\46名。47茗。\47冥。\
めうmiau36妙。\
ミョンドン【明洞】〔外來〕
→「めぃ/みゃぅ←miang」「どぅ←dong」。
みる【見・觀・看】〔近21・同源〕
文語上一段動詞。「くゎん」「かん」は近義だが字音假名遣は異る。
みわ【神酒】〔近04・05〕
大神おほみわ神社。
みを【水脈・澪】ミオ〔近07・08〕
みをつくし【澪標】ミオツクシ〔近07・恆3〕
「水脈つ串」。∴みをつくしてや戀わたるべき(千載集)
みをやま【一尺八寸山】ミオヤマ〔地名〕
「ミオウヤマ」とも。大分縣日田市と山國町の境にあり難讀地名として著名。「鎌柄の三尾山」とも。鎌の柄の長さは「一尺八寸」のためこの字を宛てるといふ。狩で捉へた三頭の猪の尾をつないだら「一尺八寸」あったとの説は如何なものか。
【みん】
みんmin21民。33眠'\44明"[メィ]\
みん【明朝】
王朝名。→「めぃ/みゃぅ←miang」。∞しん(清朝)。
【む】
mo01夢(梦)。[ボゥ]\10武。鵡。\10無。\10无。\10毋。\50謀。[ボゥ]\50牟。[ボゥ]\50矛。[ボゥ]10務。霧。\
【牟】〔表音〕
ぼう/む」は牛の啼き聲の形容。漢音が「ぼう」となるのは傳來當時の長安方言の特色ともいふべきもので、一般には「もう」であった。現代北京音も「mou」である。
むいか【六日】〔近13・恆5〕
「むゆか」の轉。
むかうがは【向側】ムコウガワ〔恆2〕
恆2は「むかひがは」のウ音便。終止形・連體形の名詞化で「むかふがは」ではあるまい。
むかうじま【向島】ムコウジマ〔地名〕
東京都墨田區の東部。もと向島區。「向ひ島」のウ音便と考へられる。「向」を「ムカウ」と讀む地名は香川縣綾歌郡宇多津町向山むかうやま(〒769-0228)など珍しい。壓倒的に「ムカイ」である。「向田邦子」など同樣の地名、人名は多し。
むかふ【向】ムカウ〔近09〕
むかふ【向日】ムコウ〔地名〕
京都府(山城國乙訓郡)向日市。『三代』貞觀元(八五九)年に「向神」。『延喜式』に「向日神社」。
むかへる【迎=逆】〔同源〕
げぃ」「げき/ぎゃく」。「逆旅げきりょ」は旅人を迎へる意で旅館の事。
むかへる【要=邀】ムカエル〔同源〕
「要撃」「邀撃」ともに「えうげき」
むかゐきょらい【向井去來】ムカイキョライ〔姓名〕
新居にゐ
むかゐばら【向井原】ムカイバラ〔地名〕
廣島縣高田郡向原町の小字、「向原むかひばら町」にわざわざ「井」を入れたために假名遣の矛盾をきたしてしまった。「筑波郡谷和原やわら村」も同樣。
むくい【報】〔近12・13〕
むくいる【報・酬=讐=讎】〔恆5・同源〕
ヤ行上一段動詞。「酬」「讐」「讎」共に「しう」。「讐」「讎」は異體字。∞むくゆ。
むくげ【木槿】〔植物〕
木槿もくきん」の訛か。朝鮮では「無窮花むくぐゑ」。
むくゆ【報】〔近18〕
文語上二段動詞。∞むくいる(報)
むさし【武藏・牟邪志】〔地名〕
舊國名。→「ざぅ
むざふさ【無雜作】ムゾウサ
「無造作(むざうさ)」とも書くが、假名遣は異る。
むざむ【無慙=無慘】ムザン舊假名むざん〔同源〕
書換へて「無殘むざん」とするが、假名遣が異る。
むしず【蟲酸】
「蟲酸」なら「むしず」、「蟲唾」なら「むしづ」。
むじな【狢】〔動物〕
∴同じ穴の〜。
むずがゆい【】
むずむず。
むすめ【娘=孃】〔同源〕
ぢゃぅ」「ぢゃぅ
むせぶ【咽=噎】〔同源〕
えつ/えち」「えつ/えち」。
むづかる【憤】ムズガル
←むつかる←難しい。
むつごらう【〓五郎】ムツゴロウ〔動物〕
むなしい【曠=荒】〔同源〕
くゎぅ」「くゎぅ」∴荒野=曠野。
むらをさ【村長】ムラオサ〔近06〕
むろ【牟婁】〔地名〕
和歌山縣三重縣(紀伊國)牟婁郡。『齊明紀』に「牟婁温湯」。→「ろう」。
むろふさいせい【室生犀星】ムロウサイセイ〔姓名〕
むんず【】
∴〜と組む。
【め】
mia41瑪。碼。\
【めい】
めいmiai12迷'\
めぃmiang44命゜\44明゜盟゜\44鳴゜\46名゜47銘゜茗゜酩゜\47冥゜暝゜溟゜螟゜瞑゜\
めぃてぃ【酩酊】
∞「よふ」。
めいる【滅入】
めうが【茗荷】ミョウガ〔恆2〕
「芽香」から。字音「みゃう」に非ず。
めうじ【苗字】ミョウジ
「名字」なら「∞みゃぅじ」
めえ【枚】〔表音〕アイ
一枚いちめい」ではない。∞ええぢゃないか。
めくじら【目くじら】
「∞くぢら」とは關係ない。∴〜をたてる。
めぐむ【惠=慧】〔同源〕
「惠」「慧」は共に「くゑい」
めじな【目仁奈】〔動物〕
【めつ】
めつmiat34滅。\
めづ【愛】メズ〔恆8-1〕
←めでる。
めっさぅ【滅相】メッソウ
∴〜もない。
めづらしい【珍】メズラシイ〔近03・恆7・8-1〕
目+つら(連)+し形容詞語尾(もっと見たい)。
めでたう【目出度】メデトウ〔恆2〕
∞おめでたう(御目出度)。
めをと【夫婦】メオトミョウト〔近05・恆3〕
「メオト」「ミョウト」二種の讀み方あり。∴〜茶碗。
【めん】
めんmian33麪(麺)。\34免。\34棉。綿。緜。\34面。緬。湎。\
めんさうれ【參り候へ】メンソウレ〔表音〕
