便覽改訂十八年正月現在
平成疑問かなづかひ―假名遣標準化計劃
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この項目は作業途中の状態を示したものですので、いろいろ相互の矛楯などもあらうかと存じます。記號の代用などは、平成十七年版に準じます。
環境によっては振り假名が正しく讀めません。御諒承ください。
- ああ【唖唖】〔表音〕
- 鳥の鳴き聲。「嘔唖」はまた鳴り物の喧しいこと。∴嘔唖嘲〓聽をなしがたし(白居易・琵琶行)。
- ああ【於戲=嗚呼=烏乎=噫=嗟=惡=吁】〔表音・同源〕
- 於、戲、嗚、呼、噫、嗟、惡、吁、いづれも「ああ」といふ音の描寫。「戲」「呼」などの原音は「ヒ」「フ」に近く、「於戲」「嗚呼」は「オーヒー」「ウーフー」のやうな音であった。∞於て=于て。∴〜玉杯に花受けて。
| 【あい】 |
あい | ai | 14藹:靄:\15娃゜哇゜鞋'\15隘゜\19哀:\19愛:曖:靉:\19挨゜埃:欸:\ |
- あいかふ【愛甲郡】アイコウ〔地名〕
- 神奈川縣(相模國)の郡名。『類聚三代格』承和二(八三五)年に「鮎河」。現在「愛川町」あり。←甲。『地2690』
- あいきゃぅ【愛敬】アイキョウ
- また宛字で「愛嬌」とするが、假名遣は異る。
- あいさつ【挨拶】
- 字音語だが「挨」も「拶」も他に用ゐる事の少ない漢字であり、また「相」や「逢」への連想が働くためか「あひさつ」と誤りやすい。∴〜を交はす。
- あいそ【愛想】
- 「想[慣]そ」。おあいそ。∴〜がつきる。
- あいち【愛知】〔地名〕
- 縣名。愛知縣(尾張國)の郡名。『神代紀』に「吾湯市」、『景行紀』五十一年に「∞年魚市郡」。
- あいなめ【鮎魚女・鮎並】〔動物〕
- あいにく【生憎】〔恆5〕
- ←「あやにく」。「相憎」ではない。∴お〜さま。
- あいのかぜ【】
- 日本海沿岸で春から夏にかけて吹く、穏やかな東風。∴あいの風夢のせて(平成十二年とやま國民體育大會)。∴あゆの風いたく吹くらし(萬葉集四〇一七)。
- あいほ【秋穗】アイオ〔地名〕
- 山口縣吉敷郡の町名。
- あいまいもこ【曖昧模糊】〔聯綿〕
- 「-ai」「-o」の疉韻字。
- あうむ【阿吽】舊假名あうん
- 「吽」は梵語の音譯字。『學研漢和大字典』でも「うん」としてきたが、平成十七年の新版で「うむ」と改められた。∴〜の呼吸。
- あえる【肖】〔近16〕
- あやかる意の動詞。「あへもの」の意ではない。∞和へる。
- アオザイ【襖】
- 越南の民族衣裳。「ザイ」は長い意味の越南固有語。∞襖。
- あか【阿伽=閼伽】〔同源〕
- 阿伽・閼伽は「aqua(水)」と同源。しかしながら「あくゎ」ではない。「閼」は慣用音「あ」。新潟縣の「阿賀野川」は水量豐富の意といふ。∴〜棚。
- あがた【縣】〔地名〕
- 宮崎縣(日向國臼杵郡)延岡市の古稱。『和名抄』に「英多郷」。←英←iang。∴縣居(賀茂眞淵)
- あかほ【赤穗】アコウ〔地名〕
- 兵庫縣(播磨國赤穗郡)の市名。長野縣駒ヶ根市の「赤穗(〒399-4117)」は「赤須」と「上穗」の合成地名で「アカホ」と讀む。∴〜義士。
- あかをだひ【赤魚鯛】アコウダイ〔動物〕
- ←赤+魚+鯛。これを「阿侯鯛」とするのは宛字。
- あかんべえ【赤ん目】
- 兵衞にあらず。∞べっかんこう。
- あきうど【商人】アキュウド〔近10〕
- あきなひ【商】アキナイ
- 時に縁起をかついで「商内」と書く場合あり、これでは假名遣が合はぬ。∴〜が少ない。
- あきふ【秋保】アキウ〔地名〕
- 宮城縣、仙臺近郊の温泉地(〒982-0241)。『日國』は「あきう」とする。
- あきらか【章=晶=昌】〔同源〕
- 章、晶、昌。
- あきらか【杲=晧=皓=皋・晃=煌】〔同源〕
- 杲、晧、皓、皋、晃晃=煌煌。
| 【あく】 |
あく | ak | 【04幄:齷:握:渥:】\43惡(悪):\45軛゜阨゜\ |
- あぐひ【阿久比】アグイ〔地名〕
- 愛知縣(尾張國知多郡)の町名。『和名抄』に「英比郷」。←「英←iang」。
- あさ【朝=晁=〓】〔同源〕
- 朝、晁、〓。「晁衡」は阿部仲麻呂の唐稱。
- あざうの【薊野】アゾウノ〔地名〕
- 土讚線驛名。
- あさうわん【淺茅灣】アソウワン〔地名〕
- 對馬の地名。同地に「淺茅山」あり。
- あさがほ【朝顏】アサガオ〔近07〕
- ∴〜に釣瓶取られてもらひ水。
- あざける【調・嘲】〔同源〕
- 調弄=嘲弄。∴人の失敗を〜。
- あさぢふ【淺茅生】アサジウ
- ∴〜の宿。∞淺茅灣
- あさふ【麻生】アソウ〔姓名〕
- 地名でも「アソウ」が多いが、「アザブ」「アソ」などもあり。神奈川縣川崎市麻生區。和歌山縣那賀郡那賀生の「麻生津中(〒649-6615)」は「をふづなか」とすべきか。
- あざむく【瞞・謾】〔同源〕
- 瞞着=謾着。∴花も〜美人。
- あしい【惡】〔近13〕
- あしかが【足利】〔地名〕
- 栃木縣(下野國足利郡)の市名。∴〜尊氏。
- あしなえ【蹇】
- ←足萎え。「なへぐ」に由來するとの説あり、『日國』は「あしなへ」。∞萎える。
- あじむ【安心院】〔地名〕
- 大分縣(豐後國宇佐郡)の町名。←心。
- あしゅら【阿修羅】〔佛教〕
- ←梵語「アスラ」。「修」。呉音「しゅ」であるため漢音を「しゅう」に誤りやすい。「しゅぅ」とは「スング(sung)」のやうな音であり、「シュ」とは源流が全く異る。∞修多羅。∴修羅の巷か向陽寺(橘中佐)
- あしらひ【待遇】アシライ〔近11〕
- ∴客の〜がうまい。
- あじろ【網代】
- ∴〜垣。
- あすなろ【翌檜】〔植物〕
- あすはひのき。「明日は檜にならう→あすならう」の語源は俗解とされる。現代假名遣で「アスハヒノキ」「アスワヒノキ」兩樣あり。∴『〜物語』(井上靖)
- あせみづく【汗水漬】アセミズク
- ∴〜になってはたらく。
- あだ【仇=讐=讎】〔同源〕
- 「仇」。「讐・讎」は異體字。∴親の恩を〜やおろそかに思はない。∴江戸の〜を長崎で討つ。
- あたご【愛宕】〔地名〕
- 京都市の地名。『三代』貞觀二(八六〇)年に「愛當護山」。また東京都港區など全國にあり。→宕←tang。∞愛宕。∴〜の山に入る月を(鐵道唱歌)
- あだたら【安達太良】〔地名〕
- 福島縣二本松市の火山。安達太良檀弓とは、古代の眞弓。←良。∴あれが阿多多羅山(高村光太郎)。
- あたばぅ【】アタボウ
- 當たり前のべら坊。坊。
- あたひ【價・値】アタイ〔近12〕
- ∴春宵一刻〜千金。
- あたる【丁=貞=當】〔同源〕
- 丁、貞、當。
- あぢ【味】アジ〔近01・02・恆6〕
- ∴大〜。
- あぢ【鰺】アジ〔近01・02・恆6〕
- 「味良い」意といふ。
- あぢきない【味】アジキナイ〔恆6〕
- あぢけない【味】アジケナイ〔恆6〕
- あぢさゐ【紫陽花】アジサイ〔近01・11・12・恆5・6〕
- あぢははない【味】アヂワワナイ
- 書いても喋っても落ちつきの惡い言葉である。「アヂアワナイ」のやうに發音する場合が多いか。「味あふ」は誤。∞祝はれた。
- あぢふ【味經】アジウ〔地名〕
- 大阪府(攝津國東成郡)天王寺區味原(〒543-0023)町の古名。『孝徳紀』白雉元(六五〇)年に「味經宮」。『萬葉集九二八』に「味經の原」。
| 【あつ】 |
あつ | at | 29遏゜\29閼゜\30斡'\32軋゜\59壓(圧)'[アフ]\ |
- あづき【小豆】アズキ〔近02・恆7〕
- 「豆」とは無縁か。
- あづく【預】アズク〔近03*〕
- あづける【預】アズケル〔恆7〕
- あづさ【梓】アズサ〔恆7〕
- ∴〜二號。∴かへらじとかねて思へば〜弓(楠木正行)。
- あづま【東】アズマ〔恆7〕
- 弟橘姫を偲ぶ日本武尊の「あづまはや(わが妻よ)」の傳説は有名。京成電鐵には「東あずま」なる驛名あり。∴〜男に京女。
- あづまや【東屋・四阿】アズマヤ
- 吹きはなちの小さな建物。「四阿山」は群馬縣の地名。∞亭。
- あつまる【糾=鳩】〔同源〕
- 糾合=鳩合。
- あつまる【聚=湊=輳=簇=藪=叢】〔同源〕
- 聚、湊、輳、簇、藪、叢。∴簇生、叢生。
- あづみ【安曇】アズミ〔地名〕
- 長野縣(信濃國)の郡名。付近の穗高山は「阿曇族」の祖先神「穗高見命」に由來する。←曇。滋賀縣高島郡の町名は「安曇川町」。∞惠曇。∴〜野(松本盆地)
- あつめる【收集=蒐輯】〔同源〕
- 收集=蒐輯。同じ「あつめる」意味であっても「輯」「蒐・聚」「衆」は「シップ(sip)」「シュ(syu)」「シュング(siong)」のやうに本來まったく異った音であった。字音假名遣でも「聚」と「衆」の相違までは表現し得てゐない。∴群聚、群衆、群集。
- あてるゐ【阿弖流爲】アテルイ〔姓名〕
- 蝦夷の長。坂上田村麻呂と對峙したと傳へる。
- あと【蹤=踪】〔同源〕
- 蹤、踪。從、宗。
- あな【孔=腔=空】〔同源〕
- 孔、腔、空。「窟窿」は「孔」の緩讀といふ。
- あな【窩=〓】〔同源〕
- 窩、〓。
- あない【案内】
- ∴物申す、〜乞ふ。
- あなじかぜ【】
- 冬に吹く北西の季節風。「し」は風の古語といふ。「あなぜ風」とも。∞やまじ風。
- あなふ【賀名生】アノウ〔地名〕
- 奈良縣(大和國吉野郡)西吉野村の地名。古名穴生。後醍醐帝の行宮所在地。
- あなふ【穴太】アノウ〔地名〕
- 大津市(近江國滋賀郡)の地名(〒520-0114)。「穴太積」は城郭の石垣積みの手法。『記成務』に「志賀高穴穗宮」。
- あなふじ【穴太寺・穴穗寺】アナオジ〔地名〕
- 京都府龜岡市の寺名。あなう、あなお、あのう、あのお、あなおう、など表記が安定しない。∴かかる世に生れあふ身のあな憂やと思はで頼め十聲一聲(西國札所二十一番御詠歌)。
- あは【阿波・安房】アワ〔地名〕
- 舊國名。→房。∞淡路。
- あは【粟】アワ〔近04・恆1〕
- ∴濡れ手に〜。
- あはい【淡=澹】アワイ〔恆1・同源〕
- 恬淡=恬澹は疉韻字。澹泊=淡薄。∴〜思ひ出。
- あはう【阿呆】アホウ
- 「呆」は宛字。呆は某の古字といふが、假名遣は合はない。「阿房」とも。∴踊る〜に見る〜。
- あはうどり【信天翁】アホウドリ〔動物〕
- ←阿呆鳥。
- あはす【合】アワス〔近04〕
- あはせる【并=併=竝】アワセル〔同源〕
- 并、併、竝。∴平行、竝行、并行。
- あはぢ【淡路國】アワジ〔地名〕
- 舊國名。阿波への通り道にあたるための稱。∞淡。∞阿波。∴淡路島かよふ千鳥の鳴く聲に(源兼昌)。
- あはゆき【淡雪】アワユキ〔近04・恆1〕
- ∞泡雪。
- あはら【湶】アワラ〔地名〕
- 富山縣高岡市の地名。濕地、深泥の田の意味。「蘆原温泉(〒933-0911)」は福井縣の地名。平成十六年「あわら市」成立。
- あはれ【】アワレ〔近05〕
- ∴〜ともいふべき人は思ほへで(謙徳公)。∴もののあはれ。
- あはれむ【憫=愍=旻】アワレム〔同源〕
- 憐憫、憐愍、旻、いづれもあはれむ意。
- あひだ【間】アイダ〔近11〕
- ∴缺席仕り候〜御屆に及び候。
- あひのつちやま【間の土山】アイノツチヤマ
- 『鈴鹿馬子歌』で「坂下」「土山」は東海道の宿場、「間」は「まもなく」説と「間の宿」説とあり、∴坂は照る照る鈴鹿は曇る、〜雨が降る。
- あひば【饗庭】アイバ〔姓名〕
- ←饗。
- あひら【姶良】アイラ〔地名〕
- 鹿兒島縣(大隅國)の郡名。『和名抄』に「姶羅郡」。但し後世には郡域に大きな異同あり。←「姶」は訓。
- あひら【吾平】アイラ〔地名〕
- 鹿兒島縣肝屬郡の町名。もと姶良郡に屬す。日本書記「吾平山上陵」は鵜草葺不合尊の御陵。∞愛媛。
- あひる【家鴨】〔動物〕
- 「アイル」とは讀まない。
- あふ【粟生】アオ〔地名〕
- 京都府長岡京市(〒617-0811)。←粟+生。「あふる」が「アオル」となるのと同じ音變化。「生」は地名に多い。∞蒲生、∞芝生、∞丹生、∞羽生、∞柳生、∞桐生など。
- あふ【合】アウ〔近10〕
- ∴この話は理窟に合はない。
- あふ【奧武島】オウ〔地名〕
- 沖繩本島南端の島名。語源は「青」といはれる。「奧」+「武」で「あふ」か、または「奧」のみか未詳。近世に漢字を宛てたものか。
- あふ【邂逅=遘=覯】アウ〔同源〕
- 逅、遘、覯いづれも完全な同音ではなく、子音が「k-」「h-」で異る。「邂逅」は「k-」の雙聲ではない。∴稀覯本。∴あふは別れのはじめとて。
- あふぎ【扇】オウギ〔近08・09〕
- あふぐ【仰】アオグ〔近08・09・恆2〕
- 「∞仰せ」と混同して「おふぐ」などと誤りやすい。「仰木(〒520-0247)」は大津市の地名。∴〜今日こそ樂しけれ(紀元節)。
- あふぐ【扇・煽】アオグ〔近08・恆2〕
- ∴扇で〜。
- あふこ【朸】オウコ〔近09〕
- 「會期」と掛け言葉にする事あり。∴〜なきこそわびしかりけれ。
- あふさかやま【逢坂山】オウサカヤマ〔恆2〕
- 大津市(近江國滋賀郡)の地名。上代の關所。∴知るも知らぬもあふさかの關(蝉丸)。
- あふせ【逢瀬】オウセ
- あふち【樗・楝】オウチ〔近09・08〕
- 栴檀の古名。
- あふとつ【凹凸】オウトツ〔同源〕
- 「凹」は「壓」「押」、「凸」は「突」と同源といはれる。∞抑へる。
- あふのく【仰】アオノク〔近08〕
- あふひ【葵】アオイ〔近08*・09・恆2〕
- ∴〜の御紋。
- あふまがとき【逢魔が時】オウマガトキ
- 「大禍時」なら「おほまがとき」。現代假名遣にあっても「おうまがとき」「おおまがとき」の二種は確定しがたい。
- あふみ【近江】オウミ〔近09〕
- 舊國名。←「淡+海」。『記神代』に「近淡海國造」。漢語風表現の「江州」は「がぅ」と濁る。∞遠江。∴〜商人。
- あふむく【仰】アオムク〔近08〕
- ∴あふむけば君がゐる。
- あふり【泥障】アオリ〔近08・09〕
- 馬具。「泥障作(〒031-0115)」は青森縣三戸郡の地名。
- あふる【溢】
- 「アオル」とは讀まない。同樣の例に「∞屠る」、但し「∞煽る」は「アオル」と讀む。
- あふる【煽・呷】アオル〔近08・恆2〕
- ∴不景氣のあふりを受けて倒産した。
- あふれる【溢】〔恆2〕
- 「アオレル」とは讀まない。∞溢。∴會場は聽衆であふれた。
- あへぐ【喘】アエグ〔近16〕
- ∴喘ぎながら山を登る。
- あへて【敢】アエテ〔近15〕
- ∴あへなく敗退。∴あへて苦言を呈する。
- あへる【和】アエル
- ∞あえる。∴あさつきを酢味噌で〜。
- あへん【阿片=鴉片】〔同源〕
- 阿、鴉。
- あまえる【甘】〔恆4〕
- ←文語「甘」∴友人の厚意に甘える。
- あまっさへ【剩】アマツサエ
- ←餘り+さへ(助詞)。「アマッサエ」と發音すべきところ、久しい前から「アマツサエ」と言ひ慣らはしてゐる。∴反省の色なく、〜薄笑ひさへ浮べてゐる。
- あまづら【甘葛】アマズラ〔植物〕
- ←「甘+つら(つるくさ)」。
- あまは【天羽】アモウ〔姓名〕
- 「あまは」で「アモウ」と讀むのは不規則的である。湯桶讀みで「天+羽」かもしれない。「天羽田(〒299-0126)」は千葉縣市原市の地名。
- あまみ【奄美】〔地名〕
- →「奄」
- あまゆ【甘】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞甘える。
- あまる【冗=剩】〔同源〕
- ∴「冗員=剩員」。
- あまんじる【甘】〔恆8-1〕
- ∴非難を甘んじて受ける。
- あむたむ【暗澹】舊假名あんたん〔聯綿〕
- 「-am」の疉韻字。∴〜たる思ひ。
- あむばい【鹽梅・按排・案配】舊假名あんばい
- 「按排・案配」は宛字。
- あめのうづめ【天鈿女命】アメノウズメ〔姓名〕
- あめんばぅ【水黽】アメンボウ〔動物〕
- ←飴ん坊。
- アモイ【厦門】〔外來〕
- →「厦」。福建音由來と思はれる。現地音は「エームイ」のやうな發音である。
- あやふう【危う】アヤウウ
- ←「あやふく」のウ音便。「あやふふ」ではない。
- あやふや【不審】
- 「アヤウヤ」とは讀まない。
- あやまる【訛=譌】〔同源〕
- 訛、譌。
- あゆち【年魚市】〔地名〕
- 「∞愛知」の古名。名古屋市昭和區に「阿由知通(〒466-0027)」。∴たづ鳴きわたる年魚市潟。
- あらい【疏=疎=粗=麁】〔同源〕
- 「疎」はもと「疏」の俗字。粗、麁。
- あらち【愛發】〔地名〕
- 福井縣(越前國敦賀郡)敦賀市。愛發關は鈴鹿、不破と共に古代三關の一。『萬二三三一』には「有乳山」。
- あらぬ【有らぬ】
- 「あらん」參照。
- あらはす【現・表・著】アラワス〔近05〕
- ∴名は體をあらはす。
- あらはれる【顯=現】アラワレル〔同源〕
- 「顯現」は「ken」の雙聲疉韻字。
- あらひぐま【浣熊】アライグマ〔動物〕
- ←洗ひ+熊。
- あらふ【洗=洒】アラウ〔同源〕
- 洗、洒。「洗」は「せん」「せい」兩音あり。∴洗衣。
- あらふ【濯=滌】アラウ〔同源〕
- 濯、滌兩字の原音はかなり近い。「洗淨」は「洗滌」の書替へ字。「條」の連想から「洗滌」と讀み誤り、更に「淨」に置換へたもの。
- あらふ【沐浴】アラウ〔同源〕
- 「沐浴」は「-ok」の疉韻字。
- あらふ【浣=澣=灌=盥】アラウ〔同源〕
- 浣衣=澣衣。「灌漑」は「k-」の雙聲字。「盥」の訓はまた「たらひ」。∴浣腸=灌腸。
- あらむ【有らむ】
- 「あらん」參照。
- あらん【有らん】
- ←あら+ぬ(否定)。←あら+む(意思推量)。前者は「あらぬ事を言ふ、あらぬ疑ひをかける、あらぬ方を向く」など、後者は「あらむ限りの力、御配慮あらむ事を」など。
- あり【有】〔近21〕
- 文語ラ變動詞
- あるいは【或】舊假名あるひは〔近13*・恆5〕
- ←ある+い(名詞接尾語)+は(助詞)。從來「あるひは」と書かれることが多かった。
- あるじ【主人】〔近01〕
- アレワイサノサ【】〔表音〕
- 江戸俚謠『お江戸日本橋』。俗曲『深川』。∴行列揃へて〜。
- アレワエーエトソーリャ【】〔表音〕
- 宮城縣方言『大漁唄ひ込み』。∴〜大漁ダエ。
- あわ【泡】〔近04・05・恆1〕
- あわただし【遽】〔近04〕
- あわつ【惶】〔近04・05〕
- ∴あわてる乞食はもらひが少ない。
- あわてる【慌・周章・蒼惶=蒼黄】〔恆1・聯綿・同源〕
- 「周章」は「s-」の雙聲字。蒼惶、蒼黄は「-ang」の疉韻字。∴周章狼狽。
- あわゆき【泡雪】〔恆1〕
- ∞淡雪。
- あゐ【安威】アイ〔地名〕
- 大阪府(攝津國島下郡)茨木市の地名。(〒567-0001)。『延喜式』に「阿爲神社」。『雄略紀』に「藍原」。威、爲。
- あゐ【藍】アイ〔近11・12・恆5〕
- 青の轉か。∴青は〜より出でて〜より青し。
- あを【襖】アオ〔近07〕
- 「襖」は音「あう」だが、「∞芭蕉」を「ばせを」とするやうに、「あを」と書いた例も多い。∞アオザイ。∞素襖。
- あを【青=蒼=蒼茫】アオ〔近07・恆3・同源・聯綿〕
- 青=蒼。「蒼茫」は「-ang」の疉韻。∴〜菜に鹽。
- あを【白馬】アオ
- ←青。∴〜節會。
- あをがひ【螺鈿】アオガイ〔近07〕
- あをし【青】アオシ〔近08〕
- あをま【青馬】オウマ〔地名〕
- 千葉縣香取郡東庄町。〒289-0615。
- あをみ【青海】オウミ〔地名・姓名〕
- 山口縣長戸市青海島ほか、同じ地名は全國にあり。履中天皇の皇女「飯豐青皇女」をまた「青海皇女」と申上げる。「近江國」「大三島」などと混同しやすい。東京都の埋立地にある地名は「アオミ」と讀む。
- あをみ【碧海】アオミ〔地名〕
- 愛知縣(三河國)の郡名。現在は「へきかい」郡。「あをみ」をどう讀むべきか未詳。「オウミ」かもしれない。∞邑美。
- あをめ【青梅市】オウメ〔地名〕
- 東京都(武藏國多摩郡)の市名。「あ+うめ」ではない。∴〜棉。
| 【あん】 |
あむ | am(舊假あん) | 54暗゜闇゜諳゜58黯゜\54菴゜庵゜56罨'\58餡"\ |
あん | an | 29安:按:案:鞍:鮟:+31晏:\44杏"[カゥ]\44行"[カゥ]\ |
- あんかぅ【鮟鱇】アンコウ〔動物〕
- 鱇は國字であるが、康の形聲文字と見なす。ただし辭書によっては「こう」とするものもある。兵庫縣篠山市の「安口(〒669-2505)」は舊名「鮟鱇」。「ハダカス」は鮟鱇に似た魚で、これを簡略化して「安口」としたといふ。∞提燈〜。
- あんず【杏・杏子】〔近03*・植物〕
- 杏、子いづれも唐音。→杏。∞銀杏。
- あんぢょう【】アンジョウ〔表音〕
- ←味+良う。關西方言。∴〜しとくれやす。
- あんどん【行燈】
- 「行」は唐音。行←hang、燈←tong。∴晝〜(大石内藏助)。
- アンニョンハシムニカ【安寧】
- 朝鮮語挨拶語。→「寧←ning」。
- あんめえ【】〔表音〕
- ←あるまい。∞ええぢゃないか。
| 【い】 |
い | i | 05易:\05椅:猗:倚:\05移:\05u恚:\05縊:\06伊:\06夷:姨:痍:\【06u惟゜唯゜】\【06u遺゜】\06彝(彜):\06懿:\06肄:\07以:苡:\07意:\07異:\07已:\07怡:貽:\07矣:\07醫(医):\08衣゜依゜\ |
ゐ | ui | 05u委:萎:逶:痿'\05u爲(為):\06u位:\【06u維゜帷:】\08u威:\08u尉:慰:\08u畏゜\08u胃:謂:渭:蝟:\08u彙:\08u韋:偉:緯:葦:違:圍(囗囲)゜幃:\ |
▼遺(い/ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい)
▼隹(すい/すい) 音符の字は大部分が「うい」だが
維帷の二字だけは「ゐ」となる
惟唯 (い/ゆい)
維 (ゐ/ゆい)
帷 (ゐ/ゐ )
▼恚い←圭くゑいの形聲系列は大きく二系統に分れる
詳細は「けい・圭(くゑい)」の掲載箇所參照の事 |
- い【以】〔表音〕
- 平假名「い」の原字
- い【意】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。
- い【移】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。
- イ【伊】〔表音〕
- 片假名「イ」の原字
- いいえ【】〔恆5〕
- いいちこ【】
- 焼酎の商品名。「〜ちこ」は大分縣北部方言で強調の意。「良い+ちこ」で、假名遣は「いいちこ」と考へられる。
- いういう【〓〓】ユウユウ〔表音〕
- 鹿の鳴き聲。∴鹿鳴〜(詩經)。
- いういうじてき【悠悠自適=優游〜=油油〜】ユウユウジテキ〔同源〕
- 悠、優、游、油。
- いうしう【憂愁】ユウシュウ
- ∞憂愁。
- いうぜん【猶然=悠然】ユウゼン〔同源〕
- 猶、悠。「裕然」とも書くが、假名遣は異る。
- いうて【言うて】ユウテ〔表音〕
- 「言ふ」のウ音便。「言ふ」は現代假名遣でも「ゆう」とはならないが、京都方言の描寫では「ゆうて」と書かれる場合が多い。∞ちうて。
- いうよ【猶豫・猶預・猶與】ユウヨ〔聯綿〕
- 「y-」の雙聲字。
- いうわ【宥和】ユウワ
- また融和とも書くが、假名遣は異る。意味も完全には一致しない。
- いえ【否】〔恆4〕
- いえ【癒】〔近15〕
- イエライシャン【夜來香】〔植物〕
- →香←hiang。
- いえる【癒】〔恆4〕
- ∞癒ゆ。∴病が〜。
- いか【伊香】〔地名〕
- 滋賀縣(近江國)の郡名。古く「いかご」と讀む。←香←hiang。
- いかさま【如何樣】
- ∴〜、得心がいった。
- いかづち【雷】イカヅチ〔恆7〕
- いかなご【玉筋魚】〔動物〕
- ∞小女子。
- いがひ【貽貝】イガイ〔動物〕
- 貽。∞貽鮓。
- いかもの【如何物】
- ∴〜食ひ
- いがらし【五十嵐】〔姓名〕
- いがらっぽい【】
- えがらっぽい。
- いかり【五十里】〔地名〕
- 栃木縣鹽谷郡(〒321-2615)。
- いかる【斑鳩・鵤】〔動物〕
- いかる【忿懣=憤=煩悶】〔同源〕
- 忿懣=憤=煩悶。∞忿懣=憤懣。
- いかるが【斑鳩】〔地名〕
- 奈良縣(大和國平群郡)の町名。
- いかん【如何=何如=何若=曷若】〔同源〕
- ←「いか(疑問詞)+に(助詞)」の撥音便。行か+ぬ(打消)は「してはいかぬ」、行か+む(意志)なら「いざ行かむ」。如、若、何、曷。∴〜せん走るに走れない。
- いぎたない【寢汚】〔近13〕
- ∴いぎたなく睡り込んでしまつた。
- いきづく【息】〔恆7〕
- ∴傳統がいきづいてゐる。
- いきどほり【憤】イキドオリ〔近08・09〕
- ←息+通る。∴激しいいきどほり。
- いきほひ【勢】イキオイ〔近08・11〕
- ←息+覆ふ。∴勝った者がいきほひ天下をとる。
- イギリス【英吉利】〔外來〕
- →英←ing。
| 【いく】 |
いく | ik | 01育:\01毓:\ |
ゐく | uik | 01郁:\ |
- いくさぶね【艨艟・艨衝】〔聯綿〕
- 艨艟、艨衝は「-ong」の聯綿字。
- いくぢない【意氣地】イクジナイ〔恆6〕
- ∴男のくせに〜。
- いくは【的】イクワ〔地名〕
- 佐賀縣神埼郡の地名(〒842-0123)。また古代姓。平安京大内裏の「郁芳門」は的氏の造立にちなむ命名といふ。
- いけしゃあしゃあ【洒々】
- 「いけ」は接頭語。「洒」は音「しゃ」。∴いけぞんざい。∴いけすかない。
- いごっそう【】〔表音〕
- 土佐方言。
- いこま【生駒山】〔地名〕
- 奈良縣(大和國平群郡)と大阪府(河内國河内郡)の間。『神武天皇即位前記』に膽駒山。∞熊の膽。
- いさかは【率川】イサカワ〔地名〕
- 奈良市(大和國添上郡)の地名。『記開化』に春日伊邪河宮。これと「∞率る」との關係は未詳。
- いさき【伊佐幾】〔動物〕
- いさぎよい【潔=屑】〔同源〕
- 潔、屑。∴引き際が〜。
- いざなぎ【伊邪那岐・伊弉諾】〔姓名〕
- 神名。伊、弉、諾。∴〜景氣。
- いざなみ【伊邪那美・伊弉冉】〔姓名〕
- 神名。伊、弉、冉。
- いさは【膽澤】イサワ〔地名〕
- 岩手縣の郡名。古代に坂上田村麻呂の膽澤城あり。∞熊の膽。
- いさはや【諫早】〔地名〕
- 長崎縣(肥前國高來郡)の市名。古名は伊佐早村」。伊佐早城あり。
- いさりび【漁火】
- いさを【功・勳】イサオ〔近07・08・恆3〕
- いしじ【礎】
- 沖繩縣戦蹟國定公園「平和の礎」。語義ならびに假名遣は未詳。
- いしずゑ【礎】イシズエ〔近03・14〕
- ∴國の〜。
- いしゃぅ【衣裳・衣裝】イショウ
- 裳、裝。「衣」は上半身、「裳」は下半身につけるもの。
- いすか【交喙】〔動物〕
- いずし【貽鮓】
- なれずし。「貽」。∞貽貝。
- いすず【五十鈴川】〔地名〕
- 伊勢神宮社前の御裳濯川。
- イスパニア【西班牙】〔外來〕
- →班、牙。
- いすみ【夷隅】〔地名〕
- 千葉縣(上總國)の郡名。『安閑紀』元年に「伊甚國造」。←甚。平成十七年「いすみ市」成立。
- いぜん【已前=以前】
- ∞已、以。いづれも「すでに」の意。
- いそ【磯=礒】〔同源〕
- 磯、礒。
- いたい【疼・痛】〔聯綿〕
- 疼痛は「-ong」の疉韻字。
- いたうづ【到津】イトウヅ〔地名・音訓〕
- 北九州市(豐後國企救郡)小倉北區(〒803-0845・0846)。『續記』天正十二(七四〇)年に「板櫃」。後世、訓の「いたる」と音「たう」を混同したものか。
- いたく【依託・倚託】
- もたせかけること。依、倚。∞委託。
- いたこ【潮來】〔地名〕
- 茨城縣(常陸國行方郡)の町名。『常陸風土記』に板來驛。「潮來」は徳川光圀の命名といふ。潮の至り來る意。∴〜花嫁さん(花村菊江)。
- いただき【巓=天】〔同源〕
- 巓、天。∴富士山の〜。
- いたづら【戲】イタズラ〔恆7〕
- ∴壁に〜書をする。
- いたはる【勞】イタワル〔近04〕
- ∴老人を〜。
- いたみ【伊丹】〔地名〕
- 兵庫縣(攝津國川邊郡)の市名。『山槐記』治承四(一一八〇)年に「伊多美」。但し丹の音は「たん」であり、「たむ」ではない。後世の命名か。
- いたむ【痛=恫=疼】〔同源〕
- 痛、恫、疼。∴古傷が〜。
| 【いち】 |
いち | it | 21一(弌)。\21壹(壱)。\ |
- いち【一=壹】〔同源〕
- 「一」「壹」共に「いつ/いち」。
- いちおぅ【一應】
- ∞一往。
- いぢける【萎縮】イジケル〔近01*・恆6〕
- いちじく【無花果】〔植物〕
- ←一熟。
- いちじるしい【著】
- ←いと(非常)+しるし(明白)。
- いちづ【一途・一圖】イチヅ
- 「一圖」は宛字だが、假名遣は一致する。途、圖。
- いちは【一把】イチワ
- ∴菜っ葉を〜買ふ。
- いぢめる【虐待・苛】イヂメル〔近01*・恆6〕
- 「じ」も可
- いぢらしい【】イジラシイ〔近01*・恆6〕
- ∴子供ながらに働いてゐる姿がいぢらしい。
- いぢる【弄】イジル〔近01*・恆6〕
- 「じ」も可
- イチロー【鈴木一朗】〔姓名〕
- 正しい假名遣は「一朗」であらうが、固有名詞は改め難い。
- いちわぅ【一往・一應】イチオウ
- 「一往」が本來だが、現在は「一應」が多い。∞一應。
- いちゐ【水松】イチイ〔恆5〕
- ←一位。
- いちゐばら【櫟原】イチイバラ〔地名〕
- 山口縣宇部市の地名(〒754-1314)。←「一位」。「櫟」の訓は通常「くぬぎ」だが、地名では「いちゐ」と讀む事が多い。
| 【いつ】 |
いつ | it | 21一(弌)゜\21溢゜鎰゜\21逸゜\21乙゜\21佚゜軼゜\22u聿゜\22u鴪゜\22u鷸゜\ |
- いづ【伊豆】イズ〔地名〕
- 東海道の舊國名。現在の伊豆半島。温泉が「出づ」ゆゑの名といふ。←豆。
- いづ【出】イズ〔恆8-1〕
- 「家貧しくて孝子出づ」は「いづ」であって「でず」ではない。∴『生れ出づる惱み』(有島武郎)。
- いつくしま【嚴島神社】〔地名〕
- 廣島縣(安藝國佐伯郡)宮島の神社。市杵島姫命を祭る。『日後記』弘仁二(八一一)年に伊都伎嶋社。齋き祀る意。∞嚴原。∞嚴木。
- いづくんぞ【焉・安】イズクンゾ〔同源〕
- 焉、安。「いづくにぞ」の撥音便。
- いづこ【】イズコ〔近03〕
- ∴〜も同じ秋の夕暮(良暹法師)。∴尋ね人〜にありや。
- いづし【出石】イズシ〔地名〕
- 兵庫縣(但馬國)の郡名。「出石城」「出石神社」などあり。
- いづはら【嚴原】イズハラ〔地名〕
- 長崎縣(對馬國)下縣郡の町名。←齋き祀る意。∞嚴島。
- いつはる【僞=詭・佯=陽】イツワル〔同源〕
- 僞、詭、佯狂=陽狂。∴身分を〜。
- いづみ【泉】イズミ〔近02・恆7〕
- ∴みかの原わきて流るる〜川(中納言兼輔)
- いづみ【和泉】イズミ〔地名〕
- 畿内の舊國名。『欽明紀』十四年に「泉郡」。「和」は好字にするための冗字。出水郡は鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。『應神紀』に「日向の泉の長媛」。
- いづめこ【飯詰子】〔表音〕
- 山形縣鶴岡市の玩具。育兒用の籠。飯詰は農具「ふご」の古語。
- いづも【出雲】イズモ〔恆7〕
- 舊國名。←出づ+雲、「出ず」では、雲が出ないといふ逆の意味となる。∞杵築。∴〜八重垣妻籠みに(須佐之男命)。
- いづれ【何】イズレ〔近03・恆7〕
- ∴〜が菖蒲杜若。∴〜にしても。∴わが友、いづれにかある。
- いづろ【石燈籠】イズロ〔地名〕
- 鹿兒島市の地名。
- いと【怡土】〔地名〕
- 福島縣(筑前國)絲島郡の舊郡名。『魏志』倭人傳伊都國に比定される。『仲哀紀』に「伊覩縣」。明治二十九年「絲島郡」。古代に「怡土城」あり國史跡。→怡、伊、絲。∞貽貝。
- いといがは【絲魚川】〔地名〕
- 新潟縣(越後國頸城郡)。『能因歌枕』に「いとひ川」。『本間市川文書』至徳四(一三八七)年に絲井川。現在の「絲魚川」となったのは戰國期以降。假名遣は「いとひ」の方が正しいか?「いを」は魚の古稱。
- いとま【間=閑=暇】〔同源〕
- 間、閑、暇。∴〜乞ひをする。
- イナウ【】〔表音〕
- アイヌの祭神。また北海道の玩具。
- いなさ【引佐】〔地名〕
- 靜岡縣(遠江國)の郡名。→引。
- いなせ【鯔背】
- ∴〜な若い衆
- いなづま【稻妻】イナズマ〔恆7〕
- いなば【因幡國】〔地名〕
- 山陰道の舊國名。法美郡稻羽郷の稻葉山にちなむ。→因。
- いなみの【印南野】〔地名〕
- 兵庫縣加古郡稲美町の原野。現在の印南郡は元「いなみ」と讀んだ。萬葉集に多出。→南。
- いなみぼし【牛宿】
- 二十八宿の一。稻見星。
- いにしへ【古】イニシエ〔近15〕
- ∴〜の奈良の都。
- いぬ【往】〔近21〕
- 文語ナ變動詞。∴早ういね(關西方言)。
- いぬぼうざき【犬吠埼】〔地名〕
- 千葉縣。←吠ゆ。字音吠に由來するものではないと思はれる。∞ゑのころぐさ。
- いぬゐ【乾】イヌイ〔近11〕
- ←戌+亥。
- いの【伊野】〔地名〕
- 高知縣吾川郡の町名。平成十六年「いの町」に町名變更。
- いは【岩】イワ〔近04〕
- 岩、巖、癌、共に「がむ/げむ」。∞巖。∞癌。
- いはきし【】イワキシ〔地名〕
- 舊郡名石城による。
- いはな【岩魚】イワナ〔動物〕
- いははれた【祝】イワワレタ
- 書いても喋っても落ちつきの惡い言葉である。∞味ははない。
- いはふ【呪=祝】イワウ〔近04・同源〕
- 呪、祝。∞まじなひ(呪=咒)。
- いはほ【巖=嵒】イワオ〔同源〕
- 巖、嵒。岩窟=巖窟。∞岩。∴さざれ石の〜となりて苔のむすまで(國歌)
- いばゆ【嘶】〔近19〕
- 文語下二段動詞。
- いばら【茨=〓藜】〔同源〕
- 茨は特に「はまびし」の一種。これを〓藜とも書くのは緩讀。∴わが行く道は〜道。
- いび【揖斐】〔地名〕
- 岐阜縣揖斐川町(美濃國大野郡)。『和名抄』に「楢斐郷」。←揖、楢。
- いひし【飯石】イイシ〔地名〕
- 島根縣(出雲國)の郡名。「い+いし」ではあるまい。
- いひわけ【言分・言譯】イイワケ〔近04・恆1〕
- ∴君の言ひ分は〜がましい。
- いぶかる【訝る】
- ∴〜やうな眼付。
- いぶき【伊吹】〔地名・植物〕
- 滋賀岐阜縣境の山名。膽吹山とも。この地の∞伊福部氏は製鐵にたづさはったと傳へる。←息+吹き。
- いふきべ【伊福部】イオキベ〔姓名〕
- 古代姓。景行天皇の皇子「五百木入彦」の裔といふ。∞伊吹山付近で製鐵を業とした。「ふ」を「オ」と讀むのは「煽ぐ」など「あふ」形がほとんどであり、假名遣の法則上めづらしい。中世には「∞五百旗頭」などと變化。∞凡河内。
- いぶすき【指宿】〔地名〕
- 鹿兒島縣(薩摩國)の郡名、また市名。『和名抄』に揖宿郡。→揖。
- いぶり【膽振】〔地名〕
- 『日本書記』に膽振〓。∞熊の膽。
- いへ【家】イエ〔近14〕
- いへづと【家苞】イエヅト
- 土産。
- いほ【五百】イオ〔近08〕
- ∞八百屋。
- いほきべ【五百旗頭】イオキベ〔姓名〕
- 珍姓。∞伊福部。∴五百旗頭眞(政治学者)。
- いほり【庵】イオリ〔近07〕
- ∴雨雲の雷の上に〜せるかも(柿本人麻呂)。
- いましめる【敕=飭】〔同源〕
- 勅戒=飭戒。∴今後の行動をいましめる。
- います【在・坐】
- 「ゐる」の尊敬語。「ゐます」ではない。∞居。∴飛鳥坐神社。∴如何に〜父母。
- いまは【今】イマワ
- ∴〜の際。
- イムジン【臨津】〔外來〕
- 朝鮮の河川名。北朝鮮では「リムジン」とも。→臨。
- いむぼう【陰謀】インボウ
- 「隱謀」と書く場合もあるが、假名遣が異る。∴柳生一族の〜。
- いもあらひ【一口】イモアライ〔地名〕
- 京都府久世郡久御山町の地名(〒613-0026)。東京にも「一口坂」あり。巨椋池から淀川への出口は一つとなるため「一口」と書くといふ。「いも」とは疱瘡(天然痘)のこと。「いも拂ひ」の意といふ。
- いもうと【妹】〔近10・恆2〕
- 「いもひと」のウ音便。
- いやだに【祖谷溪】〔地名〕
- 徳島縣三好郡の地名。「祖+谷」ではなくて、「祖」だけで「いや」と讀む、「谷」は冗字。
- いゆ【瘉】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞癒える。
- いらぅざき【石廊崎】イロウザキ〔地名〕
- 伊豆半島南端の地名(〒415-0156)。
- いらくさ【苛草】〔植物〕
- いらっしゃいませ【】
- ←入らせられませ。
- いらっしゃる【】〔恆5〕
- ←入らせられる。「ゐらっしゃる」ではない。
- いりえ【入江】〔近16〕
- いりおもて【西表島】〔地名〕
- 沖繩の島名。∞南風。∴〜山猫。
- いる【射】〔近21〕
- 文語上一段動詞。
- いる【鑄】〔近21〕
- 文語上一段動詞。
- いわぅ【已往=以往】イオウ
- ∞すでに(已・以)。
- いわけなし【稚】〔近05・04*〕
- いわし【鰯】〔近04・05・恆1〕
- ∞弱し。∴〜の頭も信心。
- いゐ【伊威】イイ〔聯綿〕
- 「-i」の疉韻字。
| 【いん】 |
いむ | im(舊假いん) | 53陰゜蔭゜\53音゜\53恁"婬:淫:霪:\53飮(飲)゜\ |
いん | in | 21印:\21因:氤:姻:33咽'[エン.エツ]\21引:蚓:\21胤:酳:\21寅:\21堙:+33湮'\22u允:\22u尹:\25殷゜慇゜\【25隱(隠)゜】\ |
ゐん | uin | 21u贇゜\24u員゜韻(韵均)'22u殞:21u隕:\34u院'\ |
▼穩(をん)、隱(おん/いん) |
- いんいちがいち【一一が一】
- 九九の一つ
- いんぎん【慇懃】〔聯綿〕
- 「-in」の疉韻字。∞慇懃。∴〜無禮。
- いんこ【鸚哥・鶯哥】〔動物・同源〕
- 唐音。→鸚、鶯←iang。
- いんしん【殷賑】〔聯綿〕
- 「-in」の疉韻字。∞殷賑。
- いんだら【因陀羅】〔姓名〕
- 藥師十二神將の一。印度の雷霆神インドラの漢譯。→因。
- インド【印度】〔同源〕
- インドを表す漢字は「印度」が一般的だが、身毒信毒申屠身豆乾毒賢豆天篤」「∞天竺(てんとく・てんぢく)」など多數に及ぶ。∞支那。
| 【う】 |
う | o | 10羽:\10雨:\10于:芋:宇:迂:盂:紆:\10傴:\10禹:齲'\11烏"\11胡"\50右。佑。祐。[イウ]\50有。侑。u[イウ]\ |
- う【宇】〔表音〕
- 平假名「う」片假名「ウ」の原字。
- う【得】〔近18〕
- 文語下二段動詞。∴詐欺又は強迫に因る意思表示は之を取消すことを得。
| 【うい】 |
うい | oi(舊假うゐ) | 18u茴"[クワイ]\ |
- ういらぅ【外郎】ウイロウ
- 藥の一種。また名古屋の蒸し菓子。「外[唐]うい」。
- うう【飢・饑】〔近18・09〕
- 文語下二段動詞。∞飢る。
- うう【植】〔近18・09〕
- 文語下二段動詞。∞植る。
- ウーロンちゃ【烏龍茶】
- 「龍←liong」。
- ヴェトナム【越南】〔外來〕
- →越、南。∞ベトナム。
- ウォン【元】
- 韓國通貨單位。→元。∞圓。
- うぐひ【鰄】ウグイ〔動物〕
- 鰄川は北海道檜山郡江差町(〒043-0012)の地名。
- うぐひす【鶯】ウグイス〔近11〕
- ∴千里〜啼いて緑紅に映ず(杜牧・江南春)
- うけら【朮】〔近06〕
- うける【承=丞】〔同源〕
- 丞は「たすける」「うけつぐ」意で、承の近義。また承の形聲音符は丞。∞判官。
- うざぅむざぅ【有象無象】ウゾウムゾウ
- 有相無相とも。
- うさんくさい【胡散臭い】
- 「う」は胡の唐音。∴彼の態度は〜。
- うじ【蛆】〔近01〕
- ∴男やもめに〜が湧く
- うしなふ【失・逸・軼・佚】ウシナウ〔同源〕
- 失。逸、軼、佚。散逸=散佚。∴私にはもう〜ものはない。
- うしほ【潮】ウシオ〔近07〕
- ∴〜豐けき海原に(紀元二千六百年)。
- うじゃうじゃ【】〔表音〕
- うず【髻華】〔近02・03〕
- 髮飾り。∞葦津珍彦。∴くまかしが葉を〜に插せその子(古事記)。
- うずうず【】〔表音〕
- 「うづく」との關連性は未詳。∴しゃべりたくて〜してゐる。
- うずくまる【蹲】舊假名うづくまる〔近03*・恆7〕
- 從來は「うづくまる」が通行。恆7も「うづくまる」。∴老婆がうずくまってゐた。
- うすひ【碓冰峠】ウスイ〔地名〕
- 群馬長野境の峠。『萬葉集四四〇七』に「宇須比の坂」。
- うぢ【宇治】ウジ〔地名〕
- 京都府(山城國宇治郡)の地名。『神功攝政』元年に「菟道」で初見。∴朝ぼらけ〜の川霧たえだえに(權中納言定頼)。
- うぢ【氏】ウジ〔近01・02・恆6〕
- ∴〜より育ち。
- うぢうぢ【】ウジウジ〔近01*〕
- うちは【團扇】ウチワ
- ←「打ち羽」。
- うちわ【内輪】〔恆1〕
| 【うつ】 |
うつ | ot | 24u鬱(欝)゜\24u熨゜+08u蔚'\ |
- うづ【渦】ウズ〔近02*・恆7〕
- うづく【疼】ウズク〔恆7〕
- ∴古傷が〜。∞疼む。
- うつくしい【妍・娟】〔同源〕
- 妍、娟は同義だが假名遣が異る。嬋妍≠嬋娟。∞嬋妍。
- うつくしい【窈窕】〔同源〕
- 窈窕は「-eu」の疉韻字。また「幽」と同源とされる。
- うっさぅ【鬱蒼】ウッソウ
- 「鬱葱」と書く場合もあるが、假名遣は異る。
- うったうしい【鬱陶】ウットウシイ
- 正しい讀み方は「うつえう」で、子音を同じくする雙聲の語。「陶陶」も「えうえう」。∴借金取りと對應するのが〜。
- うつは【器】ウツワ〔近04〕
- うづひこ【葦津珍彦】ウズヒコ〔姓名〕
- 「珍」は珍しく貴い意の古語。∞髻華。∴珍の御寶。
- うっぷるひ【十六島】ウップルイ〔地名・植物〕
- 島根縣平田市の地名(〒691-0042)。十六善神を祀るため「十六島」と書く。産物の海苔を「打ち振ひ」作るゆゑに「うっぷるひ」と呼ぶ。また海苔の名ともなってゐる。
- うづまさ【太秦】ウズマサ〔地名〕
- 京都府(山城國葛野郡)右京區の地名。『雄略紀』十五年、秦氏に「禹豆麻佐」の姓を賜ふ。∴〜映畫村
- うづめる【埋】ウズメル〔近03・恆7〕
- ∴襟卷に顏を〜。
- うづら【鶉】ウズラ〔恆7〕
- ∴〜鳴くなり深草の里。∞治部煮。
- うつる【移徙】〔同源〕
- 「移徙」は「-i」の疉韻字。「徙」は「止」を音符とする形聲文字。「徒」は「土」からなる別字。
- うでづく【腕盡】ウデズク
- ←腕+盡す。∴〜でとってみせる。
- うとう【善知鳥】〔動物〕
- ←「海+鴇」か。謠曲では「烏頭」とも。「烏」「頭」。
- うとんじる【疎】〔恆8-1〕
- ∴彼は最近私を〜やうになった。
- うなづく【頷】ウナズク〔恆7〕
- ←「項+つく」
- うなて【雲梯】〔地名〕
- 奈良縣橿原市雲梯(大和國高市郡)(〒634-0834)。←「雲」『萬葉集一三四四』に「卯名手の社」。
- うなゐご【髻髮兒】ウナイゴ〔近11・12〕
- ∴うなゐをとめ。
- うねうね【蜿蜒】〔聯綿〕
- 「蜿蜒」は「-en」の疉韻語。うねうね長く續くさま。
- うはき【浮氣】ウワキ
- ←上氣。「浮氣(〒524-0033)」は滋賀縣守山市の地名。また「小浮氣(〒300-1531)」は茨城縣北相馬郡藤代町の地名。∴〜がばれる。
- うはさ【噂】ウワサ〔近04*〕
- ∴〜をすれば影とやら。
- うはずる【上擦】ウワズル〔恆7〕
- 恆7には「うはづる」∴聲が〜。
- うはづる【上吊】ウワヅル
- うへ【上】ウエ〔近14〕
- ∴この〜何を望まむ。
- うべ【宇部】〔地名〕
- 山口縣(長門國厚狹郡)の市名。『散木奇歌集』に「むべ」。
- うまい【熟寢】〔近12・13〕
- ←「寢」
- うまかひ【藤原宇合】ウマカイ〔姓名〕
- ∞藤。
- うむ【】〔表音〕
- 了解承諾
- うめ【梅=楳】〔同源〕
- 「楳」は「梅」の別體。「煤」も「ばい」だが「某」「謀」は「ぼう」。古典では「むめ」とする場合あり、これは假名遣による使ひ分けではない。
- うめがえ【梅枝】〔近16〕
- ∴〜の手水鉢。
- うめきう【梅胡瓜】ウメキュウ
- 酒肴。∞胡瓜。
- ウラジオストック【浦鹽斯徳】〔外來〕
- ロシア沿海州の地名。略して「浦鹽」とも。外國地名に訓を宛てる例は珍しい。原音「ウラディ・ヴォストーク」は偶然ながら「うらじほ」に近い。
- うらわ【浦曲・浦和】〔近04・恆1〕
- ∞酒匂。
- うりずん【】
- 沖縄方言で初夏の意。假名遣未詳。
- うる【售=讎】〔同源〕
- 「售」は「讎」の俗字に由來する。
- うるはし【麗・彬彬=斌斌】ウルワシ〔近04*・同源〕
- 「彬彬」「斌斌」ともに「ひんひん」∴山籠れる大和し〜。
- うるほひ【潤】ウルオイ〔近08〕
- うれへる【憂愁・攸】ウレエル〔同源〕
- 「憂愁」は「-iu」の疉韻字。「攸」。
- うろん【胡亂】
- 「う」「ろん」共に唐音。∴あそこに〜な風體の男がゐる。
- うわ【宇和】〔地名〕
- 愛媛縣(伊豫國)の郡名。現在は宇和島市。
- うわはん【】〔表音〕
- 人形玩具。踊りの囃し言葉。岡山縣川上郡。
- うわる【植】〔近04・恆1〕
- ∞植る。
- うゐ【有爲】
- 「うゐのおくやまけふこえて」。→「爲」。∴〜轉變。
- うゑる【飢=餓】ウエル〔近14・恆1・4・同源〕
- ワ行下一段動詞。「飢」「饑」共に「き」。
- うゑる【植】ウエル〔近14・恆1・4〕
- ワ行下一段動詞。∴田植ゑ
- うを【魚】ウオ〔近07・08・恆3〕
- ∞魚返善雄。∞絲魚川。∴〜心あれば水心。∴水清ければ〜住まず。
| 【うん】 |
うむ | om(舊假うん) | 53吽'\ |
うん | on | 24u云:芸:紜:耘:雲:繧'\24u運:暈:\24u慍:蘊:薀:27u饂'\ |
▼通常の漢字音に「うむ」形は存在しない。
「吽」は梵語の音譯字。 |
- うんか【浮塵子】〔動物〕
- ←「雲霞」。
- うんぜん【雲仙】〔地名〕
- 長崎縣(肥前國高來郡)島原半島の山。古名「温泉嶽」。
- うんぬん【云々】舊假名うんうん〔疉字〕
- 連聲。∴そんなことを〜すべきではない。
| 【え】 |
え | ia | 08衣。依。[イ]\15u哇。[ワ]\ |
ゑ | uia | 12u慧。[クヱイ]\12u惠(恵)。[クヱイ]\14u會(会)。繪(絵)。[クワイ]\15u畫(画)。[グワ.クワク]\18u囘(回)。[クワイ]\20u穢。[ワイ]\41u哇。\ |
- え【衣】〔表音〕
- 平假名「え」の原字。「え」は呉音。
- え【枝】〔近16〕
- え【柄=秉】〔近16・同源〕
- 「柄」「秉」は共に「へぃ」
| 【えい】 |
