青春18きっぷ > ローカル線駅めぐりの旅 -
青春18きっぷは駅めぐりの旅が面白い
ご存知の通り、青春18きっぷはJR線の普通・快速列車が乗り降り自由なきっぷである。有効期間内であれば駅での乗り降りは自由だし、同じ路線内を行ったり来たりできる。長距離移動や路線乗りつぶしの旅も面白いが、青春18きっぷの本領を最大限に発揮できるのは、「駅めぐりの旅」ではないかと思う。特にローカル線の駅めぐりが面白い。ローカル線には様々な駅があり、上り・下りの普通列車を組み合わせて駅をめぐるのは、頭脳ゲームでパズルを解くような面白さがある。それにローカル線の無人駅はたいていのんびりとしていて良い。もっとも、駅をめぐるだけでは面白みに欠けるので、街歩きや観光も同時に楽しもう。
ローカル線駅めぐりの醍醐味
駅めぐりの旅は計画を立てるところから始まっている
青春18きっぷで駅めぐりをしようと思ったら、まずは手元に時刻表を用意しよう。ローカル線の場合、駅めぐりに利用できる普通・快速列車の本数は限られてくるので、事前にある程度の旅行ルートを考えておいたほうがよい。時刻表や地図、インターネットを用いて計画を立てよう。

様々な駅がある
鉄道の駅には実に様々な形態の駅がある。特にローカル線の場合、短いホームだけの無人駅や昔ながらの木造駅舎、貨車の改造駅、地域活性化の一環でユニークな施設を併設した駅など、バリエーションは豊富だ。もっとも、最近は画一的な雰囲気を持つ駅舎も増えてきているが、国鉄時代から使用されている駅舎もまだまだ多く残っている。

様々な駅前風景を見ることができる
駅に降り立ったら駅を出て、まずは一通り駅前風景を眺めよう。駅前だけでも様々な発見がある。かつて貨物輸送で賑わった駅であれば、駅前旅館や日通の倉庫、商店といった建物を見かけることが多い。かつては駅が地域の中心的な役割を果たしていたころの面影を今に伝えており、これらの建物は現在使われていないことも多いが、駅前を眺めたり歩いたりするだけで往時の賑わいを想像することができる。駅前広場の大きさなどにも注目してみよう。

様々な街や風景を見て歩くことができる
駅の数だけ街があり、風景がある。駅に降りたら次の列車に乗るまで、あるいは別の目的地に移動するまで駅の周辺を歩いてみよう。どんな街や風景であっても、その土地ならではの生活の営みが実感できるはずだ。昔ながらの建物が残る街並み、のどかな里山や田園風景、観光地の賑わい、延々と広がる草原や牧場・・・。駅めぐりの魅力は駅そのものをめぐることだけではなく、こうして様々な風景を見ることができる点にある。

ついでに観光も楽しめる
駅めぐりにおいて、観光は駅めぐりを充実したものにするための重要な要素だ。特に観光にも重点を置いた駅めぐりをおすすめしたい。様々な駅を訪れたり、街並みを眺めるのは楽しいが、観光を組み込めば、駅めぐりは更に楽しく思い出深いものとなるだろう。列車の本数が少ないローカル線の場合、駅界隈の散策はちょうど良い時間つぶしにもなる。観光案内所で配布しているパンフレットやオンラインマップを上手に活用したい。
ローカル線駅めぐりのテクニック
青春18きっぷを使って列車本数の少ないローカル線で効率よく駅めぐりをする場合、幾つか覚えておくと役立つテクニックがある。当サイト管理者も学生時代に駅めぐりの魅力を知り、様々な方法を駆使して可能な限り効率のよい駅めぐりの旅を経験してきた。ここではローカル線における駅めぐりのテクニックを紹介しよう。

無人駅めぐりの旅はなるべく春か夏に
テクニックを紹介する前に、まずは駅めぐりの季節に関する点について幾つか述べておこう。最近のローカル線には無人駅が多いので、駅めぐりは春や夏がおすすめだ。たいていの無人駅には暖房が設置されていないので、冬場はかなり冷え込む。長時間、低温の環境にさらされ続けると体温は低下し、体力を消耗する。東北や北海道ならば、相当の防寒具を着ていてもかなりの寒さを感じるはずだ。当サイト管理者は学生時代に真冬の北海道で何度も無人駅めぐりをしたことがあるが、氷点下10度や20度の環境で長時間過ごすと、体温の低下は想像を超える。指先や足先の感覚が麻痺してしまうのだ。
このようなことで体調を崩してしまっては、駅めぐりの旅は長続きしない。冬場の無人駅めぐりはなるべく避けよう。また、北海道は3月も寒いので、真冬と同等の服装が基本となる。それでも駅めぐりをするならば無人駅での滞在時間はなるべく短くし、暖房の備わっている有人駅を中心にめぐろう。