沖繩方言の挨拶言葉。
めんたいこ【明太子】
めぃ/みゃぅ」の唐音は「みん」。
めんよう【面妖】
「名譽」の轉。「えう」とは假名遣が合はない。∴はて〜な。
【も】
mo11摸。模。\51茂。[ボゥ]\
【毛】〔表音〕
平假名「も」の原字。「毛」は從來「まう」とされてきたが、近年「もう」に訂正された。
【もう】
まうmau38耗'\
まぅmang42亡。望。妄。罔。網。魍。44盲゜\43 44孟:44猛゜\43莽。\
もうmou38毛。耄。\
もぅmong01蒙'曚'朦'濛'矇'艨'\
▼莽(ばぅ/まぅ)
  (ぼぅ/も )
 字音はこの二系統に分れるが、常用音は「まぅ」
▼毛(もう)、耗(かう/かう[慣]まう)
           (消耗せうまう←せうかう)
もう【】〔恆2〕
もぅしょぅ【艨衝】
∞「いくさぶね(艨艟・艨衝)」。
もうせんごけ【毛氈苔】〔植物〕
もうつうじ【毛越寺】〔地名〕
岩手縣平泉町(陸奧國磐井郡)毛越寺。「もうをつじ」または「もうつじ」とも。「も+をつ」とはならない。
もうとう【毛頭】
∴そんな氣持は〜ない。
もぅどぅ【艨艟】
∞「いくさぶね(艨艟・艨衝)」。
もうひとつ【】
もうり【毛利】〔姓名〕
長く「毛」は「まう」とされてきたが、正しくは「もう」。∴〜輝元。
もぅろぅ【朦朧】モウロウ〔聯綿〕
「-ong」の疉韻字。「龍」は漢音「りょぅ」呉音「りゅぅ」。
もえぎ【萌黄】〔近16〕
もえる【燃・萌】〔近15・恆4〕
∞もゆ(燃・萌)。大豆を發芽させた「もやし」は「萌やし」の義。
【もく】
もくmok01睦。\01木。沐。杢'\01目。苜。\49默(黙)。\
もくれん【木蓮】〔植物〕
もさ【猛者】
「猛」は「まぅ」。江戸時代の關東方言「もさ言葉」に由來する宛字といふ。
もじ【文字】〔近02〕
もじゃもじゃ【】〔表音〕
もず【鵙・百舌鳥】〔近02・03・動物・地名〕
鳥名、また大阪府堺市中百舌鳥町(〒591-8023)などの地名あり。∴〜の早贄。∴〜古墳群。
もだえる【悶】〔恆4〕
∞もだゆ(悶)。
もだゆ【悶】〔近19〕
文語下二段動詞。∞もだえる(悶)
もたれる【凭=憑】〔同源〕
ひょぅ」「ひょぅ」。∴憑依。
【もち】
もちmot24勿。\
もぢずり【捩摺】モジズリ〔植物〕
捩花ねぢばな」の別名。∞ねぢる(捩)。∴みちのくの忍ぶ〜誰ゆゑに(河原左大臣)
もぢもぢ【】モジモジ〔恆8-2〕
もぢる【捩】モジル〔近01*・恆6〕
もちゐる【用】モチイル舊假名もちひる〔近11・18・21・恆1・5〕
文語ワ行上一段動詞。從來「用ふ」「用ゆ」などに誤ることが多かった。∴羌笛何ぞもちゐん、楊柳を怨むを(王之渙・出塞)。
【もつ】
もつmot24物。\
もづく【海雲・藻屑】モズク〔恆7〕
「もくづ」の倒置。∞くづ
もっくゑ【勿怪】舊假名もっけ
〜の幸ひ。「物怪」の轉。∴〜の幸ひ
もっさぅ【盛相】モッソウ
飯入れ。
もづめ【物集女】モズメ〔地名〕
京都府(山城國乙訓郡)向日市の地名。(〒617-0001)
もてなす【享=饗】〔同源〕
「享」「饗」は共に「きゃぅ」。「饗應きゃぅおぅ」はまた「供應きょぅおう」とも書くが、假名遣は異る。∴享宴きゃぅえん=饗宴きゃぅえん
もと【元=原】〔同源〕
「元」「原」は共に「ぐゑん」
もとい【】
イ音便。←元へ。訂正の意。
もとゐ【基】モトイ〔近11・12・恆5〕
∴〜定めしそのかみを(紀元節)
もとをりのりなが【本居宣長】モトオリノリナガ〔姓名〕
ものうい【物憂】〔恆2〕
もの」は明らかに訓讀みだが、「」は呉音由來かもしれない。漢音は「いう」。
ものかは【】
もの+か(助詞)+は(助詞)。
ものぐるひ【物狂】モノグルイ〔近11〕
もののくゑ【物の怪】舊假名もののけ
∴〜姫。
ものわかり【物判】〔恆1〕
もひとり【主水】モイトリ
もんど。∴鈴木主水もんどといふ侍は(八木節)。
もみぢ【紅葉】モミジ〔近01・02・恆6〕
かへで。∴〜のにしき神のまにまに(菅家)
もゆ【燃・萌】〔近19〕
文語下二段動詞。∞もえる(燃・萌)
もよほす【催】モヨオス〔近08・09〕
もらす【洩=泄】〔同源〕
せつ」「せつ」。「洩」には「のびる」意で「えい」の音もあり、「漏洩」は「ろうせつ」の筈だが「ろうえい」と讀まれることが多い。∴祕密漏洩
もろい【脆=毳】〔同源〕
ぜい」「ぜい」。「毳」は「にこ毛」の意。やはらかい義が「脆」と通ず。
もろきう【】モロキュウ
酒肴。∞きうり(胡瓜)。
【もん】
もんmon24文(攵)。紋。\27門。悶。們。捫。24聞。問。\
もんがふいか【紋甲烏賊】モンゴウイカ〔動物〕
モンゴル【蒙古】〔外來〕
→「もぅ←mong」
もんじ【文字】〔近02〕
もんじゃやき【】
←「文字燒き」に由來するか。
もんのう【文雄】〔姓名〕
『磨光韻鏡』の著者。假名遣未詳。「もんのを」かもしれない。
【や】
ia41也:\41冶:\41夜:\41耶:爺:揶:椰:\41野(埜):\
やいと【灸】〔近12・13〕
やいば【刃】〔近12・13・恆5〕
「燒き刃」のイ音便。
