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キット雑感&艦船検証
| アオシマスーパーディティール『まきなみ』発売 2004・3・27 |
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| 700/1ウオーターラインシリーズの番外として、たかなみ型3番艦DD112『まきなみ』が、アオシマからエッチングパーツ付のスーパーディティールとして、発売になり、今日(3.27)買って来ました。定価2500円です。普通版が1500円ですから、エッチング1000円でお買い得です。 まきなみは、基準排水量4650トン、速力30ノット、32セルのシースパロー(対空ミサイル)アスロック(対潜魚雷)兼用垂直発射機1基、対艦ミサイル4連装2基、127ミリ単装速射砲1基、3連装魚雷発射管2基、対潜ヘリ一機の海上自衛隊最新護衛艦で、この3月18日に完成したばかりです。 アオシマは、1,2番艦をすでにキット化していますから、箱替えのキットですが、お得意のエッチング付のスペシャルバージョンです。したがって、キット評価はこのエッチングに尽きます。 さて、このキットは、前に出た、準同型艦のむらさめを、基にして、パーツを付加して発売しています。従って細かい所などは、むらさめのままで、ちょっとした修正点がありました。 一番の修正点は、艦尾ヘリ甲板のヘリ移動軌条が一本しかない点とLSO室の位置が違うことでした。 ![]() 今日買ってきたエッチングパーツを点検したところ、おお!2条に分かれたヘリ軌条が入っています。LSO室もあるではないか!位置の修正のとき元部品を切り飛ばしても平気だ。アオシマさんえらい! マストは当然入っていますが、これ、元のプラのキットもかなり出来が良いのでピットロードさんのおおなみに使用しよっと。転落防止ネットもありがたい。 ヘリのローターも有難いパーツです。(ヘリ自体はとほほの出来なので、ハセガワかピットロードからトレード) ただ、チャフ発射機はちょっと?前に出した、利根スーパーディティールの魚雷発射管並みのいらない度かな。 後は、ホイップアンテナも痛し痒し・・・0.2ミリの真鍮線のほうが良いような・・・ デコイ繰り出し口が無いな・・・窓枠は・・・要らないか・・・ 残念なのは、エッチングパーツのみでの販売が無い(インストに非売品って書いてあった)点で、これは、長谷川さんのように、別売り製品化を強く希望するところです。 また、インストが相変わらずで、不親切です。たぶん年少者や、初めてキットを買った方は、戸惑うでしょう。デカールも、ヘリ甲板の艦番号は影が無いとそこらじゅうで突っつかれているのに、相変わらず影付き・・・ キットの優秀さをずいぶんつまらない所でスポイルしてます。 好きなメーカーの優秀なキットだけに、ちょっと残念。 続いて4月には、4番艦さざなみのスーパーディティールが、そして待ちに待った帝国海軍駆逐艦の陽炎型がリニューアルされます。 アオシマさん期待してます(インスト直してね)
但し、スーパーディティールの評価 いんでっくすに戻る |
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| 航空母艦大鳳飛行甲板木甲板説について 2004・4・8 |
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| 学研の歴史群像太平洋戦史シリーズ45巻(最新刊)『真実の艦艇史』に、興味ある記事が載っていました。あの装甲空母の大鳳の飛行甲板が、木張りであったという、殆んど断定的な記事でした。もう、手回し良く模型も出来上がっていて、あの田中氏の製作ですから、実に新鮮でかっこいい完成品となっていました。 ただ、いつもいえることですが、このシリーズは、素晴らしいスクープが多いのですが、スクープの出所と考証を、読者に充分に伝えているとは言えません。 今回も、本を見るかぎりで解ったことは、元乗組員の方の証言(何人の方かは書かれていない)があると言うことと、中央切断構造図に木板の記入があるという2点だけです。 確実な証明記録が無い以上、(この場合は、大鳳の資材購入記録に、大量の檜材があればよいが、多分この記録は無いのでしょう)考古学的な証明になりますが、人的証言は、少なくとも複数の方、それも全く面識の無い方の同一証言が必須であり、図面の場合は、その図面が、どの段階で描かれた物か?設計段階なのか、それとも製造現場に下りてきた図面なのか、はたまた後年記憶や断片図を元に書き起こされた物なのかと言った考証が必要かと思います。 残念ながら、本を見るかぎりでは、これらには触れておらず、私の理解範囲では、数ある考証のひとつと言う感じからは抜け出られません。 個人的には、同時期に完成した空母(千歳型)は木甲板のようですし、大鳳の設計、起工は戦前ですから、装甲板の上が木張りであっても不思議は無く、艦内の環境(南洋進出時の防熱対策)、航空機の発着の脚部の保護などからかえって望ましいかと思います。 ただ、ミッドウェイ以降、防火対策に力を入れた日本の空母ですから、大鳳より前に竣工した大鷹型の雲鷹と冲鷹(昭和16年完成の大鷹は少なくとも完成時は木張りだと私は思ってます)大鳳より少し遅れて完成した天城と葛城(雲竜はどうも木張りの可能性を感じます)が、ラテックス仕上げだった点、また、大鳳が、工期をだいぶ繰り上げて竣工した点などから、やはり、ラテックス仕上げではないかと思われます。ラテックス配合表は、天城のものがあるようですが、(長谷川藤一著、グランプリ出版、日本の航空母艦145ページ)大鳳のものがあるのかないのか解りません。 学研さんが、この説の証明を出してくれればいいのですが。 この学研のシリーズは、実に有難く、考証派モデラーのバイブルみたいなのですが、(購入層もほぼその手の方々でしょう)新説の裏付けの説明が少し不十分な気がします。もう少し根拠を掘り下げて欲しいものです。 新説を断定するのは、いつ、どこで、どこの、誰が、どういう根拠で、どう納得したかです。 また、以前の記事ですが、空母についてもう2つの新説がありました。 長くなりますので段落を区切ります。(以下に続く) いんでっくすに戻る |
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| 航空母艦雲鷹、冲鷹の高角砲配置と加賀の前部支柱6本説について 2004・4・8 |
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| 同じく学研の歴史群像シリーズ別刊の航空母艦パーフェクトガイドに、空母雲鷹の記事がありました。雲鷹は、貨客船八幡丸を改造した空母で、大鷹、冲鷹の同型艦があります。このうち大鷹は、戦前に改装完了しており、戦時改装は、雲鷹と冲鷹です。今までの資料によりますと、雲鷹は、12サンチ単装高角砲6門(完成時4門、2門は後日装備)、冲鷹は、12・7サンチ連装高角砲4基(8門)となっています。そして、雲鷹は、鮮明な写真が皆無で、沖鷹は、トラック島に停泊しているかなり鮮明な写真があり、これには、しっかりと12・7サンチ連装高角砲が写っています。 ところが、冲鷹の最期と伝えられる、一連の航空写真は、どう見ても単装高角砲が6門に見えるのです。この事について、長谷川藤一氏は,著書日本の航空母艦63ページのコラムの中で、雲鷹は、予定を繰り上げて、兵装強化を図り、連装高角砲を装備したが、冲鷹は、先に改装に入った神鷹に武装を提供したため、連装高角砲が間に合わず、止むおえず単装6門を搭載したのではないか?したがって、トラックの空母が雲鷹ではないかと書いていました。 実際冲鷹の最期と言われる写真は、潮書房、丸グラフィック1971年冬号写真集日本の空母の142,143ベージに見開きで3枚、撮影者(零式水偵から撮影)のコメントつきで掲載されていました。この写真は有名であちこちで掲載され、冲鷹の最期として定番でした。 ただ、先ほど書いたように、どう見ても高角砲は単装6門ですし、長谷川氏のコラムも推測の域です。 しかも、冲鷹の戦没は、1943年12月3日ですが、写真の解説では11月16日になっています。11月16日は、冲鷹は、横須賀を出航しトラックへ、航空機運搬任務についていました。戦没は、その帰りです。 一方雲鷹は、10月31日にトラック出航で、12月5日横須賀入港となっています。(普通トラック横須賀間は1週間くらいですが、何していたのやら) 11月16日は、両空母とも損傷の記録はありません。ずっと私は不思議に思っていました。 ところが、航空母艦パーフェクトガイドに、今まで冲鷹の最期と言われた写真は、実は、1944年2月の雲鷹であると言う事実が解ったと書いてありました。 なるほど、雲鷹は、同年1月19日にサイパン沖で雷撃を受けて損傷、サイパンで、工作艦明石の応急修理後本土に回航する途中、時化に遭い、艦首が脱落して、かろうじて横須賀に2月8日に入港しています。そのときの写真であれば、高角砲の数の疑問も氷解するわけです。辻褄も合います。 ただ、またこの本では、その新説の出所が明らかにされていませんし事実の証明もありません。 零式水偵の撮影者(実名入りです)の方が、間違ったと言う確証が取れたのか、新しい記録が発見されたのか、誌面では解りません。少なくとも長谷川氏の仮説よりは、自然ですし、支持したいのですが、これも裏付け不十分です。 何度も書きますが、新説には、裏付けの記事をお願いしたいところです。特に、艦船マニア向きの本なので、マニアがこだわるであろうポイントを押さえて欲しいものです。(大鳳や、雲鷹製作中のモデラーの手が止まってしまいますぞ) もうひとつ、空母加賀の前部飛行甲板支柱は、開戦後2本増えていたと言う記事が同本にありました。これは、昭和17年3月のスターリング湾停泊時の写真で、確かに6本に見えます。でも、2本は影のようにも見え、確実性には欠けるようです。 加賀の前部支柱は昭和13年までは確かに4本です。それ以降、支柱が良く写っている写真は見られません。しかも加賀は、公式図が未発見です。 飛行機の発達で重量が重くなり、さらに、カタパルトの装着を予定したため、支柱補強は充分に考えられますが、記録がありません。チャンスは、昭和13年から14年にかけての第二予備艦時代と、16年5月の入廠時(但し2週間のみ)です。こちらも写真一枚なので、なんとも言いようがありません。(しっかり支柱6本のカラー折込イラストが載ってましたが) もっともこちらの方は、もう一枚写真が発見されれば解決ですが。 実際50年後の新事実が、このところ目白押しです。 そこで何度も繰り返しますが、 学研の本は、素晴らしいものだけに、新事実の出展をもっとはっきりしてもらいたい物です。週刊誌的なスクープ記事とは違うと思いますから。 いんでっくすに戻る |
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| 新ピーナッツシリーズ&フジミの戦艦大和 2004・4・17 |
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| SWEETの(1/144)の、零戦21型を入手しました。艦船ちゃんの筆者ですが、飛行機のプラモデルに関しては、1/72以下コレクターと化しており、(ホントは作り倒したいのだけど・・・)今回も新興メーカーの次の金型製作代確保のボランティアにでもと、購入したのですが、開けてびっくり玉手箱でした。 別に私がおじいさんにはなりませんでしたが、内容はまさに、小学生の頃のピーナッツシリーズの心になりました。言っておきますが、部品数7〜10点程度の当時のピーナッツと同じと言うのではありません。一部マニアの論評の如く,超絶なモールドとは思いませんが、部品数25(1機)は、このところ、老眼著しい私にとっては困り物ですが、スケールを考えれば、ピーナッツの頃子供だったガキの夢をかなえてくれる、手のひら飛行場に間違いありません。 お値段も2機で1000円と当時の物価が、今の(1/20)ですから、妥当です。 なにしろ、資料も公開されている現在、このキットで、真珠湾の攻撃隊をジオラマで作れる機数が揃える。なんて動機で、沢山買っていただきたい。そうすれば、平成のピーナッツはあながち夢じゃないと思います。(私も5セットは買って作りたい) このシリーズ、その他は、ハリケーンとFM2があります。フジミの雷電等に続いて、99艦爆と97艦攻お願いしたいものです。 さて、フジミ模型から、(1/700)戦艦大和発売のアナウンスがありました。武蔵も同時発売で、2100円、両艦とも竣工時とのことです。大和型の竣工時は、これぞ戦艦といった、シンプルかつ力強い艦型で私は好きでした。WLでは、タミヤが決定版を出していますが最終時で、防空艦と化した姿は、あまり好きにはなれません。2100円と言う低価格が若干気になりますが、期待して待ちたいと思います。副砲4基12門を備えた、大戦艦が、蘇る日を待ちたいと思います。(でも正直言うと、戦艦ローマかリュシュリュー、レパルスなんかを出した方が、売れると思うんだが・・・それとも、モーターライズキットのコンパチ?まさかね) いんでっくすに戻る |
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| アオシマリニュアールキット『陽炎型駆逐艦』発売 2004・5・16 |