えい | iai | 12殪゜\12翳゜\13曳(曵):洩゜\13u鋭:\13u睿゜叡゜\13裔:\ |
えぃ | iang | 44影゜\44霙゜映(暎)゜英゜瑛゜\46嬰゜纓゜瓔(珱)゜\46盈゜楹゜\【46u營(営)゜塋゜47u瑩゜】\46u潁゜頴(穎)゜\46贏゜瀛゜\46郢゜\ |
ゑい | uiai | 13u衞(衛)゜\ |
ゑぃ | uiang | 44u永゜泳゜詠゜咏゜\【44u榮(栄)゜蠑゜】\ |
▼瑩營(営)塋(えぃ/やぅ )
瑩榮(栄)蠑(ゑぃ/ゐゃぅ)
煢螢 (けぃ/ぎゃぅ)
勞 (らう/らう )
瑩は同義で「えぃ」「ゑぃ」の二系統あり、
現代北京音は「えぃ」の系統。 |
- えい【】〔表音〕
- 氣合ひ。
- えい【頴娃】〔地名〕
- 鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。→「頴」「娃」。『續紀』文武四(七〇〇)年に「衣評」。「衣君」とは隼人の一族。明治三十年に指宿郡に合併。いま頴娃町あり。上代の語は母音が連續しないため、「木國→紀伊國」のやうな漢字二文字化によるものと思はれる。海邊の「江」から來たものか。
- エイミー・イップ【葉子媚】〔外來〕
- →「葉(えふ)←エップ」
- えう【杳】ヨウ
- ∞はるか(杳=遥)。∴行方は〜として知れない。
- えうげき【要撃・邀撃】ヨウゲキ
- ∞「要=邀」。
- えうてう【窈窕】ヨウチョウ〔聯綿〕
- 「-eu」の疉韻字。
- えうなし【要なし】ヨウナシ
- 古語。
- ええ【】〔表音〕
- 應答、反問「はい→あい→ええ」。
- ええぢゃないか【】エエジャナイカ〔表音〕
- 幕末の熱狂的お蔭參り。「えいぢゃないか」ではない。
- ええと【感動詞】〔表音〕
- 摘語摸索の語。
| 【えき】 |
えき | iak | 46易゜蜴゜\46液゜掖゜腋゜\46u疫゜役゜\46益゜\46亦゜奕゜\46懌゜繹゜驛(駅)゜\ |
- えき【浴】〔地名〕
- 山口縣には谷状の濕地を稱して「えき」とする地多し。人名でも「浴田」などあり。
- えきへぼし【胃宿】エキエボシ
- 二十八宿の一。語源未詳。
- えげつない【】
- えこぢ【依怙地】エコジ
- ∴依怙贔屓。
- えごのき【賣子の木】〔植物〕
- 假名遣の由來未詳。
- えごま【荏胡麻】〔植物〕
- えせ【似而非】
- えたじま【江田島】〔地名〕
- 廣島縣(安藝國安藝郡)の町名。海軍兵學校の所在地。「えだじま」とは濁らない。『安藝野坂文書』嘉禎四(一二三八)年に「安藝御莊衣多嶋」。→「江」「衣」。
- エヂプト【埃及】エジプト〔外來〕
- →「及」
- エヂャナイカ【】〔表音〕
- 和歌山縣『串本節』。
| 【えつ】 |
えつ | iat | 26謁゜\33咽゜\34u悦゜閲゜\ |
ゑつ | uiat | 26u戉゜越゜鉞゜\26u曰゜\26u粤゜\ |
- えづい【】〔表音〕
- 嘔吐との關係は未詳。
- えと【干支】
- ←兄+弟。十干十二支。
- えとろふ【擇捉】〔地名〕
- 北方領土の島名。「擇び+捉らむ」との宛字。∞齒舞。
- えにし【縁】
- 「えにし」は字音「縁」に由來する。∞枸櫞酸。
- えのき【榎】〔植物〕
- えばら【荏原】〔地名〕
- 東京都(武藏國)の郡名。舊荏原區は品川區の西半分。∞えごま(荏胡麻)。
- えひ【〓】エイ〔動物〕
- 「〓鰭」は酒肴の一。
- えびす【夷】舊假名ゑびす〔地名〕
- →えみし。近畿・中國・四國では地名に「戎・蛭子」の漢字を用ゐる事が多い。廣島縣では「胡」が多い。「惠比壽」は東京都澀谷區の地名。「ヱビスビール」の工場があったことによる。「惠」に引きずられて、從來の假名遣は「ゑびす」が多かった。∞ハナヱ・モリ(森英惠)。∞蝦夷。
- えびす【蕃=蠻】〔同源〕
- 「蕃」はまた「番」と略す場合がある。∴蕃社の獄。∴南蠻北狄。
- えびすめ【】
- 昆布の異稱。蝦夷地で取れるため。
- えびね【海老根】〔植物〕
- えびの【】〔地名〕
- 鹿兒島縣。ひらがな市名「えびの市」は「えびの高原」に由來する。宛てるべき漢字は未詳だが「海老」「蝦」などか。
- えひめ【愛媛】〔地名〕
- 『神代記』に「愛比賣」。おそらく「兄媛」の意。同樣に「愛知」「愛田」などの地名は多し。「可愛(埃)之山陵」は邇邇藝命(瓊瓊杵尊)の陵。「可愛川」は廣島縣江ノ川上流。∞姶良。
- えぼし【烏帽子】舊假名ゑぼし
- 從前「ゑぼし」が通行。字音「烏」とは無關係。「帽子」は「ぼうし」、從來は誤って「ばうし」とされた。∴亭主の好きな赤烏帽子
- えみし【蝦夷】
- →「夷」。∴蘇我蝦夷。
- えむご【掩護】舊假名えんご
- 書替字で「援護」とするが、本來は別の語。「掩」は「おほふ」、「援」は「たすける」で意味も合はず、假名遣も異る。∴掩護射撃。∴厚生省援護局。
- えむぶ【閻浮】舊假名えんぶ〔佛教〕
- 須彌山南方の島名。「閻浮提」。「南瞻部州」とも。→「閻」「瞻」。∴〜檀金。
- えむま【閻魔】舊假名えんま〔佛教〕
- 「夜魔(やま)天」。→「閻」。
- えり【襟=衿=衽】〔同源〕
- 「襟」「衿」「衽」∴〜を正す
- エリカ【erica】〔植物〕
- 歐州などに分布する花。ヒース。和語ではない。∴〜の花散る時(西田佐知子)。
- える【得】〔恆4〕
- 文語動詞の終止形「う」。∴得手に帆を揚げる
| 【えん】 |
えむ | iam(舊假えん) | 56厭:魘:黶:\56奄:掩:俺:閹:+60淹:\56炎:\56簷:\56艷(艶):\56閻:焔:\56鹽(塩):\ |
えん | ian | 26偃゜+34堰:33宴:\33咽:\33煙(烟):\33燕:嚥:臙:讌:\34延:筵:莚:蜒:涎:\34u沿:鉛:\34演:\34u鳶:\34u悁:捐:\34u掾:縁:\34衍:\34焉:嫣:\ |
ゑん | uian | 26u鴛゜怨゜苑゜宛゜婉゜鋺゜蜿゜30u豌'\26u垣゜\26u寃゜冤゜\26u爰゜+34u援:媛:34u湲:\26u袁゜園(薗)゜遠゜轅゜猿゜\33u淵(渕渊):\34u圓(円):\34u圜:\34u娟:\ |
- えんえき【衍繹=演繹】
- ∞「衍=演」。
- えんげ【咽下=嚥下】
- ∞「咽=嚥」。
- えんこ【】
- 座ることの幼児語。
- えんじ【臙脂=〓脂】〔同源〕
- 「臙脂」「〓脂」共に「えんじ」。→「燕」「因」
- えんのをづぬ【役小角】エンノオズヌ〔姓名〕
- 「えん」は「役」の漢音によるものか。
- えんぶり【】
- 青森縣八戸地方の祭。「えんぶり」は農具。「柄振り」から。
- えんれい【延齡】〔植物〕
- 北海道の花。國鐵時代の急行列車名に平假名で「えんれい」あり。
| 【お】 |
お | o | 【09於。淤。】\ |
を | uo | 11烏゜嗚゜塢゜\【11於゜】\11汚゜\11乎。\11惡(悪)゜\40u和"[クワ]\ |
▼惡 (あく/あく) わるい
(を/う) にくむ、いづくんぞ
▼於(よ/お) おける、おいて
(を/う) ああ
淤(よ/お)
於を「ああ」の意味で使ふ場面は少なく、
「お」である筈だが通常は「を」とされる。
平假名「お」の原字ゆゑ「お」とすべきか。 |
- お【於】〔表音〕
- 平假名「お」の原字。
- おい【老】〔近06・12・13〕
- ∞老ゆ。∴老いては子に從へ。
- おいしい【美味】〔恆5〕
- おいそのもり【老蘇の森】〔地名〕
- 滋賀縣(近江國蒲生郡)安土町の地名(〒521-1332・1334)。奧石神社の森、歌枕の地。∴老蘇森の下草に(太平記)。
- おいて【於=于】〔恆5・同源〕
- 「おきて」のイ音便。「於」「于」。「於」は「おいて」の意で「お」、「ああ」と嘆く場合には「を」と假名遣が分れる。∞ああ∴おいてをや。
- おいの【狼】〔地名〕
- 東北地方に「狼」を「オイノ」「オイヌ」と讀む地名が分布する。「大犬さま」の意といふ。青森縣弘前市狼森(〒036-8132)など多敷。
- おいらせ【奧入瀬】〔地名〕
- 十和田湖から八戸市へそそぐ川名。ところが西津輕郡に「追良瀬川」、五能線「追良瀬」驛があり、同じ由來と思はれるが、假名遣は「おひらせ」とせざるを得ぬ。平成十七年「おいらせ町」成立。∴住まば日の本、遊ばば十和田、歩けや奧入瀬三里半(大町桂月)。
- おいらん【花魁】
- 「おいらの姐さん」の極端な省略といふ。
- おいる【老】〔恆5〕
- ヤ行上一段動詞。∞老ゆ。
| 【おう】 |
あう | au | 38奧(奥):襖:墺:懊:澳:\38鏖:\ |
あぅ | ang | 42央。怏。殃。秧。鞅。+43泱:鴦:\45罌゜嚶゜櫻(桜)゜鸚゜\45鶯(鴬)゜\ |
あふ | ap | 58凹゜\59押゜鴨゜\ |
おう | ou | 51鴎゜嘔゜歐(欧)゜毆(殴)゜甌゜謳゜\ |
おぅ | ong | 48鷹。應(応)。\ |
おふ | op | 53邑。\ |
わぅ | uang | 42u往(徃):\42u王:旺:枉:43u汪:\43u黄。44u横。\43u皇。凰。\45u泓:\ |
をぅ | uong | 01翁゜蓊゜鶲゜\ |
▼奧(奥)については「おく・奧」を參照の事。 |
- おう【】〔表音〕
- 擬聲語ゆゑ歴史的假名遣でも「おお」などとして差し支へない。
- おう【意宇】〔地名〕
- 島根縣(出雲國)の郡名。『齊明紀』五(六五九)年に「於友郡」。明治二十九年合併して八束郡。→「於」。
- おうい【感動詞】〔表音〕
- 片假名では「オーイ」とする事あり。∴〜中村君。
- おうて【負】
- ←「負+て(助詞)」のウ音便。「おふて」ではない。∞笈。∴笈を負うて。
- おうな【嫗】
- ∞「翁」
- おぅやぅ【鷹揚】オウヨウ
- 「大樣」とも書くが、本來は別語。現代假名遣でも「鷹揚」「大樣」である。
- おうやぅとぅ【歐陽通】オウヨウトウ〔姓名・音訓〕
- 歐陽詢(唐の能筆家)の子。地名人名は漢音優先であるため、「通」で「とぅ」と讀む。訓は∞通る。「歐陽」は二字姓。∞歐陽菲菲。
- オーヤンフィーフィー【歐陽菲菲】〔外來〕
- 臺灣の歌手名。「歐」「陽」。「歐陽」は二字姓。∞歐陽通。
- おがくづ【大鋸屑】
- 「大鋸」は室町時代の鋸の一種。小さい屑でも「小」ではない。
- おかちん【お搗ちん】
- おかんじゃけ【】〔表音〕
- 玩具。靜岡市。
- おき【隱岐國】〔地名〕
- 舊國名。←「沖」の意。→「隱」。
- おきつぐ【田沼意次】〔姓名〕
- おきな【翁】〔近06〕
- 「をとこ、をんな、をとめ」から聯想して「をきな」とするのは誤。∞「嫗」
- おきながたらしひめ【息長足姫】〔姓名〕
- 神功皇后の御名。
- おきび【熾火】
- ←おこし火。
- おきゃん【お侠】
- 「嬌」または「侠」の唐音とするも斯樣の音なし。唐音風に發音したものか。
- おきわすれ【置忘】〔恆1〕
| 【おく】 |
おく | ok | 48億。憶。臆。檍。\ |
をく | uok | 【01屋:】\38 01奧(奥)'[アウ]\ |
▼屋(をく)、幄齷握渥(あく) |
- おく【奧】〔近06・音訓〕
- 「おく」は訓、漢音あう呉音あう慣用音をく。「奧手」は「おくて」。「奧義」は「あうぎ」または「をくぎ」。∴〜津城所。
- おくら【山上憶良】〔姓名〕
- →「憶」「良」。
- オクラ【okra】
- 野菜名。和語ではない。
- おぐらいけ【巨椋池】〔地名〕
- もと「おほくらの入江」宇治川下流の低濕地。同所に近鐵の驛名「小倉」とあるのは後世の地名か。京都府葛野郡の小倉山とは無關係。
- おくりな【謚=諡】
- 「謚」「諡」→「益」
- おくる【送=贈・餽=饋】〔同源〕
- 「送」「贈」は共に「そぅ」。餽贈=饋贈。
- おくんち【御九日】
- 九月九日の祭り。長崎のものが著名。
- おけさ【】〔表音〕
- 新潟縣民謠。∴佐渡おけさ。
- おこさ【】〔表音〕
- おこさ節。秋田縣民謠。
- おこじょ【】〔動物〕
- おこたる【懈・怠】〔近06・同源〕
- 「懈」「怠」「懈怠」は「-ai」の疉韻字かもしれない。
- おこなふ【行】オコナウ〔近10〕
- おごのり【於期海苔】〔植物〕
- おこは【強飯】オコワ
- 「強飯」の女房言葉。
- おごる【奢侈】〔同源〕
- 「奢侈」は「s-」の雙聲字。
- おさかべ【刑部】〔姓名〕
- ←おしさか(忍坂)部。「∞忍坂」は奈良縣櫻井市の地名。∞忍路。
- おさへる【抑・押=凹=壓】オサエル〔近07・同源〕
- 「押」「凹」「壓」。∞凹凸。
- おさらぎ【大佛】〔姓名〕
- ←おほさらぎ。「さらき」とは神佛へ供へ物をする皿の意か。鎌倉市の古地名にもあり。∴大佛次郎(小説家)。
- おさんどん【】
- 「お爨どん」なら「おさん」、「お三どん」なら「おさむ」、兩説あり。
- おし【唖】〔近06〕
- ∞唖。
- おしあひ【押合】オシアイ〔近06〕
- ∴〜へしあひ。
- おじぎさう【含羞草】オジギソウ〔植物〕
- ←お辭儀。「辭儀」はまた「時宜」とすることあり。
- おしね【晩稻】
- ←晩+稻。近&!06には「をしね」。また和歌山縣日高郡南部川村(〒645-0022)の地名にもあり。
- おしまひ【仕舞】オシマイ
- 「∞終り」と混同しやすい。
- おじや【】
- 粥。「お〜」の女房言葉。「じや」は粥を煮る時の擬音語といふ。
- おしょろ【忍路】〔地名〕
- 北海道小樽市。∞刑部。
- おしろい【白粉】
- 「おしろひ」ならず。
- おす【】
- 挨拶言葉。「お早うございます」の極端な省略。
- おせえ【遲】〔表音〕
- 「おせい」ではない。∞ええぢゃないか。
- おせっかひ【お節介】オセッカイ
- ←切匙(味噌こそぎ篦)。字音「介」にあらず。
- おそい【晩=晏】〔同源〕
- 晩、晏。
- おそれる【兇=恐】〔同源〕
- 兇、恐。
- おそれる【惧=懼=虞】〔同源〕
- 惧、懼、虞。∴危惧=危懼=危虞。
- おそれる【懾=慴】〔同源〕
- 懾伏=慴伏。また悚伏とも書き、意味は近似するが假名遣は異る。
- おたぎ【愛宕】〔地名〕
- 京都市(山城國)の郡名。←「宕(たぎ)←tang」。∞愛宕。
- おちいる【坎=陷】〔同源〕
- ∴坎穽=陥穽。
- おぢおぢ【怖々】オジオジ〔近01〕
- ∞怖々。
- おちゃっぴい【】
- ←お茶挽き。
- おちゃのこさいさい【お茶の子さいさい】〔表音〕
- 「さいさい」は囃し言葉。
- おぢゃる【】オジャル
- ←お出でである。∞〜丸。
- おぢゃん【】オジャン〔表音〕
- 鎭火の際に「じゃん」と半鐘を打った事から。
- おちょこ【豬口】
- →「口」
- おぢる【怖】オヂル〔恆6・8-1〕
| 【おつ】 |
おつ | ot | 21乙。\ |
をつ | uot | 27u榲゜膃゜\ |
- おづおづ【怖々】オズオズ〔近01〕
- ∞「怖々」
- おっかない【】
- おっくふ【億劫】オックウ
- 「億」「劫」
- おっさか【忍坂】〔地名〕
- 奈良縣(大和國城上郡)櫻井市の地名(〒633-0005)。『隅田八幡宮銘文』癸未(五〇三)年に「意紫沙加宮」。「意」を「お」と讀むのは、呉音以前のものと考へれらる。∞刑部。
- おっちょこちょい【】
- おっとせい【膃肭臍】〔動物〕
- アイヌ語「onnep」起源。「膃」は宛字。
- おてまへ【點前】オテマエ
- おてもやん【】〔表音〕
- 熊本縣民謠。
- おでん【お田】
- ←田樂。
- おてんたうさま【天道】オテントウサマ
- おてんば【お轉婆】
- おと【音】〔近06〕
- おとうと【弟】〔近10・恆2〕
- 「おとひと」のウ音便。∞乙姫。
- おとぎばふこ【御伽婢子・御伽這子】オトギボウコ
- 人形の一種。また書名。「婢」は音ひ。
- おとくに【乙訓】〔地名〕
- 京都府(山城國)の郡名。長岡京の舊地。→「訓」。
- おどける【道化】
- 「道」「化」だが、「道化」は恐らく宛字。
- おどける【諧謔=詼謔】〔同源〕
- 「諧謔」「詼謔」はそれぞれ假名遣が異る。
- おとしめる【貶】〔近06〕
- おとす【落】〔近06〕
- ∞落度。
- おどす【威=畏】〔近06・同源〕
- 威、畏。∞縅。
- おとづれる【訪】オトズレル〔近03・恆7〕
- ←「音+連る」。
- おとひめ【乙姫】
- ←「弟姫」。∞乙女。
- おとる【劣】〔近06〕
- おとろふ【衰】オトロウ〔近06*〕
- おに【鬼】〔近06〕
- 字音「隱」に由來する。「陰」とは無關係。
- おのおの【各】〔近06〕
- ∴〜馬は飼ひたるや(武田節)。
- おのごろ【〓馭盧】〔地名〕
- →〓。
- おのづから【自】オノズカラ〔恆7〕
- おばこ【】〔表音〕
- ∴庄内〜。
- おはす【】オワス〔近05〕
- ∴釋迦牟尼は美男に〜。
- おはやう【】オハヨウ〔近18〕
- 「お早くございます」のウ音便。
- おひ【追】オイ〔近06〕
- おび【飫肥】〔地名〕
- 日向國宮崎郡(日南市)の地名。舊幕時代に飫肥藩あり。←「飫」。∴〜杉。
- おびえる【怯】〔恆4〕
- ∞怯ゆ。
- おびきよせる【誘き寄せる】
- 「をびき」との説あり。
- おひずる【笈】オイズル
- ∞負うて。∞背負子。「笈ヶ岳」は石川縣の山名。
- おひゃぅ【大鮃】オヒョウ〔動物〕
- 魚名。字音「鮃」にちなむものか。
- おびやかす【劫=脅】〔同源〕
- 「劫迫=脅迫」。
- おびゆ【怯】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞怯える。
- おひわけ【追分】オイワケ〔近04〕
- ∴越後〜。
- おふし【唖】オウシ〔近09〕
- ∞唖。
- おふち【大内】オオチ〔地名〕
- 香川縣(讚岐國)の郡名。『和名抄』に「おふち」の訓注。「おほち」ではない。∞凡河内。
- おふみ【邑美】オウミ〔地名〕
- 鳥取縣(因幡國)の郡名。今は鳥取市。『正倉院文書』神龜三(七二六)年に「海郡」。∞碧海。
- おほい【多】オオイ〔近07〕
- 「多し」「多き」のイ音便。
- おほいた【大分】オオイタ〔地名〕
- もと豐後國の郡名。後に縣名。景行天皇が行幸され、廣大肥沃のため「碩田」と名づけ給うた。
- おほいに【大】〔恆5〕
- 「おほきに」のイ音便。∞おほきに。
- おほうすのみこと【大碓命】オオウスノミコト〔姓名〕
- ∞小碓命。
- おぼえる【覺】〔近15・恆4〕
- ∞覺ゆ。
- おほきい【大】オオキイ〔近07〕
- おほきに【】オオキニ〔表音〕
- 關西方言。←大きに。∞大いに。
- おほぎまち【正親町天皇】オオギマチ〔姓名〕
- ←正親司(大君)。
- おほぎゃぅ【大仰】オオギョウ
- 關西方言。「大形」「大業」「大行」など樣々な書き方あり。
- おほけのみこと【意富祁命・億計王】オオケノミコト〔姓名〕
- 仁賢天皇(第二十四代)の御名。「億」。∞をけのみこと袁祁命(顯宗天皇)。
- おほしかふち【凡河内】オオシコウチ
- 古代姓。姓「河内」は通常「∞かうち」。∞伊福部。∴〜躬恆(百人一首)。
- おほせ【仰】オオセ〔近08〕
- 「∞仰ぐ」と混同して「あふせ」と誤りやすい。∞しおほせる(爲果)。
- おほぢ【祖・祖父】オオジ〔近01・06〕
- ←「大+父」。∞小父。「大君ヶ畑(〒522-0321)」は滋賀縣大上郡多賀町の地名。
- おほぢ【大路】オオジ
- ←大+路。「∞小路」と混同して「おうぢ」などと誤りやすい。
- おほて【大手】オオテ
- 「王手」とは異る言葉だが、しばしば混同される。∴〜搦手。
- おぼねだし【生保内東風】
- 秋田で海に向かって吹く、暖く乾いた強風。田澤湖町生保内(〒014-1201)から。
- おほばこ【車前草】オオバコ〔植物〕
- 大葉子。
- おほばんぶるまひ【大盤振舞】オオバンブルマイ
- 語源は「わうばん(〓飯)振舞」。現代假名遣でも「大盤」「おうばん(〓飯)」の差ができる。
- おほひ【大炊】オオイ
- 「大飯」の轉。假名遣は「おほ+い(ひ)」ではない。「大炊帝」は淳仁天皇の稱。「大飯」は福井縣(若狹國)の郡名。
- おほひ【被】オオイ〔近09〕
- おほふ【覆】オオウ〔近07〕
- おほみわ【大神神社】オオミワ〔地名〕
- 奈良縣磯城郡の神社。←三輪。『記崇神』に「意富美和之大神」。∞神酒。
- おほむかふ【大向】オオムコウ
- 一説に連用形「むかひ」のウ音便で「おほむかう」ともいふ。
- おほやけ【公】オオヤケ〔近08〕
- おぼゆ【覺】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞覺える。
- おほゐがは【大堰川】オオイガワ〔地名〕
- 京都市の川。淀川に合流。『古今集』は「大井河」とするも、靜岡縣の「大井川」とは別。
- おむど【音頭】オンド
- →「頭」。
- おめえ【御前】〔表音〕
- 「おめへ」ではない。∞ええぢゃないか。
- おめでたう【御目出度】オメデトウ〔近10〕
- 「度」は宛字。「難有度」なども同樣。∴明けまして〜ございます。
- おも【面】〔近06〕
- おもい【重】〔近06〕
- おもと【萬年青】〔植物〕
- ←宇佐の御許山。
- おもはく【思はく】オモワク
- 「思惑」は宛字。「おもわく」ではない。∴〜が外れる。
- おもほゆ【思】オモオユ〔近19〕
- 文語下二段動詞。
- おもんじる【重】〔恆8-1〕
- おもんみる【惟】〔近21〕
- 文語上一段動詞。「思ひ+みる」
- おやぢ【親父】オヤジ
- 「親仁」と書く場合あり、假名遣は異る。∴地震雷火事〜。
- オヤマカ【】〔表音〕
- 俗曲『ぎっちょんちょん』。
- おゆ【老】〔近18〕
- 文語上二段動詞。∞おい(老)
- オランダ【荷蘭・和蘭陀】〔外來〕
- →「荷」「和(わ、を)」。
- おり【澱】〔近06*〕
- ∞よど(淀・澱)
- おりもの【織物】〔近06〕
- おりる【下】〔近07〕
- おろか【愚】〔近06〕
- オロロンバイ【】〔表音〕
- 熊本縣。『五木の子守唄』。
- おゐど【御居處】オイド
- おゑしき【御會式】オエシキ〔近14〕
| 【おん】 |
おむ | om(舊假おん) | 53音。\ |
おん | on | 【25隱(隠)。】\28恩:\ |
をん | uon | 26u怨。苑。\26u遠。\27u温:瘟:鰛(鰮):24u褞'\【27u穩(穏):】\ |
▼穩(をん)、隱(いん/おん) |
| 【か】 |
か | ka/ha | 15佳'[カイ]\39可:h河゜珂:h呵:柯:舸:h訶:軻:h何゜h荷゜h苛゜哥:歌:\39個(个):箇:\41h下゜\41加゜嘉゜架゜茄'迦゜枷゜珈゜痂゜笳゜跏゜40伽'\41h夏゜廈(厦)゜\41家゜稼゜嫁゜\41h蝦゜h瑕゜h鰕゜h暇゜假(仮)゜h霞゜葭゜h遐゜\41h罅゜\41h谺゜\41賈゜價(価)゜\ |
くゎ | kua/hua | 15u卦'[クワイ]\40u果:菓:課:h夥゜顆:裹:41uh踝゜\40uh火:\40uh禾゜科:蝌:\40u過:渦'h禍゜堝:窩゜41u蝸゜\40u戈:41u找゜\40u譌゜\41u瓜゜\41u寡゜\41uh華゜h崋゜h樺゜h譁(嘩)゜\41uh匕゜h化゜h花゜40uh貨:h靴゜訛゜囮'\ |
▼佳(か)圭(くゑい)の形聲系列は二系統に分れる
詳細は「けい・圭(くゑい)」の掲載箇所參照の事
▼寡(くゎ)、夏(か) |
- か【加】〔表音〕
- 平假名「か」、片假名「カ」の原字。
- か【可】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。
- か【蚊】〔動物〕
- か【閑】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「閑」
- か【香】〔音訓〕
- 「香」は字音。「か」「かをり」は訓。
- か【呵】〔表音〕
- 「呵凍」は凍ったものに「ハアハア」と息を吹きかけて溶かすこと。日本漢字音ではカ行であるが、原音は「ハ」のやうな發音であった。∞「呵呵大笑」。
| 【が】 |
が | ga/ha | 39我:俄:峨(峩):蛾:餓:哦:娥:莪:鵝:鵞:\40伽'39h賀。41駕'\41牙゜芽゜雅゜呀゜訝゜\41衙゜\ |
ぐゎ | gua/hua | 15uh畫(画)゜\40u臥:\41u瓦゜\ |
| 【かい】 |
かい | kai/hai | 14丐:\15解(觧)゜h蟹(蠏)゜廨゜懈゜h邂゜\15拐゜\15街゜\16介゜芥゜价゜疥゜界(堺畍)゜15 16堺゜\16戒゜h械゜誡゜\16皆゜階゜偕゜揩゜楷゜h諧゜\16h薤゜\19h亥゜16h骸゜\19改:\【19h海:】\19開:\19凱:\19h醢:\ |
くゎい | kuai/huai | 14u會(会)゜獪゜h繪(絵)゜膾゜薈'檜(桧)゜\【15u挂゜掛゜褂゜】\16u怪(恠)゜\16u乖゜\16u壞(壊)゜h懷(懐)゜\17u快゜\18u塊゜魁゜傀゜h槐゜瑰゜嵬'隗'\【18uh悔゜h晦゜h誨゜】\18uh灰゜恢゜詼゜\18uh潰゜\18uh囘(回)゜h廻゜h徊゜h茴゜h蛔゜h迴゜\20uh喙゜\ |
▼遺(い・ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい)
▼海(かい)、悔晦誨(くゎい) |
- かい【櫂=棹=橈】〔近12*・13・恆5・同源〕
- 「かき」のイ音便。「櫂」「棹」「橈」。
| 【がい】 |
がい | gai/hai | 14h害。\14蓋(盖葢)'\【15街'崖(崕)゜啀゜睚゜涯゜】\19h亥。劾。咳'該'垓'h孩。16h骸'h駭'\19慨'概'漑'\【19鎧'凱'剴゜皚:】\19愾'\19礙(碍)゜\20乂゜+14艾:\ |
ぐゎい | guai/huai | 14u外゜\【18u磑゜】\ |
▼街崖(がい) 圭(くゑい)の形聲系列は二系統あり、
詳細は「けい−圭(くゑい)」の掲載箇所參照の事
▼鎧凱剴皚(がい)、磑(ぐゎい) |
- かいけ【皆生】〔地名〕
- 鳥取縣米子市の温泉地。
- かいこう【邂逅】
- ∞「あふ(邂逅=遘=覯)」。
- かいぞへ【介添】〔恆5〕
- 「かきぞへ」のイ音便。「介」であるが、字音ではないとされる。
- かいだに【栢谷】〔地名〕
- 岡山市。「栢」は國訓。(〒701-1149)。
- かいつぶり【鳰】〔動物〕
- ∞にほ(鳰)。
- かいて【書】〔近13〕
- かいなで【掻い撫で】〔恆5〕
- 「かきなで」のイ音便
- かいまき【掻卷】〔恆5〕
- 「かきまき」のイ音便
- かいまみる【垣間】〔恆5〕
- 「垣間見る」のイ音便
- カイマン【caiman】
- 鰐の一種。和語ではない。
- かいらぎ【梅花皮】
- 蝶鮫の魚皮で刀劍の裝飾、また井戸茶碗の見どころの一。梅花皮岳は山形新潟の縣境にあり。
- かいわい【界隈】
- かうがい【笄】コウガイ〔近10・12・13・恆2・5〕
- 「髮掻」のウ音便。
- かぅがい【慷慨】コウガイ〔聯綿〕
- 「k-」の雙聲字。∴悲憤〜。
- かうがうしい【神々】コウゴウシイ〔恆2〕
- 「かみかみし」のウ音便
- かぅかつ【鏗戛】コウカツ
- ∞「さぅさぅ(錚鎗=錚〓)」
- かうかん【浩瀚】コウカン
- ∞「浩瀚」。
- かうくゎつ【狡猾】コウカツ
- ∞「ずるい(狡猾・巧黠)」。
- かぅさぅ【鏗鏘】コウソウ
- ∞「さぅさぅ(錚鎗=錚〓)」
- かうし【格子】コウシ〔近10・恆2〕
- ←「格し+(子)」のウ音便。「格天井」は「がう」と濁る。∴〜縞。∴〜戸をくぐりぬけ。
- かうじ【柑子】コウジ〔植物〕
- ←「柑+子」のウ音便。
- かうして【】コウシテ〔恆2〕
- 「斯くして」のウ音便。∞然うして。
- かぅしゃぅ【〓翔】コウショウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。
- がぅじゃぅ【強情=剛情】ゴウジョウ〔同源〕
- 「強」「剛」
- かうずか【好事家】コウズカ
- 「事」は唐音。
- かうぞ【楮】コウゾ〔恆2〕
- ←「紙+麻」のウ音便。また岡山縣勝田郡に「楮(〒707-0202)」の地名あり。
- かうだ【紫合】コウダ〔姓名〕
- 丹羽基二氏の説によると、死講(=紫合)の迎田の訛であり、「紫+合アハ>し」をかけた佳字であるといふ。地名の「<紫合」も同樣の起源。
- かうだう【革堂】コウドウ〔地名〕
- 京都市上京區。革のウ音便。西國十九番行願寺。
- がうたむ【剛膽・豪膽】ゴウタン舊假名がうたん〔同源〕
- 「剛←gang」「豪←ガウ」二字は字音假名遣は同じだが、元音は全く異る。
- かうち【河内】コウチ〔近10〕
- ∞凡河内。
- かうぢ【麹】コウジ〔近01*・恆2・6〕
- ←「黴+立」のウ音便。∴〜菌。∴千代田區〜町。
- がぅつくばり【強突張】ゴウツクバリ
- 「業突張」なら「ごふ〜」。
- かうと【】コウト
- ∴〜考へる。
- かうのとの【長官の殿】コウノトノ
- ←「頭・督・守」。∞こがう(小督)。
- かうばし【香】コウバシ〔近10・10・恆2〕
- 「かぐはし」のウ音便。「香」であるが字音由來ではない。「香+くはし(細)」。
- かうぶり【冠・被】コウブリ〔近10〕
- 「かがふり」のウ音便。∴昔男初〜して(伊勢物語)。
- かぅふん【昂奮・亢奮】コウフン
- ∞「興奮」。
- かうべ【首】コウベ〔近10・恆2〕
- 「上部」または「髮部」のウ音便。∴首を囘らす。∴稔るほど〜を垂れる稻穗かな。
- かうべ【神戸】コウベ〔恆2〕
- 「かみへ」のウ音便。地名としては「がうど」「がうと」「かんべ」が多く、「かうべ」は例外的。他に西多摩郡檜原村「かのと」、靜岡縣吉田町「かんど」、愛知縣武豐町「明神戸」、鳥取縣日南町「神戸上」、岡山縣津山市「じんご」などあり。
- かぅみ【廣瀬香美】コウミ〔姓名〕
- 歌手名。「コオミ」「コウミ」の兩發音が聞き取れ、表音的にはいづれの假名で表現すべきか不明。∞かみ(香美)。
- かうむる【被・蒙】コウムル〔近10・恆2〕
- ∴蒙御免。
- かうもり【蝙蝠】コウモリ〔近10・恆2・聯綿〕
- 「かはほり」のウ音便。「蝙蝠」は「p-」の雙聲字。∴〜傘
- カオシュン【高雄】〔外來〕
- 臺灣の地名。現地音「ターカウ」に「高雄」を宛てたもの。「カオシュン」はこれの北京語讀み。→「高」「雄(ゆぅ)←hiong」
- カオリナイト【kaolinite】
- 陶土成分の名。景徳鎭の地名「高嶺」の轉。→「高」
- カオルン【九龍・Kowloon】〔外來〕
- 香港の地名。廣東音に由來すると思はれるが、假名書きなら「カウロン」と描寫した方が近いか。→「九」「龍」
- かかたいせう【呵呵大笑】カカタイショウ〔表音〕
- 「呵」の原音は「ハ」のやうであった。笑ひ聲は「はは」であって、「かか」となるのはいかにもをかしからう。∞か(呵)。
- かかづらふ【】カカズラウ〔恆7〕
- かがと【香登】〔地名〕
- 岡山縣(備前國和氣郡)備前市の地名(〒705-0012)。→「香←hiang」。「登」。
- かかはる【關・干】カカワル〔同源〕
- 「關」「干」。「干渉」を「關渉」とも書くが、假名遣は異る。∴統帥權干犯。
- かがひ【歌燿】カガイ
| 【かく】 |
かく | kak/hak | 04確:43h鶴゜\04角:埆:桷:\04殼(殻)゜愨゜\37 04較'[カウ]\37+04覺(覚)'\37攪(撹)'[カウ]\43各:恪:閣:擱:44格゜挌゜骼゜客゜喀゜咯゜\43h壑:\44h赫゜h嚇゜\45uh核゜\45革゜\45h覈゜\45鬲゜隔゜膈゜\ |
くゎく | kuak/huak | 42u矍。攫。钁゜43u蠖'h穫゜45uh獲゜\43u郭:椁:廓:槨:\43u擴(拡):\43uh霍:h癨:\45uh畫(画)゜h劃゜\45u馘゜掴゜幗゜\ |
- かく【爪=掻】〔同源〕
- 「爪」「掻」は共に「さう」
| 【がく】 |
がく | gak/hak | 04岳:\04學。(斈。学。h)\04嶽:\04樂(楽):\43咢:鰐:顎:愕:萼:蕚:諤:鄂:齶:\43h壑'\44額゜\ |
- かぐやま【香山】〔地名〕
- 大和三山の一。今は「香具山」が一般的だが、萬葉集などでは「香山」。→「香←hiang」。
- かけづりまはる【驅】カケズリマワル
- 「擦る」との關連性は未詳。
- かけづる【】カケズル〔恆7〕
- かけひ【筧】
- 人名の場合「カケヒ」「カケイ」兩讀あり。∞とひ(樋)。
- かける【缺=闕=虧】〔同源〕
- 「欠」は「缺」の略字としても使はれるが、本來は別字別音。「欠缺」「闕」「虧」。
- かげろふ【陽炎・蜻蛉】カゲロウ〔恆2〕
- 以前はウ音便の「かげろう」とも考へられた。∞とんぼ(蜻蛉)。∴『蜻蛉日記』
- かこむ【圍=囲】〔同源〕
- 「囲」は日本獨自の略字。和語「井」からの連想と考へられる。
- かさねぎ【襲=褶】〔同源〕
- 「襲」「褶」
- かざみ【汗衫】
- →「衫」
- かじか【】〔動物〕
- ←河+鹿。「鰍澤」は山梨縣南巨摩郡の地名。
- かしこい【怜悧】〔同源〕
- 「怜悧」は「r-」の雙聲字。
- かしはて【膳夫】カシワテ〔地名〕
- 奈良縣橿原市。
- カシュー【cashew】〔植物〕
- 漆の代用品。またカシューナッツは食用。「加州」などの漢字に由来するものではない。
- かじる【】〔近02*〕
- かず【數】〔近02*・03〕
- かすが【春日】〔地名〕
- 奈良市の地名。←神+住む+か(所)。埼玉縣「春日部」は「かすかべ」。近世には「粕壁」とも。
- かずこ【和子】カズコ〔姓名〕
- 「數」から。「一子」を宛てる場合もあり。
- かずのみや【和宮】〔姓名〕
- ∴皇女〜。
- かずへ【主計】カズエ〔地名〕
- ←かぞへる。金澤市(〒920-0908)など。
- かずを【一夫・一雄・一男・和朗・和夫・和雄・和男】カズオ〔姓名〕
- 「和生」を宛てる場合もあり、「生」から「かずふ」とは考へにくい。「一朗」で「かずを」と讀ませる事は少ない。∞そのふ(園生)
- かたい【艱難】〔同源〕
- 「艱難」は「-an」の疉韻字。∴〜汝を玉にする。
- がたい【】
- 體格のよいこと。「がかい」と「圖體」の混交語といふ。
- かたじけない【忝】〔近01〕
- 「忝」は「天」の形聲文字といふが、字音が合はない。
- かたづ【固唾】カタズ〔恆7〕
- 「固い+つば(唾)」。∴〜を呑んで見守る。
- かたは【片輪】カタワ〔恆1〕
- 「片輪」は宛字。本來は「片端」。
- かたへ【片方】カタエ〔近15〕
- かたむ【荷擔・加擔】舊假名かたん
- 「荷」「加」。兩者とも假名遣は一致する。
- かたゐ【乞食】カタイ〔近11・12〕
- ∴異土の〜となるとても。
- かぢ【梶・舵】カジ〔近01・02・恆6〕
- ∴主〜いっぱい
- かぢ【鍛冶】カジ〔近01*・02・恆6〕
- ←「かぬち(金+打ち)」。「治」と偶然に假名遣が共通するが、「冶」とは別字。∴村の〜屋
- かぢき【梶木】カジキ〔動物〕
| 【かつ】 |
かつ | kat/hat | 29h曷゜喝゜h褐゜h蝎゜葛゜鞨゜+34渇'26h蠍'羯'\【31轄゜h瞎゜29割゜】\32戛(戞)゜\32h黠゜\ |
くゎつ | kuat/huat | 30u括゜筈゜聒゜蛞゜活゜闊(濶)゜31u刮゜\【30uh豁゜】\32u滑゜h猾゜\ |
- かつ【勝・捷】
- 「勝」と「捷(はやい)」は近義だが、假名遣が全く異る。∴「戰勝(せんしょぅ)≠戰捷(せんせふ)」
- かっか【】〔表音〕
- 火の燃える樣。「くゎっくゎ」ならず。
- かっかう【恰好】カッコウ〔聯綿〕
- 「かふかう」の促音化。子音は「k-h-」と續くため雙聲字ではない。「格好」は書換へ字。∞かっこいい(恰好)∴無〜。
- かづける【被】カズケル〔恆7〕
- ∴鉢かづき姫(御伽草子)。
- かっこいい【恰好】
- ←かっかういい。∞かっかう(恰好)。
- かづさ【上總】カズサ〔地名〕
- 舊國名。←「上(かみ)+つ+總(ふさ)」。音の「總」に由來するものではない。∞しもふさ(下總)。
- かったゐ【癩】カッタイ
- ←かたゐ(乞食)。∴〜の瘡うらみ
- かっちう【甲冑】
- →「甲」
- かつて【曾】
- 「カッテ」と讀むのは誤りといはれる。
- かっぱぅ【割烹】カッポウ
- ∴〜着
- かつを【鰹】カツオ〔近07・恆3〕
- ←「堅い+うを(魚)」∴目には青葉山杜鵑初〜。
- かて【糧=粮】〔同源〕
- 「粮」は「糧」の異體字。「量」「良」は共に「りゃぅ」。ただし「食料」は「しょくれう」
- がてう【鵝鳥】ガチョウ〔動物〕
- 「鵝」は「ガーガー」のやうな鳴き聲に由來する。
- かどはかす【勾引】カドワカス
- ←かどふ(勾)。
- かなさな【金鑽神社】〔地名〕
- 埼玉縣兒玉郡神川村の神社。武藏二宮。←鑽。金は訓であり、湯桶讀み。
- かなしい【悲】〔近13〕
- かなづ【奏】カナズ〔恆8-1〕
- ←かなでる。∴奏樂堂。
- かなふ【加納】カノウ〔姓名〕
- 苗字の一。また地名も全国に分布。∞狩野。
- かなへ【鼎】カナエ〔近16〕
- ∴〜の輕重を問ふ。∴鼎談。
- かなへる【叶=協】カナエル〔同源〕
- 協和=叶和。
- かならず【必】〔近03〕
- かなり【可成】
- 「可成」は宛字。
- かね【金】〔音訓〕
- 「かね」は字音「きむ/こむ」に由來するものではない。
- カネボウ【鐘紡】
- 會社名。鐘ヶ淵紡績の略稱。「カネバウ」であるべきだが、固有名詞は改め難い。
- かねる【兼】〔音訓〕
- 「かぬ(かねる)」は訓、「けむ」は音。∞鎌。
- かのう【狩野】〔姓名〕
- 苗字の一。∞加納。∴〜芳崖。
- かのえ【庚】〔近16〕
- 「金のえ(兄)」
- かのぢょ【彼女】カノジョ
- かは【川】カワ〔近04〕
- かは【皮】カワ〔近04〕
- かはせみ【翡翠】カワセミ〔動物〕
- 「川せみ」の他に「山せみ」あり、「せみ」は少微から。少微とも。
- かば【河馬】〔動物〕
- がは【側】ガワ
- 時計の側面など「金がは」と表現する。
- かはいい【可愛】カワイイ〔恆5〕
- ←かはゆし(和語)、「可愛」は宛字。
- かはいがる【愛】カワイガル〔近04*〕
- かはいさう【可哀】カワイソウ
- 「可哀相」は宛字。
- かはうそ【獺】カワウソ〔恆2〕
- ∞かはをそ(川獺)
- かはし【合志】カワシ〔地名〕
- 熊本縣の郡名。今は「ゴウシ」と読む。『持統紀』十(六九六)年に「皮石郡」。←合。
- かはづ【蛙】カワズ〔恆7〕
- ∞楓。
- かはひ【河合】カワイ〔姓名〕
- 苗字の一。重箱讀みの「河+合」ではなからう。「川會」は兵庫縣美方郡村岡町の地名(〒667-1366)。∞河井。
- かはら【瓦】カワラ〔近05〕
- 梵語「カッパーラ」の音譯。
- かはら【香春】カワラ〔地名〕
- 福岡縣(豐後國田川郡)の町名。『豐前國風土記逸文』に「鹿春郡」。
- かはる【變】カワル〔近05〕
- かはわ【川匂】カワワ〔地名〕
- 神奈川縣中郡二宮町(〒259-0125)。また、「河曲」は三重縣(伊勢國)の郡名。∞「酒匂川」と同類か。∞うらわ(浦和)。
- かはゐ【河井】カワイ〔姓名〕
- 苗字の一。∞かはひ(河合)。
- かはをそ【川獺】カワウソ〔恆3〕
- ∞をそ(獺)。∞かはうそ(川獺)
- かひ【貝】カイ〔近11〕
- かひ【甲斐】カイ〔近11*〕
- 舊國名。「峽」から。宮崎縣延岡市には「大峽町」の地名あり。∴甲斐甲斐しい
- かひこ【蠶】カイコ〔近11〕
- 略字「蚕」は「天」を形聲音符にするといふが、「蠶」とは音がかなり異る。
- かひで【鷄冠井】カイデ〔地名〕
- 京都府向日市(山城國乙訓郡)(〒617-0004)。長岡京大内裏跡。『石清水八幡宮文書』延久四(一〇七二)年に「蝦手井」。松永貞徳の門人に鷄冠井(かへでゐ)令徳あり。∞かへで(楓)
- かふ【沽=賈】カウ〔同源〕
- 「沽」「賈(か・こ)」。∴沽券にかかはる。
- かふか【甲賀】コウカ〔地名〕
- 滋賀縣(近江國)の郡名。『敏達紀』に豪族「鹿深(かふか)臣」あり。←「甲」。∴〜者。〜衆。
- かべ【河邊】〔地名・音訓〕
- 東京都青梅市の地名。「河」は字音か訓か未詳。(〒198-0036)
- かへで【楓】カエデ〔植物〕
- ←「かへる(蛙)+手」。∞もみぢ(紅葉)∞かひで(鶏冠井)。
- かへりみる【顧】カエリミル〔近21・16〕
- 文語上一段動詞
- かへる【蛙】カエル〔近15〕
- かへる【孵化】カエル〔近16〕
- かへる【歸・囘】カエル〔近15・同源〕
- 「歸」「囘」∴囘歸線。
- がへんず【肯んず】ガエンズ
- かほ【顏】カオ〔近07〕
- かほる【薫・香】
- ハ行の類推を誤った假名遣。∞かをる(薫・香・馥郁)∴シクラメンのかほり。
- かま【鎌】〔音訓〕
- 「かま」は訓、「けむ」は音。「かま」は音「けむ」から來たとする説あり。∞兼ねる。
- かまきり【螳螂・蟷螂】カマキリ〔聯綿・同源〕
- 「螳螂・蟷螂(たぅらぅ)」は「-ang」の疉韻字。∴〜の斧。
- がまずみ【】〔植物〕
- かまど【窯=窰】〔同源〕
- 「窰」は「窯」の異體字。搖遥などは「えう」「羔」は「かう」、「羹」は「かぅ」。∴民の窯は賑はひにけり。
- がまふ【蒲生】ガモウ〔地名・姓名〕
- ∴〜氏郷。
- かみ【香美】〔地名〕
- 高知縣(土佐國)の郡名。明治以前は「カガミ」と讀む。古代の「鏡作部」に由來するといふ。→「香←hiang」。∞かぅみ(廣瀬香美)。
- かみ【紙】
- 「紙」は「簡」の字音に由來するといはれる。「-n」であるが「かに」とはならなかった。∞ふみ(文)。∞てがみ(手紙)。
- カミオカンデ【】
- 「スーパーカミオカンデ」は岐阜縣吉城郡神岡町の鑛山跡に設けられたニュートリノ觀測装置。「カミヲカンデ」とすべきだが、固有名詞は改め難い。
- かみかうち【上高地】カミコウチ〔地名〕
- 長野縣南安曇村の景勝地。本來は「神河内」であり、「上高地」は近年の稱。偶然にも假名遣は一致する。
- かみくづ【紙屑】カミクズ〔近02〕
- かみなり【霹靂】〔聯綿〕
- 「霹靂」は「-ek」の疉韻字。∴青天の〜。
- かむ【咀嚼・咬・噛】〔同源〕
- 「咀嚼」は「s-」の雙聲字。「咬」「噛」。
- がむ【癌】舊假名がん
- 「癌」「岩」「巖」共に「がむ/げむ」。∞いは(岩)。
- かむか【坎〓=轗軻】舊假名かんか 〔同源〕
- 世に入れられないさま。「k-」の雙聲字。「坎」「〓」。「欠」は「缺」の略字としても使はれるが、本來は別字。
- がむくつ【岩窟=巖窟】舊假名がんくつ
- ∞「いはほ(巖=嵒)」。
- かむこう【拑口=緘口】舊假名かんこう
- ∞「はさむ(緘・拑・箝)」。
- カムサハムニダ【感謝】
- 朝鮮語挨拶言葉、→「感」。
- かむしゃぅ【疳症】カンショウ舊假名かんしゃぅ
- また「癇性」とも書くが、假名遣は異る。
- かむじる【感】舊假名かんじる〔恆8-1〕
- 「感」
- かむすう【函數】舊假名かんすう
- 書替へ字で「關數」とするが、假名遣は合はない。
- かむせぃ【坎穽=陥穽】舊假名かんせい
- ∞「おちいる(坎=陷)」。
- かむだかい【甲高・疳高】舊假名かんだかい
- 「かむ」は「甲」の「-p」から「-m」へと音變したもの。「疳高い」も假名遣は一致する。
- かむづまる【神座】カンズマル
- ←「神+しづまる(鎭)」。かんづまる。
- かむなび【神南備・甘南備】〔地名〕
- 。「神南備」は神の鎭る山。大阪府富田林市「甘南備(〒584-0054)」→「甘」。
- かむにん【堪忍】舊假名かんにん
- ∴ならぬ〜するが〜。
- かむぱん【甲板】舊假名かんぱん
- 「かむ」は「甲」の「-p」から「-m」へと音變したもの。ただし船員用語としては「甲板」とも。
- かむらむ【橄欖】舊假名かんらん〔聯綿〕
- 「-am」の疉韻字。
- カムランわん【金蘭灣】〔地名〕
- ベトナムの地名。「金」。
- かむゐ【神居=神威】カムイ〔地名〕
- 「かむゐ」はアイヌ語で神の意。旭川は「神居古譚(〒078-0185)」。積丹岬西方に「神威岬」、その南方は古宇郡「神惠内村」などの漢字を宛てる。
- かめいど【龜戸】〔地名〕
- 東京都(下總國葛飾郡)江東區の地名。地名の由來を「龜井戸」なる井戸に結びつける説もあり、それなら「かめゐど」であらうか。平成十五年、香取神社に「龜の井」復活。元は付近の梅屋敷にあり。假名遣未詳。∴龜戸天神のうそ替へ。
- かも【鴨】〔表音〕
- 「鴨」は鳴き聲。「アーップ」から。
- かもゐ【鴨居】カモイ〔近11・恆5〕
- かや【加悦町】〔地名〕
- 京都府、大江山附近。「悦」は「えつ」。
- かや【茅=茆】〔同源〕
- 「茅屋=茆屋」。
- かや【高陽院】〔地名〕
- 桓武天皇皇子賀陽(かや)親王の邸宅。「高」「陽」。
- かやくごはん【加藥御飯】
- 關西の炊き込み御飯。
- かよひ【通】カヨイ〔近12〕
- がらがら【】〔表音〕
- からす【烏=鴉】〔同源・表音〕
- 「烏」「鴉」いづれも鳴き聲の描寫に由來する。
- がらんどう【】
- 副詞「がらんと」から。字音「伽藍堂」ではない。
- かり【雁=鴈】〔同源〕
- 「雁」「鴈」
- かりうど【狩人】カリュウド〔恆2〕
- 「かりびと」のウ音便。
- かりとる【芟】〔同源〕
- 「芟除」はまた「刪除」とも書くが、假名遣は異る。
- かるら【迦樓羅】〔佛教〕
- 鳥神。藥師十二神將の一。「インドネシアガルーダ航空」はこれに因む。→「迦」「樓」。
- かれひ【鰈】カレイ〔動物〕
- ←唐+えひ。「王餘魚澤」は青森縣南津輕郡の地名。(〒038-1313)
- かれる【枯=渇=涸=竭】〔同源〕
- 「枯渇」「涸」「竭」
- かろんじる【輕】〔恆8-1〕
- カワイヤノー【】〔表音〕
- 鳥取縣『貝殼節』。
- かわく【乾】〔近04・05・恆1〕
- ←「氣+湧く」。
- かをる【薫・香・馥郁】カオル〔近07・08・恆3・同源〕
- 「かほる」「かほり」と誤る例多し。「シクラメンのかほり」など。「馥郁」は「-k」の疉韻字。
| 【かん】 |
かむ | kam/ham(舊假かん) | 54勘゜堪゜戡゜\54h函(凾)゜h涵゜\54坎゜\55敢:橄:瞰:\【55甘:柑:坩:疳:h蚶:56拑'箝'鉗'59嵌゜】\55h歛:\58h咸゜緘゜h鹹゜54感゜h憾゜h撼゜轗゜55h喊:\58歉゜\58h陷(陥)゜\59監゜h艦゜鑑(鑒)゜h檻゜\59h銜゜\ |
かん | kan/han | 29乾:幹:h翰゜h瀚゜h韓゜\29侃:\29h寒゜\29干:刊(刋):汗゜竿:肝:奸:h扞゜杆(桿):h罕:h鼾:h旱゜h悍゜h捍゜稈:h駻゜+31骭:\29h漢:32艱゜\29看:\29栞:\【29h邯゜】\31姦゜\【31菅゜】\32間゜簡゜h嫺゜h癇゜31澗゜\32h閑゜h嫻゜\32柬゜揀゜31諫(諌)゜\44羹"羮"[カゥ]\59甲'[カフ]\ |