やうか【八日】ヨウカ〔近10・恆2〕
+つ+日。
やぅだ【樣】ヨウダ〔近17〕
やぅちゃぅ【羊腸】ヨウチョウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。∴〜の小徑は苔滑か(箱根八里)。
やぅぢゃう【横笛】ヨウジョウ
本來の「横笛わぅてき」が「王敵わぅてき」に通じるゆゑの言ひ換へ。
やうやう【漸】ヨウヨウ〔恆2〕
やうやく【漸・寢】ヨウヤク〔近10・同源〕
「や(稍)+く(副詞語尾)」、やくやく→やうやく。「ぜむ」「しむ
やから【族=屬】〔同源〕
「族」「屬」は共に「ぞく」
やぎ【山羊】〔動物〕
「やぎ」は「やぅ←iang」の轉とする説あり。
やぎふ【柳生】ヤギュウ〔地名〕
奈良市(大和國添上郡)の地名。(〒630-1237)『文徳』嘉祥三(八五〇)年の「夜岐布山口神」。∴〜新蔭流。
やきもの【磁=瓷】〔同源〕
磁器じき」「瓷器じき
【やく】
やくiak42約:葯:\42躍:\42藥(葯薬):\42龠:籥:鑰:\45u厄。扼。阨。\46u疫。役。\46益。\46亦。\46譯(訳)。\
やくたいもない【益體】
→「えき/やく」。
やくゎん【藥鑵】ヤカン
やけぼっくひ【燒け棒杭】ヤケボックイ
ぼぅ」。∴〜に火がつく。
やこ【邪許=邪呼】
邪許やこ」「邪呼やこ」は重い物を動かす時の掛け聲。∞せいの。∞よいとまけ。
やさかい【】〔表音〕
關西方言。「さかひ」であるとの説もあり。∴そやさかいにな。
やしき【第=邸】〔同源〕
てい/だい」「てい」。∴聚樂第
やじろべゑ【野次郎兵衞】ヤジロベエ
∴〜喜多八。
やそぢ【八十歳】ヤソジ〔恆6〕
やぢうま【野次馬】ヤジウマ〔恆6〕
」であるため、假名遣は「やじうま」か。「親父馬」または「やんちゃ」に由來するとの説もあり。
やっかい【厄介】
ヤッショウマカショ【】〔表音〕
山形縣『花笠踊』。
やっちゃお【】
←やってしまはう。
やつれる【憔悴】〔同源〕
憔悴せうすい」は「s-」の雙聲字。
やはず【矢筈】〔近03〕
やはら【柔術】ヤワラ
やはらか【柔・和】ヤワラカ〔近05〕
やはらぐ【睦=穆】ヤワラグ〔同源〕
ぼく」「ぼく
やほちゃう【八百長】ヤオチョウ
←八++長。
やほや【八百屋】ヤオヤ〔近08〕
五百いほ
やまじかぜ【】
愛媛縣宇摩地方の山から吹き降る強い南風。∞あなじかぜ。
やまづみ【山祇】ヤマズミ
「山+つ(の)+」。「わたつみ」に對する山の神。「大山祇おほやまつみ神社」などは各所にあり。
やまひ【病】ヤマイ〔近12〕
やみ【暗=闇=陰】〔同源・音訓〕
「暗」「闇」は共に「あむ」。「陰」は「いむ」。訓「やみ」は「あむ」に由來するかもしれない。
ヤムチャ【飮茶】〔外來〕
「ヤム」は廣東音。「いむ/おむ」。∞點心ディムサム
やゆ【揶揄】〔聯綿〕
「i-」の疉韻字。「邪揄」とも。「耶」はもと「邪」の誤字とも。
やわら【谷和原村】〔地名〕
茨木縣筑波郡谷和原村。元は「谷原やはら村」であったところ、後に「和」を増し加へたために假名遣が異なってしまった。∞向井原むかゐばら
やをら【徐】ヤオラ〔近08*〕
ヤンゴン【仰光】〔外來〕
→「ぎゃぅ←giang」「くゎぅ←kuang」。∞仰光ラングーン
やんはり【】ヤンワリ
←やはらか
ヤンパン【兩班】
朝鮮の貴族。→「りゃぅ←liang」
【ゆ】
io10兪:瘉:愈:癒:喩:楡:渝:瑜:蝓:覦:逾:踰:諭:愉:揄:輸'\10臾:腴:諛:萸:\50由。油。柚。[イウ]\50遊。[イウ]\
【ゆい】
ゆいioi(舊假ゆゐ)06u惟。唯。\06u遺。\
ゆいしょ【由緒】
由は「ゆ」
【ゆう】
いうiu50右゜佑゜祐゜\50酉゜\50楢゜猷゜猶(犹)゜蕕゜\50又(有)゜友゜\50尤゜疣゜肬゜\50憂゜優゜\50有゜侑゜宥゜囿゜\50由゜蚰゜釉゜鼬゜柚゜\50誘゜莠゜\50遊゜游゜蝣゜\50郵゜\50攸゜52悠:\52幽:\52黝:\
いふip53揖:\53邑゜悒゜\
ゆうio10裕'[ユ]\
ゆぅiong01熊゜\01雄゜\01融゜\03涌。勇。湧。\
ゆうだ【紫合】〔地名〕
神戸市西區神出町(〒651-2334)。兵庫縣川邊郡猪名川町(〒666-0233)。丹羽基二氏の説によると、「死講しかぅ」の「結田ゆうだ」の訛であり、「+あはし」をかけた佳字であるといふ。姓の「かうだ」も同樣。「ゆひだ」のウ音便なら「ゆふだ」だが、「ゆふだ」かもしれない。∞紫合かうだ
ゆぅづぅ【融通】ユウズウ
ゆうパック【】
郵便小包の稱。「いう」にちなむものと思はれ、「いうパック」とすべきであらう。東京都品川區にある「ゆうぽうと(東京簡易保険郵便年金會館)」も同様。
ゆうみり【柳美里】
[姓名]→「りう←ユウ」。
ゆが【瑜伽】
ヨガ。→「」。
ゆかり【因縁】〔同源〕
ゆくへ【行方】ユクエ〔近16〕
∴〜も知らぬ戀の道かな(曾禰好忠)。
ゆくゑ【行衞】ユクエ〔地名〕
京都市上京區の地名(〒602-8366)。一般に「行方」を「行衞」と宛字する事あり、定家假名遣の影響といふ。∞近衞このゑ
ゆず【柚子】〔近03*〕