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| ついに、と言っていいと思いますが、WLシリーズの駆逐艦『陽炎型』が、新金型に移行しました。アオシマの旧『陽炎型』は、船体形状はいいものの、逆に言えば、ほめるところはそれしかないと言うキットで、同時期の他社の駆逐艦キット(特にタミヤ製)とは、ストレート組みで横に並べるにはちょっとつらいキットでした。 そして、数年前に、ピットロードのライバルキットが出たため、価格以外は、存在価値が低くなっていました。実際管理人も、アオシマの旧キットを組むときは、船体しか使わず、その他の部品は殆んどピットロードの部品を使用して製作していました。また、『陽炎型』は、雪風など、人気艦を多数含むため、売り上げが望め、アオシマは悔しい思いをしていたと思います。 そして、今年4月下旬、新金型として再デビューしました。 初めに、新造時の陽炎と早潮が発売になり、やや遅れて、最終時の雪風と秋雲が発売になるようです。 管理人は、とりあえず評価用に、早潮を購入して、ピットロードの陽炎と比較してみました。(他の艦は、多分お買い得のスーパーディティールキットが出ると思いますのでそのときに購入予定) さて、早潮のキットですが、一体成型の船体に構造物のランナー、前期型マストのランナー、そして、汎用の武装ランナーの構成で、1050円と、WLスタンダードの構成です。インストと箱絵の解説(怪説?)は、これもいくらかましなもののアオシマスタンダードです。(アオシマさんって、キットの開発で全神経を使ってしまうのかしら?)艦名デカールはありません。但し管理人は艦名デカールは今まで使ったことが無いのでかまいません。 さて、キットの内容ですが、一体成型の船体は、見事です。艦首から、船首楼に至るフレアーの形状は、今まで発売されたキットの中では最高です。フェアリーダー(ちょっと小さい)や上部の丸まりまで再現してあります。舷側窓と消磁電路はありませんが、これは各艦で違うための見切りでしょう。艦尾のデストロイヤースターンは不完全ですが、型抜きの都合上仕方ないと思います。後のモールドは、好みの問題と思います。(この価格ですから、見切りも必要、個人的にはあの長門で見せたモールドよりちょっと甘いかナくらいの感じ) ピットロードの船体と比較しますと、(P社は1600円)やや甘いもののほぼ互角の出来です。形状は青島が断然優れています。 また、リノリウムのモールドが、アオシマは、船首楼まで、ピットロードは第一煙突までと差があります。写真や図面で調べましたが、どちらが正解か解りませんでした。只、多くの絵や図面、精密模型等は、船首楼までの表現が多いので、アオシマ説有利かなと思います。 武装、構造物は、似たような部品割で、ピットロードの方が、シャープですが、組み立てて色を塗れば、差は出ない程度でした。細かい部品(爆雷台、リール等)は、さすがにアオシマは省略があり、ピットに換装かなと言う感じです。 面白いのは、WL共通の武装汎用パーツに12,7サンチC型連装砲塔があるのですが、このキットでは新規部品として別ランナーに入っていました。汎用品は、10年近く前の開発ですし、(多分タミヤの金型なのでシャープですが他社製品とはやはりしっくり来ない)どうも小ぶりなので、新規開発したようです。(高角砲は大振りなんですがね) 全体の評価として、船体形状のよさ、価格で、充分ピットロードに対抗できると思います。(細かいモールドの甘さは我慢できなければ、換装できます) 特に、青島の原点に戻った(WLの原点)シルエットの優秀さは高得点を差し上げられます。(飛龍での少しオーバースケールの高角砲汎用部品を使用するために、高角砲の台座が少し低くなり、一部モデラーに突っ込まれた経験が生きてます。あの時も、高角砲は自社で金型を起こすべきでした。モデラーの嵩上げ工作が必要になりましたから・・・気にしなければそのまま作っても分らないんですが) なお、今回はこのコーナーに写真を入れると見にくいので早潮を緊急に製作して、完成しだい造船所のページ上で公開します。
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| ドラゴンのビスマルク 2004・6・20 |
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| いきなり、といっていいと思いますが、新金型のビスマルクが、ドラゴンから発売になりました。管理人の本命はもちろんアオシマですが、ドラゴンは作りっきり、売切れ御免のところがあり(再入荷が保障できない)また、低価格のため、(エッチング付きで、2800円)いつもの模型屋さんから入手しました。 このキット、前作のアリゾナの流れを汲むもので、エッチングと軟質樹脂を併用したハイブリットキットになっています。只、WLモデルではなく、フルハルキットです。もちろん喫水線の分割ですから、WLも容易に出来ます。 内容をざっと点検してみました。船体は一体成型です。好みにもよるでしょうが、管理人は、近頃流行の左右分割(といってもこれは40年位前のエアフィックスのやり方で、スライド金型が高価の為の方策なんですがね)よりもスライド金型を使った一体成型の方が好みです。反り易い欠点はあるのですが、全然合わない左右分割よりはましです。 只、船体の木甲板モールドが凸になっています。やはり新金型なら、凹でやって欲しいものです。近頃は、デカール再現など新しい試みもありますが、凹甲板は、加工がしやすく、リアルです。 また、WL用の艦底パーツはありません。各自WLにする場合はプラ板を用意する必要があります。 各部品のモールドは、甘めですが、いい感じです。ファンネルキャップの格子が抜けています。ところが、煙突が例の軟質ビニールのムク成型で、これにファンネルキャップをはめると煙路が抜けてる意味がありません。それにこの材質、塗装できるのか疑問です。管理人は、アオシマのテルピッツの煙突を使うことになりそうです。 砲塔は、前作アリゾナのダイギャストではなく、プラ製です。はっきり言ってよかった。砲身は砲口が開いてます。 エッチングパーツはぺらぺらで、国産には及びも付きません。欲しいパーツもあまりありません。一部はゴールドメダルを使うようになるようです。只、アリゾナのときとは違い、エッチングは無くても仕上がるようです。 また、高角砲は、C31とC37がちゃんと作り分けてあります。これは凄い。 後は組上げないと分らないシルエットですが、タミヤとアオシマを参考にいいとこ取りをしたようで、破綻はなさそうです。 まあ、このキットを基本に、細部をタミヤのプリンツオイゲンのパーツを使えばかなりいい感じに仕上がりそうです。でも管理人はWLコレクションとしてはアオシマを待ちます。ドラゴンのキットは、フルハルで作ろうかと考えています。 (計画では、イタレリのフッドとフルハルで作ってペアで飾ろうかと)管理人は10年ほど前に仕上げた、アオシマの旧キットが気に入ってますので。(みんなが言うほど駄目なキットではないです。いいシルエットしてます)専門誌やネットサイトの先入観に洗脳されてはいけません。自分で判断しましょう。 なお、ドラゴンのキットを初めて組む方は、パーツの離型剤を落とすための洗浄をお忘れなく。 でも何でこんなに競合するんだろう?ヴィットリオベネトかリュシュリューを出せば、競合なしで絶対売れるのに・・・ PS・・・ところで、この箱絵を眺めていたら、何か変だと思い、よく観てみると・・・これは竣工時のテルピッツではないですか!!塗装はビスマルクですが、クレーンが高角砲甲板にあります。つまらないものを見つけてしまいました。 (2004・7・25)
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| ハセガワのあぶくま・じんつう 2004・7・4 |
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| ハセガワの新作、自衛艦DE(エスコートデストロイヤー)あぶくま・じんつう2艦セットが予定通り発売になり、また、いつもの模型屋さんから入手しました。早速キットチェックしてみました。(他サイト様ではもう完成の声が聞こえてきましたが、マイペースで・・・) 先ず、部品の多さですが、2艦セットですが、1艦分で、112点の部品があり(不要部品含む)かなり、しっかりした心構えを要求されます。 部品割りは、ピットロードタイプで、箱組み部品が多い感じです。でも、現代艦のディティールを過不足無く表現すれば、この形は正解かもしれません。ハセガワの精度なら大丈夫でしょう。只、ピットロードより良いところは、支柱の表現の部品はちゃんと別部品で表現してあり、伸ばしランナーやエバーグリーンのプラ棒で後付しなくてもOKです。 このキットハセガワにしてはプラがやわらかく、いつもの調子で組むと 何か甘めの感じがします。(もちろん加工はやり易い)特にトラスの湯の回りを恐れてのことでしょうが、ちょっと太めで新製品にしてはバリがあります。バリ取りの加工はちょっと大変そうです。管理人は、エッチングが出る前に1艦でプラ棒でやってたいと思います。最も、あぶくまクラスは6隻ですから、後ほどエッチング付きのスーパーディティール版が出るのでしょう。でも、出来れば、伊勢でやったように、エッチング同時発売でやってもらいたいものです。2重買いになりますし、そのお金で、ハセガワさんののヒコーキ余分に買えますよ。 また、デカールも、6艦分お願いしたいところです。 次に、ホイップアンテナが、初めて部品化されたのですが、残念ながら太すぎます。真鍮線か、プラ棒で、作るのが妥当でしょう。でも、心意気は買います。 肝心のシルエットはよさそうです。ピットロードのシルエットはこのごろ今ひとつなので、(高雄型はちょっとひどかったので、モールドの甘さは何とかなりますが、形状の間違いは救いようがありません)いい感じに仕上がりそうです。 後は、どうもインストに不備がありそうです。詳しくはチェックしていないのですが、部品取り付け説明が抜けているような気がします。管理人などは、インストと資料を平行して見ながら作るので分りますが、ビギナーや素組みモデラーにはちょっと戸惑いそうです。やはり、インストは、初心者対象で作ってもらいたいものです。 でも、WLの自衛艦が増えてきた現在、良い意味での競争で、ファンの裾野が(選択肢が)広がってくれればと思います。 (2004・7・4)
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| フジミの大和・武蔵 2004・7・31 |
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| 以前ご紹介した、フジミ模型の新作、(1/700) 戦艦大和・武蔵(就役時)が発売になり,またいつもの模型屋さんで入手しました。予定では、大和のみ購入でしたが、諸般の事情により、武蔵も購入しました。 このフジミの大和、なぜこの時期にとか、また大和かとか、T社のものがあるのにとかいろいろ意見があるようですが、管理人は純粋にキットとしての評価をしたいと思います。 あえて言わせてもらえば、スケールモデルメーカーが、日本の誇りとも言うべき大和型を自社のラインナップに加えたいと考えるのは当たり前であり、かつ大和はおそらく一番売れる軍艦であり、T社があるからと何も指をくわえてみている事は無い訳で、何も大和を出さなくともと言うのはファンの勝手な思い込みです。フジミもこのことは承知の上でしょうから、意地とプライドにかけて、力作を送るものと思っていました。 そして、ついに発売されました。 税込み2100円のバーゲンプライスです。写真は、武蔵の箱絵です。 ご存知高荷義之先生の絵です。実は、大和よりこの武蔵の箱絵の方が素晴らしかったので、武蔵も購入した次第です。これだけでも元を取った気分です。タイトルも説明も一切無い一枚絵の箱絵です。(箱の上の文字は高荷先生のサインなので普通はありません) さて、キットの内容ですが、ずばり、買いのキットです。部品割りはT社に似ていますが、 ![]() 後発は先発を参考にするでしょうし、同じ船なのですからまあ致し方ないでしょう。違いは、航空機作業甲板で、格納庫や、艇尾扉がセットされ、差別化を図っています。またT社には無い高角砲演習砲や通風筒があります。また艦橋の13ミリ機銃がちゃんとあります。 船体は、就役時の舷窓の多いタイプで、T社の武蔵のように舷窓の開口の必要はないようです。また、T社の船体と比べてみましたが、殆んど同じでした。只、船首のフレアーがやや強いようで、多少力強く感じます。 モールドは、やはりT社には及びませんが、それなりの出来で、T社やP社に換装することもなさそうです。煙突は頂部の開口はありません。木甲板は凸です。気になったのは、ジブクレーンと空中線支柱の部品で、T社と全く同じ形です。ここはT社でも不出来な所と言われていたのですが、これでは真似ととられても仕方なく、違う表現にしてもらいたかったところです。 なお内火艇格納庫の前方の舷窓は、T社は角窓4個でしたが、フジミは楕円(?)窓左舷4個右舷5個になっていました。これは諸説あるようで、一時期角窓優勢でしたが、また議論となっているようです。また、先行して紹介のあった各サイトにプラが軟質とありましたが、そんなことは無いと思います。(少なくともスチロール樹脂です)また、飛行作業甲板の歩行帯はデカール仕上げですが、銀色になっています。最近の説では、夜間歩行帯の明るい色ではなく、リノリウム張りという説もあり判断の難しいところです。とにかく出来は期待以上のもので、T社とは好みの問題程度の差でしょう。マニアでない方が作ろうと言うのなら、フジミの方が安いだけいいかとも思います。この出来と価格で、翔鶴型を開発していただけるとありがたいと思います。失礼ながら、フジミの艦船キットとしては久々に力の入ったキットと思いました。(2004・7・31) PS ちょっとした欠点なのですが、主砲および副砲が、縦長の楕円になっています。よって若干迫力に欠けます。出来れば、砲身の換装をしたほうが良いようです。(また、副砲が曲がっていると言う指摘が某サイトでありましたが、管理人のキットは別になんでもなく、また曲がっていたとしてもプラの弾性の範囲内であろうと思いますので、気にする範囲ではないと思います。以前アオシマのキットの船体は全て反っているので、作らないと言うとんでもない書き込みが、某掲示板にあり、管理人は所有のアオシマの艦船キットを全て調べ、未組立約40キット中明らかに反っていたのは1キットだったことがあり、プラが曲がるのは当たり前として受け取っています。この書き込み、あまりに馬鹿馬鹿しいので反論の書き込みはしませんでした。) しかし、25ミリ機銃は良い出来です。(2004・8・21)
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| タミヤミニジェットシリーズの復活 2004・8・23 |
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| タミヤから、かつての(1/100)ミニジェット機シリーズが、コンバットシリーズとして、一部新装再版されました。このシリーズは、昭和43年から数年間シリーズとして28点が発売され、当時の最新鋭機を中心に1300円のB52を除くと1機100円〜200円の入門シリーズでした。もちろん入門用といっても、タミヤらしく精密且つ正確なフォルムで、パネルラインの凹モールド表現といい当時でも群を抜いた出来でした。スケールが100進法の日本スケールのため、他社が追随してきませんでしたが、タミヤ1社だけで充分コレクションアイテムとなり得、管理人も集めたものでした。 そのミニジェットシリーズ、1980年代に製造中止になり、久しく姿を消しコレクターのプレミアムアイテムとなっていたのですが、(タミヤは初期を除いて金型を自社生産していますので、管理がよく、再版も定期的に行っており、プレミアムにはなりにくいのですが、このシリーズは金型が社外に流出したと思われておりプレミアムとなっていました) 昨年数点が復刻版として再版され、我々を驚かせました。(金型流出はガセだったのか?) 復刻版は、1機700〜900円で、装丁も当時のままで、売り上げも良かったようです。それに自信をつけたのか、今年になってスタンドを外したコンバットシリーズとして10点を再版しました。値段も1機500円とお買い得プライスに設定され、もともと出来がいいだけになかなか好評のようです。 管理人も懐かしくいくつか買い込みました。組み立てもしやすいので、入門用としてまた育ってくれればいいなと思います。 と、キット賛美はここまでにして・・・ キットそのものと、再版に関してはありがたい限りですが、最近のタミヤのこういった再版方法には若干の疑問があります。 先ず、復刻版から1年も経たないうちにに廉価版を発売したことです。アイテム違いならまだ許せますが、なんと同じアイテムのものもあります。当然価格差が400円もあるわけで、復刻版の残っているお店も沢山ある筈です。(現に管理人のよく行くお店(複数)も在庫が残っていました。当然仕入れ価格がコンバットシリーズの小売価格500円よりは高い筈であり、同じアイテムは売れないでしょうし、違うアイテムにしてもファンに金型の存在が分ったのですからコンバットシリーズになるまで(500円になるまで)買い控えようと思うわけですから(管理人だってそう思う)小売店は不良在庫をつかまされたようなものです。 町の小さな身近な模型店が姿を消していく中、この販売戦略は如何も合点がいきません。高いものをつかまされた小売店やファンが、タミヤを信頼しなくなる恐れがあります。タミヤが意図したのではないとしても、現実にはそうなっています。 小売店、ファンあってのメーカーではないでしょうか? このところ、タミヤの開発手法や販売戦略に関してよくないうわさを聞きます。うわさのみの杞憂であって欲しいのですが、現実にこの例があります。 タミヤは他に比類の無い技術と企画で世界の頂点に立ったプラモデルメーカーです。自信とプライドがあるでしょうが、ここは模型界全体のために一肌脱いで欲しい物です。 田宮社長の自伝『タミヤ模型の仕事(文春ネスコ刊)』に、会社の窮地に故小松崎先生に起死回生の思いで箱絵を頼み、小松崎先生に一肌脱いでもらった話があります。管理人も感激しました。今タミヤは模型界にそれが出来るときです。(只、同本文庫版に、輸入代理店との商談で、卸価格を某社並みに下げてくれと言う代理店の要望を、それなら某社から買えばいいだろうと某社のキットを投げつけた話がありました。脚色はあるでしょうが、それが武勇談的に載っていて、あれ?田宮氏はプラモデルを愛していないのかなと少し悲しくなりました。管理人は大切なキットを投げつけたりしませんから。これが田宮氏の本性とは思いたくありませんが) 今、アオシマや、ハセガワ、また一時低迷していたフジミも元気になってきました。競争心のある会社が増えるのは結構なことです。ピットロードもタミヤとバッティングする製品はやらないなんて情けないことはやめて(結局ミズーリを高クオリティでタミヤに逆バッティングされた)切磋琢磨してください。それがまたタミヤの復活になり悪いうわさも駆逐できると思います。(2004・8・23) いんでっくすに戻る |