くゎん | kuan/huan | 30uh完゜冠:h浣(澣)゜+31u莞:h皖゜\【30u官:棺:管:館(舘):】\30u寛:\30uh桓゜\30u款:\30uh緩゜32u湲゜\30u貫:31u慣゜\30uh奐:h換゜h喚:h渙:h煥:\30uh歡(歓):罐(缶):懽:觀(観):h讙:鑵:h驩:灌(潅):26u勸(勧)'34u顴'\31uh環゜h寰゜h鐶゜h鬟゜圜゜34u還'\31u串゜h患゜\31u丱゜關(関)゜\31uh宦゜\32u鰥゜\【34u卷(巻)'】\ |
▼甘柑拑箝鉗坩疳蚶嵌(かむ)、邯(かん)
學研漢和大字典では拑箝鉗のみ「慣用音かん」
▼菅 [漢]かん[慣]くゎん
官棺管館(舘) くゎん
菅家(菅原道眞)に限り「くゎんけ」とする
▼澣(くゎん)、幹(かん)となるが、「澣」は
「浣(くゎん)」の異體字 |
| 【がん】 |
がむ | gam/ham(舊假がん) | 54h含'h頷'\54龕'\58嵒゜59癌゜\59岩゜\59巖(巌)゜\ |
がん | gan/han | 29岸:\31雁゜贋゜\31顏(顔)゜\31鳫゜鴈゜\32眼゜\ |
ぐゎん | guan/huan | 26u願。\26u元'30u玩:翫:31u頑゜\30uh丸。\ |
- がんがぜ【雁甲羸】〔動物〕
- 「雁」「甲」「羸」。「羸」を「ぜ」と讀む理由は不明。
- かんがみる【鑑】〔近21〕
- 文語上一段動詞。「鏡」「かがみる」の轉。字音「鑑」に由來するものではない。
- かんけ【菅家・菅原道實】舊假名くゎんけ〔姓名〕
- 百人一首などでは「くゎんけ」とする。「官」「管」などからの聯想であらうが、廣韻などの韻書に基づく字音假名遣は「菅」である。
- カンサイ【山本寛齋】〔姓名〕
- 「寛齋」の假名遣は「クヮンサイ」が正しいが、個人名は改め難い。
- かんじき【〓橇】
- ガンジス【恆河】〔外來〕
- →「恆←hong」。字音假名と「ガンジス」は合はない。
- かんじん【肝腎】
- 書替へ字で「肝心」とするが、臟器の場所も假名遣も異る。
- かんせふ【干渉】カンショウ
- ∞「關干」。
- カンチロリン【】〔表音〕
- 俗曲『かんちろりん』。
- カントン【廣東】〔外來〕
- 北京語なら「クヮントン」、廣東語なら「クヲントン」が近いか。→「廣←kuang」「東←tong」。∞香港。
- かんなん【艱難】〔聯綿〕
- 「-an」の疉韻字。∴〜辛苦。
- がんばる【頑張】
- ←我に張る、「頑張」は宛字。∴前畑〜。
- カンフー【功夫】
- →「功←kong」。「功」を「カン」と發音する地域は少なく、音の由來不詳。
| 【き】 |
き | ki/hi | 05企:\05伎゜岐゜跂:\05奇(竒):寄:騎゜崎(嵜):埼゜碕:剞:掎:畸:綺:\05u規:窺:槻:\05h曦:\05枳:\05羈:羇(覊):\06器(噐):\06棄(弃):\06u季:悸゜\06祁゜\06冀:驥:\06几:机:飢:肌:\06h屓:\06u癸:揆゜葵゜\06耆゜\06覬:\06u龜(亀):\07h喜゜h嬉:h僖:h憙:h熹:h禧゜\07己゜忌゜紀゜記゜起゜杞゜\07其゜基゜期゜棋(棊)゜箕:朞゜淇゜祺゜騏゜麒゜旗゜\07h煕(熈):姫:\08h希゜h稀゜h唏゜h晞゜h欷゜\08幾゜畿゜磯゜機゜譏゜饑゜\08既゜曁゜\08毅'\08汽゜氣(気)゜\08祈゜圻゜\08旡゜\ |
くゐ | kui/hui(舊假き) | 05u危'詭:跪゜\05uh毀:h燬:\05uh麾:\05u虧:\06u喟:\06u逵゜\06u馗゜軌:\08uh揮゜h輝゜h暉:\08uh徽゜\08u貴:06u簣゜饋゜匱゜櫃゜\08u鬼:06u愧:餽゜\08uh卉゜\08u歸(帰皈)゜\ |
▼遺(い・ゆい)、貴簣饋匱櫃(くゐ)、潰(くゎい) |
| 【ぎ】 |
ぎ | gi/hi | 05伎。妓。技。\05宜:誼:\05祇。\05義:儀:蟻:議:礒:艤:h羲'h犧(犠)'\05h戲(戯)'\06u葵。\07欺'\07疑:擬゜\08沂゜\ |
ぐゐ | gui/hui(舊假ぎ) | 05u僞(偽):\08u魏゜巍:\ |
- きい【紀伊】〔地名〕
- 舊國名。『古事記』に「木國」「紀國」。「紀伊」とはこれを好字化ならびに二字とするためにつけ、長音化したもの。書店名は「紀伊國屋」。∞閉伊。
- キーセン【妓生】
- →「生←siang」
- キールン【基隆】〔外來〕
- 臺灣の地名。→「隆←long」
- きう【九=玖】〔同源〕
- 「玖」は書類の改竄を防ぐための書き方。「九」「玖」共に「きう/く」。
- きう【鳩】キュウ〔表音〕
- 「鳩」は鳩の鳴き聲。本來「きゅぅ」は kiong、「きふ」は kip のやうな音であったので、クークーと鳴く鳩の聲として適當ではなからう。
- きうさぅ【鏐鏘】キュウソウ
- ∞「玲瓏」。
- きうらぎ【嚴木】キュウラギ〔地名〕
- ←「きよらか+木」。佐賀縣東松浦郡の町名。∞嚴島。
- きうり【胡瓜】キュウリ〔恆2〕
- ←「黄+瓜」。∞うめきう、∞もろきう。
- きえる【消】〔近15・恆4〕
- ∞消ゆ。
- ぎえん【義捐】
- 「義援」は書替字。「捐」は「すてる」、「援」は「たすける」と假名遣・意味ともに異る。∴〜金。
- きかふ【城飼】キコウ〔地名〕
- 靜岡縣(遠江國)の郡名。『藤原宮木簡』に「紀甲郡」。
- ききゃぅ【桔梗】キキョウ〔植物〕
- 古名「きちかぅ」。∴秋近う野はな(桔梗の花)りにけり白露のおける草葉も色かはりゆく(紀友則・古今集)。
| 【きく】 |
きく | kik/hik | 01菊:掬:鞠:麹:\01鞫:\ |
- きく【規矩】
- ∞「規矩」。
- きく【崎嶇】〔聯綿〕
- 「k-」の雙聲字。
- きぐ【危惧=危懼=危虞】
- ∞「おそれる(惧=懼=虞)」。
- きくきゅぅ【鞠躬】〔聯綿〕
- 「k-」の雙聲字。∴〜如。
- きこえる【聞】〔近15・恆4〕
- きこゆ【聞】〔近19〕
- 文語下二段動詞。
- きさい【私市】〔地名〕
- 武藏國埼玉郡の地名。「私部」は「后」による。近世には「騎西」の「私市藩」あり。同様の地名は京都大阪にも。
- きじ【雉】〔近01〕
- ∴〜も鳴かずば撃たれまい
- きしゃぅ【記章】キショウ
- ∞「徽章」も近義だが假名遣は異る。
- きしゃぅ【氣性】キショウ
- また「氣象」とする場合あり、假名遣は偶然に一致する。∴よい御〜だ。
- きず【疵・創傷=瘡】〔近02・03・同源・聯綿〕
- 「創瘡」「傷」。「創傷」は「-ang」の疉韻字。∴毛を吹いて〜を求める
- きすぎ【來生】〔姓名〕
- 苗字。恐らく「生」を「すぎ」と讀むのは「しゃぅ←siang」に由來するものと思はれる。「來生たかを」は歌手名。
| 【きち】 |
きち | kit/hit | 21吉。\22u橘。\ |
| 【きつ】 |
きつ | kit/hit | 21吉゜詰゜佶゜拮゜\22u橘゜\25乞゜吃゜訖゜屹'\47喫'[ケキ]\ |
- きづき【杵築】〔地名〕
- 島根縣簸川郡。出雲大社(杵築宮)の所在地。∞いづも(出雲)。
- きづく【築】キズク〔近03・恆7〕
- 元は假名遣が同じであったものが、現代假名遣で書き分けるやうになった稀有な例が「築く」と「氣づく」。∞ついぢ(築地)。
- ぎっしゃ【牛車】
- 「牛」の促音化。「ぎゅっしゃ」ではない。∞じふ(十)。
- きっと【急度・屹度】
- 「きと」の強調。「屹度」「急度」は宛字。
- きづな【絆】キズナ〔近02〕
- きづま【氣褄】キズマ〔恆7〕
- ←「氣詰り」。∴「〜を合はす」(氣にいるやう調子を合はせる。)
- きぬ【衣・絹】
- 「きぬ」は字音「絹」に由來するといふ。
- きぬがは【鬼怒川】〔地名〕
- 栃木縣の川。また温泉地。『常陸風土記』に「毛野川」。平安時代に「衣川」。江戸期に至り「鬼怒川」と稱す。「鬼」は音「くゐ」だが、鎌倉時代以降は「き」と「くゐ」の區別は消滅。『地3496』。
- きぬた【砧=碪】〔同源〕
- 「衣板」の轉。「砧・碪」「占」「甚」∴白妙の衣うつ〜の音も(源氏・夕顏)
- きねん【記念=紀念】
- 「記」と「紀」は通用する例が多い。「古事記」「日本書紀」なども同樣。
- きのえ【甲】〔近16〕
- 「木の兄(え)」の意。十干の第一。
- きのふ【昨日】キノウ〔近09・恆2〕
- きばぅ【希望】キボウ
- ∞「こひねがふ(希=冀=覬=庶幾=尚)」。
- きはまる【極】キワマル〔近05〕
- ∴進退〜。
- きはむ【規範】舊假名きはん
- また「軌範」とも書くが、假名遣は異る。
- きはめる【究・窮】キワメル〔同源〕
- 「窮理」「究理」は類義だが假名遣が異る。
- きひれ【給黎】キイレ〔地名〕
- 鹿兒島縣(薩摩國)の郡名。明治三十年に「喜入村」を揖宿郡に編入。←「給」。恐らく「喜入(きいれ)村」は給黎に由來するが、假名遣が合はず、後世に宛てた漢字と思はれる。
- ぎぼし【擬寶珠】
- 「葱帽子」の意といふ。長く「寶」「帽」は「はう・ばう」とされてきたが、「ほう・ぼう」が正しい。ぎぼうしゅ。
- きほひ【競】キオイ〔近11〕
- きほひ【氣負】キオイ〔近11〕
- 「競」の連用形の名詞用法。「負ふ」は「おふ」のため、「きおふ」とする説もあり。∴〜があるのは若さの特徴だ。
- きみ【君】
- 「きみ」は字音「君」に由來する。「君」は「-n」だが「きに」とはならない。
- きむ【金武】舊假名きん〔地名〕
- 沖繩縣國頭部の町名。「金」+「武」で「きむ」か、または「武」を省略したものか未詳。
- キム・イルソン【金日成】〔外來〕
- 北朝鮮主席。→「金」「成←siang」
- ぎむしょぅ【吟誦】舊假名ぎんしょぅ
- 「吟唱」「吟嘯」と書く場合あり、それぞれ假名遣が異ると共に、字義も少し異る。「誦」「唱」「嘯」
- きむじる【禁】舊假名きんじる〔恆8-1〕
- きむぴらごばぅ【金平牛蒡】キンピラゴボウ舊假名きんぴらごばぅ
- 「金平」は坂田金時(金太郎)の子。「金比羅(こむぴら)」とは無關係。∞ことひら(琴平)。
- キム・ヨンサム【金泳三】〔外來〕
- 韓國大統領。→「金」「泳←iang」「三」
| 【きゃ】 |
きゃ | kia/hia | 40伽゜\42脚"[キャク]\ |
- ぎゃぅぎゃぅし【行々子・仰々子】[動物・同源]ギョウギョウシ
- →「行」「仰」。
- ぎゃぅぎゃぅしい【仰々】ギョウギョウシイ
- また「業々(げふげふ)しい」とも書くが、假名遣は異る。
- ぎゃぅさん【仰山】ギョウサン〔表音〕
- 京都方言。本來は仰讚(おほげさ)か。∴〜な酒飮みと聞いたが。
- きゃぅじつ【嚮日=向日】キョウジツ
- ∞「さきに(嚮・向・曩)」。「嚮」の音符は「卿」。「向」ではない。
- きゃぅゐき【疆域=境域】キョウイキ
- ∞「さかひ(疆=境)」。
| 【きゃく】 |
きゃく | kiak/hiak | 42却(卻)゜脚゜\44客。\ |
| 【ぎゃく】 |
ぎゃく | giak/hiak | 42虐:瘧゜h謔'\44逆。\ |
- きゆ【消】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞きえる(消)
| 【きゅう】 |
きう | kiu/hiu | 50 52鬮:\50臼゜舅゜舊(旧)゜\50丘゜蚯゜邱゜\50久゜灸゜玖゜柩゜疚゜\50h休゜h貅゜52h烋:\50h朽゜\50求゜救゜球゜毬゜裘゜逑゜\50九゜仇゜究゜鳩゜\50咎゜\50h嗅゜\50廏(廐厩)゜\52糾(糺):赳:\52樛:\ |
きふ | kip/hip | 53及゜h吸゜汲゜笈゜級゜\53急゜\53泣゜\53給゜h翕゜歙゜\ |
きゅぅ | kiong/hiong | 01宮゜\01弓゜穹゜躬゜窮゜\ |
- きゅぅりゅぅ【穹窿】
- ∞「穹窿」。
| 【きょ】 |
きょ | kio/hio | 09\09去゜\09居゜鋸゜据゜裾゜倨゜踞゜\09巨゜拒゜渠゜距゜炬゜秬゜苣゜鉅゜\09虚゜h嘘゜墟゜h歔゜\09車゜\09據(拠)゜醵゜遽゜\09擧(挙舉)゜欅゜\09筥゜h許゜ |
| 【ぎょ】 |
ぎょ | gio/hio | 09\09魚゜漁゜\09御゜禦゜\09圄゜\09圉゜馭゜ |
- きよい【清淨】〔聯綿〕
- 「清淨(せぃせぃ/しゃぅじゃぅ)」は雙聲疉韻字。∴六根清淨(しゃぅじゃぅ)
| 【きょう】 |
きゃぅ | kiang/hiang | 42享゜+44h亨:\42強゜繦゜襁゜\42h郷゜h響゜h饗゜44h嚮゜卿。\42h香゜\42僵゜薑゜彊(強)゜疆゜\42姜゜\42羌゜\44h杏'\44京(亰)。\44驚。\44梗。\44竟。鏡。競(竸)'境。\47h馨。\47經(経)。\ |
きょぅ | kiong/hiong | 03共゜供゜恭゜拱゜蛬゜\03h凶゜h兇゜h匈゜h胸゜h恟゜h洶゜\03恐゜蛩゜鞏゜04跫'\03廾゜48h興゜\48兢:\48矜:\ |
くゐゃぅ | kiuang/hiuang(舊假きゃぅ) | 42u匡゜框゜筐(筺)゜\42u狂゜誑゜\44uh兄。42uh況(况)゜\ |
けう | kiau/hiau | 35叫:\35梟:\35竅:徼。\36喬゜轎゜橋゜僑゜矯:蕎:嬌:驕:\37教。\37餃。\ |
けふ | kiap/hiap | 58夾。h峽(峡)'h狹(狭)'筴。h陜'57h挾(挟)゜h侠゜頬:篋:莢:\60怯゜\60h脇゜h脅゜57h協(叶)゜\ |
| 【ぎょう】 |
ぎゃぅ | giang/hiang | 42仰゜\43 44h行'\47h形。\ |
ぎょぅ | giong/hiong | 48凝:\ |
げう | giau/hiau | 35尭:嶢:僥'h曉(暁)'澆'驍'36翹。蟯'\ |
げふ | giap/hiap | 60業゜\ |
- きょぅおう【供應】
- ∞「もてなす(享=饗)」。
- ぎょうざ【餃子】
- 「餃」であり、假名遣は「げうざ」とすべきか。「子」の唐音は「す」。
- きょおこ【遠山景織子】
- 女優名。∞けうとい(氣疎い)
- きょき【歔欷】
- ∞「歔欷」。
| 【きょく】 |
きょく | kiok/hiok | 03h旭゜\03局゜跼゜\03曲゜髷゜\48亟゜極゜\48棘゜蕀゜\ |
くゐょく | kiuok/hiuok(舊假きょく) | 48uh洫゜\ |
| 【ぎょく】 |
ぎょく | giok/hiok | 03玉゜\48嶷゜\ |
- きょくせき【跼蹐】〔聯綿〕
- 「-ok」の疉韻字。
- キョンシー【彊死】
- 漢土の幽靈。香港映畫で多用。→「彊(きゃぅ)←キョン」。「香港」を「ホンコン」と讀むやうに、廣東音では「o」になる。
- きらひ【嫌】キライ〔近12〕
- きりふ【桐生】キリュウ〔地名〕
- きりん【騏麟】〔動物〕
- ∴〜も老いては駑馬に劣る(戰國策)。
- きる【着】〔近21〕
- 文語上一段動詞。「着」は「著」の異體字。ただし「きる、きせる」意に限る。「いちじるしい、あらはす」意は「著」。
| 【きん】 |
きむ | kim/him(舊假きん) | 53禁゜襟゜噤゜\53金゜錦゜欽゜\【53今゜琴゜衿゜衾゜禽゜檎゜擒゜】\ |
きん | kin/hin | 21巾゜\21緊:\21h釁゜\22u均:鈞:\25斤゜芹゜近゜h忻゜釿゜h欣゜26h掀'\25筋゜\25菫゜懃゜勤゜謹゜槿゜21瑾゜僅゜覲゜饉゜\【48+21矜'[キョゥ]】\ |
くゐん | kuin/huin(舊假きん) | 21u22u窘゜\22u菌゜麕゜21u箘(箟)゜\ |
| 【ぎん】 |
ぎむ | gim/him(舊假ぎん) | 53吟゜\53崟゜\ |
ぎん | gin/hin | 21銀゜+25垠゜25齦゜\21憖:\ |
- キンカジュー【kinkajou】〔外來〕
- 中南米の哺乳類。和語由來ではない。
- ぎんなん【銀杏】〔植物〕
- 「ぎんあん」の連聲。「杏」は唐音。∞あんず(杏)。
| 【く】 |
く | ko/ho | 01宮。[キュゥ]\【01工。功。h紅'貢。箜。[コゥ]】\03供。[キョゥ]\03廾。[キョゥ]\10倶:惧゜\10句:駒:劬゜h煦:+51枸:51狗。h佝。[コウ]\10矩:\10區(区):躯:驅(駆駈):嶇:\10吁:\10瞿:懼゜衢゜\10窶゜\11苦。\11庫'\50久。玖。[キウ]\50九。鳩。[キウ]\51口。[コウ]\51垢。[コウ]\51h吼。[コウ]\ |
- く【來】〔近21〕
- 文語カ變動詞
| 【ぐ】 |
ぐ | go/ho | 10具。惧。颶。\10愚:\10虞:+11麌:\49uh弘。[コゥ]\ |
- ぐあひ【具合】グアイ
- 「ぐはひ」との説あり。現代假名遣は「ぐあい」だが、實際には「グワイ」のやうに讀む。「∞たくあむ(澤庵)」を「タクワン」と讀む如し。
- くい【悔】〔近12・12・13〕
- ∞くゆ(悔)
- くいる【悔】〔恆5〕
- ヤ行上一段動詞
| 【ぐう】 |
ぐう | gou/hou | 10禺'嵎'寓'遇'隅'[グ]51偶'藕'\ |
ぐぅ | gong/hong | 01宮'\ |
- クーニャン【姑娘】
- →「娘←niang」
- くえる【壞・潰】
- ←くゆ、古語だが、方言や地名に殘る場合あり。∞つひえる(壞・潰)
- くえんさん【枸櫞酸】
- ∞えにし(縁)
- くぐつ【傀儡】〔同源〕
- 「傀儡」は「-ai」の疉韻字。
- くぐゑん【苦患】舊假名くげん
- 「患」。
- くごこと【箜篌琴】
- →「篌」
- くさ【草・艸・莽】〔同源〕
- 「草・艸」「莽←mang」。「草莽」は疉韻のやぅであるが、元音は全く異る。∴〜の根を分けて搜す。
- くさつ【草津】〔地名〕
- 群馬縣(上野國吾妻郡)の町名。温泉地として著名。←「臭水」。→「水(みづ)。∴「〜よいとこ一度はおいで(草津節)」。
- くじ【籤】〔近01*〕
- ∴阿彌陀〜∴籤に取る。
- くじく【挫】〔近01〕
- ∴強きをくじく
- くじゃく【孔雀】〔動物〕
- ぐじゃぐじゃ【】
- くず【葛】〔近03・音訓〕
- 「國栖」は奈良縣吉野郡の地名。古來より葛の産地として著名。「葛」の音「かつ」によるものではない。∴〜餡。
- くずは【楠葉】〔地名〕
- 大阪府枚方市。『記崇神』に「久須婆(くすば)の度(わたり)」。「樟葉宮」は繼體天皇の宮都。
- くだ【管=〓】〔同源〕
- 「管」「〓(くゎん)」
- ください【】〔恆5〕
- くちずさむ【口遊】
- 「すさむ」は心のおもむくままの事をする意の動詞。「手すさび」など。
- くぢゅう【久住・久重】クジュウ〔地名・同源〕
- 九州の山名。主峰は「久住山」だが、山群としては「久重山」と書く。「住」「重←tiong」は漢字の原音としては相當に隔たるが、偶然にも假名遣は同じ。古名「救覃・朽網山」。←「覃」。九重・久住兩町があるため、「阿蘇くじゅう國立公園」は平假名書きする。
- くぢら【鯨】クジラ〔近01*・02・恆6〕
- 「鯨」は「くぢら」「くじら」兩説あり。戰前の習慣としては「くぢら」が多い。∞めくじら。∴〜尺。∞ゴジラ
| 【くつ】 |
くつ | kot/hot | 24u屈゜掘゜崛゜倔゜+27u堀'27u窟'\ |
- くづ【屑】クズ〔恆7〕
- くづ【圷】クズ〔地名〕
- 栃木縣那須郡。「圷」とは川沿ひなどの低地。「∞塙」の逆。
- くつがへす【覆】クツガエス〔近14〕
- くっきゃぅ【屈強】クッキョウ〔同源〕
- 元は「究竟」から。「屈彊」と書くこともあり、「強」と「彊」は同字。∞つよい(剛=彊=強)
- ぐづぐづ【愚圖々々】グズグズ〔恆8-2〕
- 「愚圖」は宛字だが、假名遣は合ふ。「圖」。∴『愚圖の大忙し』(山本夏彦)
- くづりゅうがは【九頭龍川】クズリュウガワ〔地名〕
- 福井縣の川。室町期以前は「崩川」。「頭」。
- くづれる【崩】クズレル〔恆7〕
- くつわ【轡】〔近04*・05・恆1〕
- 「口輪」の意、または「口割」の意とも。∴〜をはめる。〜蟲(がちゃがちゃ)。〜を竝べる。〜形。(○の中に十)
- くどむ【瞿曇】舊假名くどん〔佛教〕
- 釋迦の姓「ゴータマ」の音譯。→「曇」
- くは【鍬】クワ〔近04〕
- くはだつ【企】クワダツ〔近04*〕
- くはふるに【加】クオウルニ
- くひな【水鷄】クイナ〔動物〕
- くふ【喫=吃】クウ〔同源〕
- 「喫」「吃」
- クマーラ・ジーヴァ【鳩摩羅什】〔外來〕
- 西域僧。多くの佛典を漢譯。→「鳩」。「什」。
- くまがい【熊谷】クマガイ〔地名〕
- ←「曲+谷」と考へれば「くまがひ」だが。「くまがやつ」なら「くまがい」であらう。「くまがや」とも讀むから後者か。∴〜次郎直實
- くまのい【熊の膽】
- 音訓「い」は「きも」の意。「膽」の訓。字音「胃」とは異る。∞生駒、∞膽澤、∞膽振。
- くむ【斟酌】〔同源〕
- 「斟酌」は「s-」の雙聲字。
- くめ【粂】〔音訓〕
- 「粂」は「久」と「米」の合字。「久」は呉音。漢音は「きう」。「杢(木+工)」や「麿(麻+呂)」も同樣の合字。∴〜仙人
- くもゐ【雲居=雲井】クモイ〔近11〕
- 宛字で「雲井」とも。假名遣は一致する。∴〜はるか
- くゆ【悔】〔近18〕
- 文語上二段動詞。∞くい悔。
- くら【藏=倉】〔同源〕
- 「藏」「倉」。
- くらい【暗=闇=陰】〔同源〕
- 「暗」「闇」は「あむ/おむ」。「陰」は「いむ/おむ」。
- くらい【冒・霧=蒙=夢=冥=盲】〔同源〕
- 「冒」「霧」「蒙」「夢」「冥」「盲」。すべてが「くらい」といふ訓を持つわけではないが意味として共通する。
- くらき【久良】〔地名〕
- 神奈川縣(武藏國)の郡名。今の横濱市。←「良←らき←lang」。
- くらふ【啖=啗=〓】クラウ〔同源〕
- 「健啖=健啗」。「敢」。
- くらゐ【位】クライ〔近11・12・恆5〕
- ∴〜人身を極める。〜倒れ。〜負け。
- くる【佝僂=傴僂】〔聯綿〕
- 「-u」の疉韻字
- くる【來】〔近22〕
- 口語カ變動詞
- くるわ【廓・郭】〔近04・05・恆1〕
- 曲輪の意か。
- くるわくるわ【來】
- くれ【暮・〓】〔同源〕
- 「暮」「〓(ほ)」
- くれなゐ【紅≠絳】クレナイ〔近11・12・恆5・同源〕
- ←呉+藍。「絳」と「紅」は近い音ではない。∴〜は園生(そのふ)に植ゑても隱れなし。
- くろうと【玄人】〔近10・恆2〕
- 「くろひと」のウ音便。∞素人。∴〜筋(相場を專業とする者)。
- くろしほ【黒潮】クロシオ〔近07〕
- グロリア・イップ【葉蘊儀】〔外來〕
- 香港の女優名。→「葉←イェップ」。「葉公」「摩訶加葉」の如く、名乗り字は「葉」と讀むのが正しい。しかし現在の北京音や廣東音はいづれも「葉」の系統。
- くゎいくゎつ【快闊=快豁】カイカツ
- ∞「ひろい(闊=豁)」。
- くゎいくゑつ【壞決=潰決】カイケツ舊假名くゎいけつ
- ∞「つひえる(壞=潰)」。
- くゎいしむ【快心・會心】カイシン舊假名くゎいしん
- 「快心・會心」いづれも假名遣は一致する。
- くゎいせき【懷石・會席】カイセキ
- 「懷石」「會席」は異る言葉だが、同一視される事あり、假名遣も偶然に一致する。
- くゎいふく【恢復・囘復・快復】カイフク
- 假名遣は一致するが、「快復」は病氣の平瘉に限られ、少々意味が異る。
- くゎいめつ【潰滅=壞滅】カイメツ
- ∞「つひえる(壞=潰)」。
- くゎうこつ【恍惚=慌惚=〓惚】コウコツ〔同源・聯綿〕
- 「恍惚」は「h-」の雙聲字。「恍」「慌」「〓」共に「くゎぅ」。∴『〜の人』(有吉佐和子)。
- くゎぅたぅ【荒唐】コウトウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。∴〜無稽
- ぐゎえむ【臥焔】ガエン舊假名ぐゎえん
- ぐゎかい【瓦解】ガカイ
- 「瓦壞」と書く場合もあるが、假名遣は異る。
- くゎくしゃく【矍鑠】カクシャク〔聯綿〕
- 「-ak」の疉韻語。
- くゎくだい【廓大=擴大】カクダイ
- ∞「ひろげる(擴=廓)」。
- ぐゎごぅじ【元興寺】ガゴウジ〔地名〕
- 奈良縣の古寺の名、鬼がゐたといふ傳説から、中世には「ガゴウジ」または「ガゴジ」で鬼の異名となる。
- くゎし【華氏】カシ
- 華氏温度。獨逸人ファーレンハイト(Fahrenheit華倫海)氏の考案にかかる。→「華」
- くゎじうじ【勸修寺】カジュウジ〔地名〕
- 京都山科の寺院名。「くゎんじゅじ」の轉。
- くゎっこぅ【郭公】〔動物〕
- 「カッコン」のやうな鳴き聲の表音。「郭」+「公」。
- くゎったつ【闊達=豁達】カッタツ
- ∞「ひろい(闊=豁)」。
- くゎっと【】カット〔表音〕
- 刮目または日照の樣子。「刮」との關係は未詳。
- ぐゎびてう【畫眉鳥】ガビチョウ〔動物〕
- くゎりん【花梨・花櫚】カリン〔植物〕
- ぐゎれき【瓦礫】ガレキ
- くわゐ【慈姑】クワイ〔近04*・05・11・12・恆1・5・植物〕
- くゎん【貫】カン
- 鮨の單位。「貫」の字が使はれるが確證はなし。「卷」かもしれない。
- くゎん【罐】カン
- 「罐」の字音は「くゎん」だが、「can」の音寫とすれば「かん」でよいのかもしれない。「缶」は「罐」の略字として使はれるが、本来は音「ふう/ふ」。
- くゎんがい【灌漑】カンガイ
- ∞「あらふ(浣=澣=灌=盥)」。
- くゎんけん【關鍵】カンケン〔聯綿〕
- 「k-」の雙聲字。
- クヮンジュ【光州】〔外來〕
- 朝鮮の地名。→「光(くゎぅ)←kuang」「州」。
- くゎんじん【勸進】カンジン〔表音〕
- 熊本縣。『五木の子守唄』に「おどまくゎんじんくゎんじん」。「勸進」は乞食の意。
- くゎんじんより【くゎんじん縒り】カンジンヨリ
- 由來は「觀世」「勸進」兩説あり。
- くゎんする【關する】カンスル
- くゎんたい【歡待=款待】カンタイ
- ∞「よろこぶ(歡=款)」。
- ぐゎんぢゃぅ【頑丈】ガンジョウ
- 「岩乘」「岩疉」「岩丈」「頑丈」など、さまざまな表記あり、今は「頑丈」が一般的。
- くゎんな【桑納】カンナ〔地名〕
- 千葉縣八千代市の地名。「くはんな」とすべきか。現稱「カンノウ」。(〒276-0006)
- くゐしゃぅ【徽章】キショウ
- 「∞記章(きしゃぅ)」も近義だが假名遣は異る。
- くゐそん【毀損】舊假名きそん
- 「棄損」は書替へ字。「毀」と「棄」では意味も假名遣も異る。∴名譽〜。
- くゑ【九繪・垢穢】クエ
- [動物]魚名。「繪」「穢」
- くゑしゃぅ【化粧=化妝】ケショウ舊假名けしゃぅ
- ∞「よそほふ(粧=妝)」。∞けはひ(氣配)。
- くゑつ【尻】舊假名けつ〔音訓〕
- 俗に「尻」を「ケツ」と呼ぶのは「穴」からの借音。
- くゑる【蹴】ケル〔近21〕
- 文語下一段動詞。∞ける(蹴)∴馬の子や牛の子に蹴ゑさせてん(梁塵祕抄)∴當麻蹶速(たいまのくゑはや)
- くゑれん【外連】舊假名けれん
- 歌舞伎用語。
- グヱン【阮朝】〔外來〕
- 越南の王朝名。「阮」
- くゑんくゎ【讙譁=喧嘩】ケンカ舊假名けんくゎ〔同源〕
- 「讙譁」「喧嘩」は「h-」の雙聲字。∴火事と〜は江戸の華。
- くゑんちん【卷纖】舊假名けんちん
- 「纖」は唐音。∴〜汁
- ぐゑんのぅ【玄翁】ゲンノウ舊假名げんをう
- 玄翁和尚が用ゐた鐵製の大型の槌。「ぐゑんをぅ」の連聲。「玄能」は宛字。
- くゑんらん【絢爛】舊假名けんらん〔聯綿〕
- 「-an」の疉韻字。∴豪華〜。
| 【くん】 |
くん | kon/hon | 24u君:裙゜\24uh訓:\24uh熏:h薫:h勳(勲):h醺:h燻:\24uh葷:\ |
| 【ぐん】 |
ぐん | gon/hon | 24u軍'\24u羣(群)。郡。\ |
- くんづほぐれつ【組んづ解れつ】クンズホグレツ
- 完了助動詞「つ」の用法の一。
| 【け】 |
くゑ | kuia/huia(舊假け) | 【12u圭。[クヱイ]15u挂。卦。掛。褂。[クワイ]】\41uh華。\41uh匕。h化。\ |
け | kia/hia | 08h稀。[キ]\08旡。[キ]\08氣(気)。[キ]\15懈。[カイ]\16芥。[カイ]\33uh懸'[クヱン]\41家。\41袈。\41假(仮)。\ |
| 【げ】 |
ぐゑ | guia/huia(舊假げ) | 14u外。[グワイ]\ |
げ | gia/hia | 13偈。[ケイ]\15解(觧)。[カイ]\19礙(碍)。[ガイ]\41h下。\41h夏。\41牙。\ |
| 【けい】 |
くゑい | kuiai/huiai(舊假けい) | 【12u圭゜珪゜桂゜h畦゜鮭゜奎゜袿゜閨゜罫゜15u挂'】\12uh慧゜\12uh惠(恵)゜\12uh攜(携)゜\ |
くゑぃ | kuiang/huiang(舊假けぃ) | 44uh兄゜\47u冂゜冏゜絅゜h迥゜炯(烱)゜\ |
けい | kiai/hiai | 12啓゜綮゜\12契゜h禊゜\12h系゜係゜\12繋゜\12計゜\12詣'稽゜\12h兮゜盻゜\12h奚゜溪(渓谿)゜h蹊゜鷄(鶏)゜\12笄゜\12繼(継)゜\12薊゜\12h醯゜\13憩(憇)゜\13掲゜\ |
けぃ | kiang/hiang | 44京(亰)゜勍゜景゜憬゜\44競(竸)゜境゜\44卿゜\44慶゜\44敬゜警゜檠゜\46u頃゜傾゜\46勁゜痙゜輕(軽)゜頸(頚)゜47徑(径)゜經(経)゜逕゜剄゜h脛゜45莖(茎)'\46uh夐゜瓊゜\47h馨゜磬゜謦゜\47h形゜h刑゜h型゜44荊゜\47uh螢(蛍)゜46u煢゜\ |
▼圭(くゑい)の形聲系列は大きく二系統に分れる
圭珪桂畦奎袿閨掛挂卦褂罫窪蛙鮭娃哇 は
[呉]ゑ・くゑ・くゑい・くゎい
[漢]わ・わい・くゑい・くゎい
佳街鞋硅崖(崕)啀睚涯は
(がい/げ) などとなる
恚 は例外的に (い/い[慣]けい) であり
封(ふぅ、ほぅ)幇(はぅ) は圭と無關係である
蛙は (わ/ゑ) の他に [慣]あ の音となる
以下の三字は二系統の兩方に跨るが、
どれが常用音か定かではない
・鮭(くゑい/くゑ) ふぐ、さけ
鮭(かい/げ ) 肴
・娃(あい/え ) 美しい
娃(わ/ゑ ) 嬰兒
・哇(あい/え ) 吐く
哇(わ/ゑ ) 吐く |
| 【げい】 |
げい | giai/hiai | 12倪゜猊(貎)゜睨゜霓゜鯢゜麑゜\13藝(芸)゜囈゜\ |
げぃ | giang/hiang | 44迎゜\44鯨'黥'\ |
- けぃうん【卿雲=慶雲】ケイウン〔同源〕
- 「卿」「慶」共に(けぃ/きゃぅ)。
- けぃてぃ【逕庭】
- ∞「逕庭」。
- けうとい【氣疎い】
- うとましい。「ケウトイ」「キョウトイ」兩様の發音あり。『ぼっけえ、きょおてえ』は岩井志麻子の著。∞ぼっけもん(木強者)。∞きょおこ(遠山景織子)。
- けうゆぅ【梟雄】キョウユウ〔同源〕
- 「驍雄」と同義。「けうゆぅ」は疉韻のやうに見えるが、原音は「ケウヨング」のやうな音で、韻は踏んでゐない。もし韻を踏むなら「けういう」または「きょぅゆぅ」となる。
- けうら【清ら】キョウラ〔音訓〕
- 古語。「きよらか」の轉。字音に非ず。
- ケーソン【開城】〔外來〕
- 朝鮮の地名。→「開」「城←siang」。
- けえる【歸】〔表音〕
- 「けへる」ではない。∞ええぢゃないか。
- けが【怪我】
- 「怪我」は宛字。「怪」は「くゑ」だが「くゑが」とはならぬ。∴〜の功名。〜の高名。
- けがれる【汚穢】〔同源〕
- 「汚穢」は「w-」の雙聲字。
| 【けき】 |
くゑき | kuiak/huiak(舊假けき) | 47u闃゜\ |
| 【げき】 |
ぐゑき | guiak/huiak(舊假げき) | 47u闃'\47u鵙(鴃)'\ |
げき | giak/hiak | 44劇'\44戟'\44隙'\44屐'\44郤'\47撃'\47激'h檄'\47h覡'\47h鬩'\47鷁゜\ |
- げそ【下足】〔動物〕
- ∴紋甲の〜。
- げぢげぢ【】ゲジゲジ〔恆8-2〕
- ∴〜眉毛。
- けぢめ【別・區別】ケジメ〔近01・恆6〕
- 締めるわけではないので「けじめ」とはならぬ。∴けぢめ見せる心なんありける(勢語)。
- ケチャップ【ketchup】
- 一説に「茄汁」の南方音に由來するといふ。→「茄」「汁」。
| 【けつ】 |
くゑつ | kuiat/huiat(舊假けつ) | 26u闕゜厥゜獗゜蹶゜\33u決(决)゜訣゜抉゜\33uh穴゜\33uh血゜\33u譎゜\ |
けつ | kiat/hiat | 2634訐゜\26h歇゜+34碣゜竭゜\33h頁゜\33挈゜潔゜\33h纈゜h襭゜結゜\34桀゜傑゜\34u缺(欠)゜\ |
| 【げつ】 |
ぐゑつ | guiat/huiat(舊假げつ) | 26u月゜\ |
げつ | giat/hiat | 34孑'\ |
- けづくろひ【毛繕】ケズクロイ〔近11〕
- けっこう【結構】
- ∴〜毛だらけ猫灰だらけ。
- けったいな【希代】
- 關西方言、けたい(希代)の促音化。∴〜な話。
- けづる【削・刊=刪】ケズル〔近02・恆7・同源〕
- 「刊」「刪」∴しのぎを〜。
- けなげ【健氣】
- →「健」。「異(け)なりげ」の略とも。∴〜者。
- けはしい【險・〓=崔嵬】ケワシイ〔近05・同源〕
- 「崔嵬」は「-ai」の疉韻字。また「〓(しゅつ)」の緩讀といふ。∴〜しき山道のありさまを(源・早蕨)。
- けはひ【氣配・化粧】ケハイ ケショウ〔恆1〕
- 「氣配」は古語「けはひ」の宛字、本來なら「ケワイ」と讀む筈のところ、漢字音に引かれて「ケハイ」と讀む。鎌倉の「化粧坂」は「ケワイザカ」。同樣の地名は福島縣田村郡三春町にもあり。〒963-7754。讀み方は「ケハイザカ」。∞よそほふ(粧=妝)
- けひ【飼飯】ケイ〔地名〕
- 兵庫縣三原郡慶野松原の古稱。「慶野」は「飼飯」から來てゐるが、「けぃの」とせざるを得ぬ。〒656-0306。
- けひ【氣比神宮】〔地名〕
- 福井縣(越前國敦賀郡)敦賀市の神社。「ケイ」とは讀まぬ。
- けふ【今日】キョウ〔近09・恆2〕
- ←「この日」
- けふちくたう【夾竹桃】キョウチクトウ〔植物〕
- けふび【今日日】キョウビ
- けふわ【協和=叶和】キョウワ
- ∞「かなへる(叶=協)」。
- けみ【檢見】
- 稻の毛を見る意。字音の「檢」ゆゑの「けみ」ではない。
- けみす【閲】〔音訓〕
- 「閲」を「けみ」と讀むのは、「檢」からの借音。∴交戰すでに四歳を閲し
- げむ【驗】舊假名げん
- ←「縁起」の倒置「ぎえん」からとも。∴〜をかつぐ。驗が良い。
- けむくぢゃら【毛むくぢゃら】ケムクジャラ〔表音〕
- 尨(むく)犬を根幹とした擬態語。
- けむどんばこ【儉飩箱】舊假名けんどんばこ
- 「慳貪」なら「けんどむ」。「儉約饂飩」の略といふ。
- けむのん【劍呑】舊假名けんのん
- 「劍難」の轉。「劍呑」「險呑」は宛字。「呑」は字音「とん」
- けむぶん【檢分】舊假名けんぶん
- また「見分」とも書くが、假名遣が一致しない。
- けむまく【劍幕】舊假名けんまく
- もと「險惡」の連聲變化で「けむまく」となったもの。また「見幕」「權幕」とも書くが、假名遣は一致しない。
- けむり【煙=烟】〔同源〕
- 「煙」「烟」共に「えん」。「因」。
- ける【蹴】〔近21〕
- 文語下一段動詞。「蹴る」は古く「くゑる」であったが、現在一般には「ける」。相撲の祖「當麻蹶速」は「たいまのくゑはや」。「くゑる」は字音「蹶」から來たとの説もあり。∞くゑる(蹴)。
| 【けん】 |
くゑん | kuian/huian(舊假けん) | 26uh喧゜h暄゜h諠゜\33uh絢:\33u犬:\33uh縣(県)゜h懸゜\【33u羂:涓:鵑:】\33uh鉉゜\【34u拳゜眷:倦゜捲:26u圈(圏)゜券(劵)゜綣゜】\34u權(権)゜\ |
けむ | kiam/hiam(舊假けん) | 56嶮'驗(験)'h險(険):檢(検):儉(倹)゜瞼:58鹸。60 61劍゜(剣゜剱゜劒゜劔゜)\56黔゜\57兼:謙:h嫌゜慊:蒹:+58歉:\ |
けん | kian/hian | 26建゜健゜腱゜+34鍵゜\26h憲゜\26h軒゜\26獻(献)゜\32間。繝。\33牽:h痃゜\33研'妍'\33肩:\33見:硯'\33h賢゜堅:32慳。\33繭:\33h顯(顕):\34乾゜\34件゜\34遣:譴:\【34u惓゜】\34愆:\34搴:謇:騫:26蹇:\【34u狷:絹:】\34甄:\34虔゜\ |
▼惓(けん)、拳眷圈券綣倦捲(くゑん)
惓は廣韻の未收字であるが、
これだけを「けん」とするのはやや疑問が殘る
▼悁捐(えん)、狷絹(けん)、羂涓鵑娟(くゑん) |
| 【げん】 |
ぐゑん | guian/huian(舊假げん) | 26u元゜芫゜阮゜\26u原゜源゜愿゜\32uh幻。\【33uh玄。h眩。h衒。】\34u拳。\ |
げむ | giam/hiam(舊假げん) | 56驗(験):\57h嫌。\58減。\60嚴(厳)゜儼゜\ |
げん | gian/hian | 26言゜\32h限。眼。\【33h弦。h絃。h舷。】\33h現。\34彦:諺:\ |
- けんぐゑいじ【建花寺】舊假名けんげいじ〔地名〕
- 福岡縣飯塚市。「花」は「くゎ/くゑ」。〒820-0049。
- ケンゾー【高田賢三】〔姓名〕
- 正しい假名遣は「ケンザゥ」だが、個人名は變へ難い。
- けんたむ【健啖=健啗】舊假名けんたん
- ∞「くらふ(啖=啗=〓)」
- げんのしょぅこ【現證據】〔植物〕
- 「驗の證據」の説もあり。「げむのしょぅこ」とすべきか。
| 【こ】 |
こ | ko/ho | 07己。杞。[キ]\09去。\09虚。\09據(拠)。\09炬'\11h乎゜h呼゜\11古゜姑゜枯゜鈷゜估゜h怙゜沽゜罟゜蛄゜詁゜辜゜鴣゜故゜h胡゜h糊゜h湖゜h瑚゜h葫゜h蝴゜h餬゜固゜錮゜凅゜痼゜39個(个)"箇"[カ]43h涸'[カク]\11庫゜\11h弧゜h狐゜呱゜觚゜孤゜菰゜\11h戸゜雇゜顧゜h扈゜h滬゜\11股゜\11h虎(乕)゜h琥゜\11鼓(皷)゜瞽゜\11h冱(冴)゜\11h壺(壷)゜\11h滸゜\11蠱゜\11賈゜\41u夸'誇'+11u跨'11u袴゜h瓠゜胯゜刳゜\ |
| 【ご】 |
ご | go/ho | 07期。碁。\09御。\11h胡。h瑚。h醐。\11五:伍:吾゜悟゜梧゜唔゜寤゜晤゜牾゜+09齬:09圄。語。\11h互。h冱(冴)。h沍。\11午:忤゜\11呉゜娯゜誤゜蜈゜\11h護。\51h後'\51h后'\51h篌'\53檎'[キム]\ |
- こい【濃】〔近12・13〕
- ∴濃口醤油
| 【こう】 |
かう | kau/hau | 37交゜佼゜校゜絞゜郊゜咬゜狡゜纐'蛟゜鵁゜h效(効)゜35皎゜\37h孝゜酵゜h哮゜\37攪(撹)゜\37h爻゜h肴゜h淆゜\37磽゜\37膠゜\38h好:\38浩゜h晧゜h皓゜誥:靠:37窖゜\38高:膏:槁:犒:稾(稿):h蒿:37敲゜h嚆゜\38h耗:\38攷:考:栲:37巧゜\38杲:\38h昊゜\38槹:\38皋(皐):\38睾:\38羔:\ |
かぅ | kang/hang | 【04h巷゜港゜】\【04江゜h項゜扛゜杠゜矼゜缸゜肛゜槓゜腔゜】\【04講゜】\【04降゜絳゜】\42仰'43昂'\42向。\42h香。\43岡:綱:鋼:崗:\43康:糠:慷:鱇44庚゜\43亢:抗:h杭゜h航゜伉:h吭゜頏:44坑゜\44 42h亨:\44 43h行゜44h衡゜h絎゜\44h杏゜\44更゜梗゜哽゜+45硬'\44羹゜羮゜\45h幸゜h倖゜\45耕(畊)゜\45耿゜\45鏗゜\ |
かふ | kap/hap | 54合゜h盒゜哈゜閤゜鴿゜蛤゜+58h洽゜58恰゜袷゜\55h盍゜h闔゜54溘:\59甲゜h匣゜h狎゜胛゜58岬゜55閘:\ |
くゎぅ | kuang/huang | 43uh黄゜h簧゜廣(広):壙:曠(昿):44uh黌゜鑛(鉱):礦(砿)゜絋:\43u光:恍:洸:絖:胱:h晃゜h滉゜\43uh皇゜h凰゜h徨゜h惶゜h湟゜h煌゜h篁゜h遑゜h隍゜44uh鍠゜\43uh荒:h慌:\43uh肓:\45uh紘゜h宏゜h浤゜\ |
こう | kou/hou | 【熕'】\51h後゜\51h侯゜h候゜h喉゜h猴゜h篌゜\51勾(句)゜\51h厚゜\51口゜釦゜扣゜\51h后゜垢゜詬゜h逅(遘)゜\51拘゜h佝゜鉤(鈎)゜\51叩゜\【51冓゜構゜遘゜溝゜購゜媾゜搆゜覯゜】\51h吼(吽)゜\51寇(冦)゜\ |
こぅ | kong/hong | 01公゜蚣゜\01孔゜\【01工゜功゜攻゜h紅゜h汞゜h訌゜h鴻゜貢゜控゜倥゜+04虹:】\【01h洪゜h哄゜h鬨(閧)゜】\【04講。】\【04降。絳。】\48h興。\49uh弘゜\49肯:\49u肱:\49u亙(亘):恆(恒):\【49嫦゜】\49uh薨:\ |
▼工を音符とする形聲文字は、
「こぅ」「かぅ」の二系統に分れる
江 などは江攝に所屬し、
(あぅ/おぅ)となる、原則として漢音優先
工虹功攻紅汞訌鴻貢箜(こぅ/く )
空控倥 (こぅ/くぅ)
江項扛杠矼缸肛槓腔 (かぅ/こぅ)
跫 (かぅ/こぅ[慣]きょぅ)
虹(こぅ/ぐ、ぐぅ)
(かぅ/こぅ) 二系統あるが、一般に こぅ
▼合を音符とする形聲文字は大きく四つの系統に
分れる。詳細は「ごう・合(がふ)」の項目參照
▼共などは江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先。特に鬨(閧)は同義で兩方の
音になり得る、現代北京音はこぅの方
共供拱蛬(きょぅ/く )
洪哄 (こぅ/ぐ )
鬨(閧) (こぅ/く )
鬨(閧)巷(かぅ/ごぅ)
港 (かぅ/こぅ)
▼降絳は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ) となる、
原則として漢音優先
降絳 (かぅ/こぅ)
降 (かぅ/ごぅ) 「降伏」の意味に限り、
こちらの系統になる
漢音は同じこぅ で、降伏(かぅふく)だが
佛教語としては、降伏(ごぅぶく)となる
他に、降三世明王(ごぅさむせみゃぅわぅ)など
▼冓構遘溝購媾搆覯(こう)、講(かぅ/こぅ)
講は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ) となる、
原則として漢音優先 |
| 【ごう】 |
がう | gau/hau | 38拷'h號(号)。\38囂:\38敖:傲:嗷:熬:螯:遨:鼇:\38h毫。h豪。h壕。h濠。\ |
がぅ | gang/hang | 42強。\42h郷'\43剛'\ |
がふ | gap/hap | 【54合'】\ |
ぐゎぅ | guang/huang | 45uh轟(軣)'\ |
ごふ | gop/hop | 【54合。h盒。哈。】\60業。\60劫(刧)'\ |
▼合を音符とする形聲文字は大きく四つの系統に
分れる。いづれも佛教語以外は、漢音を優先して
差し支へないと思はれる。
合盒洽 (かふ/ごふ)(合は[慣]がふ)
哈閤鴿蛤 (かふ/こふ)
答(荅)搭鞳(たふ/とふ)
給翕歙 (きふ/こふ)
他に恰袷 (かふ/けふ)
拾 (しふ/じふ)
塔 (たふ/たふ) である
合は促音化して「がっ」となるため、[慣]がふ
洽は「洽水」といふ地名だけ(かふ/ごふ)で、
他は(かふ/げふ)
袷(かふ/けふ)、あはせ
(けふ/こふ)、次、ひかへ |
- こぅが【嫦娥・〓娥】コウガ
- 月世界の女神。「嫦」の正字は「〓」。漢の文帝の敬避により「嫦」となる。「亘」と「常」では形聲音符がうまく合はないが、後に「じゃぅが」とも。
- こうがふ【媾合】コウゴウ〔同源〕
- 「媾合」はまた「交合」と書くが假名遣が異る。
- こうくぅ【口腔】
- 「こうこぅ」の醫學的慣用。「腔腸(こぅちゃぅ)動物」は「くぅちゃぅ」としない。
- こぅけい【肯綮】〔聯綿〕
- 「k-」の雙聲字。肯は骨のつく肉、綮は筋肉の接合所。急所。∴〜に當る
- こうず【困ず】
- ←「困」のウ音便。
- こうぢ【小路】コウジ〔近01・02・10・恆2〕
- 「こみち」のウ音便。京都では「小路」、愛媛縣西條市は「巷」、岩手縣では「街」と書くことが多い。大阪や神戸では「小路」で「せうぢ」と讀む。「大路」と混同して「こほぢ」などと誤りやすい。∞おほぢ(大路)。∴〜隱れ。〜名。
- こぅぢょ【控除】コウジョ
- ∞「ひかへる(扣・控)」。
- こうっと【】〔表音〕
- (呼び掛け)「かうっと」かもしれない。
- こぅのいけ【鴻池】〔姓名〕
- こぅのす【鴻巣】〔地名〕
- 埼玉縣の市名。「鴻」は音「こぅ」。
- こぅふん【興奮】
- ∞「興奮」。
- こうや【紺屋】〔近10〕
- 「こむや」のウ音便。←「紺」。∴〜の白袴。∴〜のあさって。
- こぅや【空也上人】〔姓名〕
- また「弘也」とも。「空」「弘」。
- ごうらぎ【椌木】〔地名〕
- 仙臺市。東北方言で木の空洞をゴーラといふ。假名遣未詳。〒984-0044。
- こうりゃん【高梁】〔植物〕
- 「高」「梁←liang」。
- こえる【越】〔近15・恆4〕
- ∞こゆ(越ゆ)
- こえる【肥】〔近15・恆4〕
- ∞こゆ(肥ゆ)
- ゴー・チョクトン【呉直棟】〔外來〕
- シンガポール首相名。→「棟←tong」
- ゴーヤー【苦瓜】〔表音〕
- こが【久我】〔姓名〕
- 久我家は源顯房を祖とする。「久」を「こ」とするのは、呉音以前のものか。「我」は「ぐゎ」ではない。
- ごかい【沙蠶】〔動物〕
- こがう【小督】コゴウ〔姓名〕
- ∞長官の殿。∴想夫戀。
- コカコーラ【可口可樂】
- →「可」
- こがす【焼=焦】〔同源〕
- 焼眉=焦眉。∴焦眉の急。
- こきふ【呼吸】コキュウ
- ∞「すふ(吸=〓)」
| 【こく】 |
こく | kok/hok | 01谷:\01哭:\01h斛゜h槲゜\01轂:穀:\02告:梏:h鵠゜酷:\46石'[セキ]\49克:剋(尅):\49刻:\49h黒:\49u國:(圀:囗:国:)\ |
- こくせんやかっせん【國姓爺合戰】
- →「姓←sing」。
- こくゐでん【弘徽殿】コキデン
- 内裏後宮の一。→「弘」。∴〜の女御。
- ここ【之・此・茲・斯】〔同源〕
- 「之」「此」「茲」「斯」
- こごえる【凍】〔近15・恆4〕
- ここに【攸=由】〔同源〕
- 「ここに」は發語の助詞。攸。由。
- こごゆ【凍】〔近19〕
- 文語下二段動詞。
- こころみる【試】〔近21〕
- 文語上一段動詞。
- ございます【御座】〔近13*・恆5〕
- ←「御座ります」のイ音便。宛字「御座居ます」では「ござゐます」となり、好ましくない。∞御座えやす。
- こし【越】〔地名〕
