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普通列車が運転されていない区間では特急自由席に乗車できる |
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青春18きっぷで乗車できる列車はJR線の普通・快速列車に限られるが、中には普通・快速列車が運行されていない区間がある。それは(愛称)津軽海峡線の蟹田−木古内間と、石勝線の新夕張−新得間の2区間だ。この2区間は全線を直通運転する普通・快速列車が運転されていないため、特例として、青春18きっぷだけで特急列車の普通車自由席に乗車できる。もちろん、車内サービスは特急列車そのものなので、青春18きっぷの利用ながら、特急の雰囲気や乗り心地を味わえる。
この特例が適用されるのは、上記の該当区間内のみを特急列車の普通車自由席に乗車した場合のみなので、この区間内で指定席やグリーン席に乗車したり、この区間を乗り越して乗車する場合は正規の運賃・特急料金が必要になってしまう。また、列車によっては通過する駅もあるので、停車駅に注意が必要だ。これらの事を理解した上で、上記該当区間における青春18きっぷによる特急自由席の旅を楽しもう。 |
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(愛称)津軽海峡線・蟹田−木古内間を青春18きっぷで乗車する |
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津軽海峡の下を通り、本州と北海道を結ぶ海底トンネル「青函トンネル」を通過するのがこの区間。かつては青森−函館間で快速「海峡」という客車列車が運転されていた。この列車はもちろん青春18きっぷで乗車できたが、2002年12月の東北新幹線八戸延伸による輸送体系の大変化により、快速海峡は全廃。特急「白鳥」・「スーパー白鳥」に置き換えられることになった。
蟹田−木古内間を直通運転する快速列車は1本も存在しなくなったため、この区間内の相互利用に限り、青春18きっぷを含む普通乗車券だけで特急列車の普通車自由席に乗車できるという特例が設けられた。
特例区間の前後を含む乗車方法 (青森方面から)
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| 特例区間の本州側乗換駅となる津軽海峡線・蟹田駅。2010年12月のダイヤ改正から全ての特急「白鳥」・「スーパー白鳥」が停車するようになった。 |
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| 特急「スーパー白鳥」に乗車すると、通路出入口上部の電光掲示板に停車駅や現在の走行地点がLEDで表示される。車窓が真っ暗な青函トンネル内の旅にアクセントを付けてくれることだろう。 |
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| 特急列車には車内販売もあり、函館行きの列車では青森の駅弁、青森方面行きの列車では函館行きの井駅弁が購入できる。写真は函館行きの特急「スーパー白鳥」の車内で購入した幕の内弁当。 |
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| 津軽線津軽二股駅と海峡線津軽今別駅は連絡通路で結ばれている。ただし、どちらも停車本数が少ないので、時刻表をよく読んで駅を活用しよう。 |
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蟹田−木古内間は青森−函館間の(愛称)津軽海峡線の中間に位置するため、青森−函館間を乗り通す場合、青森−蟹田間、および木古内−函館間は普通列車を利用する必要がある。そうなると、途中で少なくとも2度の乗換が必要となる。
ここでは青森側から乗車することを前提に話を進めよう。まずは青森から津軽線普通列車の蟹田行き、または三厩行きに乗車する必要がある。こまめに停車を繰り返し、進行方向左手には田園風景が、右手には途中から津軽海峡が見える。
蟹田で下車したら、今度は津軽海峡線の函館行き特急「白鳥」または「スーパー白鳥」の普通車自由席に乗り換える。ここで指定席やグリーン車に乗車してしまうと、正規の運賃と特急料金が掛かってしまうので注意すること。自由席の名の通り、空いていれば好きな席に座ってよい。満席ならば通路かデッキで過ごすしかない。青函トンネル内は最高速度140kmで走行するので、真っ暗な車窓からもその速さを実感できることだろう。
木古内に到着したら、今度は江差線の函館行き普通列車に乗り換える。キハ40型で運転されるローカル列車の旅だ。観光シーズンは木古内発車時点からかなり混雑するので、譲り合って座ろう。約1時間ちょっとの行程だ。木古内から先は乗客が増える一方だ。車窓左手に津軽海峡を望み、上磯を過ぎれば既に函館の都市圏。ここからは駅間距離が短くなり、五稜郭を過ぎて函館本線に合流すれば、終点函館はもうすぐである。
青森−函館間の所要時間
上記の通り乗り継いでいけば、最短の接続時間で青森−函館間の所要時間は最短で約3時間弱、接続が悪い場合は6時間程度かかる。
蟹田・木古内には全ての特急「白鳥」・「スーパー白鳥」が停車