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| ピットロードのはるな型 2004・9・12 |
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| ピットロードから、海上自衛隊DDHはるなが、竣工以来31年にして、ついにインジェクションで発売されました。対潜ヘリ3機を運用できる長年海上自衛隊の顔であった本型が、退役を間近にして初のインジェクションキット化というのも意外です。 竣工当時はもちろんピットロード社は存在せず、当然ニチモの自衛艦シリーズに加えられると思っていたのですが、ニチモが、新規開発を止めてしまった為、幻のアイテムになっていました。遅きに失したとはいえ、レジンキットの半額ですからありがたい限りです。 とにかく背負い式の主砲、後部全面の飛行甲板など、往年の軽巡大淀を彷彿させる21世紀にはクラシックながら力強い艦影を再現でき、ピットロードには感謝しています。 さて、管理人は本日いつものお店から、同型艦のひえいを購入しました。(はるなを買いに行ったのですが、ひえいも入荷していてどちらでもよかったので、名前の好きなひえいにしました。(お店の外にはくっきりと榛名山が見えていましたがお構い無くひえいを買ってしまった私・・・遠くの浅間山は噴煙を上げてましたし、榛名の隣の赤城山も綺麗でした。はるなは後日エッチングバージョンが発売の折に・・・ついでながら、管理人は、国鉄の準急の比叡と榛名に乗ったことがあります・・て、如何でもいいことですが・・・) キットはいつものピットロードスタンダードで、船体、専用部品のランナー、装備セットのランナーで構成されます。モデルはFARM改修後で現在の姿になっています。部品割から見て竣工時の発売はなさそうです。 自衛艦は、国内の金型なので、同社の中国製金型(トランペッター社委託)の大型艦(雲龍やアイオワやビスマルク)のような甘さは無く、いつものメリハリのあるモールドでいい出来です。船体のナックルは、型抜きの都合上甘いものの、同社のしらね型よりははっきりしています。格納庫内の内壁にモールドがあるのもいい感じです。上部構造物はこれまた箱組みですが、現代艦ではやはりこの方法がいいのでしょう。 只、手馴れた感じですので、設計方法が同じせいか、マストのトラスが2面しかないとか、前後の旗竿のガイドモールドがでかい(これ、要りません穴が1個開いていれば充分です)とかは10年1日の感じで、同社の自衛艦1作目のはつゆき型からまるで進歩していません。唯一今回は甲板支柱が部品化されましたが、これとてプラ棒状態で切って使う形態です。自衛艦もWLシリーズの参入で静岡3社が高クオリティで安価な製品を出しています。特にマストはアオシマ、ハセガワともピットロードの上をいっていますので、もうちょっと工夫して欲しいところです。(特にアオシマの自衛艦のマストはエッチング不要なくらい素晴らしい)モデラー全員がエッチングパーツを使用するわけではありません。 ピットロードは、個性的なメーカーです。まだ、キット化されていない隠れた名鑑は多数存在しますので、そちらの方向で鋭意開発を期待します。(ビスマルク3社競合には参りました) (2004・09・12)
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| 新刊本−タミヤ模型をつくった人々 2004・9・26 |
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| 文藝春秋社より、同社HPに連載されていた田宮俊作氏のコラムが,単行本となって刊行されました。(1400円)文春ネスコより以前に刊行されたタミヤ模型の仕事の続編のような内容ですが、前作の回顧録よりは具体的にタミヤ社のというより模型界の発展史の様になっており、裏付けも前作よりは確実です。(只、前作のほうが迫力はありましたが・・・) 管理人はこのところタミヤ社や俊作氏に対して、批判的なコラムばかり書いているとお思いでしょうが、別にタミヤが嫌いなわけではなく、(それどころか大好きです。現にコレクションの30%はタミヤです)他のメーカーも見習って欲しくてのコラムです。 さて、この本の内容は模型ファンなら買って読んで欲しいのであまり触れませんが、内容で一つ感心したことは、人間のつながり合いです。田宮氏のひたむきな努力に応えるように、素晴らしい人材が、倒産寸前のぼろ会社に集まり、夢を実現していく様は、企業経営は数字の追求ではなく夢を実現する企業文化だと、改めて認識しました。 特にオモチャ(模型)産業はこの夢を失ったら終わりでしょう。 模型界は、ブームも去り、守りに入っている産業ですが、この夢を追い続ける姿勢をなくしてはいけないと思います。 我々ファンもそういうメーカーを応援します。(2004・09・26) いんでっくすに戻る |
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| 利根型重巡の後甲板航空機運搬軌条について 2004・10・3 |
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| 完成した日本海軍最後の重巡洋艦”利根型”(利根、筑摩)は、主砲を全て前部に集め後部甲板を飛行作業甲板とした、航空巡洋艦的な偵察巡洋艦です。そのスマートな姿は人気が高く、管理人もファンです。 しかし資料不足のせいかキットに恵まれず、現行のキットは、フジミとアオシマのWLモデルだけです。(比較的新しいアオシマのキットも10年選手になりましたが、良い出来です。) さて、学研の歴史群像シリーズNO47の利根型重巡が、10月2日に店頭に並び早速購入しました。実は、是非確かめたいことがあったからです。それは、利根型の戦争中の航空機運搬軌条についてです。 利根型の航空機運搬軌条は、戦前の筑摩の航空写真に鮮明なものがあり、これによれば、シェルター甲板から、後甲板に傾斜して下がってきた航空機運搬軌条はすぐターンテーブルになり、艦首側左右に斜めに向かう2条の軌条と、そのまま後甲板に延びる軌条に分かれ、この軌条は艦尾付近にまで達して終わっています。公式図も、プラモデルも、資料もこの再現です。 ところが、昭和18年7月と伝えられる利根の後甲板から筑摩を写した写真には、艦尾付近に新たなターンテーブルと艦尾側左右に2条に分かれる運搬軌条が写っています。管理人がこの写真を入手したのは昭和46年発行の丸グラフィッククオータリー写真集日本の重巡の50ページにあるものでした。その年にちょうどWLシリーズが発売され、利根(フジミ製)も買ったのですが、中学生ゆえ、そんなことは資料を持っているにも拘らず全然気付かずストレート組みで組んで遊んでいました。 時代は流れて1993年フジミがWLから脱退し、抜けた穴を他の3社が再開発することになり思わぬ形で、新製品が世に出ました。利根型もアオシマが再開発し、発売されました。 その頃出戻った管理人は、アオシマのキットを買い今度は資料と照らし合わせて作り始めました。もちろん手持ちの資料は20数年前の(当時)写真集日本の重巡です。アオシマのキットは昭和19年の設定ですから、あの写真が役に立ちます。そこであれっと思いました。キットの運搬軌条は戦前の写真そのままの再現で、資料とは明らかに違います。でも写真の解説には、戦時に増設したとは書いてありません。 しかしこれほどしっかり写っていては、増設と考えざるを得ません。と、悶々としていたところ、1995年のモデルグラフィックス130号にそのことの記事と、作例が載っていました。管理人の仮説と同じでしたので、勇気百倍だったのですが、その後賛成も反対も全然記事にならず、この議論は立ち消えになっていました。 また、筑摩の最後と言われる米軍の航空写真にもそれらしき軌条が見えるのですが、なんと筑摩は、艦尾が大火災で煙で肝心なところがわかりません。 そして、この本が出たわけですが、結論から言って、推定ながら、軌条の増設は確認されたようです。 管理人も少しほっとしました。改修時期は、昭和17年4月に両艦とも比較的長い入廠記録がありこの辺かなと推測します。 ところが、手持ちの利根の模型にこの位置で、ターンテーブルと軌条を仮設し再現したところ、狭すぎて、飛行機は掲止出来そうも無いのです。まあ、止められるのですが、翼は干渉するし、何より船外にはみ出して航行中は波ですぐ飛行機は破壊されます。これでは輸送の任務にもなりませんし整備も出来そうにありません。とすると何のためなのでしょうか? 管理人は、2つ考えました。 ひとつは、航空機運搬台車置き場です。利根型は、定数5機、最大8機が運用できますから運搬台車も5代以上必要です。(カタパルト掲止であっても整備に台車がいると思う)それが、航空機発進後ごちゃごちゃと置かれているよりはまとめて整理したほうが帰搭した航空機をまた台車に載せる際もやりやすいと思います。 もうひとつは、トロッコ置き場です。実は、問題の写真は甲板にごちゃごちゃと色々なものが乗っかっています。作戦中で無いときは、利根型は高速輸送艦にもってこいです。そこで、貨物の搬入をやりやすくするため、航空機運搬台車を改造した貨物運搬用のトロッコを載せ、使用しない時や邪魔になるときはこの新設軌条においたのではないかと考えました。 裏付けも無い勝手な推測ですがいかがなものでしょうか? なお、利根は終戦まで、大破ながら残存しましたが、捷号作戦後、後甲板の軌条は全て撤去されてしまったので、残念ながら戦後の写真から確かめる術はありません。 しかし管理人は捷号作戦時の筑摩の組み立てを予定していますので、このスタイルの軌条で製作しようと思っています。 (2004・10・3) いんでっくすに戻る |
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| アオシマの(スーパーディティール)黒潮・磯風 2004・10・24 |
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アオシマから、陽炎型駆逐艦のエッチングパーツ付き限定版が、やはりと言う感じで発売されました。定価は2000円ですからエッチングパーツは1000円の計算になり、内容次第ではお買い得です。 その内容ですが、黒潮が前期タイプ、磯風が後期タイプとなっていて、エッチングの中身も違います。で、そのエッチングですが、今までとは違い、手すりが省略されています。今までは、半分が手すりだったことを考えると(利根型、秋月型のスーパーディティールなど)視点が変わったようです。中身は、機銃台、スキッドビーム、マスト、防護鋼鈑、窓枠、水密扉、リール、爆雷投下台、ボートダビット、13号電探等で、それぞれ前期、後期に対応しています。なかなかナイスな選択で、アオシマもやっとファンの心が読めてきたかなと言う感じがしました。このキットはお買い得だと思います。なぜ、黒潮と磯風なのかはわかりませんが、通常のキットも箱替えなので、陽炎型を集めたいファンはこのキットを狙えばいいんじゃないかと思います。 アオシマのスーパーディティール版は、千代田あたりから実によくなりました。 ただ、リサーチが甘いものもありますので、エッチングと言えども正確で無い場合もあります。(例をとると、千代田の艦尾クレーンは大きさが違います) また、インストが相変わらずですから、初心者は困ると思います(エッチング付を初心者は買わないと思いますが) 後は、エッチングは非売品扱いで、部品の取り寄せは出来ません。この措置はわからないでもないですが、エッチングなしを買ったファンや失敗してエッチングが不足になったファンには不親切で、多少割高でも長谷川のように別売りを考えて欲しいところです。これはアオシマに切にお願いしておきます。後、磯風は天1号作戦時の設定ですから、菊水マークのデカールをつけて欲しいところです。(こういう心配りがファンにはたまらないのだが) とにかく、このキットは(まきなみスーパーディティールと並んで)買いでしょう。陽炎型駆逐艦ファンはお店からなくなる前に押えておくといいと思います。 (2004・10・24)
但し、スーパーディティールの評価 いんでっくすに戻る |
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| 戦艦武蔵戦没時のシールド付機銃配置について (フジミの武蔵最終時を購入して) 2004・10・24 |
