現在の空知郡南富良野町内にある省線(後の国鉄⇒JR北海道)根室本線・金山駅の近くの貯木場を起点とし、空知川の支流であるトナシベツ川を遡っていた路線である。
沿革
北海道の森林鉄道史に関する研究によれば、以下のようになる。
| 距離 | 12km? |
| 開始 | 昭和5年(1930) |
| 廃止 | 昭和33年(1958) |
ただし筆者は同論文を閲覧&メモしたのみであり、コピーを入手した訳ではない。
このため筆者の理解が間違っている可能性もある。
関連地形図・空中写真
この路線の載った1:200000地勢図
| 図名 | 発行 | リスト番号 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 夕張岳 | 昭34 | 40-8 |
この路線の沿線を写した空中写真
| 整理番号 | 撮影 | 地形図番号 | 地形図名 | 写真番号 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| CHO-77-38 | 昭和52年度 | NK-54-8-10 | 石狩金山 | C10-5 | 金山および周辺 |
| CHO-77-38 | 昭和52年度 | NK-54-8-10 | 石狩金山 | C10-3 | |
| CHO-77-38 | 昭和52年度 | NK-54-8-10 | 石狩金山 | C10-1 | |
| CHO-77-37 | 昭和52年度 | NK-54-8-10 | 石狩金山 | C11-22 | |
| CHO-77-37 | 昭和52年度 | NK-54-8-10 | 石狩金山 | C12-21 |
研究(笑)報告
この路線に関し、本項の執筆時点でWikipediaにエントリはない。
この路線は全国森林鉄道、
全国軽便鉄道、
日本の森林鉄道(上)および
鉄道廃線跡を歩く(1)に載っていない。
上記の地勢図には根室本線・金山駅近くを起点とし、トナシベツ川を遡る約11kmの路線が載っている。
旧版地勢図に載っているルートを電子国土ポータル機能で表現したものがこちらである(注:JavaScriptが動作できる環境が必要です)。
北海道の森林鉄道史に関する研究によれば、当路線は昭和5年に9778mが建設されて以来、昭和33年まで運行された。
同論文では支線として
- 昭和11年?〜(不祥)に運行された作業軌道・老根別線
- 昭和12年?〜(不祥)に運行された作業軌道・森田の沢線
の存在が指摘されている。
現在の流星橋の南でトナシベツ川に合流する同川の支流にラウネベツ川が存在する。
地名との類似から老根別線はラウネベツ川を遡っていたものと推定できる。
森田の沢線については不明である。
さらに旭川営林局史によれば、この路線を含む金山営林署管内の森林鉄道の総延長は以下のとおりである。
| 年度 | S22 | S23 | S24 | S25 | S26 | S27 | S28 | S29 | S30 | S31 | S32 |
| キロ数 | 9 | 12 | 12 | 2 | 12 | 12 | 12 | 12 | 12 | 12 | 12 |
このことから、当路線は1957年度までは運行していたと推定できる。
なお、1950年度にキロ数が急減し、その翌年に復活している理由については不明であるが、1950年度にはドッジ・ラインに対応して大半の区間の運行を休止(または廃止)したものの、朝鮮特需による木材の高騰に合わせて再開されたものと推定している。