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飛行機への想いと理解 (素晴らしく充実した世界)
 
私達があたり前のように行っている、野外飛行の飛行環境は想像以上に厳しさがあります。
目に見えない大小の乱れが混在した、飛行機にとっては 油断のできない飛行空間 になっています。自らの本意として、この様な認識がされるようにならない限り、感度と逞しさを備えた理想的な自立安定を作り出すことは難しくなります。
問題意識 がないところに、適切なアクションや結果が生まれる事はないからです。
 
本来、自立安定とは、製作者が己の意志を持って飛行機に注ぎ込むものであり、どのような飛行機でも、その仕込み通りの自立安定が得られているものです。
製作者の要求が確実に得られているという、健全で平穏とも言える部分に対して、第三者である私が、問題意識に関わるようなところまで、干渉すべきではないかもしれません。
とはいえ、誰にとっても、飛行機がより良い飛びを見せてくれることは一番嬉しい事になります。
私の話は、その様な事に少しでもお役に立てればと思います。 
 
ここで、自立安定の効果の度合いについて、話しをさせていただきます。
自立安定の適正配分が成された場合の効果は、驚くほど大きなものになります。
前回紹介をした、飛びを観る眼というもので観察をした場合には、全ての条件に於いて優れた素晴らしい飛びを披露してくれます。又、どの様な条件の競技会に於いても結果を出すことができる様になります。ここで言う結果とは、偶然的な好結果ではなく、再現性の高い 言わば必然的な好結果です。
この事については、最初に紹介をした、私の2004年度の競技結果を見ていただければ納得をしていただけるものと思います。
又、2005年度の競技結果についてもどうぞリサーチをしてみてください。 
飛行機には意志や感情はありません、それでも、飛行機と製作者との間には信頼関係すら生まれてきます。 以前に述べている、私の飛行機に対する解釈とは、この様な部分から生まれたものです。
 
私は、ここまで、自立安定問題について得々と話をして参りましたが、更に具体的な話を進める
ことは控えることにします。 これ以降は、なるほどと受け止めてくれた方が、自ら探求すべき領域であろうという考えからです。 その過程には、素晴らしく充実した世界」 が確実に存在しています。
私の話をきっかけに、自立安定機能の適正配分について再認識をしていただける方が生まれ、その充実した過程を一人でも多くの方が歩まれることを、心より願うものです。
尚、飛行効率の追求に関しては、熟成度の判定をして参りましたが、自立安定に関してはそれをしません。 それは、皆さん自身が謙虚な姿勢で自己判断をしていただければよいものであるからです。
 
誠に唐突ですが、私達の頂上に位置する国際級フリーフライトモデルの自立安定に関わる問題提起を、勝手な行いと承知の上でさせて頂きます。
自立安定による飛行結果への影響は、驚くほど大きいものです。
又、その自立安定は、目に見える範囲の飛行機の形態に左右されています。
飛行機の形態での探求がシビアに成されない限り、バランスの取れた逞しい自立安定は、得られていない筈です。 私の飛行観察では、多少ごう慢な節も有りますが、ひ弱な自立安定としか映り得ません。 世界の壁を破る切り口は、ここに有ると思います。 その試みが成されれば、現在の主流をなす飛行機の形態は、一瞬のうちに陳腐化されるものと私は考えています。
誠に無礼な、勝手な意見を述べてしまいましたが、一人でも感ずる方がおられれば幸いです。 
  
私達のフリーフライト界ではよく、競技後に幾つかの定説めいたことが囁かれます。 
代表的なものは次のようなものです。 
或る時は、「結果を決めるのはサーマルだよね、そのよみの良さだね」 と言われます。 
又、或る時は、「やはり高さだね、ハンドランチは投げの良さだよ」 と言われる場合もあります。
更に、翼端投げが確立されてきたバルサハンドランチの世界では、「やはり大きさだよね」 などと耳にすることもあります。
私は、この様な話を聞くたびにいつも心の中で答えています。 
「やはり飛行機の良さが一番だよね…」 と 
  
飛行効率の追求と自立安定機能の適正配分の一連の話はこれで完結とします。
私の勝手な話を一方的に進めて参りましたが、ご意見やご感想を頂けたらと思っております。
次回からは新たな話を始めたいと思います。  
 

2005.May.20

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