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1997年以前埼玉県内議員関連事件簿
(文末の紙誌名は参考資料です)

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【索引】
[国会議員]  
糸山英太郎 加藤卓二 山口敏夫

[県会議員]  
事件名:89,93年議長選汚職 回し献金事件 ひも付き献金事件 県議海外視察途中離脱事件 95年県議海外大名視察旅行  

個人名:土屋義彦知事 秋山清 宇津木清蔵 小沢遼子 笠原英俊 小島敏男 佐久間実 玉田共瑞 福永信之 谷古宇勘司 

[市会議員]  
上尾市 大宮市 越谷市 幸手市 草加市 秩父市 深谷市 富士見市 和光市 蕨市

[町会議員]  
伊奈町 小川町 北川辺町 杉戸町 滑川町 嵐山町

[村会議員]  
都幾川村 南河原村

国会議員

[93/10]糸山英太郎(衆院議員、埼玉3区、無所属) 索引へ

1993年7月の衆院選に絡む公選法違反事件で、3区から当選した糸山英太郎(無所属)派の運動員ら5被告に対する判決公判が14日、浦和地裁熊谷支部で開かれ、谷川克裁判官は執行猶予付きの懲役2年から6月を言い渡した。
 判決を受けたのは、団体職員木村利広(41)、元両神村議で農業斎藤達雄(62)、前大滝村議の旅館業山中将市(61)、前吉田町議の会社役員井相田福冶(51)、会社役員雨宮洋右(51)の5人。(読売埼玉1993/10/15)

○この後もちらほらと糸山派の選挙違反容疑者の逮捕が伝えられている。逃げ切れないと見て疲れ果てて捕まった秘書もいた。

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[94/3]加藤卓二(衆院議員、旧埼玉3区、自民) 索引へ

自民党の加藤卓二代議氏(埼玉3区)本人や妻、政治団体から埼玉県内の自民党支部への寄付金が、加藤氏の政治団体や後援会に環流していたことが、朝日新聞社の調べで分かった。支部を迂回させる形で環流していた金は1991、92年の2年間で4千万円にのぼる。加藤氏本人分の寄付1千万円については租税特別措置法によって、税金の還付も受けていたといい、加藤氏側はこれらの事実を認めている。
 この党支部は自民党埼玉県県北産業開発支部。各種の業界団体などをとりまとめる「職域支部」とされるが、所在地は加藤卓二熊谷事務所と同一となっている。産業開発支部は、加藤氏の秘書らが自民党に働きかけて作ったもので、加藤氏の支持者がかなり含まれており、代表者や会計責任者も加藤氏の秘書らが務めている。

 政治資金規正法は、寄付金額の量的な制限をしており、加藤氏個人から1つの政治団体に対しては、1団体につき年間150万円までしか寄付できない。しかし、産業開発支部のような政党支部には年間2千万円まで寄付できる。また、税法上、産業開発支部への加藤氏本人の寄付金は、「特定寄付金」として所得税の課税控除対象となっており、額は不明だが、加藤氏は税金の還付を受けていたという。朝日新聞の取材に産業開発支部の幹部は寄付金を環流させていたことを認めたうえで、「政治には金がかかる。(支部が)トンネル団体ということは否定しない」などと話している。当時、加藤氏の経理を担当していた三男の加藤秀浩氏は「(寄付が)環流していたことは間違いない。しかし資金は(地方選挙での)党の候補を応援するために使っていた。手続き的に肺胞ではなかったが、今後は誤解のないようにしたい」と話している。
 加藤代議士の話「資金が結果として環流したのは党が決めた(地方選での)候補を、私の資金で応援したからだ。私は政治資金の透明化を訴えており、事実をありのままに(政治資金収支報告書に)記載して届けただけだ」。(朝日1998/3/1)

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[95/2]山口敏夫(衆院議員、元労相、旧埼玉2区、新進党) 索引へ
多数の不良債権を抱え、経営が破綻した東京協和と安全の両信用組合が法律で決められた規制を超えて行った大口融資は計約1781億円に上ることが、東京都の調査資料で2月14日明らかになった。都は大蔵省と協力して昨年、経営危機に陥っていた両信組に対し、2度にわたって検査を実施した。
 両信組の最大の融資先はいずれも前理事長の関連企業だが、新たに元労相の山口敏男・新進党幹事長代理の親族らが経営するゴルフ場開発・経営会社など関連企業に両信組から計40億5150万円が融資されていることが分かった。こうした資金の多くは、関連企業のゴルフ場開発に充てられたといわれる。
 しかし、昨年4月まで山口氏の実弟が代表取締役を務めていた「プリムローズカントリー倶楽部」が県内で計画していたゴルフ場は、資金繰りが悪化し、建設工事も中断、融資された資金の返済の目途はほとんど立っていないという。
 ○新進党の山口敏夫代議士は11月14日、東京協和、安全の2信組の大口融資に関連して同党幹事長代理の辞任を申し出て、受理された。(読売1995/2/14、埼玉1995/2/15)
旧東京協和、安全の二信組乱脈融資事件で、東京地検特捜部は11月28日、山口敏夫衆院議員(元労相)(55)旧2区選出=の東松山市の自宅や議員会館の事務所などを背任などの容疑で家宅捜索、強制捜査に着手した。本人への事情聴取には至っていないが、来るべきものが来たと受けとめている地元の支持者らの間からも、「もう名誉ばん回は難しい。『政治家として進退を考えている』くらいのことをいうべきでは」との声も出始め、山口議員は窮地に立たされた格好だ。(読売埼玉北1995/11/29)
旧東京協和、安全両信用組合の乱脈融資事件で、衆院議員で元労相の山口敏夫容疑者(55)が12月6日、ついに東京地検特捜部に背任容疑で逮捕された。法務当局は、山口議員本人がファミリー企業全体を統括し、事実上不正を主導していた、と断じている。
 特捜部の調べによると、山口議員は親族企業が経営難に陥り、返済能力も融資の保証もないことを知りながら、姉の仁枝被告(59)が代表取締役を務めるゴルフ場経営会社「むさしの厚生文化事業団」に融資するよう、元東京協和信組理事長・高橋治則被告(50)に要請し、昨年6月1日から12月1日にかけて22回にわたり、東京協和から計19億1900万円を不正に融資させた疑い。
 また、安全信組からも昨年6月23日から7月6日にかけ、6回にわたり計8億1千万円を同様に融資させた疑い。
 金融機関の背任事件で融資先企業の、それも役員でない者が摘発されるのは異例だが、特捜部は、@山口議員は親族企業14社を統括しており、親族企業が無担保状態となっていることを知っていた。A高橋元理事長が追加融資を断ったにもかかわらず、山口議員は融資を要求した…などから、問題の融資は山口議員が主導しなければ実行されなかったと判断、背任の共犯容疑を適用した。(読売埼玉1995/12/7) 次年度へ続く
山口議員略歴
1940年08月故山口六郎次衆院議員(自民党。当選5回、落選3回)の三男として出生。
1963年04月明治大学卒業と同時に故石田博英衆院議員の秘書に。
1967年01月26歳で衆院旧埼玉2区から無所属で出馬。全国最年少で初当選。自民党所属。以後、前回の93年まで10回連続当選。
1976年06月新自由クラブ結成で同党国会対策委員長に。
1983年12月自民・新自由ク連立内閣発足。
1984年11月第二次中曽根改造内閣で労働大臣に就任。
1986年08月新自由クラブ解党を決定。自民党復帰。
1991年05月名尾良孝自民党埼玉県連会長の死去により党県連会長に就任。
1991年12月自民党埼玉県連が土屋・現埼玉県知事に正式に知事選出馬を要請。県連会長として説得工作。
1992年05月当時の中央政界のドン・金丸信自民党副総裁らの意向に基づき、自民党本部から土屋現埼玉県知事への「不出馬説得」を一任され、説得工作に失敗。党埼玉県連会長辞任。
1993年07月自民党離党。無所属に。
1995年02月東京協和、安全の2信組から親族企業への多額融資が発覚。
1995年03月新進党離党。
1995年12月東京地検に背任容疑で逮捕される。
(読売埼玉1995/12/7を基に作成)
(八名見江子氏の参院選出馬会見会場にて)自由連合に、東京協和・安全の二信組乱脈融資事件で背任罪などに問われている山口敏夫元労相が出入りしている、との報道があった。この件について徳田代表は、「時々、来ます」と認め、「偏見を持たず、いい意見はだれからでも聞くことにしている」ときっぱり。とはいえ、報道については「面白おかしく書いただけ。弱い立場の人を追い込むやり方」と不快感を露わに。「多忙」を理由に会見の途中で席を立ったが、「敗者復活戦を認めない社会はおかしい」となにやら意味深な発言もあった。(埼玉1998/6/20)
山口敏夫・元労相の後援会「川越・龍霖会」の会合が8月18日夜、川越市内のホテルで開かれた。会場には国会議員、県議、市議ら数人を含め約百人が出席、事件後初めてこのような場に元労相本人が姿を見せた。
 「政治うんぬんというよりも懇親の場として設けた」(主催者)という席だが、元労相は、あいさつの中で「裁判が終わるまで政治的活動にかかわらないと思っていたが、私の発言力は(これまでの)十分の一、百分の一、千分の一ぐらいしかないが下手な代議士よりも少しはあるのではないかと思う」「完全に『復権』することができて、けじめと決着をつけて(皆さんへの)おわびのあかしにしたい」などと述べ、政界返り咲きへの気持ちをにじませた。(埼玉1998/8/19)
「山口ファミリー企業(というもの)はこの世に存在しません。検察のリークです。『プリムローズカントリー倶楽部』も(実弟の)根本が経営していました」。
 旧東京協和と安全の2信組などから巨額の融資を引き出して背任など4つの罪で起訴された元代議士の山口敏男(58)は10月22日、東京地裁で弁護側の質問に淡々と答えた。政治家と親族企業のあり方が問われているが、山口は無罪を訴えている。(朝日1998/11/6)



埼玉県議

[93/10]土屋義彦知事−古都建設贈賄事件 索引へ

県警捜査二課と朝霞署は10月20日、贈賄(申し込み)の容疑で、県の土木事業に絡み土屋知事に現金を贈ろうとした深谷市の建設会社社長・古都一成容疑者(58)と行田市の同副社長・松田功容疑者(69)を逮捕した。
 調べによると古都容疑者らは、経営する建設会社「古都建設」の事業に関し、荒川右岸流域下水道工事発注に絡み、指名を受けられるように有利に計らってもらおうと、昨年10月中旬、春日部市内で土屋義彦知事に現金百万円を渡そうとした疑い。現金は知事の自宅で家人に渡したが、これを知った知事は数日後秘書を通じて返したという。
 古都建設は深谷市中心に事業を行う建設会社(資本金3億円)。松田容疑者は元県住宅都市部長で、退職後、同社に入り1987年から副社長を務めている。
 土屋知事の話「事件の事実関係につきましては、現在県警で捜査中でありますので、私からコメントすることは差し控えさしていただきたい。」(埼玉1993/10/21)
土屋知事は、贈賄の申し込みがあった事実を捜査機関に届け出ていなかったことを認めた。また、贈賄申し込みがあった後も、これが問われず古都建設が県の発注工事に入札、受注していたことも明らかになった。この点に関し土屋知事は「(清潔な県政を進める立場として)配慮が足りなかった」と弁明し、贈賄の申し込みを捜査機関に届けなかった理由については言葉を濁した。
 土屋知事「古都さんのお父さんとは私が(故上原正吉参院議員の)秘書時代にお付き合いはあったが、その後は疎遠になった。松田さんとは接触はなく、記憶もない。」

