現在の札幌市南区にあった定山渓鉄道・定山渓駅の近くの貯木場を起点とし、豊平川を遡っていた路線である。
沿革
全国森林鉄道によれば、当路線は
| 距離 | 定山渓−定山渓事業区 14.0km 二股−右股 8.4km |
| 開始 | 昭和16年(1941) |
| 廃止 | 昭和43年(1968) |
関連地形図・空中写真
この路線の載った1:50000地形図
| 図名 | 発行 | リスト番号 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 定山渓 | 昭43 | 46-15-7 |
この路線の沿線を写した空中写真
| 整理番号 | 撮影 | 地形図番号 | 地形図名 | 写真番号 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| CHO-76-5 | 昭和51年度 | NK-54-14-11 | 石山 | C10-16 | 定山渓および周辺 |
| CHO-76-5 | 昭和51年度 | NK-54-14-11 | 石山 | C11-15 | |
| CHO-76-5 | 昭和51年度 | NK-54-14-15 | 定山渓 | C12B-6 | |
| CHO-76-5 | 昭和51年度 | NK-54-14-15 | 定山渓 | C13A-16 | |
| CHO-76-5 | 昭和51年度 | NK-54-14-15 | 定山渓 | C14A-15 | |
| CHO-76-5 | 昭和51年度 | NK-54-14-15 | 定山渓 | C15A-17 | |
| CHO-76-5 | 昭和51年度 | NK-54-14-15 | 定山渓 | C16-14 | |
| CHO-76-5 | 昭和51年度 | NK-54-14-15 | 定山渓 | C17-14 |
研究(笑)報告
この路線に関し、本項の執筆時点でWikipediaにエントリはない。
この路線は全国軽便鉄道に載っていない。
鉄道廃線跡を歩く(1)(p.162)では、当路線は
| 森林軌道(鉄道)名 | 級 | km | 開設 | 廃止 |
|---|---|---|---|---|
| 定山渓 | (1) | 19.5 | 1940(S15) | 1972(S47)11 |
であり、「全国森林鉄道」とはキロ数・開通時期・廃止時期の全てが異なっている。
日本の森林鉄道(上)には以下が載っている(p.116)。
定山渓森林鉄道は定室林野局札幌支局によって、昭和13(1938)年に着工、昭和16(1941)年に完成した、定山渓貯木場・空沼入間14.0km…
「全国森林鉄道」には以下が載っている(p.22)。
定山渓駅裏手の貯木場を起点とし、…昭和16年(1941)12月には、左股支流出合二股に達する10.824kmと二股から左股沢沿いの延長線3205mが完成した。昭和23(1948)年4月からは、右股沿いの右股支線の建設が始まり、昭和25年(1950)までに5976mを敷設し、昭和29年(1954)年には、2400mの作業軌道の編入を受け、右股支線の延長は、8376mとなった。
上記の旧版地形図には定山渓市街を起点として豊平川を遡り、同川の支流である右股川との合流点付近に達する約11kmの路線が載っている。
旧版地形図に載っているルートを電子国土ポータル機能で表現したものがこちらである(注:JavaScriptが動作できる環境が必要です)。
北海道の森林鉄道史に関する研究によれば、当路線は以下のようになる。
- 昭和13〜42年に運行された、19200mの本線
- 昭和16〜20年に運行された、3205mの左股線
- 詳細不明の右股軌道
ただし筆者は同論文を閲覧&メモしたのみであり、コピーを入手した訳ではない。
このため筆者の理解が間違っている可能性もある。
「全国森林鉄道」と付き合わせると、旧版地形図に載っている終点が二股であり、"1."は起点から右股線の終点までを合わせた分であると推定できる。