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フジミの武蔵のレイテバージョンがあったので購入しました。今回は箱絵が今ひとつなのですが、(機銃のシールドが、キットと違う。ジブクレーンの解釈が古い等、多分コスト的にも全部高荷先生に依頼も出来ず、昔のイラストを使用したのでしょう)キットは船体が竣工時とは違い、舷窓の閉鎖やボートダビットの位置も変えており、力の入ったものです。新規部品もややもっさりしていますが、一般のファンには充分で手を入れるベースとしては、タミヤ製よりいいような感じです。(安いし)欠点はやはり縦長楕円の主砲でしょうか。但しこの主砲もタミヤのものも真円ですが、砲口が昔のエアフィックス宜しく極端なラッパ形でどっちもどっちです。別売りパーツか、ニチモの砲身(タミヤ、フジミの新製品に30年前のキットの部品を使いたくなるとは・・・やはりニチモは偉大でしたね)を使いたくなります。 さて、大和型戦艦は、近年研究が進んで、大和に関してはだいぶ解明されてきました。しかし武蔵は、『大和のおまけ』みたいな感じで、やはり謎の戦艦のようです。ご存知のように、大和型は、46センチ主砲発砲時の強烈な爆風を避けるため、新造時は、高角砲、機銃(艦橋の13ミリを除く)には全てシールド(このシールドは大和型専用です)が付けられ、また艦載機、艦載艇も船内収容でした。(以下、機銃とは、96式25ミリ3連装機銃を指します) その後の高角砲、機銃増設時にも極力シールドは付けられましたが、間に合わない分はやむを得ず爆風の影響の少ない位置のものはノーシールドで装備されました。大和の場合、元からあった、高角砲、機銃のシールドを外し、他に移設しています。また、大和は米軍の写した上空写真があり、シールドの有無は大体わかります。しかし、武蔵は最終時の鮮明な写真が無く、資料も大体艤装図くらいなもので、推定になります。大きな違いは,高角砲の増備が間に合わなかったので、大和より高角砲が6基少なくその場所に機銃を6〜8基装備したこと、したがって、高射装置は2基のままで、大和の増設高射装置の場所には機銃射撃指揮装置があったことです。そして、どの機銃がシールド付かそうでないかは、各種資料で違っていました。 武蔵の機銃は、艦橋構造物周辺だけで、新造時はシールド付8基でした。最終時は、18〜20基増設され、26〜28基になっています。(艦橋構造物周辺のみ)2基の差があるのは新設の高角砲甲板に取り付けた機銃に片舷3基説と4基説があるからです。ここでは3基説で、26基として話を進めます。このうち高角砲甲板の6基は、指揮装置なし、シールドなしで各説一致しているようですので、残りの20基が問題になります。 各説を見ると大体以下の3説になります。 (1)元の8基はそのままで、残りにも全てシールドをつけた。 (2)元の8基のシールドを撤去して、新設の機銃に移設し、且つ残りの新設機銃には新たにシールドをつけた。 (3)元の8基はそのままで、新設機銃にはシールドをつけていない。 プラモデルの解釈では、タミヤが(2)、ニチモが(1)、フジミは新説で、全部シールドが付いていない。となっています。現実的に考えて、シールドをわざわざ取ることはありえないので、フジミは(3)説で、元からの機銃を大和と混同したと考えられます。つまり各社解釈が違います。 *上記のフジミの解説は管理人の勘違いで、インストは(3)説そのままでした。箱絵に惑わされたようです。お詫びして訂正します。(2004・11・21) これを解くヒントは、射撃指揮装置にあると思います。射撃指揮装置は1基で2基の機銃を管制誘導する装置で、元からは4基付いています。また、シールド付機銃は視界が悪く、機銃自体の管制は不能ですから必ず指揮装置が必要になります。最終時の艦橋構造物上の指揮装置は10基が確認できますから、シールド付機銃の運用は最大20基となり、(1)説でも無理はありません。さらに舷側の4基は波にあたり破壊される可能性があるので、シールドは付いていた筈です。また、主砲発砲時は機銃は撃たず機銃員は退避しますが、高角砲と機銃は同時発砲もありえますので、高角砲付近の機銃のシールドは必要と思います。とすると、(1)か(2)の説が有力となります。大和は(2)の配置になっていたのは確実のようなので、(2)説を摂りたい所ですが、大和の改装は1944年2月、武蔵は同4月ですので、シールドの生産が進んだと考え、(2ヶ月で在庫が増えた。これ、シールドはみんな大和に使ってしまって在庫なしとの解釈も出来ますが)若干の武蔵びいきで(1)説を支持したいと思います。なお、新設の高角砲甲板にも片舷各1基の指揮装置があったという資料もありますが、これは、高角砲甲板のシールドなし片舷3〜4基の機銃の管制かもしれません。(この機銃は仮設置ですからシールド装着は無いと思います) 以上管理人の勝手な解釈ですが、良質の資料が出ることを望みます。もし、決定的な資料を知っている方がいましたら教えてください。 なお、このフジミの武蔵は、(1)説で製作します。2004・10・24 いんでっくすに戻る |
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| アオシマの航空自衛隊機 2004・11・28 |
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| アオシマが1/700のアクセサリーとして、航空自衛隊機を出しました。F-15、4機・F−4、4機・F−1、6機・E2C、2機の4種16機でで630円です。 この手のアクセサリーは、ピットロードを始めとして沢山ありますが、F−15とF−1は他ではあまりないので購入してみました。近頃のハイクオリティーのアオシマを信用していたのですが・・・ わーなんだこりゃ!左がアオシマの新製品です。右は、ちょっと前に出たフジミの米空母用艦載機セットです。 見てもらえれば判ると思いますが、フジミはデカール、インスト付、おまけにクリアー成型で主脚やタンクや翼が別部品で20機入り同価格です。対するアオシマは、主脚は棒の一体成型の飛行機が16機、(E2Cのみレドームが別)アクセサリーは増槽と爆弾ですが、インストがないのでどれに付くか解らず、塗装指示もなし、デカールも日の丸さえありません。(インストとデカールのみ盗まれたとは思えない)おまけに、箱には4種12機入りと書いてあります。(実際16機で多いのが救い)・・・30年前のアオシマに戻ったような感じでした。シルエットはまずまずでしたが、ちょっと新製品としては疑問の付くキットです。今からでも遅くはありませんから、せめて、インスト(塗装指示)、デカールを次回出荷からはお願いします。実際フジミのキットと同じ価格とは思えません。 アオシマファンとしてはちょっと寂しい出来事でした。2004・11・28 いんでっくすに戻る |
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| ピットロードの橘&タミヤのニュージャージー 2004・12・28 |
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ピットロードから、丁型駆逐艦の後期タイプ(通称橘型)が発売されました。このタイプは、日本初のマスプロ駆逐艦で、シフト配置の機関、高角砲の主砲、充実した対潜装備など現在の艦艇を思わせる先進的な船でした。事実、使い勝手は艦隊型駆逐艦よりも良かったようです。欠点は27ノットの速力で、これを最初から32ノットで戦争初期から計画して量産すれば、かなり有効な戦力になったのにと思います。さて、キットは、ピットロードスタンダードとも言うべきいつもの仕上りで、わかばと思しき艦橋のパーツ入りの船体と武装パーツの2枚のランナーになっています。写真の右がピットロード、左はフジミの松型(実質橘型)を比較に入れてあります。モールドはいつもの通りメリハリのある綺麗なものです。ただ、精密と正確とは違いますからちょっと突っ込ませて戴くと戦時急造型にしては丸すぎるようです。型抜きの関係でしょうが、ナックルがオミットですし艦尾の絞込みもちょっと優雅すぎるようです。この点フジミの方がぶっきらぼうでいかにも急造という感じがします。また、前後の主砲回りのターレットの表現は形状がちょっと疑問です。 船体の相違は、船首楼がフジミの方が2ミリほど長いのと、艦尾の絞り込みがフジミはないので、これも2ミリほど広くなっています。どちらが正確かはよく解らないのですが、写真などを見た場合絞込みを直線にしたピットロードの感じがしっくり来ます。フジミのキットの場合はパテを充填し、納得のいくラインを作ればあまり見劣りしません。 橘型は無骨な造形美が売り(?)なので、ナックルを含め、船体の直線化加工をした方が良いようです。(船体上面のモールドは素晴らしいのでこれは生かしたいものです・・・ターレットを除いて) そして、わかばと思しき艦橋のパーツですが、はっきり言ってこれでわかばを作るには、船体のこの繊細なモールドが邪魔です。ピットロードがわかばをキット化するには船体の開発(または手直し)がいりますから(レジンの可能性もある)このフジミの船体は絶好の素材になります。管理人もこの2つのキットを見てア、出費なしでわかばが作れる!と思いました。シルエットは組上げてから感想を述べたいと思います。(わかば・・・橘型駆逐艦梨を引き上げて再生した海上自衛隊の護衛艦) ちょっとピットロードファンには申し訳ないことを言ってしまえば、ピットロードのこのキットは1600円です。タミヤの『松』のキットは600円、フジミの『松』(実質橘)のキットは400円です。つまり、フジミの船体+タミヤの細部パーツ+若干の自作で『橘』は1000円で製作出来、おつりも来ます。販売戦略としては、橘型2隻入り2000〜2400円のキット(わかば部品を入れない)と、わかばの上構の追加金型と船体の金型改修キットを『わかば』として1600〜1800円のキットを発売した方が良かったように感じました。 さて、もうひとつ、タミヤのニュージャージーの最終型がリリースされました。大戦型の前作ミズーリと比べ、半分以上のパーツが新金型でタミヤの自信と拘りが感じられる好キットです。ピットロードの同キットはわずか1年で使命を終えたような感じもする出来栄えです。タミヤを突っ込みたい管理人もこれにはうなってしまいました。口惜しいけれど(何が?)脱帽です。一刻も早く作りたいという思いを感じた久々のキットです。また、このキットは、測距儀のない1番砲塔が新規パーツなので、砲塔が2基余ります。前作のミズーリは1基余りますから、2隻で都合3基余り、細かいことを気にしなければ、アオシマのノースカロライナ級の砲塔がハイクオリティで調達できます。このところアオシマとタミヤは意識しあっているようなので、これも故意かしらなんて思ってしまいます。と、能書きはさておいて、このニュージャージーはお勧めキットです。エッチングのディティールアップもいらないかもしれません2004・12・28
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| フジミの妙高型 2005・1・5 |
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フジミからアナウンスされていた、重巡の妙高型(妙高と那智)が発売になり那智を入手しました。高荷先生の迫力あるボックスアートです。今年はまだ高荷先生が来店していないとのことで、サイン入りにはなりませんでした。(妙高はお願いできそうです)さて、キットは1600円(税抜き)でハセガワより200円お安くなっています。少し前のフジミのキットの値付けからいくと夢のようです。ハセガワの新製品があるのにあえて この妙高型を出したことには色々意見があるようですが、もはやフジミはWLシリーズの一員ではないのですから、人気帝国海軍艦艇のラインナップを考えれば、仕方ないかなという気もします。(管理人は個人的にはWL3社が三すくみで出せない空母の翔鶴型がベストと思いますが・・・)さて、キットですが、これがまたよく出来ています。プラの質はフジミスタンダードの軟らかい物です。ふにゃふにゃではないのでまあいいでしょう。モールドはハセガワよりは甘めです。時代設定は、2次改装直後と最終時のコンパチでハセガワと同じです。 船体は、スライド金型の一体成型、舷窓は2次改装時で沢山あります。船底板はアオシマの高雄型と同じ内部はめ込み式です(別に赤くなくてもいいのに)。この方式は船底板をがっしり補強すれば反りが出にくいと思います。 先ず船体をハセガワの妙高型と比較してみたのですが、全長は殆んど同じですが、水線長がフジミのほうが約3ミリ長くなっています。 これはどうも艦首の形の解釈の違いのようです。写真の上がフジミ、下がハセガワです。先程触れたようにフジミの船底板は、はめ込み式ですから長谷川の船底板を貼り付けたラインと同じ喫水線です。ご存知の通り妙高型の艦首はダブルカーベチュアのラインですが、ハセガワのほうが括れが早く始まっています。どちらが正確かと言うよりは、好みの問題といったほうが良いかと思います。(個人的にはフジミのほうがいい感じです)次に、艦橋下のシェルター甲板ですが、ハセガワではやや短いといわれていた箇所ですが、 フジミでは、ハセガワに比べ、2・5ミリほど長く、この点は気をつけたようです。したがって艦橋もその分長くなっています。また、ハセガワのキットの三,四番高角砲のサポートが高角砲の中心線からずれているという点も直っています。 喫水はフジミの方が船底板分だけ低くなっています 舷外電路は妙高のスタイルが共通パーツで、他の3艦は正確には作り直しになりますがつけるより削るほうが楽ですから良しとします。そこまで拘らない(多分大多数の一般の)方には精密に見えます。これは、煙突の蒸気捨管にもいえます。これも妙高の形が基本パーツですから3艦は配管は変えなければなりません。個人的には捨管は別部品にしてもらいたいところですが。(なお、煙突は開口されていません) また、錨鎖甲板にもリノリウムのモールドが入っています。実は妙高の写真にそう見えるものがあるのですが、他艦では明らかに滑り止め鉄鋼板ですし、リノリウムの上を錨の鎖があるのは不自然ですのでやはりミスでしょう。 次にシェルター甲板の内部(魚雷発射管甲板)にはちゃんと床があり、予備魚雷格納筐(魚雷がむき出しだが)も再現してあります。よく模型誌にこの甲板が左右筒抜けなので仕切りを入れる作例がありますが、この妙高型の格納筐は中心線にありますから、仕切りはちょっと疑問です。また筒抜けのほうが被害時の爆風が抜けて良いような気がするんですが。また、予備魚雷が16本、発射管が16本、合わせて32本魚雷がありますが、定数は24本です。発射管の8本に装填していないと仮定すればまあ許せます(笑)。 細部になりますが、カタパルトの出来はあまり感心しません。WLのリニューアルパーツか、ピットロードの武装セット、エッチングなどを使用した方が良いです。また,ひそかに期待していた高角砲波除シールド側面の補強の筋交いのモールドもWL同様パスしてあります。ピットの武装セットのそれは少し大きいので残念です。(またプラ棒で作らなければ)航空機作業甲板のモールドはちょっと薄め、ターンテーブルが凸モールドなのは残念、1段盛り上げて欲しかったところです。デリックはいい感じで市販のエッチングが取り付けやすい形です。 ハセガワでは段が出来てしまった艦橋前面のパーツ割りも目立たないようにうまく割ってあります。主砲塔上面の防暑板の形も各艦正しく変えてあります。 ところで大和で問題だった楕円の砲身ですが、残念ながらこのキットでも受け継いでいます。でも、巡洋艦の8インチ砲ではではあまり目立たないので、拘る方以外は良しの範囲でしょう。 部品を見た限りの評価として、かなり良い点数を付けられます。お値段以上の価値のあるお勧め品でしょう。 艦種のアイテム選定には言いたいこともありますが、フジミが元気になってきたのは歓迎できます。 次こそ翔鶴型の企画を!