 古都建設の県発注工事の契約実績は、90年から92年までの3年間の契約額合計が約95億6千万円(契約件数147件)で、大手ゼネコンで最も契約額が大きかった鹿島建設の約95億5千万円を上回る。年度別に見ると、92年度の契約額は約26億6千万円(46件)、93年度は約6億7千万円(21件)で、贈賄申し込みがあったとされる92年10月中旬以降もかなりの実績を上げていることがうかがわれる。
 共産党県議団は、事件当事者の知事が古都建設の不正行為事実を知りながら、現在まで同社への制裁措置をとらずに逮捕前まで件の発注工事契約を結んできたことは「違法行為を容認するに等しい」と土屋知事の政治責任を追及している。(埼玉1999/10/22)
逮捕された松田功副社長は元県住宅都市部長で、OB職員の天下りはかねて官民癒着の温床と指摘されていた。
 県によると、課長級以上のOB職員で昨年までの過去10年間に建設関係の民間会社に再就職したのは、把握しているだけで110人。地方公務員については再就職先に関する法的制限がなく、職業選択の自由との絡みで制限を設けることには難しい面もあるが、県は、今回の不祥事を受けて何らかの内部的なガイドラインづくりに取り組むものと見られる。

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[93/5]89、93年議長選汚職(佐久間実、5期、52歳;宇津木清蔵、5期、70歳;玉田共瑞、5期、65歳) 索引へ
県警捜査二課と大宮署は20日午後、贈賄容疑で、埼玉県議の宇津木清蔵容疑者(西8区、川越市、自民党。当選5期。70歳)を逮捕した。去る3月に行われた県会議長選挙に絡み、自民党県議数人に現金を配った疑いがもたれている。同署は現金を受け取った数人(いずれも有力議員)にも任意同行を求め、収賄容疑で捜査を進めている。
 宇津木容疑者は、同僚自民党県議の自宅や事務所などを自ら訪問し、茶封筒に入れた現金30万円を同僚議員本人やその家族に手渡し、議長選で自分に提案するように依頼したとされる。現金を受け取った県議は全員数日後に金を返したという。逮捕された宇津木容疑者は、旧制川越中学卒、市議から県議になり、現在5期目のベテラン。それまで、自民党県連の政務調査会長、今年3月に佐久間県議団長の議長選出方針に反対して辞任するまでは党県議副団長の要職を務めていた。(埼玉新聞93/5/21)
県警捜査二課と大宮署は26日夜、佐久間実県会議員(東7区、春日部市、自民党県議団長。当選5期。52歳)を収賄容疑で、玉田共瑞県会議員(西5区、上福岡市、自民党副県議団長。当選5期。65歳)を贈賄容疑で逮捕した。1992年の県議会議長選で、玉田県議が佐久間県議に便宜を図ってもらう目的で、現金数百万円などを受け渡した疑いがもたれている。(埼玉新聞93/5/27)
県会議長選をめぐる汚職事件で、贈賄罪に問われている県議・宇津木清蔵被告(70)に対する第2回公判が10月4日、浦和地裁で開かれた。この日は、宇津木被告が30万円の賄賂を申し込んだとされる宮田守夫県議(67)と孝子夫人(63)に対する証人尋問が行われた。
 宮田県議は、「あの時期(今年3月)にお金ということは、議長になれるよう協力してほしいという意味以外には考えられないと思った」などと証言した。
 一方、孝子夫人は、宇津木被告が今年3月10日午後、宮田県議宅を訪れて菓子折の入った紙袋を置いていったことや、同日夜になって帰宅した宮田県議が、菓子を食べようと取り出したところ、夫人が紙袋の底に現金の入った茶封筒を見つけたことなど、生々しく証言した。(読売埼玉1993/10/5)
前自民党県議団長・佐久間実被告(53)に対する第3回公判が10月22日、浦和地裁で開かれ、前県議会議長玉田共瑞被告(贈賄罪で公判中)の妻・秀子さんが出廷して証言した。
 証言によると、秀子さんは昨年3月初旬、帰宅した玉田被告が「佐久間先生に『あいさつがない』と言われ困った。お金を持っていかなければならないかな」と漏らしていたことを耳にした。また、宇津木清蔵県議(当時)の贈賄事件で県警から事情聴取を受けた今年5月22日の朝、玉田被告が野本陽一議長(当時)に電話をかけ、「佐久間先生に300万円を渡したと昨夜、警察に話した」とうち明けた、と証言した。(読売埼玉93/10/23)
最高裁第一小法廷は6月27日までに宇津木被告の上告を棄却する決定を下した。懲役2年執行猶予5年の刑が確定する。判決によると、宇津木被告は、佐久間実被告ら5人の県議に計600万円の賄賂を提供し、自分を議長候補として推すように働きかけた。金はまもなく5人から宇津木被告に返還された。(埼玉96/6/28)
1992年の県議会議長選をめぐる贈収賄事件で受託収賄罪に問われた県議佐久間実被告(55)に対する上告審で、最高裁第三小法廷(千種秀夫裁判長)は4日までに、佐久間県議の上告を棄却する決定をした。これで、懲役1年2月追徴金300万円の実刑が確定し、佐久間県議は地方自治法と公職選挙法の規定により失職することになる。佐久間県議は4日、県会議長宛に「辞職願い」を提出し、辞職が認められた。
 一、二審判決によると、佐久間県議は、自民党県議団長だった92年3月、自宅を訪れた玉田共瑞県議(西5区、上福岡市。自民党)=当時=から県議会議長候補に推薦し投票をとりまとめてくれるように依頼され、現金300万円を受け取った。佐久間被告は94年12月の一審の有罪判決の翌日に議員辞職したが、95年4月の県議選にふたたび立候補して2位で当選した。
 佐久間県議らに対する贈賄容疑で逮捕・起訴された宇津木清蔵元県議(西8区、川越市。自民党)=当時=は6月下旬、執行猶予付きの有罪判決が確定した。佐久間県議への贈賄容疑で逮捕された玉田共瑞元議長(67)も、一審で執行猶予付き有罪判決が確定している。(朝日西埼玉96/7/5) 次年度へ

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[93/11]回し献金事件 索引へ
一昨年だけでも自民党県議ら21人が、互いの政治団体を利用し同額ずつの寄付金をやりとりしていた事実が、1991年分の政治資金収支報告書の記載内容などから明らかになった。回し献金の事実が明らかになったのは、埼玉県議会の自民党県議20人と無所属議員1人の計21人で、互いにやりとりしあっていた寄付額は、1回当たり30万から150万円だった。当選回数が同じ県議らによるグループが計5つ存在し、互いに帳簿上は寄付金を同額ずつやりとりした形を取っていたという。今年春ごろから税務当局の指摘を受け、修正申告をしていた。
 黒田重晴県議(無所属、越谷市)は、当時同僚だった小沢遼子元埼玉県議(現在は評論家)からこの方法を教わり約7年前からやっていたという。小沢遼子氏の話「87年に落選するまで3年間、控除を受けた」、「どんな個人でも税金の控除の対象になる方法であり、私の場合もその1例にすぎない。政党所属県議に比べ、税制上の優遇措置の少ない無所属県議にとって唯一の方法だった」。(読売93/11/27、続報多数)
  • 小島重一郎県議(岩槻市)
     節税のつもりだったが、税務署から指導を受けたので修正申告した。議員相互の献金では税額控除できないとは知らなかった。10万円でも20万円でも節約できるものはしたいとだれでも思うでしょう。反省している。自分でやった失敗だから文句は言えないが、こんなに報道されてイメージはマイナスだよ。
  • 福野幸央県議(八潮市)
     節税対策として先輩方の中でもやっていると聞き、問題だとは思わなかった。各地で問題になったため、自主的に修正申告した。政治資金収支報告書にも記載している。サラリーマンが、配偶者の所得が控除を超えるか微妙なときに、申告したりしなかったりということと、同じような認識だった。
  • 渡辺利昭県議(朝霞市)
     議員同士で、金を貸し借りする感覚だった。よそで問題になったこともあって、道義的なこともあり、今年になって修正申告している。別に示し合わせてやったわけじゃない。選挙だけじゃなく、政治は金がかかるんだ。
  • 神保国男県議(戸田市)
     節税・税金対策というより、政治活動、特に「第一議員団」所属当時に金が必要だったからだ。日常の政治活動は後援会に負うところが大きい。遠藤、渡辺両県議と穂坂前県議の3人は「第一議員団」当時からの同士だ。道義的に良くないと感じたので、2ヶ月前に自主的に修正申告をした。
  • 武笠勇県議(行田市)
     小島さんと福野さんにそれぞれ150万円を寄付しているが、今年6月に行田税務署に自主的に修正申告している。知らなかったこととはいえ、政治倫理が問われている時期に道義的にも許されることではなく、とんでもないことをしてしまった。深く反省している。申し訳なかった。(朝日西埼玉93/11/27)
  • 12月定例県議会最終日の17日、社会、共産の両党会派から提出された、議長選汚職関連議員への辞職勧告動議や「回し献金」の解明を求める動議は、自民党が数を頼りに議事日程にものせないまま退けた。(朝日埼玉1993/12/19)
    このときに名前が明らかになった回し献金県議一覧

    荒井弘治(上尾市、自民) 遠藤俊作(菖蒲町、自民) 大石忠之(所沢市、自民)
    岡村幸四郎(川口市、自民) 奥田昌利(蕨市、自民) 栗原稔(秩父市、自民)
    黒田重晴(越谷市、無所属) 小島重一郎(岩槻市、自民) 神保国男(戸田市、自民)
    鈴木甫(浦和市、自民) 中野清(川越市、自民) 並木利志和(新座市、自民)
    武笠勇(行田市、自民) 福野幸央(八潮市、自民) 細田米蔵(戸田市、自民)
    穂坂邦夫(志木市、自民) 町田潤一(狭山市、自民) 本木欣一(狭山市、自民)
    渡辺利昭(朝霞市、自民) 以上19名