- 新潟縣郡名。『舊事本紀』に「高志國造」。後に北陸一帶を表す地名となる。「高」と假名遣が合はないが、「高麗」などしばしば「こ」に宛てる。∞越後。
- ゴジラ【】
- 想像上の怪獸名。「ゴリラ」と「鯨」の合成名。「くぢら」「くじら」のいづれか決定を見てゐないが、戰前の實態としては前者であり、假名遣は「ゴヂラ」が正しいか。
- ごじん【御仁】
- ごしんぞ【御新造】
- 「造」は「ざう」。
- こずゑ【梢】コズエ〔近03・14・15〕
- ←木+末。
- ごぜえやす【御座】〔表音〕
- ←ござります。∞ええぢゃないか。
- ごぞんじ【御存じ】
- ←存ず。「御存知」は宛字。假名遣は合はない。
- コチャヘ【】コチャエ〔表音〕
- 江戸俚謠『お江戸日本橋』。
- こぢる【】コジル〔恆6〕
- 「じ」も可
- こぢんまり【小】
- 小+ちんまり。
| 【こつ】 |
こつ | kot/hot | 25乞。\27u骨゜榾゜鶻゜\27u兀'\27uh笏゜h忽゜h惚゜\ |
- ごっつぉう【御馳走】ゴッツォオ
- 「走」。∴ごっつぁんです。
- こっとひ【特牛】コットイ〔地名〕
- 山陰本線の驛名。「特牛」は大きな牡牛の古語。千葉市の「犢橋」なども同樣の語源。
- こてふ【胡蝶】コチョウ
- ∴〜の夢。〜結。〜の舞。∞蝶蝶。
- ことごとく【悉・盡】〔同源〕
- 「悉」「盡」。
- ごとし【如=若】〔同源〕
- 「如」「若」。
- ことぢ【琴柱】コトジ〔近01〕
- 「柱」の呉音「ぢゅ」。
- ことば【詞=辭】〔同源〕
- 「詞」「辭」
- ことひら【琴平】〔地名〕
- 香川縣(讚岐國那珂郡)の町名。金毘羅宮門前町。明治元年に「金刀比羅宮」となり、明治二十二年には町名が「琴平町」となる。「刀」と假名遣が合はないが、「∞刀自」などしばしば「と」に宛てる。∞金平牛蒡。
- ことわけ【理由】〔恆1〕
- ことわざ【諺】〔近04・05・恆1〕
- ことわり【理】〔近04・05〕
- 「事割り」の意。∴理に過ぐ。理無し。
- ことわる【斷】〔近04・恆1〕
- ∴斷り書き
- このわた【海鼠腸】〔近04・恆1〕
- 「こ」は「なまこ」、「わた」は「はらわた」の意。「なまこ」のはらわたの鹽づけ。
- このゑ【近衞】コノエ
- 「近」「衞」はいづれも呉音。∞行衞。
- こはいかに【此は如何に】
- 「此+は(助詞)+如何+に」。∴歸りてみれば〜(浦島太郎)
- こはう【怖】コオウ
- 「怖く」のウ音便。∴〜ござります。
- ごばぅ【牛蒡】ゴボウ〔植物〕
- ∴〜拔き
- こはし【井上毅】コワシ〔姓名〕
- こはし【恐】コワシ〔近05〕
- こはす【壞】コワス〔近05〕
- こひ【鯉】コイ〔近12〕
- ∴「鯉の瀧登り」
- こひし【戀】コイシ〔近12〕
- 「戀」の字憶え歌に「糸し糸しと言ふ心」。∴〜がる。〜げ。〜さ。
- こひねがふ【希=冀=覬=庶幾=尚】コイネガウ〔同源〕
- 「希」「冀」「覬」「庶幾」「尚」。「希望」はまた「冀望」とすることあり。∴「行く先長きことを〜ふも」(源・幻)
- ごふつくばり【業突張】ゴウツクバリ
- 「強突張」なら「がぅ〜」。
- こふのとり【鸛】コウノトリ〔動物〕
- 音の由來未詳。
- ごふはら【業腹】ゴウハラ
- こほげ【郡家】コウゲ〔地名〕
- 鳥取縣などに分布する地名。
- こほり【氷】コオリ〔近08〕
- 「冰」は「氷」の正字であるが、戰前の實態としてはさほど使はれなかった。「高野豆腐」はまた「こほり豆腐」とも。
- こほろぎ【蟋蟀】コオロギ〔聯綿〕
- 「蟋蟀」は「s-」「-ut」の聯綿字。
- こま【高麗】〔地名〕
- 朝鮮の古稱。「高」と假名遣が合はないが、しばしば「こ」に宛てる。∞刀自。∴〜ねずみ。
- こまい【氷下魚】〔動物〕
- ∞氷魚。
- ごまかす【】
- 「誤魔化す」は宛字。
- こむ【込】
- 「混む」と書く時あり。字音「混」に由来するものではない。
- こむちは【今日】舊假名こんちは
- 「こむにちは」の略。∞「ちは」。
- こや【崑陽】〔地名〕
- 兵庫縣。伊丹市(攝津國川邊郡)崑陽池(〒664-0015)。←「陽」。
- こゆ【越】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞越える。
- こゆ【肥】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞肥える。
- ごらうず【御覽ず】ゴロウズ
- 「ごらむ」のウ音便。「覽」。
- これ【惟=伊】〔同源〕
- 「惟」「伊」。名乘り字で「これ」「ただ」などに使ふ。
- これ【諸=之於=之乎】〔同源〕
- 「諸」は「之於」「之乎」の急讀。「君子求諸己、小人求諸人(論語)」は「君子求之於己、小人求之於人」と解釋できる。
- これはこれは【】
- 感動詞
- ころもがへ【更衣】コロモガエ〔近15〕
- こわいろ【聲色】〔近04・恆1〕
- 「聲+色」
- ごわす【】〔表音〕
- 九州方言。
- こわだか【聲高】〔近04〕
- ∞「聲」
- こわね【聲音】〔近04・05〕
- ごゐさぎ【五位鷺】ゴイサギ〔動物〕
- 醍醐天皇から五位を賜ったといふ鷺にちなむ。「位」。
- こゑ【聲】コエ〔近14・15・恆4〕
- こをなご【小女子】コウナゴ〔動物〕
- 「∞玉筋魚」の異名。假名遣未詳。∞雜魚。
- こをり【桑折】コオリ〔地名〕
- 福島縣(陸奧國伊達郡)の町名。
| 【こん】 |
こむ | kom/hom(舊假こん) | 53金。欽。\53今。\54紺。\ |
こん | kon/hon | 26建。\26獻(献)。\27u困:梱:悃:\27u坤(巛):\27uh昏:h婚:\27u昆:h混゜崑:棍゜焜゜鯤:菎:\27uh魂゜\27u壼:\27uh渾゜褌:h琿゜鶤:諢'\27uh溷゜\27u袞:滾:\27u鯀:\28艮:h恨゜跟:h很゜根:h痕゜狠゜墾:懇:\ |
- こん【箘=箟】〔同源〕
- 「昆」
| 【ごん】 |
ごむ | gom/hom(舊假ごん) | 60嚴(厳)。\ |
ごん | gon/hon | 25勤。\25h欣'\26言。\34u權(権)。\ |
- こんかう【混淆=溷淆】コンコウ
- ∞「にごる(溷=混=渾)」。
- こんず【混】〔近03〕
- ごんだうくぢら【五島鯨】ゴンドウクジラ〔動物〕
- 「巨頭鯨」の表記もあり。「鯨」は「∞くぢら」「くじら」兩説あり。
- こんだく【溷濁=混濁=渾濁】
- ∞「にごる(溷=混=渾)」。
- こんとん【渾沌=混沌=溷敦】〔聯綿・同源〕
- 「-on」の疉韻字。「渾」「混」「溷」「沌」「敦」。∞にごる(溷=混=渾)
- こんにゃく【蒟蒻=菎蒻】〔植物・同源〕
- 「くにゃく」の變。∴〜問答。
- こんめい【昏迷・混迷】
- 「昏」と「混」では假名遣が一致するものの、字義は異る。
- こんろ【焜爐】
- ∴ガス〜。
- こんろん【崑崙】〔地名・聯綿〕
- 西域の靈山。「-on」の疉韻字。
| 【さ】 |
さ | sa | 39左:佐:嵯(嵳)゜瑳:搓:磋:蹉:15 41差'41嗟。槎゜\40唆:梭:\40鎖:瑣:\41些。\41叉゜15釵'[サイ]\41査゜渣゜\41砂゜紗゜沙゜裟゜鯊゜+40莎:39娑:\41詐゜鮓゜39作:\41茶"\41嗄゜\ |
| 【さい】 |
さい | sai | 12妻。\12犀。\12細。19顋(腮):\12西。+15洒:\12切。\12齊(斉)'濟(済)。16齋(斎)゜儕゜\13歳。\13祭。際。14蔡:\14最:\15債゜\15灑゜\16殺゜\17砦゜15柴゜\18倅(伜):淬:碎(砕):\18崔:催゜摧゜\19再:\19塞:賽:17寨゜\19宰:縡:07滓'[シ]\19才゜財(戝)゜16豺(犲)゜\19栽:裁゜載:哉:\19災(巛):\19采:綵:採:彩:菜:\19猜:\ |
| 【ざい】 |
ざい | zai | 12劑(剤)。\18罪。\19在。\19材。財(戝)。\ |
- さいう【左右】サユウ〔聯綿〕
- 「いう」は漢字の原音からさう隔たってゐない。「いふ」は「イップ」、「ゆぅ」は「ユング」のやうな音であった。∞左右。
- さいかち【皀莢】〔植物〕
- 『大言海』は「皀角子」の轉とする。また京都府上京區の地名にもあり。(〒602-8242)。
- さいぐさ【三枝】〔姓名〕
- ←「さきくさ」の音便。「∞さえぐさ」とも、枝が三つ又に分れた草。
- さいくゎい【崔嵬】サイカイ
- ∞「けはしい(〓=崔嵬)」
- サイゴン【西貢】〔外來〕
- 越南の都市名。現在の∞胡志明市。→「貢←kong」。
- さいさき【幸先】
- 「さひさき」ではない。∞幸。
- さいづち【小槌】〔近12*・13〕
- ∴〜頭。
- さいて【指】〔近13〕
- さいなむ【叱責】〔恆5〕
- 「さきなむ」のイ音便。
- さいなら【】
- ←さやぅなら。
- さいのかみ【塞の神】
- ←∞遮る。「塞」の音「さい」からの連想もはたらく。「幸の神」の音便といふ説もあり。「さいのかみ」といふ地名は多いが、ことごとく「賽、塞、幸、齊、妻、才」などの字を宛て、鳥取縣境港市佐斐神町(〒684-0055)を唯一の例外とする。また栃木縣眞岡市道祖土(〒321-4315)もハ行ではない。
- さいはい【采配】〔恆5〕
- 恆5ではイ音便とするが、字音「采」かと思はれる。∴〜を振る。
- さいはひ【幸】サイワイ〔近04・11・12・13・恆1・5〕
- 「咲+延ふ」のイ音便。∞幸先。
- さう【】ソウ〔恆2〕
- ∴今夜は寒くなり〜だ。∴化けさうな傘貸す寺の時雨かな。
- さう【左右】ソウ
- ←「左右」の略。∴津田左右吉。
- さうかぅ【糟糠】ソウコウ
- 字音假名遣だけでは疉韻字のやうに見えるが、「糟」は「-au」、「糠」は「-ang」と韻が全く異る。元來は「サオカング」のやうな發音であった。∴〜の妻。∞草莽。
- さうかえ【】ソウカエ
- さうきふ【早急】ソウキュウ
- 「さうきふ」「∞さっきふ」兩讀あり。
- さぅきゅぅ【蒼穹】ソウキュウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。∴白球が〜に吸込まれるホームラン。
- さぅくゎぅ【蒼惶】ソウコウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。
- さぅさぅ【錚々】ソウソウ〔疉字〕
- ∴〜たる名士が集る。
- さぅさぅ【錚鎗=錚〓】ソウソウ〔聯綿〕
- 金屬の鳴る音の形容。「-ang」の疉韻字で「サングサング」のやうな發音であった。同樣の語には「鏗鏘」「鏗戛」などがある。玉の鳴る語は「∞玲瓏」など。
- さうざうしい【騷々】ソウゾウシイ〔恆2〕
- 和語「∞さわさわし」のウ音便と言はれてきたが、字音「怱々」との説あり、假名遣は「そぅぞぅし」か。「騷」は音「さう」。
- さうし【冊子・草紙】ソウシ
- 「冊」「草」∴枕草子。∴おもうさうし。
- さうして【然】ソウシテ〔恆2〕
- ∴〜誰も居なくなつた。∞かうして。
- さぅしゃぅ【創傷】ソウショウ
- ∞「きず(創傷=瘡)」。
- さぅしょぅ【〓〓】ソウショウ
- ∞「玲瓏」
- さうぜう【騷擾】サウジョウ〔聯綿〕
- 「-au」の疉韻字。∴〜罪。
- さぅそつ【倉卒=草率=怱卒】ソウソツ
- 「倉卒」「草率」「怱卒」と、假名遣は少しづつ異る。手紙文末尾の「早々」「怱々」なども同樣。
- さうづ【早水・寒水・澤水】ソウズ〔地名〕
- 九州地名に分布。
- さぅづかばば【葬頭河婆】ソウズカババ〔佛教〕
- 奪衣婆の別稱。「葬頭河」は「三途の川」の轉。「しゃうつかばば」とも。
- さぅばぅ【蒼茫】ソウボウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。「蒼莽」とも。∴〜たる大平原。
- さうまぅ【草莽】ソウモウ〔聯綿〕
- 「草」も「莽」も「くさ」の意。「-au」の疉韻字に見えるが、原音は「サウマング」のやうに全く異る音であった。∴〜の臣。
- さぅめぃ【滄溟】ソウメイ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。∴〜の彼方へ飛去る。
- さうめん【索麺・素麺】ソウメン
- 元は「索麺」。「素」は宛字。∴〜流し。
- さぅらぅ【愴〓】ソウロウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。かなしむ意。
- さうらふ【候】ソウロウ舊假名さふらふ〔近10〕
- 「さぶらふ」のウ音便。從前は「さふらふ」とされた。∞さむらひ(士・侍)。∞ゐさうらふ(居候)。∴一筆申上候。
- ざうり【草履】ゾウリ
- 「草」。∴藤吉郎は〜取から出世
- さえ【才】
- ←「才」
- さえ【冴・冱】〔近15〕
- ∞さえる、∞さゆ(冱)
- さえぎる【遮】舊假名さへぎる〔近16*〕
- 「先+切る」から「さいぎる」「さえぎる」と變化。從來「さへぎる」とされてきたが近年訂正。近&!16*は「さへぎる」。∞塞の神。
- さえぐさ【三枝】〔地名・姓名〕
- ←「さきくさ」。「∞さいぐさ」とも。
- さえる【冴=冱】〔恆4・同源〕
- 「冴」は「冱」の異體字。「冱」「冴」は音「ご」。∞さゆ(冱)。∴〜ゆく、〜わたる、〜まさる
- さが【嵯峨】〔聯綿〕
- 「-a」の疉韻字。山の嶮しいさま。
- さかえ【榮】〔近15・恆4〕
- ∞さかゆ(榮)。千葉市の町名など全国に分布。
- さかづき【杯】サカズキ〔近02〕
- 「酒+つき(杯)」。
- さかのぼる【泝・溯】〔同源〕
- 「泝」「溯」は共に「そ」。
- さかひ【界】サカイ〔近12〕
- 「堺市」は大坂府の市名。
- さかひ【疆=境】サカイ〔同源〕
- 「疆」「境」。∞つよい(剛=彊=強)∴「疆域=境域」。∴「邊疆=邊境」。
- さがみ【相模】〔地名〕
- 舊國名。→「相」。∴さねさし〜の小野に燃ゆる火の(弟橘媛)
- さかもり【宴=讌】〔同源〕
- 「宴」「讌」共に「えん」。「宴席」はまた「筵席」とも。「筵」は「むしろ」の意。
- さかゆ【榮】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞さかえ(榮)。∴榮ゆる御世に遇へらく思へば。
- さがら【相良】〔地名〕
- 遠江國榛原郡の町名。舊幕時代に相良藩あり。←「相←sang」。
- さかわ【酒匂川】〔地名〕
- 神奈川縣、由來に諸説あり、荻生徂徠『南留別志』にワダとは曲る意、サカワダを略して酒匂川とする。『箱根縁起』に「酒輪」とあり。滿潮時に海水の逆流する「さかさがは」ともいふ。「逆+勾」ともいふ。同樣の地名に「∞川匂」「∞浦和」「∞島曲」もあり。『地2673』
- さぎちゃぅ【三毬杖=左義長】サギチョウ〔同源〕
- 「杖」「長」
- さきに【嚮・向・曩】〔同源〕
- 「嚮日=向日」「曩日」は先ごろの意。
- さきんじる【先】〔恆8-1〕
| 【さく】 |
さく | sak | 04朔:槊:45愬゜\15扠(搾)'[サイ]\42削。\4344索:\43作:昨゜柞゜筰゜+11酢'[ソ]44炸゜窄゜45咋゜\43錯:11醋'[ソ]\43鑿:\45策゜\45册(冊)゜柵゜\45嘖゜簀゜\ |
- さく【咲=笑】〔同源〕
- 「咲」は「笑」の本字。∞笑ふ。
- ざくろ【石榴・若榴】〔植物〕
- 「石」「若」
- さくゎん【主典】サカン
- 「佐官」の音による。官職により「史・外記・録・屬・令史・疏・志・典・目・主帳・書吏」などとも書く。地名で「目」を「さくゎん」と讀む例が見られる。∞目尾。∞判官。
- さけぶ【叫・號】〔同源〕
- 「叫」「號」∞號泣。
- ささえ【小筒・筒】〔近16〕
- さざえ【榮螺】〔近16・恆4〕
- ∴〜の壺燒。サザエさん。
- ささふ【佐々布】サソウ〔地名〕
- 島根縣八束郡宍道町(〒699-0406)
- ささへ【支】ササエ〔近10・14〕
- ∴前に聳え後方に支ふ(箱根八里)。
- さざんくゎ【山茶花】サザンカ〔植物〕
- 「さんさくゎ」の轉。
- さじ【匙】〔近01〕
- 「茶(さ)+匙(し)」。∴〜加減。〜を投げる。
- さしおさへ【差押】サシオサエ〔近16〕
- さじき【棧敷】
- 「假床」の轉。∞天井〜。
- させほ【佐世保】〔地名〕
- 長崎県の市名。「サセオ」とは讀まない。∞さほ(佐保)
| 【さつ】 |
さつ | sat | 29薩゜\29撒゜\30拶゜\30撮゜\31刷゜\31刹゜1632殺'\32察゜29擦゜\32扎゜札゜紮゜\45册(冊)'[サク]\54颯'[サフ]\58箚'[タフ]\ |
- さつき【皋=皐】〔同源〕
- 「皐」は「皋」の異體字。「さ」は「さばへ」「さみだれ」などの「さ」と同じく「五月」の意といふ。
- さっきふ【早急】サッキュウ
- 「∞さうきふ」「さっきふ」兩讀あり。
- さづける【授】サズケル〔近02・恆7〕
- さっそく【早速】
- 「早(さう)+速(そく)」
- ざったふ【雜沓】ザットウ
- また「雜鬧」とも書くが、假名遣は合はない。「沓」は「かさねる」「くつ」の意。「鬧」は「みだれる」「さわがしい」意。「雜踏」は書替へ字。
- ざとうくじら【座頭鯨】〔動物〕
- サトウハチロー【佐藤八朗】〔姓名〕
- 「八朗」が正しい假名遣だが、固有名詞は改め難い。
- さなだ【眞田】〔姓名〕
- 苗字の一。→「眞」∴〜幸村。〜十勇士。
- さなへ【早苗】
- →「早」∴〜歌。〜月。
- さはたり【澤渡温泉】サワタリ〔地名〕
- 群馬縣吾妻郡。「さ」+「わたり」ではない。
- さはら【早良親王】サワラ〔姓名・地名〕
- また福岡縣(筑前國)の郡名。
- さはら【鰆・椹】サワラ〔動物・植物〕
- 「椹木」は京都市中京區の地名。〒604-0906。
- さはる【觸】サワル〔近04〕
- さひか【雜賀】サイカ〔地名〕
- 和歌山市(紀伊國海部郡)。『萬葉集九一七』に「左日鹿野」←「雜」。
- さひき【佐伯】サイキ〔地名・姓名〕
- 大分縣(豐後國海部郡)の市名。廣島縣「佐伯郡」は「∞さへき」。
- さびしい【寂寞】〔同源〕
- 「寂寞(せきばく・じゃくまく)」は「-ak」の疉韻字。
- さびしい【蕭條】〔同源〕
- 「蕭條」は「-eu」の疉韻字。∴蕭條として石に日の入る枯野かな(蕪村)
- さふさ【匝瑳郡】ソウサ〔地名〕
- 千葉縣(下總國)の郡名。「狹布佐郷」。←「匝」の呉音は「そふ」だが、「そふさ」ではない。
- ざふすい【雜炊】ゾウスイ
- ∴牡蠣〜。
- さぶらぅ【三郎】サブロウ〔姓名〕
- →「三(さむ)→さぶ」
- さふり【佐布里】ソウリ〔地名〕
- 愛知縣知多市。(〒478-0015)
- さぶろくじふはち【三六十八】サブロクジュウハチ
- 九九の一つ。「さむろくじふはち」とも。→「三(さむ)→さぶ」
- さへ【】サエ〔近20〕
- 助詞。「添へ」の轉といふ。
- さへき【佐伯】サエキ〔地名・姓名〕
- 廣島縣(安藝國)の郡名。大分縣「佐伯市」は「∞さひきし」。
- さへづる【囀】サエズル〔近15・恆7〕
- さほ【佐保】〔地名〕
- 奈良市(大和國添上郡)の地名。(〒630-8105)。「サオ」ではない。∞させほ(佐世保)。
- ざま【座間】〔地名〕
- 神奈川縣(相模國)の市名。古の「伊參郷」。→「參」。
- さまよふ【尚羊=相羊=翔羊=倡佯】サマヨウ〔同源・聯綿〕
- 「尚羊」などはいづれも「-ang」の疉韻字。「尚」「相」「翔」「倡」。「襄洋」も同義。「彷徨」、「彷佯」は「-ang」、「徘徊」は「-ai」の疉韻字。∴山野を尚羊(さまよ)ふ。
- さむ【三=參】舊假名さん〔同源〕
- 「三」「參」共に「さむ」。「參」は數字の誤記を防ぐための書き方。「十三(〒532-0024)」は大阪市淀川區の地名。∞さぶろくじふはち(三六十八)。∞さぶらぅ(三郎)。
- サムスン【三星】
- 韓国の企業名。→「三」。
- さむたむ【慘憺】舊假名さんたん〔聯綿〕
- 「-am」の疉韻字。「慘胆」は非。「憺」の旁と「旦」では音が隔たる。∴苦心〜。
- さむぢょ【芟除】サンジョ舊假名さんぢょ
- ∞「芟」。
- さむみ【三位】サンミ舊假名さんみ
- →「三」。「位」が「み」となるのは「む」に引きずられた連聲の現象。∞さんに(散位)。∴〜一體。
- さむらひ【士・侍】サムライ〔近12・同源〕
- 「さぶらふ」の連用形の名詞化。「士」「侍」は共に「し/じ」。∞さうらふ(候)
- さもにたり【髣髴】〔同源〕
- 「髣髴」は「f-」の雙聲字。∞はぅぼう(魴〓)
- さゆ【冴】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞さえ(冱)
- さよ【佐用】〔地名〕
- 兵庫縣(播磨國)の郡名、町名。『播磨風土記』に「讚容里」。『天智天皇即位前紀』に「狹夜郡」。昭和三十年に町名を「さよ」から「さよう」に變更。→「用」。松浦佐用姫は福岡の傳説。
- さらす【晒・灑】〔同源〕
- 「晒」「灑」共に「さい」。∞そそぐ(洒・灑)
- さらら【讚良】〔地名〕
- 大阪府(河内國)の郡名。『欽明紀』に「更荒郡」。
- さる【猿=〓】〔同源〕
- 「猿」「〓」共に「ゑん」
- さるをがせ【猿麻〓】サルオガセ〔植物〕
- ざわぅ【藏王】ザオウ〔地名〕
- 東北地方の山名。「藏」。∴〜權現。
- さわぐ【騷・噪・鬧】〔近04・05・恆1・同源〕
- 「さわぐ」は「騷」に由來するとの説もあり。「騷」「躁」は「さう」。「鬧」は「だう」。
- さわさわ【】〔恆1〕
- 葉ずれ。∞さうざうしい(騒々)。
- ざわざわ【】〔表音〕
- さわやか【爽】〔近04*・05〕
- 「さわやか」は字音「爽」に由來するとの説あり。
- さを【竿・櫂・棹・橈】サオ〔近07・08・恆3・同源〕
- 「櫂」「棹」「橈」∴〜さす。〜になれ、鉤になれ。
| 【さん】 |
さむ | sam(舊假さん) | 【54參(参):慘(惨)゜驂゜】\54蠶(蚕)゜\55三(參参):\55槧゜\58杉゜59衫゜\59纔゜巉゜讒゜\59芟゜\ |
さん | san | 29傘:\29散:繖:撒'33霰'\29珊:跚:31刪゜\29餐:粲:燦:\29戔゜32盞゜31 32棧(桟)゜\29贊(賛):讚(讃):30攅゜鑽(鑚):\30算:纂:31簒゜\30酸:\30蒜:\30爨:\30纉:\31潸゜\31閂゜\32山゜+31汕゜\32産゜\ |
| 【ざん】 |
ざむ | zam(舊假ざん) | 54慘(惨)'\58斬'嶄'55暫。56慙(慚)。塹'\59懺(懴)'\ |
ざん | zan | 29殘(残)。\30竄'\ |
- さんいつ【散逸=散佚】
- ∞「うしなふ(失・逸・軼・佚)」。
- さんえ【】〔表音〕
- (呼びかけの終助詞)。∴もし〜さんえ。
- さんくゎ【山窩】サンカ
- さんせう【山椒】サンショウ〔植物〕
- 「山椒魚」は特別天然記念物の動物。∞椒。∴〜大夫。
- さんぢょ【刪除】サンジョ
- ∞「芟」。
- さんに【散位】
- →「散」。「位」が「に」となるのは「ん」に引きずられた連聲の現象。∞さむみ(三位)。∴〜寮。
- サンピンちゃ【香片茶】
- 沖繩方言でジャスミン茶の意。「香片」は北京語。戰後、臺灣から傳來したものか。
- サンフランシスコ【桑港】〔外來〕
- →「桑←sang」。
- さんゑ【産穢】サンエ〔近14〕
| 【し】 |
し | si | 05此:紫:雌:呰:疵゜眥(眦)゜貲:觜:嘴'\05匙゜\05支:翅:肢:枝:\05斯:廝(厮):撕:\05氏:紙(帋):\05賜:\05只:咫:\05弛:施゜\05侈:\05卮:巵:\05啻:\05揣'\05朿:刺:\05豕:\06四:泗:駟:\06師:獅:\06旨:指:脂:嗜゜\06死:屍:\06私:\06至:鵄:\06次:茨゜姿:資:恣:瓷゜咨:諮:\06示゜視゜\06自゜\06矢:\06尸:\06屎:\06摯:鷙:\06祗:砥:鴟:\06肆:\06謚゜\06諡゜\07使:\07司:伺:嗣゜詞゜飼゜笥:祠゜\07史:駛:\07士゜仕゜志:誌:痣:\07始:\07子:孜:仔:\07市゜柿゜06姉:\07思:偲:\07止:齒(歯):址:沚:趾:阯:祉'05徙:\07詩:畤:塒゜\07試:\07之:芝:\07巳゜祀゜\07孳:\07幟:熾:\07廁(厠):\07滓:梓:\07竢゜\07絲(糸):\07耜゜\07蚩:嗤:\07錙:輜:緇:\ |
- し【四=肆】〔同源〕
- 「四」「肆」共に漢音し呉音し。「四」を「よん」と讀むのは訓「よ」「よつ」を漢字音風に訛ったもの。∴〜の五の言ふでない。
| 【じ】 |
じ | zi | 05r爾(尓)゜z璽'\05r兒(児)゜\06z示。\06z自。\【06r二(弍)゜貳(貮弐)゜z次'】\07z仕。\07z事(亊)。\07z似。\07z字。\【07z寺。侍。恃。時。蒔。】\07r而゜轜゜\07r耳゜餌゜珥゜\07z茲。慈。滋'磁。\07z辭(辞)。\ |
ぢ | di | 06d地。\06n尼゜怩゜\【06n膩゜】\【07d持。痔。峙。】\07d治。\09d除'[チョ]\ |
▼寺侍恃時蒔(じ)、持痔峙(ぢ)、(形聲音符は「之」)
待(たい)、等(とぅ)、特(とく)、も同じ形聲文字
▼耳(じ)、恥(ち)(恥の形聲音符は耳)
▼膩(ぢ)、貳(じ)
▼「余」の形聲音符字はサ行とタ行に大きく分れる。
詳細は「じょ・除(ぢょ)」の項目を參照の事、 |
- じ【】〔恆8-2〕
- 助動詞。∴顧みはせじ(海征かば)
- しあく【鹽飽諸島】シワク〔地名〕
- 香川縣丸龜市(〒763-0024)。「しはく」ではない。
- しあはせ【幸】シアワセ〔近05〕
- ∴幾久しくお幸せに
- しあひ【鹽間】シワイ〔地名〕
- 高知縣須崎市(〒785-0166)。「しはい」ではない。
| 【しい】 |
しい | si | 07弑'\ |
▼弑は漢音呉音ともに「し」。
他に「いい」となる漢字音は無い。 |
- しいか【詩歌】〔近13〕
- 「詩」の長音化。∞しいじ(四時)。∴〜管絃に巧み
- しいじ【四時】〔近13〕
- 「四」の長音化。∞しいか(詩歌)。∴〜の錯行するが如し(中庸)
- しいしい【爲爲】
- する爲の連用形「し」を重ねた形、見い見い。∴遠慮〜
- しいす【弑】
- 「しい」は音讀み。通常の漢字音に「いい」といふ音形は無い。本來の音「弑」をのばしたもの。
- しいら【〓】〔動物〕
- 「しひら」ではないとされるが根據は不明。
- しうしう【啾啾】シュウシュウ〔表音〕
- 動物や亡靈のなく聲。「しう」は本來の音からあまり隔たらない。「しゅぅ」では本來「シュング」、「しふ」では「シップ」のやうな音となり、なき聲としてはふさはしくなからう。∴鬼哭〜
- しうしふ【收集=蒐輯】シュウシュウ
- ∞「あつめる(收集=蒐輯)」。
- しうと【舅】シュウト〔恆2〕
- 「しひと」のウ音便。∴頑固な〜に仕へる
- しうまい【燒賣】シュウマイ
- 「しう」は「燒」の近世音からと思はれる。商標では「シウマイ」とも。
- しおほせる【爲果】シオオセル
- ∞「仰」と同源。「∞しをはす」と誤りやすい。∴大仕事を爲果せる
- しかへし【仕返】シカエシ〔近16〕
- ∴後の〜が怖い
- しがらき【信樂】〔地名〕
- 滋賀縣(近江國甲賀郡)の町名。「しが」から「sing→しゃぅ」の假名遣が期待されるが、「信」は「しん」。∴〜燒の狸の置物。∴紫香楽宮。
| 【しき】 |
しき | sik | 48式。\48織。識。\48色。\ |
| 【じき】 |
じき | zik | 48z食。\ |
ぢき | dik | 48d直。\ |
- しきゐ【閾・敷居】シキイ〔近11〕
- ∴御無沙汰で〜が高い
| 【じく】 |
じく | zik | 01r衄(衂)゜\ |
ぢく | dik | 01d竺'\01d軸。舳。\01n忸゜衄(衂)゜\ |
▼衄(衂)は漢音に「じく、ぢく」の二音あり、
同韻にして意味の相違なし
音符丑ちう(丑紐忸狃羞衄鈕)で「じく」は例外的、
現代北京語は「ぢく」の系統 |
- じくじく【】〔恆8-2〕
- 滲む。∴傷口が〜膿む
- しくじる【】
- ∴入試を〜。
- しくゐ【指揮=指麾】シキ舊假名しき〔同源〕
- 「揮=麾(くゐ)」。
- しくゑ【時化】舊假名しけ
- ∴海上は〜模樣。
- しげる【字=滋】〔同源〕
- 「字」「滋」。
- しげる【繁・蕃】〔同源〕
- 「繁」は「はん」。「蕃」は慣用音ばん、漢音はん。
- しげる【懋=茂】〔同源〕
- 「懋」「茂」。
- しげる【鬱=蔚】〔同源〕
- 「鬱」「蔚」。
- じご【爾後=自後】
- ∞「より(自=爾)」。
- しさふ【宍粟】シソウ〔地名〕
- 兵庫縣(播磨國)の郡名。『藤原宮木簡』に「宍粟評」。←宍+粟。
- ししいでん【紫宸殿】
- 「宸」のイ音便。
- ししう【刺繍=刺綉】シシュウ
- ∞「ぬひとり(刺繍・刺綉)」。
- しじま【無言】〔近01〕
- ∴朝の〜
- しじみ【蜆】〔近01〕
- ∴〜の味噌汁
- じじゅうでん【仁壽殿】
- 「壽」の延音。
- しすゐ【酒々井】シスイ〔地名〕
- 千葉縣の市名。『常總軍記』に「出水」とあり、「しすい」かもしれない、「井」を宛てた時には既に「い」と「ゐ」の區別は無かったものと思はれる。「水」は江戸時代以降「すゐ」と誤る事が多かったが、そこまで意識した假名遣ではあるまい。姓に「酒酒井」あり。
- したがふ【順・循・遵・徇】シタガウ〔同源〕
- 「順・循・遵・徇」いづれも「じゅん」∴源順。
- したたる【淋漓】〔同源〕
- 「淋漓」は「r-」の雙聲字。∴流汗淋漓。
- しち【七=〓】〔同源〕
- 「七」「〓漆」共に「しつ/しち」。「〓」は「漆」の異體字。數字の誤記を防ぐための書き方。∴お七夜。
- しちまった【】
- 關東方言。關西なら「∞してしもた」。∴祕密を洩〜。
| 【しつ】 |
しつ | sit | 21七゜叱゜\21失゜\21悉゜蟋゜\21漆゜膝゜\21疾゜嫉゜\21質(貭)゜\21桎゜室゜\21隲゜\23櫛゜\23瑟゜\53執'[シフ]\53濕(湿)'[シフ]\ |
| 【じつ】 |
じつ | zit | 21r日゜衵゜\21z實(実)'\ |
ぢつ | dit | 21n昵゜\21n衵゜\ |
▼日(じつ/にち)
衵(ぢつ/にち)、婦人の肌着
(じつ/にち)、柔かい普段着
「あこめ」は國訓であるが、恐らくは「ぢつ」相當 |
- しづえ【下枝】シズエ〔近16〕
- ∴梅の〜
- しづか【靜】シズカ〔近02・恆7〕
- ∴しづごころなく花の散るらむ。∴靜御前。
- しづがだけ【賤ヶ岳】シズガダケ〔地名〕
- 滋賀縣伊香郡。∴〜の七本鎗。
- じっきんせう【十訓抄】ジッキンショウ
- 「十」の促音化したもの。「じふきんせう」ではない。現代假名遣でも「じゅっきんしょう」ではない。∞じふ(十=拾)。
- しづく【雫】シズク〔近02〕
- 「雫石」は岩手縣岩手郡の町名。航空事故で知られる。∴一〜の雨も降らぬ
- しっくい【漆喰・石灰】
- 「石灰」の唐音。「漆喰」は宛字。「しっくひ」ではない。∴〜壁
- じっこん【入魂】
- また「∞昵墾」とも書くが、假名遣は一致しない。
- しつしゅつ【蟋蟀】
- ∞「蟋蟀」。
- じって【十手】
- 「じゅって」ではない。∞「じふ(十=拾)」。
- じっと【熟】舊假名ぢっと〔近01*・恆8-2〕
- 「ぢ」も可∴ぢっと我手を見る(石川啄木)。
- しづめ【鎭】シズメ〔近03〕
- ∴靖國神社は國の〜。
- しづり【倭文】シズリ〔地名〕
- 上古の「倭文部」は「倭文織部」から、現在も「倭文」で「しとり」または「しづり」の姓あり、また「倭文神社」も各地にあり。∴倭文機に思ひ亂れて秋の夜の(後撰集)、∴倭文の苧環(をだまき)。
- しづをか【靜岡】シズオカ〔地名〕
- 縣名。駿府の「賤機山」にちなんで明治二年に命名。「賤機」とは「倭文機」であるといふ。
- しでうなはて【四條畷】シジョウナワテ〔地名〕
- 大阪府の市名。∴正行の最期は〜の戰。
- してしもた【】〔表音〕
- 關西方言。關東なら「∞しちまった」。∴失敗してまうた
- じとじと【】〔恆8-2〕
- ∴〜とした濕氣
- しな【支那】
- 「秦」の變化。「China」「晨旦」も同樣。∞インド(印度)
- しなひ【竹刀】シナイ
- ←しなふ割竹。∴〜で劍術稽古
- しぬ【死】〔近21〕
- 文語ナ變動詞。∴〜の生きるのと大騷ぎ
- しのだけ【箘=箟=〓】〔同源〕
- 「箘」「昆」「君」
- しのぶ【信夫】〔地名〕
- 福島縣(陸奧國)の郡名。←「信」。∞「秩父」。∴折口信夫(釋迢空)。
- しはさむじふに【四八三十二】シワサンジュウニ
- 九九の一つ。現代假名遣では「しは」か「しわ」か一定しない。
- しはす【師走】シワス〔近04〕
- 十二月は物事を「しをはす」事に由來するといふ。∴〜坊主。
- しばふ【芝生】シボウ シバウ〔地名〕
- 一般名詞としては「シバフ」だが、地名の場合は「シボウ」「シバウ」と讀むものが多い。∴隣の〜。
- しばゐ【芝居】シバイ〔近11・恆5〕
- ∴一人〜。
- しひ【椎】シイ〔近12〕
- ∴椎本(しひがもと)(源氏)
- しひたげる【虐】シイタゲル〔近12〕
- ∴虐げられた人達
- しぶ【澀】〔音訓〕
- 正字は「澀」だが、戰前の印刷物でも略字の「澁」はよく用ゐられた。「澀」は慣用音「じふ」。訓讀みの「しぶ」とは恐らく無關係。∴〜みがかった中年男。∴澁々金を拂ふ。
- じふ【十=拾】ジュウ
- 「十」「拾」共に「しふ/じふ」。「拾」は數字の誤記を防ぐための書き方。「捨」は別字。「十錢」「十手」は「じっせん」「じって」となる。「南朝四百八十寺」は「しひゃくはっしむじ」。「じっ」「しむ(sim)」は何れも「じふ(zip)」の音變。∞とを(十)。∞じっきんせう(十訓抄)。∞ぎっしゃ(牛車)。
- しふざぅ【四不像】シフゾウ〔動物〕
- 牛や馬など四種類の動物に似てゐさうで似ない(不像)ためにこの名あり、「四不」といふ象ではない。
- じふしまつ【十姉妹】ジュウシマツ〔動物〕
- 「妹」の音變。
- じふにそう【十二社】ジュウニソウ〔地名〕
- 鎌倉市および新宿區の地名。新宿區のものは「十二相殿」にちなむものか。
- じふのぅ【十能】ジュウノウ
- ∴〜で炭を接ぐ。
- じふぶん【十分】ジュウブン
- 「充分」とも書くが、假名遣は一致しない。∴もう〜頂きました。
- しほ【機會】シオ〔近08〕
- ∴來客を〜に席を外す。
- しほ【鹽】シオ〔近07〕
- 「鹽」は「鹵(ろ・しほ)+監(かむ)」からなる字。略字の「塩」は草體で古くから使はれ、戰前の印刷物でも散見する。「シオサイト」は汐留貨物驛跡地の再開發都市名。∴手〜にかける。∴敵に〜を送る。
- しまうて【了】シモウテ
- 「しまひ(了)+て(助詞)」。關東であれば促音の「しまって」が多い。
- しまわ【島曲】〔近04〕
- ∞さかわ(酒匂)∴〜に波が寄せる。
- しみづ【清水】シミズ〔姓名・地名〕
- 姓では「しみづ」が一般的だが、地名では「きよみづ」「しゃぅづ」などあり。
- しみる【浸・染・沁・滲】〔同源・音訓〕
- 「浸」「染」「沁」「滲」。訓の「しむ、しみる」が漢字音由來かどうか不明。∴齒にしみわたる白玉の。
- しむげむ【森嚴】舊假名しんげん〔聯綿〕
- 「-im」の疉韻字。∴態度〜なるも温情慈父の如し。
- しむしふ【侵襲】シンシュウ舊假名しんしふ〔聯綿〕
- 「-im・-ip」の疉韻字。
- しむじむ【深甚】舊假名しんじん〔聯綿〕
- 「-im」の疉韻字。∴〜なる敬意を表す
- しむしゃく【斟酌】舊假名しんしゃく
- ∞「斟酌」。
- しむしゅ【占守島】〔地名・音訓〕
- 北方領土の一島。「占」は恐らく訓由來。字音「せむ」ではあるまい。
- しむじょあげ【〓薯揚】シンジョアゲ 舊假名しんじょあげ
- 「しむじょうあげ」とも。
- じむぜむ【任冉=荏染】舊假名じんぜん〔同源・聯綿〕
- 「-im」の疉韻字。「任冉」「荏染」共に「じむぜむ」。
- じむべぃ【甚平】舊假名じんべぃ
- 「甚(じむ)+兵衞(べゑ)」とも考へられ、假名遣未詳。「陣兵(ぢんべぃ)羽織」からといふ説もあり。「甚兵衛鮫」は魚名∞すけべぃ(助平)。∴夏は粋な〜姿
- しむりむ【森林】舊假名しんりん〔聯綿〕
- 「-im」の疉韻字。
- じめじめ【】〔恆8-2〕
- ∴〜した濕地帶
- しめぢ【占地・濕地】シメジ〔恆6〕
- ∴匂ひ松茸、味(あぢ)濕地(しめぢ)∞しょうろ(松露)
- しもふさ【下總】シモウサ〔地名〕
- 舊國名。←「下(しも)+つ+總(ふさ)」。∞かづさ(上總)。
| 【しゃ】 |
しゃ | sia | 34這'[ゲン]\41卸:\41叉。\41砂。紗。沙。鯊。39娑'\41射゜謝゜\41赦:\41斜゜\41社゜\41者:奢:偖:赭:09煮'\41車:\41遮:蔗:鷓:\41寫(冩写):瀉゜\41灑(洒)。\41炙:\41舍(舎):捨:\41藉゜\ |
| 【じゃ】 |
じゃ | zia | 41z蛇。[ダ]\41z邪。\41z闍。\41z麝。\ |
- しゃあしゃあ【洒々】〔疉字〕
- 「洒」の長音化。∴不義理をしたのに洒々と出しやばる
- じゃあじゃあ【】〔表音〕
- 水流。∴〜湯を浴びる。
- じゃう【錠】ジョウ
- 字音は「錠」であるが、「鎖(さ)→さう→じゃう」の變化を辿ったものといはれる。「錠劑」の意味なら「ぢゃぅ」。∴〜を下(おろ)す。
- しゃうが【生姜=生薑】ショウガ〔植物・同源〕
- 「正」「姜」「薑」。「しゃぅかぅ」の轉か。∞薑。∴豚の〜燒
- しゃぅがい【障碍・障礙】ショウガイ
- 「碍・礙(がい/げ)」は異體字。「障害」は書替へ字だが、假名遣は一致する。
- しゃぅかいせき【蒋介石】ショウカイセキ〔姓名〕
- 英文「ChiangKai-shek」は南方音にもとづく。「蒋」「介」。
- じゃうご【漏斗】ジョウゴ
- ←上戸。∴樽から酒を〜で壜に移す。
- しゃぅさん【賞讚】ショウサン〔同源〕
- また「稱讚」とも書くが、假名遣が異る。∞ほめる(頌=稱=賞)。∴熱演を賞讚する。
- しゃぅじ【東海林】ショウジ〔地名〕
- ←庄司(しゃぅじ)。∴東海林太郎(歌手)。
- しゃぅじゃぅ【清淨】ショウジョウ
- ∞「清淨」。
- しゃぅじゃぅ【猩々】ショウジョウ〔動物〕
- 「猩々袴(しゃぅじゃぅばかま)」は植物。∴〜の舞を舞ふ。
- じゃぅず【上手】ジョウズ〔近03〕
- ∴話〜は聞き〜、上手の手から水が洩れる
- しゃぅぞく【裝束】ショウゾク
- 古語に「さぅぞく」とも。∴白〜。
- しゃぅなう【樟腦】ショウノウ〔植物〕
- ∴〜の蟲除け。
- しゃぅぶ【菖蒲】ショウブ〔植物〕
- ∴六日の〜十日の菊。
- しゃぅへき【牆壁=障壁】ショウヘキ〔同源〕
- 「牆」と「障」では意味が異るが、假名遣は一致する。
- しやぅもない【仕樣】ショウモナイ
- 「シヨウ」「ショウ」兩樣に發音する。∴〜話ばかり聞かされる。
- しゃが【射干・著我・莎我】〔植物〕
- じゃがいも【】〔植物〕
- 「じゃがたら」はインドネシアのジャカルタの古名。∴肉じゃが。
- じゃかぅじか【麝香鹿】ジャコウジカ〔動物〕
- しゃがれごゑ【嗄聲】シャガレゴエ
- ←「皺(しわ)+枯(かれ)」。∴老人の〜が聞えた
| 【しゃく】 |
しゃく | siak | 癪'\27笏[コツ]\42勺゜灼:酌:妁:芍゜杓゜\42爵゜嚼゜\42斫:\42綽:\42鑠:爍:\46尺。\46昔。借。\46赤。\46釋(釈)。\47錫。\ |
- しゃく【笏】〔音訓〕
- 「笏」は漢音「こつ」。「骨」に通ずるのを忌み、「尺」の音を借りたといふ。∴神主が〜を捧げて拜禮
| 【じゃく】 |
じゃく | ziak | 42r若゜惹゜\42r弱゜\42z雀'\42z鵲'\47z寂。\ |
ぢゃく | diak | 42d著(着)。\ |
- しゃくなぐゑ【石南花】舊假名しゃくなげ〔植物〕
- しゃくやく【勺藥】〔聯綿〕
- 「-ak」の疉韻字。∴立てば〜坐れば牡丹
- しゃくゎのを【目尾】シャカノオ〔地名〕
- 福岡縣飯塚市(〒820-0062)。「目」は律令の「∞主典」。
- じゃけん【邪慳】〔佛教〕
- 「邪見」の轉。「邪險」とも書くが、假名遣が異ってしまふ。
- しゃこ【蝦古】〔動物〕
- 「ハ(ha)→ヒャ(hia)→しゃ(xia)」となるのは北京語の特徴。→「蝦」
- じゃこ【雜魚】
- ←ざこう(雜口)。∞こをなご(小女子)。∴縮緬〜
- しゃし【奢侈】〔聯綿〕
- 「s-」の雙聲字。∴〜に耽る
- じゃじゃうま【】〔恆8-2〕
- 『ぢやぢや馬馴らし』は坪内逍遥譯。他はすべて『じゃじゃ馬ならし』
- しゃち【鯱】〔動物〕
- 國字。∴金の鴟尾。
- ジャッキー・チェン【成龍】〔外來〕
- 香港の俳優。「チェン」は本名の「陳港生」から。→陳。
- じゃのめがさ【蛇の目傘】
- 「蛇」には「じゃ」「だ」兩讀あり、意味に相違はない。「だ」であっても「ぢゃ」とはならない。∴蛇の目でお迎へ嬉しいな(童謠)
- ジャパン【日本】〔地名〕
- 「日本」の福建または廣東音に由來する。「日」の子音は漢音ザ行・呉音ナ行であり、「ヂャパン」とはならない。
- じゃぶじゃぶ【】〔表音〕
- 水流。∴金が〜入つて來る。
- シャム【暹羅】〔外來〕
- タイ國の舊稱。シャムロとも。「暹(せむ)國」と「羅(ら)國」はもと別國。
- しゃもじ【】
- ←笏文字。∴主婦連のお〜デモ。
- ジャンク【戎克】
- 「戎(じゅぅ)←ジャン」。「戎克」は舟。「がらくた」とは別語。「戒」は「十」の形肇文字ではない。
- じゃんくゑん【石拳】
- ←リャンケン(兩拳)。「兩」。
- じゃんじゃん【】〔表音〕
- 鐘。∴〜宣傳する、半鐘が〜鳴る。
- シャンハイ【上海】〔外來〕
- →「上←siang」「海」。
| 【しゅ】 |
しゅ | sio | 01棕(椶)'[ソゥ]\03種。腫。[ショゥ]\03從(従)。[ショゥ]\03橦。[ショゥ]04撞'[タゥ]\10主゜麈゜\10取゜趣゜諏゜娵゜01衆。[シュゥ]\10朱゜殊゜珠゜侏゜茱゜銖゜株'\10須゜鬚゜\10繻゜\50守。狩。[シウ]\50手。[シウ]\50酒。[シウ]\50首。[シウ]\50修。[シウ]\ |
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
橦 (とぅ/づぅ) (木名)橦布(とぅふ)
(たぅ/どぅ) (棒) 橦城(どぅじゃぅ)
(しょぅ/しゅ) 橦木(しゅもく)
艟 (たぅ/どぅ) 艨艟(もぅどぅ)
撞の[慣]しゅ は 橦(しょぅ/しゅ)
由來と思はれる
橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先 |
| 【じゅ】 |
じゅ | zio | 03z從(従从)。[ショゥ]\03z頌。[ショゥ]\10z樹。\10z需'r儒゜嬬゜濡゜孺゜襦゜\10z戍'\10z聚'\50z受'授。綬。[シウ]\50z呪(咒)'[シウ]\50z就。[シウ]\50z壽(寿)。[シウ]\ |
| 【しゅう】 |
しう | siu | 50囚゜泅゜\50周゜週゜\50州゜洲゜酬゜\50秀゜銹゜\50秋(龝穐)゜萩゜啾゜楸゜鞦゜愁'甃'+35湫'36鍬'\50繍(綉)゜\50臭゜\50舟゜\50酋゜遒(逎)゜鰌゜\50醜゜蒐'\50祝゜\50袖゜岫゜\50鷲゜就゜01蹴'[シュク]\50售゜讎(讐)゜\50收(収)゜\50羞゜\50脩゜修゜\【50驟'】\ |
しふ | sip | 53執:\53拾゜\53習゜褶゜\53襲゜\53輯゜葺:緝:楫゜\53集゜\ |
しゅう | sio | 【10聚'[シュ]】\ |
しゅぅ | siong | 01終゜柊゜螽゜\01衆゜\01嵩゜\01菘゜\02宗'\ |
| 【じゅう】 |
じう | ziu | 50r【柔゜蹂゜鞣゜】\50z獸(獣)'\ |
じふ | zip | 53z拾。\53z十。什。汁'r廿゜\53z澀(渋澁)'\ |
じゅぅ | ziong | 01z充'銃'\01r戎゜絨゜\03z從(従从)'縱(縦従從)'\ |
ぢう | diu | 50n狃゜\【50n糅゜】\ |
ぢゅう | dio | 10d住。\51d頭"\ |
ぢゅぅ | diong | 03d重。\ |
▼丶駐註 (ちゅう/ちゅう)
柱住 (ちゅう/ぢゅう)
主麈注 (しゅ/す) (注ちゅうは慣用音)
往(わぅ)の形聲音符は主(しゅ)ではない |
- じゅぅたむ【絨毯】舊假名じゅぅたん
- 「絨緞」とも書くが、假名遣は一致しない。「絨」の形聲音符は「十」ではない。
| 【しゅく】 |
しゅく | siok | 01叔゜淑゜菽:俶:\01夙゜\01宿゜縮゜蓿゜\01祝:\01槭゜蹙゜\01倏:\01肅(粛)゜\ |
- しゅくぐゎん【宿願=夙願】シュクガン〔同源〕
- 「宿」「夙」。
- じゅごん【儒艮】〔動物〕
- しゅじゅ【侏儒】〔聯綿〕
- 「-u」の雙聲字。∴『侏儒の言葉』(芥川龍之介)
- じゅず【數珠】〔近02〕
- ←「數+珠」。∴苛高の〜を押揉む。
- しゅぜんじ【修禪寺・修善寺】〔地名〕
- 伊豆の寺名。温泉地としても著名。寺名は「修禪寺」。町名は「修善寺町」。「禪」「善」ともに「ぜん」。∴『修善寺物語』。
- しゅたら【修多羅】〔佛教〕
- 「スートラ」は經典の意。「しゅ」は『修(しう)』の呉音。このため漢音「しゅう」と考へやすいが、「しゅう」は本來「スング」のやうな音であった。∞あしゅら(阿修羅)。∞どしょうまち(道修町)。∴〜の聲も川風も(蝉丸)。
| 【じゅつ】 |
じゅつ | ziot | 22z恤'\22z戌'\22z朮。術。述。\ |
- ジュディ・オング【翁倩玉】〔姓名〕
- 臺灣の歌手名。→「翁←ong」。
- しゅてんどぅじ【酒呑童子・酒顛童子】〔姓名〕
- 「呑」「顛」。∴大江山の〜。
| 【しゅん】 |
しゅん | sion | 22俊:峻:竣:駿:悛:浚:逡:\22春:惷:蠢:\22舜:瞬:蕣:\22旬゜徇゜洵:詢:\22隼:\22濬:\22諄:\22雋:儁:\ |
- しゅん【舜=俊】〔同源〕
- 「帝舜」「帝俊」は古代の帝王の稱。
| 【じゅん】 |
じゅん | zion | 22r閏゜潤゜\22z准'準(凖)'\22z旬。殉。徇。恂'洵。筍(笋)'荀'詢'\22z盾。循。楯。\22z純。\22z巡。\22z遵'\22z順。馴。\22z隼'\22z蓴。\22z鶉。諄'淳。醇。\ |
- しゅんじゅん【逡巡=蹲循】
- ∞「ためらふ(逡巡=蹲循)」。
- じゅんじょ【純如=淳如】
- ∞「すなほ(純=淳)」。
- しゅんせつ【浚渫】
- ∞「浚渫」。
