本局は横歩取り戦法である。 家治の平手戦32局のうち実に10局が横歩取り戦法で勝敗は7勝3敗。 この戦法を好んで指しているところ見ると、棋力も相当なものと窺える。 この戦法を秘中の秘として定跡化しているのは、半世紀後の大橋柳雪迄待つことになる。 ちなみに管理人の所持している横歩取り戦の第1号局は 享保17年(1732)の先手福島万兵衛対後手筑前百助戦で先手側が横歩取らせで 先手が勝っている。 06.8.20.