出産前まで英語秘書の仕事をしながら関西日仏学館へ通い、産後まもなく領事館関係の通訳やビジネス文書の翻訳(英語)に復帰しましたが、海外転勤を控えた子女の英会話指導を依頼されたのが、きっかけで児童英語の世界に入ったのが1989年。娘と英語との関わりは(胎児を除くと)まだベビーだった彼女を連れて近くの英語のバイブルスタディに行き始めたのが最初のように思います。それは彼女に英語を教えるためではなく、自分が学ぶため。アメリカ人宣教師の教会に通っていたので、英語に触れる環境にはありました。その後家でクラスを開くようになりました。

英語の早期教育が社会的に認知されつつあることを嬉しく思っています。ただ気になることもあります。それぞれの家庭の事情もあるので、うちはもう遅いと悲観しないでほしいこと。逆に、少しくらいできても言語習得の先は長いので中断しないこと。教育熱心になりすぎて、親子関係や暖かくくつろげる家庭作りを損なわないことです。子供によって興味や習得度が異なるのは、母語でも他の分野でも同じです。なので親子で楽しく英語に触れてもらえたらと。



 子供は子供同士!必要性が学習の動機で樂習(他の子と一緒に楽しく学ぶ)が継続の大きな力に

娘が年長の夏休みに旧知の友人を訪ねてロンドンへ。彼女は片言の英語とおかまいなしに日本語を使って(相手は全て英語)それなりにコミュニケーションをして、すぐに友達になりました。
このことから言語のバリア(障害)以前に心のバリアを取り除くことを大人の学習者は学べるかもしれませんね。
私は、ネイティブの子供達の英語習得プロセスを観察。

以後頻繁にロンドンを訪れ友人宅に滞在。英国の習慣や文化、様々な都市についても学ぶ。そして、2003年には19歳になった長女のルーシーが半年の予定で我が家にやってきて、英語で日本の社会を教える立場に。人気映画のハリポタのロン君のいとこと言うので、教室生の間で人気者にも。


 バイリンガルへの道

娘がどのようにバイリンガルになったのかよく聞かれるのですが、バイリンガルにしようと思って育てていたわけではなく、むしろ、これが英語習得上良かったんだろうなあと回想してUPしています。
(彼女の話は、「子ども英語カタログ2008」に取材・掲載されています)

端的に言えば、楽しく英語に触れる環境があったこと。私自身英語が好きだったから。胎児の時にもフランス語や英語に触れてはいたでしょうが、子供のためにと意図したものではなかったです。私が自宅で英会話教室を始めたことで部屋のどこかから英語が聞こえてきてくるようになり耳から自然に覚えるようになりました(learning channel)。また海外にネイティブの友達が多いので、一緒に連れて行くようになったのも英語学習継続の大きな動機付けになっていることでしょう。同席していた子供クラスでは生徒さんを優先して、娘には逆差別(無視)をしていて可哀想なことをしたと思うほどですが、学習や復習という形で押し付けなかったのは良かっただろうと思います。歌が好きな子なので、歌を通してかなり英語に親しんでいましたね(multiple intelligenceのmusic smart)。今はPrincess Diaryのように好きな映画をDVDで何度も見たりロンドンの友達とメールしたりしています。ルーシーがうちにいた時は、会話中に新しい言葉をかなり獲得したようです。音から英語を学んだためか、受験英語より実用英語が得意で、英語でおしゃべりするのが大好きです。高校で習う文法が分からないというので説明してやるとすっと理解できるのは、これまでの英語の蓄積量が多いためと思われます。私達が文法を知らなくても日本語を自在に操っているのと同じですね。

★わが子を英語好きにするのに、親が英語力がなければと思っていませんか。親は教師ではないので、知識が豊富である必要はなく(英語教師であるお母さんに熱心に教えられた結果英語嫌いになったケースも聞いています)、大切なのは、日ごろから英語に関心を持って、子供と一緒に考えたり調べたりすることです。やり方次第で誰でも英語子育てはできます。難しいことは専門家にまかせればよいのですから。