ゆだん【油斷】
和語「ゆたに」の轉。→「だん」∴〜大敵。
ゆたんぽ【湯湯婆】
→「たぅ←tang」。
ゆづる【讓・擅=禅】ユズル〔近03・恆7・同源〕
擅譲ぜんじゃぅ=禅譲ぜんじゃぅ。∴親ゆづりの無鐵砲で(坊っちゃん)。
ゆはず【弭】〔近03〕
ゆはへる【結】ユワエル〔近05〕
ゆひなふ【結納】ユイノウ
本來は「結ひ入れ」。
ゆひまーる【】ユイマール
互助の意の沖繩方言。「結ひ+回る」。「ゆいレール」は「沖繩都市モノレール」の愛稱。
ゆふき【結城】ユウキ〔地名〕
∴〜紬。
ゆふづつ【夕星】ユウズツ
宵の明星。金星。「ゆふつづ」。
ゆふべ【夕・昨夜】ユウベ〔近10・恆2〕
ゆふゐん【湯布院】ユフイン〔地名〕
大分縣大分郡の温泉地。
ゆや【熊野・湯谷】
能の一。「ゆぅ」。
ゆわう【硫黄】イオウ〔恆1・2〕
←古語ゆわ。字音なら「りうわぅ」。
ゆゑ【故】ユエ〔近14・15・恆4〕
∴我思ふ〜に我あり、∴人妻ゆゑに我戀ひめやも(天武天皇)。
ゆゑん【所以】ユエン〔近14〕
【よ】
io09予:豫:預:蕷:\09余:餘:畭:蜍:\09淤゜\09舁:輿:與(与)゜歟:譽(誉):\09飫゜\
よいとまけ【】〔表音〕
せいの。∞やこ(邪許=邪呼)。
よいなら【四十八願】〔姓名・地名〕
珍姓。また栃木縣葛生町の地名。丹羽基二氏の説では「黄泉よみの原」の轉。
【よう】
えうiau35幺:窈:52幼'37拗。\35杳:\36窯(窰):\36要:腰:\36夭:妖:殀:\36姚:\36搖(揺):謠(謡):鷂:遥:徭:瑶:窰:\36燿:曜:耀:\36邀:\
えふiap56葉(頁):\56曄:\56靨:\
やぅiang42羊:洋:佯:痒:樣(様):漾:養:瀁:癢:\42昜:揚:楊:暘:煬:陽:瘍:\46瓔(珱)。\
よぅiong03容゜溶゜熔゜蓉゜鎔゜\03用゜庸゜傭゜慵'\03廱゜癰゜\03甬゜踊゜慂゜蛹゜湧゜踴゜+01俑゜\03雍゜擁゜壅゜\48鷹゜膺゜\
よう【】〔近17〕
豫想または意志の助動詞。〜しよう。
よぅ【癰】ヨウ〔同源〕
よぅ(はれもの)」は「やまひだれ」に「よぅ」を加へた字。
ようこそ【】〔恆2〕
「よくこそ」のウ音便。
ようどれ【】〔地名〕
沖繩縣浦添市。初期琉球王墓。「よう」は「ゆふ」、「どれ」は「とろ」と同系の言葉で、「ようどれ」は夕凪の意。假名遣は「よふどれ」かもしれない。
ヨーヨーマ【馬友友】
[外來]→「いう←ヨー」。
【よく】
よくiok02沃゜\03浴:峪:欲:慾:\48抑゜\48翌゜翊゜\48翼゜\48弋゜杙゜\
よこぎ【衡=横】〔同源〕
かぅわぅ
よこしま【奸=姦】〔同源〕
かんかん
よさこい【】〔表音〕
高知縣民謠。←「夜さ來い」。
よそほひ【裝・粧=妝】ヨソオイ〔近08・同源〕
さぅ/しゃぅ」。化粧くゑしゃぅ=化妝くゑしゃぅ。∞けはひ(氣配・化粧)
よぢる【攀・捩】ヨジル〔近01・恆6〕
「もぢる」「ねぢる」も同樣。
よど【淀=澱】〔同源〕
でん」「でん」。「淀川よどがは」はまた「澱江でんかぅ」とも。∴〜君。
よなげる【淘汰=〓汰】〔同源〕
淘汰たうた」「〓汰(たうた)」は「t-」の雙聲字。∞餘綾よろき
よは【夜半】ヨワ
湯桶讀み。よ(夜)は訓、は(半)は音。『夜半の寢覺』。∞孝標たかすゑ。∴更くる〜に門を敲き(青葉の笛)。
よはひ【齡】ヨワイ〔近11〕
よひ【宵】ヨイ〔近12〕
∴宵っぱり。
よびりん【呼び鈴】
「りん」は「鈴」の唐音。→「れぃ←liang」。
よふ【醉】ヨウ〔同源〕
古形「ゑふ」。∞ゑふ(醉)。「酩酊めぃてぃ」は「-ang」の疉韻字。∴よっぱらひ。
より【自=爾】〔同源〕
爾來じらい=自來じらい」。「爾後じご=自後じご」。「卒爾そつじ=卒而そつじ」。
よる【倚=依】〔同源〕
「倚」「依」は共に「い」。
よろき【餘綾】〔地名〕
神奈川縣(相模國)の郡名。「淘綾よろき」とも。この「る」は訓讀みと考へられる。現在は合併して中郡。←「りゃぅ←ロキ←liong」。「小由留幾(小動木)の磯」は歌枕の地。現稱「小動こゆるぎ」(〒253-0102)。『地2677』。∞よなげる(淘汰)。
よろこぶ【歡=款】
くゎん=くゎん」。∴「歡待くゎんたい=款待くゎんたい
よろづ【萬】ヨロズ〔恆7〕
よろめく【踉蹌】〔聯綿〕
踉蹌らぅさぅ」は「-ang」の疉韻字。
よろめく【蹣跚=槃散】〔聯綿〕
蹣跚まんさん」「槃散ばんさん」は「-an」の疉韻字。
よわい【弱】〔近05・恆1〕
よわし【弱】〔近04〕
∞いわし(鰯)。
よわなさけ【與話情浮名横櫛】
歌舞伎外題。
【ら】
ra39羅:蘿:邏:鑼:\40螺:騾:\40裸:\
【良】〔表音〕
平假名「ら」の原字。「りゃぅ/らぅ」。
【らい】
らいrai12禮(礼)。\14頼:瀬:癩:籟:\18雷:擂:儡:櫑:罍:\18磊:\19來(来):徠:賚:莱:\
らいがぅ【來迎】ライゴウ〔佛教〕
佛教語では時に「げぃ/ぎゃぅ」を時に「がぅ」と讀む。他に「渇迎かつがぅ」など。∴二十五菩薩〜圖。
らいてう【平塚雷鳥】〔姓名〕
らう【羅宇・斑竹】
ラオス産の竹管。「らお」とも。
