住民の合意なき信越本線の廃止許可は違法
国とJRの責任で、国民の交通権を守れ!


改修された、旧丸山変電所
2002年8月20日撮影

更新日:2004年4月24日 (by T.Saito)

<ささえる会><フォトニュース><裁判関係><存続運動><リンク>


信越本線を守る群馬県連絡協議会

〒371-0023 前橋市本町3丁目10−7
群馬県労働センター内
TEL 027-221-2093 FAX 221-8509 


目をつむる最高裁
住民の切実な訴えを「棄却」

 最高裁判所第三小法廷(浜田邦夫裁判長)は、2003年7月15日(火)、運輸大臣(当時)に対して、信越本線横川〜篠ノ井間のJRからの分離(横川〜軽井沢間は廃止、軽井沢〜篠ノ井間は第三セクター化)許可の取り消しを求めた裁判で、住民側には原告となる資格がないとした一、二審を支持して、上告を棄却する決定を下しました。

 私たちが2000年2月に最高裁に上告して以来、3年4か月余の時間が経過しましたが、結局裁判所は住民の切実な訴えに全く耳をかそうとしなかったことについて、失望と深い怒りを感じているところです。

 原審から最高裁まで、裁判所が判決の唯一のよりどころとしているのは、「原告適格」の問題であって、私たちが求めてきた「運輸大臣(当時)が、長野新幹線の開業を理由として、信越本線横川駅〜篠ノ井駅間のJRからの経営分離(第三セクターしなの鉄道への移管・横川駅〜軽井沢駅間の廃止を含む)を許可したことへの違法性についての判断を明確に示さないままで終わってしまいました。肝心なことには目をつむったまま、別の方向を向いて出された決定のような気がしてなりません。

 「公共の福祉」とは、国民一人ひとりの享受される利益のことではない、というのが裁判所の結論でした。住民大多数の利益が、「公共の福祉」でないとしたら、「公共の福祉」とは、いったいどういうものを言うのでしょうか。

 信越本線という、旧国鉄時代からの幹線鉄道路線が、新幹線開業という事情があるにせよ、寸断される事態。これには様々な問題が含まれています。
 一つは、自動車優先の交通政策に対する問題。環境問題からも有利な鉄道をどう位置づけていくのか、という問題にも関連します。
 二つには、国民的財産である鉄道資産をどう生かして引き継いでいくのかという問題。多くの人々の犠牲があり、努力があり、またなお鉄道の役割と意義は失われていません。
 三つには、収益優先の企業と、住民の利益が対立した場合、住民の利益がどこまで守られるのが、という問題。
 その他にも、様々な角度から、多くの原告、支持者のみなさんの意見陳述を通じて、裁判所に訴えてきました。
 こうした問題は、結局真剣に審議されませんでした。裁判所は、こうした主張や要求が間違っていると判断したわけではないのです。

 その後「鉄道事業法」が改訂され、鉄道事業の廃止は、担当大臣の許認可でなく、「届け出」にと変えられ、今後鉄道事業の廃止について、国土交通大臣の許可取り消しを求める訴訟を行う権利さえも、国民から奪われてしまいました。

 わたしたちの裁判は、最高裁の不当な決定によってこれ以上の余地がない状態となりましたが、全国の鉄路を守るたたかいは、さまざまな人々の思いとともに、これからもますます重要性を増してきます。これからの運動が大事です。
 これまで、私たちの運動に力強い支持と激励をいただいた多くのみなさんに、深く感謝します。
 

 文責: コープぐんま労働組合 斎藤 剛


※このページは、「ささえる会」の公式のものではありませんが、原告の1人である斎藤が、信越本線(特に横川〜軽井沢駅間の廃止)問題について、存続運動や行政訴訟の情報を公開しているものです。

ご意見は、群馬県労働組合会議(kenroren@mail.wind.ne.jp)までどうぞ


<信越本線裁判をささえる会>

     ○「信越本線裁判をささえる会」への入会ご案内
      ※現在、新規会員の募集は行っておりません。

     ○最高裁あての「要請署名」ご協力のお願い
      ●要請文
      ●要請署名用紙
      ※現在、署名の募集は行っておりません。

     ○「わかば号」軽井沢集会に結集しよう
      期日:2003年6月8日(日)軽井沢矢ヶ崎公園広場
     ○「平和と希望の新年を迎えました」
      2002年正月、関口八郎原告団長の年賀状
     ○「ささえる会ニュース第22号(01/9/3)
      再度最高裁へ、実質審理を要請に
     ○「ささえる会ニュース」第21号(01/1/20)
      最高裁判所は原審に差し戻して信越本線復活を
     ○「ささえる会ニュース」第20号(00/8/31)
      最高裁に慎重審理を要請
     ○「ささえる会ニュース」第18号(00/5/23)
      鉄路の復権を求めて101名で最高裁へ上告
     ○「ささえる会ニュース」第17号(99/12/20)二面
      格調高く東京高裁最終弁論、終わる
     ○「ささえる会ニュース」第17号(99/12/20)一面
      裁判勝利にむけ大きな成果を上げた実地検証
     ○「ささえる会ニュース」第16号(99/9/21)
      重要な局面を迎える信越本線裁判
     ○「ささえる会ニュース」第15号(99/8/3)
      「まったく不便になりました」猛暑の中を実態調査
     ○「ささえる会ニュース」第14号(99/7/20)
      裁判長の実地検証を歓迎し、9月1日にもっと多くの結集を
     ○「ささえる会ニュース」第12号(99/5/27)
      信越本線訴訟5月10日長野側第一回控訴審
     ○「ささえる会ニュース」第11号(99/3/8) 
      2・26前橋地裁が「原告適格なし」の不当判決
     ○「ささえる会ニュース第9号」(98/10/31)
      原告適格あり、は最高裁判例からも当然
     ○「ささえる会ニュース」第5号(98/2/14)
      展望が見えおもしろくなった第二回裁判
     ○「ささえる会ニュース」第2号(97/12/3)
      裁判勝利・信越本線の復活をめざして
     ○「ささえる会ニュース」第1号(97/11/25) 
      信越本線裁判はじまる 第1回報告

