続 初代宗看萩野真甫

宗看対真甫戦は39局の棋譜が現存すると云われる。古くは寛永18年(1641)5月19日から慶安2年(1649)12月5日とされ、その2局は右香落ちとされるが確認できていない。対戦成績は宗看の23勝16敗と云う。
それらの内、管理人が確認出来たのは23局である。
その全てを明らかに成すのは力不足にて掲載が出来ない。

23局の戦績は宗看の15勝8敗である。
・手合いは
・右香落ち12勝8敗  ・左香落ち3勝0敗

宗看はもともと、大橋家の門下で群を抜く棋力であり、宗古の娘を嫁にし、伊藤家が誕生した。
そのことで、在野派の強豪達の不満をかっていた。最初の強豪の対戦は松本紹尊であり、次が萩野真甫である。
 戦前頃までの研究では「争い将棋」として一般的に伝わって来ているが、近年では、「お好み」「指導」
将棋との見方がなされている。

初代伊藤宗看対萩野真甫の右香落ち戦<付録/左香落ち3局>
掲載する始めの拾番は『象戯記大全<下巻>』により採譜した。
対局年の表記は無いが、寛永後期〜正保初期(16番まで同様)と思われるのだが?
対戦譜をクリックすると画像部分に盤面が表示されます 下手作戦 勝者 手数 備考
一番 袖→三間飛車 宗看勝ち 105
二番 四間飛車 106
三番 中飛車 宗看勝ち 129
四番 中→向飛車 宗看勝ち 145
五番 袖→四間飛車 140
六番 角交換 宗看勝ち 193 11番と手順、手数が違うが同一局
七番 中飛車 宗看勝ち 133
八番 三間飛車 180
九番 中飛車 宗看勝ち 133
拾番 四間→向飛車 106
 近来象戯記大全(下)の画像   棋譜画像
拾一番 角交換 宗看勝ち 197 前回掲載1号局
拾二番 四間→向飛車 110 前回掲載2号局
拾三番 向飛車 宗看勝ち 103
拾四番 向→九筋振飛車 宗看勝ち 69
拾五番 向→九筋振飛車 宗看勝ち 45
拾六番 中→向飛車 宗看勝ち 95 前回掲載3号局
拾七番 1641/5/19(寛永18) <上手/左香落ち> 宗看勝ち 113
拾八番 1641/7/2(寛永18) 向→三間飛車 90
拾九番 1645/--/--(正保頃) 袖→向飛車 82
弐拾番 1645/--/--(正保頃) 中飛車 宗看勝ち 99 前回掲載4号局
弐拾一番 1645/--/--(正保頃) <上手/左香落ち> 宗看勝ち 157
弐拾二番 1645/8/--(正保2) <上手/左香落ち> 宗看勝ち 147
弐拾三番 1645/8/7(正保2) 四間→向飛車 122 前回掲載5号局

 

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最終更新07.09.02.