らぅさぅ【踉蹌】ロウソウ
∞「踉蹌よろめく」。
ラオチウ【老酒】〔外來〕
酒名。→「らう」。
らかん【羅漢】〔佛教〕
「阿羅漢」の略。梵語「アラハン」。→「かん」。
【らく】
らくrak04犖:\43絡:酪:珞:烙:駱:洛:落:\43樂(楽):42擽。\
らくえき【絡繹】〔聯綿〕
「-ak」の疉韻字。人馬の往來が續く樣。
らしゃぅもん【羅城門=羅生門】ラショウモン〔地名〕
→「せぃ/じゃぅ」。「せぃ/しゃぅ」。∴『羅生門』(芥川龍之介)
【らち】
らちrat34埒(埓)'\
【らつ】
らつrat29剌゜辣゜喇゜\54拉'[ラフ]\
らっきょう【辣韮】〔植物〕
きう/く」。假名遣は「らっけう」とすべきか。
らっくゎせぃ【落花生】ラッカセイ〔植物〕
らっこ【獵虎】〔動物〕
→「らふ」。
らふたけた【臈たけた】ロウタケタ〔同源〕
らふ」は「らふ」の俗字。
らふばい【蝋梅】ロウバイ〔植物〕
らむよぅ【濫用】舊假名らんよぅ
∞「みだりに」。
【らん】
らむram(舊假らん)54嵐:\54婪:\55濫:藍:籃:襤:覽(覧):攬:欖:纜:\
らんran29懶:嬾:\29闌:欄:瀾:爛:蘭:襴:\30卵:\30亂(乱):\30欒:鑾:巒:鸞:\
ラングーン【仰光】〔外來〕
→「ぎゃぅ←giang」。「くゎぅ←kuang」。∞仰光ヤンゴン
ランタン【lantern】
「龍燈」などの漢字音に由來するものではない。
らんちう【蘭鑄】ランチュウ〔動物〕
金魚の品種。「蘭蟲らんちゅう」とも。
らんにふ【闌入・亂入・濫入】ランニュウ〔同源〕
闌入らんにふ亂入らんにふ濫入らむにふ
らんよぅ【亂用】
∞「みだりに」。
【り】
ri05璃:漓:離:\05罹:\05詈:\05驪:\06利:梨:痢:俐:犂(犁):蜊:12莉'\06履:\06莅:\07吏:\07李:\07里:浬:鯉:狸:哩:理:裏(裡):俚:貍:釐:\
リー・クァンユー【李光耀】〔外來〕
シンガポールの人名。→「くゎぅ←kuang」「耀えう
りうきう【琉球=瑠求】リュウキュウ〔聯綿・同源〕
沖繩の漢稱。「-iu」の疉韻字。「りう」「りう」「きう/ぐ」。∞那霸なは
りうり【流離】リュウリ〔聯綿〕
「r-」の雙聲字。∴〜の愁ひ。
りうりゃぅ【嚠喨】リュウリョウ〔聯綿〕
「r-」の雙聲字。
りかい【理解】
理會りくゎい」と書く事あり、假名遣は異る。
【りき】
りきrik48力。\
【りく】
りくrik01陸゜\01勠゜戮゜\
リコー【】
企業名。本來は「理光りくゎぅ」であるべきだが固有名詞は改め難い。
【りち】
りちrit22律。\
【りつ】
りつrit21栗゜慄゜篥゜\22律゜葎゜\22率゜\53立'[リフ]\
りむご【林檎】舊假名りんご〔植物〕
←「りむがう」。→「りむ
りむらぅ【琳琅】リンロウ舊假名りんらぅ
∞「玲瓏れぃろぅ」。
りむり【淋漓】舊假名りんり
∞「淋漓したたる」。
りゃぅあむ【諒闇=梁闇=亮陰】リョウアン舊假名りゃぅあん〔同源〕
天子の服喪。「諒」「梁」「亮」共に「りゃぅ」。
りゃぅかい【諒解】リョウカイ
∞「了解れうかい瞭解れうかい諒解れうかい」。
【りゃく】
りゃくriak42掠゜\42略(畧)゜\
【りゅう】
りうriu50柳゜留(畄)゜溜(澑)゜瑠(琉璢)゜榴゜瘤゜霤゜餾゜劉゜嚠゜瀏゜\50流゜硫゜旒゜\52鏐:\
りふrip53立:笠:苙:粒:\
りゅぅriong01隆゜窿゜\03龍(竜)。\
【りょ】
りょrio09慮゜鑢゜11虜'\09旅゜膂゜\09呂゜侶゜梠゜閭゜\
【りょう】
りゃぅriang42椋゜涼(凉)゜諒゜亮゜喨゜\42良゜\42量゜糧(粮)゜\42兩(両):倆゜裲゜輛(輌)゜魎゜\42粱゜梁゜\47怜。玲。46領。嶺。\47靈(霊)。\
りょぅriong48綾:菱(蔆):凌:崚:陵:49稜'\
れうriau35了:\35寮:僚:遼:瞭:撩:鷯:鐐:+36繚:36療:燎:\35料:\35寥:廖:\35聊:\
れふriap09漁'[ギョ]\56獵(猟):\
【りょく】
りょくriok03緑゜\48力゜\
【りん】
りむrim(舊假りん)53林:霖:淋:琳:痳:54醂'\53臨:\53稟(禀):凛:廩:懍:\
りんrin07釐(厘)'[リ]\21燐:鱗:麟:鄰(隣):\21吝:悋:\21藺:躪(躙):\22倫:輪:淪:綸:\47鈴"[レィ]\
りんず【綸子】〔近03〕
りんだう【龍膽】リンドウ〔植物〕
←「りぅたむ」。「龍」は「りゅぅ」だが、古典の用例としては「りぅ」も多い。
りんね【輪廻】
連聲、「」。
りんれつ【凛冽】〔聯綿〕
「-in・-it」の疉韻字。
【る】
ro50流。[]\50留(畄)。瑠(璢)。\51 10瘻:縷:僂:褸:鏤:10屡:\
【るい】
るいroi(舊假るゐ)05羸:\06涙(泪):\06類:\06壘(塁):縲:+05累:18瘰'\06誄:\
るこうさう【縷紅草=留紅草】ルコウソウ〔植物〕
ルソン【呂宋】〔外來〕
→「そぅ←song」。
るもい【留萌市】〔地名〕
北海道。←「もえる」。
ルリシャン【瑠璃廠】〔外來〕