    ※次回(1995年)選挙では、小島重一郎(落選)、鈴木甫(落選)
    中野清(衆院議員に転出)、町田潤一(不出馬)を除く各氏が当選。
    当選者の半数以上が無投票だった。
    回し献金:
     から献金ともいう。議員間で同額の献金をやりとりし、政治資金規正法の個人献金優遇措置を悪用して節税を図る行為。個人献金に対する税制の特典は、企業と政治家の癒着の温床となりがちな企業献金の代わりに個人献金を奨励する目的で、1976年から実施された。個人献金のうち、一定の要件に該当するものについて、所得税法上の特定寄付金と見なし、所得から控除する仕組みになっている。しかし、法の趣旨に反して、国会議員、首長、地方議員のあいだに節税法としての利用が蔓延していた。国税庁は、議員同士で寄付しあうなど、寄付した者に特別の利益が及ぶ場合については控除を認めていないが、運用は甘かった。そのため、実際にはカラ領収書だけを発行して寄付行為による所得税の不正還付を受けるなど、政治資金規正法上の虚偽記載に当たりそうなケースもでてきて、税務当局も看過できなくなったものとみられる。

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    [94/2]ひも付き献金事件 索引へ
    埼玉県の自民党議員らが税金を軽減するため、自民党の政治団体である国民政治協会にいったん寄付し、自民党を経由して助成金として自分の後援会に環流させていたことが2月18日までに分かった。個人が政治団体へ寄付する場合、政治家が自分の後援会に寄付するのは「特別の利益が及ぶ」として、全額課税される。しかし、国民政治協会を迂回すると税金を納めずに済む。同県では昨年、県議同士の「回し献金」が発覚したが、税金対策に悩む県議らの間で、それに代わる方法として浮上したという。
     ある前県議は90年から毎年、本人と家族、経営する会社の名義を合わせて約500万円ずつ国民政治協会に寄付している。自民党県連から1割5部から2割の手数料を引いた分が助成金として後援会に入っている。「議員同士の領収書のやりとりはだめだ、と県連からいわれ、この方法にした。税金を払うより党も得だし、自分の後援会でも使える。どうして悪いことなんだ」と話している。
     関係者の話によると税金対策に悩む県議の間で、こうした環流目的の献金が10年以上前から行われていたという。毎年、10人前後の県議が数千万円単位で同協会に寄付していた。(朝日夕1994/2/18)
    また、蕨市の田中啓一市長は、91年の市長選の際に国民政治協会に500万円を寄付し、それから15%を差し引いた額を自民党県連から自分の資金管理団体に環流させていた。同市長は「会の資金がゼロに等しかったので、自分の小遣いを出した。世間を騒がせる結果になってうかつだった。節税をしようという意識があってやったわけではなかった」と話している。
     田中啓一蕨市長によると、寄付をしたのは91年市長選の2ヶ月前ごろ。「確認団体をつくらないとポスターもビラも出せない。(確認団体になった)市民団体自体の蓄えはゼロに等しかった。だれかが出さなければならなかったので、私が貯金を出したほうがいいだろうと思った」のが、きっかけだったという。しかし、問題があった。「政治資金規正法の寄付の量的制限に引っかかる、ということだったと思う」。同法では、1団体に対し年間150万円を超える寄付は禁止されている。そこで、自民党に寄付して助成してもらう方法を採った。「できるだけ自分の金でやるほうがいいと思ってのことだった。私には個人後援会などない。金のことでみんなに迷惑をかけたくないと思ったのだが…。『じゃあほかの市長さんはどうやっているんですか』と女房に怒られちゃった」という。
     市長選は結局、無投票当選。「いま考えれば自民党も少し汚いような気がする」というのが、振り返ってみての思いだ。「私を推薦していたんだから、寄付した百%を助成してくれれば良かったのに、と思わないでもない」。(朝日夕94/2/18、朝日西埼玉94/2/20)
    「黙認していたといわれても仕方がないが、やめさせることもできなくて…」。自民党県連の田口公立事務局長は2月19日、ひも付き献金が県連と一部の県議らとの間で続いていた「慣習」だったことを認めたうえでこう話した。田口氏らによると、ひも付き献金は、以前に県連の事務局次長を務めていた職員(故人)が、一部の県議らに勧めて以来続いているらしい。「取り決めなどがあるわけでなく、あうんの呼吸で行われているのが実体。恥ずかしいことだが、件数や額などの詳細は、私ですら把握していない」。(朝日夕94/2/18)
     議員同士が相互に相手の後援団体に寄付し合うことにより「節税」を図るのが「回し献金」。それに対して「ひもつき献金」は、政党支部などの政治団体を経由することにより「節税」を図るもの。「環流献金」ともいう。埼玉県では昨年、県議同士の回し献金が発覚したが、税金対策に悩む県議の間で、それに代わる方法として浮上したという。
     見返りとして1割から2割の手数料を取っていたというから、自民党もせこい。

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    [93/12]海外視察途中離脱(秋山清、宮崎守保、栗原稔=いずれも自民党) 索引へ
    社会党県議団は12月17日、4人の県議の「南欧行政視察」について、参加した3人の自民党議員が日程途中で離脱していたとして、その事実関係を調査報告するよう、野口卓爾議長に文書で申し入れた。
     議会事務局によると、視察は10月26日から11月10日までの16日間の日程で行われ、当選4回の秋山清、宮崎守保、栗原稔県議(いずれも自民)と、関根永吉県議(公明、当選5回)の4人が参加した。
     カイロ、アテネ、イスタンブール、ミラノ、ベネチア、マドリードを回ったが、秋山、宮崎両県議は日程途中の3日に帰国、栗原県議は5日に現地から私用で渡米した。視察団長の秋山県議は、議会初日の視察報区で、途中3人が離脱したことに触れなかった。(朝日埼玉1993/12/18)
    12月20日、南欧視察旅行を途中離脱した3県議が県庁内で事実関係を説明した。3人の県議は、途中で視察を離脱したことについて「最後まで参加できない事情があったので、出発前に議会事務局とも相談した上でのこと。日程中の、3つの公式訪問はちゃんとこなしている。(離脱後の)日程も、事務局を通じて組んでもらい、公費と私費の区別もきっちりつけ、精算している」などと語った。また、その事情については、親類の結婚式への出席や留学中の家族に会う予定があったなどを挙げている。(朝日埼玉1993/12/21)
    日程を見ると南欧の観光地巡りとしか思えない。どうでもいい視察だからこそ、私事を優先させてもなんの支障もないのだろう。南欧視察についての3県議の行動を批判する差出人不明の文書が議会内外に出回っていることにつき、3人は野口議長や県警捜査二課に調査を申し入れたという。行いを恥じて身を律するどころか批判を封じ込めようとするとは、天に唾するようなものであきれ果てた議員体質だ。

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    [96/8]県議海外大名視察旅行 索引へ
    埼玉県議1行が1年前(1995年8-9月)、欧州8カ国を行政視察した際、すべて5つ星クラスの最高級ホテルに宿泊し、20日間の視察日程の多くを観光に当てていたことが分かった。これに対し市民団体「県政を監視するさきたま市民の会」は、「公費による豪華観光旅行は許し難い」として、視察費用1千300万円の全額を県に返還するように求める住民監査請求を行った。
     埼玉県議会では海外に毎年4班の視察団を派遣している。視察先は当選回数ごとに決められている。昨年度、2期目の議員6人は随行の議会事務局職員1名と共に8月21日から9月9日までの20日間、欧州8カ国11都市を回った。視察費用は議員1人当たり約192万5千円にのぼった。20日間の日程のうち、移動日と公式訪問日を除く10日間は単なる観光旅行。公式訪問はといえば、行政視察報告書によると、最初の訪問先のオランダ・ハーグの国会議事堂では「あいにく国会は閉会中のため中にはいることができず、外から議事堂を見学した」といった調子。また、同じ日に行った世界貿易機関と世界保健機関の訪問を2日分に数えたり、2回の日本大使館訪問にも通訳を雇ったことにするなどして、通訳経費を水増ししていたことも明らかになった。
     公費による「観光旅行」との批判に対して、参加議員たちは次のように反論する。「百聞は一見にしかず。見るもの聞くものすべて勉強になった」「政治家は見聞を広める必要がある。すべてが公的な視察であり、観光や遊びといわれるのは心外」「公費に十分見合う有意義な視察だった」。これに対し、住民監査請求を行った「県政を監視するさきたま市民の会」の塚越泰一代表(66)は「欧州の簡素な地方議会を視察し、議員減らしをしようというのなら話は別だが、税金を浪費する物見遊山の海外旅行はもうやめたらいい」と話している。(東京1996/8/14) 次年度へ続く
    海外視察旅行参加議員

     (団長) 福野幸央(八潮市、自民)
     (副団長)滝瀬副次(北本市、自民)
     (幹事長)田島敏包(児玉町、自民)
          長沼 威(浦和市、彩の国フロンティア・県民連合)
          並木正芳(所沢市、彩の国フロンティア・県民連合、1996/10衆院議員当選)
          田中喧二(久喜市、自民、1997/8久喜市長当選)

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    [1996/1]秋山清(県議会議長、東3区、大利根町、自民、69歳) 索引へ
    競争入札妨害の疑いで逮捕された暴力団組長の関連する建設会社が、受注した工事を一括して秋山清 県議会議長(68)の親族会社に請け負わせていた疑いのあることが、1月29日までの県警暴力二課と幸手署の調べで分かった。組長の会社は実体のないペーパーカンパニー。一括請負(丸投げ)は建設業法で禁止されており、違反すると、元請け・下請け両業者に営業停止などの行政処分が下される。工事を請け負わせていたのは北埼玉郡大利根町の「長栄建設工業」。同社の前の社長が指定暴力団国粋会系橋本組組長の橋本達夫容疑者(43)の妻。橋本容疑者と妻は14日、別の競争入札妨害などの疑いで県警に逮捕されている。一方、工事を請け負っていたのは、秋山議長の実弟が社長を務める大利根町の「秋山建設」。
     県警の調べでは、長栄建設工業は昨年1月と6月、「栗橋・大利根土地改良区画整理一部事務組合」(管理者・斉藤和夫栗橋町長)が発注した2つの道路工事を約696万円と約505万円で落札。その後、2つの工事は秋山建設が一括して「長栄」から請け負った。「長栄」は工事代金として約590万円と約198万円を秋山建設に支払っている。差額分は2等分され、橋本容疑者と「長栄」に分けられたという。
     秋山建設経営者の実兄の秋山清 県議会議長は29日、県会議事堂内で記者会見し、会社経営には全く関与していないとし、暴力団関係者とのつきあいも否定した。「(秋山建設との関係は)昭和40年代に兄弟で出資して会社を興した関係で株主になっているが、筆頭とかの意識はない。退任時期は1昨年12月か昨年3月かはっきりしないが会長職も退いた。出てきた(会社経営上の)数字を見ることはあるが、今は会社とは完全に関係ない状態だ」、「(下請けの事実は)15日の成人式の会場で知人から下請けの事実を聞いて、会社に確認した。工事を進めるうえで下請けした方が都合がいいとの判断で下請けしたと聞いている。一括下請けでなく手伝いという感覚だ。進んで下請けしたと取られては困る。これまで会社は下請けは一切やらないということできた。下請けは今回初めてのケースだ」、「(長栄建設との関係は)橋本氏の名前と顔は知っているが、会えば挨拶する程度。(長栄建設が)ペーパーカンパニーかどうかはしらない」、「(長栄建設の大利根町土木建設組合加入に際し、秋山建設が推薦人になった事実は)報道されて初めて事実を知り、驚いた。推薦を頼まれたことはない」、「(県議、議長としての道義的責任は)経営者ではないので、問題の対処についてとやかく考えていない」(埼玉96/1/30)
    県警暴力団対策二課と上尾署は27日、建設業法違反(虚偽許可申請)容疑で、指定暴力団住吉会系平塚一家幹部で「亜佐美エンタープライズ」社長の佐藤隆容疑者(31)を再逮捕すると共に、共犯の同社専務など2人を同容疑で逮捕した。新たに逮捕されたのは同社常務・信田勝彦容疑者(54)と元「秋山建設」営業部長(96/5まで勤務)の白井文雄容疑者(54)の2人。2人は共謀のうえ、実際は全く勤務した事実がないのに、佐藤容疑者が83/4〜88/12まで秋山建設に雇用され現場監督などを務めたという虚偽の内容で「実務経験証明書」を作成して県知事宛に許可申請し、同年5月に建設業許可を得ていた疑い。(埼玉、朝日西埼玉96/6/28)