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| アオシマのビスマルク型 2005・1・29 |
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アオシマのビスマルク・ティルピッツがようやく発売になりました。今回はZ級駆逐艦つきのスペシャルです。故にWLのナンバーはありません。いつものようにパーツ点検をしました。するといつもとビニールが違います。あの、ドラゴンやラッパと同じ奴です。と、言うことはと思って箱を確認すると、メイドインチャイナの文字が、今回は中国金型のようです。(アオシマもついに・・・)よってビスマルク級の3新製品は中国製となりました。組み立てには、離型剤落しがこのキットも必要です。肝心のモールドは、梨地になっていますが、まずまずで、ドラゴンとほぼ同じです。組みやすさ、シルエットは一番よさそうです。木甲板は凹モールドでやっとやってくれたかというところ高角砲・機銃などはちょっと甘い出来なので、余裕のある方は他のキットや別売りを使うときりっとします。主砲は防水カバーつきですが、ちょっとは細いかなという感じです。38センチ砲ですから、スケールとしてはいいのかもしれませんが、クレーンのトラス・ファンネルキャップは抜けていません。こだわる方は頑張って抜きましょう。![]() 艦橋の一部部品に保護のカバーが掛けてありました。ちょっとしたアオシマらしくない親切ににやりとしました。ビスマルクとティルピッツの差異は丸ごと一ランナーで再現してあります。ファンネルキャップの差異、甲板のレイアウト、煙突の形状など的確に再現してあります。なお、ちょっとした欠点で、A砲塔の測距儀が表現されています。これはビスマルクの公試時に役に立たないので撤去し、測距儀跡には蓋を被せ、砲塔ラインからちょっと盛り上がっているのが正解ですから、作戦時にするには測距儀の撤去が入ります。ティルピッツは最初からありません。 この点は旧キットはきちんと表現していたのですが、やはり中国金型でチェックが行き届かなかったのでしょうか。(あの訂正図は後で気付いたのが見え見えです) このキット巷のマニアの評判は芳しくないようですが、アオシマのリニューアルキットとしては、今まで通りの発展度で、いいキットと思います。 この評判の裏には、アオシマが、充分にタミヤ並みに期待できるメーカーになったと、誰もが感じているからではないでしょうか?だとすれば、かえって歓迎出来る事柄でしょう。 ライン演習作戦製作時は、タミヤの諸キットと並べても大丈夫な出来でしょう。 今回から管理人のキット評価を5点満点で数字化してみました。 以前のキット雑感にもこの数字評価を順次付けてみます。
あと、出来れば、蒼龍と扶桑級は国産でやってほしいですね。(梨地と離型剤は嫌い・・・) いんでっくすに戻る |
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| 短命に終わった新戦艦 2005・4・18 |
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| ワシントン、ロンドン条約失効後、列強はほぼ20年ぶりに新型戦艦の建造に乗り出しました。以前の戦艦に比べ、大型、強力、高速で、戦艦の極致とも言うべきものでした。しかし、飛行機の発達ははるかにそれを上回りこれらの『リバイアサンたち』は次々に航空機のに餌食になり、その寿命ははかないものでした。竣工した新戦艦は、イギリス6隻、アメリカ10隻、フランス2隻、イタリア3隻、ドイツ2隻、日本2隻で、全て航空機がらみで、イギリス1隻、イタリア1隻、ドイツ2隻、日本2隻が撃沈されています。 一番寿命が短かったのはイギリスの『プリンスオブウェールズ』でチャーチル首相を米英首脳会談に運んだり、ビスマルク追撃をしたり(負けたけど)けっこう竣工以来第一線にたちっぱなしで、日英開戦に備え、東洋に進出した直後、なんと、あの一式陸攻と九六陸攻の雷爆同時攻撃であっけなく撃沈されました。わずか9ヶ月の生涯でした。同じく9ヶ月で生涯を終えたのがドイツの『ビスマルク』です。ビスマルクは初出撃で、イギリス巡洋戦艦フッドを葬り、プリンスオブウェールズを大破させましたが、イギリスの空母アークロイアルの艦載機の雷撃で舵を破壊され、行動不能になったところをイギリス戦艦隊に囲まれ撃沈されました。 次はイタリア戦艦『ローマ』で1年3ヶ月の命でした。この戦艦も悲惨で、イタリア降伏後、連合軍基地に回航の途中で、ドイツ空軍によるフリッツXという誘導大型爆弾の攻撃に遭い轟沈してしまいました。 日本戦艦『武蔵』も2年2ヶ月の短命です。1944年のレイテ沖海戦で、敵の攻撃を殆んど一手に引き受け、魚雷20本、爆弾17発(実際はそれ以上)を受け、なお沈まず、一時はアメリカが撃沈をあきらめたというタフネスぶりでしたが、攻撃終了後ついに沈没しました。同型艦の『大和』も、沖縄特攻で、3年5ヶ月の生涯でした。 また、ひっそりと生きながらえていたドイツの『テルピッツ』もイギリス重爆撃機によって3年9ヶ月の生涯を終えました。 残りの新戦艦は被害を受けましたが生き残りました。しかし1990年代まで在籍し、天寿を全うしたアメリカの『アイオワ級』を除いて、1960年代には皆除籍解体となり,新戦艦は、強力な海の要塞は終焉を迎えたのです。 いんでっくすに戻る |
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| フォーサイト(シールズモデル)の富士 2005・7・3 |
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世の中(我々艦船ちゃんだけ?)ハセガワの1/350の戦艦『三笠』に酔っていますが、同時期にフォーサイトから、定番の1/700WLで、わが国初の甲鉄基準戦艦『富士』が割合ひっそりと発売されました。(お店の人に聞くと人気は良いようですが) 富士は、明治30年『1897』イギリスで完成した、常備排水量12500トン、水間船長114メートル、12インチ砲4門、6インチ砲10門速力18ノットの東洋初の世界標準の戦艦で、同型艦に『八島』があります。当時東洋で覇権を争っていた、清帝国の甲鉄装甲艦『鎮遠』『定遠』(7200トン、12インチ砲4門)に対抗するべく計画された戦艦でしたが、この建造提案を議会が否決に次ぐ否決で、ツイに明治天皇が宮廷費を削減して作ると言い出し、議会がKOされ、建艦が決まったといういきさつがあります。おかげで、目的のの日清戦争には間に合いませんでしたが、フランスから買った三景艦(4000トンで32サンチ砲一門という変な巡洋艦)3隻とイギリス製の優秀な速射砲を備えた防護巡洋艦で何とか乗り切り、富士と八島は日露戦争の主役として活躍しました。 八島は開戦早々に機雷で沈没してしまいましたが、富士は、戦艦から、海防艦、運送艦、練習艦と姿を変えながら、1945年まで在籍し、海軍に貢献した武運艦です。また装甲は最厚457ミリとあの大和より厚いのですが、これは最初複合甲鈑を付ける予定の厚さで、新開発のハーベイ甲鈑を設計どおりに付けたのですさまじい重防御となっています。(ハーベイ甲の場合約半分の厚さでよい) さて、キットですが、ハセガワの三笠の6800円に比べ、1/700で3800円と高価です。三笠の1/10も売れないでしょうから仕方ないでしょう。ランナーは4枚、三笠と同じ武装ランナー2枚に富士の船体と構造物が一枚づつです。フォーサイトのプラモデルも、こなれてきた感じで、インストを見る限り、とがった部品は後付できるようになり、三笠などより組みやすくなっています。垂間船長と全長の間違いもありません(当たり前ですが) ただちょっと管理人のだけかもしれませんが、プラの厚い部分にヒケが散見します。モールドが素晴らしいだけに消さざるを得ない部分も出てきそうでちょっと残念です。 また、煙突は、ジャッキステーが付いていますが、日露戦争時は三笠と同じく確認できませんので、モールドを落とすかプラパイプなどで再現した方が良いと思います。 この当時の海軍の戦艦・装甲巡洋艦は同型艦といってもかなり違いがあり、箱替え発売が難しいのですが、よく出してくれたと思います。(戦艦敷島と初瀬ががなり近いので期待してます) なお、初回特典付と大きな紙がはってありましたが、中身は、箱絵ともうひとつ高荷先生の絵の絵葉書2枚でした。(メタルの水雷艇かなと期待したのですが) エッチングも凝る人以外は使わなくても充分な出来です。(但しスタンウォークのエッチングは欲しいけど)
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| 戦艦は意外と強い 2005・8・21 |
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| 近代戦艦が大戦隊を組んで、打ち合い勝敗を決したのは、日露戦争(1905)が初めてで、各国は戦艦の威力に目を見張り、急激な発達が始まりました。しかし、それから40年後、航空機と潜水艦の前に戦艦は敗れ去り歴史から消えていきました。 しかし、戦艦は戦艦と戦うための兵器ですから、目的通りに使用するとかなり有効でしかもタフな兵器でした。 それを証明するものに、弩級戦艦で、戦艦同士の打ち合いだけで沈没した艦は一隻もないということでも裏付けられます。 歴史順にたどっていきますと 、 (1)1916年のジュットランド沖海戦これはドイツとイギリスが繰り広げた、空前絶後の戦艦戦でイギリス、弩級・超弩級戦艦、28隻、同じく巡洋戦艦9隻。ドイツ,弩級戦艦16隻、前弩級戦艦6隻、同じく巡洋戦艦6隻、それに巡洋艦、駆逐艦混ざり合って両軍数百隻の大海戦でした。 これだけ、多いと収拾がつかず、実際に激しい戦闘をしたのは、前衛の巡洋戦艦が中心でした。ドイツの巡洋戦艦はイギリスのそれより一枚上手で、3隻(インビンシブル・インディファカタブル・クイーンメリー)を撃沈しましたが、遅れてきた戦艦隊の攻撃を受け、巡洋戦艦(リュッツオー)と前弩級戦艦(ポンメルン)を失いました。 しかしこの大乱戦にも大中破はした物の沈没した弩級・超弩級戦艦はなかったのです。戦艦の強靭性と、所詮大型装甲巡洋艦である巡洋戦艦の違いがわかります。 (2の1)1941年ビスマルク追撃戦。外洋に出ようとした、ドイツの大型戦艦ビスマルクは、イギリスの新鋭戦艦プリンスオブウェールズと世界最大の巡洋戦艦フッドと交戦します。そしてフッドを一撃の下に沈め、戦艦の強さを示します。プリンスオブウェールズも反撃しますが大破しますが、ビスマルクはプリンスオブウェールズの命中弾により、追撃をあきらめます。プリンスオブウェールズも強靭だったということですね。 (2の2)その後ビスマルクは、空母ビクトリアスの攻撃を受け、舵を損傷し行動不能になったところで、戦艦キングジョージX世とロドネーを中心とするイギリス艦隊に囲まれ沈没します。両戦艦が主役をとったのは事実ですが、舵の損傷は航空機のお手柄なので、戦艦のみで沈めたとは言えないと思います。 (3)1942年第三次ソロモン海戦、日本高速戦艦霧島(実際は改ライオン級の巡洋戦艦です)は、アメリカの新鋭戦艦サウスダコタとワシントンに遭遇、サウスダコタを中破させたものの、存在に気付かなかったワシントンの16インチ砲弾を9発以上浴び、大破、翌日沈没しました。やはり巡洋戦艦上がりの霧島は、純戦艦の砲撃には絶えられず、サウスダコタに損傷を与えるのが精一杯でした。 (4)1943シャルンホルスト追撃戦。北方の輸送船団攻撃に出たドイツ巡洋戦艦シャルンホルストは、新鋭戦艦デュークオブヨークに遭遇、快速で離脱を図りましたが、デュークオブヨークの14インチ砲が缶室に命中し、速度が落ちたところを、放火を浴び撃沈されました。このシャルンホルストは降伏することなく、全弾打ち尽くすまで戦い氷の海に消えて行ったそうです。純戦艦ではありませんが、天晴れな戦いぶりであったと聞きます。でもやはり、巡洋戦艦、戦艦にはかないませんでした。 (5)1944レイテ沖海戦レイテ湾を目指す、別働隊の戦艦扶桑と山城は、魚雷艇、駆逐艦の攻撃を受け、扶桑は戦艦隊に出会う前に沈没、山城は、出会ったものの、すでに魚雷を受け戦闘能力が殆んどなく、ミシシッピ・メリーランド・ウエストバージニア・ペンシルバニア・テネシーの6戦艦になぶりごろされました。戦闘能力が万全でも勝てるとは思いませんが、これも、魚雷艇、駆逐艦が沈めたようなものです。 次に戦闘航海中(停泊中でなく戦闘準備が出来て航海している船)に沈められた戦艦も言われているほど多くありません。 航空機は 1942のマレー沖海戦のイギリス戦艦プリンスオブウエールズと巡洋戦艦リパルス。 1943のイタリア戦艦ローマ(これは、戦闘航海中かは疑問) 1944の日本戦艦武蔵 1945の日本戦艦大和の5例だけ。 潜水艦は、 1940のイギリス戦艦バーラム 1944の日本巡洋戦艦金剛の2例だけです。 また、他のレイテ沖海戦に参加した日本戦艦はちゃんと帰ってきてますし。特に航空戦艦伊勢日向は、あの両生類(航空戦艦のこと)を沈めるのは困難と米軍パイロットに言わしめています。(重巡は3分の2がいなくなった) また、日本、ドイツ、の潜水艦が攻撃したイギリス・アメリカ戦艦も沈没には至りませんでした。 と、言うことは、戦艦という兵器使い方によっては非常に有効な不沈の城との再評価もあってもいいかもしれません。ただ、大砲の時代ではなくなり、しかも維持費もかかる巨艦はもう、要らないのでしょう。 要は、各国が参考にして戦略を練り上げた日本海海戦のような事態は歴史上2度と起こっていないのです。 いんでっくすに戻る |
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| ラム(衝角)戦術の終焉(1) 2005・8・29 |