→「」「しゃぅ←siang」
【れい】
れいriai12戻゜唳゜捩゜綟゜\12麗゜儷゜\12禮(礼)゜醴゜\12茘゜\12蠡゜\12隸(隷)゜\12黎゜藜゜\13例゜\13癘゜\13糲゜勵(励)゜礪(砺)゜蠣(蛎)゜\
れぃriang46令゜嶺゜44冷゜47伶゜怜゜玲゜苓゜鈴゜囹゜羚゜聆゜蛉゜鴒゜齡(齢)゜零゜澪゜\47靈(霊)゜櫺゜\
れぃぜいゐん【冷泉院】レイゼイイン〔姓名〕
「れぃぜん」のイ音便。
れぃり【怜悧】
∞「怜悧かしこい」。
れぃりゃぅ【冷涼】レイリョウ〔聯綿〕
「-ang」の疉韻字。
れぃろぅ【玲瓏】レイロウ〔聯綿〕
玉の鳴る音の形容。「-ong」の疉韻字で「リングロング」のやうな發音であった。同樣の語に「〓〓さぅしょぅ」「鏐鏘きぅさぅ」「琳琅りむらぅ」「丁當てぃたぅ」などがある。金屬の鳴る語は「錚鎗さぅさぅ」など。∞さぅさぅ(錚鎗)。
れうかい【了解・瞭解・諒解】リョウカイ
「了解・瞭解」は「れうかい」、「諒解」は「りゃぅかい」
れうけん【料簡=了見】リョウケン
【れき】
れきriak47歴゜暦゜櫪゜瀝゜癧゜轣゜靂゜\47轢゜櫟(檪)゜礫゜\
レスリー・チャン【張國榮】〔外來〕
→「ちゃぅ←tiang」。
【れつ】
れつriat34列゜烈゜裂゜冽゜洌゜\34劣゜\
れふ【漁】リョウ〔音訓〕
「漁」は「ぎょ/ご」。「れふ」の音は「獵」からの借音。
レモン【檸檬】レモン〔植物〕
→「もぅ←mong」。
【れん】
れむriam(舊假れん)56鎌:廉:簾:57濂:\56匳(奩):斂:瀲:\
れんrian33憐:\33楝:煉:錬:練:\34聯(聨):\34連:漣:鏈:33蓮:\34戀(恋):攣:臠:\34輦:\
れんげさう【紫雲英】レンゲソウ〔植物〕
←げんげ。「蓮華草れんぐゑさう」は宛字。
れんげふ【連翹】レンギョウ〔植物〕
れんじまど【櫺子窗】
→「れぃ/りゃぅ」。「れん」は肩書。
【ろ】
ro09呂。絽。櫚。\11魯゜櫓゜艪゜\11賂゜輅゜路゜鷺゜蕗゜露゜\11盧゜櫨゜瀘゜爐(炉)゜艫゜蘆(芦)゜轤゜鑪(鈩)゜顱゜09濾。廬。臚。驢。\11鹵゜\51髏'[ロウ]\
【ろう】
らうrau38牢:\38老:\38勞(労):撈:癆:\38潦:\38醪:\
らぅrang【04瀧゜】\42糧(粮)。\43朗(朖):浪:狼:琅(瑯):郎:廊:榔:螂:+42踉:\
らふrap55臘(臈):蝋:鑞:\
ろうrou51婁゜螻゜樓(楼)゜簍゜鏤゜髏゜\51漏゜\51陋゜\
ろぅrong01弄゜哢゜\01聾゜朧゜瓏゜蘢゜03隴'\【01槞゜籠(篭)゜】\49稜:薐:\49楞:\
▼瀧(滝)       (らぅ/ろぅ)
 龍隴聾朧瓏蘢槞籠(篭)(ろぅ)
 瀧(滝)は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
               原則として漢音優先
 龍は(りょぅ/りゅぅ[慣]ろぅ)
ろぅらく【籠絡】ロウラク〔聯綿〕
「r-」の雙聲語。
ロートル【老頭兒】
→「とう」。
【ろく】
ろくrok01鹿:麓:漉:轆:\01六。\03緑。録。+01碌:01祿(禄):\49勒:肋:\
ろく【六=陸】〔同源〕
「陸」は數字の誤記を防ぐための書き方。「六」「陸」共に「りく/ろく」。
ろぢ【露地】ロジ〔恆6〕
∴〜栽培。
ロマン【浪漫】
らぅ」と假名遣は合はない。
【ろん】
ろんron27論:崙(崘):\
【わ】
ua17u話"[クワ.クワイ]\40u倭:\40u和。\40u萵:\41u窪(凹)゜\
【王】〔表音〕
變體假名「〓」の原字。「わぅ」。
【わい】
わいuai15u歪゜\15矮'\18u賄'\18u猥゜隈゜\20u穢゜\
わぅぎ【黄耆】オウギ〔植物〕
わぅし【枉死=横死】オウシ
∞まげる(枉=横)。
わぅて【王手】オウテ
大手おほて」とは異る言葉だが、しばしば混同される。
わぅへぃ【横柄】オウヘイ
「横柄・横平」なら「わぅへぃ」。「押柄」なら「あふへぃ」。「大柄・大平」なら「おほへぃ」。なほ、現代假名遣でも大柄なら「おおへい」。「横柄」が一般的か。
わかい【若=弱】〔同源〕
若輩じゃくはい=弱輩じゃくはい」。本來「若」には「わかい」意味はないが、日本では「弱」の借音として「わかい」の訓が使はれる。∴二十を弱といふ、冠す。
わかい【夭=幼】〔同源〕
えう」「えう
【わく】
わくuak49u惑。\
わける【分・半】〔同源〕
ふん/ぶ」「はん
わざ【業】〔近04〕
わざはひ【災・禍】ワザワイ〔近05・12・恆1〕
わざをぎ【俳優】ワザオギ〔近04・08〕
ワシントン【華盛頓】〔外來〕
→「くゎ」「せぃ←siang」。
わたり【亘理】〔地名〕
宮城縣(陸奧國)亘理郡。『續紀』養老二(七一八)年に「曰理郡」とあり。「ヱツ」「わたる」どちらに由來するか未詳。
わづか【僅】ワズカ〔恆7〕
わっかない【稚内】〔地名〕
北海道の市名。「わかい+ない」。
わづらはしい【煩=繁】ワズラワシイ〔同源〕
煩雑はんざつ=繁雑はんざつ」。
わづらひ【煩】ワズライ〔近03〕
∴戀〜。