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    [97/1]小島敏男(被害者。前県議、北9区、熊谷市) 索引へ
    小島敏男前県議が県監査委員だった1994年に実施した3件の出張について、カラ出張の疑いが強いことが1月10日、「埼玉市民オンブズマン」(代表・佐々木新一弁護士)の指摘で明らかになった。
     オンブズマンが情報公開条例に基づいて入手した旅行命令書によると、小島氏は94年8月29、30の両日、荒川村に出張、旅費約2万円が支給されている。しかし、同氏は県議会の海外視察団の一員として同29日から9月7日までメキシコ、アメリカ両国を訪問していたため、荒川村には出張していないことが分かった。
     さらに、小島氏は監査委員として同年10月26日から1泊2日で群馬県に出張、約2万円の旅費が支給されている。しかし、商工農林委員として同25、26の両日、茨城、千葉両県に出張、報告書にも写真が掲載されている。
     同様に11月には、監査委員として7日から1泊2日で神奈川県に出張、旅費約2万4千円が支給されている。だが、8日午前中には高齢化社会・青少年対策特別委員として3日間の日程で羽田空港を出発、山口、福岡両県を視察した。いずれの命令簿にも、小島氏の印鑑が押されていた。
     小島氏は「3件とも行った覚えがないし旅費ももらった覚えはない。印鑑は議会事務局に預け清算は任せていた。結果的にカラ出張に私が利用されたとなると心外。監査事務局に事実解明をして欲しい」と話している。浅見武男監査事務局長は「事務局員の間違いか、カラ出張のどちらかだ。当時の関係者に事情を聴いて調査したい」としている。(埼玉1997/1/11)
    土屋知事は1月13日、監査委員のカラ出張が浮上したことを受け、初めて全庁的な食料費、旅費などの総点検を実施することを決めた。調査は「県民の信頼と客観性に配慮」(土屋知事)するため、学者、公認会計士、弁護士ら民間の専門家も入った「第三者機関」を近く設置。調査期間は「1年以内」としている。
     県はこれまで、カラ接待やカラ出張などの不正疑惑については、「不正支出はない」との姿勢で、調査する必要がないとの立場を取ってきた。(埼玉1997/1/14)

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    [97/3]笠原英俊(北6区、深谷市。連合埼玉の会、当選2回) 索引へ
    3日午後5時10分頃、大里郡川本町財貨の町道交差点で、深谷市折之口の笠原英俊県議(60)が運転する乗用車が、川本町瀬山の無職新井忠久さん(69)の軽トラックと衝突した。この事故で、軽トラックの助手席に乗っていた新井さんの妻トキさん(69)が、額に軽いけがをした。寄居署によると、現場は信号のない十字路交差点で、同署は県議の安全不確認が原因とみている。(朝日西埼玉97/3/4)

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    [97/9]福永信之(被害者。西8区、川越市。公明、当選1回) 索引へ
    公明埼玉県議の福永信之氏(44)を恐喝しようとした2人(川越市の自営業、村野和正39歳=創価学会員=と明石市の主婦、長由美子29歳)が今月1日、浦和地裁川越支部に起訴された。県警担当記者の話「川越市内の福永氏宅に脅迫文が送られてきたので、すぐに川越署に届け出た。警察は郵便局に受け取りに来た長(おさ)を逮捕、それを知った村野が川越所に出頭してきた」。
     県議会関係者の話によれば、「その後、恐喝のネタが伝言ダイヤルを利用した女性との交際だと報じられ、伝言ダイヤル遊びの方が問題になった」。しかし、福永氏は、伝言ダイヤルの利用を認めた上で、あくまで援助交際の実態調査のためだったという。福永県議の話「同僚県議の議会質問に具体性を持たせるため、調査をした。日頃から事務所のように利用させてもらっている友人の会社で、その友人と一緒に伝言ダイヤルを何件も聞いてメモしました。同じ部屋にいた事務員の女性たちにも当然聞こえる。その1人が村野さんの奥さんで、まさか恐喝するなんて思わず、ご主人に話してしまったというわけです」。また、福永氏は、伝言を残した女性数人と、その会社から電話で話したが、断じて会ってはいないという。福永氏は今年3月までは、青少年の健全育成を目的とする文教委員会に所属し、ピンクチラシの条例改正や、覚醒剤問題に注力してきた。(『週刊新潮』97/9/18号)
    テレホンクラブに電話をかけた県議から金を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂罪に問われた村野被告と長被告に対する判決公判が30日、浦和地裁川越支部であった。喜多村治雄裁判長は、村野被告に懲役2年執行猶予3年、長被告に懲役1年2月執行猶予3年の判決を言い渡した。
     判決によると、2人は県議がテレホンクラブを利用したとして今年7月と8月の2回、県議の自宅に「週刊誌や新聞の記事になるのをみたいものです」などという手紙を送り、760万円を払うよう脅した。(朝日西埼玉97/10/31)

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    [97/5]谷古宇勘司(南1区、草加市。自民党、当選4回) 索引へ
    父親が実質的に経営していた造園会社「埼玉緑化」(川口市)が1991年秋、約250億円の負債を抱えて倒産した。谷古宇議員は連帯保証人だったため、現在、債権者から議員報酬と期末手当を差し押さえられている。
     また、この企業グループには法人税などの多額滞納があり、県議の倫理を問う声もあがっている。父親の甚三郎氏(現在69歳)は、かつて新潟県鳥屋野潟の土地を所有していた「関新観光開発」の代表取締役を務めるなど故田中角栄首相の側近の一人とされた人物で、埼玉県議も務めた。谷古宇県議「負債のもとになった事業に私は一切関与していないが、連帯保証人なので差し押さえられる結果になった。親族企業の税の滞納といわれても、経営の責任は私にはない」。(読売埼玉97/5/22) 関連記事


    上尾市

    [97/2]上尾市議(被害者) 索引へ

    浦和署と県警暴対二課は26日、上尾市の右翼団体顧問井野照美容疑者(51)と右翼団体代表、落合学容疑者(26)を恐喝の疑いで逮捕した。調べでは、井野容疑者らは1996年4月、上尾市議(49)の事務所を訪れ、「政治資金として協力してくれ。協力しないと街宣をかけてもいいんですよ」と脅し、現金20万円を受け取った疑い。この市議は95年11月、私立中学校のプール設計案を公表前に自分の議会報告に載せ、市議会で問題になった。調べに対し2人は「政治資金として受け取った」と話し、容疑を否認している。(朝日西埼玉97/2/27)

    大宮市

    [93/12]新藤享弘(大宮市長) 索引へ
    市議選で当選したばかりの新議員と三役との顔合わせが1993年12月8日夕、大宮市内の宴会場で行われたが、この日、代表者会議で議員側から「会費制で」と要請があるまで会費はうやむやとされていた。会合には市議31人のうち、共産党の6人を含む9人が欠席した。他会派の議員には月初めに連絡がなされたのに、共産党にはこの開かれた代表者会議まで会合が知らされていなかった。出席した議員は「招待と思っていた」「市長の招待ですから」と説明を受けたなどと話している。
     秘書室長は「8日まで代表者会議がなくて会費の金額が決められなかった。共産党には連絡が遅れただけ。その点、お詫びしたい」と説明した。新藤市長は来年8月に任期満了を迎えるが「慣例だと聞いたし、全議員に連絡したと思っていた」と話している。(朝日東埼玉1993/12/9)

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    [97/6]田中良雄(76歳、11期連続当選。市民自治ネットワーク) 索引へ
    大宮市の田中良雄市議(76)が地元の自治会館の改築工事に500万円を寄付していたことが16日、明らかになった。田中市議もこの事実を認めている。公職選挙法は政治家が選挙区内に現金や物を送ることを禁止しており、市選挙管理委員会は「事実だとすれば公選法で禁じられている寄付行為に当たる恐れがある。例外規定もあるため、司法当局の判断を待ちたい」としている。田中市議は、「法律のことは詳しく知らず、不勉強から迷惑をかけた。ただ、自治会長として地元の念願の自治会館をなんとかしたかった」などと話している。(朝日西埼玉97/6/17)

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    [97/9]横田高夫(51歳、公明) 索引へ
    県警捜査二課は、埼玉県大宮市発注の健康福祉センター「西楽園」の電気設備工事をめぐり、大宮市議・横田高夫容疑者を収賄の疑いで、和泉電設(上福岡市上ノ原1丁目)社長・羽鳥広次容疑者(62)と同社嘱託社員の神藤三男容疑者(64)を贈賄の疑いで逮捕した。2人は横田市議(51)に、94/11月に行われた指名競争入札の結果を本会議で承認するように依頼し、100万円を渡した。(朝日97/9/22)(朝日西埼玉97/9/23に詳報)

    県警によると、事件の舞台となった健康福祉センター「西楽園」の電気設備工事は、入札前に大宮市内の業者を中心に落札業者の調整をしていた疑いが強いという。しかし、談合が崩れ、価格をめぐるたたき合いが行われた結果、上福岡市内の和泉電設が落札、大宮市内の業者に不満が広がったとされている。不満を察知した一部の市議(談合組織の顧問)が、議会で契約を承認する際、慎重論を打ち出したため、同社の羽鳥広次容疑者らが横田市議に根回しを要請した−との構図らしい。(朝日西埼玉97/9/28)