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| 大砲の威力が弱かった頃、いや、大砲などなかった頃から、戦闘艦には太古から、ラムと呼ばれる鋭い青銅や鉄で作られた舳が喫水線の下に装備されていました。言うまでもなく、相手の船の横っ腹に体当たりして、大穴を開け、沈めてしまう、沈まないまでもでも乗り移って白兵戦を挑むものでした。 これは戦い方が違う大型戦列艦にはついていないものも多くあります。トラファルガー海戦の旗艦の1等戦列艦ビクトリーにもついていません。(平行戦で打ち合い間合いを詰めて切り込む,これは、大砲を当てたり、横付けして乗り移り相手艦のマストを切ってしまい戦闘力を奪う戦い方です) もちろんこれらの戦列艦に果敢に突進した衝角艦もありました。さて、1866年7月、アドリア海の覇権を争っていた、新興国イタリアと、老大国オーストリアは、衝突します。(これをリッサの海戦といいます) さて、何でオーストリアが海軍を持っていたかは、今のドイツ人だけのオーストリアと違い、正式名はオーストリア=ハンガリー2重君主国であり、オーストリア本国と、ハンガリー王国、ポーランドの一部、少し前までユーゴスラビアと呼ばれた地域を含む多民族国家ながら、ヨーロッパの大国でした。したがって規模の大きい海軍を持っており、1次大戦では、準弩級戦艦ラデツキー級3・弩級戦艦フィブリスウニーティス級4隻を中心とするの大海軍を保持していました。 話が脱線しましたが、この海戦にあたり(当時は、蒸気船の黎明期で、帆走と蒸気機関を持つものが殆んどでした。両海軍も似たようなもので、少しばかりイタリアが有利かなという感じの戦力でした。 ところがイタリアが伝統にのっとった単縦陣で来たのに対し、オーストリアは、横陣で応じ、1隻ずつこのラム攻撃を仕掛けてきました。 イタリアの装甲艦や戦列艦も応戦しましたが、大砲の威力は小さく、(装甲の方が早く発展したようです)次々に艦腹に大穴を開けられ、大敗を喫しました。 ここで、ラム戦術は見直され、しばらくの間、横陣で、艦首よりににたくさん大砲が発射でき、弱ったところを体当たりで仕留めるという戦術が一時議論されました。この戦術によって作られたのが、艦の中央に旋回する巨砲を持ってきて、前方の一斉射撃が一応可能な、戦艦の前段階ともいえる中央砲塔艦でした。 かの、日清戦争の清国の2大甲鉄艦の定遠と鎮遠はこの思想の基に作られています。 そしてリッサの海戦から約30年後、日清戦争の黄海海戦が、イタリア式の戦術を採った日本とオーストリア的戦術の清国が対戦します。一見同じようですが、リッサ当時とは、2つの違いがありました。大砲の技術向上(速射砲の開発)と船の速度の高速化でした。(2へ続く) いんでっくすに戻る |
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| ラム『衝角』戦術の終焉(2) 2005・8・30 |
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| さて、1894年9月27日、日本艦隊(連合艦隊)と清国北洋水師は、黄海にて、衝突します。清国とは、この他にも豊島沖海戦がありますが、小規模であり、この海戦が唯一の正面戦でした。(尚清国にはこの他に3つの艦隊がありましたが、有力なのはこの北洋水師だけです。また、各水師とも軍閥的性格が強く統一は無理でした。)ここで、清国艦隊は、横陣を組み衝角戦術を試みます。ところがリッサのときとは全く違う事態が起きていました。リッサの海戦のときは、両軍ともほぼ同じ艦船、速力だったのですが、黄海海戦は、清国艦隊は、新旧混合の艦隊で、整備不良も手伝って、7〜8ノットの速力で艦隊運動が出来ないのに対し、日本艦隊は、イギリス、フランス、国産の新鋭艦中心で、艦隊運動も12ノット以上で運動できました、また、大砲も、日本艦隊は、口径は小さいものの1分に数発発射できる速射砲主体で、数分に1発の清国艦砲をはるかに上回っていました。もちろん大砲の威力不足で、定遠・鎮遠の装甲は打ちぬけませんでしたが、他の艦船には有効であり、定遠・鎮遠とも甲板上に大火災を起こし。衝角攻撃をかけるにも日本艦隊に追いつけず、大敗を喫しました。 この結果、艦隊決戦には、衝角よりも速射砲と、大口径砲(これは日本に大型砲が殆んどなかったため戦艦を撃沈できなかった)そして艦隊のスピードが重要視され、以後の戦闘に世界的影響を与えました。(但し主力艦に衝角が廃止されたのは、それから10年後に起工された、日本の装甲巡洋艦筑波で、なぜか、この当時の日本艦隊は世界の海戦のお手本となっていたようです) しかもラムは、敵艦を沈めるより、実際は、味方に衝突して同士討ちになったほうが各国とも圧倒的だったようですから、日本海軍は、各国の実験台になっていたとともに、却って世界の先進的建艦の役割を担ったと思われます。(イギリスは協力してくれましたが、これは裏を返せば日本の金で実験艦を作り、良ければ自国に採用する戦術のようでした。フランスは日本にあった艦を供給してくれましたが、残念ながら、性能がイギリス艦には及びませんでした) また、この勝利で、日本は大艦巨砲主義に傾き、以後の新鋭艦は、世界最大を目指すようになり、(例えば戦艦三笠・薩摩・金剛・扶桑・長門・大和は建造時は世界最大最強でした)しかしその考えが後に来る海軍の戦術転換に悪い影響を与えたというのも事実かもしれません。 いんでっくすに戻る |
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| フォーサイト(シールズモデル)の八島 2005・9・4 |
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さて、富士に続き八島が発売になりました。内容は全く同じで、いわゆる箱替えキットですが、特典が少し違います。左の写真にあるのがそれで、メタル製の旧式(当時)の28サンチ要塞榴弾砲です。組み立てても1センチくらいのものなので、なくさないように、ジオラマ仕立てにした方がいいようです。ただ、この榴弾砲、本来は沿岸防御用に日本沿岸に固定されていたものですが、旅順の203高地占領に伴い、旅順港のロシア艦隊撃滅用に持ってきたものであり、事実、この大砲によりロシア艦隊は全滅し、バルチック艦隊撃滅の遠因にもなりました。キットですが、箱替えに近いと書きましたが、八島の方がキセル型の吸気塔が大きいので、写真のパーツ(B14) がついていて、差別化されています。また、説明書も丁寧に違いを書いていますので、煙突の手すりを除けば、そのままでも立派に完成します。只、写真と比べてみた場合、この吸気塔だけではなく、全ての吸気塔が一回り富士より大きいようです。出来れば吸気塔は一回り大きく作り直したほうが違いが際立ちます。(特に前部マスト脇の2本) また、水面下は舵や艦底の形にかなり違いがあるのですが、幸いWLキットなのでここはパスできます。 八島は、1904年5月15日に僚艦の初瀬とともに機雷に触れて沈没していますので、黄海海戦と日本海海戦には参加していません。したがって、ファイティングトップは初瀬とともに撤去されていないのが正解です。(富士にはどちらかを選ぶ記述があります) この時、ロシア側では誰も八島の沈没を見ていなく、しかも八島の死傷者が殆んどなかったので、日本は八島は大破修理中との情報を流し、ロシア側をけん制しました。それほど八島の存在は脅威だったのです。八島は沈没しましたが、現存艦隊としての役割を立派に果たしたのです。この勢いで、敷島・初瀬・朝日をインジェクションで、出して欲しいものです。(基本形は同じなので、細かく言わなければ、違いをランナー1枚で収められそうです) 尚、評価は『富士』と同じです いんでっくすに戻る |
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| 阿賀野型の主砲 2005・9・17 |
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| 阿賀野型は、旧式化した5500トン型の水雷戦用旗艦代艦として、4隻計画された日本最後の軽巡洋艦です。同時に、潜水艦隊用旗艦として、大淀型が2隻計画され、この6隻(完成は5隻)を持って日本海軍の巡洋艦史は終止符を打ちました。 さて、この阿賀野型、新鋭艦だけあって、バランスの取れた兵装と、高速力を持っていました。基準排水量6650トン・水線長172メートル・10万馬力・速力35ノット・兵装は、15,2センチ連装砲3基・8センチ連装高角砲2基・61センチ4連装魚雷発射管2基・航空機2機・25ミリ連装機銃2基とカタログデータ上は、一級の性能でした。但し、この主砲、戦艦の副砲から下ろして、連装砲架に仕立て上げたもので、給弾はなんと人力でした。この砲、砲弾が人力では、日本人には重過ぎると、伊勢以降の戦艦は14センチ砲に変えた経緯があり、いくら世界の趨勢が、大口径に偏ってきても、これでは退化です。また、夜戦旗艦用のため、この砲は平射砲で、高角砲はわずか8センチ砲4門と貧弱でした。 ここで誰もが、考えるのは、最上級から下ろした、対空戦闘も可能で性能も高い機械式の3連装15,5センチ砲を何故使わなかったのかということです。現に、大淀には使用しています。 この理由は、重量軽減や船体強度、また予算上の問題があって、使えなかった、また、この20基の砲塔は、大和型5隻の副砲になることが決まっていたからです。実際は開戦前後に大和型は2隻で建造中止になり、大和型に搭載されたのは、8基で、2基は大淀に搭載されました。つまり10基(30門)優秀な砲が既製品で余っていたわけで、これを使わない手はないと思うのです。(というのは、戦闘艦で一番製作に時間がかかるのは、大砲です) 例えば、イギリスの戦艦バンガードは、主砲を、陸揚げしたカレイジャスとグロリアスの主砲を転用して急速転用して建造されました。 実際に阿賀野が起工されたのは昭和15年6月ですから、この時点では間に合いませんが、残りの3艦は、昭和16年以降の起工ですから、この砲塔を使った設計が考えられても不思議ではありません。(実際1隻の設計には何十という案があります) 実際、15・2センチ連装砲の重量は1基72t、3基で216t、15,5センチ3連装砲は1基175t、2基で350tですから、134tの重量超過となります。また8センチ連装高角砲は失敗作という評価(砲は優秀だが効果がちいさい)がありますので、これを10センチ連装高角砲に変えると、18tのオーバー、大体150t増えます。只、駆逐艦戦隊旗艦としては、魚雷発射管は積み過ぎ(夜戦用旗艦ですから、探照灯照射を行いますから、敵の集中攻撃を受ける確率は高く、魚雷は自爆の恐れがあり危険です)と言って先導役としてない訳にも行きませんから、航空甲板下の61センチ4連装1基のみとして、約18tの節約、これで10センチ連装高角砲を1基増やせます。 只、3連装砲塔は、幅が、測距儀を含め8メートルありますので、阿賀野の全幅15,2メートルでは船体にかかる力(発砲時の船体のねじれ)が強すぎるようです。大淀は16,6メートル・20センチ砲(ほぼ15・5センチ3連装砲と同じ大きさ)の青葉は15,8メートル(新造時)ですから、最低16、2メートルは必要かと思います。実際幅・長さを広げるのはそんなに難しくないでしょうから、2番艦からこの装備として、以下のような船にすれば、経済的で対空戦闘(空母護衛艦)にも可能だったと思います。 実際15,2センチ連装砲を1基増やした改阿賀野型の試案があったといいますが、そのときに何故この3連装砲の利用を考えなかったのでしょうか? (こういうのを後知恵といいますが) で、管理人の考えた、改阿賀野型の諸元です。 基準排水量7200トン・水線長180メートル・11万馬力・速力35ノット・兵装は、15,5センチ3連装砲2基(前後1基ずつ)・10センチ連装高角砲3基(1基は艦橋前の中心線上)・61センチ4連装魚雷発射管1基・航空機2機・25ミリ3連装機銃8基・建造数5隻・・・いかがでしょう。 と、ここまで考えたら、もっといい案が・・・大淀型の改装後の格納庫の部分を機銃甲板にして、最上甲板に魚雷発射管を1基つければ、同じような船になりますね。ということは、大淀と同じ船型で用途別にマスプロを・・・という考えは日本ではなかったのでしょうね。 いんでっくすに戻る |
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| シールズモデル考 2005・10・2 |
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| 現在、明治時代の軍艦をメインに精力的にインジェクションで開発しているメーカーがあります。元は、マテリアルやガレージキットメーカーだったシールズモデルです。 大手がまさか売れるはずが無いと高をくくっていたキットを開発し、コアなファンから大歓迎されています。もちろん高価格ですが、今までに無いアイテムですから、これは成功といえます。また、南極観測船もリリースして、ますます意気盛んです。 この開発方法は、ピットロードの方法と似ていて、レジンで出し売れそうなものをインジェクション化するという物ですが、バッティングアイテムか全く無いといううまいところをついています。 金型は、ランナー枠の大きさや、プラの質、またモールド状態から、ピット社と同じ工場又は関連工場製と思われますが、設計がいいのか、ピット社の物より上の感じがします。(旗竿の大きいダボが無いとか、支柱がちゃんとあるとか・・・。)又、工期が比較的正確なのも気に入る点です。 この調子でどんどん出してもらいたいのですが、明治、大正前期の戦艦、装甲巡洋艦は、同型艦とはいえ細部どころか大きさまでみんな違いますので、難しいところです。強いて言えば、敷島・朝日・初瀬はランナー一枚の(と言っても3枚作るけど)差し替えで何とかなりそうです。日進と春日は砲塔部品を換えるだけ、どうにもなりそうも無い吾妻と八雲は二隻セットで出したらどうでしょうか?(伊吹や安芸・薩摩・河内はちょっとあきらめて。てますが・・もし出たらシールズに足を向けて寝ません。 こんなシールズですが3景艦のときはちょっと不満でした。松島のみレジン別売りだったことです。ここは設計を変えて、松島の船体をインジェクションで作り、5000円くらいで売ってもらったほうがファンはありがたかったと思います。レジンは高価で、いやそれよりも流通が悪いので地方では手に入りにくくおかげで管理人はいつまで立っても2景艦です。 次は観測船『富士』と確信していますが、出来ればコーストガードの船も作って欲しいものです。 と勝手な意見を書きましたが、WLの後追いばかりしていなくても工夫すれば市場はまだあるということです。 頑張ってください。 いんでっくすに戻る |