<留学に対する私の考え>
娘の目下の希望は長期留学。しかし・・
ただ住んでいるだけで、自然にぺらぺらになるというのは大きな誤解で、高度な英語力を目指すなら、現地でもしっかり勉強することが必要。高校生までは、よい動機づけにもなるので短期留学がお薦めです。
大学に比べて、高校は、学習内容が易しいというメリットはあるものの、多感な思春期に異国の見知らぬ家庭で1年間過ごさせるというのは、治安や人格的影響を考えると如何なものでしょう。
社会に出るまでの目標をTOEIC700点または800点以上とするなら、大学在学または卒業時の方が目標達成の可能性は高くなるのでは??
最近は海外の大学と単位交換できる留学制度を持つ大学もあります。
音楽や日本にないような資格を扱う専門学校に通って、英語プラスアルファのスキルや日本で得られない資格を取って帰国するのも一案です。

<彼女のその後>
★2003年プール学院大学主催全国高校生英文エッセイコンテスト優秀賞受賞(高1の時)(最優秀賞1名、優秀賞2名を選ぶコンテスト)
★ブリティッシュカウンシル主催2004REAL UKキャンペーン特別賞受賞(高1の時)
高2からは受験英語が忙しくなり、残念ながら応募することが出来なくなりました。
★大学はAO入試で、英語・英文科に。(偏差値で選ぶのではなく、スクールカラーや教育内容などから)彼女が入りたいと願う、彼女にあった大学に入ることが出来て良かったと思っています(神様のおかげです☆沢山お祈りしました!)。出席率が厳しく、宿題も多くてしっかり学ばせて頂いて、親としては喜んでいます。

*AO入試=自己アピールできるスキルを持ち、それをプレゼンテーションできる力が要求される試験法。大学が求める学生像と一致するか、大学とのお見合いの観もあります。ある意味では筆記試験で入る入試より難しい。資格、体験証明、小論文や課題作文で一次試験を、面接で二次試験が行われます。合格枠があっても、大学が希望する学生でなければ、不合格となります。英検何級があれば入れるとか(一芸入試ではない)、留学経験があれば入れる(最近は、留学制度のある高校も多く、留学経験者は珍しくない)というものでもありません。AO入試が始まった頃と比較して、現在(2006年)は格段に難しくなっています(他の受験者と差がつくだけのアピール材料と力が必要)。学力試験が無理だからという安易な理由で受験すべきものではありませんし、AOで駄目な場合に備えての勉強も必要でしょう。英語関係のアピールで英語科に入る場合はよいのですが、学業とは違う分野で、例えば、生徒会やクラブ活動を頑張ったというアピールで(それだけでは合格はできないかと思いますが)、入学できた場合、もしも授業についていけるだけの基礎学力がないと入学後苦労することになりますので、その辺りも考慮して、志望校を決定されるとよいかと思います。

児童期の習い事には、人間教育の側面もあり、英語を学ぶことで、どういう人に育ってほしいのか、何のために英語をするのか、そういう視点も英語子育てには必要です。






 Oxford Reading Tree

ORTには、懐かしい英国の風景がいっぱい♪キッパーはマイケルみたいだし、家の間取りも同じ。Museumは、あの時訪れたNatural Science Museumだろうなとか、これはLondon Zooじゃないかなとか・・ロンドン動物園には、駅からかなり歩いて辿りつき、親切な老夫婦と知り合って帰りは、駅まで車で送って頂いて、雨にぬれずにすんだとか・・思い出がいっぱい!