    大宮市の杉崎詩郎議長は29日、横田市議が24日に提出した辞職願いを許可し、各会派団長会議に報告、了承された。同議長が体調を崩していたため、許可がこの日になった。(朝日西埼玉97/9/30)(朝日西埼玉97/10/12に関連記事)
    11月28日、浦和地裁で判決公判があり、肥留間健一裁判官は羽鳥被告に懲役1年(求刑懲役1年)執行猶予3年、神藤被告に懲役10月(求刑10月)執行猶予3年の判決を言い渡した。(朝日西埼玉97/11/29)
    第2回公判が98/1/9日浦和地裁であり、横田被告は取り調べの検事に「とかげのしっぽ切りだ」と捜査に対する不満を漏らしたことを明らかにした。
     98/1/23日、浦和地裁で横田元市議の論告求刑公判があり、検察側は懲役2年6月、追徴金200万円を求刑した。(朝日西埼玉98/1/10、1/24)
    98/2/13日、元市議の横田高夫被告の判決公判が浦和地裁であり、吉村正裁判長は「市議会や市政に対する信頼を著しく損なわせた」として、懲役2年6月執行猶予4年、追徴金200万円(求刑懲役2年6月、追徴金200万円)を言い渡した。(朝日西埼玉98/2/14)

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    [97/10]木村和子(本名=カヅ)(71歳、自民党。かつては政新会所属) 索引へ
    1994年12月に行われた大宮市議会(定数40)の議長選挙の後、議長に当選した議員が別の議員(斉藤清治市議)に現金100万円を手渡した疑いがあり、この議員は現金を受け取ったことを朝日新聞の取材に対し認めた。しかし、議長選がらみであることは否定している。受け取った市議によると、議長選後、議長から「議長選のお礼」の趣旨として100万円の受け渡しを申し出たという。「まずいと思って受け取りを断ったが、懇願されるので、自宅にあった時価500万円の絵画と引き換えに領収書を書いて受け取った」と話している。(朝日97/10/12)
    絵画の受け渡しは現金授受の約1年後であり、県警は絵画の価値が低く事実上の資金提供に当たると見て捜査したが、その後の調べで絵画についていた中国現地の「値札」が実際の売買価格を上回る金額であったことが判明したため、起訴を断念した。(朝日西埼玉97/12/2)
    県警捜査二課と大宮署などは16日、1994年12月の大宮市議会議長選に絡んで現金の授受があったとして、同市三橋6丁目、前議長で市議の木村和子容疑者(71)=本名・木村カヅ=を贈賄の疑いで逮捕し、前市議の横田高夫容疑者(51)=収賄罪で起訴=を収賄の疑いで再逮捕した。横田前市議は容疑を全面的に認めているものの、木村前議長は議長選の見返りではないとして容疑を否認している。(朝日97/10/17)
    11月7日、木村和子元議長は「一身上の都合」のため議員辞職願いを提出、受理された。
    今回の逮捕は、横田前市議が公共工事をめぐる汚職事件の調べの中で、「議長選の後に現金100万円を受け取った」と供述したことがきっかけだった。県警は、背景に市議会の構造的な金権体質があると見て、事件の鍵を握る木村前議長を中心に、先週末から複数の市議を呼んで事情を聴いてきた。しかし、いずれの市議も真っ向から容疑を否認したため、捜査は難航。一週間に及ぶ任意捜査を経て、議長選の見返りだという趣旨を否認したまま、木村前議長の逮捕に踏み切った。任意の聴取を受けた市議は少なくとも5、6人に上るとみられる。(朝日西埼玉97/10/17)
    疑惑がますます深まる大宮市議会(定数40 )。木村前議長が議長に選ばれた1994年の議長選の翌年、95年1月末日に、木村前議長ら8人が新潟県・月岡温泉の旅館に宿泊旅行したことが16日までの朝日新聞社の調べで分かった。費用は、議長交際費と新議長の私費。同行した議会事務局長は「私を含め、1人として会費制を主張する市議はいなかった。一言注意すべきだったと後悔している」と述べている。旅行目的だが、複数の市議は「本当の目的は、当選御礼、お世話になった、これからもよろしく、という懇親旅行」だったと明かす。関係者によると、木村前議長は全額出すつもりだったが、議長選直後でもあることから、「新年度予算の研修」という名目で、議長交際費から支出することになったという。結局、8人合計で約60万円の経費を、交際費約36万円、私費約24万円の割合にした。同市議会では、議長は1年交代が慣例。毎年のように、議長交代をめぐり空転が続き「深夜議会」になる。(朝日西埼玉97/10/17)
     大宮市では28年前、区画整理事業などが絡む汚職事件がおき、多くの議員が逮捕、議会解散のうえ出直し選挙があった。現在の市議の任期は12月20日まで、選挙は11月23日告示、30日投票と決まっている。今回の汚職事件がなければ「現職有利」との見方が多かったが、2人の逮捕者がでたうえに議長交際費や議長の私費を使っての温泉旅行もあり、「現職でなければだれでもいい」とする市民感情が生まれる可能性がある。
    大宮市議会の杉崎詩郎議長は20日、議長室を訪ねた同議会の超党派組織「大宮市議会刷新議員連盟」(高橋正治代表、19人)のメンバーに対して、「私もかつて議長就任旅行の仕切りをした。こういう事件が起きると、みんな聖人君子になってしまう」と述べ、議長就任の「御礼旅行」が数年前から慣例化していることを示唆した。(朝日西埼玉97/10/21)
     議長選の贈収賄事件で揺れる大宮市議会で、議会刷新を唱える超党派市議からなる「大宮市議会刷新議員連盟」(高橋正次代表、19人)は、杉崎詩郎議長(自民党)と長谷川秀雄副議長(緑風会)の辞任を申し入れたが、両者に連絡がつかず事務局預かりとなった。同連盟は、ほとんどが保守系無所属市議で、全員が新藤亭弘市長の与党の立場をとる。公明と野党である共産党の市議は入っていない。
     横田前市議の逮捕以来、杉崎議長は市内の病院に病気入院、長谷川副議長も市議会に姿を見せず、大谷洋一・議会事務局長が1人で市議や、警察、マスコミに対応してきた。(朝日西埼玉97/10/23)
     大宮市議会は23日、杉崎詩郎議長の不信任決議案を賛成多数で可決した。決議は法的拘束力はなく、辞職は本人の意志に任される。(朝日西埼玉97/10/24)
     10月27日、不信任決議を受けて杉崎詩郎議長が辞表を提出し、本会議で認められた。新議長選では「大宮市議会刷新議員連盟」の高橋正次代表を新議長に選出した。杉崎前議長「(来月23日告示の次期市議選には)健康状態が良くないので治療に専念し、出馬しない」。
     同夜には、調査特別委員会(百条委)の設置も本会議で決め、本格的に議長選出過程の全容解明に務めることになった。この日、長谷川秀雄副議長の不信任決議案も可決されたが、同副議長はこれに応じなかった。(朝日西埼玉97/10/28)
    【百条委員会 1997/11/6】以下の3名の証人喚問が行われた。大谷洋一議会事務局長の証言「1994年12月の議長選後に議長招待による温泉旅行が行われた。1995年1月31日から新潟県月岡温泉に1泊2日。参加者は、木村 元議長と横田高夫 元副議長、それに今回喚問されている自分を含む6名。費用は総額約65万円で、議長交際費から約37万2千円支出、残りは木村 元議長の私費。木村容疑者が日程、メンバーを提案、その指示を受けて私が計画を立てた」。長谷川秀雄 副議長の証言「(健康福祉センターの電気工事予算の議決をめぐる贈収賄事件に絡み、電気工事業者らから接待ゴルフを受けたとの疑惑について)業者と名刺交換した記憶があるが、接待ゴルフには参加していない」。斉藤清治市議の証言「(木村容疑者から百万円を受け取り、5百万円相当の絵を渡したことについて)司直の手で捜査中であり、相手に不利益を与える発言は差し控えたい」。

    【百条委員会 1997/11/7】3人の証人喚問が予定されていたが、杉崎詩郎前議長と設楽浩正 前公明市議団長は病気を理由にして欠席し、畠山晃司郎 公明市議団幹事長の尋問のみが行われた。百条委の調査は市議選後の12月に続行される。

    1995年1月の議長招待旅行参加者氏名

    木村和子元議長 横田高夫前副議長 長谷川秀雄副議長 斉藤清治市議 畠山晃司郎市議(公明幹事長) 杉崎詩郎前議長 設楽浩正市議(前公明市議団長) 大谷洋一議会事務局長 以上8名

    浦和地検のこれまでの調べによると、横田前市議の他、3人の市議が木村元議長から現金を受け取ったことを認めているとされる。しかし、議長選から3年たって関係者の記憶があいまいなうえ、物証に欠けるため、捜査は長期化する気配。(朝日西埼玉97/11/13)
     97年11月30日、議長選汚職などで複数の逮捕者を出した大宮市(12月20日、現市議会の任期満了)で市議選(定数38)が実施され、現職候補26人全員が当選した。新人候補20人のうち12人が当選したが、そのうち9人は前市議から地盤・組織を引き継いだ後継者だった。引退した木村和子元議長と杉崎詩郎前議長は、それぞれ義息と実子が立候補して当選した。
     新聞には「汚職の問題も大事だが、地元のために汗をかいてくれる人を優先して選ぶ」、「政治倫理もいいけれど、やはり地元の問題に取り組んでくれる人を」という街の声が紹介されている。疑惑に絡む候補者は地域や組織ごとに推薦を受けて票を集めており、こうした選挙体質が変わらない限り、議会の改革は望めない。投票率は過去最低の前回(47.11%)を下回る41.67%にとどまった。
    【百条委員会 1997/12/4】この日喚問されたのは、贈賄で有罪判決を受けた和泉電設前社長と嘱託社員、再喚問された長谷川秀雄市議(57)、斉藤清治市議(70)の4人。和泉電設元社長の証言「横田前市議から呼ばれて、栃木県の温泉ホテルに行き、市議4人を紹介された。ゴルフは翌日、市議4人で回ったようだ。宿泊代、プレー料など57万円を払った。(趣旨については)お世話になった、これからもよろしくとの意味だった」。前社長は、紹介された市議として長谷川市議らの3市義の名を挙げた。長谷川市議の証言「業者接待ではない。横田さんから泊まりがけでゴルフでもしないか、と誘われて行くと、(業者を)紹介された。ホテル代、プレー料合わせて7万円を、横田さんに渡した」。斉藤市議の証言「前回の証人喚問と同じ」などと答えて疑惑を否定した。(朝日西埼玉97/12/5、埼玉新聞97/12/5)
    【百条委員会1997/12/9】杉崎詩郎 前議長の喚問を行い、この日で実質的な審査を終了した。杉崎前議長は接待ゴルフについて「費用は払った」と証言し、「接待」との見方を否定した。杉崎前議長の証言「(問題のゴルフは)私が誘い、宿を用意した。横田市議から、前日、『業者が顔を出したい、といっている』と知らされた。断ったが、『顔だけでも』といわれ、宴会で名刺交換し、すぐに場所を移ってもらった。(費用は)個人負担。みんな会費は出した。(清算は)横田前市議に任せた。横田前市議が払ったのではないか」。(97/12/10西埼玉)
    1997年12月12日、大宮市議会の汚職事件を調べていた調査特別委員会(百条委)は、調査項目について「真相を究明するにはいたらなかった」とする調査報告書をまとめ、約1ヶ月半にわたる委員会を閉会した。
    元議長・木村和子被告(71)に対する判決公判が2月24日、浦和地裁であった。吉村正裁判官は、懲役1年6月執行猶予4年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。判決によると、木村被告は1994年12月の定例会の議長選で、自分が議長になれるように働きかけ、自分に投票してくれた謝礼として、95年1月に設楽浩正・元公明市議団長に現金50万円、同2月に横田高夫・元公明市議に現金百万円を渡した、とされる。(朝日西埼玉98/2/25。2/11に求刑の記事)