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| 南極観測船のプラモデル 2005・10・9 |
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シールズモデルのしらせが発売になりました。ご存知でしょうがしらせは白瀬中尉の名前を採ったのではなく、南極の白瀬雪原の名前から来ています。(管理人は同じようなものと思いますが)今回はこのキット評価を中心に南極観測船のプラモデルをちょっと振り返って見ることにしました。 先ず、新製品のしらせですが、船体は珍しく一体成型です。砕氷船は、縦横比が普通の船よりずんぐりしていますので、左右分割にすると相当の厚さになり、妥当かと思います。しかしスライド金型ではないので、船腹はのっぺらぼうなので、舷窓やその他のモールド(といってもしらせは余りありませんが)の加工の必要性があります。細部部品は、シールズのスタンダードで、ちょっと金型の磨きが足りませんが精密な出来です。ピットでは自作する場合が多い側面支柱もモールドされています。付属ヘリも精密で満足のいくものと思います。おまけで雪上車が欲しかったところですが。 小さい方の写真はニチモの1/450しらせです。しらせの就役は、1981年なので、ニチモ最晩年の新規開発キットです。 さて、何故このキットを載せたかというと、ニチモは当然フルハルですが、部品分割が驚く程よく似ています。(もちろんシールズが真似をしたというのではありません、参考にはしたでしょうがこの船の形態からいってこんな分割になるでしょう)部品もシャープで、艦船のニチモの力がわかります。フルハルモデルで解るのですが、砕氷船にはビルジキールがありません。氷にのっかたとき壊れるからですが、キールの無い船はご存知の通り波による動揺が激しいので、代わりに減揺タンクをつけてあります。さて、南極観測船ですが、戦後日本は3隻があり、今4隻目を設計中です。具体的には、 1)海上保安庁巡視船『宗谷』総トン数2497トン(シールズの解説に4800トンとありますが、これは常備排水量の間違いです)砕氷能力最大1メートル、1〜6次観測に参加。元は対氷貨物船(地領丸)後に海軍運送艦(宗谷)、戦後海上保安庁灯台補給船、1955年巡視船、現在船の科学館で現存 2)海上自衛隊砕氷艦『ふじ』基準排水量5250トン、連続砕氷能力0・8メートル、7〜24次観測に参加、現在名古屋港で現存 3)海上自衛隊砕氷艦『しらせ』基準排水量11600トン、連続砕氷能力1・5メートル、25次以降観測に参加、現役艦 4)12500トン型、平成16年度設計予算承認 となります。 さて、インジェクションキットは、管理人が把握している限り5種類、(実際にはもっとあると思う) 1)宗谷、マルサン製箱スケール(公称300分の1)実測約30センチ 2)ふじ、ニチモ製300分の1 3)しらせ、ニチモ製450分の1 以上フルハルモデル 4)宗谷、シールズモデル700分の1 5)しらせ、シールズモデル700分の1 以上WLモデル となります。管理人は全部製作または所有していました。マルサンの宗谷とニチモのふじは壊れてなくなりました(ニチモのふじは現在も入手可能)また、マルサンは管理人も時がたちすぎてよく覚えていませんが、他のキットは秀作です。 ここで面白いのは、マルサンはともかく、ニチモが同じような砕氷艦を違うスケールで出していることです。今の考えではスケールを統一すればいいのにと思いますが、どうも当時はニチモに限らずどのメーカーも船のスケールは30〜50センチの完成品スケールが標準だったようです。現に、古い3キットは大体大きさが同じです。これは木製模型のB級に相当するので、船は戦艦だろうがタグボートだろうがこれが一般的だった様です。WLシリーズ以前の船の国際統一スケールコレクションはハナから頭になかったのでしょう。 この頭の切り替えが遅れ、あのニチモが事実上製作会社ではなくなってしまった原因かなとも考えられます。全く惜しいことです。 軍艦もいいですが、カラーリングも綺麗で、南極の氷と荒波で汚しも生える砕氷艦もコレクションに加えたいものです。 しらせ(シールズ)採点
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| ドラゴンのエセックス 2005・10・29 |
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先ず、これをご覧ください。ハセガワの『タイコンデロガ』です。完成度95%で止まってます。迷彩はたいしたことがなかったのですが、武装に手間取っています。20ミリ単装機銃のいいのがないのです。(しかも盾付)しかも数が多い。エッチングはみんなエンタープライズに使ってしまいました。(しかも組み立てる数が尋常じゃあない)で、ドラゴンの『エセックス』を入手するにあたり、このお店は箱が開けられるので、これを見てみました。充分とはいえませんが違和感がなくそのまま使えそうです。 ![]() 左の2枚は、ドラゴンの新作です。モールドは良好(ちょっとシャッターの筋彫りが雑)です。フルハルとWLの選択式です(というよりはWLも作れるフルハルです。) 大き目の箱ですがぎっしりパーツが詰まっていて、しっかり入れなおさないと、はみ出してしまいます。ハセガワの欠点であった、艦尾の丸さもちゃんととがっています。船体は一体整形ですが、格納庫甲板が再現されており、強度の強化に役立っています。(心配な方は、プラ棒で補強するか、WLの錘を入れるといいと思います。 また、煙突の孔は抜けていますが狭い感じがするので自信のある方はエッチングで作った方がいいと思います。 このモデルの良いところは、トラス等のエッチング付ながらこれを使わなくても完成できるプラパーツがついており、殆んどフロムインザボックスでできるように作られています。(完全には全部は揃っていない)一見不経済なようですが、慣れない方はそのまま組めますし、エッチングの練習にもなり、失敗してもプラパーツがあります。しかも別売りエッチングより格安です。(上のタイコンデロガは1500円ですがエッチングは2800円もしますから) 飛行甲板は透明と普通の2種ついています。管理人は、これはいいのか悪いのかはわかりかねます。 艦載機は透明部品で、SBD・TBF・F6Fが6機づつ18機です。エセックス級はTBDを積んだ事がないので仕方ありませんが、ピットの出す『レキシントン』には是非付いている様に願います。あとはF4Fですね。 全体に価格に見合った(もう少し安くてもいいけど)佳作品と思います。 あとはドラゴンさんいい加減に(艶けレホワイトと艶けレブラウワ)は止めてね。
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| トラペのワリヤーグとレキシントン 2005・11・20 |
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両キットとも、まだ箱から出して、眺めている段階なので、なんともいいかねますが、正直ちょっと凄いぞ。というのが、が実感です。![]() (ワリヤーグとレキシントンの価格が200円しか違わないのはどうかと思いますが、残念ながら?買いのキットと思います。またおまけの海面もキットにあわせないくり抜き方式にしてくれれば、もっと使い道がるのにと思いました。 (右はその海面にフジミのレキシントン戦前型(1939)乗っけてみました(やっぱり合わない) もちろん金型の磨きや仕上げの悪さ、はあまり変わりませんが、(レキシントンは飛行甲板に多少引けと傷がある・・したの写真ですが、・私のだけ?)大型キットにも拘らずプラが 薄い。窓がぜんぶ抜けていたけど、、金型は古くなったらメンテ出来るのか?。等感じることはありしたが、とにかくちょっとトラペを見直したキットになってます。またこの艦底付きは、明らかに日本のWL との差別化を狙っています。 さて、ワリヤーグですが、技術はともかく、高すぎます。マニア艦なので売れないと踏んだのでしょうが、これじゃ余計売れません。(ガレージキットと大差ないですよおー)キット自体は、うぃんちのフックまで表現して、組みたくなるのですが。後ピットさんにひとこと、このさい全部フルハルにしてWLと、差別化したらどうですか?トラペを技術逆に盗んでもいいと思いますよ。上がレキシントン、下がワリヤーグです。
![]() ![]() ![]() ついにTBDがつきました。(6機だけど) いんでっくすに戻る |
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| 日本空軍 2006・1・21 |
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| 趣旨から外れ、しかもIF的分野になってしまいますが、どうしても気になるので、ページを割かせてもらいました。元来、陸軍と海軍は独自に飛行機を設計を発注し同じような機体を別々に作りただでさえ乏しい日本の航空産業に障害をもたらしました。(なんせ、操縦桿のひき方が逆なんていう不合理でしたから)そこでこういう発想があったらなという管理人の考えをちょっと書いてみました。(勝てるとは思いませんが、もう少しましになったのでは) 先ず空軍の創設です。 (ドイツはこの空軍の為独占運用になり失敗しましたが、イギリスは問題はあったものの結構うまくやってました) 役割は、防空以外は、独自運用ではなく、パイロットの養成と、効率的な機種・エンジンの選定・統一、陸海軍への配分、高オクタンガソリンの開発、を目的とします。つまり飛行機の3軍の配分を行う機関です。 (トップの人材に困りそうだけど) 海軍は艦上機・水上機という特殊な機体を運用しますので、どちらかというと海軍機の設定を基本に統一します。(航続距離・足の強さ。発艦距離、着陸速度など。そこに陸軍機の良さを生かしていくわけです。 先ず(操縦方式の統一と、パイロットの大量養成、パイロットを陸上・海上の適正分け)は必須です。 その上で、管理人本位でいらない機種(主力)を選んで見ました。(桜花や剣などは考えない) (1)97式戦闘機(陸)、96式艦上戦闘機で充分(但し、優秀な機体なので、併用も可、艦上型も考えられる) (2)1式戦闘機(陸)、同じエンジン、同じ様な機体の零戦21型(海)の方が効率が良い (3)栄エンジン搭載の零戦32型(海)以降,この時点でエンジンを『金星』にすれば1500馬力戦闘機として少しはましになる。しかも、瑞星エンジンが発展しているので21型の後期生産分には瑞星を搭載でき、、栄エンジンの技術者に余裕が出来、誉エンジンの熟成・改良に人員が割ける。また,ハ34エンジンの開発スピードも速まる (4)『強風&紫電』強風は2式水線の成功のさいに中止し、零戦よりいくらかまし程度の紫電を完全改設計して、紫電改に向ける。その際当座は、火星エンジンでも構わない。早期戦力化が一番である。 (5)ハー40搭載の3式戦闘機『飛燕』(陸)(優秀すぎて日本では使いこなせないDB601のライセンスを海軍(熱田)とダブルで買ったばかげたエンジン。戦争状態ではまだ無かったアメリカから、アリソンのライセンスを買うか、捕獲したP40のアリソンエンジンを改良して生産性を上げたほうが良い(飛燕3型=5式戦)の発想も2年遅れた。 (6)2式単戦『鐘軌』(陸)と雷電(海)どちらかひとつでよい。どちらかというと鐘軌のほうが完成度が高い。但し、B29を迎撃できるのは、雷電のみなので、ここは難しいところ。(ここは空軍分野なので独自設計を望む) (7)2式複戦『屠龍』(陸)と月光(海)夜間戦闘機なら屠龍の一本化が良い。 月光代機には100式司偵(陸)がある。 (8)烈風(海)、4式戦闘機『疾風』(陸)の着陸速度等を海軍向けにした『疾風改』の開発の方が早い。またつなぎに『紫電改』も使える。烈風はもっといい飛行機に改設計できる。 (9)彗星(海)同じくエンジンの選定誤り。アリソンと金星の同時生産が稼働率を上げられる方法と思う彗星自体は必要 (10)天山(海)出るべくして出た攻撃機だが、雷撃が無理になっている為、事実上偵察誘導機にしか役に立たなかった。流星(海)がもっと早期に出来ていれば不用。 (11)96陸攻(海)と97重爆(陸)・1式陸攻(海)と100式重爆(陸)どちらもどちらなので、航続力の長い方の2種に統一。 (12)誉エンジン、これが全ての元凶である。無理にコンパクトにまとめない、誉改の開発(前述のように栄がなくなるので人手がある)信頼性のある、三菱の金星・または火星の発展型、ハ43の早期開発が可能。 (13)紫雲(海)この時代フロート機が敵戦闘機より早い訳はないと気づくはず? 大淀を空母にして、(彩雲の運用にしたほうが現実的) (14)連山(海)開発がおそすぎた・・・。『銀河』を中止してでも(代わりは『飛龍』早期開発するべき。 (15)瑞雲(海)水上機の急降下爆撃機なんて戦術は不可能になっていたのに。まだ、『晴嵐』の方がまし。 (16)『秋水』(共同)わざわざドイツの失敗作を作らなくても。 今回はこのくらいに。異論反論噴出と思いますが、(とくに三菱びいきっぽくなっている)考え方の一つとして、読み流してください いんでっくすに戻る |
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| 不幸なブリュヘル 2006・4・2 |
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| ブリュヒャー(Blucher)という艦名はドイツ海軍に3代あります。プロイセンの将軍の名前ですが、名誉ある艦に名づけられました。 しかし・・・ 初代は、ビスマルク級コルベットの2番艦で、1878年竣工、約3000トンの優秀艦で、これは天寿を全うし、1908年まで在籍しました。 2代目は、ドイツ最後の装甲巡洋艦で、この頃から、不幸の風が吹いてきます。1909年竣工、21センチ砲12門、17500トン、26ノットの世界最強の装甲巡洋艦です。しかし、時代は、巡洋戦艦に移っていて、ブリュヒャーは、巡洋戦艦隊に編入され、砲力不足から、1915年のドッカーバンク沖海戦で、唯一の戦没主力艦になってしまいました。 3代目が主役(?)の不幸なブリュヘルで、第三帝国の重巡洋艦として1939年竣工、18200トン、20・3センチ砲8 門、33ノット、の一級の巡洋艦でした。これが何故不幸なという定冠詞がついてしまったかというと、初陣の1940年3月のノルウェイ侵攻作戦で、なんと、陸上から発射された、魚雷により、撃沈されてしまいました。こんな例は空前で絶後です。そしていうともなく、不幸なブリュヘルと名づけられてしまいました。 でも、敗戦国の軍艦は大体不幸です。一時大戦でコロネル沖に破れた、シュペー艦隊の旗艦は、装甲巡洋艦シャルンホルストとグナイゼナウ。2次大戦で、3艦とも戦艦の名前となりましたが、シュペーは自沈、シャルンホルストは戦艦デュークオブヨークの砲火に消え、グナイゼナウは、改装中に解体命令で生涯を閉じました。 ![]() で、これが不幸なブリュヘルです。レベル720で、管理人の昔の作品のため、いっそう下手で不幸になってます。(タミヤのプリンツオイゲンを使って2個1で再生したいと思ってます。) ブリュヘルに幸運を。 いんでっくすに戻る |