基本は上り・下り列車の有効活用
ローカル線の普通・快速列車は全体的に運行本数が少ないので、一方方向の列車で駅めぐりをするのではなく、上り・下り両方の列車を活用することが、効率的な駅めぐりをする上での重要なポイントになる。下車した駅で再び反対方向の列車に乗車する場合、駅での滞在時間を考慮に入れる必要がある。あまりに滞在時間が短いと何も見れないまま折り返さなければならないし、列車が遅れたときなどは反対方向からの列車に乗り遅れてしまう危険性がある。滞在時間が長すぎると、周辺に見どころが何もない場合、時間を持て余してしまう。
時刻表の上り線・下り線のページから、どの駅、あるいはどの区間で列車がすれ違うかを確認し、そこから下車に適切な駅を決めよう。反対側の列車に乗車し、次の駅で降りる場合も上記と同じ要領で下車駅を決めると良い。この繰り返しが駅めぐりにおける基本的な考えである。

駅間距離の短い区間は、隣の駅まで歩くか路線バスを利用する
駅を訪れる場合は前後の駅間距離にも注目しよう。冊子型時刻表の本文を見ると、駅名の左側には必ず営業キロが掲載されている。列車本数が少ないローカル線の場合、駅間距離が短ければ、次の列車に乗車するまでの待ち時間を有効に活用して隣の駅まで移動するのがおすすめだ。移動方法は徒歩、または路線バス利用といった2通りの方法がある。
移動距離が1キロから2キロ程度であれば歩いたほうが良いだろう。並行する路線バスがあったとしても、バスはその時間に運行されているとは限らない。平坦で信号の無い道を行く場合、1キロで約12分程度、2キロで約25分程度となる。ただし、時刻表の駅間距離だけに惑わされてはいけない。鉄道での距離は短くても、並行する道路はかなり迂回していたり、直線でも急な登り坂だったりすることがあるからだ。駅の間を歩くことを決めたら、地図で時間内にその距離を歩くことができるかどうかを確かめておこう。
駅間距離が3キロ以上の場合は歩いても30分以上を要するので、並行する路線バスがあり、なおかつ時間帯が合うならば、路線バスの乗車をおすすめしたい。距離が長くなればなるほど、路線バスのありがたみを感じるはずだ。ただし、路線バスを利用する場合は下車するバス停にも注意が必要だ。駅の最寄りのバス停で下車するのが基本的な考え方だが、必ずしも駅名とバス停名が一致するとは限らないし、駅の最寄りのバス停であっても駅までかなり離れていることもある。よく分からない場合は事前に地図などで確認するか、バスの運転士に直接尋ねよう。バス車内の自動放送や電光掲示板、車窓風景をよく見聞きすることも重要だ。

隣の駅までの歩き方
駅間距離の短い区間で隣の駅まで歩く場合、上り・下りのどちら側の駅から歩けばよいか迷うことがある。この場合は次の点を考慮に入れると良い。
*まずは駅舎の規模の比較をしよう。当サイト管理者的には駅舎の規模が小さい駅から駅舎の規模が大きい駅へ歩くことをおすすめする。無人駅と有人駅の駅間を歩くならば、無人駅から有人駅の方向へ向かって歩いたほうが良い。駅舎の規模や有人駅・無人駅についてはWikipediaなどのウェブサイトに詳しい。規模の大きな駅や有人駅ならば待合室の設備が整っていたり、春や冬なら暖房が効いていることもあるし、列車が遅れているときや降雨・降雪時だと安心感もある。
*駅の標高にも注目したい。峠越えの区間にある駅ならば、峠側の駅で下車し、道路を下って平地側の駅へ歩いたほうが楽だし、足への負担も軽減することができる。
*また、駅間に観光スポットや温泉がある場合は、そちらにも立ち寄ろう。駅間を歩く場合は時間配分にも気を配りたい。
宗谷本線の駅めぐり
日本全国には様々なローカル線があるが、列車を利用した駅めぐりがもっとも難しいと思われる路線のひとつが、旭川から稚内までの間を結ぶ宗谷本線であろう。全長259キロ、全53駅の長大ローカル線だ。宗谷本線の駅めぐりが何故難しいのかと言えば、数少ない普通列車=必ずしも各駅停車ではないのだ。
それは何故か、実際に駅を訪れてみるとよくわかる。宗谷本線を列車で旅していると、人家のまばらな場所にホームや貨車の待合室だけがポツンと設置されている駅を数多く見かける。端から見ると本当に利用者がいるのかと思ってしまいがちだが、実際にはわずかながら利用者があるし、高校生が通学で利用している駅も少なくない。しかし、宗谷本線では2000年代に5つの駅が利用者減のため廃止されている。
実際に時刻表を見ていると、宗谷本線の駅めぐりは一体どこから手をつければ良いのかと思ってしまうが、時刻表と地図を活用して綿密な計画を立て、様々な駅めぐりのテクニックを活用することで、ある程度道筋が見えてくる。宗谷本線は当サイト管理者的には、まさに「駅めぐりの聖地」と言っても良い。
 

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