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    [97/10]設楽浩正(公明市議団長) 索引へ
    1994年12月に行われた大宮市の市議会議長選挙に絡む贈収賄容疑事件で、収賄容疑で逮捕された前議長の木村和子容疑者から、現金数十万円を受け取ったことを、公明党県本部の調査に対して認めた。設楽市議は議長選の見返りであることを否定しているものの、19日に離党届を提出。公明市議団は20日、同市議を無所属とする会派変更届を議長に提出した。設楽市議は、県警の調べに対しても、木村議長から現金を受け取ったことを認めており、事件はさらに広がる様相を見せている。(朝日西埼玉97/10/21)
    1994年の大宮市議会議長選に絡む贈収賄事件を調べていた県警捜査二課と大宮、大宮西署は1日、前公明党市議団長で無所属市議の設楽浩正容疑者(59)を収賄の疑いで、元議長で前自民党市議の木村和子容疑者(71)=贈収賄で起訴=を贈賄の疑いで再逮捕した。2容疑者とも容疑をほぼ求めているという。調べでは、設楽市議は、木村元議長への投票と会派内での票のとりまとめをした見返りとして、95年1月中旬ごろ、元議長宅で現金50万円を受け取った疑い。設楽容疑者は市議6期目で、浦和・与野との合併・政令市協議の大宮側の中心メンバーの1人だった。設楽市議は先月30日に投開票のあった大宮市議選には立候補しなかったので、12月20日に任期満了となる。
     設楽市議の話「(月岡温泉への招待旅行について)これまでの議長選だって似たようなもんだ。私も何度か、お相伴に預かってきた。『大宮市議会刷新連盟』の連中もそう。清濁合わせ飲んで、一緒にやってきた仲間だ。…清潔だけでは何もできない。きれいだけで何もしないのはそれこそ歳費泥棒だ」(朝日西埼玉97/12/2)
    議長選に絡む贈収賄事件で収賄容疑で97年12月1日に逮捕された設楽市議は12月5日、議員辞職願いを高橋正次議長に提出し、許可された。
    浦和地検は97年12月11日、前公明党市議団長の設楽浩正容疑者を収賄罪で起訴し、前自民党市議で元議長の木村和子容疑者を贈賄罪で浦和地裁に追起訴した。
    前市議 設楽被告の初公判が9日浦和地裁であり、設楽被告は起訴事実を全面的に認めた。(朝日西埼玉98/1/10)
    元公明党市議団長・設楽浩正被告の判決公判が17日、浦和地裁で行われ、吉村正裁判官は、懲役1年執行猶予3年、追徴金50万円(求刑、懲役1年追徴金50万円)を言い渡した。判決によると、設楽被告は、1994年12月の議長選に絡み、票をとりまとめた謝礼として95年1月、木村被告の自宅で現金50万円を受け取った。(朝日西埼玉98/2/18)


    越谷市

    [97/12]植竹哲夫(元越谷市議) 索引へ

    吉川署は97年12月4日、元越谷市議でイベント会社役員 植竹哲夫容疑者(50)をわいせつ目的誘拐などの疑いで逮捕した。調べでは、植竹容疑者は6月25日午前零時半ごろ、吉川市内で、自転車に乗って帰宅途中の高校1年の女子生徒(15)に乗用車で近づき、郵便局への道案内を頼むふりをして車に乗せたうえ、暴行した疑い。植竹容疑者はさらに9月11日夜、この生徒を電話で呼びだしたが、生徒が姉を同行し、たまたま通りがかったパトカーに通報したため逮捕された。
     植竹容疑者は91年4月に市議初当選。同年8月に草加市内で住居侵入と強制わいせつ事件を起こして市議を辞職、93年5月浦和地裁で懲役3年の実刑判決を受けた。その後、96年5月に吉川市内の民家に侵入し、住居侵入の現行犯で逮捕され罰金刑を受けている。(97/12/5朝日西埼玉、埼玉新聞)

    幸手市

    [97/7]青木章(幸手市議、39歳) 索引へ

    幸手市議会は97/7/16日、市の公用車購入などをめぐる問題で百条委の設置を決めた(賛成17、反対9)。主な疑惑は、(1)市議の妻が社長を務める市内の自動車修理販売会社から市が公用車を購入した問題(納期遅れなどのため契約破棄)。この過程に不明朗な点がある。(2)市議本人が社長を務める会社から市が消防車などを購入。議員の兼業禁止規定に触れるのではないか。(埼玉97/7/17)
    12月12日、消防自動車購入に絡む疑惑のため百条委で証人喚問を受けた青木章市議(39)が、「著しい不利益を被る」として尋問の前の宣誓を拒否した。武藤寿男委員「宣誓しなかったことはうそを言っても処罰されないということ。逃げた行為に等しい」。
     幸手市は95年度、青木市議が社長を務めていた「青木自動車商事株式会社」から消防自動車を1030万1千円で購入した。百条委ではこの消防車購入をめぐり、(1)議員との兼業禁止規定違反ではないか、(2)消防車の装備を造る能力のない会社が請け負うのは丸投げではないか、(3)購入決定に際し、青木議員が市長や市関係者に働きかけたのではないか、などを調査していた。(埼玉97/12/13) 次年度へ続く

    草加市

    [97/3]京極利美(公明) 索引へ

    草加市議会は3月12日の本会議で「市政倫理調査特別委員会」(百条委)の設置を全会一致で決めた。マンション建設をめぐって、同僚議員がにせの請願書に無断で自分たちの名前を使ったなどとして、複数の市議が設置を求めていた。委員会の調査事項は、(1)請願権の悪用と紹介議員の氏名の無断使用、(2)市幹部職員と指名業者の係わり、(3)公共用地の民間貸与に係わり、議員が利益を得たこと、(4)市庁舎増築に係わる議員の関与について。(朝日西埼玉97/3/13)

    マンション建設に絡む「偽請願書疑惑」などで、草加市議会の市政倫理調査特別委員会(百条委)の調査対象とされた京極利美市議は19日、公明を離党したことを明らかにした。(朝日西埼玉97/3/20)

    県警捜査二課と草加署は6月4日、詐欺容疑で逮捕した草加市議の京極利美容疑者を浦和地検に送検した。
     6月5日に開会された草加市議会定例会の本会議で、辞職勧告決議案が全会一致で可決された。
     浦和地検は6月24日、京極利美容疑者を詐欺罪で浦和地裁に起訴した。(朝日西埼玉97/6/5、6/6、6/25)

    県警捜査二課と草加署は草加市議・京極利美容疑者を詐欺未遂の疑いで再逮捕した。調べでは、京極市議は昨年3月から4月にかけ、同市旭町にマンション建設を計画していた東京都内の建設会社の社員を議員控え室などに呼びつけ、建設の凍結などを求めるにせの請願書をちらつかせて「建設費(約9億3千万円)の1%を出せば住民の苦情もおさえるし、市の手続きも早くなる」などと話して現金をだまし取ろうとした疑い。同社は支払いを拒否している。(朝日西埼玉97/7/10)

    マンション建設に絡み、補償費の名目で小切手をだまし取ったなどとして詐欺と詐欺未遂の罪に問われている草加市議の京極利美被告(49)が、浅井満夫議長宛に市議の辞職願いを郵送し、13日付で受理された。辞職の理由は「一身上の都合」としている。(朝日西埼玉97/8/14)

    京極利美・元草加市議は、2001年11月2日告示の秋田県議補選(秋田市区)に立候補した。

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    [97/6]内田佳伯(自由クラブ) 索引へ
    草加市が市内の社会福祉法人に貸与しているリフト付きの送迎車を使って、この法人の役員を務める内田佳伯草加市議(自由クラブ)がゴルフコンペに行っていたことが、10日の市議会本会議で明らかになった。大野ミヨ子議員(共産)の質問に対し、秋本達雄福祉部長が「目的外使用を確認した時点で厳重注意した」と答えた。この送迎車は、市がデイサービス事業を委託している社会福祉法人「草加会」(新井義春理事長)に、利用者の送迎用に無償で貸与している2台のうちの1台。(朝日西埼玉97/6/11)
    草加市の9月定例市議会が4日開会し、同日朝、浅井満夫議長に提出された内田佳伯市議(自由クラブ)の辞職願いを全会一致で承認した。内田氏は辞職理由について、「市議会の市政倫理調査特別委員会(百条委)の報道で、自分の名前がでるたびに、理事を務める特別養護老人ホームの利用者や職員に迷惑をかけたため」と述べた。(朝日西埼玉97/9/5)

    秩父市

    [97/3]山中狂児(67) 索引へ

    1995年4月の秩父市議選で山中狂児派の運動員に現金を渡したとして公職選挙法違反に問われた、同市議の長男で出納責任者の会社員山中一彦容疑者(41)の上告審で、最高裁は19日までに、「投票日前に渡した現金は事前買収に当たる」として、上告を棄却した。これにより同被告の有罪が確定した。公選法で連座制が適用されることから、山中市議本人が通知を受け取ってから30日以内に、当選が無効にならないことを確認する訴訟を起こして争わない限り、当選が無効になる。(朝日西埼玉97/3/20)

    1995年4月の埼玉県秩父市議会選挙で当選した山中狂児議員(67)派の公職選挙法違反事件をめぐり、東京高裁は7日、当選が無効でないことの確認などを求めた山中市議の請求を退ける判決を言い渡した。山中市議は、選挙の出納責任者だった長男が公選法違反の罪に問われて有罪が確定し連座制が適用されることになったため、「連座制の適用は憲法に反する」などとして、自ら提訴したが、今回の敗訴判決が確定すれば当選は無効とされ、同市議選には5年間立候補できなくなる。山中市議は上告する方針という。(朝日97/10/8) 次年度へ続く


