| 予土線 |
| ■3回目の四国も雨の中… | |
![]() 午前5時、八幡浜港のフェリーターミナルに降り立つ。 |
朝は前回と違って5時少し前に下船できた。前は4時45分には下船の指示が出ていたが、今回は違う。真っ暗なターミナルを出て、歩き慣れた道をゆく。四国の朝は遅く、ようやく空がうっすらと明るくなってきたかなという程度だ。それにして今回で3回目となる四国は、またもや雨ということだ。最初に訪れたとき、2回目に訪れたときはともに一日中、雨であった。なので四国といえば雨のイメージしかない。今回こそ晴れてほしいと思ったが、無念にも雨…。気分はとても重いまま、八幡浜駅に向かった。 |
| 八幡浜5:55−宇和島7:02 宇和島行きの列車はキハ54型で、始発列車なので車内はガラガラ。夜が明け始めた5時55分、列車は八幡浜を発車した。 |
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![]() ようやく夜が明けはじめてきた。 |
![]() 八幡浜駅の「のりかえ 別府連絡」の案内看板。国鉄時代からのものと思われる。 |
| 次の双岩(ふたいわ)ではいきなり特急列車の交換待ちで2分停車。時刻表を見てわかったのだが、双岩では下り普通列車のほとんどが列車の交換待ちを行っているらしい。 | |
![]() 宇和島行きの始発列車はガラガラ。 |
![]() 四国の小駅の朝。 |
![]() 車窓から宇和海が見えた。 |
卯之町を過ぎると車窓右手には山の向こうに朝の宇和海が見えた。このあたりの車窓は結構良く、四国らしさを感じさせる。 |
| 立間では普通列車の交換で9分も停車。ここではあえて長時間停車して時間調整を行っているようだ。次の停車駅である伊予吉田では再び特急列車と交換するため、3分ほど停車する。それにしても四国の鉄道は列車の交換・退避が非常に多い。インターネットのニュースでは四国の普通列車の利用客が減少傾向にあり、代わりに特急列車の利用が増えているという。これだけ交換待ちが多い要因としては、単線であるのはもちろんだけれども、それ以外に列車の本数がどの路線も比較的多いことがあげられる。四国は中小都市や街が点在しているため、利用客の利便性を図るために列車の本数を多く設定している。また、ほとんどの駅で列車のすれ違いが可能になっている。特急と普通列車では速度が大きく異なるため、普通列車はどうしても交換の待ち時間が多くなってしまうのだ。 | |
![]() 立間で普通列車と交換のため、9分停車。 |
![]() 次の伊予吉田では特急列車と交換のため、3分停車。 |
| 宇和島7:19−近永7:55 7時02分に宇和島に到着した。宇和島駅は予讃線の終着駅なので、函館駅と同じようにホームから改札口までの段差がないのが特徴だ。ここからは予土線の近永行き普通列車に乗車する。まずは終点の近永まで向かう。途中の伊予宮野下、大内で高校生が多少乗車。36分で終点の近永に到着だ。 近永に着いたのはいいものの、外は大雨で駅から出るに出られない…。初日の室蘭での出来事以来、天気が悪いときは駅から出るのを控えるようにしている。とりあえず折り返しの8時36分の宇和島行き普通列車を待つしかなさそうだ。8時29分に宇和島からの普通列車が到着。この列車からも高校生が降りてくる。このようなローカル線なのに宇和島発近永行きの列車が7時19分、7時52分と多いのは一見不思議に見えるが、色々と様子を見ている限り、伊予宮野下、大内、近永と連続して高校が駅の近くにあるためらしい。8時36分発の列車で折り返し、四国霊場八十八ヶ所39番目の霊場である延光寺の入り口の駅、伊予宮野下に向かおうと思う。 |
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![]() 近永に着いたものの、大雨である。 |
![]() 近永で並ぶ普通列車。 |
| 近永7:55−伊予宮野下8:53 | |
![]() オールロングシートの普通列車。 |
宇和島行きの普通列車はまあまあの乗車率。伊予宮野下で下車する。 |
| ■四国霊場八十八ヶ所 延光寺 外は結構な雨が降っており、傘は欠かせない。さっそくお寺に向かって歩いてみる。田舎町を歩くことしばらくして山のふもとにお寺が見えてきた。駅からはそれほど遠くはなさそうだ。20分ほどでお寺の入り口に到着。白い着物を来たお遍路さんの集団を見かけ、「おはようございます」と挨拶されたので、こちらも応える。長い階段を上り、延光寺にたどり着いた。ここで3度目となる旅の安全と健康などを願う。 |