わづらふ【病】ワズラウ〔恆7〕
わに【王仁】〔姓名〕
百濟人。應神天皇の御世に來朝。→「わぅ」。
わらぢ【草鞋】ワラジ〔近01・恆6〕
∴二足の〜。
わらふ【笑】ワラウ〔近09・同源〕
せう」は「せう」の本字。∞さく(咲)。
わりい【惡】〔表音〕
ウイ→イイ。
わるい【獰猛】〔聯綿〕
獰猛だぅまぅ」は「-ang」の疉韻字。
われ【我=吾】〔同源〕
」「」。
われ【予=余】〔同源〕
「予」「余」共に「よ」。「かねて」「あまる」二字は共に別字であって、「われ」の意味はない。∞われ(俺)。
われもかぅ【吾亦紅】ワレモコウ〔植物〕
語源に諸説あり。『大言海』は「和木香わもくかぅ」説を掲げる。漢字「吾亦紅われもこぅ」は假名遣が合はない。
【わん】
わんuan30u椀:碗:腕:\31u弯゜彎゜灣(湾)゜\31u綰゜\
ワンパータン【王八蛋】
北京語の罵語。→「わぅ←uang」。
ワンフーチン【王府井】〔外來〕
北京の繁華街。→「わぅ
【井】〔表音〕
片假名「ヰ」の原字。「」は訓讀み。音は「せぃ/しゃぅ」。∞かこむ。
【亥・猪】〔近11・恆5〕
∴ありま山ゐなの笹原風吹けば(大貳三位)
【圍=囲】〔同源〕
略字「囲」は和語「」からの連想と思はれる。
【爲】〔表音〕
平假名「ゐ」の原字。「
【藺】〔恆5〕
筵や疉表の材料となるため、「」が語源か。
ゐい【委蛇】イイ〔聯綿〕
「-i」の疉韻字。うねり曲るさま。「ゐだ」とも讀む。
ゐいのや【井伊谷】イイノヤ〔地名〕
靜岡縣(遠江國引佐郡)の地名。『和名抄』に「渭伊郷」。井伊家の出身地。
ゐぐさ【藺草】イグサ〔近11・12〕
ゐくび【豬頸】イクビ〔近11〕
ゐぐひ【井杭】イグイ〔近11〕
ゐげた【井桁】イゲタ〔近11〕
ゐさうらふ【居候】イソウロウ〔恆2〕
さうらふ。∴〜三杯目にはそっと出し。
ゐさらひ【臀】イサライ〔近11〕
ゐざり【膝行】イザリ〔近11・12〕
ゐしき【臀】イシキ〔近11・12〕
∴〜あて
ゐせき【堰】イセキ〔近11・12〕
ゐたく【委託】イタク
ゆだねまかせること。∞いたく(依託・倚託)
ゐたけだか【居丈高】イタケダカ〔恆5〕
「威猛高」とする場合もあり、「ゐる」と「」の假名遣は偶然に一致する。∴〜な物言ひ。
ゐづつ【井筒】イヅツ〔近11〕
∴筒井筒〜にかけし麻呂が丈(伊勢物語)。
ゐど【井戸】イド〔近11・12・恆5〕
ゐなか【田舍】イナカ〔近11・12・恆5〕
ゐなべ【員辨】イナベ〔地名〕
三重縣(伊勢國)の郡名。『延喜式』に「猪名部神社」。→「ゐん」。平成十五年「いなべ市」成立。
ゐなほる【居直】イナオル〔近09〕
∴あやまるつもりが、居直って怒りだした。
ゐのこ【豕】イノコ〔近11〕
ゐのこづち【牛膝】イノコズチ〔植物〕
ゐのこ+つち
ゐのしし【豬】イノシシ〔近11・12〕
ゐばる【威張】イバル〔恆5〕
張る」は宛字。
ゐもり【井守・蠑原】イモリ〔近11・12・恆5〕
ゐや【禮】イヤ〔近11〕
∴ゐやゐやしい(うやうやしい)
ゐられうか【居】イラリョウカ〔表音〕
←居られようか。
ゐる【居】イル〔近11・12・18・21・恆1・5〕
文語ワ行上一段動詞。∞をる(居)
ゐろり【圍爐裏】イロリ〔近11*〕
「居爐裏」と書く場合あり、假名遣は一致する。∴〜のはたに繩なふ父は(冬の夜)。
ゐわかむ【違和感】イワカン舊假名ゐわかん
「異和感」と書き誤りやすいが、「」では假名遣が異る。
【餌】〔近15〕
【會】〔近14〕
「ゑ」は「くゎい」の呉音。
【惠】〔表音〕
平假名「ゑ」の原字。「くゑい/ゑ」。
【穢】〔近14〕
【繪・畫】〔近14・15・恆4・同源〕
くゎい/ゑ」「ぐゎ/ゑ」。神奈川縣(相模國)の「ノ島」を「ノ島」と書くことがあるが、假名遣は合はない。後世の宛字か。
【衞】〔表音〕
變體假名「〓」の原字。また略字の「ヱ」は片假名「ヱ」の原字とされる。「ゑい/ゑ
ゑいせぃ【衞生】エイセイ〔近14〕
ゑぃやぅ【榮養】エイヨウ
營養えぃよぅ」と書く場合もあるが、假名遣は一致しない。ただし「ゑぃ/ゐゃぅ」は「えぃ」であるとの説もある。
ゑが【餌香】エガ〔地名〕
大阪府(河内國志紀郡、丹北郡)の古代地名。現在の羽曳野市惠我之莊(〒583-0886)から、藤井寺市西部、松原市北東部にかけた範圍で、古代より交通の要衝。『雄略紀』に「會賀市ゑがいち」、『顯宗即位前紀』に「餌香市ゑがいち」、『記仲哀』に「惠賀ゑが」、また平安時代に「會賀莊」あり。「惠、餌、會」いづれも「ゑ」。
ゑかぅ【會向】エコウ〔恆4〕
ゑがく【繪・畫】エガク〔近14〕
「ゑ」は「くゎい」「ぐゎ」の呉音。「ゑがく」は「繪+書く」から。
ゑがほ【笑顏】エガオ〔近14〕
ゑがらっぽい【】エガラッポイ〔恆4〕
ゑぐし【】エグシ〔近14・15〕
ゑくぼ【靨】エクボ〔近14・15〕
ゑぐる【刳・抉】エグル〔近14・15・恆4〕
ゑさ【餌】エサ〔近14・恆4〕
ゑじ【衞士】エジ〔近14〕
∴みかきもり〜のたく火の夜は消え(大中臣能宣)
ゑしき【會式】エシキ〔恆4〕
ゑしゃく【會釋】エシャク〔恆4〕