    深谷市

    [97/2]堀口信(65) 索引へ

    市発注の工事に絡んで市部長(当時)が収賄容疑で3ヶ月前に逮捕された深谷市で、今度は現職市議の堀口信容疑者(65)が、部長と同じように業者から現金を受け取った容疑で逮捕された。調べでは、同市発注の公共工事は前都市整備部長の高田真一被告(60)=収賄罪で逮捕済=と親しい関係にあった市街の業者らが中心に落札してきた。このため、市内の測量業者の団体の会長だった塚越利夫容疑者(54)から1995年夏ごろに 「市内の測量業者が指名に入れてもらえるよう働きかけてほしい」 と依頼され、定例市議会の一般質問で深谷市内の業者を入札に含めるように求める趣旨の質問を行い、謝礼として現金100万を受け取ったとされる。(朝日西埼玉97/2/26)

    深谷市の測量業者を氏名に入れるように促した1995年12月議会で、堀口容疑者は「全国をにぎわした汚職事件は全て箱物行政に端を発している」として、市が進める公共事業を厳しく追及した。しかし、高田前部長が逮捕された直後の96年12月議会では、汚職事件には一言も触れず、老人福祉を一般質問した。(朝日西埼玉97/2/27)

    浦和地検は17日堀口信容疑者を収賄罪で、「深谷測量設計」社長塚越利夫容疑者を贈賄罪でそれぞれ浦和地裁に起訴した。堀口容疑者は市議選や市長選への出馬で借金を抱えており、調べに対し、賄賂として受け取った現金百万円は月々の家賃や電話料金にあてた、と供述しているという。(朝日西埼玉97/3/18)

    収賄の罪に問われている堀口信被告と贈賄の罪に問われている塚越利夫被告に対する初公判が 9日、浦和地裁であり、両被告は起訴事実を全面的に認めた。(朝日西埼玉97/5/10)

    堀口信被告は6月19日、市議会事務局長宛に辞職願いを郵送で提出した(6/24付で辞職)。(朝日西埼玉97/6/20、7/2)

    収賄の罪に問われていた元深谷市議・堀口信被告と贈賄の罪に問われていた塚越利夫被告に対する判決公判が11日、浦和地裁であった。吉村正裁判官は堀口被告に懲役1年6月執行猶予3年、追徴金百万円、塚越被告に懲役10月執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。(朝日西埼玉97/7/2)


    富士見市

    [97/5]山田三郎(元富士見市長) 索引へ

    埼玉県富士見市の工業団地建設に絡む汚職事件で、収賄罪に問われた元富士見市長の山田三郎被告(70)と贈賄罪に問われた会社役員加藤正昭被告(54)に対する判決公判が20日午前、浦和地裁川越支部であった。山田被告=懲役2年執行猶予3年=判決によると山田被告は市長在任中の1987年1月と88年1月の2回、竹之内協同組合の理事長だった加藤被告から団地造成事業に対する補助金支出などに便宜を図る見返りとして、百万円ずつ計2百万円を受け取った。加藤被告は、当時の同都市開発室長にも額面500万円の小切手を渡した。(朝日夕97/5/20)
     山田被告は1972年、汚職事件で逮捕され辞職した前の市長を批判し、「クリーンな革新市政」をうたって初当選した。だが1988年、工業団地への補助金支出が市議会で問題化し、同年夏の市長選で落選。その2ヶ月後に逮捕された。弁護側は「革新つぶしの意図で不公正な捜査が行われた」と、捜査段階の供述の任意性に疑問を投げかけたうえで、現金授受の賄賂性、職務権限などの点で争い、裁判が長期化していた。(朝日西埼玉97/5/21)
    工業団地建設に対する富士見市の補助金支給などをめぐり、計200万円の賄賂を受け取ったとして収賄の罪に問われた元市長・山田三郎被告(72)に対する控訴審判決で、東京高裁は一審判決を支持し、山田元市長の控訴を棄却した。贈賄罪に問われた加藤正昭被告の控訴も棄却した。神田忠治裁判長は「加藤被告は捜査段階で現金の授受を明確に認めている」として、両被告の無罪主張を退け、「加藤被告に対する20日間を超えた逮捕前の事情聴取も、任意捜査の限界を超えておらず違法ではない」などと理由を述べた。控訴を棄却された山田被告は「上告については弁護士と相談して考えたい」と話した。(朝日西埼玉98/9/2) 次年度へ続く

    和光市

    [97/9]柳下和夫(48歳、1期目) 索引へ

    15日午前3時半ごろ、和光市議会議員の柳下和夫さんが自宅で首をつっているのを妻(46)が見つけ、119番通報した。柳下さんは病院に運ばれたが、約1時間後に死亡した。遺書は見つかっていないが、柳下さんは2ヶ月ほど前から対人関係に悩んでいる様子で、「死にたい」と家族に漏らしていたという。朝霞署では自殺とみて調べている。柳下さんは、今年5月18日に行われた同市議再選挙で初当選した。(朝日西埼玉97/9/17)


    伊奈町

    [97/2]伊奈町議 索引へ

    テレビを共同受信するために作った任意組合の組合長を務めていた北足立郡伊奈町の町議が、組合の資金約百万円を、役員に無断で銀行から引き出し、会計担当役員の指摘を受けて2ヶ月後に返金していたことが24日、明らかになった。町議は 「現金を個人的に使ったことは一切ない」 と話している。この町議は組合発足時から組合長を務めており、資金の引き出しを指摘され、昨年9月に辞任した。(朝日西埼玉97/2/25)

    伊奈町議がテレビの共同受信組合の資金を無断で引き出し2ヶ月後に返済していた問題について、5日に開かれた町議会の議会運営委員会と全員協議会で、町議が属する会派の会長が事情を説明した。会長によると、町議本人は事実関係を認め「うかつだった」と反省はしているが、個人的に流用したことはなく、細かな金額は覚えていないという。組合側も通帳の引き出し記録の提出を拒否しているため、細部までは調査できなかったとしている。(朝日西埼玉97/3/6)


    小川町

    [97/9]男性町議(57) 索引へ

    比企郡小川町で今年2月、同町の男性町議(57)が2人組の男に襲われけがをしていたことが13日、分かった。小川署は傷害事件として調べているが、今月8日、隣接する嵐山町で起きた渋谷登美子町議(46)の襲撃事件との関連は薄いものとみている。調べでは、2月17日午後2時50分頃、男性町議が自宅となりの会社事務所で長男と仕事の打ち合わせをしていたところ、マスクをした2人組の男が入ってきて、スパナのようなもので町議の足などに殴りかかり、1週間のけがを負わせた。同署は、男性議員は不動産業や金融業を営んでおり、商売上のトラブルが原因とみて調べている。(朝日西埼玉97/9/14)

    北川辺町

    [97/4]北川辺町議(男、61、無所属、3期目) 索引へ

    加須署は10日、北埼玉郡北川辺町議(61)と、町議の親類で群馬県板倉町の会社員(43)の2人を盗みの疑いで浦和地検に書類送検した。調べでは、2人は3月16日午後2時頃、北川辺町内の材木店が所有する板倉町内の資材置き場から大谷石7本(約26,000円相当)を盗んだ疑い。2人は「会社員宅の囲炉裏の囲いにしようと思った」と話しているという。町議会は11日、臨時の全員協議会を開いて、この議員から詳しい事情を聴くが、「議会の信頼を傷つけた」として、議員辞職を求める動きもある。(朝日西埼玉97/4/11)

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    [97/10]北川辺町議(被害者、5人) 索引へ
    県警暴対二課と浦和、加須の両署は、北川辺町町議5人から現金15万円を脅し取ったとして、福島県郡山市冨久山町、飲食業 久保田昭文容疑者(55)を5日夜、恐喝容疑で逮捕した。町議5人は7月3日、区長らも参加した町国民保健運営協議会の視察で、福島県二本松市の岳温泉に宿泊した。調べに対し久保田容疑者は、「知り合いの町議の1人から売春を持ちかけられ、夜10時頃、自分が経営する飲食店に町議らを呼び、女性を5人集めたが、町議らは売春を拒んだ」と供述しているという。そこでキャンセル料と称して恐喝に及んだらしい。
     町議の話「売春するつもりは全くなかった。先に支払ったのはあくまでも飲食代。後の3万円は暴力団がくるのが怖くて払っただけ」、別の町議は「酒を飲んでいたら、久保田容疑者から売春を持ちかけられた。断ったら怒鳴られて、3万円を要求された」と売春しようとしたことを否定している。(朝日西埼玉97/10/7) 次年度へ続く


    杉戸町

    [96/1]須田恒男(社会党、49歳) 索引へ

    杉戸町議会の常任委員会の視察旅行先で、須田恒男 杉戸町議(49)が岩波博町議(64、無所属)を殴るなどして入院させた問題で、同町議会は30日、全員協議会を開き、不祥事を町民にわびるコメントを発表した。(埼玉96/1/31)


    滑川町

    [97/6]滑川町議 索引へ

    比企郡滑川町の特定郵便局長が、郵便局民営化に反対する請願書を町議会で採択してほしいという依頼に町議宅らを訪れた際、ビール券を配っていたことが12日、明らかになった。関係者によると、請願書は局長の妻を代表に5月2日付で提出された。議員の1人によると、5月上旬ごろ、局長が自宅に来て、「民営化されると困るので請願の採択をお願いしたい」と依頼。その際に封筒をおいていった。ビール券が入っていることに気づいたこの議員は局長宅に返しにいったという。
     10数人の議員や議会事務局にビール券が配られたらしい。その後、議会運営委員会でビール券問題が採り上げられ、今月になって紹介議員を通じ、請願書は取り下げられた。(朝日西埼玉97/6/13)