ORTは、英国の小学校で国語の教科書として採用されています。生活に密着した身近なテーマで、ネイティブの表現がいっぱい。magic keyが出てきて、色々な冒険をしたり、ストーリーも楽しめる上に、絵は可愛いいし、ユーモアたっぷりで教室生にも人気があり、教材のひとつとして使っています。

☆人気教材と言えば「もくもく村のけんちゃん」も。いつの時代の子供達も大好きなので、教室で今も活躍中。「けんちゃんの宇宙冒険」他一式持っていますが、今では販売されていないようです。

☆家庭用教材教具の選び方 子供其々に反応は違うのでこれが万能というものはないように思います。教室生のご父兄には、具体的にアドバイスしていますので、メールにてご相談下さい。

★magic word:孫が何かをほしがった時、Magic wordは?と、pleaseをつけることを優しく教えていたおばあちゃん。げっぷをして黙っていると”Excuse you”と言って、”Excuse me.”を促していたジェフ達。言葉は、躾の一つでもあるのですね。




 silent period (沈黙期)

英語を耳で聞いてもすぐに、「話す」反応を示す子もいれば、沈黙期が続き、かなり後になって「発声」の兆候が見える子供もいて個人差があります。(母語でも言葉の早い遅いや、よく話す子、無口な子色々ありますよね。)しかし、黙っている子供は聞くことによって、言語の能力を十分に養って自然に話し始める時を待っているので、自発的に発話するまで待つようにと言われています。

英語圏で生活する日本の子供でも英語が自然に出るようになるのに1、2年かかるといいますし、週1回のピアノレッスンでどれくらい弾けるようになるでしょうか。英語が好き、私は、英語が話せる、できると思っている子供達の心を一緒に大切に育てていきませんか

写真:姫路城。ルーシーと二人でUSJに行った時には、近くにいた女の子に(英語で話していたので)「外人」と呼ばれたそうです。そんな娘(英語は好きな子でしたが)も小学生の頃は、たまに英語で話しかけても、「なんで英語で話さなあかんの?」って言ってましたっけ。子供には子供の英語で話したくなる時期があるのでしょう。レッスンの中で、私が英語で話していて、分からない子がいる時は「通訳」をかってでてくれる子供達がいて、頼もしいです。(^_^)

「神童も20歳すぎればただの人」という言葉があるように、子供の成長はどこでどうなるか分かりません。詰め込み教育をして途中できれてしまったり、逆に安心して他のお稽古に切り替えたりでは、高い英語力には到達できないだろうと思います。子供一人一人が、その子らしく健やかに成長できるように見守ってあげてくださいね☆






 子供と大人では違う学習能力

音声面では、子供の方が大人より優れていると言われています。より自然により楽しく身につけられるので(教え方に配慮が必要ですが)、私は早期教育が良いと思いますし、諸外国でも小学校での外国語教育は、珍しいことではありません。けれども大人の学習者を励ますためにも付け加えるなら、大人の方が有利な点もあります。

子供の方が優れている点:失敗を恐れない。遊びとして楽しめる。(幼い子は)繰り返しをいとわない。音に対して敏感で受容可能。唇や舌などの筋肉機能が柔かく発音を真似やすい。
大人が優れている点:学習意欲の度合いが高い。集中力の持続が長い。複雑な知的作業に対応できる。情報を効率的にまとめられる(文法、単語の使い方)。

つまり、各々の学習開始年齢に応じたやり方で英語を身につけられたらと思います。また大人と子供とは違うので、大人に理解できないから子供には難しいだろうと思うのは誤りで(大人には難しいと感じられる長い歌も平気で覚えていきます)、その逆に自分に出来るからと同じ学習法をさせても負担になることがあります。児童英語にこれまでの学校英語とは違う教授法が求められるのもこのためです。また小学生といっても高学年と低学年では興味や知的発育も異なるので、それぞれに応じたレッスンプランが必要です。


 リンク集

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絵本は、幼い子には絵で読み取れるだけでなく、ママには日常会話の宝庫。英語が苦手なママには、ビデオが英語子育ての強い味方です。1500円以上は送料がかからないし、現地価格よりお得感あり!中に入って検索すると色んなジャンルの書籍に出会えます。品揃え、値段、利便性から、いちおし!私もよく利用しています。
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イギリスの出版社(リーズナブルな絵本で有名?です)のサイト。英語で遊べます。^^


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