| 【しょ】 |
しょ | sio | 09且゜砠゜苴゜雎゜\09杵:\09黍:\09初゜\09所。\09庶:41蔗'\09署゜薯゜暑:渚:緒゜曙゜諸:藷:\09書:\09恕:\09處(処):\09墅(野)゜\09嶼゜\09胥゜\09蔬。\ |
| 【じょ】 |
じょ | zio | 09z助。鋤。耡。\09z序。抒。\【09z徐。敍(敘叙)。】\【09r汝゜如゜洳゜茹゜z恕'絮'】\09z舒'\ |
ぢょ | dio | 【09n女゜】\【09d除。】\ |
▼女(ぢょ)汝如洳茹恕絮(じょ)奴努怒孥弩駑呶帑(ど)
▼「余」を形聲音符にする字はサ行とタ行に大きく
分れる。特に舒徐敍(じょ)と除(ぢょ)は、濁音に
なるため紛れやすい。
余餘畭 (よ/よ )
(さ)畭舍(舎)捨(しゃ/しゃ)
斜 (しゃ/じゃ)
舒 (しょ/しょ[慣]じょ)
徐敍(叙敘)蜍(しょ/じょ)
(た)除 (ちょ/ぢょ[慣]ぢ)
(掃除さうぢ、除目ぢもく)
茶(荼) (た /ぢゃ[慣]だ、ちゃ[唐]さ)
荼 (と/ど )
途塗 (と/づ、ど) |
- ジョイ・ウォン【王祖賢】〔外來〕
- 香港の女優。廣東語は
| 【しょう】 |
しゃぅ | siang | 42傷:殤:觴:\42匠゜\42商:\42尚゜嘗(甞)゜掌:裳゜賞:償゜敞:廠(厰):\42昌:唱:娼:菖:倡:猖:46晶。\42祥゜詳゜庠゜翔゜\42章:彰:樟:障:璋:嶂:瘴:\42象゜\42上゜\42相゜湘゜廂゜\42牀'床。莊(荘庄)。裝(装)。將(将)゜蒋゜醤゜奬(奨)゜漿゜獎゜鏘゜\42薔゜檣゜牆(墻)゜\42餉:\44生。笙。+47猩。星。46姓。性。\46 44省。\46井(丼)。\【46正。鉦。政。】\46聲(声)。\47青。46清。精。\ |
しょぅ | siong | 03衝゜鍾゜踵゜\03訟゜頌゜松(枩)゜淞゜鬆゜\03從(従从)゜慫゜聳゜蹤(踪)゜\03悚゜竦゜\03橦゜鐘゜憧゜\03舂゜\03誦゜\48勝:\48升:昇:陞:\48承゜拯:\【48症:】\48稱(称):\48證(証):\ |
せう | siau | 35嘯:瀟:簫:蕭:\36召:招:沼:紹゜詔:劭゜邵゜韶゜昭:照:\36小:少:37抄。炒。鈔。\36焦:樵゜礁:蕉:憔゜鷦:\36笑(咲):\36肖:宵:消:硝:峭:悄:誚゜逍:銷:霄:+37鞘:哨:鮹:37稍。梢。\36愀:\36椒:\36燒(焼):\ |
せふ | siap | 56妾:+58霎:\56捷゜睫:\56渉゜\56囁:顳'懾:\57燮:\57浹:\ |
▼正証鉦政(しゃぅ)、症(しょぅ)
証は (せぃ/しゃぅ・いさめただす)だが、一般に
證 (しょぅ/しょぅ) の略字として用ゐられる。
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
橦 (とぅ/づぅ) (木名)橦布とぅふ
(たぅ/どぅ) (棒) 橦城どぅじゃぅ
(しょぅ/しゅ) 橦木しゅもく
艟 (たぅ/どぅ) 艨艟もぅどぅ
撞の([慣]しゅ) は 橦(しょぅ/しゅ)由來か。
橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先
▼聶を音符とする形聲文字は サ行とタ行に分れる。
聶躡鑷 (でふ/ねふ)
顳 (ぜふ/ねふ[慣]せふ)
囁懾攝(摂)(せふ/せふ)
(但し攝(摂)は促音化して[慣]せつ となる) |
| 【じょう】 |
じゃぅ | ziang | 42z嘗(甞)。常。\42z上。\42z状。43奘(弉)'\【42z襄'驤'r壤(壌)゜攘゜穰(穣)゜禳゜讓(譲)゜】\46z情。靜(静)。\46z成。城。盛。晟。\46z淨(浄)。\ |
じょぅ | ziong | 03r冗゜\03r茸゜\48z丞。烝'蒸'\48z乘(乗)。剩(剰)。\48r仍゜\48z繩(縄)。\ |
ぜう | ziau | 36r擾゜\36r繞゜蕘゜遶゜饒゜\ |
ぢゃぅ | diang | 42d丈。杖。仗。\42d場(塲)。\42n娘゜\【42n釀(醸)゜孃(嬢)゜】\47d定。錠。34諚'\ |
でう | diau | 35n嫋゜\35n嬲゜\35d條(条)。38d絛'\ |
でふ | diap | 56n聶゜躡゜鑷゜\57d疉(畳疂疊)。\ |
▼襄驤壤(壌)攘穰(穣)禳讓(譲)(じゃぅ/にゃぅ)
釀(醸)孃(嬢) (ぢゃぅ/にゃぅ)
曩嚢 (だぅ/なぅ)
漢音の ザ行ダ行共に、呉音の ナ行となる事あり
假名遣判別の役にはたたない
▼聶を音符とする形聲文字は サ行とタ行に分れる。
聶躡鑷 (でふ/ねふ)
顳 (ぜふ/ねふ[慣]せふ)
囁懾攝(摂)(せふ/せふ)
(但し攝(摂)は促音化して[慣]せつ となる) |
- じょぅ【判官】
- 「丞」の音による。官職により「祐・弁・進・允・佑・忠・尉・監・掾・主政・從」などとも書く。特に「尉」は廣く使はれる。∞判官。∞尉鶲。∞承る。∞主典。∴檢非違使〜源九郎義經。
- しょぅさん【稱讚】ショウサン〔同源〕
- 「賞讚」も類義字だが假名遣が異る。∴功績を〜する。
- しょぅにゅうどぅ【鍾乳洞】
- ∞つく(鍾)。
- じょぅびたき【尉鶲】〔動物〕
- ∞じょぅ(判官)。
- しょぅよぅ【從容=慫慂】ショウヨウ〔聯綿〕
- 「-ong」の疉韻字。「容」「慂」ともに「よぅ」。∴〜として死地に趨く。
- しょぅろ【松露】〔植物〕
- ∞占地。∴〜の吸物。
- じょうろ【如雨露】
- ポルトガル語。∴〜で花に水を遣る。
- しょかん【書翰=書簡=書柬】
- ∞「てがみ(簡=柬)」。
| 【しょく】 |
しょく | siok | 01謖'48稷゜\03蜀゜燭゜觸(触)゜囑(嘱)゜矚゜\03贖゜\48拭゜軾゜\48殖゜埴゜植゜\48織゜職゜\48色'\48食゜蝕゜飾(餝)゜\48喞゜\48嗇'穡'\48寔゜\48昃'\ |
| 【じょく】 |
じょく | ziok | 03r辱゜溽゜縟゜蓐゜褥゜\ |
ぢょく | diok | 04d濁'\ |
- しょげる【悄氣】
- 「悄」は「せう」。∴まさかの落選で悄氣てゐる
- じょじょに【徐々に】〔疉字〕
- ∴〜恢復に向ふ。
- しょっちゅう【】
- ←「初中後」。∴遲刻は〜。
- じょっぱり【】〔表音〕
- (津輕方言)「意地っ張り」の轉なら「ぢょっぱり」、「強情っ張り」なら「じょっぱり」か。
- しょひこ【背負子】ショイコ
- ∞おひずる(笈)∴背負ひ(籠)一杯の山菜
- ションガイナ【】〔表音〕
- 端歌『梅は咲いたか』(仕方ないな)。
- じょんがら【】〔表音〕
- 青森縣。津輕じょんがら節。
- しょんべん【小便】
- ←「せうべん」。∴連小便。
- じらい【爾來=自來】
- ∞「より(自=爾)」。
- じらす【】〔近01〕
- ∞じれる。∴散々焦らした揚句縁談を斷る。
- しらぬひ【不知火】シラヌイ〔地名〕
- 熊本縣飽託郡。
- しらみ【虱・蝨】〔同源〕
- 「虱」「蝨」は同字。∴〜つぶしに。萬年床に蚤・虱が湧く。
- しらを【白魚】シラオ〔近07〕
- ∴〜のやぅな指。
- じりじり【】〔恆8-2〕
- ∴夏の太陽が〜と照りつける。
- じりひん【じり貧】
- ∴〜かどか貧か(東條英機)。
- しりへ【後方】シリエ
- ←「尻+方」。∴前に聳え後方にささふ(箱根八里)
- しりべし【後志】〔地名〕
- 北海道の支廳名。「後」の訓讀みを宛てたものと思はれる。「しりえ」ではないことがわかる。
- しりめつれつ【支離滅裂】〔聯綿〕
- 「-i」「-et」の疉韻字。
- しるし【表・標】〔同源〕
- 「表的=標的(へうてき)」∴千成瓢箪の馬標(うまじるし)
- しるし【證=徴】〔同源〕
- 「證」「徴」
- じれったい【】〔近01*〕
- ∴なぜ反論しないのか、じれったい
- しれもの【痴・癡】〔同源〕
- 「痴」「癡」は同字。∴風流の癡れ者(奧の細道)
- じれる【焦】
- ∞じらす。
- しろい【白】〔近12・13〕
- ∴白い白い花が咲いたよ(枳殼の花)
- しろい【皓=皎=〓=〓=〓】〔同源〕
- 「皓」「皎」「〓」「〓」「〓」。∴明眸皓齒。
- しろうと【素人】〔恆2〕
- 「しろひと」のウ音便。∞玄人。∴素人の哀しさ、そこまで及ばない
- じろじろ【】〔恆8-2〕
- ∴足の爪先までじろじろ見る
- しろたへ【白妙】シロタエ〔近14〕
- ∴白妙の袖の別れ(定家)
- じろり【】
- ∴じろりと横目で睨む
- しわ【皺】〔近04・05・恆1〕
- ∴顏に皺を寄せる
- しわい【吝】〔近04*・恆1〕
- ∴あの〜婆さんが金を出すとは。
- しわけ【仕分】〔恆1〕
- ∴複式帳簿の基本は仕譯帳。
- しわざ【仕業】〔近04・恆1〕
- ∴いみじき好き者の仕業や(伊勢物語)。
- じわじわ【】〔恆8-2〕
- じわり。∴〜と首位に迫る。
- しわる【】〔近04*〕
- ∴枝が〜。
- しをしを【】シオシオ
- ∴志空しく〜と立去る。
- しをに【紫苑】シオニ〔近08〕
- →「苑(をん)←をに」。∞紫苑。
- しをはす【爲終す】シオワス
- 「∞しおほせる」と誤りやすい。
- しをらし【可憐】シオラシ〔近08*〕
- ∴〜いことを言ふ。
- しをり【栞】シオリ〔近07*・08〕
- ←「枝+折り」∴本に〜を夾む。
- しをれる【萎】シオレル〔近07*・08・恆3〕
- ∴吹くからに秋の草木のしをるれば(文屋康秀)。
- しをん【紫苑】シオン〔近08〕
- 古稱「しをに」。「苑」。∴『紫苑物語』(石川淳)。∴春〜。
| 【しん】 |
しむ | sim(舊假しん) | 53侵:浸:寢(寝):駸:\53審:瀋:\53心:芯:沁:\53森:\53深:\53針:\53岑゜\53忱゜\53怎:\53斟:\53滲:蔘:\53蕈゜\53譖(譛僣僭):簪:\53讖:\53鍼:箴:\ |
しん | sin | 21信:\21新:薪:親:襯:\21申:伸:紳:呻:神゜\21秦゜23榛:臻:蓁:\21臣゜\21診:疹:畛:袗:軫:\21身:\21辛:\21進:\21辰゜娠:振:震:賑:宸゜晨゜蜃゜+22唇'22脣'\21津:\21哂:\21晉(晋):縉:\21眞(真):愼(慎)゜瞋:嗔:槙:\21齔:\46請"[セィ]\ |
▼審瀋(しむ)、釆番(はん)
▼診疹畛袗軫(しん) などはサ行、珍趁(ちん)は
タ行に分れるが(じん)(ちん)など濁音にはならぬ
ため、假名遣の問題は發生しない。
診(ちん/ぢん)、疹(ちん/ちん) の音もあるが、
常用音ではない。
彡(せむ) 衫杉參慘驂(さむ) 滲蔘(しむ) などとは
系統が異なる。 |
| 【じん】 |
じむ | zim(舊假じん) | 53r壬゜衽(袵)゜荏゜\53z尋。潯。54d蕁'\53z甚。54糂'\53r稔゜\ |
じん | zin | 21z神。\21z臣。腎。\21r人(儿)゜\21r仁゜\21r刃(刄)゜仞゜仭゜靱(靭)゜\21z訊'迅'\21z盡(尽)。儘(侭)。燼。贐。\ |
ぢむ | dim(舊假ぢん) | 53d沈。\ |
ぢん | din | 21d塵。\21d陣。\ |
▼壬衽(袵)荏(じむ)、賃(ちむ)
▼沈 (ちむ/ぢむ)、(例)沈香ぢむかぅ
(しむ/しむ)、姓や地名、
(例)沈徳潛しむとくせん、沈約しむやく
遼寧省瀋陽(しむやぅ)を「沈陽」と書くことあり |
- シンガポール【新加波】〔外來〕
- →「加」。「星嘉波」は舊譯。略稱「星州」。
- じんぐぅくゎうごう【神功皇后】ジングウコウゴウ〔姓名〕
- 「功」。∴〜三韓征伐の伝承。∞息長足姫。
- シンシャンウィグル【新疆維吾爾】〔外來〕
- →「疆=境←kiang」「維」。「新疆」とは新しい領土の意。∞さかひ(疆=境)。
- しんじる【信】〔恆8-1〕
- ∴信じて疑はない。
- しんぢこ【宍道湖】シンジコ〔地名〕
- 「宍」は「肉」の異體字。←「宍+道+湖」。∴〜の蜆。
- しんぢまへ【死】シンジマエ
- 死んでしまへ。∴豆腐に頭打附けて〜。
- しんぢゅう【心中】シンジュウ〔恆6〕
- ∴曽根崎〜(近松)。
- しんぼう【辛抱】
- 「辛棒」とも。「抱」「棒」。偶然に字音假名遣は共通するが、原音は相當に隔たる。∴〜強い性格
- しんまい【新米】
- ←「新前」。語源を尊重すれば「しんまひ」か。∴新米のくせに生意氣だ
- じんもん【訊問】
- 「尋問」は書き換へ字。假名遣は合はない。
| 【す】 |
す | so | 07子"\10主。\10諏。\10須。\10雛゜\10數(数)゜\11素。\50守。[シウ]\ |
- す【爲】〔近21〕
- 文語サ變動詞。∴すべからく…すべし。
| 【ず】 |
ず | zo | 07z事(亊)"\ |
づ | do | 10d廚(厨)。\11d杜。\11d圖(図)。\51d豆。逗。頭。荳。\ |
- ず【】〔近19〕
- 變格動詞、應ず、講ず、混ず。∴候ずるにて候
- ず【】〔恆8-2〕
- 助動詞
- すあを【素襖】スオウ
- ←「襖」の字音「あう」だが、「∞あを」とも。同樣例に「∞芭蕉」。∴登城には〜を着用。
| 【すい】 |
すい | soi(舊假すゐ) | 05吹:炊:\05垂(埀)゜睡゜捶:陲゜錘'\05惴:\06出:\06帥:\06水:\06翠(翆):悴(忰)゜瘁゜粹(粋):醉(酔):萃゜膵'\06衰:榱:\06遂゜燧゜邃:隧゜\06彗゜\06穗(穂)゜\06綏:\06騅:錐:誰゜推:椎:雖:\ |
| 【ずい】 |
ずい | zoi(舊假ずゐ) | 05z瑞。\05z隋。髓(髄)'隨(随)。\06r蘂(蕊蕋)゜\ |
▼隋髓隨(ずい)、惰橢楕墮(だ)、
▼瑞 (ずい)、湍端 (たん)、 |
- すいぎう【水牛】スイギュウ舊假名すゐぎう〔動物〕
- すいくゎ【西瓜】スイカ〔植物〕
- 西+瓜。∴〜割。
- ずいずいずっころばし【】〔表音〕
- ∴〜胡麻味噌ずい。
- すいせん【水仙】〔植物〕
- ∴『水仙』(太宰治)。
- ずいと【】〔恆8-2〕
- 「づ」も可∴隅から隅まで〜(口上)
- すいれん【睡蓮】舊假名すゐれん〔植物〕
- ∴池の〜。
| 【すう】 |
すう | sou | 10數(数)'[ス.サク]\10樞(枢)'[シュ]\10芻(蒭)'雛'趨'50鄒゜\50陬゜\ |
すぅ | song | 01崇'\01嵩。\ |
- すう【据】〔近18・09〕
- 文語下二段動詞。∞坐る。∞据る。
- ずうんと【】
- ←ずっと。∴〜金をはづむ。
- すえ【末江】〔地名〕
- 福岡縣京都郡犀川町(〒824-0204)の地名。「末」は「すゑ」。「江」は「え」なれど本來ヤ行。「すゑ+え」だが假名遣は恐らく「すえ」。
- すえる【饐】〔近15・恆4〕
- ∴古飯の饐えた臭ひ。
- ずかずか【】〔恆8-2〕
- 「づ」も可。∴〜と上り込む。
- ずかりと【】
- 謠曲の發聲表現の一種。
- すくない【尠=鮮】〔同源〕
- 「鮮少=尠少」。「尠」の偏は「甚」だが「せむ」とはならない。∴巧言令色鮮いかな仁(論語)。
- すくも【宿毛】〔地名〕
- 高知縣(土佐國幡多郡)の市名。→「毛」。
- すぐれる【俊=儁】〔同源〕
- ∴英雋=英俊。俊乂=儁乂。
- すげえ【凄】〔表音〕オイ
- 「すげい」ではない。∞ええぢゃないか。
- すけそぅだら【介宗鱈】〔動物〕
- 介黨とも。
- すけべぃ【助平】スケベエ
- 「助兵衞」なら「すけべゑ」。∞甚平。∴〜根性が禍ひする。
- すごろく【雙六】
- →「雙←sang」。∴兵隊〜。
- すさのを【素戔嗚尊・須佐之男命】スサノオ〔姓名〕
- 神名。→「戔」「嗚」。
- ずしずし【】〔恆8-2〕
- ずしんと【】〔恆8-2〕
- 「づ」も可。∴〜地響を立てて倒れた。
- すず【錫】〔近03〕
- ∴ブリキは鐵板に〜鍍金(めっき)する。
- すず【鈴】〔近03〕
- ∴猫の首に〜を着ける。
- ずす【誦】〔近03〕
- ←「誦」。∴誦(ずん)じ給ふ。
- すずき【鱸】〔近03〕
- ∞せいご(〓)。∴夕食は〜の洗ひ。
- すずし【生絹】〔近03〕
- ∴〜の單衣(ひとへ)。
- すずしい【涼】〔近03・同源〕
- 「清涼」は「-ang」の疉韻字。「清」「涼」。∴清涼殿。∴涼しげな眼をした若者。
- すずしろ【大根】〔近03〕
- ∴芹、薺、御形、はこべら、佛座、菘、蘿蔔(春の七草)。
- すずな【菘】〔近03〕
- すすむ【晉・進】〔同源〕
- 「晉」「進」共に「しん」∴進むを知りて却くを知らず。
- すずめ【雀】〔近03〕
- ∴〜百まで踊り忘れず。
- すすめる【薦・饌】〔同源〕
- 「薦」「饌」共に「せん」。神にすすめる意。∴酒を〜。
- すずらん【鈴蘭】〔植物〕
- すずり【研=硯】〔近03・同源〕
- 「研」「硯」共に「けん」。∴日くらし〜に向ひて(徒然草)。
- すすりなく【歔欷】
- ∞なく(戯欷)。
- すする【啜=〓】〔同源〕
- 「啜」「〓(せふ)」。いづれも「チャプチャプ」と物をすする際の擬音であった。
- すずろ【漫】〔近03〕
- ∴頭中將の〜なる空言(枕草子)。
- ずたずた【】〔恆8-2〕
- 「つだつだ」の轉で「づたづた」とする説もあり。∴〜に切り裂く。
- すぢ【筋】スジ〔近01・02・恆6〕
- ∴青〜揚羽。∴あの子役はなかなか〜が良い。
- ずっと【】〔近03・恆8-2〕
- ∴電卓の方が〜簡單だ。
- ずつない【】〔表音〕
- ←術ない(關西方言)。
- すでに【已・以】〔同源〕
- 「巳、己、已」の三字は混同しやすい。憶え歌に「巳は上に、おのれ己下につき、すでに已已半ばにぞつく」とある。∴已往=以往。∴已前=以前。
- ずどん【】〔表音〕
- ∴〜と一發。
- すなはち【即】スナワチ〔近04*〕
- ∴レバ則(すなはちの書分け)
- すなほ【純=淳】スナオ〔同源〕
- ∴純如=淳如。∴芳醇=芳純。
- ずぬける【】
- ずばぬける、「頭拔ける」は宛字。「頭」とは假名遣が合はない。∴〜て才能があった。
- すは【感動詞】スワ〔表音〕
- ←そ+は(助詞)。∴〜鎌倉。
- すは【諏訪】スワ〔近04〕
- 長野縣(信濃國)の郡名。「訪」。古事記に「科野國州羽」。∴〜湖のお神渡。
- ずはいがに【】ズワイガニ〔動物〕
- ←∞梢。
- すはぅ【周防】スオウ〔地名〕
- 舊國名。「周」「防」。古名「すは」。「∞諏訪」と同源ともいふ。
- すはぅ【蘇芳】スオウ〔植物〕
- ∴〜色。∴〜の机。
- ずはえ【條・梢】ズワエ〔近03*・16〕
- ∞ずはいがに。
- ずばずば【】〔恆8-2〕
- ∴思ったことを〜言ふ。
- すひかづら【忍冬】スイカズラ〔植物〕
- ←「吸ひ+蔓」。∴幽靈の消えた先は忍冬の生ひ茂る忍冬。
- すふ【吸=〓】スウ〔同源〕
- 「吸」「〓」。「呼吸」は日本漢字音ではカ行に譯されたが、元々は「フーヒプ」のやうな音で、呼吸の擬音。呼吸はまた「嘘吸」とも。∞歔欷。
- ずぶずぶ【】〔恆8-2〕
- すべる【總・綜】〔同源〕
- 總合=綜合。∴兵を統べる
- ずぼら【】〔恆8-2〕
- ∴あんなずぼらな男とは附合ふな。
- ずぼんぼ【】〔表音〕
- 淺草神社の玩具。また獅子舞の囃し言葉。
- すまひ【住ひ】スマイ
- 「住居」は宛字にして、假名遣が合はない。∴お〜はどちらですか
- すまふ【相撲】スモウ
- 以前は動詞「すまふ」の名詞形「すまひ」のウ音便で「すまう」とされたが、近年は終止・連體形による名詞形「すまふ」とされる。∴お〜さん。
- すみのえ【住吉神社】〔地名〕
- ←住之江。∴〜の岸に寄る波よるさへや(藤原敏行朝臣)。はや住之江に著きにけり(高砂)。
- すむ【逗=住=駐】〔同源〕
- 「逗」=「住」=「駐」。「投宿」をまた「逗宿」とするが、同源かどうかは未詳。
- すむ【棲=栖】〔同源〕
- 「棲」=「栖」。「兩棲類」を「兩生類」と書き替へた場合、假名遣は偶然一致するが「棲」と「生」の原音は全く異る。∴水底に棲む魚。
- ずら【靜岡方言】〔表音〕
- ∴蛙が鳴くんで雨ずらよ(茶切り節)。
- ずらかる【】
- ∴まんまと〜。
- ずらりと【】〔恆8-2〕
- ∴〜竝ぶ。
- する【爲】〔近22〕
- 口語サ變動詞
- ずるい【狡猾・巧黠】〔近03*・同源〕
- 「狡猾」≒「巧黠」∴狡賢い。
- ずるずる【】〔恆8-2〕
- ∴その儘ずるずると居坐る。∴ずるずるべつたりに世帶を持つ。
- するどい【銛・尖】〔同源〕
- 「銛鋭=尖鋭」。∴鋭い切っ先、眼附きの鋭い男。
- スワトウ【汕頭】〔外來〕
- 福建省の地名。「汕」が「スワ」となるのは福建音。→「頭」。∴〜刺繍。
- すわる【坐】〔近04・恆1〕
- ∞据る。∴お坐り下さい。
- すゑ【周淮】スエ〔地名〕
- 千葉縣(上總國)の郡名。『舊事本紀』に「須惠國造」←「淮」「惠」。
- すゑ【須惠・陶】スエ〔近14〕
- 青黒い素燒。→「惠」∴須惠器。∴陶晴賢(戰國武將)。
- すゑ【末】スエ〔近14・15・恆4〕
- ∞末江。∴〜は博士か大臣か。∴末廣がり。
- すゑもの【陶器】スエモノ〔近14〕
- すゑき。
- すゑる【据】スエル〔近14・恆1・4〕
- ワ行下一段動詞。∞坐る。∞机。∴肚を据ゑる。灸を据ゑる。
- スンガリー【松花江】〔外來〕
- 「松←sung」。「花」。
- ずんぐり【】〔恆8-2〕
- ∴〜した體形。
- ずんずん【】〔恆8-2〕
- ∴仕事がが〜捗る。
- ずんどぅ【寸胴】
- ∴寸胴型の埴輪
| 【せ】 |
せ | sia | 05施。\13世(丗)。[セイ]\ |
| 【せい】 |
せい | siai | 12犀゜\12凄゜棲゜悽゜淒゜萋゜\12西゜栖゜\12嘶゜\12壻(婿聟)゜\12韲(齏)゜\12齊(斉)゜齎゜擠゜濟(済)゜臍゜躋゜霽゜\13歳゜\13世(丗)゜\13制゜製゜掣゜\13勢゜\13逝゜誓゜\ |
せぃ | siang | 44生゜甥゜+46牲゜46姓゜性゜旌゜47星゜醒゜惺゜腥゜47 44猩゜\46 44省゜\46井(丼)゜穽゜\46成゜盛゜誠゜晟゜筬゜\46正゜征゜政゜整゜\46聖゜\46聲(声)゜\47青゜46蜻゜46情゜晴゜清゜精゜請゜靖゜睛゜菁゜靜(静)゜42錆'\ |
- せい【背】
- 現代假名遣で「え」の長音は、主として和語「ええ」字音「えい」となる。しかしながら「せい」は明らかに和語「背」の長音であるにもかかはらず「せえ」とはなってゐない。∞姉さん。∴〜の丈。五月五日の〜比べ。
| 【ぜい】 |
ぜい | ziai | 13脆'\13毳'\13筮'噬。\13蛻'説'税'\13贅'\ |
- せいご【〓】〔動物〕
- ∞鱸の幼名。
- ぜいご【】
- 鰺類の側線上にある鱗。ぜんご。
- せいさぅ【悽愴】〔聯綿〕
- 「s-」の雙聲字。∴悽愴とした冬山の空氣
- せいそく【棲息=栖息】
- ∞すむ(棲=栖)。
- せいの【齊】
- 物を持上げる時などの掛け聲。←「一齊」。∞よいとまけ。∞やこ(邪許=邪呼)。
- せぃろ【蒸籠】
- 「籠」。「せぃろぅ」とも。∴〜蕎麥
- せぃろか【聖路加病院】
- 病院名。「聖ルカ」の音譯。→「加」。∞聖。
- ぜいろく【贅六】
- ∴上方〜。
- せうえう【逍遥】ショウヨウ〔聯綿〕
- 「-eu」の疉韻字。∞從容。
- せうさう【焦燥】ショウソウ〔聯綿〕
- 「s-」「-au」∴〜感に驅られる。
- せうしゃ【瀟洒=瀟灑】ショウシャ
- ∞そそぐ(洒・灑)。
- せうそこ【消息】ショウソコ
- →「消」∴〜なし。
- せうでう【蕭條】ショウジョウ〔聯綿〕
- 「-eu」の疉韻字。ものさびしい意。「蕭寥」とも。∴〜たる秋の枯野。∴〜として石に日の入る枯野かな(蕪村)
| 【せき】 |
せき | siak | 45責'46蹟(迹)゜磧゜05 46積'47績゜勣゜\46隻゜\46席゜蓆゜蹠゜\46斥゜\46昔゜惜゜籍゜藉゜\46石゜跖゜碩゜\46脊゜瘠゜蹐゜鶺゜\46赤゜螫゜\46跡゜\46夕゜汐゜\47寂゜\47戚゜\47析゜蜥゜晰゜淅゜皙゜\47裼゜\ |
- せきれき【淅瀝】〔聯綿〕
- 「-ek」の疉韻字。風の音。
- せすぢ【背筋】セスジ
- ∴〜を伸ばす。〜が寒くなる。∞背。
- せちゑ【節會】セチエ〔近14〕
- ∴白馬の〜。
| 【せつ】 |
せつ | siat | 13説'\32殺。31刹'\33屑゜\33切゜\33節゜\33截゜\33楔゜\33竊(窃)゜\34洩゜絏゜\34拙゜\34折゜浙゜晢゜\34設゜\34雪゜\34泄゜紲゜\34渫゜緤゜\34薛゜\34褻゜\56接'[セフ]\56攝(摂)'[セフ]\ |
- ぜに【錢】
- 「ぜに」は「錢」の字音に由來する。∴惡錢身に着かず。∴錢形平次捕物帳。
- せふ【少輔】ショウ
- 「少輔」は本來「せうふ」だが詰って「ショウ」または「ショウユウ」と讀むこともあり。假名遣は「せう」であるとの説も。∞治部煮。∴治部〜石田三成。
- せふふく【懾伏=慴伏】ショウフク
- ∞「おそれる(懾=慴)」。
- せふれふ【捷獵】ショウリョウ〔聯綿〕
- 「-ep」の疉韻字。あひ續くさま。
- せふれふ【渉獵】ショウリョウ〔聯綿〕
- 「-ep」の疉韻字。∴萬卷の書を〜する。
- せまい【阨=隘】〔同源〕
- ∴阨巷=隘巷。
- せまる【逼迫・薄】〔聯綿・同源〕
- 「逼迫」は「h-」の雙聲字。「ひつ」は「逼」の慣用音。∴死が旦夕に迫る
- せみ【蝉】〔音訓〕
- 「蝉」は訓、字音は「せん」。字音「せむ」から「せみ」となったわけではない。∴岩にしみ入る〜の聲(芭蕉)。
- せむえい【銛鋭=尖鋭】舊假名せんえい
- ∞「するどい(銛・尖)」。
- せむらむ【僭濫】舊假名せんらん〔聯綿〕
- 「-am」の疉韻字。
- せゐ【所爲】セイ〔近11*・恆5〕
- 字音「所爲」から。∴氣の〜か身體が重い。
| 【せん】 |
せむ | siam(舊假せん) | 56占:\56尖:\56染'\56閃:\56僉:簽:\56暹:\56殲(殱):籤(籖):孅:纖(繊纎):\56潛(濳潜)゜57僭(僣):\56蟾:瞻:贍゜\56銛:\56陝:\59芟。\ |
せん | sian | 32疝。34仙:\33茜:\33先:銑:筅:跣:洗:\33千:阡:仟:\33薦:\33倩:\33燹:\33荐:\34串:\34蝉゜嬋゜戰(戦):闡:\34宣:愃:\34川(巛):釧:\34扇:煽:\34栓:詮:痊:筌:銓:\34泉゜線(綫):腺'\34煎:剪:翦:箭:\34旋゜\34穿:\34羨'\34舛:\34船(舩)゜\34選:饌゜+31撰:\34鮮:癬:蘚:\34亘゜\34僊:遷:韆:\34吮゜\34專(専):磚:甎:\34尠:\34孱゜潺゜\34旃:栴:\34淺(浅):踐(践)゜錢(銭):賤(賎)゜餞゜33濺:牋:箋:\34鐫:\34顫:氈:羶:擅゜\ |
- せん【線=綫】〔同源〕
- 「綫」は「線」の異體字。「戔」「泉」。
| 【ぜん】 |
ぜむ | ziam(舊假ぜん) | 【56漸。】\56冉゜苒゜髯゜\ |
ぜん | zian | 33前。\34蝉。禪(禅)。\34善(譱)。繕。膳。\34然゜\34全。\34喘'\34涎。\34蠕゜\56漸'[ゼム]\ |
- せんかぅ【銓衡】センコウ
- 「選考」は「銓衡←hang」の書替へ字。偶然に假名遣は一致するが、元の音は相當に隔たる。∴役員〜委員會。
- せんきゃぅ【仙境・仙郷】センキョウ
- 熟語としては同義かつ假名遣も一致するが、「境」と「郷」は同じ意味とは言へない。
- せんきょ【薦居・荐居】〔同源〕
- 敷物を敷いたテントで生活する意。「薦」「荐」共に「せん」。
- せんけん【嬋妍】
- ∞「うつくしい(妍・娟)」。
- せんざんかふ【穿山甲】センザンコウ〔動物〕
- せんせう【鮮少=尠少】センショウ
- ∞「すくない(尠=鮮)」。
- せんだん【栴檀】〔植物〕
- ∴〜は雙葉より芳し。
- せんぢゅ【千住】センジュ〔地名〕
- 東京都足立區(武藏國足立郡)の地名。古名「千壽」。「住」と「壽」は假名遣が合はない。∴〜大橋。
- せんでう【洗滌】センジョウ
- ∞「あらふ(濯=滌)」。
- セント【聖】
- →「聖←siang」。∞聖。
- せんにちこぅ【千日紅】〔植物〕
- 百日紅は「さるすべり」。
- ぜんまい【薇・撥條】〔恆5〕
- 「錢卷」のイ音便。∴蕨〜の山菜料理。∴〜仕掛の柱時計。
| 【そ】 |
そ | so | 09岨。狙。咀'沮。疽。齟'阻゜俎(爼)゜詛゜11祖:租゜粗゜組゜徂゜\09疏゜蔬゜梳゜\09疎゜楚゜礎゜\09鼠(鼡)'\11塑゜愬゜溯(遡)゜\11措゜\11素゜\11蘇(蘓)゜酥゜\11訴゜泝゜\11甦゜\11胙゜祚゜\11麁゜\49曾(曽)。[ソゥ]45噌'[サゥ]\ |
▼曾僧層贈甑(そぅ)、噌([漢]さぅ[慣]そ)、 |
- そ【曾】〔表音〕
- 平假名「そ」の原字。「曾」。∴未曾有の難局
| 【そう】 |
さう | sau | 37巣゜樔゜勦゜+36剿'\37爪゜抓゜笊゜\38操:藻:燥:噪:懆:澡:躁:譟:\38早:草:\38曹゜槽゜漕゜糟:遭:\38蚤:掻:騷(騒):\【38嫂:艘:】\38棗:\38竈(竃):\38艸:\50帚'箒'38掃:\ |
さぅ | sang | 04雙(双)゜\【04窗(窓)゜】\42粧(妝)゜\42爽゜\42相。想。箱。霜゜孀゜\42剏゜\42壯(壮)゜莊(荘庄)゜裝(装)゜\43桑:\43倉:蒼:滄:艙:42創゜愴゜瘡゜槍。搶。蹌。44鎗゜\43喪:\43葬:\45爭(争)゜崢゜箏(筝)゜諍゜錚゜\ |
さふ | sap | 54匝゜\54卅゜\54颯゜\58插(挿)゜歃゜\ |
そう | sou | 51奏゜湊゜輳゜\51走(赱)゜\【51叟゜50搜(捜)゜痩゜溲゜】\51嗾゜簇゜\51掫゜\51漱゜嗽゜\51籔(薮藪)゜\ |
そぅ | song | 01叢゜\01送゜\【01匆゜怱゜葱゜偬゜惣゜總(総)゜聰(聡)゜】\02宗゜綜゜淙゜01粽゜\02宋゜\49曾(曽):僧:層゜贈゜48甑。\ |
▼「匆」の音符字で、窗(窓)だけ音が異なる。
匆怱葱偬惣總(総)聰(聡)(そぅ/す )
窗(窓) (さぅ/そぅ)
窗(窓)は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先
惣も怱の形聲文字。忽(こつ) は別字。
▼雙(双)(さぅ/そぅ)
雙(双)は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先
▼竈さう、繩じょぅ、蝿よう
▼叟搜(捜)痩溲そう、嫂艘さう
▼卅 (さふ/そふ)
▼匝 (さふ/そふ)
▼颯 (さふ/そふ[慣]さつ)
▼曾僧層贈甑(そぅ)、噌([漢]さぅ[慣]そ)
▼淙(そぅ/ず、ずぅ)
(さぅ/ぞぅ )(江攝)
一般には「そぅ」の方か。
宗が音符の形聲字は概ね「そ」「そぅ」「しゅぅ」
であり「あぅ」の音になるものは他に無い。 |
- そぅ【僧】〔佛教〕
- 「僧伽」は梵語「サンガ」の音譯。「僧←song」とは假名遣が合はない。∞和尚。∴俊寛僧都。
| 【ぞう】 |
ざう | zau | 38造。慥'\ |
ざぅ | zang | 42象。像。\43藏(蔵)。贓(賍)'臟(臓)。\ |
ざふ | zap | 54雜(雑襍)'\ |
ぞぅ | zong | 49増'憎'贈。\ |
▼雜(雑襍)(さふ/ぞふ[慣]ざつ、ざふ)
學研漢和大字典は [慣]ざふ とする。
他の字典でも「ぞふ」は用ゐられない |
- ぞぅがむ【象嵌】ゾウガン舊假名ぞぅがん
- 書き替へて「象眼」とする場合あり、戰前の假名遣としては偶然に一致するが、原音は全く異る。
- そぅしょ【叢書】
- 書替へ字で「雙書」とするが、假名遣が異り、また意味上も不適切。「叢」は「くさむら」、「雙」は「ふたつ」の意。
- そうれ【】
- ∴〜御覽。
- そお【囎唹】〔地名〕
- 鹿兒島縣(大隅國)の郡名。「熊襲」の「襲」から來たものか。『筑前國風土記逸文』に「球磨囎唹」とあり、明らかに「肥前國球磨郡」と「大隅國囎唹郡」を示す。「阿蘇」の「蘇」は上代特殊假名遣で甲乙異る。現在は「曾於郡」。古地名などで母音「お」が連續するものは珍しい。∞寶飯。
- ソーダ【曹達】
- 音譯漢字。「曹」と假名遣は合はない。
- そがふ【十合】ソゴウ〔姓名〕
- 百貨店名の「そごう」は「十合」。「十江」氏は香川縣の名族。高松市には十江城あり。
| 【そく】 |
そく | sok | 03燭。\03束。01速:\03足。促。04捉。\48即。喞。\48息。熄。\48仄゜\49塞:\49則:48側゜測゜惻゜\ |
| 【ぞく】 |
ぞく | zok | 01族。蔟'鏃'\03粟'\03俗。\03屬(属)。\03續(続)。\49賊(戝)。\ |
- そくひ【續飯】ソクイ
- そっくひ糊。∴〜で手紙の封をする。
- そけえら【其處】〔表音〕
- 「そこいら」の關東方言。
- そこひ【内障】
- 「そこい」とは讀まぬ。∴眼が〜で見るのが不自由。
- そさぅ【粗相】ソソウ
- ∴これは〜を致しました。
- そしゃく【咀嚼】
- ∞「咀嚼」。
- そそぐ【洒・灑】〔同源〕
- 「洒」「灑」は同字。音「さい」。∞さらす(晒・灑)。∴瀟洒=瀟灑。∴磨いた刀に水を洒ぐ。
- そそぐ【灌漑】〔同源〕
- 「灌漑」は「-k」の雙聲字。∴墓碑に水を灌ぐ
| 【そつ】 |
そつ | sot | 22帥゜\22率゜\27卒(卆)゜猝゜\ |
- そつじ【卒爾=卒而】
- ∞「より(自=爾)」。
- そとば【卒都婆・卒塔婆】〔佛教〕
- 供養塔「ストゥーパ」の音譯。「塔」は卒塔婆の略稱。「塔」。能の「卒都婆小町」は「ソトワコマチ」と讀む。
- その【園・苑】〔同源〕
- 園=苑。∴竹の園生。
- そはそは【】ソワソワ
- ∴〜にやにや(銀座かんかん娘)。
- そばへ【戲・日照雨】ソバエ
- 動詞「そばふ(戲れる)」の連用形から、通り雨、狐の嫁入りのこと。
- そびえる【聳】〔近15・恆4〕
- ∞聳ゆ。∴肩を聳やかす。
- そひぼし【房宿】ソイボシ
- 二十八宿の一。添ひ星。
- そびゆ【聳】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞聳える。∴雲に聳える高千穗の(紀元節)。
- そへる【添=沾】ソエル〔同源〕
- 「添」は本來「沾」の俗字。
- そむく【背・倍】〔同源〕
- 「背=倍」。∴教へに〜。
- そもさん【什麼生・作麼生】〔佛教〕
- 禪語。→「生←siang」。
- そもそもまた【抑亦=噫亦】〔同源〕
- 「抑」「噫」「亦」。
- そら【穹窿】〔同源〕
- 「穹窿」は疉韻字。
- そらんじる【空】〔恆8-1〕
- ∴契冲は六歳にして百人一首を諳んじた。
- そる【剃=薙】〔同源〕
- 「剃」「薙」∴剃髮=薙髮。
| 【そん】 |
そん | son | 27存゜拵゜栫゜\27孫:遜:\27尊:樽:鱒゜蹲゜\27損:\27村(邨):忖:\27巽:\ |
- そんざい【存在】〔聯綿〕
- 「s-」の雙聲。∴存在と時間(ハイデガー)。
- そんぢょそこら【】ソンジョソコラ
- ←その定そこら。∴〜の品とは譯が違ふ。
| 【た】 |
た | ta | 14太'汰'[タイ]\39他:\39多(夛):\39它:詑゜佗゜\40唾:\40躱:\41咤゜\41岔:\41荼゜\ |
- た【堂】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「堂」。二千圓札の裏面に見える。
- た【當】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「當」。
| 【だ】 |
だ | da | 14兌'[タイ]\39舵(柁)。陀。沱。駝。鴕。+41蛇'\39駄。\39騨。\39那゜娜゜梛゜\40唾'\40妥'\40惰。橢(楕)'墮(堕)。\40懦゜\40朶'\41拏゜\41拿゜\44打"[ティ]\ |
| 【たい】 |
たい | tai | 12替。\12體(体軆躰)。\14太:汰:\14泰:\14大゜\14帶(帯):13滯(滞)'\18堆:\18退:腿:27褪'[トン]\18隊゜\18對(対):\18鐓゜\18頽゜\19耐'\19待゜\19態:\19戴:\19逮゜靆゜\19代゜岱゜袋゜貸:黛゜玳゜\19台:怠゜胎:苔゜殆゜抬゜紿゜詒゜颱:駘゜\19臺(台)゜擡゜\ |
| 【だい】 |
だい | dai | 12醍。題。\12弟。第。悌。\14大。\14奈゜\18内゜\18餒゜\19代。\19乃゜\19臺(台)。\ |
- たい【平】〔地名〕
- 北海道から奧羽に廣く分布する地名で、山中にある濕地の意。「十和田八幡平國立公園」など「平」、また「∞尾岱沼」など「岱」を宛てる場合が多い。他に岩手縣下閉伊郡新里村腹帶(〒028-2103)、秋田縣能代市母體(〒016-0152)、山形縣尾花澤市母袋(〒999-4331)など多彩。
- だいだい【橙】〔植物〕
- ←代々。
- たいたぅ【駘蕩】タイトウ〔聯綿〕
- 「t-」の雙聲字。∴春風〜。
- たいふ【大夫】タユウ
- 「タユウ」と讀むときは多く藝能や遊里における稱號に限る。元來は「タイフ」と讀み、周代の官職名。特に「ダイブ」とするのは「大輔」との混同を避けるため。一般に字音假名遣は漢字一字ごとに境界があり、「たい+ふ」が「タユウ」となるやうな例は珍しい。∴高尾〜。
- たいま【當麻】〔地名〕
- 奈良縣(大和國葛下郡)の町名。「たぎま」とも。『記履中』に「當岐麻道」。「tang→タギ→タイ」の變化。→「當」∴〜の中將姫。∴當麻蹶速。
- たいまい【玳瑁】〔動物〕
- 「-ai」の疉韻字。
- たいまつ【松明】〔近12・13・恆5〕
- 「焚き松」のイ音便。
- たう【薹】トウ
- 「薹」は音「たい」。∴〜がたつ。
- たぅがらし【唐辛子】トウガラシ
- たうげ【峠】トウゲ〔近10*・恆2〕
- 「手向」のウ音便であるされてきたが、中國地方の方言「∞峠」との關係も指摘されてゐる。山形縣東田川郡羽黒町(〒997-0211)や岐阜縣惠那郡山岡町(〒509-7603)には「手向」の地名あり。
- だうさ【礬水】ドウサ
- 墨のにじみ止め。「陶砂」から。∴〜引きの紙。
- たうた【淘汰】トウタ
- ∞「よなげる(淘汰=〓汰)」
- たぅたぅ【丁々】トウトウ〔疉字〕
- 伐採の擬音。元來はng韻尾で「トートー」ではなく「タンタン(tangtang)」のやうな音であった筈。∞彭々。∴伐木丁丁トシテ山更ニ幽カナリ(杜甫・題張氏隱居詩)。
- たうてい【到底】トウテイ
- たうとぶ【上・尚】トウトブ〔同源〕
- 「上」「尚」∴尚武。
- たぅばる【桃原】トウバル〔地名〕
- 沖繩縣に分布する地名。「當原」と書くことあり。→「桃」「當」。假名遣は偶然に一致するが、原音は相當異なる。
- たうもろこし【玉蜀黍】トウモロコシ〔植物〕
- 「たう」は「唐」の字音ではなく「玉」の轉。「もろこし(諸越)」は「唐黍」の略。
- たえる【絶】〔近15・恆4〕
- 文語は「たゆ」。「∞たへる(堪・任・禁)」と誤りやすい。∴世の中にたえて櫻のなかりせば(業平)。
- タオイズム【道】〔外來〕
- 「道教」の英語表現。→「道」。
- たかすゑ【孝標】タカスエ〔姓名〕
- 「菅原孝標女」は『∞夜半の寢覺』の著者。
- たがひ【違】タガイ〔近11〕
- たがひちがひ。
- たかぶる【興奮】
- 「興奮」はまた「昂奮・亢奮」とも書く。「激高」は「激昂」の書替へ字。ただし「昂揚」は以前より「高揚」とも書いた。
- たぎの【當藝野】〔地名〕
- 『古事記中卷』。→「當(たぅ)。
| 【たく】 |
たく | tak | 04卓:倬:\04濯゜\04琢:啄:\43托:託:44宅゜\43拓:\43度゜\44拆゜43柝:\44澤(沢)゜擇(択)゜43鐸゜\44磔゜\45謫゜\ |
- たくあむ【澤庵】舊假名たくあん
- 「タクワン」と讀むことあり、「∞ぐあひ(具合)」を「グワイ」と讀む如し。
- たくはへ【貯】タクワエ〔近05・14〕
- たぐひ【類】タグイ〔近11〕
- たけふ【武生】〔地名〕
- 福井縣(越前國敦賀郡)の市名。
- たじたじ【】〔恆8-2〕
- ←たぢろぐ。「たぢたぢ」も可。
- たすける【傅=扶=輔】〔同源〕
- 「傅」「扶」「輔」「輔弼」は「p-」の雙聲字。
- たすける【幇・〓・〓】〔同源〕
- 「幇」「封」「邦」。∞幇。
- たたうがみ【疉紙】タトウガミ〔近10・10〕
- 「たたみがみ」のイ音便。
- たたく【叩=扣=敲】〔同源〕
- 「叩」「扣」「敲」。∞扣へる。
- たたずまひ【樣子】〔近03〕
- たたずむ【佇】〔近03〕
- たたへ【湛】タタエ〔近15〕
- たたむ【摺=疉】〔同源〕
- 「摺」「疉」。
- たぢひ【丹比】タジヒ〔地名〕
- 大阪府(河内國)の郡名。「丹」が「たぢ」となるが、同じ舌音の變化。「たじ」とはならない。∴丹比瑞齒別命(反正天皇)。
- たぢま【但馬】タジマ〔地名〕
- 舊國名。「-an→-at」の變化。『記垂仁』に「多遲麻國」。『日本書紀』に「但遲間」「田道間」。『和名抄』に「太知馬」。
- たぢまもり【田道間守】タジマモリ〔姓名〕
- 「田島」の連想が働き誤りやすい。古事記には「多遲摩毛理」。∞非時香菓。
| 【たつ】 |
たつ | tat | 29達(逹)゜撻゜燵'闥゜韃゜\ |
- たづ【田鶴】タズ〔動物〕
- 「田+鶴」。∴〜鳴きわたる
| 【だつ】 |
だつ | dat | 29怛'妲'\29獺'\30奪。\30脱。\ |
- たづき【方便】タズキ〔恆7〕
- たづさはる【携】タズサワル〔近03・14・恆7〕
- たっちゅう【塔頭】〔佛教〕
- 寺院内の小支院。→「塔」。「頭」を「ちゅう」と讀むのは唐音。「∞饅頭」の如し。
- たづな【手綱】〔恆7〕
- たづねる【尋】タズネル〔近03〕
- ∴母をたづねて三千里
- たて【經・縱・竪・豎】〔同源〕
- 「經」「縱」「竪」「豎」∴經度と緯度。∴ビルマの豎琴。
- だてう【鴕鳥】ダチョウ〔動物〕
- たてはき【帶刀】タテワキ〔姓名〕
- たどん【炭團】
- 「團」は唐音。∞團栗。
- たに【谷=壑】〔同源〕
- 「谷」「壑(かく・がく)」。
- たには【丹波】タニワ〔地名〕
- 京都府(丹後國)の郡名。現在の中郡。←「丹」。
- たはけ【白癡】タワケ
- たはし【束子】タワシ〔近04*〕
- 「束」に由來する。近&!04*には「たわし」とあり。
- たはむれ【戲】タワムレ〔近05〕
- たはら【俵】タワラ〔近04*〕
- たひ【鯛】タイ〔近12〕
- 「めでたい」にかけて祝事に用ゐるが、假名遣は合はない。
- たひら【平】タイラ〔近12〕
- 「たいら」では「平」と對應しない。∞平。
- たふし【答志】トウシ〔地名〕
- 三重縣(志摩國)の郡名。今は合併して志摩郡。答志島には歌枕「手節崎」あり。
- たふとい【尊】トウトイ〔恆2〕
- ∴あらたふと青葉若葉の日の光(芭蕉)
- たふとし【貴】トウトシ〔近09〕
- たふのみね【多武峰】トウノミネ〔地名〕
- 奈良縣(大和國十市郡)櫻井市。『齊明紀』に「田身嶺」。「談山神社」の名は、字音「談」による。
- たふふ【榻布・荅布・答布】トウフ〔同源〕
- 「榻」「荅」「答」共に「たふ」
- たふれる【倒】タオレル〔近08・09・恆2〕
- 「倒」の字音「たう」に由來するものではない。∞顛倒=轉倒。∴京のきだふれ、大阪の喰だふれ。∞はふる(投・放・抛)。
- たへこ【妙子】タエコ〔姓名〕
- 女性名。「たえこ」とすると「絶子」を聯想して不吉ではあるまいか。
- たへる【堪・任・禁】タエル〔恆4・同源〕
- 文語は「たふ」。「∞たゆ・たえる(絶)」と誤りやすい。「堪」「任」「禁」。地名人名で「任」はよく用ゐられる。「惟任(これたふ)光秀」は戰國武將。「∞松任谷由實」は歌手。「今任原」は福岡縣田川郡の地名。∴堪へがたきを堪へ
- たましひ【魂】タマシイ〔近12〕
- たまづさ【玉梓】タマズサ
- ←玉+あづさ(梓)。
- たまをのほし【鬼宿】タマオノホシ
- 二十八宿の一。魂緒の星。
- たみ【萌黎・氓隸】〔同源〕
- 「萌黎=氓隸(ばぅれい)」
- たむでき【耽溺・湛溺】舊假名たんでき
- ∞「ふける(耽=湛)」。
- たむぱく【澹泊=淡薄】舊假名たんぱく
- ∞「あはい(澹=淡)」。
- ためらふ【躊躇】タメラウ〔聯綿〕
- 「躊躇」は「t-」の雙聲字。
- ためらふ【逡巡=蹲循】タメラウ〔聯綿・同源〕
- 「逡巡=蹲循(しゅんじゅん)」は「-un」の雙聲字。∴何時までも〜して埒があかない。∴孤疑〜。
- たゆ【絶】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞たえる(絶)。∞たへる(耐)。∞たへこ(妙子)。
- たらひ【盥】タライ
- ←「手+洗ひ」。
- たらを【太良尾】タロウ〔地名〕
- アオ→オウ。
- たわ【峠】
- 中國地方で峠(たうげ)の稱。∞たうげ(峠)
- だわ【】
- たわいない【他愛】〔近04*・恆1・5〕
- 「他愛」は宛字。恆5ではイ音便とするが、「戲」とは無關係か。∞羽合。
- たわむ【撓】〔近04・05・恆1〕
- ∞撓む。
- たわやか【嬋妍】〔近04〕
- ∞たをやか。∞うつくしい。
- たわやめ【手弱女】〔近04〕
- ∞たをやめ。
- たわわに【】〔恆1〕
- たをやか【嬋妍】タオヤカ〔近07・恆3〕
- ∞たわやか。∞うつくしい。
- たをやめ【手弱女】タオヤメ〔近07・08〕
- ∞たわやめ。
| 【たん】 |
たむ | tam(舊假たん) | 54堪'+58湛゜\54探゜\54耽゜眈゜\54壜(罎)゜\54覃゜潭゜譚゜鐔゜\55淡゜啖゜毯:痰゜餤゜\55啗゜\55擔(担):憺゜檐:澹゜膽(胆):\58站゜\ |
たん | tan | 26反'\29丹:\【29旦:但゜坦:疸:靼'亶:壇゜檀゜+32袒゜】\29歎(嘆):攤:\29炭:\29蛋゜\29誕゜蜑゜\29單(単):憚゜箪:殫:襌(褝):鄲:\30短:\30鍛:緞゜\30彖:\30湍:端:\31赧'\32綻゜\ |
- たん【反】〔音訓〕
- 呉服採寸の「反」は「端」の借音。また田畑の面積「反」は「段」からの借音。
| 【だん】 |
だむ | dam(舊假だん) | 54男゜\55談。\ |
だん | dan | 29壇。檀。\29彈(弾)。\30暖゜煖゜\30段。椴。\30團(団)。\30斷(断)。\ |
- だんぜつ【斷絶】〔聯綿〕
- 「-an」「at」の疉韻字。
- ダンチョネ【】〔表音〕
- 「斷腸ネ」に由來するといふ。
- たんねえ【不足】〔表音〕
- 「たんねい」ではない。∞ええぢゃないか。
- だんべい【】ダンベエ〔表音〕
- 方言。←「であるべし」。
- たんみん【蜑民・蛋民】〔同源〕