2002年のダイヤ改正時は蟹田、および木古内に停車しない特急列車が存在したが、その後のダイヤ改正などで木古内には全ての特急列車が停車するようになった。
それでもどういうわけか、乗務員交代で必ず停車する蟹田では相変わらず運転停車という名目で通過扱いとなる特急列車が何本か存在した。しかし、2010年12月のダイヤ改正から、ついに蟹田にも全ての特急列車が停車するようになった。そのため、どの特急列車に乗車しても、特例区間の境界駅を乗り過ごす心配が無くなった。
海峡線津軽今別駅、津軽線津軽二股駅を活用する
一般的に本州側の特例区間では蟹田駅で普通列車から特急列車に乗り換える(もちろん、その逆のパターンもある)旅行者が多いが、蟹田駅の北に位置する今別町の海峡線津軽今別駅、および隣接する津軽線津軽二股駅も利用価値が高い。では、どのように利用すると効率的か。
例えば青森から蟹田行きの始発普通列車に乗車し、蟹田で三厩行きの普通列車に乗り換える。通常ならば蟹田から後続の特急列車に乗車すれば良く、実際にそのようにする旅行客も結構多いのだが、ここはあえて三厩行きに乗車。そして津軽線の津軽二股駅で下車。そのまま三厩まで乗車して津軽線を完乗し、折り返して津軽二股で下車してもよい。
津軽二股駅に降り立つと分かるが、この駅は海峡線の津軽今別駅に隣接しており、連絡通路で結ばれている。階段と通路を歩いて1分ちょっとの近さである。右の写真を見れば、その近さがよく分かることだろう。そして津軽今別駅から函館行きの特急「白鳥」に乗車し、木古内で下車すればよい。このような旅行をすれば、蟹田乗換よりも面白い旅行が体験できることだろう。実際、物珍しさも手伝って、このような行程で旅行する青春18きっぷの利用者は少なくない。
昼間で津軽二股駅に隣接する道の駅「いまべつ」が開いていれば、ここにはぜひ立ち寄ってみたい。ここのレストランではもずくラーメンやおにぎりなど、今別の味覚を味わうことができ、地元客や観光客の間でも中々の評判である。地元特産のヒバ材を使った質の良いまな板、地元の山菜を使った缶詰もお土産におすすめの一品だ。 |
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石勝線の新夕張−新得間は札幌と道東(帯広・釧路)方面を短絡する目的で建設された新しい路線。当初は普通列車の運行を想定しており、新登川やニニウなどにも駅が設けられる予定だったが、開業直前には既に新登川やニニウなどの過疎化が進んでいたため、特急・急行のみが通過する路線として開業した。
そのため、新夕張−新得間ではこの区間内の相互利用に限り、青春18きっぷを含む普通乗車券だけで特急列車の普通車自由席に乗車できるという特例が設けられた。
特例区間の前後を含む乗車方法 (帯広方面から)
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| 特例区間の札幌側乗換駅となる新夕張駅。札幌−帯広間の特急「スーパーとかち」の全列車、札幌−釧路間の特急「スーパーおおぞら」の一部列車が停車する。 |
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| 特例区間の帯広側乗換駅となる新得駅。全ての特急列車が停車する主要駅。「新得そば」は新得町の名物。 |
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札幌−帯広間を千歳線・石勝線・根室本線経由で乗り通す場合、札幌−新夕張間、および新得−帯広間は普通・快速列車を利用する必要がある。そうなると、途中で少なくとも数度の乗換が必要となる。
ここでは帯広側から乗車することを前提に話を進めよう。まずは帯広から根室本線の普通・快速列車に乗車し、新得駅で下車。新得と言えば「新得そば」が名物だ。駅の立ち食いそば屋、または駅前の飲食店で味わえるので試してみたい。
新得からは石勝線の札幌行き特急「スーパーとかち」・「スーパーおおぞら」の普通車自由席に乗車する。ここで注意したいのは、釧路始発の特急「スーパーおおぞら」に乗車する場合だ。この列車は一部の列車しか新夕張に停車せず、大半の列車は特例区間の境界駅である新夕張を通過してしまう。時刻表で乗車する「スーパーおおぞら」が新夕張に停車するか、事前にしっかり確認しておこう。なお、特急「スーパーとかち」は全列車が新夕張に停車するので、乗り過ごす心配は無い。
ここで指定席やグリーン車に乗車してしまうと、正規の運賃と特急料金が掛かってしまうので注意すること。自由席の名の通り、空いていれば好きな席に座ってよい。満席ならば通路かデッキで過ごすしかない。石勝線は日高山脈の山間部をトンネルと橋梁でクリアし、トンネルの合間の車窓からは北海道らしい雄大な山々や森を望むことができる。
新夕張に到着したら、今度は石勝線の千歳行き、または追分行き普通列車に乗り換える。キハ40型で運転されるローカル列車の旅だ。千歳行きの列車ならば終点まで乗車し、あとは快速「エアポート」に乗車して札幌へ向かえばよい。
追分行きの普通列車に乗車する場合は、追分−南千歳間で運賃・特急料金は別払いの上、南千歳まで特急列車に乗車して快速エアポートに乗り換えるか、室蘭本線の岩見沢行き普通列車に乗車し、岩見沢から札幌方面行きの普通列車に乗り換えるとよい。
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