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![]() 延光寺へ長い階段を上る。 |
![]() 雨の中、お参り。 |
| 雨の中、伊予宮野下駅に戻ったが、延光寺から実際は隣の務田(むでん)駅が近いらしい。お寺の案内ではそう書かれていたが、やはり今来た道を確実に戻ってよかった。伊予宮野下と務田の間は900メートルしか離れておらず、歩くことも十分に可能だ。 | |
![]() お寺のお地蔵さん。背後に街並みが見える。 |
![]() 雨に霞む伊予宮野下駅。 |
| ■雨の中の四万十川 伊予宮野下9:46−窪川11:29 雨の中、窪川行きの列車に乗車。予土線はしまんとグリーンラインという愛称がついており、列車は四万十川に沿って走る。しかし雨で眺望が極めて悪く、窓を何度拭いてもすぐに曇ってしまう。列車は川に沿ってひたすら走り続けるが、感動はあまり感じない。天候が悪いせいと、川沿いにゴミがかなり多く捨てられているからだ。日本最後の清流と言われている四万十川、しかし川沿いにはゴミがたくさん捨てられている現実…。川には洪水のときに橋が流されないように、橋の欄干がない沈下橋が何ヶ所か見えた。途中からは窓が曇りすぎてどうしようもなくなったので、寝ることにした。 |
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![]() 四万十川名物の沈下橋。 |
![]() 窓が水滴と曇りでどうしようもなくなり、途中から車窓見物を諦めた。 |
| 話は変わるが四国では最近3つの映画のロケが行われたようだ。ひとつは大ヒット作の小説が映画になった「世界の中心で、愛をさけぶ」で、高校時代に恋人を亡くした青年の新たな出発を描いた作品だ。5月8日から東宝系で公開される。2つめは「機関車先生」。言葉は不自由だが心の優しい臨時教員と子供たちの交流を描いた物語で、夏に日本ヘラルド映画で公開。3つめは「ロード88」。白血病の女子高校生がお遍路を通して、自ら生きる道を切り開いていく姿を描いた作品で、2004年秋に公開の予定だ(北海道では2004年11月20日から公開される)。もし機会があれば、ぜひとも見てみたい映画だ。若井からは土佐くろしお鉄道を走り、ここはループ線になっている。若井〜窪川間は第3セクター鉄道なので、運賃200円が別途に必要だ。列車は11時29分、窪川に到着した。 ■窪川 窪川駅の改札口で青春18きっぷを見せ、土佐くろしお鉄道の運賃200円を払う。外は大雨で、いよいよ外にでることすら難しくなってきた。駅の近くに食堂が2軒あって、昼食を取ろうとどちらに入ろうか迷うが、手前の店に入り親子丼を注文。全国版の天気予報では「高知で大雨が降っている」と放送されており、今まさに高知にいるが、それにしても天気には全く恵まれない。安い親子丼を食べたが味はいまいちで、しかも卵の殻の欠片が入っていた。12時少し前に駅に戻り、しばらく列車を待つ。この間にどこかのテレビ局の旅番組のロケが行われていたが、待合室ではカメラが回っていなかったので、私は出ていないだろう。 ■激しい雨に見舞われる 窪川13:03−高知15:13 13時03分、高知行きの普通列車に乗車。この車両はボックスシートがついており、しばらくゆっくりとくつろげる。雨はますます激しさを増していく。2002年の春に立ち寄った須崎では5分ほど停車したが、トイレは未だ非水洗だった。 |
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![]() 須崎に停車中の高知行き普通列車。 |
![]() 車内はロングシートとクロスシートが千鳥配置されている。 |
![]() 伊野でしばらく停車。ホームには激しい雨が打ち付ける。 |
佐川あたりから若い女の子の客が増え始める。伊野では交換列車の待ち合わせと特急列車の退避で12分も停車。ホームにたたきつける雨はひどく、列車が若干遅れ始めている。この駅のトイレは最近リニューアルされたようで、非水洗便所駅王国の四国でも少しずつ改善が成され始めてきているようだ。列車は少し遅れて高知駅に到着した。 |
| 土讃線 |