- 「蜑」「蛋」は共に「たん」
- だんりむ【檀林】舊假名だんりん〔同源〕
- 「栴檀林」の略。江戸期に俳諧の一派を「檀林」と稱するのは「談林」との混同による。
| 【ち】 |
ち | ti | 05知:智:蜘:踟゜06雉゜\05池゜馳゜弛'06地゜\05褫゜\05魑:黐:\06稚゜\06胝:\06躓:\06輊:致:緻゜\06遲(遅)゜穉゜\06黹:\07治゜\07値゜置:\07恥(耻):\07癡(痴):\ |
- ぢ【痔】ジ
- 俗に「お寺の病」といふが、「寺」が音符の形聲文字のうち「持痔峙」に限り「ぢ」。「ヒサヤ大黒堂」の痔疾藥には大きく「ぢ」と書いてある。
- ぢいさん【爺】ジイサン〔恆5〕
- ∞爺。∴花咲〜
- ちうちょ【躊躇】チュウチョ〔聯綿〕
- ∞躊躇。
- ちうて【】チュウテ
- と言うて(音便)。∞いうて
- ちうびう【綢繆】チュウビュウ〔聯綿〕
- 「-iu」の疉韻字。もつれる。
- ぢか【直】ジカ〔恆6〕
- ∴〜談判。
- ぢかたび【地下足袋】ジカタビ
- 一般に「地下」を宛てるが、語源は「直」。∴もんぺに〜姿。
- ぢかに【直】ジカニ〔近01〕
- ∞ぢきに(直)。∴下書なしで〜清書する∴直談判。
- ちかひ【盟】チカイ〔近11〕
- ちがひ【違】チガイ〔近11〕
- ぢきに【直】ジキニ〔近01〕
- ∞ぢかに(直)。∴〜治りますよ
| 【ちく】 |
ちく | tik | 01畜:蓄:\01竹:竺:\01筑:築:\01逐゜\01矗:\ |
- ぢく【軸】ジク〔恆6〕
- ∴假名遣を〜に國語の復興を圖る。
- ちくしゃぅ【蓄生】チクショウ
- ∴犬〜にも劣る。
- ちげえねえ【違】〔表音〕
- 「ちげへねえ」ではない。∞ええぢゃないか。
- ぢたばた【】ジタバタ〔表音〕
- ∴今更〜しても始らない。
- ぢぢ【爺】ジジ〔近01・恆6〕
- 「父」の濁音化。「母」が「婆」に變るごとし。∞ぢいさん(爺)。∴『おぢいさんのランプ』(新美南吉)、爺むさい
- ちぢは【千々石】チヂワ〔地名〕
- 長崎縣南高來郡の町名。
- ちちぶ【秩父】〔地名〕
- 埼玉縣(武藏國)の郡名。「秩+父」。「秩」と「扶」の字形が似るためか、「父+秩」のやうな印象を受ける。
- ちぢみ【縮】〔近01〕
- ∴小千谷〜。
| 【ちつ】 |
ちつ | tit | 21秩゜帙゜\21窒゜膣(腟)゜\53蟄'[チフ]\ |
- ぢっこん【昵懇】ジッコン
- 心安く親しい意。「〓」は「昵」の本字。「匿」は「とく」。また「∞入魂(じっこん)」とも書くが、假名遣は一致しない。
- ちぬ【茅渟・珍】〔地名・動物〕
- 黒鯛の別稱。「ちぬのうみ」は大阪灣または和泉國沿岸の古稱。「茅渟縣(あがた)」をまた「珍縣」とする。→「珍」。
- ちは【】チワ
- 「∞今日は」の省略。
- ちひさい【小】チイサイ〔近11〕
- ちふ【】チュウ
- 「といふ」の省略。∴なんちふ事だ。
- ぢぶに【治部煮】ジブニ
- うづら料理。「治部」少輔石田三成の發明によるといふ。∞少輔。∞鶉。
- ちみ【魑魅】
- ∞「魑魅魍魎」。
- ぢみ【地味】ジミ〔恆6〕
- ∴〜な服裝。
- ぢみち【地道】ジミチ〔恆6〕
- ∴〜に努力する。
- ぢむぐり【地潛】ジムグリ〔動物〕
- ちむめん【沈湎・湛〓」】チンメン
- ∞「ふける(耽=湛)」
- ぢゃ【】ジャ〔恆6〕
- である→ぢゃ。∴さう〜ないよ。
- ぢゃあ【】ジャア
- ←では。∴〜失敬。
- ちゃぅ【挺・丁】チョウ
- 三味線など細長いものを算へる數詞。「丁」で代用する場合があるが、假名遣は一致する。「豆腐一丁」「出前一丁」などは「丁」を用ゐる。
- ちゃぅ【廳=庁】チョウ〔同源〕
- 「庁」は「廳」の略字。形聲音符「丁」と「聽」は假名遣も同じ。
- ぢゃう【錠】ジョウ
- 「錠劑」は本來の字音でよいが、「錠前」は「∞じゃぅ」であるとされる。∴藥一〜。
- ちゃぅくゎぅ【張皇】チョウコウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。擴げて大きくする意。
- ちゃぅそかべ【長宗我部】チョウソカベ〔姓名〕
- 土佐國の名族。「宗我部」「曽我部」は蘇我氏の末裔といふ。→「宗」「曽」∴〜元親(もとちか・戦国大名)。
- チャウチャウ【chowchow】〔動物〕
- 「中國原産」の意で字音「中」によるといふ。字音假名遣とかならずしも一致しない。∞チワワ∞ちん(狆)
- ちゃうちん【提燈】チョウチン
- 「提燈」を「ちゃうちん」とするのは、「吊燈」の唐音といふ。然らば假名遣は「てうちん」とすべきか。∞あんかぅ(鮟鱇)
- ちゃうど【丁度・恰度】チョウド
- 「ちゃんと」の轉。「丁度」「恰度」は宛字。
- ちゃぅめん【帳面】チョウメン
- 「帖面」なら「てふめん」である。同樣に「手帳」「手帖」など假名遣は一致しない。「帳」は「とばり」、「帖」は「かきもの」と兩字の原義は異る。「几帳面」は「几帖面」とならない。
| 【ちゃく】 |
ちゃく | tiak | 42著(着)゜\47嫡。\ |
- ちゃせん【茶筅=茶筌=茶箋】
- 三樣の書き方あり、いづれも假名遣は一致する。
- ちゃふ【】チャウ
- 「てしまふ」。∴困っちゃふな。
- ちゃふちゃふ【違ふ違ふ】チャウチャウ
- ぢゃんか【】ジャンカ
- ←ではないか。
| 【ちゅう】 |
ちう | tiu | 50丑:紐'鈕'\50宙゜抽:紬゜冑゜胄゜\50肘:紂゜酎゜\50儔゜疇(畴)゜籌゜躊゜10鑄(鋳)'[シュ]\50晝(昼):\50籀゜\50綢゜惆:稠゜\ |
ちゅう | tio | 10注'[シュ]註:柱゜駐:\10廚(厨)゜\10誅:\51鍮'偸'\ |
ちゅぅ | tiong | 01中:沖(冲)゜仲゜忠:衷:\01蟲(虫)゜\ |
| 【ちょ】 |
ちょ | tio | 09緒'儲゜楮:豬:瀦:猪:潴:著:躇゜\09樗:\09貯:苧゜竚゜紵゜佇゜\09杼゜\ |
▼杼(ちょ/ぢょ)、ひ
(しょ/じょ)、くぬぎ、とち |
| 【ちょう】 |
ちゃぅ | tiang | 42暢:腸(膓)゜\42長:帳:脹:悵:萇:張:漲:\42昶:\42鬯:\47 45丁。47町(甼)。頂。訂。疔。\47聽(听聴)。廳(廰庁)。\ |
ちょぅ | tiong | 03重゜\03寵゜\03冢゜塚゜\48澄゜\48徴:懲゜澂゜\ |
てう | tiau | 35鯛:凋:調゜雕:彫:\35弔(吊):\35鳥:蔦:\35釣:\35髫゜迢゜齠゜36超:\36兆゜晁゜35眺:跳゜銚:佻゜窕゜誂゜挑:\36朝:潮゜37嘲。\36肇゜\36趙゜\ |
てふ | tiap | 56輒(輙):\57喋゜牒゜蝶゜諜゜\57貼:帖'\ |
- チョウ・ヨンファ【周潤發】〔外來〕
- →「周」。
- ちょぅほう【重寶】
- 「調法」とも書くが、假名遣は全く異る。
- ぢょうわぅ【女王】ジョウオウ
- ←「女」の長音化。假名遣は「ぢょわぅ」とする説もあり。
| 【ちょく】 |
ちょく | tiok | 03躅゜\48捗゜陟゜\48直゜\48飭゜\48敕(勅)゜\ |
- ちょくかい【勅戒=飭戒】
- ∞「いましめる(敕=飭)」。
- ちょこざい【豬口才】
- →「口」
- ちょっかい【】
- ←一寸と掻く。「ちょっかひ」ではない。
- チョンガー【總角】
- →「總←song」
- チョンチン【重慶】〔外來〕
- →「重←tiong」「慶←hiang」。
- ちょんまげ【丁髷】
- →「丁ティ←tiang」。假名遣は合はない。
- ちりふ【知立】チリュウ〔地名〕
- 愛知縣(三河國碧海郡)の市名。東海道宿場町の「池鯉鮒(ちりふ)」。←「立」。
- チワワ【chihuahua】〔動物〕
- メキシコの町名に因む。漢字由來ではない。∞ちん(狆)。∞チャウチャウ
- チワン【廣西壯族自治區】〔外來〕
- 「壯(さぅ)族」はもと「〓(どぅ)族」と書いた。「〓」から「壯」への變化は蔑稱を近年俄かに改めたものであって、歴史的に同義の漢字といふわけではない。→「壯←sang」
- ちゑ【智慧=知惠】チエ〔恆4・同源〕
- 「慧」「惠」は音義共に近い。
- ぢを【地黄】ジオ〔地名〕
- 奈良縣橿原市(〒634-0805)。また「ジョウ」とも讀むが、假名遣未詳。「地黄」は「さほひめ」のこと。
| 【ちん】 |
ちむ | tim(舊假ちん) | 53砧(碪):\53朕゜\53沈゜鴆゜酖゜枕'\53賃'\53椹:\53闖:\ |
ちん | tin | 21珍(珎):趁:\21陳゜\21鎭(填鎮):\22椿'\47亭"[ティ]\ |
- ちん【亭】
- 庭園などで吹きはなちの小さな建物。→「亭←ting」。∞あづまや。
- ちん【狆】〔動物〕
- 「狆」の字音は「ちゅぅ」。「ちん」は北京音由來か。∞チワワ。∞チャウチャウ。∴ちんくしゃ。
- ぢん【陣】ジン
- 「陣」は元「陳」の俗字。
- チンゲンサイ【青梗菜】〔外來〕
- 野菜名。→「青」「梗」。
- ちんじ【珍事・椿事】〔同源〕
- 「珍事=椿事(ちんじ)」
- チンジャオロース【青椒肉絲】〔外來〕
- 料理名。→「青」「椒」。
- チンタオ【青島】〔外來〕
- →「青←siang」「島」。∴〜ビール。
- づ【圖=図】ズ〔同源〕
- 略字「図」は「圖」の草書に由來するが、音「ヅ」の連想もあるのではないか∴づぐゎ(圖畫)。
| 【つい】 |
つい | toi(舊假つゐ) | 06墜゜\06追:槌゜鎚゜\18堆"06椎゜\18對(対)"\ |
- つい【】〔近13・恆5〕
- 副詞、「突き」のイ音便とされる。はからず、ちょっと、すぐ、の意。「つひ」に誤りやすい。∞つひに(遂)
- つい【對】舊假名つゐ〔恆5〕
- 恆5には「つゐ」とあり、これは本居宣長以來の誤った字音假名遣である。舊假名遣でも「對」とはしなかった。
- ついき【築城】〔地名〕
- 福岡縣(豐前國)の郡名。今は合併して築上郡。
- ついたち【朔・一日】〔近12・13・恆5〕
- 「月+立ち」のイ音便。
- ついたて【衝立】〔近13・恆5〕
- 「つきたて」のイ音便
- ついぢ【築地】ツイジ〔近12・13〕
- ∞きづく(築)
- ついつい【】
- ∞つい。
- ついて【就】〔恆5〕
- 「就きて」のイ音便。
- ついで【次・序】〔近12・13・恆5〕
- 「つきて」のイ音便。
- ついな【追儺】
- 訓讀み「追ひ」からの聯想かもしれないが、「つひな」ではない。∞つひに(遂)。
- ついばむ【啄=啅】〔近12・13・恆5・同源〕
- 「突+はむ(食)」のイ音便。「啄」「啅」。
- つうこと【】〔表音〕
- 〜と言ふ事。
- づうづうしい【圖々し】ズウズウシイ〔近03*・恆8-2〕
- →「圖」。∴〜い奴。
- ヅカ【塚】
- 「寶塚」の略。現代假名遣でも「ズカ」とはしない。∴〜ファン。∴〜ガール。∴〜むすめ。
- つかうまつる【事】ツコウマツル〔近10〕
- 「仕へまつる」のウ音便。
- つかこぅへぃ【】〔姓名〕
- ←「いつか公平」。
- つかへる【仕=事】ツカエル〔近14・同源〕
- 「仕」「事」∴事大主義。
- つかむ【掴=攫】〔同源〕
- 「掴」「攫」共に「くゎく」
- つかれる【羸=類=累】〔同源〕
- 「羸」「類」「累」共に「るい」
- づきづき【】ズキズキ〔恆8-2〕
- ∴切り傷が〜痛む
- つきのわぐま【月の輪熊】〔動物〕
- つく【撞=舂=鐘=鍾=衝】〔同源〕
- 「撞」=「舂」=「鐘」=「鍾」=「衝」。∞しょぅにゅうどぅ(鍾乳洞)。
- つく【搗・擣】〔同源〕
- 「搗」「擣」共に「たう」。
- づく【】
- ∴毒づく。
- づく【木菟】ズク〔動物〕
- 青葉木菟、木葉木菟。∴憎たらしい木菟入(づくにふ)め。
- つくえ【机】舊假名つくゑ〔近14*・15・恆4〕
- 「衝き据ゑ」が語源と言はれてきたが、近年訂正された。
- つくづく【】〔恆7〕
- つくつくほふし【つくつく法師】ツクツクボウシ〔動物〕
- 「法師」は呉音讀みであらう。
- づくめ【盡】ズクメ
- 「竦め(ずくめ)」との説も。∴黒〜。∴結構〜。
- づぐゎ【圖繪】ズガ〔近03〕
- 呉音なら「づゑ」となる。「繪」は訓ではない。∴和漢三才圖繪(づゑ)。
- づけづけ【】ズケズケ
- ∴上司にも〜物を言ふ。
- づさん【杜撰】ズサン
- ∞杜氏。∴〜な計畫。
- づし【逗子・圖師・圖子・厨子・辻子】〔地名〕
- 京都市上京區の「圖子」、奈良市の「辻子」などはいづれも辻を意味する。主に関西に分布。神奈川縣の逗子市は古く「豆師・廚子」に作る。莊園の「圖師」の意か。
- つじうら【辻占】〔近01〕
- 「辻」は國字だが、「十」の形聲文字と見たものか、北京語で「shi2」の發音が定着してきた。強ひて言へば音「じふ」か。
- づしょひろさと【調所廣郷】ズショヒロサト〔姓名〕
- 薩摩藩士。
- つたはる【傳】ツタワル〔近05〕
- つちのえ【戊】〔近16〕
- ←「土の兄」。字憶え歌に「戌に棒あり、戊に棒なし」といふ。假名遣も合致する。
- づつ【】ズツ〔近03・恆7〕
- ∴一つ〜。
- つついし【筒石】〔地名〕
- 新潟縣(越後國)西頸城郡の地名(〒949-1306)。また北陸本線の驛名。水上勉『越後つついし親不知』の「つついし」は地名であって、「つつふ」といった動詞の連用形ではない。
- つづく【續】〔近02・03〕
- つつじ【躑躅】〔近01〕
- つつしむ【肅=夙】〔同源〕
- 「肅」「夙」。
- つづみ【鼓】〔恆7〕
- ∞鼕々。
- つづらをり【九十九折】ツヅラオリ〔近02・06〕
- つづり【綴】〔近02・03〕
- つづれ【】〔恆7〕
- づでんどう【】ズデンドウ
- ∴〜と倒れる
- つとめる【黽勉・敏】〔同源〕
- 「黽勉」は聯綿字。「黽」「勉」「敏」共につとめはげむ意。
- つなぐ【繋=係】〔同源〕
- 「繋」「係」共に「けい」∴「繋船=係船(けいせん)」。
- つはぶき【石蕗】ツワブキ〔植物〕
- つひえる【壞=潰】ツイエル〔近12・15・恆4・同源〕
- ∞つひゆ。「潰溜」は高知縣吾川郡吾川村の地名。∴「壞決=潰決(くゎいくゑつ)」「潰滅=壞滅(くゎいめつ)」。
- つひに【遂・終】ツイニ〔近11・音訓〕
- 「遂」は訓、字音は「すい」。先の大戰下、「聖戰遂行」を「セイセンツイコウ」と誤った讀み方が流行した。∞つい。
- つひやす【費】ツイヤス〔近12〕
- ∞つひえる。
- つひゆ【潰・費】ツイユ〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞つひえる。
- づぶ【】ズブ〔恆8-2〕
- ∴〜の素人
- づぶづぶと【】ズブズブト〔表音〕
- ∴〜泥濘(ぬか)る
- づぶとい【圖太】ズブトイ〔近03・恆8-2〕
- ∴〜神經の持主
- づぶぬれ【】ズブヌレ〔表音〕
- ∴俄雨で傘も無く〜になつた。
- づぶりと【】ズブリト
- ∴魚の腹に〜庖丁を入れる。
- づぼし【圖星】ズボシ〔近03〕
- ∴どうだ〜だらう。
- つまだち【企=跂】〔同源〕
- 「企」「跂」。
- つむじ【旋毛】
- ∴〜まがり。∞あなじかぜ。
- つむじかぜ【飆=飄=扶搖】〔同源〕
- 「飆」「飄」「扶搖」。「扶搖」は「飆」の緩讀。
- つよい【剛=彊=強】〔同源〕&0剛=彊=強。∞さかひ(疆=境)∴屈強。
- つらなる【聯・連】〔同源〕
- 「聯」はつらなってとぎれない意。「連」は別々のものがつらなる意とされるが意味は極めて近い。
- づらり【】ズラリ〔近03*〕
- つる【釣・弔・吊】〔同源〕
- 「吊」はもと「弔」の俗字。これが「釣」の字音と關係するかどうかは未詳。
- つる【水流】〔地名〕
- 宮崎縣に分布する地名。∞えびの市「柳水流」などは誤りやすい。「瀞」と同じく水の流れる場所を示す語といふ。
- つるが【敦賀】〔地名〕
- 福井縣(越前國)の郡名。『垂仁紀』に「角鹿」。
- つゑ【杖】ツエ〔近14・15・恆4〕
- ∴傍杖を食ふ。
- づんだもち【豆打餅】ズンダモチ
- [方言]「づんだ」とは宮城縣で枝豆の意。
| 【てい】 |
てい | tiai | 12堤゜提゜\12帝゜締゜諦゜蹄゜啼゜蒂゜\12底゜低゜抵゜邸゜柢゜羝゜觝゜詆゜牴゜\12弟゜剃゜悌゜梯゜涕゜睇゜\12嚔(嚏)゜\12棣゜\12遞(逓)゜\12體(体軆躰)゜\12髢゜\13綴゜\ |
てぃ | tiang | 46貞゜偵゜遉゜44禎゜45幀'\46呈゜程゜逞゜酲゜\46鄭゜\46蟶゜\46騁゜\47丁゜汀゜訂゜釘゜叮゜酊゜亭゜停゜渟゜\47定゜碇゜\47廷゜庭゜挺゜梃゜艇゜霆゜\47鼎゜\ |
- でいご【梯梧】〔植物〕
- てぃたぅ【丁當】テイトウ
- ∞「玲瓏」。
- てぃねぃ【叮嚀】テイネイ〔同源〕
- 「叮嚀」は「-ing」の疉韻字。元は楽器の一種であり、「鉦」の緩讀といふ。∞叮嚀。
- でいねぃ【泥濘】
- ∞泥濘。
- ディムサム【點心】〔外來〕
- 「dimsum」は「點心」の廣東語音から。∞飮茶。
- てうかむづ【鳥瞰圖】チョウカンズ
- 鳥觀圖は書替へ字。「瞰」は「みおろす」意で、「臨」や「覽」に近い。
- てうし【銚子・吊子】チョウシ〔同源〕
- 「銚」「吊」共に「てう」。
- てうし【銚子】チョウシ〔地名〕
- 千葉縣の市名。利根川の砂州が長く突き出てゐるため、鳥のくちばしに譬へて「鳥嘴」といふ。『地名3208』ではこの説を斥けるが、假名遣は合ふ。∴銚子は國のとっぱずれ。
- てうづ【手水】チョウズ〔近10・恆2〕
- 「て+みづ」のウ音便。∴梅ヶ枝の〜鉢。
- てうな【手斧】チョウナ〔恆2〕
- 「て+をの」のウ音便。「小釿」(〒990-1141)は山形縣西村山郡大江町の地名。
- てうろぅ【調弄=嘲弄】チョウロウ
- ∞「あざける(調・嘲)」。
- てがみ【簡=柬】〔同源〕
- 「簡」「柬」「翰」。∞紙。∞文。∴書簡=書柬=書翰。
| 【てき】 |
てき | tiak | 04擢'47糴゜\46擲゜躑゜\47摘゜敵゜鏑゜滴゜+46適'\47的゜\47笛゜廸゜迪゜\47剔゜\47狄゜荻゜逖゜\47覿゜\ |
- でけえ【大】
- 「でかい」の關東方言。
- てこずる【手古摺る・挺子摺る】
- でこぼこ【凹凸】〔同源〕
- 「凹」は「壓」「押」、「凸」は「突」と同源といはれる。∞抑へる。
| 【てつ】 |
てつ | tiat | 33迭゜跌゜\33姪゜咥゜垤゜耋゜\33鐵(鉄銕鐡)゜\34綴゜輟゜31錣'\34哲゜\34徹゜轍゜撤゜\34屮゜\ |
- てづから【手】テズカラ
- ∞自ら。
- でっちあげ【捏】
- 「でつ」は「捏造」など「捏」の慣用音。
- でづっぱり【出突張】デズッパリ
- 「でずっぱり」では逆に「出ない」意味となってしまふ。
- てなづける【手懷】テナズケル
- ←「手+懷ける」。
- てふめん【帖面】チョウメン
- ∞胡蝶。∞帳面。
- てふつがひ【蝶番】チョウツガイ
- てふてふ【蝶々】チョウチョ〔動物〕
- ∞〜夫人。
- てむ【恬】舊假名てん
- ∴〜として恥ぢない。
- てむさい【甜菜】舊假名てんさい〔植物〕
- ∴〜大根。
- てむたむ【恬淡=恬澹】舊假名てんたん
- ∞「あはい(澹=淡)」。
- てめへ【手前】テメエ
- 關東方言。卑語。
- てやんでえ【】〔表音〕
- 「何を言ってゐるのだい」の關東方言。
- テレサ・テン【〓麗君】〔外來〕
- 臺灣の歌手名。→「〓←tong」。
| 【てん】 |
てむ | tiam(舊假てん) | 56諂:\57店:點(点):貼'+56沾:56覘:霑:\57甜゜\【57忝:添:】\57恬゜\57簟゜\ |
てん | tian | 33典:腆:\33填゜槙:顛:巓:癲:\【33天:】\33殿゜\33奠゜\33畋゜\33殄゜\33靦:\34展:碾'輾:\34廛(厘)゜纏゜纒゜躔゜\34椽゜篆゜\34轉(転):\ |
▼忝添(てむ)、天(てん) |
- てん【貂】〔動物〕
- 「貂」は音「てう」。
| 【でん】 |
でむ | diam(舊假でん) | 57鮎゜\ |
でん | dian | 33殿。澱。癜。27臀'\33田。佃。甸。鈿。\33電。\34傳(伝)。\ |
- てんたう【顛倒=轉倒】テントウ
- 「顛=轉」。
- てんたうむし【瓢蟲】テントウムシ〔動物〕
- ←「天道」。
- てんぢ【天智天皇】テンジ〔姓名〕
- てんぢく【天竺】テンジク
- ∞印度。∴〜葵。
- てんてん【輾轉】
- ∞「輾轉」。
- でんでんむし【蝸牛】
- 意志の「出む出む」であって、否定の「出ぬ出ぬ」ではない。∴〜蟲かたつむり、お前の角は何處にある。∞まひまひず。
- てんぴ【天火】
- 調理用具。
- でんぼ【】〔表音〕
- 京都の郷土玩具。炮烙。
- デンマーク【丁抹】〔外來〕
- →「丁←tiang」
| 【と】 |
と | to | 11堵゜屠゜賭゜都゜睹゜覩゜\11塗゜途゜荼゜\11妬゜\11徒゜跿゜\11度゜渡゜鍍゜\11土゜吐:杜゜肚゜\11兔(兎)゜菟゜\11圖(図)゜\11蠹゜蠧゜\49登'[トゥ]\51兜。[トウ]\51斗'蚪'[トウ]\51頭'[トウ]\ |
| 【ど】 |
ど | do | 11度。\11土'\11奴゜努゜怒゜孥゜弩゜駑゜帑゜37呶'[ダウ]\ |
- とあみ【投網】
- →「投」
| 【とう】 |
たう | tau | 37啅゜棹゜罩゜38悼゜35掉'\37櫂゜\38刀:叨:到:倒:\38套:\38島(嶋嶌):搗:\38桃゜逃(迯)゜\38討:\38陶゜淘゜掏゜綯゜\38道゜\38檮(梼)゜濤(涛)゜祷:擣:\38盜(盗)゜\38稻(稲)゜滔:蹈゜韜:\38纛゜\38饕:\ |
たぅ | tang | 43唐゜塘゜糖゜\43宕゜\43湯:蕩゜盪゜\43棠゜黨(党):儻:螳゜當(当):礑:蟷:襠:鐺:档:\【45橙゜】\ |
たふ | tap | 54沓゜踏゜鞜゜\54答゜荅゜鞳゜搭゜55塔:\54納'\55搨:榻:\55譫゜\ |
とう | tou | 51 01透'\51兜゜\51投゜骰゜\51豆゜逗゜痘゜頭゜\51偸゜\51抖゜\51竇゜讀(読)゜\51鬪(闘)゜鬥゜\ |
とぅ | tong | 01桶゜\01桐゜筒゜\01東゜凍゜棟゜\01董゜\01瞳゜橦゜潼゜04幢。\02冬:疼゜苳:鼕゜\02統:\【49登:燈(灯):鐙:嶝:磴:】\49等:\49謄゜騰゜縢゜籘゜滕゜藤゜籐゜\ |
▼登燈(灯)鐙嶝磴は(とぅ/とぅ)だが
橙 (とぅ/とぅ )、こしかけ
(たぅ/ぢゃぅ)、だいだい
▼踏鞜(たふ/とふ)
▼合を音符とする形聲文字は大きく四つの系統に
分れる。詳細は「ごう・合(がふ)」の項目參照。
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
各音については、「のふ」を參照のこと。
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
橦 (とぅ/づぅ) (木名)橦布とぅふ
(たぅ/どぅ) (棒) 橦城どぅじゃぅ
(しょぅ/しゅ) 橦木しゅもく
艟 (たぅ/どぅ) 艨艟もぅどぅ
撞の([慣]しゅ)は 橦(しょぅ/しゅ)由來か。
橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先 |
- とぅ【籐】〔植物〕
- ∴〜の椅子。
| 【どう】 |
だう | dau | 37撓゜橈゜鐃゜\37閙゜鬧゜\38萄。\38道。導。\ |
だぅ | dang | 43堂。螳。44瞠'\43曩゜\44獰'\ |
だふ | dap | 54衲゜\ |
どう | dou | 51耨゜\ |
どぅ | dong | 01動'働(仂)'慟'\01同'(仝)桐'洞'胴'銅'恫'\01童'瞳'僮'04撞。艟。03憧'\49藤。\ |
▼撞 (たぅ/どぅ[慣]しゅ)
橦 (とぅ/づぅ) (木名)橦布とぅふ
(たぅ/どぅ) (棒) 橦城どぅじゃぅ
(しょぅ/しゅ) 橦木しゅもく
艟 (たぅ/どぅ) 艨艟もぅどぅ
撞の([慣]しゅ)は 橦(しょぅ/しゅ) 由來か。
橦撞艟は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先 |
- どうお【】〔表音〕
- 「さうお」なども同樣。
- とぅぐぅ【春宮】
- ←「東(とぅ)宮。」
- とうさん【父】〔恆2〕
- とうじ【杜氏】
- 「杜」は音「と/づ」。「とう」は長音化したもの。∞杜撰。
- とぅしみ【燈心】
- 「燈」「心」。∞燈心蜻蛉。
- とうしゅく【投宿・逗宿】〔同源〕
- 「投」は「逗」と同樣に「とどまる」意。
- とぅす【東司・登司】〔同源〕
- 東、登。
- とぅすみとんぼ【燈心蜻蛉】
- 絲蜻蛉の別稱。「とぅすみ」は「∞燈心」の轉。
- どうぞ【】〔恆2〕
- どうだんつつじ【滿天星躑躅】〔植物〕
- 「燈臺」の轉か。
- とぅつぅ【疼痛】
- ∞「いたい(疼・痛)」。
- どうづき【百月】ドウズキ〔地名〕
- 愛知縣西加茂郡小原村大字百月(〒470-0535)、福島縣相馬市百槻(〒976-0031)、「百」を「どう」とするのは「十 × 十」すなはち「とと」から、「∞百目鬼」もこの種。
- どうと【】〔表音〕
- ∴〜倒れる
- とうとう【】〔恆2〕
- とぅとぅ【鼕々】〔疉字〕
- 鼓や太鼓の鳴る擬音。元來はng韻尾で「トートー」ではなく「タンタン(tangtang)」のやうな音であった。∞彭々。
- とうに【疾うに】〔恆2〕
- 「とくに」のウ音便
- とうばう【蜻蛉】トウボウ〔動物〕
- とんぼの古稱。∞蜻蛉。
- トウバンジャン【豆瓣醤】
- 調味料名。「豆」「醤←ziang」。
- どうめき【百目鬼】〔姓名〕
- ←「十+十」、「とをとを→とと→どど→どお」と變化したらしい。百目鬼恭三郎は評論家。同様の地名は全國に多し。福井縣の京福電鐵「轟」驛もこの一種。「とどろき」といった地名にも宛てる。∞百月。
- とぅりゃぅ【統領=棟梁】トウリョウ〔同源〕
- 兩者の假名遣は一致するが、偶然かどうか未詳。
- ドーラン【Dohran】
- 化粧品。會社名にちなむ。「銅藍」などといった字音ではない。
- とかげ【蜥蜴】トカゲ〔聯綿〕
- 「蜥蜴」は「-ek」の疉韻字。
- ときじくのかくのみ【非時香菓】
- ∞多遲摩毛理(古事記)田道間守(日本書紀)の持ち歸った橘の稱。
- ときは【常磐】トキワ
- 「とこいは」の轉で、いつまでも變らぬこと。「〜御前」や、京都の地名は「常盤」と書く。∴〜堅磐に。〜津。
| 【とく】 |
とく | tok | 01涜゜牘゜犢゜黷゜讀(読)゜\01禿:\02督:\02篤:\48匿'49慝:\49得:\49徳(悳):\49特゜\ |
| 【どく】 |
どく | dok | 01獨(独)。髑。\01讀(読)。\02毒。\ |
- とくごう【徳本峠】〔地名〕
- 長野縣∞安曇町の∞上高地に至る峠。徳本上人の名にちなむといふ。「トクホン→トッコン→トクゴー」と、連聲のやうな變化をとげたといふが詳細は不明。假名遣も未詳。∴島島の宿場から〜峠を越えて上高地に入る『谿間にて(北杜夫)』
- どくせんぢゃぅ【獨擅場】ドクセンジョウ
- 「擅」は「ほしいままにする」意。「獨占場」と書く事もあるが、假名遣が異る。「獨壇場」は誤り。
- どくろ【髑髏】〔同源〕
- 「髑髏」は「どくろ」または「どくろう」。「頭」の緩讀といふ。
- とこ【牀=床】〔同源〕
- 「床」は「牀」の略字。形聲文字の音符は「爿」。
- どさんこ【道産子】
- 「道」は音「だう」。
- とし【載=歳】〔同源〕
- 載、歳。「千載」は一千年の意。∴千載和歌集
- とじ【刀自】
- 「戸主」の宛字。正しい假名遣「刀」とは合はないが、古來の慣用となってゐる。∞高麗。∞琴平。
- どしょうまち【道修町】〔地名〕
- 大阪。藥業で著名。『春琴抄』などの舞臺。「修」は割音形「しう」であるから、無理に假名遣を合せるなら「どせうまち」かもしれない。〒541-0045。
- どぜう【鰌・泥鰌】
- ∞「どぢゃう」。
- とそつてん【兜率天】〔佛教〕
- →「兜」
- どだい【土臺】
- 關西方言で「もともと」の意。∴そら〜無理や
- とち【橡=樣】〔同源〕
- 「樣」はもと「橡」の異體字。「栃木縣」の「栃」は「杤」の字を誤ったもの。「十」×「千」=「万」であるため、この漢字が生れたといふ。
- どぢ【鈍遲・鈍智】ドジ
- ←とちる。∴〜を踏む
- どぢゃう【鰌・泥鰌】ドジョウ〔近01*・恆2〕
- ←「泥つ魚」。恆2恆6には「どぢよう」。看板などでしばしば「駒形どぜう」とあるが、これは誤った假名遣。
- とぢる【綴】トジル〔恆6〕
- とぢる【閉】トジル〔近01・恆8-1〕
- 「閉」から連想して「とじる」としてはならない。「とざす」は「戸+鎖す」から。∴割れ鍋に〜蓋
| 【とつ】 |
とつ | tot | 27凸゜\27突゜\27吶'訥'\27咄゜\ |
- とづ【閉】トズ〔恆8-1〕
- とつおいつ【】
- ←「取りつ置きつ」。「追ひつ」ではない。
- とどこほる【滯】トドコオル〔近08〕
- とどめる【閼=遏=壓】〔同源〕
- 「閼」「遏」「壓」。∴防遏。
- とどろき【等々力】〔地名〕
- 東京都世田谷區付近の瀧音が「とどろく」意の地名といふ。→「等」。∞百目鬼。
- トナカイ【馴鹿】〔動物〕
- 元アイヌ語に由來する。「トナカヒ」ではない。
- とばり【〓・〓】〔同源〕
- 〓、〓。
- とばり【帷幄・幕】〔同源〕
- 「帷」は「とりかこむ」意で「圍」と共通する。「幄」「幕」。∴策を帷幄の内にめぐらす。
- とひ【樋】トイ
- ∞筧。
- とふ【問】トウ〔近10〕
- とほい【遠】トオイ〔近07〕
- ∞遠近。
- とほたふみ【遠江】トオトウミ〔近09・地名〕
- 舊國名。「遠つ近江」の意。∞近江。
- とほり【通】トオリ〔近09・音訓〕
- 「とうり」と誤りやすい。「通」は「とう/つう」。∞歐陽通。
- とまこまい【苫小牧】〔地名〕
- 北海道の市名。「牧」であって「枚」ではない。
- トマンかぅ【豆滿江・圖們江】〔外來〕
- →「豆」。
- とみかうみ【】トミコウミ
- ←と見、斯く見。
- どむらむ【貪婪】舊假名どんらん〔聯綿〕
- 「-om」の疉韻字。
- ともしび【燈≠灯】〔同源〕
- 「灯」は「燈」の略字とされるが、本來は意味の近い別字。「丁」と「登」とは懸隔がある。
- ともす【點】〔音訓〕
- 訓「ともす」は、音「點」に由來するかもしれない。
- ともゑ【巴】トモエ〔近14・恆4〕
- ∴〜御前。
- とら【虎・於菟】〔同源〕
- 「虎」を「於菟」とも稱するのは春秋時代の楚の方言。「虎」の緩讀といふ。「森於菟」は「森鴎外」の子。
- どら【銅鑼】
- →「銅」∴〜燒き
- ドラえもん【野良右衞門】
- 漫畫の主人公。「どら」は「野良猫」に、「えもん」は「右衞門」に由來すると思はれる。「ドラゑもん」であるべきだが、固有名詞は改め難い。
- どらむすこ【】
- ←道樂。
- とりで【砦=塞】〔同源〕
- 砦、塞。
- とりゐ【鳥居】トリイ〔近11〕
- 「華表先」は名古屋市熱田區の舊地名。「華表」は鳥居の漢語表現。∴鳥居強衛門。
- とる【秉=柄】〔同源〕
- 秉、柄。「秉」は「禾」を「手(ヨ)」で掴んだ象形であり、「兼」は「秉」を二つならべたものである。
- とろ【登呂】〔地名〕
- 靜岡市の地名。彌生時代の遺跡で著名。→「登」。
- どろ【泥濘】
- 「泥」と「濘←ning」は元の音が相當に離れてゐる。「泥濘」は「-ei」の疉韻ではない。
- どろぼぅ【泥棒・泥坊】ドロボウ
- 「棒」と「坊」では假名遣が異る。一般に「泥棒」の方が多い。
- とを【十】トオ〔近07・08・恆3〕
- ∞十。
- とをむ【撓】トオム〔恆1〕
- 「∞たわむ」の古語
| 【とん】 |
とん | ton | 27屯゜沌゜飩゜頓:\27惇:敦:暾:燉゜\27遁゜\27遯゜\30團(団)'\ |
| 【どん】 |
どむ | dom(舊假どん) | 54曇。壜(罎)。\54貪'\ |
どん | don | 27鈍。飩。\27嫩゜\28呑'\30緞"\ |
- トンキン【東京灣】〔外來〕
- 越南の地名。→「東←tong」「京←kiang」。
- どんぐり【團栗】〔植物〕
- 「團」は慣用音。「橡栗」の轉とも。∞橡。∞炭團。
- トンナンシャーペイ【東南西北】
- 麻雀牌名。「東←tong」。北京語では「-m」が「-n」に變化したため「南」は「ナン」。∞白發中。
- とんぼ【蜻蛉】〔聯綿〕
- 「蜻蛉」は「-ing」の疉韻字。∞蜻蛉。∞蜻蛉。∞燈心蜻蛉。
| 【な】 |
な | na | 39奈。\39那。\39儺。\54納"[ダフ]\ |
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
各音については、「のふ」を參照のこと。 |
| 【ない】 |
ない | nai | 18内。\19乃。\19迺。\ |
- ないし【乃至】〔恆5〕
- 「乃」は呉音。「乃」は平假名「の」の原字であり「の」も呉音。
- ないしょ【内緒】
- 「内證」の轉。「緒[慣]ちょ」。∴内緒の話だがね。
- ないて【泣】〔近13〕
- なう【喃】ノウ
- 「喃」は口ごもって聞き取りにくい言葉の意。假名遣は近いが、呼びかけの意はない。∴〜お前たち。
- なぅじつ【曩日】ノウジツ
- ∞「さきに(嚮・向・曩)」。
- なうてんき【腦天氣】ノウテンキ
- 「能轉氣」とも書くが、假名遣は異る。
- なえる【萎】〔恆4〕
- ∞萎ゆ。∴水不足で草がなえた。
- ながい【長=昶】〔同源〕
- 「長」「昶」共に「ちゃぅ」。
- なかうど【仲人】ナコウド〔恆2〕
- 「なか+ひと」のウ音便。∴見合ではないので、〜をたてない。
- ながえ【轅】〔近16〕
- ∴轅を持つて車をひっぱる。
- なかんづく【就中】ナカンズク
- ∴就中、老年になるとその傾向が著しい。
- なく【啼・涕】〔同源〕
- 「啼」「涕」共に「てい」∴犬の啼き聲。
- なく【歔欷】〔同源〕
- 「歔欷」は「h-」の雙聲字。「ヒューヒー」のやうな發音。∞吸ふ。
- なげかはし【歎】ナゲカワシ〔近05〕
- ∴〜い世の中だ。
- なげく【慷慨=〓慨】〔同源〕
- 慷慨の「かぅ」と「がい」は「k-」の雙聲。慷=〓は漢音呉音かぅ∴悲憤〜。
- なげる【擲=〓】〔同源〕
- 「擲」「〓(てき)」
- なじむ【馴染】
- ∞なづむ。∴おなじみ。∴ローマ字表記にはなづめない。
- なずらふ【準】ナズラウ〔近03〕
- 「なぞらへる」∴その女性を菊になずらへた。
- なだいなだ【】〔姓名〕
- 作家。スペイン語(nada_y_nada)から。
- なだそうそう【涙〜】
- 森山良子作詞の歌。「そうそう」は沖繩方言で涙があふれる意。假名遣未詳。
- なづ【撫】ナズ〔恆8-1〕
- ∴水晶球の表面を撫でる。
- なづな【薺】ナズナ〔恆7〕
- 「撫で菜」か。∴よくみれば薺花さく垣ねかな
- なづむ【澁滯】ナズム〔恆7〕
- 本來「とどこほる」意の言葉であるが、後に「∞馴染」と混同したものか。∴暮れなづむ。
- ななへ【七飯】ナナエ〔地名〕
- 北海道渡島支廳龜田郡の町名。
- ななへやへ【七重八重】ナナエヤエ〔近14〕
- ∴〜と花は咲けども
- なには【難波・浪速・浪華】ナニワ〔地名〕
- →「難」。訛って「なんば」とも。∴昔の〜は今大阪と稱される。
- なは【那霸】〔地名〕
- 「なば」は沖繩で漁場の意、「おきなは」と同じ語源らしい。∞琉球=瑠求。
- なは【繩】ナワ〔近04〕
- ∴泥棒を見て繩を綯ふ。
- なふにふ【納入】ノウニュウ〔聯綿〕
- 「-ap」の疉韻字。∴今年の會費はまだ納入してゐない
- なへ【苗】ナエ〔近16〕
- ∴神田に〜を植ゑる早乙女。
- なほ【猶=犹=由】ナオ〔近07・同源〕
- 「犹」は「猶」の異體字。「酋」「尤」「由」。∴その町は今なほ靜かだ。∴〜うらめしき朝ぼらけかな(藤原道信朝臣)∴〜ひとこと付言すると…。
- なほがた【直方】ノウガタ〔地名〕
- 福岡縣(筑前國鞍手郡)の市名。
- なほこ【奈保子・尚子・直子】ナオコ〔姓名〕
- 女性名。特に「奈保子」などは「なほこ」と假名を振って「ナオコ」と讀む習慣が崩れてゐない。∴河合奈保子。
- なほざり【等閑】ナオザリ〔近08〕
- ∴漢文學習を〜にしてゐる。
- なほし【直衣】ナオシ ノウシ〔近08〕
- ∴〜姿で參内する。∴〜は皇室の平服だった。
- なほす【直】ナオス〔近07〕
- ∴故障を〜。
- なましな【男信】〔地名〕
- 群馬縣利根郡川場村大字生品。古の男信郷。東條義門『男信考』。←男+信。『地3340』
- なまづ【鯰】ナマズ〔恆7〕
- ∴簟で〜を押さへる。∴〜が暴れると地震が來るさうだ。
- なまめかしい【嬌=〓】〔同源〕
- 「嬌」「〓(けう)」。∞愛嬌。
- なむてん【南天】舊假名なんてん〔植物〕
- 「難を轉じる」として庭に植ゑる。舊假名遣では區別がないものの、「南」と「難」では原音が異る。
- なめくぢ【蛞蝓】ナメクジ〔近01・02・恆6〕
- ∴〜に鹽をかける。
- なめづる【】ナメズル
- 「嘗め+摺る」ではない。∴子供を〜ばかりにかわいがる。
- なや【納屋】
- →「納」∴怒られて〜に押込められた。
- なやむ【懊惱】〔同源〕
- 「懊惱」は「-au」の疉韻字。∴母と妻の間で〜。
- なゆ【萎・痿】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞萎える。∴我が氣力〜。
- ならひ【】ナライ
- 關東の寒風。岩手縣江刺市や宮城縣栗原郡に「西風」といふ地名があるが、風向きは西のみとは限らない。
- ならふ【習=襲】ナラウ〔同源〕
- 「習」「襲」。
- ならぶ【並・竝・併】〔同源〕
- 「竝」「併」は共に「へぃ」。「並」は「竝」の楷書體。∴漸く先頭とならんだ。
- なりはひ【生業・業】ナリワイ〔近12・恆1〕
- ∴代々醫者を〜としてゐる。
- なゐ【地震】ナイ〔近11・12〕
- ∴安政に大きな〜ふるふ。
| 【なん】 |
なむ | nam(舊假なん) | 54男。\54南。楠。58喃'\54納'\ |
なん | nan | 29難。\34軟'\ |
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
各音については、「のふ」を參照のこと。 |
- ナンキン【南京】〔外來〕
- 「南」は「なむ」だが、北京音は日本と同樣に「-m」が「-n」となったため「ナムキン」ではない。→「京←kiang」。∞北京∴〜玉すだれ。
- なんぞ【何=遐=曷】〔同源〕
- 「何」「遐」「曷」
- なんぞ〜せざる【盍=何不】〔同源〕
- 「盍」は「何不」の急讀。
- なんぢ【汝・爾・而・若・乃・迺】ナンジ〔近01・02・恆6・同源〕
- ←「汝+貴」。「汝」「爾」「而」「若」「乃」「迺」いづれも二人稱の字。∴〜姦淫するなかれ。∴〜如きに明すわけにはいかない。
| 【に】 |
に | ni | 05爾(尓)。\05兒(児)。\05邇(迩)。\06二(弍)。貳(貮弐)。21仁。[ジン]\06尼。\ |
- に【二=貳】〔同源〕
- 「二」「貳」共に(じ/に)。
- にいさん【兄】〔恆5〕
- ←「あに+さん」。
- にいにいぜみ【】〔動物〕
- ニイハオ【〓好】
- 北京語挨拶。→「好」
- にえる【煮】〔近15・恆4〕
- ∞にゆ(煮)∴芋の煮えたもご存じないか(世情に疎い)。
- にかは【膠】ニカワ〔近04〕
- ∴漆には〜を使ふ。
- にぎはひ【殷賑】舊假名にぎわい〔聯綿〕
- 「殷賑」は「-in」の疉韻字。∴京の都は〜をきはめた。
- にくづく【肉豆蒄】ニクズク〔植物〕
- 字音「豆」からか。種子を「ナツメグ」と呼び、英語由來。
- にけえ【二階】〔表音〕
- 「にけい」ではない。∞ええぢゃないか。∴〜から目藥よ
- にごる【溷=混=渾】〔同源〕
- 「溷濁=混濁=渾濁(こんだく)」「混交」は「混淆=溷淆(こんかう)」の書替へ字。假名遣は一致するが、「交」と「淆(にごる、みだす)」では意味が異る。∞こんとん(渾沌=混沌=溷敦)。∴混濁の世に我立てば。
- にじ【虹】〔近01〕
- にしきおり【錦織】〔地名〕
- 大津市。「にしごり」とも。
- にじりぐち【躙口】
- ∴〜からは刀を持って入れなかった。
- にっくゎぅ【日光】ニッコウ〔地名〕
- 栃木縣の市名。この地名は觀音淨土の梵音にちなみ、幾多の變遷を經てきた。「ポータラカ→補陀落山→二荒山→二荒山→日光」。二荒山神社は中禪寺湖畔などに鎭坐してゐる。
- にっけい【肉桂】〔植物〕ニッキ
- 。∴〜は漢方で健胃劑だ。
- になふ【擔≠担】ニナウ〔同源〕
- 「担」は一般に「擔」の略字とされるが、形聲文字の音符となる「旦」は元來離れた音である。この略字はかなり後世に成立したものと考へられる。∴期待を擔って故郷を出た。
- ににんがし【二二が四】
- 九九の一つ。
- には【庭】ニワ〔近05〕
- ∴鷄(には+とり)
- にはかに【俄】ニワカニ〔近05〕
- ∴一天〜かき曇り。
- にはとこ【接骨木】ニワトコ〔植物〕
- ∴山に生えてゐた〜を庭に植ゑた。
- にひがた【新潟】ニイガタ〔地名〕
- 縣名。
- にひたかやま【新高山】ニイタカヤマ〔地名〕
- 臺灣の山名。今の玉山。∴〜ノボレ。
- にひのみ【新家】ニイノミ〔地名〕
- にふ【丹生】ニュウ〔地名〕
- 丹を産する意の地名。∞遠敷。∴ま金ふく〜(萬葉集)。
- にほ【鳰】ニオ〔近08〕
- ∞かひつぶりの古名。∴〜の海(琵琶湖)。
- にほふ【匂・臭】ニオウ〔近08・09〕
- ∴朝日に〜山ざくらばな(宣長)
- にほふざき【匂崎】ニオウザキ〔地名〕
- 京都府舞鶴市。「匂ふ崎」なら「にほふざき」だらうが。「匂ひ崎」のウ音便で「にほうざき」と考へる事もできる。
- にゆ【煮】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞にえる(煮)。
| 【にゅう】 |
にう | niu | 50柔。\ |
にふ | nip | 53廿。\53入。\ |
にゅう | nio | 10乳。[ジュ]\ |
- ニューヨーク【紐育】〔外來〕
- →「紐」。
| 【にょ】 |
にょ | nio | 09女。如。\ |
▼女(ぢょ)汝如洳茹恕絮(じょ)奴努怒孥弩駑呶帑(ど)
漢音の ザ行ダ行共に、呉音のナ行となる事あり
假名遣判別の役にはたたない |
| 【にょう】 |
にょう | nio | 09女'[ヂョ]\ |
ねう | niau | 35尿。\36繞。遶。37鐃。\ |
- にょうばう【女房】ニョウボウ
- 呉音「にょ」の長音化。「ぢょ」は漢音。∴むらさきは醤油の別名だが、いわしの〜詞でもある。
- にらひかなひ【】
- 沖繩方言で常世國の意。←「願ひ叶ひ」。
- にらむ【睥睨=盻=〓】〔聯綿・同源〕
- 「睥睨」は「-ei」の疉韻字。「盻」「〓(けい)」
- にる【似】〔近21〕
- 文語上一段動詞。
- にる【煮】〔近21〕
- 文語上一段動詞。
- にゐ【新居】ニイ〔地名〕
- 愛媛縣(伊豫國)の郡名。「新+居」だが「にひ」とはならないので注意。「∞向井去來」の如し。『日紀略』大同四(八〇九)年に「新居郡」。
| 【にん】 |
にむ | nim(舊假にん) | 53壬。妊(姙)。任。\ |
にん | nin | 21人(儿)。\21仁。\21忍。認。荵。\ |
- にんじむ【人蔘】舊假名にんじん〔植物〕
- →「參」∴朝鮮〜。
- ニンポー【寧波】〔外來〕
- 山東省の地名。→「寧←ning」。
- ぬえ【鵺】〔近16・恆4〕
- ぬすむ【盜・偸】〔同源〕
- 「盜」「偸」は假名遣が異る。「偸盗」を「ちうとう」と讀むのは憤用音。
- ぬひとり【繍=綉】ヌイトリ〔同源〕
- 「刺繍=刺綉」。∴襟に縫ひ取りのあるシャツを着る。
| 【ね】 |
ね | nia | 12禰(祢)。[デイ]\33涅'[デツ]\ |
| 【ねい】 |
ねぃ | niang | 47寧゜嚀゜濘゜44檸'\47佞(侫)゜\ |
- ねえさん【姉】〔恆4〕
- 「ねいさん」とはしない。∞せい(背)。∴ねえさん、お冷を一杯。
- ねがへり【輾轉】ネガエリ〔聯綿〕
- 「輾轉」は「ten」の雙聲・疉韻字∴〜反側。
- ねずがせき【鼠ヶ關・念珠ヶ關】〔地名〕
- 山形縣(出羽國西田川郡)温海町(〒999-7126)。歌枕の地。『吾妻鏡』文治五(一一八九)年に「念種關」。→「鼠」「珠」。
- ねずみ【鼠】〔近03〕
- ∴濡れ〜
- ねぢ【螺旋】ネジ〔近01*・02〕
- ∴試驗が濟んだら〜がゆるんだ。∴〜まはし。
- ねぢく【拗】ネジク〔近01〕
- ねぢる【捩】ネジル〔恆6〕
- ∞もぢずり(捩摺)。∴この高さになると木々も風でねぢれてゐる
- ねはん【涅槃】〔佛教〕
- 梵語「ニルヴァーナ」の音譯。→「槃」
- ねひ【婦負】ネイ〔地名〕
- 富山縣の郡名。『萬葉集』に「賣比」。郡域の八尾町は「∞をはら風の盆」で有名。
| 【ねん】 |
ねむ | niam(舊假ねん) | 57鮎。拈。56粘(黏)。\57念。捻。唸'53稔'\ |
ねん | nian | 33年。\34然。燃。33撚。\ |
- ねんごろ【叮嚀】〔同源〕
- 「∞叮嚀」は「-ing」の疉韻字。また「鉦」の緩讀といふ。
- ねんごろ【慇懃】〔同源〕
- 「慇懃」は「-in」の疉韻字。
- の【能】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「能」
- の【農】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「農」。二千圓札の裏側にも見える。
| 【のう】 |
なう | nau | 38惱(悩)。瑙(碯)。腦(脳)。\ |
なぅ | nang | 43曩。嚢。\ |
なふ | nap | 54納。\ |
のぅ | nong | 02農。膿。03濃'\49能。\ |
▼納 (だふ/のふ、なふ[慣]たふ[唐]な)
このうち[呉]なふ が一般的である
「出納(すいたふ)」は漢音だふ の變形。
「納得なっとく」「納豆(なっとう)」は、
呉音の促音化。
「納戸」が「-ap → -am」の變化とすれば、
「なむど」とすべきか。 |
- のぅぜんかづら【凌霄蔓】ノウゼンカズラ〔植物〕
- 「凌霄」の轉といふ。
- のうのう【】〔恆2〕
- ∴娘が結婚したので、今は〜としてゐられる。
- のがれる【遁=遯】〔同源〕
- ∴「遁走=遯走」。
- のぎ【芒・迷陽】〔同源〕