    嵐山町

    [97/9]渋谷登美子(被害者。46歳) 索引へ

    9月8午後8時5分頃、埼玉県比企郡嵐山町平沢の同町議、渋谷登美子さん(46)方で、渋谷さんが2人組の男に金属バットのようなもので両手足を殴られた。2人組は乗用車で逃走、渋谷さんは全治2週間のけが。渋谷さんは、町内で浮上している場外馬券売場の誘致に反対し、署名集めなどをしていたことから、県警はこの誘致問題をめぐるトラブルが背景にあるのではないかとみて関連を慎重に調べている。渋谷さんは場外船券売り場の建設に反対する住民陳情の紹介議員になっていた。
     また、渋谷さんが2年前まで住んでいた家に現在住んでいる女性が、8月29日夜、自宅に侵入してきた2人組の男にいきなり金属バットのようなもので両手足を殴られ重傷を負い、現在も入院している。県警は手口が似ていることから、この女性は渋谷さんに間違われておそわれた可能性もあるとみている。
     建設に反対を表明している同町の関根昭二町長は、私も3日前に、知人の不動産業者から『陳情に反対したら消す』と圧力を受けた。その後、夜中に自宅の門をたたかれた。襲撃は、建設問題と関連があるように思える」と話した。(朝日夕97/9/9)
     場外船券売り場とは、競艇の開催地から送られてくる競争の映像を巨大なスクリーンに映し出し、千人以上が座れる観覧席でみながら、船券を買い順位を当てる施設。数百台規模の駐車場付きで、年間売上高は百億の単位。ボートピアと呼ばれるこの施設は、北は釧路から南は佐賀・三日月まで、公設と民営合わせて全国に9つあり、さらに2つが建設中で1カ所が準備中。他に十数カ所で前向きに話が進んでいる。全国モーターボート競争連合会は、2000年までに25カ所に増やす目標を掲げている。
    自宅で2人組の男に襲撃されてけがをした比企郡嵐山町の渋谷登美子町議が18日、定例町議会の本会議場に車椅子で登壇し、一般質問した。冒頭で、「暴力で考え方を変えさせようとすることはばからしい。これまでどおりに活動したい」と決意を語り、場外船券売り場の建設予定地とされる吉田地区に、その代案として市民農園やリサイクルを取り入れた農場などの設置を提案した。(朝日西埼玉97/9/19)
    比企郡嵐山町の町議渋谷登美子さんが2人組の男に襲われた事件で、服部範雄県警本部長は30日、「地方議会の議員が襲撃された悪質、重大な事件と認識している。組織の総力を挙げて、取り組んでいる」と述べた。県議会9月定例会の一般質問に答えた。服部本部長は「地方議員の言論や行動を暴力で封じ込めようとする行為かどうかも捜査の対象」としたうえで、捜査の現状や見通しについては言及を避けた。(朝日西埼玉97/10/1)
     県内の市町村議員でつくる「地方主権をめざす埼玉自治体議員グループ」(代表・長沼明志木市議)は28日、議員への暴力行為についてのアンケート結果を発表した。アンケートは埼玉、千葉、東京都県内の市町村議員87人を対象に実施した。回答を寄せた33人のうち、12人が暴行や脅迫を受けたと答えた。内容では深夜の電話や、家族を相手にした手紙や電話による脅迫行為が目立った。自宅のガラスを割られた例もあった。原因では、イデオロギー問題を挙げた例はほとんどなく、自治体の開発行為への反対運動や、首長の不正行為の追求がきっかけとなったとみる声が多かった。(朝日西埼玉97/10/29)
     次年度へ続く

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    [97/12]関根昭二(被害者。嵐山町長、70歳) 索引へ
    11日午前2時頃、埼玉県嵐山町菅谷の関根昭二町長(70)宅が襲われ窓ガラスなどが壊された。埼玉県警小川署の調べでは、町長宅の東側の玄関や台所のガラスが棒のようなもので割られており、家の外に停めてあった隣人所有の乗用車のフロントガラスや運転席側のガラスが割られていた。関根町長は家族と2階に寝ていて無事だった。嵐山町では今年9月、場外船券売り場(ボートピア)誘致に反対していた渋谷トミ子町議が襲撃される事件があった。今月10日には、誘致を求める陳情を町議会が不採択としたばかりで、関根町長も誘致に反対していた。誘致陳情を不採択とした10日は、暴力団関係者ら20人余りが議会傍聴席に押し寄せ、警察に退去させられた一幕もあった。目撃者によると、男が乗用車のフロントガラスを棒のようなものでたたき割った後、黒っぽい車で逃げたという。嵐山町では、定例町議会が始まった今月4日頃から、右翼団体の街宣車が入り、昨年の町役場建設などについて関根町長を非難する宣伝をしていた。(朝日夕97/12/11)
    関根町長は11日、「(自宅が襲われた)原因は、自分が場外船券売り場(ボートピア)の誘致に反対していたことしか考えられない」と述べた。町長らによると、町内では12月初旬から東京の右翼団体の街宣車が回り始めた。ポートビア問題には直接触れず、町の財政運営などの批判を繰り返した。8日になって地元の暴力団組長が役場を訪れ、右翼団体が作成した抗議文を読み上げ、町長を批判したという。暴力団組長の話「若い組関係者の行方が分からず、事件に係わっている可能性が強い。しかしボートピアの問題とは関係ない。(役場を訪問したのは)右翼が来て町が騒ぎになっていたので、橋渡しをしてあげようと思った」。(朝日97/12/12)
    県警小川署は13日、関根昭二嵐山町長に面会を求めて助役ら町幹部を脅したとして、暴力行為等処罰に関する法律違反の疑いで同町菅谷、稲川会系暴力団長(55)の逮捕状を取り、同日朝から自宅や組事務所を一斉に家宅捜査している。調べによると、組長は今月8日午前11時過ぎ、嵐山町役場を訪れて関根町長に面会を要求。代理で応対した高崎行充助役ら町幹部3人に対して、「われわれは右翼のように生ぬるいことはしない。徹底的にやる」、「渋谷町議の襲撃がわれわれじゃないか、といわれているがとんでもない。われわれがやるなら中途半端なことはやらない。議員活動ができないようにやる」、「これ以上、町がガタガタすると、ウチの若い者がいつ飛び出すかわからない。おれも止められない」などと脅した疑い。(朝日夕97/12/13等)
    県警小川署は16日、器物損壊と住居侵入の容疑で、稲川会系暴力団八木田一家組員の住所不定無職、吉田芳明容疑者(22)を逮捕した。吉田容疑者は調べに対し、「(関根町長宅の)襲撃は1人でやった。襲ったときに乗っていた車が目撃されており、逃げ切れないと思った」などと話しているという。(朝日夕97/12/16) 次年度へ続く



    都幾川村

    [97/9]大島薫(乗馬クラブ経営、51歳) 索引へ

    埼玉県警暴対二課と小川署は3日、都幾川村議で乗馬クラブ経営の大島薫容疑者(51)と「圏央埼玉新聞社」経営・須田章夫容疑者(53)をそれぞれ恐喝未遂の疑いで逮捕した。調べでは、大島村議は昨年10月、小川信用金庫都幾川支店の取引先が倒産したことに目を付け昨年10月、支店長を自宅に呼び、「担保物件の処分を任せろ。納得できない回答をしたら街頭宣伝をかけるぞ」と脅し現金を請求した疑い。(朝日夕97/9/3)
    浦和地検熊谷支部は22日、都幾川村議大島薫容疑者を恐喝未遂罪で浦和地裁熊谷支部に起訴した。起訴状によると、上記の他、今年5月には、小川信用金庫都幾川支店長らを飲食店に呼び出し、「不正隠しはNO」などと書かれた「圏央埼玉新聞」の見出しを示しながら、「新聞社に協力しなければ、これと同じ記事をいつでも書ける」などと脅し、「協賛金」を要求したとされる。(朝日西埼玉97/9/23)
    前村議・大島薫被告に対する判決公判が2月26日、浦和地裁熊谷支部であった。安藤正裁判官は「暴力団組員や総会屋の犯行と変わりない。議員に対する信頼を失墜させた」として、懲役2年の実刑と追徴金百万円(求刑同3年6月、同百万円)の判決を言い渡した。(朝日西埼玉98/2/27)

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    [97/10]山崎清司(64歳) 索引へ
    飲酒運転で交通事故を起こしたことを議会で取り上げないように同僚議員に頼んで現金100万円を贈ったとして、埼玉県警暴対二課と捜査二課、小川署は12日、都幾川村議の山崎清司容疑者(64)を贈賄容疑で逮捕、さらに同村議の大島薫容疑者(51)=別の事件で恐喝未遂で起訴=を収賄容疑で再逮捕した。
     調べでは、山崎容疑者は昨年9月10日深夜、飲酒して乗用車を運転中に、同村桃木の自宅近くの路上でバイクと衝突し、男性に軽傷を負わせた。事故を知った大島容疑者から「議会で取り上げる。そうなれば議員を辞めることになるぞ」といわれ、「議員辞職勧告決議案の動議を出さないでほしい。提出された場合は反対してほしい」などと依頼して、4月下旬、謝礼として現金100万円を贈った疑い。(朝日夕97/10/13)
    議員辞職勧告決議案を出さないように頼むため、現金100万円を渡したとして、山崎清司容疑者(64)と大島薫容疑者(51)の村議2人がそれぞれ贈賄と収賄の容疑で逮捕された事件で、村議会は13日、緊急議会を開き、別の事件で恐喝未遂で起訴されている大島村議に対して議員辞職決議案を提出することを決めた。関係者によると、山崎村議は昨年9月中旬に交通事故を起こした後に、開会中の議会で陳謝。一部には責任を追及すべきだという動きもあったというが、結局立ち消えになったという。田中郁也村長は、「大島村議からいろいろいわれて困っている」と山崎村議からうち明けられたことがあり、「絶対、金を渡しちゃだめだぞ」と忠告したという。(朝日西埼玉97/10/14)
    比企郡都幾川村の村議2人が贈収賄容疑で逮捕された事件で、贈収賄容疑で逮捕された山崎清司容疑者(64)と大島薫容疑者(51)の2議員から議員辞職願いが提出され、受理された。辞職願いは21日に郵送され、27日に正式に受理、辞職を認めた。(朝日西埼玉97/10/30)
    浦和地検は31日、大島薫・元村議(51)=別の恐喝未遂罪で起訴=を浦和地裁に収賄罪で追起訴した。一方、贈賄罪で逮捕された山崎清司・元村議(64)については、「大島村議に脅された面もあり、情状酌量の余地がある」として、同日付で起訴猶予処分にした。同地検は、山崎元村議に贈賄行為はあったと判断したが、大島元村議に「若い者が黙っていない」などと脅されて現金を出した面もあるとして、情状を酌量し、起訴を猶予したという。(朝日西埼玉97/11/1)

    南河原村

    [97/2]吉野都美男(北埼玉郡南河原村長) 索引へ 

    南河原村の吉野都美男村長は、1985-96年度までの12年間にわたり、村税を滞納していたことが18日明らかになった。吉野氏は今年1月の選挙で当選したばかり(通算4期目)。3期目に在職中の85年、土地改良区の公金横領事件を巡ってリコールされた。スリッパ製造会社会長。(朝日西埼玉97/2/19)
    北埼玉郡南河原村の定例村議会は最終日の21日、吉野都美男村長への辞職勧告決議と、地方自治法第100条に基づく調査特別委員会(百条委)の設置を求める2つの陳情書を、いずれも不採択にした。両陳情書は、1月の村長選で返り咲いた吉野村長が村税を滞納していたことが分かり、村民から提出されていた。(朝日西埼玉97/3/22)
    行田署は13日、北埼玉郡南河原村の吉野都美男村長(71)を道路交通法違反(当て逃げ)の疑いで調べていると発表した。調べによると、吉野村長は先月31日午後6時半ごろ、行田市桜町2丁目の国道125号で乗用車を運転中、道路脇の自動車修理・販売業 原沢信一さん方の駐車場に止めてあった軽トラックに衝突し、原沢さん方の窓ガラスなどを壊し、そのまま逃げた疑い。(朝日西埼玉97/11/14)
    南河原村議会は97年12月10日、議員提案された吉野村長(71)に対する辞職勧告決議案を賛成少数で否決した(出席11人のうち 6人が反対)。 次年度へ続く
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    Last Modified : Decenber 25, 1999