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| ピットロードのさつま (2006・8・13) |
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| ついに海上保安庁船艇がモデル化されました。 おなじみのピットロードからで、期待も十分、だったのですが、中核の2000トン型のおじか型、さつまです。 たぶんにドラマの海猿の影響があると思いますが、自衛艦より地味ですが毎日活躍してくれるフネを、きっと化した意義は大きいと思います。 さてキットは、1隻入り1800円1/700で、ピットスタンダードのやや下のほうの評価です。 ピットは、フルハルとWLのコンバーチブルに力を入れているようですが、 個人的に、WLがフルハルシリーズにならない限りコレクションとしては不要で、希望者に実費で分ける方式のようなもののほうが良いと思います。実際、ハルのコストで、省略されたと見られるWL上の部品か目に付きます。 まだ、80%の段階ですが、気楽に組もうと思ったら、フェアリーダーは開いてないわ、艦首ブルワークの補強財、船体の補強剤は無いわ、煙突は時代に逆行してつるつるだわ。値段から言って初心者にも買ってほしいのは見えてますが、結構作りにくい船でした。もちろん一般の方はそのまま組んで、雰囲気をお楽しみいただければ良いと思います。コースとガードは美しいフネなのでシリーズ化を望みますが、個人的にハルは入りません。 やはりハルが迫力を持ちのは500以上では無いでしょうか? これだけ余ってしまいましたから。いんでっくすに戻る |
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| ピットロードの綾波 (2007・1・20) |
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ちょっとご無沙汰してました。アイテムが溜まりましたので再開です。 対にタミヤの牙城に切り込んだ、ピットの意欲作です。綾波は特型駆逐艦(吹雪型)の第二タイプの1番艦です。(通常U型と呼ばれます。)1型との大きな相違点は、通風孔が、キセル型からおわん型になったことと、12・7サンチ連装砲架が、同時俯仰のA型から、独立俯仰で、対空射撃も可能なB型になった点です。またこの配置は、以後の駆逐艦の標準配置となった画期的な駆逐艦でした。後に重武装から、重心が上過ぎるということで、改装されましたが、他国にはこの程度の艦はいくらでもあり、艦政設計陣の内部抗争とも取れます。(近藤、藤本派VS平賀、福井派)さて、キットですが、さすがに21世紀のキットで、モールドはピットのスタンダードです。1WL長がやや短いのですが700分の1で1・5ミリ程度なので無視してもよさそうです。(タミヤはもう1ミリ短い) ランナーは、V型の部品も付いていて、発売を予期させます。また大きく開いているところがあり、ここに1型の金型を追加するのかもしれません。 こまったのはやはり船底で、WLで作りますから、かなりあまると思います。新しい方向付けでしょうがファンがどんな評価を下すか、追ってみたいと思います。管理人はおまけに小艦艇をつけて欲しいのが本音ですが。 左はタミヤの綾波です。名キットでしたがご苦労様というところでしょうか。但しお値段が安いので、艦隊派の方にはまだ十分通用すると思います。さて、特型には、艦首楼から舷側にかけて、かなり顕著なフレアーがあります。このキットもナックル気味に再現されていますが、昭和11年の重心改造の際このフレアーを小さくしたという記録があります。そこで、写真を引っ張り出して、11年以降と前と見比べてみたのですが、確かに小さくなっているようにも見えますが、顕著に変わっているとも思えません。 模型的ディフォルメでそのままでもいいように思います。(但しナックルが大きすぎるので、なだらかにするといいと思います。モールドがみんな消えますけど、後かなり引けてるので、やはり船体のモールドは駄目かも) なお、1942年を作る際には、砲塔がC型になっているようなので気をつけてください。ピットの部品には新造金型にB型3基、汎用部品にC型&C型改が2基ずつ入ってます。またA型砲塔も3基入っているので、1型改の浦波もつくれます。 これは、20年ほど前に作った綾波と綾波さんの模型の箱絵です。では、早速組み立てにはいりたいと思います。
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| アオシマエッチングつきWL限定シリーズ変遷史 (2007・1・21) |
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フォトエッチングパーツを使うモデラーが多くなりました。実際老眼の方が多いので(管理人も含めて、見えやしねーなんてぶつぶつ言って作ってますが)さて、メーカーの純正エッチングパーツは、WLに限る限り、ハセガワはスペシャルと別売り、アオシマは、限定スペシャルとなっています。この点ハセガワの方が親切ですが、何が出るかわからないというばくち性があります。(はせがわさんDEのあぶくま型の別売りエッチングだ出してください。出るものと信じて6隻みんなストレートで買ったのに、スペシャルしか出てません。) エッチングで欲しいのは、プラでは強度的に再現不可能なものです。例を言えば、レーダー、マストのトラス、カタパルト、クレーンが優先順位と思います。 上の写真を見ますと、初期の頃は、ほとんど手すりで、手すりをつけないモデラーが多い中、はっきり言ってあまり歓迎されませんでした。真ん中の限定版は、手すりを省略して、マスト、トラス、爆雷カバーと現実的になっています。(手すりは別売りが在りますからいい傾向です)一番下の磯風は、もう決定版みたいで、手すり以外のトラス、クレーン、防弾版、ブルワークと至れり尽くせりで、これだけで、このお値段で売れそうです。アオシマの研究の成果がわかります。 (ただこっそり出すので買いそびれたこともあり、砲塔ダイギャスト真鍮砲身の利根はいつ出たんだろう?この点で、割高でも良いので別売りを望むところですが) お客の意見を良く聞いていただけるメーカーですので、期待しています。 また、本体ですが、秋月型の主砲は金型改修していただくとありがたいですね。かなり複雑な形状ですが、それはいいとして砲身が短すぎです。 いんでっくすに戻る |
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| アオシマの扶桑・山城 (2007・1・17) |
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| WL日本戦艦の最後のリニューアルで、アオシマから、山城・扶桑が発売になりました。出来は、素晴らしいの一言です。ですんでしまっては感想にならないので、船体は、管理人の好きなレベル割です(1体整形)もちろんスライド金型で、舷側もよく出来ています。ただ残念なのは、艦首甲板の分割の方法(あのままつけると木甲板の継ぎ目を再現しなければならない、後部が、リノリウムの継ぎ目で分割のためOK)です。この戦艦、波きりがはっきりしないので、苦肉の策でしょうか、それとも金型のゆがみ防止でこうならざるを得ないのか。 又、高雄型で採用された、はめ込み艦底板ではなく普通の艦底板なのも小さいことですが、気になりました。山城との共通パーツは、船体と、主砲を含む兵器くらいなもので、後は別に金型を起こしています。(主砲塔も一部別です) 全長は、旧作と変わりませんが、バランスがよくなり、世界最強・最大のの超ド級戦艦を見事に捕らえています。例によって、主砲の防水布が角ばっているのも気になりますが、あの防水布の下には、角状の防水布押さえがあったので、あながち変でもありません。気になる方は、ちょっと角を丸めればいいかと思います。真鍮砲身なんか使うと却って作業量の割りに実感が伴わないと言う工作上の問題がありますし、素組みで十分な精度です。管理人は、 一応トラスに、伊勢・長門・扶桑用のトムスのエッチングと、ジャンクエッチングを使う予定です。又、割合、扶桑型のトラスは、簡単なので、プラ棒でも出来ますし却って作りやすいかもしれません。はっきり言って、長門の出来に比べて、飛龍・ビスマルクが今ひとつだったので、このゴテゴテ戦艦はどうかなと思っていたので、長門を上回るシャープネスさには、脱帽しました。 なお、寸法は、バルジの形を除いて、旧作とほとんど同じです。旧作の、艦橋構造物の失敗がなければ、いいキットだった筈です。 いんでっくすに戻る |
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| ピットロードの響 (2007・3・31) |
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ピットロードから特型駆逐艦V型の響が発売になりました。税込み2100円、ピットスタンダードになりつつあるフルハル&WLのコンパチキットです。写真の色の濃いのはタミヤのキットです。部品構成は、先のU型とほとんど変わりませんが、タミヤの欠点であった、艦橋の形状と、波きり甲板の長さは、改善されています。寸法的には、ほぼ同じで、ピットの船底は小改造でタミヤにフィットするほどです。それを考えると、このキットタミヤのはやはり凄かったんだなあと思います。 また、船体のランナーで大きく抜けているところは、T形の通風塔のスペースで、1型の発売も視野にはいっていると思われます。 艦首楼の長さの差がわかると思います。感心したのは、1945年とかかれているにも拘らず、1935年用の大型艦橋もついていて、事実上戦前から戦中の各改装タイプが作れることです。 また、デカールは、響と暁で、4月発売(予定)の電は多分雷のデカールが付属すると思われます。 欠点は、やはり、この金型屋さんの特徴なのかもしれませんが、仕上げが荒くひけが目立ち、せっかくの精密モールドをつるつるにせざるを得ないところが出ることです。これだけは残念ですね。 とにかく、新キットで、WW2の駆逐艦が(島風を除いて)揃ったことです。 (旧キットをあわせるのが大変になりましたが・・・) いんでっくすに戻る |
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| 日本の準ド級戦艦 2007・8・27 |
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| 19世紀末に確立された、戦艦という艦種ですが、主砲に10ー13インチ砲2-4門、副砲に6-8インチ砲を10-14門、水雷艇撃退用に3-5インチ砲を数門積んだ、排水量1-1,5万トン、速力15-19ノットの艦が主力で、『基準戦艦』と呼ばれていました。 その後、発射段量を多くする為に8-10インチの副主砲をもつ、戦艦が出現しました。これは日清、日露戦争で大口径少数砲の清国やロシアの戦艦より、小口径でも、発射弾量の多い日本の速射砲が活躍し、勝利に貢献したものが、きっかけと言われています。 また、当時の射撃は、艦隊または、各艦ごとの統一射撃ではなく、砲毎の射撃であった点も、多数の砲積んで、相手の戦力を奪う点に力点が置かれ中間砲というほうが出来たと思われます。日本の準ド級戦艦は、香取、鹿島の2巻で、それぞれ、キングエドワードZ世に範を取り、それぞれ、イギリスのビッカーズ社、アームストロング社で建造されました。12インチ砲4門、10インチ砲4門18・5ノットの優秀艦です。(なお、両艦は戦時計画の為、細かい仕様を両者に任せた結果、ビッカーズ社の大砲の方が、優秀(発射速度・弾道のぶれ・射程距離など)であり、アームストロング式一辺倒であった日本海軍は以後、ビッカーズ式の砲に変えたというエピソードがあります)また、日露戦争中に戦艦『八島』『初瀬』が撃沈されたこと出、急遽国産の戦艦建造の機運も高まって来ました。しかしいきなり、純戦艦というのはやはり無理で、装甲巡洋艦2隻を建造しました。これが,後に世界に影響を与え巡洋戦艦の始祖とも言える、『筑波』『生駒』です。13000トンの装甲巡洋艦の船体に戦艦並の12インチ砲4門を積んだ21・5ノットの速力の優秀艦でした。次の装甲巡洋艦2隻『鞍馬』『伊吹』はこれに加えて、8インチ砲を8門付加し、1隻で、戦艦と装甲巡洋艦各1隻の能力を誇りました。(特に伊吹は、タービン艦として23ノットの速力を得ています) また、日本は、純戦艦として、『薩摩』『安芸』を計画しました。これが日本で最期の国産準ド級戦艦となります。(異論はあると思いますが、日露戦争の鹵獲戦艦アリヨール『石見』が改造され3隻目の準ド級戦艦となりました。) 『薩摩』『安芸』は、19000トン、12インチ砲4門、10インチ砲12門の世界最大の戦艦でした。特に、『安芸』は、タービン機関を用いて、20ノットを発揮する、イギリスの、ロードネルソンや、フランスのダントンを抜いて、世界最大最強艦に躍り出るはずでした。 ところが、大砲の撃ち方が、全く変わってしまったのです。各砲個別のうち方ではなく、艦橋の方位盤、測距による一斉射撃法が開発され、弾道、射程に差のある各種砲を積み込むよりも、単一の大口径砲を多数積んだほうが有利と判断され、イギリスは、単一巨砲艦ドレットノート(17500 | |||||||||||||||||||||||||||||||||