- 「迷陽」は「芒」の緩讀といふ。『莊子』に出づ。
- のくゎんざう【野萱草】ノカンゾウ〔植物〕
- のこす【遺・貽】〔同源〕
- 「遺」「貽」。「遺」は「ゐ」とする説もあり、「貴」「潰」も合口に屬するが、「貽」との共通性を考へると「い」が適當であらうか。∴遺訓=貽訓。∴子孫に美田を殘さず。
- のせ【能勢】〔地名〕
- 大阪府(攝津國)の郡名。現在は合併して豐能郡。→「能」。
- のち【後=后】〔同源〕
- 「後・后」は「こう/ご」。∴あの人は後添だ。
- のと【能登】〔地名〕
- 舊國名。→「能」「登」。
- のどぶえ【吭】〔近16〕
- ∴急いで食べたら喉笛がつまった。
- のばす【引=演=延=衍・伸展】〔同源〕
- 「引」=「演」=「延」=「衍」。「伸展」は「-n」の疉韻∴敷衍=敷延∴蔓延=蔓衍∴締切を延しのばしにしてゐる。∴髭を伸し放題にしてゐる。
- のびる【鬯=暢】〔同源〕
- 「鬯茂=暢茂」。「悠長=悠暢」。∴雜草を延びるにまかせてゐる。
- のふ【能生】ノウ〔地名〕
- 新潟縣西頸城郡の町名。
- のふうぞ【野風増】
- 岡山縣北部方言で「生意気」「つっぱり」の意。→「増」。川島英五の歌の題。
- のべる【衍=演】〔同源〕
- 「衍繹=演繹」。∴一言のべさせていただきます。
- のぼる【陟=登=騰=乘=升=陞=昇】〔同源〕
- 「陟」「登」「騰」「乘」「升」「陞」「昇」。ただし「上」は字音假名遣が異る。∴愁ひつつ岡に登れば花茨。
- のみ【而已=已=耳=爾】〔同源〕
- 「而已」「已」「耳」「爾」。「而已」は緩讀のため二字になったと考へられる。∴時間がきて、焦る〜しかなかった。
- のむ【咽=嚥】〔同源〕
- 「咽下=嚥下(えんげ)」∴ある條件をのんだ。
- のり【規矩】〔同源〕
- 「規矩」は「k-」の雙聲字。∴とばに定まれる〜なし。∴長澤規矩也(漢學者)。
- のりかへ【乘換】ノリカエ〔近15〕
- ∴この空港で〜だ。
- ノルウェー【諾威】〔外來〕
- 「→威」。
- のわき【野分】〔近04・恆1〕
- ∴この散らかり樣は〜の後みたいだ。∴鳥羽殿へ五六騎急ぐ〜かな。
- のんかう【】ノンコウ〔姓名〕
- 樂燒の陶工名。漢字は未詳。∴のんこの茶碗(落語・金明竹)。
| 【は】 |
は | pa | 15派'[ハイ]\32叭"[ハツ]\40播:\40陂:破:簸:頗:坡:玻:波:菠:+05跛'\41巴゜把゜杷゜琶゜爬゜笆゜耙゜葩゜\41霸(覇)゜\ |
- は【】〔近20〕
- 助詞
| 【ば】 |
ば | ba | 40婆。\41芭'\41馬゜罵゜\41蟆(蟇)゜\ |
- はあひ【羽合】ハワイ〔地名〕
- 鳥取縣東伯郡の町名。戰國期の文書に「伯州河村郡羽合田云々」とあり。平成十六年、湯梨濱町に合併。∞他愛ない。
| 【はい】 |
はい | pai | 14旆゜沛:霈:20肺゜\15稗゜牌゜\15擺゜\16俳゜排゜18輩゜徘゜琲゜裴゜\16憊゜\16拜(拝)゜湃゜\17唄゜敗゜\18背゜\18配:\18佩゜珮゜\18坏:杯(盃)゜\18悖゜\18胚゜\20廢(廃)゜癈゜\ |
- はい【】〔恆5〕
- ∴〜〜と返事はよいが。
| 【ばい】 |
ばい | bai | 14 18眛゜\14貝'狽'17唄'\15買゜賣(売)゜\16霾゜\18 06黴'\18倍。賠。陪'焙。培。\18媒゜煤゜\18梅(楳)゜莓゜\20吠。\ |
- はいくゎい【徘徊=裴囘】ハイカイ〔聯綿〕
- 「-ai」の疉韻字。∞さまよふ。∴初めての土地を〜した。
- ばいた【賣太】〔恆5〕
- ∴〜の樣なはしたない眞似はするな。
- はいたか【鷂】〔近12・13〕
- 「はしたか」のイ音便。
- はいばら【榛原】〔地名〕
- 靜岡縣(遠江國)の郡名。←「榛」。∞榛木。
- はぅ【方】ホウ〔音訓〕
- 「方」は漢音呉音ともに「はぅ」だが、古用例で方向や方角を表す時に「はぅ」、醫術の意味では「ほぅ」と書き分ける、一種の假名遣が存在した。現在あへて、これを再現する必要はないだらう。
- はうき【抛棄】ホウキ
- ∞「はふる(投・放・抛)」。
- はうき【箒】ホウキ〔近10・恆2〕
- 「ははき」のウ音便。
- ばぅくゎぅ【膀胱】ボウコウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。
- はうぐゎん【判官】ホウガン
- 「九郎判官義經」は「判官」の轉。ただし「鹽谷判官」は必ず「はんぐゎん」と読む。∴〜贔屓。∞判官。
- はうじちゃ【焙茶】ホウジチャ
- 「焙」。はい→はう。
- はぅじゅん【芳醇=芳純】ホウジュン
- ∞「すなほ(純=淳)」。
- はうじろ【喰代】ホウジロ〔地名〕
- 三重縣上野市の地名。←はむ(喰)。
- はぅたい【繃帶】ホウタイ
- 書き替へて「包帶」とする事あり、假名遣は一致するが、原音は全く異る。
- はぅだい【放題】ホウダイ
- 「法第」との説あり。∴食べ〜。
- はうたう【〓〓】ホウトウ〔表音〕
- 山梨縣の郷土料理。
- はうちゃぅ【庖丁】ホウチョウ
- 人名の場合は「はうてぃ」。「包丁」は書換字。
- はぅはい【澎湃=泙湃=〓湃】ホウハイ〔同源〕
- 水の沸き立つ音。「p-」の雙聲字。「澎」「泙」「〓」。
- はぅはぅ【彭々】ホウ〔表音〕
- 「彭々」は太鼓の音。元は「パンパン(pangpang)」のやうな音であった。∞鼕々。∞丁々。
- はぅふつ【髣髴】ホウフツ
- ∞「髣髴」。
- はぅぼう【魴〓】ホウボウ〔動物〕
- はうむる【葬】ホウムル〔近10・10・恆2〕
- ばぅやぅ【芒洋=望洋】ボウヨウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。ひろびろした樣。「羊を亡くす」意味ではない。∞べうばぅ(渺茫)。∴多岐芒洋
- はうれんさう【菠薐草】ホウレンソウ〔植物〕
- 「薐」は慣用音りょぅ、唐音りん。
- はうろく【炮烙・焙烙】ホウロク
- はえ【生】〔近15〕
- ∴毛〜藥をつけたが。
- はえ【南風】
- 沖繩方言の方角は、東・西・南・北。「南風見」(〒907-1434)は沖繩縣島八重山郡竹富町の地名。∞西表島。
- はえ【鮠】〔近16〕
- 「はや」とも。
- はえる【映】〔恆4〕
- ∞はゆ(映)
- はえる【生】〔恆4〕
- ∞はゆ(生)
- パオ【包】
- 蒙古の移動式住居、→「包」
- はおり【羽織】〔恆3〕
- ←假名遣未詳「羽折り」か。語の中間に「お」が來る例は珍しい。
- はおる【羽織】〔恆3〕
- はが【芳賀】〔地名・姓名〕
- 栃木縣(下野國)の郡名。→「芳」。
- はかま【袴=〓】〔同源〕
- 「袴」「〓(こ)」
- ばかやらぅ【馬鹿野郎】バカヤロウ
- 「鹿」は訓讀み。←莫迦(ばか)。「迦」は「くゎ」ではない。
- はかり【秤=稱】〔同源〕
- 「秤」は元「稱」の俗字。∴秤量貨幣
| 【はく】 |
はく | pak | 04剥゜\04璞゜\04駮゜\43薄゜博:搏:膊:\43亳゜\44白゜拍゜柏(栢)゜舶゜迫゜魄゜伯゜珀゜泊゜畠43粕:箔゜狛:\44佰゜陌'\44帛゜\45擘゜檗(蘗)゜\ |
| 【ばく】 |
ばく | bak | 01暴'曝'+38瀑'[ホク]04爆'[ハク]\04駁'\04藐゜\43博'42縛。\43莫゜漠゜寞゜44獏゜貘゜驀゜幕゜\44貊゜\45麥(麦)゜\ |
- ハクハツチュン【白發中】
- 麻雀牌名。「中←tiong」。∞東南西北。
- はくひ【羽咋】ハクイ〔地名〕
- 石川縣の市名。
- ばくらう【伯樂・馬喰・博勞】バクロウ
- 「伯樂」の轉。「馬喰」「博勞」はいづれも宛字。東京都中央區の地名、驛名など、全国に地名として分布。
- はこ【盒≒匣】〔同源〕
- 「盒」「匣」は何れも蓋のついた箱の意。∴「飯盒」「香盒」「劍匣」
- はこや【〓姑射】〔地名〕
- 『莊子逍遥遊』に「〓姑射山」。→「貌」
- ばさ【婆娑】〔聯綿〕
- 「-a」の疉韻字。
- はさむ【緘・拑・箝】〔同源〕
- 「拑口=緘口」。∴緘口令をしく。
- はじ【土師】
- 赤黒い素燒、←はに(土)+し(師)。
- はじうど【櫨宇土】〔地名〕
- 熊本縣本渡市(〒863-0045)。現在は「板宇土」と書く。←櫨の木。
- はじかみ【薑・椒】〔植物〕
- 「薑」は∞生姜の別名。「椒」は∞山椒の古名。「椒(〒669-6344)」は兵庫縣城崎郡の地名。
- はじく【彈】〔近02・恆8-1〕
- ∴この紙はインクをはじく。∴胡麻を炒ると彈けるので注意。
- はじめ【始・創=剏】〔近01・同源〕
- 「創」「剏」は共に「さぅ」。∴蘭學事始。∴始めよければ終りよし。
- はしる【走=趨】〔同源〕
- 「走」「趨」。
- はず【筈】〔近03〕
- はず【彈】〔恆8-1〕
- はずみ【機・彈】〔近03*〕
- ∴もののはずみでつい引受けてしまつた。∴興奮で聲もはずんでゐる。
- ばせう【芭蕉】バショウ舊假名ばせを〔近08・恆3〕
- 「蕉」であるが、俳人芭蕉が「はせを」と自署した如く、「ばせを」とした用例も多い。近&!08・恆3共に「ばせを」。同樣の例に「∞すあを(素襖)」などあり。
- はせがは【長谷川】ハセガワ〔姓名〕
- 「長谷」を「はせ」と讀むのは、奈良縣櫻井市の地名「初瀬」にちなむ。同地には「長谷寺」あり。
- はたはた【鰰】〔動物〕
- 「はたわた」とは讀まない。
- はだへ【肌】ハダエ〔近15〕
- ∴はだへは雪のごとく白い。
- はち【八=捌】〔同源〕
- 「八」「捌」共に漢音はつ呉音はち。
- はぢ【恥】ハジ〔近01・恆6・8-1〕
- ←「恥づ」。∴恥を恥とも思はない。∴横綱の名に恥ぢるやうな行ひ。
| 【はつ】 |
はつ | pat | 26發(発)゜30溌゜撥゜醗゜\26髮(髪)゜\30鉢゜\ |
- はづ【羞・恥・醜】ハズ〔恆8-1・同源〕
- ∞恥。「羞」「醜」。
| 【ばつ】 |
ばつ | bat | 26伐゜筏'閥'\26罰(罸)'\30末゜\32拔(抜)'30跋。魃。\ |
- ハツイ【】
- 北朝鮮の拉致被害者、蓮池薫さんの母。新潟・茨城・栃木・長野北部に見られる名で、「ハツエ」と同義。「初惠」なら「ハツヰ」とすべきか。「シズイ」なども同様。
- はづかしい【恥】ハズカシイ〔近03・恆7〕
- ∴人前に出るのが恥かしい。
- はづれる【外】ハズレル〔近02*・恆7〕
- ∴ここのところの天氣豫報ははづれてばかりだ。∴天然物だ、當りはづれはあるさ。
- はつゐぼし【室宿】ハツイボシ
- 二十八宿の一。語源未詳。
- はなし【談=譚】〔同源〕
- 「談」「譚」∞多武峰。
- はなぢ【鼻血】〔恆6〕
- ∴すっからかんで鼻血も出ない。
- はなは【塙】ハナワ〔姓名〕
- 塙保己一は群書類從の編者。また地名としても全國に分布。∞圷。
- ハナヱ・モリ【森英惠】〔姓名〕
- 歴假名どほりであるが、意識的なものかどうかは不明。∞夷。
- はにふ【羽生】ハニュウ〔地名〕
- はにわ【埴輪】〔近04・05〕
- ハノイ【河内】〔外來〕
- 越南の地名。→「河」
- はは【母】〔恆1〕
- 中世には「ハワ」と讀んだこともあり、能では今でも「ハワ」と謠ふ。
- ははそ【柞】〔地名〕
- 京都府。精華町(山城國相樂郡)の祝園祝園神社境内にあり。柞の森。『崇神紀』に「羽振苑」。∞祝山。
- はひ【灰】ハイ〔音訓〕
- 灰は音「くゎい」。「はひ」は訓讀みだが混同しやすい。∞漆喰。∴〜になるまで一緒だ。∴護摩の〜。
- はひずりまはる【這摺囘る】ハイズリマワル
- 「なめづる」から「はひづりまはる」の説あり。∴泥の中を這ずり廻つてゐる方が樂だ。
- はひまつ【這松】ハイマツ〔近11〕
- ∴登ってゆくと這松地帶に出て眺望が開けた。
- はひる【這入】ハイル〔恆5〕
- 戰前も「はいる」とする場合があった。恆5でも「はいる」「はひる」兩者を紹介し、後者を正しいであらうとしてゐる。∞這入る。∴穴にはひりたいくらゐ恥かしい。
- はふ【匍匐】ハウ〔同源〕
- 「匍匐」は「p-」の雙聲字。∴匍匐前進。
- はふはふ【這ふ這ふ】ホウホウ
- ∴〜の體
- はふらぅ【琺瑯】ホウロウ
- ∴〜引き。
- はふる【投・放・抛】ホウル〔近09*・恆2・音訓〕
- 「はふる」は和語であり、「はぅ」などの字音に由來するものではない。「放←pang」と「抛」は同じ假名遣のやぅだが、原音が相當に異る。∞倒れる。∴抛棄。放棄。
- はへ【蠅】ハエ〔近15〕
- ∴蠅が手をする足をする。
- はべり【侍】〔近21〕
- 文語ラ變動詞。
- はぼまひ【齒舞】ハボマイ〔地名〕
- 北方領土の島名(〒087-0163)。∞擇捉。
- はむらむ【氾濫・汎濫・泛濫】舊假名はんらん〔同源〕
- 「-am」の疉韻字。また「氾」「汎」「泛」は共に「はむ」。
- はやい【疾=捷】〔同源〕
- 疾。捷。
- はやい【早=蚤】〔同源〕
- 蚤晩=早晩。
- はゆ【映】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞映える。
- はゆ【生】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞生える。
- はらいせ【腹癒】〔恆5〕
- 「腹居せ」との説あり。∴腹いせの犯行
- はらふ【拂=祓】ハラウ〔近10・同源〕
- 拂。祓。∴こちらもたいへんな犧牲をはらふことになる。
- はらわた【腸】〔近04・05・恆1〕
- はり【針=鍼】〔同源〕
- 針灸=鍼灸。
- はりねずみ【蝟=彙】〔同源〕
- 「蝟」「彙」
- はるか【杳=遥】〔同源〕
- 「杳」「遥」。∞杳。
- はるか【迥・夐】〔同源〕
- 「迥」「夐」
- ハルピン【哈爾濱】〔外來〕
- →「哈」
- はれもの【癰】〔同源〕
- 「癰」は形聲文字。病だれを除いた部分は「雍」の異體字。∴腫物にさはるような扱ひ
- ハワイ【夏夷威】〔外來〕
- 廣東音、→「夏」「夷」「威」
| 【はん】 |
はむ | pam(舊假はん) | 61犯゜氾゜范゜笵゜範゜\61凡゜帆゜汎゜\61泛゜\ |
はん | pan | 26反゜販゜飯゜+31阪(坂)゜30叛:31板(鈑)゜版゜\26煩゜\26樊゜礬゜31攀゜\30 26繁゜\30半:伴゜判:畔゜拌゜絆:胖:26袢゜\31 30般゜30搬゜槃゜瘢゜\31斑゜\31班゜\31頒゜\32釆゜26旛゜旙゜燔゜繙゜膰゜鷭゜藩゜30 26蟠゜30潘:\ |
- ハン【汗】〔外來〕
- 匈奴の首長。→「汗」
| 【ばん】 |
ばん | ban | 26挽゜晩゜輓゜30悗゜\26番'蕃'\26卍゜\26萬(万)゜\30伴。判'絆'\30盤。磐。\31板(鈑)'\31蠻(蛮)゜\ |
- パン【幇】〔外來〕
- 同郷出身者の相互扶助組織。「青幇」など。「幇」は「封+帛」が正しい字。また「邦+巾」とする略字あり。∞たすける(幇・〓・〓)。
- はんおき【樊於期】〔姓名〕
- 「はんのき」と連聲になる事もあるが、通常は「はんおき」であらう、
- ハンガリー【洪牙利】〔外來〕
- →「洪←hong」「牙」。ハンガリーの名は「フンヌ(匈奴)」に由來するといふ。
- ハンコウ【漢口】〔外來〕
- →「漢」「口」
- はんじゃぅ【繁盛=繁昌】ハンジョウ〔同源〕
- 「盛」「昌」。假名遣は一致する。∴『江戸繁昌記』
- ばんなじ【鑁阿寺】〔地名〕
- 栃木縣(下野國足利郡)足利市家富町の寺。足利氏發祥の地。「ばんあじ→ばんなじ」は連聲。『地3398』。
- はんのぅ【飯能】〔地名〕
- 埼玉縣(武藏國)の市名。古稱「判乃」。→「能」。『地3024』。
- はんのき【榛木】〔植物〕
- ←「はりのき」の轉、「榛」は音「しん」。∞はいばら(榛原)。
- バンバンジー【棒棒鷄】〔外來〕
- 料理名。「棒」が「バン」であるため「ばぅ」の字音が期待できるが、「はぅ/ぼぅ」と漢音呉音で假名遣が分れるため、「ぼぅ」であるとせざるを得ない。近年、臺灣の流行語で「一番」に「一級棒」を宛てる。
- ハンブルグ【漢堡】〔外來〕
- →「漢」。「堡」は「とりで」の意譯
- はんめう【斑猫・〓〓】ハンミョウ〔動物〕
- はんもん【煩悶】
- ∞「いかる(忿懣=憤=煩悶)」。
| 【ひ】 |
ひ | pi | 05匙'\05卑:碑:俾:婢゜脾゜裨:髀:+06痺:\05皮゜彼:披:疲゜被゜陂:鞁゜\05罷゜\05臂:譬:避゜\06否゜痞゜\06ヒ:比:庇:妣:屁:秕:粃:豼゜貔゜05紕:12批'砒'蓖'\06泌:祕(秘):\06丕:\06嚊:\06贔゜\06鄙:\06鞴゜\08妃:\08肥゜\08費:狒゜\08非:扉:斐:緋:誹:翡:腓゜菲:蜚:霏:匪:榧:06悲:\08飛:\ |
| 【び】 |
び | bi | 05弭゜\05彌(弥)゜瀰゜\05糜゜縻゜\05靡゜\06備。糒。\06枇。琵。毘。\06眉゜媚゜嵋゜\06美゜\06鼻。\06寐゜\06麋゜\08尾゜\08微゜薇゜\ |
- ひいかは【斐伊川】ヒイカワ〔地名〕
- 出雲神話の「∞簸川(ひのかは)」。原義「火の川」。「伊」は漢字二字にするための長音化。∞大蛇。
- ひいき【贔屓】〔近13・恆5〕
- ←引き。∴〜の引き倒し
- ひいさま【姫樣】
- ←ひめ(姫)。
- ひいでる【秀】〔恆5〕
- ひえ【日吉】〔地名〕
- 大津で「日吉大社」、東京では「日枝神社」とする。山王權現。『記神代』に「日枝山の大山咋神」。→比叡山、「叡」
- ひえ【稗】〔近16・恆4〕
- 「冷田」によく育つ意との説あり。∴稗搗き節。
- ひえ【冷】〔近15〕
- ひえだのあれ【稗田阿禮】〔姓名〕
- 「ひへ」ではない。
- ひえぬき【稗貫】〔地名〕
- 岩手縣(陸奧國)の郡名。『吾妻鏡』文治五(一一八九)年に「部貫郡」。
- ひえる【冷】〔恆4〕
- ∞ひゆ(冷)
- ひがい【鰉】〔動物〕
- ひかへる【扣・控】ヒカエル〔同源〕
- 「扣←kou」「控←kong」は同じ字音假名遣であるものの、元の音は隔りがある。∞たたく(叩=扣=敲)。∴「控除」「扣除」。
- ひきずる【引摺】
- 「ひこづらふ」に由來するとの説あり「ひきづる」か。
- ひきゐる【帥=率】ヒキイル〔近11・12・18・21・恆1・5・同源〕
- 文語ワ行上一段動詞。帥先=率先。∞率川。
- びくぅ【鼻腔】
- 「びこぅ」の醫學的慣用讀み。
- ひこ【英彦山】〔地名〕
- 福岡縣添田町(豐前國田河郡)の山名。「英」は讀まず。
- ひこばえ【蘖】〔近16〕
- 切り株からの若芽。「孫+生え」。
- ひじき【鹿尾菜】〔植物〕
- ひじり【聖】〔近01〕
- ∞聖。∴〜橋
- ひずむ【歪】〔近03*〕
- ひぢ【泥】ヒジ〔近01・02〕
- ひぢ【臂・肘】ヒジ〔近01・02・恆6〕
- ∴〜鐵砲
- ひぢかた【土方】ヒジカタ〔姓名〕
- ←「ひぢ」は土の古語。←泥+方。∴土方歳三。
- ひぢふ【日出生】ヒジウ〔地名〕
- 大分縣玖珠町の地名(〒879-4406)。「日出生鐵道」は昭和二十八年廃線。
- ひちりき【篳篥】〔聯綿〕
- 笛の一種。「-it」の疉韻字。
| 【ひつ】 |
ひつ | pit | 21匹(疋)゜\21弼゜\21必゜泌゜謐"\21畢゜蹕゜\21筆゜\48逼'[ヒョク]\ |
- ひつぎ【棺槨】〔同源〕
- 「棺槨」は「k-」の雙聲字。
- ひつじ【羊】〔動物〕
- ひつぢ【〓】ヒツジ
- 「乾(ひ)+土」。稻の切り株から再びのびた芽。∞ひこばえ。
- ひっぱく【逼迫】〔聯綿〕
- 「-ik」の疉韻字。
- ひづめ【廿九日】ヒズメ〔地名〕
- 石川縣鹿島郡。←日詰め。
- ひでえ【酷】〔表音〕オイ
- 「ひでい」ではない。∞ええぢゃないか。∞ひどい(酷)。
- ひでり【乾=旱=〓】〔同源〕
- 「乾」「旱」「〓」は共に「かん」。
- ひどい【酷】
- 「非道い」は宛字、非道と假名遣は合はない。∞ひでえ。
- ひとしほ【一入】ヒトシオ〔近08〕
- ひとへ【一重】ヒトエ〔近14〕
- ひとへに【偏】ヒトエニ〔近15〕
- ひとまづ【】ヒトマズ
- ひとりしづか【一人靜】ヒトリシズカ〔植物〕
- ひねる【捻=拈】〔同源〕
- 「捻」「拈」。
- ひのえ【丙】〔近16〕
- 「火の兄」。
- ひのかは【斐伊川】ヒノカワ〔地名〕
- 出雲國の川。「火の川」に由來。「簸の川」とも。「簸」は音「は」訓「ひる」。∞斐伊川。
- びは【枇杷】ビワ〔植物〕
- 漢語であるが「びは」で一語となり「ビワ」と發音。
- びは【琵琶】ビワ
- 滋賀縣びわ町は町名。
- びばい【美唄】〔地名〕
- 北海道の市名。「唄」は音。
- ひはる【柝】ヒワル〔近05〕
- ひひらぎ【柊】ヒイラギ〔植物〕
- また京都市中京區の地名にも。
- ひま【郤=隙】〔同源〕
- 「郤」「隙」共に「げき」
- ひもじい【】
- ←ひだるい+文字。女房言葉の一。
- ひゃうず【兵主神社】ヒョウズ〔地名〕
- 滋賀縣野洲郡中主町五條(〒520-2424)にあり。また「穴師坐兵主神社」は奈良縣櫻井市穴師(〒633-0071)にあり。
- ひゆ【冷】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞冷える。
| 【ひょう】 |
ひゃう | piak | 44拍'[ハク]\ |
ひゃぅ | piang | 44評'\44兵。\ |
ひょう | piau | 04雹[ハク]\ |
ひょぅ | piong | 48冰(冫氷):馮゜憑゜\ |
へう | piau | 36票:標:漂:瓢゜剽:嫖:慓:縹:飄(飃):驃:鰾゜\36表:俵:\36殍゜\36飆:\36髟:\37豹。\52彪'\ |
- ひょう【】〔表音〕
- ∴よっ引いて〜と射る。
| 【びょう】 |
びゃぅ | biang | 44病。\44平。\47屏。\ |
べう | biau | 36廟゜\36秒゜杪゜眇゜渺゜緲゜\36苗゜描゜錨゜猫゜\ |
- ピョンヤン【平壤】〔外來〕
- →「壤←ziang」。「平」は「ピョン」とは假名遣が合はない。
- ひらきなほる【開直】ヒラキナオル〔近09〕
- ひらく【拆=拓】〔同源〕
- 「拆」「拓」
- ひりょうづ【飛龍頭】ヒリョウズ
- ポルトガル語「filhos」。「龍」「頭」。
- ひる【干】〔近21〕
- 文語上一段動詞。
- ひるがへる【翩飜】ヒルガエル〔近14・聯綿〕
- 「翩飜」は「-n」の疉韻字。
- ひるまへ【晝前】ヒルマエ〔近14〕
- 略字「昼」は「晝」の草書體に由來する。
- ひろい【洪=廣=宏=弘=鴻】〔同源〕
- 「洪」「廣」「宏」「弘」「鴻」。「弘」は弓鳴りのホンホンといふ音といふ。「鴻圖=洪圖(こぅと)」「洪水=鴻水(こぅずい)」「高恩(かうおん)、厚恩(こうおん)、洪恩(こぅおん)、鴻恩(こぅおん)、廣恩(くゎぅおん)」「浩大(かうだい)、弘大(こぅだい)、鴻大(こぅだい)、洪大(こぅだい)、廣大(くゎぅだい)、宏大(くゎぅだい)」など紛らはしい語が多い。
- ひろい【浩瀚】〔聯綿〕
- 「浩瀚」は「h-」の雙聲字。
- ひろい【廣=闊=寛】〔同源〕
- 「廣」「闊」「寛」
- ひろい【闊=豁】〔同源・聯綿〕
- 「闊達=豁達」は「-at」の疉韻字。「快闊=快豁」は「-k」の雙聲字。
- ひろう【披露】
- ←「露」の長音化。∴御披露目
- ビロード【天鵞絨】
- ポルトガル語。
- ひろげる【擴=廓】〔同源〕
- 「擴」「廓」∴廓大=擴大。
- ひろを【小野田寛郎】ヒロオ〔姓名〕
- 「郎」は訓讀みであって、字音「ひ+らぅ」ではあるまい。
- ひわ【鶸】〔近04*・恆1〕
- ひを【氷魚】ヒオ〔近07〕
- 「氷+魚」。∞氷下魚。
- ひをどし【緋縅】ヒオドシ〔恆3〕
- ∞縅。
| 【ひん】 |
ひむ | pim(舊假ひん) | 53品゜\ |
ひん | pin | 21彬:\21斌:\21貧゜\21賓:擯:檳(梹):殯:濱(浜):嬪゜繽:\21頻゜瀕゜蘋゜顰゜\21牝゜\ |
▼「彬(ひん)」は「林(りむ)+彡」ではない。 |
| 【びん】 |
びん | bin | 21貧。\21敏゜\21岷゜愍゜泯゜緡゜\21旻゜閔゜憫゜24紊'\21檳(梹)'鬢'\21黽゜\34便'\47瓶"[ヘィ]\ |
- ピンきり【】
- ピンはポルトガル語。
- びんた【】
- ←鬢+た。
- ひんひん【彬彬=斌斌】
- ∞「うるはし(彬彬=斌斌)」。
- びんべん【黽勉】
- ∞「つとめる(黽勉・敏)」。
| 【ふ】 |
ふ | po | 01風。[ホゥ]\10付:符゜附゜坿゜拊:柎:苻゜府:腐゜俯:腑:\10夫:扶゜芙゜趺:麩(麸):\10父:斧:釜(釡)゜\10膚:\10賦:\10赴:訃:仆:\10甫:敷:輔゜黼:傅:榑゜賻゜11溥。\10俛:\10孚:郛:俘:孵:+50桴'50浮'艀'蜉'\10巫'\11布。怖。\11普。譜。\11歩'\50缶。\50不。[フツ]\50婦'\50富(冨)。\50負'\50阜'11埠"\ |
| 【ぶ】 |
ぶ | bo | 03奉。[ホゥ]\10侮゜\10武゜\10無゜撫'舞゜蕪゜嘸゜廡゜憮゜\10无゜\10誣゜\11 51部。\11葡。\11歩。\24分'[フン]\ |
- ふいご【吹革・鞴】〔近12・13・恆5〕
- 「吹き皮」のイ音便。∴〜の風さへ息をもつかず(村の鍛冶屋)
| 【ふう】 |
ふう | pou | 10夫'[フ]\50富(冨)゜\ |
ふぅ | pong | 01風。楓。瘋。諷。\03封。\ |
- ふえ【殖】〔近15〕
- ∞増える。∞殖ゆ。
- ふえ【笛】〔近16・16・恆4〕
- ∞〜吹童子。
- ふえる【増】〔恆4〕
- ∞殖え。∞殖ゆ。
- ふかい【杳渺=窈】〔同源〕
- 「杳渺」は「-eu」の疉韻字。「窈」。いづれも奧深い深遠な意。
- ふかい【覃=湛=深】〔同源〕
- 「覃」「湛」「深」。
| 【ふく】 |
ふく | pok | 01伏゜袱゜\01副:蝠:匐゜幅:福:輻:49蔔'\01服゜箙゜\01蝮:腹:複:馥゜+50復'覆'48愎'\ |
- ふく【吩=噴】〔同源〕
- 「吩」「噴」。
- ふくいく【馥郁】〔聯綿〕
- 「-uk」の疉韻字。
- ふくたう【河豚魚】フクトウ〔動物〕
- ふぐの古稱だが由來未詳。
- ふくむ【銜=含】〔同源〕
- 銜泣=含泣。
- ふくれる【膨=厖】〔同源〕
- 膨大=厖大。また「膨張」は「-ang」の疉韻字。
- ふくろふ【梟】フクロウ〔近09・恆2〕
- ふげし【鳳至】〔地名〕
- 石川縣(能登國)の郡名。←「鳳←フゲ←hung」。
- ふける【耽=湛】〔同源〕
- 耽溺、湛溺。沈湎、湛〓。
- ふさぐ【堙=堰】〔同源〕
- 堙、堰。∴證據湮滅。
- ふさはし【】フサワシ〔近05〕
- ふじ【富士】〔地名〕
- 山名。『常陸風土記』筑波郡の條に「福慈岳」。『萬葉集』に「不盡能高嶺」。→慈、盡。
- ふぞろひ【參差】フゾロイ〔同源〕
- 「參差」は「s-」の雙聲字。
- ぶだう【葡萄=蒲桃】ブドウ〔植物・同源〕
- 萄、桃。∞葡萄牙。∴葡萄の美酒、夜光の杯(王翰・涼州詞)
- ふぢ【藤】フジ〔近01・02・恆6〕
- 藤原∞宇合。∞藤原不比等。
- フヂモリ【藤森】フジモリ〔姓名〕
- 元ペルー國大統領。
| 【ふつ】 |
ふつ | pot | 24不゜\24弗゜佛(仏)゜彿゜拂(払)゜髴゜怫゜08沸'[ヒ]\24祓゜黻゜\ |
- ぶっきらぼぅ【】
- 「棒」「坊」二種の字が宛てられ、假名遣未詳。
- ぶっさう【物騷】ブッソウ
- 「ものさわがし」の音讀みといふが、「物忽」説も。
- ぶっぽふそぅ【佛法僧】ブッポウソウ〔動物〕
- 「佛法僧」は佛教に由來する言葉であり、「法」のうち呉音「ほふ」の方になる。木葉菟の鳴き聲に由來する。しかし『雨月物語』には「ぶっぱん」の描寫もあり、必ずしも假名遣決定の根據にはし難い。
- ふで【不聿・筆】〔同源〕
- 「不聿」は「筆」の緩言。
- ふてえ【太】〔表音〕
- 「ふてい」ではない。∞ええぢゃないか。
- ふてふ【符牒】フチョウ
- 「符丁」と書く場合もあるが、假名遣は異る。
- ふは【不破】フワ〔地名〕
- 三關の一。「大破」など字音は通常漢字一字ごとの假名遣となるが、「不破」などは「フハ」と讀まず「フワ」となる。
- ふはふは【】フワフワ〔表音〕
- ふひと【藤原不比等】〔姓名〕
- →「等」。∞藤。
- ふみ【文】
- 「ふみ」は「文」の字音に由來するといふ。「-n」であるが「ふに」とはならなかった。∞紙。∞てがみ(簡=柬)。
- ふむ【踏・蹈】〔同源〕
- 「踏」「蹈」は類義字だが假名遣が異る。∴「踏襲」「蹈襲」。
- ふゆ【殖】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞ふえ(殖)
- ふよぅ【芙蓉】〔植物〕
- ふるい【久=舊】〔同源〕
- 「久」「舊」
- ふるふ【振顫】フルウ〔同源〕
- 「振顫」は「-n」の疉韻字。
| 【ふん】 |
ふん | pon | 24分:粉:紛:雰:吩'忿:枌゜氛゜汾゜芬:+32扮'\24吻'刎'\24焚゜\24奮:\24糞:\24賁゜憤゜墳゜濆゜27噴(吩)'\ |
| 【ぶん】 |
ぶん | bon | 24分。\24文(攵)゜紊゜\24聞゜\ |
- ふんはり【】フンワリ〔表音〕
- ふんまん【忿懣=憤懣】〔同源〕
- 「忿」は「いきどほる」意。∞いかる(忿懣=憤=煩悶)
- ふんやのやすひで【文屋康秀】〔姓名〕
- 「ふんにゃ」と連聲になる事もあるが、通常は「ふんや」であらう、
- へ【】〔近20〕
- 助詞。慶事に用ゐる花輪など「〜さん江」と書く習慣があるが、假名遣としては誤り。
| 【へい】 |
へい | piai | 12閉(閇)゜\12陛゜篦(箆)゜\12俾゜睥゜\12嬖゜薜゜\13敝゜幣(幤)゜蔽゜弊゜斃゜\ |
へぃ | piang | 44丙゜病゜柄゜炳゜\44兵゜\44平゜苹゜47萍゜\44秉゜\46并゜併゜餠(餅)゜+47屏゜塀'\46聘゜娉゜\47竝(並)゜\ |
- へい【】〔表音〕
- ←はい。アイ→エイ。
- へぃ【塀】
- 現代假名遣で「え」の長音は、主として和語「ええ」字音「えい」となる。「塀」は國字であるものの、「へい」は形聲文字と同じ原理による讀み方であるから「へえ」とはならない。則ち「へい」は明らかに字音に準ずるものとして扱はれる。同樣の例に「∞鮟鱇」の「鱇」があるが、こちらは辭書によって「かう、こう」定まらない。
- へい【閉伊】〔地名〕
- 岩手縣(陸奧國)の郡名。『續紀』靈龜元(七一五)年に「閇村」。「伊」は二字化するための延音であらう。∞紀伊。
- べいごま【貝獨樂】〔表音〕
- 「〓」で作った獨樂。「べえごま」となることもあり、假名遣未詳。
- へいへいする【】〔表音〕
- 諂ひの語。
- へう【豹】ヒョウ〔動物〕
- へう【雹】ヒョウ
- 「雹」の漢音「はく」から「ヒョウ」へ變ったといふが、また「氷雨」の轉との説もあり、假名遣未詳。
- へうえう【嫖姚】ヒョウヨウ〔聯綿〕
- 「-eu」の疉韻字。輕くすばやいこと。また漢の霍去病の稱。
- へうたん【瓢箪】ヒョウタン〔植物〕
- ∴〜から駒。
- べうばぅ【渺茫】ビョウボウ〔聯綿〕
- 「p-」の疉韻字。∞ばぅやぅ(茫洋=望洋)。∴往時渺茫。
- へうべう【縹緲】ヒョウビョウ〔聯綿〕
- 「-eu」の疉韻字。
- へえ【】〔表音〕
- ←はい。∞ええぢゃないか。
- ペーピン【北平】〔外來〕
- 「北京」の舊稱。→「平←hiang」。∞北京。
- へえる【這入】〔表音〕
- 「へへる」「へひる」ではない。∞ええぢゃないか。∞這入る。
- ペーロン【爬龍】
- 舟の種類。また長崎、臺灣の祭。→「龍←long」。
| 【へき】 |
へき | piak | 46碧゜\46辟゜璧゜襞゜躄゜闢゜僻゜47甓゜壁゜劈゜霹゜47 46癖゜\ |
| 【べき】 |
べき | biak | 47冪(羃)゜\47幎゜\47汨゜\47覓゜\ |
- へきれき【霹靂】
- ∞「霹靂」。
- ペキン【北京】〔外來〕
- →「京←kiang」。∞北京。∞南京。
- へだたり【逕庭】〔聯綿〕
- 「逕庭」は「-ing」の疉韻字。
| 【べつ】 |
べつ | biat | 33蔑゜26韈゜襪'\34別゜\34瞥'鼈'\ |
- べっかふ【鼈甲】ベッコウ〔動物〕
- べっかんこう【】
- ←目赤ん子。∞赤ん目。
- べっちん【別珍】
- 下駄の鼻緒などに使ふ木綿のビロード。「ベルベット(velveteen)」の前半を略した宛字。→珍。
- へっつひ【竈】ヘッツイ
- ←邊つ火。
- へつらふ【阿諛】ヘツラウ〔聯綿〕
- 雙聲字。∴阿諛追從。
- ベトナム【越南】〔外來〕
- →「越」「南」。「越共」とは「越南共産黨」の略。「共」。
- ペ・ヨンジュン【裴勇俊】〔外來〕
- ヨン樣。→「勇←iong」。
- べら【倍良】〔動物〕
- →「良」。
- べらぼぅ【篦棒】ベラボウ
- 人名「可坊」に由來するとの説もあり。
| 【へん】 |
へむ | piam(舊假へん) | 56貶:\ |
へん | pian | 26返'\33 34扁:33遍:蝙:編:34偏:篇:翩:褊:諞゜騙:\33片:\33胼゜駢゜\33邊(辺邉):\34變(変):\ |
| 【べん】 |
べん | bian | 33眄゜\33駢。\34便。鞭'\34勉゜娩゜俛゜冕゜\34弁。\34辨。辧。辯。32瓣。33辮。\34卞。抃。\ |
- へんきゃぅ【邊疆=邊境】ヘンキョウ
- ∞「さかひ(疆=境)」。
- へんしふ【編輯=編集】ヘンシュウ〔同源〕
- 「集」「輯」共に「あつめる」意。「編修」は近義だが正史を編む意味の別語。∞あつめる(收集=蒐輯)。
- へんぱ【偏頗】〔聯綿〕
- 「p-」の雙聲字。
- べんべつ【辨別】〔聯綿〕
- 「-en」「-et」の疉韻字。
- へんぽん【翩飜】〔聯綿〕
- 「p-」の雙聲字。
| 【ほ】 |
ほ | po | 10甫'輔'脯'黼'11鋪(舖舗)゜圃゜捕゜補゜哺゜逋゜餔゜浦゜蒲゜匍゜\11歩゜\38保。堡。葆。\ |
- ほ【保】〔表音〕
- 平假名「ほ」の原字。「保」。
| 【ぼ】 |
ぼ | bo | 11募゜墓゜慕゜暮゜模゜謨゜\11簿'\11菩'\51牡'\51戊'\51母'拇'11姆゜\ |
- ほい【寶飯】〔地名〕
- 愛知縣(三河國)の郡名。『舊事本紀』に「穗國造」。『平城宮木簡』天平十八(七四六)年に「寶飫」。「飯」は「飫」の誤字といはれる。∞囎唹。
| 【ほう】 |
はう | pau | 30判[ハン]\【37包゜庖゜砲゜胞゜飽゜咆゜枹゜炮゜皰(疱)゜苞゜靤゜髱゜鮑(蚫)゜麭゜匏゜泡゜】\37抛゜\ |
はぅ | pang | 【04邦:】\42方:訪:髣:魴゜放:倣:芳:枋:+43彷:舫:43 44磅:\43 44彭゜44澎゜\【43幇:】\44烹(亨)゜\【45棚゜繃゜弸゜硼゜萠(萌)'】\45萌'\45怦゜\ |
はふ | pap | 【61法゜琺゜】\ |
ほう | pou | 18焙'[ハイ]\38鴇:\38呆゜襃(褒):堡゜葆:褓:\38報:\【38抱゜袍゜】\38寶(寳宝):\51抔゜\ |
ほぅ | pong | 01鳳゜\【03封゜】\【03奉゜俸゜捧゜01豐(豊)゜】\03峯(峰)゜蜂゜鋒゜烽゜逢゜縫゜01蓬゜篷゜\【49朋゜崩:鵬゜堋:】\ |
ほふ | pop | 【61法。琺。】\ |
▼幇(はぅ)、封(ほぅ)
▼邦 (はぅ/はぅ)
奉豐峰(峯)(ほぅ/ぶ )
蚌 (はぅ/ぼぅ[慣]ばぅ)
蚌は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ) となる、
原則として漢音優先
▼棚繃弸硼萠(はぅ)、
朋崩鵬堋(ほぅ)
▼法琺 (はふ/ほふ)
▼包庖砲胞飽咆枹炮皰(疱)苞靤髱鮑(蚫)麭匏泡はう、
抱袍ほう |
| 【ぼう】 |
ばう | bau | 37卯(夘)゜茆゜昴゜\【37茅゜】\37貌(皃)゜\ |
ばぅ | bang | 04尨゜厖゜\【04蚌'】\42亡゜忘゜望゜妄゜芒゜鋩゜惘゜45氓'43忙゜茫゜\42坊。妨'紡'肪。防。+43房。43旁。傍。滂'膀。蒡'謗'43 44榜'\43蠎゜蟒゜\44膨'\45萌'\45黽'\ |
ぼう | bou | 38呆'\38暴。\38冒゜帽゜瑁゜\38旄゜髦゜\50鉾゜眸゜鴾゜\51剖'\51某゜50謀゜\51貿゜\【51袤゜楙゜懋゜】\ |
ぼぅ | bong | 【04蚌。棒。】\49儚゜\ |
ぼふ | bop | 61乏。\ |
▼邦(はぅ)、奉豐(ほぅ)、蚌(はぅ/ぼぅ[慣]ばぅ)
▼乏(はふ/ぼふ) |
- ほうける【惚・呆】
- ←ほく(惚)の長音化、ぼける、「ほほける」とは別。「呆」。「惚」。∴まちぼうけ(北原白秋・山田耕筰)
- ほうこ【布袴】
- 指貫の別稱。「布」は「ほ/ふ」。
- ぼぅじ【鳳凰寺】〔地名〕
- 三重縣阿山郡大山田村の地名。(〒518-1405)。→「鳳」。
- ほうしゃぅ【襃賞=報奬】ホウショウ〔同源〕
- 「襃賞」「報奬」共に假名遣は一致する。
- ほぅばい【朋輩】ホウバイ〔同源〕
- 「傍輩」も類義だが假名遣が異る。
- ぼうぶら【abobora】
- ポルトガル語の瓜。
- ほぅわぅ【鳳凰】ホウオウ
- 「鳳」「凰」。疉韻字か未詳。∞鳳凰寺。
- ほえる【吠】〔近15・恆4〕
- 「吠」は吠え聲の擬音といふ。∞犬吠埼。
- ほえる【吼・咆哮・咆烋】〔同源〕
- 「吼」は「こぅ/く」。「咆哮」「咆烋」は「-au」の疉韻字。「咆哮霹靂の瀧」は栃木縣那須郡鹽原町下鹽原にあり。∞吼ゆ。
- ホー・チミン【胡志明】〔外來〕
- 越南の人名。→「明←miang」。∞西貢。
| 【ぼく】 |
ぼく | bok | 01卜'04朴。\01牧゜\01睦゜\01穆゜\01木゜\01目゜\01樸。撲'蹼'僕。濮'\01鶩゜\49墨゜\ |
- ぼく【僕=不穀】〔同源〕
- 「不穀」とは國君の謙稱であるが「僕」の緩讀といふ。
- ぼくゑ【木瓜】舊假名ぼけ〔植物〕
- ぼけ【歩危】〔地名〕
- 徳島縣三好郡。大歩危、小歩危。古語「ほき」は斷崖の意。字音は「危」であるが、後世の宛字によるものか。∴岩の角踏むほきのかけ道(西行)。
- ほしいまま【恣=肆】〔同源〕
- 「恣」「肆」共に「し」。∴放恣。
- ほじくる【】〔近01*〕
- ∴權兵衞が種蒔きゃ烏がほじくる
- ほしひ【糒】ホシイ
- 福岡縣の伊田線の驛名。「干し+飯」であって、「ほしい」ではない。
- ほじる【】
- ぼたん【牡丹】〔植物〕
- 俳句で「ぼうたん」と讀む場合あり。「牡丹餠」は「ぼたもち」。
| 【ぼつ】 |
ぼつ | bot | 27孛'勃゜渤'\27沒(没)゜歿゜\ |
- ほっけ【〓】〔動物〕
- 音の由來未詳。
- ぼっけもん【木強物】〔表音〕
- 薩摩方言。『ぼっけぇ、きょおてえ』は岩井志麻子著。「強」∞氣疎い。
- ほてい【布袋】
- ∴〜葵
- ほとほりぼし【星宿】ホトオリボシ
- 二十八宿の一。「ほとほり」とは古語で「熱氣」の意。∴ほとぼりが冷める
- ほのか【仄=側】〔同源〕
- 仄聞=側聞。
- ほのほ【炎=焔=閻】〔近08・同源〕
- 炎、焔、閻。
- ボヒーちゃ【武夷茶】〔外來〕
- 紅茶の品種。福建省「武夷」山の轉、烏龍茶の産地としても有名。
- ほふる【屠】〔恆2〕
- 同樣の例に「溢る」。
- ほふゑ【法會】ホウエ〔近14〕
- ほほ【頬】ホオ
- 「ホオ」「ホホ」兩樣の發音をする。しかし鳥名の頬白を「ホホジロ」と讀むことは少い。
- ほほ【朴】ホオ〔植物〕
- ∴〜齒の下駄。
- ほほける【蓬】ホオケル
- ←穗穗ける、けばだつ、「ほうける」とは別。
- ほほづき【酸漿】ホオズキ〔近02・08〕
- ∴淺草寺〜市。
- ほむだわけ【譽田別命・品田別命】〔姓名〕
- 應神天皇の御名。→「品」。
- ぼむでん【梵天】ボンデン〔表音〕
- 玩具。旭岡山神社の「梵天」祭奉納物。秋田縣横手市。
- ほめる【頌=稱=賞】〔同源〕
- 頌、稱、賞。∞賞讚。∴推賞=推奬。推稱=推頌。
- ほゆ【吼】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞吼える。
- ほりやま【祝山】〔地名〕
- 祝部。滋賀縣西浅井町の地名。∞柞。
- ぼる【】
- 「暴利を貪る」を動詞化したもの。「暴」は「ばう」。
- ポルトガル【葡萄牙】〔外來〕
- →「萄」「牙」。∞葡萄。
| 【ほん】 |
ほん | pon | 26反。\26繙。翻(飜)。\27奔:\27本(夲):笨゜\ |
| 【ぼん】 |
ぼむ | bom(舊假ぼん) | 61凡。梵。\ |
ぼん | bon | 26煩。\27盆。\ |
- ぼん【坊】〔表音〕
- 大阪方言。「坊」
- ポンカン【椪柑】ポンカン〔植物〕
- →「並←pong」
- ホンキュウ【虹口】〔外來〕
- 上海の地名。→「虹←hong」
- ホンコン【香港】〔外來〕
- 廣東の地名。→「香←hiang」「港←kong」。廣東音は「あう」が「オウ」となる事多し。北京音は「シァンガン」。
- ポンド【磅】
- 英國の通貨の音譯字。「磅」とは一致しない。
- ポンユウ【朋友】
- →「朋←pong」
| 【ま】 |
ま | ma | 41麻"痲(痳)'嘛'40摩。磨。魔。麼。\ |
| 【まい】 |
まい | mai | 12米。\16埋。\17邁。\18妹。昧。+14眛。\18枚。\18毎。\18瑁。\ |
- まうける【設】モウケル〔近10・恆2〕
- まうける【儲】モウケル〔恆2〕
- 「儲」の字は「人+諸」からなる形聲文字。「信+者」ではない。∴骨折損のくたびれまうけ
- まうす【申】モウス〔近08・10・恆2〕
- 古形「∞申す」。
- まぅだ【望陀】モウダ〔地名〕
- 千葉縣(上總國)の郡名。『舊事本紀』に「馬來田國造」。「望←mang」は「まく」に宛てた字と考へられる。
- まうでる【詣】モウデル〔近10・恆2〕
- ∞參る。
- まぅりゃぅ【魍魎】モウリョウ
- ∞「魑魅魍魎」。
- まうろく【耄碌】モウロク
- マオ【毛主席】〔外來〕
- 毛澤東主席を好んで「マオ主席」と表現する事があった。英文は「MaoTse-tung」。「毛」の假名遣は長らく「ばう/まう」とされ、またその方が現代北京音にも合致するのだが、現在では「ぼう/もう」に訂正されてゐる。
- まがき【藩=樊】〔同源〕
- 「藩」「樊」∴藩屏。
- まかなひ【賄】マカナイ〔近12〕
- マギー・チャン【張曼玉】〔外來〕
- 香港の女優名。→「張←tiang」。
- まきゑ【撒餌】マキエ〔近14〕
- まくは【眞桑瓜】マクワ〔植物〕
- 岐阜縣(美濃國)本巣郡眞桑村の産が著名であったことによる。現在の眞正町上眞桑(〒501-0461)・下眞桑(〒501-0466)。
の村名に由來する。
- まげる【曲=跼】〔同源〕
- 「曲」「跼(せぐくまる)」。
- まげる【枉=横】〔同源〕
- ∴枉死=横死。
- まことに【實≒寔】〔同源〕
- 「實」「寔」
- まじ【】〔恆8-2〕
- 助動詞。
- まじなひ【呪=咒】マジナイ〔近01〕
- ∞いはふ(呪=祝)。
- まじまじ【】〔恆8-2〕
- まじめ【眞面目】〔近01〕
- ∴生〜。
- まじる【混・雜=襍】〔恆8-1・同源〕
- ∞まず(混・雜)。「襍」は「雜」の異體字。共に「衣+集」からなる。〓は「衣」の變形。
- まず【混・雜・交】〔近03・19・恆8-1〕
- 文語下二段動詞。→「まざる」「∞まじる」「まぜる」いづれもザ行。
- ますらを【丈夫】マスラオ〔近05〕
- またぐ【騎=跨】〔同源〕
- 「騎」「跨」
| 【まつ】 |
まつ | mat | 30末。抹。沫。秣。茉。靺。\ |
- まづ【先】マズ〔近03・恆7〕
- ∴〜は御禮迄。
- まづい【拙・不味】マズイ〔近03*・恆7〕
- まっかう【眞向】マッコウ
- 「眞+向ひ」のウ音便。字音「向」と、偶然に假名遣は一致する。
- まっかぅくぢら【抹香鯨】マッコウクジラ〔動物〕
- まづしい【貧】マズシイ〔近03*・恆7〕
- まったうな【】マットウナ
- ←全う、「眞當」は宛字だが、偶然にも假名遣は同じ。
- まつたふや【松任谷】マツトウヤ〔姓名〕
- 「任」の訓「たふ、たへる」。∴〜由實(歌手)
- まどひ【迷】マドイ〔近11〕
- まどゐ【團欒・圓居】マドイ〔近11・恆5〕
- まはる【】マワル〔近05〕
- まひ【舞】マイ〔近12〕
- まひご【迷子】マイゴ〔近12〕
- まひまひ【蝸牛】マイマイ〔動物〕
- ←舞ひ舞ひ。「卷き卷き」ではない。∴舞へ舞へ蝸牛(梁塵祕抄)。
- まひまひず【】マイマイズ〔地名〕
- 東京都羽村市五ノ神社の西部池袋線入曾驛附近にある井戸。「不老川」の、「掘難の井」として武藏野の歌枕。井戸に下りる道が螺旋状のため「まひまひ」の名あり、「ず」の假名遣は未詳。∞蝸牛。
- まぼろし【〓=眩=幻】〔同源〕
- 〓、眩、幻。
- まみえ【見】〔近15〕
- ∞見ゆ。
- まみゆ【見】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞見え。
- まよひ【迷】マヨイ〔近11〕
- まらうど【賓客】マロウド〔近10〕
- ←「稀+人」のウ音便。
- まる【圜=圓=丸】〔同源〕
- 圜、圓、丸。
- まゐる【參】マイル〔近11・12・恆5〕
- ∞詣る。
- まをか【眞岡】モオカ〔地名〕
- 栃木縣(下野國芳賀郡)の市名。現代假名遣で「もおか」か「もうか」かしばしば誤るやうである。樺太の「眞岡」は「マオカ」と讀む。∴〜木綿、∴〜鐵道。
- まをす【申】モウス〔近08・恆3〕
- 「申す」の古形。
| 【まん】 |
まん | man | 26卍'\26萬(万)'\30 26曼'蔓'30鰻。漫。幔。鏝。饅。+31縵'謾'31慢'鬘'\30瞞。蹣。滿(満)。懣。\ |
- マンゴー【芒果】〔植物〕
- タミル語「man-kay」に遡るといふ。「芒←mang」
- まんしう【滿洲】マンシュウ〔地名〕
- 英文「Manchuria(滿州里)」。「chu」が「洲」に相當する。
- まんじりと【】
- まんだ【茨田】〔地名〕
- 大阪府(河内國)の郡名。古くは「まむた」。「茨」は音「シ」。
- まんぢゅう【饅頭】マンジュウ
- 「頭」は唐音。∞塔頭。
- まんばう【飜車魚】マンボウ〔動物〕
- 音の由來未詳。∴『ドクトル〜航海記』(北杜夫)
| 【み】 |
み | mi | 05彌(弥)。\05靡。\06眉。\08未。味。06魅。\ |
- みいづ【御稜威】ミイズ
- ←みいつ。∴〜の風は海原越えて(明治節)
- みえ【見・外見・見榮】〔近15・16〕