<フォトニュース:インターネット版>

     ○フォトニュース(15)
      廃線あとを歩く2002年夏(02/8/30撮影)
     ○フォトニュース(14)
      廃線軌道の立体写真(00/9/9撮影)
     ○フォトニュース(13)
      碓氷鉄道「鎮魂碑」と国指定重要文化財「旧丸山変電所」
     ○フォトニュース(12)
      信越本線廃線3年後の表情(00/9/9撮影)
     ○フォトニュース(11)
      東京高裁が控訴棄却の不当判決
     ○フォトニュース(10)
      2000年2月4日、原告団が決起集会開く
     ○フォトニュース(9)
      11月24日高裁結審で、原告団が渾身の訴え
     ○フォトニュース(8)
      錆びつく峠のレールたち (99/10/28撮影)
     ○フォトニュース(7)
      国指定重要文化財・めがね橋 (99/10/9撮影)
     ○フォトニュース(6)
      99年10月9日、松井田町文化会館にて、原告団総会が開かれる
     ○フォトニュース(5)
      1999年9月1日、東京高裁第2回控訴審に71名が傍聴
     ○フォトニュース(4)
      1999年8月1日、信越本線沿線現地調査の事前視察
     ○フォトニュース(3)
      1999年7月7日、東京高裁第1回控訴審開かれる
     ○フォトニュース(2)
      1997年9月5日、提訴後の記者会見
     ○フォトニュース(1)
      守る会横川事務所「峠の番屋」

<信越本線裁判関係>

     【最高裁】

     ○訴訟の現実と課題(吉村代理人・金井代理人)
     ○最高裁提訴にあたって(原告団事務局長の談話)
     ○最高裁提訴の意義(ささえる会会長の談話)

     【東京高裁】

     ○納得できない控訴棄却、最高裁の判断を(原告団長の談話)
     ○東京高裁の判決理由の要旨(00/2/16)
     ○東京高裁への陳述書(山火武津夫)(9911/24)
     ○東京高裁への陳述書(関口八郎)(99/11/24)
     ○東京高裁への陳述書(斎藤剛)(99/11/24)
     ○控訴人準備書面(第4回)(99/11/22)
     ○東京高裁・現地検証証人調べ(2)(99/10/29)
     ○東京高裁・現地検証証人調べ(1)(99/10/28)
     ○東京高裁・99/10/28・29現場検証と証人調べ行程表
     ○地裁第7回〜高裁第2回までの裁判記録(99/10/9)
     ○第2回控訴審を終わって(原告団長談話)(99/9/3)
     ○証拠説明書(7)(99/9/1)
     ○控訴人準備書面(第1回)(99/5/17)

    【前橋地裁】
     ○2・26前橋地裁判決の報告と評価(99/3/1・信越本線訴訟原告弁護団)
     ○第1回〜第6回までの裁判記録(99/2/26・金井久男氏作成)
     ○意見陳述書(原告・斎藤剛)(98/12/11)
     ○原告準備書面(第6回)(98/12/10)
     ○第1回裁判での関口八郎原告団長の意見陳述(97/10/31)

<信越本線存続運動関係>

     ○アピール「守ろう在来線!走らせよう!『わかば号』」(03/3/4)
     ○シンポジウム「守ろう在来線!育てよう公共交通」(00/7/15)
     ○「広報まついだ」平成9年9月号の表紙
      在りし日のEF63(茶釜)
     ○「広報まついだ(臨時号)」(96/3/10)
      信越本線・横川〜軽井沢間鉄路存続問題の経過
     ○「広報まついだ(臨時号)」(  〃  )
       鉄路存続に向けた主な取り組み
     ○「峠の番屋ニュース」第11号(97/11/25)
     ○荒谷広和くん(中1)より寄せられた手記
     ○「峠の番屋ニュース」第3号(97/6/1)
     ○「峠の番屋ニュース」第2号(97/5/22)
     ○「峠の番屋ニュース」第1号(97/5/7)
     ○国鉄、信越本線を考える県民シンポジウム(96/7/1)
      主催:信越本線を守る群馬県連絡協議会

<励ましのリンク>

     ※ささえる会へ激励を寄せていただいた方のHPへのリンクです。
     ○青空の会・東京大気汚染公害裁判のページ
      自動車排出ガス汚染をなくし、車依存社会からの転換をめざそう
      と訴えています。
     ○TAMのページ
      信越本線訴訟原告副団長金井久男さんの作品・裁判記録が載せ
      られています。TAMさんは、高校の先生です。
     ○千葉県の中学生「あさま」さんのページ
      新幹線偏重に物申す、との主張が載せられています。


<トップへ><ささえる会><フォトニュース>
<裁判関係>
<存続運動><リンク>