ゑちご【越後】エチゴ〔恆4〕
こし
ゑつ【粤=越】エツ〔同源〕
ゑつ」および「ゑつ」は共に廣東廣西の稱。
ゑづ【繪圖】エズ〔近03〕
∞づぐゎ(圖畫)
ゑづく【餌付】エヅク〔近14〕
ゑつぼ【笑壺】エツボ〔近14〕
ゑど【穢土】エド〔近14〕
ゑども【惠曇】エドモ〔地名〕
島根縣八束郡鹿島町の漁港。〒690-0322。「江角えずみ」とも書くが、後世の宛字か。∞安曇あづみ
ゑのころぐさ【狗尾草】エノコログサ〔植物〕
「ゑぬ」は仔犬の稱。和名抄に「惠沼」。「いぬ」は成犬または犬一般を指し、假名遣が異るので注意を要する。
ゑひ【醉】ヨイ エイ〔近14・15〕
「∞ふ」の古語。∴淺き夢見じ醉ひもせす(いろはうた)。
ゑふ【醉】ヨウ〔恆2・4〕
よふ」の古形。∞よふ(醉)
ゑむ【笑】エム〔近14・15・恆4〕
ゑる【彫】エル〔近14・15・恆4〕
ゑん【圓】エン
通貨單位をYENと書くが、これは假名遣に合はない。∞ウォン(元)。
ゑんえん【蜿蜒】エンエン
∞「蜿蜒うねうね」。
ゑんご【援護】エンゴ
∞「掩護えむご」。
ゑんじゅ【槐】エンジュ〔近14・恆4〕
古名「ゑにす」。漢語の「ゑん樹」ではない。
ゑんてん【宛轉】エンテン〔聯綿〕
「-en」の疉韻語。ゆるやかに變化するさま。
ゑんどう【豌豆】エンドウ〔植物〕
∴鞘〜。
【】〔近20〕
助詞
【越】〔表音〕
變體假名「〓」の原字。「越(ゑつ/をち・ゑち)」
【遠】〔表音〕
假名「を」の原字。「ゑん/をん
【緒】〔近06・恆3〕
∴鼻緒、∴緒方洪庵
【小】〔恆3〕
「奈良県櫻井市小夫(オオブ、〒633-0101)」などは「ををぶ」とすべきか。同様の地名は日本各所にあり。
【男・雄】〔近05〕
【尾】〔恆3〕
∴高砂のをのへの櫻さきにけり(前中納言匡房)
【乎】〔表音〕
片假名「ヲ」の原字。「乎(こ/を・ご)。∴弖爾乎波(てにをは)。
をうすのみこと【小碓命】オウスノミコト〔姓名〕
倭建命(やまとたけるのみこと)の御名。その御兄君は「∞大碓命(おほうすのみこと)」。
をうそ【尾曾】オオソ〔地名〕
奈良縣高市郡(〒634-0116)。「」の長音はどう表記すべきか假名遣未詳。
をうむ【雄武】オウム〔地名〕
北海道紋別郡の町名。「」に由來すると思はれるが假名遣未詳。
をか【岡】オカ〔近06・07・恆3〕
∴岡っ引き
をかしい【可笑】オカシイ〔近06*・07・恆3〕
「おもしろい」からの聯想のため「おかしい」と誤りやすい。笑内をかしないは秋田縣北秋田郡阿仁町の地名。
をかす【侵犯】オカス〔近06*・07・恆3・同源〕
侵犯しむはむ」は「-im」の疉韻字。
をかふ【岡豐】オコウ〔地名〕
高知縣(土佐國長岡郡)南國市の地名。∞岡豐城は長曾我部氏の發祥の地。
をがへりよしを【魚返善雄】オガエリヨシオ〔姓名〕
をかぼ【陸稻】オカボ〔近06・07〕
をがむ【拜】オガム〔近06・07・恆3〕
長野縣小縣郡青木村の「夫神をかみ(〒386-1605)」は道中安全祈願にちなむ地名といふ。
をがら【麻幹】オガラ〔近06〕
をぎ【荻】オギ〔近05・06・恆3〕
愛媛縣北條市の「尾儀原をぎはら(〒799-2418)」は、もと「荻原」。∴荻窪(地名)。∴荻原(人名)。
をけ【桶】オケ〔近05・06・恆3〕
∴桶狹間の合戰。
をけのみこと【袁祁命・弘計王】オケノミコト〔姓名〕
顯宗天皇(第二十三代)の御名。「をん」「こぅ/ぐ」。∞おほけのみこと(億計王)仁賢天皇。
をけら【朮】オケラ〔近06・恆3〕
をこ【癡】オコ〔近06・07〕
をこがましい【尾籠・癡】オコガマシイ〔近06・恆3〕
尾籠びろぅ」は宛字「」の音讀み。∴問はれて名告るもを〜が。
をごけ【麻小笥】オゴケ〔近06〕
をこぜ【〓】オコゼ〔近05・06・動物〕
魚名。
をごせ【越生】オゴセ〔地名〕
埼玉縣入間郡の市名。←「をち」に由來すると思はれるが「せぃ」かどうか未詳。市内を流れる越邊(をっぺ)川は荒川の上流。
をこそづきん【】オコソズキン〔恆3〕
をこっけい【烏骨鷄】オコッケイ〔動物〕
をことてむ【乎己止點】舊假名をことてん
現代假名遣でも「をこと」。
をさ【長】オサ〔近06・07・恆3〕
をさ【筬】オサ〔近06・07・恆3〕
をさない【幼・稚・穉】オサナイ〔近06・07・恆3〕
」は「」の本字。
をさむし【筬蟲】オサムシ〔動物〕
「手塚治蟲(漫畫家)」は「をさむ」と讀み、「筬蟲」とは無關係。
をさめる【治】オサメル〔近06・07・恆3〕
をさめる【收納】オサメル〔近06・恆3〕
をさをさ【】オサオサ〔恆3〕
∴〜用意を怠らぬ。
をし【愛】オシ〔近05〕
をしかは【韋】オシカワ〔近06〕
をしき【折敷】オシキ〔近06〕
をしどり【鴛鴦】オシドリ〔近05・06・恆3〕
「鴛鴦(ゑんあぅ)は雙聲字かどうか未詳。
をしへ【教】オシエ〔近06・06〕
をしへる【教・學・校・效】オシエル〔近10・恆3・同源〕
けう」「がく」「かう」「かう」。
をしま【渡島】オシマ〔地名〕
北海道渡島支廳。もとは南津輕における北海道の稱。支廳の名は松浦武四郎の提言に基く。
をしむ【惜】