- 「見榮」は宛字。「榮」では假名遣が合はない。∞見ゆ。∴見えっぱり。
- みえる【見】〔恆4〕
- ∞見ゆ。
- みかむ【蜜柑】舊假名みかん〔植物〕
- みけん【眉間】
- ∴〜に皺を寄せる。
- みさを【操】ミサオ〔近07・08・恆3〕
- みじかい【短】〔近01〕
- みじめ【慘】〔近02〕
- みせ【廛・店】〔同源〕
- 「廛」「店」は類義だが、原音は相當に異る。
- みそぢ【三十路】ミソジ〔近01〕
- みだりに【濫】〔同源〕
- 「亂(みだれる)」と「濫(みだりに)」は別字。從って「亂用」と「濫用」を同一視するは非。
- みだれる【紊亂=泯亂】〔同源〕
- 「紊亂=泯亂」。
- みづ【水】ミズ〔近02・恆7〕
- ∴花水木。
- みづうみ【湖】ミズウミ〔近02〕
- みつかいだう【水海道】ミツカイドウ〔地名〕
- 茨木縣の市名。→「水」。
- みづから【自】ミズカラ〔恆7〕
- ∞てづから
- みづぎは【水際】ミズギワ〔近05〕
- ∴〜だった采配。
- みづくろひ【身繕】ミヅクロイ〔近11〕
- ∴〜を整へる。
- みづち【魑魅魍魎】ミズチ〔同源〕
- 「魑魅」は「-i」の疉韻字。「魍魎」は「-ang」の疉韻字。
- みづのえ【壬】ミズノエ〔近16〕
- 「水の兄」。
- みづほ【瑞穂】ミズホ
- 「みずほ銀行」は好ましくないが、固有名詞は改め難い。∴豐葦原千五百秋瑞穂國。
- みづま【三瀦】ミズマ〔地名〕
- 福岡縣(筑後國)の郡名。『景行紀』に「水沼縣主」。
- みとほし【見通】ミトオシ〔近08〕
- ∞通り。
- みない【藥袋】〔地名〕
- 山梨縣南巨摩郡早川町の地名(〒409-2727)。語源未詳。
- みなぅ【美嚢】ミノウ〔地名〕
- 兵庫縣(播磨國)の郡名。古くは「みなぎ」。←「嚢←ナギ←nang」。伯備線の驛名は「嚢(ふくろ)」が難字だとして「美袋」に改名。岡山縣總社市美袋(〒719-1311)も同樣。
- みなふ【耳納】ミノウ〔地名〕
- 福岡縣筑後の山地名。「水繩」とも。∞箕面。
- みなわ【水沫】〔近04〕
- みぬめ【敏馬】
- 岡山縣總社市の地名(〒719-1311)。→「敏」。∴珠藻刈る敏馬を過ぎて(萬葉集3-250)
- みの【美濃】〔地名〕
- 舊國名。→「濃」
- みのる【稔・年】〔同源〕
- 「稔」「年」は近義だが字音假名遣は異る。
- みのを【箕面】ミノオ〔地名〕
- 大阪府(攝津國豐島郡)の市名。『扶桑略記』應和二(九六二)年に「蓑尾山」。「水」の「尾」つまり分水嶺の意か。∞耳納。
- みへ【三重縣】ミエ〔地名〕
- みまな【任那】〔地名〕
- →「任」。∴〜日本府。
- みみず【蚯蚓】〔近02・03〕
- みゃぅじ【名字】ミョウジ
- 「苗字」なら「∞めうじ」
- みゃぅぶ【命婦】ミョウブ
- みやけ【三宅】〔姓名〕
- ←「御+家」。屯倉の意。「みあけ」ではない。「大伴家持」も同樣。また東京都三宅島を始め、地名に多い。
- みゆ【見】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞見える。∴敵艦見ユトノ警報ニ接シ。
| 【みょう】 |
みゃぅ | miang | 44命。\44明。\46名。47茗。\47冥。\ |
めう | miau | 36妙。\ |
- ミョンドン【明洞】〔外來〕
- →「明←miang」「洞←dong」。
- みる【見・觀・看】〔近21・同源〕
- 文語上一段動詞。「觀」「看」は近義だが字音假名遣は異る。
- みわ【神酒】〔近04・05〕
- ∞大神神社。
- みを【水脈・澪】ミオ〔近07・08〕
- みをつくし【澪標】ミオツクシ〔近07・恆3〕
- 「水脈つ串」。∴みをつくしてや戀わたるべき(千載集)
- みをやま【一尺八寸山】ミオヤマ〔地名〕
- 「ミオウヤマ」とも。大分縣日田市と山國町の境にあり難讀地名として著名。「鎌柄の三尾山」とも。鎌の柄の長さは「一尺八寸」のためこの字を宛てるといふ。狩で捉へた三頭の猪の尾をつないだら「一尺八寸」あったとの説は如何なものか。
| 【みん】 |
みん | min | 21民。33眠'\44明"[メィ]\ |
- みん【明朝】
- 王朝名。→「明←miang」。∞しん(清朝)。
| 【む】 |
む | mo | 01夢(梦)。[ボゥ]\10武。鵡。\10無。\10无。\10毋。\50謀。[ボゥ]\50牟。[ボゥ]\50矛。[ボゥ]10務。霧。\ |
- む【牟】〔表音〕
- 「牟」は牛の啼き聲の形容。漢音が「ぼう」となるのは傳來當時の長安方言の特色ともいふべきもので、一般には「もう」であった。現代北京音も「mou」である。
- むいか【六日】〔近13・恆5〕
- 「むゆか」の轉。
- むかうがは【向側】ムコウガワ〔恆2〕
- 恆2は「むかひがは」のウ音便。終止形・連體形の名詞化で「むかふがは」ではあるまい。
- むかうじま【向島】ムコウジマ〔地名〕
- 東京都墨田區の東部。もと向島區。「向ひ島」のウ音便と考へられる。「向」を「ムカウ」と讀む地名は香川縣綾歌郡宇多津町向山(〒769-0228)など珍しい。壓倒的に「ムカイ」である。「向田邦子」など同樣の地名、人名は多し。
- むかふ【向】ムカウ〔近09〕
- むかふ【向日】ムコウ〔地名〕
- 京都府(山城國乙訓郡)向日市。『三代』貞觀元(八五九)年に「向神」。『延喜式』に「向日神社」。
- むかへる【迎=逆】〔同源〕
- 「迎」「逆」。「逆旅」は旅人を迎へる意で旅館の事。
- むかへる【要=邀】ムカエル〔同源〕
- 「要撃」「邀撃」ともに「えうげき」
- むかゐきょらい【向井去來】ムカイキョライ〔姓名〕
- ∞新居。
- むかゐばら【向井原】ムカイバラ〔地名〕
- 廣島縣高田郡向原町の小字、「向原町」にわざわざ「井」を入れたために假名遣の矛盾をきたしてしまった。「筑波郡谷和原村」も同樣。
- むくい【報】〔近12・13〕
- むくいる【報・酬=讐=讎】〔恆5・同源〕
- ヤ行上一段動詞。「酬」「讐」「讎」共に「しう」。「讐」「讎」は異體字。∞報ゆ。
- むくげ【木槿】〔植物〕
- 「木槿」の訛か。朝鮮では「無窮花」。
- むくゆ【報】〔近18〕
- 文語上二段動詞。∞むくいる(報)
- むさし【武藏・牟邪志】〔地名〕
- 舊國名。→「藏」
- むざふさ【無雜作】ムゾウサ
- 「無造作(むざうさ)」とも書くが、假名遣は異る。
- むざむ【無慙=無慘】ムザン舊假名むざん〔同源〕
- 書換へて「無殘」とするが、假名遣が異る。
- むしず【蟲酸】
- 「蟲酸」なら「むしず」、「蟲唾」なら「むしづ」。
- むじな【狢】〔動物〕
- ∴同じ穴の〜。
- むずがゆい【】
- むずむず。
- むすめ【娘=孃】〔同源〕
- 「娘」「孃」
- むせぶ【咽=噎】〔同源〕
- 「咽」「噎」。
- むづかる【憤】ムズガル
- ←むつかる←難しい。
- むつごらう【〓五郎】ムツゴロウ〔動物〕
- むなしい【曠=荒】〔同源〕
- 「曠」「荒」∴荒野=曠野。
- むらをさ【村長】ムラオサ〔近06〕
- むろ【牟婁】〔地名〕
- 和歌山縣三重縣(紀伊國)牟婁郡。『齊明紀』に「牟婁温湯」。→「婁」。
- むろふさいせい【室生犀星】ムロウサイセイ〔姓名〕
- むんず【】
- ∴〜と組む。
| 【めい】 |
めい | miai | 12迷'\ |
めぃ | miang | 44命゜\44明゜盟゜\44鳴゜\46名゜47銘゜茗゜酩゜\47冥゜暝゜溟゜螟゜瞑゜\ |
- めぃてぃ【酩酊】
- ∞「醉」。
- めいる【滅入】
- めうが【茗荷】ミョウガ〔恆2〕
- 「芽香」から。字音「茗」に非ず。
- めうじ【苗字】ミョウジ
- 「名字」なら「∞みゃぅじ」
- めえ【枚】〔表音〕アイ
- 「一枚」ではない。∞ええぢゃないか。
- めくじら【目くじら】
- 「∞鯨」とは關係ない。∴〜をたてる。
- めぐむ【惠=慧】〔同源〕
- 「惠」「慧」は共に「くゑい」
- めじな【目仁奈】〔動物〕
- めづ【愛】メズ〔恆8-1〕
- ←めでる。
- めっさぅ【滅相】メッソウ
- ∴〜もない。
- めづらしい【珍】メズラシイ〔近03・恆7・8-1〕
- 目+つら(連)+し形容詞語尾(もっと見たい)。
- めでたう【目出度】メデトウ〔恆2〕
- ∞おめでたう(御目出度)。
- めをと【夫婦】メオトミョウト〔近05・恆3〕
- 「メオト」「ミョウト」二種の讀み方あり。∴〜茶碗。
| 【めん】 |
めん | mian | 33麪(麺)。\34免。\34棉。綿。緜。\34面。緬。湎。\ |
- めんさうれ【參り候へ】メンソウレ〔表音〕
- 沖繩方言の挨拶言葉。
- めんたいこ【明太子】
- 「明」の唐音は「みん」。
- めんよう【面妖】
- 「名譽」の轉。「妖」とは假名遣が合はない。∴はて〜な。
- も【毛】〔表音〕
- 平假名「も」の原字。「毛」は從來「まう」とされてきたが、近年「もう」に訂正された。
| 【もう】 |
まう | mau | 38耗'\ |
まぅ | mang | 42亡。望。妄。罔。網。魍。44盲゜\43 44孟:44猛゜\43莽。\ |
もう | mou | 38毛。耄。\ |
もぅ | mong | 01蒙'曚'朦'濛'矇'艨'\ |
▼莽(ばぅ/まぅ)
(ぼぅ/も )
字音はこの二系統に分れるが、常用音は「まぅ」
▼毛(もう)、耗(かう/かう[慣]まう)
(消耗せうまう←せうかう) |
- もう【】〔恆2〕
- もぅしょぅ【艨衝】
- ∞「いくさぶね(艨艟・艨衝)」。
- もうせんごけ【毛氈苔】〔植物〕
- もうつうじ【毛越寺】〔地名〕
- 岩手縣平泉町(陸奧國磐井郡)毛越寺。「もうをつじ」または「もうつじ」とも。「も+をつ」とはならない。
- もうとう【毛頭】
- ∴そんな氣持は〜ない。
- もぅどぅ【艨艟】
- ∞「いくさぶね(艨艟・艨衝)」。
- もうひとつ【】
- もうり【毛利】〔姓名〕
- 長く「毛」は「まう」とされてきたが、正しくは「もう」。∴〜輝元。
- もぅろぅ【朦朧】モウロウ〔聯綿〕
- 「-ong」の疉韻字。「龍」は漢音「りょぅ」呉音「りゅぅ」。
- もえぎ【萌黄】〔近16〕
- もえる【燃・萌】〔近15・恆4〕
- ∞もゆ(燃・萌)。大豆を發芽させた「もやし」は「萌やし」の義。
| 【もく】 |
もく | mok | 01睦。\01木。沐。杢'\01目。苜。\49默(黙)。\ |
- もくれん【木蓮】〔植物〕
- もさ【猛者】
- 「猛」は「まぅ」。江戸時代の關東方言「もさ言葉」に由來する宛字といふ。
- もじ【文字】〔近02〕
- もじゃもじゃ【】〔表音〕
- もず【鵙・百舌鳥】〔近02・03・動物・地名〕
- 鳥名、また大阪府堺市中百舌鳥町(〒591-8023)などの地名あり。∴〜の早贄。∴〜古墳群。
- もだえる【悶】〔恆4〕
- ∞もだゆ(悶)。
- もだゆ【悶】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞もだえる(悶)
- もたれる【凭=憑】〔同源〕
- 「凭」「憑」。∴憑依。
- もぢずり【捩摺】モジズリ〔植物〕
- 「捩花」の別名。∞ねぢる(捩)。∴みちのくの忍ぶ〜誰ゆゑに(河原左大臣)
- もぢもぢ【】モジモジ〔恆8-2〕
- もぢる【捩】モジル〔近01*・恆6〕
- もちゐる【用】モチイル舊假名もちひる〔近11・18・21・恆1・5〕
- 文語ワ行上一段動詞。從來「用ふ」「用ゆ」などに誤ることが多かった。∴羌笛何ぞ須ゐん、楊柳を怨むを(王之渙・出塞)。
- もづく【海雲・藻屑】モズク〔恆7〕
- 「もくづ」の倒置。∞屑。
- もっくゑ【勿怪】舊假名もっけ
- 〜の幸ひ。「物怪」の轉。∴〜の幸ひ
- もっさぅ【盛相】モッソウ
- 飯入れ。
- もづめ【物集女】モズメ〔地名〕
- 京都府(山城國乙訓郡)向日市の地名。(〒617-0001)
- もてなす【享=饗】〔同源〕
- 「享」「饗」は共に「きゃぅ」。「饗應」はまた「供應」とも書くが、假名遣は異る。∴享宴=饗宴。
- もと【元=原】〔同源〕
- 「元」「原」は共に「ぐゑん」
- もとい【】
- イ音便。←元へ。訂正の意。
- もとゐ【基】モトイ〔近11・12・恆5〕
- ∴〜定めしそのかみを(紀元節)
- もとをりのりなが【本居宣長】モトオリノリナガ〔姓名〕
- ものうい【物憂】〔恆2〕
- 「物」は明らかに訓讀みだが、「憂」は呉音由來かもしれない。漢音は「いう」。
- ものかは【】
- もの+か(助詞)+は(助詞)。
- ものぐるひ【物狂】モノグルイ〔近11〕
- もののくゑ【物の怪】舊假名もののけ
- ∴〜姫。
- ものわかり【物判】〔恆1〕
- もひとり【主水】モイトリ
- もんど。∴鈴木主水といふ侍は(八木節)。
- もみぢ【紅葉】モミジ〔近01・02・恆6〕
- ∞楓。∴〜のにしき神のまにまに(菅家)
- もゆ【燃・萌】〔近19〕
- 文語下二段動詞。∞もえる(燃・萌)
- もよほす【催】モヨオス〔近08・09〕
- もらす【洩=泄】〔同源〕
- 「洩」「泄」。「洩」には「のびる」意で「えい」の音もあり、「漏洩」は「ろうせつ」の筈だが「ろうえい」と讀まれることが多い。∴祕密漏洩
- もろい【脆=毳】〔同源〕
- 「脆」「毳」。「毳」は「にこ毛」の意。やはらかい義が「脆」と通ず。
- もろきう【】モロキュウ
- 酒肴。∞きうり(胡瓜)。
| 【もん】 |
もん | mon | 24文(攵)。紋。\27門。悶。們。捫。24聞。問。\ |
- もんがふいか【紋甲烏賊】モンゴウイカ〔動物〕
- モンゴル【蒙古】〔外來〕
- →「蒙←mong」
- もんじ【文字】〔近02〕
- もんじゃやき【】
- ←「文字燒き」に由來するか。
- もんのう【文雄】〔姓名〕
- 『磨光韻鏡』の著者。假名遣未詳。「もんのを」かもしれない。
| 【や】 |
や | ia | 41也:\41冶:\41夜:\41耶:爺:揶:椰:\41野(埜):\ |
- やいと【灸】〔近12・13〕
- やいば【刃】〔近12・13・恆5〕
- 「燒き刃」のイ音便。
- やうか【八日】ヨウカ〔近10・恆2〕
- ←八+つ+日。
- やぅだ【樣】ヨウダ〔近17〕
- やぅちゃぅ【羊腸】ヨウチョウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。∴〜の小徑は苔滑か(箱根八里)。
- やぅぢゃう【横笛】ヨウジョウ
- 本來の「横笛」が「王敵」に通じるゆゑの言ひ換へ。
- やうやう【漸】ヨウヨウ〔恆2〕
- やうやく【漸・寢】ヨウヤク〔近10・同源〕
- 「や(稍)+く(副詞語尾)」、やくやく→やうやく。「漸」「寢」
- やから【族=屬】〔同源〕
- 「族」「屬」は共に「ぞく」
- やぎ【山羊】〔動物〕
- 「やぎ」は「羊←iang」の轉とする説あり。
- やぎふ【柳生】ヤギュウ〔地名〕
- 奈良市(大和國添上郡)の地名。(〒630-1237)『文徳』嘉祥三(八五〇)年の「夜岐布山口神」。∴〜新蔭流。
- やきもの【磁=瓷】〔同源〕
- 「磁器」「瓷器」
| 【やく】 |
やく | iak | 42約:葯:\42躍:\42藥(葯薬):\42龠:籥:鑰:\45u厄。扼。阨。\46u疫。役。\46益。\46亦。\46譯(訳)。\ |
- やくたいもない【益體】
- →「益」。
- やくゎん【藥鑵】ヤカン
- やけぼっくひ【燒け棒杭】ヤケボックイ
- 「棒」。∴〜に火がつく。
- やこ【邪許=邪呼】
- 「邪許」「邪呼」は重い物を動かす時の掛け聲。∞齊の。∞よいとまけ。
- やさかい【】〔表音〕
- 關西方言。「さかひ」であるとの説もあり。∴そやさかいにな。
- やしき【第=邸】〔同源〕
- 「第」「邸」。∴聚樂第
- やじろべゑ【野次郎兵衞】ヤジロベエ
- ∴〜喜多八。
- やそぢ【八十歳】ヤソジ〔恆6〕
- やぢうま【野次馬】ヤジウマ〔恆6〕
- 「次」であるため、假名遣は「やじうま」か。「親父馬」または「やんちゃ」に由來するとの説もあり。
- やっかい【厄介】
- ヤッショウマカショ【】〔表音〕
- 山形縣『花笠踊』。
- やっちゃお【】
- ←やってしまはう。
- やつれる【憔悴】〔同源〕
- 「憔悴」は「s-」の雙聲字。
- やはず【矢筈】〔近03〕
- やはら【柔術】ヤワラ
- やはらか【柔・和】ヤワラカ〔近05〕
- やはらぐ【睦=穆】ヤワラグ〔同源〕
- 「睦」「穆」
- やほちゃう【八百長】ヤオチョウ
- ←八+百+長。
- やほや【八百屋】ヤオヤ〔近08〕
- ∞五百。
- やまじかぜ【】
- 愛媛縣宇摩地方の山から吹き降る強い南風。∞あなじかぜ。
- やまづみ【山祇】ヤマズミ
- 「山+つ(の)+靈」。「わたつみ」に對する山の神。「大山祇神社」などは各所にあり。
- やまひ【病】ヤマイ〔近12〕
- やみ【暗=闇=陰】〔同源・音訓〕
- 「暗」「闇」は共に「あむ」。「陰」は「いむ」。訓「やみ」は「闇」に由來するかもしれない。
- ヤムチャ【飮茶】〔外來〕
- 「ヤム」は廣東音。「飮」。∞點心。
- やゆ【揶揄】〔聯綿〕
- 「i-」の疉韻字。「邪揄」とも。「耶」はもと「邪」の誤字とも。
- やわら【谷和原村】〔地名〕
- 茨木縣筑波郡谷和原村。元は「谷原村」であったところ、後に「和」を増し加へたために假名遣が異なってしまった。∞向井原。
- やをら【徐】ヤオラ〔近08*〕
- ヤンゴン【仰光】〔外來〕
- →「仰←giang」「光←kuang」。∞仰光。
- やんはり【】ヤンワリ
- ←やはらか
- ヤンパン【兩班】
- 朝鮮の貴族。→「兩←liang」
| 【ゆ】 |
ゆ | io | 10兪:瘉:愈:癒:喩:楡:渝:瑜:蝓:覦:逾:踰:諭:愉:揄:輸'\10臾:腴:諛:萸:\50由。油。柚。[イウ]\50遊。[イウ]\ |
| 【ゆい】 |
ゆい | ioi(舊假ゆゐ) | 06u惟。唯。\06u遺。\ |
- ゆいしょ【由緒】
- 由は「ゆ」
| 【ゆう】 |
いう | iu | 50右゜佑゜祐゜\50酉゜\50楢゜猷゜猶(犹)゜蕕゜\50又(有)゜友゜\50尤゜疣゜肬゜\50憂゜優゜\50有゜侑゜宥゜囿゜\50由゜蚰゜釉゜鼬゜柚゜\50誘゜莠゜\50遊゜游゜蝣゜\50郵゜\50攸゜52悠:\52幽:\52黝:\ |
いふ | ip | 53揖:\53邑゜悒゜\ |
ゆう | io | 10裕'[ユ]\ |
ゆぅ | iong | 01熊゜\01雄゜\01融゜\03涌。勇。湧。\ |
- ゆうだ【紫合】〔地名〕
- 神戸市西區神出町(〒651-2334)。兵庫縣川邊郡猪名川町(〒666-0233)。丹羽基二氏の説によると、「死講」の「結田」の訛であり、「紫+合し」をかけた佳字であるといふ。姓の「合」も同樣。「ゆひだ」のウ音便なら「ゆふだ」だが、「ゆふだ」かもしれない。∞紫合。
- ゆぅづぅ【融通】ユウズウ
- ゆうパック【】
- 郵便小包の稱。「郵」にちなむものと思はれ、「いうパック」とすべきであらう。東京都品川區にある「ゆうぽうと(東京簡易保険郵便年金會館)」も同様。
- ゆうみり【柳美里】
- [姓名]→「柳←ユウ」。
- ゆが【瑜伽】
- ヨガ。→「伽」。
- ゆかり【因縁】〔同源〕
- ゆくへ【行方】ユクエ〔近16〕
- ∴〜も知らぬ戀の道かな(曾禰好忠)。
- ゆくゑ【行衞】ユクエ〔地名〕
- 京都市上京區の地名(〒602-8366)。一般に「行方」を「行衞」と宛字する事あり、定家假名遣の影響といふ。∞近衞。
- ゆず【柚子】〔近03*〕
- ゆだん【油斷】
- 和語「ゆたに」の轉。→「斷」∴〜大敵。
- ゆたんぽ【湯湯婆】
- →「湯←tang」。
- ゆづる【讓・擅=禅】ユズル〔近03・恆7・同源〕
- 擅譲=禅譲。∴親ゆづりの無鐵砲で(坊っちゃん)。
- ゆはず【弭】〔近03〕
- ゆはへる【結】ユワエル〔近05〕
- ゆひなふ【結納】ユイノウ
- 本來は「結ひ入れ」。
- ゆひまーる【】ユイマール
- 互助の意の沖繩方言。「結ひ+回る」。「ゆいレール」は「沖繩都市モノレール」の愛稱。
- ゆふき【結城】ユウキ〔地名〕
- ∴〜紬。
- ゆふづつ【夕星】ユウズツ
- 宵の明星。金星。「ゆふつづ」。
- ゆふべ【夕・昨夜】ユウベ〔近10・恆2〕
- ゆふゐん【湯布院】ユフイン〔地名〕
- 大分縣大分郡の温泉地。
- ゆや【熊野・湯谷】
- 能の一。「熊」。
- ゆわう【硫黄】イオウ〔恆1・2〕
- ←古語ゆわ。字音なら「りうわぅ」。
- ゆゑ【故】ユエ〔近14・15・恆4〕
- ∴我思ふ〜に我あり、∴人妻ゆゑに我戀ひめやも(天武天皇)。
- ゆゑん【所以】ユエン〔近14〕
| 【よ】 |
よ | io | 09予:豫:預:蕷:\09余:餘:畭:蜍:\09淤゜\09舁:輿:與(与)゜歟:譽(誉):\09飫゜\ |
- よいとまけ【】〔表音〕
- ∞齊の。∞やこ(邪許=邪呼)。
- よいなら【四十八願】〔姓名・地名〕
- 珍姓。また栃木縣葛生町の地名。丹羽基二氏の説では「黄泉の原」の轉。
| 【よう】 |
えう | iau | 35幺:窈:52幼'37拗。\35杳:\36窯(窰):\36要:腰:\36夭:妖:殀:\36姚:\36搖(揺):謠(謡):鷂:遥:徭:瑶:窰:\36燿:曜:耀:\36邀:\ |
えふ | iap | 56葉(頁):\56曄:\56靨:\ |
やぅ | iang | 42羊:洋:佯:痒:樣(様):漾:養:瀁:癢:\42昜:揚:楊:暘:煬:陽:瘍:\46瓔(珱)。\ |
よぅ | iong | 03容゜溶゜熔゜蓉゜鎔゜\03用゜庸゜傭゜慵'\03廱゜癰゜\03甬゜踊゜慂゜蛹゜湧゜踴゜+01俑゜\03雍゜擁゜壅゜\48鷹゜膺゜\ |
- よう【】〔近17〕
- 豫想または意志の助動詞。〜しよう。
- よぅ【癰】ヨウ〔同源〕
- 「癰(はれもの)」は「やまひだれ」に「雍」を加へた字。
- ようこそ【】〔恆2〕
- 「よくこそ」のウ音便。
- ようどれ【】〔地名〕
- 沖繩縣浦添市。初期琉球王墓。「よう」は「夕」、「どれ」は「瀞」と同系の言葉で、「ようどれ」は夕凪の意。假名遣は「よふどれ」かもしれない。
- ヨーヨーマ【馬友友】
- [外來]→「友←ヨー」。
| 【よく】 |
よく | iok | 02沃゜\03浴:峪:欲:慾:\48抑゜\48翌゜翊゜\48翼゜\48弋゜杙゜\ |
- よこぎ【衡=横】〔同源〕
- 衡。横。
- よこしま【奸=姦】〔同源〕
- 奸。姦。
- よさこい【】〔表音〕
- 高知縣民謠。←「夜さ來い」。
- よそほひ【裝・粧=妝】ヨソオイ〔近08・同源〕
- 「裝」。化粧=化妝。∞けはひ(氣配・化粧)
- よぢる【攀・捩】ヨジル〔近01・恆6〕
- 「もぢる」「ねぢる」も同樣。
- よど【淀=澱】〔同源〕
- 「淀」「澱」。「淀川」はまた「澱江」とも。∴〜君。
- よなげる【淘汰=〓汰】〔同源〕
- 「淘汰」「〓汰(たうた)」は「t-」の雙聲字。∞餘綾。
- よは【夜半】ヨワ
- 湯桶讀み。よ(夜)は訓、は(半)は音。『夜半の寢覺』。∞孝標。∴更くる〜に門を敲き(青葉の笛)。
- よはひ【齡】ヨワイ〔近11〕
- よひ【宵】ヨイ〔近12〕
- ∴宵っぱり。
- よびりん【呼び鈴】
- 「りん」は「鈴」の唐音。→「鈴←liang」。
- よふ【醉】ヨウ〔同源〕
- 古形「醉」。∞ゑふ(醉)。「酩酊」は「-ang」の疉韻字。∴よっぱらひ。
- より【自=爾】〔同源〕
- 「爾來=自來」。「爾後=自後」。「卒爾=卒而」。
- よる【倚=依】〔同源〕
- 「倚」「依」は共に「い」。
- よろき【餘綾】〔地名〕
- 神奈川縣(相模國)の郡名。「淘綾」とも。この「淘る」は訓讀みと考へられる。現在は合併して中郡。←「綾←ロキ←liong」。「小由留幾(小動木)の磯」は歌枕の地。現稱「小動」(〒253-0102)。『地2677』。∞よなげる(淘汰)。
- よろこぶ【歡=款】
- 「歡=款」。∴「歡待=款待」
- よろづ【萬】ヨロズ〔恆7〕
- よろめく【踉蹌】〔聯綿〕
- 「踉蹌」は「-ang」の疉韻字。
- よろめく【蹣跚=槃散】〔聯綿〕
- 「蹣跚」「槃散」は「-an」の疉韻字。
- よわい【弱】〔近05・恆1〕
- よわし【弱】〔近04〕
- ∞いわし(鰯)。
- よわなさけ【與話情浮名横櫛】
- 歌舞伎外題。
| 【ら】 |
ら | ra | 39羅:蘿:邏:鑼:\40螺:騾:\40裸:\ |
- ら【良】〔表音〕
- 平假名「ら」の原字。「良」。
| 【らい】 |
らい | rai | 12禮(礼)。\14頼:瀬:癩:籟:\18雷:擂:儡:櫑:罍:\18磊:\19來(来):徠:賚:莱:\ |
- らいがぅ【來迎】ライゴウ〔佛教〕
- 佛教語では時に「迎」を時に「がぅ」と讀む。他に「渇迎」など。∴二十五菩薩〜圖。
- らいてう【平塚雷鳥】〔姓名〕
- らう【羅宇・斑竹】
- ラオス産の竹管。「らお」とも。
- らぅさぅ【踉蹌】ロウソウ
- ∞「踉蹌」。
- ラオチウ【老酒】〔外來〕
- 酒名。→「老」。
- らかん【羅漢】〔佛教〕
- 「阿羅漢」の略。梵語「アラハン」。→「漢」。
| 【らく】 |
らく | rak | 04犖:\43絡:酪:珞:烙:駱:洛:落:\43樂(楽):42擽。\ |
- らくえき【絡繹】〔聯綿〕
- 「-ak」の疉韻字。人馬の往來が續く樣。
- らしゃぅもん【羅城門=羅生門】ラショウモン〔地名〕
- →「城」。「生」。∴『羅生門』(芥川龍之介)
| 【らつ】 |
らつ | rat | 29剌゜辣゜喇゜\54拉'[ラフ]\ |
- らっきょう【辣韮】〔植物〕
- 「韮」。假名遣は「らっけう」とすべきか。
- らっくゎせぃ【落花生】ラッカセイ〔植物〕
- らっこ【獵虎】〔動物〕
- →「獵」。
- らふたけた【臈たけた】ロウタケタ〔同源〕
- 「臈」は「臘」の俗字。
- らふばい【蝋梅】ロウバイ〔植物〕
- らむよぅ【濫用】舊假名らんよぅ
- ∞「濫」。
| 【らん】 |
らむ | ram(舊假らん) | 54嵐:\54婪:\55濫:藍:籃:襤:覽(覧):攬:欖:纜:\ |
らん | ran | 29懶:嬾:\29闌:欄:瀾:爛:蘭:襴:\30卵:\30亂(乱):\30欒:鑾:巒:鸞:\ |
- ラングーン【仰光】〔外來〕
- →「仰←giang」。「光←kuang」。∞仰光。
- ランタン【lantern】
- 「龍燈」などの漢字音に由來するものではない。
- らんちう【蘭鑄】ランチュウ〔動物〕
- 金魚の品種。「蘭蟲」とも。
- らんにふ【闌入・亂入・濫入】ランニュウ〔同源〕
- 闌入。亂入。濫入。
- らんよぅ【亂用】
- ∞「濫」。
| 【り】 |
り | ri | 05璃:漓:離:\05罹:\05詈:\05驪:\06利:梨:痢:俐:犂(犁):蜊:12莉'\06履:\06莅:\07吏:\07李:\07里:浬:鯉:狸:哩:理:裏(裡):俚:貍:釐:\ |
- リー・クァンユー【李光耀】〔外來〕
- シンガポールの人名。→「光←kuang」「耀」
- りうきう【琉球=瑠求】リュウキュウ〔聯綿・同源〕
- 沖繩の漢稱。「-iu」の疉韻字。「琉」「瑠」「求」。∞那霸。
- りうり【流離】リュウリ〔聯綿〕
- 「r-」の雙聲字。∴〜の愁ひ。
- りうりゃぅ【嚠喨】リュウリョウ〔聯綿〕
- 「r-」の雙聲字。
- りかい【理解】
- 「理會」と書く事あり、假名遣は異る。
- リコー【】
- 企業名。本來は「理光」であるべきだが固有名詞は改め難い。
| 【りつ】 |
りつ | rit | 21栗゜慄゜篥゜\22律゜葎゜\22率゜\53立'[リフ]\ |
- りむご【林檎】舊假名りんご〔植物〕
- ←「りむがう」。→「林」
- りむらぅ【琳琅】リンロウ舊假名りんらぅ
- ∞「玲瓏」。
- りむり【淋漓】舊假名りんり
- ∞「淋漓」。
- りゃぅあむ【諒闇=梁闇=亮陰】リョウアン舊假名りゃぅあん〔同源〕
- 天子の服喪。「諒」「梁」「亮」共に「りゃぅ」。
- りゃぅかい【諒解】リョウカイ
- ∞「了解・瞭解・諒解」。
| 【りゃく】 |
りゃく | riak | 42掠゜\42略(畧)゜\ |
| 【りゅう】 |
りう | riu | 50柳゜留(畄)゜溜(澑)゜瑠(琉璢)゜榴゜瘤゜霤゜餾゜劉゜嚠゜瀏゜\50流゜硫゜旒゜\52鏐:\ |
りふ | rip | 53立:笠:苙:粒:\ |
りゅぅ | riong | 01隆゜窿゜\03龍(竜)。\ |
| 【りょ】 |
りょ | rio | 09慮゜鑢゜11虜'\09旅゜膂゜\09呂゜侶゜梠゜閭゜\ |
| 【りょう】 |
りゃぅ | riang | 42椋゜涼(凉)゜諒゜亮゜喨゜\42良゜\42量゜糧(粮)゜\42兩(両):倆゜裲゜輛(輌)゜魎゜\42粱゜梁゜\47怜。玲。46領。嶺。\47靈(霊)。\ |
りょぅ | riong | 48綾:菱(蔆):凌:崚:陵:49稜'\ |
れう | riau | 35了:\35寮:僚:遼:瞭:撩:鷯:鐐:+36繚:36療:燎:\35料:\35寥:廖:\35聊:\ |
れふ | riap | 09漁'[ギョ]\56獵(猟):\ |
| 【りん】 |
りむ | rim(舊假りん) | 53林:霖:淋:琳:痳:54醂'\53臨:\53稟(禀):凛:廩:懍:\ |
りん | rin | 07釐(厘)'[リ]\21燐:鱗:麟:鄰(隣):\21吝:悋:\21藺:躪(躙):\22倫:輪:淪:綸:\47鈴"[レィ]\ |
- りんず【綸子】〔近03〕
- りんだう【龍膽】リンドウ〔植物〕
- ←「りぅたむ」。「龍」は「りゅぅ」だが、古典の用例としては「りぅ」も多い。
- りんね【輪廻】
- 連聲、「廻」。
- りんれつ【凛冽】〔聯綿〕
- 「-in・-it」の疉韻字。
| 【る】 |
る | ro | 50流。[]\50留(畄)。瑠(璢)。\51 10瘻:縷:僂:褸:鏤:10屡:\ |
| 【るい】 |
るい | roi(舊假るゐ) | 05羸:\06涙(泪):\06類:\06壘(塁):縲:+05累:18瘰'\06誄:\ |
- るこうさう【縷紅草=留紅草】ルコウソウ〔植物〕
- ルソン【呂宋】〔外來〕
- →「宋←song」。
- るもい【留萌市】〔地名〕
- 北海道。←「萌る」。
- ルリシャン【瑠璃廠】〔外來〕
- →「瑠」「廠←siang」
| 【れい】 |
れい | riai | 12戻゜唳゜捩゜綟゜\12麗゜儷゜\12禮(礼)゜醴゜\12茘゜\12蠡゜\12隸(隷)゜\12黎゜藜゜\13例゜\13癘゜\13糲゜勵(励)゜礪(砺)゜蠣(蛎)゜\ |
れぃ | riang | 46令゜嶺゜44冷゜47伶゜怜゜玲゜苓゜鈴゜囹゜羚゜聆゜蛉゜鴒゜齡(齢)゜零゜澪゜\47靈(霊)゜櫺゜\ |
- れぃぜいゐん【冷泉院】レイゼイイン〔姓名〕
- 「れぃぜん」のイ音便。
- れぃり【怜悧】
- ∞「怜悧」。
- れぃりゃぅ【冷涼】レイリョウ〔聯綿〕
- 「-ang」の疉韻字。
- れぃろぅ【玲瓏】レイロウ〔聯綿〕
- 玉の鳴る音の形容。「-ong」の疉韻字で「リングロング」のやうな發音であった。同樣の語に「〓〓」「鏐鏘」「琳琅」「丁當」などがある。金屬の鳴る語は「錚鎗」など。∞さぅさぅ(錚鎗)。
- れうかい【了解・瞭解・諒解】リョウカイ
- 「了解・瞭解」は「れうかい」、「諒解」は「りゃぅかい」
- れうけん【料簡=了見】リョウケン
| 【れき】 |
れき | riak | 47歴゜暦゜櫪゜瀝゜癧゜轣゜靂゜\47轢゜櫟(檪)゜礫゜\ |
- レスリー・チャン【張國榮】〔外來〕
- →「張←tiang」。
| 【れつ】 |
れつ | riat | 34列゜烈゜裂゜冽゜洌゜\34劣゜\ |
- れふ【漁】リョウ〔音訓〕
- 「漁」は「ぎょ/ご」。「れふ」の音は「獵」からの借音。
- レモン【檸檬】レモン〔植物〕
- →「檬←mong」。
| 【れん】 |
れむ | riam(舊假れん) | 56鎌:廉:簾:57濂:\56匳(奩):斂:瀲:\ |
れん | rian | 33憐:\33楝:煉:錬:練:\34聯(聨):\34連:漣:鏈:33蓮:\34戀(恋):攣:臠:\34輦:\ |
- れんげさう【紫雲英】レンゲソウ〔植物〕
- ←げんげ。「蓮華草」は宛字。
- れんげふ【連翹】レンギョウ〔植物〕
- れんじまど【櫺子窗】
- →「櫺」。「れん」は肩書。
| 【ろ】 |
ろ | ro | 09呂。絽。櫚。\11魯゜櫓゜艪゜\11賂゜輅゜路゜鷺゜蕗゜露゜\11盧゜櫨゜瀘゜爐(炉)゜艫゜蘆(芦)゜轤゜鑪(鈩)゜顱゜09濾。廬。臚。驢。\11鹵゜\51髏'[ロウ]\ |
| 【ろう】 |
らう | rau | 38牢:\38老:\38勞(労):撈:癆:\38潦:\38醪:\ |
らぅ | rang | 【04瀧゜】\42糧(粮)。\43朗(朖):浪:狼:琅(瑯):郎:廊:榔:螂:+42踉:\ |
らふ | rap | 55臘(臈):蝋:鑞:\ |
ろう | rou | 51婁゜螻゜樓(楼)゜簍゜鏤゜髏゜\51漏゜\51陋゜\ |
ろぅ | rong | 01弄゜哢゜\01聾゜朧゜瓏゜蘢゜03隴'\【01槞゜籠(篭)゜】\49稜:薐:\49楞:\ |
▼瀧(滝) (らぅ/ろぅ)
龍隴聾朧瓏蘢槞籠(篭)(ろぅ)
瀧(滝)は江攝に所屬し、(あぅ/おぅ)となる。
原則として漢音優先
龍は(りょぅ/りゅぅ[慣]ろぅ) |
- ろぅらく【籠絡】ロウラク〔聯綿〕
- 「r-」の雙聲語。
- ロートル【老頭兒】
- →「頭」。
| 【ろく】 |
ろく | rok | 01鹿:麓:漉:轆:\01六。\03緑。録。+01碌:01祿(禄):\49勒:肋:\ |
- ろく【六=陸】〔同源〕
- 「陸」は數字の誤記を防ぐための書き方。「六」「陸」共に「りく/ろく」。
- ろぢ【露地】ロジ〔恆6〕
- ∴〜栽培。
- ロマン【浪漫】
- 「浪」と假名遣は合はない。
| 【わ】 |
わ | ua | 17u話"[クワ.クワイ]\40u倭:\40u和。\40u萵:\41u窪(凹)゜\ |
- わ【王】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「王」。
| 【わい】 |
わい | uai | 15u歪゜\15矮'\18u賄'\18u猥゜隈゜\20u穢゜\ |
- わぅぎ【黄耆】オウギ〔植物〕
- わぅし【枉死=横死】オウシ
- ∞まげる(枉=横)。
- わぅて【王手】オウテ
- 「大手」とは異る言葉だが、しばしば混同される。
- わぅへぃ【横柄】オウヘイ
- 「横柄・横平」なら「わぅへぃ」。「押柄」なら「あふへぃ」。「大柄・大平」なら「おほへぃ」。なほ、現代假名遣でも大柄なら「おおへい」。「横柄」が一般的か。
- わかい【若=弱】〔同源〕
- 「若輩=弱輩」。本來「若」には「わかい」意味はないが、日本では「弱」の借音として「わかい」の訓が使はれる。∴二十を弱といふ、冠す。
- わかい【夭=幼】〔同源〕
- 「夭」「幼」
- わける【分・半】〔同源〕
- 「分」「半」
- わざ【業】〔近04〕
- わざはひ【災・禍】ワザワイ〔近05・12・恆1〕
- わざをぎ【俳優】ワザオギ〔近04・08〕
- ワシントン【華盛頓】〔外來〕
- →「華」「盛←siang」。
- わたり【亘理】〔地名〕
- 宮城縣(陸奧國)亘理郡。『續紀』養老二(七一八)年に「曰理郡」とあり。「曰」「亙る」どちらに由來するか未詳。
- わづか【僅】ワズカ〔恆7〕
- わっかない【稚内】〔地名〕
- 北海道の市名。「わかい+内」。
- わづらはしい【煩=繁】ワズラワシイ〔同源〕
- 「煩雑=繁雑」。
- わづらひ【煩】ワズライ〔近03〕
- ∴戀〜。
- わづらふ【病】ワズラウ〔恆7〕
- わに【王仁】〔姓名〕
- 百濟人。應神天皇の御世に來朝。→「王」。
- わらぢ【草鞋】ワラジ〔近01・恆6〕
- ∴二足の〜。
- わらふ【笑】ワラウ〔近09・同源〕
- 「咲」は「笑」の本字。∞さく(咲)。
- わりい【惡】〔表音〕
- ウイ→イイ。
- わるい【獰猛】〔聯綿〕
- 「獰猛」は「-ang」の疉韻字。
- われ【我=吾】〔同源〕
- 「我」「吾」。
- われ【予=余】〔同源〕
- 「予」「余」共に「よ」。「豫て」「餘る」二字は共に別字であって、「われ」の意味はない。∞われ(俺)。
- われもかぅ【吾亦紅】ワレモコウ〔植物〕
- 語源に諸説あり。『大言海』は「和木香」説を掲げる。漢字「吾亦紅」は假名遣が合はない。
| 【わん】 |
わん | uan | 30u椀:碗:腕:\31u弯゜彎゜灣(湾)゜\31u綰゜\ |
- ワンパータン【王八蛋】
- 北京語の罵語。→「王←uang」。
- ワンフーチン【王府井】〔外來〕
- 北京の繁華街。→「王」
- ゐ【井】イ〔表音〕
- 片假名「ヰ」の原字。「井」は訓讀み。音は「せぃ/しゃぅ」。∞圍む。
- ゐ【亥・猪】イ〔近11・恆5〕
- ∴ありま山ゐなの笹原風吹けば(大貳三位)
- ゐ【圍=囲】イ〔同源〕
- 略字「囲」は和語「井」からの連想と思はれる。
- ゐ【爲】イ〔表音〕
- 平假名「ゐ」の原字。「爲」
- ゐ【藺】イ〔恆5〕
- 筵や疉表の材料となるため、「居」が語源か。
- ゐい【委蛇】イイ〔聯綿〕
- 「-i」の疉韻字。うねり曲るさま。「ゐだ」とも讀む。
- ゐいのや【井伊谷】イイノヤ〔地名〕
- 靜岡縣(遠江國引佐郡)の地名。『和名抄』に「渭伊郷」。井伊家の出身地。
- ゐぐさ【藺草】イグサ〔近11・12〕
- ゐくび【豬頸】イクビ〔近11〕
- ゐぐひ【井杭】イグイ〔近11〕
- ゐげた【井桁】イゲタ〔近11〕
- ゐさうらふ【居候】イソウロウ〔恆2〕
- ∞候。∴〜三杯目にはそっと出し。
- ゐさらひ【臀】イサライ〔近11〕
- ゐざり【膝行】イザリ〔近11・12〕
- ゐしき【臀】イシキ〔近11・12〕
- ∴〜あて
- ゐせき【堰】イセキ〔近11・12〕
- ゐたく【委託】イタク
- ゆだねまかせること。∞いたく(依託・倚託)
- ゐたけだか【居丈高】イタケダカ〔恆5〕
- 「威猛高」とする場合もあり、「居」と「威」の假名遣は偶然に一致する。∴〜な物言ひ。
- ゐづつ【井筒】イヅツ〔近11〕
- ∴筒井筒〜にかけし麻呂が丈(伊勢物語)。
- ゐど【井戸】イド〔近11・12・恆5〕
- ゐなか【田舍】イナカ〔近11・12・恆5〕
- ゐなべ【員辨】イナベ〔地名〕
- 三重縣(伊勢國)の郡名。『延喜式』に「猪名部神社」。→「員」。平成十五年「いなべ市」成立。
- ゐなほる【居直】イナオル〔近09〕
- ∴あやまるつもりが、居直って怒りだした。
- ゐのこ【豕】イノコ〔近11〕
- ゐのこづち【牛膝】イノコズチ〔植物〕
- ←豚+槌。
- ゐのしし【豬】イノシシ〔近11・12〕
- ゐばる【威張】イバル〔恆5〕
- 「意張る」は宛字。
- ゐもり【井守・蠑原】イモリ〔近11・12・恆5〕
- ゐや【禮】イヤ〔近11〕
- ∴ゐやゐやしい(うやうやしい)
- ゐられうか【居】イラリョウカ〔表音〕
- ←居られようか。
- ゐる【居】イル〔近11・12・18・21・恆1・5〕
- 文語ワ行上一段動詞。∞をる(居)
- ゐろり【圍爐裏】イロリ〔近11*〕
- 「居爐裏」と書く場合あり、假名遣は一致する。∴〜のはたに繩なふ父は(冬の夜)。
- ゐわかむ【違和感】イワカン舊假名ゐわかん
- 「異和感」と書き誤りやすいが、「異」では假名遣が異る。
- ゑ【餌】エ〔近15〕
- ゑ【會】エ〔近14〕
- 「ゑ」は「會」の呉音。
- ゑ【惠】エ〔表音〕
- 平假名「ゑ」の原字。「惠」。
- ゑ【穢】エ〔近14〕
- ゑ【繪・畫】エ〔近14・15・恆4・同源〕
- 「繪」「畫」。神奈川縣(相模國)の「江ノ島」を「繪ノ島」と書くことがあるが、假名遣は合はない。後世の宛字か。
- ゑ【衞】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。また略字の「ヱ」は片假名「ヱ」の原字とされる。「衞」
- ゑいせぃ【衞生】エイセイ〔近14〕
- ゑぃやぅ【榮養】エイヨウ
- 「營養」と書く場合もあるが、假名遣は一致しない。ただし「榮」は「えぃ」であるとの説もある。
- ゑが【餌香】エガ〔地名〕
- 大阪府(河内國志紀郡、丹北郡)の古代地名。現在の羽曳野市惠我之莊(〒583-0886)から、藤井寺市西部、松原市北東部にかけた範圍で、古代より交通の要衝。『雄略紀』に「會賀市」、『顯宗即位前紀』に「餌香市」、『記仲哀』に「惠賀」、また平安時代に「會賀莊」あり。「惠、餌、會」いづれも「ゑ」。
- ゑかぅ【會向】エコウ〔恆4〕
- ゑがく【繪・畫】エガク〔近14〕
- 「ゑ」は「繪」「畫」の呉音。「ゑがく」は「繪+書く」から。
- ゑがほ【笑顏】エガオ〔近14〕
- ゑがらっぽい【】エガラッポイ〔恆4〕
- ゑぐし【】エグシ〔近14・15〕
- ゑくぼ【靨】エクボ〔近14・15〕
- ゑぐる【刳・抉】エグル〔近14・15・恆4〕
- ゑさ【餌】エサ〔近14・恆4〕
- ゑじ【衞士】エジ〔近14〕
- ∴みかきもり〜のたく火の夜は消え(大中臣能宣)
- ゑしき【會式】エシキ〔恆4〕
- ゑしゃく【會釋】エシャク〔恆4〕
- ゑちご【越後】エチゴ〔恆4〕
- ∞越。
- ゑつ【粤=越】エツ〔同源〕
- 「粤」および「越」は共に廣東廣西の稱。
- ゑづ【繪圖】エズ〔近03〕
- ∞づぐゎ(圖畫)
- ゑづく【餌付】エヅク〔近14〕
- ゑつぼ【笑壺】エツボ〔近14〕
- ゑど【穢土】エド〔近14〕
- ゑども【惠曇】エドモ〔地名〕
- 島根縣八束郡鹿島町の漁港。〒690-0322。「江角」とも書くが、後世の宛字か。∞安曇。
- ゑのころぐさ【狗尾草】エノコログサ〔植物〕
- 「ゑぬ」は仔犬の稱。和名抄に「惠沼」。「犬」は成犬または犬一般を指し、假名遣が異るので注意を要する。
- ゑひ【醉】ヨイ エイ〔近14・15〕
- 「∞醉ふ」の古語。∴淺き夢見じ醉ひもせす(いろはうた)。
- ゑふ【醉】ヨウ〔恆2・4〕
- 「醉」の古形。∞よふ(醉)
- ゑむ【笑】エム〔近14・15・恆4〕
- ゑる【彫】エル〔近14・15・恆4〕
- ゑん【圓】エン
- 通貨單位をYENと書くが、これは假名遣に合はない。∞ウォン(元)。
- ゑんえん【蜿蜒】エンエン
- ∞「蜿蜒」。
- ゑんご【援護】エンゴ
- ∞「掩護」。
- ゑんじゅ【槐】エンジュ〔近14・恆4〕
- 古名「ゑにす」。漢語の「ゑん樹」ではない。
- ゑんてん【宛轉】エンテン〔聯綿〕
- 「-en」の疉韻語。ゆるやかに變化するさま。
- ゑんどう【豌豆】エンドウ〔植物〕
- ∴鞘〜。
- を【】〔近20〕
- 助詞
- を【越】〔表音〕
- 變體假名「〓」の原字。「越(ゑつ/をち・ゑち)」
- を【遠】〔表音〕
- 假名「を」の原字。「遠」
- を【緒】オ〔近06・恆3〕
- ∴鼻緒、∴緒方洪庵
- を【小】オ〔恆3〕
- 「奈良県櫻井市小夫(オオブ、〒633-0101)」などは「ををぶ」とすべきか。同様の地名は日本各所にあり。
- を【男・雄】オ〔近05〕
- を【尾】オ〔恆3〕
- ∴高砂のをのへの櫻さきにけり(前中納言匡房)
- ヲ【乎】〔表音〕
- 片假名「ヲ」の原字。「乎(こ/を・ご)。∴弖爾乎波(てにをは)。
- をうすのみこと【小碓命】オウスノミコト〔姓名〕
- 倭建命(やまとたけるのみこと)の御名。その御兄君は「∞大碓命(おほうすのみこと)」。
- をうそ【尾曾】オオソ〔地名〕
- 奈良縣高市郡(〒634-0116)。「尾」の長音はどう表記すべきか假名遣未詳。
- をうむ【雄武】オウム〔地名〕
- 北海道紋別郡の町名。「雄」に由來すると思はれるが假名遣未詳。
- をか【岡】オカ〔近06・07・恆3〕
- ∴岡っ引き
- をかしい【可笑】オカシイ〔近06*・07・恆3〕
- 「おもしろい」からの聯想のため「おかしい」と誤りやすい。笑内は秋田縣北秋田郡阿仁町の地名。
- をかす【侵犯】オカス〔近06*・07・恆3・同源〕
- 「侵犯」は「-im」の疉韻字。
- をかふ【岡豐】オコウ〔地名〕
- 高知縣(土佐國長岡郡)南國市の地名。∞岡豐城は長曾我部氏の發祥の地。
- をがへりよしを【魚返善雄】オガエリヨシオ〔姓名〕
- をかぼ【陸稻】オカボ〔近06・07〕
- をがむ【拜】オガム〔近06・07・恆3〕
- 長野縣小縣郡青木村の「夫神(〒386-1605)」は道中安全祈願にちなむ地名といふ。
- をがら【麻幹】オガラ〔近06〕
- をぎ【荻】オギ〔近05・06・恆3〕
- 愛媛縣北條市の「尾儀原(〒799-2418)」は、もと「荻原」。∴荻窪(地名)。∴荻原(人名)。
- をけ【桶】オケ〔近05・06・恆3〕
- ∴桶狹間の合戰。
- をけのみこと【袁祁命・弘計王】オケノミコト〔姓名〕
- 顯宗天皇(第二十三代)の御名。「袁」「弘」。∞おほけのみこと(億計王)仁賢天皇。
- をけら【朮】オケラ〔近06・恆3〕
- をこ【癡】オコ〔近06・07〕
- をこがましい【尾籠・癡】オコガマシイ〔近06・恆3〕
- 「尾籠」は宛字「尾籠」の音讀み。∴問はれて名告るもを〜が。
- をごけ【麻小笥】オゴケ〔近06〕
- をこぜ【〓】オコゼ〔近05・06・動物〕
- 魚名。
- をごせ【越生】オゴセ〔地名〕
- 埼玉縣入間郡の市名。←「越」に由來すると思はれるが「生」かどうか未詳。市内を流れる越邊(をっぺ)川は荒川の上流。
- をこそづきん【】オコソズキン〔恆3〕
- をこっけい【烏骨鷄】オコッケイ〔動物〕
- をことてむ【乎己止點】舊假名をことてん
- 現代假名遣でも「をこと」。
- をさ【長】オサ〔近06・07・恆3〕
- をさ【筬】オサ〔近06・07・恆3〕
- をさない【幼・稚・穉】オサナイ〔近06・07・恆3〕
- 「穉」は「稚」の本字。
- をさむし【筬蟲】オサムシ〔動物〕
- 「手塚治蟲(漫畫家)」は「をさむ」と讀み、「筬蟲」とは無關係。
- をさめる【治】オサメル〔近06・07・恆3〕
- をさめる【收納】オサメル〔近06・恆3〕
- をさをさ【】オサオサ〔恆3〕
- ∴〜用意を怠らぬ。
- をし【愛】オシ〔近05〕
- をしかは【韋】オシカワ〔近06〕
- をしき【折敷】オシキ〔近06〕
- をしどり【鴛鴦】オシドリ〔近05・06・恆3〕
- 「鴛鴦(ゑんあぅ)は雙聲字かどうか未詳。
- をしへ【教】オシエ〔近06・06〕
- をしへる【教・學・校・效】オシエル〔近10・恆3・同源〕
- 「教」「學」「校」「效」。
- をしま【渡島】オシマ〔地名〕
- 北海道渡島支廳。もとは南津輕における北海道の稱。支廳の名は松浦武四郎の提言に基く。
- をしむ【惜】